JP3557832B2 - サーマルプリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばPOS(Point−Of−Sales)システムに用いられるレシートプリンタ等のサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ロール状の記録紙に対してサーマルヘッド等によって印字等の記録を行うサーマルプリンタが知られている。
【0003】
一般に、この種のサーマルプリンタにおいては、本体フレームにサーマルヘッドが設けられる一方、この本体フレームに開閉自在に支持されたカバーフレームにプラテンローラが設けられる。このプラテンローラは、カバーフレームの先端部に回動自在に支持され、カバーフレームが閉じられた状態においてサーマルヘッドに当接するように構成される。また、サーマルヘッドは、バネ等の弾性力によってプラテンローラに対して押圧されるように構成される(例えば、特開平4ー64471号公報等参照)。
【0004】
そして、サーマルヘッドとプラテンローラとの間に記録紙を挟み、サーマルヘッドを駆動して記録紙上に所定の印字等を行うとともに、プラテンローラを回転させて記録紙を排出するように構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のサーマルプリンタにおいては、次のような問題があった。
【0006】
すなわち、従来のサーマルプリンタにおいては、カバーフレームを閉じる場合に、プラテンローラをサーマルヘッドの先端部に接触させ、これをカムにすることによってヘッドをその押圧力に抗する方向に移動させてプラテンローラを所定の位置にセットするようにしているが、その際に、記録紙はサーマルヘッドとプラテンローラとの間に挟み込まれるため、オペレータが不注意等によって記録紙を斜めにセットした場合には、記録紙の走行に伴ってジャムが生ずる場合がある。
【0007】
これに対し、プラテンローラを支持する支持部材が閉じられた状態において、プラテンローラとサーマルヘッドとの間に適宜の間隙を画成し得るように構成されたサーマルプリンタも案出されている(例えば、特公平6−79855号公報等参照)。そして、これによれば、容易かつ確実に記録紙の装填作業を行うことができる。
【0008】
しかし、かかる従来例の場合、プラテンローラの支持部材を閉じた後に、さらにカバーを回動させてプラテンローラをサーマルヘッドに押圧させるようになっているため、装置構成が複雑になるとともに、記録紙の装填作業に手間がかかるという問題があった。
【0009】
本発明は、このような従来の技術の課題を考慮してなされたもので、その目的とするところは、簡素な構成で、しかも記録紙の装填作業の容易なサーマルプリンタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、記録紙が装填される本体フレームに第1の弾性手段を介して揺動自在に支持されたサーマルヘッドと、上記本体フレームに対して回動開閉自在のカバーフレームの一端に回動自在に支持され、該カバーフレームの閉位置において上記サーマルヘッドを相対的に押圧するプラテンローラと、第2の弾性手段を有し、上記本体フレームに揺動自在に支持され、上記カバーフレームを閉じる際に該カバーフレームの押圧部が当接することにより移動し上記サーマルヘッドと係合して該サーマルヘッドを上記第1の弾性手段の押圧力に抗して移動することによって該サーマルヘッドを上記プラテンローラと接触しない位置に退避させる一方、上記カバーフレームの閉位置においては上記第2の弾性手段の弾性力によって上記サーマルヘッドとの係合が解除される方向に付勢され、かつ、当該第2の弾性手段の弾性力によって上記カバーフレームを実質的に押圧して該カバーフレームの閉位置を保持するロックレバー手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項1記載の発明において、カバーフレームを閉じる方向に移動させると、カバーフレームの押圧部がロックレバー手段と当接し、ロックレバー手段が移動することによってサーマルヘッドと係合し、これによりサーマルヘッドが第1の弾性手段の押圧力に抗して移動され、サーマルヘッドはプラテンローラと接触しない位置まで退避させられる。
【0012】
一方、カバーフレームの閉位置においては、第2の弾性手段の弾性力によってロックレバー手段が付勢され、カバーフレームに対して実質的に押圧される。そして、これによりカバーフレームの閉位置が保持される。この場合、第2の弾性手段の弾性力によってロックレバー手段とサーマルヘッドとの係合が解除されているため、サーマルヘッドの付勢力はロックレバー手段を介してカバーフレームに伝達されることはない。
【0013】
そして、本発明によれば、カバーフレームを閉じる際、プラテンローラとサーマルヘッドとの間に所定の空隙が形成され、これによりプラテンローラとサーマルヘッドとの間に記録紙が挟み込まれることがないため、記録紙をセットする際にジャムが発生することはない。
【0014】
また、本発明によれば、カバーフレームを閉じた後にロックレバー手段によってカバーフレームを係止するようにしたので、構成は非常に簡素なもので済み、しかもカバーフレームを閉じるだけで自動的にその係止を行われることから、記録紙の装填作業を能率的に行うことができる。更に、請求項2記載の発明は、記録紙が装填される本体フレームに第1の弾性手段を介して揺動自在に支持されたサーマルヘッドと、上記本体フレームに対して回動開閉自在のカバーフレームの一端に回動自在に支持され、該カバーフレームの閉位置において上記サーマルヘッドを相対的に押圧するプラテンローラと、上記カバーフレームを閉じる際に、上記サーマルヘッドと係合して該サーマルヘッドを上記第1の弾性手段の押圧力に抗して上記プラテンローラと接触しない位置に移動させる押圧部と、上記カバーフレームの閉位置においては、第2の弾性手段の弾性力によって上記カバーフレームの閉位置を保持するロックレバー手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るサーマルプリンタの好ましい実施の形態を図1〜図4を参照して詳細に説明する。
【0016】
本実施の形態のサーマルプリンタは、例えば、POSシステム等に用いられるレシートプリンタ等に適用されるもので、例えばロール状の感熱記録紙に対して感熱方式の記録ヘッドにより印字等の記録を行うものである。
【0017】
図1及び図2は、本実施の形態のサーマルプリンタの内部のプリンタ機構1を示すものであり、図1は、カバーフレーム3が開けられた状態のプリンタ機構1の斜視図、図2はカバーフレーム3が閉じられた状態のプリンタ機構1の側面構成図である。
【0018】
プリンタ機構1は、金属等からなる本体フレーム2の上に設けられた開閉自在のカバーフレーム3と、図示しない可動刃及びその可動刃駆動部を収納するためのオートカッタユニット4を有している。この場合、印字時即ち記録紙Sを切断しない時においては、可動刃はオートカッタユニット4の内部に収納されており、可動刃の刃部は露出しない。なお、カバーフレーム3には、ブレードシャッター3aの内側に、上記可動刃とハサミ状に交叉する固定刃(図示せず)が設けられる。
【0019】
カバーフレーム3は、本体フレーム2の両側の上端部に設けられた支軸5を中心として回動開閉自在に取り付けられている。なお、カバーフレーム3には、カバーフレーム3を閉じた際に記録紙Sとの接触を避けるための円弧状の蓋部6が設けられている。本サーマルプリンタの設置角度を変える場合、この蓋部6は記録紙Sを受ける保持部材としても機能する。
【0020】
カバーフレーム3の内部には、樹脂製のロール紙ホルダ7が配置されている。ロール紙ホルダ7には印字部の直前に、記録紙Sの有無を検出するための反射型の光学式検出器からなる紙検出器8が設けられている。
【0021】
さらに、本体フレーム2の左右の側面板には、ロール紙ホルダ7のフランジ部に設けたスリット溝(図示せず)と係合する突起9が設けられており、これらの突起9がロール紙ホルダ7と係合することにより、ロール紙ホルダ7の幅方向が規制され、記録紙Sに対して記録紙収納部の内側は適正な幅が維持される。
【0022】
また、カバーフレーム3の一端部である前方部分には、円筒形のゴムローラからなるプラテンローラ10が押圧部としてのプラテン軸受11を介して回動自在に支持されている。そして、プラテンローラ10の一方の端部にはプラテンローラ歯車12が圧入されている。
【0023】
一方、本体フレーム2の前方側の両側面には、溝部13が設けられており、カバーフレーム3を閉じると、プラテン軸受11が溝部13の下部と当接し、プラテンローラ10の鉛直方向の位置決めがなされる。
【0024】
さらに、後述するように、本体フレーム2に設けたレバー部材14からプラテン軸受11への加圧力によってプラテン軸受11が溝部13の下部に押し付けられ、これによりカバーフレーム3が係止される。
【0025】
また、本体フレーム2の左側面には、紙送りモータ15の回転軸に固定された駆動歯車16と、この駆動歯車16と噛み合う紙送り伝達歯車17が設けられ、カバーフレーム3を閉じると、上記プラテンローラ歯車12と、紙送り伝達歯車17が噛み合い、紙送りモータ15からの動力がプラテンローラ10へ伝達されるようになっている。
【0026】
一方、本体フレーム2の左側面には、記録紙Sの紙の残量が少なくなってきたことを検出するための紙終端検出器18が支軸であるボルト19を中心として回動可能に取り付けられている。これは、本サーマルプリンタの設置角度を変える場合、それに合わせて、紙終端検出器18を最適位置にするためのものである。例えば、図1に示すように、本体フレーム2の底面21を下にして設置する場合、紙終端検出器18の検出レバー22は本体フレーム2に設けられた孔23aに入り込む位置に固定される。一方、本体フレーム2の背面24を下にして設置する場合、検出レバー22は孔23bに入り込む位置に固定される。
【0027】
なお、上述した紙検出器8や紙終端検出器18等の各種検出器やオートカッタユニット4、紙送りモータ15のリード線群は、図示はしないが本体フレーム2の右側面に固定された中継基板に接続され、さらに、この中継基板と本サーマルプリンタを制御する主回路基板がFFC等によって接続されるようになっている。
【0028】
本体フレーム2の左右の側面には、後述するサーマルヘッド25及びヘッド押圧板26を支持する支持溝部27が設けられている。
【0029】
図2は、プリンタ機構1の側断面を示すものであり、ロール紙ホルダ7に記録紙Sが保持され、紙送りしている状態を示している。
【0030】
また、図3(a)(b)、図4(a)(b)は、本実施の形態の要部の動作を示すものである。
【0031】
記録紙Sは、プラテンローラ10と、サーマルヘッド25に挟持されプラテンローラ10が回転するとその摩擦力で紙送りされる。サーマルヘッド25の両側面にはヘッド支軸28が設けられ、ヘッド支軸28は本体フレーム2に設けられた支持溝部27の一部に支持されている。また、サーマルヘッド25の背面は第1の弾性手段としてのコイルバネ29によりプラテンローラ10方向に付勢されている。コイルバネ29はヘッド押圧板26に固定されており、ヘッド押圧板26は本体フレーム2に設けられた支持溝部27の一部に支持されている。
【0032】
なお、サーマルヘッド25にはコネクタ30が具備されており、このコネクタ30は本サーマルプリンタを制御する上記主回路基板とFFC等によって接続されている。
【0033】
図1に示すように、本実施の形態においては、本体フレーム2の前方部分に、カバーフレーム3を閉じる際にサーマルヘッド25を退避させ、かつ、カバーフレーム3を閉じた状態で係止するためのロックレバー手段としてのレバー部材14が設けられている。このレバー部材14は、例えば樹脂材料からなり、本体フレーム2の両側面のサーマルヘッド25の近傍に取り付けられている。
【0034】
図2に示すように、レバー部材14は、長尺の部材からなり、その中央部分において支軸31を中心に回動自在となっている。そして、このレバー部材14は、本体フレーム2の側面においてカバーフレーム3の開閉方向に延びるように取り付けられ、その下端部14aが、本体フレーム2の側面に係止された第2の弾性手段としてのコイルバネ32によって本体フレーム2の前方側へ引っ張られるように構成されている。
【0035】
一方、レバー部材14の上方側の端部には、カバーフレーム3に設けたプラテンローラ10のプラテン軸受11と当接してレバー部材14を回動させるための膨出部140が設けられている。この膨出部140は、本体フレーム2に取り付けた状態において本体フレーム2の後方側に膨出するように形成されている。
【0036】
図2に示すように、この膨出部140には、レバー部材14の上側端部から下方に向って山形形状に膨出する当接面140a、140bが形成されている。そして、図3(b)に示すように、カバーフレーム3を閉じる際に、プラテンローラ10のプラテン軸受11とレバー部材14の膨出部140の当接面140bとが当接するように構成される。また、レバー部材14の膨出部140は、本体フレーム2の溝部13より高くなるように設定される。
【0037】
さらに、この膨出部140の当接面140bの下側部分には、カバーフレーム3を閉じた状態で係止するための係止面141が形成されている。この係止面141は、プラテンローラ軸10aの中心とカバーフレーム3の支軸5の中心とを結ぶ直線に対して90度より小さい角度となるように形成される。そして、係止面141は、当接面140a、当接面140aよりも前方側に位置し、カバーフレーム3が閉じられた状態において、プラテンローラ10のプラテン軸受11が膨出部140の下側に入り込んで係止面141と当接するように構成される。
【0038】
図2に示すように、レバー部材14の膨出部140の反対側の部分、すなわち、カバーフレーム3の前方側の部分には、カバーフレーム3を閉じる際にサーマルヘッド25を退避させるための係合面142がレバー部材14を切り欠くように形成されている。この係合面142は、サーマルヘッド25のヘッド支軸28より上方側に設けた突起33と当接するように構成される。
【0039】
次に、本実施の形態の動作について、図3〜図4を参照して説明する。
【0040】
図3(a)に示すように、カバーフレーム3を開いた状態においては、レバー部材14の下端部がコイルバネ32によって矢印A方向(前方方向)に引っ張られるため、レバー部材14の係合面142とサーマルヘッド25の突起33は接触していない。
【0041】
次に、図3(b)に示すように、カバーフレーム3を矢印B方向即ち下方向に下げると、プラテンローラ10のプラテン軸受11がレバー部材14の膨出部140の当接面140aに突き当たる。
【0042】
さらに、カバーフレーム3を下方に押し下げると、プラテンローラ10のプラテン軸受11によってレバー部材14の膨出部140の当接面140aが前方側へ押圧されるため、図4(a)に示すように、レバー部材14が支軸31を中心として矢印C方向(反時計方向)に回転する。その結果、レバー部材14の係合面142がサーマルヘッド25の突起33に当接してこれを同方向に押圧するため、サーマルヘッド25はヘッド支軸28を中心として矢印C方向に回転する。
【0043】
そして、更にカバーフレーム3を下方に押し下げると、プラテンローラ10のプラテン軸受11はレバー部材14の当接面140aから当接面140bに向って摺動するが、その際、サーマルヘッド25は前方側へ退避しているため、図4(a)に示すように、プラテンローラ10とサーマルヘッド25の上端部との間には所定の間隙gが形成され、プラテンローラ10とサーマルヘッド25は接触しない。
【0044】
なおもカバーフレーム3を下方に押し下げると、図4(b)に示すように、プラテンローラ10のプラテン軸受11が本体フレーム2の溝部13と係合し、カバーフレーム3が閉じられる。その際、レバー部材14の下端部14aはコイルバネ32によって矢印A方向に引っ張られていることから、プラテンローラ10のプラテン軸受11はレバー部材14と当接した状態を保ちつつ当接面140bから下方の係止面141に向って摺動するが、この係止面141は当接面140bより前方側に形成されているため、レバー部材14が矢印D方向(時計回り方向)に回り込み、その結果、その係合面142とサーマルヘッド25の突起33との係合が解除され、さらに最終的にプラテンローラ10のプラテン軸受11とレバー部材14の係止面141とが当接するようになる。ここで、レバー部材14の係止面141は、プラテンローラ軸10aの中心とカバーフレーム3の支軸5の中心とを結ぶ直線に対して90度より小さい角度となるように形成されていることから、レバー部材14の係止面141からプラテンローラ10のプラテン軸受11に対してカバーフレーム3の開放を阻止する方向に力が働き、これによりカバーフレーム3の閉状態が保持される。
【0045】
一方、サーマルヘッド25は、上記コイルバネ29の付勢力によって発熱体25aがプラテンローラ10に押圧される。
【0046】
以上述べたように、本実施の形態によれば、カバーフレーム3を閉じる際に、プラテンローラ10とサーマルヘッド25との間に所定の空隙gが形成され、これによりプラテンローラ10とサーマルヘッド25との間に記録紙Sが挟み込まれることはないため、ジャムを起こさせることなく記録紙Sを確実にセットすることができる。
【0047】
また、本実施の形態によれば、レバー部材14によってサーマルヘッド25を一旦退避させ、カバーフレーム3を閉じた後にこのレバー部材14によってカバーフレーム3を係止するようにしたので、構成は非常に簡素なもので済み、しかもカバーフレーム3を閉じるだけで自動的にその係止が行われることから、記録紙Sの装填作業を容易に能率的に行うことができる。
【0048】
なお、本発明は上述の実施の形態に限られることなく、種々の変更を行うことができる。
【0049】
例えば、上述の実施の形態においては、プラテンローラ10のプラテン軸受11をレバー部材14に突き当てることによってこのレバー部材14を回転させるようにしたが、本発明はこれに限られず、カバーフレーム3の他の部分をレバー部材14に突き当てるように構成してもよい。
【0050】
また、レバー部材14の形状については、カバーフレーム3の開閉がスムーズに行える限り、当接面140a、140b、係止面141、係合面142の形状は種々のものとすることができる。
【0051】
さらに、第1及び第2の弾性手段としては、上述の実施の形態のようなコイルバネのほか、例えば、板バネを用いることもできる。
【0052】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、カバーフレームを閉じる際、プラテンローラとサーマルヘッドとの間に所定の空隙が形成され、これによりプラテンローラとサーマルヘッドとの間に記録紙が挟み込まれることがないため、ジャムを起こさせることなく記録紙を確実にセットすることができる。
【0053】
また、本発明によれば、カバーフレームを閉じた後にロックレバー手段によってカバーフレームを係止するようにしたので、構成が非常に簡素なもので済み、しかもカバーフレームを閉じるだけで自動的にその係止が行われることから、記録紙の装填作業を容易に能率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーマルプリンタの実施の形態のプリンタ機構の側面構成図である。
【図2】同実施の形態においてカバーフレームが閉じられた状態のプリンタ機構を示す斜視図である。
【図3】同実施の形態の要部の動作を示す説明図(その1)である。
【図4】同実施の形態の要部の動作を示す説明図(その2)である。
【符号の説明】
1 プリンタ機構
2 本体フレーム
3 カバーフレーム
10 プラテンローラ
11 プラテン軸受(押圧部)
13 溝部
14 レバー部材(ロックレバー手段)
25 サーマルヘッド
26 ヘッド押圧板
28 ヘッド支軸
29 コイルバネ(第1の弾性手段)
31 支軸
32 コイルバネ(第2の弾性手段)
33 突起
140 膨出部
140a、140b 当接面
141 係止面
142 係合面
S 記録紙

Claims (2)

  1. 記録紙が装填される本体フレームに第1の弾性手段を介して揺動自在に支持されたサーマルヘッドと、
    上記本体フレームに対して回動開閉自在のカバーフレームの一端に回動自在に支持され、該カバーフレームの閉位置において上記サーマルヘッドを相対的に押圧するプラテンローラと、
    第2の弾性手段を有し、上記本体フレームに揺動自在に支持され、上記カバーフレームを閉じる際に該カバーフレームの押圧部が当接することにより移動し上記サーマルヘッドと係合して該サーマルヘッドを上記第1の弾性手段の押圧力に抗して移動することによって該サーマルヘッドを上記プラテンローラと接触しない位置に退避させる一方、上記カバーフレームの閉位置においては上記第2の弾性手段の弾性力によって上記サーマルヘッドとの係合が解除される方向に付勢され、かつ、当該第2の弾性手段の弾性力によって上記カバーフレームを実質的に押圧して該カバーフレームの閉位置を保持するロックレバー手段とを備えたことを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 記録紙が装填される本体フレームに第1の弾性手段を介して揺動自在に支持されたサーマルヘッドと、
    上記本体フレームに対して回動開閉自在のカバーフレームの一端に回動自在に支持され、該カバーフレームの閉位置において上記サーマルヘッドを相対的に押圧するプラテンローラと、
    上記カバーフレームを閉じる際に、上記サーマルヘッドと係合して該サーマルヘッドを上記第1の弾性手段の押圧力に抗して上記プラテンローラと接触しない位置に移動させる押圧部と、
    上記カバーフレームの閉位置においては、第2の弾性手段の弾性力によって上記カバーフレームの閉位置を保持するロックレバー手段とを備えたことを特徴とするサーマルプリンタ。
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