JP2003327285A - プラスチックレンズ収納用トレイ - Google Patents
プラスチックレンズ収納用トレイInfo
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- JP2003327285A JP2003327285A JP2002135355A JP2002135355A JP2003327285A JP 2003327285 A JP2003327285 A JP 2003327285A JP 2002135355 A JP2002135355 A JP 2002135355A JP 2002135355 A JP2002135355 A JP 2002135355A JP 2003327285 A JP2003327285 A JP 2003327285A
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Abstract
チックレンズ収納用トレイに吸着されることがないの
で、取り出し時に工程トラブルが発生することがなく、
しかも、収納時に振動や衝撃によって既に収納されてい
るプラスチックレンズがレンズ収納部から飛び出した
り、ひっくり返ったり、傾いてしまったりするといった
問題が生じることがないプラスチックレンズ収納用トレ
イ。 【解決手段】 プラスチックレンズを収納するプラスチ
ックレンズ収納用トレイにおいて、プラスチックレンズ
を収納するために窪ませたレンズ収納部と、該レンズ収
納部の底部と前記プラスチックレンズ収納用トレイの外
部とを連通させた連通孔と、を設けたこと。
Description
ズを収納するプラスチックレンズ収納用トレイに関す
る。
ックレンズ収納用トレイに収納して運搬することは従来
より行われている。図8はこの一例であって、複数のプ
ラスチックレンズ収納用トレイを積載した縦断面図であ
り、図9はプラスチックレンズを収納するレンズ収納部
の縦断面図である。図8において、4段に積載された同
一形状の複数のプラスチックレンズ収納用トレイ2には
複数のプラスチックレンズPが各々収納され、各プラス
チックレンズ収納用トレイ2の上段に位置するプラスチ
ックレンズ収納用トレイ2が蓋の作用をしてプラスチッ
クレンズPを被覆している。従って、図8においては下
から4段目のプラスチックレンズ収納用トレイ2に収納
されたプラスチックレンズを被覆するため、プラスチッ
クレンズ収納用トレイ2は5段に積載されている。
クレンズ収納用トレイ2はプラスチックより形成されて
いるので、運搬時等の振動によって生ずる摩擦により、
収納したプラスチックレンズPとプラスチックレンズ収
納用トレイ2との間に静電気が発生することがあり、こ
れによりプラスチックレンズPがプラスチックレンズ収
納用トレイ2に吸着され易くなる。そして、図10に示
すように、プラスチックレンズPが蓋の作用をする上段
のプラスチックレンズ収納用トレイ2に一度吸着される
と、静電気による吸着力は距離の二乗に反比例するた
め、非常に軽量なプラスチックレンズPは、その後の運
搬等によって振動や衝撃が加わっても、そのプラスチッ
クレンズPを収納するための下段のプラスチックレンズ
収納用トレイ2に移動して吸着されることがなく、この
ような状態を維持する。そして、プラスチックレンズP
の組み込み等のために蓋の作用をするプラスチックレン
ズ収納用トレイ2を取り外すと、プラスチックレンズP
はそのプラスチックレンズ収納用トレイ2に吸着された
ままであるので、自動組立機に掛からずに工程トラブル
を発生してしまう。また、そのプラスチックレンズPを
ピンセット等で取り出そうとするとき、傷を付けて不良
にしてしまうといった問題が生ずる。
スチックレンズ収納用トレイ2を静電気が発生しない導
電性の材質で形成することが考えられる。しかし、金属
で形成すると質量が増して取扱が不便であると共にコス
ト高であるために、プラスチックレンズを大量に生産す
るのには不適である。また、導電性の樹脂で成型すると
しても、このような材料はコスト高であり、更に成型後
の樹脂に静電気防止剤を塗布するとしても、同様にコス
ト高になってしまう。
ラスチックレンズ収納用トレイ2には多数のプラスチッ
クレンズPを収納するため、例えプラスチックレンズ収
納用トレイ2に静電気防止対策が施されているとして
も、プラスチックレンズPを収納する際の振動や衝撃に
よって、既に収納されている他のプラスチックレンズP
がレンズ収納部から飛び出したり、飛び出さないまでも
その場でひっくり返ったり、傾いてしまったりするとい
った問題が生じ、工程トラブルの原因になってしまう。
であり、プラスチックレンズ収納用トレイを静電気防止
のために高価な材料で形成せずとも、収納したプラスチ
ックレンズが蓋の作用をするプラスチックレンズ収納用
トレイに吸着されることがないので、プラスチックレン
ズの取り出し時に工程トラブルが発生することがなく、
しかも、プラスチックレンズの収納時に振動や衝撃によ
って既に収納されている他のプラスチックレンズがレン
ズ収納部から飛び出したり、飛び出さないまでもその場
でひっくり返ったり、傾いてしまったりするといった問
題が生じることがない、プラスチックレンズ収納用トレ
イを提案することを発明の目的とする。
より達成される。
クレンズ収納用トレイにおいて、プラスチックレンズを
収納するために窪ませたレンズ収納部と、該レンズ収納
部の底部と前記プラスチックレンズ収納用トレイの外部
とを連通させた連通孔と、を設けたことを特徴とするプ
ラスチックレンズ収納用トレイ。
用トレイの実施の形態を図1乃至図7を参照して詳細に
説明する。
上面図、図2はプラスチックレンズ収納用トレイの縦断
面図、図3はレンズ収納部の上面図、図4はレンズ収納
部の底面図、図5はレンズ収納部の縦断面図、図6はプ
ラスチックレンズを収納したレンズ収納部の縦断面図、
図7は3個のプラスチックレンズ収納用トレイを積載し
た縦断面図である。
ンズ収納用トレイ1には複数のプラスチックレンズを収
納できるように複数のレンズ収納部11が設けられてい
る。そして、同一形状の複数のプラスチックレンズ収納
用トレイ1を積載できるように構成されている。
3乃至図5に基づいて説明する。プラスチックレンズ収
納用トレイ1には上面から窪んだレンズ収納部11が設
けられている。また、本実施の形態に示すプラスチック
レンズは従来技術で示した如く両凸レンズであって、こ
のプラスチックレンズをレンズ収納部11に収納したと
き、その上部がプラスチックレンズ収納用トレイ1の上
面より突出する。従って、プラスチックレンズを収納し
たプラスチックレンズ収納用トレイ1の上に同一形状の
他のプラスチックレンズ収納用トレイ1を積載したとき
に、上段に位置するプラスチックレンズ収納用トレイ1
の下面が下段に位置するプラスチックレンズ収納用トレ
イ1に収納したプラスチックレンズに当接して傷が付く
ことがないように、プラスチックレンズ収納用トレイ1
の下面にはレンズ逃げ部12が設けられている。
12との間には互いに異なる方向のテーパーを有する連
通孔13及び連通孔14が設けられていて、レンズ収納
部11とレンズ逃げ部12とは気体が連通するように構
成されている。
収納用トレイ1のレンズ収納部11に、プラスチックレ
ンズPを収納するとき、図6に示す如く各々のレンズ逃
げ部12から空気を吸引する。すると、その空気によっ
てプラスチックレンズPがレンズ収納部11の底面11
aに確実且つ安定して当接する。従って、プラスチック
レンズPを被覆するために上部に同一形状のプラスチッ
クレンズ収納用トレイ1を積載しても、静電気によって
プラスチックレンズPが上部のプラスチックレンズ収納
用トレイ1に吸着されることがない。また、プラスチッ
クレンズPを収納するときに発生する衝撃や振動によっ
て、収納済みの他のプラスチックレンズPがレンズ収納
部11から飛び出したり、飛び出さないまでもその場で
ひっくり返ったり、傾いたりしてしまうことがない。
イ1のレンズ収納部11の全てにプラスチックレンズP
を収納したときは、その上部に同一形状のプラスチック
レンズ収納用トレイ1を積載してプラスチックレンズP
を被覆して保護する。このようにして所定の数のプラス
チックレンズ収納用トレイ1を順次積載するが、この一
例を図7に示す。
スチックレンズ収納用トレイ1のレンズ逃げ部12から
行うので、その上段に位置するプラスチックレンズ収納
用トレイ1のレンズ収納部11に対して吸引可能なよう
に、図3乃至図6に示す如く、連通孔13の側方からレ
ンズ収納部11の側方に掛けて連通し、プラスチックレ
ンズ収納用トレイ1の上面に連通する連通孔15と、レ
ンズ逃げ部12の側方に設けて連通孔15と連通孔14
とが連通可能にした連通孔16とを設けている。これに
よって、最下段に位置するプラスチックレンズ収納用ト
レイ1のレンズ逃げ部12から空気を吸引しても、上段
に位置するプラスチックレンズ収納用トレイ1のレンズ
収納部11にプラスチックレンズPを収納するとき、プ
ラスチックレンズPはレンズ収納部11の底面11aに
吸着されてレンズ収納部11に確実に収納することがで
きる。
からプラスチックレンズPを取り出すときにも空気の吸
引を行う。これによって、蓋の作用をする上段のプラス
チックレンズ収納用トレイ1を取り外すときに、従来の
ように静電気によってプラスチックレンズPが上段のプ
ラスチックレンズ収納用トレイ1に吸着されてしまっ
て、工程トラブルを起こしたり、プラスチックレンズP
に傷を付けたりしてしまうことがない。
レンズPの挿脱に支障がなく、且つプラスチックレンズ
Pの姿勢が確実に維持できる範囲で所定の余裕を持って
プラスチックレンズPより大きく形成されている。
を樹脂成型するとき、連通孔13と連通孔14との接続
部17をパーティングラインとしているので、パーティ
ングラインで発生するバリによってプラスチックレンズ
Pが傷つくことがない。
レイ1を順次積載するが、最上段に位置するプラスチッ
クレンズ収納用トレイ1に収納したプラスチックレンズ
Pを被覆するために、更にその上段にプラスチックレン
ズPを収納していない空のプラスチックレンズ収納用ト
レイ1を載置してもよいし、異なる形状の蓋部材を載置
してもよい。
レンズであったが、メニスカスレンズや平凸レンズであ
ってもよいし、凹レンズであってもよい。
スチックレンズPを吸引するための連通孔は必ずしもレ
ンズ逃げ部12と接続されている必要はなく、プラスチ
ックレンズ収納用トレイ1の外部と接続されていればど
のような形状の連通孔であってもよい。
ズ収納用トレイによれば、連通孔より空気を吸引してレ
ンズ収納部に収納したプラスチックレンズをレンズ収納
部の底部に密着させることができるので、プラスチック
レンズ収納用トレイを静電気防止のために高価な材料で
形成せずとも、プラスチックレンズが蓋の作用をするプ
ラスチックレンズ収納用トレイに吸着されることがなく
て、プラスチックレンズの取り出し時に工程トラブルが
発生することがなく、しかも、プラスチックレンズの収
納時に振動や衝撃によって既に収納されている他のプラ
スチックレンズがレンズ収納部から飛び出したり、飛び
出さないまでもその場でひっくり返ったり、傾いてしま
ったりするといった問題が生じることがない。
る。
ある。
縦断面図である。
断面図である。
した縦断面図である。
ズ収納部の縦断面図である。
プラスチックレンズ収納用トレイに吸着された図であ
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 プラスチックレンズを収納するプラスチ
ックレンズ収納用トレイにおいて、プラスチックレンズ
を収納するために窪ませたレンズ収納部と、該レンズ収
納部の底部と前記プラスチックレンズ収納用トレイの外
部とを連通させた連通孔と、を設けたことを特徴とする
プラスチックレンズ収納用トレイ。 - 【請求項2】 前記連通孔が前記プラスチックレンズ収
納用トレイの外部に向かって略末広がりに形成されてい
ることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックレン
ズ収納用トレイ。 - 【請求項3】 射出成形によって成型され、前記連通孔
の途中にパーティングラインを設けたことを特徴とする
請求項1又は請求項2に記載のプラスチックレンズ収納
用トレイ。 - 【請求項4】 前記プラスチックレンズ収納用トレイの
上に同一形状のプラスチックレンズ収納用トレイを積載
して前記レンズ収納部を被覆可能であることを特徴とす
る請求項1〜3の何れか1項に記載のプラスチックレン
ズ収納用トレイ。 - 【請求項5】 前記プラスチックレンズ収納用トレイの
上に同一形状のプラスチックレンズ収納用トレイを積載
したときに、前記レンズ収納部より突出したプラスチッ
クレンズが当接することがない逃げ部を前記プラスチッ
クレンズ収納用トレイの下部に設けたことを特徴とする
請求項4に記載のプラスチックレンズ収納用トレイ。 - 【請求項6】 前記プラスチックレンズ収納用トレイの
上に複数の同一形状のプラスチックレンズ収納用トレイ
を積載したときに、最下段のプラスチックレンズ収納用
トレイの連通孔より最上段のプラスチックレンズ収納用
トレイのレンズ収納部に連通可能な第2の連通孔を設け
たことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のプラ
スチックレンズ収納用トレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002135355A JP2003327285A (ja) | 2002-05-10 | 2002-05-10 | プラスチックレンズ収納用トレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002135355A JP2003327285A (ja) | 2002-05-10 | 2002-05-10 | プラスチックレンズ収納用トレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003327285A true JP2003327285A (ja) | 2003-11-19 |
Family
ID=29697703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002135355A Pending JP2003327285A (ja) | 2002-05-10 | 2002-05-10 | プラスチックレンズ収納用トレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003327285A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006349585A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Nanotex Corp | Otf測定装置 |
JP2008013201A (ja) * | 2006-07-05 | 2008-01-24 | Kantatsu Co Ltd | レンズユニットの包装体 |
CN102837868A (zh) * | 2011-06-23 | 2012-12-26 | 苏州五方光电科技有限公司 | 托盘 |
CN105644900A (zh) * | 2016-03-10 | 2016-06-08 | 苏州伽蓝致远电子科技股份有限公司 | 一种lens透镜放置盘 |
CN108216914A (zh) * | 2016-12-15 | 2018-06-29 | 尼瓦洛克斯-法尔股份有限公司 | 用于钟表镶嵌物的包装件 |
JP7412706B2 (ja) | 2020-03-19 | 2024-01-15 | 三甲株式会社 | トレー |
-
2002
- 2002-05-10 JP JP2002135355A patent/JP2003327285A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008013201A (ja) * | 2006-07-05 | 2008-01-24 | Kantatsu Co Ltd | レンズユニットの包装体 |
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CN105644900A (zh) * | 2016-03-10 | 2016-06-08 | 苏州伽蓝致远电子科技股份有限公司 | 一种lens透镜放置盘 |
CN108216914A (zh) * | 2016-12-15 | 2018-06-29 | 尼瓦洛克斯-法尔股份有限公司 | 用于钟表镶嵌物的包装件 |
JP7412706B2 (ja) | 2020-03-19 | 2024-01-15 | 三甲株式会社 | トレー |
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