JP2004279457A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】スイバル方式において、撮影光学系ユニットを回動し、閃光装置を使用する場合に、被写体の比較的上方から閃光を照射して、自然な閃光による撮影を行うこと。
【解決手段】重力センサー21からの信号を受けて、撮影光学系ユニット3の重力方向を演算して、撮影光学系ユニット3の姿勢を検出する。一方、エンコーダ用パターン13により読み取った閃光装置6の現在位置に基づくと共に、検出した撮影光学系ユニット3の姿勢に対応して、閃光装置6の照射位置を決定する。そして、電動モータ14に対して、閃光装置6を現在位置から照射位置に回動する駆動信号を発するようになっている。
【選択図】 図2
【解決手段】重力センサー21からの信号を受けて、撮影光学系ユニット3の重力方向を演算して、撮影光学系ユニット3の姿勢を検出する。一方、エンコーダ用パターン13により読み取った閃光装置6の現在位置に基づくと共に、検出した撮影光学系ユニット3の姿勢に対応して、閃光装置6の照射位置を決定する。そして、電動モータ14に対して、閃光装置6を現在位置から照射位置に回動する駆動信号を発するようになっている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラボディに対して、撮影光学系ユニットが回動可能であって、撮影光学系ユニットの所定位置に閃光装置を配置したカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、一眼レフカメラやコンパクトカメラにおいて、一般的には、夜間撮影や物体の陰にある被写体を撮影するための閃光装置がカメラボディに設けてあり、又はカメラボディに装着可能になっている。
【0003】
例えば、図6に示すように、被写体側からカメラボディaを見たとき、撮影光学系ユニットbの上方には、閃光装置cが配置してある。撮影時の被写体の明るさ等を判別して、閃光発光が必要と判断すると、閃光装置cに発光させるようになっている。
【0004】
しかし、撮影光学系ユニットbの上方に閃光装置cを配置しているカメラにおいては、撮影時のカメラの姿勢によって、好ましくない位置に被写体の影ができてしまうといったことがある。
【0005】
例えば、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3においては、撮影者がカメラボディを縦位置に構えた時には、撮影光学系ユニットの側方に、閃光装置が位置することから、閃光装置の発光によって被写体の廻りに好ましくない影が生じることがある。
【0006】
そのため、特許文献1では、カメラボディを縦位置に構えた時に、撮影光学系ユニットの上方に、別途の閃光装置を設け、これにより、縦位置での撮影時には、この別途の閃光装置を発光させて、被写体の廻りに不要な影が生じないようにしている。また、特許文献2では、撮影光学系ユニットの斜め上方の位置に、閃光装置を配置し、これにより、横位置撮影時でも、縦位置撮影時でも、閃光装置が撮影光学系の略上方に位置するようにして、被写体の廻りに不自然な影が生じないようにしている。さらに、特許文献3においては、撮影光学系ユニットの廻りに、閃光装置を手動により回動可能に設け、これにより、縦位置撮影時でも、被写体の廻りに不自然な影が生じないようにしている。
【0007】
ところで、近年、デジタルカメラと称される、被写体像を固体撮像素子にて撮像し、被写体の画像を得てIC(集積回路)メモリカード等にデジタル的に記録する電子カメラ(以下、デジタルカメラ)が普及している。
【0008】
デジタルカメラの中には、撮影方向の柔軟性を増し、機動性・操作性を向上させるため、カメラボディに対して、撮影光学系ユニットを回動可能にしたスイバル方式のデジタルカメラが開発されている。
【0009】
図7(a)に示すように、このスイバル方式では、撮影光学系ユニットbをカメラボディaに対して枢軸の廻りに回転させることができる。そのため、撮影者は、カメラボディaの液晶表示モニターを見易い位置に保持したままの状態で、図7(b)に示すように、カメラボディaに対して撮影光学系ユニットbを回動して、レンズdの向きを所望の位置に変えることにより、撮影アングルを所望に調整できるようになっている。
【0010】
【特許文献1】
特開平10−31251号公報
【特許文献2】
特開2001−33866号公報
【特許文献3】
特開2001−324744号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、スイバル方式のデジタルカメラにおいては、図7(b)に示すように、閃光装置cは、撮影光学系ユニットbの方に固定してあり、撮影光学系ユニットbの回動に追従して回動している。
【0012】
その結果、スイバル方式においては、閃光装置を使用して撮影した場合、撮影者の姿勢と、撮影光学系ユニットの回転角度(即ち、閃光装置の回転角度)とによって、被写体の廻りに不自然な影が生じてしまうことがある。
【0013】
例えば、図8に示すように、撮影者が閃光装置cを使用しながら、撮影者自身を撮影する場合に、撮影光学系ユニットbを回転させると、閃光装置cは、撮影光学系ユニットbの下側に位置してしまう。その結果、閃光は、被写体(撮影者)の下方から上方に向けて照射されることになり、不自然な写真ができ上がってしまう。
【0014】
従って、スイバル方式において、撮影光学系ユニットを回動し、閃光装置を使用する場合であっても、被写体の比較的上方から閃光を照射して、自然な閃光による撮影を行いたいといった要望がある。
【0015】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、スイバル方式において、撮影光学系ユニットを回動し、閃光装置を使用する場合に、被写体の比較的上方から閃光を照射して、自然な閃光による撮影を行うことができるカメラを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に係るカメラは、カメラボディに対して、撮影光学系ユニットが回動可能に設けてあり、当該撮影光学系ユニットの所定位置に閃光装置を配置したカメラにおいて、
前記カメラボディに対して、前記撮影光学系ユニットを回動した時、前記撮影光学系ユニットの姿勢を検出する姿勢検出手段と、
検出した前記撮影光学系ユニットの姿勢に対応して、前記閃光装置の照射位置を決定する制御手段と、
当該制御手段の指示に基づいて、前記閃光装置を所定位置から照射位置に回動する駆動手段と、を具備することを特徴とする。
【0017】
また、請求項2に係るカメラは、請求項1において、前記制御手段は、前記閃光装置の照射位置が前記撮影光学系ユニットのレンズの上方側であるように決定することを特徴とする。
【0018】
さらに、請求項3に係るカメラは、カメラボディに対して、撮影光学系ユニットが回動可能に設けてあり、当該撮影光学系ユニットの所定位置に閃光装置を配置したカメラにおいて、
前記カメラボディに対して、前記撮影光学系ユニットを回動した時、前記カメラボディの姿勢に対する前記撮影光学系ユニットの姿勢を検出する姿勢検出手段と、
検出した前記撮影光学系ユニットの姿勢に対応して、前記閃光装置の照射位置を決定する制御手段と、
当該制御手段の指示に基づいて、前記閃光装置を所定位置から照射位置に回動する駆動手段と、を具備することを特徴とする。
【0019】
さらに、請求項4に係るカメラは、請求項3において、前記制御手段は、前記カメラボディの姿勢を考慮しながら、前記閃光装置の照射位置が前記撮影光学系ユニットのレンズの上方側であるように決定することを特徴とする。
【0020】
さらに、請求項5に係るカメラは、請求項1又は3において、前記制御手段は、前記閃光装置の照射を必要とするか否かを判別して、照射を必要とする時のみに、前記閃光装置の照射位置を決定し、当該照射の必要時のみに、前記駆動手段に対して、前記閃光装置を所定位置から照射位置に回動する駆動信号を発することを特徴とする。
【0021】
さらに、請求項6に係るカメラは、請求項1又は3において、前記姿勢検出手段は、前記撮影光学系ユニットの重力の方向を検出するための加速度センサーを有し、
前記制御手段は、当該加速度センサーにより検出した重力方向に基づいて、前記撮影光学系ユニットの姿勢を判別し、前記撮影光学系ユニットの姿勢と前記閃光装置の現在位置とから、前記閃光装置の照射位置を決定し、
前記駆動手段は、前記閃光装置を所定位置から照射位置に回動するギヤ機構と、当該ギヤ機構を駆動するモータとを有していることを特徴とする。
【0022】
さらに、請求項7に係るカメラは、請求項1乃至6のいずれか1項において、前記カメラは、スイバル式デジタルカメラであることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るカメラを図面を参照しつつ説明する。
【0024】
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係るスイバル式デジタルカメラの正面図である。図2は、図1に示したスイバル式デジタルカメラの内部構造を示す模式図である。図3は、撮影光学系ユニットに対して閃光装置を回動する状態の模式的斜視図である。図4は、図1に示したスイバル式デジタルカメラのフローチャートである。
【0025】
図1に示すように、スイバル式デジタルカメラにおいて、カメラボディ1には、レリーズ釦2が設けてある。このカメラボディ1に対して、撮影光学系ユニット3が枢軸4の廻りに回動可能に設けてある。この撮影光学系ユニット3は、レンズ5を通して被写体像を固体撮像素子(図示略)に撮像できるようになっている。
【0026】
また、レンズ5の側方には、閃光装置6が設けてあるが、この閃光装置6は、後述するように、レンズ5の廻りを自動的に回動できるようになっている。なお、閃光装置6は、定位置(基本位置)として、図示例では、レンズ5の側方に配置してあるが、その他の位置であってもよいことは勿論である。
【0027】
図2に示すように、撮影光学系ユニット3では、レンズ5の周囲に、リング11がレンズ5の光軸を中心として回動できるように設けてある。このリング11の外周面には、円環状のギヤ12が形成してあると共に、エンコーダ用パターン13が形成してある。
【0028】
また、円環状のギヤ12には、電動モータ14の駆動用ピニオン15が噛合してある。さらに、リング11には、支持部材16を介して、上記閃光装置6が装着してある。これにより、電動モータ14が駆動すると、駆動用ピニオン15及び円環状のギヤ12を介して、閃光装置6が自動的に回動することができる。また、この回動時の閃光装置6の位置は、エンコーダ用パターン13により読み取ることができる。なお、電動モータ14とリング11の間には、複数のギヤ12を配置することも可能である。
【0029】
撮影光学系ユニット3内には、重力センサー21が設けてある。この重力センサー21は、例えば、加速度センサーである。これにより、撮影光学系ユニット3の重力の方向を検出できるようになっている。
【0030】
また、撮影光学系ユニット3内には、制御装置22(CPU)が設けてある。この制御装置22は、大略的には、重力センサー21からの信号を受けて、撮影光学系ユニット3の重力方向を演算して、撮影光学系ユニット3の姿勢を検出する。一方、エンコーダ用パターン13により読み取った閃光装置6の現在位置に基づくと共に、検出した撮影光学系ユニット3の姿勢に対応して、閃光装置6の照射位置を決定する。そして、電動モータ14に対して、閃光装置6を現在位置から照射位置に回動する駆動信号を発するようになっている。
【0031】
次に、図4に示すフローチャートを参照しつつ制御手順を説明する。制御装置22は、撮影状況等から閃光装置6の照射を必要とするか否かを判別して、この照射を必要とする時のみに、図4のフローチャートに基づいた以下の制御手順に進むものとする。
【0032】
なお、本例では、予めレリーズ釦2を半押ししたときに、閃光装置6の位置を変更するような設定がなされているものとする。
【0033】
さらに、図3に示すように、撮影光学系ユニット3の座標系として、撮影光学系ユニット座標系が設けてある。この撮影光学系ユニット座標系では、光軸方向であって被写体に向かって延在したx軸、カメラの枢軸4の方向であって閃光装置6の基本位置に向けて延在したy軸である。
【0034】
また、光軸(x)に垂直な面を(P)とする。さらに、光軸から重力の反対方向の上向きに延びるベクトルを(G)とし、このベクトル(G)を、光軸(x)に垂直な面(P)に投影したベクトル(GP)とし、光軸(x)から閃光装置6の現在位置に延在するベクトルを(F)とする。
【0035】
なお、本例では、撮影光学系ユニット3における閃光装置6の基本位置は、光軸(x)を挟んで、カメラボディ1の反対側とする。但し、閃光装置6の基本位置は、これに限定されず、他の位置であってもよい。
【0036】
ステップ100において、撮影者がレリーズ釦2を半押しすると、ステップ101において、エンコーダ用パターン13からの検出信号を読み取って、ステップ102において、閃光装置6の基準位置(y)から現在位置までの角度(α)をエンコーダ用パターン13より算出する。
【0037】
一方、撮影者がレリーズ釦2を半押しすると、ステップ201において、重力センサー21により、撮影光学系ユニット3の重力の方向を検知して、検知信号を制御装置22に送る。
【0038】
ステップ202において、制御装置22では、重力センサー21から受け取った検知信号に基づいて基準座標系(x、y)における重力の方向を算出し、重力に反対向きのベクトル(G)を光軸に垂直な平面(P)に投影したベクトル(GP)を計算する。これにより、実質的には、撮影光学系ユニット3の姿勢を検出している。
【0039】
その後、ステップ203において、光軸から閃光装置6の基本位置に向う方向ベクトル(y)に対してベクトル(GP)が成す角度(β)を算出する。
【0040】
次いで、ステップ103において、制御装置22は、算出された角度(β)と、エンコーダ用パターン13により算出された角度(α)とから、閃光装置6の回動角度を計算する。
【0041】
ステップ104において、その回動角度に相当する信号を、電動モータ14に送り、ステップ105において、電動モータ14を回転させる。
【0042】
これにより、ステップ106において、電動モータ14の回転は、リング11の円環状のギヤ12を通して伝わり、リング11に装着した閃光装置6が回動する。
【0043】
このように構成しているため、撮影光学系ユニット3に重力センサー21と閃光装置6の回転用リング11を設けることにより、撮影者が閃光装置6を用いた撮影を行う場合には、必ずレンズ5の上側から閃光を照光することができるので、被写体の比較的上方から閃光を照射して、自然な閃光による撮影を行うことができる。
【0044】
なお、本実施の形態では、閃光装置6の回動時、閃光装置6は、レンズ5の上方で必ず重力の反対方向に回動して停止するように構成してある。
【0045】
しかし、これに限定されず、閃光装置6は、レンズ5の中心より上方側に回動していれば、例えば、レンズ5の斜め上方の位置など、いずれの位置で停止してもよい。また、閃光装置6は、レンズ5の廻りに360度回動することができ、カメラボディ1に近い側を回動して、レンズ5の上方側に移動してもよい。
【0046】
さらに、本実施の形態では、撮影光学系ユニット3を基準座標系としているが、この基準座標系を用いずに、重力座標系のみを用いても良い。
【0047】
(第2実施の形態)
図5は、本発明の第2実施の形態に係るスイバル式デジタルカメラの内部構造を示す模式図である。
【0048】
上記第1実施の形態では、閃光装置6の回転に、エンコーダ用パターン13とギヤ12を用いてあらゆる角度に閃光装置6を回動できるようにしたが、簡略的なシステムとして、本第2実施の形態(図5)に示すように、バネを用いた手法であっても良い。
【0049】
本第2実施の形態では、枢軸31の廻りに支持部材32が回動自在に設けてあり、この支持部材32の先端に、閃光装置6が取付けてある。
【0050】
支持部材32の上下両側には、一対の係止爪33a,33bが設けてある。これら一対の係止爪33a,33bには、夫々、通常時には係止すると共にポップアップ時には係止を解除する一対の係止解除部材34a,34bが係止してある。
【0051】
これら係止解除部材34a,34bの上端及び下端には、夫々、一対のバネ35a,35bが掛け渡してある。
【0052】
このように構成してあるため、本実施の形態では、第1実施の形態と同様に、重力センサー21の検出信号から制御装置22は、重力の反対方向のベクトルを計算し、そのベクトルを光軸から閃光装置6の基本位置に向う方向ベクトルを含む光軸に垂直な平面に投影したベクトルを算出する。
【0053】
算出した投影ベクトルと光軸と閃光装置6の基本位置に向う方向ベクトルで定義される平面の法線の方向が、撮影光学系ユニット3から被写体に向う光軸方向ベクトルの方向と一致するか、反対方向になるかを制御装置22において判断し、閃光装置6をポップアップする側とは反対側に係止解除部材34a,34bを解除する。
【0054】
これにより、閃光装置6は、係止解除部材34a,34bを解除していない方のバネ35a,35bに引っ張られてポップアップし、レンズ5の上方側に回動して停止する。
【0055】
このように、本実施の形態では、角度による位置合わせは出来ないが、簡単な構成で上側に閃光装置6をポップアップすることが可能になる。従って、撮影光学系ユニット3を回動し、且つ、閃光装置6を使用する場合に、被写体の比較的上方から閃光を照射して、自然な閃光による撮影を行うことができる。
【0056】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。電動モータは、超音波モータ等、その他の駆動手段であってもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スイバル方式において、撮影光学系ユニットを回動し、閃光装置を使用する場合に、閃光装置を回動して、レンズ等の上方側に配置することができるため、被写体の比較的上方から閃光を照射して、自然な閃光による撮影を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るスイバル式デジタルカメラの正面図である。
【図2】図1に示したスイバル式デジタルカメラの内部構造を示す模式図である。
【図3】撮影光学系ユニットに対して閃光装置を回動する状態の模式的斜視図である。
【図4】図1に示したスイバル式デジタルカメラのフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施の形態に係るスイバル式デジタルカメラの内部構造を示す模式図である。
【図6】従来に係り、スイバル式でない一般的なカメラの正面図である。
【図7】(a)は、従来に係り、スイバル式カメラにおいて、撮影光学系ユニットを回動していない状態の図であり、(b)は、この撮影光学系ユニットを回動した状態の図である。
【図8】従来に係り、撮影者が閃光装置を使用しながら、撮影者自身を撮影する場合を示す模式図である。
【符号の説明】
1 カメラボディ
2 レリーズ釦
3 撮影光学系ユニット
4 枢軸
5 レンズ
6 閃光装置
11 リング
12 ギヤ(ギヤ機構)
13 エンコーダ用パターン
14 電動モータ(駆動手段)
15 駆動用ピニオン
16 支持部材
21 重力センサー(加速度センサー、検出手段)
22 制御装置(CPU、制御手段)
31 枢軸
32 支持部材
33a,33b 係止爪
34a,34b 係止解除部材
35a,35b バネ
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラボディに対して、撮影光学系ユニットが回動可能であって、撮影光学系ユニットの所定位置に閃光装置を配置したカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、一眼レフカメラやコンパクトカメラにおいて、一般的には、夜間撮影や物体の陰にある被写体を撮影するための閃光装置がカメラボディに設けてあり、又はカメラボディに装着可能になっている。
【0003】
例えば、図6に示すように、被写体側からカメラボディaを見たとき、撮影光学系ユニットbの上方には、閃光装置cが配置してある。撮影時の被写体の明るさ等を判別して、閃光発光が必要と判断すると、閃光装置cに発光させるようになっている。
【0004】
しかし、撮影光学系ユニットbの上方に閃光装置cを配置しているカメラにおいては、撮影時のカメラの姿勢によって、好ましくない位置に被写体の影ができてしまうといったことがある。
【0005】
例えば、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3においては、撮影者がカメラボディを縦位置に構えた時には、撮影光学系ユニットの側方に、閃光装置が位置することから、閃光装置の発光によって被写体の廻りに好ましくない影が生じることがある。
【0006】
そのため、特許文献1では、カメラボディを縦位置に構えた時に、撮影光学系ユニットの上方に、別途の閃光装置を設け、これにより、縦位置での撮影時には、この別途の閃光装置を発光させて、被写体の廻りに不要な影が生じないようにしている。また、特許文献2では、撮影光学系ユニットの斜め上方の位置に、閃光装置を配置し、これにより、横位置撮影時でも、縦位置撮影時でも、閃光装置が撮影光学系の略上方に位置するようにして、被写体の廻りに不自然な影が生じないようにしている。さらに、特許文献3においては、撮影光学系ユニットの廻りに、閃光装置を手動により回動可能に設け、これにより、縦位置撮影時でも、被写体の廻りに不自然な影が生じないようにしている。
【0007】
ところで、近年、デジタルカメラと称される、被写体像を固体撮像素子にて撮像し、被写体の画像を得てIC(集積回路)メモリカード等にデジタル的に記録する電子カメラ(以下、デジタルカメラ)が普及している。
【0008】
デジタルカメラの中には、撮影方向の柔軟性を増し、機動性・操作性を向上させるため、カメラボディに対して、撮影光学系ユニットを回動可能にしたスイバル方式のデジタルカメラが開発されている。
【0009】
図7(a)に示すように、このスイバル方式では、撮影光学系ユニットbをカメラボディaに対して枢軸の廻りに回転させることができる。そのため、撮影者は、カメラボディaの液晶表示モニターを見易い位置に保持したままの状態で、図7(b)に示すように、カメラボディaに対して撮影光学系ユニットbを回動して、レンズdの向きを所望の位置に変えることにより、撮影アングルを所望に調整できるようになっている。
【0010】
【特許文献1】
特開平10−31251号公報
【特許文献2】
特開2001−33866号公報
【特許文献3】
特開2001−324744号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、スイバル方式のデジタルカメラにおいては、図7(b)に示すように、閃光装置cは、撮影光学系ユニットbの方に固定してあり、撮影光学系ユニットbの回動に追従して回動している。
【0012】
その結果、スイバル方式においては、閃光装置を使用して撮影した場合、撮影者の姿勢と、撮影光学系ユニットの回転角度(即ち、閃光装置の回転角度)とによって、被写体の廻りに不自然な影が生じてしまうことがある。
【0013】
例えば、図8に示すように、撮影者が閃光装置cを使用しながら、撮影者自身を撮影する場合に、撮影光学系ユニットbを回転させると、閃光装置cは、撮影光学系ユニットbの下側に位置してしまう。その結果、閃光は、被写体(撮影者)の下方から上方に向けて照射されることになり、不自然な写真ができ上がってしまう。
【0014】
従って、スイバル方式において、撮影光学系ユニットを回動し、閃光装置を使用する場合であっても、被写体の比較的上方から閃光を照射して、自然な閃光による撮影を行いたいといった要望がある。
【0015】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、スイバル方式において、撮影光学系ユニットを回動し、閃光装置を使用する場合に、被写体の比較的上方から閃光を照射して、自然な閃光による撮影を行うことができるカメラを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に係るカメラは、カメラボディに対して、撮影光学系ユニットが回動可能に設けてあり、当該撮影光学系ユニットの所定位置に閃光装置を配置したカメラにおいて、
前記カメラボディに対して、前記撮影光学系ユニットを回動した時、前記撮影光学系ユニットの姿勢を検出する姿勢検出手段と、
検出した前記撮影光学系ユニットの姿勢に対応して、前記閃光装置の照射位置を決定する制御手段と、
当該制御手段の指示に基づいて、前記閃光装置を所定位置から照射位置に回動する駆動手段と、を具備することを特徴とする。
【0017】
また、請求項2に係るカメラは、請求項1において、前記制御手段は、前記閃光装置の照射位置が前記撮影光学系ユニットのレンズの上方側であるように決定することを特徴とする。
【0018】
さらに、請求項3に係るカメラは、カメラボディに対して、撮影光学系ユニットが回動可能に設けてあり、当該撮影光学系ユニットの所定位置に閃光装置を配置したカメラにおいて、
前記カメラボディに対して、前記撮影光学系ユニットを回動した時、前記カメラボディの姿勢に対する前記撮影光学系ユニットの姿勢を検出する姿勢検出手段と、
検出した前記撮影光学系ユニットの姿勢に対応して、前記閃光装置の照射位置を決定する制御手段と、
当該制御手段の指示に基づいて、前記閃光装置を所定位置から照射位置に回動する駆動手段と、を具備することを特徴とする。
【0019】
さらに、請求項4に係るカメラは、請求項3において、前記制御手段は、前記カメラボディの姿勢を考慮しながら、前記閃光装置の照射位置が前記撮影光学系ユニットのレンズの上方側であるように決定することを特徴とする。
【0020】
さらに、請求項5に係るカメラは、請求項1又は3において、前記制御手段は、前記閃光装置の照射を必要とするか否かを判別して、照射を必要とする時のみに、前記閃光装置の照射位置を決定し、当該照射の必要時のみに、前記駆動手段に対して、前記閃光装置を所定位置から照射位置に回動する駆動信号を発することを特徴とする。
【0021】
さらに、請求項6に係るカメラは、請求項1又は3において、前記姿勢検出手段は、前記撮影光学系ユニットの重力の方向を検出するための加速度センサーを有し、
前記制御手段は、当該加速度センサーにより検出した重力方向に基づいて、前記撮影光学系ユニットの姿勢を判別し、前記撮影光学系ユニットの姿勢と前記閃光装置の現在位置とから、前記閃光装置の照射位置を決定し、
前記駆動手段は、前記閃光装置を所定位置から照射位置に回動するギヤ機構と、当該ギヤ機構を駆動するモータとを有していることを特徴とする。
【0022】
さらに、請求項7に係るカメラは、請求項1乃至6のいずれか1項において、前記カメラは、スイバル式デジタルカメラであることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るカメラを図面を参照しつつ説明する。
【0024】
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係るスイバル式デジタルカメラの正面図である。図2は、図1に示したスイバル式デジタルカメラの内部構造を示す模式図である。図3は、撮影光学系ユニットに対して閃光装置を回動する状態の模式的斜視図である。図4は、図1に示したスイバル式デジタルカメラのフローチャートである。
【0025】
図1に示すように、スイバル式デジタルカメラにおいて、カメラボディ1には、レリーズ釦2が設けてある。このカメラボディ1に対して、撮影光学系ユニット3が枢軸4の廻りに回動可能に設けてある。この撮影光学系ユニット3は、レンズ5を通して被写体像を固体撮像素子(図示略)に撮像できるようになっている。
【0026】
また、レンズ5の側方には、閃光装置6が設けてあるが、この閃光装置6は、後述するように、レンズ5の廻りを自動的に回動できるようになっている。なお、閃光装置6は、定位置(基本位置)として、図示例では、レンズ5の側方に配置してあるが、その他の位置であってもよいことは勿論である。
【0027】
図2に示すように、撮影光学系ユニット3では、レンズ5の周囲に、リング11がレンズ5の光軸を中心として回動できるように設けてある。このリング11の外周面には、円環状のギヤ12が形成してあると共に、エンコーダ用パターン13が形成してある。
【0028】
また、円環状のギヤ12には、電動モータ14の駆動用ピニオン15が噛合してある。さらに、リング11には、支持部材16を介して、上記閃光装置6が装着してある。これにより、電動モータ14が駆動すると、駆動用ピニオン15及び円環状のギヤ12を介して、閃光装置6が自動的に回動することができる。また、この回動時の閃光装置6の位置は、エンコーダ用パターン13により読み取ることができる。なお、電動モータ14とリング11の間には、複数のギヤ12を配置することも可能である。
【0029】
撮影光学系ユニット3内には、重力センサー21が設けてある。この重力センサー21は、例えば、加速度センサーである。これにより、撮影光学系ユニット3の重力の方向を検出できるようになっている。
【0030】
また、撮影光学系ユニット3内には、制御装置22(CPU)が設けてある。この制御装置22は、大略的には、重力センサー21からの信号を受けて、撮影光学系ユニット3の重力方向を演算して、撮影光学系ユニット3の姿勢を検出する。一方、エンコーダ用パターン13により読み取った閃光装置6の現在位置に基づくと共に、検出した撮影光学系ユニット3の姿勢に対応して、閃光装置6の照射位置を決定する。そして、電動モータ14に対して、閃光装置6を現在位置から照射位置に回動する駆動信号を発するようになっている。
【0031】
次に、図4に示すフローチャートを参照しつつ制御手順を説明する。制御装置22は、撮影状況等から閃光装置6の照射を必要とするか否かを判別して、この照射を必要とする時のみに、図4のフローチャートに基づいた以下の制御手順に進むものとする。
【0032】
なお、本例では、予めレリーズ釦2を半押ししたときに、閃光装置6の位置を変更するような設定がなされているものとする。
【0033】
さらに、図3に示すように、撮影光学系ユニット3の座標系として、撮影光学系ユニット座標系が設けてある。この撮影光学系ユニット座標系では、光軸方向であって被写体に向かって延在したx軸、カメラの枢軸4の方向であって閃光装置6の基本位置に向けて延在したy軸である。
【0034】
また、光軸(x)に垂直な面を(P)とする。さらに、光軸から重力の反対方向の上向きに延びるベクトルを(G)とし、このベクトル(G)を、光軸(x)に垂直な面(P)に投影したベクトル(GP)とし、光軸(x)から閃光装置6の現在位置に延在するベクトルを(F)とする。
【0035】
なお、本例では、撮影光学系ユニット3における閃光装置6の基本位置は、光軸(x)を挟んで、カメラボディ1の反対側とする。但し、閃光装置6の基本位置は、これに限定されず、他の位置であってもよい。
【0036】
ステップ100において、撮影者がレリーズ釦2を半押しすると、ステップ101において、エンコーダ用パターン13からの検出信号を読み取って、ステップ102において、閃光装置6の基準位置(y)から現在位置までの角度(α)をエンコーダ用パターン13より算出する。
【0037】
一方、撮影者がレリーズ釦2を半押しすると、ステップ201において、重力センサー21により、撮影光学系ユニット3の重力の方向を検知して、検知信号を制御装置22に送る。
【0038】
ステップ202において、制御装置22では、重力センサー21から受け取った検知信号に基づいて基準座標系(x、y)における重力の方向を算出し、重力に反対向きのベクトル(G)を光軸に垂直な平面(P)に投影したベクトル(GP)を計算する。これにより、実質的には、撮影光学系ユニット3の姿勢を検出している。
【0039】
その後、ステップ203において、光軸から閃光装置6の基本位置に向う方向ベクトル(y)に対してベクトル(GP)が成す角度(β)を算出する。
【0040】
次いで、ステップ103において、制御装置22は、算出された角度(β)と、エンコーダ用パターン13により算出された角度(α)とから、閃光装置6の回動角度を計算する。
【0041】
ステップ104において、その回動角度に相当する信号を、電動モータ14に送り、ステップ105において、電動モータ14を回転させる。
【0042】
これにより、ステップ106において、電動モータ14の回転は、リング11の円環状のギヤ12を通して伝わり、リング11に装着した閃光装置6が回動する。
【0043】
このように構成しているため、撮影光学系ユニット3に重力センサー21と閃光装置6の回転用リング11を設けることにより、撮影者が閃光装置6を用いた撮影を行う場合には、必ずレンズ5の上側から閃光を照光することができるので、被写体の比較的上方から閃光を照射して、自然な閃光による撮影を行うことができる。
【0044】
なお、本実施の形態では、閃光装置6の回動時、閃光装置6は、レンズ5の上方で必ず重力の反対方向に回動して停止するように構成してある。
【0045】
しかし、これに限定されず、閃光装置6は、レンズ5の中心より上方側に回動していれば、例えば、レンズ5の斜め上方の位置など、いずれの位置で停止してもよい。また、閃光装置6は、レンズ5の廻りに360度回動することができ、カメラボディ1に近い側を回動して、レンズ5の上方側に移動してもよい。
【0046】
さらに、本実施の形態では、撮影光学系ユニット3を基準座標系としているが、この基準座標系を用いずに、重力座標系のみを用いても良い。
【0047】
(第2実施の形態)
図5は、本発明の第2実施の形態に係るスイバル式デジタルカメラの内部構造を示す模式図である。
【0048】
上記第1実施の形態では、閃光装置6の回転に、エンコーダ用パターン13とギヤ12を用いてあらゆる角度に閃光装置6を回動できるようにしたが、簡略的なシステムとして、本第2実施の形態(図5)に示すように、バネを用いた手法であっても良い。
【0049】
本第2実施の形態では、枢軸31の廻りに支持部材32が回動自在に設けてあり、この支持部材32の先端に、閃光装置6が取付けてある。
【0050】
支持部材32の上下両側には、一対の係止爪33a,33bが設けてある。これら一対の係止爪33a,33bには、夫々、通常時には係止すると共にポップアップ時には係止を解除する一対の係止解除部材34a,34bが係止してある。
【0051】
これら係止解除部材34a,34bの上端及び下端には、夫々、一対のバネ35a,35bが掛け渡してある。
【0052】
このように構成してあるため、本実施の形態では、第1実施の形態と同様に、重力センサー21の検出信号から制御装置22は、重力の反対方向のベクトルを計算し、そのベクトルを光軸から閃光装置6の基本位置に向う方向ベクトルを含む光軸に垂直な平面に投影したベクトルを算出する。
【0053】
算出した投影ベクトルと光軸と閃光装置6の基本位置に向う方向ベクトルで定義される平面の法線の方向が、撮影光学系ユニット3から被写体に向う光軸方向ベクトルの方向と一致するか、反対方向になるかを制御装置22において判断し、閃光装置6をポップアップする側とは反対側に係止解除部材34a,34bを解除する。
【0054】
これにより、閃光装置6は、係止解除部材34a,34bを解除していない方のバネ35a,35bに引っ張られてポップアップし、レンズ5の上方側に回動して停止する。
【0055】
このように、本実施の形態では、角度による位置合わせは出来ないが、簡単な構成で上側に閃光装置6をポップアップすることが可能になる。従って、撮影光学系ユニット3を回動し、且つ、閃光装置6を使用する場合に、被写体の比較的上方から閃光を照射して、自然な閃光による撮影を行うことができる。
【0056】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。電動モータは、超音波モータ等、その他の駆動手段であってもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スイバル方式において、撮影光学系ユニットを回動し、閃光装置を使用する場合に、閃光装置を回動して、レンズ等の上方側に配置することができるため、被写体の比較的上方から閃光を照射して、自然な閃光による撮影を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るスイバル式デジタルカメラの正面図である。
【図2】図1に示したスイバル式デジタルカメラの内部構造を示す模式図である。
【図3】撮影光学系ユニットに対して閃光装置を回動する状態の模式的斜視図である。
【図4】図1に示したスイバル式デジタルカメラのフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施の形態に係るスイバル式デジタルカメラの内部構造を示す模式図である。
【図6】従来に係り、スイバル式でない一般的なカメラの正面図である。
【図7】(a)は、従来に係り、スイバル式カメラにおいて、撮影光学系ユニットを回動していない状態の図であり、(b)は、この撮影光学系ユニットを回動した状態の図である。
【図8】従来に係り、撮影者が閃光装置を使用しながら、撮影者自身を撮影する場合を示す模式図である。
【符号の説明】
1 カメラボディ
2 レリーズ釦
3 撮影光学系ユニット
4 枢軸
5 レンズ
6 閃光装置
11 リング
12 ギヤ(ギヤ機構)
13 エンコーダ用パターン
14 電動モータ(駆動手段)
15 駆動用ピニオン
16 支持部材
21 重力センサー(加速度センサー、検出手段)
22 制御装置(CPU、制御手段)
31 枢軸
32 支持部材
33a,33b 係止爪
34a,34b 係止解除部材
35a,35b バネ
Claims (7)
- カメラボディに対して、撮影光学系ユニットが回動可能に設けてあり、当該撮影光学系ユニットの所定位置に閃光装置を配置したカメラにおいて、
前記カメラボディに対して、前記撮影光学系ユニットを回動した時、前記撮影光学系ユニットの姿勢を検出する姿勢検出手段と、
検出した前記撮影光学系ユニットの姿勢に対応して、前記閃光装置の照射位置を決定する制御手段と、
当該制御手段の指示に基づいて、前記閃光装置を所定位置から照射位置に回動する駆動手段と、を具備することを特徴とするカメラ。 - 前記制御手段は、前記閃光装置の照射位置が前記撮影光学系ユニットのレンズの上方側であるように決定することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
- カメラボディに対して、撮影光学系ユニットが回動可能に設けてあり、当該撮影光学系ユニットの所定位置に閃光装置を配置したカメラにおいて、
前記カメラボディに対して、前記撮影光学系ユニットを回動した時、前記カメラボディの姿勢に対する前記撮影光学系ユニットの姿勢を検出する姿勢検出手段と、
検出した前記撮影光学系ユニットの姿勢に対応して、前記閃光装置の照射位置を決定する制御手段と、
当該制御手段の指示に基づいて、前記閃光装置を所定位置から照射位置に回動する駆動手段と、を具備することを特徴とするカメラ。 - 前記制御手段は、前記カメラボディの姿勢を考慮しながら、前記閃光装置の照射位置が前記撮影光学系ユニットのレンズの上方側であるように決定することを特徴とする請求項3に記載のカメラ。
- 前記制御手段は、前記閃光装置の照射を必要とするか否かを判別して、照射を必要とする時のみに、前記閃光装置の照射位置を決定し、当該照射の必要時のみに、前記駆動手段に対して、前記閃光装置を所定位置から照射位置に回動する駆動信号を発することを特徴とする請求項1又は3に記載のカメラ。
- 前記姿勢検出手段は、前記撮影光学系ユニットの重力の方向を検出するための加速度センサーを有し、
前記制御手段は、当該加速度センサーにより検出した重力方向に基づいて、前記撮影光学系ユニットの姿勢を判別し、前記撮影光学系ユニットの姿勢と前記閃光装置の現在位置とから、前記閃光装置の照射位置を決定し、
前記駆動手段は、前記閃光装置を所定位置から照射位置に回動するギヤ機構と、当該ギヤ機構を駆動するモータとを有していることを特徴とする請求項1又は3に記載のカメラ。 - 前記カメラは、スイバル式デジタルカメラであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のカメラ。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015004932A (ja) * | 2013-06-24 | 2015-01-08 | キヤノン株式会社 | カメラシステム、撮像装置、照明装置及び制御方法 |
-
2003
- 2003-03-12 JP JP2003066866A patent/JP2004279457A/ja not_active Withdrawn
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