JP2003319415A - 画像情報変換装置および方法、画像表示装置および方法、係数算出装置および方法、係数データおよび係数データ記憶装置、画質劣化箇所検出装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

画像情報変換装置および方法、画像表示装置および方法、係数算出装置および方法、係数データおよび係数データ記憶装置、画質劣化箇所検出装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

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JP2003319415A JP2002120568A JP2002120568A JP2003319415A JP 2003319415 A JP2003319415 A JP 2003319415A JP 2002120568 A JP2002120568 A JP 2002120568A JP 2002120568 A JP2002120568 A JP 2002120568A JP 2003319415 A JP2003319415 A JP 2003319415A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンポジット信号からコンポーネント信号に
変換する際の画質劣化を低減する。 【解決手段】 着目画素である画素P51とその上側の
画素P52、着目画素である画素P51とその下側の画
素P53、着目画素の左側に隣接する画素P54とその
上側の画素P55、着目画素の左側に隣接する画素P5
4とその下側の画素P56、着目画素の右側に隣接する
画素P57とその上側の画素P58、着目画素の右側に
隣接する画素P57とその下側の画素P59のそれぞれ
の差分の絶対値を求めて、閾値より大きいとき1、小さ
いとき0として合計6ビットのパターンを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報変換装置
および方法、画像表示装置および方法、係数算出装置お
よび方法、係数データおよび係数データ記憶装置、画質
劣化箇所検出装置および方法、記録媒体、並びにプログ
ラムに関し、特に、コンポジット信号からコンポーネン
ト信号に変換する際、画質の劣化を抑制できるようにし
た画像情報変換装置および方法、画像表示装置および方
法、係数算出装置および方法、係数データおよび係数デ
ータ記憶装置、画質劣化箇所検出装置および方法、記録
媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号のコンポジット信号をコンポー
ネント信号に変換させる技術が一般に普及しつつある。
映像信号として、NTSC(National Television Standard
s Committee)方式の映像信号が広く使用されている。
【0003】図1は、従来のテレビジョン受像機の構成
例を表している。チューナ2は、アンテナ1で受信した
信号を復調し、映像中間周波信号処理回路(VIF回路)
3に出力する。VIF回路3で処理され、出力されたコン
ポジット映像信号は、Y/C(Y:輝度信号、C:クロ
マ信号)分離回路4に入力される。Y/C分離回路4
は、入力されたコンポジット映像信号から輝度信号Yと
クロマ信号Cを分離し、それぞれマトリクス回路6とク
ロマ復調回路5に出力する。クロマ復調回路5は、入力
されたクロマ信号Cを復調し、色差信号R−Yと色差信
号B−Yを生成し、マトリクス回路6に供給している。
マトリクス回路6は、入力された輝度信号Y、並びに色
差信号R−Y,B−Yから、原色RGB信号を生成し、
表示デバイス7に出力し、表示させるように構成されて
いる。
【0004】次に、その動作について説明する。チュー
ナ2は、ユーザが指定したチャンネルの放送局の電波
を、アンテナ1を介して受信し、その復調信号をVIF回
路3に出力する。VIF回路3は、チューナ2より出力さ
れた信号を処理し、例えばNTSC方式のコンポジット映像
信号をY/C分離回路4に出力する。Y/C分離回路4
は、コンポジット映像信号から輝度信号Yとクロマ信号
Cを分離して、輝度信号Yをマトリクス回路6に、クロ
マ信号Cをクロマ復調回路5に出力する。
【0005】クロマ復調回路5は、Y/C分離回路4よ
り入力されたクロマ信号Cを復調し、色差信号R−Yと
色差信号B−Yを生成する。マトリクス回路6は、Y/
C分離回路4より供給された輝度信号Yと、クロマ復調
回路5より入力された色差信号R−Y,B−Yを合成
し、原色RGB信号を生成し、表示デバイス7に出力
し、表示させる。
【0006】図2は、従来のテレビジョン受像機のその
他の構成例を示している。基本的な構成は、図1のテレ
ビジョン受像機と同様であるが、図2においては、画素
数変換回路11が設けられている。画素数変換回路11
は、Y/C分離回路4より供給された輝度信号Yと、ク
ロマ復調回路5より入力された色差信号R−Y,B−Y
に基づいて、画素密度の変更や、いわゆる、IP変換(In
terlace/Progressive変換)等を実行し、マトリクス回
路6に出力する。尚、図2で示したテレビジョン受像機
の動作については、画素数変換回路11により画素密度
の変換処理や、IP変換の処理が、図1のテレビジョン受
像機の動作に加えられるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のテ
レビジョン受像機においては、コンポジット映像信号
を、まず、Y/C分離回路4で輝度信号Yとクロマ信号
Cとに分離し、その後、クロマ信号Cを復調して、ベー
スバンドの輝度信号Y、色差信号R−Y,B−Yよりな
るコンポーネント信号に変換していた。そして、このコ
ンポーネント信号から、さらにマトリクス回路6によ
り、原色RGB信号を生成するようにしていた。このた
め、回路構成が複雑になるばかりでなく、その規模も大
きくなり、コスト高となる課題があった。
【0008】また、これらの課題を解消させるために、
従来のY/C分離法として、2次元Y/C分離回路や3
次元Y/C分離回路などからなるフィルタが提案されて
いるが、その処理においても、ドット妨害やクロスカラ
ーなどのY/C分離のエラーに起因する画質劣化が発生
し易いという課題があった。
【0009】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、回路構成を簡単、かつ、小さい規模のもの
とし、さらに、コンポジット信号からコンポーネント信
号への変換における画質の劣化を抑制することができる
ようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の画像情報変換装
置は、コンポジット信号より着目画素に対応した複数の
第1の画素の画素信号を抽出する第1の抽出手段と、複
数の第1の画素と着目画素との色成分の関係情報を生成
する関係情報生成手段と、色成分の関係情報に基づい
て、着目画素をクラスに分類するクラス分類手段と、コ
ンポジット信号より着目画素に対応した複数の第2の画
素の画素信号を抽出する第2の抽出手段と、第2の画素
の画素信号に、クラスに対応した所定の係数による処理
を施し、着目画素の画素信号を変換する着目画素信号変
換手段とを備えることを特徴とする。
【0011】前記複数の第1の画素の画素信号を用いて
着目画素に対応した仮想画素の画素信号を生成する仮想
画素信号生成手段と、仮想画素と着目画素との画素信号
の色成分の差分を演算する差分演算手段とをさらに設け
るようにさせることができ、関係情報生成手段には、色
成分の差分に基づいて、複数の第1の画素と着目画素と
の色成分の関係情報を生成させるようにすることができ
る。
【0012】前記仮想画素信号生成手段には、複数の第
1の画素の画素信号を用いて線形補間により、着目画素
に対応した仮想画素の画素信号を生成させるようにする
ことができる。
【0013】前記コンポジット信号より仮想画素に対応
した複数の第3の画素の画素信号を抽出する第3の抽出
手段と、複数の第1の画素と仮想画素との、色成分の関
係情報とは異なる他の関係情報を生成する他の関係情報
生成手段と、他の関係情報に基づいて、仮想画素をクラ
スとは異なる他のクラスに分類する他のクラス分類手段
とをさらに設けるようにさせることができ、仮想画素信
号生成手段には、第3の画素の画素信号に、他のクラス
に対応した所定の係数による処理を施し、仮想画素の画
素信号を生成させるようにすることができる。
【0014】前記色成分の関係情報を所定の閾値と比較
する比較手段をさらに設けるようにさせることができ、
クラス分類手段には、比較手段による比較結果に基づい
て、着目画素をクラスに分類させるようにすることがで
きる。
【0015】前記色成分には、第1の色成分と第2の色
成分を含ませるようにすることができ、複数の第1の画
素のうち、着目画素が有する第1の色成分を含む第1色
成分画素の画素信号を抽出する第1の色成分画素信号抽
出手段と、複数の第1の画素のうち、着目画素に隣接す
る隣接画素が有する第2の色成分を含む第2色成分画素
の画素信号を抽出する第2の色成分画素信号抽出手段
と、複数の第1の画素の画素信号のうちの着目画素と所
定の位置関係にある第1の色成分を含む画素の画素信号
を用いて、着目画素に対応した第1の仮想画素の画素信
号を生成する第1の仮想画素信号生成手段と、複数の第
1の画素の画素信号のうちの隣接画素と所定の位置関係
にある第2の色成分を含む画素の画素信号を用いて、隣
接画素に対応した第2の仮想画素の画素信号を生成する
第2の仮想画素信号生成手段とをさらに設けるようにさ
せることができ、関係情報生成手段には、第1の仮想画
素と着目画素の画素信号間の第1の相関情報と、第2の
仮想画素と隣接画素の画素信号間の第2の相関情報よ
り、複数の第1の画素と着目画素との色成分の関係情報
を生成させるようにすることができる。
【0016】本発明の画像情報変換方法は、コンポジッ
ト信号より着目画素に対応した複数の第1の画素の画素
信号を抽出する第1の抽出ステップと、複数の第1の画
素と着目画素との色成分の関係情報を生成する関係情報
生成ステップと、色成分の関係情報に基づいて、着目画
素をクラスに分類するクラス分類ステップと、コンポジ
ット信号より着目画素に対応した複数の第2の画素の画
素信号を抽出する第2の抽出ステップと、第2の画素の
画素信号に、クラスに対応した所定の係数による処理を
施し、着目画素の画素信号を変換する着目画素信号変換
ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】本発明の第1の記録媒体のプログラムは、
コンポジット信号より着目画素に対応した複数の第1の
画素の画素信号の抽出を制御する第1の抽出制御ステッ
プと、複数の第1の画素と着目画素との色成分の関係情
報の生成を制御する関係情報生成制御ステップと、色成
分の関係情報に基づいて、着目画素のクラスへの分類を
制御するクラス分類制御ステップと、コンポジット信号
より着目画素に対応した複数の第2の画素の画素信号の
抽出を制御する第2の抽出制御ステップと、第2の画素
の画素信号に、クラスに対応した所定の係数による処理
と、着目画素の画素信号への変換を制御する着目画素信
号変換制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0018】本発明の第1のプログラムは、コンポジッ
ト信号より着目画素に対応した複数の第1の画素の画素
信号の抽出を制御する第1の抽出制御ステップと、複数
の第1の画素と着目画素との色成分の関係情報の生成を
制御する関係情報生成制御ステップと、色成分の関係情
報に基づいて、着目画素のクラスへの分類を制御するク
ラス分類制御ステップと、コンポジット信号より着目画
素に対応した複数の第2の画素の画素信号の抽出を制御
する第2の抽出制御ステップと、第2の画素の画素信号
に、クラスに対応した所定の係数による処理と、着目画
素の画素信号への変換を制御する着目画素信号変換制御
ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とす
る。
【0019】本発明の画像表示装置は、コンポジット信
号より着目画素に対応した複数の第1の画素の画素信号
を抽出する第1の抽出手段と、複数の第1の画素と着目
画素との色成分の関係情報を生成する関係情報生成手段
と、色成分の関係情報に基づいて、着目画素をクラスに
分類するクラス分類手段と、コンポジット信号より着目
画素に対応した複数の第2の画素の画素信号を抽出する
第2の抽出手段と、第2の画素の画素信号に、クラスに
対応した所定の係数による処理を施し、着目画素の画素
信号をコンポーネント信号に変換する着目画素信号変換
手段と、コンポーネント信号に変換された着目画素の画
素信号を表示する表示手段とを備えることを特徴とす
る。
【0020】本発明の画像表示方法は、コンポジット信
号より着目画素に対応した複数の第1の画素の画素信号
を抽出する第1の抽出ステップと、複数の第1の画素と
着目画素との色成分の関係情報を生成する関係情報生成
ステップと、色成分の関係情報に基づいて、着目画素を
クラスに分類するクラス分類ステップと、コンポジット
信号より着目画素に対応した複数の第2の画素の画素信
号を抽出する第2の抽出ステップと、第2の画素の画素
信号に、クラスに対応した所定の係数による処理を施
し、着目画素の画素信号をコンポーネント信号に変換す
る着目画素信号変換ステップと、コンポーネント信号に
変換された着目画素の画素信号を表示する表示ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0021】本発明の第2の記録媒体のプログラムは、
コンポジット信号より着目画素に対応した複数の第1の
画素の画素信号の抽出を制御する第1の抽出制御ステッ
プと、複数の第1の画素と着目画素との色成分の関係情
報の生成を制御する関係情報生成制御ステップと、色成
分の関係情報に基づいて、着目画素のクラスへの分類を
制御するクラス分類制御ステップと、コンポジット信号
より着目画素に対応した複数の第2の画素の画素信号の
抽出を制御する第2の抽出制御ステップと、第2の画素
の画素信号への、クラスに対応した所定の係数による処
理による、着目画素の画素信号のコンポーネント信号へ
の変換を制御する着目画素信号変換制御ステップと、コ
ンポーネント信号に変換された着目画素の画素信号の表
示を制御する表示制御ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0022】本発明の第2のプログラムは、コンポジッ
ト信号より着目画素に対応した複数の第1の画素の画素
信号の抽出を制御する第1の抽出制御ステップと、複数
の第1の画素と着目画素との色成分の関係情報の生成を
制御する関係情報生成制御ステップと、色成分の関係情
報に基づいて、着目画素のクラスへの分類を制御するク
ラス分類制御ステップと、コンポジット信号より着目画
素に対応した複数の第2の画素の画素信号の抽出を制御
する第2の抽出制御ステップと、第2の画素の画素信号
への、クラスに対応した所定の係数による処理による、
着目画素の画素信号のコンポーネント信号への変換を制
御する着目画素信号変換制御ステップと、コンポーネン
ト信号に変換された着目画素の画素信号の表示を制御す
る表示制御ステップとをコンピュータに実行させること
を特徴とする。
【0023】本発明の係数算出装置は、入力された画像
信号よりコンポジット信号を生成するコンポジット信号
生成手段と、コンポジット信号より着目画素に対応した
複数の第1の画素の画素信号を抽出する第1の抽出手段
と、複数の第1の画素と着目画素との色成分の関係情報
を生成する関係情報生成手段と、色成分の関係情報に基
づいて、着目画素をクラスに分類するクラス分類手段
と、コンポジット信号より着目画素に対応した複数の第
2の画素の画素信号を抽出する第2の抽出手段と、第2
の画素の画素信号と入力された画像信号に基づいて、ク
ラスに対応した所定の係数を算出する算出手段とを備え
ることを特徴とする。
【0024】本発明の係数データは、前記係数算出装置
により算出された係数からなることを特徴とする。
【0025】本発明の係数データ記憶装置は、前記係数
算出装置により算出された係数からなる係数データを記
憶することを特徴とする。
【0026】本発明の第3の記録媒体は、前記係数算出
装置により算出された係数からなる係数データが記録さ
れていることを特徴とする。
【0027】本発明の係数算出方法は、入力された画像
信号よりコンポジット信号を生成するコンポジット信号
生成ステップと、コンポジット信号より着目画素に対応
した複数の第1の画素の画素信号を抽出する第1の抽出
ステップと、複数の第1の画素と着目画素との色成分の
関係情報を生成する関係情報生成ステップと、色成分の
関係情報に基づいて、着目画素をクラスに分類するクラ
ス分類ステップと、コンポジット信号より着目画素に対
応した複数の第2の画素の画素信号を抽出する第2の抽
出ステップと、第2の画素の画素信号と入力された画像
信号に基づいて、クラスに対応した所定の係数を算出す
る算出ステップとを含むことを特徴とする。
【0028】本発明の第4の記録媒体のプログラムは、
入力された画像信号よりコンポジット信号の生成を制御
するコンポジット信号生成制御ステップと、コンポジッ
ト信号より着目画素に対応した複数の第1の画素の画素
信号の抽出を制御する第1の抽出制御ステップと、複数
の第1の画素と着目画素との色成分の関係情報の生成を
制御する関係情報生成制御ステップと、色成分の関係情
報に基づいて、着目画素のクラスへの分類を制御するク
ラス分類制御ステップと、コンポジット信号より着目画
素に対応した複数の第2の画素の画素信号の抽出を制御
する第2の抽出制御ステップと、第2の画素の画素信号
と入力された画像信号に基づいて、クラスに対応した所
定の係数の算出を制御する算出制御ステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0029】本発明の第3のプログラムは、入力された
画像信号よりコンポジット信号の生成を制御するコンポ
ジット信号生成制御ステップと、コンポジット信号より
着目画素に対応した複数の第1の画素の画素信号の抽出
を制御する第1の抽出制御ステップと、複数の第1の画
素と着目画素との色成分の関係情報の生成を制御する関
係情報生成制御ステップと、色成分の関係情報に基づい
て、着目画素のクラスへの分類を制御するクラス分類制
御ステップと、コンポジット信号より着目画素に対応し
た複数の第2の画素の画素信号の抽出を制御する第2の
抽出制御ステップと、第2の画素の画素信号と入力され
た画像信号に基づいて、クラスに対応した所定の係数の
算出を制御する算出制御ステップとをコンピュータに実
行させることを特徴とする。
【0030】本発明の画質劣化箇所検出装置は、コンポ
ジット信号より、着目画素が有する第1の色成分を含む
第1色成分画素の画素信号を抽出する第1の色成分画素
信号抽出手段と、コンポジット信号より、着目画素に隣
接する隣接画素が有する第2の色成分を含む第2色成分
画素の画素信号を抽出する第2の色成分画素信号抽出手
段と、着目画素と所定の位置関係にある第1色成分画素
の画素信号を用いて、着目画素に対応した第1の仮想画
素の画素信号を生成する第1の仮想画素信号生成手段
と、隣接画素と所定の位置関係にある第2色成分画素の
画素信号を用いて、隣接画素に対応した第2の仮想画素
の画素信号を生成する第2の仮想画素信号生成手段と、
第1の仮想画素と着目画素の画素信号間の第1の相関情
報を生成する第1の相関情報生成手段と、第2の仮想画
素と隣接画素の画素信号間の第2の相関情報を生成する
第2の相関情報生成手段と、第1の相関情報と第2の相
関情報より、複数の第1の画素と着目画素との色成分の
関係情報を生成する関係情報生成手段と、色成分の関係
情報に基づいて、着目画素、または、着目画素を含む所
定の領域に画質劣化が生じるか否かを判定する判定手段
とを備えることを特徴とする。
【0031】前記第1の仮想画素信号生成手段には、着
目画素と所定の位置関係にあり、着目画素の画素信号と
同位相、または、逆位相の第1色成分画素の画素信号を
用いて、着目画素に対応した第1の仮想画素の画素信号
を生成させるようにすることができる。
【0032】前記第1の相関情報と第2の相関情報を、
それぞれに設定された所定の閾値と比較する比較手段を
さらに設けるようにさせることができ、判定手段には、
比較手段による比較結果において、第1の相関情報、お
よび、第2の相関情報のうちのいずれか一方が、それぞ
れに設定された所定の閾値より大きい場合、着目画素、
または、着目画素を含む所定の領域に画質劣化が生じる
か否かを判定させるようにすることができる。
【0033】前記第1の仮想画素信号生成手段には、着
目画素と所定の位置関係にある第1色成分画素の画素信
号を用いて、線形補間により着目画素に対応した第1の
仮想画素の画素信号を生成させるようにすることがで
き、第2の仮想画素信号生成手段には、隣接画素と所定
の位置関係にある第2色成分画素の画素信号を用いて、
線形補間により隣接画素に対応した第2の仮想画素の画
素信号を生成させるようにすることができる。
【0034】前記第1の仮想画素信号生成手段には、コ
ンポジット信号より第1の仮想画素に対応した複数の第
3の画素の画素信号を抽出する第3の抽出手段と、第1
色成分画素と第1の仮想画素との、第3の相関情報を生
成する他の第3の相関情報生成手段と、第3の相関情報
に基づいて、第1の仮想画素を第1のクラスに分類する
第1のクラス分類手段とをさらに設けるようにさせるこ
とができ、第3の画素の画素信号に、第1のクラスに対
応した所定の係数による処理を施させ、第1の仮想画素
の画素信号を生成させるようにすることができ、第2の
仮想画素信号生成手段には、コンポジット信号より第2
の仮想画素に対応した複数の第4の画素の画素信号を抽
出する第4の抽出手段と、第2色成分画素と第2の仮想
画素との、第4の相関情報を生成する第4の相関情報生
成手段と、第4の相関情報に基づいて、第2の仮想画素
を第2のクラスに分類する第2のクラス分類手段とをさ
らに設けるようにさせることができ、第4の画素の画素
信号に、第2のクラスに対応した所定の係数による処理
を施させ、第2の仮想画素の画素信号を生成させるよう
にすることができる。
【0035】本発明の画質劣化箇所検出方法は、コンポ
ジット信号より、着目画素が有する第1の色成分を含む
第1色成分画素の画素信号を抽出する第1の色成分画素
信号抽出ステップと、コンポジット信号より、着目画素
に隣接する隣接画素が有する第2の色成分を含む第2色
成分画素の画素信号を抽出する第2の色成分画素信号抽
出ステップと、着目画素と所定の位置関係にある第1色
成分画素の画素信号を用いて、着目画素に対応した第1
の仮想画素の画素信号を生成する第1の仮想画素信号生
成ステップと、隣接画素と所定の位置関係にある第2色
成分画素の画素信号を用いて、隣接画素に対応した第2
の仮想画素の画素信号を生成する第2の仮想画素信号生
成ステップと、第1の仮想画素と着目画素の画素信号間
の第1の相関情報を生成する第1の相関情報生成ステッ
プと、第2の仮想画素と隣接画素の画素信号間の第2の
相関情報を生成する第2の相関情報生成ステップと、第
1の相関情報と第2の相関情報より、複数の第1の画素
と着目画素との色成分の関係情報を生成する関係情報生
成ステップと、色成分の関係情報に基づいて、着目画
素、または、着目画素を含む所定の領域に画質劣化が生
じるか否かを判定する判定ステップとを含むことを特徴
とする。
【0036】本発明の第5の記録媒体のプログラムは、
コンポジット信号より、着目画素が有する第1の色成分
を含む第1色成分画素の画素信号の抽出を制御する第1
の色成分画素信号抽出制御ステップと、コンポジット信
号より、着目画素に隣接する隣接画素が有する第2の色
成分を含む第2色成分画素の画素信号の抽出を制御する
第2の色成分画素信号抽出制御ステップと、着目画素と
所定の位置関係にある第1色成分画素の画素信号を用い
て、着目画素に対応した第1の仮想画素の画素信号の生
成を制御する第1の仮想画素信号生成制御ステップと、
隣接画素と所定の位置関係にある第2色成分画素の画素
信号を用いて、隣接画素に対応した第2の仮想画素の画
素信号の生成を制御する第2の仮想画素信号生成制御ス
テップと、第1の仮想画素と着目画素の画素信号間の第
1の相関情報の生成を制御する第1の相関情報生成制御
ステップと、第2の仮想画素と隣接画素の画素信号間の
第2の相関情報の生成を制御する第2の相関情報生成制
御ステップと、第1の相関情報と第2の相関情報より、
複数の第1の画素と着目画素との色成分の関係情報の生
成を制御する関係情報生成制御ステップと、色成分の関
係情報に基づいて、着目画素、または、着目画素を含む
所定の領域に画質劣化が生じるか否かの判定を制御する
判定制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0037】本発明の第4のプログラムは、コンポジッ
ト信号より、着目画素が有する第1の色成分を含む第1
色成分画素の画素信号の抽出を制御する第1の色成分画
素信号抽出制御ステップと、コンポジット信号より、着
目画素に隣接する隣接画素が有する第2の色成分を含む
第2色成分画素の画素信号の抽出を制御する第2の色成
分画素信号抽出制御ステップと、着目画素と所定の位置
関係にある第1色成分画素の画素信号を用いて、着目画
素に対応した第1の仮想画素の画素信号の生成を制御す
る第1の仮想画素信号生成制御ステップと、隣接画素と
所定の位置関係にある第2色成分画素の画素信号を用い
て、隣接画素に対応した第2の仮想画素の画素信号の生
成を制御する第2の仮想画素信号生成制御ステップと、
第1の仮想画素と着目画素の画素信号間の第1の相関情
報の生成を制御する第1の相関情報生成制御ステップ
と、第2の仮想画素と隣接画素の画素信号間の第2の相
関情報の生成を制御する第2の相関情報生成制御ステッ
プと、第1の相関情報と第2の相関情報より、複数の第
1の画素と着目画素との色成分の関係情報の生成を制御
する関係情報生成制御ステップと、色成分の関係情報に
基づいて、着目画素、または、着目画素を含む所定の領
域に画質劣化が生じるか否かの判定を制御する判定制御
ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とす
る。
【0038】本発明の画像情報変換装置および方法、並
びにプログラムにおいては、コンポジット信号より着目
画素に対応した複数の第1の画素の画素信号が抽出さ
れ、複数の第1の画素と着目画素との色成分の関係情報
が生成され、色成分の関係情報に基づいて、着目画素が
クラスに分類され、コンポジット信号より着目画素に対
応した複数の第2の画素の画素信号が抽出され、第2の
画素の画素信号に、クラスに対応した所定の係数による
処理が施され、着目画素の画素信号が変換される。
【0039】本発明の画像表示装置および方法、並びに
プログラムにおいては、コンポジット信号より着目画素
に対応した複数の第1の画素の画素信号が抽出され、複
数の第1の画素と着目画素との色成分の関係情報が生成
され、色成分の関係情報に基づいて、着目画素がクラス
に分類され、コンポジット信号より着目画素に対応した
複数の第2の画素の画素信号が抽出され、第2の画素の
画素信号に、クラスに対応した所定の係数による処理が
施され、着目画素の画素信号がコンポーネント信号に変
換され、コンポーネント信号に変換された着目画素の画
素信号が表示される。
【0040】本発明の係数算出装置および方法、並びに
プログラムにおいては、入力された画像信号よりコンポ
ジット信号が生成され、コンポジット信号より着目画素
に対応した複数の第1の画素の画素信号が抽出され、複
数の第1の画素と着目画素との色成分の関係情報が生成
され、色成分の関係情報に基づいて、着目画素がクラス
に分類され、コンポジット信号より着目画素に対応した
複数の第2の画素の画素信号が抽出され、第2の画素の
画素信号と入力された画像信号に基づいて、クラスに対
応した所定の係数が算出される。
【0041】本発明の画質劣化箇所検出装置および方
法、並びにプログラムにおいては、コンポジット信号よ
り、着目画素が有する第1の色成分を含む第1色成分画
素の画素信号が抽出され、コンポジット信号より、着目
画素に隣接する隣接画素が有する第2の色成分を含む第
2色成分画素の画素信号が抽出され、着目画素と所定の
位置関係にある第1色成分画素の画素信号が用いられ
て、着目画素に対応した第1の仮想画素の画素信号が生
成され、隣接画素と所定の位置関係にある第2色成分画
素の画素信号が用いられて、隣接画素に対応した第2の
仮想画素の画素信号が生成され、第1の仮想画素と着目
画素の画素信号間の第1の相関情報が生成され、第2の
仮想画素と隣接画素の画素信号間の第2の相関情報が生
成され、第1の相関情報と第2の相関情報より、複数の
第1の画素と着目画素との色成分の関係情報が生成さ
れ、色成分の関係情報に基づいて、着目画素、または、
着目画素を含む所定の領域に画質劣化が生じるか否かが
判定される。
【0042】
【発明の実施の形態】図3は、本発明を適用したテレビ
ジョン受像機の一実施の形態の構成を示すブロック図で
あり、図1,図2における場合と対応する部分には同一
の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0043】この構成においては、VIF回路3とマトリ
クス回路6の間に、クラス分類適応処理回路21が配置
されている。このクラス分類適応処理回路21は、VIF
回路3より入力されたNTSC方式のコンポジット映像信号
から、輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Y信号からな
るコンポーネント信号を、クラス分類適応処理により直
接生成する。コンポジット映像信号からコンポーネント
信号を予測生成するための予測係数は、コンポーネント
信号を教師画像とし、そのコンポーネント信号をNTSC変
調して作成したNTSC信号を生徒画像とした学習により生
成される。そして、その予測係数を用いて、マッピング
(予測演算処理)によりコンポーネント信号が生成され
る。
【0044】図4は、クラス分類適応処理回路21の構
成例を表している。VIF回路3より出力されたNTSC方式
のコンポジット映像信号は、領域抽出部51と領域抽出
部55に供給される。領域抽出部51は、入力されたコ
ンポジット映像信号から、クラス分類を行うために必要
な画素(クラスタップ(パターンの検出に必要な演算に
用いる画素を含む))(図6)を抽出し、パターン検出
部52に出力する。パターン検出部52は、入力された
クラスタップを基にコンポジット映像信号のパターンを
検出する。
【0045】クラスコード決定部53は、パターン検出
部52で検出されたパターンに基づいて、クラスコード
を決定し、係数メモリ54、および、領域抽出部55に
出力する。係数メモリ54は、予め学習により求められ
たクラス毎の予測係数を記憶しており、クラスコード決
定部53より入力されたクラスコードに対応する予測係
数を読み出し、予測演算部56に出力する。なお、係数
メモリ54の予測係数の学習処理については、図8の学
習装置のブロック図を参照して後述する。
【0046】領域抽出部55は、クラスコード決定部5
3より入力されたクラスコードに基づいて、VIF回路3
より入力されたコンポジット映像信号から、コンポーネ
ント信号の予測生成に必要な画素(予測タップ)(図
7)をクラスコードに対応して抽出し、予測演算部56
に出力する。予測演算部56は、領域抽出部55より入
力される予測タップに対して、係数メモリ54より入力
された予測係数を乗算し、コンポーネント信号の1つで
ある輝度信号Yを生成する。
【0047】より詳細には、係数メモリ54は、クラス
コード決定部53より供給されるクラスコードに対応す
る予測係数を、予測演算部56に出力する。予測演算部
56は、領域抽出部55より供給されるNTSC方式のコン
ポジット映像信号の所定の画素位置の画素値から抽出さ
れた予測タップと、係数メモリ54より供給された予測
係数とを用いて、以下の式(1)に示す積和演算を実行
することにより、コンポーネント信号を求める(予測推
定する)。
【0048】 y=w1×x1+w2×x2+・・・・+wn×xn・・・(1) ここで、yは、着目画素である。また、x1 ,‥‥,x
nが各予測タップであり、w1 ,・・・・,wn が各予測係
数である。
【0049】なお、図示は省略するが、コンポーネント
信号のうち、他の色差信号R−Yと色差信号B−Yを生
成するための回路も同様に構成されている。その構成
は、図4に示した場合と同様であり、係数メモリ54に
記憶されている係数が、図4に示した場合においては、
輝度信号Yを生成するための予測係数であるが、色差信
号R−YまたはB−Yを生成する場合、色差信号R−Y
またはB−Yを生成するための予測係数が記憶されるこ
とになる。
【0050】次に、図5のフローチャートを参照して、
この図3で示したテレビジョン受像機がコンポジット映
像信号をコンポーネント信号に変換し、表示デバイス7
に表示させる処理について説明する。
【0051】ステップS1において、チューナ2は、ア
ンテナ1を介して所定の周波数の信号を受信し、復調し
てVIF回路3に出力する。ステップS2において、VIF回
路3は、入力された信号によりNTSC方式のコンポジット
信号を生成して、クラス分類適応処理回路21に出力す
る。
【0052】ステップS3において、クラス分類適応処
理回路21の領域抽出部51は、入力されたコンポジッ
ト信号よりクラスタップとなる画素と共に、パターン検
出に必要な画素の情報を抽出して、パターン検出部52
に出力する。このクラスタップは、例えば、図6Aで示
すように、所定のフィールドの5個の画素VO,VA乃
至VDと、図6Bで示すように、1フレーム(2フィー
ルド)前の着目画素VOに対応する画素VEの合計6個
の画素とされる。
【0053】ステップS4において、パターン検出部5
2は、パターン検出処理を実行し、入力されたクラスタ
ップに基づいて、クラスコードを決定するためのパター
ンを検出し、クラスコード決定部53に出力する。パタ
ーン検出部52の詳細と、パターン検出処理については
後述する。
【0054】ステップS5において、クラスコード決定
部53は、パターン検出部52により検出されたパター
ンに基づいてクラスコードを決定し、係数メモリ54、
および、領域抽出部55に出力する。
【0055】ステップS6において、係数メモリ54
は、クラスコードに基づいて、予め学習処理により決定
された予測係数を読み出し、予測演算部56に出力する
と共に、領域抽出部55は、クラスコード決定部53よ
り入力されたクラスコードに対応して、コンポジット信
号より予測タップを抽出し、予測演算部56に出力す
る。この予測タップは、例えば、図7で示すように、着
目画素VOを含むその近傍の11個の画素と、1フレー
ム前の画素VEを中心とする11個の画素、並びに、直
流のオフセット成分の合計23個の値を抽出する。従っ
て、この場合、係数メモリ54には、1つのクラスにつ
いて23個の係数が用意されていることになる。
【0056】ステップS7において、予測演算部56
は、領域抽出部55より入力された予測タップを、予測
係数を用いて演算し、コンポーネント信号を生成してマ
トリクス回路6に出力する。今の場合、予測演算部56
は、領域抽出部55より入力された23個の予測タップ
の値に対して、係数メモリ54より入力された23個の
予測係数をそれぞれ積和演算して、着目画素VOに対応
する輝度信号Yを生成する。ステップS8において、マ
トリクス回路6は、コンポーネント信号をRGB信号に
変換して、表示デバイス7に表示させる。
【0057】ステップS9において、全ての画素につい
て信号が変換されたか否かが判定され、全ての画素につ
いて信号が変換されていないと判定された場合、その処
理は、ステップS3に戻る。すなわち、全ての画素の信
号が変換されるまで、ステップS3乃至S9の処理が繰
り返される。ステップS9において、全ての画素につい
て信号が処理された(変換された)と判定された場合、
その処理は、終了する。
【0058】以上の処理により、クラスコードに対応し
た予測タップを用いて予測演算するので、画素毎に最適
な予測タップによる予測演算処理が可能となり、コンポ
ジット信号からコンポーネント信号への変換における画
質劣化を低減することが可能となる。
【0059】尚、図6,図7で示したクラスタップ、お
よび、予測タップは、本発明においては、実際に使用さ
れるものとは異なる例であるが、表示処理の概要を説明
する上で、便宜的に使用した例である。
【0060】次に、図8を参照して、係数メモリ54に
記憶されている予測係数を決定するための学習装置(予
測係数演算装置)について説明する。
【0061】NTSCエンコーダ71には、教師画像として
の輝度信号Y、色差信号R−Y,B−Yからなるコンポ
ーネント信号が入力される。NTSCエンコーダ71は、入
力されたコンポーネント信号に含まれる輝度信号Yに、
色差信号R−Y,B−Yから求められるI信号とQ信号
を重畳して、生徒画像としてのNTSC方式のコンポジット
映像信号を生成し、領域抽出部72と領域抽出部75に
出力する。領域抽出部72は、入力されたコンポジット
映像信号からクラスタップを抽出し、パターン検出部7
3に出力する。パターン検出部73は、入力されたクラ
スタップのパターンを検出し、検出結果をクラスコード
決定部74に出力する。クラスコード決定部74は、入
力されたパターンに対応するクラスを決定し、そのクラ
スコードを領域抽出部75、および、正規方程式生成部
76に出力する。
【0062】領域抽出部75は、クラスコード決定部7
4より入力されたクラスコードに基づいて、NTSCエンコ
ーダ71より入力されたコンポジット映像信号から予測
タップを抽出し、正規方程式生成部76に出力する。以
上の領域抽出部72、パターン検出部73、クラスコー
ド決定部74、および領域抽出部75は、図4のクラス
分類適応処理回路21の領域抽出部51、パターン検出
部52、クラスコード決定部53、および、領域抽出部
55と、基本的に同様の構成と機能を有するものであ
る。
【0063】正規方程式生成部76は、クラスコード決
定部74より入力された全てのクラスに対して、クラス
毎に、領域抽出部75より入力される生徒画像の予測タ
ップと、教師画像としてのコンポーネント信号の輝度信
号Yとから正規方程式を生成し、係数決定部77に出力
する。係数決定部77は、必要な数の正規方程式が正規
方程式生成部76より供給されてきたとき、例えば最小
自乗法を用いて正規方程式を解き、上述の予測係数w1
,・・・・,wnを演算し、決定すると共に、演算により求
めた予測係数をメモリ78に供給し、記憶させる。
【0064】ここで、正規方程式について説明する。上
述の式(1)において、学習前は予測係数w1,・・・・,
wn が未定係数である。学習は、クラス毎に複数の教師
画像を入力することによって行う。教師画像の種類数を
mと表記する場合、式(1)から、以下の式(2)が設
定される。 yk =w1×xk1+w2×xk2+・・・・+wn×xkn・・・(2)
【0065】ここで、kは、k=1,2,・・・・,mであ
る。m>nの場合、予測係数w1,・・・・,wnは一意に決
まらない。そこで、誤差ベクトルeの要素ekを以下の
式(3)で定義して、式(4)によって定義される誤差
ベクトルeが最小となるように予測係数が定められるよ
うにする。すなわち、例えば、いわゆる最小自乗法によ
って予測係数が一意に決定される。
【0066】 ek=yk−{w1×xk1+w2×xk2+・・・・+wn×xkn}・・・(3)
【0067】
【数1】
【0068】式(4)のe^2(eの2乗)を最小とする
各予測係数wiは、e^2を予測係数wi(i=1,2・・・・)で偏
微分した式(5)に変形し、iの各値について偏微分値
が0となるものとして計算される。
【0069】
【数2】
【0070】式(5)から各予測係数wiを定める具体
的な手順について説明する。式(6),式(7)のよう
にXji,Yiを定義するとき、式(5)は、式(8)の
行列式の形に変形される。
【0071】
【数3】
【数4】
【数5】
【0072】この式(8)が、一般に正規方程式と呼ば
れるものである。ここで、Xji(j,i=1,2・・・・
n),およびYi (i=1,2・・・・n)は、教師画像、
および、生徒画像に基づいて計算される。すなわち、正
規方程式生成部76は、XjiおよびYiの値を算出して
正規方程式からなる式(8)を決定する。さらに、係数
決定部77は、式(8)を解いて各予測係数wiを決定
する。
【0073】ここで、図9のフローチャートを参照し
て、図8の学習装置が予測係数を学習する処理について
説明する。
【0074】ステップS21において、教師画像として
のコンポーネント信号がNTSCエンコーダ71、および、
正規方程式生成部76に入力される。ステップS22に
おいて、NTSCエンコーダ71は、入力されたコンポーネ
ント信号よりNTSC方式のコンポジット信号からなる生徒
画像を生成して領域抽出部72,75に出力する。ステ
ップS23において、領域抽出部72は、生徒画像のク
ラスタップとなる画素を抽出してパターン検出部73に
出力する。
【0075】ステップS24において、パターン検出部
73は、パターン検出処理を実行し、クラスタップより
クラスコードを決定するためのパターンを検出し、クラ
スコード決定部74に出力する。パターン検出部73の
処理は、上述のパターン検出部52と同様であり、その
詳細については後述する。
【0076】ステップS25において、クラスコード決
定部74は、パターン検出部73により検出されたパタ
ーンに基づいてクラスコードを決定し、領域抽出部7
5、および、正規方程式生成部76に出力する。
【0077】ステップS26において、領域抽出部75
は、クラスコード決定部74より入力されたクラスコー
ドに基づいて、生徒画像の予測タップを抽出して正規方
程式生成部76に出力する。
【0078】ステップS27において、正規方程式生成
部76は、クラスコード決定部74より入力されたクラ
スコード、領域抽出部75より入力された予測タップ、
および、教師画像として入力されたコンポーネント信号
から上述の式(8)で示した正規方程式を生成し、クラ
スコード決定部74より入力されたクラスコードと共に
係数決定部77に出力する。
【0079】ステップS28において、係数決定部77
は、上述の式(8)からなる正規方程式を解いて、予測
係数を決定し、クラスコードに対応付けてメモリ78に
記憶させる。
【0080】ステップS29において、全ての画素につ
いて処理が施されたか否かが判定され、全ての画素につ
いて処理が施されていないと判定された場合、その処理
は、ステップS23に戻る。すなわち、全ての画素の処
理が終了されるまで、ステップS23乃至S29の処理
が繰り返される。ステップS29において、全ての画素
について処理が施されたと判定された場合、その処理
は、終了する。
【0081】以上の処理により、クラスコードに対応し
た予測タップを用いて予測係数を演算するので、画素毎
に最適な予測タップによる予測係数を設定することが可
能となり、コンポジット信号からコンポーネント信号へ
の変換における画質劣化を低減することが可能となる。
【0082】尚、以上の例においては、コンポジット映
像信号からコンポーネント映像信号を生成するようにし
たが、例えば、図10で示すように、図3のクラス分類
適応処理回路21とマトリクス回路6を合成して、クラ
ス分類適応処理回路81を構成し、VIF回路3の出力す
るコンポジット映像信号から、原色RGB信号を直接生
成するようにすることもできる。この場合においても、
クラス分類適応処理回路81の構成は、クラス分類適応
処理回路21と同様であるが、係数メモリ54に記憶さ
れる予測係数を決定する学習処理における生徒画像は、
コンポジット信号であるが、教師画像は、原色RGB信
号となり、決定される予測係数も原色RGB信号に対応
したものとなる。
【0083】次に、図11を参照して、図4のパターン
検出部52の詳細な構成について説明する。尚、図8を
参照して、説明した学習装置におけるパターン検出部7
3についても同様の構成である。
【0084】着目画素選択部91は、領域抽出部51よ
り入力されたクラスタップとしての各画素のうち、これ
から処理しようとする着目画素を選択し、その画素値を
着目画素上側画素導出部94、着目画素下側画素導出部
95、および、大小比較部100,101に出力する。
【0085】左側隣接画素選択部92は、領域抽出部5
1より入力されたクラスタップとしての各画素のうち、
これから処理しようとする着目画素の左側に隣接する画
素を選択し、その画素値を左側隣接画素上側画素導出部
96、左側隣接画素下側画素導出部97、および、大小
比較部102,103に出力する。
【0086】右側隣接画素選択部93は、領域抽出部5
1より入力されたクラスタップとしての各画素のうち、
これから処理しようとする着目画素の右側に隣接する画
素を選択し、その画素値を右側隣接画素上側画素導出部
98、右側隣接画素下側画素導出部99、および、大小
比較部104,105に出力する。
【0087】着目画素上側画素導出部94は、領域抽出
部51より入力されたクラスタップとしての各画素の画
素値と、着目画素選択部91より入力された着目画素の
画素値より、着目画素の上側に位置する画素の画素値を
仮想的に導出し、大小比較部100に出力する。すなわ
ち、図12で示す画素P1が着目画素である場合、着目
画素上側画素導出部94は、領域抽出部51より入力さ
れたクラスタップとしての各画素の画素値と、着目画素
選択部91より入力された着目画素の画素値より、着目
画素の上側に位置する、着目画素P1と同一フィールド
内の同位相の画素P4の画素値を導出して、大小比較部
100に出力する。その導出方法については、後述す
る。
【0088】着目画素下側画素導出部95は、領域抽出
部51より入力されたクラスタップとしての各画素の画
素値と、着目画素選択部91より入力された着目画素の
画素値より、着目画素の下側に位置する画素の画素値を
仮想的に導出し、大小比較部101に出力する。すなわ
ち、図12で示す画素P1が着目画素である場合、着目
画素下側画素導出部95は、領域抽出部51より入力さ
れたクラスタップとしての各画素の画素値と、着目画素
選択部91より入力された着目画素の画素値より、着目
画素の下側に位置する、着目画素P1と同一フィールド
内の同位相の画素P7の画素値を導出して、大小比較部
101に出力する。
【0089】左側隣接画素上側画素導出部96は、領域
抽出部51より入力されたクラスタップとしての各画素
の画素値と、左側隣接画素選択部92より入力された着
目画素の左側隣接画素の画素値より、左側隣接画素の上
側に位置する画素の画素値を仮想的に導出し、大小比較
部102に出力する。すなわち、図12で示す画素P2
が着目画素の左側隣接画素である場合、左側隣接画素上
側画素導出部96は、領域抽出部51より入力されたク
ラスタップとしての各画素の画素値と、左側隣接画素選
択部92より入力された着目画素の左側隣接画素の画素
値より、左側隣接画素の上側に位置する、左側隣接画素
P2と同一フィールド内の同位相の画素P5の画素値を
導出して、大小比較部102に出力する。
【0090】左側隣接画素下側画素導出部97は、領域
抽出部51より入力されたクラスタップとしての各画素
の画素値と、左側隣接画素選択部92より入力された着
目画素の左側隣接画素の画素値より、左側隣接画素の下
側に位置する画素の画素値を仮想的に導出し、大小比較
部103に出力する。すなわち、図12で示す画素P2
が着目画素の左側隣接画素である場合、左側隣接画素下
側画素導出部97は、領域抽出部51より入力されたク
ラスタップとしての各画素の画素値と、左側隣接画素選
択部92より入力された着目画素の左側隣接画素の画素
値より、左側隣接画素の下側に位置する、左側隣接画素
P2と同一フィールド内の同位相の画素P8の画素値を
導出して、大小比較部103に出力する。
【0091】右側隣接画素上側画素導出部98は、領域
抽出部51より入力されたクラスタップとしての各画素
の画素値と、右側隣接画素選択部93より入力された着
目画素の右側隣接画素の画素値より、右側隣接画素の上
側に位置する画素の画素値を仮想的に導出し、大小比較
部104に出力する。すなわち、図12で示す画素P3
が着目画素の右側隣接画素である場合、右側隣接画素上
側画素導出部98は、領域抽出部51より入力されたク
ラスタップとしての各画素の画素値と、右側隣接画素選
択部93より入力された着目画素の右側隣接画素の画素
値より、右側隣接画素の上側に位置する、右側隣接画素
P3と同一フィールド内の同位相の画素P6の画素値を
導出して、大小比較部104に出力する。
【0092】右側隣接画素下側画素導出部99は、領域
抽出部51より入力されたクラスタップとしての各画素
の画素値と、右側隣接画素選択部92より入力された着
目画素の右側隣接画素の画素値より、右側隣接画素の下
側に位置する画素の画素値を仮想的に導出し、大小比較
部105に出力する。すなわち、図12で示す画素P3
が着目画素の右側隣接画素である場合、右側隣接画素下
側画素導出部98は、領域抽出部51より入力されたク
ラスタップとしての各画素の画素値と、右側隣接画素選
択部93より入力された着目画素の右側隣接画素の画素
値より、右側隣接画素の下側に位置する、右側隣接画素
P3と同一フィールド内の同位相の画素P9の画素値を
導出して、大小比較部105に出力する。
【0093】大小比較部100は、着目画素選択部91
より入力された着目画素の画素値と、着目画素上側画素
導出部94より入力された着目画素上側画素の画素値と
の差分の絶対値を求め、所定の閾値と比較し閾値よりも
大きいとき、パターン出力部106に1を出力し、逆
に、着目画素上側画素の画素値と、着目画素の画素値と
の差分の絶対値が、所定の閾値よりも小さいとき、パタ
ーン出力部106に0を出力する。上記の所定の閾値と
しては、経験的に5前後が適当であることがわかってい
るが、それ以外の値であっても良く、大小比較部101
乃至105も同様である。
【0094】大小比較部101は、着目画素選択部91
より入力された着目画素の画素値と、着目画素下側画素
導出部95より入力された着目画素下側画素の画素値と
の差分の絶対値を求め、所定の閾値と比較し閾値よりも
大きいとき、パターン出力部106に1を出力し、逆
に、着目画素下側画素の画素値と、着目画素の画素値と
の差分の絶対値が、所定の閾値よりも小さいとき、パタ
ーン出力部106に0を出力する。
【0095】大小比較部102は、左側隣接画素選択部
92より入力された着目画素の左側に隣接する左側隣接
画素の画素値と、左側隣接画素上側画素導出部96より
入力された左側隣接画素上側画素の画素値との差分の絶
対値を求め、所定の閾値と比較し閾値よりも大きいと
き、パターン出力部106に1を出力し、逆に、左側隣
接画素上側画素の画素値と、左側隣接画素の画素値との
差分の絶対値が、所定の閾値よりも小さいとき、パター
ン出力部106に0を出力する。
【0096】大小比較部103は、左側隣接画素選択部
92より入力された着目画素の左側に隣接する左側隣接
画素の画素値と、左側隣接画素下側画素導出部97より
入力された左側隣接画素下側画素の画素値との差分の絶
対値を求め、所定の閾値と比較し閾値よりも大きいと
き、パターン出力部106に1を出力し、逆に、左側隣
接画素上側画素の画素値と、左側隣接画素の画素値との
差分の絶対値が、所定の閾値よりも小さいとき、パター
ン出力部106に0を出力する。
【0097】大小比較部104は、右側隣接画素選択部
93より入力された着目画素の右側に隣接する右側隣接
画素の画素値と、右側隣接画素上側画素導出部98より
入力された右側隣接画素上側画素の画素値との差分の絶
対値を求め、所定の閾値と比較し閾値よりも大きいと
き、パターン出力部106に1を出力し、逆に、右側隣
接画素上側画素の画素値と、右側隣接画素の画素値との
差分の絶対値が、所定の閾値よりも小さいとき、パター
ン出力部106に0を出力する。
【0098】大小比較部105は、右側隣接画素選択部
93より入力された着目画素の右側に隣接する右側隣接
画素の画素値と、右側隣接画素下側画素導出部99より
入力された右側隣接画素下側画素の画素値との差分の絶
対値を求め、所定の閾値と比較し閾値よりも大きいと
き、パターン出力部106に1を出力し、逆に、右側隣
接画素下側画素の画素値と、右側隣接画素の画素値との
差分の絶対値が、所定の閾値よりも小さいとき、パター
ン出力部106に0を出力する。
【0099】尚、以上の大小比較部100乃至105に
おいて出力される値は、大小関係と入れ替えられていて
も構わない。
【0100】パターン出力部106は、大小比較部10
0乃至105より入力された2値化情報からパターンを
形成し、パターン検出部52に出力する。すなわち、そ
れぞれ大小比較部100乃至105が比較する各画素間
の差分の絶対値が閾値より大きい場合、1が、逆に、差
分が閾値よりも小さい場合、0がそれぞれ出力されるの
で、例えば、図12の場合、着目画素P1を中心とし
て、左側隣接画素上側画素P5と左側隣接画素P2、左
側隣接画素下側画素P8と左側隣接画素P2、着目画素
P1と着目画素上側画素P4、着目画素P1と着目画素
下側画素P7、右側隣接画素上側画素P6と右側隣接画
素P3、および、右側隣接画素下側画素P9と右側隣接
画素P3のそれぞれの比較結果から構成される6ビット
のパターン情報が出力されることになる。
【0101】このようにパターン検出部52により検出
されるクラスタップのパターンは、着目画素を中心とし
た水平方向に並ぶ3個の画素について、各々の上下方向
の画素値の大小関係を示すものとなる。本発明のパター
ン検出部52は、このように上下方向の画素値の大小関
係から構成されるパターンにより、コンポジット信号か
らコンポーネント信号に変換される際に生じる画質劣化
の発生のし易さに応じたパターンを構成することがで
き、このようなパターン毎の予測係数を構成すること
で、従来上下方向に色変化がある際に生じやすかった画
質劣化を抑制しつつ、クラス分類適応処理によりコンポ
ジット信号をコンポーネント信号に変換させることを可
能としている。
【0102】その原理は、以下のような画質劣化の性質
を利用したものである。すなわち、これまで、例えば、
放送信号の送信時にコンポーネント信号をコンポジット
信号に変換して送信し、これを受信して、再びコンポジ
ット信号からコンポーネント信号へ変換する場合におい
ては、垂直方向に色の変化が生じる箇所に画質劣化が生
じることが経験的に確認されている。これは、例えば、
図13Aで示すように、上側に赤色、下側に黄色と言っ
た垂直方向の色の変化がある場合、または、図13Bで
示すように、上側に茶色、下側に青色と言った垂直方向
の色の変化がある場合などが顕著な例である。
【0103】例えば、図14A(図13Aと同様)で示
すように、上側に赤色、下側に黄色と言った垂直方向の
色の変化があるコンポーネント信号を、コンポジット信
号に変換し、再びコンポーネント信号に変換すると図1
4(B)で示すように、その境界付近にドット妨害など
の画質劣化箇所が顕著に発生する。
【0104】この画質劣化箇所を検証した結果、垂直方
向に色の変化がある場合、特徴的な現象が生じることが
確認された。
【0105】すなわち、図15Aで示すように、例え
ば、画質劣化箇所が発生する元画像(教師画像)の輝度
信号Yの上側に赤色が、下側に黄色が表示されるとき、
その画素値は、上側の左から順に、赤色の画素値が、9
9,92,91,88,87,88、黄色の画素値が、
106,107,108,150,154,156とす
る。
【0106】このとき、元画像のQ信号とI信号は、図
15B,Cで示すようになる。すなわち、図15Bで示
すように、元画像のQ信号から各画素値は、図中上側左
から右に向かって、赤色の画素値が、177,177,
177,178,179,179、黄色の画素値が、1
71,171,171,169,169,169とな
り、境界上では、(赤色の画素値,黄色の画素値)=
(178,171),(179,171)、および(1
79,171)となり、その差分の絶対値は、それぞれ
7(=|178−171|),8(=|179−171
|),8(=|179−171|)となり、所定の値以
上の差が生じていない。尚、以下においては、各画素値
は、0乃至255により示されるものとし、画素値の差
分の絶対値が閾値(例えば、10)以上であるとき、画
素間で変化が生じているものとする。
【0107】一方、図15Cで示すように、元画像のI
信号から各画素値は、図中上側左から右に向かって、赤
色の画素値が、154,154,154,154,15
5,155、黄色の画素値が、133,134,13
4,112,112,112となり、境界上では、(赤
色の画素値,黄色の画素値)=(154,133),
(155,134)、および(155,134)とな
り、その差分の絶対値は、それぞれ11(=|154−
133|),11(=|155−134|),11(=
|155−134|)となり、画素間の差が生じてい
る。
【0108】また、図16Aで示すように、画質劣化箇
所が発生する元画像(教師画像)の輝度信号Yの上側に
茶色が、下側に青色が表示されるとき、その画素値は、
例えば、上側の左から右に向かって順に、茶色の画素値
が、91,97,105,89,89,92、青色の画
素値が、18,16,17,28,28,28とする。
【0109】このとき、元画像のQ信号とI信号は、図
16B,Cで示すようになる。すなわち、図16Bで示
すように、元画像のQ信号から各画素値は、図中上側左
から右に向かって、茶色の画素値が、165,167,
169,149,147,145、青色の画素値が、1
12,111,110,115,115,115とな
り、境界上では、(茶色の画素値,青色の画素値)=
(149,112),(147,111)、および(1
45,110)となり、その差分の絶対値は、それぞれ
37(=|149−112|),36(=|147−1
11|),35(=|145−111|)となり、画素
間に差が生じている。
【0110】一方、図16Cで示すように、元画像のI
信号から各画素値は、図中上側左から右に向かって、茶
色の画素値が、129,129,130,136,13
7,138、青色の画素値が、144,145,14
5,144,144,144となり、境界上では、(茶
色の画素値,青色の画素値)=(136,144),
(137,145)、および(138,145)とな
り、その差分の絶対値は、それぞれ8(=|144−1
36|),8(=|145−137|),7(=|14
5−138|)であり、画素間の差は生じない。
【0111】図15,図16で示すように、画質劣化の
生じる色変化が上下方向に存在する場合、I信号とQ信
号のいずれかの境界付近で画素値に画素間の変化が生じ
る(差分の絶対値が大きくなる)ことが確認される。
【0112】さらに、図17乃至図28は、その他の色
変化が上下方向に存在するときに画質劣化が生じる例を
示している。図17乃至図28で示すように、画質劣化
が生じる、上下方向に色の変化が存在する画像では、輝
度信号Yの境界上の変化とは無関係に、I信号の画素値
について上下方向の変化があり、Q信号の画素値につい
て上下方向の変化がないか、または、I信号の画素値に
ついて上下方向の変化がなく、Q信号の画素値について
上下方向の変化がある状態となることが確認されてい
る。
【0113】従って、上述のように、I信号の画素値に
ついて上下方向の変化があり、Q信号の画素値について
上下方向の変化がないか、または、I信号の画素値につ
いて上下方向の変化がなく、Q信号の画素値について上
下方向の変化がある状態となる映像信号は、その境界付
近で画質劣化が生じる可能性があると言える。
【0114】以上のような、上下方向に色変化の生じる
境界付近の画素の特性から各画素に画質劣化が生じる条
件は、パターン検出部52(または、73)により生成
されるパターンを用いると、図29乃至図32で示すも
のとなる。ここで、図29A,B乃至図32A,Bは、
原画像の着目画素のI信号およびQ信号について、それ
ぞれその上下の画素値との差分の絶対値の関係を示して
おり、図中Bは、原画像の着目画素を、Aは、原画像の
着目画素の上側の着目画素上側画素を、Cは、原画像の
着目画素の下側の着目画素下側画素をそれぞれ示し、図
中の大小は、それぞれの画素値の差分の絶対値の大小、
すなわち、変化の有無(差が生じたか否か)を示してい
る。
【0115】NTSC信号は、輝度信号YにI信号またはQ
信号が重畳(加算、または、減算)された信号であり、
それぞれの組み合わせからY+I、Y−I、Y+Q、お
よび、Y−Qの4個(4位相)の信号が存在する。この
ため、原画像の着目画素の信号についても、図29C,
図30Cで示すように、原画像の着目画素が、輝度信号
YにI信号が加算されたものである場合、図29D,図
30Dで示すように、原画像の着目画素が、輝度信号Y
からI信号が減算されたものである場合、図31C,図
32Cで示すように、原画像の着目画素が、輝度信号Y
にQ信号が加算されたものである場合、図31D,図3
2Dで示すように原画像の着目画素が輝度信号YからI
信号が減算されたものである場合の合計4つの場合が存
在する。
【0116】例えば、図29の場合、図29Aで示すよ
うに、原画像の着目画素のI信号について、原画像の着
目画素の上側の画素との差分の絶対値が大きく、下側の
画素との差分の絶対値が小さい。さらに、図29Bで示
すように、原画像の着目画素のQ信号について、その上
側画素、および、下側画素との差分の絶対値が小さい。
このとき、図29C,Dで示すような2つの状況が考え
られる。すなわち、図29Cの場合、原画像の着目画素
が輝度信号YにI信号が加算されたものなので、その左
側隣接画素は、輝度信号YからQ信号が減算されたもの
となり、右側隣接画素は、輝度信号YにQ信号が加算さ
れたものとなる。一方、図29Dの場合、原画像の着目
画素は輝度信号YからI信号が減算されたものなので、
その左側隣接画素は、輝度信号YにQ信号が加算された
ものとなり、右側隣接画素は、輝度信号YからQ信号が
減算されたものとなる。
【0117】このように、図29の場合、図29Aで示
すように、原画像の着目画素に含まれるI信号は、その
上側画素との画素間で差が生じ、図29Bで示すよう
に、その左右の隣接画素に含まれるQ信号は、その上下
の画素との画素間で差が生じないので、コンポーネント
信号をコンポジット信号に変換し、従来の方法で、コン
ポジット信号からコンポーネント信号に変換すると、そ
の着目画素上側画素か、または、その周辺の画素にドッ
ト妨害等の画質劣化が発生し易いことになる。
【0118】また、例えば、図30の場合、図30Aで
示すように、原画像の着目画素のI信号について、着目
画素の上側の画素との差分の絶対値が小さく、下側の画
素との差分の絶対値が大きい。さらに、図30Bで示す
ように、原画像の着目画素のQ信号について、その上側
画素、および、下側画素との差分の絶対値が小さい。こ
のとき、図30C,Dで示すような2つの状況が考えら
れる。すなわち、図30Cの場合、原画像の着目画素が
輝度信号YにI信号が加算されたものなので、その左側
隣接画素は、輝度信号YからQ信号が減算されたものと
なり、右側隣接画素は、輝度信号YにQ信号が加算され
たものとなる。一方、図30Dの場合、原画像の着目画
素は輝度信号YからI信号が減算されたものなので、そ
の左側隣接画素は、輝度信号YにQ信号が加算されたも
のとなり、右側隣接画素は、輝度信号YからQ信号が減
算されたものとなる。
【0119】このように、図30の場合、図30Aで示
すように、原画像の着目画素のI信号は、その下側画素
との画素間で差が生じることになり、図30Bで示すよ
うにQ信号はその上下方向に差が生じないため、コンポ
ーネント信号からコンポジット信号に変換した後、従来
の方法で、コンポジット信号からコンポーネント信号に
変換すると、その着目画素下側画素か、または、その周
辺の画素にドット妨害等の画質劣化が発生し易いことに
なる。
【0120】さらに、例えば、図31の場合、図31A
で示すように、原画像の着目画素のI信号について、そ
の上側画素、および、下側画素との差分の絶対値が小さ
い。さらに、図31Bで示すように、原画像の着目画素
のQ信号について、原画像の着目画素の上側の画素との
差分の絶対値が大きく、下側の画素との差分の絶対値が
小さい。このとき、図31C,Dで示すような2つの状
況が考えられる。すなわち、図31Cの場合、原画像の
着目画素が輝度信号YにQ信号が加算されたものなの
で、その左側隣接画素は、輝度信号YにI信号が加算さ
れたものとなり、右側隣接画素は、輝度信号YからI信
号が減算されたものとなる。一方、図31Dの場合、原
画像の着目画素は輝度信号YからQ信号が減算されたも
のなので、その左側隣接画素は、輝度信号YからI信号
が減算されたものとなり、右側隣接画素は、輝度信号Y
にI信号が加算されたものとなる。
【0121】このように、図31の場合、原画像の着目
画素のQ信号は、その上側画素との画素間で差が生じ、
その下側画素との画素間で差が生じず、I信号は、上下
方向に差が生じないことになり、コンポーネント信号か
らコンポジット信号に変換した後、従来の方法で、コン
ポジット信号からコンポーネント信号に変換すると、そ
の着目画素上側画素か、または、その周辺の画素にドッ
ト妨害等の画質劣化が発生し易いことになる。
【0122】また、例えば、図32の場合、図32Aで
示すように、原画像の着目画素のI信号について、その
上側画素、および、下側画素との差分の絶対値が小さ
い。さらに、図32Bで示すように、原画像の着目画素
のQ信号について、原画像の着目画素の上側の画素との
差分の絶対値が小さく、下側の画素との差分の絶対値が
大きい。このとき、図32C,Dで示すような2つの状
況が考えられる。すなわち、図32Cの場合、原画像の
着目画素が輝度信号YにQ信号が加算されたものなの
で、その左側隣接画素は、輝度信号YにI信号が加算さ
れたものとなり、右側隣接画素は、輝度信号YからI信
号が減算されたものとなる。一方、図32Dの場合、原
画像の着目画素は輝度信号YからQ信号が減算されたも
のなので、その左側隣接画素は、輝度信号YからI信号
が減算されたものとなり、右側隣接画素は、輝度信号Y
にI信号が加算されたものとなる。
【0123】このように、図32の場合、原画像の着目
画素のQ信号は、その下側画素との画素間で差が生じる
ことになり、I信号は上下方向に差が生じないため、コ
ンポーネント信号をコンポジット信号に変換した後、従
来の方法でコンポジット信号からコンポーネント信号に
変換すると、その着目画素下側画素か、または、その周
辺の画素にドット妨害等の画質劣化が発生し易いことに
なる。
【0124】上述のI信号の上下方向の変化があり、Q
信号の上下方向の変化がない、または、I信号の上下方
向の変化がなく、Q信号の上下方向の変化があるといっ
た画質劣化箇所となる画素の検出には、着目画素と、そ
の左右に隣接する画素のそれぞれの上下の画素間の6個
の差分の情報が必要となり、この6個の情報から図29
乃至図32で示したような条件であるか否かを識別でき
ればよい。
【0125】図11で示したパターン検出部52が生成
する6ビットのパターンは、この6個の差分の情報に対
応している。すなわち、着目画素と、その左右に隣接す
る画素のそれぞれの上下の画素間の6個の差分の各絶対
値が所定値よりも大きいとき1となり、所定値よりも小
さいとき0となっており、これらのパターンが検出され
ることにより、画質劣化箇所となる画素に対応したクラ
スコードを設定することが可能となり、さらに、対応し
た予測係数を用いることにより、画質劣化を抑制した予
測演算処理を実行させることができる。
【0126】次に、図33のフローチャートを参照し
て、図11で示すパターン検出部52の処理について説
明する。
【0127】ステップS41において、着目画素選択部
91は、領域抽出部51より抽出されたクラスタップの
画素のうちから演算しようとする着目画素を選択し、着
目画素上側画素導出部94、着目画素下側画素導出部9
5、および、大小比較部100,101に出力する。
【0128】ステップS42において、左側隣接画素選
択部92は、領域抽出部51より抽出されたクラスタッ
プの画素から演算しようとする着目画素の左側に隣接す
る左側隣接画素を選択し、左側隣接画素上側画素導出部
96、左側隣接画素下側画素導出部97、および、大小
比較部102,103に出力する。
【0129】ステップS43において、右側隣接画素選
択部93は、領域抽出部51より抽出されたクラスタッ
プの画素から演算しようとする着目画素の右側に隣接す
る右側隣接画素を選択し、右側隣接画素上側画素導出部
98、右側隣接画素下側画素導出部99、および、大小
比較部104,105に出力する。
【0130】ステップS44において、着目画素上側画
素導出部94は、着目画素の上側の同位相の画素の画素
値を仮想的に導出し大小比較部100に出力する。
【0131】ここで、着目画素上側画素導出部94の着
目画素の上側の同位相の画素を仮想的に導出方法につい
て説明する。尚、図34で示すように、実線の丸印で囲
まれた着目画素P21は、第1フィールド内(図中、1
field)に存在するものとする。また、図中白丸は、輝
度信号YにQ信号が加算された信号(Y+Q)を、黒四
角は、輝度信号YからI信号が減算された信号(Y−
I)を、図中黒丸は、輝度信号YからQ信号が減算され
た信号(Y−Q)を、図中白四角は、輝度信号YにI信
号が加算された信号(Y+I)を、それぞれ示してい
る。また、第1フィールドに属する信号は、実線で囲ま
れた記号であり、点線で囲まれた信号は、第2フィール
ドの信号を示す。(Y+I)、(Y−I)、(Y+
Q)、(Y−Q)の4位相の信号は、図34で示すよう
に存在する。
【0132】着目画素上側画素導出部94は、着目画素
P21の上側の最も近い水平方向のライン上に存在する
同位相の画素P22,P23を読み出して、それらの平
均値((P22+P23)/2)を着目画素P21の上
側画素(例えば、図34中、画素P26:実際には存在
しない画素)として仮想的に導出して、大小比較部10
0に出力する。
【0133】ステップS45において、着目画素下側画
素導出部95は、着目画素の下側の同位相の画素を導出
し、大小比較部101に出力する。すなわち、着目画素
下側画素導出部95は、着目画素上側画素導出部94と
同様に、着目画素P21の下側の最も近いライン上に存
在する同位相の画素P24,P25を読み出して、それ
らの平均値((P24+P25)/2)を着目画素P2
1の下側画素(例えば、図34中、画素P27:実際に
は存在しない画素)として仮想的に導出して、大小比較
部101に出力する。
【0134】ステップS46において、左側隣接画素上
側画素導出部96は、左側隣接画素の上側の同位相の画
素を導出し大小比較部102に出力する。左側隣接画素
上側画素導出部96は、着目画素上側画素導出部94と
同様にして、図34で示すように、着目画素P21の左
側に隣接する左側隣接画素P31の真上のライン上に存
在する同位相の画素P32,P33の平均値((P32
+P33)/2)を左側隣接画素上側画素として導出
し、大小比較部102に出力する。
【0135】ステップS47において、左側隣接画素下
側画素導出部97は、左側隣接画素の下側の同位相の画
素を導出し大小比較部103に出力する。左側隣接画素
下側画素導出部97は、着目画素下側画素導出部95と
同様にして、図34で示すように、着目画素P21の左
側に隣接する左側隣接画素P31の真下のライン上に存
在する同位相の画素P34,P35の平均値((P34
+P35)/2)を左側隣接画素下側画素として導出
し、大小比較部103に出力する。
【0136】ステップS48において、右側隣接画素上
側画素導出部98は、右側隣接画素の上側の同位相の画
素を導出し大小比較部104に出力する。右側隣接画素
上側画素導出部98は、着目画素上側画素導出部94と
同様にして、図34で示すように、着目画素P21の右
側に隣接する右側隣接画素P41の真上のライン上に存
在する同位相の画素P42,P43の平均値((P42
+P43)/2)を左側隣接画素上側画素として導出
し、大小比較部104に出力する。
【0137】ステップS49において、右側隣接画素下
側画素導出部99は、右側隣接画素の下側の同位相の画
素を導出し大小比較部105に出力する。右側隣接画素
下側画素導出部99は、着目画素下側画素導出部95と
同様にして、図34で示すように、着目画素P21の右
側に隣接する左側隣接画素P41の真下のライン上に存
在する同位相の画素P44,P45の平均値((P44
+P45)/2)を右側隣接画素下側画素として導出
し、大小比較部106に出力する。
【0138】ステップS50において、各大小比較部1
00乃至105は、入力された2値を比較し、比較結果
に対応した値をパターン出力部106に出力する。すな
わち、大小比較部100は、着目画素と着目画素上側画
素との、大小比較部101は、着目画素と着目画素下側
画素との、大小比較部102は、左側隣接画素と左側隣
接画素上側画素との、大小比較部103は、左側隣接画
素と左側隣接画素下側画素との、大小比較部104は、
右側隣接画素と右側隣接画素上側画素との、大小比較部
105は、右側隣接画素と右側隣接画素下側画素との、
それぞれの差分の絶対値を演算し、閾値と比較して、差
分の絶対値が閾値より大きいとき、比較結果を1、逆に
小さいとき、0をパターン出力部106に出力する。
【0139】ステップS51において、パターン出力部
106は、大小比較部100乃至105からの比較結果
に基づいて、パターンを形成し、クラスコード決定部5
3に出力する。例えば、図35で示すように、着目画素
P51とした場合、その上側画素P52との差分の絶対
値が閾値よりも大きく、それ以外の差分の絶対値(すな
わち、左側隣接画素P54とその上側下側の画素P5
5,P56との差分、右側隣接画素P57とその上側下
側の画素P58,P59との差分、および、着目画素と
その下側画素P53との差分の絶対値)がいずれも閾値
よりも小さかった場合、大小比較値100乃至105は
比較結果として、差分の絶対値が所定の閾値以上である
とき1を出力し、それ以外のとき0を出力するものとす
ると、パターン出力部106は、図36で示すような6
ビットのパターン(例えば、上段左から右に向かって0
10000のパターン)として、クラスコード決定部5
3に出力する。
【0140】ステップS52において、全ての画素につ
いてパターン検出されたか否かが判定され、全ての画素
についてパターンが検出されていないと判定された場
合、その処理は、ステップS41に戻り、全ての画素に
ついてパターンが検出されたと判定されるまで繰り返
し、全ての画素についてパターンが検出されたと判定さ
れた場合、その処理は、終了する。
【0141】上述の処理により求められる6ビットのパ
ターンのうち、着目画素に画質劣化が生じる可能性があ
ることを示すパターンは、010000、または、00
0010の2パターンである。すなわち、010000
は、着目画素にI信号が含まれるときは、I信号の上方
向に変化があり、下方向に変化がなく、左右に隣接する
画素に含まれるQ信号の上下方向に変化がない状態を示
し、着目画素にQ信号が含まれるときは、Q信号の上方
向に変化があり、下方向に変化がなく、左右に隣接する
画素に含まれるI信号の上下方向に変化がないことを示
すパターンである。また、同様にして、000010
は、着目画素にI信号が含まれるときは、I信号の下方
向に変化があり、上方向に変化がなく、左右に隣接する
画素に含まれるQ信号の上下方向に変化がない状態を示
し、着目画素にQ信号が含まれるときは、Q信号の下方
向に変化があり、上方向に変化がなく、左右に隣接する
画素に含まれるI信号の上下方向に変化がないことを示
すパターンである。
【0142】尚、ステップS41乃至S43の処理は、
実質的には、同じタイミングで処理される。また、ステ
ップS44乃至S49の処理についても、同様に、実質
的には同じタイミングで処理される。
【0143】以上の処理により検出される6ビットのパ
ターンは、図29乃至図32で示した画質劣化が生じる
恐れのある画素を識別するパターンを含むので、これら
のパターンに基づいてクラスコードを設定し、さらに、
対応する予測係数により予測演算処理を実行すること
で、従来、生じていた画質劣化を抑制することが可能と
なる。
【0144】以上においては、着目画素上側画素導出部
94、および、着目画素下側画素導出部95が、着目画
素のラインの真上のライン上に存在する最も近い位置に
存在する着目画素と同位相の2個の画素の平均から着目
画素の上側画素、および、下側画素を導出する場合につ
いて説明してきたが、例えば、図37で示すように、着
目画素P71を含めた、同一フィールドの同一位相の画
素である画素P72,P73,P74の4画素を着目画
素上側画素導出するための予測タップとして使用し、同
様にして、同一フィールドの同一位相の画素である画素
P75,P76,P77の4画素を着目画素下側画素導
出するための予測タップとして使用し、クラス分類適応
処理により求めるようにしても良い。このとき使用され
るクラス分類適応処理回路の構成は、図4と同様である
が、その演算に使用される予測係数は、図8の学習装置
により上述したパターンに対応して生成されるものとな
る。
【0145】尚、この場合、左側隣接画素上側画素導出
部96、左側隣接画素下側画素導出部97、右側隣接画
素上側画素導出部98、および、右側隣接画素下側画素
導出部99においても、同様の手法により左側隣接画素
上側画素、左側隣接画素下側画素、右側隣接画素上側画
素、および、右側隣接画素下側画素をそれぞれ求めるよ
うにしても良い。
【0146】また、以上の例においては、NTSC方式のコ
ンポジット信号より、そこに含まれるI信号、および、
Q信号について、着目画素、着目画素左側隣接画素、お
よび、着目画素右側隣接画素のそれぞれの上下方向の画
素の画素値の差分の絶対値が閾値以上であるか否かに基
づいて、変化の有無を求めてパターンを構成し、そのパ
ターンから図17乃至図28を参照して説明した上下方
向に色が変化した境界付近の画質劣化が生じる可能性の
ある画素を特定する例について説明してきたが、コンポ
ジット信号をI信号およびQ信号に分離して、着目画
素、着目画素左側隣接画素、および、着目画素右側隣接
画素の上下方向の画素の画素値の差分の絶対値に加え
て、それぞれの左右方向の画素間の画素値の差分の絶対
値を比較することにより、色の境界線が水平方向に存在
するか否かを含めた、正確な画質劣化個所の特定が行え
るようにしても良い。
【0147】図38は、コンポジット信号をI信号、お
よび、Q信号に分離して、着目画素、着目画素左側隣接
画素、および、着目画素右側隣接画素の上下方向の画素
の画素値の差分に加えて、それぞれの左右方向の画素間
の画素値の差分の絶対値を比較するパターン検出部52
の他の構成例を示すブロック図である。
【0148】IQ信号変換抽出部121は、入力された
信号をI信号とQ信号に変換して抽出し、着目画素選択
部122、左側隣接画素選択部123、右側隣接画素選
択部124、着目画素上側画素導出部125、着目画素
下側画素導出部126、着目画素左側画素導出部12
7、着目画素右側画素導出部128、左側隣接画素上側
画素導出部129、左側隣接画素下側画素導出部13
0、左側隣接画素左側画素導出部131、左側隣接画素
右側画素導出部132、右側隣接画素上側画素導出部1
33、右側隣接画素下側画素導出部134、右側隣接画
素左側画素導出部135、および、右側隣接画素右側画
素導出部136に出力する。より詳細には、例えば、図
39で示すように着目画素P91が輝度信号YとI信号
の加算信号(Y+I)であるものとする。このとき、左
側隣接画素は輝度信号YからQ信号を減算した信号(Y
−Q)であり、右側隣接画素は輝度信号YにQ信号を加
算した信号(Y+Q)であるが、左側隣接画素の、さら
に、左側に隣接する画素P92は、輝度信号YからI信
号を減算した信号(Y−I)であり、右側隣接画素のさ
らに、右側に隣接する画素P93は、輝度信号YにI信
号を加算した信号(Y+I)である。この着目画素P9
1、画素P92,P93を用いて以下に示す式(9)に
よる処理により、BPF(Band Pass Filter)処理を施
し、図40で示すように、着目画素P101の信号とし
てI信号を抽出し、出力する。 |2×P91−P92−P93|/4・・・(9)
【0149】同様の処理を全ての画素に実行することに
より、全ての信号は、図40で示すようにI信号とQ信
号に分離される。
【0150】尚、以上の例においては、着目画素が信号
(Y−I),(Y+Q),(Y−Q)の場合も同様であ
る。
【0151】着目画素選択部122は、IQ信号変換抽
出部121より入力されたI,Qの信号より着目画素の
I信号、または、Q信号を選択し、大小比較部137乃
至140に出力する。
【0152】左側隣接画素選択部123は、IQ信号変
換抽出部121より入力されたI,Qの信号より着目画
素の左側隣接画素のI信号、または、Q信号を選択し、
大小比較部141乃至144に出力する。
【0153】右側隣接画素選択部124は、IQ信号変
換抽出部121より入力されたI,Qの信号より着目画
素の右側隣接画素のI信号、または、Q信号を選択し、
大小比較部141乃至144に出力する。
【0154】着目画素上側画素導出部125は、IQ信
号変換抽出部121より入力されたI,Qの信号より着
目画素の上側隣接画素のI信号、または、Q信号を選択
し、大小比較部137に出力する。例えば、図41で示
すように、着目画素がI信号の画素P111である場
合、上側の画素として画素P112が導出され、大小比
較部137に出力される。
【0155】着目画素下側画素導出部126は、IQ信
号変換抽出部121より入力されたI,Qの信号より着
目画素の下側隣接画素のI信号、または、Q信号を選択
し、大小比較部138に出力する。例えば、図41で示
すように、着目画素がI信号の画素P111である場
合、下側の画素として画素P113が導出され、大小比
較部138に出力される。
【0156】着目画素左側画素導出部127は、IQ信
号変換抽出部121より入力されたI,Qの信号より着
目画素と同位相の左側隣接画素のI信号、または、Q信
号を選択し、大小比較部139に出力する。例えば、図
41で示すように、着目画素がI信号の画素P111で
ある場合、左側の画素として画素P114が導出され、
大小比較部139に出力される。
【0157】着目画素右側画素導出部128は、IQ信
号変換抽出部121より入力されたI,Qの信号より着
目画素と同位相の右側隣接画素のI信号、または、Q信
号を選択し、大小比較部140に出力する。例えば、図
41で示すように、着目画素がI信号の画素P111で
ある場合、左側の画素として画素P115が導出され、
大小比較部140に出力される。
【0158】左側隣接画素上側画素導出部129は、着
目画素上側画素導出部125と同様にして、IQ信号変
換抽出部121より入力されたI,Qの信号より左側隣
接画素の上側隣接画素のI信号、または、Q信号を選択
し、大小比較部141に出力する。
【0159】左側隣接画素下側画素導出部130は、着
目画素下側画素導出部126と同様にして、IQ信号変
換抽出部121より入力されたI,Qの信号より左側隣
接画素の下側隣接画素のI信号、または、Q信号を選択
し、大小比較部142に出力する。
【0160】左側隣接画素左側画素導出部131は、着
目画素左側画素導出部127と同様にして、IQ信号変
換抽出部121より入力されたI,Qの信号より左側隣
接画素と同位相の、さらに左側隣接画素のI信号、また
は、Q信号を選択し、大小比較部143に出力する。
【0161】左側隣接画素右側画素導出部132は、着
目画素右側画素導出部128と同様にして、IQ信号変
換抽出部121より入力されたI,Qの信号より左側隣
接画素と同位相の、さらに右側隣接画素のI信号、また
は、Q信号を選択し、大小比較部144に出力する。
【0162】右側隣接画素上側画素導出部133は、着
目画素上側画素導出部125と同様にして、IQ信号変
換抽出部121より入力されたI,Qの信号より右側隣
接画素の上側隣接画素のI信号、または、Q信号を選択
し、大小比較部145に出力する。
【0163】右側隣接画素下側画素導出部134は、着
目画素下側画素導出部126と同様にして、IQ信号変
換抽出部121より入力されたI,Qの信号より右側隣
接画素の下側隣接画素のI信号、または、Q信号を選択
し、大小比較部146に出力する。
【0164】右側隣接画素左側画素導出部135は、着
目画素左側画素導出部127と同様にして、IQ信号変
換抽出部121より入力されたI,Qの信号より右側隣
接画素と同位相の、さらに左側隣接画素のI信号、また
は、Q信号を選択し、大小比較部143に出力する。
【0165】右側隣接画素右側画素導出部136は、着
目画素右側画素導出部128と同様にして、IQ信号変
換抽出部121より入力されたI,Qの信号より右側隣
接画素と同位相の、さらに右側隣接画素のI信号、また
は、Q信号を選択し、大小比較部144に出力する。
【0166】大小比較部137は、着目画素選択部12
2より入力された着目画素の画素値と、着目画素上側画
素導出部125より入力された着目画素上側画素の画素
値を比較し、比較結果を2値化情報としてパターン出力
部149に出力する。より詳細には、大小比較部137
は、図41で示すように、着目画素上側画素P112の
画素値と、着目画素P111の画素値との差分の絶対値
を求め、所定の閾値と比較し閾値よりも大きいとき、パ
ターン出力部149に1を出力し、逆に、着目画素上側
画素の画素値と、着目画素の画素値との差分の絶対値
が、所定の閾値よりも小さいとき、パターン出力部14
9に0を出力する。この所定の閾値は、大小比較部10
0乃至105と同様に、経験的に5前後が適当であるこ
とがわかっているが、それ以外の値であっても良く、大
小比較部138乃至148でも同様である。
【0167】大小比較部138は、着目画素選択部12
2より入力された着目画素の画素値と、着目画素下側画
素導出部126より入力された着目画素上側画素の画素
値を比較し、比較結果を2値化情報としてパターン出力
部149に出力する。より詳細には、大小比較部138
は、図41で示すように、着目画素下側画素P113の
画素値と、着目画素P111の画素値との差分の絶対値
を求め、所定の閾値と比較し閾値よりも大きいとき、パ
ターン出力部149に1を出力し、逆に、着目画素下側
画素の画素値と、着目画素の画素値との差分の絶対値
が、所定の閾値よりも小さいとき、パターン出力部14
9に0を出力する。
【0168】大小比較部139は、着目画素選択部12
2より入力された着目画素の画素値と、着目画素左側画
素導出部127より入力された着目画素左側画素の画素
値を比較し、比較結果を2値化情報としてパターン出力
部149に出力する。より詳細には、大小比較部139
は、図41で示すように、着目画素と同位相の着目画素
左側画素P114の画素値と、着目画素P111の画素
値との差分の絶対値を求め、所定の閾値と比較し閾値よ
りも大きいとき、パターン出力部149に1を出力し、
逆に、着目画素左側画素の画素値と、着目画素の画素値
との差分の絶対値が、所定の閾値よりも小さいとき、パ
ターン出力部149に0を出力する。
【0169】大小比較部140は、着目画素選択部12
2より入力された着目画素の画素値と、着目画素右側画
素導出部128より入力された着目画素右側画素の画素
値を比較し、比較結果を2値化情報としてパターン出力
部149に出力する。より詳細には、大小比較部140
は、図41で示すように、着目画素と同位相の着目画素
右側画素P115の画素値と、着目画素P111の画素
値との差分の絶対値を求め、所定の閾値と比較し閾値よ
りも大きいとき、パターン出力部149に1を出力し、
逆に、着目画素右側画素の画素値と、着目画素の画素値
との差分の絶対値が、所定の閾値よりも小さいとき、パ
ターン出力部149に0を出力する。
【0170】大小比較部141は、大小比較部137と
同様の手法で、左側隣接画素選択部123より入力され
た着目画素の左側隣接画素の画素値と、左側隣接画素上
側画素導出部129より入力された左側隣接画素上側画
素の画素値を比較し、比較結果を2値化情報としてパタ
ーン出力部149に出力する。
【0171】大小比較部142は、大小比較部138と
同様の手法で、左側隣接画素選択部123より入力され
た着目画素の左側隣接画素の画素値と、左側隣接画素下
側画素導出部130より入力された左側隣接画素下側画
素の画素値を比較し、比較結果を2値化情報としてパタ
ーン出力部149に出力する。
【0172】大小比較部143は、大小比較部139と
同様の手法で、左側隣接画素選択部123より入力され
た着目画素の左側隣接画素の画素値と、左側隣接画素左
側画素導出部131より入力された左側隣接画素左側画
素の画素値を比較し、比較結果を2値化情報としてパタ
ーン出力部149に出力する。
【0173】大小比較部144は、大小比較部140と
同様の手法で、左側隣接画素選択部123より入力され
た着目画素の左側隣接画素の画素値と、左側隣接画素右
側画素導出部132より入力された左側隣接画素右側画
素の画素値を比較し、比較結果を2値化情報としてパタ
ーン出力部149に出力する。
【0174】大小比較部145は、大小比較部137と
同様の手法で、右側隣接画素選択部124より入力され
た着目画素の右側隣接画素の画素値と、右側隣接画素上
側画素導出部133より入力された右側隣接画素上側画
素の画素値を比較し、比較結果を2値化情報としてパタ
ーン出力部149に出力する。
【0175】大小比較部146は、大小比較部138と
同様の手法で、右側隣接画素選択部124より入力され
た着目画素の右側隣接画素の画素値と、右側隣接画素下
側画素導出部134より入力された右側隣接画素下側画
素の画素値を比較し、比較結果を2値化情報としてパタ
ーン出力部149に出力する。
【0176】大小比較部147は、大小比較部139と
同様の手法で、右側隣接画素選択部124より入力され
た着目画素の右側隣接画素の画素値と、右側隣接画素左
側画素導出部135より入力された右側隣接画素左側画
素の画素値を比較し、比較結果を2値化情報としてパタ
ーン出力部149に出力する。
【0177】大小比較部148は、大小比較部140と
同様の手法で、右側隣接画素選択部124より入力され
た着目画素の右側隣接画素の画素値と、右側隣接画素右
側画素導出部136より入力された右側隣接画素右側画
素の画素値を比較し、比較結果を2値化情報としてパタ
ーン出力部149に出力する。
【0178】尚、大小比較部137乃至148により出
力される値は、上述の大小関係と入れ替えられていても
構わない。
【0179】パターン出力部149は、大小比較部13
7乃至148より入力される2値化信号からパターンを
生成し、クラスコード決定部52に出力する。すなわ
ち、パターン出力部149には、着目画素、着目画素の
左側に隣接する画素、および、着目画素の右側に隣接す
る画素と、そのそれぞれの上下左右側の最も近い位置に
存在する同位相の画素同士の差分の絶対値の閾値との比
較結果として、合計12ビットの情報が入力され、この
情報からパターンを形成して、クラスコード決定部53
に出力する。
【0180】このとき、着目画素に画質劣化が生じる可
能性があるパターンは、図42,図43で示すようなも
のとなる。すなわち、図42Aで示すように、着目画素
P111とその上側画素P112との差分の絶対値が閾
値よりも大きく、着目画素P111とその下側画素P1
13、左側画素P114、および、右側画素P115と
の差分の絶対値が閾値よりも小さく、図42Bで示すよ
うに、着目画素P111の左側隣接画素P121と、そ
の上側画素P122、下側画素P123、左側画素P1
24、および、右側画素P125とのそれぞれの差分の
絶対値が閾値よりも小さく、図42Cで示すように、着
目画素P111の右側隣接画素P131と、その上側画
素P132、下側画素P133、左側画素P134、お
よび、右側画素P135とのそれぞれの差分の絶対値が
閾値よりも小さいとき、着目画素P111に画質劣化が
生じる可能性がある。
【0181】また、図43Aで示すように、着目画素P
111とその下側画素P113との差分の絶対値が閾値
よりも大きく、着目画素P111とその上側画素P11
2、左側画素P114、および、右側画素P115との
差分の絶対値が閾値よりも小さく、図43Bで示すよう
に、着目画素P111の左側隣接画素P121と、その
上側画素P122、下側画素P123、左側画素P12
4、および、右側画素P125との差分の絶対値が閾値
よりも小さく、図43Cで示すように、着目画素P11
1の右側隣接画素P131と、その上側画素P132、
下側画素P133、左側画素P134、および、右側画
素P135との差分の絶対値が閾値よりも小さいとき、
着目画素に画質劣化が生じる可能性がある。
【0182】図42,図43で示すように、各着目画素
とその左右の隣接画素について、それぞれ左右方向に同
位相の画素間の差分の絶対値の閾値との比較結果の情報
を含めているのは、それぞれの画素のI信号、または、
Q信号の左右方向に変化が生じた場合、図17乃至図2
8を参照して説明したように、必ずしも上下方向にのみ
色の変化が生じた部分の境界であるとは言えないことに
なるため、これを識別できるようにそれぞれの画素のI
信号、または、Q信号の左右方向の変化の有無が識別で
きる情報を加えているためである。
【0183】次に、図44のフローチャートを参照し
て、図40で示したパターン検出部52のパターン検出
処理について説明する。
【0184】ステップS61において、IQ信号変換抽
出部121は、コンポジット信号をIQ信号に変換し、
着目画素選択部122、左側隣接画素選択部123、右
側隣接画素選択部124、着目画素上側画素導出部12
5、着目画素下側画素導出部126、着目画素左側画素
導出部127、着目画素右側画素導出部128、左側隣
接画素上側画素導出部129、左側隣接画素下側画素導
出部130、左側隣接画素左側画素導出部131、左側
隣接画素右側画素導出部132、右側隣接画素上側画素
導出部133、右側隣接画素下側画素導出部134、右
側隣接画素左側画素導出部135、および、右側隣接画
素右側画素導出部136に出力する。
【0185】ステップS62において、着目画素選択部
122は、入力されたIQ信号より着目画素の信号を選
択して大小比較部137乃至140に出力する。ステッ
プS63において、左側隣接画素選択部123は、入力
されたIQ信号より着目画素の左側隣接画素の信号を選
択して大小比較部141乃至144に出力する。ステッ
プS64において、右側隣接画素選択部124は、入力
されたIQ信号より着目画素の右側隣接画素の信号を選
択して大小比較部145乃至148に出力する。
【0186】ステップS65において、着目画素上側画
素導出部125は、入力されたIQ信号より着目画素の
上側の画素を導出して大小比較部137に、着目画素下
側画素導出部126は、入力されたIQ信号より着目画
素の下側の画素を導出して大小比較部138に、着目画
素左側画素導出部127は、入力されたIQ信号より着
目画素と同位相の左側の画素を導出して大小比較部13
9に、着目画素右側画素導出部128は、入力されたI
Q信号より着目画素と同位相の右側の画素を導出して大
小比較部140に、それぞれ出力する。
【0187】ステップS66において、左側隣接画素上
側画素導出部129は、入力されたIQ信号より左側隣
接画素の上側の画素を導出して大小比較部141に、左
側隣接画素下側画素導出部130は、入力されたIQ信
号より左側隣接画素の下側の画素を導出して大小比較部
142に、左側隣接画素左側画素導出部131は、入力
されたIQ信号より左側隣接画素と同位相の左側の画素
を導出して大小比較部143に、左側隣接画素右側画素
導出部132は、入力されたIQ信号より着目画素と同
位相の右側の画素を導出して大小比較部144に、それ
ぞれ出力する。
【0188】ステップS67において、右側隣接画素上
側画素導出部133は、入力されたIQ信号より右側隣
接画素の上側の画素を導出して大小比較部145に、右
側隣接画素下側画素導出部134は、入力されたIQ信
号より右側隣接画素の下側の画素を導出して大小比較部
146に、右側隣接画素左側画素導出部135は、入力
されたIQ信号より左側隣接画素と同位相の左側の画素
を導出して大小比較部147に、右側隣接画素右側画素
導出部136は、入力されたIQ信号より着目画素と同
位相の右側の画素を導出して大小比較部148に、それ
ぞれ出力する。
【0189】ステップS68において、大小比較部13
7乃至148は、入力された2値の差分の絶対値を所定
の閾値と比較し、比較結果に対応した値をパターン出力
部149に出力する。すなわち、大小比較部137乃至
148は、入力された2つの値の差分の絶対値を求め、
その値が閾値よりも大きいとき1を、閾値よりも小さい
ときに0をパターン出力部149に出力する。
【0190】ステップS69において、パターン出力部
149は、各大小比較部137乃至148より入力され
た12ビットの比較結果からパターンを形成し、クラス
コード決定部53に出力する。
【0191】ステップS70において、全ての画素につ
いてパターン検出されたか否かが判定され、全ての画素
についてパターンが検出されていないと判定された場
合、その処理は、ステップS62に戻り、全ての画素に
ついてパターンが検出されたと判定されるまでステップ
S62乃至S70の処理が繰り返され、全ての画素につ
いてパターンが検出されたと判定された場合、その処理
は、終了する。
【0192】尚、以上の説明における、ステップS62
乃至S64の処理は、実質的には、同時に処理される。
また、ステップS65乃至S67の処理についても、実
質的に同時処理される。
【0193】以上の処理において、着目画素が、従来の
処理において、画質劣化が生じる可能性を含むときの1
2パターンは、図42,図43で示した場合のものであ
るので、例えば、12ビットのパターンが大小比較部1
37乃至148の順序で構成されるとき、010000
000000、または、100000000000のい
ずれかとなる。
【0194】以上の処理により、画質劣化が生じる可能
性のある画素を、その垂直方向に隣接する画素との関係
からだけでなく、水平方向に隣接する同位相の画素をも
用いたパターンを生成することができ、垂直方向の画素
値の変化を、より正確に捉えることができるので、最適
な予測係数を用いた予測演算が可能となり、コンポジッ
ト信号からコンポーネント信号への変換時に生じる画質
劣化を抑制することが可能となる。
【0195】また、以上の例においては、パターン出力
部149が、着目画素、着目画素の左側に隣接する画
素、および、着目画素の右側に隣接する画素と、そのそ
れぞれの上下左右側の最も近い位置に存在する同位相の
画素同士の差分の絶対値の閾値との比較結果として、1
2ビットの情報を生成して、パターンを形成していた
が、図45で示すように、比較結果のうち、着目画素右
側に隣接する画素と、その左側の最も近い位置に存在す
る同位相の画素同士の差分の絶対値は、着目画素の左側
に隣接する画素と、その右側の最も近い位置に存在する
同位相の画素同士の差分の絶対値と同じ結果(同じ値同
士の比較結果)となるため、いずれか一方のみを使用す
ればよく、合計11ビットの情報からパターンを形成し
て、クラスコード決定部53に出力するようにしても良
い。すなわち、左側隣接画素右側画素導出部132と右
側隣接画素左側画素導出部135は、そのいずれか一方
が存在すればよく、これに対応して、大小比較部14
4,147もそのいずれか一方が存在すれば良いことに
なる。
【0196】以上の説明では、IQ信号の抽出処理にBP
Fを用いる例を用いて説明してきたが、例えば、図46
で示すように、着目画素P141が、IQ信号が重畳
(図中では、I信号が加算)された信号である場合、そ
の上下左右側の最も近い位置に存在するIQ信号が重畳
された、逆位相の信号を予測タップとして読み出し、ク
ラス分類適応処理により着目画素P141の画素値C
(P141)を求め、実際の着目画素P141の画素値
R(P141)とから以下の式(10)を用いて、IQ
信号を分離して、抽出するようにしてもよい。 |(C(P141)−R(P141))/2|=I・・・(10)
【0197】このとき使用されるクラス分類適応処理回
路の構成は、図4と同様であるが、その演算に使用され
る予測係数は、図8の学習装置により上述した導出され
るべき画素に対応して生成されるものとなる。また、Q
信号についても、式(10)を用いて、同様の処理によ
り分離して、抽出することができる。
【0198】また、以上においては、コンポーネント信
号をコンポジット信号に変換して、さらに、コンポジッ
ト信号からコンポーネント信号への信号変換時に画質劣
化を生じさせる傾向のある垂直方向に色変化が生じる境
界上の画素を特定することが可能なパターンを検出する
処理について説明してきたが、このパターンは、垂直方
向の画素間の差分の絶対値の大小を示すものであるの
で、その画素間の相関の大小を示すこともできる。そこ
で、この上下方向の相関から予測タップの構成を変化さ
せることもできる。
【0199】すなわち、例えば、図47で示すように、
着目画素P168を中心として、その同一フィールド上
の水平ラインの画素P161乃至P165、着目画素P
168を含むそのライン上の画素P166乃至P17
0、および、着目画素P168の下の水平ライン上の画
素P171乃至P175の15画素と、コンポジット信
号をコンポーネント信号に変換する際に生じるDC(Dire
ct Current)成分のずれを補正するためのオフセットタ
ップからなる合計16個の予測タップを用いることによ
り、予測演算部56が予測画素を演算するものとする。
【0200】このとき、図11で示したパターン検出部
52により着目画素P168について検出された6ビッ
トのパターンが図48であった場合、着目画素P168
の存在するライン上の画素P166乃至P170と、そ
の下のライン上の画素P171乃至P175との、それ
ぞれの画素間の差分の絶対値は、所定の閾値よりも大き
いので、その相関は薄いものと考えられる。そこで、こ
のようなパターンが検出された場合、領域抽出部55
は、図49で示すように、画素P161乃至P170を
予測タップとして使用し、相関の薄い画素P171乃至
P175については、予測タップとして使用しないよう
にしてもよい。結果として、図48で示すようなパター
ンが検出された場合、領域抽出部55は、図49で示す
ような10個の画素とオフセットタップの合計11個の
画素を予測タップとする。この処理により、予測演算部
55は係数演算処理が軽減されることになるので、その
処理速度を向上させることが可能となる。
【0201】さらに、上述のパターン検出部52が生成
するパターンは、コンポーネント信号をコンポジット信
号に変換した後、再びコンポジット信号からコンポーネ
ント信号に変換される際に、画質劣化の生じる画素を特
定することが可能なパターンを含むので、例えば、映像
製作者が、原画像であるコンポーネント映像信号を製作
する際、放送されることにより(コンポーネント信号が
コンポジット信号に変換されて、放送され、例えば、テ
レビジョン受像機側で再び、コンポジット信号からコン
ポーネント信号に変換されることにより)画質劣化を生
じさせる可能性のある画素、または、その周辺の画素を
特定させる装置に応用させることができる。
【0202】図50は、上述のパターン検出部を用いた
画質劣化検出装置171の構成を示している。
【0203】入力I/F(Interface)181は、例え
ば、キーボードやマウスなどから構成されており、ユー
ザにより所定のコマンドが入力されるとき使用される。
演算処理部182は、入力I/F181からのコマンド
に従って処理を実行し、入力されるコンポーネント映像
信号をNTSCエンコーダ183に出力する。また、演算処
理部182は、劣化箇所検出部184より入力された劣
化箇所を特定する情報に対応して、劣化箇所となる画素
を、例えば、白色で表示させるように映像信号を演算処
理し、表示部185に表示させる。
【0204】NTSCエンコーダ183は、入力されたコン
ポーネント映像信号をNTSC方式のコンポジット信号に変
換して、劣化箇所検出部184に出力する。劣化箇所検
出部184は、領域抽出部191、パターン検出部19
2、および、劣化箇所特定部193により構成されてい
る。領域抽出部191は、入力されたコンポジット信号
よりタップを抽出し、パターン検出部192に出力す
る。パターン検出部192は、入力されたタップからパ
ターンを検出し、劣化箇所特定部193に出力する。劣
化箇所特定部193は、入力されたパターンから劣化箇
所を特定し、その情報を演算処理部182に出力する。
尚、領域抽出部191、および、パターン検出部192
は、上述の領域抽出部51とパターン検出部52と同様
の構成のものである。
【0205】次に、図51のフローチャートを参照し
て、画質劣化検出装置171による、劣化位置表示処理
について説明する。
【0206】ステップS81において、劣化位置表示が
指示されたか否かが判定され、例えば、入力I/F18
1が操作されて、劣化位置表示が指示されたと判定され
るまでその処理が繰り返される。ステップS81におい
て、入力I/F181が操作されて、劣化位置表示が指
示されたと判定された場合、その処理は、ステップS8
2に進む。
【0207】ステップS82において、演算処理部18
2は、入力I/F181の指令に従って、入力されたコ
ンポーネント映像信号をNTSCエンコーダ183に出力す
る。ステップS83において、NTSCエンコーダ183
は、入力されたコンポーネント映像信号をコンポジット
信号に変換して、劣化箇所検出部184に出力する。
【0208】ステップS84において、劣化箇所検出部
184は、入力されたNTSCコンポジット信号から上述の
パターン検出処理を実行し、検出したパターンに基づい
て、画質劣化箇所と認められる画素の情報を演算処理部
182に出力する。より詳細には、領域抽出部191
が、入力されたコンポジット信号より所定のタップを抽
出し、パターン検出部192に出力し、パターン検出部
192が、入力されたタップからパターンを検出し、劣
化箇所特定部193に出力して、劣化箇所特定部193
が、入力されたパターンから劣化箇所を特定し、その情
報を演算処理部182に出力する。このパターン検出処
理は、図33または図44のフローチャートを参照して
説明した処理のいずれの処理でもよく、例えば、図33
のフローチャートを参照して説明した処理により、6ビ
ットのパターンが検出されるとき、図36で示したよう
なパターンとなる画素(上段の左から(010000)
のパターン)か、または、(000010)のパターン
となる着目画素の位置か、または、その周辺の画素の位
置が、コンポジット信号からコンポーネント信号への変
換により画質劣化が生じる可能性のある劣化位置として
検出され、その情報が演算処理部182に出力される。
【0209】ステップS85において、演算処理部18
2は、劣化箇所検出部184より入力された劣化位置の
情報に基づいて、画質劣化が生じる可能性のある画素
を、例えば、白色にして表示部185に表示させる。
【0210】以上の処理により、映像信号を製作するよ
うな場合、その製作者は、映像信号を配信する前に、劣
化箇所を視覚的に確認することが可能となり、製作した
映像の確認を行うことができる。尚、以上の処理におい
て、画質劣化箇所については、白色で表示する例につい
て説明してきたが、例えば、黒色に表示させたり、点滅
させたり、または、テキスト表示により劣化画素の座標
位置を表示させるなど視覚的に確認できる処理が施され
ていればよい。
【0211】尚、パターン検出部72の処理について
は、パターン検出部52の処理と同様であるので、その
説明は省略するが、パターン検出部72により学習装置
は、画質劣化箇所を特定することが可能なパターンから
予測係数を求めることが可能となるので、求められた予
測係数は、画質劣化箇所に対応したものとして、これら
の予測係数を係数メモリ54に記憶させることができ
る。結果として、予測演算部56は、この画質劣化箇所
に対応した予測係数を適宜予測演算に使用することによ
り、画質劣化を抑制したコンポジット信号からコンポー
ネント信号への変換処理を実現することができる。
【0212】さらに、以上の例においては、コンポジッ
ト信号からコンポーネント信号への変換、または、コン
ポジット信号から原色RGB信号に変換する場合を例と
して説明してきたが、例えば、図1、または、図2のY
/C分離回路4の代わりに、クラス分類適応処理回路を
設けて、クラス分類適応処理によりコンポジット信号を
Y/C分離処理するようにしても良い。この場合、クラ
ス分類適応処理回路の構成は、図4で示した構成と同様
のものでよい。
【0213】また、上述においては、コンポーネント信
号(輝度信号Y、色差信号R−Y,B−Y)をNTSCエン
コーダ71によりNTSCコンポジット信号に変換した後、
再びコンポーネント信号に変換するときに生じる画質劣
化を、NTSCエンコーダ71により輝度信号Yに重畳され
る色成分であるI信号とQ信号の画質劣化時に生じる特
性を利用することにより抑制する例について説明してき
たが、利用される特性は、I信号とQ信号に限られるも
のではなく、それ以外の色成分を利用するようにしても
良い。
【0214】すなわち、NTSCエンコーダ71は、入力さ
れたコンポーネント信号の輝度信号Yに色差信号R−
Y,B−Yより求められるI信号とQ信号を重畳するこ
とによりNTSCコンポジット信号に変換している。そこ
で、このNTSCエンコーダ71の代わりに、例えば、入力
されたコンポーネント信号の輝度信号Yに色差信号R−
Y,B−Y(いわゆる、U信号、および、V信号)その
ものを重畳させてコンポジット信号に変換するエンコー
ダを設けるようにして、この輝度信号YにU信号とV信
号が重畳されたコンポジット信号から、再びコンポーネ
ント信号に変換するときの画質劣化を、U信号とV信号
の持つ特性を利用して抑制させることもできる。I信
号、および、Q信号は、NTSCエンコーダ71により色差
信号R−Y,B−Yから求められて輝度信号Yに重畳さ
れるものであるので、U信号およびV信号(色差信号R
−Y,B−Y)にも上述の図17乃至図28を参照して
説明した特性、すなわち、垂直方向に色の変化があり画
質劣化が生じるとき、いずれか一方の信号の境界上で垂
直方向に大きな変化が生じるという特性は発生すること
になる。そこで、このような場合には、上述のI信号お
よびQ信号を、U信号およびV信号に置き換えて、上述
と同様に処理することでコンポジット信号から輝度信号
YにU信号とV信号が重畳された信号に変換した後、再
びコンポジット信号に変換する処理における画質劣化を
抑制することができる。
【0215】この場合、上述の例では、教師画像として
コンポーネント信号(輝度信号Y、色差信号R−Y,B
−Y)を、生徒画像として、NTSCエンコーダ71により
生成されるNTSCコンポジット信号を、それぞれ使用した
場合の学習処理について説明してきたが、生徒画像につ
いては、輝度信号YにU信号とV信号が重畳された信号
を用いるようにすることで、図8で示した学習装置と同
様の構成により、上述と同様に学習処理を行うことで、
対応した予測係数を設定することができる。
【0216】以上によれば、Y/C分離、色復調、マト
リクス処理、画像情報変換処理をクラス分類適応処理に
より一括して処理することができるようになるため装置
規模を小さくし、コストの低減を図ることが可能になる
と共に、垂直方向の色変化に伴う画質劣化箇所を特定し
てパターンを検出することができるので、コンポジット
信号からコンポーネント信号への変換における画質劣化
の低減を実現させることが可能となる。
【0217】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコン
ピュータ、または、各種のプログラムをインストールす
ることで、各種の機能を実行させることが可能な、例え
ば汎用のパーソナルコンピュータなどに記録媒体からイ
ンストールされる。
【0218】図52は、テレビジョン受像機、または、
学習装置をそれぞれソフトウェアにより実現する場合の
パーソナルコンピュータの一実施の形態の構成を示して
いる。パーソナルコンピュータのCPU201は、パーソ
ナルコンピュータの動作の全体を制御する。また、CPU
201は、バス204および入出力インタフェース20
5を介してユーザからキーボードやマウスなどからなる
入力部206から指令が入力されると、それに対応して
ROM(Read Only Memory)202に格納されているプログ
ラムを実行する。あるいはまた、CPU201は、ドライ
ブ210に接続された磁気ディスク211、光ディスク
212、光磁気ディスク213、または半導体メモリ2
14から読み出され、記憶部208にインストールされ
たプログラムを、RAM(Random Access Memory)203に
ロードして実行する。これにより、上述した画像処理装
置の機能が、ソフトウェアにより実現されている。さら
に、CPU201は、通信部209を制御して、外部と通
信し、データの授受を実行する。
【0219】プログラムが記録されている記録媒体は、
図52に示すように、コンピュータとは別に、ユーザに
プログラムを提供するために配布される、プログラムが
記録されている磁気ディスク211(フレキシブルディ
スクを含む)、光ディスク212(CD-ROM(Compact Dis
c-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)
を含む)、光磁気ディスク213(MD(Mini-Disc)を
含む)、もしくは半導体メモリ214などよりなるパッ
ケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュ
ータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プ
ログラムが記録されているROM202や、記憶部208
に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0220】尚、本明細書において、記録媒体に記録さ
れるプログラムを記述するステップは、記載された順序
に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理を含むものである。
【0221】
【発明の効果】本発明の画像情報変換装置および方法、
並びにプログラムによれば、コンポジット信号より着目
画素に対応した複数の第1の画素の画素信号を抽出し、
複数の第1の画素と着目画素との色成分の関係情報を生
成し、色成分の関係情報に基づいて、着目画素をクラス
に分類し、コンポジット信号より着目画素に対応した複
数の第2の画素の画素信号を抽出し、第2の画素の画素
信号に、クラスに対応した所定の係数による処理を施
し、着目画素の画素信号を変換するようにした。
【0222】本発明の画像表示装置および方法、並びに
プログラムによれば、コンポジット信号より着目画素に
対応した複数の第1の画素の画素信号を抽出し、複数の
第1の画素と着目画素との色成分の関係情報を生成し、
色成分の関係情報に基づいて、着目画素をクラスに分類
し、コンポジット信号より着目画素に対応した複数の第
2の画素の画素信号を抽出し、第2の画素の画素信号
に、クラスに対応した所定の係数による処理を施し、着
目画素の画素信号をコンポーネント信号に変換し、コン
ポーネント信号に変換した着目画素の画素信号を表示す
るようにした。
【0223】本発明の係数算出装置および方法、並びに
プログラムによれば、入力された画像信号よりコンポジ
ット信号を生成し、コンポジット信号より着目画素に対
応した複数の第1の画素の画素信号を抽出し、複数の第
1の画素と着目画素との色成分の関係情報を生成し、色
成分の関係情報に基づいて、着目画素をクラスに分類
し、コンポジット信号より着目画素に対応した複数の第
2の画素の画素信号を抽出し、第2の画素の画素信号と
入力された画像信号に基づいて、クラスに対応した所定
の係数を算出するようにした。
【0224】本発明の画質劣化箇所検出装置および方
法、並びにプログラムにおいては、コンポジット信号よ
り、着目画素が有する第1の色成分を含む第1色成分画
素の画素信号を抽出し、コンポジット信号より、着目画
素に隣接する隣接画素が有する第2の色成分を含む第2
色成分画素の画素信号を抽出し、着目画素と所定の位置
関係にある第1色成分画素の画素信号を用いて、着目画
素に対応した第1の仮想画素の画素信号を生成し、隣接
画素と所定の位置関係にある第2色成分画素の画素信号
を用いて、隣接画素に対応した第2の仮想画素の画素信
号を生成し、第1の仮想画素と着目画素の画素信号間の
第1の相関情報を生成し、第2の仮想画素と隣接画素の
画素信号間の第2の相関情報を生成し、第1の相関情報
と第2の相関情報より、複数の第1の画素と着目画素と
の色成分の関係情報を生成し、色成分の関係情報に基づ
いて、着目画素、または、着目画素を含む所定の領域に
画質劣化が生じるか否かを判定するようにした。
【0225】結果として、いずれにおいても、コンポジ
ット信号からコンポーネント信号への変換の際に、画質
劣化が生じる箇所を予め特定したクラス分類適応処理を
施すことにより、画質の劣化を抑制することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のテレビジョン受像機の構成例を示すブロ
ック図である。
【図2】従来のテレビジョン受像機の構成例を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明を適用したテレビジョン受像機の一実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図4】図1のクラス分類適応処理回路の構成例を示す
ブロック図である。
【図5】図3のテレビジョン受像機の表示処理を説明す
るフローチャートである。
【図6】クラスタップを説明する図である。
【図7】予測タップを説明する図である。
【図8】学習装置を説明するブロック図である。
【図9】学習装置の学習処理を説明するフローチャート
である。
【図10】本発明を適用したテレビジョン受像機の他の
構成を示すブロック図である。
【図11】図4のパターン検出部を説明するブロック図
である。
【図12】大小比較部の処理を説明する図である。
【図13】画質劣化が生じるときの画像の特徴を説明す
る図である。
【図14】画質劣化が生じるときの画像の特徴を説明す
る図である。
【図15】画質劣化が生じるときの画像の特徴を説明す
る図である。
【図16】画質劣化が生じるときの画像の特徴を説明す
る図である。
【図17】画質劣化が生じるときの画像の特徴を説明す
る図である。
【図18】画質劣化が生じるときの画像の特徴を説明す
る図である。
【図19】画質劣化が生じるときの画像の特徴を説明す
る図である。
【図20】画質劣化が生じるときの画像の特徴を説明す
る図である。
【図21】画質劣化が生じるときの画像の特徴を説明す
る図である。
【図22】画質劣化が生じるときの画像の特徴を説明す
る図である。
【図23】画質劣化が生じるときの画像の特徴を説明す
る図である。
【図24】画質劣化が生じるときの画像の特徴を説明す
る図である。
【図25】画質劣化が生じるときの画像の特徴を説明す
る図である。
【図26】画質劣化が生じるときの画像の特徴を説明す
る図である。
【図27】画質劣化が生じるときの画像の特徴を説明す
る図である。
【図28】画質劣化が生じるときの画像の特徴を説明す
る図である。
【図29】画質劣化が生じるときのパターンを説明する
図である。
【図30】画質劣化が生じるときのパターンを説明する
図である。
【図31】画質劣化が生じるときのパターンを説明する
図である。
【図32】画質劣化が生じるときのパターンを説明する
図である。
【図33】パターン検出処理を説明するフローチャート
である。
【図34】着目画素の上側画素および下側画素の導出方
法を説明する図である。
【図35】検出されるパターンの例を示す図である。
【図36】検出されるパターンの例を示す図である。
【図37】着目画素の上側画素および下側画素の他の導
出方法を説明する図である。
【図38】図4のパターン検出部の他の構成を説明する
ブロック図である。
【図39】BPFを説明する図である。
【図40】BPFを説明する図である。
【図41】大小比較部の処理を説明する図である。
【図42】検出されるパターンの例を示す図である。
【図43】検出されるパターンの例を示す図である。
【図44】パターン検出処理を説明するフローチャート
である。
【図45】12ビットの情報は実質的に11ビットの情
報として扱えることを説明する図である。
【図46】クラス分類適応処理を使用するときの処理を
説明する図である。
【図47】予測タップの構成例を示す図である。
【図48】検出されるパターンの例を示す図である。
【図49】図47のパターンが検出された場合の予測タ
ップの構成例を示す図である。
【図50】劣化位置検出装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図51】図49の劣化位置検出装置により劣化位置表
示処理を説明するフローチャートである。
【図52】媒体を説明する図である。
【符号の説明】
21 クラス分類適応処理回路,51 領域抽出部,5
2 パターン検出部,53 クラスコード決定部,54
係数メモリ,55 領域抽出部,56 予測演算部,
71 NTSCエンコーダ,72 領域抽出部,73 パタ
ーン検出部,74 クラスコード決定部,76 正規方
程式生成部,77 係数決定部,78メモリ,81 ク
ラス分類適応処理回路,91 着目画素選択部,92
左側隣接画素選択部,93 右側隣接画素選択部,94
着目画素上側画素導出部,95 着目画素下側画素導
出部,96 左側隣接画素上側画素導出部,97 左側
隣接画素下側画素導出部,98 右側隣接画素上側画素
導出部,99 右側隣接画素下側画素導出部,100乃
至105 大小比較部,106 パターン出力部,12
1 IQ信号変換抽出部,122 着目画素選択部,1
23 左側隣接画素選択部,124 右側隣接画素選択
部,125 着目画素上側画素導出部,126 着目画
素下側画素導出部,127 着目画素左側画素導出部,
128 着目画素右側画素導出部,129 左側隣接画
素上側画素導出部,130 左側隣接画素下側画素導出
部,131 左側隣接画素左側画素導出部,132 左
側隣接画素右側画素導出部,133 右側隣接画素上側
画素導出部,134 右側隣接画素下側画素導出部,1
35 右側隣接画素左側画素導出部,136 右側隣接
画素右側画素導出部,137乃至148 大小比較部,
149 パターン出力部,171 画質劣化検出装置,
181 入力I/F,182 演算処理部,183 NT
SCエンコーダ,184 劣化箇所検出部,185 表示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 徹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 新谷 眞介 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C057 AA06 BA02 CB02 CE07 DA03 DA10 DB05 EA02 EA05 EA07 EC01 ED01 EL01 GG04 GH05 5C066 AA03 AA11 BA02 CA01 CA05 DB06 GA02 GA04 GA05 GA21 GA33 GB01 HA02 KD02 KD04 KD06 KE02 KE03 KF03 KF05 KP02 LA02

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンポジット信号より着目画素に対応し
    た複数の第1の画素の画素信号を抽出する第1の抽出手
    段と、 前記複数の第1の画素と前記着目画素との色成分の関係
    情報を生成する関係情報生成手段と、 前記色成分の関係情報に基づいて、前記着目画素をクラ
    スに分類するクラス分類手段と、 前記コンポジット信号より前記着目画素に対応した複数
    の第2の画素の画素信号を抽出する第2の抽出手段と、 前記第2の画素の画素信号に、前記クラスに対応した所
    定の係数による処理を施し、前記着目画素の画素信号を
    変換する着目画素信号変換手段とを備えることを特徴と
    する画像情報変換装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の第1の画素の画素信号を用い
    て前記着目画素に対応した仮想画素の画素信号を生成す
    る仮想画素信号生成手段と、 前記仮想画素と前記着目画素との画素信号の色成分の差
    分を演算する差分演算手段とをさらに備え、 前記関係情報生成手段は、前記色成分の差分に基づい
    て、前記複数の第1の画素と前記着目画素との色成分の
    関係情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の
    画像情報変換装置。
  3. 【請求項3】 前記仮想画素信号生成手段は、前記複数
    の第1の画素の画素信号を用いて線形補間により、前記
    着目画素に対応した仮想画素の画素信号を生成すること
    を特徴とする請求項2に記載の画像情報変換装置。
  4. 【請求項4】 前記コンポジット信号より前記仮想画素
    に対応した複数の第3の画素の画素信号を抽出する第3
    の抽出手段と、 前記複数の第1の画素と前記仮想画素との、前記色成分
    の関係情報とは異なる他の関係情報を生成する他の関係
    情報生成手段と、 前記他の関係情報に基づいて、前記仮想画素を前記クラ
    スとは異なる他のクラスに分類する他のクラス分類手段
    とをさらに備え、 前記仮想画素信号生成手段は、前記第3の画素の画素信
    号に、前記他のクラスに対応した所定の係数による処理
    を施し、前記仮想画素の画素信号を生成することを特徴
    とする請求項2に記載の画像情報変換装置。
  5. 【請求項5】 前記色成分の関係情報を所定の閾値と比
    較する比較手段をさらに備え、 前記クラス分類手段は、前記比較手段による比較結果に
    基づいて、前記着目画素を前記クラスに分類することを
    特徴とする請求項1に記載の画像情報変換装置。
  6. 【請求項6】 前記色成分は、第1の色成分と第2の色
    成分を含み、 前記複数の第1の画素のうち、前記着目画素が有する第
    1の色成分を含む第1色成分画素の画素信号を抽出する
    第1の色成分画素信号抽出手段と、 前記複数の第1の画素のうち、前記着目画素に隣接する
    隣接画素が有する第2の色成分を含む第2色成分画素の
    画素信号を抽出する第2の色成分画素信号抽出手段と、 前記複数の第1の画素の画素信号のうちの前記着目画素
    と所定の位置関係にある前記第1の色成分を含む画素の
    画素信号を用いて、前記着目画素に対応した第1の仮想
    画素の画素信号を生成する第1の仮想画素信号生成手段
    と、 前記複数の第1の画素の画素信号のうちの前記隣接画素
    と所定の位置関係にある前記第2の色成分を含む画素の
    画素信号を用いて、前記隣接画素に対応した第2の仮想
    画素の画素信号を生成する第2の仮想画素信号生成手段
    とをさらに備え、 前記関係情報生成手段は、前記第1の仮想画素と前記着
    目画素の画素信号間の第1の相関情報と、前記第2の仮
    想画素と前記隣接画素の画素信号間の第2の相関情報よ
    り、前記複数の第1の画素と前記着目画素との色成分の
    関係情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の
    画像情報変換装置。
  7. 【請求項7】 コンポジット信号より着目画素に対応し
    た複数の第1の画素の画素信号を抽出する第1の抽出ス
    テップと、 前記複数の第1の画素と前記着目画素との色成分の関係
    情報を生成する関係情報生成ステップと、 前記色成分の関係情報に基づいて、前記着目画素をクラ
    スに分類するクラス分類ステップと、 前記コンポジット信号より前記着目画素に対応した複数
    の第2の画素の画素信号を抽出する第2の抽出ステップ
    と、 前記第2の画素の画素信号に、前記クラスに対応した所
    定の係数による処理を施し、前記着目画素の画素信号を
    変換する着目画素信号変換ステップとを含むことを特徴
    とする画像情報変換方法。
  8. 【請求項8】 コンポジット信号より着目画素に対応し
    た複数の第1の画素の画素信号の抽出を制御する第1の
    抽出制御ステップと、 前記複数の第1の画素と前記着目画素との色成分の関係
    情報の生成を制御する関係情報生成制御ステップと、 前記色成分の関係情報に基づいて、前記着目画素のクラ
    スへの分類を制御するクラス分類制御ステップと、 前記コンポジット信号より前記着目画素に対応した複数
    の第2の画素の画素信号の抽出を制御する第2の抽出制
    御ステップと、 前記第2の画素の画素信号に、前記クラスに対応した所
    定の係数による処理と、前記着目画素の画素信号への変
    換を制御する着目画素信号変換制御ステップとを含むこ
    とを特徴とする、コンピュータが読み取り可能なプログ
    ラムが記録されている記録媒体。
  9. 【請求項9】 コンポジット信号より着目画素に対応し
    た複数の第1の画素の画素信号の抽出を制御する第1の
    抽出制御ステップと、 前記複数の第1の画素と前記着目画素との色成分の関係
    情報の生成を制御する関係情報生成制御ステップと、 前記色成分の関係情報に基づいて、前記着目画素のクラ
    スへの分類を制御するクラス分類制御ステップと、 前記コンポジット信号より前記着目画素に対応した複数
    の第2の画素の画素信号の抽出を制御する第2の抽出制
    御ステップと、 前記第2の画素の画素信号に、前記クラスに対応した所
    定の係数による処理と、前記着目画素の画素信号への変
    換を制御する着目画素信号変換制御ステップとをコンピ
    ュータに実行させるプログラム。
  10. 【請求項10】 コンポジット信号より着目画素に対応
    した複数の第1の画素の画素信号を抽出する第1の抽出
    手段と、 前記複数の第1の画素と前記着目画素との色成分の関係
    情報を生成する関係情報生成手段と、 前記色成分の関係情報に基づいて、前記着目画素をクラ
    スに分類するクラス分類手段と、 前記コンポジット信号より前記着目画素に対応した複数
    の第2の画素の画素信号を抽出する第2の抽出手段と、 前記第2の画素の画素信号に、前記クラスに対応した所
    定の係数による処理を施し、前記着目画素の画素信号を
    コンポーネント信号に変換する着目画素信号変換手段
    と、 前記コンポーネント信号に変換された前記着目画素の画
    素信号を表示する表示手段とを備えることを特徴とする
    画像表示装置。
  11. 【請求項11】 コンポジット信号より着目画素に対応
    した複数の第1の画素の画素信号を抽出する第1の抽出
    ステップと、 前記複数の第1の画素と前記着目画素との色成分の関係
    情報を生成する関係情報生成ステップと、 前記色成分の関係情報に基づいて、前記着目画素をクラ
    スに分類するクラス分類ステップと、 前記コンポジット信号より前記着目画素に対応した複数
    の第2の画素の画素信号を抽出する第2の抽出ステップ
    と、 前記第2の画素の画素信号に、前記クラスに対応した所
    定の係数による処理を施し、前記着目画素の画素信号を
    コンポーネント信号に変換する着目画素信号変換ステッ
    プと、 前記コンポーネント信号に変換された前記着目画素の画
    素信号を表示する表示ステップとを含むことを特徴とす
    る画像表示方法。
  12. 【請求項12】 コンポジット信号より着目画素に対応
    した複数の第1の画素の画素信号の抽出を制御する第1
    の抽出制御ステップと、 前記複数の第1の画素と前記着目画素との色成分の関係
    情報の生成を制御する関係情報生成制御ステップと、 前記色成分の関係情報に基づいて、前記着目画素のクラ
    スへの分類を制御するクラス分類制御ステップと、 前記コンポジット信号より前記着目画素に対応した複数
    の第2の画素の画素信号の抽出を制御する第2の抽出制
    御ステップと、 前記第2の画素の画素信号への、前記クラスに対応した
    所定の係数による処理による、前記着目画素の画素信号
    のコンポーネント信号への変換を制御する着目画素信号
    変換制御ステップと、 前記コンポーネント信号に変換された前記着目画素の画
    素信号の表示を制御する表示制御ステップとを含むこと
    を特徴とする、コンピュータが読み取り可能なプログラ
    ムが記録されている記録媒体。
  13. 【請求項13】 コンポジット信号より着目画素に対応
    した複数の第1の画素の画素信号の抽出を制御する第1
    の抽出制御ステップと、 前記複数の第1の画素と前記着目画素との色成分の関係
    情報の生成を制御する関係情報生成制御ステップと、 前記色成分の関係情報に基づいて、前記着目画素のクラ
    スへの分類を制御するクラス分類制御ステップと、 前記コンポジット信号より前記着目画素に対応した複数
    の第2の画素の画素信号の抽出を制御する第2の抽出制
    御ステップと、 前記第2の画素の画素信号への、前記クラスに対応した
    所定の係数による処理による、前記着目画素の画素信号
    のコンポーネント信号への変換を制御する着目画素信号
    変換制御ステップと、 前記コンポーネント信号に変換された前記着目画素の画
    素信号の表示を制御する表示制御ステップとをコンピュ
    ータに実行させるプログラム。
  14. 【請求項14】 入力された画像信号よりコンポジット
    信号を生成するコンポジット信号生成手段と、 前記コンポジット信号より着目画素に対応した複数の第
    1の画素の画素信号を抽出する第1の抽出手段と、 前記複数の第1の画素と前記着目画素との色成分の関係
    情報を生成する関係情報生成手段と、 前記色成分の関係情報に基づいて、前記着目画素をクラ
    スに分類するクラス分類手段と、 前記コンポジット信号より前記着目画素に対応した複数
    の第2の画素の画素信号を抽出する第2の抽出手段と、 前記第2の画素の画素信号と前記入力された画像信号に
    基づいて、前記クラスに対応した所定の係数を算出する
    算出手段とを備えることを特徴とする係数算出装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の係数算出装置によ
    り算出された係数からなる係数データ。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の係数算出装置によ
    り算出された係数からなる係数データを記憶することを
    特徴とする係数データ記憶装置。
  17. 【請求項17】 請求項14に記載の係数算出装置によ
    り算出された係数からなる係数データが記録されている
    ことを特徴とする記録媒体。
  18. 【請求項18】 入力された画像信号よりコンポジット
    信号を生成するコンポジット信号生成ステップと、 前記コンポジット信号より着目画素に対応した複数の第
    1の画素の画素信号を抽出する第1の抽出ステップと、 前記複数の第1の画素と前記着目画素との色成分の関係
    情報を生成する関係情報生成ステップと、 前記色成分の関係情報に基づいて、前記着目画素をクラ
    スに分類するクラス分類ステップと、 前記コンポジット信号より前記着目画素に対応した複数
    の第2の画素の画素信号を抽出する第2の抽出ステップ
    と、 前記第2の画素の画素信号と前記入力された画像信号に
    基づいて、前記クラスに対応した所定の係数を算出する
    算出ステップとを含むことを特徴とする係数算出方法。
  19. 【請求項19】 入力された画像信号よりコンポジット
    信号の生成を制御するコンポジット信号生成制御ステッ
    プと、 前記コンポジット信号より着目画素に対応した複数の第
    1の画素の画素信号の抽出を制御する第1の抽出制御ス
    テップと、 前記複数の第1の画素と前記着目画素との色成分の関係
    情報の生成を制御する関係情報生成制御ステップと、 前記色成分の関係情報に基づいて、前記着目画素のクラ
    スへの分類を制御するクラス分類制御ステップと、 前記コンポジット信号より前記着目画素に対応した複数
    の第2の画素の画素信号の抽出を制御する第2の抽出制
    御ステップと、 前記第2の画素の画素信号と前記入力された画像信号に
    基づいて、前記クラスに対応した所定の係数の算出を制
    御する算出制御ステップとを含むことを特徴とする、コ
    ンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されてい
    る記録媒体。
  20. 【請求項20】 入力された画像信号よりコンポジット
    信号の生成を制御するコンポジット信号生成制御ステッ
    プと、 前記コンポジット信号より着目画素に対応した複数の第
    1の画素の画素信号の抽出を制御する第1の抽出制御ス
    テップと、 前記複数の第1の画素と前記着目画素との色成分の関係
    情報の生成を制御する関係情報生成制御ステップと、 前記色成分の関係情報に基づいて、前記着目画素のクラ
    スへの分類を制御するクラス分類制御ステップと、 前記コンポジット信号より前記着目画素に対応した複数
    の第2の画素の画素信号の抽出を制御する第2の抽出制
    御ステップと、 前記第2の画素の画素信号と前記入力された画像信号に
    基づいて、前記クラスに対応した所定の係数の算出を制
    御する算出制御ステップとをコンピュータに実行させる
    プログラム。
  21. 【請求項21】 コンポジット信号より、着目画素が有
    する第1の色成分を含む第1色成分画素の画素信号を抽
    出する第1の色成分画素信号抽出手段と、 前記コンポジット信号より、前記着目画素に隣接する隣
    接画素が有する第2の色成分を含む第2色成分画素の画
    素信号を抽出する第2の色成分画素信号抽出手段と、 前記着目画素と所定の位置関係にある前記第1色成分画
    素の画素信号を用いて、前記着目画素に対応した第1の
    仮想画素の画素信号を生成する第1の仮想画素信号生成
    手段と、 前記隣接画素と所定の位置関係にある前記第2色成分画
    素の画素信号を用いて、前記隣接画素に対応した第2の
    仮想画素の画素信号を生成する第2の仮想画素信号生成
    手段と、 前記第1の仮想画素と前記着目画素の画素信号間の第1
    の相関情報を生成する第1の相関情報生成手段と、 前記第2の仮想画素と前記隣接画素の画素信号間の第2
    の相関情報を生成する第2の相関情報生成手段と、 前記第1の相関情報と前記第2の相関情報より、前記複
    数の第1の画素と前記着目画素との色成分の関係情報を
    生成する関係情報生成手段と、 前記色成分の関係情報に基づいて、前記着目画素、また
    は、前記着目画素を含む所定の領域に画質劣化が生じる
    か否かを判定する判定手段とを備えることを特徴とする
    画質劣化箇所検出装置。
  22. 【請求項22】 前記第1の仮想画素信号生成手段は、
    前記着目画素と所定の位置関係にあり、前記着目画素の
    画素信号と同位相、または、逆位相の前記第1色成分画
    素の画素信号を用いて、前記着目画素に対応した第1の
    仮想画素の画素信号を生成することを特徴とする請求項
    21に記載の画質劣化箇所検出装置。
  23. 【請求項23】 前記第1の相関情報と前記第2の相関
    情報を、それぞれに設定された所定の閾値と比較する比
    較手段をさらに備え、 前記判定手段は、前記比較手段による比較結果におい
    て、前記第1の相関情報、および、前記第2の相関情報
    のうちのいずれか一方が、前記それぞれに設定された所
    定の閾値より大きい場合、前記着目画素、または、前記
    着目画素を含む所定の領域に画質劣化が生じるか否かを
    判定することを特徴とする請求項21に記載の画質劣化
    箇所検出装置。
  24. 【請求項24】 前記第1の仮想画素信号生成手段は、
    前記着目画素と所定の位置関係にある前記第1色成分画
    素の画素信号を用いて、線形補間により前記着目画素に
    対応した第1の仮想画素の画素信号を生成し、 前記第2の仮想画素信号生成手段は、前記隣接画素と所
    定の位置関係にある前記第2色成分画素の画素信号を用
    いて、線形補間により前記隣接画素に対応した第2の仮
    想画素の画素信号を生成することを特徴とする請求項2
    1に記載の画質劣化箇所検出装置。
  25. 【請求項25】 前記第1の仮想画素信号生成手段は、 前記コンポジット信号より前記第1の仮想画素に対応し
    た複数の第3の画素の画素信号を抽出する第3の抽出手
    段と、 前記第1色成分画素と前記第1の仮想画素との、第3の
    相関情報を生成する他の第3の相関情報生成手段と、 前記第3の相関情報に基づいて、前記第1の仮想画素を
    第1のクラスに分類する第1のクラス分類手段とをさら
    に備え、 前記第3の画素の画素信号に、前記第1のクラスに対応
    した所定の係数による処理を施し、前記第1の仮想画素
    の画素信号を生成し、 前記第2の仮想画素信号生成手段は、 前記コンポジット信号より前記第2の仮想画素に対応し
    た複数の第4の画素の画素信号を抽出する第4の抽出手
    段と、 前記第2色成分画素と前記第2の仮想画素との、第4の
    相関情報を生成する第4の相関情報生成手段と、 前記第4の相関情報に基づいて、前記第2の仮想画素を
    第2のクラスに分類する第2のクラス分類手段とをさら
    に備え、 前記第4の画素の画素信号に、前記第2のクラスに対応
    した所定の係数による処理を施し、前記第2の仮想画素
    の画素信号を生成することを特徴とする請求項21に記
    載の画質劣化箇所検出装置。
  26. 【請求項26】 コンポジット信号より、着目画素が有
    する第1の色成分を含む第1色成分画素の画素信号を抽
    出する第1の色成分画素信号抽出ステップと、 前記コンポジット信号より、前記着目画素に隣接する隣
    接画素が有する第2の色成分を含む第2色成分画素の画
    素信号を抽出する第2の色成分画素信号抽出ステップ
    と、 前記着目画素と所定の位置関係にある前記第1色成分画
    素の画素信号を用いて、前記着目画素に対応した第1の
    仮想画素の画素信号を生成する第1の仮想画素信号生成
    ステップと、 前記隣接画素と所定の位置関係にある前記第2色成分画
    素の画素信号を用いて、前記隣接画素に対応した第2の
    仮想画素の画素信号を生成する第2の仮想画素信号生成
    ステップと、 前記第1の仮想画素と前記着目画素の画素信号間の第1
    の相関情報を生成する第1の相関情報生成ステップと、 前記第2の仮想画素と前記隣接画素の画素信号間の第2
    の相関情報を生成する第2の相関情報生成ステップと、 前記第1の相関情報と前記第2の相関情報より、前記複
    数の第1の画素と前記着目画素との色成分の関係情報を
    生成する関係情報生成ステップと、 前記色成分の関係情報に基づいて、前記着目画素、また
    は、前記着目画素を含む所定の領域に画質劣化が生じる
    か否かを判定する判定ステップとを含むことを特徴とす
    る画質劣化箇所検出方法。
  27. 【請求項27】 コンポジット信号より、着目画素が有
    する第1の色成分を含む第1色成分画素の画素信号の抽
    出を制御する第1の色成分画素信号抽出制御ステップ
    と、 前記コンポジット信号より、前記着目画素に隣接する隣
    接画素が有する第2の色成分を含む第2色成分画素の画
    素信号の抽出を制御する第2の色成分画素信号抽出制御
    ステップと、 前記着目画素と所定の位置関係にある前記第1色成分画
    素の画素信号を用いて、前記着目画素に対応した第1の
    仮想画素の画素信号の生成を制御する第1の仮想画素信
    号生成制御ステップと、 前記隣接画素と所定の位置関係にある前記第2色成分画
    素の画素信号を用いて、前記隣接画素に対応した第2の
    仮想画素の画素信号の生成を制御する第2の仮想画素信
    号生成制御ステップと、 前記第1の仮想画素と前記着目画素の画素信号間の第1
    の相関情報の生成を制御する第1の相関情報生成制御ス
    テップと、 前記第2の仮想画素と前記隣接画素の画素信号間の第2
    の相関情報の生成を制御する第2の相関情報生成制御ス
    テップと、 前記第1の相関情報と前記第2の相関情報より、前記複
    数の第1の画素と前記着目画素との色成分の関係情報の
    生成を制御する関係情報生成制御ステップと、 前記色成分の関係情報に基づいて、前記着目画素、また
    は、前記着目画素を含む所定の領域に画質劣化が生じる
    か否かの判定を制御する判定制御ステップとを含むこと
    を特徴とする、コンピュータが読み取り可能なプログラ
    ムが記録されている記録媒体。
  28. 【請求項28】 コンポジット信号より、着目画素が有
    する第1の色成分を含む第1色成分画素の画素信号の抽
    出を制御する第1の色成分画素信号抽出制御ステップ
    と、 前記コンポジット信号より、前記着目画素に隣接する隣
    接画素が有する第2の色成分を含む第2色成分画素の画
    素信号の抽出を制御する第2の色成分画素信号抽出制御
    ステップと、 前記着目画素と所定の位置関係にある前記第1色成分画
    素の画素信号を用いて、前記着目画素に対応した第1の
    仮想画素の画素信号の生成を制御する第1の仮想画素信
    号生成制御ステップと、 前記隣接画素と所定の位置関係にある前記第2色成分画
    素の画素信号を用いて、前記隣接画素に対応した第2の
    仮想画素の画素信号の生成を制御する第2の仮想画素信
    号生成制御ステップと、 前記第1の仮想画素と前記着目画素の画素信号間の第1
    の相関情報の生成を制御する第1の相関情報生成制御ス
    テップと、 前記第2の仮想画素と前記隣接画素の画素信号間の第2
    の相関情報の生成を制御する第2の相関情報生成制御ス
    テップと、 前記第1の相関情報と前記第2の相関情報より、前記複
    数の第1の画素と前記着目画素との色成分の関係情報の
    生成を制御する関係情報生成制御ステップと、 前記色成分の関係情報に基づいて、前記着目画素、また
    は、前記着目画素を含む所定の領域に画質劣化が生じる
    か否かの判定を制御する判定制御ステップとをコンピュ
    ータに実行させるプログラム。
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