JP2003326035A - ミシンのペダル装置 - Google Patents

ミシンのペダル装置

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JP2003326035A JP2002136762A JP2002136762A JP2003326035A JP 2003326035 A JP2003326035 A JP 2003326035A JP 2002136762 A JP2002136762 A JP 2002136762A JP 2002136762 A JP2002136762 A JP 2002136762A JP 2003326035 A JP2003326035 A JP 2003326035A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも特定の制御を行なう際に異なる足
踏み抵抗を感ずることができるミシンのペダル装置を提
供するを目的とする。 【解決手段】 回動可能な第1と第2のペダルレバー1
2,13と、第1のペダルレバーを足踏みペダルに連結
し、第1のペダルレバーを第1のバネ18で一方向に回
動する付勢力を与え、第2のペダルレバーを第2のバネ
20で逆方向に回動する逆方向付勢力を与え、第2のペ
ダルレバーが連動解除手段11aと当接するまでは第2
のバネの逆方向付勢力が第1のペダルレバーに伝達さ
れ、第2のペダルレバーが連動解除手段11aと当接し
た後は第2のバネの逆方向付勢力が第1のペダルレバー
に伝達されない構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はミシンのペダル装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に基づいて従来例のミシンのペダル
装置を説明する。このペダル装置1においては、フレー
ム2に段ネジ7によってペダルレバー3が回動可能に支
持されている。ペダルレバー3には、段ネジ7を挟んで
左右にそれぞれ当接部3a,3bが設けられると共に、
段ネジ7の左方には引張バネ8の下端が取り付けられ、
この引張バネ8の上端はフレーム2に取り付けられてい
る。図示した状態では、この引張バネ8によってペダル
レバー3はm方向へ回動していて、左方の当接部3aが
フレーム2の当接部2aと当接している。
【0003】ペダルレバー3の当接部3aと当接可能な
フレーム2の当接部2aの近傍には、当接部3aを検知
可能な第1フォトセンサー(図示せず)が設けられる一
方、当接部3bと当接可能なフレーム2の当接部2bの
近傍には、当接部3bを検知可能な第2フォトセンサー
(図示せず)が設けられている。ペダルレバー3には、
段ネジ7の左方に連結棒9の上端が連結されている。連
結棒9の下端には図示しない足踏みペダルに連結されて
いて、この足踏みペダルが踏み込まれると、連結棒9が
下方に引かれ、ペダルレバー3をn方向に回転させる。
【0004】図示したペダル装置は、足踏みペダルが踏
み込まれていない開放状態で、第1フォトセンサはペダ
ルレバー3の当接部3aを検知してONとなり、第2フ
ォトセンサは当接部3bを検知せずOFFとなってい
る。この状態から、足踏みペダルが踏み込まれて連結棒
9が下方に引かれてペダルレバー3がn方向に回転する
と、当接部3aが第1フォトセンサから外れる。この状
態では第1及び第2フォトセンサのいずれもOFFとな
る。更に足踏みペダルを踏み込むと、ペダルレバー3が
更にn方向に回転し、ついには当接部3bがフレーム2
の当接部2bに当接する。このとき第2フォトセンサが
当接部3bを検知してONとなり、第1フォトセンサは
OFFのままである。
【0005】このように、第1フォトセンサおよび第2
フォトセンサの出力から足踏みペダルの踏み込み位置に
関して3つの状態を検出し、その状態に対応してミシン
を制御することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のペ
ダル装置1においては3種類だけの踏み込み位置を検出
可能であったので、例えば穴かがりミシン等のサイクル
ミシンに適用した場合、図9に示すように押え上昇、布
押え、ミシンの起動という3種類の切換え制御を行なう
ことができるだけであった。ここで、押え上昇制御で
は、押えを予め定められた最上昇位置まで上昇させ、布
押え制御では押えを最下降位置まで下降させる。従っ
て、押えの位置は最上昇位置と最下降位置のいずれかと
いうことになる。このように押えの位置を2つの位置の
いずれかに移動させるのみのミシンの場合、ソレノイド
のON、OFFにより押えを移動している。
【0007】ところが、例えば穴かがりミシン等では、
確実に被縫製物を位置決めするためには、位置決めする
際の押えの位置が、最上昇位置ではなく、最上昇位置と
最下降位置間の中間であることが望ましい。また、押え
を最上昇位置、最下降位置間の距離は押えの上下移動量
としては最長であるので、その移動には時間がかかる。
1つの穴かがり縫い目を形成する毎に布押えを上昇させ
るサイクルミシンにおいては、この移動時間が縫製時間
に与える影響は無視できなくなる。このような場合に
は、押えをソレノイドではなく、例えばステッピングモ
ータのように中間位置への停止制御も可能なアクチュエ
ータによって移動し、4種類の踏み込み位置を検出可能
なペダル装置を用いることが望ましい。
【0008】また、上記のペダル装置1においては、足
踏みペダルを踏み込む際にオペレータが感ずる踏み込み
抵抗はペダルレバー3の当接部3bがフレーム2の当接
部2bに当接するまでは引張バネ8によってのみ与えら
れている。従って、踏み込み抵抗はほぼ一定である。こ
のため、ペダル操作により行なう押え上昇、布押え、起
動という3種類の切換えのいずれの場合もほぼ一様な足
踏み抵抗を感ずるが、特定の制御、例えばミシン起動の
ためのペダル操作を行なう場合には、異なる足踏み抵
抗、特には深く踏み込むに従って踏み力が段階的に重く
感ずることが好ましい。
【0009】従って、本発明の目的は、少なくとも特定
の制御を行なう場合に、異なる足踏み抵抗を感ずること
ができるミシンのペダル装置を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、ミシンや縫製作業の
種類に応じて、3種類の踏み込み位置を検出する場合
と、4種類の踏み込み位置を検出する場合の何れにも使
用可能なミシンのペダル装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に係る発明によれば、機枠11に回動可能に支
持された第1のペダルレバー12と、前記第1のペダル
レバー12の一端部に装着された連結棒19を介して第
1のペダルレバー12を回動操作する足踏みペダルと、
前記足踏みペダルを常時反踏み込み方向(m方向)に付
勢して上昇開放位置とするように前記第1のペダルレバ
ーに装着された第1のバネ18と、前記第1のペダルレバ
ーと並列して機枠11に回動可能に支持された第2のペ
ダルレバー13と、前記第2のペダルレバー13を足踏
みペダルの踏み込み方向(n方向)に付勢する第2のバ
ネ20と、前記第2のペダルレバー13が第2のバネ20
の踏み込み方向への付勢力により第1のレバー12に当
接されて第1のペダルレバー12と第2のペダルレバー1
3を連動させる連動手段21と、前記足踏みペダルを足
踏み操作する途中の連動解除位置で第2のペダルレバー
13の回動を規制すると共に第1のペダルレバー及び第2
のペダルレバーの連動を解除する連動解除手段11a
と、前記第1のペダルレバーと第2のペダルレバーの位置
をそれぞれ検出可能なセンサ14,15と、を備えるこ
とを特徴とするミシンのペダル装置が提供される。
【0012】また、請求項2に係る発明によれば、機枠
11に回動可能に支持された第1のペダルレバー12
と、前記第1のペダルレバー12の一端部に装着された
連結棒19を介して第1のペダルレバー12を回動操作
する足踏みペダルと、前記足踏みペダルを常時反踏み込
み方向(m方向)に付勢して上昇開放位置とするように
前記第1のペダルレバーに装着された第1のバネ18と、
前記第1のペダルレバーと同軸に機枠11に回動可能に
支持された第2のペダルレバー13と、前記第2のペダ
ルレバー13を足踏みペダルの踏み込み方向(n方向)
に付勢する第2のバネ20と、前記第2のペダルレバー
13が第2のバネ20の踏み込み方向への付勢力により
第1のレバー12に当設されて第1のペダルレバー12と
第2のペダルレバー13を連動させる連動手段21と、
前記足踏みペダルを足踏み操作する途中の連動解除位置
で第2のペダルレバー13の回動を規制すると共に第1の
ペダルレバー及び第2のペダルレバーの連動を解除する
連動解除手段11aと、前記第1のペダルレバーと第2の
ペダルレバーの位置をそれぞれ検出可能なセンサ14,
15と、前記第1のペダルレバー12及び第2のペダル
レバー13を一体的に固定可能且つ該固定を解除可能な
固定手段27,28を備え、前記固定手段27,28に
より第1及び第2のペダルレバー12,13を固定した
ときは前記センサ14,15により3種類の状態を検出
可能で、該固定を解除したときは4種類の状態を検出可
能であることを特徴とするミシンのペダル装置が提供さ
れる。
【0013】請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1
又は2記載のミシンのペダル装置において、前記連動手
段21は前記第1のペダルレバー12または第2のペダ
ルレバー13に設けられ、前記連動解除手段11aは前
記機枠11に設けられている点である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。
【0015】先ず図1〜3に基づいて本発明によるペダ
ル装置の第1の実施形態を説明する。このペダル装置1
0においては、ミシンフレーム(機枠)11に段ネジ1
7によって2つのペダルレバー12,13が同軸に配置
され、それぞれ独立して回動可能に支持されている。こ
のフレーム11には第1のペダルレバー12と当接可能
なストッパ22が固定されると共に第1のペダルレバー
12と当接可能な当接部26aを形成されたレバーガイ
ド26が固定されている。フレーム11にはさらに第2
のペダルレバー13と当接可能な当接部(連動解除手
段)11aが形成されている。
【0016】第1のペダルレバー12には、段ネジ17
の左側に引張バネ(第1のバネ)18の下端が取り付け
られると共に連結棒19の上端が連結されている。引張
バネ18の上端はフレーム11に取り付けられ、第1の
ペダルレバー12を時計方向(m方向)へ回動させ、後
述する足踏みペダルを常時反踏み込み方向に付勢して上
昇開放位置とするように付勢力を与えている。連結棒1
9の下端には図示しない足踏みペダルに連結されてい
て、この足踏みペダルが踏み込まれると、連結棒19が
下方に引かれ、第1のペダルレバー12を反時計方向
(n方向)に回動させる。第1のペダルレバー12には
段ネジ17の左側に第1の当接部12aが形成される、
段ネジ17の右側の下方に第2の当接部12bが形成さ
れている。第1の当接部12aはレバーガイド26の当
接部26aと当接可能とされている。第1のペダルレバ
ー12の右端近くには雌ネジ27が形成されている。
【0017】第2のペダルレバー13には段ネジ17の
右側にストッパ(連動手段)21と当接部13bが形成
されると共に、引張バネ(第2のバネ)20の下端が取
り付けられている。引張バネ20は引張バネ18よりも
弱いものを用いる。ストッパ21は、第1のペダルレバ
ー12の第2の当接部12bと当接可能とされ、当接部
13bはフレーム11の当接部11aと当接可能とされ
ている。引張バネ20の上端はフレーム11に取り付け
られ、第1のペダルレバー12を反時計方向へ回動さ
せ。これによって、足踏みペダルの踏み込み方向に付勢
力を与えている。第2のペダルレバー13には、第1の
ペダルレバー12の雌ネジ27に対応する位置へ穴28
が形成されている。この雌ネジ27、穴28は第1及び
第2のペダルレバー12,13を一体的に固定可能且つ
該固定を解除可能な固定手段を構成する。
【0018】第1のペダルレバー12の第1の当接部1
2a近傍の2箇所に検知板23,24が固定されてい
る。フレーム11には、これら2つの検知板23,24
のうちの一方の検知板23の検出位置において、第1の
フォトセンサ14が固定されている。また、第2のペダ
ルレバー13の当接部13b近傍には検知板25が固定
されている。フレーム11には、この検知板25の近傍
において第2のフォトセンサ15が固定されている。
【0019】図示した状態では、第1のペダルレバー1
2は引張バネ18によって時計方向へ回動していて、足
踏みペダルは上昇開放位置となり、第1の当接部12a
がフレーム11の当接部11aと当接している。一方、
第2のペダルレバー13は引張バネ20によって反時計
方向へ回動する付勢力を与えられているが、ストッパ2
1が第1のペダルレバー12の第2の当接部12bと当
接しているので、その回動を止められている。このため
第2のペダルレバー13の当接部13bはフレーム11
の当接部11aから離れている。この状態では、第1の
フォトセンサ14が検知板23を検出しているのでON
となり、第2のフォトセンサ15は検知板25から離れ
ているのでOFFとなっている(図4の状態1)。
【0020】この状態から、足踏みペダルが踏み込まれ
て連結棒19が下方に引かれて第1のペダルレバー12
が反時計方向に回動すると、第1のフォトセンサ14が
第1フォトセンサから外れるのでOFFとなる。第2の
ペダルレバー13は引張バネ20の引張力により第1の
ペダルレバー12と共に反時計方向に回動する。この
時、第1のペダルレバー12は引張バネ18によって時
計方向回転力を与えられる反面、引張バネ20によって
反時計方向回転力を与えられている。すなわち、オペレ
ータが感ずる足踏み抵抗は、引張バネ18による時計方
向への力から引張バネ20による反時計方向への力を差
し引いたものとなる。なお、引張バネ20は引張バネ1
8よりも弱いため第2のペダルレバー13を更に反時計
方向に回動させることはなく、従ってこの状態では第2
のフォトセンサ15はOFFのままである(図4の状態
2)。
【0021】更に足踏みペダルを踏み込むと、第1及び
第2のペダルレバー12,13が更に反時計方向に回転
し、ついには第2のペダルレバー13の当接部13bが
フレーム11の当接部11aに当接する。その結果、第
2のフォトセンサ15が検知板25を検知してONとな
る。この時、第1のペダルレバー12の第2の当接部1
2bは第1のペダルレバー12のストッパ21から離れ
るので、それまで足踏み抵抗を軽減していた引張バネ2
0の力は第1のペダルレバー12、連結棒19および操
作ペダルに伝達されなくなる。従って、この状態に達し
た以降オペレータが感ずる足踏み抵抗は重くなる。な
お、この状態では、第1のフォトセンサ14はOFFの
ままである(図4の状態3)。この位置を連動解除位置
とする。
【0022】更に足踏みペダルを踏み込むと、第1のペ
ダルレバー12のみが更に反時計方向に回転して第1の
フォトセンサ14が検知板23を検知してONとなる
が、この際オペレータは重くなった足踏み抵抗に抗して
足踏みペダルを踏み込む必要があるので、クリック感が
生ずる。第1のペダルレバー12の反時計方向への回動
の規制は、ストッパ22によって行なわれる。第2のペ
ダルレバー13の当接部13bはフレーム11の当接部
11aと当接した状態を維持しているので、第2のフォ
トセンサ15はONのままである(図4の状態4)。
【0023】このように、本実施形態によれば、第1お
よび第2のフォトセンサ14,15の出力から第1及び
第2のペダルレバー12,13の位置に関して(従って
足踏みペダルの踏み込み位置に関して)4つの状態を検
出して、その状態に対応してミシンを制御することが可
能となる。例えば、穴かがりミシン等のサイクルミシン
に用いる場合、図4に示すように、状態1の時、押えを
最上昇位置に移動し、状態2のとき押えを中間位置に移
動し、状態3のとき押えを最下降位置に移動し、状態4
の時ミシンを起動することができる。押えの位置を移動
するアクチュエータとしてはステッピングモータを用
い、第1及び第2のフォトセンサ14,15からの信号
に応じて、予め設定された最上昇位置、中間位置、最下
降位置の何れかへ移動する。
【0024】本実施形態のペダル装置を、足踏みペダル
の踏み込み位置に関して3つの状態を検出して、その状
態に対応してミシンを制御するために用いる方が好まし
い場合には、図示しないネジを第2のペダルレバー13
の穴28に通し、第1のペダルレバー12の雌ネジ27
に固定して、第1及び第2のペダルレバー12,13を
一体とし、引張バネ20を取り外して、図8に示す従来
例のペダル装置と同様に使用することができる。
【0025】また、図5に示すように、状態1と状態2
におけるミシン制御をいずれも押えを最上昇位置に移動
するように切り替える設定切り替え手段を設けると、本
実施形態のペダル装置を、足踏みペダルの踏み込み位置
に関して3つの状態を検出して、その状態に対応してミ
シンを制御するために用いることができる。この場合、
状態3から状態4へ移行する際にオペレータがクリック
感を得ることは第1実施形態の場合と同様である。図6
に示すように、状態2と状態3におけるミシン制御をい
ずれも押えを最下降位置に移動するように切り替え設定
するものとした場合も図5の場合と同様である。
【0026】次に図7に基づいて本発明によるペダル装
置の第2の実施形態を説明する。この実施形態が第1の
実施形態と異なる点は、フレーム11と第2のペダルレ
バー13の間に設けられた引張バネ20に代えて、第1
のペダルレバー12と第2のペダルレバー13の間に引
張バネ30を設けた点のみであり、その他は同一であ
る。従って、第1の実施形態と同様の部品又は要素には
同じ参照番号を付し、その説明を省略する。
【0027】引張バネ30は、第2のペダルレバー13
へ、反時計方向に回動させる方向の付勢力を与える。本
実施形態の動作及び効果は第1の実施形態とほぼ同様で
あるが、第1のペダルレバー12の雌ネジ27と第2の
ペダルレバー13の穴28を利用して両ペダルレバー1
2,13を固定することによって、図8に示す従来例の
ペダル装置と同様に足踏みペダルの踏み込み位置に関し
て3つの状態を検出するために用いる場合には引張バネ
30を取り外す必要がない点で、更にすぐれている。
【0028】以上、本発明を図面に示した実施形態に基
づいて説明したが、本発明はこの実施形態には限定され
ず種々変形可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明のミシンのペダル装置によれば、
回動可能な第1と第2のペダルレバーを設け、第1のペ
ダルレバーを足踏みペダルに連結し、第1のペダルレバ
ーを第1のバネで一方向に回動する付勢力を与え、第2
のペダルレバーを第2のバネで逆方向に回動する逆方向
付勢力を与え、第2のバネの逆方向付勢力により第2の
ペダルレバーを第1のペダルレバーへ当接させて両ペダ
ルレバーを連動させる連動手段と、第2のペダルレバー
の逆方向への回動を規制すると共に両ペダルレバーの連
動を解除する連動解除手段を設けたので、第2のペダル
レバーが連動解除手段と当接するまでは第2のバネの逆
方向付勢力が第1のペダルレバーに伝達され、第2のペ
ダルレバーが連動解除手段と当接した後は第2のバネの
逆方向付勢力が第1のペダルレバーに伝達されない。従
って、第2のペダルレバーが連動解除手段と当接した後
は足踏みペダルを踏み込む際の足踏み抵抗が増大してク
リック感を生ずることができる。
【0030】また、本発明のミシンのペダル装置によれ
ば、第1及び第2のペダルレバーを一体的に固定可能且
つ該固定を解除可能な固定手段を設け、この固定手段に
より第1及び第2のペダルレバーを固定したときはセン
サにより3種類の状態を検出可能で、該固定を解除した
ときは4種類の状態を検出可能としたので、ミシンや縫
製作業の種類に応じて、3種類の踏み込み位置を検出す
る場合と、4種類の踏み込み位置を検出する場合の何れ
にも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るミシンのペダル装置の第1実施
形態の斜視図である。
【図2】 第1実施形態の第1のペダルレバーの斜視図
である。
【図3】 第1実施形態の第2のペダルレバーの斜視図
である。
【図4】 第1実施形態の各状態に対応するミシン制御
の例を示す図である。
【図5】 第1実施形態の各状態に対応するミシン制御
の他の例を示す図である。
【図6】 第1実施形態の各状態に対応するミシン制御
の更に他の例を示す図である。
【図7】 本発明に係るミシンのペダル装置の第2実施
形態の斜視図である。
【図8】 従来例によるミシンのペダル装置の斜視図で
ある。
【図9】 従来例の各状態に対応するミシン制御の例を
示す図である。
【符号の説明】
11 機枠 11a 連動解除手段 12 第1のペダルレバー 13 第2のペダルレバー 14,15 センサ 18 第1のバネ 19 連結棒 20 第2のバネ 21 連動手段 27,28 固定手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠に回動可能に支持された第1のペダ
    ルレバーと、 前記第1のペダルレバーの一端部に装着された連結棒を
    介して第1のペダルレバーを回動操作する足踏みペダル
    と、 前記足踏みペダルを常時反踏み込み方向に付勢して上昇
    開放位置とするように前記第1のペダルレバーに装着さ
    れた第1のバネと、 前記第1のペダルレバーと並列して機枠に回動可能に支
    持された第2のペダルレバーと、 前記第2のペダルレバーを足踏みペダルの踏み込み方向
    に付勢する第2のバネと、 前記第2のペダルレバーが第2のバネの踏み込み方向への
    付勢力により第1のペダルレバーに当接されて第1のペダ
    ルレバーと第2のペダルレバーを連動させる連動手段
    と、 前記足踏みペダルを足踏み操作する途中の連動解除位置
    で第2のペダルレバーの回動を規制すると共に第1のペダ
    ルレバー及び第2のペダルレバーの連動を解除する連動
    解除手段と、 前記第1のペダルレバーと第2のペダルレバーの位置をそ
    れぞれ検出可能なセンサと、を備えることを特徴とする
    ミシンのペダル装置。
  2. 【請求項2】 機枠に回動可能に支持された第1のペダ
    ルレバーと、 前記第1のペダルレバーの一端部に装着された連結棒を
    介して第1のペダルレバーを回動操作する足踏みペダル
    と、 前記足踏みペダルを常時反踏み込み方向に付勢して上昇
    開放位置とするように前記第1のペダルレバーに装着さ
    れた第1のバネと、 第1のペダルレバーと同軸に機枠に回動可能に支持され
    た第2のペダルレバーと、 前記第2のペダルレバーを足踏みペダルの踏み込み方向
    に付勢する第2のバネと、 前記第2のペダルレバーが第2のバネの踏み込み方向への
    付勢力により第1のレバーに当設されて第1のレバーと第
    2のレバーを連動させる連動手段と、 前記足踏みペダルを足踏み操作する途中の連動解除位置
    で第2のペダルレバーの回動を規制すると共に第1のペダ
    ルレバー及び第2のペダルレバーの連動を解除する連動
    解除手段と、 前記第1のペダルレバーと第2のペダルレバーの位置をそ
    れぞれ検出可能なセンサと、 前記第1のペダルレバー及び第2のペダルレバーを一体
    的に固定可能且つ該固定を解除可能な固定手段を備え、 前記固定手段により第1及び第2のペダルレバーを固定
    したときは前記センサにより3種類の状態を検出可能
    で、該固定を解除したときは4種類の状態を検出可能で
    あることを特徴とするミシンのペダル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のミシンのペダル装
    置において、前記連動手段は前記第1のペダルレバーま
    たは第2のペダルレバーに設けられ、前記連動解除手段
    は前記機枠に設けられていることを特徴とするミシンの
    ペダル装置。
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