JP2016137092A - 洗濯機 - Google Patents

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会田 修司
Shuji Aida
修司 会田
真理 黒澤
Mari Kurosawa
真理 黒澤
康之 上甲
Yasuyuki Joko
康之 上甲
和俊 片根
Kazutoshi Katane
和俊 片根
健太 高中
Kenta Takanaka
健太 高中
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Abstract

【課題】減衰力の大きさが切り替わる防振装置において、減衰力が切り替わるときの衝撃力を低減し、脱水起動時の振動と高速回転時の騒音を抑制した洗濯機を提供する。
【解決手段】本発明は、底部に回転翼を有する内槽と、前記内槽を内包する外槽と、前記外槽を収納する外枠と、防振装置によって前記外槽を前記外枠に懸架支持する洗濯機において、前記防振装置は一方の端を前記外枠に支持され、他方の端にばね受けを介して圧縮ばねを支持する吊り棒と、前記吊り棒が貫通し前記外槽と当接する滑動体と、前記滑動体の下側に配設し前記圧縮ばねと当接する有底の筒体と、前記筒体に内包され前記吊り棒に対して摺動する摺動部材を備え、前記摺動部材と前記滑動体および前記筒体の当接面を円錐台形状または球面形状とし、前記摺動部材の円錐角度または球面半径を前記滑動体および前記筒体の円錐角度または球面半径より大きくなるように構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、洗濯機の低振動化と低騒音化に関するものであり、特に外槽の振動を抑制する防振装置に関するものである。
一般的な洗濯機は、底部に回転翼を有する内槽と、この内槽を内包する外槽と、この外槽を収納する外枠と、外槽を外枠に懸架支持する防振装置と、回転翼を取り付けた洗濯軸と、この洗濯軸を駆動するモータとを備えた構成となっている。このような構成の洗濯機において、洗いおよびすすぎ工程後に内槽内の衣類が片寄った状態で、遠心脱水工程のために内槽を高速で回転する場合、回転速度を上昇させる過程において、共振により外槽に振動が発生し、洗濯機に大きな振動や騒音が発生する。そこで、防振装置の減衰力を増加する、または、静止物である外槽の重量を重くするなどを実施し、振動を低減している。しかし、防振装置の減衰力が大きいと内槽の高速回転時に、外槽や外枠に伝達する振動も大きくなり騒音が増加する。そのため、外槽の振動振幅が大きい共振時には減衰力が大きく、振動振幅が小さい高速回転時には減衰力が小さくなるような防振装置の構造が好ましい。
そこで、本技術分野の背景技術として特開平11−253690号公報(特許文献1)がある。この公報には、大きな振幅のみを抑えるために、吊り棒が貫通した滑動体に有底の筒体を設け、その筒体内に、滑動体と筒体の底部との間に所定の遊びを有し、前記吊り棒に対して摺動抵抗を有する摺動摩擦体を設ける、と記載されている。
特開平11−253690号公報
しかしながら、特許文献1に開示される技術には、摺動摩擦体と滑動体および筒体との当接面については考慮されていない。例えば、摺動摩擦体と滑動体および筒体の当接面が同じ角度で水平の場合、摺動摩擦体と滑動体および筒体が広い面積つまり面で接触し動き始めるため、接触すると同時に大きな減衰力が発生し、大きな衝撃力が発生してしまう。このため、その衝撃力が外槽や外枠に伝達し、大きな騒音が発生する。
本発明の目的は、減衰力の大きさが切り替わる防振装置において、減衰力が切り替わるときの衝撃力を低減し、脱水起動時の振動と高速回転時の騒音を抑制した洗濯機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、底部に回転翼を有する内槽と、前記内槽を内包する外槽と、前記外槽を収納する外枠と、防振装置によって前記外槽を前記外枠に懸架支持する洗濯機において、前記防振装置は一方の端を前記外枠に支持され、他方の端にばね受けを介して圧縮ばねを支持する吊り棒と、前記吊り棒が貫通し前記外槽と当接する滑動体と、前記滑動体の下側に配設し前記圧縮ばねと当接する有底の筒体と、前記筒体に内包され前記吊り棒に対して摺動する摺動部材を備え、前記摺動部材と前記滑動体および前記筒体の当接面を円錐台形状または球面形状とし、前記摺動部材の円錐角度または球面半径を前記滑動体および前記筒体の円錐角度または球面半径より大きくなるように構成した。
本発明によれば、減衰力の大きさが切り替わる防振装置において、円錐台形状の角度または球面形状の球面半径が異なるものが接触するため、円錐台または球面の頂部の縁から線で接触して衝撃を受け、振動が大きくなると徐々に接触面が増加し、減衰力を増加させるため、減衰力が切り替わるときの衝撃力を低減し、脱水起動時の振動と高速回転時の騒音を抑制した洗濯機を提供できる。
実施例1に係る洗濯機の概略縦断面図である。 実施例1に係る防振装置の概略縦断面図である。 実施例1に係る防振装置の概略縦断面図である。 実施例1に係る防振装置の概略縦断面図である。 実施例1に係る防振装置の概略縦断面図である。 実施例1に係る防振装置の概略縦断面図である。 実施例2に係る防振装置の概略縦断面図である。 実施例2に係る防振装置の概略縦断面図である。 実施例3に係る洗濯機の概略縦断面図である。 実施例3に係る防振ダンパの縦断面図である。 実施例3に係る防振ダンパの縦断面図である。 実施例3に係る防振ダンパの縦断面図である。 実施例3に係る防振ダンパの縦断面図である。 実施例3に係る防振ダンパの縦断面図である。 実施例4に係る防振ダンパの縦断面図である。 実施例4に係る防振ダンパの縦断面図である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図を参考にして詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る洗濯機の概略を説明する縦断面図である。この図では、洗濯機の基本構成要素のみについて記載し、その他の要素例えばパネルスイッチ等は省略し図示していない。その主要構成は、外枠1とこの外枠1に防振装置2を介して弾性支持されている合成樹脂製の外槽3を備えている。この外槽3に内装され回転翼4を内装し、衣類などの洗濯物の不つりあいをキャンセルするための流体バランサ10を装着するSUS製の内槽5を備えている。この内槽5を脱水軸11に固定するためのアルミ製のフランジ6を備えている。このフランジ6を支え洗濯軸11と内外二重構造を構成する脱水軸12、洗濯軸11を駆動するときにモータ8からの入力を歯車にて減速する減速機構7、この減速機構7と同一軸上に設けられたモータ8を備えている。この減速機構7とモータ8を支持し外槽3に保持されている取付板9を備えている。上記構成において、モータ8は洗いやすすぎ工程時に減速機構7を介し洗濯軸11をへて回転翼4のみを回転させ、脱水工程t時には脱水軸12をへて内槽5および回転翼4をともに高速回転させて遠心脱水を行う。ここで、内槽5の外周部には多数の通水孔5aが設けられているので、高速回転に伴って洗濯物に含まれていた水が絞り出される。このとき内槽5の中の洗濯物に片寄りが生じると、内槽5および外槽3は振動し、特に脱水回転開始時における共振により大きく振動する。そこで、起こりうる洗濯物の最大の片寄りによるアンバランスに対しても外槽3の過度な振動を防ぎ所定の振幅以下に抑えるため、防振装置2の減衰力を大きくすることにより、振動を低減している。しかし、防振装置2の減衰力を大きくすると、共振通過後の高速回転時などに吊り棒14から外槽3や外枠1に振動が伝わり、騒音が大きくなってしまう。
そこで、本発明の実施形態1に係る防振装置2について、図2から図4を用いて説明する。図2から図4は防振装置2の下側部分の概略縦断面図である。図2は摺動部材17が滑動体15と筒体16の中央付近に位置しているときを示している。図3は外槽3が上側に移動し、滑動体15と筒体16が圧縮ばね18により上側に移動し、摺動部材17が筒体16に当接したときを示している。図4はさらに外槽3が上側に移動し摺動部材17が筒体16の形状に沿って変形したときを示している。なお、この摺動部材17は、変形可能なゴムまたは樹脂などの弾性体で構成されている。
防振装置2は一方の端を外枠1に支持させ、他方の端にばね受け19を介して圧縮ばね18を支持する吊り棒14と、吊り棒14が貫通し外槽3と当接する滑動体15と、滑動体15の下側に配設し圧縮ばね18と当接する上部が開放され有底の筒体16と、筒体16に内包され吊り棒14の外周面を摺動する摺動部材17で構成さている。ここで、摺動部材17と滑動体15および筒体16の間の上下方向(吊り棒14の軸方向)に遊び代Δd(=d1−d2)を設けている。このような構成の防振装置2において、外槽3が上下方向に振動すると、これと連動して滑動体15と筒体16も圧縮ばね18の伸縮を伴いながら吊り棒14の軸方向(上下方向)に振動する。これにより、吊り棒14と滑動体15および筒体16は相対的に往復動することになる。そして、外槽3の振動が小さく、滑動体15および筒体16上下振動振幅が遊び代Δdより小さい場合、摺動部材17は、滑動体15や筒体16と当接しないため、吊り棒14に伴い停止している。外槽3の振動が大きくなると摺動部材17は、滑動体15や筒体16と当接し、滑動体15や筒体16に伴い運動することになる。それにより、摺動部材17の内周面が吊り棒14の外周面と摺動し、クーロン摩擦力が発生し、それが減衰力として働き、振動を抑制する。なお、摺動部材17が吊り棒14を締め付ける力が大きいと、発生する減衰力も大きくなる。ここで、遊び代Δdは、内槽5の高速回転時における吊り棒14の上下方向振動振幅よりも大きく設定することにより、高速回転時には摺動部材17は滑動体15と筒体16には当接せずに、吊り棒14と一緒に停止しているため、外槽3や外枠1に振動が伝わることがなく騒音を低減できる。
そして、摺動部材17と滑動体15および筒体16の当接面を円錐台形状とし、摺動部材17の円錐角度を滑動体15および筒体16の円錐角度より大きな構成とする。つまり、θ1>θ3かつθ2>θ4とする。それにより、図3に示すように、摺動部材17が滑動体15や筒体16と当接するときに点または線で接触した後に、徐々に広い面で接触し、最大の変位時には図4に示すように全面が接触するようになる。これにより、摺動部材17が動き始めるときの衝撃力を低減することができる。そして、振動振幅が大きくなると図4に示すように、摺動部材17は点線で示す変形前形状から、滑動体15や筒体16の当接面に沿うように変形し、円錐角度が滑動体15や筒体16の円錐角度と同等に近づく。そのとき、摺動部材17が変形する影響で、図4に矢印で示すような力も発生し、摺動部材17の変形が大きいほど吊り棒14を締め付ける力も大きくなり、減衰力が増加する。つまり、内槽5の高速回転時など外槽3の振動が小さく防振装置2の上下方向振動も小さい場合は減衰力も小さく、共振時など外槽3の振動が大きく、防振装置2の上下方向振動も大きい場合には減衰力も大きくできる。
摺動部材17の円錐台形状の部分は、図5に示すように球面形状でも、図6に示すように平面形状でも、当接面の円錐角度が一定でなく複数段に変化しても、円錐台形状と球面形状の複合形状でも同様の効果が得られる。また、当接面に凹凸を設けることによりグリースが切れることを防止することもできる。
図7は、本発明の実施形態2に係る防振装置22の概略縦断面図である。摺動部材25と滑動体23および筒体24のそれぞれの当接面を球面状にし、摺動部材25の球面半径を滑動体23および筒体24の球面半径より大きな構成とする。つまり、R1>R3かつR2>R4とする。それにより、前述した実施形態1と同様に、摺動部材25が滑動体23や筒体24と当接するときに点または線で接触した後に、徐々に広い面で接触するようになるため、摺動部材25が動き始めるときの衝撃力を低減することができる。そして、振動が大きくなると、摺動部材25が滑動体23や筒体24の当接面に沿うように変形し、球面形状が滑動体23や筒体24の球面形状と同等に近づく。そのとき、摺動部材25が変形する影響で、摺動部材25の変形が大きいほど吊り棒14を締め付ける力も大きくなり、減衰力が増加する。つまり、内槽5の高速回転時などのように外槽3の振動が小さく防振装置22の上下方向振動も小さい場合は減衰力も小さく、共振時などのように外槽3の振動が大きく防振装置22の上下方向振動も大きい場合には減衰力も大きくできる。
摺動部材25の球面形状は、図8に示すように平面形状でも、当接面の球面半径が一定でなく複数段に変化しても、円錐台形状と球面形状の複合形状でも同様の効果が得られる。また、当接面に凹凸を設けることによりグリースが切れることを防止することもできる。
、本発明の実施形態3に係る洗濯機の概略を説明する縦断面図である。この図では、洗濯機の基本構成要素のみについて記載し、その他の要素例えばパネルスイッチ等は省略し図示していない。その主要構成は、外周部に多数の通水孔43aを有し洗濯物を洗濯脱水するために回転するドラム43を備えている。このドラム43を内包する外槽42と、この外槽42を収納する筐体41を備えている。外槽42と筐体41との間に装備し外槽42の荷重を受ける圧縮ばね48と、外槽42と筐体41の間に装備し外槽42の振動を抑制する防振ダンパ49を備えている。ドラム43を駆動するドラム駆動用モータ44と、一端をドラム43の回転中心に固定した回転軸45を備えている。筐体41に設けた洗濯物の出し入れを行うとともに、水漏れや洗濯物の飛び出しを防止するドア47と、外槽42と筐体41の開口部を弾性接続するベローズ46を備えている。上記構成において、洗いやすすぎ工程時にドラム43はドラム駆動用モータ44により低速回転駆動され、ドラム43内の洗濯物を持ち上げ水面上に落下させて洗浄・濯ぎを行う。脱水工程時には、ドラム43を高速回転させて遠心脱水を行う。このときドラム43の内の洗濯物に片寄りが生じると、ドラム43および外槽42は振動し、特に脱水回転開始時における共振により大きく振動する。そのため、起こりうる洗濯物の最大の片寄りによるアンバランスに対しても外槽42の過度な振動を防ぎ所定の振幅以下に抑えるため、防振ダンパ49の減衰力を大きくすることにより、振動振幅を低減している。しかし、防振ダンパ49の減衰力を大きくすると、共振通過後の高速回転時などに防振ダンパ49から外槽42および筺体41に振動が伝わることにより、騒音が大きくなってしまう。
そこで、本発明の実施形態3に係る防振ダンパ49について、図10から図12を用いて説明する。図10から図12は防振ダンパ49の縦断面図である。図10は支持棒50の突起部50aが滑動体52の中央付近に位置したときを示している。図11は外槽42が下側に移動し支持棒50の突起部50aが滑動体52に当接したときを示している。図12はさらに外槽42が下側に移動し、滑動体52が支持棒50の突起部50aの形状に沿って変形したときを示している。なお、この滑動体52は、変形可能なゴムまたは樹脂などの弾性体で構成されている。
防振ダンパ49は、一方の端を外槽42に支持棒50を介して支持させ、他方の端に筒体51を介して筺体41の下面を支持している。下端付近に突起部50aを有した支持棒50と、その支持棒50を貫通し突起部50aの外周に配設し変形可能な弾性体の滑動体52と、その滑動体52の外周部に配設し筒体51の内周面を摺動する摺動部材53で構成されている。
ここで、摺動部材53と滑動体52の間の上下方向(支持棒50の軸方向)に遊び代Δd(=d3−d4)を設けている。このような構成の防振ダンパ49において、外槽41が上下方向に振動すると、これと連動して支持棒50も軸方向(上下方向)に振動する。これにより、支持棒50と筒体51は相対的に往復動することになる。そして、外槽42の振動が小さく、支持棒50の上下振動振幅が遊び代Δdより小さい場合、滑動体52は、支持棒50の突起部50aと当接しないため、その外周に配設し筒体51と接触している摺動部材53とともに、筒体51に伴い停止している。外槽42の振動が大きくなると滑動体52は、振動している支持棒50の突起部50aと当接し、外周に配設する摺動部材53とともに運動することになる。それにより、摺動部材53の外周面が筒体51の内周面と摺動し、クーロン摩擦力が発生し、それが減衰力として働き、振動を抑制する。なお、摺動部材53が筒体51を押し付ける力が大きいと、発生する減衰力も大きくなる。ここで、遊び代Δdは、ドラム43の高速回転時における支持棒50の上下方向振動振幅よりも大きく設定することにより、高速回転時には支持棒50の突起部50aは滑動体52には当接せずに、滑動体52は筒体51と一緒に停止しているため、外槽42や筐体41に振動が伝わることがなく騒音を低減できる。
そして、支持棒50の突起部50aの当接面を円錐台形状とし、支持棒50の突起部50aの円錐角度を滑動体52の円錐角度より大きく構成する。つまり、θ5>θ7かつθ6>θ8とする。それにより、図11に示すように、支持棒50の突起部50aが滑動体52と当接するときに点または線で接触した後に、徐々に広い面で接触し、最大の変位時には図12に示すように全面が接触するようになるため、滑動体52の外周に配設した摺動部材53が動き始めるときの衝撃力を低減することができる。そして、振動振幅が大きくなると図12に示すように、滑動体52は点線で示す変形前形状から、支持棒50の突起部50aの当接面に沿うように変形し、円錐角度が支持棒50の突起部50aの円錐角度と同等に近づく。そのとき、滑動体52が変形する影響で、図12に矢印で示すような力も発生し、滑動体52の変形が大きいほどその外周に配設した摺動部材53が筒体51を押し付ける力も大きくなり、減衰力が増加する。つまり、ドラム43の高速回転時など外槽42の振動が小さく、防振ダンパ49の上下方向振動も小さい場合は減衰力も小さく、共振時など外槽42の振動が大きく防振ダンパ49の上下方向振動も大きい場合には減衰力も大きくできる。
支持棒50の突起部50aの円錐台形状の部分は、図13に示すように球面形状でも、図14に示すように平面形状でも、当接面の円錐角度が一定でなく複数段に変化しても、円錐台形状と球面形状の複合形状でも同様の効果が得られる。また、当接面に凹凸を設けることによりグリースが切れることを防止することもできる。そして、支持棒50を筺体51に筒体51を外槽42にの取り付けても、同様の効果が得られる。
図15は、本発明の実施形態4に係る防振ダンパ49の概略縦断面図である。支持棒56の突起部56aと滑動体58のそれぞれの当接面を球面状にし、支持棒56の突起部56aの球面半径を滑動体58の球面半径より大きな構成とする。つまり、R5>R7かつR6>R8とする。それにより、前述した実施形態3と同様に、支持棒56の突起部56aが滑動体58と当接するときに点または線で接触した後に、徐々に広い面で接触するようになるため、滑動体58の外周に配設した摺動部材59が動き始めるときの衝撃力を低減することができる。そして、振動が大きくなると、滑動体58が支持棒56の突起部56aの当接面に沿うように変形し、球面形状が支持棒56の突起部56aの球面形状と同等に近づく。そのとき、滑動体58の変形が大きいほどその外周に配設した摺動部材59が筒体57を押し付ける力も大きくなり、減衰力が増加する。つまり、ドラム43の高速回転時などのように外槽42の振動が小さく防振ダンパ49の上下方向振動も小さい場合は減衰力も小さく、共振時などのように外槽42の振動が大きく防振ダンパ49の上下方向振動も大きい場合には減衰力も大きくできる。
支持棒56の突起部56aの球面形状は、図16に示すように平面形状でも、当接面の球面半径が一定でなく複数段に変化しても、円錐台形状と球面形状の複合形状でも同様の効果が得られる。また、当接面に凹凸を設けることによりグリースが切れることを防止することもできる。そして、支持棒56を筺体51に筒体57を外槽42にの取り付けても、同様の効果が得られる。
1…外枠、2…防振装置、3…外槽、4…回転翼、5…内槽、5a…通水孔、6…フランジ、7…減速機構、8…モータ、9…取付板、10…バランサ、11…洗濯軸、12…脱水軸、13…スライダ、14…吊り棒、15…滑動体、16…筒体、17…摺動部材、18…圧縮ばね、19…ばね受け、20…摺動部材、21…摺動部材、22…吊り棒、23…滑動体、24…筒体、25…摺動部材、26…圧縮ばね、27…ばね受け、28…摺動部材、41…筐体、42…外槽、43…ドラム、43a…通水孔、44…ドラム駆動用モータ、45…回転軸、46…ベローズ、47…ドア、48…圧縮ばね、49…防振ダンパ、50…支持棒、50a…突起部、51…筒体、52…滑動体、53…摺動部材、54…支持棒、54a…突起部、55…支持棒、55a…突起部、56…支持棒、56a…突起部、57…筒体、58…滑動体、59…摺動部材、60…支持棒、60a…突起部。

Claims (4)

  1. 底部に回転翼を有する内槽と、該内槽を内包する外槽と、該外槽を収納する外枠と、防振装置によって前記外槽を前記外枠に懸架支持する洗濯機において、前記防振装置は一方の端を前記外枠に支持され、他方の端にばね受けを介して圧縮ばねを支持する吊り棒と、該吊り棒が貫通し前記外槽と当接する滑動体と、該滑動体の下側に配設し前記圧縮ばねと当接する有底の筒体と、該筒体に内包され前記吊り棒に対して摺動する摺動部材を備え、前記摺動部材と前記滑動体および前記筒体の当接面を円錐台形状または球面形状とし、前記摺動部材の円錐角度または球面半径を前記滑動体および前記筒体の円錐角度または球面半径より大きくなるように構成したことを特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1において、
    前記摺動部材と前記滑動体および前記筒体の間に隙間を有したことを特徴とした洗濯機。
  3. 回転するドラムを内包する外槽と、該外槽を収容する筺体と、圧縮ばねとダンパによって前記外槽を前記筺体に防振支持する洗濯機において、前記ダンパは一方の端で前記外槽を支持し他方の端に突起を有する支持棒と、前記筺体の下面を支持する筒体と、前記支持棒が貫通し突起部の外周に配設した滑動体と、前記滑動体の外周部に前記筒体の内周面を摺動する摺動部材を備え、前記支持棒の突起部と前記滑動体の当接面を円錐台形状または球面形状とし、前記支持棒の突起部の円錐角度または球面半径を前記滑動体の円錐角度または球面半径より小さくなるように構成したことを特徴とする洗濯機。
  4. 請求項3において、
    前記支持棒の突起部と前記滑動体の間に隙間を有したことを特徴とした洗濯機。
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