JP7030617B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタに関する。
特許文献1には、インクリボンを熱してインクリボンのインクを印字媒体に転写して印字する熱転写方式のプリンタが開示されている。
上記プリンタは、上部が開放される本体と、本体の上部を覆う上蓋部と、本体と上蓋部との間に配置される印字ユニットと、を備える。印字ユニットが上蓋部に嵌装された状態では、弾性部材によって印字ユニットが上蓋部に保持される。例えばインクリボンを交換するメンテナンス作業時には、上蓋部を揺動させて本体の上部を開いた開状態とし、弾性部材による印字ユニットの保持を解除した後に、印字ユニットを揺動させて上蓋部から露出させるようになっている。
特開2009-179010号公報
特許文献1のプリンタでは、弾性部材が印字ユニットを保持する保持力が強すぎると、印字ユニットを上蓋部から外しにくい。また、弾性部材が印字ユニットを保持する保持力が弱すぎると、印字ユニットが上蓋部から勝手に外れてしまうという問題がある。
本発明は、印字ユニットを安定して保持可能かつ容易に露出させることができるプリンタの提供を目的とする。
本発明のある態様によれば、印字媒体を収容する筐体と、前記筐体に対して開閉可能に取り付けられるカバーと、前記印字媒体に印字を行うための印字ユニットと、前記印字ユニットを前記カバー内に収容する位置に保持する係合部と、前記カバーが前記筐体の開口部を閉止する閉止位置にて前記係合部が前記印字ユニットに係合する係合状態と、前記止位置から前記カバーが前記筐体の前記開口部を開放する開放位置に切り替えられたときに前記係合部の前記印字ユニットに対する係合代が前記閉止位置のときよりも小さな状態で係合す仮保持状態と、を切り替える保持機構と、を備える、プリンタが提供される。
本発明によれば、プリンタは、印字ユニットを安定して保持可能かつ容易に露出させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るプリンタ100の斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係るプリンタ100の概略構成図である。 図3は、カバー11を開放した状態を示す概略構成図である。 図4は、仕切部材25を開放した状態を示す概略構成図である。 図5Aは、保持機構50を示す概略構成図である。 図5Bは、保持機構50の動作を示す概略構成図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態に係るプリンタ100について説明する。
プリンタ100は、インクリボンRを熱してインクリボンRのインクを印字媒体Mに転写することで印字を行う熱転写方式のプリンタである。印字媒体Mは、例えば、帯状の台紙に複数のラベルが所定の間隔で連続して仮着されたラベル連続体である。
プリンタ100は、図1、図2に示すように、筐体10と、筐体10の開口部を覆うカバー11と、を備える。
印字媒体Mは、図2に示すように、ロール状に巻き回された状態で媒体供給軸12に保持される。なお、印字媒体Mとして、台紙なしラベルやファンフォールド型媒体を使用することもできる。
カバー11は、筐体10に設けられた支持軸13により一端側の端部が揺動自在に支持される。カバー11は、支持軸13を支点として揺動することで、筐体10の開口部を閉止する閉止位置(図2参照)と、筐体10の開口部を開放する開放位置(図3、図4参照)と、に切り替えられる。
筐体10には、カバー11を閉止状態に維持するロック機構(図示せず)が設けられる。ロック機構は、図1に示すレバー14を操作することで解除される。
カバー11の他端側の端部と筐体10との間には、図2に示す印字部15で印字された印字媒体Mがプリンタ100から排出される排出口16が形成される。
カバー11には、排出口16に臨むカッタ17が取り付けられる。カッタ17は、排出口16から排出された印字済の印字媒体Mを切断する。なお、カバー11には、カッタ17に代えて他の様々なユニットを取り付けることができる。
また、カバー11には、プリンタ100を操作するための操作ユニット19が設けられる。操作ユニット19は、各種操作ボタン、ディスプレイ、近距離無線通信モジュール、LED等を有する。ディスプレイは、タッチパネルであってもよい。
プリンタ100の内部には、図2に示すように、印字媒体Mに印字を行うための印字ユニット30が収容される。
印字ユニット30は、一端側が支持軸13に揺動自在に支持される本体部31と、本体部31に取り付けられるサーマルヘッド32と、を備える。
サーマルヘッド32は、筐体10側に設けられたプラテンローラ20と共に、印字媒体Mに印字を行う印字部15を構成する。
また、印字ユニット30は、印字部15に供給されるインクリボンRをロール状に保持するリボン供給軸33と、使用済のインクリボンRを巻き取るリボン巻取軸34と、インクリボンRと印字媒体Mとの間を仕切る仕切部材25と、リボン供給軸33から印字部15へのインクリボンRの搬送路を規定するガイド軸36(図4参照)と、印字部15からリボン巻取軸34へのインクリボンRの搬送路を規定するガイド軸37と、を備える。リボン供給軸33は、仕切部材25に着脱可能に取り付けられる。
印字媒体Mは、媒体供給軸12から印字部15に供給され、サーマルヘッド32とプラテンローラ20との間にインクリボンRと共に挟持される。
印字媒体M及びインクリボンRがサーマルヘッド32とプラテンローラ20との間に挟持された状態、すなわち、印字ユニット30が印字位置にある状態でサーマルヘッド32の発熱素子への通電が行われると、発熱素子の熱によってインクリボンRのインクが印字媒体Mに転写され、印字媒体Mへの印字が行われる。
また、プラテン駆動モータ(図示せず)によってプラテンローラ20を正回転させると、印字媒体M及びインクリボンRが搬送方向下流側へと搬送されて印字媒体Mが排出口16からプリンタ100の外部に排出される。
また、リボン供給軸33及びリボン巻取軸34も、それぞれ駆動モータ(図示せず)によってギヤ(図示せず)を介して回転駆動される。
印字ユニット30は、筐体10に対して支持軸13を支点としてカバー11と共に揺動することで、筐体10に収まってサーマルヘッド32とプラテンローラ20との間に印字媒体Mが挟持される印字位置(図2参照)と、サーマルヘッド32がプラテンローラ20から離間する非印字位置(図3参照)と、に切り替えられる。また、印字ユニット30は、カバー11に対して支持軸13を支点として揺動することで、本体部31がカバー11に収まる収容位置(図2、図3参照)と、本体部31の一部がカバー11から露出する露出位置(図4参照)と、に切り替えられる。
仕切部材25は、揺動軸26によって本体部31に対して揺動自在に支持される。仕切部材25は、本体部31に対して揺動軸26を支点として揺動することで、印字ユニット30を覆う閉止位置(図3参照)と、印字ユニット30を開放する開放位置(図4参照)と、に切り替えられる。
リボン供給軸33の両端部は、仕切部材25に対して2つの支持部28によって回動自在、且つ着脱可能に支持される。
揺動軸26には、その中央部から突出する係止部27が設けられる。カバー11には、係止部27が係合する被係止部18が設けられる。
プリンタ100による印字が行われる際には、図2に示すように、カバー11は筐体10の開口部を閉止する閉止状態にされる。
プリンタ100のメンテナンスなどを行う際には、カバー11を図2に示す閉止位置から図3に示す開放位置へと揺動させる。これにより、筐体10の開口部が開放され、プリンタ100への印字媒体Mのセットや筐体10内の各部のメンテナンス作業を行うことができる。
そして、仕切部材25を図3に示す閉止位置から図4に示す開放位置に揺動させると、リボン供給軸33及びリボン供給軸33に保持されたロール状のインクリボンRがリボン巻取軸34に対して相対的に移動し、印字媒体Mの排出口16側に露出する。
上記仕切部材25を閉止位置から開放位置に揺動させる操作力によって、揺動軸26の係止部27及び被係止部18が弾性変形して両者の係合が解除される。揺動軸26の係止部27と被係止部18との係合が解除されることで、印字ユニット30自体も、筐体10側に向けて所定の露出位置まで揺動する。所定の露出位置は、筐体10における支持軸13の近傍に設けられた揺動規制部(図示せず)と本体部31とが当接する位置である。
なお、上記揺動規制部による印字ユニット30の位置決めは、印字ユニット30を所定トルク以上の操作力で筐体10側に揺動させると、揺動規制部が弾性変形して本体部31が揺動規制部を乗り越えて解除される。
こうして、仕切部材25及び印字ユニット30が図3に示す状態から図4に示す状態に切り替わる。これにより、リボン供給軸33及びリボン巻取軸34がプリンタ100から着脱可能なリボン交換位置に配置され、インクリボンRの交換作業を行うことができる。
また、仕切部材25を図4に示す開放位置からカバー11側に向けて揺動させると、仕切部材25が図3に示す閉止位置に切り替わり、揺動軸26の係止部27と被係止部18とが弾性変形して互いに係合する。揺動軸26の係止部27と被係止部18とが係合することによって、印字ユニット30がカバー11内に収まる収容位置に保持される。
なお、揺動軸26の係止部27と被係止部18との係合部は、印字ユニット30の揺動支点(揺動軸26の軸芯)に対するモーメントアームが小さいため、印字ユニット30に働く外力に対して係合状態を維持することが難しい。
この対処方法として、プリンタ100は、印字ユニット30の揺動端側に設けられる被係止部35と、被係止部35が係合するフック51と、を備える。カバー11が閉止位置(図2参照)または開放位置(図3参照)にある状態において、揺動端側の被係止部35とフック51とが係合することによって、印字ユニット30がカバー11内に収まる収容位置に確実に保持される。
図1に示すように、カバー11の内側には、一対のフック51が排出口16側に配置される。そして、各フック51に係合する一対の被係止部35が印字ユニット30の揺動端側に配置される。2組のフック51および被係止部35は、カバー11が揺動する支点となる支持軸13の軸方向について互いに離間する両側部に設けられる。これにより、カバー11内の収容位置にある印字ユニット30は、支持軸13から離れた揺動端において揺動軸方向について離れた2箇所で保持されることで、安定した姿勢が維持される。
図5A、図5Bに示すように、フック51は、カバー11の内側に取り付けられる。被係止部35は、印字ユニット30の本体部31に設けられる。なお、図5A、図5Bは、説明の簡略化のため、プリンタ100の一部を省略して図示している。
フック51は、カバー11に固定される基端部52と、基端部52からカバー11の開口部側に延在するバネ部53と、バネ部53の先端からフック状に曲折する係止部54と、を有する。フック51は、通常、工業製品に用いられる樹脂材料(弾性材料)から形成されている。
フック51は、図5Aに示すようにバネ部53がほとんど弾性変形していない自由状態で、係止部54が被係止部35に係合される。これにより、印字ユニット30は、カバー11内に収容される収容位置(図2、図3参照)に保持される。
一方、フック51は、図5Bに示すようにバネ部53が撓む弾性変形することで、係止部54が被係止部35に係合される係合代Sが減少し、やがて被係止部35との係合を解除する。これにより、印字ユニット30は、カバー11内に収容される収容位置(図2、図3参照)からカバー11内から露出する露出位置(図4参照)に切替え可能となる。
プリンタ100は、カバー11の開放動作に連動して被係止部35に対するフック51の係合代S(図5B参照)を減少させる保持機構50を備える。作業者がカバー11を開放する操作をすることによって、後述するように保持機構50が作動することで、印字ユニット30のカバー11内の収容位置から露出位置への切り替えを容易に行うことができるようになる。
保持機構50は、印字ユニット30に設けられるヘッドブラケット61、スプリング59、プッシュアーム55、およびガイド部38によって構成される。
ヘッドブラケット61は、本体部31にガイド部材(図示せず)を介して摺動自在に支持される。ヘッドブラケット61は、サーマルヘッド32が取り付けられる取付座63と、プラテンローラ20の軸受部21の外周に係合する凹部62と、を有する。サーマルヘッド32は、ヘッドブラケット61によってプラテンローラ20に対する所定位置にて進退するように支持される。
コイル状のスプリング59は、本体部31とヘッドブラケット61との間に圧縮して配置される。図5Aに示すようにカバー11が閉止位置にある状態では、スプリング59はサーマルヘッド32を印字媒体Mを介してプラテンローラ20に押し付ける方向に付勢する。
プッシュアーム55は、ヘッドブラケット61に取り付けられる。プッシュアーム55は、ヘッドブラケット61の軸部64に回動自在に嵌合する環状の嵌合部56と、嵌合部56から軸部64の径方向に延在するアーム部57と、を有する。プッシュアーム55は、通常、工業製品に用いられる樹脂材料(弾性材料)から形成されている。
ガイド部38は、本体部31からプッシュアーム55に対向して隆起する凸状に形成される。ガイド部38は、被係止部35に間隔をもって配置される。ガイド部38と被係止部35との間には、プッシュアーム55のアーム部57が差し込まれる間隙が形成される。ガイド部38は、アーム部57を摺接させることによって、プッシュアーム55を軸部64を支点として回動させ、アーム部57の先端部57aがフック51の先端部51aに向かうように案内する。
次に、図5A、図5Bを参照して保持機構50の動作について説明する。図5A、図5Bの順に示す動作によって、カバー11が閉止位置から開放位置に切り替わり、保持機構50が係合代Sを減少させるように作動する。
図5Aに示す状態では、カバー11が閉止位置にあり、且つ印字ユニット30が印字位置にある。ヘッドブラケット61は、サーマルヘッド32がプラテンローラ20に当接することで、スプリング59を圧縮してカバー11内へと移動している。これにより、プッシュアーム55はフック51から離れる後退位置にあり、係合代Sが最大値になった係合状態が維持される。これにより、印字ユニット30が印字位置に確実に保持され、プリンタ100の作動が円滑に行われる。
作業者がレバー14(図1参照)を操作してロック機構(図示せず)によるカバー11の保持を解除すると、カバー11は筐体10に対して図5Bに矢印Aで示すように揺動して図5Aに示す閉止位置から図5Bに示す開放位置に切り替わる。このとき、ヘッドブラケット61は、図5Bに矢印Bで示すようにスプリング59の付勢力によってカバー11内から筐体10側に突出する方向に移動する。同時に、プッシュアーム55は、アーム部57をガイド部38に摺接させながら軸部64を支点として回動し、アーム部57の先端部57aがフック51の先端部51aを押して係合代Sを小さくする仮保持状態に切り替える。
こうして図5Bに示すように係合代Sが小さくなった仮保持状態では、印字ユニット30がフック51によってカバー11内に収まる収容位置に保持される。印字ユニット30の被係止部35とフック51との係合部は、印字ユニット30の揺動支点(揺動軸26の軸芯)に対するモーメントアームが大きいため、印字ユニット30に働く外力に対して係合状態が維持される。これにより、例えばカバー11を閉止位置から開放位置へと揺動させる際に、印字ユニット30に働く慣性力によってフック51の係止部54と印字ユニット30の被係止部35との係合が勝手に解除されることが防止される。
図5Bに示す仮保持状態では、係合代Sが小さくなることで、作業者が印字ユニット30に所定トルク以上の操作力を与えると、フック51が弾性変形して、フック51の係止部54と印字ユニット30の被係止部35との係合が解除される。これにより、作業者がフック51を持って被係止部35に対する係合を解除する操作が不要になる。
例えばインクリボンRの交換作業を行う場合には、図3に示すように、カバー11が開放位置にあり、且つ印字ユニット30がカバー11に収まる収容位置にある状態から、作業者が仕切部材25を開放方向(下方)に揺動させる操作をする。これにより、揺動軸26の係止部27及び被係止部18が弾性変形して両者の係合が解除されるとともに、フック51が弾性変形してフック51の係止部54と被係止部35との係合が解除される。これにより、印字ユニット30は、図4に示すように、印字ユニット30の一部がカバー11から露出する露出位置に切り替わる。この状態では、リボン供給軸33及びリボン巻取軸34がプリンタ100から着脱可能なリボン交換位置に配置され、インクリボンRの交換作業が行われる。
インクリボンRの交換作業が終わると、作業者が仕切部材25及び印字ユニット30をカバー11に向かう方向(上方)に揺動させ、フック51の係止部54を印字ユニット30の被係止部35に係合させる。続いて、作業者がカバー11及び印字ユニット30を閉方向(下方)に揺動させて、カバー11を筐体10の開口部を閉止する閉止位置(図2参照)に切り替える。
以上のように、保持機構50は、カバー11が閉止位置から開放位置に切り替わる動作に連動してフック51の印字ユニット30に対する係合代Sを小さくする仮保持状態に切り替える構成とした。なお、保持機構50は、カバー11が閉止位置から開放位置に切り替わる動作に連動して、フック51が印字ユニット30に対する係合代Sを零として係合を解除する解除状態に切り替える構成としてもよい。これにより、カバー11が閉止位置から開放位置に切り替えられる動作に連動して、印字ユニット30が収容位置から露出位置へと自動的に切り替わる。また、カバー11が開放位置から閉止位置に切り替えられる動作に連動して、印字ユニット30が露出位置から収容位置へと自動的に切り替わる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)本実施形態によれば、印字媒体Mを収容する筐体10と、筐体10に対して開閉可能に取り付けられるカバー11と、印字媒体Mに印字を行うための印字ユニット30と、印字ユニット30をカバー11内に収容する位置に保持するフック51(係合部)と、カバー11が筐体10の開口部を閉止する閉止位置にてフック51が印字ユニット30に係合し、かつ、カバー11が閉止位置から開放位置に切り替えられるのに伴って、フック51の印字ユニット30に対する係合代Sが小さくなるように調整する保持機構50と、を備えるプリンタ100が提供される。
このように構成することで、プリンタ100では、カバー11内に収容される印字ユニット30の保持がフック51を介して確実に行われる。そしてカバー11が閉止位置から開放位置へと切り替わるときに、係合代Sが小さくなることで、作業者が印字ユニット30に与える操作力によってフック51を弾性変形させて、フック51と印字ユニット30との係合を解除することで、印字ユニット30の保持を解除する操作が容易に行われ、印字ユニット30がカバー11から露出する露出位置に切り替えられる。よって、プリンタ100は、印字ユニット30を安定して保持可能かつ容易に露出させることができる。
(2)また、本実施形態によれば、カバー11が筐体10の開口部を開放する動作に連動してフック51が印字ユニット30に対する係合を解除する保持機構50、を備えるプリンタ100が提供される。
このように構成することで、プリンタ100では、カバー11を開閉する動作によって保持機構50が印字ユニット30に対するフック51の係合を解除することで、フック51と印字ユニット30との係合を解除することができる。
(3)また、保持機構50は、印字ユニット30に設けられ、印字媒体Mに印字を行うサーマルヘッド32を保持するとともに、印字ユニット30に対して移動可能なヘッドブラケット61と、ヘッドブラケット61をサーマルヘッド32が筐体10に設けられたプラテンローラ20に当接する方向に移動させる付勢力をヘッドブラケット61に付与するスプリング59(付勢部)と、ヘッドブラケット61と共に移動してフック51を駆動するプッシュアーム55(連係部)と、を備える。
このように構成することで、プリンタ100では、カバー11が閉止位置から開放位置へと切り替わるときに、スプリング59の付勢力によってヘッドブラケット61がカバー11に対して移動し、ヘッドブラケット61と共に移動するプッシュアーム55がフック51を駆動する。こうしてカバー11を開閉する操作によって被係止部35に対するフック51の係合代が自動的に調整される。
(4)また、保持機構50は、プッシュアーム55をフック51に向かわせるように案内するガイド部38を備える。
このように構成することで、プリンタ100では、カバー11が閉止位置から開放位置へと切り替えられるときに、プッシュアーム55がガイド部38に案内されてフック51に向かい、被係止部35に対するフック51の係合代が自動的に調整される。
(5)また、プッシュアーム55は、ヘッドブラケット61の軸部64に回動自在に嵌合する嵌合部56と、嵌合部56から軸部64の径方向に延在するアーム部57と、を有する。
このように構成することで、プリンタ100では、カバー11が閉止位置から開放位置へと切り替えられるときに、プッシュアーム55が軸部64を支点として回動しながらガイド部38に案内されてフック51に向かい、被係止部35に対するフック51の係合代が自動的に調整される。
(6)また、フック51は、印字ユニット30が揺動する支持軸13(支点)の軸方向について互いに離間する複数の箇所に配置される。
このようにしてフック51どうしの間隔がカバー11が回動する支持軸13の軸方向について十分に設けられることで、閉止位置にある印字ユニット30は安定した姿勢が維持される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
100 プリンタ
10 筐体
11 カバー
12 媒体供給軸
13 支持軸(支点)
14 レバー
15 印字部
16 排出口
17 カッタ
18 被係止部
19 操作ユニット
20 プラテンローラ
21 軸受部
25 仕切部材
26 揺動軸
27 係止部
28 支持部
30 印字ユニット
31 本体部
32 サーマルヘッド
33 リボン供給軸
34 リボン巻取軸
35 被係止部
36 ガイド軸
37 ガイド軸
38 ガイド部
50 保持機構
51 フック(係合部)
51a 先端部
52 基端部
53 バネ部
54 係止部
55 プッシュアーム(連係部)
56 嵌合部
57 アーム部
57a 先端部
59 スプリング(付勢部)
61 ヘッドブラケット
62 凹部
63 取付座
64 軸部
M 印字媒体
R インクリボン

Claims (6)

  1. 印字媒体を収容する筐体と、
    前記筐体に対して開閉可能に取り付けられるカバーと、
    前記印字媒体に印字を行うための印字ユニットと、
    前記印字ユニットを前記カバー内に収容する位置に保持する係合部と、
    前記カバーが前記筐体の開口部を閉止する閉止位置にて前記係合部が前記印字ユニットに係合する係合状態と、前記止位置から前記カバーが前記筐体の前記開口部を開放する開放位置に切り替えられたときに前記係合部の前記印字ユニットに対する係合代が前記閉止位置のときよりも小さな状態で係合す仮保持状態と、を切り替える保持機構と、を備える、
    プリンタ。
  2. 請求項1に記載のプリンタであって、
    前記保持機構は、
    前記印字ユニットに設けられ、前記印字媒体に印字を行うサーマルヘッドを保持するとともに、前記印字ユニットに対して移動可能なヘッドブラケットと、
    前記ヘッドブラケットを前記サーマルヘッドが前記筐体に設けられたプラテンローラに当接する方向に移動させる付勢力を前記ヘッドブラケットに付与する付勢部と、
    前記ヘッドブラケットと共に移動して前記係合部を駆動する連係部と、を備える、
    プリンタ。
  3. 請求項に記載のプリンタであって、
    前記保持機構は、前記連係部を前記係合部に向かわせるように案内するガイド部をさらに備える、
    プリンタ。
  4. 請求項に記載のプリンタであって、
    前記連係部は、
    前記ヘッドブラケットに設けられる軸部に回動自在に嵌合する環状の嵌合部と、
    前記嵌合部から前記軸部の径方向に延在するアーム部と、を有する、
    プリンタ。
  5. 請求項1からのいずれか一つに記載のプリンタであって、
    前記係合部は、前記印字ユニットが揺動する支点の軸方向について互いに離間する複数の箇所に配置される、
    プリンタ。
  6. 請求項1に記載のプリンタであって、
    前記筐体内に設けられるプラテンローラと、
    前記印字ユニットに設けられ、前記プラテンローラとの間に前記印字媒体を挟持して当該印字媒体に印字を行うサーマルヘッドと、
    を更に備え、
    前記カバーは、前記筐体に対して支持軸を支点として揺動することで前記閉止位置と前記開放位置とに切り替えられ、
    前記印字ユニットは、前記筐体に対して前記支持軸を支点として前記カバーと共に揺動する、
    プリンタ。
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