JP2003321893A - コンリート壁構造及びその型枠パネル - Google Patents
コンリート壁構造及びその型枠パネルInfo
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Abstract
る発泡合成樹脂層を簡便に作業性良く、低コストにて設
ける。 【解決手段】 コンクート壁2と、その表面に埋め殺し
状態で配設された金属薄板の角波板5から成る型枠パネ
ル3と、型枠パネル3の表面に配設された発泡合成樹脂
層とを有するコンクリート壁構造であって、型枠パネル
3を、その角波における凸条6と凹溝7を、凸条6が外
側に向けて断面幅が大きくなり凹溝7が蟻溝形状となる
形状に構成し、発泡合成樹脂層を、型枠パネル3の蟻溝
形状の凹溝7に圧入することで係合固定される突条12
を突設した発泡合成樹脂成形パネル4にて構成した。
Description
造に関し、特に防音・断熱性・結露防止を付与するため
に表面に発泡合成樹脂層を設けて成るコンクリート壁構
造及びそれに用いる型枠パネルに関するものである。
する際には、木製などの型枠パネルを用いて型枠を構築
し、その型枠内にコンクリートを打設して養生・硬化さ
せ、硬化後型枠パネルを取り外してコンクリート壁を形
成していた。しかし、近年は熱帯雨林地方の環境保護の
観点から木製の型枠パネルの使用を極力避けるために、
金属薄板を角波形状に形成した金属製の型枠パネルを用
いて型枠を構築し、その型枠パネルをコンクリート硬化
後に埋め殺し状態で放置するようにしたものが提案され
ている。
出願人は先に、金属薄板の角波板から成り、その角波板
の凸条又は凹条に、その長手方向に細長い水抜き穴を断
続的に多数設けることで、コンクリートの流出を防止し
つつコンクリート内に含まれている水分を十分に効率よ
く排出することができるものを提案している(特許文献
1参照。)。
ト壁の防音性や断熱性を高める際には、図5に示すよう
に、コンクリート壁21の表面に埋め殺し状態で配置さ
れた型枠パネル22の表面に、発泡合成樹脂層23を吹
き付け等によって形成している。
リート壁21に発泡合成樹脂層23を形成する吹き付け
作業には、大掛かりな装置と大変な作業工数が必要であ
り、コスト高になるという問題があり、またその作業環
境も良好でないという問題があった。
クリート壁表面に防音・断熱性・結露防止を付与する発
泡合成樹脂層を簡便に作業性良く、低コストにて設ける
ことができるコンクリート壁構造及びそれに用いる型枠
パネルを提供することを目的とする。
構造は、コンクート壁と、その表面に埋め殺し状態で配
設された金属薄板の角波板から成る型枠パネルと、型枠
パネルの表面に配設された発泡合成樹脂層とを有するコ
ンクリート壁構造であって、型枠パネルを、その角波に
おける凸条と凹溝を、凸条が外側に向けて断面幅が大き
くなり凹溝が蟻溝形状となる形状に構成し、発泡合成樹
脂層を、型枠パネルの蟻溝形状の凹溝に圧入することで
係合固定される突条を突設した発泡合成樹脂成形パネル
にて構成したものである。
構築し、その内部にコンクリートを打設してコンクリー
トを養生・硬化することで、型枠パネルを表面に埋め殺
した状態のコンクリート壁が形成され、その型枠パネル
の凹溝に突条を圧入させて発泡合成樹脂成形パネルを装
着することによって、コンクリート壁表面に簡便に発泡
合成樹脂層を形成でき、防音・断熱性・結露防止を有す
るコンクリート壁を作業性良く低コストにて構成するこ
とができる。
ルは、コンクリート壁形成時に型枠として機能し、形成
後その表面に埋め殺し状態で配設される金属薄板の角波
板から成るコンクリート壁用型枠パネルであって、角波
における凸条と凹溝を、凸条が外側に向けて断面幅が大
きくなり凹溝が蟻溝形状となる形状に構成したものであ
り、この型枠パネルを用いることにより、上記コンクー
ト壁構造を実現してその効果を奏することができる。
い水抜き穴を断続的に形成するとともに、その両側に連
続する補強ビードを突設すると、凹溝底面の細長い水抜
き穴にてコンクリートの流出を防止しつつコンクリート
内に含まれている過剰な水分を適切に効率よく排出して
効果的に養生することができ、かつこのような細長い水
抜き穴を設けてもその両側の補強ビードにて凹溝底面の
面強度が維持して、型枠パネルの強度を確保することが
できる。
の凹溝に係合する突条を突設した発泡合成樹脂成形パネ
ルを着脱可能に装着すると、型枠パネルを発泡合成樹脂
成形パネルを装着した状態で流通させ、コンクリート壁
形成時に発泡合成樹脂成形パネルを取り外して型枠を構
築し、養生・硬化後に装着することで、資材管理や工程
管理が容易になって作業効率良く防音・断熱性・結露防
止を有するコンクリート壁を構成することができる。
造とそれに用いる型枠パネルの一実施形態について、図
1〜図4を参照して説明する。
コンクリート壁構造体で、コンクート壁2と、その表面
に埋め殺し状態で配設された金属薄板から成る型枠パネ
ル3と、型枠パネル3の表面に装着された発泡合成樹脂
成形パネル4にて構成されている。
に、凸条6と凹溝7が交互に形成された角波板5から成
り、その凸条6が外側に向けて断面幅が大きくなり、凹
溝7が蟻溝形状に構成されている。凸条6の頂面には、
型枠の構築時に型枠パネル3を所定の間隔をあけた状態
で保持するセパレータを取り付けるための取付穴8が適
当間隔おきに形成されている。凹溝7の底面には、その
長手方向に細長い水抜き穴9が適当間隔置きに断続的に
形成されている。また、この水抜き穴9の両側に断面形
状略半円状の連続する補強ビード10が突設されてい
る。
の板厚が0.25〜0.5mm、凸条6、凹条7のピッ
チ間隔が40〜60mm、凸条6の幅が15〜25m
m、凹溝7の幅が25〜40mm、それらの高さ又は深
さが10〜15mm程度が好適である。水抜き穴9は、
上記作用効果を得るために、その幅が1.5〜3mm、
長さが10〜25mm、断続ピッチ間隔が20〜50m
m程度が適当である。また、補強ビード10は半径1.
5〜2.5mm程度が適当である。
・断熱性能を得るための厚さ(例えば20〜30mm程
度)を有する平板部11の片面に、型枠パネル5の蟻溝
形状の凹溝7に圧入することで係合固定される断面形状
が逆台形状の突条12が突設されている。
には、所定のコンリート壁2の厚さに対応する間隔をあ
けて型枠パネル3を対向配置するとともにその凸条6に
形成された適当な取付穴8を利用して適当ピッチ間隔お
きにセパレータにて相互に連結してその間隔を保持し、
その状態で型枠パネル3を支持することでコンクリート
打設用の型枠を構築する。次に、その型枠内にコンクリ
ートを打設してコンクリートを養生・硬化することで、
型枠パネル3を表面に埋め殺した状態のコンクリート壁
2が形成される。
6が断面逆台形状であるため、コンクリート壁2と型枠
パネル3が強固に一体固着される。また、凹溝7の底面
に、その長手方向に細長い水抜き穴9が断続的に形成さ
れているので、コンクリートの流出を防止しつつコンク
リート内に含まれている過剰な水分を適切に効率よく排
出して効果的に養生することができる。また、水抜き穴
9の両側に連続する補強ビード10が突設されているの
で、このような細長い水抜き穴9が断続的に設けられて
いても補強ビード10によって凹溝7底面の面強度が維
持され、型枠パネル3の強度が確保される。
し状態で一体化されている型枠パネル3に発泡合成樹脂
成形パネル4を装着する。その際に、型枠パネル3の凹
溝7に発泡合成樹脂成形パネル4に突設された突条12
を圧入させるという簡単な作業によって装着することが
でき、防音・断熱性を有するコンクリート壁構造体1を
作業性良く低コストにて構成することができる。
ネル3を表面に埋め殺した状態のコンクリート壁を形成
した後、その型枠パネル3の蟻溝形状の凹溝7に発泡合
成樹脂成形パネル4の突条12を圧入させて発泡合成樹
脂成形パネル4を装着することによって、コンクリート
壁表面に簡便に発泡合成樹脂層を形成でき、防音・断熱
性を有するコンクリート壁構造体1を作業性良く低コス
トにて構成することができる。
ネル4を装着した状態で流通させると、コンクリート壁
2の形成時に発泡合成樹脂成形パネル4を取り外して型
枠を構築し、養生・硬化後に発泡合成樹脂成形パネル4
を装着することで、資材管理や工程管理が容易になっ
て、一層作業効率良く防音・断熱性を有するコンクリー
ト壁構造体1を構成することができる。
用いる型枠パネルによれば、型枠パネルにて型枠を構築
し、その内部にコンクリートを打設してコンクリートを
養生・硬化することで、型枠パネルを表面に埋め殺した
状態のコンクリート壁が形成され、その型枠パネルの凹
溝に突条を圧入させて発泡合成樹脂成形パネルを装着す
ることによって、コンクリート壁表面に簡便に発泡合成
樹脂層を形成でき、防音・断熱性・結露防止を有するコ
ンクリート壁を作業性良く低コストにて構成することが
できる。
分横断平面図である。
ネルの分解斜視図である。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 コンクート壁と、その表面に埋め殺し状
態で配設された金属薄板の角波板から成る型枠パネル
と、型枠パネルの表面に配設された発泡合成樹脂層とを
有するコンクリート壁構造であって、型枠パネルを、そ
の角波における凸条と凹溝を、凸条が外側に向けて断面
幅が大きくなり凹溝が蟻溝形状となる形状に構成し、発
泡合成樹脂層を、型枠パネルの蟻溝形状の凹溝に圧入す
ることで係合固定される突条を突設した発泡合成樹脂成
形パネルにて構成したことを特徴とするコンクリート壁
構造。 - 【請求項2】 コンクリート壁形成時に型枠として機能
し、形成後その表面に埋め殺し状態で配設される金属薄
板の角波板から成るコンクリート壁用型枠パネルであっ
て、角波における凸条と凹溝を、凸条が外側に向けて断
面幅が大きくなり凹溝が蟻溝形状となる形状に構成した
ことを特徴とするコンクリート壁用型枠パネル。 - 【請求項3】 凹溝の底面に、その長手方向に細長い水
抜き穴を断続的に形成するとともに、その両側に連続す
る補強ビードを突設したことを特徴とする請求項2記載
のコンクリート壁用型枠パネル。 - 【請求項4】 蟻溝形状の凹溝に圧入嵌合されてこの凹
溝に係合する突条を突設した発泡合成樹脂成形パネルを
着脱可能に装着したことを特徴とする請求項2又は3記
載のコンクリート壁用型枠パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003013031A JP3725125B2 (ja) | 2003-01-22 | 2003-01-22 | コンリート壁構造及びその型枠パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003013031A JP3725125B2 (ja) | 2003-01-22 | 2003-01-22 | コンリート壁構造及びその型枠パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003321893A true JP2003321893A (ja) | 2003-11-14 |
JP3725125B2 JP3725125B2 (ja) | 2005-12-07 |
Family
ID=29546020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003013031A Expired - Lifetime JP3725125B2 (ja) | 2003-01-22 | 2003-01-22 | コンリート壁構造及びその型枠パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3725125B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014153589A1 (en) * | 2013-03-27 | 2014-10-02 | Eaa Research Engineer Pty Ltd | Panel for a building structure, a building system and a building structure having the building panel |
CN108661290A (zh) * | 2018-05-26 | 2018-10-16 | 陈贤进 | 楼地面保温隔声板及其加工方法 |
-
2003
- 2003-01-22 JP JP2003013031A patent/JP3725125B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
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WO2014153589A1 (en) * | 2013-03-27 | 2014-10-02 | Eaa Research Engineer Pty Ltd | Panel for a building structure, a building system and a building structure having the building panel |
CN108661290A (zh) * | 2018-05-26 | 2018-10-16 | 陈贤进 | 楼地面保温隔声板及其加工方法 |
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---|---|
JP3725125B2 (ja) | 2005-12-07 |
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