JPH10211071A - 額縁の裏板押止め具 - Google Patents
額縁の裏板押止め具Info
- Publication number
- JPH10211071A JPH10211071A JP3109797A JP3109797A JPH10211071A JP H10211071 A JPH10211071 A JP H10211071A JP 3109797 A JP3109797 A JP 3109797A JP 3109797 A JP3109797 A JP 3109797A JP H10211071 A JPH10211071 A JP H10211071A
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- JP
- Japan
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- frame
- back plate
- spring
- back board
- spring leg
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フレームに設ける掛止溝がフレームの厚みを
小さくする制約にならなく、また、着脱の操作が容易で
あり、且つ、安定した取り付け状態が保持される額縁の
裏板押止め具を提供する。 【解決手段】 フレームの内側に横向き開口の掛止溝を
設けてある額縁において、裏板を押さえ止めるバネ脚
に、フレームに差し込む掛止頭部を一体に形成し、掛止
頭部には、掛止溝に嵌合する固着突片と、その掛止溝の
開口方向と反対方向へ向く舌片バネとを突設し、舌片バ
ネの先端に、固着突片の嵌込みと同時にそれが外れない
ようフレームに引っ掛かる逆止爪を形成した。
小さくする制約にならなく、また、着脱の操作が容易で
あり、且つ、安定した取り付け状態が保持される額縁の
裏板押止め具を提供する。 【解決手段】 フレームの内側に横向き開口の掛止溝を
設けてある額縁において、裏板を押さえ止めるバネ脚
に、フレームに差し込む掛止頭部を一体に形成し、掛止
頭部には、掛止溝に嵌合する固着突片と、その掛止溝の
開口方向と反対方向へ向く舌片バネとを突設し、舌片バ
ネの先端に、固着突片の嵌込みと同時にそれが外れない
ようフレームに引っ掛かる逆止爪を形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フレームに掛け止め
た状態を保持しつつ弾力で裏板を押さえ止める形式の額
縁の裏板押止め具に関する。
た状態を保持しつつ弾力で裏板を押さえ止める形式の額
縁の裏板押止め具に関する。
【0002】
【従来の技術】額縁の裏板の止め方としては、所謂トン
ボと称する回転爪をフレームの裏側に止めてあることも
あるが、これでは止めが緩んだり、回転で不用意に外れ
たりする等の不都合がある等の理由から、着脱可能であ
って、ばね形式のものが多用されるようになっている。
この種の押止め具として、例えば、実公平1−4133
7号公報、実公平5−3087号公報等に記載されたも
のを挙げることができる。
ボと称する回転爪をフレームの裏側に止めてあることも
あるが、これでは止めが緩んだり、回転で不用意に外れ
たりする等の不都合がある等の理由から、着脱可能であ
って、ばね形式のものが多用されるようになっている。
この種の押止め具として、例えば、実公平1−4133
7号公報、実公平5−3087号公報等に記載されたも
のを挙げることができる。
【0003】上記の公報に見られるように、この種の額
縁の裏板押止め具は、裏板を押さえるバネ脚に、フレー
ムに掛かる掛止頭部を設けたもので、バネ脚が一脚であ
る場合と(実公平1−41337号公報)、股開き状に
二脚である場合と(実公平5−3087号公報)、二つ
の形式があるが、いずれの場合にも、フレームには、掛
止頭部を挿入する上向き(背面向き)または額内向きの
掛止溝が設けられている。
縁の裏板押止め具は、裏板を押さえるバネ脚に、フレー
ムに掛かる掛止頭部を設けたもので、バネ脚が一脚であ
る場合と(実公平1−41337号公報)、股開き状に
二脚である場合と(実公平5−3087号公報)、二つ
の形式があるが、いずれの場合にも、フレームには、掛
止頭部を挿入する上向き(背面向き)または額内向きの
掛止溝が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の額
縁の裏板押止め具によれば、フレームには、掛止頭部を
全体的に突っ込む掛止溝を設けておく必要があるもの
で、殊に額内向きの掛止溝を設ける場合であると(実公
平5−3087号公報)、その開口幅を取るために、フ
レームが裏板よりも背後に出っ張ることになり、このこ
とから、トンボの場合とは違って、フレームの厚みを薄
くするという設計上の制約となる問題があった。
縁の裏板押止め具によれば、フレームには、掛止頭部を
全体的に突っ込む掛止溝を設けておく必要があるもの
で、殊に額内向きの掛止溝を設ける場合であると(実公
平5−3087号公報)、その開口幅を取るために、フ
レームが裏板よりも背後に出っ張ることになり、このこ
とから、トンボの場合とは違って、フレームの厚みを薄
くするという設計上の制約となる問題があった。
【0005】また、いずれの場合も、主にバネ脚を弾性
変形することによって掛止頭部を掛止溝に掛け、弾力に
よりその掛止状態を保持するものであったから、バネ脚
の弾性変形を多く取る必要がある。つまり、裏板に額縁
の裏板押止め具を強く大きく押し付ける必要があり、こ
のことから、着脱の操作にバネ脚の弾力に抗する大きな
力が必要であった。また、その弾力に抗するだけの力が
外から加わると外れるおそれがあった。
変形することによって掛止頭部を掛止溝に掛け、弾力に
よりその掛止状態を保持するものであったから、バネ脚
の弾性変形を多く取る必要がある。つまり、裏板に額縁
の裏板押止め具を強く大きく押し付ける必要があり、こ
のことから、着脱の操作にバネ脚の弾力に抗する大きな
力が必要であった。また、その弾力に抗するだけの力が
外から加わると外れるおそれがあった。
【0006】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
フレームに設ける掛止溝がフレームの厚みを小さくする
制約にならなく、また、着脱の操作が容易であり、且
つ、安定した取り付け状態が保持される額縁の裏板押止
め具を提供することを目的とした。
フレームに設ける掛止溝がフレームの厚みを小さくする
制約にならなく、また、着脱の操作が容易であり、且
つ、安定した取り付け状態が保持される額縁の裏板押止
め具を提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、フレームの内側に横向き開口の掛止
溝を設けてある額縁において、裏板を押さえ止めるバネ
脚に、フレームに差し込む掛止頭部を一体に形成し、掛
止頭部には、掛止溝に嵌合する固着突片と、その掛止溝
の開口方向と反対方向へ向く舌片バネとを突設し、舌片
バネの先端に、固着突片の嵌込みと同時にそれが外れな
いようフレームに引っ掛かる逆止爪を形成したことを特
徴とする額縁の裏板押止め具を構成した。
めに、この発明は、フレームの内側に横向き開口の掛止
溝を設けてある額縁において、裏板を押さえ止めるバネ
脚に、フレームに差し込む掛止頭部を一体に形成し、掛
止頭部には、掛止溝に嵌合する固着突片と、その掛止溝
の開口方向と反対方向へ向く舌片バネとを突設し、舌片
バネの先端に、固着突片の嵌込みと同時にそれが外れな
いようフレームに引っ掛かる逆止爪を形成したことを特
徴とする額縁の裏板押止め具を構成した。
【0008】バネ脚が左右に大きく二股に開く形状であ
ると、目的の達成により有効である。
ると、目的の達成により有効である。
【0009】また、バネ脚と掛止頭部との間に左右一対
の差し片からなる胴部を形成し、両差し片間の空間にお
いて舌片バネを形成し、逆止爪の両側に斜面を形成する
と、目的の達成にさらに有効である。
の差し片からなる胴部を形成し、両差し片間の空間にお
いて舌片バネを形成し、逆止爪の両側に斜面を形成する
と、目的の達成にさらに有効である。
【0010】
【作 用】額縁の裏板押止め具を上記のように構成した
から、これを取り付ける場合には、掛止頭部をフレーム
に差し込んでから、掛止頭部とバネ脚とを同時に押さえ
ながらずらすことによって、固着突片をフレームの掛止
溝に差し込む。そうすると、この嵌合によって舌片バネ
の高さが確定し、その位置において裏板が押さえ止めら
れる。また、この嵌合と同時に逆止爪がフレームに掛か
るために、嵌合状態が安定して保持される。
から、これを取り付ける場合には、掛止頭部をフレーム
に差し込んでから、掛止頭部とバネ脚とを同時に押さえ
ながらずらすことによって、固着突片をフレームの掛止
溝に差し込む。そうすると、この嵌合によって舌片バネ
の高さが確定し、その位置において裏板が押さえ止めら
れる。また、この嵌合と同時に逆止爪がフレームに掛か
るために、嵌合状態が安定して保持される。
【0011】フレームに対する引っ掛かりは、舌片バネ
の弾性変形によるために、バネ脚の変形量が少ない。こ
のため、バネ脚を低くすることができ、また、掛止溝が
フレームの内面に設けられていることから、フレームに
ついては、裏板よりも背面に突出する寸法を少なくする
ことができる。また、取り外す場合にも、バネ脚を片側
へ押すことによって平面的に回転力を付与して舌片バネ
に弾性変形を伴わせ、容易に逆止爪を外すことができ
る。逆止爪の両側に斜面が形成されていると、特に外れ
やすい。
の弾性変形によるために、バネ脚の変形量が少ない。こ
のため、バネ脚を低くすることができ、また、掛止溝が
フレームの内面に設けられていることから、フレームに
ついては、裏板よりも背面に突出する寸法を少なくする
ことができる。また、取り外す場合にも、バネ脚を片側
へ押すことによって平面的に回転力を付与して舌片バネ
に弾性変形を伴わせ、容易に逆止爪を外すことができ
る。逆止爪の両側に斜面が形成されていると、特に外れ
やすい。
【0012】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0013】額縁の裏板押止め具Pは、額縁Gの裏板1
を押さえ止める二股のバネ脚3に、胴部5を介して掛止
頭部7を設けたもので、掛止頭部7の一部としての舌片
バネ9の弾性変形によって、フレーム2に対する掛止状
態が得られるために、バネ脚3における弾性変形が少な
くて済むようになっている。
を押さえ止める二股のバネ脚3に、胴部5を介して掛止
頭部7を設けたもので、掛止頭部7の一部としての舌片
バネ9の弾性変形によって、フレーム2に対する掛止状
態が得られるために、バネ脚3における弾性変形が少な
くて済むようになっている。
【0014】フレーム2は、図1および図2に示すよう
に、背面(上面)開放形ないしチャンネル形であって内
側壁6と外側壁8との間が掛止頭部7が入るように上に
開口している。また、その内部に縦横フレーム2,2を
枠組みするL字形の連結板11の挿入部13が設けら
れ、その挿入部13が両側に相対向して突設される掛止
溝13a,13bからなり、その一方の掛止溝13aが
裏板押止め具Pの取付けに兼用されている。挿入部13
は、背面開口よりも少し入った箇所において設けられ、
掛止溝13aの上部片15をL字形に形成し、上部片1
5の先端が内側壁6の上端の内側口縁17とほゞ同じ高
さとなっている。
に、背面(上面)開放形ないしチャンネル形であって内
側壁6と外側壁8との間が掛止頭部7が入るように上に
開口している。また、その内部に縦横フレーム2,2を
枠組みするL字形の連結板11の挿入部13が設けら
れ、その挿入部13が両側に相対向して突設される掛止
溝13a,13bからなり、その一方の掛止溝13aが
裏板押止め具Pの取付けに兼用されている。挿入部13
は、背面開口よりも少し入った箇所において設けられ、
掛止溝13aの上部片15をL字形に形成し、上部片1
5の先端が内側壁6の上端の内側口縁17とほゞ同じ高
さとなっている。
【0015】フレーム2には前面掛止片19が突設され
ている。これは、普通の額縁としては板ガラスが掛かる
ものであるが、図示のように裏板1が直接掛けられる場
合もある。つまり、図示の場合、裏板1に作品が表現さ
れている。このように、本明細書においては、裏板1と
は本来の裏板の他、作品等のように広義に解するものと
する。
ている。これは、普通の額縁としては板ガラスが掛かる
ものであるが、図示のように裏板1が直接掛けられる場
合もある。つまり、図示の場合、裏板1に作品が表現さ
れている。このように、本明細書においては、裏板1と
は本来の裏板の他、作品等のように広義に解するものと
する。
【0016】裏板押止め具Pは、前記のようにバネ脚3
と胴部5と掛止頭部7とからなるもので、バネ脚3が左
右に大きく股開く形状であるが、弾性変形を大きく取る
必要がないために、大きな股開きで低く形成されてい
る。なお、フレーム2と直交方向となる一本脚において
実施することも可能である。また、このバネ脚3の両側
には、後記のように取り外す時の指掛け21,21が凸
において形成されている。
と胴部5と掛止頭部7とからなるもので、バネ脚3が左
右に大きく股開く形状であるが、弾性変形を大きく取る
必要がないために、大きな股開きで低く形成されてい
る。なお、フレーム2と直交方向となる一本脚において
実施することも可能である。また、このバネ脚3の両側
には、後記のように取り外す時の指掛け21,21が凸
において形成されている。
【0017】胴部5は、バネ脚3と掛止頭部7との間に
架設されるように形成される左右一対の差し片5a,5
aからなるもので、両差し片5a,5a間の空間に、掛
止頭部7から舌片バネ9が突設され、舌片バネ9の先端
にフレーム2の内側口縁17に掛かる逆止爪23が形成
されている。
架設されるように形成される左右一対の差し片5a,5
aからなるもので、両差し片5a,5a間の空間に、掛
止頭部7から舌片バネ9が突設され、舌片バネ9の先端
にフレーム2の内側口縁17に掛かる逆止爪23が形成
されている。
【0018】掛止頭部7は、フレーム2の中に差し込ま
れる縦板状であって、その下端部に掛止溝13aに嵌め
込まれる左右一対の固着突片25,25が突設されてい
る。掛止溝13aとこの固着突片25,25との結合に
よってバネ脚3の高さが保持され、一定の高さでバネ脚
3が弾力により裏板1を押さえ止める。
れる縦板状であって、その下端部に掛止溝13aに嵌め
込まれる左右一対の固着突片25,25が突設されてい
る。掛止溝13aとこの固着突片25,25との結合に
よってバネ脚3の高さが保持され、一定の高さでバネ脚
3が弾力により裏板1を押さえ止める。
【0019】裏板押止め具Pを取り付けるときには、図
2に二点鎖線で示すように、掛止頭部7をフレーム2の
中に差し込み、手でバネ脚3と掛止頭部7とを同時に押
さえながら後ろへずらすことによって、固着突片25,
25を掛止溝13aに嵌め込む。そうすると、同時に逆
止爪23がフレーム2の内側口縁17に掛かるために、
固着突片25,25の嵌まる状態が保持される。
2に二点鎖線で示すように、掛止頭部7をフレーム2の
中に差し込み、手でバネ脚3と掛止頭部7とを同時に押
さえながら後ろへずらすことによって、固着突片25,
25を掛止溝13aに嵌め込む。そうすると、同時に逆
止爪23がフレーム2の内側口縁17に掛かるために、
固着突片25,25の嵌まる状態が保持される。
【0020】取付けの操作をこのようにする際には、親
指を掛止頭部7に、人差指をバネ脚3の上にそれぞれ置
くと要領良く操作できる。そして、ずらす力は主に掛止
頭部7に掛けることになるため、その力を加えやすい。
さらに力を加えやすくするために、掛止頭部7の上には
湾曲した指掛け27が形成されている。
指を掛止頭部7に、人差指をバネ脚3の上にそれぞれ置
くと要領良く操作できる。そして、ずらす力は主に掛止
頭部7に掛けることになるため、その力を加えやすい。
さらに力を加えやすくするために、掛止頭部7の上には
湾曲した指掛け27が形成されている。
【0021】裏板押止め具Pを取り外す時には、バネ脚
3の一片を前方へ(図1の矢印Q方向へ)押して逆止爪
23を外すことができる。この場合、外しやすくするた
めに、逆止爪23の両側に斜面29,29が形成されて
いる(図5)。なお、逆止爪23にはその本来の形状と
して逃げ斜面31を有する。
3の一片を前方へ(図1の矢印Q方向へ)押して逆止爪
23を外すことができる。この場合、外しやすくするた
めに、逆止爪23の両側に斜面29,29が形成されて
いる(図5)。なお、逆止爪23にはその本来の形状と
して逃げ斜面31を有する。
【0022】図6ないし図8は、他の実施例を示したも
ので、前記実施例の場合が退かせて掛止する後退型とす
れば、進ませて掛止する前進型であって、従って、フレ
ーム2には、L字形連結板の挿入部13を構成する両掛
止溝13a,13bのうち、外側の掛止溝13bに、裏
板押止め具Pの固着突片25が差し込まれる(図6)。
ので、前記実施例の場合が退かせて掛止する後退型とす
れば、進ませて掛止する前進型であって、従って、フレ
ーム2には、L字形連結板の挿入部13を構成する両掛
止溝13a,13bのうち、外側の掛止溝13bに、裏
板押止め具Pの固着突片25が差し込まれる(図6)。
【0023】フレーム2は、この場合、L字形連結板の
挿入部13を構成する蟻溝のチャンネル形を基本とする
もので、内周側に裏板1を止める前面掛止片19を突設
し、外周側に基本部分を体裁良く覆う化粧壁36が設け
られている。
挿入部13を構成する蟻溝のチャンネル形を基本とする
もので、内周側に裏板1を止める前面掛止片19を突設
し、外周側に基本部分を体裁良く覆う化粧壁36が設け
られている。
【0024】裏板押止め具Pは、二股のバネ脚3と掛止
頭部7との間に、前記実施例とは違って一本様に胴部5
が設けられ(図8)、掛止頭部7には、それぞれ前方へ
向けて固着突片25,25と、舌片バネ9が突設され
る。そして、固着突片25,25が掛止溝13bに嵌ま
ると、舌片バネ9の先端の逆止爪23がフレーム2の本
体部分の外側縁に後退不能に引っ掛かるようになってい
る。また、舌片バネ9の両側には、掛止頭部7から角片
38,38が突設される。40,42は、操作用の指掛
け部である。
頭部7との間に、前記実施例とは違って一本様に胴部5
が設けられ(図8)、掛止頭部7には、それぞれ前方へ
向けて固着突片25,25と、舌片バネ9が突設され
る。そして、固着突片25,25が掛止溝13bに嵌ま
ると、舌片バネ9の先端の逆止爪23がフレーム2の本
体部分の外側縁に後退不能に引っ掛かるようになってい
る。また、舌片バネ9の両側には、掛止頭部7から角片
38,38が突設される。40,42は、操作用の指掛
け部である。
【0025】逆止爪23には、前記実施例におけると同
じく、斜面29,29が形成されているので、取り外す
ときには、バネ脚3の一端を引いて容易に逆止爪23を
外すことができる。
じく、斜面29,29が形成されているので、取り外す
ときには、バネ脚3の一端を引いて容易に逆止爪23を
外すことができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の裏板押
止め具によれば、フレームの内部に掛止溝を設けるため
に、掛止溝がフレームの厚みを小さくする制約にならな
く、また、フレームに対する引っ掛かりが舌片バネの先
端に設けられる逆止爪によることから、バネ脚が低くて
済むために、設計的に必要があれば、フレームの厚み、
つまり、額縁の厚みを少なくすることができる。さら
に、取付けの際にバネ脚の変形量が少なくなり、そのた
め、取付け操作が容易であり、逆に、捩じるように平面
的に回転力を付与するだけで、逆止爪が外れるために、
取外し作業も容易である。しかも、バネ脚に押圧する外
力が加わっても逆止爪が外れないから、安定した取付け
状態が保持される等の優れた効果がある。
止め具によれば、フレームの内部に掛止溝を設けるため
に、掛止溝がフレームの厚みを小さくする制約にならな
く、また、フレームに対する引っ掛かりが舌片バネの先
端に設けられる逆止爪によることから、バネ脚が低くて
済むために、設計的に必要があれば、フレームの厚み、
つまり、額縁の厚みを少なくすることができる。さら
に、取付けの際にバネ脚の変形量が少なくなり、そのた
め、取付け操作が容易であり、逆に、捩じるように平面
的に回転力を付与するだけで、逆止爪が外れるために、
取外し作業も容易である。しかも、バネ脚に押圧する外
力が加わっても逆止爪が外れないから、安定した取付け
状態が保持される等の優れた効果がある。
【図1】裏板押止め具の取付け状態を示す額縁の一部斜
視図である。
視図である。
【図2】同取付け状態を示す額縁の断面図である。
【図3】同裏板押止め具の背面図である。
【図4】同裏板押止め具の平面図である。
【図5】裏板押止め具の底面図である。
【図6】他の実施例による裏板押止め具の取付け状態を
示す額縁の断面図である。
示す額縁の断面図である。
【図7】同裏板押止め具の正面図である。
【図8】同裏板押止め具の平面図である。
G 額縁 P 裏板押止め具 1 裏板 2 フレーム 3 バネ脚 5 胴部 5a 差し片 6 内側壁 7 掛止頭部 8 外側壁 9 舌片バネ 13a,13b 掛止溝 17 内側口縁 23 逆止爪 25 固着突片 29 斜面
Claims (3)
- 【請求項1】 フレームの内側に横向き開口の掛止溝を
設けてある額縁において、裏板を押さえ止めるバネ脚
に、フレームに差し込む掛止頭部を一体に形成し、掛止
頭部には、掛止溝に嵌合する固着突片と、その掛止溝の
開口方向と反対方向へ向く舌片バネとを突設し、舌片バ
ネの先端に、固着突片の嵌込みと同時にそれが外れない
ようフレームに引っ掛かる逆止爪を形成したことを特徴
とする額縁の裏板押止め具。 - 【請求項2】 バネ脚が左右に大きく二股に開く形状で
あることを特徴とする請求項1記載の額縁の裏板押止め
具。 - 【請求項3】 バネ脚と掛止頭部との間に左右一対の差
し片からなる胴部を形成し、両差し片間の空間において
舌片バネを形成し、逆止爪の両側に斜面を形成したこと
を特徴とする請求項1または2記載の額縁の裏板押止め
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3109797A JPH10211071A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | 額縁の裏板押止め具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3109797A JPH10211071A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | 額縁の裏板押止め具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10211071A true JPH10211071A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=12321906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3109797A Pending JPH10211071A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | 額縁の裏板押止め具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10211071A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003011083A1 (en) * | 2001-08-02 | 2003-02-13 | Setaelae Per | A frame |
CN111702893A (zh) * | 2020-07-14 | 2020-09-25 | 东莞市俊鑫五金制品有限公司 | 一种相框背板固定件的装订装置 |
-
1997
- 1997-01-29 JP JP3109797A patent/JPH10211071A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003011083A1 (en) * | 2001-08-02 | 2003-02-13 | Setaelae Per | A frame |
CN111702893A (zh) * | 2020-07-14 | 2020-09-25 | 东莞市俊鑫五金制品有限公司 | 一种相框背板固定件的装订装置 |
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