JP2003326082A - 脱水洗濯機 - Google Patents

脱水洗濯機

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JP2003326082A
JP2003326082A JP2002134280A JP2002134280A JP2003326082A JP 2003326082 A JP2003326082 A JP 2003326082A JP 2002134280 A JP2002134280 A JP 2002134280A JP 2002134280 A JP2002134280 A JP 2002134280A JP 2003326082 A JP2003326082 A JP 2003326082A
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Doshu Ida
道秋 井田
Shuji Aida
修司 会田
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Hitachi Home and Life Solutions Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】脱水洗濯機に共振振動と定格回転速度における
振動減衰と騒音低減をはかる。 【解決手段】吊り棒2bと摺動部材2dの間に比較的大
きな摩擦力を発生し、摺動部材2dと筒状部2fの間に
比較的小さな摺動力を発生するように防振吊り機構2を
構成し、脱水起動時の大きな振幅は大きな摩擦力で減衰
させ、定格回転時の小さな振幅は小さな摩擦力で減衰さ
せることにより、安定化と低騒音化を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱水洗濯機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】脱水洗濯機は、外枠と、底部内側の中央
部に撹拌翼を有する内槽と、この内槽を内包する外槽
と、この外槽を前記外枠に吊り下げ支持する防振吊り機
構と、前記内槽および撹拌翼を駆動する駆動手段と、前
記外槽に対する給排水機構と、前記駆動手段および給排
水機構を制御するコントローラとを備える。
【0003】このような脱水洗濯機のコンパクト化およ
び低騒音化には、外槽の低振動化が必要不可欠であり、
防振吊り機構によって外槽の振動を減衰させて低振動化
を図っている。
【0004】振動を抑えるための減衰力を摺動摩擦力で
得る方式の防振吊り機構は、特開平11−253690
号公報に記載された全自動洗濯機が備えている。この防
振吊り機構は、内槽を内包し、動力伝達系を底部に締結
してなる洗濯槽を外枠の4角から吊り下げる吊り棒の下
部に設けた圧縮コイルスプリングで荷重を受ける構造で
あり、前記吊り棒の外周を摺動して振動を減衰させるダ
ンパを備える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような脱水洗濯機
は、脱水運転時において、起動時の回転速度の上昇過程
と停止時の回転速度の下降過程において、パラレル振動
モード(内槽と外槽が同位相で略剛体の並進運動する振
動形態)とコニカル振動モード(内槽と外槽が同位相で
略剛体の胡麻擂り運動する振動形態)の2つの振動危険
速度を通過する。
【0006】洗いまたは濯ぎ動作後の脱水運転起動時に
は、洗濯物が絡み合って内槽内に偏在し易く、大きな不
つり合いが存在することが多い。この不つり合いによっ
て大きな共振振幅現象を呈するために、振動数が高いコ
ニカル振動モードは、その振動形態上、その振幅を許容
範囲内に抑えて回転速度を上昇させることが困難になる
場合がある。
【0007】また、コンパクト化には、内槽の容積を高
めるために、外枠と外槽間の隙間を狭めることが必要で
あり、そのためには共振振幅の低減が必要となる。
【0008】これらを解決するため、共振振幅を低減す
るための減衰を付与するダンパが設けられている。この
ダンパは、摺動部材の内周面と吊り棒の外周面との間の
摺動摩擦力により、振動を減衰する構成である。
【0009】ところで、防振吊り機構に減衰力が存在す
ることは、振動伝達力が存在することでもあり、振動伝
達があれば騒音が発生ことも既知である。
【0010】脱水洗濯機の運転の各工程において、脱水
工程では、定格回転速度に上昇するまでに複数の共振点
を通過し、その後、所定時間のあいだ定格回転速度を維
持する。このとき、求められるダンパの作用としては、
回転速度が共振点を通過するときには大きな減衰力であ
り、定格回転時には小さな減衰力である。何故ならば、
共振点を通過するときには共振振幅を抑え、定格回転時
には振動伝達を抑えて低騒音化を図る必要があるためで
ある。
【0011】これを実現するために、吊り棒が貫通した
滑動体に、有底の筒体を設け、その筒体内に、前記滑動
体と筒体の底部との間に所定の遊びを有し、前記吊り棒
に対して摺動抵抗を有する摺動摩擦体を設けたものがあ
るが、この構成は、前記滑動体が前記所定の遊び内を移
動する間はダンパとしての減衰力がゼロとなり、定格回
転時に外乱に対して非常に不安定であるという問題があ
る。
【0012】また、前記摺動摩擦体が前記滑動体と前記
筒体に当接する際の音を防ぐために、摺動摩擦体の両側
に緩衝材を設ける必要があるという問題がある。
【0013】本発明の目的は、回転速度の上昇および下
降過程で発生する共振振動を有効に減衰させると共に定
格回転速度における振動の減衰と騒音発生の原因となる
振動伝達の軽減による低騒音化を実現することができる
防振吊り機構を提案することにある。
【0014】本発明の他の目的は、このような防振吊り
機構を簡単な構成で小型に実現することにある。
【0015】本発明の更に他の目的は、このような防振
吊り機構によって脱水工程を安定化することにより、脱
水洗濯機の小型化を実現することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、底部内側の中
央部に撹拌翼を有する内槽を内包する外槽を防振吊り機
構によって外枠に吊り下げ支持する脱水洗濯機におい
て、前記防振吊り機構に、一方の端を前記外枠に支持さ
せ、他方の端にばね受けを介して圧縮ばねを支持する吊
り棒と、前記吊り棒を滑らかに貫通させて該吊り棒に取
り付け、前記圧縮ばねによって押し上げられて前記外槽
を弾性的に支持する滑動体と、前記滑動体の下側に位置
するように前記吊り棒を貫通させて取り付け、この吊り
棒に対して比較的に大きな摩擦力で摺動する摺動部材
と、前記摺動部材を内包して前記滑動体と一体的に移動
するように該滑動体に取り付け、この摺動部材に対して
比較的に小さな摩擦力で所定の遊び間隙内を摺動するよ
うに構成した筒状体とを設け、脱水工程における起動時
に発生する大きな振幅の振動を比較的大きな摺動摩擦力
で減衰させ、定格回転速度における小さな振幅の振動を
比較的小さな摺動摩擦力で減衰させることにより、共振
振動を有効に減衰させると共に定格回転速度における振
動の減衰と低騒音化を実現するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図5を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態における脱水洗濯機の縦断側面図である。この
図1では、本発明の主要素である防振吊り機構と脱水洗
濯機の基本構成要素を図示し、その他の要素例えばパネ
ルスイッチ等の図示は省略している。
【0018】図1に示した脱水洗濯機は、外枠1と、こ
の外枠1に防振吊り機構2を介して弾性支持した合成樹
脂製の外槽3と、この外槽3に内装され、撹拌翼4を内
装し、不釣り合いをキャンセルするための流体バランサ
ー10を装着したSUS製の内槽5と、この内槽5をク
ラッチ軸に支持させているアルミ製のフランジ6と、減
速機構を内蔵し、前記フランジ6を支えるクラッチ機構
7と、このクラッチ機構7およびブラシレスモータ8を
前記外槽3に保持させる取付け板9と、給水電磁弁機構
11および排水電磁弁機構12を備える。
【0019】この脱水洗濯機は、洗濯工程では、給水電
磁弁機構11および排水電磁弁機構12を制御して外槽
3に対して給水および排水すると共にブラシレスモータ
8を運転してクラッチ機構7を介して撹拌翼4を回転駆
動し、脱水工程では、排水電磁弁機構12を制御して外
槽3を排水すると共にブラシレスモータ8を運転してク
ラッチ機構7を介して内槽5を高速回転させて遠心脱水
する。これらの制御は、コントローラ(図示省略)によ
って行う。
【0020】そして、脱水工程において発生する外槽3
の振動は、防振吊り機構2によって減衰させる。
【0021】図2は、前記防振吊り機構2の縦断側面図
である。この防振吊り機構2は、上部スライダ2aと吊
り棒2bと滑動体2cと摺動部材2dと押圧リング2e
と筒状体2fと圧縮ばね2gとばね受け2hを備える。
【0022】上部スライダ2aは、下側に球状面2iを
備え、外枠1の上端の4隅に設けたコーナープレート1
aに前記球状面2iを揺動自在に係合させる。
【0023】吊り棒2bは、上端部を折り曲げて前記上
部スライダ2aに係合させて垂下するように支持し、下
端部を折り曲げてばね受け2hを係止して支持する。
【0024】滑動体2cは、中心に前記吊り棒2dを滑
らかに貫通させる貫通穴2jを備え、上端部に外槽3の
側壁から突出させた吊り腕3aに設けた貫通穴3bに嵌
入する小径部2kを備え、この小径部2kの下段に前記
吊り腕3aに係合させる球状当接段差面2mを形成した
大径部2nと、この大径部2nの下端面に筒状体嵌着溝
2pを備える。この滑動体2cは、貫通穴2jに吊り棒
2dを貫通させて取り付け、圧縮ばね2gによって押し
上げて吊り腕3aに球状当接段差面2mを当接してこれ
を弾性的に支持する。
【0025】摺動部材2dは、両端に大径摩擦部2qを
形成した柱状部材であり、滑動体2cの大径部2nの下
側に位置するように吊り棒2bを貫通させて取り付け、
この吊り棒2bに対して比較的に大きな摩擦力で摺動す
るように前記大径摩擦部2qを除いた外周を押圧リング
2eで押圧する。
【0026】筒状体2fは、有底筒状部材の底部の中心
に吊り棒2bを滑らかに貫通させる貫通穴2rを備え、
開放端部の外周にフランジ部2sを備える。この筒状体
2fは、前記貫通穴2rに吊り棒2bを貫通させ、摺動
部材2dを内包するようにしてフランジ部2sを前記滑
動体2cの筒状体嵌着溝2pに嵌入し、フランジ部2s
とばね受け2hの間に圧縮ばね2gを介在させることに
よって前記滑動体2cと一体的に移動するように組み付
ける。この筒状体2fに内包された摺動部材2dは、大
径摩擦部2qの外周面が筒状体2fの内周面を比較的に
小さい摩擦力で摺動するように前記外周面を前記内周面
に接触させ、摺動部材2dの摺動軸心方向における該摺
動部材2dの両端面と滑動体2cの下端面および筒状体
2fの底部の間に遊び間隙Δd(=d1−d2)を形成
させる。この遊び間隙Δdは、定格回転速度における外
槽3の振動による吊り腕3aの上下方向振動振幅よりも
大きく設定する。
【0027】前記摺動部材2dは、一般的には、ゴムや
プラスティック(特に高分子発泡材料)を使用し、必要
な押付け力や必要な摩擦力などを考慮して決定する。ま
た、滑動体2cと押圧リング2eと筒状体2fは、一般
的には、プラスティックを使用して形成する。
【0028】このように構成した防振吊り機構2は、外
槽3の吊り腕3aが滑動体2cに係合して圧縮ばね2g
を圧縮させることによって該圧縮ばね2gに発生する伸
力と外槽3の重力との釣合いによって該外槽3を弾性支
持する。
【0029】このように構成した脱水洗濯機は、洗濯後
の脱水工程における起動時には、内槽5では洗濯物が絡
み合って槽内に偏在していることが多く、この片寄りに
起因する大きな不釣合いが存在することが多い。この不
釣合状態で内槽5を回転させると内槽5に振動力が発生
して外槽3が振動する。この振動は、その周期が内槽5
の回転速度の上昇に伴って短くなって共振点を通過する
ことになるために、この共振点を通過させるためには低
共振振幅化が不可欠である。
【0030】ここで問題となる共振現象のコニカル振動
モードは、俗に言われる胡麻擂り運動をする振動モード
であり、滑動体2cと筒状体2fがばね受け2hに対し
て周期的に上下運動する。摺動部材2dは、吊り棒2d
との摩擦力(摺動抵抗)が筒状体2fとの摩擦力(摺動
抵抗)より大きくなるよう設定されているために、滑動
体2cと筒状体2fの上下動の振幅が遊び間隙Δdを越
える大きになるまでは、摺動部材2dは吊り棒2b上に
静止した状態となっている。この間は、筒状体2fは、
その内周面と摺動部材2dの両端の大径摩擦部2qで摺
動運動を行い、比較的に小さな摩擦力による小さな振動
減衰機能を発揮する。
【0031】しかしながら、滑動体2cと筒状体2fの
上下動が遊び間隙Δdを越える大きな振幅となったとき
には、先ず、摺動部材2dの両端面が滑動体2cの下端
面または筒状体2fの底面に該摺動部材2dの弾力によ
って弾性的に当接し、その後は、当接した方からの振動
力が摺動部材2dに伝達されることから該摺動部材2d
を吊り棒2bに対して上または下方向に摺動させること
になり、この摺動運動における比較的に大きな摩擦力が
大きな振動減衰機能を発揮する。
【0032】この大きな摩擦力による大きな振動減衰機
能によって外槽3の振動を抑制して振動共振点を通過す
ると、その後は、振動振幅が小さい定格回転速度まで上
昇する。この定格回転速度における振動振幅は、遊び間
隙Δd内の振幅となるために、筒状体2fは、その内周
面と摺動部材2dの両端の大径摩擦部2qを摺動させる
ように上下運動して比較的に小さな摩擦力による小さな
振動減衰機能状態となる。
【0033】このようなことから、共振点通過時には大
きな減衰力を付与して共振振幅を抑制し、定格回転速度
においては必要最小限の減衰力を付与することで振動伝
達力の低減を図って低騒音化を実現する。
【0034】この実施の形態では、吊り棒2bは、その
上下端部を曲げ下降して上部スライダ2aおよびばね受
け2hに係合させているが、例えば、ナット等を用いた
ねじ止めのような係合可能な他の手段を用いても良い。
【0035】また、滑動体2cと筒状体2fの嵌合は、
それぞれ嵌合する部分に凹部と凸部を形成し、筒状体2
fを滑動体2cに押圧することにより、それぞれの弾性
変形により凹部と凸部がしっくりと嵌合される構造とし
ている。これ以外に、筒状体2fと滑動体2cは溶着接
合しても、あるいは滑動体2cの下部にねじ部を形成し
て筒状体2fをねじ止めするように構成しても良い。
【0036】また、滑動体2cの下端面に筒状部を伸ば
すように形成し、筒状体2fを単なる蓋形状部材として
も良い。
【0037】また、圧縮ばね2gの外周にその外径より
僅かに内径の小さいゴムリングを被せてばね動作の安定
化(挫屈防止など)を図るようにしても良い。
【0038】図3は、本発明の第2の実施の形態を示す
防振吊り機構2の縦断側面図である。前述した第1の実
施の形態に対するこの実施の形態の特徴は、摺動部材2
dの両端面に弾性変形緩衝部である環状の山形部2tを
突設し、摺動部材2dの端面が滑動体2cの下端面また
は筒状体2fの底面に当接するときには、この山形部2
tを徐々に弾性変形させるようにして緩衝効果を一層高
めるようにした構成にある。その他の構成は前述した実
施の形態と同様であるので説明を省略する。
【0039】図4は、本発明の第3の実施の形態を示す
防振吊り機構2の縦断側面図である。前述した第1の実
施の実施の形態に対するこの実施の形態の特徴は、摺動
部材2dの両端の大径摩擦部2qの上下端面が当接する
滑動体2cの下端面と筒状体2fの底面の当接面として
これらの外周部を徐々に迫り出させた擂り鉢内面形状部
2u,2vを形成し、滑動体2cと筒状体2fが上下動
することによる摺動部材2dに対する当接は、前記擂り
鉢内面形状部2u,2vが大径摩擦部2qの端面に外周
部から順次に当接して大径摩擦部2qを内側に徐々に弾
性変形させるようにして緩衝効果を一層高めるようにし
た構成にある。その他の構成は前述した実施の形態と同
様であるので説明を省略する。
【0040】図5は、本発明の第4の実施の形態を示す
防振吊り機構2の縦断側面図である。前述した実施の形
態に対するこの実施の形態の特徴は、吊り棒2の見かけ
上の外径を大きくして摺動部材2dとの摺動面で大きな
摩擦力を得易くするために、吊り棒2bの外周を包囲す
るようにばね受け2hから一体的に外筒部2wを突出さ
せた構成にある。
【0041】以上に説明した各実施の形態における防振
吊り機構2は、脱水洗濯機の脱水工程の起動(内槽5の
回転速度の上昇)時における共振点で発生する大きな振
動力による振動を比較的大きな摺動摩擦力によって抑制
(減衰)して外共振点の通過を円滑にし、振動力の小さ
い定格回転速度においては比較的に小さな摺動摩擦力に
よる振動減衰によって安定性を維持しつつ振動の伝達を
軽減して低騒音化を実現することができる。
【0042】また、外槽3の振幅が減少することによ
り、外槽3と外枠1間の小隙間化を図ることができるこ
とから、コンパクト大容量化も容易になる。
【0043】以上に説明した各実施の形態の防振吊り機
構2における大小2種類の摺動摩擦力の発生は、前述し
た吊り棒2b,滑動体2c,摺動部材2d,筒状体2f
の形状に拘ることなく種々に変形することが可能であ
る。
【0044】
【発明の効果】本発明は、振幅の大小に応じて防振吊り
機構に発生する大小2種類の摺動摩擦力により、共振点
を円滑に通過させ、且つ、定格回転速度における振動の
安定化と低騒音化を実現することができる。
【0045】また、このような大小2種類の摩擦減衰力
は、防振吊り機構における吊り棒および筒状体と摺動部
材の摺動摩擦力によって得る構成であるので、簡単且つ
小型に実現することができる。
【0046】また、脱水工程の安定化によって脱水洗濯
機を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す脱水洗濯機の
縦断側面図である。
【図2】図1に示した脱水洗濯機における防振吊り機構
の縦断側面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における防振吊り機
構の縦断側面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態における防振吊り機
構の縦断側面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態における防振吊り機
構の縦断側面図である。
【符号の説明】
1…外枠、2…防振吊り機構、2b…吊り棒、2c…滑
動体、2d…摺動部材、2e…押圧リング、2f…筒状
体、2g…圧縮ばね、2h…ばね受け、3…外槽、3a
…吊り腕。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 BA04 BB18 CA06 CB06 DD01 DD02 MA01 MA02 3J048 AA02 AD05 BC02 BE12 DA07 EA31

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部内側の中央部に撹拌翼を有する内槽を
    内包する外槽を防振吊り機構によって外枠に吊り下げ支
    持する脱水洗濯機において、 前記防振吊り機構は、一方の端を前記外枠に支持させ、
    他方の端にばね受けを介して圧縮ばねを支持する吊り棒
    と、 前記吊り棒を滑らかに貫通させて該吊り棒に取り付け、
    前記圧縮ばねによって押し上げられて前記外槽を弾性的
    に支持する滑動体と、 前記滑動体の下側に位置するように前記吊り棒を貫通さ
    せて取り付け、この吊り棒に対して比較的に大きな摩擦
    力で摺動する摺動部材と、 前記摺動部材を内包して前記滑動体と一体的に移動する
    ように該滑動体に取り付け、この摺動部材に対して比較
    的に小さな摩擦力で所定の遊び間隙内を摺動するように
    構成した筒状体と、を備えたことを特徴とする脱水洗濯
    機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記摺動部材は、両端
    に大径摩擦部を形成した柱状部材で構成し、前記大径摩
    擦部を除いた外周を押圧リングで押圧することにより前
    記吊り棒に対して比較的に大きな摩擦力を得るように構
    成したことを特徴とする脱水洗濯機。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記摺動部材は、前記
    滑動体および筒状体が所定の間隙を越えて移動するとき
    にこれらに当接して弾性変形する弾性変形緩衝部を備え
    たことを特徴とする脱水洗濯機。
  4. 【請求項4】請求項2において、前記滑動体および筒状
    体における摺動部材との当接面に該滑動体および筒状体
    が所定の間隙を越えて移動するときに前記摺動部材に徐
    々に当接して該摺動部材を徐々に弾性変形させる当接部
    を設けたことを特徴とする脱水洗濯機。
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