JP2003324253A - プリント配線板およびその製造方法 - Google Patents

プリント配線板およびその製造方法

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JP2003324253A JP2002127900A JP2002127900A JP2003324253A JP 2003324253 A JP2003324253 A JP 2003324253A JP 2002127900 A JP2002127900 A JP 2002127900A JP 2002127900 A JP2002127900 A JP 2002127900A JP 2003324253 A JP2003324253 A JP 2003324253A
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partition
conductor
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insulating
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Takamitsu Urano
隆光 浦野
Hiroshige Takashima
弘茂 高島
Hidekazu Mizushima
英一 水嶋
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Elna Co Ltd
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Elna Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】個々のプリント配線板の切断端面から毛羽が立
つのを効果的に抑制して電子部品をはんだ付けする際の
はんだ付け不良を効果的に防止することができるプリン
ト配線板およびその製造方法の提供。 【解決手段】絶縁基板12の少なくともいずれか一方の
面に電解銅箔17を積層させてなる銅張積層板11に各
別に区画形成された導体パターン部24の少なくとも1
区画分を具備させた略方形を呈する各導体区画部23を
その区画境界縁25に沿わせて各別に切り出す際、導体
区画部23のそれぞれを絶縁基板12を構成する絶縁繊
維材14の繊維方向とは直交しない交差方向に区画境界
縁25が位置する配置関係のもとで各別に切り出すこと
により、個々のプリント配線板21を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個々のプリント配
線板の周端面から絶縁繊維材の一部が毛羽立つのを効果
的に抑制することができるプリント配線板およびその製
造方法に関する技術である。
【0002】
【従来の技術】通常、銅張積層板は、絶縁基板の少なく
ともいずれか一方の面に電解銅箔を積層させて形成され
ており、この場合における絶縁基板としては、フェノー
ル樹脂板やエポキシ樹脂板と紙の積層板、ガラス繊維入
りエポキシ樹脂板、ポリイミド系樹脂板などが広く用い
られている。
【0003】図3は、ガラス繊維入りエポキシ樹脂板な
どのような適宜の絶縁繊維材を用いて形成した絶縁基板
の概略構成例を示す平面図であり、略方形を呈する絶縁
基板2は、例えば図中にXとして示される左右方向をそ
の繊維方向としたガラス繊維と、図中にYとして示され
る上下方向をその繊維方向としたガラス繊維とで織成さ
れた絶縁繊維材3にエポキシ樹脂を含浸させて形成され
ている。
【0004】また、このような絶縁基板2を用いて形成
される銅張積層板4は、図3に左右方向の区画境界線8
aと上下方向の区画境界線8bとして示される仮想線8
を碁盤の目のように直交させることにより、略方形を呈
する適宜サイズの導体区画部5が個別に確保され、それ
ぞれの導体区画部5内には、図4に示すように所望に応
じた形状を呈する導体パターン部6が各別に形成される
ことになる。
【0005】このような導体パターン部6を有する各導
体区画部5は、仮想線8として示される区画境界縁7に
沿わせて切断することにより、図5に示す個々のプリン
ト配線板1として切り出されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合にお
ける各導体区画部5は、絶縁基板2を構成する絶縁繊維
材3の繊維方向と直交する方向に区画境界縁7を位置さ
せて面取りされているので、図5に示すように切り出さ
れた後の個々のプリント配線板1の切断端面1aから絶
縁繊維材の切断端からなる毛羽9が立ち、この毛羽9が
離脱してクズを発生させてしまう結果、これらのクズが
プリント回路を形成すべく電子部品をはんだ付けする際
のはんだ付け不良を引き起こす大きな要因となる不都合
があった。
【0007】本発明は、従来技術にみられた上記課題に
鑑み、個々のプリント配線板の切断端面に毛羽が立つの
を効果的に抑制することにより、電子部品をはんだ付け
する際のはんだ付け不良を効果的に防止することができ
るプリント配線板およびその製造方法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成すべくなされたものであり、そのうちの第1の発明
(プリント配線板)は、絶縁基板の少なくともいずれか
一方の面に電解銅箔を積層させてなる銅張積層板に各別
に区画形成された導体パターン部の少なくとも1区画分
を具備させた略方形を呈する各導体区画部をその区画境
界縁に沿わせて各別に切り出してなるプリント配線板に
おいて、前記導体区画部のそれぞれは、前記絶縁基板を
構成する絶縁繊維材の繊維方向とは直交しない交差方向
に前記区画境界縁が位置する配置関係で各別に切り出し
たことに構成上の特徴がある。
【0009】また、第2の発明(プリント配線板の製造
方法)は、絶縁基板の少なくともいずれか一方の面に電
解銅箔を積層させた銅張積層板に導体パターン部を各別
に区画形成し、少なくともその1区画分を具備する略方
形を呈する導体区画部をその区画境界縁に沿わせて各別
に切り出してプリント配線板を形成するプリント配線板
の製造方法において、前記導体区画部のそれぞれは、前
記絶縁基板を構成する絶縁繊維材の繊維方向とは直交し
ない交差方向に前記区画境界縁が位置するように面取り
し、それぞれの区画境界縁に沿わせて切り出して個別形
成することに構成上の特徴がある。
【0010】これら第1の発明と第2の発明のいずれに
おいても、前記導体区画部のそれぞれは、前記絶縁繊維
材の繊維方向とその内角が略45度の角度にて交差する
ように前記区画境界縁を位置させて各別に切り出すのが
好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明において個々の導
体区画部をプリント配線板として切り出す前の面取り状
態の一例を示す平面図であり、図2は、切り出された後
のプリント配線板をその一部を省略して示す拡大平面図
である。
【0012】これらの図によれば、略方形を呈する絶縁
基板12の少なくともいずれか一方の面に、図示例では
その上表面13に電解銅箔17を積層させて形成される
銅張積層板11には、複数の導体パターン部24が各別
に区画形成されている。
【0013】この場合、絶縁基板11は、例えば図3に
示す絶縁基板1と同様に左右方向Xがその繊維方向(図
2の左下がり実線方向)であるガラス繊維15と、上下
方向Yがその繊維方向(図2の右下がり実線方向)であ
るガラス繊維16とで織成されたガラス織布からなる絶
縁繊維材14にエポキシ樹脂を塗布含浸させたプリプレ
グとして形成されている。
【0014】また、銅張積層板11には、図1中に右下
がりの区画境界線32と左下がりの区画境界線33とし
て示される仮想線31により適宜サイズの略方形を呈す
る区画境界縁25を形成して囲繞される導体区画部23
として個別に確保され、これら導体区画部23内のそれ
ぞれに所望に応じた面形状を呈する導体パターン部24
が各別に形成されることになる。
【0015】この場合、銅張積層板11に各導体区画部
23を図1に示すように角度を付与した状態に配置して
面取りされる結果、区画境界縁25は、そのいずれの部
位においても絶縁繊維材14の繊維方向とは交差する位
置関係をとることになる。
【0016】図2は、図1に示す導体区画部23を時計
方向に45度回転させた際の区画境界縁25と絶縁繊維
材14の繊維方向との好ましい位置関係を例示したもの
である。この図によれば、区画境界縁25は、そのいず
れの部位においても左下がり実線方向をその繊維方向と
するガラス繊維15に対する内角α1と、右下がり実線
方向をその繊維方向とするガラス繊維16に対する内角
α2とが共に45度となって交差する位置関係をとるこ
とになる。
【0017】このような配置関係のもとで銅張積層板1
1に区画形成された個々の導体区画部23は、その区画
境界縁25に沿って、つまりガラス繊維15,16に対
し鋭角方向から切断刃を押し当てながら個別に切り出す
ことにより、個々のプリント配線板21が形成されるこ
とになる。
【0018】このため、個々のプリント配線板21は、
その周端面に位置することになる切断端面22からの毛
羽立ちを大幅に少なくして切り出されることになる。
【0019】したがって、本発明によれば、導体区画部
23として切り出された後の個々のプリント配線板21
は、その切断端面22から絶縁繊維材14の切断端から
なる毛羽が立つのを抑制して形成される結果、プリント
回路を形成すべく電子部品をはんだ付けする際のはんだ
付けを良好な状態のもとで行うことができる。
【0020】なお、本発明は、以上に述べた内容に限定
されるものではなく、例えば、絶縁繊維材14としてガ
ラス織布のほか、クラフト紙や布や合成繊維布などを用
いたものについても適用することができる。また、導体
区画部23の区画境界縁25に対する絶縁繊維材14の
繊維方向は、図示例のように45度の内角を形成して交
差させるのが好ましいとしても、所望により45度以上
の内角を形成して交差させたり、45度以下の内角を形
成して交差させたりするものであってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、銅張
積層板に区画形成された個々の導体区画部は、その区画
境界縁に沿ってプリント配線板として個別に切り出され
る結果、その周端面に位置することになる切断端面から
の毛羽立ちを大幅に少なくすることができるので、プリ
ント回路を形成すべく電子部品をはんだ付けする際のは
んだ付けを良好な状態のもとで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において個々の導体区画部をプリント配
線板として切り出す前の面取り状態の一例を示す平面
図。
【図2】本発明において切り出された後のプリント配線
板をその一部を省略して示す拡大平面図。
【図3】通常の絶縁基板における絶縁繊維材の繊維方向
を示す平面図。
【図4】銅張積層板に対し従来から行われている導体区
画部の面取り状態の一例を示す平面図。
【図5】切り出された後の従来からあるプリント配線板
の一例を示す平面図。
【符号の説明】
11 銅張積層板 12 絶縁基板 13 上表面 14 絶縁繊維材 15,16 ガラス繊維 17 電解銅箔 21 プリント配線板 22 切断端面 23 導体区画部 24 導体パターン部 25 区画境界縁 31 仮想線 32,33 区画境界線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水嶋 英一 滋賀県東浅井郡虎姫町大字田30番地 エル ナー株式会社滋賀事業所内 Fターム(参考) 5E338 AA01 AA02 AA16 BB31 BB63 BB75 EE32 EE33 EE51

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板の少なくともいずれか一方の面に
    電解銅箔を積層させてなる銅張積層板に各別に区画形成
    された導体パターン部の少なくとも1区画分を具備させ
    た略方形を呈する各導体区画部をその区画境界縁に沿わ
    せて各別に切り出してなるプリント配線板において、 前記導体区画部のそれぞれは、前記絶縁基板を構成する
    絶縁繊維材の繊維方向とは直交しない交差方向に前記区
    画境界縁が位置する配置関係で各別に切り出したことを
    特徴とするプリント配線板。
  2. 【請求項2】各導体区画部の前記区画境界縁は、前記絶
    縁繊維材の繊維方向とその内角が略45度で交差するよ
    うに位置させたことを特徴とする請求項1に記載のプリ
    ント配線板。
  3. 【請求項3】絶縁基板の少なくともいずれか一方の面に
    電解銅箔を積層させた銅張積層板に導体パターン部を各
    別に区画形成し、少なくともその1区画分を具備する略
    方形を呈する導体区画部をその区画境界縁に沿わせて各
    別に切り出してプリント配線板を形成するプリント配線
    板の製造方法において、 前記導体区画部のそれぞれは、前記絶縁基板を構成する
    絶縁繊維材の繊維方向とは直交しない交差方向に前記区
    画境界縁が位置するように面取りし、それぞれの区画境
    界縁に沿わせて切り出して個別形成することを特徴とす
    るプリント配線板の製造方法。
  4. 【請求項4】前記導体区画部のそれぞれは、前記絶縁繊
    維材の繊維方向とその内角が略45度の角度にて交差す
    るように前記区画境界縁を位置させて各別に切り出すこ
    とを特徴とする請求項3に記載のプリント配線板の製造
    方法。
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