JP2003323909A - 燃料電池モジュール及び燃料電池モジュールの起動方法 - Google Patents

燃料電池モジュール及び燃料電池モジュールの起動方法

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JP2003323909A JP2002128462A JP2002128462A JP2003323909A JP 2003323909 A JP2003323909 A JP 2003323909A JP 2002128462 A JP2002128462 A JP 2002128462A JP 2002128462 A JP2002128462 A JP 2002128462A JP 2003323909 A JP2003323909 A JP 2003323909A
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健一郎 小阪
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好章 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料電池モジュールにおいて、気体の加熱によ
る昇温に加えて、より迅速に燃料電池セルを昇温し、起
動時間を短縮する。 【解決手段】制御部35と、第1加熱部31と、燃料電
池セルとを具備する燃料電池モジュールを用いる。ここ
で、第1加熱部31は、酸化剤ガス2を加熱する。燃料
電池セルは、酸化剤ガス2と、燃料ガス1とを供給さ
れ、発電を行う。そして、制御部35は、起動時に、燃
料電池セルに予め設定された第1電流を流すように燃料
電池セルを制御する。また、制御部35は、起動時に、
酸化剤ガス2を予め設定された第1温度にするように第
1加熱部31を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池モジュー
ル及び燃料電池モジュールの起動方法に関し、特に、起
動時間を短縮した燃料電池モジュール及び燃料電池モジ
ュールの起動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】固体電解質燃料電池モジュールの起動の
際、燃料電池モジュール(燃料電池セル)の昇温方法と
して、燃料電池モジュールに流通させる酸化剤ガス及び
燃料ガスの温度を徐々に昇温することにより昇温する方
法が知られている。あるいは、燃料電池モジュール内を
ヒーターなどで加熱することにより昇温する方法が知ら
れている。また、これらの方法を併用することも行われ
ている。
【0003】これらの方法は、気体を加熱し、加熱され
た気体の伝熱により燃料電池セルを加熱する。すなわ
ち、間接的に燃料電池セルを加熱している。気体の熱容
量は大きくなく、昇温に時間がかかることになる。ま
た、熱の伝達も速くないので、気体の温度を急激に昇温
したとしても、必ずしも燃料電池セルの昇温速度が向上
するわけではない。加えて、酸化剤ガスや燃料ガスを加
熱、流通させる場合、加熱場所と燃料電池セルの場所と
が離れているため、熱のロスも考えられる。
【0004】気体の加熱による昇温に加えて、より迅速
に燃料電池セルを昇温することが可能な技術が求められ
ている。燃料電池セルを直接的に昇温することが出来る
技術が求められている。燃料電池セルを熱のロスの少な
く昇温することが可能な技術が望まれている。大幅な設
計変更が不要で低コストで実施可能な技術が望まれてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、気体の加熱による昇温に加えて、より迅速に燃料電
池セルを昇温することが可能な燃料電池モジュール及び
燃料電池モジュールの起動方法を提供することである。
【0006】また、本発明の他の目的は、燃料電池セル
を直接的に昇温することが出来る燃料電池モジュール及
び燃料電池モジュールの起動方法を提供することであ
る。
【0007】本発明の更に他の目的は、燃料電池セルを
熱のロスの少なく昇温することが可能な燃料電池モジュ
ール及び燃料電池モジュールの起動方法を提供すること
である。
【0008】本発明の別の目的は、大幅な設計変更が不
要で低コストで実施可能な燃料電池モジュール及び燃料
電池モジュールの起動方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下に、[発明の実施の
形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決す
るための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特
許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]との対応
関係を明らかにするために括弧付で付加されたものであ
る。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範
囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いて
はならない。
【0010】従って、上記課題を解決するために、本発
明の燃料電池モジュールは、制御部(35)と、第1加
熱部(31)と、燃料電池セル(21)とを具備する。
第1加熱部(31)は、酸化剤ガス(2)を加熱する。
燃料電池セル(21)は、酸化剤ガス(2)と、燃料ガ
ス(1)とを供給され、発電を行う。制御部(35)
は、起動時に、燃料電池セル(21)に予め設定された
第1電流(I)を流すように燃料電池セル(21)を制
御する。また、酸化剤ガス(2)を予め設定された第1
温度にするように第1加熱部(31)を制御する。
【0011】また、本発明の燃料電池モジュールは、制
御部(35)と、第2加熱部(32)と、燃料電池セル
(21)とを具備する。第2加熱部(32)は、燃料ガ
ス(1)を加熱する。燃料電池セル(21)は、酸化剤
ガス(2)と、燃料ガス(1)とを供給され、発電を行
う。制御部(35)は、起動時に、燃料電池セル(2
1)に予め設定された第1電流(I)を流すように燃料
電池セル(21)を制御する。また、燃料ガス(1)を
予め設定された第3温度にするように第2加熱部(3
2)を制御する。
【0012】更に、本発明の燃料電池モジュールは、燃
料電池セル(21)の温度に対応する第2温度を測定す
る温度センサ(図示せず)を更に具備する。そして、制
御部(35)は、燃料電池セル(21)の制御を、その
第2温度に基づいて行う。
【0013】更に、本発明の燃料電池モジュールは、燃
料電池セル(21)に電気的に接続され、第1電流
(I)を制御する負荷制御部(36)を更に具備する。
そして、制御部(35)は、燃料電池セル(21)の制
御を、前記負荷制御部(36)の制御により行なう。
【0014】上記課題を解決するために、本発明の燃料
電池モジュールの起動方法は、燃料電池セル(21)に
燃料ガス(1)及び酸化剤ガス(2)を供給するステッ
プと、予め設定された初期温度(T)に昇温された燃
料電池セル(21)に、予め設定されたスケジュール
(図7)、燃料電池セル(21)の温度及び燃料電池セ
ル(21)の電圧の少なくとも一つに基づいて、第1電
流(I)を流すステップとを具備する。
【0015】また、本発明の燃料電池モジュールの起動
方法は、燃料電池セル(21)に燃料ガス(1)及び酸
化剤ガス(2)を供給するステップが、酸化剤ガス
(2)を昇温するステップを具備する。
【0016】また、本発明の燃料電池モジュールの起動
方法は、第1電流(I)を流すステップが、第1電流
(I)の増加に基づいて、酸化剤ガス(2)を降温する
ステップを具備する。
【0017】更に、本発明の燃料電池モジュールの起動
方法は、燃料電池セル(21)に燃料ガス(1)及び酸
化剤ガス(2)を供給するステップが、燃料ガス(1)
を昇温するステップを具備する。
【0018】更に、本発明の燃料電池モジュールの起動
方法は、第1電流(I)を流すステップが、第1電流
(I)の増加に基づいて、燃料ガス(1)を降温するス
テップを具備する。
【0019】更に、本発明の燃料電池モジュールの起動
方法は、第1電流(I)を流すステップが、第1電流
(I)の大きさの基づいて、燃料電池セル(21)の燃
料利用率が予め設定された値になるように燃料ガス
(1)を燃料電池セル(21)に供給するステップを具
備する。
【0020】上記課題を解決するために、本発明に関わ
るプログラムは、燃料電池セル(21)に燃料ガス
(1)及び酸化剤ガス(2)を供給するように燃料流量
制御弁(42)及び酸化剤流量制御弁(41)を制御す
るステップと、予め設定されたスケジュール(図7)、
燃料電池セル(21)の温度及び燃料電池セル(21)
の電圧の少なくとも一つを取得するステップと、予め設
定された初期温度(T)に昇温された燃料電池セル
(21)に、予め設定されてたスケジュール(図7)、
燃料電池セル(21)の温度及び燃料電池セル(21)
の電圧の少なくとも一つに基づいて、第1電流(I)を
流すように燃料電池セル(21)に接続された負荷を制
御するステップとを具備する方法をコンピュータに実行
させる。
【0021】また、本発明に関わるプログラムは、酸化
剤流量制御弁(41)で制御された酸化剤ガス(2)を
昇温するように加熱器(31)を制御するステップを更
に具備する上記の方法をコンピュータに実行させる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明である燃料電池モジ
ュールの実施の形態に関して、添付図面を参照して説明
する。本実施例において、円筒型の固体電解質燃料電池
モジュールについて例を示して説明する。ただし、他の
タイプ(固体高分子型、リン酸型、溶融炭酸塩型など)
の燃料電池モジュールへも適用が可能である。なお、各
実施の形態において同一又は相当部分には同一の符号を
付して説明する。
【0023】図1は、本発明である燃料電池モジュール
の実施の形態を示す構成図である。燃料電池モジュール
は、燃料電池モジュール本体33、制御部35、第1加
熱部31、第2加熱部32、負荷制御部36、酸化剤制
御弁41、燃料制御弁42及びスイッチ43を具備す
る。また、酸化剤ガス配管37−1〜37−4、燃料ガ
ス配管38−1〜38−4及び配線39−1〜39−3
を備える。
【0024】燃料電池モジュール本体33は、酸化剤ガ
ス配管37−3を介して供給される酸化剤ガス2と、燃
料ガス配管38−3を介して供給される燃料ガス1とを
用いて発電を行う。燃料電池モジュール本体33で使用
済みの燃料ガス1(生成した水蒸気を含む)は、燃料ガ
ス配管38−4へ送出される。燃料電池モジュール本体
33で使用済みの酸化剤ガス2は、酸化剤ガス配管37
−4へ送出される。また、燃料電池セルに負荷を接続す
る配線39−1〜39−2が接続されている。
【0025】酸化剤制御弁41は、酸化剤ガス配管37
−1を介して供給される酸化剤ガス2の流量を制御し、
酸化剤ガス配管37−2へ送出する。制御部35によ
り、制御される。第1加熱部31は、酸化剤ガス配管3
7−2から酸化剤ガス2を供給され、所望の温度(第1
温度)に昇温し、酸化剤ガス配管37−3へ送出する。
制御部35により、第1温度の設定を含め制御される。
第1加熱部は、助燃バーナや電気ヒータを有する加熱器
に例示される。
【0026】燃料制御弁42は、燃料ガス配管38−1
を介して供給される燃料ガス1の流量を制御し、燃料ガ
ス配管38−2へ送出する。制御部35により、制御さ
れる。第2加熱部32は、燃料ガス配管38−2から燃
料ガス1を供給され、所望の温度(第3温度)に昇温
し、燃料ガス配管38−3へ送出する。制御部35によ
り、第3温度の設定も含め制御される。第2加熱部は、
助燃バーナや電気ヒータを有する加熱器に例示される。
【0027】負荷制御部36は、燃料電池モジュール本
体33の燃料電池セルに所望の電流を流すように燃料電
池モジュール本体33を制御する。燃料電池モジュール
本体33(燃料電池セル)の電流、電圧を計測可能であ
る。燃料電池モジュール本体33とは、配線39−1〜
39−3で接続している。制御部35により、制御され
る。負荷制御部36は、例えば、内部に大きさが可変の
負荷(図示せず)を有する。その場合、燃料電池モジュ
ール本体33(燃料電池セル)の電流、電圧に基づい
て、その負荷の大きさを制御することにより、燃料電池
セルに所望の電流を流すことが出来る。なお、燃料電池
モジュール本体33は、電力を供給する外部負荷に対し
て配線39−1〜39−3とは別の配線で接続してい
る。そして、起動時には接続をOFFしている。負荷制
御部36は、また、例えば、DC/DCコンバータであ
る。その場合、燃料電池モジュール本体33(燃料電池
セル)の電流を所望の値になるように制御することが出
来る。燃料電池モジュール本体33は、電力を供給する
外部負荷とはDC/DCコンバータを介して接続してい
る。そして、起動時には、供給可能な大きさの電力を外
部負荷へ供給する。なお、DC/DCコンバータを介し
て2次電池に接続し、起動時には、電力をそこへ蓄積
し、外部負荷との接続をOFFしても良い。
【0028】スイッチ43は、燃料電池モジュール本体
33(燃料電池セル)に電流を流す際にONにする。配
線39−2と配線39−3との間に介説されている。制
御部35により、制御される。
【0029】制御部35は、燃料電池モジュールの各構
成(燃料電池モジュール本体33、第1加熱部31、第
2加熱部32、負荷制御部36、酸化剤制御弁41、燃
料制御弁42及びスイッチ43)の動作を制御する。そ
して、予め設定された燃料電池モジュールの起動スケジ
ュール(図7の関係)を示す情報、負荷制御部36にお
ける負荷の大きさと電流Iとの関係を示す情報、第1加
熱部31及び第2加熱部32への燃料の供給量と熱量Q
との関係を示す情報、等を記憶部(図示せず)に格納し
ている。
【0030】ここで、燃料ガス1は、水素を含むガスと
水蒸気との混合ガスである。燃料ガス1は、炭化水素
(例示:メタン、プロパン、ガソリン、灯油、軽油、メ
タノール)を水蒸気改質した水素及び一酸化炭素を主成
分とするガス、又は水素ガスと水蒸気との混合ガスに例
示される。酸化剤ガス2は、酸素を含むガスである。酸
化剤ガス2は、空気に例示される。
【0031】次に、燃料電池モジュールについて更に説
明する。図2は、図1に示す燃料電池モジュール本体の
構成を示す断面図である。燃料電池モジュール本体33
は、複数の燃料電池セル管3、酸化剤ガス供給室7、供
給室8、排出室9、断熱体10(−1〜2)を備える。
供給室8は、側板12、側板13、管板A14、燃料ガ
ス供給口8−1及び(複数の)第1嵌合部8−2を有す
る。排出室9は、側板16、側板17、管板B15、燃
料ガス排出口9−1及び(複数の)第2嵌合部9−2を
有する。酸化剤ガス供給室7は、側板28、管板A1
4、管板B15、酸化剤ガス供給口7−1及び酸化剤ガ
ス排出口7−2を有する。なお、図1の構成は、本図面
においては、集電に関する構成について、省略してい
る。
【0032】以下に各構成を詳細に説明する。燃料電池
セル管3は、多孔質セラミックスの円筒型の基体管であ
る。外面上には、発電を行う燃料電池セル21とリード
膜23(後述)を有する。燃料電池セル管3は、一端部
を供給室8の管板A14に、開放されて嵌合(接合)さ
れている。一端部に、集電(通電)用の配線39−1が
接続されている。同様に、他端部は排出室9の管板B1
5に、開放されて嵌合(接合)されている。他端部に、
集電(通電)用の配線39−2が接続されている。
【0033】第1燃料室としての供給室8は、燃料ガス
配管38−3から燃料ガス供給口8−1を介して燃料ガ
ス1を供給され、複数の各燃料電池セル管3の各々へ均
等に燃料ガス1を供給する。側板12の配線導入用のフ
ランジ39−1’を介して、配線39−1が供給室8内
部の燃料電池セル管3の一端部へ接続している。金属製
の側板12、側板13及び管板A14により中空の直方
体や円柱等の形状を有する。本実施例では、ステンレス
製の直方体形状を有する。
【0034】第2燃料室としての排出室9は、燃料電池
セル管3から排出される使用済み燃料ガス1を収集し、
燃料ガス排出口9−1を介して燃料ガス配管38−4へ
送出する。側板17の配線導入用のフランジ39−2’
を介して、配線39−2が排出室9内部の燃料電池セル
管3の他端部へ接続している。金属製の側板16、側板
17及び管板B15により中空の直方体や円柱等の形状
を有する。本実施例では、ステンレス製の直方体形状を
有する。
【0035】空気室としての酸化剤ガス供給室7は、酸
化剤ガス配管37−3から酸化剤ガス供給口7−1を介
して酸化剤ガス2の供給を受け、燃料電池セル管3に供
給する。そして、使用済みの酸化剤ガス2を酸化剤ガス
排出口7−2を介して酸化剤ガス配管37−4から送出
する。供給室8(の管板A14)と排出室9(の管板B
15)との間にあり、それらと隔離され、燃料電池セル
管3を含んでいる。管板A14及び管板B15の近傍の
内部に、断熱体10(断熱体A10−1及び断熱体B1
0−2)を固定している。ステンレスや耐熱合金などの
金属製の室である。
【0036】供給室8(第1燃料室)の一側面としての
第1管板である管板A14は、燃料電池セル管3を接続
するための孔が(その数だけ)開口している。そして、
燃料電池セル管3の一端部と、ガスの出入りが出来るよ
うに連結し、開放されて接合している。供給室8と酸化
剤ガス供給室7とを隔てている。
【0037】排出室9(第2燃料室)の一側面としての
第2管板である管板B15は、燃料電池セル管3を接続
するための孔が(その数だけ)開口している。燃料電池
セル管3の他端部とガスの出入りが出来るように連結
し、開放されて接合している。排出室9と酸化剤ガス供
給室7とを隔てている。
【0038】断熱体10は、管板A14及び管板B15
の近傍であって、供給室8及び排出室9の外側の酸化剤
ガス供給室7内に固定されている。管板A14側が、断
熱体A10−1であり、管板B15側が、断熱体B10
−2である。断熱体B10−2は、燃料電池セル管3上
の端部近傍において、管板B15と共に酸化剤ガス2の
流路を形成し、その流通を制限している。また、断熱体
10は、燃料電池セル管3の発電部22(後述)側の熱
を遮断し、管板A14及び管板B15、あるいは、第1
嵌合部8−2及び第2嵌合部9−2を、熱的に保護す
る。断熱体10は、シリカ、アルミナ、マグネシアなど
を主成分とする断熱材に例示される。
【0039】図4(b)に、断熱体10(断熱体A10
−1及び断熱体B10−2)の正面図示す。断熱体10
は千鳥格子状に燃料電池セル管3用の孔10−3が開口
している。断熱体B10−2の孔10−3の直径は、燃
料電池セル管3の直径よりもやや大きい。燃料電池セル
管3と断熱体10の孔10−3を酸化剤ガス2が通過す
るためである。断熱体A10−1の孔10−3’の直径
は、燃料電池セル管3の直径と実質的に等しい。隙間を
酸化剤ガス2が通過する必要がないからである。ただ
し、本発明での燃料電池セル管3の配置等が、図4
(b)に限定されるものではない。
【0040】次に、図3を参照して、燃料電池セル管3
の第2嵌合部9−2及びその周辺について説明する。図
3は、図2の燃料電池セル管3の1本分の第2嵌合部9
−2及びその周辺について拡大した断面図である。本図
面においては、集電に関する構成について、省略してい
る。第2嵌合部9−2は、燃料電池セル21と発電部2
2とリード膜23’とを含む燃料電池セル管3、管板B
15、シール剤24’、第2嵌合リング26’、充填材
27’及び集電部25−2を備える。その周辺の酸化剤
ガス2の流れを断熱体B10−2が制限している。
【0041】燃料電池セル21は、燃料電池セル管3の
外面上に、形成された燃料電池のセルである。燃料電池
セル21同士は、インターコネクタ膜(図示せず)で接
合されている。燃料電池セル管3の内側から拡散する燃
料ガス1と、外側から供給される酸化剤ガス2とにより
発電を行う。発電部22は、燃料電池セル管3上の燃料
電池セル21が複数ある領域である。
【0042】リード膜23’は、発電部22で発電され
た電力を導く一方の極としての導電性の膜である。供給
室8側にも同様にあり、両膜から引き出した電極から電
力を取り出す。
【0043】集電部25−2は、リード膜23’と配線
39−2とを接続する集電用の部材である。リード膜2
3’の外面を覆うような環状の金属であり、内面をリー
ド膜23’と接している。一端部で配線39−2と溶接
している。
【0044】シール剤24’は、第2嵌合リング26’
の外面と管板B15の第2嵌合部9−2の内面と間の領
域に充填されるガスシール剤である。排出室9の燃料ガ
ス1と、酸化剤ガス供給室7の酸化剤ガス2との間をガ
スシールする。その周辺の最高使用温度に合わせたシー
ル剤を用いる。なお、第2嵌合リング26’の表面と管
板B15の第2嵌合部9−2の内面とのすり合わせが非
常に高精度の場合には、シール剤を用いない場合もあ
る。
【0045】第2嵌合リング26’は、その内径が燃料
電池セル管3よりもやや大きい円筒状のリングである。
その外面と管板B15の第2嵌合部9−2の内面とが密
接している。燃料電池セル管3の寸法ずれ、表面凹凸
を、第2嵌合リング26’と充填材27’とが緩衝材と
して働き吸収する。
【0046】充填材27’は、第2嵌合リング26’の
内面と燃料電池セル管3の外面との間の領域に充填され
るガスシール剤かつ接着材である。排出室9の燃料ガス
1と、酸化剤ガス供給室7の酸化剤ガス2との間をガス
シールする。また、燃料電池セル管3の寸法ずれを、そ
の変形で吸収する。その周辺の最高使用温度に合わせて
ハンダ、接着剤や樹脂などを埋め込む方法などが使用で
きる。
【0047】断熱体B10−2については既述の通りな
のでその説明を省略する。
【0048】管板B15は、第2嵌合リング26’(及
び燃料電池セル管3)を通す孔が、開口している。第2
嵌合部38−2の孔の直径は、第2嵌合リング26’の
直径より、やや小さい。このようにすることにより、図
3で示すように、その孔に第2嵌合リング26’を通し
た時、管板B15の孔部の内周部分が、第2嵌合リング
26’を通した方向に内側に変形し、第2嵌合リング2
6’の外周部と管板B15の孔部の内周部分が密着す
る。
【0049】ここで、管板B15について更に説明す
る。図4(a)に、管板B15の正面図を示す。図4
(a)にあるように、管板B15は千鳥格子状に第2嵌
合リング26’(及び燃料電池セル管3)用の孔34が
開口している。各孔34の直径は、第2嵌合リング2
6’の外径よりも小さい。ただし、本発明での燃料電池
セル管3の配置等が、図4(a)に限定されるものでは
ない。
【0050】管板B15に第2嵌合リング26’を通し
て密着させる方法として、深絞り加工や、焼嵌め加工な
どの締り嵌め加工がある。孔34は、締り嵌め加工を実
施できるように、その直径が第2嵌合リング26’の外
径よりも小さい。ただし、第2嵌合リング26’を用い
ず、直接燃料電池セル管3を通す場合には、燃料電池セ
ル管3の外径よりも小さくする。また、管板B15は、
締り嵌め加工が可能で、かつ、燃料電池セル管3を支持
することが可能な強度、弾性等の特性を有する材料及び
板厚を有する。使用雰囲気(高温酸化雰囲気)を考慮す
ると、ステンレス鋼が好ましい。より好ましくは、SU
S304やSUS316のようなオーステナイト系ステ
ンレス鋼である。板厚は、実験的に決定される。
【0051】管板B15の孔34の内周部分は、第2嵌
合リング26’と密接する際、締り嵌めによる弾性力に
より、強く密着し、ガスシール性を発揮する。それと同
時に、第2嵌合リング26’(及びそれに接続している
燃料電池セル管3)を強力に保持する。
【0052】第2嵌合リング26’の表面を滑らかにす
る、あるいは、シール剤24’を潤滑性(固体)のある
ものにすれば、管板B15の孔の内周面と第2嵌合リン
グ26’の外周面とを、ある大きさ以上の力で、互いに
滑らせる(摺動する)ようにすることも可能である。力
の大きさ及び滑り具合は、第2嵌合リング26’の表面
状態、シール剤24’の種類等に基づいて、実験的に決
定する。摺動可動になると、熱膨張係数の違いにより、
熱による伸びの相違が発生した場合でも、滑りで吸収す
ることが可能となる。
【0053】次に、図5を参照して、燃料電池セル管3
の第1嵌合部8−2及びその周辺について説明する。図
5は、図3の燃料電池セル管3の1本分の第1嵌合部8
−2及びその周辺について拡大した断面図である。本図
面においては、集電に関する構成について、省略してい
る。第1嵌合部8−2は、燃料電池セル21と発電部2
2とリード膜23とを含む燃料電池セル管3、管板A1
4、シール剤24、第1嵌合リング26、充填材27及
び集電部25−1を備える。その周辺の酸化剤ガス2
は、断熱体A10−1に制限され管板A14に達しな
い。
【0054】図5で示す燃料電池セル管3の第1嵌合部
8−2及びその周辺については、図4の第2嵌合部9−
2及びその周辺と同様であるので、その説明を省略す
る。
【0055】断熱体A10−1は、図2での説明のとお
りなのでその説明を省略する。燃料電池セル21と発電
部22とを含む燃料電池セル管3は、図3の説明の通り
なのでその説明を省略する。管板A14、リード膜2
3、シール剤24、第1嵌合リング26、充填材27及
び集電部25−1は、図3の管板B15、リード膜2
3’、シール剤24’、第2嵌合リング26’、充填材
27’及び集電部25−2に対応し、同様に考えられる
ので、その説明を省略する。
【0056】本実施例では、上記図3及び図5のよう
に、第2嵌合リング26’と充填材27’及び第1嵌合
リング26と充填材27を用いている。ただし、燃料電
池セル管3の寸法精度及び表面仕上げの状態によって、
それらを用いず、直接、管板B15と燃料電池セル管3
とを第2嵌合部9−2で嵌合、及び、管板A14と燃料
電池セル管3とを第1嵌合部8−2で嵌合することも可
能である。その場合、部材の点数が減称するので部品コ
ストや製造コストを低減できる。
【0057】次に、本発明である燃料電池モジュールの
起動方法(燃料電池モジュールの動作)の実施の形態に
関して、図1、(図2)、図6、図7を参照して説明す
る。
【0058】図6は、図2の燃料電池セル管3の一本分
及びその周辺を抜粋した断面図である。酸化剤ガス供給
室7、酸化剤ガス排出口7−2、供給室8、排出室9、
断熱体A10−1、断熱体B10−2、管板A14、管
板B15、燃料電池セル21、発電部22を示す。各構
成は、既述の通りなのでその説明を省略する。
【0059】図7は、燃料電池モジュールの起動方法に
おける時間tと発電部22(燃料電池セル21)の温度
T(曲線Tで表示)、第1加熱部31(又は第2加熱部
32)により酸化剤ガス2(又は燃料ガス1)に供給さ
れる熱量Q(曲線Qで表示)、及び、発電部22(燃料
電池セル21)に通電される電流の大きさI(曲線Iで
表示)の関係(タイムスケジュール)を示す図である。
この情報は、制御部35の記憶部(図示せず)に格納さ
れている。左側の縦軸は、発電部22(燃料電池セル2
1)の温度Tを示す。右側の縦軸は、第1加熱部31
(又は第2加熱部32)により酸化剤ガス2(又は燃料
ガス1)に供給される熱量Q、及び、発電部22(燃料
電池セル21)に通電される電流の大きさIの2つを示
す。横軸は、時間tである。
【0060】次に、燃料電池モジュールの起動方法につ
いて説明する。 (1)時間0〜t この範囲では、燃料電池セル21が、予め設定された温
度(図7における温度T)になるまで、酸化剤ガス2
及び燃料ガス1を第1加熱部31及び第2加熱部32に
より加熱しながら、燃料電池モジュール本体33に供給
する。各ガスの有する熱により、燃料電池セル21が加
熱される。温度Tは、燃料電池セル21が発電可能、
かつ燃料電池セル21が発電により劣化等を起こさない
温度であって、できるだけ低い温度である。実験的に決
定される。本実施例の固体電解質型の燃料電池セル21
では、550℃以上が好ましい。より好ましくは600
℃以上である。ただし、電気ヒータなどにより、燃料電
池モジュール本体33を加熱して予め設定された温度に
しても良い。
【0061】(1−1)酸化剤ガス2側(時間0〜
) 酸化剤ガス2は、予め予熱器で所定の温度(例えば40
0℃)に予熱され、酸化剤ガス配管37−1を経由して
酸化剤流量制御弁41に供給される。そして、酸化剤流
量制御弁41に所定の流量に制御された酸化剤ガス2
は、酸化剤ガス配管37−2を経由して第1加熱部31
へ供給される。第1加熱部31は、酸化剤ガス2が予め
設定された第1温度T10になるように、酸化剤ガス2
を昇温(加熱)する。第1加熱部31から酸化剤ガス2
へ供給される熱量Qは、Qとなる。その後、酸化剤ガ
ス2は、酸化剤ガス配管37−3経由で燃料電池モジュ
ール本体33へ供給される。燃料電池モジュール本体3
3へ供給された酸化剤ガス2は、酸化剤ガス供給口7−
1から酸化剤ガス供給室7に入る。そして、断熱体B1
0−2と管板B15とに挟まれ形成される流路(E)
を、管板B15に沿って移動する。排出室9側の複数の
燃料電池セル管3のいずれかに達した酸化剤ガス2は、
第2嵌合部9−2近傍において、断熱体B10−2の内
面と燃料電池セル管3の外面との間の孔10−3に入
る。孔10−3を通る酸化剤ガス2は、燃料電池セル管
3の内部を通る燃料ガス1との間で、燃料電池セル管3
の基体管を介して熱交換を行う。ただし、この段階で
は、まだ燃料ガス1の温度が高くないので、そのままの
温度で、孔10−3から出る。発電部22において、酸
化剤ガス2は、燃料電池セル21に供給される。そし
て、その熱を発電部22(燃料電池セル21)へ供給す
ることにより、燃料電池セル21を昇温する。そして、
酸化剤ガス2は、断熱体A10−1付近に達する。酸化
剤ガス2は、概ね断熱体A10−1の発電部22側の面
に沿って移動し、酸化剤ガス排出口7−2(F)に達す
る。そして、そこから酸化剤ガス配管37−4へ送出さ
れる。
【0062】(1−2)燃料ガス1側(時間0〜t) 燃料ガス1は、予め予熱器で所定の温度(例えば450
℃)に予熱され、燃料ガス配管38−1を経由して燃料
流量制御弁42に供給される。そして、燃料流量制御弁
42に所定の流量に制御された燃料ガス1は、燃料ガス
配管38−2を経由して第2加熱部32へ供給される。
第2加熱部32は、燃料ガス1が予め設定された第3温
度T30になるように、燃料ガス1を昇温(加熱)す
る。第2加熱部32から燃料ガス1へ供給される熱量Q
は、Q’となる。その後、燃料ガス1は、燃料ガス配
管38−3経由で燃料電池モジュール本体33へ供給さ
れる。燃料電池モジュール本体33へ供給された燃料ガ
ス1は、燃料ガス供給口8−1から供給室8に入る。そ
して、供給室8に全体に広がる。供給室8に広がった燃
料ガス1は、燃料電池セル管3の一端部(C)から、燃
料電池セル管3内へばらつきの無い流量で流入する。燃
料ガス1は、断熱体A10−1付近から発電部22付近
(A)で、燃料電池セル管3の基体管を介して、燃料電
池セル管3の外面に沿って流れる酸化剤ガス2と熱交換
を行う。ただし、この段階では、まだ酸化剤ガス2の温
度が高くないので、そのままの温度で、燃料電池セル管
3内を進み、発電部22付近に達する。発電部22にお
いて、燃料ガス1は、燃料電池セル21に供給される。
そして、その熱を発電部22(燃料電池セル21)へ供
給することにより、燃料電池セル21を昇温する。燃料
ガス1は、断熱体B10−2付近(B)に達する。燃料
ガス1は、断熱体B10−2付近から第2嵌合部9−2
付近で、燃料電池セル管3の基体管を介して、燃料電池
セル管3の外面に沿って流れる酸化剤ガス2と熱交換を
行う。ただし、この段階では、まだ燃料ガス1の温度が
高くないので、そのままの温度で、燃料電池セル管3の
他端部(D)に達する。そして、他端部から排出室9へ
送出される。排出室9の燃料ガス1は、燃料ガス排出口
9−1から燃料ガス配管38−4へ送出される。
【0063】このとき(時間t)、発電部22の温度
は、燃料電池セル21の発電が可能な温度Ts(図7)
となる。なお、第1加熱部31のみ、又は第2加熱部3
2(1−1)のみでも、プロセス温度Tsに達すること
は可能である。その場合、第1加熱部31、又は第2加
熱部32の加熱量の調整、酸化剤ガス2、又は燃料ガス
1の流量の調整を行うことにより実施できる。
【0064】(2)時間t〜t この範囲では、燃料電池セル21が、予め設定された温
度(図7における温度T)に到達したので、燃料電池
セル21に通電を行う。この段階(時間t)で、A〜
F、発電部22は、概ね温度Tとなっている。温度T
の計測は、燃料電池セル21(燃料電池モジュール本体
33)の開放電圧により確認できる。すなわち、制御部
35は、スイッチ43をONにし、負荷制御部36を燃
料電池モジュール本体33に接続する。ただし、電流が
流れないように、負荷制御部36を制御する。制御部3
5は、負荷制御部36で計測する燃料電池モジュール本
体33の電圧(開放電圧)を計測し、制御部35の記憶
部(図示せず)に有する温度と開放電圧との関係の表を
参照して、燃料電池セル21の温度Tとする。なお、温
度センサを然るべき位置(燃料電池セル21の近傍、各
室内部)に設置し、その値を用いても良い。
【0065】制御部35は、温度Tが予め設定された温
度T以上であることを確認後、負荷制御部36を制御
し、予め設定されたスケジュール(図7、t−Iの関
係)に基づいて、電流Iを上げて行く。そのとき、燃料
電池セル21に電流Iが流れると、燃料電池セル21の
内部抵抗によりジュール熱が発生する。燃料電池セル2
1は、その熱により自身の温度を上昇させる。電流Iの
上昇は、例えば、負荷制御部36が内部に負荷を有して
いる場合には、その大きさを減少させることにより行
う。その場合、制御部35は、負荷制御部36の大きさ
と電流Iとの関係を示す情報を記憶部(図示せず)に格
納している。負荷制御部36がDC/DCコンバータの
場合には、それを制御することにより行う。制御部35
は、燃料電池セル21に電流Iを流し始めると同時に、
予め設定されたスケジュール(図7、t−Qの関係)に
基づいて、第1加熱部31及び第2加熱部32から各ガ
スに供給する熱量Qを減少させる。熱量Qの減少は、例
えば、バーナに供給する燃料の減少で行う。その場合、
制御部35は、燃料の供給量と熱量Qとの関係を示す情
報を記憶部(図示せず)に格納している。
【0066】図7のt−Qの関係及びt−Iの関係につ
いては、第1加熱部31及び第2加熱部32から各ガス
に供給する熱量Qが減少しても、ジュール熱による燃料
電池セル21の発熱により燃料電池セル21の温度が上
昇するように、また、起動時間0〜tが所望の長さと
なるように、燃料ガス1及び酸化剤ガス2の流量、電流
I及び熱量Qの大きさ及び変化速度が設定されている。
それらは、燃料電池モジュール本体33の諸特性により
決まるものであり、予め実験やシミュレーション等を行
い決定する。また、電流Iの大きさは、燃料電池セル2
1で通電可能、燃料電池セル21が経時劣化等のセル性
能の劣化を起こさない、燃料電池セルのセル電圧が負電
位にならない、等の条件を考慮して設定されれる。それ
は、燃料電池セル21の諸特性により決まるもので、予
め実験やシミュレーション等を行い決定する。例えば、
高燃料利用率で低セル出力(低電流I)の状態(無駄な
発熱が多い状態)となる電流Iの大きさ、あるいは、各
温度における燃料電池モジュール本体33の開放電圧に
対して、燃料電池モジュール本体33の電圧がその80
%よりも小さくならない大きさ、等である。
【0067】(2−1)酸化剤ガス2側(時間t〜t
) 第1加熱部31は、図7、t−Qの関係に基づいて、酸
化剤ガス2の加熱を少なくし、その温度を低下させる。
第1加熱部31から酸化剤ガス2へ供給される熱量Qは
減少する。その後、酸化剤ガス2は、酸化剤ガス配管3
7−3−酸化剤ガス供給口7−1−酸化剤ガス供給室7
の断熱体B10−2と管板B15とに挟まれ形成される
流路(E)−孔10−3を経由する。孔10−3を通る
酸化剤ガス2は、燃料電池セル管3の内部を通る燃料ガ
ス1との間で、燃料電池セル管3の基体管を介して熱交
換を行う。燃料ガス21は、燃料電池セル21の自己の
発熱により加熱されている。そして、酸化剤ガス2の温
度が上昇して孔10−3から出る。発電部22におい
て、酸化剤ガス2は、燃料電池セル21に供給される。
そして、発電部22(燃料電池セル21)の自己の発熱
により加熱されて昇温される。酸化剤ガス2は、断熱体
A10−1付近に達する。酸化剤ガス2は、断熱体A1
0−1付近で、燃料電池セル管3の基体管を介して、燃
料電池セル管3の内面に沿って流れる燃料ガス1と熱交
換を行い、降温される。そして、概ね断熱体A10−1
の発電部22側の面に沿って移動し、酸化剤ガス排出口
7−2(F)に達し、そこから酸化剤ガス配管37−4
へ送出される。
【0068】(2−2)燃料ガス1側(時間t
) 第2加熱部32は、図7、t−Qの関係に基づいて、燃
料ガス1の加熱を少なくし、その温度を低下させる。第
2加熱部32から燃料ガス1へ供給される熱量Qは減少
する。その後、燃料ガス1は、燃料ガス配管38−3経
由−燃料ガス供給口8−1燃料電池セル管3の一端部
(C)を経由する。燃料ガス1は、断熱体A10−1付
近から発電部22付近(A)で、燃料電池セル管3の基
体管を介して、燃料電池セル管3の外面に沿って流れる
酸化剤ガス2と熱交換を行う。酸化剤ガス2は、燃料電
池セル21の自己の発熱により加熱されている。そし
て、温度が上昇して、燃料電池セル管3内を進み、発電
部22付近に達する。発電部22において、燃料ガス1
は、燃料電池セル21に供給される。そして、発電部2
2(燃料電池セル21)の自己の発熱により加熱されて
昇温される。燃料ガス1は、断熱体B10−2付近
(B)に達する。燃料ガス1は、断熱体B10−2付近
から第2嵌合部9−2付近で、燃料電池セル管3の基体
管を介して、燃料電池セル管3の外面に沿って流れる酸
化剤ガス2と熱交換を行い、降温される。そして、燃料
ガス1は、そして、他端部(D)から排出室9へ送出さ
れ、燃料ガス排出口9−1から燃料ガス配管38−4へ
送出される。
【0069】このとき(時間t)、発電部22の温度
は、燃料電池セル21の定格運転が可能な温度T(図
7)となる。
【0070】(3)時間t以降 燃料ガス1及び酸化剤ガス2は、燃料電池モジュール外
部の予熱器で予め加熱された所定の温度で、燃料電池モ
ジュール本体33へ供給される。その際、第1加熱部3
1及び第2加熱部32は停止され、そこでの予熱は行わ
れない。燃料電池セル21は、自己の発熱により運転温
度(900℃〜1000℃)に達し、自立運転の状態と
なる。燃料ガス1及び酸化剤ガス2は、燃料電池セル2
1の発熱を用い、燃料ガス1及び酸化剤ガス2相互の熱
交換により、それぞれの温度を上昇させ、燃料電池セル
21へ供給される。制御部35は、スイッチ43をOF
Fし、通常の負荷へ燃料電池モジュール本体33の接続
を切り替える。そして、以降の運転は通常の運転とな
る。
【0071】なお、第2加熱部32を用いず、酸化剤ガ
ス2側の第1加熱部31のみを用いても本発明は実施可
能である。その場合、燃料ガス1の加熱は予熱器による
予熱のみで、燃料電池モジュール本体33に導入され、
酸化剤ガス2及び燃料電池セル21との熱交換により昇
温する。同様に、第1加熱部31を用いず、燃料ガス1
側の第2加熱部32のみを用いても本発明は実施可能で
ある。その場合、酸化剤ガス2の加熱は予熱器による予
熱のみで、燃料電池モジュール本体33に導入され、燃
料ガス1及び燃料電池セル21との熱交換により昇温す
る。
【0072】更に、第1加熱部31と第2加熱部32を
途中から用いず、予め設定された温度(T、あるいは
〜運転温度の間のある温度)以上は、燃料電池セル
21のジュール熱のみで燃料電池モジュールを加熱し、
運転温度まで昇温することも可能である。すなわち、燃
料電池セル(燃料電池モジュール)が熱的に自立した段
階で、第1加熱部31と第2加熱部32を停止し、熱の
補給を中止する。その場合、燃料ガス1及び酸化剤ガス
2の加熱は、燃料電池モジュール外部の予熱器による予
熱のみで、燃料電池モジュール本体33に導入され、燃
料電池セル21との熱交換により昇温する。
【0073】以上の起動方法により、気体を加熱し、加
熱された気体の伝熱により燃料電池セルを加熱する方法
に比較して、より迅速に燃料電池セルを昇温することが
できる。それにより、燃料電池モジュールの起動にかか
る時間を大幅に短縮することが可能となる。
【0074】また、上記実施例では、図7のスケジュー
ルに基づいて、燃料電池セル21に通電する電流を設定
していた。ただし、制御部35は、燃料電池セル21の
温度、又はその近傍の温度を温度センサを用いて計測
し、その温度に基づいて、対応する燃料電池セル21の
開放電圧(予め測定、制御部35の記憶部に格納)に対
する所望の割合になるように、燃料電池セル21の電流
を決定することも可能である。その場合、第1加熱部3
1及び第2加熱部32は、例えば、燃料電池セル21に
通電される電流の大きさ又は電流により発生する熱(ジ
ュール熱)に基づいて、加熱温度を決定する。
【0075】あるいは、燃料電池セル21の温度、又は
その近傍の温度に基づいて、図7のT−Iの関係を用い
て、燃料電池セル21の電流を決定することも可能であ
る。その場合、図7のT−Qの関係を用いて、第1加熱
部31及び第2加熱部32での加熱温度を決定する。
【0076】また、本実施例では、燃料ガス1及び酸化
剤ガス2は、一定の流量で行っている。ただし、制御部
35は、燃料電池セル21に通電する電流の大きさの変
動に対応させて、燃料流量制御弁42及び酸化剤流量制
御弁41を制御して、流量(又は利用率)の大きさを変
動させることも可能である。この場合、変動する流量
(又は利用率)の大きさは、予め実験やシミュレーショ
ンで設定する。そして、その電流の大きさと流量(又は
利用率)の大きさとの関係を示すデータは、制御部35
に格納されている。
【0077】本発明では、燃料電池セル21自身のジュ
ール熱を用いて、燃料電池セル21の加熱を直接的に行
っているので、熱ロスがほとんどなく、効率的に昇温す
ることが可能である。その場合、燃料電池セル21の電
力を引き出す配線に、専用の負荷を接続するだけで、実
施できる。すなわち、大幅な設計変更が不要で低コスト
で、起動時間の短縮が可能となる。
【0078】
【発明の効果】燃料電池モジュールにおいて、気体の加
熱による昇温に加えて、より迅速に燃料電池セルを昇温
し、起動時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である燃料電池モジュールの実施の形態
を示す構成図である。
【図2】燃料電池モジュール本体の構成を示す断面図で
ある。
【図3】燃料電池セル管の1本分の第2嵌合部及びその
周辺の拡大した断面図である。
【図4】(a)燃料電池モジュール本体における管板の
正面図である。(b)燃料電池モジュール本体における
断熱体の正面図である。
【図5】燃料電池セル管の1本分の第1嵌合部及びその
周辺の拡大した断面図である。嵌合リングを用いない場
合の第2嵌合部及びその周辺の拡大した断面図である。
【図6】燃料電池セル管の一本分及びその周辺を抜粋し
た断面図である。
【図7】時間tと発電部の温度T、ガスに供給される熱
量Q及び発電部の電流Iの関係(タイムスケジュール)
を示す図である。
【符号の説明】
1 燃料ガス 2 酸化剤ガス 3 燃料電池セル管 7 酸化剤ガス供給室 7−1 酸化剤ガス供給口 7−2 酸化剤ガス排出口 8 供給室 8−1 燃料ガス供給口 8−2 第1嵌合部 9 排出室 9−1 燃料ガス排出口 9−2 第2嵌合部 10 断熱体 10−1 断熱体A 10−2 断熱体B 10−3 孔 12 側板 13 側板 14 管板A 15 管板B 16 側板 17 側板 21 燃料電池セル 22 発電部 23(’) リード膜 24(’) シール剤 25−1〜25−2 集電部 26 第1嵌合リング 26’ 第2嵌合リング 27(’) 充填材 28 側板 31 第1加熱部 32 第2加熱部 33 燃料電池モジュール本体 34 孔 35 制御部 36 負荷制御部 37−1〜37−4 酸化剤ガス配管 38−1〜38−4 燃料ガス配管 39−1〜39−3 配線 41 酸化剤流量制御弁 42 燃料流量制御弁 43 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 好章 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 久留 長生 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 池田 浩二 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 Fターム(参考) 5H026 AA06 CV02 5H027 AA06 KK46 KK54 MM04 MM09 MM26

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御部と、 酸化剤ガスを加熱する第1加熱部と、 前記酸化剤ガスと、燃料ガスとを供給され、発電を行う
    燃料電池セルと、 を具備し、 前記制御部は、起動時に、前記燃料電池セルに予め設定
    された第1電流を流すように前記燃料電池セルを制御
    し、前記酸化剤ガスを予め設定された第1温度にするよ
    うに前記第1加熱部を制御する、 燃料電池モジュール。
  2. 【請求項2】制御部と、 燃料ガスを加熱する第2加熱部と、 酸化剤ガスと、前記燃料ガスとを供給され、発電を行う
    燃料電池セルと、 を具備し、 前記制御部は、起動時に、前記燃料電池セルに予め設定
    された第1電流を流すように燃料電池セルを制御し、前
    記燃料ガスを予め設定された第3温度にするように前記
    第2加熱部を制御する、 燃料電池モジュール。
  3. 【請求項3】前記燃料電池セルの温度に対応する第2温
    度を測定する温度センサを更に具備し、 前記制御部は、前記燃料電池セルの制御を、前記第2温
    度に基づいて行う、 請求項1又は2に記載の燃料電池モジュール。
  4. 【請求項4】前記燃料電池セルに電気的に接続され、前
    記第1電流を制御する負荷制御部と、 を更に具備し、 前記制御部は、前記燃料電池セルの制御を、前記負荷制
    御部の制御により行なう、 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の燃料電池モジュ
    ール。
  5. 【請求項5】燃料電池セルに燃料ガス及び酸化剤ガスを
    供給するステップと、 予め設定された初期温度に昇温された前記燃料電池セル
    に、予め設定されたスケジュール、前記燃料電池セルの
    温度及び前記燃料電池セルの電圧の少なくとも一つに基
    づいて、第1電流を流すステップと、 を具備する、 燃料電池モジュールの起動方法。
  6. 【請求項6】前記燃料電池セルに燃料ガス及び酸化剤ガ
    スを供給するステップは、 前記酸化剤ガスを昇温するステップを具備する、 請求項5に記載の燃料電池モジュールの起動方法。
  7. 【請求項7】前記第1電流を流すステップは、 前記第1電流の増加に基づいて、前記酸化剤ガスを降温
    するステップを具備する、 請求項6に記載の燃料電池モジュールの起動方法。
  8. 【請求項8】前記燃料電池セルに燃料ガス及び酸化剤ガ
    スを供給するステップは、 前記燃料ガスを昇温するステップを具備する、 請求項5乃至7のいずれか一項に記載の燃料電池モジュ
    ールの起動方法。
  9. 【請求項9】前記第1電流を流すステップは、 前記第1電流の増加に基づいて、前記燃料ガスを降温す
    るステップを具備する、 請求項8に記載の燃料電池モジュールの起動方法。
  10. 【請求項10】前記第1電流を流すステップは、 前記第1電流の大きさの基づいて、前記燃料電池セルの
    燃料利用率が予め設定された値になるように前記燃料ガ
    スを前記燃料電池セルに供給するステップを具備する、 請求項5乃至9のいずれか一項に記載の燃料電池モジュ
    ールの起動方法。
  11. 【請求項11】燃料電池セルに燃料ガス及び酸化剤ガス
    を供給するように燃料流量制御弁及び酸化剤流量制御弁
    を制御するステップと、 予め設定されたスケジュール、前記燃料電池セルの温度
    及び前記燃料電池セルの電圧の少なくとも一つを取得す
    るステップと、 予め設定された初期温度に昇温された前記燃料電池セル
    に、前記予め設定されてたスケジュール、前記燃料電池
    セルの温度及び前記燃料電池セルの電圧の少なくとも一
    つに基づいて、第1電流を流すように前記燃料電池セル
    に接続された負荷を制御するステップと、 を具備する方法をコンピュータに実行させるためのプロ
    グラム。
  12. 【請求項12】前記酸化剤流量制御弁で制御された前記
    酸化剤ガスを昇温するように加熱器を制御するステップ
    を更に具備する請求項11に記載の方法をコンピュータ
    に実行させるためのプログラム。
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