JP2003325314A - 自動炊飯器 - Google Patents

自動炊飯器

Info

Publication number
JP2003325314A
JP2003325314A JP2002135109A JP2002135109A JP2003325314A JP 2003325314 A JP2003325314 A JP 2003325314A JP 2002135109 A JP2002135109 A JP 2002135109A JP 2002135109 A JP2002135109 A JP 2002135109A JP 2003325314 A JP2003325314 A JP 2003325314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
lid
water
water supply
opened
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002135109A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniyuki Nakanishi
邦行 中西
Masaki Yura
政樹 由良
Takeshi Inada
剛士 稲田
Hatsuhiko Matsushita
初彦 松下
Norio Ikeda
典生 池田
Akihiro Shinabe
晃宏 品部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002135109A priority Critical patent/JP2003325314A/ja
Publication of JP2003325314A publication Critical patent/JP2003325314A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 米や水の搬送中に炊飯部の蓋が開放される
と、給米部や給水部の動作を停止して給米や給水を停止
するが、給米部や給水部は瞬時に停止せず、惰性で動作
するため、米や水が炊飯部以外に散乱する恐れがある。 【解決手段】 米や水の搬送中に蓋8が開放された場
合、即座に給米部11や給水部15の動作を停止し、さ
らに給米部11と炊飯部5の接続部である給米口9を蓋
8のヒンジ16側に配置することによって、惰性で給米
・給水が続いてしまい、軽くて飛びやすい米が炊飯部5
の外部へ散乱してしまうことを低減した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として炊飯に必
要な米および水を自動で供給し、炊飯する自動炊飯器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動炊飯器においては、特開平4
−240420号公報に記載されているものがある。こ
の自動炊飯器は、米を貯蔵する米びつ部と、米の糠分を
除去する研米部と、研米された米を鍋に移送する移送部
と、この炊飯部を覆う蓋と、一連のシーケンス制御およ
び炊飯制御を行う制御部から構成されている。
【0003】そして、使用者の操作により設定された炊
飯量の米が米びつ部から研米部へ供給され、研米された
米が移送部を経て鍋に搬送され、炊飯が行われる。ま
た、蓋の開放検知手段を設けて、米の搬送中に蓋が開放
されると少なくとも研米部と移送部の動作を停止させて
米の搬送を停止し、米や水が炊飯部の外部へ散乱するこ
とを低減し、使用者の誤動作を防止して安全に取り扱う
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、搬送手段とし
て米搬送ファンを用いて米をエアーで搬送するなど、米
が秒速数十メートルの速い速度で搬送される場合には、
制御部が搬送手段の動作を停止しても、搬送手段は惰性
で動作してしまう。その結果、搬送がすぐには止まら
ず、蓋が開いても少しの間米が搬送され、炊飯部の外部
へ米が散乱してしまう恐れがある。
【0005】また、従来の自動炊飯器では水の供給につ
いては言及していないが、蓋を閉じたまま水を鍋に供給
するために給水経路の一部を蓋に設けた場合には、蓋の
開放に伴って、給水も停止する必要がある。給水部を水
道に直結した経路と給水弁で構成した場合、蓋が開放さ
れるとともに給水弁を閉じても、給水経路内に残留した
水が少しの間、搬送されつづける恐れがある。その結
果、蓋の開放とともに炊飯部の外部へ水が散乱してしま
う恐れが生じる。よって、蓋が開くと同時に米の搬送手
段の停止および給水弁の閉止を行っても、惰性で米や水
の搬送が行われてしまい、米や水が炊飯部の外部へ散乱
してしまうという課題がある。
【0006】本発明は上記のような従来の課題を解決す
るもので、米や水の搬送中に蓋が開いた場合に、蓋開放
後も惰性で給米が続いても軽く飛び出しやすい米が炊飯
部外部に散乱することを低減し、誤って米の搬送中に蓋
を開いた場合でも使用者の後処理の負担を軽くし、使用
者が安心して使用できる自動炊飯器を提供することが可
能となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、米あるいは水の搬送が行われている際に蓋
を開放すると給米または給水を停止させ、給水口よりも
給米口をヒンジ側に設けることによって、米や水の搬送
中に蓋が開いた場合に、蓋開放後も惰性で給米が続いて
も軽く飛び出しやすい米が炊飯部外部に散乱することを
低減し、誤って米や水の搬送中に蓋を開いた場合でも使
用者の後処理の負担を軽くし、使用者が安心して使用で
きる自動炊飯器を提供することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1項記載の発明は、着脱自
在な鍋と前記鍋の開口部を覆うとともにヒンジを中心と
して回動する蓋とを有する炊飯部と、前記炊飯部に給米
する給米部と、前記炊飯部に給水する給水部と、前記炊
飯部側に開口する給米口を有するとともに前記給米部と
前記炊飯部を連通接続する給米経路と、前記炊飯部側に
開口する給水口を有するとともに前記給水部と前記炊飯
部を連通接続する給水経路とを備え、前記給米口は前記
給水口よりもヒンジ側に配置し、前記蓋の開放とともに
給米または給水の少なくとも一方が停止することによ
り、米や水の搬送中に蓋が開いた場合に、蓋開放後も惰
性で給米が続いても軽く飛び出しやすい米が炊飯部外部
に散乱することを低減し、誤って米や水の搬送中に蓋を
開いた場合でも使用者の後処理の負担を軽くし、使用者
が安心して使用できる自動炊飯器を提供することが可能
となる。
【0009】請求項2記載の発明は、特に請求項1記載
の発明において、給米口は、蓋を閉じた際に鍋の上面よ
りも下方に配置したことにより、蓋が開き始めても給米
口が鍋の内側にとどまるので、搬送された米が鍋の外部
に散乱することをさらに低減し、誤って米や水の搬送中
に蓋を開いた場合でも使用者の後処理の負担を軽くし、
使用者が安心して使用できる自動炊飯器を提供すること
が可能となる。
【0010】請求項3記載の発明は、特に請求項1また
は2のいずれか1項に記載の発明において、給水口は、
蓋を閉じた際に鍋の上面よりも下方に配置したことによ
り、蓋が開き始めても給水口が鍋の内側にとどまるの
で、搬送された水が鍋の外部に散乱することをさらに低
減し、誤って米や水の搬送中に蓋を開いた場合でも使用
者の後処理の負担を軽くし、使用者が安心して使用でき
る自動炊飯器を提供することが可能となる。
【0011】請求項4記載の発明は、特に請求項1〜3
のいずれか1項に記載の発明において、蓋の下端は鍋の
上面よりも下方に配置したことにより、蓋が開き始めて
も蓋が水や米が炊飯部外に散乱することを低減し、誤っ
て米や水の搬送中に蓋を開いた場合でも使用者の後処理
の負担を軽くし、使用者が安心して使用できる自動炊飯
器を提供することが可能となる。
【0012】請求項5記載の発明は、特に請求項1〜4
のいずれか1項に記載の発明において、給水口の外周部
が給米口の外周部に接して配置したことにより、米と水
を同時に混ざり合って鍋に供給して米の勢いを水によっ
て弱め、誤って米や水の搬送中に蓋を開いた場合でも使
用者の後処理の負担を軽くし、使用者が安心して使用で
きる自動炊飯器を提供することが可能となる。
【0013】請求項6記載の発明は、特に請求項1〜5
のいずれか1項に記載の発明において、給米経路を開閉
する給米停止手段と蓋開閉検知手段とを備え、蓋が開放
すると給米が停止することにより、蓋の開放とともに確
実に米の搬送を停止することができ、誤って米や水の搬
送中に蓋を開いた場合でも使用者の後処理の負担を軽く
し、使用者が安心して使用できる自動炊飯器を提供する
ことが可能となる。
【0014】請求項7記載の発明は、特に請求項1〜5
のいずれか1項に記載の発明において、給水経路を開閉
する給水停止手段と蓋開閉検知手段とを備え、蓋が開放
すると給水が停止することにより、蓋の開放とともに確
実に水の搬送を停止することができ、誤って米や水の搬
送中に蓋を開いた場合でも使用者の後処理の負担を軽く
し、使用者が安心して使用できる自動炊飯器を提供する
ことが可能となる。
【0015】請求項8記載の発明は、特に請求項1〜7
のいずれか1項に記載の発明において、給米部は、予め
決定された米量を分割して米を複数回に分けて炊飯部に
搬送することにより、1回に搬送する米の量を減少させ
て、米の搬送中に蓋を開いて給米が停止した際に給米経
路内に残留する米の量を少なくし、蓋を閉じた後に運転
を再開することが容易で、使用者が安心して使用できる
自動炊飯器を提供することが可能となる。
【0016】請求項9記載の発明は、特に請求項1〜5
のいずれか1項に記載の発明において、蓋開閉検知手段
を備え、給米部は搬送手段を有し、給米中に蓋が開放さ
れた場合、蓋が閉じられた後搬送手段を動作させてから
運転を再開することにより、米の搬送中に蓋が開放さ
れ、閉じた後に給米経路内で米が詰まる恐れをより確実
に回避して、使用者が安心して使用できる自動炊飯器を
提供することが可能となる。
【0017】請求項10記載の発明は、特に請求項1〜
9のいずれか1項に記載の発明において、炊飯部は蓋を
開放する蓋開放指示手段を備え、前記蓋開放指示手段へ
の操作後、蓋が遅延して開放することにより、米や水の
搬送が確実に終了してから蓋を開放することができるの
で、誤って米や水の搬送中に蓋を開いた場合でも使用者
の後処理の負担を軽くし、使用者が安心して使用できる
自動炊飯器を提供することが可能となる。
【0018】請求項11記載の発明は、特に請求項1〜
10のいずれか1項に記載の発明において、給米口は、
蓋開放時に給水口から伝わる水が付着しないように配置
したことにより、水の搬送中に蓋を開放した場合に、搬
送中の水が蓋内部を伝わって移動し、給米口などに付着
して蓋を閉じた後の米搬送の妨げとなることを回避し
て、米詰まりが生じにくくし、使用者が安心して使用で
きる自動炊飯器を提供することが可能となる。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0020】(実施例1)図1は本発明第1の実施例に
おける自動炊飯器1の構成を示している。
【0021】自動炊飯器1は、使用者が米を投入する米
びつ部2、計量マスによって米を計量する計量部3、水
を使用せずに米とぎ羽根18を回転させ、その回転力と
摩擦力で米をとぐ米とぎ部4、およびといだ米を炊飯す
る炊飯部5を備えている。米とぎ部4は給米経路6によ
って炊飯部5とつながっており、米とぎ部4でといだ米
はエアーを送り出す送風ファン(搬送手段7)によって
給米経路6内を搬送される。給米経路6の一部は炊飯部
5の蓋8内に構成されており、搬送された米は給米経路
6の終端である給米口9より鍋10に投入される。
【0022】なお、米びつ部2、計量部3、米とぎ部
4、搬送手段7を給米部11と呼ぶ。炊飯に用いる水は
水道栓に直結された経路(図示せず)と給水弁19から
なる給水部15によって供給される。給水経路13は給
水弁19に接続され、給水経路13の終端である給水口
12は蓋8に設けられており、炊飯に必要な水は給水部
15から給水経路13、給水口12を経て鍋10に供給
される。給水弁19を予め定められた時間開放した後閉
止することで、適切な量の水が供給される。14は計量
部3、米とぎ部4、炊飯部5、搬送手段7、給水弁19
を制御する制御部である。なお、給米口9は給水口12
よりもヒンジ16側に配置している。給米口9と給水口
12とにはそれぞれ逆止弁が設けられており、これらの
弁は米や水の搬送中に開くようになっている。
【0023】また、炊飯部5には蓋8の開閉を検知する
蓋開閉検知手段20が設けられており、蓋開閉検知手段
20は例えば、磁石を蓋8に備え、リードスイッチを炊
飯部5の前側に設置して蓋8の開閉を検知し、制御部1
4に蓋8の状態を伝達する。蓋8は蓋開放指示手段17
を備えており、使用者が蓋開放指示手段17を押すと、
炊飯部5内で蓋8を閉じた状態にするフック(図示せ
ず)が外れて蓋8が開放される。
【0024】上記構成において、動作・作用を説明す
る。使用者が米びつ部2に米を投入し、炊飯したい米の
量を入力した後、運転開始ボタン(図示せず)を押す
と、自動炊飯器1の運転が開始する。
【0025】自動炊飯器1の運転が開始すると、制御部
14が計量部3を動作させて、米びつ部2に貯蔵された
米から、使用者が入力した所定量だけ米を計量する米計
量工程を行う。その後、所定量の米を米とぎ部4へ供給
する。
【0026】所定量の米が米とぎ部4に供給されると、
制御部14は米とぎ羽根18を回転駆動させて、水を使
用せずに米とぎ羽根18の回転力と摩擦力によって米か
ら糠を除去する米とぎ工程を行う。
【0027】米とぎ工程終了後、糠が除去された米は、
米とぎ部4から給米経路6へ供給される。その後、制御
部14は送風ファン(搬送手段7)を動作させ、米を送
風によって給米経路6内を経て炊飯部5内の鍋10へと
供給する搬送工程を行う。また使用者が入力した炊飯量
に適した水量を供給するために、制御部14は予め設定
された時間だけ給水弁19を開放した後、閉止して炊飯
に必要な量の水を鍋10へ供給する給水工程を行う。
【0028】炊飯部5へ所定量の米と水が供給される
と、米に水を吸収させる浸漬工程が行われる。そして、
所定時間の浸漬工程が行われ、米が所定量の水を吸収し
た後、米を炊飯する炊飯工程が行われる。所定時間の炊
飯が行われた後、炊飯されたご飯を保温する保温工程が
行われ、使用者はいつでもご飯を鍋10から取り出すこ
とができる。
【0029】こうして、炊飯したい米の量を入力して運
転開始ボタンを押すだけで、米びつ部2に貯蔵された米
から、米の計量、米とぎ、給水、炊飯、保温が自動で行
われる。
【0030】炊飯用の米は送風ファン(搬送手段7)に
より給米経路6を通って給米口9から鍋10内に搬送さ
れる。また、炊飯に使う水は給水弁19の開放によって
給水経路13内を搬送され、給水口12から鍋10内に
搬送される。米や水が搬送されている際に蓋8が開放さ
れると、蓋開閉検知手段20は制御部14に信号を伝達
し、制御部14は送風ファン(搬送手段7)の停止、給
水弁19の閉止により米や水の搬送を停止する。しか
し、送風ファン(搬送手段7)はすぐには停止せず、惰
性で動作を続けてしまう。
【0031】また、給水弁19を閉じても、給水経路1
3内に存在する水の搬送が惰性で続いてしまう。そのた
め、蓋8を開放しても給米や給水が即座に停止せず、短
い間給米、給水が継続され、米または水が炊飯部5の外
部へ散乱する恐れがある。水の搬送は毎秒数十センチメ
ートル程度の比較的遅い速度で搬送されるが、米の搬送
は毎秒数十メートル程度という速い速度で搬送される。
【0032】特に米は軽く飛び出しやすいので、蓋8前
面の開口部に近い位置に給米口9が存在すると炊飯部5
の外部へ米が散乱しやすくなる。だが、給米口9が炊飯
部5前面の開口部からは遠くに配置してあるので、搬送
される米は鍋10内に入りやすくなり、炊飯部5の外部
には散乱しにくくなる。
【0033】また、米と水の搬送が同時に行われる際に
は、給水口12から搬送される水によって給米口9から
飛び出した米が炊飯部5外部への散乱を低減することが
できる。給米または給水中に蓋8が開放された後、蓋8
が閉じられると、蓋開閉検知手段20は蓋8が閉じたこ
とを検知し、制御部14に信号を送る。制御部14は少
なくとも運転再開になんらかの情報が必要な工程におい
ては運転の進行状況を記憶しており、蓋開閉検知手段2
0からの信号を受けて、停止前の状況に合わせて運転を
再開する。
【0034】このように本実施例によれば、米や水の搬
送中に蓋8が開放された場合に米や水の搬送を停止して
炊飯部5外部へ散乱することを低減し、また給米口9を
蓋8前面から遠ざけて送風によって勢いよく搬送される
軽い米が鍋10外部に飛び出しにくくし、誤って米や水
の搬送中に蓋8を開いた場合でも使用者の後処理の負担
を軽くし、使用者が安心して使用できる自動炊飯器1を
提供することが可能となる。
【0035】なお、図1においては給米口9と給水口1
2はヒンジ16を構成する軸の垂直線上に配置されてい
るが、給米口9が給水口12に比べてヒンジ16側にあ
ればよく、給米口9と給水口12がヒンジ16を構成す
る軸の同一垂直線上に配置されている必要はない。
【0036】また、給米や給水が行われている際に蓋8
が開かれると、搬送手段7または給水弁19だけでなく
計量部3や米とぎ部4の動作も停止すると、計量、米と
ぎ、搬送という工程を複数回繰り返す際には、米の搬送
が終了していないのに米とぎ部4から給米経路6に米を
供給してしまうことを確実に避け、運転が再開した際に
大量の米が給米経路6内にあるために給米経路6に米が
詰まってしまうことを低減することができる。
【0037】また、給米や給水が行われている際に蓋8
が開かれると、搬送手段7の停止または給水弁19の閉
止により給米または給水を停止するが、計量部3や米と
ぎ部4については進行中の計量工程や米とぎ工程を終了
するまで動作を継続すると、計量工程や米とぎ工程の進
行状況を記憶する必要がなく、蓋8を閉じた後に運転を
再開することが容易であり、蓋8が開いて米の搬送が停
止していても、計量・米とぎは行われるので、給米時間
の短縮がはかれる。
【0038】また、給米口9につながる給米経路6は、
米が鍋10内のヒンジ16側に飛び出るように垂直方向
から傾けた構成となっているとなおよい。同様に、給水
口12につながる給水経路13は、水が鍋10内のヒン
ジ16側に飛び出るように垂直方向から傾けた構成とな
っているとなおよい。
【0039】また、蓋8内側の給米口9の周囲にリブや
突起を設けると、リブや突起によって米の流れを制御す
ることができ、さらに米が鍋10内に均一に投入できる
ようになる。また、給水途中に蓋8が開かれた場合に給
水口12に付着した水が蓋8の内側を伝わってきても、
給米口9の周囲のリブや突起によって給米口9に水が付
着することが難しくなり、給米口9に水が付着した状態
で米の搬送を行うと発生する恐れのある米詰まりを回避
することができる。
【0040】また、給米口9を給水口12よりも上方に
配置すると、給水途中に蓋8が開放された場合に給水口
12に付着した水が蓋8の内側を伝わってきても、給米
口9が上方にあるために水が付着することが難しくな
り、給米口9に水が付着した状態で米の搬送を行うと発
生する恐れのある米詰まりを回避することができる。
【0041】また、蓋8内側の給水口12の周囲にリブ
や突起を設けると、水の搬送中に蓋8が開かれた場合に
給水口12に付着した水が蓋8の内側を伝わって移動す
ることが難しくなり、水が給米口9に移動せず、米の搬
送工程で米詰まりが起こることを回避することができ
る。
【0042】また、給水中に蓋8が開放された場合、蓋
8が閉じられた後、搬送手段7を動作させて給米口9に
風を送ると、給米口9に付着している恐れのある水滴を
飛ばして米詰まりの発生を低減することができるのでよ
い。
【0043】また、米びつ部2は大量の米を貯蔵(例え
ば10kg)できてもよいし、毎回炊飯する量だけ(例
えば3合分)貯蔵できるものであってもよいし、米を炊
飯の度に供給して米びつ部2を省略してもよい。
【0044】また、給米部11は炊飯部5の上や横に位
置してもよいし、米が自重で炊飯部5に落下するような
構成の場合には、搬送手段7が不要となる。
【0045】また、米びつ部2に無洗米など、とぐ必要
のない米が供給された場合には、米とぎ部4で米をとが
ずに搬送だけを行ってもよい。
【0046】また、給米部11は無洗米など、とぐ必要
のない米に対応して、米とぎ部4を省略したものとして
もよい。
【0047】また、米とぎ部4は水を用いた米とぎ方法
など他の米とぎ方法を用いてもよい。
【0048】また、米は送風によって搬送してもよい
し、空気の吸引によって搬送してもよい。
【0049】また、米を送風によって搬送し、その搬送
風を循環させることで、給米経路6を閉じることがで
き、騒音が外部に漏れないので静音化がはかれる。
【0050】また、給水部15は水を貯留するタンクお
よび給水ポンプで構成して、給水を行ってもよいし、使
用者が給水し、給水部15を省略した構成としてもよ
い。
【0051】また、適切な水量を鍋10に供給するため
に、流量センサや重量センサを炊飯部5に設置する、一
定体積ずつ水を供給するなど他の手段を用いて適切な水
量を供給してもよい。
【0052】また、米と水の搬送はどちらが先でもよい
し、米と水は予め設定された量を複数回に分けて搬送し
てもよい。
【0053】(実施例2)図2は本発明第2の実施例に
おける自動炊飯器1の要部構成を示している。
【0054】図2において、炊飯部5の蓋8が閉じられ
ている状態では、給米口9、給水口12は鍋10の上面
よりも下方に配置している。また、蓋8の下端は鍋10
の上面よりも下方に配置しており、蓋8が開放し始める
際に鍋10の外に飛び出した米や水を炊飯部5外に散乱
しないように鍋10を覆うように構成されている。
【0055】上記の構成において、動作・作用を説明す
る。米は給米口9を通って鍋10内に搬送され、水は給
水口12を通って鍋10内に搬送される。米や水の搬送
中に蓋8が開かれた際、制御部14は搬送手段7を停
止、給水弁19を閉止させて、給米・給水を停止する。
しかし、給米・給水が惰性で動作するため、蓋8が開い
た後も米や水が搬送されてしまう。
【0056】しかし、給米口9と給水口12が蓋8を閉
じた時に鍋10の上面よりも下方にあることで、蓋8が
わずかに開いても、給米口9と給水口12から搬送され
る米や水は鍋10外には散乱しにくくなる。
【0057】また、蓋8がわずかに開いた場合に、蓋8
が鍋10の外部を覆うことになり、米や水が鍋10の外
部に飛び出したとしても蓋8の内側に衝突し、炊飯部5
の外部へは散乱しにくくなっている。
【0058】このように本実施例によれば、蓋8が開き
始めても給米口9および給水口12が鍋10の内側にと
どまり、蓋8が鍋10の周囲を覆うので、搬送された米
や水が鍋10の外部に散乱することをさらに低減し、誤
って米や水の搬送中に蓋8を開いた場合でも使用者の後
処理の負担を軽くし、使用者が安心して使用できる自動
炊飯器1を提供することが可能となる。
【0059】また、蓋8を閉じた際に、少なくとも蓋8
の前面下端が鍋10の上面よりも下方に配置していれ
ば、蓋8が開くにつれて最も大きく開口していく前面部
の隙間を塞ぐことができるので、米や水が炊飯部5の外
部へ散乱することを低減することができる。
【0060】(実施例3)図3は本発明第3の実施例に
おける自動炊飯器1の要部構成を示している。
【0061】図3において、給米口9と給水口12を近
接して配置しており、水と米が給米口9および給水口1
2の近傍で混ざり合って、鍋10内に供給されるように
配置されている。
【0062】上記の構成において、動作・作用を説明す
る。米は給米口9を通って鍋10内に搬送され、水は給
水口12を通って鍋10内に搬送される。米と水は同時
に搬送され、給米口9と給水口12の近傍で混ざり合っ
て鍋10に供給される。そのため、米の勢いは水によっ
て弱められる。米や水の搬送中に蓋8が開かれた際、制
御部14は搬送手段7を停止、給水弁19を閉止させ
て、給米・給水を停止する。
【0063】しかし、給米・給水は即座に停止せず、蓋
8が開いた後も米や水が搬送されてしまう。しかし、米
は水とともに鍋10に供給されるので、飛び出しにくく
なっている。また、米と水を同時に搬送することで、米
と水の搬送時間を短縮することができる。さらに、米が
鍋10に当たって発生する騒音も減少することができ
る。
【0064】このように本実施例によれば、米と水を同
時に混ざり合って鍋10に供給して米の勢いを水によっ
て弱め、誤って米や水の搬送中に蓋8を開いた場合でも
使用者の後処理の負担を軽くし、使用者が安心して使用
でき、騒音も抑えた自動炊飯器1を提供することが可能
となる。
【0065】また、給米経路6と給水経路13の一部を
連結し、給米口9と給水口12を共用してもよい。
【0066】(実施例4)図4は本発明第4の実施例に
おける自動炊飯器1の要部構成を示している。
【0067】図4において、給米口9を開閉するように
給米停止手段21を設け、給米停止手段21を駆動させ
るための給米弁駆動手段22が蓋8内に設けられてい
る。給米停止手段21は米が給米停止手段21上にたま
らないとともに鍋10内に均一に米を投入するために給
米経路6側になめらかな傾斜を備えている。また、給水
口12を開閉するように給水停止手段23を設け、給水
停止手段23を駆動させるための給水弁駆動手段24が
蓋8内に設けられている。給水停止手段23も同様に、
水が給水停止手段23上にたまらないように給水経路1
3側に傾斜を備えている。給米弁駆動手段22と給水弁
駆動手段24は制御部14によって制御される。
【0068】上記の構成において、動作・作用を説明す
る。使用者が米びつ部2に米を投入し、炊飯したい米の
量を入力した後、運転開始ボタン(図示せず)を押す
と、自動炊飯器1の運転が開始する。
【0069】自動炊飯器1の運転が開始すると、制御部
14は水の搬送前に給水弁駆動手段24を動作させて、
給水停止手段23を開放する。その後、使用者が設定し
た炊飯量にあわせて、必要な水量を供給するために予め
定められた時間だけ給水弁19を開放した後、給水弁1
9を停止する。水の搬送が終了すると、制御部14は給
水弁駆動手段24を再び動作させて、給水停止手段23
を閉じて、給水工程を終了する。
【0070】その後、制御部14が計量部3を動作させ
て、米びつ部2に貯蔵された米から、予め定められた量
だけ計量して米とぎ部4に供給する計量工程が行われ
る。その後、制御部14は米とぎ羽根18を回転動作さ
せて、米とぎ羽根18の遠心力と摩擦力で米から糠成分
を取り除く米とぎ工程が行われる。米とぎ部4でとがれ
た米は給米経路6に供給され、米の搬送が始まる。米の
搬送の前に制御部14は給米弁駆動手段22を動作させ
て、給米停止手段21を開放する。
【0071】その後、制御部14は送風ファン(搬送手
段7)を動作させて、米を炊飯部5へと移送する搬送工
程を行う。米の搬送が終了すると制御部14は再び給米
弁駆動手段22を動作させて、給米停止手段21を閉じ
る。
【0072】以上のような、計量、米とぎ、搬送工程を
予め設定された米量ずつ行い、使用者が設定した炊飯量
に必要な米が炊飯部5に供給されるまで、以上の工程を
繰り返し行う。
【0073】また、米または水の搬送中に蓋8が開放さ
れた場合、制御部14は蓋開閉検知手段20からの信号
を受け取って、搬送手段7を停止するか、または給水弁
19を閉止し、給米または給水を停止する。さらに、給
米停止手段21または給水停止手段23を閉じること
で、より確実に米や水の搬送を停止することができ、給
米、給水中に蓋8を開放しても、米や水が炊飯部5外部
へ散乱することを低減することができる。
【0074】また、予め設定された少量の米ずつ(例え
ば0.1合や0.5合など)計量、米とぎ、搬送工程を
行うので、1回につき搬送される米量は少なくなってい
る。米の搬送中に蓋8が開かれると、制御部14は給米
停止手段21を閉じるのであるが、給米経路6内に米が
存在する場合に給米停止手段21を閉じると、搬送中で
あった米は給米停止手段21上あるいは給米経路6内に
とどまることになる。給米口9付近の給米経路6内に大
量の米が詰まってしまうと、運転が再開した後も米の搬
送ができなくなる恐れがある。しかし、少量単位で搬送
を行うと、給米中に蓋8を開放された場合でも、給米経
路6内には少量の米がたまるのみで米詰まりの恐れを低
減することが可能となる。
【0075】また、給米中に蓋8が開放された後、蓋8
が閉じられると蓋開閉検知手段20が検知して制御部1
4へ信号を送る。信号を受けた制御部14は運転を再開
させるのだが、そこでまず制御部14は給米弁駆動手段
22を動作させて給米停止手段21を開放させる。
【0076】その後、搬送手段7を運転させて、給米経
路6内に米があれば、確実にその米を搬送し、給米経路
6内に米が残留しないようにした後運転を再開する。こ
の搬送工程を行わずに運転を再開すると、米の搬送途中
に搬送手段7を停止したために給米経路6内に米が残留
しており、その状態で次の計量、米とぎが行われ、給米
経路6に米が供給されると大量の米が給米経路6内に存
在するために米詰まりが生じてしまうという状況が起こ
る恐れがある。搬送手段7を動作させる搬送工程を行っ
てから運転を再開することで、給米経路6内に米が詰ま
ることをより確実に回避することが可能となる。
【0077】また、給米、給水中に蓋開放指示手段17
が押されると、制御部14はその信号を受け取って、送
風ファン(搬送手段7)や給水弁19の状態を確認し、
給米または給水が行われている場合には、遅延して蓋8
が開放する。米や水の搬送が行われていない場合には、
制御部14は蓋開放指示手段17が押された後、即座に
蓋8を閉じているフック(図示せず)を外して蓋8を開
放する。
【0078】しかし、米または水の搬送中に蓋開放指示
手段17が押された場合には、即座に蓋8を閉じている
フックを外さず、制御部14は給米中の給米経路6内の
米または給水中の給水経路13内の水の搬送が終了して
から、送風ファン(搬送手段7)を停止し、または給水
弁19を閉止させる。
【0079】その後に、制御部14は給米弁駆動手段2
2を動作させて給米停止手段21を閉じ、または給水弁
駆動手段24を動作させて給水停止手段23を閉じ、フ
ックを外して蓋8を開放する。その結果、確実に米や水
の搬送が終了した状態で蓋8を開放することができ、給
米経路6内に米や水が残ることがないので米詰まりの心
配がなく、蓋8を閉めた後の動作の再開も容易になる。
給水弁19から炊飯部5までは給水経路13で接続され
ており、あらかじめ定められた時間、給水弁19を開放
することで適切な水量を供給する。給水中に蓋8が開放
される場合には、制御部14は給水弁19を閉じる。
【0080】しかし、給水弁19を閉じても、給水経路
13内の水の一部は搬送されてしまう。その場合、蓋8
は開き始めているので、水は蓋8の内側を伝わって鍋1
0以外の部分に搬送されてしまう恐れがある。制御部1
4は蓋8が開かれた際に給水弁19を閉止するととも
に、実際に水が搬送された給水時間を記憶し、運転が再
開した後に残りの水量を供給できる時間分だけ給水弁1
9を開放して水を供給することになる。
【0081】しかし、水が鍋10以外の部分に流れ出し
てしまうと、蓋8を閉じた後に運転を再開しても適切な
水量が鍋10に供給されなくなってしまい、炊飯に失敗
してしまう恐れもある。そこで、給水中に蓋8が開放さ
れた場合に給水停止手段23が閉止すると、給水経路1
3中に残留した水は鍋10以外の部分に流れ出すことが
なく、蓋8が閉じた後給水を再開しても適切な水量を供
給することができる。
【0082】このように本実施例によれば、蓋8の開放
とともに確実に米と水の搬送を停止することができ、ま
た蓋8を閉じて運転を再開する際にも米や水の搬送に不
具合を生じることを少なくして、誤って米や水の搬送中
に蓋8を開いた場合でも使用者の後処理の負担を軽く
し、使用者が安心して使用できる自動炊飯器1を提供す
ることが可能となる。
【0083】また、上記実施例では予め決められた米量
ずつ計量、米とぎ、搬送工程を行うとしたが、計量工程
は使用者が設定した炊飯量を計量するまで行い、計量部
3と米とぎ部4との間にバッファ領域を設け、米とぎ、
搬送工程については予め設定された米量ずつ行ってもよ
い。また、計量、米とぎ工程は使用者が設定した炊飯量
を一度に行ってしまい、米とぎ部4と給米経路6との間
にバッファ領域を設けて搬送工程のみ予め設定された米
量ずつ行ってもよい。
【0084】また、上記実施例においては、給米中に蓋
8が開放されると搬送手段7を停止して、給米停止手段
21を閉止し、その後蓋8が閉じたことを蓋開閉検知手
段20が検知して制御部14に信号を送り、制御部14
は搬送手段7を運転させた後、運転を再開する。このと
き、制御部14は搬送が行われている時間を記憶してお
り、蓋8が閉じられた後、残りの時間あるいは残りの時
間に予め設定された時間を足した時間の間、搬送手段7
を運転することにより、より短時間で搬送工程を終了し
て運転を再開することができる。
【0085】また、給米経路6の一部に米検知手段を設
け、給米停止手段21の閉止によってたまった米の量を
検知し、その米を搬送するのに必要な時間だけ搬送手段
7を動作させて米を搬送することにより、さらに短時間
で搬送工程を終了して運転を再開することができる。
【0086】また、給米停止手段21は必ずしも給米口
9を閉じる場所に構成する必要はなく、給米口9上方や
蓋8内に構成された給米経路6の一部で給米経路6を閉
じることができればよい。
【0087】また、給水停止手段23についても必ずし
も給水口12を閉じる場所に構成する必要はなく、給水
口12上方や蓋8内に構成された給水経路13の一部給
水経路13を閉じることができればよい。
【0088】また、給米弁駆動手段22と給水弁駆動手
段24は共用してもよい。
【0089】また、給米停止手段21と給水停止手段2
3は上記実施例における弁体でもよいし、スライド式の
シャッターでもよい。
【0090】また、蓋開放指示手段17は炊飯部5以外
の自動炊飯器1の一部に設けてもよい。
【0091】また、上記実施例では蓋開放指示手段17
は制御部14に信号を送って制御部14が遅延して蓋8
を開放させるが、ダンパなどを用いて蓋8を閉じている
フックが徐々に外れるように構成し、制御部14を介さ
ずに蓋開放指示手段17を押した後、必ず遅延して蓋8
が開いてもよい。
【0092】(実施例5)図5は本発明第5の実施例に
おける自動炊飯器1の要部構成を示している。
【0093】図5において、給米口9はヒンジ16を構
成する軸と垂直で給水口12を通る帯状の場所A以外に
配置されており、給水中に蓋8が開放した場合でも、給
水口12に付着した水が蓋8の内側を伝わって給米口9
に付着する恐れを減少している。
【0094】上記の構成において、動作・作用を説明す
る。米は給米口9を通って鍋10内に搬送され、水は給
水口12を通って鍋10内に搬送される。給水中に蓋8
が開放されると、制御部14は給水弁19を閉じるとと
もに給水弁駆動手段24を動作させて給水停止手段23
を閉じる。しかし、給水口12には搬送中の水が付着
し、蓋8の内部を伝わって移動する恐れがある。このと
き、給米口9が給水口12とヒンジ16を結ぶ線上に配
置されていると、蓋8内部を伝わった水が給米口9に付
着してしまう恐れがある。水が給米口9に付着したまま
蓋8を閉じ、米の搬送が開始されてしまうと、給米口9
付近でその水が米の搬送の妨げとなり、米詰まりを引き
起こしてしまう恐れがある。
【0095】しかし、図5に示すように給米口9の位置
を配置することで、水が給米口9付近に付着しにくく
し、米詰まりを低減することができる。
【0096】このように本実施例によれば、水の搬送中
に蓋8を開放した場合に、搬送中の水が蓋8内部を伝わ
って移動し、給米口9などに付着して蓋8を閉じた後の
米搬送の妨げとなることを回避して、米詰まりが生じに
くくし、使用者が安心して使用できる自動炊飯器1を提
供することが可能となる。
【0097】また、給米口9と給水口12をヒンジ16
を構成する軸に略平行に配置すると、さらに確実に水が
給米口9に付着することを妨げることができる。
【0098】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、米や水
の搬送中に蓋が開放され、給米部や給水部の動作が即座
に停止することが難しく、惰性で動作してしまう場合で
も、軽くて飛び出しやすい米が炊飯部外部へと散乱する
ことを防ぐことができ、誤って米や水の搬送中に蓋を開
いた場合でも使用者の後処理の負担を軽くし、使用者が
安心して使用できる自動炊飯器を提供することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における自動炊飯器の構成図
【図2】本発明の実施例2における自動炊飯器の要部構
成図
【図3】本発明の実施例3における自動炊飯器の要部構
成図
【図4】本発明の実施例4における自動炊飯器の要部構
成図
【図5】本発明の実施例5における自動炊飯器の要部正
面図
【符号の説明】
1 自動炊飯器 5 炊飯部 6 給米経路 7 搬送手段 8 蓋 9 給米口 10 鍋 11 給米部 12 給水口 13 給水経路 15 給水部 16 ヒンジ 17 蓋開放指示手段 20 蓋開閉検知手段 21 給米停止手段 23 給水停止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲田 剛士 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松下 初彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 池田 典生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 品部 晃宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4B055 AA07 BA04 BA80 CA21 CA75 CA81 CA90 CB09 CC23 CC38 DB01 EA01 EA02 EA03 EA08 GB33 GC31 GC40

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着脱自在な鍋と前記鍋の開口部を覆うと
    ともにヒンジを中心として回動する蓋とを有する炊飯部
    と、前記炊飯部に給米する給米部と、前記炊飯部に給水
    する給水部と、前記炊飯部側に開口する給米口を有する
    とともに前記給米部と前記炊飯部を連通接続する給米経
    路と、前記炊飯部側に開口する給水口を有するとともに
    前記給水部と前記炊飯部を連通接続する給水経路とを備
    え、前記給米口は前記給水口よりもヒンジ側に配置し、
    前記蓋の開放とともに給米または給水の少なくとも一方
    を停止する自動炊飯器。
  2. 【請求項2】 給米口は、蓋を閉じた際に鍋の上面より
    も下方に配置した請求項1記載の自動炊飯器。
  3. 【請求項3】 給水口は、蓋を閉じた際に鍋の上面より
    も下方に配置した請求項1または2記載の自動炊飯器。
  4. 【請求項4】 蓋の下端は鍋の上面よりも下方に配置し
    た請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動炊飯器。
  5. 【請求項5】 給水口の外周部が給米口の外周部に接し
    て配置した請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動炊
    飯器。
  6. 【請求項6】 給米経路を開閉する給米停止手段と、蓋
    開閉検知手段とを備え、前記蓋開閉検知手段が蓋が開放
    したと検知すれば、給米を停止する請求項1〜5のいず
    れか1項に記載の自動炊飯器。
  7. 【請求項7】 給水経路を開閉する給水停止手段と、蓋
    開閉検知手段とを備え、前記蓋開閉検知手段が蓋が開放
    したと検知すれば、給水を停止する請求項1〜5のいず
    れか1項に記載の自動炊飯器。
  8. 【請求項8】 給米部は、予め決定された米量を分割し
    て米を複数回に分けて炊飯部に搬送する請求項1〜7い
    ずれか1項に記載の自動炊飯器。
  9. 【請求項9】 蓋開閉検知手段を備え、給米部は搬送手
    段を有し、給米中に前記蓋開閉検知手段が蓋が開放した
    と検知すれば、蓋が開放された場合、蓋が閉じられた後
    搬送手段を動作させてから運転を再開する請求項1〜5
    のいずれか1項に記載の自動炊飯器。
  10. 【請求項10】 炊飯部は蓋を開放する蓋開放指示手段
    を備え、前記蓋開放指示手段への操作後、蓋が遅延して
    開放する請求項1〜9いずれか1項に記載の自動炊飯
    器。
  11. 【請求項11】 給米口は、蓋開放時に給水口から伝わ
    る水が付着しないように配置した請求項1〜10いずれ
    か1項に記載の自動炊飯器。
JP2002135109A 2002-05-10 2002-05-10 自動炊飯器 Pending JP2003325314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002135109A JP2003325314A (ja) 2002-05-10 2002-05-10 自動炊飯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002135109A JP2003325314A (ja) 2002-05-10 2002-05-10 自動炊飯器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003325314A true JP2003325314A (ja) 2003-11-18

Family

ID=29697516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002135109A Pending JP2003325314A (ja) 2002-05-10 2002-05-10 自動炊飯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003325314A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108240519A (zh) * 2016-12-23 2018-07-03 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 分流接头、物料清洗装置及烹饪设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108240519A (zh) * 2016-12-23 2018-07-03 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 分流接头、物料清洗装置及烹饪设备
CN108240519B (zh) * 2016-12-23 2024-04-26 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 分流接头、物料清洗装置及烹饪设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5837513B2 (ja) コーヒー飲料システム、このシステムで使うためのコーヒー豆包装カートリッジ、飲料を調製する方法、コーヒーを抽出するための方法、コーヒー豆を供給するための方法、コーヒー豆材料のためのカートリッジ、コーヒー豆材料を供給する方法
JP6275698B2 (ja) 一体型氷および飲料ディスペンサ
KR101709311B1 (ko) 곡물 건식 세척기능을 겸비한 자동 조리장치
JP2003325314A (ja) 自動炊飯器
TWI593406B (zh) Container recovery device and urine inspection device using the container recovery device
JP2003325319A (ja) 自動炊飯器
JP2002224578A (ja) 粒体気流搬送装置及び同装置を用いた自動洗米装置
JP4792647B2 (ja) カップ式自動販売機
JP2013214199A (ja) カップ式自動販売機の原料供給装置
JP2004065535A (ja) 炊飯器および自動炊飯器
JP5211284B2 (ja) カップ式飲料自動販売機
JP2004065550A (ja) 炊飯器及び自動炊飯器
JP5891878B2 (ja) カップ式自動販売機の原料供給装置
JP2003325313A (ja) 自動炊飯器
JP2001026311A (ja) バケットコンベアにおける残留除去装置
KR101458317B1 (ko) 건포 구이 자동 판매 장치
JP2000300223A (ja) 飲料供給装置
JP2003325339A (ja) 自動炊飯器
JP3748780B2 (ja) コイン精米設備
KR20180089237A (ko) 계란요리 자동판매기의 컵 스토퍼
JP2001137817A (ja) 生ゴミ処理機
JP3901055B2 (ja) 自動炊飯器
JP2021036972A (ja) 飲料供給装置
JPH09108103A (ja) 精米機能を有する洗米炊飯装置
JP2004065547A (ja) 自動炊飯器