JP2003320677A - インクジェット記録装置用インクカートリッジ - Google Patents

インクジェット記録装置用インクカートリッジ

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JP2003320677A
JP2003320677A JP2002131385A JP2002131385A JP2003320677A JP 2003320677 A JP2003320677 A JP 2003320677A JP 2002131385 A JP2002131385 A JP 2002131385A JP 2002131385 A JP2002131385 A JP 2002131385A JP 2003320677 A JP2003320677 A JP 2003320677A
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gas barrier
film
barrier layer
layer
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JP2002131385A
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Keiri Konishi
敬吏 小西
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輸送時にピンホールが発生し難い材料を使用
し、インク残留量が少ないインク収納部を有するインク
容器を収納したインクカートリッジの提供。 【解決手段】 外箱にインク導出部とインク収納部とを
有するインク容器を収納したインクジェット記録装置用
インクカートリッジにおいて、該インク収納部が少なく
とも第1ガスバリア層と第2ガスバリア層とを有する多
層フィルムから作られていることを特徴とするインクジ
ェット記録装置用インクカートリッジ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピエゾ方式のイン
クジェット記録装置に使用するインクジェット記録装置
用インクカートリッジ(以下、単にインクカートリッジ
ともいう)に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、インク導出
部とインク収納部とを有するインク容器のインク導出部
から直径100μm以下の微小流路を経て、インク滴を
10〜100μmの微小ノズルであるインクジェットヘ
ッドから吐出し、記録紙上に文字、画像等を描くことか
ら、インクが微小ノズルや微小流路を安定して流動出来
ることが要求されている。インクジェットヘッドからイ
ンクを吐出させる方式としては、例えばインクジェット
ヘッドをヒーターで急速に加熱してインクを発泡させ吐
出するサーマル方式と、ピエゾ素子を振動させインクを
吐出するピエゾ方式が知られている。
【0003】特にピエゾ方式の場合、電圧を掛けること
でピエゾ素子で形成されたインク室の隔壁が拡大、縮小
することによりインクを吐出させる方式のため、インク
ジェットヘッドの微小ノズル、微小流路が気泡、異物等
により閉塞された場合、当然のことながらインクが流れ
なくなるため白く抜けたり、色が不足する状態になり製
品にならなくなる場合がある。このため、ピエゾ方式の
インクジェット記録装置に使用するインク容器のインク
収納部に特に求められる性能としては、インク収納部内
に気泡発生を防止することである。
【0004】ピエゾ方式のインクジェット記録装置に使
用するインク容器の特徴としては、気泡の混入を防止す
るため密閉形式で且つ外部からの押圧によりインク容器
からインクをインクジェットヘッドへ供給するため、イ
ンク容器のインク収納部は可撓性フィルム材料で作られ
た袋状の形態が主流となっている。これら袋状のインク
収納部を有するインク容器は外箱に収納され、カートリ
ッジとしてユーザに供給されている。
【0005】ピエゾ方式のインクジェットヘッドの気泡
による閉塞対策としては、インク容器とインクの両方か
らこれまでにいろいろな対策が採られてきた。例えば気
泡発生を防止する技術としては、特開昭62−1210
62号にはインク容器のインク収納部にガスバリアー性
の優れた材質としてアルミニウム箔層を有する多層フィ
ルムを使用した技術、特開平7−323559号にはイ
ンク容器のインク収納部にシリカ蒸着層を有する多層フ
ィルムを使用し外からの空気の進入を防止する技術及び
インク自体の溶存酸素量を減少させる為に脱気した材料
を使用しインクを作製し、減圧下でインクをインク収納
部に充填する技術が記載されている。
【0006】アルミニウム箔層又はシリカ蒸着層を有す
る多層フィルムを使用したインク収納部を有するインク
容器は、例えば次の様な欠点を有している。
【0007】1)アルミニウム箔層を使用した多層フィ
ルムは剛性が高くなるため、これらの多層フィルムでイ
ンク収納部を作ったインク容器をインクジェット記録装
置で使用した場合、インク量が減少していくとき、イン
ク収納部も変形し、容積が減少していくのであるが、部
分的にシワになり、シワの部分にインクが残ってしまう
場合がある。
【0008】2)シリカ蒸着フィルム層が1層ではイン
ク容器に必要なガスバリアー性が十分でないため、イン
クの種類によっては有効期限を短くしなければならない
場合がある。
【0009】3)輸送時の振動、取り扱い等でカートリ
ッジ内でインク容器が動き、インク収納部が縮んだり元
に戻ったりすることが繰り返される。インク収納部が縮
むときシワが発生し、元に戻る時発生したシワは延ばさ
れて一旦消える。この状態を繰り返されることで、シワ
の部分のアルミニウム箔層又はシリカ蒸着層に亀裂が生
じたり、外箱の内面と擦れることでピンホールが発生
し、ガス透過性が劣化する場合がある。
【0010】これらの問題点に対してこれまでに数々の
対策が取られてきた。 1)の対策としては、例えば特開平6−328706号
には、インクカートリッジ内のインク容器のインク収納
部の上に平板を載置することで、インク収納部をインク
の減少に従い均一に変形させる技術が開示されている。
しかし、この場合、インク収納部の上に載置された平板
が、インクカートリッジの取り扱い過程で前後、左右に
ずれたりするとインク収納部は不均一に変形してしまう
ため安定性に欠ける欠点を有している。
【0011】2)の対策としては、小容量のインク容器
にのみ使用している。しかし、コストを下げるため大容
量のインク容器にした場合、使用期間が長くなるためイ
ンク収納部に気泡の発生する危険があり大容量のインク
容器には使用出来ない欠点を有している。
【0012】3)の対策としては、例えば特開2001
−199079には、可撓性フィルム材料で作られたイ
ンクバック(本発明のインク収納部に該当する)を密閉
容器に収納し、インクバックが動かない様にした技術が
開示されている。しかしながら、カートリッジが複雑
で、コストも高く、且つ取り扱いも煩雑である欠点を有
している。
【0013】又、最近ではデジタル機器の進歩は著し
く、それらの情報を可視化するためのインクジェット記
録装置もますます精緻化の再現が望まれており、わずか
のインク抜けが生じた場合、製品にならなくなっている
のが現状である。よって、ガスバリヤ性に優れ、インク
残留量が少なく、輸送時にピンホールが発生し難い材料
を使用し作製したインク収納部を有するインク容器を収
納したインクカートリッジの開発が望まれている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記状況に
鑑みなされたものであり、その目的としては、輸送時に
ピンホールが発生し難い材料を使用し、インク残留量が
少ないインク収納部を有するインク容器を収納したイン
クカートリッジを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的は、下記の構成
により達成された。
【0016】1)外箱にインク導出部とインク収納部と
を有するインク容器を収納したインクジェット記録装置
用インクカートリッジにおいて、該インク収納部が少な
くとも第1ガスバリア層と第2ガスバリア層とを有する
多層フィルムから作られていることを特徴とするインク
ジェット記録装置用インクカートリッジ。
【0017】2)前記第1ガスバリア層が金属を蒸着し
た蒸着層であることを特徴とする1)に記載のインクジ
ェット記録装置用インクカートリッジ。
【0018】3)前記第1ガスバリア層が無機酸化物を
蒸着した蒸着層であることを特徴とする1)に記載のイ
ンクジェット記録装置用インクカートリッジ。
【0019】4)前記第2ガスバリア層が少なくとも2
層の二軸延伸ナイロンフィルムを有する積層フィルムで
あることを特徴とする1)に記載のインクジェット記録
装置用インクカートリッジ。
【0020】5)前記第2ガスバリア層がKコート二軸
延伸ナイロンフィルムであることを特徴とする1)に記
載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき図
1〜図4を参照して説明する。
【0022】図1はインクカートリッジの分解斜視図で
ある。図中、1はインクカートリッジを示し、インクカ
ートリッジ1は外箱2と、インク容器3と、載置台4と
を有している。インク容器3は載置台4に載置した状態
で外箱2に収納し、インクカートリッジとしてユーザに
供給され、このカートリッジをインクジェット記録装置
に装着し使用している。202は外箱2の表面201に
設けられた、インク容器3のインク量の確認用の窓を示
す。
【0023】301はインク収納部を示し、302はイ
ンク導出部を示す。インク容器3はインク収納部301
とインク導出部302の2つの部材とを有している。3
01aはインク収納部301の上面を示し、301bは
インク収納部301の下面を示す。301c、301d
はインク収納部301を作るためのシール部を示す。シ
ール部301cはインク収納部301をセンターシール
方式で作製した場合のシール部を示し、インク収納部3
01に収納されたインクの残量を外箱2より確認し易く
するため下面301b側になる様に作られている。
【0024】尚、インク収納部301の形状は作製方法
により変わるため限定されるものではなく、例えば、2
枚の材料を重ね合わせ3方をシールし袋状としても良い
し、1枚の材料を折り重ね合わせ2方をシールして袋状
としても良い。
【0025】302aはインク導出部302の基材を示
す。302bは基材302aに設けられたインク収納部
301との接合部を示す。インク収納部301を接合部
302bに接合する方法は、接合部302bをインク収
納部301に挿入した後、熱溶着、接着剤等で接着する
ことで接合することができる。301eは接合部302
bにインク収納部301を接合したシール部を示す。
【0026】302cはインクジェット記録装置のイン
ク供給部(不図示)への装着部を示す。302dは30
2cに設けられた筒状のインク取り出し部を示す。尚、
インク収納部301はインク導出部302を取り付けて
ある側を前部とし、反対側を後部とする。インク導出部
302は接合部302bを取り付けてある側を裏面と
し、反対側を表面とする。
【0027】401はインク容器3のインク収納部30
1を載置する載置部を示し、402、403は載置部4
01を取り付ける側壁を示す。
【0028】図2は図1に示すインクカートリッジのA
−A′に沿った概略断面図である。図中、204はイン
クカートリッジをインクジェット記録装置のインク供給
部(不図示)へ装着したとき、インク容器のインク取り
出し部302dとインクジェット記録装置のインク供給
部材(不図示)とを接合するため、外箱2の底面203
に設けられた切り欠け部を示す。他の符号は図1と同義
である。
【0029】インク容器は図1、図2に示されるように
載置台に載置された状態で外箱に収納されていおり、イ
ンク容器はインク導出部が載置台と外箱の側壁により固
定され、幅は載置台の側壁で動きが規制されている。こ
のため、インクカートリッジが輸送、取り扱い等で動か
されたり、振動が与えられたとき、インク容器のインク
収納部は前後に移動する様になる。特にインク収納部が
インク導出部側に移動した場合、インク収納部は縮んだ
状態になるため、インク収納部にシワが発生し易くな
る。
【0030】一旦、シワが発生すると同じ場所にシワが
発生し易くなり、何回も繰り返されることで外箱の内側
と擦れ、シワの発生箇所にピンホールが発生し易くな
る。特にインク収納部301をアルミニウム箔層を有す
る多層フィルムで作製してある場合は、折れ曲がり易い
ため、折れ曲がった部分が外箱の内側と擦れピンホール
が発生する危険がある。
【0031】図3は図1に示される外箱の概略展開図で
ある。図中、202aは外箱2の表面201に設けられ
たインク容器3のインク量の確認用の窓202を作るた
めのミシン目を示す。インクカートリッジを使用する
際、202aに沿って破ることで窓202が出現する。
204aはインクカートリッジ1をインクジェット記録
装置のインク供給部(不図示)へ装着したとき、インク
容器のインク取り出し部とインクジェット記録装置のイ
ンク供給部材(不図示)とを接合する底面203に設け
られた切り欠け部を作るミシン目を示す。インクカート
リッジを使用する際、204aに沿って破ることで切り
欠け部204が出現する。205はインク取り出し部を
避ける打ち抜き部を示す。
【0032】図4は図2のPで示される部分の拡大概略
断面図である。図4の(a)は図2のPで示される部分
の第1ガスバリア層と第2ガスバリア層とを有する多層
フィルムの拡大概略断面図である。図4の(b)は図4
の(a)に示される第2ガスバリア層の一例を示す拡大
概略断面図である。図4の(c)は図4の(a)に示さ
れる第2ガスバリア層の他の一例を示す拡大概略断面図
である。
【0033】図中、5は第1ガスバリア層501と第2
ガスバリア層502とシーラント層503とを有する多
層フィルムを示し、504は接着層を示す。
【0034】第1ガスバリア層501は蒸着層501b
と基材フィルムである熱可塑性樹脂フィルム501aと
を有している。図4の(b)に示される第2ガスバリア
層502の場合は、2層の二軸延伸ナイロンフィルム5
02aと二軸延伸ナイロンフィルム502に挟まれた中
間層502bとを有した積層フィルムとなっている。図
4の(c)に示される第2ガスバリア層502の場合
は、二軸延伸ナイロンフィルム層502aに塩化ビニリ
デン層502cを積層した所謂Kコート二軸延伸ナイロ
ンフィルムとなっている。
【0035】第1ガスバリア層の蒸着層としては薄膜ハ
ンドブックp879〜p901(日本学術振興会)、真
空技術ハンドブックp502〜p509、p612、p
810(日刊工業新聞社)、真空ハンドブック増訂版p
132〜p134(ULVAC 日本真空技術K.K)
に記載されている如き無機膜があげられる。
【0036】無機膜としては金属蒸着膜及び無機酸化物
の蒸着膜が挙げられる。金属蒸着膜としては、例えばZ
rN、SiC、TiC、Si34、単結晶Si、、Zr
N、、PSG、アモルファスSi、W、アルミニウム等
が挙げられ、特に好ましい金属蒸着膜としては、例えば
アルミニウムが挙げられる。
【0037】無機酸化物の蒸着膜としては、例えば、S
iOx(x:1又は2)、Cr23、Ta23、AI2
3等が用いられる。これらの中で好ましい無機物蒸着
膜としては、蒸着膜の強さの点からSiOx(x:1又
は2)、AI23が挙げられる。
【0038】蒸着膜を作る方法としては真空技術ハンド
ブック及び包装技術Vol29No.8に記載されてい
る如き一般的な方法、例えば抵抗又は高周波誘導加熱
法、エレクトロビーム(EB)法、プラズマ(PCV
D)等により作ることが出来る。蒸着膜の厚さとしては
400〜2000Åの範囲が好ましく、より好ましくは
500〜1800Åの範囲である。
【0039】蒸着膜の基材として使用する熱可塑性樹脂
フィルムとしてはエチレンテトラフルオロエチル共重合
体(ETFE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、二
軸延伸ポリプロピレン(0PP)、ポリスチレン(P
S)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、二軸延
伸ナイロン(ONy)、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリイミド、
ポリエーテルスチレン(PES)など一般の包装用フィ
ルムに使用されているフィルム材料を使用することが出
来る。
【0040】第2ガスバリア層に使用される中間層に
は、ポリメタキシレンアジパミド(MXD−6)、エチ
レンビニルアルコール共重合体(EVOH)等が挙げら
れる。本発明の第2ガスバリア層に使用する多層フィル
ムは、プラスチック加工技術ハンドブック 高分子学会
編 P707〜P716に記載してある如き一般的な
共押出法、ドライラミネート法等で作ることが可能であ
る。
【0041】シーラント層には、一般の包装材料として
使用されている高分子フィルム(例えば機能性包装材料
の新展開株式会社東レリサーチセンター記載の高分子フ
ィルム)である低密度ポリエチレン(LDPE)、HD
PE、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度
ポリエチレン、未延伸ポリプロピレン(CPP)、OP
P、ONy、PET、セロハン、ポリビニルアルコール
(PVA)、延伸ビニロン(OV)、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)、塩化ビニリデン(PVDC)
等が使用できる。
【0042】又、これら熱可塑性フィルムは、必要に応
じて異種フィルムと共押し出しで作った多層フィルム、
延伸角度を変えて張り合わせて作った多層フィルム等も
当然使用出来る。更に必要とする包装材料の物性を得る
ために使用するフィルムの密度、分子量分布を組み合わ
せて作ることも当然可能である。
【0043】シーラント層のインクと接触する側の熱可
塑性フィルムとしてはLDPE、LLDPE及びメタロ
セン触媒を使用して製造したLDPE、LLDPE、ま
た、これらフィルムとHDPEフィルムを混合使用した
フィルムが使用されている。
【0044】特にこれらの中でも溶融温度、強度の点か
らメタロセン触媒を使用して製造したLLDPEが好ま
しく、一般に市販されているものであれば充分に使用出
来る。例えば宇部興産(株)製のユメリット、ダウ・ケ
ミカル日本製のAFFINITY、エリート、日本ポリ
オレフィン(株)製のハーモレックスLL、日本ポリケ
ム(株)製のカーネル57L、三井化学(株)製エボリ
ュー、積水フィルム西日本(株)製ラミロンスーパー、
タマポリ(株)製SEシリーズ、東セロ(株)製トーセ
ロT.U.X−FCS、T.U.X−TCS、二村化学
工業(株)製太閤FL、三菱化学興人パックス(株)製
メタロエース、和田化学工業(株)製WMX、住友化学
(株)製FV202等が挙げられる。
【0045】図4の(a)に示される多層フィルムは、
第1ガスバリア層と第2ガスバリア層及びシーラント層
とを接着剤を使用して積層することで作製することが可
能である。積層する際に使用される接着剤としてはコン
バーテック1996.1月号18〜22頁、1997.
10月号13〜17頁、21〜25頁に記載されている
如き一般的に知られている接着剤が使用出来る。
【0046】第1ガスバリア層と第2ガスバリア層及び
シーラント層とを有する多層フィルムの剛性は1.9×
10-7〜7.9×10-7N・m2が好ましく、より好ま
しくは6.7×10-7〜3.1×10-7N・m2であ
る。1.9×10-7N・m2未満では使用する材料の組
み合わせによっては、酸素透過率が低い多層熱可塑性フ
ィルムを作るのが難しくなる場合がある。又、インク導
出部の接合部との接合が弱くなり輸送時の振動、取り扱
い等で接合箇所が破れインク漏れが発生する危険があ
る。又、7.9×10-7N・m2を越えた場合は、使用
する材料の組み合わせによってはゴワゴワし取り扱い難
くなる場合がある。又、インクカートリッジ内でシワが
出来易くなり、シワにインクが残る危険がある。
【0047】第1ガスバリア層と第2ガスバリア層及び
シーラント層とを有する多層フィルムの厚さは前記剛性
と関連し、剛性の好ましい範囲を維持したとき、厚さは
73〜123μmが好ましく、より好ましくは83〜1
13μmである。73μm未満では、使用する材料の組
み合わせによってはインク容器としての強度が不足し、
輸送時の振動、取り扱い等でインク導出部の接合部との
接合箇所が破れインク漏れが発生する危険がある。12
3μmを越えた場合は、使用する材料の組み合わせによ
ってはインク容器製造工程において、インク充填後の溶
着工程、導出部取り付け工程で取り扱いが難しくなる場
合がある。又、インクカートリッジ内でシワが出来易く
なり、シワにインクが残る危険がある。123μmを越
えた場合は、使用する材料の組み合わせによっては過剰
品質になる場合があり、結果として廃棄時に環境負荷が
増加する場合もある。
【0048】以下に本発明に係わるインクカートリッジ
を構成している他の各部材に付き述べる。インク容器の
インク導出部に使用する材質は特に限定はないが、コス
ト面、作り易さの面から熱可塑性樹脂を使用するのが最
も好ましい。製造方法もごく一般的な実用プラスチック
成形加工便覧 全日本プラスチック成形工業連合会編に
記載されている如き射出成形方法で製造することが出来
る。使用する熱可塑性樹脂としては射出成形が出来れば
特に限定はないが例えばポリエチレン、ポリスチレン、
ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリ
プロピレン等一般の熱可塑性樹脂が挙げられる。
【0049】図1に示されるインク容器を作る方法とし
ては、先ず図4に示される多層フィルムを使用し筒状の
インク収納部を作り、開放口の一方に導出部を取り付け
た後、他の開放口側より減圧条件下でインクを充填し、
熱溶着又は接着剤で開放口を接着することでインクを充
填したインク容器を製造することが出来る。
【0050】筒状のインク収納部を作る方法としては例
えば、1)長方形の2枚の前記多層熱可塑性フィルムの
長辺側を熱溶着又は接着剤で接着する方法、2)長方形
の1枚の前記多層熱可塑性フィルムの長手中央から半折
し両長辺側を熱溶着又は接着剤で接着する方法、3)長
方形の1枚の前記多層熱可塑性フィルムの幅手中央から
半折し長辺側を熱溶着又は接着剤で接着する方法が考え
られるが一番作りやすい方法を適宜選択して作ることが
可能である。
【0051】シンク収納部にインク導出部を取り付ける
方法としては、インク導出部の基材に取り付けられてい
る接合部をインク収納部に挿入した後、熱溶着又は接着
剤で接着することで可能である。
【0052】図1で示されるインク容器の載置台を作る
のに使用する材料は特に限定は無いが、使用後のリサイ
クルを考慮しインクカートリッジの外箱の材質又はイン
ク導出部の材質に合わせることが好ましい。
【0053】インク導出部とインク収納部とを有するイ
ンク容器を収納した図1、図3に示すインクカートリッ
ジの外箱としては環境負荷低減の面から紙製であること
が好ましく、最新紙加工便覧 株式会社テックタイムス
に記載されている如き一般的な板紙である白板紙又は段
ボールを使用して作ることが可能である。
【0054】板紙としては坪量300〜700g/m2
が好ましく、より好ましくは400〜600g/m2
ある。300g/m2未満では使用する材料によって
は、取り扱い及び輸送に耐える強度を保つことが出来な
い場合がある。700g/m2を越えた場合は使用する
材料によっては、外箱を製造するときの作業性が悪くな
る場合があり、且つ過剰品質になり環境負荷が増加する
場合がある。厚さは260〜1140μmが好ましく、
より好ましくは480〜920μmであり、260μm
未満では使用する材料によっては、取り扱い及び輸送に
耐える強度を保つことが出来なくなる場合がある。11
40μmを越えた場合は使用する材料によっては、過剰
包装となり環境負荷が大きくなる場合がある。
【0055】段ボールとしては最新紙加工便覧 株式会
社テックタイムスに記載されている如き一般的なAフル
ート〜Eフルートの両面段ボール、複両面段ボールが好
ましく使用されるが特に限定は無い。インク容器の大き
さに従い適宜選択することが出来る。
【0056】外箱の形式は特に限定はないが例えばJI
SZ1507に記載されている如き形式で合っても良い
し、最新紙加工便覧 株式会社テックタイムス P82
1〜824に記載されている如き形式であっても良い。
【0057】外箱の表面には、収納されているインクを
識別するための表示がされており、表示方法としてはカ
ートリッジの表面に直接印刷で表示しても良いし、識別
するための表示が施されたラベルを貼着する方式であっ
ても良い。
【0058】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0059】実施例1 以下に示す材料を使用してインク容器を作製した。
【0060】〈インク収納部用材料の作製〉 1.アルミニウム蒸着ONy/ONy/EVOH/ON
y/LLDPEの多層フィルムをドライラミネーション
法で作製し101とした。
【0061】2.アルミニウム蒸着ONy/ONy/M
XD−6/ONy/LLDPEの多層フィルムをドライ
ラミネーション法で作製し102とした。
【0062】3.アルミニウム蒸着ONy/KコートO
Ny/LLDPEの多層フィルムをドライラミネーショ
ン法で作製し103とした。
【0063】4.シリカ蒸着ONy/ONy/MXD−
6/ONy/LLDPEの多層フィルムをドライラミネ
ーション法で作製し104とした。
【0064】尚、第1ガスバリア層であるアルミニウム
蒸着ONyは、厚さ15μm、東洋紡績(株)製の蒸着
ハーデンフィルムN7070を使用した。又、シリカ蒸
着ONyは厚さ15μmの三菱化学興人パック(株)製
テックバリアNRを使用した。
【0065】第2ガスバリア層であるONy/EVOH
/ONyは、厚さ15μmのユニチカ(株)製のエンブ
ロンMを使用し、ONy/MXD−6/ONyは、厚さ
15μmのユニチカ(株)製のエンブロンEを使用し
た。KコートONyは、厚さ15μm、東洋紡績(株)
製のハーデンフィルムN8100AEを使用した。
【0066】LLDPEとしてはメタロセン触媒を用い
て作られた厚さ80μmの住友化学(株)製の線状低密
度ポリエチレンFV202を使用した。
【0067】尚、各層の接着は大日精化工業(株)製の
セイカボンド A−158W/C−90を用いて積層し
た。尚、シリカ蒸着ONy/ONy/MXD−6/ON
y/LLDPEの多層フィルムのシリカ蒸着ONy/O
Ny/MXD−6/ONyの積層には大日精化工業
(株)製のセイカボンドE−304/C−26を用い
た。
【0068】〈インク導出部の作製〉図1で示されるイ
ンク導出部をLDPEを使用し、射出成形法で作製し
た。
【0069】〈外箱の作製〉坪量450g/m2、厚さ
590μmの板紙を使用し図3の展開図に示される型の
箱を作製した。
【0070】〈載置台の作製〉E段の段ボールを使用し
図1で示される型を作製した。
【0071】上記インク収納部用材料101〜104を
使用し、図1に示されるインク収納部(500ml用)
を熱溶着方式で作製した後、インク導出部にインク収納
部を熱溶着方式で接着固定した後、酸素濃度を2ppm
になるようにインクを減圧条件下で充填した後、インク
収納部を熱溶着方式で密封しインクを充填したインク容
器101〜104を作製した。これらインク容器を載置
台に載置し、外箱に収納しインクカートリッジを作製し
試料101〜104とした。
【0072】尚、インク収納部用材料として、ONy2
5μm/アルミニウム箔12μm/LLDPE80μm
を、接着は大日精化工業(株)製のセイカボンド A−
158W/C−90を用いて積層した。インク収納部用
材料が異なるだけで後は全て同じ材料を用いて比較試料
としてインクカートリッジを作製し105とした。
【0073】〈評価〉試料101〜105をIDEX社
製 振動試験器BF−UAを使い、振幅5〜64Hzの
変化を5分間で1回行うのを1サイクルとし6サイクル
行った後、7日間放置し、コニカ(株)製インクジェッ
ト記録装置LF−1044SDに装着し、A0サイズの
大きさで10分間連続記録をし、インク抜けの有無を目
視にて観察した結果及び、更に記録をし続け、記録が出
来なくなった時のインク残留量の結果を表1に示す。
【0074】尚、インク残留量の結果はインク残留量
(%)を次の式から求め、インク残留量が5%未満を○
とし、5%以上を×とした。
【0075】インク残留量(%)=インク残留量/イン
ク収納部の容積×100 尚、インク抜けの評価は以下に示すランク付けにて行っ
た。
【0076】 ○:インク抜けは認められない ×:1箇所以上のインク抜けが認められる
【0077】
【表1】
【0078】尚、記録終了後、インクカートリッジより
各インク容器を取り出し、目視にて外観を観察した結
果、アルミニウム箔層を有する多層フィルム材料で作製
したインク容器の試料105はアルミニウム箔層にピン
ホールが生じたと推定されるインクが染みだした跡があ
り、ガスバリヤ性が劣化したため、試料101〜104
と差が出たと推定される。これらの結果より本発明の有
効性が確認された。
【0079】
【発明の効果】輸送時にピンホールが発生し難い材料を
使用し、インク残留量が少ないインク収納部を有するイ
ンク容器を収納したインクカートリッジを提供すること
ができ、特別な注意をすることなしに輸送も可能となり
取り扱いが容易になった。又、インク抜けもないので品
質が向上すると共に生産効率が上がった。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクカートリッジの分解斜視図である。
【図2】図1に示すインクカートリッジのA−A′に沿
った概略断面図である。
【図3】図1に示される外箱の概略展開図である。
【図4】図2のPで示される部分の拡大概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 インクカートリッジ 2 外箱 3 インク容器 301 インク収納部 302 インク導出部 4 載置台 5 多層フィルム 501 第1ガスバリア層 501a 熱可塑性樹脂フィルム層 501b 蒸着層 502 第2ガスバリア層 502a 二軸延伸ナイロンフィルム層 502b 中間層 502c 塩化ビニリデン層 503 シーラント層 504 接着層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱にインク導出部とインク収納部とを
    有するインク容器を収納したインクジェット記録装置用
    インクカートリッジにおいて、該インク収納部が少なく
    とも第1ガスバリア層と第2ガスバリア層とを有する多
    層フィルムから作られていることを特徴とするインクジ
    ェット記録装置用インクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記第1ガスバリア層が金属を蒸着した
    蒸着層であることを特徴とする請求項1に記載のインク
    ジェット記録装置用インクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記第1ガスバリア層が無機酸化物を蒸
    着した蒸着層であることを特徴とする請求項1に記載の
    インクジェット記録装置用インクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記第2ガスバリア層が少なくとも2層
    の二軸延伸ナイロンフィルムを有する積層フィルムであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記
    録装置用インクカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記第2ガスバリア層がKコート二軸延
    伸ナイロンフィルムであることを特徴とする請求項1に
    記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
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