JP2001185167A - 燃料電池コジェネレーションシステム - Google Patents

燃料電池コジェネレーションシステム

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JP2001185167A
JP2001185167A JP37082699A JP37082699A JP2001185167A JP 2001185167 A JP2001185167 A JP 2001185167A JP 37082699 A JP37082699 A JP 37082699A JP 37082699 A JP37082699 A JP 37082699A JP 2001185167 A JP2001185167 A JP 2001185167A
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JP
Japan
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burner
fuel cell
gas
cogeneration system
cell cogeneration
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Application number
JP37082699A
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English (en)
Inventor
Yasunari Okamoto
康令 岡本
Shuji Ikegami
周司 池上
Nobuki Matsui
伸樹 松井
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱媒体の温度を高く維持することができる燃
料電池コジェネを得る。 【解決手段】 炭化水素系の原燃料を改質して生成した
2を燃料として発電する燃料電池(1)と、該燃料電
池(1)のオフガスを燃焼するオフガスバーナー(1
0)とを備え、該オフガスバーナー(10)の排熱を熱
媒体の加熱に利用する燃料電池コジェネレーションシス
テムであって、熱媒体の追焚加熱用の追焚バーナー(8
0)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池システム
の排熱を利用する燃料電池コジェネレーションシステム
(以後「燃料電池コジェネ」と称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】H2を燃料として発電する燃料電池シス
テムの排熱を利用して、給湯用の水を加熱等する燃料電
池コジェネが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
な燃料電池コジェネでは、燃料電池本体を主として排熱
を回収するため、給湯用の水を60〜70℃程度しか昇
温させることができないという問題がある。また、この
場合、貯湯タンクの温度も低くなるので、所定の熱量を
蓄積するためには大型の貯湯タンクが必要となるという
問題もある。
【0004】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、熱媒体の温度を高く
維持することができる燃料電池コジェネを得ることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料電池コジ
ェネに追焚バーナー(80)を設けることとしたもので
ある。
【0006】具体的には、本出願の発明は、炭化水素系
の原燃料を改質して生成したH2を燃料として発電する
燃料電池(1)と、該燃料電池(1)のオフガスを燃焼
するオフガスバーナー(10)とを備え、該オフガスバ
ーナー(10)の排熱を熱媒体の加熱に利用する燃料電
池コジェネであって、熱媒体の追焚加熱用の追焚バーナ
ー(80)を有していることを特徴とする。
【0007】上記の構成によれば、熱媒体を追焚加熱す
る追焚バーナー(80)を有しているので、熱媒体が所
定温度以下となったような場合には、追焚バーナー(8
0)によって熱媒体を加熱することができ、熱媒体の温
度を常時所定温度以上に維持することができる。従っ
て、かかる燃料電池コジェネを給湯器に適用することに
より、常時水温を75℃以上に維持することも可能であ
る。また、水温を高く維持できるので、所定熱量を蓄積
するために必要となる貯湯タンクの大きさを小型化する
ことができ、システムのコンパクト化を図ることができ
る。なお、この場合、熱媒体としては、水、不凍液等を
挙げることができる。
【0008】ここで、熱媒体を貯蔵するタンク(60)
を備え、そのタンク(60)内の熱媒体をオフガスバー
ナー(10)の排熱と、追焚バーナー(80)の燃焼熱
とにより加熱する構成としてもよい。かかる構成によれ
ば、タンク(60)内の熱媒体の温度が低下しても、追
焚バーナー(80)により加熱することができるので、
熱媒体を常時高温に維持することができる。従って、熱
需要がある場合でも瞬時に高温の熱媒体を供給すること
ができる。また、タンク(60)内の熱媒体の温度を高
く維持することができるので、所定熱量を蓄積しておく
ためのタンクを小型化することができる。
【0009】具体的には、追焚バーナー(80)を、タ
ンク(60)内の熱媒体が循環する熱媒体回路(50,
52)に介設する構成が挙げられる。かかる構成によれ
ば、追焚バーナー(80)を経た熱媒体の有する熱を熱
交換して床暖房(90)や浴槽の追焚に使用することも
できる。また、この場合、熱媒体回路(50)にオフガ
スバーナー(10)が介設されている構成としてもよ
い。かかる構成によれば、オフガスバーナー(10)
と、追焚バーナー(80)とが同一の熱媒体回路(5
0)に設けられることとなるので、システムの簡略化が
図られることとなる。さらに、この場合、追焚バーナー
(80)を経た熱媒体を供給できるように熱媒体回路
(52)から分岐した熱媒体供給管(28)が設けられ
ている構成としてもよい。かかる構成によれば、追焚バ
ーナー(80)によって加熱された熱媒体が熱媒体供給
管(28)に供給されることとなるので、タンク(6
0)の温度が下がった状態となっても新たにタンク(6
0)に供給される熱媒体を順次加熱して高温の熱媒体を
常時供給することができる。従来の貯湯式の電気温水器
では、高温(最高90℃)の水を貯めることができる
が、一旦タンクの湯を使い切ると、タンク内の温度が下
がるので、電気ヒータで追焚するため、瞬時に給湯する
ことができず、水が昇温されるまで待つ必要があった。
しかしながら、上記の構成を給湯システムに適用すれ
ば、高温の水を常時供給することができる。
【0010】また、タンク(60)とそのタンク(6
0)に接続された熱媒体供給管(28a)とを備え、追
焚バーナー(80)が熱媒体供給管(28a)に介設さ
れている構成としてもよい。かかる構成によれば、上記
同様に、タンク(60)の温度が下がった状態となって
も新たにタンク(60)に供給される熱媒体を順次加熱
して高温の熱媒体を常時供給することができる。
【0011】そして、追焚バーナー(80)と並列に設
けられたバイパス管(27)と、追焚バーナー(80)
の停止時に熱媒体がバイパス管(27)を流通するよう
に構成された切替弁(13)とを備えている構成として
もよい。追焚バーナー(80)を停止している状態で
は、追焚バーナー(80)の熱交換部(43)からの放
熱があるが、かかる構成によれば、追焚バーナー(8
0)の停止時に熱媒体はバイパス管(27)を流通する
こととなるので、かかる放熱が抑止され、熱損失を縮小
することができる。
【0012】また、オフガスバーナー(10)が酸化触
媒を備えている構成としてもよい。従来、給湯器用等の
バーナーは、燃料ガスの供給量が変動する場合等、単一
のバーナーでは燃焼を安定させるのが難しいため、容量
の異なる複数のバーナー及び複数の燃料ガス制御弁を組
み合わせた構成となっている。しかしながら、上記の構
成によれば、被燃焼ガスの量に関係なく触媒上で燃焼反
応を起こすことができるので、複数のバーナーや燃料ガ
ス制御弁を設ける必要がなく、オフガスバーナー(1
0)の構成を簡略化することができる。
【0013】同様に、追焚バーナー(80)が酸化触媒
を備えている構成としてもよい。かかる構成によれば、
上記と同様に、追焚バーナー(80)の簡略化を図るこ
とができる。
【0014】そして、オフガスバーナー(10)の燃焼
ガスが追焚バーナー(80)に供給されるように構成さ
れていてもよい。追焚バーナー(80)は、熱媒体が所
定温度以下となった場合等に使用されるため、停止時に
は追焚バーナー(80)の熱交換部(43)から放熱が
あり、熱効率の低下を招くこととなる。しかしながら、
上記の構成によれば、オフガスバーナー(10)の燃焼
ガスが追焚バーナー(80)に供給され、追焚バーナー
(80)が常時加熱された状態となり、上記放熱が抑止
される。加えて、追焚バーナー(80)が予熱されるこ
ととなるので、その立ち上がりが良好なものとなる。こ
の場合、追焚バーナー(80)の起動時に、原燃料の供
給量を増加させ、オフガスバーナー(10)から追焚バ
ーナー(80)に供給される燃焼ガスを増量するように
構成してもよい。かかる構成によれば、追焚バーナー
(80)がより高温に予熱された状態で起動することと
なり、その立ち上がりがより良好なものとなる。
【0015】また、追焚バーナー(80)における燃焼
と、オフガスバーナー(10)における燃焼とが独立に
行われるように構成されていてもよい。オフガスバーナ
ー(10)は、燃焼量が小さく、長時間の運転も可能で
ある。一方、追焚バーナー(80)は、燃焼量が大き
く、オフガスバーナー(10)と連動して長時間運転し
たのでは耐久性の面で問題がある。すなわち、追焚バー
ナー(80)において、シンタリングによって触媒が劣
化することとなる。しかしながら、上記の構成によれ
ば、オフガスバーナー(10)の燃焼と追焚バーナー
(80)の燃焼とが独立に行われるので、追焚バーナー
(80)を熱媒体が所定温度以下となった場合等にのみ
使用することとすれば、追焚バーナー(80)の長寿命
化を図ることができる。この場合、追焚バーナー(8
0)の起動時に、追焚バーナー(80)に燃料電池
(1)のオフガスが供給されるように構成してもよい。
かかる構成によれば、オフガスには未反応のH2が残留
しているため、追焚バーナー80の着火性、昇温性が良
好となり、その立ち上がりが著しく良好なものとなる。
【0016】そして、本出願の別の発明は、炭化水素系
の原燃料を改質して生成したH2を燃料として発電する
燃料電池(1)と、該燃料電池(1)のオフガスを燃焼
するオフガスバーナー(10)とを備え、該オフガスバ
ーナー(10)の排熱を熱媒体の加熱に利用する燃料電
池コジェネレーションシステムであって、上記オフガス
バーナー(10)は、熱媒体の追焚加熱をすることがで
きるように燃焼用燃料の導入及び燃焼が可能なように構
成されていること特徴とする。
【0017】従来の燃料電池コジェネは、燃焼バーナ
ー、熱交換器、ポンプ、給湯システム側の補助加熱機
構、ポンプ、熱交換器など多くの部品からなりシステム
が複雑であった。しかしながら、上記の構成によれば、
オフガスバーナー(10)が追焚バーナー(80)の機
能を兼ねることとなるので、システムの簡略化及びコン
パクト化を図ることができる。この場合、オフガスバー
ナー(10)における燃焼用燃料の燃焼開始時に、原燃
料の供給量を増加させ、燃料電池(1)からオフガスバ
ーナー(10)に供給されるオフガスを増量するように
構成してもよい。かかる構成によれば、オフガスバーナ
ー(10)が高温に予熱された状態で燃焼用燃料の燃焼
を開始することとなり、その立ち上がりが良好なものと
なる。
【0018】尚、燃料電池(1)本体の熱回収路を閉回
路として、その閉回路と、上記熱媒体供給管(28a)
とが熱交換することにより、燃料電池(1)本体の熱を
回収してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本出願の発明によ
れば、熱媒体を追焚加熱する追焚バーナー(80)を有
しているので、熱媒体が所定温度以下となったような場
合には、追焚バーナー(80)によって熱媒体を加熱す
ることができ、熱媒体の温度を常時所定温度以上に維持
することができる。従って、かかる燃料電池コジェネを
給湯器に適用することにより、常時水温を75℃以上に
維持することも可能である。そして、水温を高く維持で
きるので、所定熱量を蓄積するために必要となる貯湯タ
ンクの大きさを小型化することができ、システムのコン
パクト化を図ることができる。
【0020】また、熱媒体を貯蔵するタンク(60)を
備え、そのタンク(60)内の熱媒体をオフガスバーナ
ー(10)の排熱と、追焚バーナー(80)の燃焼熱と
により加熱する構成とすることにより、タンク(60)
内の熱媒体の温度が低下しても、追焚バーナー(80)
により加熱することができるので、熱媒体を常時高温に
維持することができる。従って、熱需要がある場合でも
瞬時に高温の熱媒体を供給することができる。また、タ
ンク(60)内の熱媒体の温度を高く維持することがで
きるので、所定熱量を蓄積しておくためのタンクを小型
化することができる。
【0021】また、追焚バーナー(80)を、タンク
(60)内の熱媒体が循環する熱媒体回路(50,5
2)に介設する構成とすることにより、追焚バーナー
(80)を出た熱媒体の有する熱を熱交換して床暖房
(90)や浴槽の追焚に使用することもできる。また、
熱媒体回路(50)にオフガスバーナー(10)が介設
されている構成とすることにより、オフガスバーナー
(10)と、追焚バーナー(80)とが同一の熱媒体回
路(51)に設けられることとなるので、システムの簡
略化を図ることができる。さらに、追焚バーナー(8
0)を出た熱媒体を供給できるように熱媒体回路(5
2)から分岐した熱媒体供給管(28)が設けられてい
る構成とすることにより、タンク(60)の温度が下が
った状態となっても新たにタンク(60)に供給される
熱媒体を順次加熱して高温の熱媒体を常時供給すること
ができる。
【0022】また、タンク(60)とそのタンク(6
0)に接続された熱媒体供給管(28a)とを備え、追
焚バーナー(80)が熱媒体供給管(28a)に介設さ
れている構成とすることにより、上記同様に、タンク
(60)の温度が下がった状態となっても新たにタンク
(60)に供給される熱媒体を順次加熱して高温の熱媒
体を常時供給することができる。
【0023】また、追焚バーナー(80)と並列に設け
られたバイパス管(27)と、追焚バーナー(80)の
停止時に熱媒体がバイパス管(27)を流通するように
構成された切替弁(13)とを備えている構成とするこ
とにより、追焚バーナー(80)の停止時における熱交
換部(43)での放熱を抑止し、熱損失を縮小すること
ができる。
【0024】また、オフガスバーナー(10)が酸化触
媒を備えている構成とすることにより、被燃焼ガスの量
に関係なく触媒上で燃焼反応を起こすことができるの
で、オフガスバーナー(10)の構成を簡略化すること
ができる。
【0025】同様に、追焚バーナー(80)が酸化触媒
を備えている構成とすることにより、上記と同様に、追
焚バーナー(80)の簡略化を図ることができる。
【0026】また、オフガスバーナー(10)の燃焼ガ
スが追焚バーナー(80)に供給されるように構成する
ことにより、オフガスバーナー(10)の燃焼ガスが追
焚バーナー(80)に供給され、追焚バーナー(80)
が常時加熱された状態となり、追焚バーナー(80)の
停止時における熱交換部(43)での放熱を抑止するこ
とができる。加えて、追焚バーナー(80)が予熱され
ることとなるので、その立ち上がりを良好なものとする
ことができる。また、追焚バーナー(80)の起動時
に、原燃料の供給量を増加させ、オフガスバーナー(1
0)から追焚バーナー(80)に供給される燃焼ガスを
増量するように構成することにより、追焚バーナー(8
0)をより高温に予熱した状態で起動させることがで
き、その立ち上がりをより良好なものとすることができ
る。
【0027】また、追焚バーナー(80)における燃焼
と、オフガスバーナー(10)における燃焼とが独立に
行われるように構成することにより、追焚バーナー(8
0)を熱媒体が所定温度以下となった場合等にのみ使用
することとすれば、追焚バーナー(80)の長寿命化を
図ることができる。この場合、追焚バーナー(80)の
起動時に、追焚バーナー(80)に燃料電池(1)のオ
フガスが供給されるように構成することにより、追焚バ
ーナー(80)の着火性、昇温性が良好となり、その立
ち上がりを著しく良好なものとすることができる。
【0028】また、本出願の別の発明によれば、オフガ
スバーナー(10)が追焚バーナー(80)の機能を兼
ねることとなるので、システムの簡略化及びコンパクト
化を図ることができる。また、オフガスバーナー(1
0)における燃焼用燃料の燃焼開始時に、原燃料の供給
量を増加させ、燃料電池(1)からオフガスバーナー
(10)に供給されるオフガスを増量するように構成す
ることにより、オフガスバーナー(10)をより高温に
予熱した状態で燃焼用燃料の燃焼を開始させることがで
き、その立ち上がりをより良好なものとすることができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に基づい
て詳細に説明する。 (実施形態1) −燃料電池システム− 実施形態1に係る燃料電池システムの概略構成を図1に
示す。この燃料電池1は、触媒電極である酸素極(カソ
ード)2と、同じく触媒電極である水素極(アノード)
3とを有する固体高分子電解質型のものである。
【0030】そして、酸素極2には空気供給管20が接
続されている。また、水素極3には改質器6が改質ガス
供給管24によって接続されており、改質器6には原燃
料源(都市ガス)が原料ガス供給管25によって接続さ
れている。さらに、改質器6には、原燃料改質用の触媒
が充填されている。
【0031】そして、図示はしていないが、原料ガス供
給管25には、原燃料改質用の空気を供給する空気供給
手段と水蒸気供給手段とが接続されている。
【0032】また、改質器6から燃料電池1にかけて、
水の流通が可能に形成された第1熱交換器41が設けら
れている。
【0033】そして、燃料電池1の下流側には燃料電池
1のオフガスを燃焼するオフガスバーナー10が設けら
れている。燃料電池1の酸素極2のオフガス及び水素極
3のそれぞれのオフガス出口からオフガスバーナー10
にオフガスを送るオフガス管23a,23bが接続され
ている。また、オフガスバーナー10には、オフガスを
燃焼させるための酸化触媒が充填されている。さらに、
オフガスバーナー10には水の流通が可能に形成された
第2熱交換器42が設けられている。
【0034】次に、本燃料電池システムの動作について
説明する。
【0035】原燃料は空気と水蒸気と共に改質器6の触
媒に供給され、改質器6において改質されてH2を含む
改質ガスを生成する。そして、改質器6を出た改質ガス
は燃料電池1の水素極3に供給される。また、空気供給
管20からは燃料電池1の酸素極2に空気が供給され
る。
【0036】そして、燃料電池1では、水素極3の電極
表面で2H2→4H++4e-、酸素極2の電極表面でO2
+4H++4e-→2H2Oの電池反応を起こす。このと
き、酸素極2のオフガスには電池反応に使われなかった
余剰空気と電池反応によって生じた水蒸気とが含まれ
る。一方、水素極3のオフガスには電池反応に使用され
なかった水素、二酸化炭素、窒素、未改質の原燃料及び
水蒸気が含まれる。酸素極2及び水素極3の各オフガス
は、オフガスバーナー10により燃焼されて排出され
る。 −燃料電池コジェネレーション給湯システム− 次に、上記燃料電池システムと給湯システムとによる実
施形態1に係る燃料電池コジェネレーション給湯システ
ム(以後「燃料電池コジェネ給湯システム」と称する)
の構成について図1に基づいて説明する。
【0037】実施形態1に係る燃料電池コジェネ給湯シ
ステムでは、給湯システムに設けられた貯湯タンク60
下部、第1ポンプ71、第1熱交換部41(改質器6〜
燃料電池1)、第2熱交換部42(オフガスバーナー1
0)及び貯湯タンク60上部の順に管で連結されて形成
されたタンク用第1水回路51が設けられている。
【0038】また、給湯システムに設けられた追焚バー
ナー80には水の流通が可能に形成された第3熱交換部
43が設けられている。そして、貯湯タンク60上部,
第2ポンプ72、第3熱交換部43(追焚バーナー8
0)及び貯湯タンク60中部の順に管で連結されて形成
されたタンク用第2水回路52が設けられている。ま
た、追焚バーナー80には、燃焼用燃料(都市ガス)を
燃焼するための酸化触媒が充填されている。
【0039】そして、貯湯タンク60上部には給湯管2
8aが接続されており、その接続部近傍には給湯管に供
給される水の温度を検知するセンサが設けられている。
ここで、給湯管28aを貯湯タンク60上部に接続する
のは、貯湯タンク60内は下部から上部に行くに従って
水の温度が高くなるからである。そして、給湯管28a
には第3ポンプ73が介設されている。
【0040】従って、タンク用第1水回路51におい
て、貯湯タンク60内の水は、第1ポンプ71の作用に
よって貯湯タンク60下部から第1熱交換部41(改質
器6〜燃料電池1)、第2熱交換部42(オフガスバー
ナー10)の順に循環して貯湯タンク60上部に戻るこ
ととなる。このとき、循環する水は、第1熱交換部41
及び第2熱交換部42において改質器6等及びオフガス
バーナー10の排熱を回収することとなる。
【0041】また、タンク用第2水回路52において、
貯湯タンク60内の水は、貯湯タンク60上部から第2
ポンプ72の作用によって第3熱交換部43(追焚バー
ナー80)を経て貯湯タンク60中部に戻ることとな
る。このとき、循環する水の温度が所定温度以下の場
合、循環する水は第3熱交換部43において追焚バーナ
ー80によって加熱されることとなる。
【0042】そして、貯湯タンク60内の水は、給湯管
28aを通って供給されることとなる。
【0043】上記構成の燃料電池コジェネ給湯システム
によれば、貯湯タンク60内の水をオフガスバーナー1
0の排熱と、追焚バーナー80の燃焼熱とにより加熱す
ることができるので、貯湯タンク60内の水の温度が低
下しても、追焚バーナー80により加熱することがで
き、水を常時高温に維持することができる。従って、高
温の水の需要がある場合でも瞬時に供給することができ
る。また、貯湯タンク60内の水の温度を高く維持する
ことができるので、所定熱量を蓄積しておくためのタン
クを小型化することができ、システムのコンパクト化が
図られることとなる。
【0044】また、オフガスバーナー10及び追焚バー
ナー80が酸化触媒を有しているので、被燃焼ガスの量
に関係なく触媒上で燃焼反応を起こすことができ、オフ
ガスバーナー10及び追焚バーナー80の構成を簡略化
することができる。すなわち、従来の給湯器用等のバー
ナーのように、容量の異なる複数のバーナーや複数の燃
料ガス制御弁を組み合わせた構成とする必要がない。
【0045】さらに、オフガスバーナー10及び追焚バ
ーナー80はそれぞれ燃料供給系を別にしており、運転
も別個になされる、すなわち、オフガスバーナー10に
おける燃焼と追焚バーナー80における燃焼とが独立に
行われるので、追焚バーナー80を貯湯タンク60内の
水が所定温度以下となった場合等にのみ使用することに
より、追焚バーナー80の長寿命化が図られることとな
る。 (実施形態2)図2は、実施形態2に係る燃料電池コジ
ェネ給湯システムの概略構成を示す。なお、実施形態1
と同一部分は同一符号で示している。また、燃料電池シ
ステムの構成は実施形態1と同一である。
【0046】実施形態2に係る燃料電池コジェネ給湯シ
ステムでは、実施形態1において、タンク用第2水回路
52を設けずに、貯湯タンク60下部、第1ポンプ7
1、第1熱交換部41(改質器6〜燃料電池1)、第2
熱交換部42(オフガスバーナー10)、第3熱交換部
43(追焚バーナー80)及び貯湯タンク60上部の順
に管で連結されて形成されたタンク用水回路50が設け
られた構成となっている。
【0047】その他の構成は、実施形態1と同一であ
る。
【0048】上記構成の燃料電池コジェネ給湯システム
によれば、オフガスバーナー10と、追焚バーナー80
とが共にタンク用水回路50に設けられているので、そ
れぞれに異なる水回路が設けられる場合に比較してシス
テムの簡略化が図られることとなる。
【0049】その他の作用・効果は実施形態1と同一で
ある。 (実施形態3)図3は、実施形態3に係る燃料電池コジ
ェネ給湯システムの概略構成を示す。なお、実施形態1
と同一部分は同一符号で示している。また、燃料電池シ
ステムの構成は実施形態1と同一である。
【0050】実施形態3に係る燃料電池コジェネ給湯シ
ステムでは、実施形態1において、貯湯タンク60に給
湯管28aを接続せずに、タンク用第2水回路52の第
3熱交換部43(追焚バーナー80)と貯湯タンク60
との間から分岐して給湯管28が設けられた構成となっ
ている。その他の構成は実施形態1と同一である。
【0051】上記構成の燃料電池コジェネ給湯システム
によれば、追焚バーナー80によって加熱された水が熱
媒体供給管28から供給されることとなるので、貯湯タ
ンク60の温度が下がった状態となっても新たに貯湯タ
ンク60に供給される水を順次加熱して高温の水を常時
供給することができる。従って、従来の貯湯式の電気温
水器のように、水切れ時に追焚により水が昇温されるま
で待たなければならないということがない。
【0052】その他の作用・効果は実施形態1と同一で
ある。 (実施形態4)図4は、実施形態4に係る燃料電池コジ
ェネ給湯システムの概略構成を示す。なお、実施形態3
と同一部分は同一符号で示している。また、燃料電池シ
ステムの構成は実施形態1と同一である。
【0053】実施形態4に係る燃料電池コジェネ給湯シ
ステムでは、実施形態3において、タンク用第2水回路
52における給湯管28の分岐部と貯湯タンク60との
間に熱交換器31が設けられ、その熱交換器31に床暖
房90が接続された構成となっている。その他の構成は
実施形態3と同一である。
【0054】上記構成の燃料電池コジェネ給湯システム
によれば、追焚バーナー80を経た水の有する熱を熱交
換して床暖房90に使用されている。
【0055】なお、本実施形態では、貯湯タンク60内
の水の有する熱を床暖房90に使用したが、これに限定
されるものではなく、浴槽の追焚等に使用するものであ
ってもよい。
【0056】その他の作用・効果は実施形態3と同一で
ある。 (実施形態5)図5は、実施形態5に係る燃料電池コジ
ェネ給湯システムの概略構成を示す。なお、実施形態1
と同一部分は同一符号で示している。また、燃料電池シ
ステムの構成は実施形態1と同一である。
【0057】実施形態5に係る燃料電池コジェネ給湯シ
ステムでは、実施形態1において、タンク用第2水回路
52を設けずに、給湯管28aにおける第3ポンプ73
の下流側に第3熱交換部43、すなわち、追焚バーナー
80が設けられた構成となっている。その他の構成は実
施形態1と同一である。
【0058】上記構成の燃料電池コジェネ給湯システム
によれば、追焚バーナー80によって加熱された水が熱
媒体供給管28aから供給されることとなるので、貯湯
タンク60の温度が下がった状態となっても新たに貯湯
タンク60に供給される水を順次加熱して高温の水を常
時供給することができる。従って、従来の貯湯式の電気
温水器のように、水切れ時に追焚により水が昇温される
まで待たなければならないということがない。
【0059】その他の作用・効果は実施形態1と同一で
ある。 (実施形態6)図6は、実施形態6に係る燃料電池コジ
ェネ給湯システムの概略構成を示す。なお、実施形態5
と同一部分は同一符号で示している。また、燃料電池シ
ステムの構成は実施形態1と同一である。
【0060】実施形態6に係る燃料電池コジェネ給湯シ
ステムでは、実施形態5において、給湯管28aおける
第3熱交換器43の入口側と出口側とが接続されたバイ
パス管27が設けられ、その入口側の分岐部に切替弁1
3が介設された構成となっている。また、切替弁13
は、追焚バーナー80の停止時に水がバイパス管27を
流通するように制御されている構成となっている。その
他の構成は実施形態5と同一である。
【0061】上記構成の燃料電池コジェネ給湯システム
によれば、追焚バーナー80の停止時には、水はバイパ
ス管27を流通することとなるので、追焚バーナー80
の停止時における第3熱交換部43での放熱が防止さ
れ、熱損失が縮小されることとなる。
【0062】その他の作用・効果は実施形態5と同一で
ある。 (実施形態7)図7は、実施形態7に係る燃料電池コジ
ェネ給湯システムの概略構成を示す。なお、実施形態3
と同一部分は同一符号で示している。また、燃料電池シ
ステムの構成は実施形態1と同一である。
【0063】実施形態7に係る燃料電池コジェネ給湯シ
ステムでは、実施形態3において、給湯管28おける第
3熱交換器43の入口側と出口側とが接続されたバイパ
ス管27が設けられ、その入口側の分岐部に切替弁13
が介設された構成となっている。また、切替弁13は、
追焚バーナー80の停止時に水がバイパス管27を流通
するように制御されている構成となっている。その他の
構成は実施形態3と同一である。
【0064】作用・効果は実施形態6と同一である。 (実施形態8)図8は、実施形態8に係る燃料電池コジ
ェネ給湯システムの概略構成を示す。なお、実施形態7
と同一部分は同一符号で示している。また、燃料電池シ
ステムの構成は実施形態1と同一である。
【0065】実施形態8に係る燃料電池コジェネ給湯シ
ステムでは、実施形態7において、オフバスバーナー1
0の燃焼ガスを追焚バーナー80に供給する燃焼ガス供
給管29が設けられた構成となっている。また、貯湯タ
ンク60上部の水の温度を検知する貯めに設けられたセ
ンサが図示しない制御装置に接続されて燃料電池システ
ムへの原燃料の供給量調節及び追焚バーナー80の起動
の制御がなされる構成となっている。その制御について
図9に基づいて説明する。
【0066】まず、ステップST1において、給湯口が
開かれる。次いで、ステップST2に進み、その時の貯
湯タンク60上部の水(供給される水)の温度T1がセ
ンサによって検知され、その温度の読み込みがなされて
ステップST3に進む。ステップST3ではT1が設定
された制限温度Tよりも低いか否かが判定され、T1
Tより低い場合にはステップST4に進む。ステップS
T4では、燃料電池システムへの原燃料供給量の増量が
実行される。このとき、オフガスバーナー10から追焚
バーナー80に供給される燃焼ガスが増量し、追焚バー
ナー80がさらに高い温度に予熱されることとなる。続
いて、ステップST5に進み、追焚バーナー80の燃料
弁及び空気弁が開かれ、追焚バーナー80での燃焼が開
始する。そして、その後はステップST1に戻る。ま
た、ステップST3においてT1がT以上の場合にもス
テップST1に戻る。
【0067】その他の構成は実施形態7と同一である。
【0068】上記構成の燃料電池コジェネ給湯システム
によれば、オフガスバーナー10の燃焼ガスが追焚バー
ナー80に供給され、追焚バーナー80が常時加熱され
た状態となり、追焚バーナー80の停止時における第3
熱交換部43での放熱が抑止される。
【0069】また、上記の制御により、追焚バーナー8
0の起動時に、原燃料供給量が増量され、オフガスバー
ナー10から追焚バーナー80に供給される燃焼ガスも
増量されることとなるので、追焚バーナー80がより高
温に予熱された状態で起動することとなり、その立ち上
がりが極めて良好なものとなる。
【0070】その他の作用・効果は実施形態7と同一で
ある。 (実施形態9)図10は、実施形態9に係る燃料電池コ
ジェネ給湯システムの概略構成を示す。なお、実施形態
3と同一部分は同一符号で示している。また、燃料電池
システムの構成は実施形態1と同一である。
【0071】実施形態9に係る燃料電池コジェネ給湯シ
ステムでは、実施形態3において、オフガスバーナー1
0に炭化水素系の燃料が供給可能に形成されており、す
なわち、オフガスバーナー10が追焚バーナー80を兼
ねた構成となっている。そして、第2熱交換部42及び
第3熱交換部43が共にオフガスバーナー10に設けら
れた構成となっている。また、貯湯タンク60上部の水
の温度を検知するために設けられたセンサが図示しない
制御装置に接続されて燃料電池システムへの原燃料の供
給量調節及びオフガスバーナー10の追焚バーナー的機
能の起動について実施形態8と同様の制御がなされる構
成となっている。その他の構成は実施形態3と同一であ
る。
【0072】上記構成の燃料電池コジェネ給湯システム
によれば、オフガスバーナー10が追焚バーナー80の
機能を兼ねることとなるので、システムの簡略化及びコ
ンパクト化が図られることとなる。
【0073】また、オフガスバーナー10における燃焼
用燃料の燃焼開始時に、原燃料供給量が増量され、燃料
電池1からオフガスバーナー10に供給されるオフガス
も増量されることとなるので、オフガスバーナー10が
高温に予熱された状態で燃焼用燃料の燃焼を開始するこ
ととなり、その立ち上がりが極めて良好なものとなる。 (実施形態10)図11は、実施形態10に係る燃料電
池コジェネ給湯システムの概略構成を示す。なお、実施
形態3と同一部分は同一符号で示している。また、燃料
電池システムの構成は実施形態1と同一である。
【0074】実施形態10に係る燃料電池コジェネ給湯
システムでは、実施形態3において、燃料電池1の酸素
極2のオフガス管23aから分岐した第1オフガス供給
管21と水素極3のオフガス管23bから分岐した第2
オフガス供給管22とが追焚バーナー80に接続されて
いる。また、第1オフガス供給管21及び第2オフガス
供給管22には、それぞれ第1開閉弁11及び第2開閉
弁12が介設されている。その他の構成は実施形態3と
同一である。
【0075】上記構成の燃料電池コジェネ給湯システム
によれば、追焚バーナー80の起動時に第1開閉弁11
及び第2開閉弁12を開き、追焚バーナー80に燃料電
池1のオフガスを供給することができる。そして、オフ
ガスには未反応のH2が残留しているため、追焚バーナ
ー80の着火性、昇温性が良好となり、立ち上がりが著
しく良好なものとなる。
【0076】その他の作用・効果は実施形態3と同一で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る燃料電池コジェネ給湯システ
ムの概略構成を示す図である。
【図2】実施形態2に係る燃料電池コジェネ給湯システ
ムの概略構成を示す図である。
【図3】実施形態3に係る燃料電池コジェネ給湯システ
ムの概略構成を示す図である。
【図4】実施形態4に係る燃料電池コジェネ給湯システ
ムの概略構成を示す図である。
【図5】実施形態5に係る燃料電池コジェネ給湯システ
ムの概略構成を示す図である。
【図6】実施形態6に係る燃料電池コジェネ給湯システ
ムの概略構成を示す図である。
【図7】実施形態7に係る燃料電池コジェネ給湯システ
ムの概略構成を示す図である。
【図8】実施形態8に係る燃料電池コジェネ給湯システ
ムの概略構成を示す図である。
【図9】実施形態8に係る燃料電池コジェネにおける追
焚バーナーの制御フロー図である。
【図10】実施形態9に係る燃料電池コジェネ給湯シス
テムの概略構成を示す図である。
【図11】実施形態10に係る燃料電池コジェネ給湯シ
ステムの概略構成を示す図である。
【符号の説明】 1 燃料電池 2 酸素極 3 水素極 6 改質器 10 オフガスバーナー 11 第1開閉弁 12 第2開閉弁 13 切替弁 20 空気供給管 21 第1オフガス供給管 22 第2オフガス供給管 23a,b オフガス管 24 改質ガス供給管 25 原料ガス供給管 27 バイパス管 28,28a 給湯管(熱媒体供給管) 29 燃焼ガス供給管 31 熱交換器 41 第1熱交換部 42 第2熱交換部 43 第3熱交換部 50 タンク用水回路 51 タンク用第1水回路 52 タンク用第2水回路 60 貯湯タンク 71 第1ポンプ 72 第2ポンプ 73 第3ポンプ 80 追焚バーナー 90 床暖房
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 伸樹 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 Fターム(参考) 5H027 AA06 BA01 DD06

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化水素系の原燃料を改質して生成した
    2を燃料として発電する燃料電池(1)と、該燃料電
    池(1)のオフガスを燃焼するオフガスバーナー(1
    0)とを備え、該オフガスバーナー(10)の排熱を熱
    媒体の加熱に利用する燃料電池コジェネレーションシス
    テムであって、 熱媒体の追焚加熱用の追焚バーナー(80)を有してい
    ることを特徴とする燃料電池コジェネレーションシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 熱媒体を貯蔵するタンク(60)を備
    え、該タンク(60)内の熱媒体を上記オフガスバーナ
    ー(10)の排熱と、上記追焚バーナー(80)の燃焼
    熱とにより加熱するように構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の燃料電池コジェネレーションシス
    テム。
  3. 【請求項3】 上記追焚バーナー(80)は上記タンク
    (60)内の熱媒体が循環する熱媒体回路(50,5
    2)に介設されていることを特徴とする請求項2に記載
    の燃料電池コジェネレーションシステム。
  4. 【請求項4】 上記熱媒体回路(50)に上記オフガス
    バーナー(10)が介設されていることを特徴とする請
    求項3に記載の燃料電池コジェネレーションシステム。
  5. 【請求項5】 上記追焚バーナー(80)を経た熱媒体
    を供給できるように上記熱媒体回路(52)から分岐し
    た熱媒体供給管(28)が設けられていることを特徴と
    する請求項3又は請求項4に記載の燃料電池コジェネレ
    ーションシステム。
  6. 【請求項6】 熱媒体を貯蔵するタンク(60)と該タ
    ンク(60)に接続された熱媒体供給管(28a)とを
    備え、上記追焚バーナー(80)が該熱媒体供給管(2
    8a)に介設されていることを特徴とする請求項1に記
    載の燃料電池コジェネレーションシステム。
  7. 【請求項7】 上記追焚バーナー(80)と並列に設け
    られたバイパス管(27)と、該追焚バーナー(80)
    の停止時に熱媒体が該バイパス管(27)を流通するよ
    うに構成された切替弁(13)とを備えていることを特
    徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一に記載の燃
    料電池コジェネレーションシステム。
  8. 【請求項8】 上記オフガスバーナー(10)が酸化触
    媒を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項7
    のいずれか一に記載の燃料電池コジェネレーションシス
    テム。
  9. 【請求項9】 上記追焚バーナー(80)が酸化触媒を
    備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のい
    ずれか一に記載の燃料電池コジェネレーションシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 上記オフガスバーナー(10)の燃焼
    ガスが上記追焚バーナー(80)に供給されるように構
    成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9の
    いずれか一に記載の燃料電池コジェネレーションシステ
    ム。
  11. 【請求項11】 上記追焚バーナー(80)の起動時
    に、原燃料の供給量を増加させ、上記オフガスバーナー
    (10)から該追焚バーナー(80)に供給される燃焼
    ガスを増量するように構成されていることを特徴とする
    請求項10に記載の燃料電池コジェネレーションシステ
    ム。
  12. 【請求項12】 上記追焚バーナー(80)における燃
    焼と、上記オフガスバーナー(10)における燃焼とが
    独立に行われるように構成されていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項11のいずれか一に記載の燃料電池
    コジェネレーションシステム。
  13. 【請求項13】 上記追焚バーナー(80)の起動時
    に、該追焚バーナー(80)に上記燃料電池(1)のオ
    フガスが供給されるように構成されていることを特徴と
    する請求項12に記載の燃料電池コジェネレーションシ
    ステム。
  14. 【請求項14】 炭化水素系の原燃料を改質して生成し
    たH2を燃料として発電する燃料電池(1)と、該燃料
    電池(1)のオフガスを燃焼するオフガスバーナー(1
    0)とを備え、該オフガスバーナー(10)の排熱を熱
    媒体の加熱に利用する燃料電池コジェネレーションシス
    テムであって、 上記オフガスバーナー(10)は、熱媒体の追焚加熱を
    することができるように燃焼用燃料の導入及び燃焼が可
    能なように構成されていること特徴とする燃料電池コジ
    ェネレーションシステム。
  15. 【請求項15】 上記オフガスバーナー(10)におけ
    る燃焼用燃料の燃焼開始時に、原燃料の供給量を増加さ
    せ、燃料電池(1)から該オフガスバーナー(10)に
    供給されるオフガスを増量するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項14に記載の燃料電池コジェネレ
    ーションシステム。
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