JP2003320730A - 携帯用小型プリンタ装置 - Google Patents
携帯用小型プリンタ装置Info
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- JP2003320730A JP2003320730A JP2002127390A JP2002127390A JP2003320730A JP 2003320730 A JP2003320730 A JP 2003320730A JP 2002127390 A JP2002127390 A JP 2002127390A JP 2002127390 A JP2002127390 A JP 2002127390A JP 2003320730 A JP2003320730 A JP 2003320730A
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Abstract
を確保しつつ、本体ケースに対して回動自在となる蓋体
の堅牢化及び軽量化を同時に達成させること。 【解決手段】 本体ケース2の両側に設けられた一対の
回動穴208に対して、蓋体13の両側に設けられた一
対の回動支持部材207の突起部206がそれぞれ係入
されていることから、本体ケース2に対して蓋体13が
回動自在となる。そして、蓋体13は、樹脂製裏面部材
202と金属製表面部材201からなっており、さら
に、樹脂製裏面部材202に設けられた回動支持部材2
07の板部205を突出させた状態で、金属製表面部材
201が樹脂製裏面部材202を覆う構造になってい
る。
Description
の一つとして使用する携帯用小型プリンタ装置に関す
る。
ート型コンピュータや携帯情報端末機器のように小型化
されたものが普及している。これに伴い、プリンタ装置
も携帯に便利な小型化されたものが要請されている。
1−358175において、プリンタ装置の薄型化・小
型化(構造の簡素化)を達成すると共に、用紙ジャム等
に際して、その用紙の除去を容易にできるようにしたプ
リンタ装置を提案している。
001−358175においては、プリンタ装置の薄型
化・小型化(構造の簡素化)を達成すると共に、用紙ジ
ャム等に際して、その用紙の除去を容易にできるように
したプリンタ装置については記載されているものの、本
体ケースに対して回動自在となる蓋体の材質・構造等に
ついては詳しく開示されていない。
る蓋体は、モバイル化にとって重要な構成部品であり、
持ち運んだり移動させたりする観点からすれば、ある程
度の厚さに構成するとともに表面のキズ防止を達成し且
つ軽量化して、装置全体の薄型化・小型化(構造の簡素
化)に適合させる必要がある。但し、樹脂で製作すると
割れやキズに弱く、鋼で製作すると重く、Mg合金やT
i合金で製作するとコスト高となり、Al単板で製作す
ると変形し易い等の問題があり、既存の技術を単に流用
するだけでは対応することができない。
するためになされた携帯用小型プリンタ装置であって、
装置全体の薄型化・小型化(構造の簡素化)を確保しつ
つ、本体ケースに対して回動自在となる蓋体の堅牢化及
び軽量化を同時に達成させることを課題とする。
に成された請求項1に係る発明は、本体ケース内に積層
状態で収納された用紙を印字ヘッドで印刷するととも
に、前記本体ケースの両側に設けられた一対の回動穴に
対して、蓋体の両側に設けられた一対の回動支持部材の
突起部をそれぞれ係入させることにより、前記本体ケー
スに対して前記蓋体が回動自在となる携帯用小型プリン
タ装置であって、前記蓋体は、前記回動支持部材を設け
た樹脂製裏面部材と、前記回動支持部材を突出させた状
態で前記樹脂製裏面部材を覆う金属製表面部材と、を備
えたこと、を特徴としている。
置では、本体ケースの両側に設けられた一対の回動穴に
対して、蓋体の両側に設けられた一対の回動支持部材の
突起部がそれぞれ係入されていることから、本体ケース
に対して蓋体が回動自在となるが、この点、蓋体は、樹
脂製裏面部材と金属製表面部材からなっているので、全
てが金属製のものよりも軽く、さらに、樹脂製裏面部材
に設けられた回動支持部材を突出させた状態で、金属製
表面部材が樹脂製裏面部材を覆う構造になっており、特
に、表面において、変形しにくく、また、全てが樹脂製
のものよりも、割れやキズに強いことから、装置全体の
薄型化・小型化(構造の簡素化)を確保しつつ、本体ケ
ースに対して回動自在となる蓋体の堅牢化及び軽量化を
同時に達成させることができる。
記載する携帯用小型プリンタ装置であって、前記回動支
持部材と前記金属製表面部材の内面との間に隙間を設け
たこと、を特徴としている。
置において、蓋体は、樹脂製裏面部材に設けられた回動
支持部材を突出させた状態で、金属製表面部材が樹脂製
裏面部材を覆う構造になっているが、この点、樹脂製裏
面部材に設けられた回動支持部材と金属製表面部材の内
面との間に隙間を設ければ、金属製表面部材から突出し
た状態にある樹脂製の回動支持部材の可撓性(最大たわ
み量)を大きくすることができるので、蓋体に対して、
本体ケースから離れる回動方向に大きな外力が作用した
場合でも、樹脂製の回動支持部材が撓んで、本体ケース
から蓋が外れるので、樹脂製の回動支持部材が折れるこ
とを防止できる。
は請求項2に記載する携帯用小型プリンタ装置であっ
て、前記印字ヘッドで前記用紙を印刷する際に前記印字
ヘッドが付勢されるプラテンローラと、前記プラテンロ
ーラの外周に前記用紙を案内するペーパガイドと、前記
回動穴に内設されるとともに前記回動穴を第1穴と第2
穴とに区切るリブと、を備え、前記回動支持部材の突起
部が前記第1穴に対して係入されている場合には、前記
本体ケースに対して前記蓋体が回動自在となり、前記本
体ケースを前記蓋体で閉じている場合に、前記回動支持
部材の突起部が前記第1穴から前記リブを越えて前記第
2穴に移動するときは、前記本体ケースに対してスライ
ド移動する前記蓋体を介し、前記プラテンローラに対し
て前記ペーパガイド及び前記印字ヘッドが付勢し、前記
本体ケースを前記蓋体で閉じている場合に、前記回動支
持部材の突起部が前記第2穴から前記リブを越えて前記
第1穴に移動するときは、前記本体ケースに対してスラ
イド移動する前記蓋体を介し、前記プラテンローラに対
して前記ペーパガイド及び前記印字ヘッドが離間するこ
と、を特徴としている。
置では、本体ケース内に積層状態で収納された用紙を印
字ヘッドで印刷する際は、本体ケースに対してスライド
移動する蓋体を介して、プラテンローラに対してペーパ
ガイド及び印字ヘッドが付勢された状態とし、用紙ジャ
ム等が発生した際は、本体ケースに対してスライド移動
する蓋体を介して、プラテンローラに対してペーパガイ
ド及び印字ヘッドが離間された状態とするものである
が、このとき、本体ケースの回動穴をリブで区切った第
1穴又は第2穴のいずれかに対して蓋体の回動支持部材
の突起部が係入されることにより、本体ケースに対して
スライド移動した蓋体がロックされるので、プラテンロ
ーラに対してペーパガイド及び印字ヘッドが付勢された
状態又は、プラテンローラに対してペーパガイド及び印
字ヘッドが離間された状態を保持することをサポートで
きる。
移動させる際には、本体ケースの回動穴に内設されたリ
ブを蓋体の回動支持部材の突起部が乗り越える必要があ
るが、この点、蓋体において、樹脂製裏面部材に設けら
れた回動支持部材と金属製表面部材の内面との間に隙間
を設けた場合には、金属製表面部材から突出した状態に
ある樹脂製の回動支持部材の可撓性(最大たわみ量)が
大きいので、本体ケースに対して蓋体をスライド移動さ
せる際においても、蓋体の回動支持部材が折れることを
防止できる。
至請求項3のいずれか一つに記載する携帯用小型プリン
タ装置であって、前記金属製表面部材に設けられた開口
部と、前記樹脂製裏面部材に設けられた透明凸部と、前
記開口部に前記透明凸部が配設されることにより前記蓋
体に形成された確認窓と、前記用紙を前記確認窓に向か
って前記金属製表面部材に沿って送り出す排紙口と、を
備え、前記確認窓は、前記用紙の排紙方向に突き出た円
弧の形状であること、を特徴している。
置では、蓋体において、金属製表面部材の開口部に樹脂
製裏面部材の透明凸部が配設されることにより、確認窓
が形成されており、しかも、排紙口からの用紙が、当該
確認窓に向かって金属製表面部材に沿って送り出される
が、この点、当該確認窓は、用紙の排紙方向に突き出た
円弧の形状であることから、金属製表面部材に沿って送
り出された用紙が当該確認窓の上をスムーズに通過する
ことができる。
至請求項3のいずれか一つに記載する携帯用小型プリン
タ装置であって、前記金属製表面部材に設けられた開口
部と、前記樹脂製裏面部材に設けられた透明凸部と、前
記開口部に前記透明凸部が配設されることにより前記蓋
体に形成された確認窓と、前記用紙を前記確認窓に向か
って前記金属製表面部材に沿って送り出す排紙口と、を
備え、前記透明凸部のエッジを、前記排紙口の側では前
記開口部のエッジよりも低くするとともに前記排紙口の
反対側では前記開口部のエッジよりも高くすることによ
り、前記用紙の排紙方向に進むにつれて高くなる傾斜を
前記透明凸部に設けたこと、を特徴としている。
置では、蓋体において、金属製表面部材の開口部に樹脂
製裏面部材の透明凸部が配設されることにより、確認窓
が形成されており、しかも、排紙口からの用紙が、当該
確認窓に向かって金属製表面部材に沿って送り出される
が、この点、透明凸部のエッジを、排紙口の側では開口
部のエッジよりも低くするとともに排紙口の反対側では
開口部のエッジよりも高くすることにより、用紙の排紙
方向に進むにつれて高くなる傾斜を透明凸部に設けたこ
とから、金属製表面部材に沿って送り出された用紙が、
透明凸部及び開口部のエッジに引っかかることがなく、
当該確認窓の上をスムーズに通過することができる。
至請求項5のいずれか一つに記載する携帯用小型プリン
タ装置であって、前記蓋体を付勢することにより前記本
体ケースを開いた状態にする開閉ばねを備え、前記蓋体
の中心線を対称軸として前記開閉ばねを対称に配設した
こと、を特徴している。
置では、本体ケースの両側に設けられた一対の回動穴に
対して、蓋体の両側に設けられた一対の回動支持部材の
突起部がそれぞれ係入されていることから、本体ケース
に対して蓋体が回動自在となるが、この点、蓋体を付勢
することにより本体ケースを開いた状態にする開閉ばね
を備えており、蓋体の中心線を対称軸として開閉ばねを
対称に配設したことから、本体ケースに対する蓋体の回
動が安定することになる。
記載する携帯用小型プリンタ装置であって、前記本体ケ
ース内に内蔵されるとともに電子部品が搭載された基板
を備え、前記開閉ばねが前記基板及び前記金属製表面部
材に電気的に接続していること、を特徴としている。
置では、本体ケース内に内蔵されるとともに電子部品が
搭載された基板を備えており、開閉ばねが基板及び金属
製表面部材に電気的に接続していることから、基板に対
するアースを確保することができる。
タ装置に具体化した実施の形態について図面を参照しな
がら説明する。まず、本発明に係る携帯用小型プリンタ
装置1の概略構造について、図1〜図5を参照しながら
説明する。携帯用小型プリンタ装置1は平面視A6サイ
ズ又はA7サイズ程度の大きさで厚みが略2cm程度あ
るいはそれ以下の上面開放箱型の本体ケース2を有し、
その上面の片側には固定カバー体3を有する。この固定
カバー体3の箇所を除く本体ケース2内には感熱紙から
なるカットシート状の被記録媒体としての用紙4を複数
枚収納した用紙パッケージ5(図3参照)が収容できる
用紙収容部6が形成されている。前記固定カバー体3の
下面側の近傍には、後に詳述する印刷機構部7としての
サーマルヘッド8、プラテンローラ9、ペーパーガイド
10及び用紙分離部としてのピックアップローラ11及
び分離ブロック12等が配置されている。分離ブロック
12には、ピックアップローラ11の用紙送り出し方向
に対して傾斜した案内係止面121が形成されている。
そして、前記用紙収容部6は、本体ケース2の側にて回
動及びスライド可能な開閉支持手段14を介して開閉可
能な蓋体13にて覆われる。
ク位置と、図5(b)のロック解除位置との間で本体ケ
ース2の上面に沿ってスライド可能に設けられている。
蓋体13は回動支点がロック解除位置にあるときに上下
に回動可能である。
あり、プラテンローラ9との間に挟まれて搬送される感
熱型の用紙4の搬送方向に直交する方向に延びるライン
毎に文字や画像等を印刷することができる。1ライン印
刷する際の印刷幅は用紙4の直交方向の用紙幅に略等し
く設定されている。サーマルヘッド8及びプラテンロー
ラ9は、A6サイズ又はA7サイズ程度の用紙4の短辺
方向の長さを有している。サーマルヘッド8を印刷ヘッ
ドとして用いるのは、被記録媒体として感熱紙を用いる
ことにより、インクやインクリボンの消耗品が不要であ
り、且つそのための機構を省略でき、携帯用小型プリン
タ装置1をコンパクトにできるからである。
により発色する発色層を有する感熱発色タイプのもの
や、加熱により穿孔される穿孔層を基材層上に積層した
感熱穿孔タイプのもの等、種々のものを使用できる。
7に近い側には、ピックアップローラ11と分離ブロッ
ク12とが配置されている(図5(a)及び図5(b)
参照)。前記用紙収容部6内に収容された用紙パッケー
ジ5は、前記閉止した蓋体13の本体内面側に設けた板
バネ等の付勢手段15を介して用紙収容部6の底板6a
に向けて付勢される。用紙パッケージ5における積層し
た用紙4のうち、用紙パッケージ5外に露出した用紙4
(最下層の用紙)がピックアップローラ11の上面に当
接付勢される。このピックアップローラ11の回転駆動
と分離ブロック12の案内係止面121との協働によ
り、前記最下層の用紙4のみが分離ブロック12の下端
とガイド板17との隙間を通過する。該分離ブロック1
2に隣接してプラテンローラ9が回転可能に設けられ、
その外周面に押圧コイルバネ等の付勢手段16によりペ
ーパーガイド10が付勢されている。ピックアップロー
ラ11と案内係止面121により、用紙パッケージ5か
ら1枚だけ分離搬送された用紙4はプラテンローラ9と
ペーパーガイド10との間に搬送される。ペーパーガイ
ド10は、その断面がプラテンローラ9の外周面に沿う
ように断面横向き略U字状等の凹湾曲状の摺接面10a
に形成されている。
置されて回動枢支部Pを中心にして回動可能に配置さ
れ、プラテンローラ9の上面の印字位置に接離可能なサ
ーマルヘッド8の下面とにより、前記用紙収容部6から
分離搬送された用紙4は横向きU字状に反転させて搬送
され、プラテンローラ9の印字位置まで搬送される。サ
ーマルヘッド8により用紙4の上面に印字され、前記分
離ブロック12の上面と前記固定カバー体3の端縁との
隙間20から蓋体13の外側に排紙される構成である
(図5(a)参照)。前記サーマルヘッド8はその背面
(上面側)にコイルスプリング(付勢手段)19のばね
掛け部が係止され、プラテンローラ9側に付勢され、サ
ーマルヘッド8の印字部(発熱体部8a(図6参照))
がプラテンローラ9の上面に当接する。
ーラ11の駆動機構は、本体ケース2の長辺に沿う一方
の内側面(実施形態では図2に示す用紙4の搬送方向の
右側)に配置された駆動モータ22と歯車伝動機構(ギ
ヤ列)23とからなる。プラテンローラ9の直径がピッ
クアップローラ11の直径より大きく、プラテンローラ
9の箇所の用紙搬送速度をピックアップローラ11箇所
での用紙搬送速度より大きく設定してピックアップロー
ラ11と分離ブロック12との箇所での用紙分離をゆっ
くり行いプラテンローラ9による用紙搬送、ひいては印
字速度を高速化している。そのために、プラテンローラ
9箇所での高速搬送に対してピックアップローラ11が
連れ回り可能とするワンウエイクラッチ(図示せず)を
ギヤ列のプラテンローラ9より下流側に設けている。
9の外周に対するペーパーガイド10及びサーマルヘッ
ド8の同時押圧及び同時押圧解除機構)について説明す
る。このリリース連動機構は、プラテンローラ9の外周
部分で用紙詰まりが発生した場合に、当該用紙4を簡単
に除去するためのものである。
図8(c)を参照しながらリリース連動機構における各
部品の詳細について説明する。リリース連動機構の部品
は、本体ケース2に往復移動可能に配置され、且つ前記
付勢手段16、19の付勢力に抗して前記プラテンロー
ラ9に対して前記ペーパーガイド10及びサーマルヘッ
ド8を離間させる離間位置と、前記付勢手段16、19
の付勢力によりプラテンローラ9に対して前記ペーパー
ガイド10及びサーマルヘッド8を付勢する付勢位置と
の間を切り換えられる作動手段18であり、この作動手
段18は、後述するカム手段としての第1カム36及び
第2カム37を備えた連動リンク体133と、そのカム
手段を切り換え移動させるための被作用部としての作動
部材28とからなる。
は、前記ペーパーガイド10からプラテンローラ9が配
置されている方向に長手の案内支持ブロック24、24
を固定する。この案内支持ブロック24、24、後述す
る作動部材28、連動リンク体133は、合成樹脂材に
て対称形に形成されており、図7に示すのは右側の案内
支持ブロック24等の部品の斜視図である。
手方向の中途部には、前記蓋体13の自由端側の左右両
側から下向きに突出するロック片25が上下方向に挿通
できる内向き開放状の縦案内溝26が形成されている。
また、前記各案内支持ブロック24の外側面には、上下
方向の中途部に長手方向に沿う横案内溝27が凹み形成
されており、この横案内溝27には作動部材28が前後
方向(案内支持ブロック24の長手方向)に移動自在に
嵌合している。
の一端寄り部位に、前記縦案内溝26の間隔を隔てて前
後一対の規制ブロック29、30が横向き突出されてお
り、前記案内支持ブロック24の内面には、前記一対の
規制ブロック29、30が横向きに臨み、且つ所定距離
だけ前記前後方向に移動可能とする抜き窓31が穿設さ
れている。
溝26に嵌まる樹脂バネ体32の基部32bは、案内支
持ブロック24の外面に凹み形成された係合部33に嵌
め入れられ、樹脂バネ体32の基部32bと上向き先端
部32aとの連設部32cは案内支持ブロック24の下
方に位置している。なお、蓋体13が後退位置で上方に
回動して案内支持ブロック24の縦案内溝26から抜け
出した状態(これを蓋体13の開き位置という)では、
前記作動部材28における一対の規制ブロック29、3
0の間に前記縦案内溝26が位置するので、樹脂バネ体
32の上向き先端部32aが前記一対の規制ブロック2
9、30の間に上向きに突出して、作動部材28の前後
方向の移動を規制できる。従って、この樹脂バネ体32
の上向き先端部32aが前記一対の規制ブロック29、
30の間に嵌合することにより、前記蓋体13の開き位
置でリリース連動機構が不用意に前移動しないようにロ
ック状態に保持できるロック手段となる。
0の下面側には、後方に行くに従って上位置となる傾斜
面30aが形成されている。従って、作動部材28を前
方に移動させた状態(前記規制ブロック30が縦案内溝
26の箇所まで移動した状態、これを蓋体13の閉止位
置という)では、前記傾斜面30aに前記上向き先端部
32aが当接して、作動部材28を前方移動方向に保持
し、この構成により、リリース連動機構を不用意に後退
させないようにロック位置に保持するロック手段とな
る。
テンローラ9の回動軸9aに対して回動可能に被嵌する
連動リンク体133がピン34及び縦長孔35を介して
回動可能に連結されている。連動リンク体133に縦長
孔35が形成され、作動部材28にピン34が形成され
ていても良い。
ての第1カム体36と第2カム体37とが一体的に形成
されている。連動リンク体133の回動に応じて、第1
カム体36が前記ペーパーガイド10の適宜前面に接離
するとき同時に第2カム体37が前記サーマルヘッド8
の適宜下面に接離するように構成されている。
に、蓋体13を開き、本体ケース2の用紙収容部6内
に、開封した用紙パッケージ5を用紙4の面を下向きに
してセットした後、蓋体13を下向き回動すると、当該
蓋体13の下面の板バネ製の付勢手段15(図5(a)
参照)により用紙パッケージ5を下向きに押圧するの
で、積層した用紙4の最下層面のうち先端側がピックア
ップローラ11の上に押圧される。
にするための動作(蓋体13を下向き回動させて本体ケ
ース2の開口面と平行状に図5(a)の状態まで前進移
動)に連動して下記のようにプラテンローラ9の外周面
にペーパーガイド10を押圧すると共にサーマルヘッド
8も押圧状態とするものである。即ち、蓋体13の左右
両側には、前記作動部材28を前記離間位置と付勢位置
とに切り換えるべく係合可能な作用部としてのロック片
25、25が前記案内支持ブロック24、24の縦案内
溝26、26の上方から下向きに嵌合するように設けら
れている。図8(b)に示す位置、即ち、作動部材28
の一対の規制ブロック29、30の間にロック片25が
侵入するとき、ロック片25にて前記樹脂バネ体32の
上向き先端部32aが縦案内溝26の下方退避領域に押
され、作動部材28の前方向(図5(b)、図8(a)
の方向)への移動を許容する。この状態(蓋体13の開
き可能位置)で蓋体13を固定カバー体3方向に接近移
動(前進)させると、前記ロック片25が前方の規制ブ
ロック29を介して作動部材28を前方に押す。この動
作により、前記ロック片25は縦案内溝26から前方に
移動して案内支持ブロック24における抜き窓31の前
寄り位置に来るので上向きに移動できず、蓋体13は開
き回動不能となる(図8(a)参照)。即ち、蓋体13
は閉止位置となるのである。そして、作動部材28の前
進位置(蓋体13の閉止位置)では、後側の規制ブロッ
ク30における下面の傾斜面30aに前記樹脂バネ体3
2の上向き先端部32aが当接して、この樹脂バネ体3
2の付勢力により、作動部材28が不用意に後退移動す
るのを防止できるのである。
(a)及び図8(a)の状態で、蓋体13の回動支点が
ロック位置にある場合)では、ロック片25を介して前
方の規制ブロック29を押すので、作動部材28は前進
し、これに連結された連動リンク体133を図8(a)
に示すように時計方向に回動させる。そうすると、連動
リンク体133に設けられている第1カム体36はペー
パーガイド10の前面から離れる方向に回動するので、
当該ペーパーガイド10は裏面側の付勢手段16の付勢
力にてプラテンローラ9の外周面に当接する方向に付勢
移動する。また、これと同時に前記連動リンク体133
に設けられた第2カム体37はサーマルヘッド8の下面
から離れる方向に回動する。これにより、付勢手段19
の付勢力にてサーマルヘッド8の発熱体部8aがプラテ
ンローラ9の上面に押圧されるようになる。この状態を
付勢位置とする。このため、第1カム体36、連動リン
ク体133、作動部材28は図8(a)の状態にロック
されることになる。
端子や赤外線端子を介して印字指令及び画像データ(印
刷データ)を携帯用小型プリンタ装置1に送ると、駆動
モータ22(図6参照)が回転駆動し、ピックアップロ
ーラ11とプラテンローラ9は同時に回転し始める。ピ
ックアップローラ11の回転により、前記積層された用
紙4のうち最下層の用紙4の先端41が(図3参照)、
分離ブロック12に衝突して最下層の用紙4のみが分離
されて、分離ブロック12の下面とガイド板17との間
に搬送される。次いで、プラテンローラ9とペーパーガ
イド10との間に挟持された用紙4は、回転するプラテ
ンローラ9とペーパーガイド10にて挟持搬送されてサ
ーマルヘッド8方向に移動し、用紙4の表面に印字され
た後、固体カバー体3と前記分離ブロック12の背面と
の隙間20から携帯用小型プリンタ装置1外に排紙でき
るのである。
ーマルヘッド8とペーパーガイド10とを連動してリリ
ースする動作について、図8(a)〜図8(c)を参照
しながら説明する。本実施形態では、蓋体13の開き動
作に連動するものである。まず、蓋体13を開くに際し
て、本体ケース2の上面と平行状の蓋体13を固定カバ
ー体3から離れる方向に水平移動(後退)させ、蓋体1
3の回動支点をロック解除位置に移動させる。
蓋体13を後退させると、当該蓋体13の左右両側のロ
ック片25、25が各作動部材28の前後一対の規制ブ
ロック29、30の間に嵌まっているので、作動部材2
8を付勢手段16、19の付勢力に抗して強制的に後退
させる。この時、樹脂バネ体32の付勢力にも抗して移
動されるが、付勢手段16、19の付勢力の方が大き
い。
6の下方後退領域に退避した樹脂バネ体32の上向き先
端部32aが、弾性力により前記一対の規制ブロック2
9、30の間に下方から係合し、作動部材28の後退位
置を保持することができる(図8(c)参照)。また、
蓋体13を上方に回動させて用紙パッケージ5を交換す
ることもできる。
該作動部材28に対してピン34及び縦長孔35を介し
て連結された連動リンク体133はプラテンローラ9の
軸9a回りにて図8(b)において反時計回り回動す
る。この連動リンク体133に設けられた第1カム体3
6は付勢手段16の付勢力に抗してペーパーガイド10
の前面を押してプラテンローラ9の外周面から離す。そ
れと同時に第2カム体37が付勢手段19の付勢力に抗
してサーマルヘッド8の下面を上向きに押し上げ、サー
マルヘッド8の発熱体部8aがプラテンローラ9の外周
面から離れるのである(図8(b)参照)。この状態が
離間位置である。これにより、プラテンローラ9の外周
に巻き付いている用紙4は軽い力で携帯用小型プリンタ
装置1の外に引き出すことができるのである。そして、
ワンタッチでサーマルヘッド8とペーパーガイド10と
をプラテンローラ9に対して接離可能であるので、操作
性に優れたものとなる。
ネ体32により移動不能にロックされているが、この樹
脂バネ体32は削除可能である。リリース連動機構を蓋
体13の開き位置と閉止位置とでロック状態に保持する
ロック手段としては、樹脂バネ体32、第1、第2カム
体36、37、付勢手段16、19が相当するが、ロッ
ク手段を、蓋体13が開き位置にあるとき、または閉止
位置にあるときのいずれか一方でロック状態に保持する
ように変更することも可能である。
軸11aの両端を、前記左右両側の案内支持ブロック2
4、24の軸孔24a(図7参照)に回転可能に軸支す
ることにより、部品点数の削除を図ることができる。ま
た、前記ペーパーガイド10の長手方向の略中央部(用
紙4の搬送方向と直交する幅方向の略中央部に該当)に
は、図示しないが、搬送されてくる用紙4の先端縁を検
知するための光センサを設けることにより、用紙パッケ
ージ5からピックアップローラ11にて分離搬送される
用紙4が斜行状態でペーパーガイド10の箇所に送られ
て来たことを感知して、紙ジャムが発生するのを未然に
防止できるようにすることが望ましい。
て、作動部材28ひいてはリリース連動機構が不用意に
後退しない状態に保持するロック手段の変形例として、
前記第1カム体36がペーパーガイド10の当接面から
離れるとき、プラテンローラ9とペーパーガイド10の
当接位置と前記プラテンローラ9の軸9aの軸線とを結
ぶ作用線を越えるように、第1カム体36が回動するこ
とにより、いわゆる支点越えとなり、作動部材28が前
進した位置を保持できるように構成すればよい。
双方の位置で前記リリース連動機構をロック状態に保持
するロック手段として、前述の作動部材28における一
対の規制ブロック29、30と、樹脂バネ体32との嵌
合及び樹脂バネ体32における上向き先端部32aが後
位置の規制ブロック30の傾斜面30aに押圧する手段
や前記第1カム体36のペーパーガイド10に対する当
接位置と離間位置の範囲の回動動作がある。また、蓋体
13の開き位置または閉止位置のいずれか一方のみのロ
ック手段としては、前記の構成のいずれか1つを採用す
れば良い。リリース連動機構とロック手段とが前記作動
部材28や連動リンク体133に関連させて形成され
て、兼用されていることにより、構造が至極コンパクト
にできるという効果を奏する。
限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様
々な変更が可能である。例えば、図9は、前記リリース
連動機構のその他の実施形態を示す断面図である。 こ
の点、回動部材の一例としての側面視T型等の操作レバ
ー40は、その下部の水平回動支軸41を中心に回動す
るように構成されている。操作レバー40の水平アーム
40aの一方の下面にはサーマルヘッド8が固定され、
操作レバー40を図示しない捩じりバネ等の付勢手段に
より、サーマルヘッド8の発熱体部8aが常時プラテン
ローラ9の上面に押圧するように構成されている。ま
た、前記水平回動支軸41の外周には操作レバー40と
一体的に回動するカム手段42が本体ケース2の左右両
側部位に一対設けられ、用紙4の幅方向に長いペーパー
ガイド43の背面側に形成された当接部44と対峙する
ように配置されている。なお、ペーパーガイド43は付
勢手段16にて常時プラテンローラ9の外周面に押圧さ
れるように付勢されている。
の押しボタン部45は固定カバー体3に穿設した操作孔
46から外に突出している。この構成によれば、紙ジャ
ムが発生した時、前記押しボタン部45を押し込むと操
作レバー40は図9において時計方向に回動し、サーマ
ルヘッド8の発熱体部8aがプラテンローラ9の上面か
ら離れると同時に、前記カム手段42を介して当接部4
4を押してペーパーガイド43を付勢手段16の付勢力
に抗して後退させ、プラテンローラ9の外周から離すこ
とができるから、プラテンローラ9の外周に巻き付いて
いる用紙4を至極簡単に外せるのである。
方向と直交する幅方向の略中央部等に1乃至複数の係合
爪38を前記搬送方向に延びるように設ける一方、前記
分離ブロック12には、蓋体13が本体ケース2の上面
と平行状にして分離ブロック12方向に前進させたとき
係止する係止溝39を設けておけば(図5(b)及び図
6(a)参照)、蓋体13が薄肉で撓み易いものであっ
ても、当該蓋体13の自由端をしっかりと本体ケース2
に閉止固定できる。
イド可能な開閉支持手段14を介して開閉可能な蓋体1
3について、図面を用いて詳細に説明する。図10は、
携帯用小型プリンタ装置1を示す平面図であって、図1
の斜視図より詳細に記載したものである。また、図11
は、携帯用小型プリンタ装置1を示す側面図であって、
図1の斜視図より詳細に記載したものである。また、図
12は、携帯用小型プリンタ装置1を示す背面図であ
る。また、図13は、携帯用小型プリンタ装置1を示す
正面図である。また、図14は、携帯用小型プリンタ装
置1を示す側面図であって、図11の側面図とは反対側
を示したものである。また、図15は、携帯用小型プリ
ンタ装置1を示す裏面図である。また、図16は、携帯
用小型プリンタ装置1における蓋体13の分解組立・組
付図である。
図16の(a),(b),(c)に示すように、金属で
製作された金属製表面部材201に対して、透明な樹脂
で作製された樹脂製裏面部材202が貼着されることに
より、蓋体13が組み立てられる。さらに、図10及
び、図11、図14に示すように、携帯用小型プリンタ
装置1では、一対の回動支持部材207及び一対の回動
穴208からなる開閉支持手段14を備えている。この
点、一対の回動支持部材207は、蓋体13の両側に設
けられてたものであるが、図16(b)に示すように、
蓋体13を構成する樹脂製裏面部材202に設けられる
とともに、板部205及び突起部206からなる。一
方、一対の回動穴208は、図16(d)に示すよう
に、本体ケース2の両側に設けられたものであり、リブ
209を中央内部に設けることにより、第1穴210A
と第2穴210Bに区分けされている。
ケース2の両側に設けられた一対の回動穴208の第1
穴210Aに対して、蓋体13の両側に設けられた一対
の回動支持部材207の突起部206をそれぞれ係入さ
せ、本体ケース2に蓋体13を取り付けることにより、
本体ケース2に対して蓋体13を回動自在にさせること
ができる。この点、蓋体13が組み立てられた際には、
図17に示すように、樹脂製裏面部材202の回動支持
部材207の板部205と金属製表面部材201の内面
211との間において、例えば、0.5mm程の隙間2
12を確保しているので、本体ケース2の回動穴208
に対して、蓋体13の回動支持部材207の突起部20
6をそれぞれ係入させる際に、樹脂製裏面部材202の
回動支持部材207の板部205を折ることなく撓ます
ことができる。
21にも示すように、蓋体13を付勢する開閉ばね30
1が設けられていることから(図10参照)、図16
(e)及び図18(b)に示すように、本体ケース2の
両側に設けられた一対の回動穴208の第1穴210A
に対して、蓋体13の両側に設けられた一対の回動支持
部材207の突起部206をそれぞれ係入させた場合に
は、蓋体13から手を離せば、当該開閉ばね301の付
勢力により、図18(c)に示すようにして、本体ケー
ス2から蓋体13が自動的に離れることになる。
すようにして、蓋体13を回動させて本体ケース2を閉
じ、図18(b)から図18(a)に示すようにして、
本体ケース2に対して蓋体13を固定カバー3の方向に
スライド移動させれば、上述した図8(a)に示すよう
に、ロック片25は縦案内溝26から前方に移動して案
内支持ブロック24における抜き窓31の前寄り位置に
来るので上向きに移動できず、蓋体13は開き回動不能
となる。また、このとき、上述した図8(a)に示すよ
うに、連動リンク体133に設けられている第1カム体
36はペーパーガイド10の前面から離れる方向に回動
するので、当該ペーパーガイド10は裏面側の付勢手段
16の付勢力にてプラテンローラ9の外周面に当接する
方向に付勢移動する。また、これと同時に前記連動リン
ク体133に設けられた第2カム体37はサーマルヘッ
ド8の下面から離れる方向に回動する。これにより、付
勢手段19の付勢力にてサーマルヘッド8の発熱体部8
aがプラテンローラ9の上面に押圧されるようになる。
133、作動部材28は図8(a)の状態にロックされ
ることになるが、さらに、このとき、蓋体13の両側に
設けられた一対の回動支持部材207の突起部206
は、本体ケース2の両側に設けられた一対の回動穴20
8の第2穴210Bに係入されていることから(図16
(d),図18(a)参照)、かかるロック状態や蓋体
13のスライド状態が保持される。
すようにして、本体ケース2に対して蓋体13を固定カ
バー3の反対方向にスライド移動させれば、上述した図
8(b)に示すように、作動部材28が後退移動し、こ
れに伴い、当該作動部材28に対してピン34及び縦長
孔35を介して連結された連動リンク体133はプラテ
ンローラ9の軸9a回りにて反時計回り回動する。この
連動リンク体133に設けられた第1カム体36は付勢
手段16の付勢力に抗してペーパーガイド10の前面を
押してプラテンローラ9の外周面から離す。それと同時
に第2カム体37が付勢手段19の付勢力に抗してサー
マルヘッド8の下面を上向きに押し上げ、サーマルヘッ
ド8の発熱体部8aがプラテンローラ9の外周面から離
れるようになる。
に、作動部材28の後退位置では、縦案内溝26の下方
後退領域に退避した樹脂バネ体32の上向き先端部32
aが、弾性力により前記一対の規制ブロック29、30
の間に下方から係合し、作動部材28の後退位置を保持
することができる。さらに、このとき、蓋体13の両側
に設けられた一対の回動支持部材207の突起部206
は、本体ケース2の両側に設けられた一対の回動穴20
8の第1穴210Aに係入されていることから(図16
(d),図18(b)参照)、作動部材28の後退位置
や蓋体13のスライド状態が保持される。
ようにして、本体ケース2に対して蓋体13を固定カバ
ー3の方向にスライド移動させたり、図18(a)から
図18(b)に示すようにして、本体ケース2に対して
蓋体13を固定カバー3の反対方向にスライド移動させ
たりする際は、付勢手段16,19や樹脂バネ体32の
付勢力に抗したり(図8参照)、蓋体13の両側に設け
られた一対の回動支持部材207の突起部206が、本
体ケース2の両側に設けられた一対の回動穴208のリ
ブ209を乗り越えなければならいことから(図16
(d)参照)、本体ケース2に対して蓋体13をスライ
ド移動させるには、スライド方向に或る程度の力を蓋体
13に作用させる必要がある。
図10に示すように、蓋体13を構成する金属製表面部
材201に一対の突起群401を設けるとともに、図1
5に示すように、本体ケース2の底面に一対の突起群4
02を設けている。これにより、蓋体13及び本体ケー
ス2を滑ることなく把持することができるので、本体ケ
ース2に対して蓋体13をスライド移動させる際に、ス
ライド方向に或る程度の力を蓋体13に作用させること
ができる。尚、図22は、図10の線B−Bで切断した
突起群401の断面図であり、図23は、図15の線C
−Cで切断した突起群402の断面図である。
について、図面を用いて詳細に説明する。ここで、図1
9は、図10の線A−Aで蓋体13を切断した部分断面
図である。この点、図10及び図19に示すように、蓋
体13を構成する金属製表面部材201には円弧状の開
口部203が設けられるとともに、蓋体13を構成する
樹脂製裏面部材202には円弧状の透明凸部204が設
けられており、金属製表面部材201に対して樹脂製裏
面部材202が貼着されることにより、蓋体13が組み
立てられると、金属製表面部材201の開口部203に
樹脂製裏面部材202の透明凸部204が配置されるこ
とにより、蓋体13に確認窓251が設けられる。従っ
て、本体ケース2が蓋体13で閉じられていても、透明
凸部204が介在する確認窓251をもって、本体ケー
ス2の用紙収容部6内に収容された用紙パッケージ5及
び、用紙パッケージ5における積層した用紙4の有無を
確認することができる(図2,図3参照)。
は、隙間20から蓋体13の外側に排紙される用紙4の
排紙方向を示しているが、この点、隙間20から排紙さ
れた用紙4は、蓋体13を構成する金属製表面部材20
1の表面に沿って滑動することになる。そこで、携帯用
小型プリンタ装置1では、図19に示すように、金属製
表面部材201の開口部203のエッジ203A,20
3Bや、樹脂製裏面部材202の透明凸部204のエッ
ジ204A,204Bのかどを削り落としており、金属
製表面部材201の表面に沿って滑動する用紙4が引っ
かからないようにしている。
て、金属製表面部材201の表面に沿って滑動する用紙
4が引っかからないようにしてもよい。すなわち、樹脂
製裏面部材202の透明凸部204に対して、排紙口で
ある隙間20の側のエッジ204Aについては、金属製
表面部材201の開口部203のエッジ203Aよりも
低くし、排紙口である隙間20の反対側のエッジ204
Bについては、金属製表面部材201の開口部203の
エッジ203Bよりも高くし、用紙4の排紙方向Dに進
むにつれて高くなる傾斜を設ける。このようにすれば、
金属製表面部材201の表面に沿って滑動する用紙4の
先端は、樹脂製裏面部材202の透明凸部204の傾斜
面を滑動しながら上昇し、金属製表面部材201の開口
部203のエッジ203Bを飛び越えていくので、金属
製表面部材201の表面に沿って滑動する用紙4が引っ
かかることはない。
けられた円弧状の確認窓251は、用紙4の排紙方向D
に向かって湾曲しているので、確認窓251の形状から
しても、金属製表面部材201の表面に沿って滑動する
用紙4が引っかかることはない。
ともに、蓋体13を付勢する開閉ばね301について説
明する。ここで、図21は、図10の線A−Aで蓋体1
3及び本体ケース2を切断した部分断面図である。この
点、図10の線A−Aは蓋体13の中心線をも示すもの
であるが、開閉ばね301は、蓋体13の中心線を対称
軸として対称に配置されている。さらに、図21に示す
ように、開閉ばね301は、蓋体13に設けられた金属
板302に接続されるとともに、本体ケース2に設けら
れた金属板303に接続される。このとき、蓋体13に
設けられた金属板302は、樹脂製裏面部材202に固
定されているが、接点Qによって、金属製表面部材20
1に接続されるので、金属製の本体ケース2内に内蔵さ
れた電子基板252(図5(a)参照)をアースさせる
ことが可能となる。
の携帯用小型プリンタ装置1では、図16に示すよう
に、本体ケース2の両側に設けられた一対の回動穴20
8に対して、蓋体13の両側に設けられた一対の回動支
持部材207の突起部206がそれぞれ係入されている
ことから、本体ケース2に対して蓋体13が回動自在と
なるが、この点、蓋体13は、樹脂製裏面部材202と
金属製表面部材201からなっているので、全てが金属
製のものよりも軽く、さらに、樹脂製裏面部材202に
設けられた回動支持部材207の板部205を突出させ
た状態で、金属製表面部材201が樹脂製裏面部材20
2を覆う構造になっており、特に、蓋体13の表面にお
いて、変形しにくく、また、全てが樹脂製のものより
も、割れやキズに強いことから、装置全体の薄型化・小
型化(構造の簡素化)を確保しつつ、本体ケース2に対
して回動自在となる蓋体13の堅牢化及び軽量化を同時
に達成させることができる。
おいては、排紙口である隙間20から排紙された用紙4
は、蓋体13を構成する金属製表面部材201の表面に
沿って滑動することから、蓋体13の表面が割れやキズ
に強いことは、金属製表面部材201に沿って送り出さ
れた用紙4をスムーズに滑動させることができる。すな
わち、「本体ケース内に積層状態で収納された用紙を印
字ヘッドで印刷するとともに、前記本体ケースの両側に
設けられた一対の回動穴に対して、蓋体の両側に設けら
れた一対の回動支持部材の突起部をそれぞれ係入させる
ことにより、前記本体ケースに対して前記蓋体が回動自
在となる携帯用小型プリンタ装置であって、前記蓋体
は、前記回動支持部材を設けた樹脂製裏面部材と、前記
回動支持部材を突出させた状態で前記樹脂製裏面部材を
覆う金属製表面部材と、を備える一方、前記用紙を前記
金属製表面部材に沿って送り出す排紙口を備えたこと、
を特徴とする携帯用小型プリンタ装置。」である。
装置1において、蓋体13は、樹脂製裏面部材202に
設けられた回動支持部材207の板部205を突出させ
た状態で、金属製表面部材201が樹脂製裏面部材20
2を覆う構造になっているが、この点、樹脂製裏面部材
202に設けられた回動支持部材207の板部205と
金属製表面部材201の内面211との間に、約0.5
mm程度の隙間212を設けており(図17参照)、金
属製表面部材201から突出した状態にある樹脂製の回
動支持部材207の板部205の可撓性(最大たわみ
量)を大きくすることができるので、蓋体13に対し
て、本体ケース2から離れる回動方向に大きな外力が作
用した場合でも、樹脂製の回動支持部材207の板部2
05が撓んで、本体ケース2から蓋13が外れるので、
樹脂製の回動支持部材207の板部205が折れること
を防止できる。
装置1では、本体ケース2の用紙収容部6の用紙パッケ
ージ5内に積層状態で収納された用紙4をサーマルヘッ
ド8で印刷する際は、本体ケース2に対してスライド移
動する蓋体13を介して、プラテンローラ9に対してペ
ーパガイド10及びサーマルヘッド8が付勢された状態
とし、用紙ジャム等が発生した際は、本体ケース2に対
してスライド移動する蓋体13を介して、プラテンロー
ラ9に対してペーパガイド10及びサーマルヘッドが離
間された状態とするものであるが(図8参照)、このと
き、本体ケース2の回動穴208をリブ209で区切っ
た第1穴210A又は第2穴210Bのいずれかに対し
て蓋体13の回動支持部材207の突起部206が係入
されることにより、本体ケース2に対してスライド移動
した蓋体13がロックされるので(図8,図18参
照)、プラテンローラ9に対してペーパガイド10及び
サーマルヘッド8が付勢された状態又は、プラテンロー
ラ9に対してペーパガイド10及びサーマルヘッド8が
離間された状態を保持することをサポートできる。
ライド移動させる際には、本体ケース2の回動穴208
に内設されたリブ209を蓋体の回動支持部材207の
突起部205が乗り越える必要があるが(図16,図1
8参照)、この点、蓋体13において、樹脂製裏面部材
202に設けられた回動支持部材207の板部205と
金属製表面部材201の内面211との間に隙間212
を設けており(図17参照)、金属製表面部材201か
ら突出した状態にある樹脂製の回動支持部材207の板
部205の可撓性(最大たわみ量)が大きいので、本体
ケース2に対して蓋体13をスライド移動させる際にお
いても、蓋体13の回動支持部材207の板部205が
折れることを防止できる。
装置1では、蓋体13において、金属製表面部材201
の開口部203に樹脂製裏面部材202の透明凸部20
4が配設されることにより、確認窓251が形成されて
おり、しかも、排紙口である隙間20からの用紙4が、
当該確認窓251に向かって金属製表面部材202に沿
って送り出されるが(図10,図19,図20参照)、
この点、当該確認窓251は、用紙4の排紙方向Dに突
き出た円弧の形状であることから(図10参照)、金属
製表面部材201に沿って送り出された用紙4が当該確
認窓251の上をスムーズに通過することができる。
タ装置1において、図20に示すように、樹脂製裏面部
材202の透明凸部204のエッジ204A,204B
を、排紙口である隙間20の側では、金属製表面部材2
02の開口部203のエッジ203Aよりも低くすると
ともに、排紙口である隙間20の反対側では、金属製表
面部材202の開口部203のエッジ203Bよりも高
くすれば、用紙4の排紙方向Dに進むにつれて高くなる
傾斜を、樹脂製裏面部材202の透明凸部204に設け
ることができるので、金属製表面部材201に沿って送
り出された用紙4が、樹脂製裏面部材202の透明凸部
204のエッジ204A,204B及び金属製表面部材
202の開口部203のエッジ203A,203Bに引
っかかることがなく、当該確認窓251の上をスムーズ
に通過することができる。
装置1では、図16に示すように、本体ケース2の両側
に設けられた一対の回動穴208に対して、蓋体13の
両側に設けられた一対の回動支持部材207の突起部2
06がそれぞれ係入されていることから、本体ケース2
に対して蓋体13が回動自在となるが、この点、この
点、図10に示すように、蓋体13を付勢することによ
り本体ケース2を開いた状態にする開閉ばね301を備
えており、蓋体13の中心線(図10の線A−A)を対
称軸として開閉ばね301を対称に配設したことから、
本体ケース2に対する蓋体13の回動が傾くことなく安
定することになる。
装置1では、本体ケース2内に内蔵されるとともに電子
部品が搭載された電子基板252を備えており(図5
(a)参照)、金属板302,303を介して(図21
参照)、開閉ばね301が電子基板252及び金属製表
面部材201に電気的に接続していることから、電子基
板252に対するアースを確保することができる。
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、本実施の形態の携帯用小型プリン
タ装置1は、サーマルヘッド8で印刷するものであった
が、これに限定するものではなく、例えば、小型のイン
クジェットヘッドで印刷するものであってもよい。
本体ケースの両側に設けられた一対の回動穴に対して、
蓋体の両側に設けられた一対の回動支持部材の突起部が
それぞれ係入されていることから、本体ケースに対して
蓋体が回動自在となるが、この点、蓋体は、樹脂製裏面
部材と金属製表面部材からなっているので、全てが金属
製のものよりも軽く、さらに、樹脂製裏面部材に設けら
れた回動支持部材を突出させた状態で、金属製表面部材
が樹脂製裏面部材を覆う構造になっており、特に、表面
において、変形しにくく、また、全てが樹脂製のものよ
りも、割れやキズに強いことから、装置全体の薄型化・
小型化(構造の簡素化)を確保しつつ、本体ケースに対
して回動自在となる蓋体の堅牢化及び軽量化を同時に達
成させることができる。
おいて、蓋体は、樹脂製裏面部材に設けられた回動支持
部材を突出させた状態で、金属製表面部材が樹脂製裏面
部材を覆う構造になっているが、この点、樹脂製裏面部
材に設けられた回動支持部材と金属製表面部材の内面と
の間に隙間を設ければ、金属製表面部材から突出した状
態にある樹脂製の回動支持部材の可撓性(最大たわみ
量)を大きくすることができるので、蓋体に対して、本
体ケースから離れる回動方向に大きな外力が作用した場
合でも、樹脂製の回動支持部材が撓んで、本体ケースか
ら蓋が外れるので、樹脂製の回動支持部材が折れること
を防止できる。
は、本体ケース内に積層状態で収納された用紙を印字ヘ
ッドで印刷する際は、本体ケースに対してスライド移動
する蓋体を介して、プラテンローラに対してペーパガイ
ド及び印字ヘッドが付勢された状態とし、用紙ジャム等
が発生した際は、本体ケースに対してスライド移動する
蓋体を介して、プラテンローラに対してペーパガイド及
び印字ヘッドが離間された状態とするものであるが、こ
のとき、本体ケースの回動穴をリブで区切った第1穴又
は第2穴のいずれかに対して蓋体の回動支持部材の突起
部が係入されることにより、本体ケースに対してスライ
ド移動した蓋体がロックされるので、プラテンローラに
対してペーパガイド及び印字ヘッドが付勢された状態又
は、プラテンローラに対してペーパガイド及び印字ヘッ
ドが離間された状態を保持することをサポートできる。
移動させる際には、本体ケースの回動穴に内設されたリ
ブを蓋体の回動支持部材の突起部が乗り越える必要があ
るが、この点、蓋体において、樹脂製裏面部材に設けら
れた回動支持部材と金属製表面部材の内面との間に隙間
を設けた場合には、金属製表面部材から突出した状態に
ある樹脂製の回動支持部材の可撓性(最大たわみ量)が
大きいので、本体ケースに対して蓋体をスライド移動さ
せる際においても、蓋体の回動支持部材が折れることを
防止できる。
は、蓋体において、金属製表面部材の開口部に樹脂製裏
面部材の透明凸部が配設されることにより、確認窓が形
成されており、しかも、排紙口からの用紙が、当該確認
窓に向かって金属製表面部材に沿って送り出されるが、
この点、当該確認窓は、用紙の排紙方向に突き出た円弧
の形状であることから、金属製表面部材に沿って送り出
された用紙が当該確認窓の上をスムーズに通過すること
ができる。
は、蓋体において、金属製表面部材の開口部に樹脂製裏
面部材の透明凸部が配設されることにより、確認窓が形
成されており、しかも、排紙口からの用紙が、当該確認
窓に向かって金属製表面部材に沿って送り出されるが、
この点、透明凸部のエッジを、排紙口の側では開口部の
エッジよりも低くするとともに排紙口の反対側では開口
部のエッジよりも高くすることにより、用紙の排紙方向
に進むにつれて高くなる傾斜を透明凸部に設けたことか
ら、金属製表面部材に沿って送り出された用紙が、透明
凸部及び開口部のエッジに引っかかることがなく、当該
確認窓の上をスムーズに通過することができる。
は、本体ケースの両側に設けられた一対の回動穴に対し
て、蓋体の両側に設けられた一対の回動支持部材の突起
部がそれぞれ係入されていることから、本体ケースに対
して蓋体が回動自在となるが、この点、蓋体を付勢する
ことにより本体ケースを開いた状態にする開閉ばねを備
えており、蓋体の中心線を対称軸として開閉ばねを対称
に配設したことから、本体ケースに対する蓋体の回動が
安定することになる。
は、本体ケース内に内蔵されるとともに電子部品が搭載
された基板を備えており、開閉ばねが基板及び金属製表
面部材に電気的に接続していることから、基板に対する
アースを確保することができる。
視図である。
視図である。
(b)は蓋体を開いた状態の本体ケースの左側部位の断
面図である。
車伝動機構の側面図である。
ーパーガイド及びサーマルヘッドが押圧している状態の
断面図、(b)は蓋体の後退位置でペーパーガイド及び
サーマルヘッドのリリース状態を示す断面図、(c)は
蓋体の回動可能状態を示す断面図である。
面図である。
平面図である。
側面図である。
背面図である。
正面図である。
側面図である。
裏面図である。
の分解組立・組付図である。
支持手段の部分断面図である。
の開閉動作を示した図である。
窓の部分断面図である。
窓の部分断面図である。
る。
る。
る。
ジ 206 回動支持部材の突起部 207 回動支持部材 208 回動穴 209 回動穴のリブ 210A 回動穴の第1穴 210B 回動穴の第2穴 211 金属製表面部材の内面 212 隙間 251 確認窓 252 電子基板 301 開閉ばね D 用紙の排紙方向
Claims (7)
- 【請求項1】 本体ケース内に積層状態で収納された用
紙を印字ヘッドで印刷するとともに、前記本体ケースの
両側に設けられた一対の回動穴に対して、蓋体の両側に
設けられた一対の回動支持部材の突起部をそれぞれ係入
させることにより、前記本体ケースに対して前記蓋体が
回動自在となる携帯用小型プリンタ装置であって、 前記蓋体は、 前記回動支持部材を設けた樹脂製裏面部材と、 前記回動支持部材を突出させた状態で前記樹脂製裏面部
材を覆う金属製表面部材と、を備えたこと、を特徴とす
る携帯用小型プリンタ装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載する携帯用小型プリンタ
装置であって、 前記回動支持部材と前記金属製表面部材の内面との間に
隙間を設けたこと、を特徴とする携帯用小型プリンタ装
置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載する携帯用
小型プリンタ装置であって、 前記印字ヘッドで前記用紙を印刷する際に前記印字ヘッ
ドが付勢されるプラテンローラと、 前記プラテンローラの外周に前記用紙を案内するペーパ
ガイドと、 前記回動穴に内設されるとともに前記回動穴を第1穴と
第2穴とに区切るリブと、を備え、 前記回動支持部材の突起部が前記第1穴に対して係入さ
れている場合には、前記本体ケースに対して前記蓋体が
回動自在となり、 前記本体ケースを前記蓋体で閉じている場合に、前記回
動支持部材の突起部が前記第1穴から前記リブを越えて
前記第2穴に移動するときは、前記本体ケースに対して
スライド移動する前記蓋体を介し、前記プラテンローラ
に対して前記ペーパガイド及び前記印字ヘッドが付勢
し、 前記本体ケースを前記蓋体で閉じている場合に、前記回
動支持部材の突起部が前記第2穴から前記リブを越えて
前記第1穴に移動するときは、前記本体ケースに対して
スライド移動する前記蓋体を介し、前記プラテンローラ
に対して前記ペーパガイド及び前記印字ヘッドが離間す
ること、を特徴とする携帯用小型プリンタ装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに
記載する携帯用小型プリンタ装置であって、 前記金属製表面部材に設けられた開口部と、 前記樹脂製裏面部材に設けられた透明凸部と、 前記開口部に前記透明凸部が配設されることにより前記
蓋体に形成された確認窓と、 前記用紙を前記確認窓に向かって前記金属製表面部材に
沿って送り出す排紙口と、を備え、 前記確認窓は、前記用紙の排紙方向に突き出た円弧の形
状であること、を特徴する携帯用小型プリンタ装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに
記載する携帯用小型プリンタ装置であって、 前記金属製表面部材に設けられた開口部と、 前記樹脂製裏面部材に設けられた透明凸部と、 前記開口部に前記透明凸部が配設されることにより前記
蓋体に形成された確認窓と、 前記用紙を前記確認窓に向かって前記金属製表面部材に
沿って送り出す排紙口と、を備え、 前記透明凸部のエッジを、前記排紙口の側では前記開口
部のエッジよりも低くするとともに前記排紙口の反対側
では前記開口部のエッジよりも高くすることにより、前
記用紙の排紙方向に進むにつれて高くなる傾斜を前記透
明凸部に設けたこと、を特徴する携帯用小型プリンタ装
置。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一つに
記載する携帯用小型プリンタ装置であって、 前記蓋体を付勢することにより前記本体ケースを開いた
状態にする開閉ばねを備え、 前記蓋体の中心線を対称軸として前記開閉ばねを対称に
配設したこと、を特徴する携帯用小型プリンタ装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載する携帯用小型プリンタ
装置であって、 前記本体ケース内に内蔵されるとともに電子部品が搭載
された基板を備え、 前記開閉ばねが前記基板及び前記金属製表面部材に電気
的に接続していること、を特徴する携帯用小型プリンタ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002127390A JP3903838B2 (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 携帯用小型プリンタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002127390A JP3903838B2 (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 携帯用小型プリンタ装置 |
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JP3903838B2 JP3903838B2 (ja) | 2007-04-11 |
Family
ID=29541514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002127390A Expired - Lifetime JP3903838B2 (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 携帯用小型プリンタ装置 |
Country Status (1)
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- 2002-04-26 JP JP2002127390A patent/JP3903838B2/ja not_active Expired - Lifetime
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