JP2003329474A - 車載装置、情報端末装置及び車載情報システム - Google Patents

車載装置、情報端末装置及び車載情報システム

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JP2003329474A JP2002132969A JP2002132969A JP2003329474A JP 2003329474 A JP2003329474 A JP 2003329474A JP 2002132969 A JP2002132969 A JP 2002132969A JP 2002132969 A JP2002132969 A JP 2002132969A JP 2003329474 A JP2003329474 A JP 2003329474A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が車両に乗車する前に目的地の設定作
業を行うことができる。しかし、現在地から目的地に至
る経路を探索した結果、その経路が利用者の希望に沿う
経路でない場合、利用者は車両内で経由地を設定して、
経路を再探索しなければならず、利用者が車両に乗車し
てもすぐに目的地へ出発できない場合がある課題があっ
た。 【解決手段】 カーナビゲーション装置1がPDA4か
ら送信された遠隔入力コマンドを受信すると、その遠隔
入力コマンドの要求内容を解釈して表示データを生成
し、その表示データをPDA4に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部から遠隔操
作を受け付ける車載装置と、その車載装置を遠隔操作す
る情報端末装置と、その車載装置と情報端末装置から構
成された車載情報システムとに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車載装置としては、一般乗用車に搭載さ
れているカーナビゲーションシステムやカーオーディオ
システムなどがあり、情報端末装置としては、PDA
(Personal Digital Assista
nt)、パーソナルコンピュータや携帯電話などがあ
る。従来のカーナビゲーションシステムでは、利用者は
走行開始前に目的地や走行ルートに関するデータを車両
内において入力しなければならない。この入力作業は時
間がかかる作業であるため、利用者が車両に乗車しても
すぐに目的地へ出発できない不便さがある。
【0003】このような不便さを解消するため、目的地
の地点座標(緯度・経度)をインターネットに接続され
たサーバや個人が所有するパーソナルコンピュータを使
って検索し、目的地の地点座標をカーナビゲーションシ
ステムに設定するインターナビシステムが開発されてい
る。即ち、インターナビシステムでは、インターネット
に接続されたインターナビサーバが、利用者のパソコン
からのアクセスを受け付けて目的地の検索処理を実施
し、その検索結果である目的地の位置座標をインターナ
ビサーバ上のMyキャビンと呼ばれる場所に格納する。
【0004】その後、利用者がカーナビゲーションシス
テムに接続されている携帯電話を利用して、インターナ
ビサーバ上のMyキャビンに格納されている目的地の位
置座標を取得し、その目的地の位置座標をカーナビゲー
ションシステムに設定する。カーナビゲーションシステ
ムは、目的地の位置座標が設定されると、車両走行時に
経路案内を実施するため、現在地から目的地に至る経路
探索を実施する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の車載情報システ
ムは以上のように構成されているので、利用者が車両に
乗車する前に目的地の設定作業を行うことができる。し
かし、現在地から目的地に至る経路を探索した結果、そ
の経路が利用者の希望に沿う経路でない場合、利用者は
車両内で経由地を設定して、経路を再探索しなければな
らず、利用者が車両に乗車してもすぐに目的地へ出発で
きない場合がある課題があった。また、利用者が車両内
で経由地を設定するときに表示される画面の形態と、パ
ソコンで目的地を設定するときに表示される画面の形態
が大きく異なるため、利用者が経由地を設定する際に違
和感を覚える課題もあった。
【0006】なお、上記従来例の他に次のような車載情
報システムが特開平11−325944号公報に開示さ
れている。即ち、車両に搭載されているナビゲーション
システムと同様の機能を有するナビゲーション装置を別
途用意し、利用者が車両に乗車する前に、そのナビゲー
ション装置を操作して目的地を設定し、その設定内容を
リモートコントローラに記憶させる。その後、リモート
コントローラに記憶されている設定内容を車両に搭載さ
れているナビゲーションシステムに転送して目的地の設
定を行う。当該従来例の場合、利用者が車両に乗車する
前に目的地の設定作業を行うことができるが、車両に搭
載されているナビゲーションシステムと同様の機能を有
するナビゲーション装置を別途用意しなければならず、
コスト高になる課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、車載装置と同様の機能を有する装
置を別途用意することなく、利用者が車両に乗車する前
に目的地や経由地の設定作業を完了することができる車
載情報システムを得ることを目的とする。また、この発
明は、外部から遠隔操作を受け付けることができる車載
装置を得ることを目的とする。さらに、この発明は、車
載装置を遠隔操作することができる情報端末装置を得る
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車載装置
は、情報端末装置から送信されたコマンドを受信する
と、そのコマンドの要求内容を解釈して表示データを生
成し、その表示データを情報端末装置に送信するように
したものである。
【0009】この発明に係る車載装置は、画面のレイア
ウト情報を含む表示データを生成するようにしたもので
ある。
【0010】この発明に係る車載装置は、表示データと
してビットマップ画像を生成するようにしたものであ
る。
【0011】この発明に係る車載装置は、情報端末装置
の処理能力を示すスペック情報を受信すると、その情報
端末装置の処理能力を考慮して、その情報端末装置に適
する表示データを生成するようにしたものである。
【0012】この発明に係る情報端末装置は、入力信号
に対応するコマンドを車載装置に送信する一方、車載装
置から送信された表示データを受信し、その表示データ
にしたがって画面を表示するようにしたものである。
【0013】この発明に係る情報端末装置は、通信手段
が画面のレイアウト情報を含む表示データを受信する
と、そのレイアウト情報にしたがって画面の表示位置を
設定するようにしたものである。
【0014】この発明に係る情報端末装置は、通信手段
がビットマップ画像である表示データを受信すると、表
示データから画面データを生成する処理を実施すること
なく、そのビットマップ画像を表示するようにしたもの
である。
【0015】この発明に係る情報端末装置は、コマンド
生成手段から出力されたコマンドを車載装置に送信する
際、自己の処理能力を示すスペック情報を車載装置に送
信するようにしたものである。
【0016】この発明に係る車載情報システムは、情報
端末装置からコマンドを受信すると、そのコマンドの要
求内容を解釈して表示データを生成し、その表示データ
を情報端末装置に送信する車載装置を設けたものであ
る。
【0017】この発明に係る車載情報システムは、車載
装置と同一機能を有する情報処理装置が車外に存在する
場合、情報処理装置が車載装置の代わりに、情報端末装
置から送信されるコマンドを受信して表示データを情報
端末装置に送信し、情報処理装置の設定情報を車載装置
に送信するようにしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による車
載情報システムを示す構成図であり、図において、1は
カーナビゲーション装置(車載装置)、2はカーナビゲ
ーション装置1を操作するリモコンなどの入力キーボー
ド、3はカーナビゲーション装置1のモニタ、4はカー
ナビゲーション装置1を遠隔操作するPDA(情報端末
装置)、5aはカーナビゲーション装置1に接続されて
いる携帯電話、5bはPDA4に接続されている携帯電
話、6a,6bは携帯電話基地局、7は公衆電話回線網
である。
【0019】11は入力キーボード2からキーコード
(入力信号)を受けると、そのキーコードに対応する入
力コマンドを出力する入力制御部(コマンド発生手
段)、12はカーナビゲーション装置1の状態を管理す
る状態管理部であり、状態管理部12はカーナビゲーシ
ョン装置1の状態に応じて、入力制御部11から出力さ
れる入力コマンド及び通信制御部16から出力される遠
隔入力コマンドをデータ要求コマンドに変換する機能を
有している。
【0020】13はカーナビ用地図データ(施設検索用
地図データ、表示用地図データ、経路探索用地図データ
から構成される地図データ)を蓄積しているデータ蓄積
部、14は状態管理部12からデータ要求コマンドを受
けると、そのデータ要求コマンドにしたがって表示デー
タを生成する表示データ生成部(データ生成手段)、1
5は表示データ生成部14により生成された表示データ
からオブジェクトを生成し、そのオブジェクトをモニタ
3に表示する表示制御部(表示手段)、16はPDA4
から送信される遠隔入力コマンドを受信する一方、表示
データ生成部14により生成された表示データをPDA
4に送信する通信制御部(受信手段、送信手段)であ
る。
【0021】21はタッチパネル、22はタッチパネル
21から利用者のタッチ位置情報(入力信号)を受ける
と、そのタッチ位置情報に対応する遠隔入力コマンドを
出力する入力制御部(コマンド生成手段)、23は入力
制御部22から出力されたコマンドをカーナビゲーショ
ン装置1に送信する一方、カーナビゲーション装置1か
ら送信された表示データを受信する通信制御部(通信手
段)、24は通信制御部23により受信された表示デー
タからオブジェクトを生成し、そのオブジェクトをモニ
タ25に表示する表示制御部(表示手段)、25はPD
A4のモニタである。
【0022】図3は状態管理部12の内部構成を示す構
成図であり、図において、12aはカーナビゲーション
装置1の状態更新処理を実施するナビ状態管理部、12
bはGPS衛星からGPS信号を受信して車両の現在位
置を計算する現在位置取得部、12cは入力制御部11
から出力された入力コマンドをデータ要求コマンドに変
換して表示データ生成部14に出力するとともに、表示
データ生成部14により生成された表示データを表示制
御部15に出力し、また、通信制御部16により受信さ
れた遠隔入力コマンドをデータ要求コマンドに変換して
表示データ生成部14に出力するとともに、表示データ
生成部14により生成された表示データを通信制御部1
6に出力する施設検索部である。
【0023】12dはナビ状態管理部12aから出力さ
れた現在地情報や目的地情報を表示データ生成部14に
出力する一方、表示データ生成部14により生成された
表示データを表示制御部15又は通信制御部16に出力
するとともに、表示完了コマンドをナビ状態管理部12
aに出力する表示地図データ管理部、12eはナビ状態
管理部12aから出力された現在地情報や目的地情報を
表示データ生成部14に出力する一方、表示データ生成
部14により生成された表示データを表示制御部15又
は通信制御部16に出力するとともに、探索完了コマン
ドをナビ状態管理部12aに出力する経路探索部であ
る。
【0024】次に動作について説明する。利用者が車両
に乗車する前に目的地や経由地の設定操作を行う場合、
利用者がPDA4を操作して、遠隔入力コマンドをカー
ナビゲーション装置1に送信することにより、カーナビ
ゲーション装置1を遠隔操作する。PDA4の処理内容
は後述する。
【0025】利用者が目的地や経由地の設定を完了した
後、利用者が車両に乗車して、実際にルート探索を開始
するなどの場合は、利用者が図2に示すような入力キー
ボードのキーを操作する。なお、入力キーボードの各キ
ーには、図4に示すように、ユニークなキーコードが割
り当てられており、利用者が何れかのキーを押すと、そ
のキーに割り当てられているキーコードが出力される。
【0026】入力制御部11は、入力キーボード2から
キーコードを受けると、図4に示すようなキーコードと
入力コマンドの対応表を参照して、そのキーコードに対
応する入力コマンドを状態管理部12に出力する。な
お、図4の対応表においては、PDA4から送信される
遠隔入力コマンドと区別するため、入力コマンドの先頭
部分に、「ナビ:」の文字列が付加されている。因み
に、遠隔入力コマンドの先頭部分には、「遠隔:」の文
字列が付加されている。
【0027】状態管理部12は、入力制御部11から入
力コマンドが出力された場合、または、通信制御部16
により遠隔入力コマンドが受信された場合、カーナビゲ
ーション装置1の状態に応じて、その入力コマンド又は
遠隔入力コマンドをデータ要求コマンドに変換し、その
データ要求コマンドを表示データ生成部14に出力す
る。以下、状態管理部12の処理内容を具体的に説明す
る。
【0028】まず、状態管理部12のナビ状態管理部1
2aは、現在位置取得部12bが車両の現在位置を計算
して現在地情報を出力すると、その現在地情報を取得し
て(図9のステップST1)、利用者コマンド状態を
「現在地表示状態」に設定した後(図10を参照)、入
力コマンドが「ナビ:ルート探索」であるか否か、また
は、遠隔入力コマンドが「遠隔:ルート探索」であるか
否かを判定する(ステップST2)。
【0029】ナビ状態管理部12aは、入力コマンド又
は遠隔入力コマンドが「ルート探索」でない場合、ステ
ップST1の処理に戻り、入力コマンド又は遠隔入力コ
マンドが「ルート探索」である場合、図10に示すよう
に、利用者コマンド状態を「施設検索状態」に変更する
とともに、入力コマンドである「ナビ:ルート探索」又
は遠隔入力コマンドである「遠隔:ルート探索」を施設
検索部12cに出力する(ステップST3)。
【0030】次に、ナビ状態管理部12aは、施設検索
部12cから目的地情報が出力されるまでの間、「施設
検索状態」を維持し(ステップST4)、施設検索部1
2cから目的地情報が出力されると、その目的地情報を
取得して、利用者コマンド状態を「目的地表示状態」に
変更する(ステップST5)。次に、ナビ状態管理部1
2aは、表示地図データ管理部12dから表示完了コマ
ンドが出力されるまでの間、「目的地表示状態」を維持
し(ステップST6)、表示地図データ管理部12dか
ら表示完了コマンドが出力されると、所定の時間だけ待
機した後、利用者コマンド状態を「経路探索状態」に変
更する(ステップST7)。
【0031】次に、ナビ状態管理部12aは、経路探索
部12eから探索完了コマンドが出力されるまでの間、
「経路探索状態」を維持し(ステップST8)、経路探
索部12eから探索完了コマンドが出力されると、所定
の時間だけ待機した後(ステップST9)、ステップS
T1の処理に戻る。
【0032】ナビ状態管理部12aは、上記のようにし
て利用者コマンド状態を変更するが、以下、図11を参
照して各状態時の処理内容を説明する。まず、ナビ状態
管理部12aは、カーナビゲーションのシステム状態を
判断するために(図8を参照)、利用者コマンド状態を
チェックし(ステップST11)、利用者コマンド状態
が現在地表示状態であれば、現在位置取得部12bより
取得した現在地情報を表示地図データ管理部12dに出
力する処理を実施し(ステップST12)、ステップS
T11の処理に戻る。
【0033】ナビ状態管理部12aは、利用者コマンド
状態をチェックし(ステップST11)、利用者コマン
ド状態が施設検索状態であれば、施設検索部12cから
目的地情報が出力されているか否かを確認する(ステッ
プST13)。施設検索部12cから目的地情報が出力
されている場合、その目的地情報を取得して(ステップ
ST14)、ステップST11の処理に戻る。施設検索
部12cから目的地情報が出力されていない場合、入力
制御部11から入力コマンド、あるいは、通信制御部1
6から遠隔入力コマンドを取得し(ステップST1
5)、その入力コマンド又は遠隔入力コマンドを施設検
索部12cに出力して(ステップST16)、ステップ
ST11の処理に戻る。
【0034】ナビ状態管理部12aは、利用者コマンド
状態をチェックし(ステップST11)、利用者コマン
ド状態が目的地表示状態であれば、施設検索部12cか
ら取得した目的地情報を表示地図データ管理部12dに
出力して(ステップST17)、表示地図データ管理部
12dから表示完了コマンドを取得し(ステップST1
8)、ステップST11の処理に戻る。
【0035】ナビ状態管理部12aは、利用者コマンド
状態をチェックし(ステップST11)、利用者コマン
ド状態が経路探索状態であれば、現在位置取得部12b
から取得した現在地情報と、施設検索部12cから取得
した目的地情報を経路探索部12eに出力し(ステップ
ST19)、経路探索部12eから探索完了コマンドを
取得して(ステップST20)、ステップST11の処
理に戻る。
【0036】以下、図12を参照して、施設検索部12
cの施設検索処理を説明する。ただし、施設検索部12
cは、選択階層および選択ノードの情報を保持している
ものとする。ここで、選択階層とは、図5に示すような
木構造の施設検索用地図データのノード位置を示すもの
であり、例えば、「ルート探索:住所:大阪」のよう
に、各ノード名称をコロン(:)で結合させることによ
り、ノード位置を特定することができる。
【0037】また、選択ノードとは、選択階層の子のノ
ード(例えば「ルート探索:住所」の場合、兵庫、大
阪、京都、滋賀、奈良、和歌山となる)において、利用
者がどのノードを選択しているかを示すものである。ま
た、表示データ生成部14により生成される表示データ
は、施設検索用地図データのノード群であり、施設検索
部12cは、リスト形式の施設データリスト(例えば、
上述の選択階層が「ルート探索」である場合には、「住
所、施設、名称、電話番号、郵便番号」が施設データリ
ストとなる)として取得する。
【0038】まず、施設検索部12cは、ナビ状態管理
部12aから入力コマンドとして「ナビ:ルート探
索」、あるいは、遠隔入力コマンドとして「遠隔:ルー
ト探索」を取得すると(ステップST21)、選択階層
を「ルート探索」に設定し、その選択階層を表示データ
生成部14に出力する。
【0039】施設検索部12cは、表示データ生成部1
4から表示データとして施設データリストを取得すると
(ステップST22)、その施設データリストの先頭項
目を選択ノードとして、その施設データリストと選択ノ
ードを表示制御部15又は通信制御部16に出力する
(ステップST23)。即ち、ナビ状態管理部12aか
ら入力したコマンドが、入力制御部11から出力された
入力コマンドであれば、その施設データリストと選択ノ
ードを表示制御部15に出力し、通信制御部16により
受信された遠隔入力コマンドであれば、その施設データ
リストと選択ノードを通信制御部16に出力する。
【0040】施設検索部12cは、ナビ状態管理部12
aから入力コマンド又は遠隔入力コマンドを取得し(ス
テップST24)、そのコマンドの先頭の3文字(「ナ
ビ:」、または、「遠隔:」)を取り除いた文字列の内
容を解釈して、コマンドの内容をチェックする(ステッ
プST25)。施設検索部12cは、コマンド内容が
「↑」あるいは「↓」の場合、上記施設データリストの
一つ前、あるいは、次の項目を選択ノードに変更し(ス
テップST26)、変更後の選択ノードと表示更新コマ
ンドを表示制御部15に出力して(ステップST2
7)、ステップST24の処理に戻る。
【0041】施設検索部12cは、コマンド内容が「キ
ャンセル」の場合、選択階層を現在の選択階層の親のノ
ード(選択階層の最後のコロン以下を消去することによ
って実現できる)に設定する(ステップST28)。た
だし、選択ノードが「ルート探索」である場合には、選
択階層は更新しない。そして、更新後の選択階層を表示
データ生成部14に出力して、表示データ生成部14に
より生成された表示データ(施設データリスト)を取得
し(ステップST29)、その施設データリストの先頭
項目を選択ノードとし、新たに取得した施設データリス
トと選択ノードを表示制御部15又は通信制御部16に
出力する(ステップST30)。新たに取得した施設デ
ータリストと選択ノードの出力先の決定については、ス
テップST23の処理と同様である。
【0042】施設検索部12cは、コマンド内容が「決
定」、あるいは、施設データリスト中の項目名称である
場合(項目名称は、遠隔入力コマンドのコマンド内容と
して受信する)、選択ノード、あるいは、遠隔入力コマ
ンドの項目名称のノードを選択階層に設定し(ステップ
ST31)、ステップST22,ST23の処理と同様
に、選択階層の子ノード群を施設データリストとして表
示データ生成部14より取得し、リストの先頭項目を選
択ノードとする(ステップST32)。
【0043】なお、取得した施設データが末端ノード
(目的地情報)である場合には、表示データ生成部14
から末端ノードイベントを上記施設データリストと一緒
に取得する。末端ノードイベントがなければ(ステップ
ST33)、施設データリストと選択ノードを表示制御
部15又は通信制御部16に出力して(ステップST3
4)、ステップST24の処理に戻る。施設データリス
トと選択ノードの出力先の決定については、ステップS
T23の処理と同様である。末端ノードイベントがある
場合、取得した施設データリスト(ただし、ノードとし
ては1つのノード)を目的地情報としてナビ状態管理部
12aに出力し(ステップST35)、ステップST2
1の処理と同様である。
【0044】次に、施設検索部12cの施設検索処理に
対する表示データ生成部14の処理内容を説明する。表
示データ生成部14は、施設検索部12cから選択階層
を取得すると、データ蓄積部13からその選択階層の子
ノードの施設データを読み出して、施設データリストを
生成し、リスト形式の施設データリストを施設検索部1
2cに出力する。
【0045】なお、データ蓄積部13に蓄積されている
木構造の施設データは、長男次弟表現により実現されて
いるとする(長男次弟表現については、「アルゴリズム
とデータ構造」(著者:茨木俊秀、出版社:昭晃堂)を
参照)。また、施設データを読み出す際、読み出したノ
ードに長男が存在するか否かのチェックを行い、もし長
男が存在しなければ(ノードが葉である場合には)、施
設データとともに末端ノードイベントを施設検索部12
cに送信する。
【0046】次に、表示地図データ管理部12dにおけ
る表示データの取得処理について説明する。表示地図デ
ータ管理部12dは、ナビ状態管理部12aから現在地
情報又は目的地情報の位置座標を取得すると、その現在
地情報又は目的地情報の位置座標を表示データ生成部1
4に出力する。
【0047】表示データ生成部14は、表示地図データ
管理部12dから現在地情報又は目的地情報の位置座標
を取得すると、その位置座標と予め設定されている表示
範囲に応じて、後述の方法で、データ蓄積部13に蓄積
されている表示用地図データの一部を切り出し、その表
示用地図データを表示データとして表示地図データ管理
部12dに出力する。
【0048】表示地図データ管理部12dは、表示デー
タ生成部14から表示データを取得すると、その表示デ
ータと、表示する地点が現在地であるのか、目的地であ
るのかを示す地点種別情報を表示制御部15又は通信制
御部16に出力する。その表示データと地点種別情報の
送信先の決定については、施設検索部12cの処理と同
様である。また、表示地図データ管理部12dは、表示
完了コマンドをナビ状態管理部12aに出力する。
【0049】次に、表示データ生成部14における表示
データの切り出し処理について説明する。表示データ生
成部14は、表示地図データ管理部12dから現在地情
報又は目的地情報の位置座標を取得すると、その位置座
標が表示用地図データのどこのエリアに存在するかを判
定して、その位置情報が含まれるエリアを1つ選択し、
そのエリアに含まれるグラフ構造の表示用地図データを
表示データとして生成する。図7の例においては、表示
地図データ管理部12dより取得した位置座標が×印と
仮定すると、エリア5に含まれるノードとリンクを表示
データとする。
【0050】次に、経路探索部12eにおける経路情報
(図14を参照)の取得処理について説明する。経路探
索部12eは、ナビ状態管理部12aから現在地情報及
び目的地情報を取得すると、その現在地情報及び目的地
情報を表示データ生成部14に出力して、表示データ生
成部14から出力される経路情報を表示制御部15又は
通信制御部16に出力する。その経路情報の送信先の決
定については、施設検索部12cの処理と同様である。
また、経路探索部12eは、探索完了コマンドをナビ状
態管理部12aに出力する。
【0051】なお、経路探索部12eに対する表示デー
タ生成部14における経路情報の生成処理については、
図6の経路探索用地図データのグラフ構造を参照して行
うが、従来のカーナビゲーションシステムにおける経路
探索処理と同様の処理であるため詳細な説明は省略す
る。なお、経路探索処理によって見つかった複数の経路
のうち、少なくとも1つの経路を図14に示す経路情報
として、経路探索部12eに出力する。
【0052】次に、表示制御部15における画面データ
の生成処理を説明する。表示制御部15は、画面生成用
の内部メモリを初期化して(図13のステップST4
1)、状態管理部12から表示データを取得すると(ス
テップST42)、その表示データのデータ種別を判定
する(ステップST43)。
【0053】表示制御部15は、その表示データが表示
地図データ及び地点種別情報である場合、グラフ構造の
表示地図データを地図ビットマップデータに変換する処
理を実施し(ステップST44)、その地点種別が現在
地であれば(ステップST45)、図19(A)に示す
ように、その地図ビットマップデータから展開した地図
ビットマップ画像上に自車位置マークを追加する(ステ
ップST46)。その地点種別が目的地であれば、図1
9(B)に示すように、地図ビットマップ画像上に目的
地タグを追加する(ステップST47)。
【0054】表示制御部15は、その表示データが施設
データリストである場合、その施設データリストの各項
目から図15に示すような施設検索メニュー用オブジェ
クトを生成し(ステップST48)、その施設検索メニ
ュー用オブジェクトをメモリ上に並べることにより、図
16に示す施設検索メニュービットマップ画像を生成す
る(ステップST49)。なお、状態管理部12から出
力した選択ノードのオブジェクトのみを他のオブジェク
トの色と変えて生成する。
【0055】表示制御部15は、その表示データが表示
更新コマンド及び選択ノードである場合、その選択ノー
ドのオブジェクト色を変えて(元々、色を変えていたオ
ブジェクトを元に戻して)、施設検索メニュービットマ
ップ画像を生成する。例えば、図16(A)の状態にお
いて、表示更新コマンドと「兵庫」を取得した場合、図
16(B)の画面データになる。
【0056】表示制御部15は、表示データが経路情報
である場合、その経路情報におけるノード情報から図1
7(A)に示すノードオブジェクトを生成するととも
に、リンク名称から図17(B)に示すリンクオブジェ
クトを生成し(ステップST50)、各オブジェクトを
リンク情報の接合ノードより、ノードオブジェクトとリ
ンクオブジェクトとの組み合わせを判定し、図18に示
すような経路ビットマップ画像を生成する(ステップS
T51)。なお、グラフ構造の表示地図データから地図
ビットマップデータに変換する処理の詳細については、
従来のカーナビゲーションシステムの地図データの表示
方法と同様であるので説明を省略する。
【0057】次に、PDA4の処理内容を説明する。P
DA4の表示制御部24は、通信制御部23がカーナビ
ゲーション装置1から送信される表示データを受信する
と、その表示データからオブジェクトを生成し、そのオ
ブジェクトをモニタ25に表示するとともに、そのオブ
ジェクトの情報を入力制御部22に出力する。
【0058】入力制御部22は、タッチパネル21から
利用者のタッチ位置情報を受けて、表示制御部24から
モニタ25に表示されているオブジェクトの情報を受け
ると、後述の方法で、遠隔入力コマンドを生成し、その
遠隔入力コマンドを通信制御部23に出力する。通信制
御部23は、入力制御部22から遠隔入力コードを受け
ると、携帯電話5bを利用して、その遠隔入力コードを
カーナビゲーション装置1に送信する。ここで、利用者
のタッチ位置情報とは、利用者が触れたタッチパネル2
1の位置座標(X座標、Y座標)であり、位置座標の検
出方法については、従来のタッチパネルにおける検出方
法と同様であるので説明を省略する。
【0059】次に、図20を参照して、表示制御部24
におけるオブジェクトの生成送信処理について説明す
る。表示制御部24は、画面データ生成・保存用の内部
メモリを初期化して(ステップST61)、通信制御部
23により受信された表示データを取得すると(ステッ
プST62)、その表示データのデータ種別を判定する
(ステップST63)。
【0060】表示制御部24は、その表示データが表示
地図データと地点種別情報である場合、カーナビゲーシ
ョン装置1の表示制御部15と同様に、現在地に対して
は図21(A)に示すような地図ビットマップ画像を生
成し、目的地に対しては図21(B)に示すような地図
ビットマップ画像を生成する(ステップST64)。な
お、現在地の地図ビットマップ画像の場合、図21
(A)に示すような「ルート探索」オブジェクトをビッ
トマップデータ上に張り付け、「ルート探索」オブジェ
クトのオブジェクト情報を入力制御部22に出力する。
【0061】表示制御部24は、その表示データが施設
データリストである場合、その施設データリストの各項
目から図22に示すようなPDA側の施設検索メニュー
用オブジェクトを生成し(ステップST65)、そのメ
ニュー用オブジェクトをメモリ上に並べることにより、
図23に示すような施設検索メニュービットマップ画像
を生成する(ステップST66)。そして、各オブジェ
クトの名称(施設データ項目)とメニュービットマップ
画像における位置座標(矩形オブジェクトであれば、左
上座標と右下座標)をあわせて、図26(図23の施設
検索用メニュービットマップ画像に対する例)に示すオ
ブジェクト情報を生成して(ステップST67)、その
オブジェクト情報を入力制御部22に出力する。
【0062】表示制御部24は、その表示データが経路
情報である場合、カーナビゲーション装置1における表
示制御部15と同様の処理を行うことにより、図24に
示すような経路情報表示用オブジェクトと図25に示す
ような経路情報ビットマップ画像を生成する(ステップ
ST68,ST69)。
【0063】次に、図27を参照して、入力制御部22
における遠隔入力コードの生成処理について説明する。
入力制御部22は、表示制御部24からオブジェクト情
報を取得し(ステップST71)、タッチパネル21か
ら利用者のタッチ位置情報を取得すると(ステップST
72)、後述の方法で、そのタッチ位置情報が示す位置
座標が、オブジェクト情報が示す各オブジェクトのオブ
ジェクト位置座標に含まれるか否かを判定する(ステッ
プST73)。
【0064】入力制御部22は、タッチ位置情報が示す
位置座標が含まれていない場合、ステップST72の処
理に戻り、タッチ位置情報が示す位置座標が含まれてい
る場合、タッチ位置情報が示す位置座標が含まれるオブ
ジェクトの名称を遠隔入力コードとして(ステップST
74)、その遠隔入力コードを通信制御部23に出力し
て(ステップST75)、ステップST71の処理に戻
る。なお、入力制御部22により生成される遠隔入力コ
ードは、カーナビゲーション装置1が送信する施設デー
タリストの各項目(例えば、「兵庫」、「大阪」、「尼
崎市」)になる。
【0065】次に、利用者のタッチ位置情報が示す位置
座標がオブジェクト位置座標に含まれているか否かの判
定処理について説明する。図28(A)に示すように、
利用者のタッチ位置情報が示すX座標(Xn)が、参照
しているオブジェクト情報のオブジェクト位置座標の左
上のX座標(X0)以上、右下のX座標(X1)以下で
あり、かつ、利用者のタッチ位置情報が示すY座標(Y
n)が、参照しているオブジェクト情報のオブジェクト
位置座標の左上のY座標(Y0)以上、右下Y座標以下
(Y1)の場合には、オブジェクト位置座標内にあると
判定する。図28(B)に示すように、上記の条件を満
たさない場合には、オブジェクト位置座標内にはないと
判定する。
【0066】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、カーナビゲーション装置1がPDA4から送
信された遠隔入力コマンドを受信すると、その遠隔入力
コマンドの要求内容を解釈して表示データを生成し、そ
の表示データをPDA4に送信するように構成したの
で、カーナビゲーション装置1と同様の機能を有する装
置を別途用意することなく、利用者が車両に乗車する前
に目的地や経由地の設定作業を完了することができる効
果を奏する。
【0067】また、PDA4から遠隔入力コマンドを受
信した場合でも、入力コマンドが入力された場合と同様
の表示データを生成して、その表示データをPDA4に
送信するように構成したので、利用者がPDA4を操作
して目的地等を設定する場合でも、カーナビゲーション
装置1を直接操作する場合と同様の感覚で操作すること
ができる効果を奏する。
【0068】また、カーナビゲーション装置1用のデー
タと、PDA4用のデータとを別々に用意する必要がな
いので、カーナビゲーション装置1におけるリソース使
用量を低減させることができる。さらに、共通のデータ
を用いている関係上、データの読出部位を共有できるの
で、別々のデータの読出部位を用いるよりも開発効率を
上げることができる。また、PDA4がカーナビゲーシ
ョン装置1から送信される施設データや経路情報に基づ
いて表示画面を生成するようにしているので、PDA4
のモニタ25に適応した表示画面を生成することが可能
になる。
【0069】この実施の形態1では、入力装置としてカ
ーナビゲーション装置1専用の入力キーボード2を使用
しているが、入力キーボード2の代わりに、赤外線など
の無線方式によって通信可能なリモートコントローラを
用いてもよい。なお、リモートコントローラの送信およ
び受信方法については、テレビやビデオデッキのリモー
トコントローラの送信および受信方法と同様に実現でき
るので、詳細の説明は省略する。
【0070】また、この実施の形態1では、PDA4の
入力装置としてタッチパネル21を使用しているが、カ
ーナビゲーション装置1の入力装置としてタッチパネル
を使用してもよい。その場合、入力制御部11及び表示
制御部15の動作については、PDA4側と同様に実現
することができるので説明を省略する。また、この実施
の形態1では、表示地図データのビットマップデータを
そのままPDA4に送信し、PDA4のモニタ25に表
示するようにしているが、表示地図データ管理部12d
がビットマップデータの一部を切り出して送信してもよ
いし、PDA4の表示制御部24がビットマップの一部
を表示画面データとしてもよい。
【0071】さらに、この実施の形態1では、表示地図
データの一例として、グラフ構造の表示地図データを用
いているが、ビットマップ形式の地図データを用いても
よい。また、この実施の形態1では、カーナビゲーショ
ン装置1とPDA4が携帯電話5a,5bと公衆電話回
線網7を介して通信しているが、Bluetoothや
無線LANを用いて通信してもよい。また、この実施の
形態1では、情報端末装置としてPDA4を適用してい
るが、例えば、携帯電話やパーソナルコンピュータを適
用してもよい。
【0072】実施の形態2.上記実施の形態1では、表
示データ生成部14が例えば、「兵庫、大阪、京都、滋
賀、奈良、和歌山」などのリスト形式の施設データを表
示データとして生成し、カーナビゲーション装置1及び
PDA4における表示制御部15,24がリスト形式の
施設データから施設検索メニュー用オブジェクトを生成
するものについて示したが、表示データ生成部14が施
設検索メニュー用オブジェクトを生成し、その施設検索
メニュー用オブジェクトを表示制御部15又は通信制御
部16に出力するようにしてもよい。
【0073】具体的には下記の通りであり、以下、上記
実施の形態1と相違する部分について説明する。表示デ
ータ生成部14における施設検索メニュー用オブジェク
ト情報の生成処理について説明する。表示データ生成部
14は、データ蓄積部13から施設データリストを読み
出すと、上記実施の形態1における表示制御部15と同
様にして、施設検索メニュー用オブジェクトを生成し
(図15を参照)、各オブジェクトにオブジェクト部品
名(例えば、button1,button2)を付加
して、施設データリストの各項目とオブジェクト部品名
の対応関係を示すオブジェクト対応情報を生成する(図
29を参照)。表示データ生成部14は、そのオブジェ
クト対応情報と、施設検索メニュー用オブジェクトと、
施設データリストとを併せて、施設メニュー用オブジェ
クト情報とする。
【0074】次に、図30を参照して、カーナビゲーシ
ョン装置1における表示制御部15の施設検索メニュー
ビットマップ画像の生成処理について説明する。表示制
御部15は、図31に示すような表示オブジェクト情報
を保有している場合、施設検索部12cから表示データ
として施設検索メニュー用オブジェクト情報と選択ノー
ドを取得すると(ステップST81)、表示オブジェク
ト情報を初期化して(ステップST82)、その施設検
索メニュー用オブジェクト情報内の施設データリストの
各項目を抽出し、各項目を表示オブジェクト情報のオブ
ジェクト名称に記述する(ステップST83)。
【0075】表示制御部15は、施設検索メニュー用オ
ブジェクト情報内のオブジェクト対応情報を使用して、
表示オブジェクト情報の各オブジェクト名称に対応する
オブジェクト部品名の施設検索メニュー用オブジェクト
を表示制御部15のメモリに貼り付けることにより、図
32(A)に示すようなビットマップ画像を生成する
(ステップST84)。
【0076】表示制御部15は、その貼り付けた各施設
検索メニュー用オブジェクトの位置座標(例えば、左上
座標と右下座標)を検出し、表示オブジェクト情報のオ
ブジェクト位置に記述する(ステップST85)。そし
て、表示制御部15は、施設検索部12cから取得した
選択ノードに対応するメモリ上の施設検索メニュー用オ
ブジェクトの背景色を変更してハイライト表示にし、図
32(B)に示すような施設検索メニュービットマップ
画像を完成する(ステップST86)。
【0077】なお、施設検索部12cより選択ノードと
表示更新コマンドを取得した場合、表示制御部15内の
メモリ上にある選択ノードに対応する施設検索メニュー
用オブジェクトの背景色を変更するとともに、それまで
背景色を変えていた施設検索メニュー用オブジェクトの
背景色を元に戻す処理を行えばよい(図32(C)を参
照)。
【0078】PDA4の表示制御部24における施設検
索メニュービットマップ画像の生成処理は、カーナビゲ
ーション装置1の表示制御部15の処理と同様であるた
め詳細な説明を省略する。ただし、PDA4側ではハイ
ライト表示が不要であるので、ステップST86の処理
は不要である。また、入力制御部22に出力するオブジ
ェクト情報は、表示制御部24内で持っている表示オブ
ジェクト情報と同等である。
【0079】以上で明らかなように、この実施の形態2
によれば、利用者が施設検索メニューを操作するときに
共通のオブジェクトを操作できるようになり、上記実施
の形態1以上に違和感なく操作することができる。ま
た、PDA4側では施設検索メニュー用オブジェクトを
生成する必要がないので、PDA4側の処理負荷を低減
させることができる。
【0080】この実施の形態2では、施設検索用地図デ
ータに対してのみ施設データリストと施設検索メニュー
用オブジェクトとを併せて送信するようにしているが、
経路探索用地図データに対して経路情報と併せて、経路
情報表示用オブジェクト(図17)を生成して送信して
もよい。その場合、カーナビゲーション装置1及びPD
A4の表示制御部15,24の処理については、この実
施の形態2における表示制御部15,24と同様である
ので詳細の説明は省略する。また、表示用地図データに
対して表示地図データと併せて、表示地図データから地
図ビットマップデータを生成して送信してもよい。
【0081】また、この実施の形態2では、表示データ
生成部14が施設検索メニュー用オブジェクトを生成す
るとしているが、施設検索メニュー用オブジェクトをデ
ータ蓄積部13に蓄積しておき、表示データ生成部14
が施設データと併せて、その施設検索メニュー用オブジ
ェクトを読み出して、施設検索部12cに出力してもよ
い。この場合、データ蓄積部13に蓄積しなければなら
ないデータ量が増大するが、表示データ生成部14にお
ける処理負荷は軽減することができる。
【0082】また、この実施の形態2では、表示データ
生成部14が施設データリストの各項目毎に施設検索メ
ニュー用オブジェクトを生成しているが、オブジェクト
の形状のみを生成して送信してもよい。図33は、この
場合の施設検索メニュー用オブジェクト情報の一例を示
し、カーナビゲーション装置1及びPDA4の表示制御
部15,24は、取得した施設データリストと施設検索
メニュー用オブジェクトから図34に示すような施設検
索メニュービットマップ画像を生成する。この場合、各
施設データリスト毎のオブジェクトを送信する必要がな
くなるので、カーナビゲーション装置1からPDA4へ
の通信量を削減することができる。
【0083】実施の形態3.上記実施の形態2では、表
示データ生成部14が施設検索メニュー用オブジェクト
を生成し、その施設検索メニュー用オブジェクトを表示
制御部15又は通信制御部16に出力するものについて
示したが、表示データ生成部14が施設検索メニュー用
オブジェクトの表示画面における位置座標(レイアウト
情報)についても表示制御部15又は通信制御部16に
出力するようにしてもよい。
【0084】具体的には下記の通りであり、以下、上記
実施の形態2と相違する部分について説明する。カーナ
ビゲーション装置1の表示データ生成部14は、上記実
施の形態2における施設検索メニュー用オブジェクトの
生成処理に加えて、各施設検索メニュー用オブジェクト
の表示画面での位置座標を決定する。そして、その施設
検索メニュー用オブジェクトと位置座標を合わせて、図
35に示すような施設検索メニューレイアウト情報を生
成し、その施設検索メニューレイアウト情報を施設検索
部12cに出力する。
【0085】施設検索部12cは、表示データ生成部1
4から施設検索メニューレイアウト情報を受けると、そ
の施設検索メニューレイアウト情報を表示制御部15又
は通信制御部16に出力する。通信制御部16は、施設
検索部12cから施設検索メニューレイアウト情報を受
けると、その施設検索メニューレイアウト情報をPDA
4に送信する。また、表示制御部15は、施設検索部1
2cから施設検索メニューレイアウト情報を受けると、
後述の方法で、その施設検索メニューレイアウト情報か
ら施設検索メニュービットマップ画像を生成してモニタ
3に表示する。
【0086】PDA4の表示制御部24は、通信制御部
23がカーナビゲーション装置1から送信された施設検
索メニューレイアウト情報を受信すると、後述の方法
で、その施設検索メニューレイアウト情報から施設検索
メニュービットマップ画像を生成してモニタ25に表示
するとともに、オブジェクト情報を生成して入力制御部
22に出力する。
【0087】次に、カーナビゲーション装置1の表示制
御部15における施設検索メニュービットマップ画像の
生成処理について説明する。表示制御部15は、施設検
索メニューレイアウト情報を用いて、各オブジェクト名
称(施設データリストの各項目)に対して、オブジェク
ト部品名の施設検索メニュー用オブジェクトを選択す
る。そして、表示制御部15のメモリ上において、施設
検索メニューレイアウト情報におけるオブジェクト位置
情報が示す座標位置に、その選択したオブジェクトを貼
り付ける処理を行う。
【0088】PDA4の表示制御部24における施設検
索メニュービットマップ画像の生成処理についても、カ
ーナビゲーション装置1の表示制御部15と同様の方法
で実現することができる。ただし、ハイライト表示は不
要である。なお、入力制御部22に出力するオブジェク
ト情報は、カーナビゲーション装置1より受信した施設
検索メニューレイアウト情報からオブジェクト名称とオ
ブジェクト位置座標を抽出して生成することができる。
【0089】以上から明らかなように、この実施の形態
3によれば、オブジェクトのレイアウト情報についても
表示制御部15又は通信制御部16に出力するように構
成したので、カーナビゲーション装置1でも、PDA4
でも同じ画面(メニュー画面)を表示することができる
ようになり、利用者の違和感をなくすことができる。な
お、上記実施の形態2でも述べたように、この実施の形
態3では、施設データに関するレイアウト情報を送信す
るようにしているが、表示データ生成部14が経路情報
に対する経路情報レイアウト情報を生成して状態管理部
12に出力し、状態管理部12が各レイアウト情報をカ
ーナビゲーション装置1及びPDA4の表示制御部1
5,24に送信してもよい。また、レイアウト情報を表
示データ生成部14で生成するのではなく、データ蓄積
部13に蓄積しておいてもよい。
【0090】また、この実施の形態3では、施設検索メ
ニューレイアウト情報として、オブジェクト名称とオブ
ジェクト部品名とオブジェクト位置座標とを生成する
が、施設検索メニューレイアウト情報として、オブジェ
クト名称とオブジェクト位置座標を生成し、カーナビゲ
ーション装置1及びPDA4の表示制御部15,24が
施設検索メニュー用オブジェクトを生成するようにして
もよい。
【0091】実施の形態4.上記実施の形態3では、オ
ブジェクトのレイアウト情報についても表示制御部15
又は通信制御部16に出力するものについて示したが、
表示データ生成部14が施設検索メニュービットマップ
画像を生成し、施設検索部12cが表示データとして、
その施設検索メニュービットマップ画像を表示制御部1
5又は通信制御部16に出力するようにしてもよい。な
お、図36はこの実施の形態4におけるカーナビゲーシ
ョン装置1を示す構成図であり、図36の例では、入力
装置として入力キーボード2の代わりに、タッチパネル
8が適用されている。
【0092】施設検索部12cが表示データ生成部14
により生成された施設検索メニュービットマップ画像を
表示制御部15又は通信制御部16に出力する点で、上
記実施の形態3と異なるが、施設検索メニュービットマ
ップ画像の生成処理については、上記実施の形態1にお
ける表示制御部24と同様の処理であるため説明を省略
する。
【0093】この実施の形態4によれば、表示データ生
成部14により生成された施設検索メニュービットマッ
プ画像を表示制御部15又は通信制御部16に出力する
ので、カーナビゲーション装置1及びPDA4の表示制
御部15,24において、施設検索メニュービットマッ
プ画像を生成する必要がなくなり、PDA4の処理負荷
を低減することができる。
【0094】なお、この実施の形態4では、施設データ
に関する施設検索メニュービットマップ画像を送信する
ようにしているが、経路情報に対する経路ビットマップ
画像を生成し、カーナビゲーション装置1及びPDA4
の表示制御部15,24に出力するようにしてもよい。
【0095】また、この実施の形態4では、タッチパネ
ル8を使用するものについて示したが、入力キーボード
2を使用してもよい。この場合、図37に示すように、
入力位置を示すカーソルをモニタ3に表示させ、入力キ
ーボード2の「↑」「↓」「←」「→」キーを入力する
ことによって、画面上でカーソルを移動させ、「決定」
キーの入力によって、タッチパネル8によるタッチ位置
情報と同じように、利用者が選択した画面上の位置座標
を状態管理部12に出力するようにすればよい。
【0096】実施の形態5.上記実施の形態1〜4で
は、カーナビゲーション装置1には常に電源が投入され
ている状態であるものについて示したが、通信制御部2
3のみに電源を常時供給し、PDA4から遠隔入力コマ
ンドが送信される場合に限り、必要な処理部に電源が投
入されるようにしてもよい。図38はカーナビゲーショ
ン装置1における電源ユニットと各処理部の接続関係を
示す構成図である。
【0097】通信制御部16は、常時、電源ユニット3
1と接続されており、状態管理部12及び表示データ生
成部14は、スイッチ32を介して電源ユニット31と
接続され、状態管理部12,表示データ生成部14,入
力制御部11及び表示制御部15は、スイッチ33を介
して電源ユニット31と接続されている。また、スイッ
チ32は通信制御部16よりON/OFF可能である。
初期状態としては、スイッチ32,33ともOFF状態
である。
【0098】次に動作について説明する。PDA4から
通信制御部16に接続要求が出力されると、通信制御部
16がスイッチ32をOFF状態からON状態に変更す
る。これにより、電源ユニット31から状態管理部12
及び表示データ生成部14に電源が供給される。PDA
4との接続が終了すると、通信制御部16がスイッチ3
2をON状態からOFF状態に変更する。これにより、
状態管理部12及び表示データ生成部14に対する電源
ユニット31からの電源供給が停止される。
【0099】なお、手動でスイッチ33をOFF状態か
らON状態に変更することにより、すべての処理部に電
源を供給することができる。“Wake ON LA
N”や“Wake ON MODEM”の技術を使用し
て、リモートでパソコンの電源を入切する方法が既に確
立しているので、このような技術を利用すれば、スイッ
チ32をリモートで制御することができる。
【0100】この実施の形態5によれば、カーナビゲー
ション装置1において、PDA4から接続されていると
きだけ、必要な部分に電源が供給されるようにしている
ので、接続されていない状態(アイドル状態)のとき、
余計な電源を使わなくて済み、バッテリ低下を防ぐこと
ができる。
【0101】なお、この実施の形態5では、PDA4か
らの遠隔制御に必要な処理部のみに電源を供給している
が、スイッチを1つにして、通信制御部16の制御によ
りすべての処理部に電源を供給するようにしてもよい。
この場合、PDA4から接続されているときに、表示制
御部15及び入力制御部11で無駄な電力を消費するこ
とになるが、カーナビゲーション装置1において、スイ
ッチ部品を削減することができる。また、この実施の形
態5では、PDA4からのすべての接続に対して、電源
を供給できるようにしているが、PDA4が自己のID
を送信して、カーナビゲーション装置1の通信制御部1
6がPDA4のIDを受信し、そのIDによって接続の
有無を判断するアクセス制限を設けてもよい。
【0102】実施の形態6.上記実施の形態1〜5で
は、特に言及していないが、カーナビゲーション装置1
が、PDA4の処理内容が記述されているカーナビゲー
ション遠隔制御プログラムをPDA4に送信するように
してもよい。この実施の形態6におけるPDA4のソフ
トウェアアーキテクチャでは、PDA用OS(オペレー
ティングシステム)上に、Java(登録商標)仮想マ
シンが動作し、Java(登録商標)仮想マシン上で
は、Java(登録商標)言語で記述されたプログラム
が動作する。
【0103】次に動作について説明する。PDA4がカ
ーナビゲーション装置1に接続すると、カーナビゲーシ
ョン装置1がPDA4に対して、上記実施の形態1〜5
のようなカーナビゲーション装置1の遠隔制御を可能に
するJava(登録商標)アプレットを送信する。PD
A4は、カーナビゲーション装置1からJava(登録
商標)アプレットを受信すると、そのJava(登録商
標)アプレットを自身のJava(登録商標)仮想マシ
ン上で動作させる。
【0104】この実施の形態6によれば、カーナビゲー
ション装置1がPDA4に対して、カーナビゲーション
装置1の遠隔制御を可能にするソフトウェアを送信する
ようにしたので、PDA4が予め遠隔制御用のソフトウ
ェアを保持していなくても、遠隔制御することが可能に
なる。
【0105】なお、この実施の形態6では、遠隔制御用
のソフトウェアをカーナビゲーション装置1から送信す
るようにしているが、別途インターネット上に接続され
たサーバから送信するようにしてもよい。また、この実
施の形態6では、Java(登録商標)仮想マシン搭載
のPDA4を情報端末装置として適用しているが、現在
の携帯電話の一部では、Java(登録商標)仮想マシ
ンが搭載されているものもあるため、携帯電話を情報端
末装置として適用してもよい。
【0106】実施の形態7.上記実施の形態1,2で
は、PDA4の処理能力を考慮することなく、カーナビ
ゲーション装置1が表示データを生成するものについて
示したが、PDA4が自己の処理能力を示すスペック情
報を遠隔入力コマンドと併せて送信し、カーナビゲーシ
ョン装置1がスペック情報を受信すると、PDA4の処
理能力を考慮して、PDA4に適する表示データを生成
するようにしてもよい。
【0107】以下、具体的に説明するが、ここでは、P
DA4が施設データリストの項目を最大3つまで表示可
能であるものとして説明する。カーナビゲーション装置
1の通信制御部16は、PDA4から遠隔入力コードと
一緒に送信されてくるスペック情報(表示可能なオブジ
ェクト数を記載した情報であり、ここでは施設データリ
スト項目の表示可能個数として3が記述されているもの
とする)を受信し、そのスペック情報をナビ状態管理部
12aに出力する。
【0108】ナビ状態管理部12aは、通信制御部16
により受信された遠隔入力コマンドとスペック情報を施
設検索部12cに出力する。施設検索部12cは、上記
実施の形態1と同様の方法により、表示データ生成部1
4から施設データリストを取得し、その施設データリス
トから後述の方法で、そのスペック情報に記述されてい
る個数分(この例では3個)の施設データ項目からなる
送信施設データリストを切り出すようにする。そして、
その送信施設データリストと「前頁」、「次頁」の項目
を併せて表示データ(例えば、「大阪、兵庫、京都。前
頁、次頁」となる)とし、その表示データを通信制御部
16に出力する。その他のナビゲーション装置1の動作
については、上記実施の形態1と同様である。
【0109】PDA4の通信制御部23は、予め設定さ
れたスペック情報を遠隔入力コードと併せてカーナビゲ
ーション装置1に送信する処理を行う。PDA4の表示
制御部24は、通信制御部23が表示データを受信する
と、その表示データから施設データ部分(「前頁」、
「次頁」以外の項目)を抜き出し、上記実施の形態1と
同様の方法で、施設検索メニュービットマップを生成す
るとともに、その表示データの残りの部分である「前
頁」および「次頁」から図39に示すような表示オブジ
ェクトを生成する。そして、その表示オブジェクトを施
設検索メニュービットマップ上に貼り付けることによ
り、図40に示すような施設検索メニュービットマップ
画像を生成してモニタ25に表示する。
【0110】なお、表示制御部24が入力制御部22に
出力するオブジェクト情報には、上記の「前頁」および
「次頁」の表示オブジェクトに関する情報も含まれる。
その他のPDA4の動作については、上記実施の形態1
と同様である。
【0111】次に、カーナビゲーション装置1の施設検
索部12cにおける施設データリストの切り出し処理に
ついて説明する。図41の施設データリストの例を用い
て説明する。図41の施設データリストは、ある選択階
層を表示データ生成部14に出力することにより、表示
データ生成部14により生成された施設データリストで
ある。
【0112】施設検索部12cは、表示データ生成部1
4から施設データリストを取得すると、その施設データ
リストの先頭項目からスペック情報に記述された個数分
(3個)の施設データ項目(「」「」「」)を施
設データリストとして切り出すようにする。次に、ナビ
状態管理部12aから遠隔入力コマンドとして、例えば
「遠隔:次頁」を受けると、前回送信した施設データ項
目の次のデータ項目()を先頭項目として、スペック
情報に記述された個数分の施設データ項目(「」
「」「」)を施設データリストとして切り出すよう
にする。
【0113】ただし、前回送信した施設データリストが
「,,」である場合には、「遠隔:前頁」の遠隔
入力コマンドを受けても、送信すべきデータがないので
施設検索部12cは何もしない。前回送信した施設デー
タリストが「,,」である場合に、「遠隔:前
頁」を受けると、前回送信した施設データリストの先頭
項目の3つ前の施設データ項目を先頭項目として3つ分
の施設データ項目(「,,」)を施設データリス
トとして切り出すようにする。
【0114】また、「遠隔:次頁」の遠隔入力コマンド
に対しても送信すべき施設データ項目がなければ、施設
検索部12cは何もしない。また、「遠隔:次頁」の遠
隔入力コマンドに対して送信すべき施設データ項目がス
ペック情報に記述された個数に足りない場合(1つない
しは2つの場合)は、そのまま1つないしは2つの施設
データリストとして切り出すようにする。なお、上記実
施の形態1と同様に、遠隔入力コマンドのコマンド内容
が前回送信した施設データリストに含まれる場合には、
図12のステップST31,ST32にあるように、選
択階層を更新して表示データ生成部14に対して新たな
施設データリストを要求し、取得した施設データリスト
に対して、上記と同様の処理を行えばよい。
【0115】以上で明らかなように、この実施の形態7
によれば、PDA4が自己の処理能力を示すスペック情
報を遠隔入力コマンドと併せて送信し、カーナビゲーシ
ョン装置1がスペック情報を受信すると、PDA4の処
理能力を考慮して、PDA4に適する表示データを生成
するように構成したので、PDA4の処理能力以上の無
駄な表示データの送信を回避できるようになり、その結
果、カーナビゲーション装置1からPDA4への通信効
率が向上する効果を奏する。
【0116】なお、この実施の形態7では、カーナビゲ
ーション装置1から送信する表示データが施設データで
ある場合について示したが、上記実施の形態1と同様
に、表示データが経路情報あるいは表示地図データの場
合でも構わない。例えば、経路情報に対しては、PDA
4が表示可能なノードオブジェクト(図17(A)を参
照)数をカーナビゲーション装置1に送信し、その個数
分に応じた施設データ情報をカーナビゲーション装置1
が生成してPDA4に送信すればよい。また、表示地図
データに対しては、PDA4が表示可能なエリア数(図
7参照)をカーナビゲーション装置1に送信し、カーナ
ビゲーション装置1が表示用地図データから指定された
エリア数分の表示地図データを切り出してPDA4に送
信すればよい。
【0117】また、上記実施の形態7では、PDA4が
表示データに対する処理能力を示すスペック情報をカー
ナビゲーション装置1に送信するものについて示した
が、PDA4が自己のIDをカーナビゲーション装置1
に送信し、カーナビゲーション装置1が受信したIDに
応じて、表示データの送信の許可・不許可を決定しても
よい。この場合、利用者がカーナビゲーション装置1に
対して、利用者自身のPDA4のIDを登録しておき、
カーナビゲーション装置1が設定されたID以外のPD
A4に対しては表示データを送信しないようにすること
により、利用者以外がカーナビゲーション装置1に対し
て遠隔制御することを防ぐことができる。
【0118】実施の形態8.上記実施の形態1〜7で
は、カーナビゲーション装置1とPDA4が直接通信す
るものについて示したが、図42に示すように、カーナ
ビゲーション装置1と同様の機能を有するカーナビゲー
ション装置(情報処理装置)1aを別途車両外に設け、
PDA4とカーナビゲーション装置1aが通信を行うこ
とにより、上記実施の形態1等と同様にして、カーナビ
ゲーション装置1aで経路設定を実施し、その後、車両
内のカーナビゲーション装置1がカーナビゲーション装
置1aに接続して、PDA4により設定された経路をカ
ーナビゲーション装置1aにダウンロードすることによ
り、車両内のカーナビゲーション装置1に対して経路を
設定してもよい。なお、カーナビゲーション装置1は常
時電源が入っていないため、PDA4とは直接接続でき
ないものとする。
【0119】次に動作について説明する。まず、カーナ
ビゲーション装置1aとPDA4が通信することによ
り、上記実施の形態1〜7と同様にして、カーナビゲー
ション装置1aが経路情報を生成し(図14を参照)、
その経路情報をカーナビゲーション装置1aの内部メモ
リに格納する。次に、利用者が乗車したときにカーナビ
ゲーション装置1の電源を投入すると、カーナビゲーシ
ョン装置1は、後述の方法で、カーナビゲーション装置
1aの内部メモリに格納されている経路情報をダウンロ
ードするようにする。
【0120】カーナビゲーション装置1aからの経路情
報のダウンロード方法としては次のようなものが考えら
れる。カーナビゲーション装置1aがカーナビゲーショ
ン装置1に接続されている携帯電話5aに対して経路情
報を記述した電子メールを送信し、カーナビゲーション
装置1が携帯電話5aから電子メールのデータを取得す
ることによって実現できる。
【0121】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、PDA4と車両外のカーナビゲーション装置1aが
通信を行うことにより、カーナビゲーション装置1aで
経路設定を実施し、その後、車両内のカーナビゲーショ
ン装置1がカーナビゲーション装置1aに接続して、P
DA4により設定された経路をカーナビゲーション装置
1aにダウンロードすることにより、車両内のカーナビ
ゲーション装置1に対して経路を設定するので、車両内
のカーナビゲーション装置1に常に電源を供給する必要
がなくなり、カーナビゲーション装置1に対するバッテ
リ低下を防止することができる効果を奏する。
【0122】なお、この実施の形態8において、カーナ
ビゲーション装置1aをPC上に実装してもよい。ま
た、この実施の形態8において、カーナビゲーション装
置1aが2つの通信装置と接続可能であって、一方がP
DA4と接続可能であり、他方がカーナビゲーション装
置1と接続可能な構成にしてもよい。図43の例では、
カーナビゲーション装置1とカーナビゲーション装置1
aが無線LANアダプタ9a,9bを介して接続されて
おり、カーナビゲーション装置1aとPDA4が公衆電
話回線網7を介して接続されている。
【0123】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、情報
端末装置から送信されたコマンドを受信すると、そのコ
マンドの要求内容を解釈して表示データを生成し、その
表示データを情報端末装置に送信するように構成したの
で、車両外に車載装置と同様の機能を有する装置を別途
用意することなく、利用者が車両に乗車する前に目的地
や経由地の設定作業を完了することができるようにな
り、その結果、利用者が車両に乗車後、すぐに出発する
ことができる効果がある。
【0124】この発明によれば、画面のレイアウト情報
を含む表示データを生成するように構成したので、情報
端末装置でも車載装置と同じ画面を表示することができ
るようになり、利用者の違和感をなくすことができる効
果がある。
【0125】この発明によれば、表示データとしてビッ
トマップ画像を生成するように構成したので、情報端末
装置によるビットマップ画像の生成処理が不要になり、
情報端末装置の処理負荷を低減することができる効果が
ある。
【0126】この発明によれば、情報端末装置の処理能
力を示すスペック情報を受信すると、その情報端末装置
の処理能力を考慮して、その情報端末装置に適する表示
データを生成するように構成したので、情報端末装置の
処理能力以上の無駄な表示データの送信を回避できるよ
うになり、その結果、車載装置から情報端末装置への通
信効率が向上する効果がある。
【0127】この発明によれば、入力信号に対応するコ
マンドを車載装置に送信する一方、車載装置から送信さ
れた表示データを受信し、その表示データにしたがって
画面を表示するように構成したので、利用者が車両に乗
車する前に目的地や経由地の設定作業を完了することが
できる効果がある。
【0128】この発明によれば、通信手段が画面のレイ
アウト情報を含む表示データを受信すると、そのレイア
ウト情報にしたがって画面の表示位置を設定するように
構成したので、情報端末装置でも車載装置と同じ画面を
表示することができるようになり、利用者の違和感をな
くすことができる効果がある。
【0129】この発明によれば、通信手段がビットマッ
プ画像である表示データを受信すると、表示データから
画面データを生成する処理を実施することなく、そのビ
ットマップ画像を表示するように構成したので、情報端
末装置の処理負荷を低減することができる効果がある。
【0130】この発明によれば、コマンド生成手段から
出力されたコマンドを車載装置に送信する際、自己の処
理能力を示すスペック情報を車載装置に送信するように
構成したので、車載装置から情報端末装置への通信効率
が向上する効果がある。
【0131】この発明によれば、情報端末装置からコマ
ンドを受信すると、そのコマンドの要求内容を解釈して
表示データを生成し、その表示データを情報端末装置に
送信する車載装置を設けるように構成したので、車両外
に車載装置と同様の機能を有する装置を別途用意するこ
となく、利用者が車両に乗車する前に目的地や経由地の
設定作業を完了することができるようになり、その結
果、利用者が車両に乗車後、すぐに出発することができ
る効果がある。
【0132】この発明によれば、車載装置と同一機能を
有する情報処理装置が車外に存在する場合、情報処理装
置が車載装置の代わりに、情報端末装置から送信される
コマンドを受信して表示データを情報端末装置に送信
し、情報処理装置の設定情報を車載装置に送信するよう
に構成したので、車両内の車載装置に常に電源を供給す
る必要がなくなり、車載装置に対するバッテリ低下を防
止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による車載情報シス
テムを示す構成図である。
【図2】 入力キーボードの一例を示す説明図である。
【図3】 状態管理部の内部構成を示す構成図である。
【図4】 キーコードと入力コマンドの対応表を示す説
明図である。
【図5】 木構造で構成された施設データを示す説明図
である。
【図6】 グラフ構造形式の地図データを示す説明図で
ある。
【図7】 グラフ構造形式の地図データを示す説明図で
ある。
【図8】 カーナビゲーションのシステム状態を示す説
明図である。
【図9】 カーナビゲーション装置の状態更新処理を示
すフローチャートである。
【図10】 利用者コマンド状態の状態遷移を示す状態
遷移図である。
【図11】 各状態に応じた処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図12】 施設検索部の施設検索処理を示すフローチ
ャートである。
【図13】 表示制御部における画面データの生成処理
を示すフローチャートである。
【図14】 経路情報の一例を示す説明図である。
【図15】 施設検索メニュー用オブジェクトの一例を
示す説明図である。
【図16】 施設検索メニュービットマップ画像の一例
を示す説明図である。
【図17】 経路情報表示用オブジェクトの一例を示す
説明図である。
【図18】 経路情報ビットマップ画像の一例を示す説
明図である。
【図19】 地図ビットマップ画像の一例を示す説明図
である。
【図20】 表示制御部におけるオブジェクトの生成送
信処理を示すフローチャートである。
【図21】 地図ビットマップ画像の一例を示す説明図
である。
【図22】 施設検索メニュー用オブジェクトの一例を
示す説明図である。
【図23】 施設検索メニュービットマップ画像の一例
を示す説明図である。
【図24】 経路情報表示用オブジェクトの一例を示す
説明図である。
【図25】 経路情報ビットマップ画像の一例を示す説
明図である。
【図26】 オブジェクト情報の一例を示す説明図であ
る。
【図27】 入力制御部における遠隔入力コードの生成
処理を示すフローチャートである。
【図28】 位置座標の判定処理を説明する説明図であ
る。
【図29】 オブジェクト対応情報を示す説明図であ
る。
【図30】 カーナビゲーション装置側の表示制御部に
おける施設検索メニュービットマップ画像の生成処理を
示すフローチャートである。
【図31】 表示オブジェクト情報の一例を示す説明図
である。
【図32】 施設検索メニュービットマップ画像の一例
を示す説明図である。
【図33】 施設検索メニュー用オブジェクト情報の一
例を示す説明図である。
【図34】 施設検索メニュービットマップ画像の一例
を示す説明図である。
【図35】 施設検索メニューレイアウト情報の一例を
示す説明図である。
【図36】 この実施の形態4におけるカーナビゲーシ
ョン装置を示す構成図である。
【図37】 施設検索メニュービットマップ画像の一例
を示す説明図である。
【図38】 カーナビゲーション装置における電源ユニ
ットと各処理部の接続関係を示す構成図である。
【図39】 表示オブジェクトの一例を示す説明図であ
る。
【図40】 施設検索メニュービットマップ画像の一例
を示す説明図である。
【図41】 施設データリストの一例を示す説明図であ
る。
【図42】 この発明の実施の形態8による車載情報シ
ステムを示す構成図である。
【図43】 この発明の実施の形態8による車載情報シ
ステムを示す構成図である。
【符号の説明】
1 カーナビゲーション装置(車載装置)、1a カー
ナビゲーション装置(情報処理装置)、2 入力キーボ
ード、3 モニタ、4 PDA(情報端末装置)、5
a,5b 携帯電話、6a,6b 携帯電話基地局、7
公衆電話回線網、8 タッチパネル、9a,9b 無
線LANアダプタ、11 入力制御部(コマンド発生手
段)、12 状態管理部、12a ナビ状態管理部、1
2b 現在位置取得部、12c 施設検索部、12d
表示地図データ管理部、12e 経路探索部、13 デ
ータ蓄積部、14 表示データ生成部(データ生成手
段)、15 表示制御部(表示手段)、16 通信制御
部(受信手段、送信手段)、21 タッチパネル、22
入力制御部(コマンド生成手段)、23 通信制御部
(通信手段)、24 表示制御部(表示手段)、25
モニタ、31 電源ユニット、32,33 スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下谷 光生 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2F029 AA02 AB07 AB13 AC02 AC08 AC14 5B019 HA10 HD01 5B085 AA08 BE01 BE04 CA07 CC03 CC17 5H180 AA01 BB05 FF05 FF13 FF22 FF27 FF32

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号に対応するコマンドを出力する
    コマンド発生手段と、情報端末装置から送信されるコマ
    ンドを受信する受信手段と、上記コマンド発生手段から
    コマンドが出力された場合、または、上記受信手段によ
    りコマンドが受信された場合、そのコマンドの要求内容
    を解釈して表示データを生成するデータ生成手段と、上
    記コマンド発生手段からコマンドが出力された場合、上
    記データ生成手段により生成された表示データにしたが
    って画面を表示する表示手段と、上記受信手段によりコ
    マンドが受信された場合、上記データ生成手段により生
    成された表示データを上記情報端末装置に送信する送信
    手段とを備えた車載装置。
  2. 【請求項2】 データ生成手段は、画面のレイアウト情
    報を含む表示データを生成することを特徴とする請求項
    1記載の車載装置。
  3. 【請求項3】 データ生成手段は、表示データとしてビ
    ットマップ画像を生成することを特徴とする請求項1記
    載の車載装置。
  4. 【請求項4】 データ生成手段は、受信手段がコマンド
    を受信する際、情報端末装置の処理能力を示すスペック
    情報を受信すると、その情報端末装置の処理能力を考慮
    して、その情報端末装置に適する表示データを生成する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれ
    か1項記載の車載装置。
  5. 【請求項5】 入力信号に対応するコマンドを出力する
    コマンド生成手段と、上記コマンド生成手段から出力さ
    れたコマンドを車載装置に送信する一方、上記車載装置
    から送信された表示データを受信する通信手段と、上記
    通信手段により受信された表示データにしたがって画面
    を表示する表示手段とを備えた情報端末装置。
  6. 【請求項6】 表示手段は、通信手段が画面のレイアウ
    ト情報を含む表示データを受信すると、そのレイアウト
    情報にしたがって画面の表示位置を設定することを特徴
    とする請求項5記載の情報端末装置。
  7. 【請求項7】 表示手段は、通信手段がビットマップ画
    像である表示データを受信すると、表示データから画面
    データを生成する処理を実施することなく、そのビット
    マップ画像を表示することを特徴とする請求項5記載の
    情報端末装置。
  8. 【請求項8】 通信手段は、コマンド生成手段から出力
    されたコマンドを車載装置に送信する際、自己の処理能
    力を示すスペック情報を上記車載装置に送信することを
    特徴とする請求項5から請求項7のうちのいずれか1項
    記載の情報端末装置。
  9. 【請求項9】 コマンドを受信すると、そのコマンドの
    要求内容を解釈して表示データを生成し、その表示デー
    タを送信する車載装置と、入力信号に対応するコマンド
    を上記車載装置に送信する一方、上記車載装置から送信
    された表示データを受信すると、その表示データにした
    がって画面を表示する情報端末装置とを備えた車載情報
    システム。
  10. 【請求項10】 車載装置と同一機能を有する情報処理
    装置が車外に存在する場合、上記情報処理装置が上記車
    載装置の代わりに、情報端末装置から送信されるコマン
    ドを受信して表示データを上記情報端末装置に送信し、
    上記情報処理装置の設定情報を上記車載装置に送信する
    ことを特徴とする請求項9記載の車載情報システム。
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