JP2003325126A - 大根おろしとその葉茎類の鮮度保持食品と他のものを入れた混合健康食品 - Google Patents

大根おろしとその葉茎類の鮮度保持食品と他のものを入れた混合健康食品

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JP2003325126A JP2002177782A JP2002177782A JP2003325126A JP 2003325126 A JP2003325126 A JP 2003325126A JP 2002177782 A JP2002177782 A JP 2002177782A JP 2002177782 A JP2002177782 A JP 2002177782A JP 2003325126 A JP2003325126 A JP 2003325126A
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  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】大根おろしの鮮度を保持したまま保存すると共
に、大根おろしの副産物たる大根葉茎の有効利用、並び
にこれらを使った健康食品を製造する。又、飼料添加物
を製造する。 【解決手段】大根おろしにアスコルビン酸塩類を添加
し、別に大根葉茎を梅干廃液に浸漬したものと混合す
る。これをジルコニウム ハフニウム モナズ石粉入り
プラスチックフィルム袋に入れ、不活性ガスを入れ密封
する。次にこれを凍結乾燥、粉砕して、大根おろし粉末
を得る。別に、同様にして、小魚・肉を調味料と共に凍
結乾燥、粉砕して、小魚・肉粉末を得る。そして大根お
ろし粉末と小魚・肉粉末を混合し、健康食品及び飼料添
加物を得る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】大根おろしもおろし加工したもの
が便利で需要が増大したが鮮度保持が問題となり、大根
中に存在するイソプロピルチアシアネート成分は空気酸
化によって硫化物を次第に増大し悪臭を放ち、食欲を低
下せしめる欠点があったものを改善せしめるに、ジルコ
ニウム ハフニウム モナズ石粉の入ったプラスチック
フィルム袋やこれを塗料インキに混合したものを印刷し
たフィルム袋に脱気し、窒素ガスや炭酸ガスを封入し密
封したものは鮮度保持がより高くなるが、更にアスコル
ビン酸混合物を予め大根類を入れ、梅干液や梅干廃液に
短時間浸漬したものや脱液乾燥したものをフィルム袋に
密封する時は鮮度保持がより長く保持される利点があ
り、これは大根以外の他の畜肉や魚肉や鶏肉にも応用さ
れ、鮮度保持を高める効果があり保存食品として、健康
食品、健康飼料の添加剤にも利用され特に大根おろしで
廃棄されていた不用の大根の葉茎をこの鮮度保持処理に
よって浅漬として乾燥粉として使用されるので、大根お
ろしの生産性の向上が計られる特徴がある。一般に大根
おろしの容器は一人分を要する場合は、残りの大根おろ
しを放置すると酸化して悪臭を発生するのを予防する効
果があり、旅行にも携帯保存性があるので使用が便利で
ある。又、大根おろしを液体ガスで冷却したものを粉砕
すると容易に粉化するので、これを冷凍減圧乾燥した粉
末は長期保存に役立ち、粉末食品の発展に寄与するばか
りでなく植物花の粉末食品開発に役立つものである。切
った大根の酸化防止にも利用されるばかりでなく生肉の
鮮度保持用に役立つ。 【0002】 【従来の技術】大根おろしの多くは、生大根をおろし器
で摺り潰してコロイドにするから最初の生大根と比べて
空気との接触断面積が幾十倍も増大し、その為に空気酸
化が行われ悪臭を発生する。悪臭の要因は大根中に含ま
れるイソプロピルチオシアネートが酸化しやすく、硫化
臭を発生する。そして、消化酵素のタカジアスターゼが
存在するのでより大根の成分の分解が促進される。しか
るにこの酸化を防ぐには酸化防止剤の添加に必要となる
が、現在の多くは味覚の変化がある為余り使用されてい
ない。そして、一旦使用した大根おろしの残り物を放置
するので鮮度が酸化によって低下する欠点があった。こ
れに併用する問題の鮮度保持が容易でなかったものを燻
製に変わる処理法として梅干廃液処理を行う事をした。 【0003】 【本発明が解決しようとする課題】大根おろしの鮮度保
持を長い時間保持するには酸化防ぐ必要があり、その為
にジルコニウム ハフニウム モナズ砿石をポリオレン
フィン系樹脂に混合して乳白色フィルム袋を作り、これ
を鮮度保持用袋として利用し、大根おろしを充填して密
封する事によって鮮度を保持する。充填の時にはアスコ
ルビン酸カルシウムや他のアスコルビン酸塩を添加す
る。必要に応じてヒノキオイル松オイルの様な香料の添
加剤を予め入れると酸化作用は停止する。そして、従来
放棄されていた大根の葉茎の再利用を実施し生産性向上
を計る。 【0004】大根おろしの鮮度保持を行うには酸化防止
をまず行う必要があり、この酸化を防ぐにはアスコルビ
ン酸カルシウムとこれに更にクエン酸カルシウム、リン
ゴ酸カルシウム、酢酸カルシウムを加えたものを入れる
と酸化防止されるが、保存期間は比較的に短いからポリ
オレフィン系樹脂フィルム ジルコニウム ハフニウム
モナズ石粉混合したものをフィルム化するポリエステル
樹脂塗料にジルコニウム ハフニウム(ZrHf)O
モナズ石粉を混合し、デヒドロ酢酸塩やソルビット安息
香酸塩5ニトログアヤコール硅皮酸エステル、メントー
ル、バニリン等を混合した塗料をフィルム表面に塗着印
刷せしめる。その加工したフィルム中に大根おろしを充
填し真空密封するか、窒素炭酸ガスを空気と置換せしめ
たものを密封する。そして生大根細片加工したものを漬
物として作るには梅干廃液に短時間3〜6時間浸漬して
脱水したものを、前記ジルコニウム ハフニウム モナ
ズ石粉のポリオレフィン樹脂フィルム袋中に収容して、
前記同様に密封する。そして、梅干廃液の様に赤色に着
色しない漬液の外、としては、クエン酸3%食塩10%
ベンツアルデヒド又はバニリン0.03%水を以って漬
物液を作るが、クエン酸3%をキトサン乳液やアスコル
ビン酸キトサン3%を添加してもよい結果を得る。そし
て従来廃棄されていた大根の葉茎部をアスコルビン酸混
合物の還元剤と梅干廃液による鮮度保持剤利用によっ
て、長期保存と再生利用の活用によって大根おろしの生
産性の向上を計り、他の野菜や肉類を同様に処理して鮮
度保持を高め、液体ガスの急速冷凍によって粉化してバ
ランス栄養食を作る事によって生産性の向上を計る。
又、鮮度保持処理して使用する梅干廃液漬込み処理に於
ける含塩量の増大制限を漬込み時間の短縮や加熱水によ
る脱塩方法によって塩分を調整する事によって塩分摂取
量を加減する。又、他の野菜や肉類の同一処理によって
鮮度保持した食品やこれを粉化せしめたバランス栄養食
品添加物の生産を実施する。 【0005】 【作用】ジルコニウム ハフニウム酸化物 モナズ石粉
の入ったポリオレフィン系樹脂フィルム袋を使用すると
袋内の大根おろしは還元性の陰イオンを発生し、大根お
ろしが冷却された保冷庫に収容されると大根おろし中の
水分は6分子水の縮合水を形成し、水に添加存在するカ
ルシウムイオンや硅酸イオンの存在によって安定化する
から、酸化は防止され特にアスコルビン酸キトサンやア
スコルビン酸海草は風味を高め、アスコルビン酸の還元
性によって酸化を防ぐ。一般水は6分子水が比較的少な
く4分子構造水が多くなるから酸化されやすいので前記
方法を採用した。生大根の即席漬としてクエン酸2%ア
スコルビン酸1%アスコルビン酸キトサン昆布食塩12
%水液は漬け込み時間が3〜6時間で脱水して袋詰めす
れば鮮度が保持され、これをジルコニウム ハフニウム
酸化物 モナズ石粉の混合粉の入ったポリオレフィン系
樹脂フィルム袋に入れると保存が高くなる。又、生大根
の千切り紐状物を梅干廃液中に1時間浸漬けして日干し
乾燥すると千切り大根の特有の悪臭は予防されるばかり
でなく、悪臭性が消失する。一般に、大根おろしの袋詰
は窒素ガスや炭酸ガスを封入するケースが採用されてい
たが、長くて10日くらいで悪臭ガスが発生し、その多
くはイソプロピルチオシアネートと酵素の作用によって
発生する。特に、イソプロピルチオシアネートが酸化さ
れると水硫化物に変化し硫化物臭を発生している。この
イソプロピルシアネートは、大根中に存在する消化酵素
によって酸化を促進する作用があるから窒素ガスや炭酸
ガスだけの封入による密封だけでは長持ちしない。又、
大根のベッタラ漬けは大根を薄くスライスしたものを昆
布と調味料、香辛料の入った酢酸液に漬け込んだものが
使用されるが、これらにアスコルビン酸昆布やアスコル
ビン酸キトサン液を添加すると大根地肌の黒色化を防ぐ
効果がある。アスコルビン酸カルシウムを作る時にラジ
エーション性の凝灰石粉をアスコルビン酸水に還元しな
がら溶解したものは縮合水を作るから酸化を防ぐ効果が
ある。又、ワサビ大根中にもイソプロピルチオシアネー
トが入っているが、多糖類の存在下では酸化作用が少な
い。特に、テルペングリコシド多糖類やオリゴ糖サポニ
ンの存在下では酸化は遅れる。従って、乾燥ワサビ粉や
西洋大根ワサビ粉を大根おろしコロイド液を添加すると
大根おろしの酸化による硫化臭は改善される。これは大
根おろしのパッケージが一旦開口される時に、一部だけ
使用すると残りのおろしは酸化されやすい欠点を補うも
のである。 【0006】 【本発明の実施例】以下図面に示す如く実施例により本
発明を詳細に説明する。 【図1】は生大根おろしのガス封入したフィルム袋の正
面図を示し、大根おろし(4)と添加剤(5)を常法で
作り、ポリオレフィン樹脂袋(1)の開口(2)より導
入嵌挿して、チャック(2’)で不活性ガス、窒素ガ
ス、炭酸ガスを入れて密封する。このポリオレフィン樹
脂フィルム(1)の表面には網状のジルコニウム ハフ
ニウム モナズ石粉の入った印刷イオンをロールら付け
て圧着して還元性とし、陰イオンを常時輻射せしめて還
元する。この場合の印刷インキの配合例は次の如くであ
る。 【例1】 印刷インキ ポリエステル樹脂又はアルファーアロン樹脂 30g シクロヘキサノン 30g 酢酸エチル 50g アセトン 50g ジルコニウム ハフニウム モナズ石粉又は トルマリン石粉 30g BHD安定剤 1g 耐光剤 0.1g 香料 0.1g この液を混合機に投入して素練りした後、印刷インキ缶
に入れて熟成したものを使用するこのポリエステルは硬
化剤を入れたエポキシ系樹脂である。この還元性プラス
チック樹脂フィルムを作る時は、ジルコニウム ハフニ
ウムモナズ石粉を2000メッシュに粉砕したものをニ
ーダーで加熱しながら素練りして押出成型機でフィルム
を作る。この配合例を示すと次の如くである。 【例2】 ポリエチレン又はポリプロピレン樹脂 又は他のオレフィン系樹脂 100g ジルコニウム ハフニウム モナズ石粉 30g 安定剤 0.1g パラピン 10g テレフタル酸染料又は顔料 0〜5g これを180℃で加熱しながらニーダーで素練りしたも
のを押出機で押出しカットしてペレットを作り、これを
加工熱して押出成型機でフィルム袋に加工する。 【図2】は生大根おろしのガス封入れた複数小袋入りを
入れた正面図を示し、 【図1】で加工したフィルム袋の下部を融着し上面を開
口(2’)としてチャック凹凸(3’)を並列に成型し
て作る。このフィルム袋は 【例2】の配合によるものである。このビニールフィル
ム袋はアルミニウム箔をラミネートしたものを使用する
事もある。このアルミニウムのポリエチレンフィルムラ
ミネート袋はガス封入用に利用され、超短波を輻射した
ものはより還元性が強い。ガス封入は窒素ガス封入加熱
器でガスの封入後密封する。このフィルム袋内部には 【図2】に於いて示す如く、(a)(b)(c)の小袋
があり、カラシと大根おろしと(a)アスコルビン酸ワ
サビの還元剤を導入したものが入っており、嵌挿後密封
される小袋(b)は赤唐ガラシ粉大根おろし還元剤の入
ったものである。(c)はワサビ大根おろし還元剤の入
ったものを密封した小袋を入れたもので、(e)はしょ
う油、調味料、香辛料を大根おろしと混合還元剤を更に
添加したものを入れた小片袋である。この小袋には大根
おろしと他の調味料、香辛料、アミノ酸の入ったものや
マヨネーズと素練りした大根おろしも入っている。この
配合例を示すと次の如くである。 【例3】 ノンクロレラ粉 10g 大根おろし 100g 調味料又はマッチャ粉 0.1g アスコルビン酸キトサン 0.1g ワサビ粉 0.1g 香辛料 0.1g 【例4】 大根おろし 100g 鰹節粉又はイワシ サバブシ粉 8.5g イノシン酸 0.1g アスコルビ酸昆布液 10g 調味料 4g グルコシド多糖類又はステビア酸 1g ワサビ粉 0.1g デヒドロ酸ソーダー 0.1g ノンクロレラ 1g ステビア粉又は羅漢果粒粉 0.1g 【例5】 大根おろし液 100g ノンクロレラ粉 5g 乾燥畜肉粉 30g 調味料 3g 茶粉 3g この生大根は液体窒素ガス中に投入して5〜10分間浸
漬し、急速乾燥して粉砕機に掛けたものを減圧乾燥する
と大根粉体ができる。これをアスコルビン酸キトサン、
ノンクロレラ葉酸クロロフィルを添加して還元したもの
は悪臭性はないので、こりれを乾燥したものは粉末によ
って保存性を高める事ができ、米飯の大根粉混合物のフ
リカケとして調味されたものが使用される。そして、大
根おろし多量生産方式として、液体窒素ガスによる急速
冷凍粉砕が活用される。これは健康食品として有用であ
る。又、この液体窒素による人参 ゴボウ フキ ネギ
玉ねぎ ニンニク ピーマン 西洋ワサビ大根 レン
コン ショウガ シソの葉 シュンギク ホウレン草キ
ャベツの急速冷凍乾燥物を大根と共に併用するとよりビ
タミンの多いバラエティの富んだ野菜粉のフリカケが作
られる。又、酸化の心配も少なく保存性のものが得られ
る。又、小麦粉に乾燥大根粉を混合し、水で素練りし発
酵すると甘味のあるパンやうどんやソバが出来る。これ
は大根に含有するタカジアスターゼ酵素による分解作用
による結果である。 【図3】は西洋大根ワサビをアルミホイルのステッカー
に封入した正面図を示し、西洋大根ワサビを温室で栽培
し、収穫したものをスライスしてネット乾燥網に積載し
て天日乾燥する。更に粉砕機にかけて粉末に作る。この
粉末にノンクロレラ粉や調味料、香辛料を混合して封入
する。その配合例を示すと次の如くである。 【例6】 粉末 西洋大根ワサビ 100g ノンクロレラ粉 9g グリーン茶粉 0.3g 青ノリ粉 0.2g 調味料 0.2g 香辛料 0.3g オリゴ唐粉 少々 この粉末5gに水又は温湯水を10cc添加してよく素
練りして生ワサビの代用品として利用する。この乾燥粉
は長期保存として有用で、窒素ガスを封入すれば5年以
上の保存に耐える特徴がある。この西洋大根ワサビ粉に
ノンクロレラ粉を混合してアスコルビン酸キトサンを加
えた粉末は本ワサビの代用品でもある。 【例7】 西洋大根ワサビ粉 100g 梅干廃液 10cc アスコルビン酸 1cc 【例7】の配合に於いて混合したペーストを乾燥して粉
末としたものは還元性である。これは5年の長期保存に
耐える。梅干廃液の成分は 食塩12% クエン酸3% ベンツアルデヒド0.3% フルフリールアルコール0.1%のほか葉酸 クロロフ
ィルアミノ酸 ビタミンを含有し抗菌性である。大根を細片に加工した
ものを梅干廃液に6〜8時間浸漬して脱水機で脱水した
ものをプラスチックフィルム袋に篏挿したものは、即席
漬物として有用である。 【図4】は梅干液に漬けた生大根細片浅漬袋の正面図を
示し、大根(3a)の梅干廃液に漬けたものを6時間静
置した後、脱水機で過剰梅干廃液を取り去り、プラスチ
ック袋(1a)の開口(2a)から篏挿する。生大根に
は梅干廃液の浸透性が速やかであり、8時間を越えた漬
物は塩分が多く風味が悪くなる。又、大根の細片(3
b)と小魚(チリメンジャコ)(4b)を梅干廃液に3
時間浸漬けしたものを脱水機に掛けプラスチックフィル
ム袋(1b)の開口(2b)から封入したものは即席漬
物として重宝である。 【図5】は大根(3b)と小魚(チリメンジャコ)(4
b)を梅干漬したものを袋に入れた正面図を示し、カズ
ノコや明太子にも応用される。生肉やベーコン サバ
アジ サワラ等の生魚やイカ カニ等のアスコルビン酸
の入った梅干廃液漬は防腐性があり、その乾燥物は悪臭
ガスの発生がないので保存剤として利用される。アジ
サバ イワシの魚などを梅干廃液の浸漬けしたものは魚
臭が消失し、その鰹節は還元性を長く保存する。青首大
根のおろし液に西洋大根ワサビを混合したものにアスコ
ルビン酸梅干廃液を混合したものは変質予防され、アス
コルビン酸の入った梅干廃液に漬け込んだショウガ ニ
ンニクを脱水後液体窒素ガスで急速冷凍し、減圧乾燥し
たものを粉砕したものは酸化ガスが予防される特徴があ
る。特にニンニクの酸化が改良される。 【図6】は大根おろしの加工工程図を示す。この工程に
於いて副生する大根の葉茎は梅干廃液中に浸漬し6時間
後に脱水し、千切りしたものを秤量窒素ガス包装する。
大根おろしペーストを作る大根の葉茎は大根の30%副
生するので、生産性の向上にはこの大根の葉茎の有効利
用が利益向上に大いに役立つものである。この大根の葉
茎にはビタミンBC 葉酸 クロロフィール ミ
ネラル カルシウム マグネシウム ソーダーカリ 鉄マンガン
を含み栄養的価値があり、即席漬物(浅漬)のほか粉末
乾燥したものは健康食品の添加剤として利用される。大
根の葉茎による即席漬物の配合例は次の如くである。 【例8】 大根の葉茎細片粒 100g 梅干廃液 200g アスコルビン酸昆布液又は アスコルビン酸 2g アミノ酸調味料 1g 芳香剤 0.1g 【例8】は大根の葉茎を大根から切り取った後、水洗し
て遠心分離器で脱水したものをスライサーで細片に切断
したものに梅干廃液アスコルビン酸昆布液や調味料、芳
香剤を入れて6時間浸漬け後脱水して秤量包装して出荷
するから、漬物として健康食品添加物として有用であ
る。この生産に於いて、大根の葉茎がなお余る時には資
料添加剤として一般資料に混合して使用する。梅干廃液
はほとんど廃棄され公害物となっていたものの有効利用
でもある。商品価値を高めるには、合成梅干液を次の様
に作って漬物とする事もできる。この合成梅干液は次の
如くである。 【例9】 食塩 5% クエン酸 3% ベンツアルデヒド 0.1% バニリン 0.1% フルフリールアルコール 0.1% 必須アミノ酸粉 1% アスコルビン酸昆布液 0.5% アスコルビン酸キトサン 0.2% 水 85% 【図7】は、魚に含まれるグロブリンの変化を示すもの
で、(A)は未処理のもの、(B)は梅干廃液とアスコ
ルビン酸キトサンとアスコルビン酸昆布を混合したもの
である。グロブリンの量は梅干廃液とアスコルビン酸キ
トサンとアスコルビン酸昆布を混合したものが酸化が少
ないのでグロブリン量も少ない。 【図8】は大根の酸化の特性を示し、大根おろしの中の
イソプロピルチオシアネートの酸化が、梅干廃液アスコ
ルビン酸キトサンとアスコルビン酸昆布を添加したもの
は添加の大根おろし(A)より少ない。アスコルビン酸
にグルタミン酸を加えると甘味性ができ、アスコルビン
酸特有の酸味を調整しイノシン酸や鰹物を入れると調味
料効果が高められ、ショウガ ミョウガ トウガラシ
サンショを入れると風味を高める。又、液体窒素に浸積
した急速冷凍した後真空乾燥した粉末大根おろしアスコ
ルビン酸昆布やアスコルビン酸キトサン、アスコルビン
酸グルタミンエステルを加えて粉末化し、窒素ガスを入
れた物の密封物は酸化防止が高いし長期保存性として2
年間は酸化防止される。そして、オリゴ糖や羅漢果汁や
ステビアを入れたものは、酵素を安定化せしめる。又、
生大根おろしを作るに、生西洋大根ワサビや大根を同様
に液体窒素ガス中に投入して急速冷凍して凍結したもの
を直ちにスタンピングマシンで粉砕したものをシュレッ
ターにかけて微粉末したものを、体温真空乾燥して粉末
化したものにアスコルビン酸混合物粉末を混合し、ある
いはアスコルビン酸混合物梅干廃液を添加したものをジ
ルコニウム ハフニウム モナズ石粉入プラスチックア
ルミラミネートフィルム袋に入れガスを吹き込み密封す
ると長期保存に耐え、使用する時に水又は熱水を少量入
れて素練りしたものは大根おろしや西洋大根ワサビに変
化するので長期保存に適している。イカの場合に燻製の
変わりに梅干液又は梅干廃液にアスコルビン酸キトサン
やアスコルビン酸昆布を入れて溶解した液に生イカを漬
け込み水洗脱水して、加熱殺菌しスライスしたものを袋
詰めする時は、イカの燻製品と新商品が出来る。この梅
干廃液に調味料、香辛料、ステビア羅漢果汁を入れたも
のは風味が得られ、コショウやサンショや唐がらし、ナ
ツメグを入れるとより高い風味が得られる。リンゴや果
実の長期鮮度保持に有用であるから産業上有用な発明で
ある。 【0007】 【本発明の効果】この発明の特徴は青首大根を栽培した
ものから有効的生産と合理化を行う為には、大根と葉茎
とは共に付加価値の高いものに加工する必要があり、特
に従来大根のみを利用した場合にうず高く存在する葉茎
はややもすると公害となり兼ねないから廃物の葉茎を有
効利用する事によって生産性の合理化が30%も向上す
る事が判った。鮮度保持として梅干廃液が有効であり1
0〜12%も含む食塩は加熱濃縮によって脱塩が可能で
あり、この加熱に於いて生ずる食塩の結晶は瀘別で分離
が容易となり、水で薄めれば塩分濃度が自由に調整され
る。この大根おろしペーストを直接包装すると含有イソ
プロピルチオシアネートは酸化して硫化物を遊離して硫
化臭を放つから、還元剤としてアスコルビン酸の添加や
梅干廃液の添加が安定した還元状態を作る。そして、乾
燥粉末に液体ガスで急冷して冷凍乾燥して作った大根粉
や西洋大根ワサビ粉は極めて酸化を予防し、健康食品の
添加剤として広い範囲で利用され、又大根の葉茎の粉末
化は動物飼料添加剤として豊富なビタミン、ミネラル、
葉酸クロロフィル、アミノ酸を保持し、これにノンクロ
レラやクロレラを混合する事によって免疫性を高める食
品と飼料が出来る。又、マヨネーズや調味料、香辛料の
組合せによって食品フリカケ剤が作られ、生肉や小魚や
イカ、カニ肉と梅干廃液を組合せると鮮度が大根同様に
保持され、分解グロブリンの発生量が少なくなる。大根
おろしの袋詰めとして脱酸素包装を行っても全部は使う
事はないから、その残りの大根おろしは硫化臭を呈して
風味を損なうので、アスコルビン酸や梅干廃液や合成梅
干廃液に浸漬する事によって還元性を保ち悪臭を発生し
ない。アスコルビン酸も水中では不安定で還元時間に制
限があるのでアスコルビン酸キトサンやアスコルビン酸
昆布液に加工したものやアスコルビン酸海苔やアスコル
ビン酸カルシウム マグネシウムにしたものを還元剤と
して、ジルコニウム ハフニウム モナズ石粉の入った
フィルム袋に収容しガスを封入すると安定化する。
【図面の簡単な説明】 【図1】 生大根おろしのガス封入したフィルム袋の
正面図 【図2】 生大根おろしのガス封入した複数小袋入り
を入れた正面図 【図3】 西洋大根ワサビをアルミホイルのステッカ
ーに封入した正面図 【図4】 梅干液に浸漬脱液した生大根細片浅漬袋の
正面図 【図5】 梅干液漬脱液した大根や小魚の入った袋の
正面図 【図6】 大根おろしの加工工程図 【図7】 魚の鮮度保持の特性 【図8】 大根の酸化の特性
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65B 31/02 B65B 31/02 A Fターム(参考) 2B150 AB01 BD06 BE01 BE04 CA10 CD02 CD19 CE16 CE18 CE25 DD44 3E053 AA06 BA03 DA03 DA04 FA05 JA10 4B016 LC06 LC07 LE02 LG08 LK04 LK16 LP01 LP08 LP10 LP11 4B018 LE03 MD25 MD53 MD70 MD74 ME14 MF05 MF06 MF07

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 青首大根を採集して葉茎と大根と区分けして切断し、洗
    浄したものをおろし器でおろしペーストに加工したもの
    にアスコルビン酸昆布、海苔やアスコルビンキチンキト
    サンやアスコルビン酸カルシウム、マグネシウムの還元
    剤と梅干液や梅干廃液で大根葉茎を短時間処理して浅漬
    けしたものをジルコニウム ハフニウムモナズ石粉入っ
    たプラスチックフィルム袋やプラスチックフィルム表面
    に印刷したフィルム袋に、大根おろしや大根葉茎物を入
    れ減圧して袋内を窒素ガスや炭酸ガスを導入して封入し
    た大根おろしやその葉茎の漬物や大根を他の小魚や生
    肉、そして、調味料や香辛料を入れて冷凍粉砕乾燥した
    粉末を健康食品や飼料添加物に加工した粉末食品
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005278404A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Kishu Hosokawa:Kk 梅エキスを含有するペット用飼料
JP2009118818A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Q P Corp 大根おろし加工品
JP2009132439A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Maruhachi:Kk 食品の包装方法
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