JP2003324926A - 電機子、及び該電機子を備えたdcモータ - Google Patents

電機子、及び該電機子を備えたdcモータ

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JP2003324926A
JP2003324926A JP2002128443A JP2002128443A JP2003324926A JP 2003324926 A JP2003324926 A JP 2003324926A JP 2002128443 A JP2002128443 A JP 2002128443A JP 2002128443 A JP2002128443 A JP 2002128443A JP 2003324926 A JP2003324926 A JP 2003324926A
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magnetic pole
coil
motor
pole arm
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Kosaku Shinoda
耕作 信田
Jun Shimazaki
準 島▲崎▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルを重ね巻した電機子を備えたDCモー
タの発熱量を低減させる。 【解決手段】 N極マグネット1及びS極マグネット2
の内側には、DCモータ10の回転軸となる軸4が中心
に配設されている電機子3が配置されている。電機子3
は、7スロットの電機子鉄心31を有しており、7本の
磁極腕部32と磁極腕部32の先端に形成された7個の
磁極端部33とを有している。各磁極端部33は、N極
マグネット1及びS極マグネット2の内周面と所定の空
隙11をもって対面するように形成されている。電機子
鉄心31は、磁極腕部32a〜32gが、電機子3の回
転軸と直交方向の直交線に対して各磁極端部33の配列
方向に一定の角度Aで傾斜した形状を成している。そし
て、磁極腕部32a〜32gには、コイル51〜コイル
57が重ね巻されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、DCモータの電
機子(ロータ)、及び該電機子を備えたDCモータに関
する。
【0002】
【従来の技術】まず、従来の一般的なDCモータの電機
子について説明する。図7は、従来のDCモータの概略
構成を示した要部平面図である。
【0003】DCモータ10は、バックヨーク21とケ
ース22の中に図示の如く、N極マグネット1とS極マ
グネット2が配置されている。N極マグネット1及びS
極マグネット2は、瓦形状のフェライト磁石で形成され
ている。N極マグネット1及びS極マグネット2の内側
には、DCモータ10の回転軸となる軸4が中心に配設
されている電機子3が配置されている。電機子3は、7
スロットの電機子鉄心31を有しており、7本の磁極腕
部32と磁極腕部32の先端に形成された7個の磁極端
部33とを有している。磁極腕部32は、図示の如く電
機子鉄心31の中心から電機子3の回転軸と直交方向に
略放射状に等間隔に形成されている。磁極端部33は、
N極マグネット1及びS極マグネット2の内周面と所定
の空隙11をもって対面するように形成されている。
【0004】また、電機子3の磁極腕部32(磁極腕部
32a〜32g)には、図示の如くコイル51〜コイル
57が重ね巻されている。コイル51〜コイル57は、
両端が軸4に配置している図示していない整流子にそれ
ぞれ個々に接続されており、軸4に摺接した状態で配置
される図示していないブラシから整流子を介して、電機
子3の回転位置に応じてコイル51〜コイル57に電流
が流れ、それによって、電機子3が回転する。そして、
コイル51〜コイル57に電流が流れると、コイルの抵
抗値に比例した熱が発生する。つまり、流れる電流が一
定とすると、コイルの抵抗値が大きいほどコイルの発熱
量が増加し、DCモータ10の温度が上昇することにな
る。
【0005】重ね巻されているコイル51〜コイル57
は、以下のような手順で巻かれている。まず、コイル5
1を磁極腕部32aの基端部から磁極腕部32dの基端
部にかけて磁極腕部32a、32b、32cをまたい
で、所定の巻き数だけ巻いた後、次に、コイル52を磁
極腕部32bの中間近傍から磁極腕部32dの基端部に
かけて磁極腕部32b、32c、32dをまたいで、所
定の巻き数だけ図示の如くコイル51に重なるように巻
く。つづいて、コイル53を磁極腕部32cの磁極端部
33近傍から磁極腕部32eの基端部にかけて磁極腕部
32c、32d、32eをまたいで、所定の巻き数だけ
図示の如くコイル52に重なるように巻く。このように
して、コイル51〜コイル57を磁極腕部32の基端側
から順番に積み重なるように巻いていく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コイルを重
ね巻した電機子3を備えたDCモータ10は、1つの磁
極腕部32にのみ巻いていく集中巻きと比較して、コイ
ル51〜57の巻き数を少なくすることができ、コイル
インダクタンスを小さくすることができるので、ブラシ
に発生する火花を小さくすることができるというメリッ
トがある。また、トルクの脈動を小さくすることがで
き、DCモータ10の回転特性が向上するというメリッ
トもある。
【0007】しかし、その反面、コイル51〜57の巻
厚みが大きくなるため、コイル抵抗値が大きくなって電
機子3の発熱量が多くなってしまうという問題がある。
そのため、長時間高速に回転させると、その発熱によっ
てDCモータ10が過熱状態となってしまう虞があっ
た。
【0008】本願発明は、このような状況に鑑み成され
たものであり、その課題は、コイルを重ね巻した電機子
を備えたDCモータの発熱量を低減させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、電機子本体と、該電
機子本体の中心から同一円周上に等間隔に少なくとも3
つ以上配置された磁極端部と、各磁極端部と前記電機子
本体とを個々に連結する磁極腕部とで構成されている電
機子鉄心、及び該電機子鉄心に巻かれたコイルを備えた
電機子であって、前記磁極腕部は、前記電機子の回転軸
と直交方向の直交線に対して前記磁極端部の配列方向に
傾斜した形状を成しており、前記コイルは、少なくとも
2つ以上の隣接した前記磁極腕部にまたがって巻かれ、
かつ前記磁極腕部の傾斜方向にシフトしながら所定の巻
き数ずつ前記磁極腕部の基端側から重ね巻されている、
ことを特徴とした電機子である。
【0010】電機子鉄心にコイルを重ね巻する際に最初
と最後に巻くコイルは、電機子鉄心の同心円と略平行な
巻方向であるのに対して、それ以外の巻線は、電機子鉄
心の同心円に対して斜めに巻かれることになる。そのた
め、電機子鉄心の磁極腕部が電機子の回転軸と直交方向
の直交線に対して磁極端部の配列方向に傾斜した形状を
成しており、コイルを重ね巻する際に、その傾斜方向に
シフトしながら巻いていくことによって、斜めに巻かれ
るコイルの巻方向は、傾斜した磁極腕部と略直交する巻
方向となる。したがって、磁極腕部間を最短距離でまた
いだ状態で巻くことができるので、磁極腕部に対して斜
めに交差した巻方向でコイルが巻かれていた従来の電機
子と比較して、コイル長が短くなり、同じ巻き数に対す
るコイル長を短くすることができる。そして、同じ巻き
数に対するコイル長が短くなることによってコイルの抵
抗値が小さくなるので、同じ電流量に対する電機子の発
熱量を少なくすることができる。
【0011】これにより、本願請求項1に記載の発明に
係る電機子によれば、電機子の発熱量を少なくすること
ができるので、コイルを重ね巻した電機子を備えたDC
モータの発熱量を低減させることができるという作用効
果が得られる。
【0012】本願請求項2に記載の発明は、請求項1に
おいて、前記磁極腕部は、前記電機子の回転軸と直交方
向の直交線に対して前記磁極端部の配列方向に一定の角
度で傾斜した形状を成している、ことを特徴とした電機
子である。
【0013】本願請求項2に記載の発明に係る電機子に
よれば、本願請求項1に記載の発明による作用効果に加
えて、各磁極腕部の長さを同じにすることができ、かつ
前述した斜めに巻かれるコイルのコイル長を略均等に短
くすることができるので、電機子の重量バランスを最も
均等に構成することができ、安定したDCモータの回転
性能が得やすくなるという作用効果が得られる。
【0014】本願請求項3に記載の発明は、請求項1又
は2において、前記コイルの巻幅は、前記磁極腕部の長
さを前記コイルがまたがる前記磁極腕部の数で略等分し
た幅となっている、ことを特徴とした電機子である。
【0015】1つの磁極腕部に巻かれるコイルの数は、
1つのコイルがまたがる磁極腕部の数となるので、コイ
ルの巻幅を磁極腕部の長さをコイルがまたがる磁極腕部
の数で略等分した幅とすることによって、1つの磁極腕
部に巻かれる複数のコイルの巻幅を均等にすることがで
きる。
【0016】これにより、本願請求項3に記載の発明に
係る電機子によれば、本願請求項1又は2に記載の発明
による作用効果に加えて、1つの磁極腕部に巻かれる複
数のコイルの巻幅を均等にすることができるので、無駄
なくきれいに重ね巻することができるという作用効果が
得られる。
【0017】本願請求項4に記載の発明は、請求項1〜
3のいずれか1項において、前記電機子鉄心は、7つの
前記磁極端部を有し、前記コイルは、隣接する3つの前
記磁極腕部にまたがって巻かれている、ことを特徴とし
た電機子である。
【0018】本願請求項4に記載の発明に係る電機子に
よれば、このようにコイル数が多い多スロットのDCモ
ータにおいて、特に本願請求項1〜3のいずれか1項に
記載の発明による作用効果を効果的に得ることができ
る。
【0019】本願請求項5に記載の発明は、請求項1〜
4のいずれか1項において、インナーロータ型の電機子
回転型DCモータの電機子である、ことを特徴とした電
機子である。
【0020】本願請求項5に記載の発明に係る電機子に
よれば、インナーロータ型の電機子回転型DCモータに
おいて、前述した本願請求項1〜4のいずれか1項に記
載の発明による作用効果を得ることができる。
【0021】本願請求項6に記載の発明は、請求項1〜
4のいずれか1項において、インナーロータ型の磁石回
転型DCモータの電機子である、ことを特徴とした電機
子である。
【0022】本願請求項6に記載の発明に係る電機子に
よれば、インナーロータ型の磁石回転型DCモータにお
いて、前述した本願請求項1〜4のいずれか1項に記載
の発明による作用効果を得ることができる。
【0023】本願請求項7に記載の発明は、請求項1〜
4のいずれか1項において、アウターロータ型の磁石回
転型DCモータの電機子である、ことを特徴とした電機
子である。
【0024】本願請求項7に記載の発明に係る電機子に
よれば、アウターロータ型の磁石回転型DCモータにお
いて、前述した本願請求項1〜4のいずれか1項に記載
の発明による作用効果を得ることができる。
【0025】本願請求項8に記載の発明は、請求項1〜
7のいずれか1項に記載の電機子を備えたDCモータで
ある。
【0026】本願請求項8に記載の発明に係るDCモー
タによれば、DCモータにおいて、前述した本願請求項
1〜7のいずれか1項に記載の発明による作用効果を得
ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0028】図1は、本願発明に係るインナーロータ型
の電機子回転型DCモータの概略構成を示した要部平面
図であり、図2は、本願発明に係るインナーロータ型の
電機子回転型DCモータの電機子の要部平面図である。
【0029】当該実施の形態におけるDCモータ10
は、インナーロータ型の電機子回転型DCモータであ
り、バックヨーク21とケース22の中に図示の如く、
N極マグネット1とS極マグネット2が配置されてい
る。N極マグネット1及びS極マグネット2は、瓦形状
のフェライト磁石で形成されている。N極マグネット1
及びS極マグネット2の内側には、DCモータ10の回
転軸となる軸4を中心とした位置に電機子3が配置され
ている。当該実施の形態において電機子3は、7スロッ
トの電機子鉄心31を有しており、7本の磁極腕部32
と各磁極腕部32の先端に形成された7個の磁極端部3
3とを有している。各磁極端部33は、N極マグネット
1及びS極マグネット2の内周面と所定の空隙11をも
って対面するように形成されている。電機子鉄心31
は、磁極腕部32a〜32gが、電機子3の回転軸と直
交方向の直交線に対して各磁極端部33の配列方向に一
定の角度Aで傾斜した形状を成している。そして、磁極
腕部32a〜32gには、コイル51〜コイル57が重
ね巻されている。
【0030】コイル51〜コイル57は、以下のような
手順で巻かれている。まず、コイル51を磁極腕部32
aの基端部から磁極腕部32dの基端部にかけて磁極腕
部32a、32b、32cをまたいで、所定の巻き数だ
け巻いた後、次に、コイル52を磁極腕部32bの中間
近傍から磁極腕部32dの基端部にかけて磁極腕部32
b、32c、32dをまたいで、所定の巻き数だけ図示
の如くコイル51に重なるように巻く。磁極腕部32b
の中間近傍と磁極腕部32dの基端部とは、従来の電機
子鉄心31(図3)と比較して、各磁極腕部の角度Aの
傾斜によって相対的に近づくことになるので、コイル5
2のコイル長は、従来の電機子鉄心31に同じ巻き数だ
け巻いた場合と比較して短くなる。
【0031】つづいて、コイル53を磁極腕部32cの
磁極端部33c近傍から磁極腕部32eの基端部にかけ
て磁極腕部32c、32d、32eをまたいで、所定の
巻き数だけ図示の如くコイル52に重なるように巻く。
磁極腕部32cの磁極端部33c近傍と磁極腕部32e
の基端部とは、従来の電機子鉄心31(図3)と比較し
て、各磁極腕部の角度Aの傾斜によって相対的に近づく
ことになるので、コイル53のコイル長は、従来の電機
子鉄心31に同じ巻き数だけ巻いた場合と比較して短く
なる。そして、コイル53〜コイル56も同様に重ねて
巻いていき、最後にコイル57を磁極腕部32gの磁極
端部33g近傍から磁極腕部32bの磁極端部33b近
傍にかけて磁極腕部32g、32a、32bをまたい
で、所定の巻き数だけ図示の如くコイル56とコイル5
2に重なるように巻く。尚、各コイルの巻幅は、各磁極
腕部の長さをコイルがまたがる磁極腕部の数で略等分し
た幅、つまり3等分した幅となっている。これによっ
て、1つの磁極腕部に巻かれる複数のコイルの巻幅を均
等にすることができるので、効率的かつ均等に各コイル
を重ね巻することができる。
【0032】このようにして、磁極腕部32a〜32g
には、コイル51〜コイル57が隣接する3つの磁極腕
部32にまたがって、かつ磁極腕部32a〜32gの傾
斜方向にシフトしながら所定の巻き数ずつ磁極腕部32
a〜32gの基端側から重ね巻されている。そして、本
願発明に係る電機子3は、磁極腕部32a〜32gが、
電機子3の回転軸と直交方向の直交線に対して各磁極端
部33の配列方向に一定の角度Aで傾斜した形状を成し
ていることによって、電機子鉄心31に重ね巻されたコ
イル51〜コイル57の中で、斜めに巻かれるコイル5
2〜コイル56のコイル長を、従来の電機子鉄心31
(図3)に重ね巻した場合と比較して、同じ巻き数で短
くすることができる。したがって、同サイズで同スロッ
ト数の従来の電機子3と比較して、コイル52〜コイル
56の抵抗値が小さくなり、電機子3の発熱量を低減さ
せることができるので、DCモータ10の発熱量を低減
させることができる。
【0033】また、磁極腕部32a〜32gが、電機子
3の回転軸と直交方向の直交線に対して各磁極端部33
の配列方向に一定の角度Aで傾斜した形状を成している
ことによって、磁極腕部32a〜32gの長さを同じに
することができ、かつ前述した斜めに巻かれるコイル5
2〜コイル56のコイル長を略均等に短くすることがで
きるので、電機子3の重量バランスを最も均等に構成す
ることができ、安定したDCモータ10の回転性能が得
やすくなる。
【0034】他の実施の形態としては、DCモータ10
をインナーロータ型の磁石回転型DCモータとした電機
子3が挙げられる。図3は、本願発明に係るインナーロ
ータ型の磁石回転型DCモータの概略構成を示した要部
平面図であり、図4は、本願発明に係るインナーロータ
型の磁石回転型DCモータの電機子3の要部平面図であ
る。
【0035】当該実施の形態におけるDCモータ10
は、インナーロータ型の磁石回転型DCモータである。
軸4にスペーサー6を介して取り付けられているバック
ヨーク21と、その外周面に配設されたN極マグネット
1とS極マグネット2とが一体になって回転する構成を
成している。N極マグネット1及びS極マグネット2の
外側には、回転しない固定の電機子3が配置されてい
る。当該実施の形態において電機子3は、9スロットの
電機子鉄心31を有しており、9本の磁極腕部32と磁
極腕部32の先端に形成された9個の磁極端部33とを
有している。各磁極端部33は、N極マグネット1及び
S極マグネット2の外周面と所定の空隙11をもって対
面するように形成されている。電機子鉄心31は、磁極
腕部32a〜32jが、電機子3の回転軸と直交方向の
直交線に対して各磁極端部33の配列方向に一定の角度
Aで傾斜した形状を成している。そして、磁極腕部32
a〜32jには、コイル51〜コイル59が3つの磁極
腕部32をまたいで、上記一実施の形態と同様の手順で
重ね巻されている。
【0036】このように、固定された電機子3の内側を
磁石が回転するインナーロータ型の磁石回転型DCモー
タにおいても本願発明の実施は可能であり、DCモータ
10の発熱量を低減させることができる。
【0037】さらに、他の実施の形態としては、DCモ
ータ10をアウターロータ型の磁石回転型DCモータと
した電機子3が挙げられる。図5は、本願発明に係るア
ウターロータ型の磁石回転型DCモータの概略構成を示
した要部平面図であり、図6は、本願発明に係るアウタ
ーロータ型の磁石回転型DCモータの電機子3の要部平
面図である。
【0038】当該実施の形態におけるDCモータ10
は、アウターロータ型の磁石回転型DCモータである。
DCモータ10は、軸4に取り付けられた固定の電機子
3の外周面に配設されたN極マグネット1、S極マグネ
ット2、及びバックヨーク21とが一体になって回転す
る構成を成している。当該実施の形態において電機子3
は、9スロットの電機子鉄心31を有しており、9本の
磁極腕部32と磁極腕部32の先端に形成された9個の
磁極端部33とを有している。各磁極端部33は、N極
マグネット1及びS極マグネット2の内周面と所定の空
隙11をもって対面するように形成されている。電機子
鉄心31は、磁極腕部32a〜32jが、電機子3の回
転軸と直交方向の直交線に対して各磁極端部33の配列
方向に一定の角度Aで傾斜した形状を成している。そし
て、磁極腕部32a〜32jには、コイル51〜コイル
59が4つの磁極腕部32をまたいで、上記一実施の形
態と同様の手順で重ね巻されている。
【0039】このように、固定された電機子3の外側を
磁石が回転するアウターロータ型の磁石回転型DCモー
タにおいても本願発明の実施は可能であり、DCモータ
10の発熱量を低減させることができる。
【0040】尚、本願発明は上記実施例に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種
々の変形が可能であり、それらも本願発明の範囲内に含
まれるものであることは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】本願発明によれば、コイルを重ね巻した
電機子を備えたDCモータの発熱量を低減させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るインナーロータ型の電機子回転
型DCモータの概略構成を示した要部平面図である。
【図2】本願発明に係るインナーロータ型の電機子回転
型DCモータの電機子の要部平面図である。
【図3】本願発明に係るインナーロータ型の磁石回転型
DCモータの概略構成を示した要部平面図である。
【図4】本願発明に係るインナーロータ型の磁石回転型
DCモータの電機子の要部平面図である。
【図5】本願発明に係るアウターロータ型の磁石回転型
DCモータの概略構成を示した要部平面図である。
【図6】本願発明に係るアウターロータ型の磁石回転型
DCモータの電機子の要部平面図である。
【図7】従来のDCモータの概略構成を示した要部平面
図である。
【符号の説明】
1 N極マグネット 2 S極マグネット 3 電機子 4 軸 10 DCモータ 21 バックヨーク 22 ケース 31 電機子鉄心 32 磁極腕部 33 磁極端部 51〜57 コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H002 AA09 AB07 AC02 AE06 AE07 5H623 AA01 BB04 BB07 GG13 GG18 GG22 GG23 HH02 HH10 LL09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子本体と、該電機子本体の中心から
    同一円周上に等間隔に少なくとも3つ以上配置された磁
    極端部と、各磁極端部と前記電機子本体とを個々に連結
    する磁極腕部とで構成されている電機子鉄心、及び該電
    機子鉄心に巻かれたコイルを備えた電機子であって、 前記磁極腕部は、前記電機子の回転軸と直交方向の直交
    線に対して前記磁極端部の配列方向に傾斜した形状を成
    しており、前記コイルは、少なくとも2つ以上の隣接し
    た前記磁極腕部にまたがって巻かれ、かつ前記磁極腕部
    の傾斜方向にシフトしながら所定の巻き数ずつ前記磁極
    腕部の基端側から重ね巻されている、ことを特徴とした
    電機子。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記磁極腕部は、前
    記電機子の回転軸と直交方向の直交線に対して前記磁極
    端部の配列方向に一定の角度で傾斜した形状を成してい
    る、ことを特徴とした電機子。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記コイルの
    巻幅は、前記磁極腕部の長さを前記コイルがまたがる前
    記磁極腕部の数で略等分した幅となっている、ことを特
    徴とした電機子。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記電機子鉄心は、7つの前記磁極端部を有し、前記コ
    イルは、隣接する3つの前記磁極腕部にまたがって巻か
    れている、ことを特徴とした電機子。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において、
    インナーロータ型の電機子回転型DCモータの電機子で
    ある、ことを特徴とした電機子。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか1項において、
    インナーロータ型の磁石回転型DCモータの電機子であ
    る、ことを特徴とした電機子。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4のいずれか1項において、
    アウターロータ型の磁石回転型DCモータの電機子であ
    る、ことを特徴とした電機子。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電
    機子を備えたDCモータ。
JP2002128443A 2002-04-30 2002-04-30 電機子、及び該電機子を備えたdcモータ Pending JP2003324926A (ja)

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