JP2003324034A - チップ型アルミニウム電解コンデンサ - Google Patents

チップ型アルミニウム電解コンデンサ

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JP2003324034A
JP2003324034A JP2002128933A JP2002128933A JP2003324034A JP 2003324034 A JP2003324034 A JP 2003324034A JP 2002128933 A JP2002128933 A JP 2002128933A JP 2002128933 A JP2002128933 A JP 2002128933A JP 2003324034 A JP2003324034 A JP 2003324034A
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JP
Japan
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lead
aluminum electrolytic
lead wire
type aluminum
electrolytic capacitor
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JP2002128933A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Nakamura
忠浩 中村
Kazuhiko Hiyoshi
和彦 日吉
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Elna Co Ltd
Original Assignee
Elna Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動によってリード線が切断するおそれがな
く耐振動性能が良好であるとともに、回路基板との間で
より広いハンダ付け面積が確保できる特に車載用として
好適なチップ型アルミニウム電解コンデンサを提供す
る。 【解決手段】 リード同一方向型のコンデンサ本体10
に耐熱性合成樹脂からなる座板20を取り付けてリード
線13を折り曲げてなるチップ型アルミニウム電解コン
デンサにおいて、リード線13の折り曲げ部131を丸
棒のままとし、その折り曲げ部131から先の部分の少
なくとも回路基板と対向する側を押し潰して偏平部13
2とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リード同一方向型
のコンデンサ本体に耐熱合成樹脂からなる座板を装着
し、その各リード線をほぼ90゜折り曲げてなるチップ
型アルミニウム電解コンデンサに関し、さらに詳しく言
えば、リード線の耐振動性能を向上させる技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム電解コンデンサにおいて
も、回路基板に対して自動機による表面実装を可能とす
るためのチップ化が図られており、その一例を図7に示
す。このチップ型アルミニウム電解コンデンサは、コン
デンサ本体10と座板20とを備えている。
【0003】コンデンサ本体10はリード同一方向型
で、ゴムなどの封口部から一対のリード線11,11が
同一方向に引き出されている。座板20は、コンデンサ
本体10の封口部を覆う大きさの耐熱性合成樹脂板から
なり、座板20には一対のリード挿通孔21,21が設
けられている。
【0004】このチップ型アルミニウム電解コンデンサ
は、リード挿通孔21,21にリード線11,11を挿
通して座板20をコンデンサ本体10の封口部側に装着
した後、リード線11,11をリード挿通孔21,21
の根元部分から図7の矢印で示すように互いに離れる方
向にほぼ90゜折り曲げて座板20の底面に沿わせるこ
とにより作製される。
【0005】多くの場合、リード線11には丸棒状のハ
ンダめっき銅被覆鋼線(CP線)が用いられる。従来に
おいては、リード線11の折り曲げを容易とするため、
図2拡大して示すように、リード線11の折り曲げ部に
プレスなどにより溝11aを入れるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このチップ型アルミニ
ウム電解コンデンサによれば、座板20により回路基板
上に安定して載置され、リード線11の折り曲げられた
部分が例えばリフローハンダ法によってハンダ付けされ
る。
【0007】しかしながら、激しい振動を継続的に受け
る例えば車載用の場合、リード線11が溝11aの部分
から切断してしまうことがあり、信頼性が低いという課
題があった。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、リード同一方向型のコンデン
サ本体に座板を取り付けてリード線を折り曲げてなるチ
ップ型アルミニウム電解コンデンサにおいて、振動によ
ってリード線が切断することがなく耐振動性能が良好で
あるとともに、回路基板との間でより広いハンダ付け面
積が確保できるチップ型アルミニウム電解コンデンサを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、封口部から丸棒状の一対のリード線を同
一方向に引き出してなるコンデンサ本体と、上記リード
線のリード挿通孔を有し、上記コンデンサ本体の封口部
側に装着される耐熱合成樹脂からなる座板とを含み、上
記リード挿通孔を通された上記リード線の各々が上記座
板の底面に沿うように互いに離れる方向に折り曲げられ
ており、その折り曲げ部から先の部分で回路基板にハン
ダ付けされるチップ型アルミニウム電解コンデンサにお
いて、上記リード線の上記折り曲げ部を丸棒のままと
し、上記折り曲げ部から先の部分の少なくとも上記回路
基板と対向する側を押し潰して偏平部としたことを特徴
としている。
【0010】この構成によれば、リード線の折り曲げ部
が丸棒であり、従来のように折り曲げ用の溝が設けられ
ていないため、例えば車載用で激しい振動を継続的に受
けたとしても切断するおそれはほとんどない。また、折
り曲げ部から先のハンダ付けされる部分が偏平部である
ため、より広いハンダ付け面積が確保される。
【0011】なお、偏平部の押し潰し量は、丸棒の線径
の1/5〜1/2の範囲であることが好ましい。すなわ
ち、偏平部の押し潰し量が丸棒の線径の1/5未満であ
ると振動に耐え得るに十分なハンダ付け面積が確保でき
ない。また、偏平部の押し潰し量が丸棒の線径の1/2
を超えると、丸棒部分と偏平部分との境目で切断が生ず
るおそれがでてくるので好ましくない。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、図1ないし図6を参照し
て、本発明の実施形態について説明する。図1に示すよ
うに、本発明のチップ型アルミニウム電解コンデンサ
も、コンデンサ本体10と座板20とを備えている。
【0013】コンデンサ本体10は先の図7で説明した
従来例と同じくリード同一方向型であって、ゴムなどの
封口部から一対のリード線13,13が同一方向に引き
出されている。リード線13はともに、線径が1.0m
m程度の丸棒状のハンダめっき銅被覆鋼線(CP線)で
あってよい。
【0014】座板20も、先の従来例で説明したのと同
じく、コンデンサ本体10の封口部を覆う大きさの耐熱
性合成樹脂板からなり、図2にその底面側斜視図を示
す。座板20には、リード線13,13に対応する一対
のリード挿通孔21,21が穿設されている。
【0015】座板20の底面側には、リード挿通孔2
1,21の各々から反対方向に向けて延びるリード案内
溝23,23が形成されている。リード案内溝23の深
さは任意であってよい。また、回路基板に載置した際の
安定性を高めるため、座板20の底面の例えば四隅に脚
部25を形成することが好ましい。
【0016】次に、図3ないし図5を参照して、本発明
が備えるリード線13,13の形態について説明する。
なお、リード線13,13は同一構成であるため、ここ
ではその一方のみについて説明する。
【0017】図3はリード挿通孔21にリード線13を
通してコンデンサ本体10に座板20を取り付けた状態
を示す要部拡大図で、図4は図3のA−A線拡大断面図
である。図5は図3の状態からリード線13を座板20
の底面に沿うように折り曲げて、回路基板30上に載置
した状態の要部拡大図である。
【0018】リード線13は、リード挿通孔21から出
たところが折り曲げ部131であり、折り曲げ部131
までが丸棒のままとされており、折り曲げ部131から
先の回路基板30とハンダ付けされる部分が偏平部13
2とされている。
【0019】偏平部132の面は、回路基板30の基板
面と平行であり、この例では、図4(a)に示すよう
に、リード線13の両側面に偏平部132が形成されて
いる。この偏平部132は、例えばプレスにてリード線
13を押し潰すことにより形成することができる。な
お、図4(b)に示すように、偏平部132はリード線
13の少なくとも回路基板30と対向する側に設けられ
ればよい。
【0020】リード線13は、図5に示すように、偏平
部132の少なくとも一部分が座板20のリード案内溝
23内に入るように、折り曲げ部131からほぼ90゜
の角度に折り曲げられ、偏平部132が回路基板30の
図示しないランド部とハンダ付けされる。なお実際に
は、折り曲げ部131にもハンダが這い上がるため、折
り曲げ部131も回路基板30にハンダ付けされる。
【0021】この場合、より広いハンダ付け面積を確保
するため、偏平部132の押し潰し量は、リード線13
の折り曲げ部(丸棒部分)131の線径の1/5〜1/
2の範囲であることが好ましい。
【0022】一例として、丸棒部分131の線径が1.
0mmで、リード線13の両側に偏平部132を形成す
る場合、偏平部132の押し潰し量は、その片側につき
0.1〜0.25mmの範囲となる。また、偏平部13
2を一つとする場合の押し潰し量は、0.2〜0.5m
mとなる。
【0023】なお、偏平部132の押し潰し量が丸棒部
分131の線径の1/5未満であると振動に耐え得るに
十分なハンダ付け面積が確保できない。また、偏平部1
32の押し潰し量が丸棒部分131の線径の1/2を超
えると、丸棒部分131と偏平部分132との境目で切
断が生ずるおそれがでてくるので好ましくない。
【0024】次に、図6(a)〜(c)を参照して、リ
ード線13,13の折り曲げ工程について説明する。こ
の折り曲げには開閉可能な一対の爪41,41を用い
る。まず、図6(a)に示すように、爪41,41を閉
じ合わせた状態で、座板20の底面に接触する位置にま
で下降させる。
【0025】次に、図6(b)に示すように、爪41,
41を水平移動させながら開いて、それらの先端の側面
をリード線13,13の折り曲げ部131,131に接
触させる。そして、図6(c)に示すように、爪41,
41をそれらの先端を支点として互いに離れる方向にそ
れぞれほぼ90゜開く。図示しないが、その後、座板2
0からはみ出しているリード線13,13の先端を切断
する。
【0026】なお、回路基板30に対するハンダ付け強
度を補強するため、図2に鎖線で示すように、座板20
の底面に例えば2つのダミー端子27,27を設けても
よい。また、コンデンサ本体10と座板20とを例えば
紫外線硬化型の接着材にて固定してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リード同一方向型のコンデンサ本体に耐熱性合成樹脂か
らなる座板を取り付けてリード線を折り曲げてなるチッ
プ型アルミニウム電解コンデンサにおいて、リード線の
折り曲げ部を丸棒のままとし、その折り曲げ部から先の
部分の少なくとも回路基板と対向する側を押し潰して偏
平部としたことにより、振動によってリード線が切断す
るおそれがなく耐振動性能が良好であるとともに、回路
基板との間でより広いハンダ付け面積が確保できる特に
車載用として好適なチップ型アルミニウム電解コンデン
サが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるチップ型アルミニウム電解コンデ
ンサを示す概略的な側面図。
【図2】上記チップ型アルミニウム電解コンデンサが備
える座板の底面側斜視図。
【図3】リード線を折り曲げる前の本発明の要部拡大
図。
【図4】図3のA−A線拡大断面図。
【図5】リード線を折り曲げ後の本発明の要部拡大図。
【図6】本発明におけるリード線折り曲げ工程を示す説
明図。
【図7】従来のチップ型アルミニウム電解コンデンサを
示す概略的な側面図。
【図8】従来のチップ型アルミニウム電解コンデンサが
備えるリード線の要部拡大図。
【符号の説明】
10 コンデンサ本体 13 リード線 131 折り曲げ部 132 偏平部 20 座板 21 リード挿通孔 23 リード案内溝 25 脚部 27 ダミー端子 30 回路基板 41 爪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封口部から丸棒状の一対のリード線を同
    一方向に引き出してなるコンデンサ本体と、上記リード
    線のリード挿通孔を有し、上記コンデンサ本体の封口部
    側に装着される耐熱合成樹脂からなる座板とを含み、上
    記リード挿通孔を通された上記リード線の各々が上記座
    板の底面に沿うように互いに離れる方向に折り曲げられ
    ており、その折り曲げ部から先の部分で回路基板にハン
    ダ付けされるチップ型アルミニウム電解コンデンサにお
    いて、 上記リード線の上記折り曲げ部を丸棒のままとし、上記
    折り曲げ部から先の部分の少なくとも上記回路基板と対
    向する側を押し潰して偏平部としたことを特徴とするチ
    ップ型アルミニウム電解コンデンサ。
  2. 【請求項2】 上記偏平部の押し潰し量が、上記丸棒の
    線径の1/5〜1/2の範囲であることを特徴とする請
    求項1に記載のチップ型アルミニウム電解コンデンサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008235718A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Nichicon Corp チップ形アルミニウム電解コンデンサ
JP2020123711A (ja) * 2019-01-31 2020-08-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 電解コンデンサ及び座板

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020123711A (ja) * 2019-01-31 2020-08-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 電解コンデンサ及び座板
JP7357263B2 (ja) 2019-01-31 2023-10-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 電解コンデンサ及び座板

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