JP4528494B2 - 錠剤用多層容器 - Google Patents

錠剤用多層容器 Download PDF

Info

Publication number
JP4528494B2
JP4528494B2 JP2003146853A JP2003146853A JP4528494B2 JP 4528494 B2 JP4528494 B2 JP 4528494B2 JP 2003146853 A JP2003146853 A JP 2003146853A JP 2003146853 A JP2003146853 A JP 2003146853A JP 4528494 B2 JP4528494 B2 JP 4528494B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
inner container
container body
opening
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003146853A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004345709A (ja
Inventor
晃 篠田
元 山口
匡宏 吉田
剛己 千葉
幹春 森瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eisai R&D Management Co Ltd
Shinko Chemical Co Ltd
Original Assignee
Eisai R&D Management Co Ltd
Shinko Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eisai R&D Management Co Ltd, Shinko Chemical Co Ltd filed Critical Eisai R&D Management Co Ltd
Priority to JP2003146853A priority Critical patent/JP4528494B2/ja
Publication of JP2004345709A publication Critical patent/JP2004345709A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4528494B2 publication Critical patent/JP4528494B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Buffer Packaging (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

【0001】
本発明は,例えば錠剤などの内容物を衝撃から保護して収納する錠剤用多層容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に錠剤などを収納した容器では,開口部から樹脂シートなどの緩衝材を丸めて挿入して開口部をキャップで閉じ,錠剤等の内容物を緩衝材で押えることにより,内容物の移動を防止し,内容物の割れや欠けの防止を試みている。しかし,このような一般的な方法では,容器落下時の衝撃による割れや欠けなどの内容物の破損を完全には防止することができないので,容器を箱などに入れる等,緩衝効果のある更なる対策が必要となる。そこで,容器をいわゆる二重構造に構成したものとして,例えば特開2001−341779号には,外容器内に弾性内容器を吊り下げた錠剤収納容器が開示されている。更に,特開2001−10672号などにも,化粧品などの内容物を衝撃から保護する多層容器が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−341779号公報
【特許文献2】
特開2001−10672号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の多層容器は,内容器を外容器内にスムーズに挿入できるように,内容器の外径が外容器の開口部の径と同じかもしくは小さいのが普通であった。このため従来の多層容器は,内容器の外径を大きくできないため,内容物の収納容積が著しく小さくなるという問題があった。また,キャップを外して開口させた際や内容物を取り出す際などに,内容器が外容器内から抜け出す心配もあった。
【0005】
また従来の多層容器は,いずれも内容器を外容器内に吊り下げた構成であり,内容器が外容器内において動く構造であった。このため従来の多層容器は,衝撃などを受けた場合や容器の姿勢を倒した場合に,内部で宙吊り状態になっている内容器が揺れ動くことにより外容器内面に衝突し,そのショックで内容器内に収納している内容物を破損する恐れがあった。
【0006】
従って本発明の目的は,内容物を衝撃からより確実に保護でき,収納容積も大きい錠剤用多層容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために,開口部にキャップを取り付けることにより密閉される容器本体の内部に内容器を配置した錠剤用多層容器であって,前記容器本体は,肉厚に構成され且つ一体に成形され,前記内容器は,前記開口部の内側に配置される内開口部と,この内開口部よりも前記容器本体の内部に配置される内容器本体部からなり,前記内容器のうち少なくとも前記内容器本体部は,肉薄に構成されて変形可能であり,前記内容器本体部は,前記開口部よりも大きい径を有しており,前記内容器本体部の周面及び底面に,前記容器本体の内面に接するように突出する突部が形成されており,前記内容器本体部の周面が前記容器本体の内面から所定の隙間を空けた状態に維持され,前記内容器本体部の底面が前記容器本体の底面から隙間を空けて持ち上げられた状態に維持されていて,前記内容器本体部の底面に形成された突部は,前記内容器内に内容物を入れていない状態では,前記容器本体の底面に接せず,前記内容器内に内容物を入れた状態で,はじめて前記容器本体の底面に接することを特徴とする,錠剤用多層容器が提供される。
【0008】
本発明の錠剤用多層容器は,内容器本体部が容器本体の開口部よりも大きい径を有しており,内容器本体部が容器本体の内部において膨らんだ状態になっているので,内容物の収納容積を比較的大きく確保することができる。しかも,内容器本体部が容器本体の内部で膨らんでいるため,内容器が容器本体内から抜け出す心配もない。
【0009】
また本発明の多層容器は,内容器本体部の周面及び底面に形成された突部が容器本体の内面に接しているため,突部によって内容器本体部は容器本体の内面から支えられた状態となっている。このため,容器本体の内部において内容器本体部が揺れ動くことが少なく安定し,外部から受けた衝撃などを内容器内に収納している内容物にほとんど伝えることがなく,内容物の破損が防止される。また,突部によって内容器本体部の周面及び底面と容器本体の内面との間に好適な隙間を保持できるようになる。
【0010】
前記内容器本体部は,変形可能であ,内容器本体部を開口部に通すことができる大きさに収縮させて,容器本体内に内容器を挿入することができるので,多層容器の製作が容易となる。
【0011】
前記内容器本体部の周面には,前記突部が複数箇所に形成されていることが好ましい。また,前記内容器本体部の周面に,縦方向に伸びる複数の突部が形成されていても良い。
また,前記内容器本体部の周面に縦方向に伸びる凹部が形成されていても良く,前記内容器本体部の下部をテーパー面に形成しても良い。更に,前記容器本体の開口部の内面と前記内容器の内開口部の外面の間に空気通路を形成しても良い。
【0012】
前記容器本体と内容器の材質は同じであることが好ましい。そうすれば,分別せずにそのまま廃棄できるといった利点がある。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の好ましい実施の形態を,図面を参照にして説明する。
図1,2に示すように,この多層容器1は,外容器となる剛性の容器本体2の内部に内容器3を配置した構成を有する。この実施の形態では,内容器3の内部には,内容物としての錠剤aが入れられている。
【0014】
この実施の形態では,容器本体2はポリエチレンで構成される。容器本体2の上端は円筒形状をなす開口部10となっており,この開口部10にキャップ4を取り付けることにより,容器本体3の内部が密閉されている。開口部10へのキャップ4の取り付けは,開口部10の外周面に設けられた雄ねじ11と,キャップ4の内周面に設けられた雌ねじ31を利用して,脱着自在に行われる。
【0015】
容器本体2において,開口部10の下方には,末広がり形状の肩部12を介して胴部13が設けてある。この実施の形態では,容器本体2の胴部13は略四角柱形状をなしている。また,容器本体2の下方(胴部13の下方)は,底面15によって塞がれている。
【0016】
キャップ4において,天板32の下方には,ホルダ33が取り付けてある。このホルダ33の底面には,適当箇所に穴34が設けてある。そして,このホルダ33の内部に脱臭剤や吸湿剤などを収納することにより,適宜必要に応じて内容物である錠剤aの劣化を防ぐようにしている。
【0017】
容器本体2と同様,内容器3の上端も円筒形状をなす内開口部20となっており,この内開口部20は容器本体2の開口部10の内側に配置されるようになっている。図3に示すように,内開口部20の上端部にはフランジ21が取り付けてある。このフランジ21の内側縁の下方には,容器本体2の開口部10の上端内面に接する支持部22が設けてあり,図1に示すように容器本体2の内部に内容器3を配置した際には,容器本体2の開口部10上面にフランジ21の下面が接するとともに,開口部10の上部内面に支持部22が接するようになっている。
【0018】
また,容器本体2の開口部10にキャップ4を取り付けた際には,キャップ4に取り付けられたホルダ33が,内開口部20内に挿入されるようになっている。
【0019】
図3に示すように,内容器3において,内開口部20の下方には,肩部23,胴部24及び底面25からなる内容器本体部26が形成されている。内開口部20と胴部24の間は末広がり形状の肩部23によって接続されている。また,内容器3の下面(胴部24の下面)は,底面25によって塞がれている。
【0020】
図1に示すように容器本体2の内部に内容器3を配置した際には,このように肩部23,胴部24及び底面25からなる内容器本体部26が,内開口部20よりも容器本体2の内部に配置される。この実施の形態では,内容器3の胴部24は略円柱形状をなしており,内容器本体部26の直径(胴部24の外径)は,容器本体2の開口部10の直径(内径)よりも大きくなっている。
【0021】
内容器3において,内容器本体部26(胴部24)の周面には,縦方向に伸びる複数のリブ状の突部27が放射状に配置されて形成されている。また,内容器本体部26の底面25には,下向きに突出する突起28が形成されている。
【0022】
内容器本体部26の周面に形成された複数の突部27の先端は,容器本体2の胴部13の内面に接触しており,内容器本体部26の周面(胴部24)は,容器本体2の胴部13の内面から所定の隙間を空けた状態に維持されている。また同様に,内容器本体部26の底面25に形成された突起28の下端は容器本体2の底面15に接触しており,内容器本体部26の底面25は,容器本体2の底面15から所定の隙間を空けて持ち上げられた状態に維持されている。これにより,内容器本体部26の内部は,容器本体2の内面から隙間を維持した状態で保持されている。
【0023】
この実施の形態では,内容器3も容器本体2と同様にポリエチレンで構成される。但し,前述の容器本体2が全体的に比較的肉厚に構成されて剛性を有するのに対して,内容器3は,少なくとも肩部23,胴部24及び底面25からなる内容器本体部26は,比較的肉薄に構成されており,内容器本体部26は小さい力で変形可能である。
【0024】
さて,この多層容器1を組み立てる場合,先ず,例えば内開口部20を通じて内容器3の内部を吸引するなどし,変形可能に構成された内容器本体部26を収縮させ,容器本体2の開口部10に通すことができる大きさにする。そして,収縮させた内容器本体部26を,開口部10に通して容器本体2内に挿入する。
【0025】
そして,このように内容器3を容器本体2の内部に挿入した後,例えば内開口部20を通じて内容器3の内部に空気を吹き入れることにより,変形可能に構成された内容器本体部26を,容器本体2の内部で膨らませ,多層容器1を容易に組み立てることができる。この場合,図1に示すように,内容器3の内開口部20を容器本体2の開口部10の内側に配置させ,容器本体2の開口部10上面にフランジ21の下面を接しさせるとともに,開口部10の上部内面に支持部22を接しさせるようにする。このように容器本体2の内部で内容器本体部26を膨らませた際には,内容器本体部26周面の突部27の先端が容器本体2の胴部13内面に接触して,内容器本体部26の周面(胴部24)は容器本体2の胴部13内面から所定の隙間を空けた状態に維持され,内容器本体部26底面25の突起28の下端が容器本体2の底面15に接触して,内容器本体部26の底面25は容器本体2の底面15から所定の隙間を空けて持ち上げられた状態に維持される。これにより,内容器本体部26の内部は,容器本体2の内面から隙間を維持した状態で保持される。
【0026】
こうして製作された多層容器1は,容器本体2の内部で膨らまされた内容器本体部26が容器本体2の開口部10よりも大きい径を有しているので,内容物である錠剤aの収納容積を比較的大きく確保することができる。しかも,内容器本体部26が容器本体2の内部で膨らんでいるため,内容器3が容器本体2内から抜け出す心配もない。また,内容器本体部26の内部は,容器本体2の内面から隙間を維持した状態で保持されており,突部27,28で支持されることにより,容器本体2の内部において内容器本体部26が不用意に動くことがなく,容器本体2の外部から受けた衝撃などを内容器3の内部に収納している錠剤aにほとんど伝えることがない。
【0027】
以上,本発明の好ましい実施の形態を例示したが,本発明は以上に説明した形態に限定されない。図4,5に示すように,内容器3の下部(胴部24の下部)を,下に向って細くなる略円錐形状のテーパー面50に構成しても良い。また,内容器本体部26(胴部24)の周面に形成された複数のリブ状の突部27の間に,縦方向に伸びる凹部51を形成することが好ましい。この場合,凹部51は,各突部27の間にそれぞれ設けても良いが,図4,5に示すように,複数の突部27の数個置きに適当箇所に凹部51を設けても良い。更に,凹部51は一箇所のみに設けても良い。
【0028】
このように内容器本体部26(胴部24)の周面に凹部51を形成しておけば,多層容器1を組み立てる場合において,内開口部20を通じて内容器3の内部を吸引した際に,内容器本体部26(胴部24)の周面が凹部51に沿って折れ曲ることとなり,内容器本体部26を細長い形状に収縮させることができるので,容器本体2の開口部10に通しやすい。また,内容器3の下部(胴部24の下部)が,下に向って細くなるテーパー面50に構成されていれば,内容器本体部26を容器本体2の開口部10により容易に通しやすくなり,多層容器1の組み立てが更にしやすくなるといった利点がある。なお,内容器本体部26を容器本体2の開口部10に通す際に引っかからないように,内容器本体部26の底面25に形成される突起28の幅(長さ)は,容器本体2の開口部10の内径よりも小さいことが望ましい。
【0029】
また,図3等においては,内容器3の内開口部20の外周面にリング形状の支持部22を形成する例を説明したが,図4に示すように,内容器3の内開口部20の外周面に複数の突起55を形成しても良い。このように内容器3の内開口部20の外周面に突起55を形成しておけば,容器本体2の内部に内容器3を配置した際に,図6,7に示すように,容器本体2の開口部10の内周面に突起55が当接することにより,各突起55同士の隙間において,容器本体2の開口部10の内周面と内容器3の内開口部20の外周面の間に空気通路56が形成され,開口部10の内周面と内開口部20の外周面が密着しなくなる。
【0030】
このため,内容器3を容器本体2の内部に挿入した後,内開口部20を通じて内容器3の内部に空気を吹き入れて,内容器本体部26を容器本体2の内部で膨らませる際に,容器本体2の内部に残った空気(内容器3の外側の空気)が,これら空気通路56を通じて外部に排気されやすくなる。これにより,多層容器1をより容易に組み立てることができるようになる。
【0031】
なお,このような空気通路56を容器本体2の開口部10の内周面と内容器3の内開口部20の外周面の間に形成させるために,内容器3の内開口部20の外周面の代りに,容器本体2の開口部10の内周面に同様の突起を形成しても良い。また,突起の代りに,容器本体2の開口部10の内周面もしくは内容器3の内開口部20の外周面に,空気が流通できる溝を形成することによって,容器本体2の内部に残った空気を外部に排気させるための空気通路を構成しても良い。
【0032】
また,このように多層容器1を組み立てた場合,図8に示すように,内容器3の底面25(内容器本体部26の底面25)に形成された突起28は,内容器3内に内容物である錠剤aをまだ入れていない状態では,容器本体2の底面15に接せず,内容器3内に錠剤aを入れた状態で,はじめて突起28が容器本体2の底面15に接するように構成しても良い。
【0033】
また,図1では,容器本体2肩部12の内側に内容器3の肩部23が接している状態を示したが,多層容器1を組み立てた状態,あるいは,多層容器1を組み立てて内容器3内に錠剤aを入れた状態で,容器本体2肩部12の内側に内容器3の肩部23が接せず,両者の間に適当な隙間が形成されるように構成しても良い。
【0034】
また,容器本体2の胴部13が四角柱形状のものについて説明したが,容器本体2の形状は円柱形状や,任意の多角形状などであっても良い。また,内容器本体部26の周面(胴部24)に形成される突部27の形状や個数,内容器本体部26の底面25に形成される突起28の形状や個数はいずれも任意であり,内容器本体部26の内部を容器本体2の内面から隙間を維持した状態で保持可能なものであれば良い。但し,後述するように,突起28の形状は,錠剤aなどの内容物が保持されないような,取出しの障害とならない形状であることが好ましい。
【0035】
また,図3に示したように,例えば内容器本体部26の周面に複数の突部27が形成されている場合は,全部の突部27の先端が容器本体2の胴部13の内面に接触していなくても良い。複数の突部27の内,一部の突部27の先端が容器本体2の胴部13の内面に接触していることにより,内容器本体部26の内部が容器本体2の内面から隙間を維持した状態で保持されれば足りる。
【0036】
また,容器本体2の容積が一定であっても,突部27,28の高さを変えることによって,内容器本体部26の内容積を調整できる。このため,同じ容器本体2を用いた場合でも,内容器本体部26の内容積を変えることによって容積を調整することが可能である。
【0037】
なお,内容器本体部26の周面に形成された突部27のように内容器本体部26の胴部24の壁面を膨出させた場合,突部27内に内容物である錠剤aが入り込む心配がある。そうすると,入り込んだ錠剤aが引っかかって取れなくなる等の心配を生ずる。そのような問題を回避するために,突部27を膨出させて形成する場合は,その幅を内容物である錠剤aが入り込まない大きさにするか,あるいは,錠剤aが引っかからないように十分な幅とすることが望ましい。
【0038】
また,容器本体2と内容器3の材質は,実施の形態で説明したようなポリエチレンに限られず,その他,種々の材質で容器本体2と内容器3を構成することができる。容器本体2と内容器3の材質は,同じでなくても良い。例えば,内側に配置される内容器3として光を遮断できる濃い色に着色されたものを使用することにより,遮光性のある内容器3とすることもでき,外見は統一されていながら,様々な性能を持った多層容器1を提供できる。なお,容器本体2と内容器3の材質を同じにした場合は,分別せずにそのまま廃棄できるといった利点がある。
【0039】
また,内容器3を容器本体2の内部に挿入した状態で,容器本体2の開口部10に内容器3の内開口部20を熱溶着させても良い。そうすれば,容器本体2の内部において内容器本体部26の外側に空気層が形成され,クッションの役割を果たすことができる。また,容器本体2の内部において内容器本体部26の外側にシリカゲルなどを配置して防湿効果を高めることも可能である。
【0040】
本発明の多層容器に収納される内容物は錠剤に限られない。例えば化粧品などを収納する容器についても本発明を適用できる。
【0041】
本発明によれば,内容物を衝撃からより確実に保護でき,収納容積も大きい錠剤用多層容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる多層容器の部分断面図であり,中心線より右側の部分が縦断面図,左側の部分が正面図を示している。
【図2】図1におけるX−X横断面図である。
【図3】内容器の斜視図である。
【図4】本発明の他の実施の形態にかかる内容器の斜視図である。
【図5】図4におけるY−Y横断面図である。
【図6】容器本体の開口部の内周面と内容器の内開口部の外周面の間に形成される空気通路の説明図である。
【図7】図6におけるZ−Z横断面図である。
【図8】内容器の底面の突起が容器本体の底面に接していない状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
a 錠剤
1 多層容器
2容器本体
3 内容器
4 キャップ
10 開口部
12 肩部
13 胴部
15 底面
20 内開口部
23 肩部
24 胴部
25 底面
26 内容器本体部
27,28 突部
33 ホルダ
50 テーパー面
51 凹部
56 空気通路

Claims (7)

  1. 開口部にキャップを取り付けることにより密閉される容器本体の内部に内容器を配置した錠剤用多層容器であって,
    前記容器本体は,肉厚に構成され且つ一体に成形され,
    前記内容器は,前記開口部の内側に配置される内開口部と,この内開口部よりも前記容器本体の内部に配置される内容器本体部からなり,
    前記内容器のうち少なくとも前記内容器本体部は,肉薄に構成されて変形可能であり,
    前記内容器本体部は,前記開口部よりも大きい径を有しており,
    前記内容器本体部の周面及び底面に,前記容器本体の内面に接するように突出する突部が形成されており,前記内容器本体部の周面が前記容器本体の内面から所定の隙間を空けた状態に維持され,前記内容器本体部の底面が前記容器本体の底面から隙間を空けて持ち上げられた状態に維持されていて,前記内容器本体部の底面に形成された突部は,前記内容器内に内容物を入れていない状態では,前記容器本体の底面に接せず,前記内容器内に内容物を入れた状態で,はじめて前記容器本体の底面に接することを特徴とする,錠剤用多層容器。
  2. 前記内容器本体部の周面に,前記突部が複数箇所に形成されていることを特徴とする,請求項1に記載の錠剤用多層容器。
  3. 前記内容器本体部の周面に,縦方向に伸びる複数の突部が形成されていることを特徴とする,請求項2に記載の錠剤用多層容器。
  4. 前記内容器本体部の周面に縦方向に伸びる凹部が形成されていることを特徴とする,請求項1,2又は3に記載の錠剤用多層容器。
  5. 前記内容器本体部の下部をテーパー面に形成したことを特徴とする,請求項1,2,3又は4に記載の錠剤用多層容器。
  6. 前記容器本体の開口部の内面と前記内容器の内開口部の外面の間に空気通路を形成したことを特徴とする,請求項1,2,3,4又は5に記載の錠剤用多層容器。
  7. 前記容器本体と前記内容器の材質を同じにしたことを特徴とする,請求項1,2,3,4,5又は6に記載の錠剤用多層容器。
JP2003146853A 2003-05-23 2003-05-23 錠剤用多層容器 Expired - Lifetime JP4528494B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003146853A JP4528494B2 (ja) 2003-05-23 2003-05-23 錠剤用多層容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003146853A JP4528494B2 (ja) 2003-05-23 2003-05-23 錠剤用多層容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004345709A JP2004345709A (ja) 2004-12-09
JP4528494B2 true JP4528494B2 (ja) 2010-08-18

Family

ID=33533589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003146853A Expired - Lifetime JP4528494B2 (ja) 2003-05-23 2003-05-23 錠剤用多層容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4528494B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5041486B2 (ja) * 2008-05-29 2012-10-03 株式会社吉野工業所 錠剤容器
JP5268790B2 (ja) * 2009-06-09 2013-08-21 伸晃化学株式会社 錠剤用の包装容器
JP5425923B2 (ja) * 2009-10-02 2014-02-26 株式会社細川洋行 二重容器およびその製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6077720A (ja) * 1983-10-06 1985-05-02 株式会社井上 金属製保温容器
JPH10218261A (ja) * 1997-01-31 1998-08-18 Toyo Seikan Kaisha Ltd 二重構造容器
JP2001010673A (ja) * 1999-06-29 2001-01-16 Shiseido Co Ltd 衝撃吸収容器
JP2001348062A (ja) * 2000-06-05 2001-12-18 Yoshino Kogyosho Co Ltd 集合体状に袋で包持された錠剤入り容器と該容器内錠剤の袋による包持方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6077720A (ja) * 1983-10-06 1985-05-02 株式会社井上 金属製保温容器
JPH10218261A (ja) * 1997-01-31 1998-08-18 Toyo Seikan Kaisha Ltd 二重構造容器
JP2001010673A (ja) * 1999-06-29 2001-01-16 Shiseido Co Ltd 衝撃吸収容器
JP2001348062A (ja) * 2000-06-05 2001-12-18 Yoshino Kogyosho Co Ltd 集合体状に袋で包持された錠剤入り容器と該容器内錠剤の袋による包持方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004345709A (ja) 2004-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6465771B2 (ja) 防湿性を有し再シール自在の容器
US4615462A (en) Snap hinge made of plastic and container for longitudinally extending diagnostic test supports
EP1686071B1 (en) Container for moisture-sensitive goods
US5441150A (en) Memory module container
US10773869B2 (en) Cap for a container
RU2288145C2 (ru) Повторно закрываемая упаковка
ATE290499T1 (de) Blasgeformtes fass
JP4528494B2 (ja) 錠剤用多層容器
JP2020152427A (ja) 二重構造容器及びその製造方法
US20040134920A1 (en) Plastic bottle with extendable internal support
US7624875B1 (en) Injection molded battery package
US11591137B2 (en) Child resistant container
JP5164114B2 (ja) 錠剤容器
JP2010100332A (ja) 鶏卵包装用容器
CZ290296B6 (cs) Zátka pro nádobu a způsob její výroby
KR200490221Y1 (ko) 화장품 포장 케이스
JP2001010666A (ja) 錠剤容器
JPH09146226A (ja) 写真フイルム用パツケージ
JP3119615U (ja) 容器
JP4601474B2 (ja) 気密容器
JP3246490U (ja) 自動販売機用容器
JP4474866B2 (ja) ビン形状容器用外筒体
JP4460997B2 (ja) 包装容器
JP4908082B2 (ja) 容器
JP5268790B2 (ja) 錠剤用の包装容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060815

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060815

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060815

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060816

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090916

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100329

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100607

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4528494

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term