JP2001026311A - バケットコンベアにおける残留除去装置 - Google Patents

バケットコンベアにおける残留除去装置

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JP2001026311A
JP2001026311A JP11202594A JP20259499A JP2001026311A JP 2001026311 A JP2001026311 A JP 2001026311A JP 11202594 A JP11202594 A JP 11202594A JP 20259499 A JP20259499 A JP 20259499A JP 2001026311 A JP2001026311 A JP 2001026311A
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Satoru Satake
覺 佐竹
Hiroshi Kishi
博司 岸
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Satake Engineering Co Ltd
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Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バケットコンベアの残留を残さずに、そして、
安全に行うバケットコンベアにおける残留除去装置を提
供すること。 【解決手段】無端ベルト又は無端チェーンに複数のバケ
ットを装着し、駆動手段によりバケットを所定軌道に添
って本体内を循環移動させ、被搬送物を搬送するバケッ
トコンベアにおいて、本体底部に設けたシャッターと、
該シャッターの下方に設けて被搬送物を一時待機させる
貯蔵部と、該貯蔵部とバケット上昇側の本体壁面とを接
続した連通路と、前記貯蔵部へ送風し、本体底部の残留
物を前記連通路を介してバケット上昇側の本体内に移送
する送風手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複数のバケットを
用いて傾斜又は垂直に被搬送物を搬送するバケットコン
ベアにおいて、底部残留物を取り除くことのできるバケ
ットコンベアにおける残留除去装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】竪型機枠の上下位置の内調車に、複数の
バケットを装着した無端ベルト又は無端チェーンを掛け
渡し、内調車を回転駆動させることにより被搬送物を収
容するバケットを循環移動させ、傾斜上方又は垂直に被
搬送物を搬送する、いわゆるバケットコンベアにおい
て、被搬送物を機枠底部に投入して、循環移動するバケ
ットで被搬送物を掬い取って搬送するものである。しか
し、機枠底部において循環するバケットの作用軌跡と機
枠底部とに隙間を生じるために、この隙間には残留物が
生じていた。そして、搬送終了後に機枠底部の残留物を
取り除く作業が必要となる。この残留物をそのままにし
ておくと、次の搬送で種類の異なる被搬送物を搬送する
場合、異種の被搬送物が混合することになる。また、農
家で収穫された大量の穀物の処理を共同で処理する穀類
共同乾燥調製施設等で使用されるバケットコンベアの場
合、残留物である穀物をそのままにしておくと、虫など
が繁殖して衛生上よくない状態になる。
【0003】機枠底部の残留物を取り除く方法として
は、例えば、バケットコンベアにおける機枠底部が取り
外し可能な構造となっており、人の手によって機枠底部
を取り外して残留物を取り除く方法や、特開昭60−1
88210号公報では、機枠底部に設けたシャッターを
開けて残留物を吸引ダクト内に落下させ、連通させて設
置した吸引装置で残留物を吸引することで機外に排出し
たり、実開昭59−5509号公報では、機枠下側部に
設けた噴風装置によって機枠底部に向かって噴風させて
残留物を吹き上げて、バケットの中に残留物を取り込み
上部に搬送して機外に排出する方法がそれぞれ開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、人の手によっ
て機枠底部を取り外して残留物を取り除く方法では手間
が掛り、特に、多数のバケットコンベアが設置された穀
類乾燥調製施設等では残留物を取り除くのに多大な時間
を要する。また、機枠底部を取り外して残留物を取り除
く作業中に、誤ってバケットコンベアが作動すると人身
事故になる危険性もありえた。
【0005】特開昭60−188210号公報では、機
枠底部に設けたシャッターを開けて残留物を吸引ダクト
内に落下させ、連通させて設置した吸引装置で残留物を
吸引することで機外に排出することが記載されている。
機外に排出した後は残留処理装置(集塵)で回収する
が、残留物を一個所に集めるために、各バケットコンベ
アと残留処理装置とを連絡する多くのダクトなどの配管
と搬送装置を要し、実施のための設備費が嵩む。また、
集めた残留は、少量ではあるが廃棄処分して無駄にする
か、いずれにしても何らかの形で人の手を煩わして処理
することになる。
【0006】実開昭59−5509号公報は、機枠下側
部に設けた噴風装置によって機枠底部に向かって噴風さ
せて残留物を吹き上げて、循環移動中のバケットの中に
残留物を取り込んで上部に搬送して機外に排出する方法
であり、人の手を煩わすことはないが、残留物を噴風装
置によって吹き上げることで残留物はあちこちに散乱
し、残留物をいち早く取り出すことができない。つま
り、吹き上げることによってバケットに収容されれば機
外に排出できるが、吹き上げによって散乱する残留物が
バケットに確実に収容される可能性は少ないので時間が
かかる。また、上記の技術では残留物除去中の機枠底部
に残留物がまだ残っているかどうかを判断できないの
で、残留物除去工程終了を検知してバケットコンベアを
停止させることができず、無駄にバケットコンベアを動
かしているか、あるいは残留物がまだ残っているのにバ
ケットコンベアを停止させてしまうかのどちらかを行う
ことになり、残留除去処理終了と同時にバケットコンベ
アを停止することが難しい。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みて、バケットコ
ンベアの機枠底部の残留物を残すことなくきれいに機外
に排出する装置の提供を課題とし、しかも残留物を無駄
にすることなく次工程に搬送することのできるバケット
コンベアにおける残留除去装置の提供を技術的課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、本願請求項1に係る発明は、無端ベルト又は
無端チェーンに複数のバケットを装着し、駆動手段によ
りバケットを所定軌道に添って本体内を循環移動させ、
被搬送物を搬送するバケットコンベアにおいて、本体底
部に設けたシャッターと、該シャッターの下方に設けて
被搬送物を一時待機させる貯蔵部と、該貯蔵部とバケッ
ト上昇側の本体壁面とを接続した連通路と、前記貯蔵部
へ送風し、本体底部の残留物を前記連通路を介してバケ
ット上昇側の本体内に移送する送風手段とを備えたとい
う技術的手段を講じるものである。よって、該請求項1
に係る発明は、以下の作用を有する。
【0009】被搬送物を本体底部に投入して、循環する
バケットで被搬送物を掬い取って搬送するのであるが、
その際、本体底部において循環するバケットの作用軌跡
と本体底部に隙間が生じるために、バケット作用軌跡外
に残留物が生じる。搬送作業終了後、この残留物を本体
底部のシャッターを開状態にして貯蔵部に落とし、シャ
ッターを閉状態にする。そして、貯蔵部に確保した残留
物を、バケット上昇側の本体に向かって送風する送風手
段によって連通路を介してバケット上昇側の本体に移送
する。本体に移送した残留物はバケット内に収容し、搬
送することで機外に排出する。この工程を繰り返すこと
で本体底部の残留をすべて除去することができる。
【0010】本願の請求項2に係るバケットコンベアに
おける残留除去装置は、バケット上昇側の本体壁面に被
搬送物を投入する投入口を設け、前記投入口に投入ホッ
パーを接続し、該投入ホッパーと貯蔵部とを接続した連
通路を設けたという技術的手段を講じるものである。よ
って、該請求項2に係るバケットコンベアにおける残留
除去装置は、以下の作用を有する。
【0011】本体底部の残留物を送風手段によって、連
通路を介して投入ホッパーに移送する。投入ホッパーに
移送した残留物は、投入ホッパーを滑り降り、投入口よ
りバケットに収容される。
【0012】本願の請求項3に係るバケットコンベアに
おける残留除去装置は、複数のバケットの中には少なく
とも1個の検出体を備えるとともに、本体の任意個所に
前記検出体を検出する検出センサを設け、該検出センサ
と駆動手段との間に、検出センサの検出体検出信号によ
って駆動手段を停止させる制御装置を接続したという技
術的手段を講じるものである。よって、該請求項3に係
るバケットコンベアにおける残留除去装置は、以下の作
用を有する。
【0013】検出センサは、検出体を感知すると、多数
のバケットの循環移動を停止するために駆動手段に信号
を送信する。
【0014】本願の請求項4に係るバケットコンベアに
おける残留除去装置は、本体底部の貯蔵部に残留物の有
無を判別する貯蔵部センサーを設けて前記制御装置に接
続したという技術的手段を講じるものである。よって、
該請求項4に係るバケットコンベアにおける残留除去装
置は、以下の作用を有する。
【0015】貯蔵部センサーが本体底部の残留物の有無
を判別し、残留物がある場合には残留除去を継続し、残
留物がない場合には残留除去を終了する。
【0016】本願の請求項5に係るバケットコンベアに
おける残留除去装置は、複数のバケットを、樹脂性のバ
ケットと金属製のバケットとで構成し、前記金属製バケ
ットを検出体としたという技術的手段を講じるものであ
る。よって、該請求項5に係るバケットコンベアにおけ
る残留除去装置は、以下の作用を有する。
【0017】検出センサは樹脂性のバケットでは反応せ
ずに、検出体である金属製バケットを感知すると、バケ
ットの循環移動の停止を行うために信号を出力する。
【0018】本願の請求項6に係るバケットコンベアに
おける残留除去装置は、複数のバケットを非金属性のバ
ケットで構成し、少なくとも1個の非金属性バケット
に、検出体である金属片を付着したという技術的手段を
講じるものである。よって、該請求項6に係るバケット
コンベアにおける残留除去装置は、以下の作用を有す
る。
【0019】検出センサは非金属性のバケットでは反応
せずに、検出体である金属片を付着した非金属バケット
を感知すると、バケットの循環移動の停止を行うために
信号を出力する。
【0020】本願の請求項7に係るバケットコンベアに
おける残留除去装置は、駆動手段はブレーキモータであ
るという技術的手段を講じるものである。よって、該請
求項7に係るバケットコンベアにおける残留除去装置
は、以下の作用を有する。
【0021】検出センサは検出体を感知すると出力信号
をブレーキモータに送信する。ブレーキモータは信号を
受信すると制動を行い、瞬時にバケットの循環移動の停
止を行う。
【0022】本願の請求項8に係るバケットコンベアに
おける残留除去装置は、バケットのうち少なくとも一つ
は他のバケットに比べて掬い面を突出した形状にして残
留物を収容するバケットとなしたという技術的手段を講
じるものである。よって、該請求項8に係るバケットコ
ンベアにおける残留除去装置は、以下の作用を有する。
【0023】残留物を収容するバケットは掬い面が突出
した形状となっているため、残留物が突出した部分を流
下してバケットに入り込む。ところで、すべてのバケッ
トに突出部を設けることも考えられるが、そうすると被
搬送物をバケットと本体の間に挟み込む可能性が高くな
るので、残留物を効果的に収容することを目的として、
残留物を収容するバケットのみ突出部を設けた。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図7
に基づいて説明する。
【0025】竪型機枠(本体)1の上部に軸着した上部
内調車2と下部に軸着した下部内調車3とに、多数の樹
脂製のバケット4と掬い面が突出した2個の金属製バケ
ット5とを装着した無端ベルト6を掛け渡し、バケット
4と金属製バケット5とを循環移動させるために、上部
内調車2の中心にある回転軸7の同軸上で回転するプー
リ8を軸着し、そして、モータの回転軸にディスクを軸
着して電源遮断時にディスクが作動し制動を行うブレー
キモータ10の回転軸11にプーリ9を軸着したものを
竪型機枠1の上部正面に設置して、前記プーリ8と前記
プーリ9とにベルト12を掛け渡して回転駆動するよう
に設けている。また、上部背面側にはバケットコンベア
で搬送した被搬送物を排出する排出口13を設けてい
る。
【0026】竪型機枠1の下部では、左側面に前記金属
製バケット5の有無を電磁界のエネルギーを利用して機
械的に接触することなく検出する近接センサ14を、正
面にはバケットコンベアで搬送する被搬送物を投入する
投入口15に投入ホッパー16を、また、背面にはタイ
マーによって送風停止することが可能で、かつ、回転軸
に軸着した多翼式の羽根車を回転させて圧送空気を発生
する送風手段17をそれぞれ設けている。そして、機枠
底部18にはエアシリンダ19によって底部を開閉する
シャッタ20を設け、該シャッタ20の下方にはシャッ
タ20を開状態にしたときに残留物を前記金属製バケッ
ト5一個分の容量だけ確保することができる貯留部21
を設け、該貯留部21と投入ホッパー16との間に連通
路22を接続し、前記送風手段17によって貯留部21
から投入ホッパー16に向かって送風できるようになっ
ている。さらに、貯留部21の下部には残留物の有無を
確認するために、投光器から放射された光を残留物が反
射し、その反射光を検出することによって動作する光電
センサ23を設けている。
【0027】図6は本発明の一実施形態を示す残留除去
工程の信号処理ブロック図である。制御装置24は、イ
ンプット・アウトプットポート(以下、「I/O」とい
う)25と、中央処理装置(以下、「CPU」という)
26と、CPU26が実行する各種プログラムを記憶し
たROM27とを備える。I/Oには、操作スイッチ2
8と、近接センサ14と、光電センサ23と、開閉回路
29とが接続されている。開閉回路29には、ブレーキ
モータ10と、送風手段17と、エアシリンダ19とが
接続されている。
【0028】次に、前記実施の形態における作動につい
て説明する。竪型機枠1の上部正面に設けたブレーキモ
ータ10を回転駆動させることによって回転軸11に軸
着したプーリ9を回転させ、ベルト12及びプーリ8に
動力を伝達し、上部内調車2を回転させる。上部内調車
2は下部内調車3とに掛け渡された無端ベルト6に動力
を伝達することでバケット4及び金属製バケット5を循
環移動させる。バケットが循環移動している状態で被搬
送物を投入ホッパー16より投入し、機枠底部18で被
搬送物を循環しているバケットで掬い取り上方に搬送す
る。
【0029】ところで、プーリ8とプーリ9との代わり
にスプロケットを用いて、ベルト9による駆動伝達では
なく、チェーン駆動にすることも可能であるし、回転軸
7に直接ブレーキモータ10の回転軸を接続して上部内
調車2を回転駆動させることも可能である。また、上部
内調車2の駆動にこだわらず、ブレーキモータ10を竪
型機枠1の下部に取り付け、下部内調車3を回転駆動す
ることによってバケットを循環移動することも可能であ
る。
【0030】投入ホッパー16への被搬送物の投入がな
くなると、機枠底部18の被搬送物はバケット4と金属
製バケット5の掬い面先端の円弧状の作用軌跡内にあれ
ばバケットによって掬い取られるが、作用軌跡外にある
とバケットに掬い取られることなく、機枠底部18に残
留したままとなる。そして、この残留物をそのままにし
ておくと次の被搬送物で種類が異なったものを搬送する
場合、異種の被搬送物が混合することになる。また、残
留物が穀物等であった場合、虫などが繁殖して衛生上よ
くない状態になる。
【0031】そこで、機枠底部18に残留した被搬送物
を取り除くために残留除去を開始するのであるが、図7
の本発明の一実施形態を示す残留除去のフローチャート
を参照にして残留除去を説明する。まず、集中管理室な
どに備えられる操作スイッチ28をONすることによっ
て残留除去開始信号がI/O25を介してCPU26に
送信される(ステップ1)。
【0032】CPU26は、あらかじめ記憶されたRO
M27内のプログラムを読み出してこれを実行する。C
PU26は、I/O25を介して開閉回路29を閉じ
る。つまり、通電状態にしてブレーキモータ10を始動
させる(ステップ2)。
【0033】このブレーキモータ10の始動により、無
端ベルト6に装着したバケット4及び金属製バケット5
が循環移動する。バケットの循環移動中に、近接センサ
14が金属製バケット5を感知する(ステップ3)と、
近接センサ14の感知信号はI/O25を介してCPU
26に送信され、CPU26はROM27内のプログラ
ムに従って、I/O25を介して開閉回路29を開いて
ブレーキモータ10の電源を遮断して制動を行い、前記
金属製バケット5の掬い面先端が投入口15の下方と同
じ高さか、少し下付近となる位置で停止させる(ステッ
プ4)。金属製バケット5の停止位置が最良でない場合
は、近接センサ14の位置を変えることで変更可能であ
る。
【0034】次に、CPU26は、ROM27のプログ
ラムに従ってシャッター20を開状態にする信号をI/
O25を介して開閉回路29に送信し、エアシリンダ1
9を作動させて機枠底部18に備えたシャッタ20を開
状態にする(ステップ5)。シャッタ20が開状態にな
ると残留物は貯留部21に落下して金属製バケット5一
個分の容量が確保される。
【0035】次に、CPU26は、シャッター20を閉
状態にする信号をI/O25を介して開閉回路29に送
信して、エアシリンダ19を作動させてシャッタ20を
閉状態にする(ステップ6)。
【0036】次に、CPU26は、送風手段17を駆動
する信号をI/O25を介して開閉回路29に送信し
て、送風手段17の送風を開始する(ステップ7)。送
風手段17の送風によって、貯留部21で確保した金属
製バケット5一個分の残留物は、連通路22を介して投
入ホッパー16に移送される。投入ホッパー16に移送
した金属製バケット5一個分の残留物は、投入口15よ
り金属製バケット5に充填される。
【0037】プログラムによって所定の時間が経過する
と送風手段17の送風を停止するようにしてあり、送風
開始から所定時間が経過するとCPU26は送風停止信
号(ステップ8)を出し、I/O25を介して開閉回路
29を開けて送風手段17を停止する(ステップ9)。
また、タイマー手段はプログラムによって行わずに送風
手段17に直接設けることも可能である。
【0038】次に、CPU26は、光電センサ23より
機枠底部18に残留物の有無信号(ステップ10)をI
/O25を介して確認し、まだ残留が有る場合はステッ
プ2からのプログラムに戻って今までの一連の工程を行
い、2つ目の金属製バケット5に残留物を充填させる
と、残留物は上部に搬送され、そして、排出口13に向
かって投げ出され、次工程に送られる。そして、空にな
った金属製バケット5は、次の残留物を搬送するため再
び投入口15に向かう。これら一連の工程は光電センサ
23が残留物なしと判断するまで繰り返される。
【0039】ステップ10で、機枠底部18に残留がな
いことを光電センサ23の信号によってCPU26が判
断すると、金属製バケット5に充填された残留物を機外
に排出する。つまり、ROM27のプログラムに従って
バケットを循環移動させるため、CPU26はI/O2
5を介して開閉回路29を閉じ、ブレーキモータ10を
駆動する(ステップ11)。
【0040】所定時間が経過すると、ブレーキモータ1
0の駆動を停止するようにROM27にはタイマー機能
がプログラムしてあり、所定時間が経過するとCPU2
6はブレーキモータ10の停止信号(ステップ12)を
出し、I/O25を介して開閉回路29を開いてブレー
キモータ10を停止する(ステップ13)。これでバケ
ットコンベアの残留除去工程は終了する。
【0041】ところで、一つのバケットコンベアに金属
製バケット5を設ける個数は、1個でもよいし、3個、
4個と数を増やすことも可能である。ただし、金属製バ
ケット5の数を多く設ける場合は、近接センサ14が金
属製バケット5を感知してバケットの循環移動を停止し
たときに、先に残留物を掬い取った別の金属製バケット
5が上部付近で停止することがないように金属製バケッ
ト5の設ける間隔や位置を考えて設置する必要がある。
それは、近接センサ14による他の金属製バケットの検
出によってバケットコンベアが停止したとき、先に残留
物を掬い取った金属製バケット5が残留物を丁度投げ出
すときや、投げ出す直前であった場合には、上部で残留
物をこぼす可能性があるためである。
【0042】また、金属製バケット5を近接センサ14
で検出することを示したが、金属製に限らず樹脂性バケ
ットに変更することも可能で、この場合、金属片30を
樹脂性バケット4に設けることで対応できる。樹脂性バ
ケットにおいても掬い面が突出した形状のバケットとし
て、近接センサ14が金属片30を感知したときに、掬
い面が突出した形状の樹脂性バケットの掬い面先端が投
入口15の下方と同じ高さか、少し下付近で停止するよ
うに、近接センサ14と金属片30とを適当な位置に設
けてもよい(図8参照)。
【0043】機枠底部18の残留物を送風手段17によ
って貯留部21から投入ホッパー16に移送するために
接続した連通路22であるが、移送した残留物を停止し
た状態のバケットに収容することができればよいので、
連通路22は、投入ホッパー16だけでなく、本体のバ
ケット上昇側のどの位置に接続してもよい(図8参
照)。好ましくは掬い面が突出したバケットを設けて、
その上部の本体位置に接続するとよい。
【0044】さらに、排出口13に、次工程側と機外排
出側との切換えが行える切換弁を設け、該切換弁を切換
えることで、次工程に搬送したくない残留物を機外排出
し処理することもできる。
【0045】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るバケットコンベ
アにおける残留除去装置は、無端ベルト又は無端チェー
ンに複数のバケットを装着し、駆動手段によりバケット
を所定軌道に添って本体内を循環移動させ、被搬送物を
搬送するバケットコンベアにおいて、本体底部に設けた
シャッターと、該シャッターの下方に設けて被搬送物を
一時待機させる貯蔵部と、該貯蔵部とバケット上昇側の
本体壁面とを接続した連通路と、前記貯蔵部へ送風し、
本体底部の残留物を前記連通路を介してバケット上昇側
の本体内に移送する送風手段とを備えたという技術的手
段を講じるものである。よって、該請求項1に係るバケ
ットコンベアにおける残留除去装置は、以下の効果をも
たらす。
【0046】被搬送物を本体底部に投入して、循環する
バケットで被搬送物を掬い取って搬送し、本体底部にお
いて循環するバケットの作用軌跡と本体底部に隙間が生
じるために、バケット作用軌跡外に残留物が生じる。こ
の残留物を本体底部のシャッターを開状態にして貯蔵部
に落下し、シャッターを閉状態にする。そして、貯蔵部
に確保した残留物を、バケット上昇側の本体に向かって
送風する送風手段によって連通路を介してバケット上昇
側の本体に移送する。本体に移送した残留物はバケット
内に収容し、搬送することで機外に排出する。これによ
り、バケットが掬うことのできない本体底部の残留物を
次工程に搬送することができ本体底部の残留を除去する
ことができる。
【0047】本願の請求項2に係るバケットコンベアに
おける残留除去装置は、バケット上昇側の本体壁面に被
搬送物を投入する投入口を設け、前記投入口に投入ホッ
パーを接続し、該投入ホッパーと貯蔵部とを接続した連
通路を設けたという技術的手段を講じるものである。よ
って、該請求項2に係るバケットコンベアにおける残留
除去装置は、以下の効果をもたらす。
【0048】本体底部の残留物を送風手段によって、連
通路を介して投入ホッパーに移送する。投入ホッパーに
移送した残留物は、投入ホッパーを滑り降り、投入口よ
りバケットに収容される。これにより、残留物をバケッ
トに収容しやすくなり、残留除去が能率よく行える。
【0049】本願の請求項3に係るバケットコンベアに
おける残留除去装置は、複数のバケットの中には少なく
とも1個の検出体を備えるとともに、本体の任意個所に
前記検出体を検出する検出センサを設け、該検出センサ
と駆動手段との間に、検出センサの検出体検出信号によ
って駆動手段を停止させる制御装置を接続したという技
術的手段を講じるものである。よって、該請求項3に係
るバケットコンベアにおける残留除去装置は、以下の効
果をもたらす。
【0050】検出センサは、検出体を感知すると、多数
のバケットの循環移動を停止するために駆動手段に信号
を出力する。これにより、バケットを停止させたい位置
を限定することができるので、常に特定のバケットに残
留物を投入することができる。
【0051】本願の請求項4に係るバケットコンベアに
おける残留除去装置は、本体底部の貯蔵部に残留物の有
無を判別する貯蔵部センサーを設けて前記制御装置に接
続したという技術的手段を講じるものである。よって、
該請求項4に係るバケットコンベアにおける残留除去装
置は、以下の効果をもたらす。
【0052】貯蔵部センサーが本体底部の残留物の有無
を判別し、残留物がある場合には残留除去を継続し、残
留物がない場合には残留除去を終了する。これにより、
本体底部の残留物の取り残しはないし、また、本体底部
の残留物を全て取り除いているのにバケットコンベアが
動いているという無駄な動きもない。
【0053】本願の請求項5に係るバケットコンベアに
おける残留除去装置は、複数のバケットを、樹脂性のバ
ケットと金属製のバケットとで構成し、前記金属製バケ
ットを検出体としたという技術的手段を講じるものであ
る。よって、該請求項5に係るバケットコンベアにおけ
る残留除去装置は、以下の効果をもたらす。
【0054】検出センサは樹脂性のバケットでは反応せ
ずに、検出体である金属製バケットを感知すると、バケ
ットの循環移動の停止を行うために信号を出力する。こ
れは電磁界のエネルギーを利用したもので、検出センサ
は金属製のバケットのみを感知することができる。
【0055】本願の請求項6に係るバケットコンベアに
おける残留除去装置は、複数のバケットを非金属性のバ
ケットで構成し、少なくとも1個の非金属性バケット
に、検出体である金属片を付着したという技術的手段を
講じるものである。よって、該請求項6に係るバケット
コンベアにおける残留除去装置は、以下の効果をもたら
す。
【0056】検出センサは非金属性のバケットでは反応
せずに、検出体である金属片を付着した非金属バケット
を感知すると、バケットの循環移動の停止を行うために
信号を出力する。これは電磁界のエネルギーを利用した
もので、検出センサは金属片を付着した非金属バケット
のみを感知することができる。
【0057】本願の請求項7に係るバケットコンベアに
おける残留除去装置は、駆動手段はブレーキモータであ
るという技術的手段を講じるものである。よって、該請
求項7に係るバケットコンベアにおける残留除去装置
は、以下の効果をもたらす。
【0058】検出センサは検出体を感知すると出力信号
をブレーキモータに送信する。ブレーキモータは信号を
受信すると制動を行い、瞬時にバケットの循環移動の停
止を行う。これにより、バケットを停止させたい位置に
停止させることができ、残留物をバケットに収容しやす
い位置で停止することができる。
【0059】本願の請求項8に係るバケットコンベアに
おける残留除去装置は、バケットのうち少なくとも一つ
は他のバケットに比べて掬い面を突出した形状にして残
留物を収容するバケットとなしたという技術的手段を講
じるものである。よって、該請求項8に係るバケットコ
ンベアにおける残留除去装置は、以下の効果をもたら
す。
【0060】残留物を収容するバケットは掬い面が突出
した形状となっているため、残留物が突出した部分を流
下してバケットに入り込む。これにより、残留物をこぼ
すことなくバケットに取り込むことができるので、能率
よく残留除去が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施形態を示すバケットコン
ベアの全体縦断面図
【図2】本発明の好適な一実施形態を示すバケットコン
ベアの左上側部の概略図
【図3】本発明の好適な一実施形態を示すバケットコン
ベアの左下側部の概略図
【図4】図3における縦断面図
【図5】本発明の好適な一実施形態を示すバケットコン
ベアの下部正面図
【図6】本発明の好適な一実施形態を示す残留除去工程
の信号処理ブロック図
【図7】本発明の好適な一実施形態を示す残留除去工程
のフローチャート
【図8】他の実施形態を示すバケットコンベアの全体縦
断面図
【符号の説明】
1 竪型機枠 2 上部内調車 3 下部内調車 4 バケット 5 金属製バケット 6 無端ベルト 7 回転軸 8 プーリ 9 プーリ 10 ブレーキモータ 11 回転軸 12 ベルト 13 排出口 14 近接センサ 15 投入口 16 投入ホッパー 17 送風手段 18 機枠底部 19 エアシリンダ 20 シャッタ 21 貯留部 22 連通路 23 光電センサ 24 制御装置 25 I/O 26 CPU 27 ROM 28 操作スイッチ 29 開閉回路 30 金属片

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端ベルト又は無端チェーンに複数のバ
    ケットを装着し、駆動手段によりバケットを所定軌道に
    添って本体内を循環移動させ、被搬送物を搬送するバケ
    ットコンベアにおいて、本体底部に設けたシャッター
    と、該シャッターの下方に設けて被搬送物を一時待機さ
    せる貯蔵部と、該貯蔵部とバケット上昇側の本体壁面と
    を接続した連通路と、前記貯蔵部へ送風し、本体底部の
    残留物を前記連通路を介してバケット上昇側の本体内に
    移送する送風手段とを備えたことを特徴とするバケット
    コンベアにおける残留除去装置。
  2. 【請求項2】 バケット上昇側の本体壁面に被搬送物を
    投入する投入口を設け、前記投入口に投入ホッパーを接
    続し、該投入ホッパーと貯蔵部とを接続した連通路を設
    けたことを特徴とする請求項1記載のバケットコンベア
    における残留除去装置。
  3. 【請求項3】 複数のバケットの中には少なくとも1個
    の検出体を備えるとともに、本体の任意個所に前記検出
    体を検出する検出センサを設け、該検出センサと駆動手
    段との間に、検出センサの検出体検出信号によって駆動
    手段を停止させる制御装置を接続したことを特徴とする
    請求項1又は2記載のバケットコンベアにおける残留除
    去装置。
  4. 【請求項4】 本体底部の貯蔵部に残留物の有無を判別
    する貯蔵部センサーを設けて前記制御装置に接続したこ
    とを特徴とする請求項3記載のバケットコンベアにおけ
    る残留除去装置。
  5. 【請求項5】 複数のバケットを、樹脂性のバケットと
    金属製のバケットとで構成し、前記金属製バケットを検
    出体としたことを特徴とする請求項3又は4記載のバケ
    ットコンベアにおける残留除去装置。
  6. 【請求項6】 複数のバケットを非金属性のバケットで
    構成し、少なくとも1個の非金属性バケットに、検出体
    である金属片を付着したことを特徴とする請求項3又は
    4記載のバケットコンベアにおける残留除去装置。
  7. 【請求項7】 駆動手段はブレーキモータであることを
    特徴とする請求項1から6いずれかに記載のバケットコ
    ンベアにおける残留除去装置。
  8. 【請求項8】 バケットのうち少なくとも一つは他のバ
    ケットに比べて掬い面を突出した形状にして残留物を収
    容するバケットとなしたことを特徴とする請求項1から
    7記載いずれかのバケットコンベアにおける残留除去装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100811788B1 (ko) 2007-02-22 2008-03-27 주식회사 영일기계 엘리베이터형 곡물이송장치의 냉각팬 구동장치
RU2493086C1 (ru) * 2012-02-17 2013-09-20 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Воронежский государственный аграрный университет имени императора Петра 1" (ФГБОУ ВПО Воронежский ГАУ) Ковшовый элеватор
CN112478609A (zh) * 2020-11-30 2021-03-12 福鼎未来景观设计有限公司 用于水泥生产的提升机
IT202200001670A1 (it) * 2022-02-01 2023-08-01 Gucon Srl Dispositivo accessorio per elevatore a tazze

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RU2493086C1 (ru) * 2012-02-17 2013-09-20 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Воронежский государственный аграрный университет имени императора Петра 1" (ФГБОУ ВПО Воронежский ГАУ) Ковшовый элеватор
CN112478609A (zh) * 2020-11-30 2021-03-12 福鼎未来景观设计有限公司 用于水泥生产的提升机
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