JP2003321159A - 箔および条ストリップ材の表面処理装置 - Google Patents

箔および条ストリップ材の表面処理装置

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JP2003321159A
JP2003321159A JP2002130296A JP2002130296A JP2003321159A JP 2003321159 A JP2003321159 A JP 2003321159A JP 2002130296 A JP2002130296 A JP 2002130296A JP 2002130296 A JP2002130296 A JP 2002130296A JP 2003321159 A JP2003321159 A JP 2003321159A
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strip material
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foil
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Kazuhito Hayashi
和仁 林
Hidenori Hayashi
秀徳 林
Shigeharu Yamauchi
重春 山内
Hiroyuki Hayashi
博之 林
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MICROHARD CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 条ストリップ材を搬送するためのローラ交換
が容易な箔および条ストリップ材の表面処理装置を提供
すること。 【解決手段】 ローラ15を介してストリップ材Sを処
理槽10の内部で搬送することにより、当該ストリップ
材表面に所望の処理を施すようにした箔および条ストリ
ップ材の表面処理装置であって、前記処理槽10の側壁
に設けられた開閉扉11と、前記開閉扉11と対向する
壁面12から垂設された駆動軸13と、該駆動軸13を
回転駆動する回転アクチュエータ14と、前記駆動軸1
3に挿脱可能に設けられたローラ15と、該ローラ15
の自由端側を回転可能に支持する支持軸16と、該支持
軸16を軸線方向に前進後退可能に駆動する支持軸駆動
機構17とを備えたので、条ストリップ材を搬送するた
めのローラ交換が容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属の極薄箔等の
帯状を成すストリップ材の表面に付着した汚れ等を除去
する洗浄処理、付着した油分を除去する脱脂処理及びそ
の他の化成処理を行う箔および条ストリップ材の表面処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、箔および条ストリップ材に各種
の処理を施す場合、ストリップ材に表面処理を実施する
装置の一つとして、処理槽の内部に複数のローラを配置
し、これらローラを介してストリップ材を適宜方向に搬
送させながら、当該ストリップ材を処理槽液に浸漬した
り、処理液を噴射するようにしたものが存在した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の条スト
リップ材の表面処理装置は、処理槽内に配置された複数
のローラを介してストリップ材を搬送することにより、
当該ストリップ材表面に所望の処理を施すものであり、
ローラの表面に傷等が付いた場合に搬送する箔にも傷が
付くため、新しいものと交換する必要が生じた。このロ
ーラの交換作業が非常に煩雑であった。つまり、表面処
理装置には表面処理の為の種々の処理液用配管がローラ
の周囲に設置されており、ローラ交換作業の支障となっ
ていた。また、ローラの交換時に隣接するローラや他の
部材にローラ表面を衝突させて、傷付ける虞もあった。
更に、各ローラの配置がほぼ水平方向に並んでいた為
に、設置スペースが大きい上に強酸性や強アルカリ性の
危険な処理液が外部に漏出する事態を確実に防止する必
要があるものであった。
【0004】本発明は、前記実情に鑑み提案されたもの
で、ローラの交換作業を容易にすると共に、交換時にロ
ーラ表面を傷付ける虞がなく、且つ危険な処理液が外部
に漏出する事態を招来することのない箔および条ストリ
ップ材の表面処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ローラを介してストリッ
プ材を処理槽の内部で搬送することにより、当該ストリ
ップ材表面に所望の処理を施すようにした箔および条ス
トリップ材の表面処理装置であって、前記処理槽の側壁
に設けられた開閉扉と、前記開閉扉と対向する壁面から
垂設された駆動軸と、該駆動軸を回転駆動する回転アク
チュエータと、前記駆動軸に挿脱可能に設けられたロー
ラと、該ローラの自由端側を回転可能に支持する支持軸
と、該支持軸を軸線方向に前進後退可能に駆動する支持
軸駆動機構とを備えたものである。
【0006】また、請求項2に記載の発明において、前
記支持軸と支持軸駆動機構とを前記開閉扉に設けたもの
である。
【0007】また、請求項3に記載の発明において、前
記支持軸は、截頭円錐状の支持部を有しており、当該支
持部を前記駆動軸に挿着されたローラの自由端部に当接
し、回転可能に支持すると共に、前記支持軸を後退する
ことにより前記ローラの端部から離間させ、前記開閉扉
を開閉可能とするものである。
【0008】また、請求項4に記載の発明において、前
記ローラは、前記処理槽の内壁に沿って略U字状に配置
したものである。
【0009】また、請求項5に記載の発明において、前
記ローラを支持する軸受を偏心スリーブを介して支持す
ると共に、前記偏心スリーブを旋回駆動し、ローラを昇
降させることによりストリップ材をピンチするエアシリ
ンダを備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、一実施の形態を示す図面に
基づいて本発明を詳細に説明する。図1乃至図7は、本
発明に係る箔および条ストリップ材の表面処理装置の一
実施形態を概念的に示したものてある。ここで例示する
箔および条ストリップ材の表面処理装置100は、製造
された金属ストリップ材Sの表面に付着したよごれを除
去したり、油分を除去する脱脂処理や化成処理を実行す
るためのものである。
【0011】図1及び図7に示すように、上記ストリッ
プ材の表面処理装置100は、複数のローラを介してス
トリップ材Sを処理槽10の内部で搬送することによ
り、当該ストリップ材表面に所望の処理を施すようにし
た箔および条ストリップ材の表面処理装置であって、処
理槽10の側壁に設けられた開閉扉11と、この開閉扉
11と対向する壁面12に垂設された駆動軸13と、こ
の駆動軸13を回転駆動する回転アクチュエータ14
と、この駆動軸13に挿脱可能に設けられたローラ15
と、このローラ15の自由端側を回転可能に支持する支
持軸16と、支持軸16を軸線方向に前進後退可能に駆
動する支持軸駆動機構17とを備えている。
【0012】ここで、処理槽10は、横断面が矩形で、
上面が開口した容器状を呈するものであり、その上面の
開口を蓋体18が覆っている。処理槽10の底壁21
は、中央に向けて漸次低くなるように傾斜しており、そ
の最低部が処理液排出通路22に接続してある。また、
この処理槽10には、その並設方向に沿って上流側に位
置する上流側壁19と下流側に位置する下流側壁20と
にそれぞれ通材用開口24が設けてある。通材用開口
は、それぞれ金属ストリツプ材Sを水平方向に沿って通
過させるためのものであり、互いに同一の高さ位置とな
る部位に開口している。
【0013】上記のように構成した処理槽10の処理空
問の内部には、本実施の形態において複数のローラ15
a〜15gが夫々平行に収容されている。ローラ15a
〜15gは、夫々ほぼ同一の外径で、かつ中空の円柱状
を成すもので、それぞれの両端部に支持円筒23を有し
ており、それぞれの軸心が金属ストリップ材Sの搬送方
向に直交し、かつ互いに平行となる状態で駆動軸13と
一体回転可能に挿着してある。
【0014】本実施の形態において、ローラ15a、1
5b、15cは上流側壁19に沿ってほぼ垂直に配置さ
れている。また、ローラ15c、15d、15eは、ほ
ぼ水平に底壁21に沿って配置されている。更に、ロー
ラ15e、15f、15gは、下流側壁20に沿ってほ
ぼ垂直に配置されている。したがって、各ローラ15a
〜15gは、処理槽10内に正面(開閉扉11)方向か
ら見て略U字状に複数個配置されている。なお、ローラ
15aは、ローラ15bと接触配置されており、図外の
機構により離間可能な構成とされている。そして、ロー
ラ15a、15bの間に通材用開口24から導かれたス
トリップ材Sを狭持して搬送する。ローラ15b〜ロー
ラ15fの間に張架されたストリップ材Sは、処理槽1
0のほぼ中央に配設された流体噴射ノズル25によって
処理液が噴霧される(図2参照)。流体噴射ノズル25
は、三方向に吐出口25a、25b、25cを有してお
り、吐出口25aはローラ15bの方向を吐出口25b
はローラ15dの方向を吐出口25cはローラ15fの
方向を夫々向いている。
【0015】ここで、流体噴射ノズル25は、ストリッ
プ材Sの上面側に処理液を噴霧する。また、ストリップ
材Sの下面側には、噴射ノズル26、27が配設されて
おり、ストリップ材Sの下端側に同一または別の処理液
を噴霧することができる。噴射ノズル26は、ローラ1
5cに対向して配設されており、噴射ノズル27は、ロ
ーラ15eに対向して配設されている。また、各ノズル
は、図示せぬ供給通路を通じて処理液の供給源に接続し
てある。処理液としては、例えば硫酸等の各種酸、純
水、温水などを噴霧することができる。
【0016】ローラ15b、15d、15fは、ストリ
ップ材Sの下面と当接し、ローラ15a、15c、15
e、15gは、ストリップ材Sの上面とのみ当接するよ
うに巻回されている。
【0017】開閉扉11は、処理槽10の正面側に形成
された開口部28にヒンジ29で開閉可能に取り付けら
れると共に、油圧ロック30で固着されている。したが
って、開口部28は、開閉扉11によって密閉される。
油圧ロック30は、図3に示すように油圧シリンダ30
aとこれに連結された押さえ爪30b及び押さえ爪30
bを支持するリンク30c等から構成されている。油圧
ロック30は、処理槽10の開口部28の周囲に適宜配
設されており、図外の油圧配管を通じて油圧シリンダ3
0aを作動させると、リンク30cで支持された押さえ
爪30bが矢印A方向に回転して開閉扉11の端部を押
圧する。
【0018】また、開閉扉11を開成する場合、油圧シ
リンダ30aを作動させ、押さえ爪30bを矢印B方向
に回動する。押さえ爪30bが後退すると、開閉扉11
をヒンジ29を中心にして開閉することができる。
【0019】図4、7に示すように処理槽10の開閉扉
11と対向する壁面12には、上述したローラ15の駆
動源として処理槽10の外部に電動モータ、あるいはエ
アモータ等の回転アクチユエータ14を設けてある。ま
た、回転アクチユエータ14a〜14cには、軸受31
a〜31cにより回転自在に支持された駆動軸13a〜
13cが直結されている。駆動軸13は、テーパー状の
基端部33を有すると共に、その近傍にキー34が植設
されており、挿通されるローラ15の端部に形成された
図外のキー溝と嵌合する。したがって、図7に示すよう
にローラ15を駆動軸13に沿って挿入するのみで、駆
動軸13と一体回転するように簡易に取り付けることが
できる。また、基端部33は、テーパー状となっている
ので、ローラ15を挿通するのみで、ローラ15の支持
円筒23に形成されたテーパー部23aと接触して自動
調芯することができる。更に、引き抜くのみで容易にキ
ー溝からキー34が外れて取り出すことができる。ロー
ラ15を取り付けたり引き抜く際に、駆動軸13に案内
されているので、ローラ15が他のローラに接触したり
することがなく、安全作業できる。
【0020】また、軸受31aは偏心スリーブ35を介
して壁面12に取り付けられており、この偏心スリーブ
35はエアシリンダ36により回動可能に設定されてい
る。したがって、エアシリンダ36を駆動することによ
り軸受31aの位置を変更することができ、結果として
ローラ15aとローラ15bとの間隔を変更することが
できる。また、偏心スリーブ35は、処理槽10の密閉
性を保持したまま、ローラ15aの駆動軸13aの位置
を移動することができる。
【0021】また、開閉扉11には、図4、5に示すよ
うに支持軸16が軸受32により回転自在に支持されて
いる。支持軸16の先端(処理槽内側)には、截頭円錐
(テーパーコーン)状の支持部37を有しており、この
支持部37を駆動軸13に挿着されたローラ15の自由
端部に当接し、回転可能に支持する。ローラ15の自由
端部は、支持部37と同一のテーパー状に開口してい
る。また、支持軸16は、支持軸駆動機構17により軸
線方向に前進、後退可能に支持されている。支持軸駆動
機構17は、流体圧により作動するエアシリンダ等を適
宜使用することができる。したがって、支持部37とロ
ーラ15のテーパー状の自由端部は、当接させるのみで
自動調芯することができる。
【0022】また、開閉扉11に取り付けられた軸受3
2aは、偏心スリーブ38を介して配設されており、こ
の偏心スリーブ38はエアシリンダ39により回動可能
に設定されている。したがって、エアシリンダ39を駆
動することにより支持軸16の位置を変更することがで
き、結果としてローラ15aとローラ15bとの間隔を
変更することができる。また、偏心スリーブ38は、処
理槽10の密閉性を保持したまま、ローラ15aの駆動
軸13aの位置を移動することができる。なお、前記エ
アシリンダ36とエアシリンダ39は、協働するように
制御される。
【0023】なお、軸受31及び軸受32の周囲にパー
ジガスを噴射して、流体噴射ノズル25及び噴射ノズル
26、27から噴霧される処理液の滲入を防止してい
る。これにより、軸受内のベアリング等を保護して耐用
寿命を延長することができる。
【0024】以上のように構成された、支持軸駆動機構
17により支持軸16を前進させ、支持部37をローラ
15の自由端部に当接させることにより、ローラ15を
両端支持状態で回転駆動することができる。また、支持
軸駆動機構17により支持軸16をローラ15の端部か
ら後退させれば、ローラ15の自由端部と支持部37と
が離間するので開閉扉11を自由に開閉することができ
る。
【0025】次に、以上のように構成された本発明に係
る箔および条ストリップ材の表面処理装置100の動作
について図面に従って説明する。先ず、通材用開口24
からストリップ材Sの先端を挿入し、ローラ15a、1
5bの間に挿通する。この際、エアシリンダ36,39
を操作することにより、ローラ15a、15bの間隔を
拡げておくことで、挿通作業を容易にすることができ
る。挿通したストリップ材Sは、ローラ15c、15
d、15eの間に掛け回し、ローラ15f、15gの間
から通材用開口24から排出する。また、処理槽10内
において、流体噴射ノズル25から処理液を噴霧してス
トリップ材Sの上面の洗浄処理を行う。噴射ノズル2
6、27からも処理液を噴霧して、ストリップ材Sの下
面の洗浄処理を行う。
【0026】また、ローラを交換する場合、支持軸駆動
機構17を操作して支持軸16を後退させてローラの端
部から離間させる。すると、ローラ15は、駆動軸13
に片持ち支持状態で挿通されている。その後、油圧ロッ
ク30を操作して押さえ爪30bを緩めて開閉扉11の
固定を解除する(図5参照)。油圧ロック30が解除さ
れた後に、図6に示すようにヒンジ29を中心に開閉扉
11を開成する。この際、支持軸16の先端に形成され
た支持部37はローラ15の端部と離間しているので、
開閉扉11の開成動作の支障となることはない。開閉扉
11が開成された後、図7に示すようにローラ15をそ
れぞれ駆動軸13に沿って平行に引き抜く。ローラ15
を引き抜く際、駆動軸13によって案内されているの
で、隣接するローラや他の部材と接触する虞がない。
【0027】古くなったローラ15を引き抜いた後、新
たなローラ15をそれぞれ駆動軸13に挿通する。この
際にも、新たに挿通されたローラ15は、長く伸びた駆
動軸13により案内されているので、挿通するのみでそ
のまま保持することができる。また、新たなローラ15
が隣接するローラや他の部材に接触して傷付く虞もな
い。したがって、ローラ15を簡易迅速に交換できる。
なお、ローラ15の交換作業時においても、エアシリン
ダ36、39を操作して、ローラ15a、15b及びロ
ーラ15f、15gの間隔を開けておく。
【0028】ローラ15を交換後、開閉扉11を閉成
し、油圧ロック30を操作して開閉扉11を処理槽10
に固定する。開閉扉11を油圧ロック30によって固定
した後、支持軸駆動機構17を操作して支持軸16のテ
ーパーコーン状の支持部37をローラ15の自由端部に
当接させる。このようにして、ローラ15を両端支持状
で保持できる。また、開閉扉11の固定及び開放は、油
圧ロック30によりワンタッチで行うことができるの、
その作業が極めて容易である。
【0029】なお、ストリップ材の表面処理装置100
の処理槽10において、処理液を活性化させるべく処理
槽10の内部を高温状態に保持したり、図外のガス供給
孔から窒素等の不活性ガスを供給して内部を高圧状態に
保持してもよい。
【0030】また、上述した実施の形態では、箔および
条ストリップ材の表面処理装置を例示しているが、本発
明は必ずしもこれに限らず、所望の処理を施すストリツ
プ材であれば、圧延製造されたもの以外の金属ストリッ
プ材、さらには紙、布帛、樹脂等、その他のストリップ
材に対しても適用可能であるのはいうまでもない。ま
た、処理槽として、横断面が矩形で上面が開口し、かつ
上面に蓋体を配置してその内部にほぼ密閉の処理空間を
画成するものを例示しているが、如何なる横断面積を有
するものであってもよい。
【0031】
【発明の効果】この発明は前記した構成からなるので、
以下に説明するような効果を奏することができる。
【0032】請求項1に記載の発明では、ローラを介し
てストリップ材を処理槽の内部で搬送することにより、
当該ストリップ材表面に所望の処理を施すようにした箔
および条ストリップ材の表面処理装置であって、前記処
理槽の側壁に設けられた開閉扉と、前記開閉扉と対向す
る壁面から垂設された駆動軸と、該駆動軸を回転駆動す
る回転アクチュエータと、前記駆動軸に挿脱可能に設け
られたローラと、該ローラの自由端側を回転可能に支持
する支持軸と、該支持軸を軸線方向に前進後退可能に駆
動する支持軸駆動機構とを備えたものである。
【0033】このような構成としたことによって、本発
明の箔および条ストリップ材の表面処理装置は、前記支
持軸駆動機構により支持軸を後退させることによって、
開閉扉を自由に開閉することができる。また、開成され
た開口部からローラを容易に抜き出して交換できる。更
に、ローラは、抜き出す際や挿入する際に駆動軸に案内
されているので、隣接するローラや他の部材に接触して
傷付く虞もなく、安全に作業することができる。
【0034】また、請求項2に記載の発明において、前
記支持軸と支持軸駆動機構とを前記開閉扉に設けたの
で、前記支持軸駆動機構により支持軸を後退させること
によって、開閉扉を自由に開閉することができる。ま
た、開口部からローラを簡単に交換することができる。
【0035】また、請求項3に記載の発明において、前
記支持軸は、截頭円錐状の支持部を有しており、当該支
持部を前記駆動軸に挿着されたローラの自由端部に当接
し、回転可能に支持すると共に、前記支持軸を後退する
ことにより前記ローラの端部から離間させ、前記開閉扉
を開閉可能とするので、ローラを処理槽内において両端
支持状態で回転させることができる。また、支持軸を後
退させることにより、開閉扉を開成してローラの交換を
行うことができる。
【0036】また、請求項4に記載の発明において、前
記ローラは、前記処理槽の内壁に沿って略U字状に複数
個配置されたため、ストリップ材を処理するための空間
を狭いスペースに確保することができる。
【0037】また、請求項5に記載の発明において、前
記ローラを支持する軸受を偏心スリーブを介して支持す
ると共に、前記偏心スリーブを旋回駆動し、ローラを昇
降させることによりストリップ材をピンチするエアシリ
ンダを備えたので、処理槽内にストリップ材Sの始端を
巻き取らせる際に、装置の密閉状態を確保したまま、ロ
ーラ15aとローラ15bとの間隔及びローラ15gと
ローラ15fとの間隔を広くして作業することができ
る。したがって、危険な処理液が外部に漏出する事態を
確実に防止できると共に、作業開始までにかかる準備時
間の短縮と生産能率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る箔および条ストリップ材
の表面処理装置の要部正面図である。
【図2】図2は、同表面処理装置の開閉扉を取除いた状
態を示す要部正面図である。
【図3】図3は、同箔および条ストリップ材の表面処理
装置の正面扉をロックする油圧ロック機構を示す平面図
である。
【図4】図4は、同箔および条ストリップ材の表面処理
装置の縦断面図である。
【図5】図5は、同正面扉部の要部横断面図である。
【図6】図6は、同正面扉部を開いた状態を示す説明図
である。
【図7】図7は、正面扉部を開いてローラを交換する場
合を示す説明図である。
【符号の説明】
S ストリップ材 10 処理槽 11 開閉扉 12 壁面 13 駆動軸 14 回転アクチュエータ 15 ローラ 16 支持軸 17 支持軸駆動機構 18 蓋体 19 上流側壁 20 下流側壁 21 底壁 22 処理液排出通路 23 支持円筒 23a テーパー部 24 通材用開口 25 流体噴射ノズル 26 噴射ノズル 27 噴射ノズル 28 開口部 29 ヒンジ 30 油圧ロック 30a 油圧シリンダ 30b 押さえ爪 30c リンク 31a〜c 軸受 32a〜c 軸受 33 基端部 34 キー 35 偏心スリーブ 36 エアシリンダ 37 支持部 38 偏心スリーブ 39 エアシリンダ 100 ストリップ材の表面処理装置
フロントページの続き (72)発明者 林 博之 福島県西白河郡泉崎村中核工業団地30 Fターム(参考) 3F051 FA02 FB07 3F103 BA03 BA27 BA33 EA13 3F104 AA05 JA06 JA09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラを介してストリップ材を処理槽の
    内部で搬送することにより、当該ストリップ材表面に所
    望の処理を施すようにした箔および条ストリップ材の表
    面処理装置であって、前記処理槽の側壁に設けられた開
    閉扉と、前記開閉扉と対向する壁面から垂設された駆動
    軸と、該駆動軸を回転駆動する回転アクチュエータと、
    前記駆動軸に挿脱可能に設けられたローラと、該ローラ
    の自由端側を回転可能に支持する支持軸と、該支持軸を
    軸線方向に前進後退可能に駆動する支持軸駆動機構とを
    備えたことを特徴とする箔および条ストリップ材の表面
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記支持軸と支持軸駆動機構とを前記開
    閉扉に設けたことを特徴とする請求項1に記載の箔およ
    び条ストリップ材の表面処理装置。
  3. 【請求項3】 前記支持軸は、截頭円錐状の支持部を有
    しており、当該支持部を前記駆動軸に挿着されたローラ
    の自由端部に当接し、回転可能に支持すると共に、前記
    支持軸を後退することにより前記ローラの端部から離間
    させ、前記開閉扉を開閉可能とすることを特徴とする請
    求項1または2に記載の箔および条ストリップ材の表面
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ローラは、前記処理槽の内壁に沿っ
    て略U字状に複数個配置されたことを特徴とする請求項
    1〜3の何れか1に記載の箔および条ストリップ材の表
    面処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ローラを支持する軸受を偏心スリー
    ブを介して支持すると共に、前記偏心スリーブを旋回駆
    動し、ローラを昇降させることによりストリップ材をピ
    ンチするエアシリンダを備えたことを特徴とする請求項
    1〜4の何れか1に記載の箔および条ストリップ材の表
    面処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103552867A (zh) * 2013-10-29 2014-02-05 李明科 一种盘纸分切机的送纸装置
JP2020018987A (ja) * 2018-08-03 2020-02-06 花王株式会社 塗布装置

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