JPH05147314A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

Info

Publication number
JPH05147314A
JPH05147314A JP31716291A JP31716291A JPH05147314A JP H05147314 A JPH05147314 A JP H05147314A JP 31716291 A JP31716291 A JP 31716291A JP 31716291 A JP31716291 A JP 31716291A JP H05147314 A JPH05147314 A JP H05147314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
platen
head
pair
print head
paper storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31716291A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Sone
正和 曽根
Hidehiko Funayama
英彦 船山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP31716291A priority Critical patent/JPH05147314A/ja
Publication of JPH05147314A publication Critical patent/JPH05147314A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Common Mechanisms (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧接位置と待機位置の間で可変される印画ヘ
ッドを均等圧を持ってプラテンに自動調芯する。 【構成】 印画ヘッド12を支持するヘッド支持部材4
0に一方が円孔で他方が長孔の左右一対の軸挿入孔38
a,38bを設け、この左右一対の軸挿入孔38a,3
8bにメインシャーシ7aの支持軸41を挿入し、この
支持軸41を中心として前記印画ヘッド12が圧接位置
と待機位置の間で変位し、前記印画ヘッド12を圧接位
置側に付勢する左右一対のバネ42a,42bをそれぞ
れ設け、前記長孔の軸挿入孔38b側に位置する前記バ
ネ42bのバネ力を前記円孔の軸挿入孔38a側に位置
する前記バネ42aのものよりも弱く設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印画ヘッドをプラテンに
圧接する圧接位置とプラテンから離れる待機位置の間で
変位可能に設けたプリンタに関し、特にプラテンの軸に
対して印画ヘッドの面を平行に合わせるいわゆる自動調
芯技術に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタの概略側面図が図18乃
至図20に示されている。図18乃至図20において、
シャーシ7はメインシャーシ7aとサブシャーシ7bか
ら成る。メインシャーシ7aには同期シャフト20が回
転自在に支持され、この同期シャフト20は紙収納部駆
動機構(図示せず)の回転力によって回転される。この
同期シャフト20の両端には一対のアーム部材21が設
けられており、一対のアーム部材21の先端側に前記サ
ブシャーシ7bが軸支されている。また、メインシャー
シ7aの両側には一対のスライド部材23が水平方向に
スライド自在に設けられ、この一対のスライド部材23
の先端に前記サブシャーシ7bが軸支されている。
【0003】プラテン8は前記サブシャーシ7bの上部
に回転自在に支持され、このプラテン8はプラテン回転
機構(図示せず)の回転力によって回転される。印画ヘ
ッド12はヘッド支持部材40に固定され、このヘッド
支持部材40の後端に左右一対の軸挿入孔38a,38
bが設けられている。この左右一対の軸挿入孔38a,
38bに前記メインシャーシ7aに固定された支持軸4
1が挿入されている。そして、左右一対の軸挿入孔38
a,38bの一方は支持軸41に対して隙間なく密な円
孔として、他方は支持軸41に対してガタ付くよう緩い
長孔としてそれぞれ構成されている。
【0004】印画ヘッド12の上面には左右一対の同一
バネ力の圧縮バネ42が作用して印画ヘッド12が前記
プラテン8側に付勢されている。又、印画ヘッド12に
はヘッド昇降機構(図示せず)の押圧力が作用するよう
構成され、印画ヘッド12は前記支持軸41を中心とし
て圧縮バネ42のバネ力によって前記プラテン8に圧接
する圧接位置(図18の実線位置)と前記バネ力に抗し
て前記プラテン8から離れる待機位置(図18の仮想線
位置)の間で変位する。
【0005】ローラ72は印画ヘッド12に支持され、
前記プラテン8を圧接する位置に配置されている。紙収
納部10は前記サブシャーシ7b内側に設けられ、この
紙収納部10にロール状のプリント紙11が収納され
る。このプリント紙11はローラ73とプラテン8間及
び印画ヘッド12とプラテン8間を通り、紙排出口4に
達する紙パス系に配される。紙排出口4はフロントパネ
ル1cに形成され、この紙排出口4の内側にはカッター
13が設けられている。
【0006】上記構成において、紙収納部開モードが選
択されると、紙収納部駆動機構の回転力にて一対のアー
ム部材21が回転し、サブシャーシ7bが回転しながら
前方に排出されて図19に示すように紙収納部10が開
位置となる。プリント紙11が新しいものと交換され紙
収納部閉モードが選択されると、紙収納部駆動機構の回
転力にて一対のアーム部材21が前記と逆回転し、サブ
シャーシ7bが回転しながら収納されて図18に示すよ
うに紙収納部10が閉位置となる。
【0007】また、紙収納部10が閉位置で、且つ、印
画ヘッド12が待機位置の状態で印画モードが選択され
ると、ヘッド昇降機構の押圧力が解除されて印画ヘッド
12が図18にて実線で示す圧接位置に位置される。そ
して、印画ヘッド12は一方の軸挿入孔38bが長孔で
あるためプラテン8の外面にならって配置される。即
ち、部品のバラツキや部品の寸法誤差にかかわらずプラ
テン8の軸に対して印画ヘッド12の面が常に平行に位
置される。次に、プラテン8がプラテン回転機構の回転
力にて回転すると共に印画ヘッド12が駆動されてプリ
ントが開始される。プリントが終了すると、印画ヘッド
12がヘッド昇降機構の押圧力により図18にて仮想線
で示す待機位置に戻される。そして、操作者が紙排出口
4より出たプリント紙11をカッター13を用いて切断
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記過
程中で印画ヘッド12が待機位置から圧接位置に変位す
る動作にあって、一対の軸挿入孔38a,38bの一方
が長孔であるため待機位置に位置する印画ヘッド12は
図21(a)に示すように傾斜し、この傾斜状態で圧接
位置側へ変位する。従って、印画ヘッド12は先ず長孔
の軸挿入孔38b側がプラテン8に接触し(実際にはプ
リント紙11が介在する。)、その後プラテン8の外面
にならって傾斜状態が是正され、印画ヘッド12がプラ
テン8の軸に平行に位置することによって自動調芯がな
される。しかし、実際には、図21(b)に示すよう
に、プラテン8がゴム材で弾性変形しやすくヘッド支持
部材40と支持軸41との摩擦力によって傾斜が是正さ
れずに残るため、印画ヘッド12が均等圧を持ってプラ
テン8に圧接されないことが判明した。
【0009】そこで、本発明は印画ヘッドが均等圧を持
ってプラテンに自動調芯されるプリンタを提供すること
を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明に係るプリンタは、印画ヘッドを支持するヘッ
ド支持部材とシャーシとに、いずれか一方に左右一対の
軸挿入孔を、他方にこの左右一対の軸挿入孔を挿入する
支持軸をそれぞれ設けると共に前記左右一対の軸挿入孔
の一方を前記支持軸に対して隙間なく密に、他方を前記
支持軸に対してガタ付くよう緩くそれぞれ構成し、前記
支持軸を中心として前記印画ヘッドをプラテンに圧接す
る圧接位置とこのプラテンから離れる待機位置の間で変
位可能に設け、前記印画ヘッドを圧接位置側に付勢する
左右一対のバネをそれぞれ設け、圧接位置ではこの左右
一対のバネのバネ力で前記印画ヘッドが前記プラテンに
圧接するプリンタにおいて、ガタ付くよう緩く構成した
前記軸挿入孔側の前記バネのバネ力を、隙間なく密に構
成した前記軸挿入孔側の前記バネのバネ力より弱く設定
したものである。
【0011】
【作用】印画ヘッドが待機位置から圧接位置へ変位する
と、印画ヘッドは緩い軸挿入孔側がプラテンに接触し、
その後、プラテンにならって傾斜が是正されながらプラ
テンに圧接される。ここで、左右のバネのバネ力が同じ
であればプラテン側に傾斜した緩い軸挿入孔側の圧接力
が軸挿入孔と支持軸との摩擦力等によって強くなるが、
緩い軸挿入孔側のバネのバネ力を弱く設定したため印画
ヘッドはほぼ均等圧を持ってプラテンに圧接される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1乃至図17には本発明の一実施例が示されてい
る。図3には紙収納部が閉位置に位置する場合のプリン
タの斜視図、図4には紙収納部が閉位置に位置する場合
のプリンタの斜視図、図5にはプリンタの分解斜視図、
図6にはプリンタの一部切欠き正面図がそれぞれ示され
ている。
【0013】図3乃至図6において、プリンタのケース
1は合成樹脂材にて構成され、下面を塞ぐボトムカバー
1aと上面及び両側面を塞ぐトップカバー1bと前面を
塞ぐフロントパネル1c及びドアパネル1dと後面を塞
ぐリアパネル1eとから成る。フロントパネル1cの上
部には操作スイッチ2等が配置され、又、この操作スイ
ッチ2等の下方には大開口部3が設けられている。
【0014】ドアパネル1dは図3に示す如く紙収納部
10が閉位置のときには大開口部3内に配置され、ドア
パネル1dで塞がれない大開口部3の上方一部が紙排出
口4を構成する。又、図4に示す如く紙収納部10が開
位置のときには大開口部3より下記するサブシャーシ7
bが引き出される。
【0015】ケース1内のフロント側にはシャーシ7に
固定されたメカブロック体5等が、又、リア側には基板
ブロック体6がそれぞれ収納されている。
【0016】図7及び図8には紙収納部10が閉位置に
位置する場合のメカブロック体5等の左右側面図、図9
には紙収納部10が開位置に位置する場合のメカブロッ
ク体5等の右側面図がそれぞれ示されている。
【0017】図7乃至図9において、シャーシ7は共に
金属部材にて形成されたメインシャーシ7aとサブシャ
ーシ7bとから成り、メインシャーシ7aは前記ボトム
カバー1aに取付けられている。メインシャーシ7aの
フロント側に前記フロントパネル1cが取付けられ、
又、サブシャーシ7bのフロント側に前記ドアパネル1
dが取付けられている。
【0018】サブシャーシ7bの上端にはプラテン8が
回転自在に支持され、このプラテン8はゴム材にて構成
されている。そして、このプラテン8が下記するプラテ
ン回転機構Cによって回転される。又、サブシャーシ7
b内側には下面が円弧状のトレー9が設けられ、このト
レー9の上方空間が紙収納部10を構成している。この
紙収納部10にはロール状に巻き付けられた感熱式のプ
リント紙11が収納され、このプリント紙11交換のた
めの紙収納部10が下記する紙収納部開閉機構Aによっ
て自動開閉される。プリント紙11の先端側はプラテン
8とローラ73間及びプラテン8と印画ヘッド12間を
通り、紙排出口4に達成する紙パス系に配される。
【0019】また、メインシャーシ7aの上端には印画
ヘッド12が支持され、この印画ヘッド12はヘッド昇
降機構Bによって変位される。
【0020】カッター13は金属部材にて形成され、刃
部13aとこの刃部13aを支持する刃取付部13bと
から成る。刃取付部13bはフロントパネル1cの引っ
掛け部14に揺動自在に支持され、カッター13が図7
に示す突出位置と図9に示す退出位置の間で変位自在に
設けられている。カッター13はトーションバネ15
(図8に示す。)のバネ力にて退出位置側に付勢されて
いる。サブシャーシ7bにはカッター押圧部16が設け
られ、又、メインシャーシ7aにはトーションバネ17
の一端側が支持されている。紙収納部10の閉位置でカ
ッター押圧部16がカッター13の被押圧部18の一端
を押圧すると共にこの被押圧部18の他端をトーション
バネ17で受けることによってカッター13はトーショ
ンバネ15のバネ力に抗して突出位置に位置される。カ
ッター13はトーションバネ17を介してメインシャー
シ7aにアースされるため静電ノイズを防止できる。紙
収納部10が閉位置から開位置へ変位されると、サブシ
ャーシ7bのカッター押圧部16が被押圧部18から離
れてカッター13はトーションバネ15のバネ力によっ
て退出位置へ変位する。
【0021】図10乃至図12には紙収納部開閉機構A
を主に示す右側面図がそれぞれ示されている。図10乃
至図12において、紙収納部開閉機構Aは上記の如く紙
収納部10の自動開閉を行うもので、以下のように構成
されている。即ち、メインシャーシ7aの両側板19に
同期シャフト20が回転自在に支持され、この同期シャ
フト20の両端で、且つ両側板19の内側には一対のア
ーム部材21が固定されている。この一対のアーム部材
21の各先端が支持ピン22を介して前記サブシャーシ
7bの後端に軸支されている。
【0022】一対のスライド部材23はメインシャーシ
7aの両側板19の外側に配置され、この各スライド部
材23の長孔23aに両側板19より突出したガイドピ
ン24がそれぞれ挿入されている。又、一対のスライド
部材23の上下面には両側板19に支持されたガイドロ
ーラ25がそれぞれ接触しており、一対のスライド部材
23はガイドピン24及びガイドローラ25によって前
後方向にスライド自在に設けられている。このようにス
ライド自在に設けられた一対のスライド部材23の各前
端が支持ピン26を介して前記サブシャーシ7bの前端
に軸支されている。
【0023】一方、前記同期シャフト20の右端には扇
形歯車27が固定され、この扇形歯車27にはモータ2
8の回転力がモータ28の回転軸に固定された歯車29
と2つの減速歯車30,31を介して伝達されるよう構
成されている。
【0024】紙収納部ロック手段32はメインシャーシ
7aの両側板19に揺動自在に支持されたロックレバー
33を有し、このロックレバー33がロック位置とロッ
ク解除位置の間で変位可能に構成されている。ロックレ
バー33にはロック位置側へ付勢するバネ34が作用
し、ロック位置ではロックレバー33の係止部33aが
前記一対のスライド部材23の被係止部23bにそれぞ
れ係止される。又、ロックレバー33の被押圧部33b
には解除レバー36の一端が当接し、この解除レバー3
6の略中央部がメインシャーシ7aに軸支されている。
解除レバー36の他端にはカムピン37が設けられ、こ
のカムピン37が下記する制御歯車46の第2カム面4
6bに当接している。そして、制御歯車46の回転に応
じて解除レバー36が回転してロックレバー33がロッ
ク解除位置へ変位される。
【0025】図11に示すように紙収納部10が閉位置
で、且つ、ロック解除状態にあってモータ28が回転す
ると、この回転力が同期シャフト20に伝達されて一対
のアーム部材21が時計方向に回転する。すると、サブ
シャーシ7bが一対のスライド部材23に案内されて前
方へ引き出されながら支持ピン26を支点として反時計
方向に回転して図12に示すように紙収納部10が開位
置に位置される。又、この逆の動作によって紙収納部1
0が開位置から閉位置に戻される。
【0026】図13乃至図15にはヘッド昇降機構Bを
主に示す右側面図がそれぞれ示され、又、図1には印画
ヘッド12付近の拡大正面図、第2a及びbには印画ヘ
ッド12付近の拡大左右側面図がそれぞれ示されてい
る。ヘッド昇降機構Bは印画ヘッド12を圧接位置と離
間位置の間で自動変位させるもので、以下のように構成
されている。
【0027】即ち、ヘッド支持部材40の後端には左右
一対の軸挿入孔38a,38bが設けられ、この左右一
対の軸挿入孔38a,38bに前記メインシャーシ7a
に固定された支持軸41が挿入されている。そして、右
の軸挿入孔38aは支持軸41に対して隙間なく密な円
孔として、左の軸挿入孔38bは支持軸41に対してガ
タ付くよう緩い長孔としてそれぞれ構成されている。前
記ヘッド支持部材40の先端側下面には印画ヘッド12
が固定され、印画ヘッド12は前記支持軸41を中心と
して前記プラテン8に圧接する圧接位置(図13の位
置)と前記プラテン8から十分に離れた上方の離間位置
(図15の位置)の間で変位可能に構成されている。印
画ヘッド12は例えば感熱式で図示しないドライブ回路
によってドライブされる。
【0028】また、ヘッド支持部材40の上面とメイン
シャーシ7aの間には左右一対の圧縮バネ42a,42
bが介在され、左の圧縮バネ42bは右の圧縮バネ42
aよりもバネ力が弱く設定されている。印画ヘッド12
はこのバネ力によって圧接位置側に付勢されていると共
に圧接位置ではこのバネ力によってプラテン8に圧接さ
れる。
【0029】さらに、ヘッド支持部材40にはローラ支
持部材70が支持ピン71を介して軸支されている。ロ
ーラ支持部材70の下端には軸72が固定され、この軸
72には複数のローラ73が回転自在に支持されてい
る。このローラ73の軸72はプラテン8の軸8aに平
行に配置されている。又、ローラ支持部材70の上端と
ヘッド支持部材40との間には引張りバネ74が掛けら
れ、このバネ力によってローラ73はプラテン8側に付
勢されている。紙収納部10が閉位置に位置しないとき
にはストッパー端面70aがヘッド支持部材40に当接
されて位置規制され、又、紙収納部10が閉位置に位置
するときにはローラ73はプリント紙11を介してプラ
テン8に圧接される。
【0030】また、ヘッド支持部材40の前面には紙押
えプレート75が固定され、この紙押えプレート75の
下端は印画ヘッド12よりも下方に位置している。
【0031】図13及び図15において、略三角形状の
作動板43はその一角側が支持ピン44を介して右の側
板19に回転自在に支持されている。この作動板43の
他の一角には押圧部43aが設けられ、この押圧部43
aが作動板43の回転によってヘッド支持部材40の下
面を押圧可能に設けられている。又、作動板43のさら
に他の一角側にはカムピン45が設けられ、このカムピ
ン45は制御歯車46の第1カム面46aに当接してい
る。
【0032】制御歯車46は右側板19に支持され、そ
の内面側には第1カム面46aと第2カム面46bが設
けられている。第1カム面46aは中心からの距離が回
転角度の変化に従って徐々に変化するよう構成されてお
り、制御歯車46の回転によって作動板43の回転位置
が変化する。第2カム面46bは中心からの距離がその
一部のみで短くなるよう構成されており、この短い位置
で解除レバー36がロックレバー33を押圧する。そし
て、この制御歯車46にはモータ47の回転力がモータ
47の回転軸に固定された歯車48、タイミングベルト
49及び3つの減速歯車50,51,52によって達成
されるよう構成されている。
【0033】図13に示す如く印画ヘッド12が圧接位
置にあってモータ47が回転すると、この回転力が伝達
されて制御歯車46が回転する。すると、作動板43の
カムピン45が第1カム面46aを摺動し、作動板43
が時計方向に回転して作動板43の押圧部43aがヘッ
ド支持部材40の下面に当接する。さらに、作動板43
が回転すると、ヘッド支持部材40が圧縮バネ42a,
42bのバネ力に抗して上方へ変位して印画ヘッド12
が図14に示す待機位置に位置する。この状態よりさら
に作動板43が回転すると、上記と同様にしてヘッド支
持部材40が上方に変位して印画ヘッド12が図15に
示す離間位置に位置する。又、上記と逆の動作によって
印画ヘッド12は離間位置から待機位置を通って圧接位
置へ変位される。
【0034】図16及び図17にはプラテン回転機構C
を主に示す断面図がそれぞれ示されている。図16及び
図17において、プラテン回転機構Cは左のアーム部材
21の内側に固定された第1支持プレート55とサブシ
ャーシ7bの左内側に固定された第2支持プレート56
とを有する。第1支持プレート55にはモータ57とこ
のモータ57の回転軸に固定された歯車58に噛み合っ
ている第1減速歯車59とこの第1減速歯車59に噛み
合っている歯車60とがそれぞれ支持されている。第2
支持プレート56には前記歯車60に噛み合っている第
2減速歯車61とこの第2減速歯車61に噛み合ってい
る歯車62とさらにこれに噛み合っている歯車63とが
それぞれ支持されている。第2減速歯車61はアーム部
材21とサブシャーシ7bを軸支する支持ピン22を回
転中心として支持され、アーム部材21とサブシャーシ
7bの相対回転位置にかかわらず第2減速歯車61と歯
車60の回転中心間距離が変化しないように構成されて
いる。従って、図16にて示す紙収納部10の閉位置と
図17にて示す紙収納部10の開位置との間で変位して
も第2減速歯車61と歯車60は噛み合い状態を保持す
る。
【0035】前記歯車63には小径の歯車64が一体的
に設けられ、この歯車64と前記プラテン8の軸8aに
固定された歯車65との間にはタイミングベルト66が
掛けられている。前記第2支持プレート56は前記支持
ピン22を介してサブシャーシ7bに回転自在に支持さ
れている。そして、第2支持プレート56とサブシャー
シ7bとの間には引張りバネ67が掛けられ、このバネ
力によってタイミングベルト66に一定の張力が付与さ
れている。又、第2支持プレート56には仮バネ係止部
56aが設けられている。第2減速歯車61等の組付け
時には引張りバネ67の一端を仮バネ係止部56aに掛
けておき、第2減速歯車61等やタイミングベルト66
の組付け完了後に引張りバネ67の一端をサブシャーシ
7bのバネ係止部68に掛け換えれば引張りバネ67の
バネ力を受けることなく組付けできる。
【0036】このように構成されたプラテン回転機構C
はモータ57が回転すると、この回転力が第1減速歯車
59、歯車60、第2減速歯車61、歯車62及び歯車
63の順に伝達される。そして、歯車63の回転がタイ
ミングベルト66を介して伝達されてプラテン8が回転
される。
【0037】再び図5及び図6に戻り、プレート基板7
7はメインシャーシ7aの右側板19に一定間隔を有し
て支持され、メインシャーシ7aに支持された各歯車等
の軸の先端を支持している。又、制御歯車46や扇形歯
車27に設けられた接触子78がプリント基板77のプ
リントパターンに接触されて制御歯車46や扇形歯車2
7の回転位置検出手段が構成されている。
【0038】以下、上記構成の作用について説明する。
先ず、プリント紙11の交換動作について説明する。図
10に示す待機位置にあって、紙収納部開モードが選択
されると、ヘッド昇降機構Bが駆動して印画ヘッド12
が図11及び図15に示す離間位置へ変位されると共に
紙収納部ロック手段32のロックが解除される。次に、
紙収納駆動機構Aが駆動して紙収納部10が図12に示
す開位置に変位される。この紙収納部10の変位によっ
てカッター13は退出位置に変位される。
【0039】操作者は紙収納部10内のプリント紙11
の芯を取出し、新しいプリント紙11をその先端側を引
き出した状態でセットする。そして、紙収納部閉モード
が選択されると、紙収納部駆動機構Aが駆動して紙収納
部10が図11に示す閉位置に変位される。次に、ヘッ
ド昇降機構Bが駆動して印画ヘッド12が図10及び図
14に示す待機位置に戻されて完了する。
【0040】次に、印画動作について説明する。図14
に示すように紙収納部10が閉位置で、且つ、印画ヘッ
ド12が待機位置に位置する場合にあって、印画モード
が選択されるとヘッド昇降機構Bが駆動されて印画ヘッ
ド12が図13に示す圧接位置に変位される。印画ヘッ
ド12が圧接位置に変位されると、プラテン回転機構C
が駆動してプラテン8が回転すると共に印画ヘッド12
のドライブ回路が駆動する。このプラテン8の回転に従
ってプリント紙11が一定スピードで送られると共にこ
のプリント紙11に印画ヘッド12にて適宜に熱が加え
られてプリントされる。
【0041】プリントが終了すると、プラテン回転機構
Cが駆動を停止すると共にヘッド昇降機構Bが駆動して
印画ヘッド12が図14に示す圧接位置から図13に示
す待機位置へ変位される。操作者が紙排出口4から出た
プリント紙11をカッター13にて切断することにより
プリント画を得る。
【0042】上記過程中で印画ヘッド12が待機位置か
ら圧接位置に変位する動作にあって、左の軸挿入孔38
bが長孔であるため、印画ヘッド12は左側が下方に傾
斜した状態で圧接位置側へ変位する。そして、印画ヘッ
ド12の左側が先ずプラテン8に接触し(実際はプリン
ト紙11が介在する。)、その後はプラテン8の外面に
ならって傾斜が是正されながらプラテン8に圧接され
る。
【0043】ここで、左右のバネ42a,42bのバネ
力が同じであれば、プラテン8側に傾斜した左側の圧接
力が軸挿入孔38a,38bと支持軸41との摩擦力等
によって強くなるが、左のバネ42bのバネ力を弱く設
定したため印画ヘッド12はほぼ均等圧を持ってプラテ
ン8に圧接される。
【0044】尚、この実施例ではヘッド支持部材40に
軸挿入孔38a,38bを、メインシャーシ7aに支持
軸41をそれぞれ設けたが、反対にヘッド支持部材40
に支持軸41を、メインシャーシ7aに軸挿入孔38
a,38bをそれぞれ設けても良い。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ヘッ
ド支持部材とシャーシとに、いずれか一方に左右一対の
軸挿入孔を、他方に支持軸をそれぞれ設けると共に左右
一対の軸挿入孔の一方のみを前記支持軸に対してガタ付
くよう緩く構成し、前記印画ヘッドを圧接位置側に付勢
する左右一対のバネを設けたプリンタにおいて、ガタ付
くよう緩く構成した前記軸挿入孔側の前記バネのバネ力
を、他方のバネよりも弱く設定したので、印画ヘッドが
均等圧を持ってプラテンに自動調芯されるという効果を
奏する。又、左右一対のバネのバネ力を可変するだけで
良いので、構造が簡単であり、又、従来品に簡単な設計
変更を加えるだけで良いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】印画ヘッドが圧接位置に位置する場合を示すプ
リンタの一部拡大正面図(実施例)。
【図2】(a)は印画ヘッドが圧接位置に位置する場合
の印画ヘッド付近の拡大右側面図、(b)は印画ヘッド
が圧接位置に位置する場合の印画ヘッド付近の拡大左側
面図(実施例)。
【図3】紙収納部が閉位置に位置する場合のプリンタの
斜視図(実施例)。
【図4】紙収納部が開位置に位置する場合のプリンタの
斜視図(実施例)。
【図5】プリンタの分解斜視図(実施例)。
【図6】プリンタの一部切欠き正面図(実施例)。
【図7】紙収納部が閉位置に位置する場合のシャーシブ
ロック体等の右側面図(実施例)。
【図8】紙収納部が閉位置に位置する場合のシャーシブ
ロック体等の左側面図(実施例)。
【図9】紙収納部が開位置に位置する場合のシャーシブ
ロック体等の右側面図(実施例)。
【図10】紙収納部が閉位置で、且つ、ロック状態を示
す紙収納部開閉機構を主に示す右側面図(実施例)。
【図11】紙収納部が閉位置で、且つ、ロック解除状態
を示す紙収納部開閉機構を主に示す右側面図(実施
例)。
【図12】紙収納部が開位置に位置する場合の紙収納部
開閉機構を主に示す右側面図(実施例)。
【図13】印画ヘッドが圧接位置に位置する場合のヘッ
ド昇降機構を主に示す右側面図(実施例)。
【図14】印画ヘッドが待機位置に位置する場合のヘッ
ド昇降機構を主に示す右側面図(実施例)。
【図15】印画ヘッドが離間位置に位置する場合のヘッ
ド昇降機構を主に示す右側面図(実施例)。
【図16】紙収納部が閉位置に位置する場合のプラテン
回転機構を主に示す断面図(実施例)。
【図17】紙収納部が開位置に位置する場合のプラテン
回転機構を主に示す断面図(実施例)。
【図18】紙収納部が閉位置に位置する場合のプリンタ
の概略右側面図(従来例)。
【図19】紙収納部が開位置に位置する場合のプリンタ
の概略右側面図(従来例)。
【図20】紙収納部が閉位置に位置する場合のプリンタ
の概略左側面図(従来例)。
【図21】(a)は印画ヘッドが待機位置の場合を示す
概略正面図、(b)は印画ヘッドが圧接位置の場合を示
す概略正面図(従来例)。
【符号の説明】
7…シャーシ、8…プラテン、12…印画ヘッド、38
a,38b…軸挿入孔、40…ヘッド支持部材、42
a,42b…圧縮バネ(バネ)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印画ヘッドを支持するヘッド支持部材と
    シャーシとに、いずれか一方に左右一対の軸挿入孔を、
    他方にこの左右一対の軸挿入孔を挿入する支持軸をそれ
    ぞれ設けると共に前記左右一対の軸挿入孔の一方を前記
    支持軸に対して隙間なく密に、他方を前記支持軸に対し
    てガタ付くよう緩くそれぞれ構成し、前記支持軸を中心
    として前記印画ヘッドをプラテンに圧接する圧接位置と
    このプラテンから離れる待機位置の間で変位可能に設
    け、前記印画ヘッドを圧接位置側に付勢する左右一対の
    バネをそれぞれ設け、圧接位置ではこの左右一対のバネ
    のバネ力で前記印画ヘッドが前記プラテンに圧接するプ
    リンタにおいて、ガタ付くよう緩く構成した前記軸挿入
    孔側の前記バネのバネ力を、隙間なく密に構成した前記
    軸挿入孔側の前記バネのバネ力より弱く設定したことを
    特徴とするプリンタ。
JP31716291A 1991-11-30 1991-11-30 プリンタ Pending JPH05147314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31716291A JPH05147314A (ja) 1991-11-30 1991-11-30 プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31716291A JPH05147314A (ja) 1991-11-30 1991-11-30 プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05147314A true JPH05147314A (ja) 1993-06-15

Family

ID=18085150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31716291A Pending JPH05147314A (ja) 1991-11-30 1991-11-30 プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05147314A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003320730A (ja) * 2002-04-26 2003-11-11 Brother Ind Ltd 携帯用小型プリンタ装置
EP1498276A1 (en) * 2003-07-17 2005-01-19 Alps Electric Co., Ltd. Thermal printer
JP2008110483A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Brother Ind Ltd 印刷装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003320730A (ja) * 2002-04-26 2003-11-11 Brother Ind Ltd 携帯用小型プリンタ装置
EP1498276A1 (en) * 2003-07-17 2005-01-19 Alps Electric Co., Ltd. Thermal printer
JP2008110483A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Brother Ind Ltd 印刷装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5230576A (en) Printer
US4835619A (en) Original reading apparatus
US5393152A (en) Printing device having opening and shutting mechanism
EP1184190A2 (en) Printer installable in small space
JPH10147023A (ja) サーマルプリンタ
JP2925790B2 (ja) プリントヘッド支持機構
EP0894640A2 (en) Printer apparatus
US4602883A (en) Powered paper bail release and paper feeding mechanism
JP3557832B2 (ja) サーマルプリンタ
JP3116157B2 (ja) ラインプリンタ
JPH05147314A (ja) プリンタ
US5631690A (en) Recording apparatus
JPH05147285A (ja) プリンタ
JPH05147291A (ja) プリンタ
TW201241824A (en) Disc driving apparatus
JPH05147331A (ja) プリンタ
JPH05212923A (ja) 感熱記録装置
JPH05147292A (ja) プリンタ
JP3232424B2 (ja) 記録装置
JPH05149321A (ja) 同期シヤフト
JP2838095B2 (ja) 記録ヘッドの加圧装置
JP4331926B2 (ja) 印字ヘッドのアライメント調整機構
JP2810908B2 (ja) 記録ヘッドの支持装置
JP2576471B2 (ja) プリンタの紙押さえ装置
JP3217797B2 (ja) 帯状媒体を印刷するための印刷機