JP2003325765A - スロットマシン及びプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

スロットマシン及びプログラム及び記憶媒体

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JP2003325765A
JP2003325765A JP2002160135A JP2002160135A JP2003325765A JP 2003325765 A JP2003325765 A JP 2003325765A JP 2002160135 A JP2002160135 A JP 2002160135A JP 2002160135 A JP2002160135 A JP 2002160135A JP 2003325765 A JP2003325765 A JP 2003325765A
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Japan
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winning combination
game transition
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JP2002160135A
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Susumu Imazeki
進 今関
Norimichi Kishi
憲路 岸
Yoshinori Sugisaka
美紀 杉坂
Takahiro Sakurai
隆博 桜井
Hiroshi Koyama
浩史 小山
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Original Assignee
Olympia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別遊技モードでの出玉感を強調する。 【解決手段】 CPU20に、特別遊技移行役貯留部3
5及び遊技回数抽選部40を設ける。通常モードでのゲ
ームでBB移行役が当選すると、制御部は特別遊技移行
役貯留部35を参照し、貯留されていない場合にBB移
行役を貯留する。特別遊技移行役貯留部35にBB移行
役が1個貯留され、当選役決定部で決定された当選役が
BB移行役の場合に、BBが内部入賞となり、BB移行
役が順次放出される。BB移行役の放出に伴うBBモー
ドは2回連荘して行われるが、BBモード間に行われる
通常モードでのゲーム回数は、予め遊技回数抽選部40
で決定されたゲーム回数に基づいて行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ店などの
遊技場に設置して使用されるスロットマシン及びプログ
ラム及び記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ店などの遊技場に設置して使用
されるスロットマシンはパチスロ機と称され、その遊技
媒体となっているメダルに一定の価値が与えられて、ゲ
ーム(遊技)を行って獲得したメダルを種々の景品に交
換することができる。このため、遊技者はメダルを大量
に獲得するということだけを目的とし、確率的に当選を
得やすくなるボーナスゲームを行う権利が得やすい台を
選択してゲームを行おうとするのが一般である。スロッ
トマシンでは、リールがステッピングモータで駆動され
る構造となっており、乱数のサンプリングに基づく電子
抽選により当選の有無やその種類を決定し、この決定に
対応してリールの停止制御を行っている。したがって、
電子抽選による当選の発生確率をソフト的に調整して当
選が得やすくなる状態をつくりだすことができ、これを
利用してボーナスゲームができるようにしてある。な
お、本明細書中ではパチスロ機を例に挙げて説明してい
るため、遊技媒体としてメダルを用いるが、遊技媒体と
してはコインやパチンコ玉など他の媒体も含む。また、
「メダル(遊技媒体)の投入」にはクレジットされたメ
ダルをベットボタンなどによりベットすることも含む。
【0003】ボーナスゲームとしては、例えばビッグボ
ーナス(以下、BB)モードに移行して行われるゲーム
や、レギュラーボーナス(以下、RB)モードに移行し
て行われるゲームなどがあり、これらのゲームは特別当
選役であるBB及びRBを入賞させることで行うことが
できる。
【0004】例えばRBモードへの移行は、リールの図
柄が「BAR−BAR−BAR」に揃えられたときに1
枚のメダルベットでゲームが行われ、最大8回入賞する
か、又は最大12回のゲームを行うことで終了する。ま
た、BBモードへの移行はリールの図柄が例えば「7−
7−7」に揃えられたときに行われ、このBBモードの
ゲームでは上述したRBモードでのゲームが2〜3回繰
り返される。また、BBモードでは、RBモードに移行
する前に高い当選確率のもとで1〜3枚のメダルをベッ
トしてゲームを行う権利が与えられるRB導入ゲームも
あり、このRB導入ゲーム期間中に当選(ボーナスイ
ン)図柄が揃うとRBモードに移行する。このRBモー
ド又はBBモード下でのゲームを行った場合には、通常
モードでのゲームと比較して大量のメダルを獲得するこ
とができる。なお、本明細書中では、当選役に対応した
リール図柄を揃えることを入賞、入賞される前の状態で
電子抽選により当選役が抽選されたことを内部入賞とす
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなスロットマシンでは、大量のメダルを得る可能性
が高くなるという反面、熟練者と非熟練者とで獲得でき
るメダルの枚数に大きな開きが出てしまうという欠点が
あった。非熟練者にとって1回のボーナスゲームで獲得
できるメダル枚数に大きく開きが生じることは、ゲーム
性に対して不公平感を生むものとなる。更に、遊技者が
被熟練者の場合には、内部入賞したBB移行役をなかな
か入賞させることができないため、例えば数時間ゲーム
を行った場合には、熟練者と被熟練者とで得られる獲得
メダル枚数に大きな開きがでてしまう。この問題を解決
する方法として、1回のボーナスゲームで獲得できるメ
ダル枚数に上限を設けるということが挙げられるが、単
にメダル数に上限を設けるだけでは、大量のメダルを獲
得できないスロットマシンとなってしまうため、熟練者
の興趣を低減させるものになる。
【0006】本発明は、例えばBBモードで獲得できる
メダル枚数に上限を設けた場合でも、遊技者に対して出
玉感の不公平感を抑制することができるようにしたスロ
ットマシン及びプログラム及び記憶媒体を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスロットマシンは、遊技開始手段の操作に
よりハズレ及び複数種類の当選役のうちのいずれかを決
定する当選役決定手段と、複数のリールごとに対応して
設けられたリール停止操作手段の操作に応答し、前記当
選役決定手段で決められた当選役を構成する図柄が同一
の入賞有効ライン上に停止し得るように、対応するリー
ルの停止制御を行うリール停止制御手段とを備えたもの
であり、前記当選役決定手段で決定された当選役が通常
モードでの遊技よりも利益付与確率の高くなる特別遊技
モードでの遊技へと移行させる特別遊技移行役である場
合に、この特別遊技移行役を貯留可能な特別遊技移行役
貯留手段と、前記当選役決定手段で決定された当選役が
特別遊技移行役である場合に、前記特別遊技移行役を構
成する図柄を前記同一の入賞ライン上に揃えないように
前記リールの停止制御を変更するリール停止制御変更手
段と、前記特別遊技移行役貯留手段に貯留された特別遊
技移行役の個数に応じて、放出される特別遊技移行役に
対する制御を変更する特別遊技移行役制御変更手段とを
設けたものである。なお、利益付与確率とは例えば出玉
率が挙げられる。
【0008】また、前記特別遊技移行役制御変更手段
は、前記特別遊技移行役に貯留された特別遊技移行役の
個数に応じて、貯留された特別遊技移行役に対する放出
確率を変更することが好ましい。また、前記特別遊技移
行役制御変更手段は、前記特別遊技移行役に貯留された
特別遊技移行役の個数に応じた演出内容を変更すること
が好ましい。
【0009】また、本発明のスロットマシンは、遊技開
始手段の操作によりハズレ及び複数種類の当選役のうち
のいずれかを決定する当選役決定手段と、複数のリール
ごとに対応して設けられたリール停止操作手段の操作に
応答し、前記当選役決定手段で決められた当選役を構成
する図柄が同一の入賞有効ライン上に停止するように、
対応するリールの停止制御を行うリール停止制御手段と
を備えたものであり、前記当選役決定手段で決定された
当選役が、通常モードでの遊技よりも利益付与確率の高
くなる特別遊技モードでの遊技へと移行させる特別遊技
移行役である場合に、この特別遊技移行役を貯留可能な
特別遊技移行役貯留手段と、前記当選役決定手段で決定
された当選役が特別遊技移行役である場合に、前記特別
遊技移行役を構成する図柄を前記同一の入賞ライン上に
揃えないように前記リールの停止制御を変更するリール
停止制御変更手段と、前記特別遊技移行役貯留手段に貯
留された特別遊技移行役の個数が予め設定された上限値
に到達した場合、又は前記当選役決定手段で特別遊技移
行役が当選し、且つこの特別当選役と、前記特別遊技移
行役貯留部に貯留された特別遊技移行役の個数との合計
値が上限値に到達する場合のいずれかの一方の場合に、
これら特別遊技移行役を放出する特別遊技移行役放出手
段とを設けたものである。
【0010】なお、前記特別遊技移行役貯留手段に貯留
された前記特別遊技移行役の個数が上限値に到達した場
合には、これら特別遊技移行役を放出するか否かを抽選
により決定することが好ましい。
【0011】また、前記特別遊技移行役の放出に伴って
行われる特別遊技モードの終了から次の特別遊技モード
の開始までの遊技の遊技回数は、予め抽選で決定されて
いることが好ましい。この場合、前記特別遊技モードの
終了から次の特別遊技モードの開始までの遊技で使用さ
れる確率テーブルは、複数種の当選役の当選確率が低い
確率テーブルとすることが好ましい。また、前記特別遊
技モードの終了から次の特別遊技モードの開始までの遊
技で、前記当選役決定手段で決定された当選役がハズレ
又は複数種類の当選役のうち付与価値の低い当選役のい
ずれか一方となる場合に、次の特別遊技モードが開始さ
れることことが好ましい。なお、付与価値とは、例えば
配当枚数が挙げられる。
【0012】また、プログラムとしては、遊技開始手段
の操作によりハズレ及び複数種類の当選役のうちのいず
れかを決定する当選役決定手段と、複数のリールごとに
対応して設けられたリール停止操作手段の操作に応答
し、前記当選役決定手段で決められた当選役を構成する
図柄が同一の入賞有効ライン上に停止し得るように、対
応するリールの停止制御を行うリール停止制御手段との
他に、前記当選役決定手段で決定された当選役が通常モ
ードでの遊技よりも利益付与確率の高くなる特別遊技モ
ードでの遊技へと移行させる特別遊技移行役である場合
に、この特別遊技移行役を貯留可能な特別遊技移行役貯
留手段と、前記当選役決定手段で決定された当選役が特
別遊技移行役である場合に、前記特別遊技移行役を構成
する図柄を前記同一の入賞ライン上に揃えないように前
記リールの停止制御を変更するリール停止制御変更手段
と、前記特別遊技移行役貯留手段に貯留された特別遊技
移行役の個数に応じて、放出される特別遊技移行役に対
する制御を変更する特別遊技移行役制御変更手段として
コンピュータを機能させるためのものである。
【0013】また、プログラムとしては、遊技開始手段
の操作によりハズレ及び複数種類の当選役のうちのいず
れかを決定する当選役決定手段と、複数のリールごとに
対応して設けられたリール停止操作手段の操作に応答
し、前記当選役決定手段で決められた当選役を構成する
図柄が同一の入賞有効ライン上に停止するように、対応
するリールの停止制御を行うリール停止制御手段との他
に、前記当選役決定手段で決定された当選役が、通常モ
ードでの遊技よりも利益付与確率の高くなる特別遊技モ
ードでの遊技へと移行させる特別遊技移行役である場合
に、この特別遊技移行役を貯留する特別遊技移行役貯留
手段と、前記当選役決定手段で決定された当選役が特別
遊技移行役である場合に、前記特別遊技移行役を構成す
る図柄を前記同一の入賞ライン上に揃えないように前記
リールの停止制御を変更するリール停止制御変更手段
と、前記特別遊技移行役貯留手段に貯留された特別遊技
移行役の個数が予め設定された上限値に到達した場合、
又は前記当選役決定手段で特別遊技移行役が当選し、且
つこの特別当選役と、前記特別遊技移行役貯留部に貯留
された特別遊技移行役の個数との合計値が上限値に到達
する場合のいずれかの一方の場合に、これら特別遊技移
行役を放出する特別遊技移行役放出手段としてコンピュ
ータを機能させるためのものである。
【0014】また、記憶媒体としては、上記プログラム
が記憶されるとともに、そのプログラムをコンピュータ
で読み取ることのできるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に示すように、スロットマシ
ン2は通常モード、特別遊技移行役であるBB移行役及
びRB移行役を入賞させたときに移行するBBモード及
びRBモードが設定されている。BBモードはRBモー
ドが2〜3回含まれており、BB移行役を入賞させたと
きには、多くのメダルを得る確率が高くなる。
【0016】このスロットマシン2は、筐体3の前面扉
4に4個の図柄表示窓5〜8が設けられ、各々の表示窓
の奥に第1リール9a,第2リール9b,第3リール9
c及びサブリール10が回転自在に組み込まれている。
周知のように、第1〜第3リール9a〜9cの外周には
様々な図柄が一定ピッチで配列され、リールが停止した
状態では対応する表示窓を通して1リール当たり3個の
図柄が観察される。これにより、各リールの図柄を1個
ずつ組み合わせた直線状の入賞ラインが横3本斜め2本
の合計5本設定されている。
【0017】ゲームの開始に先立ってメダル投入口11
から1枚のメダルを投入したときには中央横一本の入賞
ラインが有効化され、2枚では横3本、3枚ではさらに
斜め2本を加えた5本の入賞ラインが有効化される。以
下、有効化された入賞ラインを入賞有効ラインとする。
また、メダルは50枚を限度に貯留することが可能にな
っており、貯留されているメダルの枚数は、クレジット
枚数表示器12により表示される。
【0018】サブリール10は、ゲーム開始用のスター
トレバー13を操作したときに、他のリール9a〜9c
とともに回転を始め、スタートレバー13の操作時の電
子抽選で、例えばBBモードに移行させるBB移行役が
抽選されたときに図柄「7」を表示し、BB当選してい
ることを遊技者に告知する。
【0019】リール停止操作手段であるストップボタン
14a〜14cの上方の操作パネルには、メダルがクレ
ジットされた状態でゲームを行うときに操作される1枚
ベットボタン、MAXベットボタン、ペイアウトボタン
などの各種の操作ボタンが設けられている。これらの操
作ボタンの機能はいずれも周知であるのでその詳細につ
いては省略する。
【0020】図2に示すように、スロットマシン2の作
動は基本的にCPU20及びメモリ21を含むマイクロ
コンピュータによって管制される。メダルセンサ22は
メダル投入口11から投入された適正なメダルを検知
し、CPU20の制御部20aに入力する。メダル投入
口11の奥にはセレクタが組み込まれ、不適正なメダル
はメダル払出口16を介してメダル受け皿17(図1参
照)に排出される。また、セレクタは不適切なタイミン
グでメダルの投入が行われたとき、例えばゲームの途中
や各種の操作ボタンが押されたままの状態で投入された
メダルについても、メダルセンサ22を経由させずにメ
ダル受け皿17に排出する。
【0021】なお、ゲームの開始に先立って投入するメ
ダルの枚数は1〜3枚に限られているため、クレジット
機能を用いていないときには4枚目以降に投入されたメ
ダルもメダルセンサ22で検知されることなくメダル受
け皿17に排出される。クレジット機能のオン/オフは
ペイアウトボタンの1プッシュごとに切替えられる。そ
して、クレジット機能がオン状態のときには4枚目以降
に投入されたメダルもメダルセンサ22で検知され、5
0枚を限度にスロットマシン2の内部に貯留される。貯
留されたメダルの枚数は、クレジット枚数表示器12で
デジタル表示される。クレジット機能を用いているとき
には、前述した1枚ベットボタンやMAXベットボタン
の操作によりメダルの投入操作が行われ、そのベット枚
数がクレジット枚数から逐次に減算される。また、ゲー
ムの結果、当たりが得られたときには配当メダルもクレ
ジットされ、ペイアウトボタンを操作したときにクレジ
ットされたメダルがメダル受け皿17に払い出される。
【0022】制御部20aは、ゲームの開始に先立って
投入された1〜3枚のメダルの枚数をメダルセンサ22
からの検知信号に基づいて計数され、入賞有効ラインの
本数が決定される。また、ゲームの開始ごとに投入され
たメダルのベット枚数は制御部20aの内部に設けられ
たカウンタで積算して計数される。なお、クレジット枚
数は図示を省略した別のクレジットメダルカウンタで計
数される。
【0023】スタートスイッチセンサ23は、スタート
レバー13が操作されたときにオンとなり、ゲームスタ
ート信号を制御部20aに向けて出力する。そして、ゲ
ームスタート信号が出力されるごとに、ゲーム数カウン
タ24のカウント値が「1」だけ増加する。したがっ
て、ゲーム数カウンタ24のカウント値を参照すること
によって、このスロットマシン2で実行されたゲームの
回数を識別することができる。
【0024】ゲームスタート信号を受けて、制御部20
aはメモリ21のROM領域に格納されたゲーム実行プ
ログラムに基づいて第1〜第3リール9a〜9c及びサ
ブリール10を回転させるとともにゲームの処理を開始
する。各リールの駆動及び停止制御は、リール駆動コン
トローラ27によって行われる。それぞれのリールは個
別のステッピングモータ28a〜28dの駆動軸に固着
され、各ステッピングモータ28a〜28dの駆動を制
御することにより各リールの制御が行われる。なお、メ
モリ21のRAM領域はワーキングエリアとなってお
り、毎回のゲームごとに利用されるフラグやデータなど
の一時的保管や書き換えなどに用いられる。
【0025】ステッピングモータ28a〜28dは供給
された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転し、制御
部20aにより駆動パルスの供給個数を制御することに
よって第1〜第3リール9a〜9c及びサブリール10
の回転角を制御することができ、また駆動パルスの供給
を絶つことによりリールの停止位置を決めることができ
る。また、各リールには、その基準位置に反射信号部2
9a〜29dが一体に形成され、その一回転ごとにフォ
トセンサ30a〜30dがそれぞれの反射信号部29の
通過を光電検出する。フォトセンサ30a〜30dによ
る検知信号は、リールごとのリセット信号として制御部
20aに出力される。
【0026】制御部20aの内部には、ステッピングモ
ータごとにパルスカウンタが設けられ、各々のステッピ
ングモータに供給された駆動パルスの個数を計数する。
このパルスカウンタのカウント値は、リセット信号が入
力されるたびにクリアされ、再びアップカウントされ
る。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リ
ールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が
逐次に更新しながら保存されることになる。
【0027】メモリ21のROM領域には図柄テーブル
が格納され、図柄テーブルには、各リールの基準位置か
らの回転角に対応した駆動パルスの個数と、リールに一
定ピッチで配列されたそれぞれの図柄を表す図柄コード
とが対応づけられている。したがって、リールごとにパ
ルスカウンタのカウント値を監視することによって、例
えば中央の入賞有効ライン上にどの図柄が移動してきて
いるのかを識別することができ、また、どの程度リール
を回転させれば目的の図柄がその入賞有効ライン上に移
動してくるのかを予測することができる。
【0028】ストップボタン14a〜14cの内部には
センサが設けられており、ストップボタン14a〜14
cが押圧されたときに制御部20aに向けてリールごと
のストップ信号を入力する。スタートレバー13を操作
して全リールの回転が始まり、これらの回転が定常速度
に達した時点でストップボタン14a〜14cの操作が
有効化される。その後、これらを押圧操作することによ
ってそれぞれ対応する第1〜第3リール9a〜9cの停
止制御が開始される。以上のように、ストップボタン1
4a〜14cはリール停止操作手段、制御部20aはリ
ール停止制御手段としてそれぞれ機能する。なお、複数
のストップボタン14a〜14cを操作したときにはタ
イミングの早い方のリールだけが停止し、完全に同時操
作したときにはいずれのリールも停止しないようになっ
ている。
【0029】制御部20aは、ゲームスタート信号を受
けて電子抽選部31を作動させる。電子抽選部31は乱
数発生部と乱数値サンプリング回路とを含み、ゲームが
開始されるごとに一つの乱数値を抽選し、当選役決定部
32ではその値に応じて現在実行されているゲームでの
当選役を決定する。このように、制御部20a、電子抽
選部31及び当選役決定部32は当選役決定手段として
機能する。
【0030】当選役決定部32には、複数の当選テーブ
ルが設けられている。この複数の当選テーブルには、通
常モード下での各ゲームにおける当選役の決定に用いら
れる第1当選テーブルと、BB及びRBが内部入賞した
場合に用いられる第2当選テーブルと、BBモード中の
RB導入ゲームで用いられる第3当選テーブルと、RB
モード中に用いられる第4当選テーブルとが設けられて
いる。電子抽選部31で抽選された当選の種類を表す当
選信号は当選役決定部32に送られ、この当選役信号が
制御部20aにフィードバックされる。当選役決定部3
2で決定した当選役は制御部20aに出力され、当選役
信号がRB移行役の場合には、メモリ21のRAM領域
にRB当選フラグを書き込む。
【0031】特別遊技移行役貯留部35は、当選役決定
部32から制御部20aに送られる当選役信号が特別遊
技移行役となるBB移行役の場合に、このBB移行役を
貯留するために設けられている。この特別遊技移行役貯
留部35に貯留されるBB移行役の上限値は予め決定さ
れている。なお、本実施形態では、貯留されるBB移行
役の個数の上限値を2個として説明するが、貯留される
BB移行役の個数の上限値は適宜設定してよい。また、
特別遊技移行役をBB移行役としたが、この他にRB移
行役を特別遊技移行役としてもよい。
【0032】例えば当選役決定部で決定された当選役が
BB移行役で、特別遊技移行役貯留部35に貯留された
BB移行役がない場合には、このBB貯留役を貯留す
る。このBB移行役が貯留されたゲームでは、制御部2
0aは各ストップボタンの押圧時にリール駆動コントロ
ーラ27を介して、同一の入賞有効ライン上にBB移行
役となる図柄組み合わせ「7」−「7」−「7」を停止
させないように各リールの停止制御を行う。これによ
り、制御部20a及びリール駆動コントローラ27はリ
ール停止制御変更手段として機能する。
【0033】一方、特別遊技移行役貯留部35に1個の
BB移行役が貯留され、当選役決定部32で決定された
当選役がBB移行役となる場合には、制御部20aは、
BB移行役の個数が上限値に到達したと判断し、特別遊
技移行役貯留部35に貯留されたBB移行役と、当選役
決定部32で決定されたBB移行役とを、メモリ21の
RAM領域にBB当選フラグとして書き込む。そして、
BB移行役の個数が上限値である2個に到達したゲーム
又は、その後のゲームで、各リールの図柄「7」が同一
の入賞ライン上に引き込める位置で各ストップボタンが
押圧されたときに、BB移行役である図柄組み合わせ
「7」−「7」−「7」を同一の入賞有効ライン上に停
止させる。これにより、制御部20a及びリール駆動コ
ントローラ27は、特別当選役放出手段としても機能す
る。
【0034】遊技回数抽選部40は、2回のBBモード
の間に組み込まれる通常モードでのゲームの回数を決定
するために設けられている。この遊技回数抽選部40
は、電子抽選部41及び遊技回数決定部42から構成さ
れている。電子抽選部41は、乱数値をサンプリング
し、サンプリングされた乱数値を遊技回数決定部42に
出力する。遊技回数決定部42には、乱数値に対応する
ゲーム回数の値がテーブルデータとして記憶されてお
り、電子抽選部42からの乱数値をもとに、BBモード
間に行われる通常モードでのゲーム回数を決定する。な
お、本実施形態では、ゲーム回数を1〜50の間で設定
するが、ゲーム回数の設定はゲーム性等を考慮して適宜
設定してよい。この遊技回数抽選部40で決定されたゲ
ーム回数は、メモリ21のRAM領域に記憶される。制
御部20aではゲーム数カウンタ24を参照して、通常
ゲームでのゲーム回数が決定されたゲーム回数に到達し
た場合に、且つ当選役決定部32でハズレとなる場合に
メモリ21のRAM領域に書き込まれた2個目のBB当
選フラグを放出する。
【0035】メダルホッパー43は、当選役が入賞した
際に、その当選役に対応する配当メダル数をメダル受け
皿16に払い出し、あるいはクレジットカウンタにその
規定枚数を加算する。なお、当選役の種類ごとに配当メ
ダルの枚数を決めた配当テーブルはメモリ21のROM
領域に格納されており、制御部20aがこれを読み取っ
てメダルホッパー43を駆動する。
【0036】初期設定入力部44は筐体3の内部に設け
られ、前面扉4を開いた状態で操作可能となる。この初
期設定入力部44には、主電源となる電源スイッチ、設
定変更ボタン、BBモードが終了した時点で打ち止めに
するか否かを選択できる選択スイッチ等が設けられる。
なお、ペイアウト率の変更は設定変更ボタンの押圧によ
り行われ、6段階の間でペイアウト率を可変できるよう
になっている。ペイアウト率の変更時には、各当選テー
ブルのグループ割り当ての調整も行われる。
【0037】次に、このようにして構成されたスロット
マシンの作用について図3及び図4のフローチャートを
もとに説明する。ゲームの開始に先立って1〜3枚のメ
ダルを投入操作した後、スタートレバー13を操作する
と通常モードでのゲームが開始され、第1〜第3リール
9a〜9c、及びサブリール10が一斉に回転を始め
る。これと同時に、電子抽選部31では乱数をサンプリ
ングし、当選役決定部32に出力する。この乱数値を用
いて、当選役決定部32では当選役を決定し、その当選
役信号を制御部20aに出力する。
【0038】当選役決定部32からの当選役信号がBB
移行役の場合には、制御部20aでは特別遊技移行役貯
留部35に貯留されたBB移行役の個数を参照し、貯留
するか否かを判断する。例えば特別遊技移行役貯留部3
5にBB移行役が貯留されていない場合には、制御部2
0aでは、BB移行役を特別遊技移行役貯留部35に貯
留する。そして、制御部20aは、第1〜第3ストップ
ボタン14a〜14cの押圧時に、BB移行役となる図
柄「7」を同一の入賞有効ライン上に停止させないよう
にリール駆動コントローラ27を介して各リールの停止
制御を行う。
【0039】一方、特別遊技移行役貯留部35にBB移
行役が1個貯留されたゲームで、当選役決定部32で決
定された当選役がBB移行役となる場合には、制御部2
0aでは、特別遊技移行役貯留部35に貯留されたBB
移行役の個数と、当選役決定部で決定されたBB移行役
との合計値が上限値に到達したと判断し、これらをBB
当選フラグとしてメモリ21のRAM領域に書き込む。
このとき、サブリール10による表示が「BIG」とな
る。これにより、遊技者に対してBBが内部入賞してい
ることが報知される。
【0040】サブリール10の表示が「BIG」となっ
たゲームで、遊技者による各ストップボタン14a〜1
4cの押圧が、図柄「7」を同一の入賞有効ライン上に
引き込める位置で行われた場合には、制御部20aでは
リール駆動コントローラ27を介して、図柄「7」を同
一の入賞ライン上に停止させるように各リールを停止さ
せる。これにより、BB移行役が成立し1回目のBBモ
ードへと移行する。このとき、制御部20aでは、遊技
回数抽選部40に抽選開始信号を出力し、BBモード間
に行われる通常モードでのゲーム回数(1〜50回)を
決定する。
【0041】一方、遊技者の技量によっては、サブリー
ル10の表示が「BIG」となったゲームでBB移行役
を成立させることができない場合がある。この場合に
は、次ゲーム以降で当選役決定部32でハズレとなる場
合に、BB移行役となる「7」−「7」−「7」を同一
の入賞有効ライン上に停止させることでBBモードでの
ゲームへ移行させることができる。
【0042】BBモードでは、例えば30回の一般ゲー
ム中に2〜3回のRBモードを行うことができる。この
RBモードでは1枚のメダル賭けでのゲームが行われ、
最大8回入賞するか、又は最大12回のゲームを行うこ
とで終了する。なお、この場合、ストップボタン14a
〜14cを操作して3個のリールを停止させたときに有
効化された入賞有効ライン上に同じ図柄が揃うことが多
く、図柄の組み合わせに応じた枚数の配当メダルを獲得
することができる。
【0043】1回目のBBモードが終了すると、通常モ
ードに移行してゲームが行われる。なお、当選役の決定
に用いられる確率テーブルは第1確率テーブルに切り替
わる。そして、制御部20aではゲーム数カウンタ24
を参照して、通常モードでの遊技回数が遊技回数抽選部
40で決定されたゲーム回数に到達した場合に、メモリ
21のRAM領域に書き込まれた2個目のBB当選フラ
グを有効化する。また、サブリール10の表示を「BI
G」にし、BBが内部入賞であることを報知する。そし
て、当選役決定部32でハズレとなり場合で、且つ遊技
者による各ストップボタン14a〜14cの押圧が図柄
「7」を同一の入賞ライン上に引き込める位置で行われ
た場合に、各リールの図柄「7」を同一の入賞ライン上
に停止させる。これにより、2回目のBBモードへと移
行する。これにより、BBモードが連荘するので、1回
のBBモードで獲得できるメダル枚数の上限値を下げた
としても、遊技者に対してBBモードによる出玉感を強
調することができる。
【0044】なお、通常モードでのゲームでハズレとな
る場合には、制御部20aでは特別遊技移行役貯留部3
5を参照し、BB移行役が貯留されているかを参照し、
BB移行役が貯留されていない、又は貯留されているB
B移行役が1個の場合には通常ゲーム処理を行う。ま
た、当選役が小役の場合には、同一の入賞有効ライン上
に小役に対応する図柄を停止させた場合に、その小役に
対応する配当枚数のメダルを払い出す。
【0045】一方、通常モードでのゲームで当選役がR
B移行役の場合には、同一の入賞有効ライン上に、RB
移行役となる図柄「BAR」をそろえることでRBモー
ドに移行する。このRBモードは、1枚のメダル賭けで
のゲームであり、最大8回入賞するか、又は最大12回
のゲームを行うことで終了する。このRBモードが終了
すると通常モードへと移行する。
【0046】また、図2の機能ブロック図、図3及び図
4のフローチャートで示す手順及び機能をスロットマシ
ンの制御装置で実行するためのプログラムを、例えばフ
レキシブルディスク、光ディスク等の記録媒体に記憶さ
せてもよい。例えば、図4に示すように、記録媒体49
には、当選役決定手段、リール制御手段を実現するため
のプログラムの他に、特別遊技移行役を貯留するための
特別遊技移行役貯留手段と、当選役決定手段で決定され
た当選役が特別遊技移行役である場合に、特別遊技移行
役を構成する図柄を入賞ライン上に揃えないようにリー
ルの停止制御を変更するリール停止制御変更手段と、特
別遊技移行役貯留手段に特別遊技移行役が少なくとも2
個以上貯留された場合に、これら特別遊技移行役を放出
する特別遊技移行役放出手段とが記録されている。この
記憶媒体49をスロットマシン50に内蔵された読取装
置51に装填して、そのプログラムをスロットマシンに
インストールしたり、読取装置51に記憶媒体49を装
填した状態でゲームを実行させる。なお、符号52はC
PU、符号53はメモリである。
【0047】また、前記プログラムを、記憶媒体を利用
してインストールする代わりに、インターネットを利用
して、スロットマシンに配信させることができる。ま
た、上記プログラムに、リールを回す機能、各リールを
停止させる機能等のスロットマシンの基本動作を実行さ
せるプログラムを追加することで、パソコンにインスト
ールし、モニタ上でスロットマシンゲームを行うことが
できる。
【0048】本実施形態では、貯留されたBB移行役の
個数と当選役決定部で決定されたBB移行役との合計値
が上限値となった場合に、BB移行役を放出するように
したが、BB移行役の放出を抽選で決定するようにして
もよい。この場合、図6に示すように、CPU20に、
電子抽選部60及び放出決定部61からなる特別遊技放
出抽選部62を設け、BB移行役が2個貯留された場合
に特別遊技放出抽選部62で抽選を行い、この抽選によ
り当選した場合に、貯留されたBB移行役を放出するよ
うにしてもよい。また、BB移行役が2個貯留された後
のゲームで、当選役決定部32で例えば左リール中段に
図柄「チェリー」が停止することにより入賞となる、い
わゆる「単チェリー」等の小役が当選した場合に、貯留
されたBB移行役を放出させるようにしてもよい。
【0049】本実施形態では、2個目のBB移行役を、
1個目のBB移行役の放出によるBBモードの終了時か
ら、遊技回数抽選部により決定された遊技回数に到達し
た時点で放出させるようにしたが、これに限定する必要
はなく、1回目のBBモードが終了した後の通常モード
でのゲームで当選役決定部によりハズレとなる場合に2
個目のBB移行役を放出するようにしてもよい。
【0050】本実施形態では、放出されるBB移行役に
よるBBモードとBBモードとの間の遊技では、通常モ
ードで使用される第1確率テーブルを用いたが、これに
限定する必要はなく、例えば、通常モードでのゲームに
用いられる第1確率テーブルよりも当選確率の低い確率
テーブルを使用するようにしてもよい。これにより、小
役の当選確率が低くなり、次のBBモードへ移行しやす
くなる。
【0051】本実施形態では、貯留されるBB移行役の
個数に上限値を設けたが、これに限定する必要はなく、
上限値の有無、又上限値を設ける場合には上限値の値等
はゲーム性を考慮して適宜設定してよい。例えば貯留さ
れるBB移行役の上限値を設定しない場合には、貯留さ
れるBB移行役の個数に応じてBB移行役の放出確率を
変更させるようにする。図7に示すように、CPU20
に特別遊技移行役放出抽選部65を設け、この特別遊技
移行役放出抽選部65を電子抽選部66及び放出決定部
67とから構成する。放出決定部67には第1〜第5放
出テーブル68a〜68eが設けられており、これら放
出テーブルの放出確率はそれぞれ異なるように、且つ第
1放出テーブル68a、第2放出テーブル68b、第3
放出テーブル68c、第4放出テーブル68d、第5放
出テーブル68eの順で放出確率が高くなるように設定
されている。なお、第1放出テーブル68aは貯留され
たBB移行役が3個以下の場合に、第2放出テーブル6
8bは4〜6個の場合に、第3放出テーブル68cは7
〜9個の場合に、第4放出テーブル68dは10〜13
個の場合に、第5放出テーブル68eは14個以上の場
合に選択されるようになっている。
【0052】例えば当選役決定部31で決定された当選
役がBB移行役となる場合には、このBB移行役は特別
遊技移行役貯留部35に強制的に貯留され、制御部20
aではリールの停止制御を変更してBB移行役を構成す
る図柄組み合わせを同一の入賞有効ライン上に停止させ
ないように各リールの停止制御を行う。そして、当選役
決定部31でハズレとなる場合で、且つ特別遊技移行役
貯留部35にBB移行役が貯留されている場合に、制御
部20aは特別遊技移行役放出抽選部65に抽選開始信
号を出力する。この抽選開始信号により、特別遊技移行
役放出抽選部65では、貯留されたBB移行役の放出の
有無を決定する。例えば、放出しないと決定された場合
には、制御部20aでは同一の入有効賞ライン上に当選
役を構成する図柄を揃えないように各リールの停止制御
を行う。
【0053】一方、放出させる場合には、遊技者による
各ストップボタンの押圧タイミングに合わせて、図柄
「7」が入賞有効ラインまでの到達図柄数が4コマ以内
であれば図柄「7」を同一の入賞ライン上に引き込む、
又は同一の入賞ライン上でストップボタンが押圧された
場合にはストップボタンの押圧と同時に対応するリール
を停止させるように各リールの停止制御を行う。これに
より、図柄組み合わせ「7」−「7」−「7」が同一の
入賞有効ライン上に揃い、貯留されたBB移行役が放出
されることになる。なお、特別遊技移行役貯留部35に
貯留されたBB移行役が多くなるに従って放出決定部6
7では放出確率が高い放出テーブルが使用されるため、
BB移行役を入賞させやすくなり、結果的にBB移行役
を連荘させやすくなる。なお、第1放出テーブル68a
〜第5放出テーブル68eの放出確率の設定は上記形態
に限定する必要はなく、例えば遊技時間、遊技履歴及び
遊技状況に応じて放出確率を変化させるようにしたり、
貯留されたBB移行役の個数に関係なく、抽選で放出確
率を変更するようにしてもよい。
【0054】また、貯留されたBB移行役の放出確率を
変更する他に、演出内容を変更するようにしてもよい。
例えば、BB放出時に演出用のランプを点灯させる場
合、BB移行役の放出に関係なく演出用ランプを点灯さ
せるか否かを抽選で決定する。この場合、貯留されたB
B移行役の個数が多いほど、ランプを点灯させる確率を
高くすることで、BB移行役の放出時に演出用ランプの
点灯が行われやすくなるようにする。これにより、演出
頻度及びBB移行役の放出に対する演出信頼度を変更す
ることが可能となり、遊技者にBB移行役の放出に対す
る期待感を与えることができる。
【0055】また、演出用ランプの点灯データを異なる
信頼度から複数個用意しておき、その中から抽選で実行
する選出データを決定するようにしてもよい。この場合
も、貯留されたBB移行役が多くなるほどBB移行役が
入賞することを報知する演出データが選択されやすくす
ることで、BB移行役に対する期待感を与えることがで
きる。なお、演出を行う手段は、演出用ランプに限定さ
れるものではなく、サブリールで演出を行うようにした
り、液晶表示(LCD)パネルを有するスロットマシン
の場合にはLCDパネルで行ったり、これらを組み合わ
せて行うことが可能である。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明の遊技機によれ
ば、当選役決定手段で決定された当選役が通常モードで
の遊技よりも利益付与確率の高くなる特別遊技モードで
の遊技へと移行させる特別遊技移行役である場合に、こ
の特別遊技移行役を貯留可能な特別遊技移行役貯留手段
と、当選役決定手段で決定された当選役が特別遊技移行
役である場合に、前記特別遊技移行役を構成する図柄を
前記同一の入賞ライン上に揃えないように前記リールの
停止制御を変更するリール停止制御変更手段と、前記特
別遊技移行役貯留手段に貯留された特別遊技移行役の個
数に応じて、放出される特別遊技移行役に対する制御を
変更する特別遊技移行役制御変更手段とを設けたから、
遊技者に対して特別遊技移行役に対する期待感を与える
ことが可能となる。
【0057】また、特別遊技移行役を貯留する特別遊技
移行役貯留手段と、当選役決定手段で決定された当選役
が特別遊技移行役である場合に、特別遊技移行役を構成
する図柄を前記同一の入賞ライン上に揃えないように前
記リールの停止制御を変更するリール停止制御変更手段
と、特別遊技移行役貯留手段に貯留された特別遊技移行
役の個数が予め設定された上限値に到達した場合、又は
前記当選役決定手段で特別遊技移行役が当選し、且つこ
の特別当選役と、前記特別遊技移行役貯留部に貯留され
た特別遊技移行役の個数との合計値が上限値に到達する
場合のいずれかの一方の場合に、これら特別遊技移行役
を放出する特別遊技移行役放出手段とを設けたので、特
別遊技モードが連荘し、遊技者に対して出玉感を強調す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したスロットマシンの外観を示す
斜視図である。
【図2】図1に示したスロットマシンの電気的構成を示
す機能ブロック図である。
【図3】スロットマシンのゲームの流れを示すフローチ
ャートである。
【図4】スロットマシンのゲームの流れを示すフローチ
ャートである。
【図5】プログラムが格納された記録媒体を、スロット
マシンにインストールする場合の説明図である。
【図6】別の実施形態を示す説明図である。
【図7】貯留するBB移行役の上限値を設定しない場合
のスロットマシンの電気的構成の一部を示す機能ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
2 スロットマシン 20 CPU 21 メモリ 31 電子抽選部 32 当選役決定部 35 特別遊技移行役貯留部 40 遊技回数抽選部 65 特別遊技移行役放出抽選部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉坂 美紀 東京都台東区東上野一丁目14番7号 株式 会社オリンピア内 (72)発明者 桜井 隆博 東京都台東区東上野一丁目14番7号 株式 会社オリンピア内 (72)発明者 小山 浩史 東京都台東区東上野一丁目14番7号 株式 会社オリンピア内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技開始手段の操作によりハズレ及び複
    数種類の当選役のうちのいずれかを決定する当選役決定
    手段と、複数のリールごとに対応して設けられたリール
    停止操作手段の操作に応答し、前記当選役決定手段で決
    められた当選役を構成する図柄が同一の入賞有効ライン
    上に停止し得るように、対応するリールの停止制御を行
    うリール停止制御手段とを備えたスロットマシンにおい
    て、 前記当選役決定手段で決定された当選役が通常モードで
    の遊技よりも利益付与確率の高くなる特別遊技モードで
    の遊技へと移行させる特別遊技移行役である場合に、こ
    の特別遊技移行役を貯留可能な特別遊技移行役貯留手段
    と、 前記当選役決定手段で決定された当選役が特別遊技移行
    役である場合に、前記特別遊技移行役を構成する図柄を
    前記同一の入賞ライン上に揃えないように前記リールの
    停止制御を変更するリール停止制御変更手段と、 前記特別遊技移行役貯留手段に貯留された特別遊技移行
    役の個数に応じて、放出される特別遊技移行役に対する
    制御を変更する特別遊技移行役制御変更手段と、を設け
    たことを特徴とするスロットマシン。
  2. 【請求項2】 前記特別遊技移行役制御変更手段は、前
    記特別遊技移行役に貯留された特別遊技移行役の個数に
    応じて、貯留された特別遊技移行役に対する放出確率を
    変更することを特徴とする請求項1記載のスロットマシ
    ン。
  3. 【請求項3】 前記特別遊技移行役制御変更手段は、前
    記特別遊技移行役に貯留された特別遊技移行役の個数に
    応じた演出内容を変更することを特徴とする請求項1又
    は2記載のスロットマシン。
  4. 【請求項4】 遊技開始手段の操作によりハズレ及び複
    数種類の当選役のうちのいずれかを決定する当選役決定
    手段と、複数のリールごとに対応して設けられたリール
    停止操作手段の操作に応答し、前記当選役決定手段で決
    められた当選役を構成する図柄が同一の入賞有効ライン
    上に停止するように、対応するリールの停止制御を行う
    リール停止制御手段とを備えたスロットマシンにおい
    て、 前記当選役決定手段で決定された当選役が、通常モード
    での遊技よりも利益付与確率の高くなる特別遊技モード
    での遊技へと移行させる特別遊技移行役である場合に、
    この特別遊技移行役を貯留可能な特別遊技移行役貯留手
    段と、 前記当選役決定手段で決定された当選役が特別遊技移行
    役である場合に、前記特別遊技移行役を構成する図柄を
    前記同一の入賞ライン上に揃えないように前記リールの
    停止制御を変更するリール停止制御変更手段と、 前記特別遊技移行役貯留手段に貯留された特別遊技移行
    役の個数が予め設定された上限値に到達した場合、又は
    前記当選役決定手段で特別遊技移行役が当選し、且つこ
    の特別当選役と、前記特別遊技移行役貯留部に貯留され
    た特別遊技移行役の個数との合計値が上限値に到達する
    場合のいずれかの一方の場合に、これら特別遊技移行役
    を放出する特別遊技移行役放出手段とを設けたことを特
    徴とするスロットマシン。
  5. 【請求項5】 前記特別遊技移行役貯留手段に貯留され
    た前記特別遊技移行役の個数が上限値に到達した場合
    に、これら特別遊技移行役を放出するか否かを抽選によ
    り決定することを特徴とする請求項4記載のスロットマ
    シン。
  6. 【請求項6】 前記特別遊技移行役の放出に伴って行わ
    れる特別遊技モードの終了から次の特別遊技モードの開
    始までの遊技の遊技回数は、予め抽選で決定されている
    ことを特徴とする請求項4又は5記載のスロットマシ
    ン。
  7. 【請求項7】 前記特別遊技モードの終了から次の特別
    遊技モードの開始までの遊技で使用される確率テーブル
    は、複数種の当選役の当選確率が低い確率テーブルとな
    ることを特徴とする請求項6記載のスロットマシン。
  8. 【請求項8】 前記特別遊技モードの終了から次の特別
    遊技モードの開始までの遊技で、前記当選役決定手段で
    決定された当選役がハズレ又は複数種類の当選役のうち
    付与価値の低い当選役のいずれか一方となる場合に、次
    の特別遊技モードが開始されることを特徴とする請求項
    4又は5記載のスロットマシン。
  9. 【請求項9】 遊技開始手段の操作によりハズレ及び複
    数種類の当選役のうちのいずれかを決定する当選役決定
    手段と、複数のリールごとに対応して設けられたリール
    停止操作手段の操作に応答し、前記当選役決定手段で決
    められた当選役を構成する図柄が同一の入賞有効ライン
    上に停止し得るように、対応するリールの停止制御を行
    うリール停止制御手段との他に、前記当選役決定手段で
    決定された当選役が通常モードでの遊技よりも利益付与
    確率の高くなる特別遊技モードでの遊技へと移行させる
    特別遊技移行役である場合に、この特別遊技移行役を貯
    留可能な特別遊技移行役貯留手段と、前記当選役決定手
    段で決定された当選役が特別遊技移行役である場合に、
    前記特別遊技移行役を構成する図柄を前記同一の入賞ラ
    イン上に揃えないように前記リールの停止制御を変更す
    るリール停止制御変更手段と、前記特別遊技移行役貯留
    手段に貯留された特別遊技移行役の個数に応じて、放出
    される特別遊技移行役に対する制御を変更する特別遊技
    移行役制御変更手段としてコンピュータを機能させるた
    めのプログラム。
  10. 【請求項10】 遊技開始手段の操作によりハズレ及び
    複数種類の当選役のうちのいずれかを決定する当選役決
    定手段と、複数のリールごとに対応して設けられたリー
    ル停止操作手段の操作に応答し、前記当選役決定手段で
    決められた当選役を構成する図柄が同一の入賞有効ライ
    ン上に停止するように、対応するリールの停止制御を行
    うリール停止制御手段との他に、前記当選役決定手段で
    決定された当選役が、通常モードでの遊技よりも利益付
    与確率の高くなる特別遊技モードでの遊技へと移行させ
    る特別遊技移行役である場合に、この特別遊技移行役を
    貯留する特別遊技移行役貯留手段と、前記当選役決定手
    段で決定された当選役が特別遊技移行役である場合に、
    前記特別遊技移行役を構成する図柄を前記同一の入賞ラ
    イン上に揃えないように前記リールの停止制御を変更す
    るリール停止制御変更手段と、前記特別遊技移行役貯留
    手段に貯留された特別遊技移行役の個数が予め設定され
    た上限値に到達した場合、又は前記当選役決定手段で特
    別遊技移行役が当選し、且つこの特別当選役と、前記特
    別遊技移行役貯留部に貯留された特別遊技移行役の個数
    との合計値が上限値に到達する場合のいずれかの一方の
    場合に、これら特別遊技移行役を放出する特別遊技移行
    役放出手段としてコンピュータを機能させるためのプロ
    グラム。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10記載のプログラムが
    記憶されるとともに、そのプログラムをコンピュータで
    読み取ることのできる記憶媒体。
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