JP2003325287A - 額縁の裏板止め具 - Google Patents

額縁の裏板止め具

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JP2003325287A
JP2003325287A JP2002135339A JP2002135339A JP2003325287A JP 2003325287 A JP2003325287 A JP 2003325287A JP 2002135339 A JP2002135339 A JP 2002135339A JP 2002135339 A JP2002135339 A JP 2002135339A JP 2003325287 A JP2003325287 A JP 2003325287A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 額縁のフレームに取付け取外しが容易であ
り、しかも、構造が簡単でフレームの薄形にも適する額
縁の裏板止め具を提供する。 【解決手段】 額縁のフレームの裏面に先端が裏板上に
向かって内向するL字形突片を突設し、L字形突片の内
向屈折片に差し付けて裏板を弾力で押し止める裏板止め
具であって、L字形突片に差し付けるコ字形挟持部の後
端に弾性変形可能なバネ板部を突設し、バネ板部の後端
に裏板の押脚を設け、挟持部を構成する上差込片の先端
に、L字形突片の屈折外縁に掛かる逆止爪を突設すると
ともに、逆止爪に両側へ低く側傾斜面を形成し、下差込
片の先端に前記コ字形の口を開く傾斜面の案内口を形成
し、さらに、挟持部のコ字形内側の奥端面と、下差込片
の先端縁とをそれぞれ先方への凸湾曲面に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アルミ等の押出
形材のフレームに部分的に取り付けて弾性により裏板を
押さえ止めるために使用する額縁の裏板止め具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】額縁の裏板の止め方については、一般的
に所謂トンボと称される回転爪がフレームの裏側にビス
で軸着されるが、操作性に難点があり、また、裏側が幅
狭いことの多い押出形材からなるフレームでは軸着に適
しない等の問題があるため、フレームに着脱可能に掛止
できるプラスチック製の裏板止め具が多用される。その
例として、実用新案登録第2596874号公報に記載
されたものを挙げることができる。
【0003】上記公報に記載される額縁の裏板止め具に
よれば、その取付け対象としてのフレームには、裏板上
に向かって内向する取付溝を形成するとともに、取付溝
を構成する裏側の外片の縁に溝開口を閉じる方向に係止
突条を突設し、言わば取付溝を半蟻溝形に形成するもの
で、これに対して、裏板止め具は、外片を係止突条とと
もに挟む口開け形の挟持部に裏板を弾性変形により押さ
える押圧片を突設し、フレームの外片を挟む挟持部を構
成する下側のフロント突片には、取付溝開口の係止突条
に掛かる山形状突出部が形成される。そこで、額縁に取
り付け取り外すときには、フレームに向かって押したり
引いたりしてこの山形状突出部が係止突条を乗り越える
よう操作される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の額
縁の裏板止め具によれば、取付け取外し操作が押圧片の
尻下がりに湾曲傾斜した部分に指を押圧して行われるの
で、取付けの時は前進の力が加わりやすいが、後退の際
には引っ張りの力を加えがたかった。加えて、フレーム
の取付溝開口の係止突条を挟持部が弾性変形し難い奥深
くでくわえる取付け状態となることから、その掛止状態
を脱却させることにも引っ張りの力を強く要するため、
殊に、取外し操作は容易ではなく、また、取付けにも抵
抗が多く、操作性に難点があった。
【0005】しかも、フレームについては、取付溝が裏
板止め具の山形状突条付のフロント突片を受け入れる大
口に形成されることに加え、開口縁に係止突条を備える
ことから、その分だけ裏側に寸法(本考案の実施例を示
す図3ではYに相当する)がとられフレームの前後幅が
広くなるため、額縁をデザイン上から薄型にする制約と
なるという問題もあった。
【0006】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
額縁のフレームに取付け取外しが容易であり、しかも、
構造が簡単でフレームの薄形にも適する額縁の裏板止め
具を提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、額縁のフレームの裏面に先端が裏板
上に向かって内向するL字形突片を突設し、L字形突片
の内向屈折片に差し付けて裏板を弾力で押し止める裏板
止め具であって、L字形突片に差し付けるコ字形挟持部
の後端に弾性変形可能なバネ板部を突設し、バネ板部の
後端に裏板の押脚を設け、挟持部を構成する上差込片の
先端に、L字形突片の屈折外縁に掛かる逆止爪を突設す
るとともに、逆止爪に両側へ低く側傾斜面を形成し、下
差込片の先端に前記コ字形の口を開く傾斜面の案内口を
形成し、さらに、挟持部のコ字形内側の奥端面と、下差
込片の先端縁とをそれぞれ先方への凸湾曲面に形成した
ことを特徴とする額縁の裏板止め具を構成した。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、その裏板止め具を額縁に
取り付けるには、フレームの裏面に突設されるL字形突
片の内向屈折片に挟持部を差し付けながら押しつける。
そうすると、挟持部の主に上差込片が一旦弾性変形する
ことによって、先端の逆止爪がL字形突片の屈折外角縁
に引っ掛かり抜けなくなり、また、この状態では、バネ
板部の弾力で裏板が押さえ止められる。したがって、裏
板を含む内容物の厚みに対応できる。また、取り外すと
きには、後端を摘んで又は指掛けて横に振るように横か
ら力を加え、L字形突片に対して凸湾曲面を沿わせて回
転させながら逆止爪を外してから引き出す。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明は、下差込片20の先端
縁を凸湾曲面29に形成する。この形状において、後端
に横から力を加えて(図4の矢印)、後端一角を力点S
aとすると、凸湾曲面29の中央がL字形突片3と接触
する支点Sbとなり、逆止爪21の一端の作用点Scま
での距離が(凸湾曲面が無い場合に比べ)約半減するた
め、その作用点Scに梃子の倍力が加わりやすく、しか
も、その部分が逆止爪21の側傾斜面25で最も低い箇
所であるため、力を要することなく逆止爪21の一端を
L字形突片3の上に乗り上げさせることができる。それ
から、凸湾曲面29で回動して支点Sbが移動するので
(図5)、逆止爪21を全体的に外せるから、これで単
に引くことによって容易に引き出すことができる。
【0010】挟持部13の内側奥端が凸湾曲面27で同
様の作用を果たすが、上記作用の働きを許容する形状で
あっても良い。例えば、中央部でのみ上差込片19の先
端に接触する単なる中央凸形状であってもこの発明の趣
旨に反しないものとする。なお、L字形空片3は、L字
形を基本形態とするもので、全体的に見て他の形状、例
えばT字形である場合もあり得る。
【0011】裏板止め具Pの後端部の形状については、
押したり引いたり横へ振ったりするのに適するように様
々な形状を取りうるが、請求項2に記載の如くすると、
構造が簡単でありその操作をなしやすい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の額縁の
裏板止め具によれば、フレームのL字形突片に差し込む
だけで取付けが完了し、また、横から指掛けて凸湾曲面
がL字形突片と接触する箇所を支点として逆止爪の低い
側端を乗り上げさせ、支点移動で回動させるだけで逆止
爪を簡単に外すことができるので、取付け取外しが容易
であり、ワンタッチ操作でその作業をなし得る。しか
も、取付け箇所が単なるL字形突片であり、その外側で
掛止するものであるため、フレームの薄形にも適すると
いう優れた効果がある。
【0013】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0014】図面は一実施例を示したもので、その額縁
の裏板止め具Pは、額縁Gの裏側において、フレーム1
のL字形突片3に差し付けて装着され、これによって裏
板5が弾力で押さえ止められる。
【0015】額縁のフレーム1は、アルミ押出形材とし
て中空に形成され、その裏面にL字形突片3が先端を内
向きになるように突設され、その先端部としての内向屈
折片7とフレーム本体との間に内向溝8を有する。ま
た、フレーム1には、表側の内側端に透明板9の掛止片
11が突設され、内向溝8が蟻溝でないこともあって、
厚みYが薄く形成される。
【0016】裏板止め具Pは、プラスチックにより一体
成形され、ほぼ矩形に近い水平板状の薄形の形態であっ
て、先端部にフレーム1の内向屈折片7に差し込むコ字
形の挟持部13が形成され、挟持部13の後端にバネ板
部15を突設し、その後端に押脚17が垂設され、挟持
部13の上差込片19が下差込片20よりも先方に突き
出て、そこにL字形突片3の屈折外縁に掛かる逆止爪2
1が形成される。
【0017】逆止爪21は、差し込みを許す逃げ角の斜
面23を有するが、幅中央から両側に低く側傾斜面2
5,25が形成され、言わば半四角錐の形状となってい
る。そして、この横からの力でL字形突片3と接触する
支点Sbが移動するように、挟持部13の内側後端と下
差込片20の先端とを先方に突き出る円弧の凸湾曲面2
7,29に形成してある。これにより、円滑な回転の動
作で逆止爪21が簡単に外れる。
【0018】L字形突片3の内向屈折片7に差し込む操
作をしやすく、後端をやや幅広く形成するとともに、そ
の後端に指突当て用の凹湾曲面31を形成し、さらに、
下差込片20の先端の上面に斜面の案内口32が形成さ
れる。また、指掛けやすく且つ摘まみ出しやすくするた
めに、後端の両側がアールの凸角33,33となってい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の額縁の裏板止め具を取付け要領で示
す額縁の一部斜視図である。
【図2】同裏板止め具を示す底面図である。
【図3】同裏板止め具の取付け状態を示す額縁の一部断
面図である。
【図4】取外し要領を説明する同部の裏面図である。
【図5】同裏板止め具を次の取外し要領で説明する額縁
の一部裏面図である。
【符号の説明】
G 額縁 P 裏板止め具 1 フレーム 3 L字形突片 5 裏板 7 内向屈折片 13 挟持部 15 バネ板部 17 押脚 19 上差込片 20 下差込片 21 逆止爪 25 側傾斜面 27,29 凸湾曲面 31 凹湾曲面 32 案内口 33 凸角

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 額縁のフレームの裏面に先端が裏板上に
    向かって内向するL字形突片を突設し、L字形突片の内
    向屈折片に差し付けて裏板を弾力で押し止める裏板止め
    具であって、L字形突片に差し付けるコ字形挟持部の後
    端に弾性変形可能なバネ板部を突設し、バネ板部の後端
    に裏板の押脚を設け、挟持部を構成する上差込片の先端
    に、L字形突片の屈折外縁に掛かる逆止爪を突設すると
    ともに、逆止爪に両側へ低く側傾斜面を形成し、下差込
    片の先端に前記コ字形の口を開く傾斜面の案内口を形成
    し、さらに、挟持部のコ字形内側の奥端面と、下差込片
    の先端縁とをそれぞれ先方への凸湾曲面に形成したこと
    を特徴とする額縁の裏板止め具。
  2. 【請求項2】 後端を幅広く形成することによりその両
    側に指掛かりやすく凸角を形成し、さらに、後端面を指
    押しやすく凹湾曲面に形成したことを特徴とする請求項
    1記載の額縁の裏板止め具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009254433A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Orizin Kogyo Kk 額縁における裏板固定具
AU2005201922B2 (en) * 2004-05-10 2009-11-19 Peter Pischek Framer's tool
WO2022052169A1 (zh) * 2020-09-08 2022-03-17 苏州元联科技创业园管理有限公司 一种车床用图纸夹持结构

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