JP3767692B2 - 信号処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

信号処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は信号処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、学習した複数のクラス分類手法の中からS/N比が最も大きいクラス分類手法を適用することにより、より好適なクラスを容易に選択することができるようにした信号処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
NTSC(National TV Standards Committee)方式等のテレビジョン信号は、輝度信号Yに、クロマ信号Cが平衡変調されて多重化されている。
【0003】
従って、従来のテレビジョン受像機は、テレビジョン信号を受信し、輝度信号Yとクロマ信号Cとを分離(Y/C分離)し、クロマ信号を復調して、輝度信号Y、色差信号R−Y、および色差信号B−Yからなるコンポーネント信号に変換し、さらに、マトリクス変換して、RGB信号を生成し、そのRGB信号をCRT(Cathode Ray Tube)等の表示装置に供給し、カラー画像を表示させる。
【0004】
図1は、従来のテレビジョン受像機の主要部分の構成例を示す図である。
【0005】
図1において、テレビジョン受像機1のチューナ12は、アンテナ11を介して所定のチャンネルの映像搬送波の信号から映像中間周波信号を生成し、VIF(Video Intermediate Frequency)回路13に供給する。VIF回路13は、供給された映像中間周波信号を復調し、生成されたコンポジット映像信号をY/C分離回路14に供給する。
【0006】
Y/C分離回路14は、供給されたコンポジット映像信号から輝度信号(Y)とクロマ信号(C)を分離する。そして、Y/C分離回路14は、分離したクロマ信号(C)をクロマ復調回路15に供給する。クロマ復調回路15は、クロマ信号(C)を復調して、R−Y信号(R−Y)およびB−Y信号(B−Y)からなる色差信号をマトリクス回路16に供給する。
【0007】
Y/C分離回路14は、また、分離した輝度信号(Y)をマトリクス回路16に供給する。マトリクス回路16は、Y/C分離回路14より供給された輝度信号(Y)と、クロマ復調回路15より供給されたR−Y信号およびB−Y信号とから、3色のR信号(R)、G信号(G)、およびB信号(B)を生成し、CRT17に供給する。CRT17は、供給されたR信号(R)、G信号(G)、およびB信号(B)により、カラー画像を表示する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上においては、輝度信号(Y)とクロマ信号(C)を分離した後、クロマ信号(C)を復調して、R−Y信号およびB−Y信号を生成してから、RGB信号を生成しなければならず、処理工程数が多く、処理回路の規模が大きくなってしまうという課題があった。
【0009】
また、Y/C分離回路14として、2次元Y/C分離回路や3次元Y/C分離回路を適用し、これらを用いてフィルタ処理を行う場合、特に画像エッジ部分や動画像部分においてドット妨害やクロスカラーといったY/C分離エラーに起因する画質劣化が発生しやすいという課題があった。
【0010】
これに対して、クラス分類適応処理を用いて、コンポジット映像信号からコンポーネント映像信号を直接生成する方法がある。
【0011】
この方法においては、映像信号に対応する画像の注目画素における、Y信号、R−Y信号、およびB−Y信号といったコンポーネント信号を求めるために、まず、注目画素および注目画素の時間的または空間的に近傍する画素(クラスタップ)のコンポジット信号から得られる特徴量を用いてクラス分類が行われる。
【0012】
そして、そのクラス毎に用意された固定の係数と、クラスタップと同様にコンポジット信号から得られる予測タップとの演算によって、コンポジット信号から注目画素におけるコンポーネント信号が直接求められる。
【0013】
しかしながら、この場合、注目画素にとって、クラス毎に用意された固定の係数が適切でない値の場合、ドット妨害やクロスカラーといった画質劣化を十分に改善できないという課題があった。
【0014】
これに対して、複数のクラス分類手法を用いてそれらの結果を組み合わせることにより、コンポジット信号の特徴量をより細かく分類し、適切なクラス分類手法を行うという方法も考えられるが、この場合、クラス数が膨大な数になるので、この方法を実現するための処理回路の規模が大きくなってしまい、現実的ではない。
【0015】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、より好適なクラスを容易に選択することができるようにしたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の信号処理装置は、コンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出する第1の領域抽出手段と、第1の領域抽出手段により抽出されるクラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC Adaptive Dynamic Range Coding )によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出手段と、パターン検出手段によるパターン検出手法毎に、各クラスとS/N比の対応関係を示す評価テーブルを記憶する評価テーブル記憶手段と、パターン検出手段により検出されるパターン、並びに評価テーブル記憶手段により記憶されている評価テーブルに基づいて、パターン検出手法の内、いずれかを選択し、選択された検出手法により検出されるパターンのクラスに対応するクラスコードを決定するクラスコード決定手段と、クラスコード決定手段により決定されるクラスコードに基づいて、コンポーネント映像信号に対応する予測係数を、予め記憶しているクラス毎の予測係数の中から決定する予測係数決定手段と、コンポジット映像信号から、コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する第2の領域抽出手段と、予測係数決定手段により決定される予測係数、および、第2の領域抽出手段により抽出される予測タップに基づいて、予測演算を行い、コンポーネント映像信号を生成する予測演算手段とを備えることを特徴とする。
【0023】
本発明の第1の信号処理方法は、コンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出するクラスタップ抽出ステップと、クラスタップ抽出ステップの処理により抽出されるクラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出ステップと、パターン検出ステップの処理により検出されるパターン、並びに、パターン検出ステップの処理におけるパターン検出手法毎に各クラスとS/N比の対応関係を示す評価テーブルに基づいて、パターン検出手法の内、いずれかを選択し、選択された検出手法により検出されるパターンのクラスに対応するクラスコードを決定するクラス決定ステップと、クラスコード決定ステップの処理により決定されたクラスコードに基づいて、コンポーネント映像信号に対応する予測係数を、予め記憶しているクラス毎の予測係数の中から決定する予測係数決定ステップと、コンポジット映像信号から、コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する予測タップ抽出ステップと、予測係数決定ステップの処理により決定される予測係数、および、予測タップ抽出ステップの処理により抽出される予測タップに基づいて、予測演算を行い、コンポーネント映像信号を生成する映像信号生成ステップとを含むことを特徴とする。
【0024】
本発明の第1の記録媒体のプログラムは、コンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出するクラスタップ抽出ステップと、クラスタップ抽出ステップの処理により抽出されるクラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出ステップと、パターン検出ステップの処理により検出されるパターン、並びに、パターン検出ステップの処理におけるパターン検出手法毎に各クラスとS/N比の対応関係を示す評価テーブルに基づいて、パターン検出手法の内、いずれかを選択し、選択された検出手法により検出されるパターンのクラスに対応するクラスコードを決定するクラス決定ステップと、クラスコード決定ステップの処理により決定されたクラスコードに基づいて、コンポーネント映像信号に対応する予測係数を、予め記憶しているクラス毎の予測係数の中から決定する予測係数決定ステップと、コンポジット映像信号から、コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する予測タップ抽出ステップと、予測係数決定ステップの処理により決定される予測係数、および、予測タップ抽出ステップの処理により抽出される予測タップに基づいて、予測演算を行い、コンポーネント映像信号を生成する映像信号生成ステップとを含むことを特徴とする。
【0025】
本発明の第1のプログラムは、コンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出するクラスタップ抽出ステップと、クラスタップ抽出ステップの処理により抽出されるクラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出ステップと、パターン検出ステップの処理により検出されるパターン、並びに、パターン検出ステップの処理におけるパターン検出手法毎に各クラスとS/N比の対応関係を示す評価テーブルに基づいて、パターン検出手法の内、いずれかを選択し、選択された検出手法により検出されるパターンのクラスに対応するクラスコードを決定するクラス決定ステップと、クラスコード決定ステップの処理により決定されたクラスコードに基づいて、コンポーネント映像信号に対応する予測係数を、予め記憶しているクラス毎の予測係数の中から決定する予測係数決定ステップと、コンポジット映像信号から、コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する予測タップ抽出ステップと、予測係数決定ステップの処理により決定される予測係数、および、予測タップ抽出ステップの処理により抽出される予測タップに基づいて、予測演算を行い、コンポーネント映像信号を生成する映像信号生成ステップとをコンピュータに実現させる。
【0026】
本発明の第2の信号処理装置は、コンポーネント映像信号をエンコードし、コンポジット映像信号を生成するエンコード手段と、エンコード手段によりエンコードされて生成されたコンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出する第1の領域抽出手段と、第1の領域抽出手段により抽出されたクラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出手段と、パターン検出手段により検出されたパターンに基づいて、パターン検出手段によるパターン検出手法毎に、クラスを決定し、クラスに対応するクラスコードを決定するクラスコード決定手段と、クラスコード決定手段により決定された各クラスコードについて、コンポーネント映像信号に対応する予測係数を、予め記憶しているクラス毎の予測係数の中から決定する予測係数決定手段と、コンポジット映像信号から、コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する第2の領域抽出手段と、予測係数決定手段により決定された予測係数、および、第2の領域抽出手段により抽出される予測タップに基づいて、予測演算を行い、予測係数毎にコンポーネント映像信号を生成する予測演算手段と、予測演算手段により生成されるコンポーネント映像信号のそれぞれについて、エンコード手段によりエンコードされるコンポーネント映像信号とのS/N比を算出するSN比算出手段と、SN比算出手段により算出されたS/N比に基づいて評価テーブルを生成する評価テーブル生成手段とを備えることを特徴とする。
【0032】
本発明の第2の信号処理方法は、コンポーネント映像信号がエンコードされて生成されたコンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出するクラスタップ抽出ステップと、クラスタップ抽出ステップの処理により抽出されたクラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出ステップと、パターン検出ステップの処理により検出されたパターンに基づいて、パターン検出ステップの処理におけるパターン検出手法毎に、クラスを決定し、クラスに対応するクラスコードを決定するクラスコード決定ステップと、クラスコード決定ステップの処理により決定された各クラスコードについて、コンポーネント映像信号に対応する予測係数を、予め記憶しているクラス毎の予測係数の中から決定する予測係数決定ステップと、コンポジット映像信号から、コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する予測タップ抽出ステップと、予測係数決定ステップの処理により決定された予測係数、および、予測タップ抽出ステップの処理により抽出される予測タップに基づいて、予測演算を行い、予測係数毎にコンポーネント映像信号を生成する映像信号生成ステップと、映像信号生成ステップの処理により生成されるコンポーネント映像信号のそれぞれについて、クラスタップ抽出ステップの処理によりクラスタップが抽出されるコンポーネント映像信号とのS/N比を算出するSN比算出ステップと、SN比算出ステップの処理により算出されたS/N比に基づいて評価テーブルを生成する評価テーブル生成ステップとを含むことを特徴とする。
【0033】
本発明の第2の記録媒体のプログラムは、コンポーネント映像信号がエンコードされて生成されたコンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出するクラスタップ抽出ステップと、クラスタップ抽出ステップの処理により抽出されたクラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出ステップと、パターン検出ステップの処理により検出されたパターンに基づいて、パターン検出ステップの処理におけるパターン検出手法毎に、クラスを決定し、クラスに対応するクラスコードを決定するクラスコード決定ステップと、クラスコード決定ステップの処理により決定された各クラスコードについて、コンポーネント映像信号に対応する予測係数を、予め記憶しているクラス毎の予測係数の中から決定する予測係数決定ステップと、コンポジット映像信号から、コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する予測タップ抽出ステップと、予測係数決定ステップの処理により決定された予測係数、および、予測タップ抽出ステップの処理により抽出される予測タップに基づいて、予測演算を行い、予測係数毎にコンポーネント映像信号を生成する映像信号生成ステップと、映像信号生成ステップの処理により生成されるコンポーネント映像信号のそれぞれについて、クラスタップ抽出ステップの処理によりクラスタップが抽出されるコンポーネント映像信号とのS/N比を算出するSN比算出ステップと、SN比算出ステップの処理により算出されたS/N比に基づいて評価テーブルを生成する評価テーブル生成ステップとを含むことを特徴とする。
【0034】
本発明の第2のプログラムは、コンポーネント映像信号がエンコードされて生成されたコンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出するクラスタップ抽出ステップと、クラスタップ抽出ステップの処理により抽出されたクラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出ステップと、パターン検出ステップの処理により検出されたパターンに基づいて、パターン検出ステップの処理におけるパターン検出手法毎に、クラスを決定し、クラスに対応するクラスコードを決定するクラスコード決定ステップと、クラスコード決定ステップの処理により決定された各クラスコードについて、コンポーネント映像信号に対応する予測係数を、予め記憶しているクラス毎の予測係数の中から決定する予測係数決定ステップと、コンポジット映像信号から、コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する予測タップ抽出ステップと、予測係数決定ステップの処理により決定された予測係数、および、予測タップ抽出ステップの処理により抽出される予測タップに基づいて、予測演算を行い、予測係数毎にコンポーネント映像信号を生成する映像信号生成ステップと、映像信号生成ステップの処理により生成されるコンポーネント映像信号のそれぞれについて、クラスタップ抽出ステップの処理によりクラスタップが抽出されるコンポーネント映像信号とのS/N比を算出するSN比算出ステップと、SN比算出ステップの処理により算出されたS/N比に基づいて評価テーブルを生成する評価テーブル生成ステップとをコンピュータに実現させる。
【0035】
本発明の第3の信号処理装置は、コンポーネント映像信号をエンコードし、コンポジット映像信号を生成するエンコード手段と、エンコード手段によりエンコードされて生成されたコンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出する第1の領域抽出手段と、第1の領域抽出手段により抽出されたクラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出手段と、パターン検出手段により検出されたパターンに基づいて、パターン検出手段によるパターン検出手法毎に、クラスを決定し、クラスに対応するクラスコードを決定するクラスコード決定手段と、コンポジット映像信号から、コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する第2の領域抽出手段と、コンポーネント映像信号、第2の領域抽出手段により抽出された予測タップ、および、クラスコード決定手段により決定されたクラスコードに基づいて、クラスコード毎に正規方程式を生成する正規方程式生成手段と、正規方程式生成手段により生成される正規方程式を解き、予測係数を算出して決定する係数決定手段とを備えることを特徴とする。
【0039】
本発明の第3の信号処理方法は、コンポーネント映像信号がエンコードされて生成されたコンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出するクラスタップ抽出ステップと、クラスタップ抽出ステップの処理により抽出されたクラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出ステップと、パターン検出ステップの処理により検出されたパターンに基づいて、パターン検出ステップの処理におけるパターン検出手法毎に、クラスを決定し、クラスに対応するクラスコードを決定するクラスコード決定ステップと、コンポジット映像信号から、コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する予測タップ抽出ステップと、コンポーネント映像信号、予測タップ抽出ステップの処理により抽出された予測タップ、および、クラスコード決定ステップの処理により決定されたクラスコードに基づいて、クラスコード毎に正規方程式を生成する正規化方程式生成ステップと、正規方程式生成ステップの処理により生成される正規方程式を解き、予測係数を算出して決定する予測係数算出ステップとを含むことを特徴とする。
【0040】
本発明の第3の記録媒体のプログラムは、コンポーネント映像信号がエンコードされて生成されたコンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出するクラスタップ抽出ステップと、クラスタップ抽出ステップの処理により抽出されたクラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出ステップと、パターン検出ステップの処理により検出されたパターンに基づいて、パターン検出ステップの処理におけるパターン検出手法毎に、クラスを決定し、クラスに対応するクラスコードを決定するクラスコード決定ステップと、コンポジット映像信号から、コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する予測タップ抽出ステップと、コンポーネント映像信号、予測タップ抽出ステップの処理により抽出された予測タップ、および、クラスコード決定ステップの処理により決定されたクラスコードに基づいて、クラスコード毎に正規方程式を生成する正規化方程式生成ステップと、正規方程式生成ステップの処理により生成される正規方程式を解き、予測係数を算出して決定する予測係数算出ステップとを含むことを特徴とする。
【0041】
本発明の第3のプログラムは、コンポーネント映像信号がエンコードされて生成されたコンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出するクラスタップ抽出ステップと、クラスタップ抽出ステップの処理により抽出されたクラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出ステップと、パターン検出ステップの処理により検出されたパターンに基づいて、パターン検出ステップの処理におけるパターン検出手法毎に、クラスを決定し、クラスに対応するクラスコードを決定するクラスコード決定ステップと、コンポジット映像信号から、コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する予測タップ抽出ステップと、コンポーネント映像信号、予測タップ抽出ステップの処理により抽出された予測タップ、および、クラスコード決定ステップの処理により決定されたクラスコードに基づいて、クラスコード毎に正規方程式を生成する正規化方程式生成ステップと、正規方程式生成ステップの処理により生成される正規方程式を解き、予測係数を算出して決定する予測係数算出ステップとをコンピュータに実現させる。
【0042】
本発明の第1の信号処理装置および方法、第1の記録媒体、並びに第1のプログラムにおいては、コンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップが抽出され、そのクラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類が行われるか、または、注目ブロックがアダマール変換され、基底成分毎に1 bitADRC が行われることにより、コンポジット映像信号のパターンが検出され、そのパターン、並びに、パターン検出手法毎に各クラスとS/N比の対応関係を示す評価テーブルに基づいて、パターン検出手法の内、いずれかが選択され、その選択された検出手法により検出されるパターンのクラスに対応するクラスコードが決定され、クラスコード決定ステップの処理により決定されたクラスコードに基づいて、コンポーネント映像信号に対応する予測係数が、予め記憶しているクラス毎の予測係数の中から決定され、コンポジット映像信号から、コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップが抽出され、予測係数、および、予測タップに基づいて、予測演算が行われ、コンポーネント映像信号が生成される。
【0043】
本発明の第2の信号処理装置および方法、第2の記録媒体、並びに第2のプログラムにおいては、コンポーネント映像信号がエンコードされて生成されたコンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップが抽出され、そのクラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類が行われるか、または、注目ブロックがアダマール変換され、基底成分毎に1 bitADRC が行われることにより、コンポジット映像信号のパターンが検出され、そのパターンに基づいて、パターン検出手法毎に、クラスが決定され、クラスに対応するクラスコードが決定され、各クラスコードについて、コンポーネント映像信号に対応する予測係数が、予め記憶しているクラス毎の予測係数の中から決定され、コンポジット映像信号から、コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップが抽出され、予測係数、および、予測タップに基づいて予測演算が行われ、予測係数毎にコンポーネント映像信号が生成され、コンポーネント映像信号のそれぞれについて、クラスタップが抽出されるコンポーネント映像信号とのS/N比が算出され、算出されたS/N比に基づいて評価テーブルが生成される。
【0044】
本発明の第3の信号処理装置および方法、第3の記録媒体、並びに第3のプログラムにおいては、コンポーネント映像信号がエンコードされて生成されたコンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップが抽出され、クラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類が行われるか、または、注目ブロックがアダマール変換され、基底成分毎に1 bitADRC が行われることにより、コンポジット映像信号のパターンが検出され、検出されたパターンに基づいて、パターン検出手法毎に、クラスが決定され、クラスに対応するクラスコードが決定され、コンポジット映像信号から、コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップが抽出され、コンポーネント映像信号、予測タップ、および、クラスコードに基づいて、クラスコード毎に正規方程式が生成され、その正規方程式が解かれて、予測係数が算出される。
【0045】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明を適用した、テレビジョン受像機の基本的な構成例を示すブロック図である。
【0046】
図2において、テレビジョン受像機100のアンテナ11は、図示せぬ放送局より供給される無線信号であるテレビジョン信号を取得し、チューナ12に供給する。チューナ12は、アンテナ12を介して取得した、複数のチャンネルが多重化されたテレビジョン信号より所定のチャンネルの映像搬送波の信号を選局し、対応する映像中間周波信号を生成して、VIF(Video Intermediate Frequency)回路13に供給する。
【0047】
VIF回路13は、チューナ12より供給された所定のチャンネルの映像中間周波信号を復調し、コンポジット映像信号をA/D変換器101に供給する。A/D変換器101は、取得したコンポジット映像信号をアナログ信号からデジタル信号に変換し、クラス分類適応処理回路102に供給する。
【0048】
クラス分類適応処理回路102は取得したコンポジット映像信号を輝度信号であるY信号(Y)、並びに、色差信号であるR−Y信号(R−Y)およびB−Y信号(B−Y)に分離し、それらをマトリクス回路16に供給する。
【0049】
マトリクス回路16は、取得したY信号、R−Y信号、およびB−Y信号より3原色のR信号、G信号、およびB信号を生成し、それらをCRT(Cathode Ray Tube)17に供給する。CRT17は、取得したR信号、G信号、およびB信号に対応する映像を表示する。
【0050】
クラス分類適応処理回路102にはまた、必要に応じてドライブ110が接続され、磁気ディスク111、光ディスク112、光磁気ディスク113、或いは半導体メモリ114などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じてクラス分類適応処理回路102が内蔵する記憶部(図示せず)にインストールされる。
【0051】
図2に示すテレビジョン受像機100は、図1に示すテレビジョン受像機1のY/C分離回路14およびクロマ復調回路15で構成される信号処理部18の機能を、A/D変換器101およびクラス分類適応処理回路102を用いて実現するものであり、それ以外の構成は、図1に示す場合と同様である。
【0052】
次に、図2に示すテレビジョン受像機100の動作を説明する。
【0053】
テレビジョン受像機100のアンテナ11を介して取得されたテレビジョン放送の映像搬送波信号は、チューナ12により所定のチャンネルの中間周波信号に変換される。その中間周波信号は、VIF回路13により復調され、目的のチャンネルのコンポジット映像信号が抽出される。このコンポジット映像信号は、A/D変換器101によりデジタル信号に変換された後、クラス分類適応処理回路102に供給される。
【0054】
ここで、例えば、NTSC方式のテレビジョン信号は、輝度信号(Y)にクロマ信号(C)が平衡変調されて多重化されているため、サンプリングされたコンポジット信号は、サンプリング点によってクロマ信号の位相が異なる。
【0055】
A/D変換器101がNTSC信号を色副搬送波周波数fscの4倍のサンプリング周波数(4fsc)でサンプリングした場合、クロマ信号の各フィールド間および各画素間の位相の関係は図3に示すようになる。
【0056】
図3において、同じフィールド上で水平方向に隣接する画素間の位相差は、フィールド131における画素131Aおよび画素131Bに示すように、90度であり、同じフィールド上で垂直方向に隣接する画素間の位相差は、フィールド131における画素131Aおよび画素131Cに示すように、180度である。
【0057】
また、フィールド131の画素131Aと、フィールド131より2フィールド後のフィールド132(フィールド131の次の次のフィールド)の同じ位置の画素132Aとの位相差は、180度である。
【0058】
クラス分類適応処理回路102は、図3に示すようなクロマ信号が平衡変調されて多重化されたコンポジット信号を取得すると、対応する画像の注目画素および注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップから所定の特徴量を得るなどしてクラス分類を行う。
【0059】
そして、クラス分類適応処理回路102は、クラス毎に用意された固定の係数と、クラスタップと同様に得られる予測タップとの演算を行って、コンポジット信号から注目画素におけるY信号、R−Y信号、およびB−Y信号に直接変換し、それらをマトリクス回路16に供給する。
【0060】
次に、クラス分類適応処理回路102について説明する。図4は、クラス分類適応処理回路102の内部の構成例を示す図である。
【0061】
図4において、クラス分類適応処理回路102の領域抽出部151は、A/D変換器101により図示せぬ入力端子を介して供給されたコンポジット信号であるNTSC信号から、クラス分類を行うために必要な画素(クラスタップ)を抽出し、パターン検出部152乃至154に供給する。
【0062】
パターン検出部152は、入力されたクラスタップに基づいて、予め定められた所定の方式でコンポジット映像信号のパターンを検出し、その結果をクラスコード決定部155に出力する。
【0063】
パターン検出部153および154もパターン検出部152と同様に、入力されたクラスタップに基づいて、それぞれ予め定められた所定の方式でコンポジット映像信号のパターンを検出し、その結果をクラスコード決定部155に出力する。
【0064】
なお、パターン検出部152乃至154は、互いに異なる方式でパターンを検出する。
【0065】
また、コンポジット映像信号よりパターンを検出するパターン検出部の数は、複数であればいくつでもよい。その場合、複数のパターン検出部は、互いに異なる方式によりパターンを検出するように構成される。
【0066】
さらに、図4において、パターン検出部は全て並列に構成されているが、これに限らず、複数存在するパターン検出部の一部または全部が直列に配置されていてもよい。
【0067】
クラスコード決定部155は、パターン検出部152乃至154より供給されたパターン、並びに評価テーブル156より供給された評価テーブルに基づいて、パターン検出部152乃至154のうち、どのパターン検出部を使うかを選択肢、そのパターン検出部より供給されるパターンのクラスに対応するクラスコードを係数メモリ157に供給する。
【0068】
係数メモリ157には後述する「学習」によって求められたクラス毎の予測係数が予め記憶されており、係数メモリ157は、取得されたクラスコードに対応する予測係数を予測演算部159に出力する。
【0069】
また、領域抽出部158は、A/D変換器101により図示せぬ入力端子を介して供給されたコンポジット信号であるNTSC信号から、コンポーネント信号を予測生成するために必要な画素(予測タップ)を抽出し、予測演算部159に供給する。
【0070】
予測演算部159は、係数メモリ157より供給された予測係数と、領域抽出部158より供給された予測タップを用いて、予測演算を行い、コンポーネント信号を生成し、図示せぬ出力端子を介して、マトリクス回路16に供給する。
【0071】
次に動作について説明する。
【0072】
図示せぬ入力端子より入力されたコンポジット映像信号は、領域抽出部151に供給され、クラスタップを抽出される。そして、抽出されたクラスタップは、パターン検出部152乃至154に供給され、それぞれ、互いに異なる予め決められた所定の方式でパターンを検出される。検出結果は、クラスコード決定部155に供給され、評価テーブル156の情報に基づいてクラスが決定され、そのクラスコードが係数メモリ157に供給される。
【0073】
係数メモリ157において、クラスコードは、コンポーネント信号のY信号に対応する予測係数に変換され、予測演算部159に供給される。
【0074】
また、図示せぬ入力端子より入力されたコンポジット映像信号は、領域抽出部158により、予測タップを抽出される。そして抽出された予測タップは、予測演算部159に供給される。
【0075】
予測演算部159において、領域抽出部158より供給された予測タップおよび係数メモリ157に供給された予測係数に基づいた予測演算が行われ、コンポーネント信号のY信号が生成され出力される。
【0076】
なお、コンポーネント信号のR−Y信号およびB−Y信号等についても、係数メモリにそれらの信号に対応する予測係数を予め記憶させておくことにより、上述したY信号の場合と同様の構成で得ることができる。
【0077】
以上のようにして、クラス分類適応処理回路102は、供給されたコンポジット映像信号をコンポーネント信号に変換する。
【0078】
次に、クラス分類適応処理回路102において、実行されるY信号抽出処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0079】
最初にステップS1において、クラス分類適応処理回路102の領域抽出部151は、供給されたコンポジット映像信号よりクラスタップを抽出する。そして、ステップS2において、クラス分類適応処理回路102は、複数用意されたパターンの検出方式の中から適用する方式を指定する。
【0080】
そして、ステップS3に進み、クラス分類適応処理回路102は、ステップS2において指定した方式でパターンを検出し、ステップS4において、全ての検出方式で検出したか否かを判定する。未処理の検出方式が存在し、まだ全ての検出方式で検出していないと判定した場合、クラス分類適応処理回路102は、ステップS5において未処理の検出方式の中から適用する方式を指定し、ステップS3に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0081】
すなわち、クラス分類適応処理回路102は、ステップS3乃至ステップS5の処理を繰り返すことにより、用意された全ての検出方式でクラスタップからパターンを検出する。図4の例の場合、これにより、パターン検出部152乃至154の全てによりパターンが検出される。
【0082】
そして、ステップS4において、全ての検出方式でパターンを検出したと判定した場合、クラス分類適応処理回路102のクラスコード決定部155は、ステップS6に進み、予め用意された評価テーブル156の情報に基づいて、クラスを決定し、対応するクラスコードを決定する。
【0083】
そして、ステップS7に進み、クラス分類適応処理回路102の係数メモリ157は、ステップS6において決定されたクラスコードに基づいて、コンポーネント信号のY信号に対応する予測係数を決定する。ステップS8において、領域抽出部158は、供給されたコンポジット映像信号より予測タップを抽出する。ステップS9において、予測演算部159は、ステップS7において決定された予測係数、およびステップS8において抽出された予測タップに基づいて、コンポーネントY信号を生成し、Y信号抽出処理を終了する。
【0084】
以上のようにして、クラス分類適応処理回路102は、コンポジット信号よりコンポーネントY信号を抽出する。
【0085】
なお、R−Y信号、およびB−Y信号等の各種のコンポーネント信号を抽出する処理についても、クラス分類適応処理回路102がステップS7において各種のコンポーネント信号に対応する予測係数を決定するようにすることにより、Y信号の場合と同様の処理により抽出することができるので、その説明は省略する。
【0086】
以上のように、クラス分類適応処理回路102によってコンポジット信号から各種のコンポーネント信号に直接変換することにより、容易に、より精度の良いクラスを選択することができる。
【0087】
次に、図4に示す係数メモリ157に記憶する予測係数を予め用意する「学習」の方法について説明する。係数メモリ157には、テレビジョン受像機100のメーカ等によって予めパターン検出部152乃至154の手法に対応するクラス毎の予測係数が登録される。
【0088】
図6は、係数メモリ157に記憶する予測係数を算出(学習)する予測係数算出装置の構成例を示す図である。
【0089】
図6において、予測係数算出装置200のNTSCエンコーダ201は、図示せぬ入力端子より入力された、サンプル映像等に対応する所定のコンポーネント信号であるY信号、R−Y信号、およびB−Y信号を取得すると、それらの信号からNTSCコンポジット信号を生成し、領域抽出部202および205に供給する。
【0090】
領域抽出部202は、供給されたコンポジット信号からクラス分類を行うために必要な画素であるクラスタップを抽出し、パターン検出部203に供給する。
【0091】
パターン検出部203は、予め決められた所定の方式を用いて、入力されたクラスタップからコンポジット映像信号のパターンを検出し、その結果をクラスコード決定部204に供給する。クラスコード決定部204は、供給されたパターンに基づいて、クラスを決定し、対応するクラスコードを正規方程式206に供給する。
【0092】
また、領域抽出部205は、供給されたコンポジット信号からコンポーネント信号を予測し生成するために必要な画素である予測タップを抽出し、正規方程式生成部206に供給する。
【0093】
さらに、正規方程式生成部206は、図示せぬ入力端子より入力されたコンポーネント信号であるY信号を取得し、その取得されたY信号、領域抽出部205により供給された予測タップ、および、クラスコード決定部204より供給されたクラスコードに基づいて、クラスコード毎に、正規方程式を生成し、係数決定部207に供給する。
【0094】
係数決定部207は、入力された正規方程式の数が十分な場合、例えば、最小自乗法を用いて正規方程式を解き、予測係数を算出し、係数メモリ208に供給し、記憶させる。
【0095】
なお、パターン検出部203は、例えば、図4に示すテレビジョン受像機100のクラス分類適応処理回路102において用いられるパターン検出部152に対応しており、パターン検出部152と同様の手法によりパターンを検出する。これにより、係数メモリ208には、パターン検出部152の手法により分類されるクラス毎の予測係数が記憶される。
【0096】
同様にして、パターン検出部203をパターン検出部153または154に対応させて、パターン検出部153または154に対応する予測係数が得られる。
【0097】
すなわち、図6に示す予測係数算出装置200のパターン検出部203を、図4に示すパターン検出部152乃至154のそれぞれに対応させて構成して予測係数を算出し、係数メモリ208に記憶させる。従って、係数メモリ208には、図4に示すクラス分類適応処理回路102に用意されるパターン検出部が分類するクラスの合計数と同数の予測係数が記憶される。
【0098】
係数メモリ208に記憶されている予測係数は、図4に示す係数メモリ157に供給されて記憶される。
【0099】
なお、Y信号以外にも、例えば、正規方程式生成部206がR−Y信号を取得するようにすることにより、上述した予測係数算出装置200と同様の構成において、R−Y信号を取得するための予測係数を得ることができる。また、B−Y信号等を生成する予測係数についても同様に求めることができる。
【0100】
予測係数算出装置200はまた、図示せぬ制御部を有しており、その制御部は、予測係数算出装置200の全体を制御する。また、予測係数算出装置200には、必要に応じてドライブ220が接続され、磁気ディスク221、光ディスク222、光磁気ディスク223、或いは半導体メモリ224などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて予測係数算出装置200が内蔵する制御部(図示せず)が有する記憶部(図示せず)にインストールされる。
【0101】
次に、予測係数算出装置200による予測係数算出処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。
【0102】
最初にステップS31において、予測係数算出装置200の領域抽出部202は、NTSCエンコーダ201によりコンポーネント信号をエンコードして得られたコンポジット信号よりクラスタップを抽出する。そして、予測係数算出装置200は、ステップS32においてパターンの検出方式を指定し(複数のパターン検出部の中の1つを選択し)、ステップS33において選択されたパターン検出部203は、領域抽出部202で抽出されたクラスタップよりパターンを検出し、ステップS34において、クラスコード決定部204は、パターン検出部203により検出されたパターンよりクラスを決定する。
【0103】
また、ステップS35において、領域抽出部205は、NTSCエンコーダ201が生成したコンポジット信号より予測タップを抽出する。
【0104】
そして、ステップS36に進み、正規方程式生成部206は、領域抽出部205により抽出された予測タップを生徒データとし、コンポーネント信号を教師データとして、クラスコード決定部204で決定されたクラスコード毎に、正規方程式を生成する。係数決定部207は、ステップS37において、正規方程式生成部206により生成された正規方程式を、最小自乗法を用いて解くことにより、予測係数を算出し、ステップS38において、係数メモリ208は、係数決定部207で算出された予測係数を記憶する。
【0105】
ステップS39において、制御部は、全パターンについて(複数のパターン検出部203の全てに基づいて、)予測係数を算出したか否かを判定し、まだ未処理の検出方式(パターン検出部203)が存在し、全パターンについて予測係数を算出していないと判定した場合、ステップS40において未処理の検出方式(パターン検出部203)を指定した後、ステップS33に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0106】
すなわち、ステップS33乃至ステップS40の処理を繰り返すことにより、予測係数算出装置200に用意された全てのパターン検出部203に対応する予測係数が算出される。
【0107】
そして、ステップS39において、全パターンについて予測係数を算出したと判定した場合、制御部は、予測係数算出処理を終了する。
【0108】
以上のように、予測係数算出装置200を用いて、用意されたパターン検出部203に対応する予測係数を算出することにより、図4に示す係数メモリ157は、用意された新たなパターン検出方式に対応する予測係数を予め用意することができ、クラス分類適応処理回路102の汎用性および拡張性を広げることができる。
【0109】
次に、図4に示す評価テーブル156に記憶される評価テーブルの生成方法について説明する。評価テーブル156には、メーカ等によって予めクラスコード決定部155において使用される、パターン検出部152乃至154の検出手法、およびそれらのクラス毎のS/N比の対応関係を示す評価テーブルが登録される。
【0110】
図8は、評価テーブルを生成するための評価テーブル生成装置の構成例を示す図である。
【0111】
図8において、評価テーブル生成装置300のNTSCエンコーダ301は、図示せぬ入力端子より入力された、サンプル画像等に対応する所定のコンポーネント信号であるY信号、R−Y信号、およびB−Y信号を取得すると、エンコード処理を行い、NTSCコンポジット信号を生成し、領域抽出部302および306に供給する。
【0112】
領域抽出部302は、NTSCエンコーダ301より供給されたコンポジット信号から、クラス分類を行うために必要な画素であるクラスタップを抽出し、パターン検出部303に供給する。
【0113】
パターン検出部303は、供給されたクラスタップよりコンポジット映像信号のパターンを検出し、その検出結果をクラスコード決定部304に供給する。クラスコード決定部304は、パターン検出部303より供給されたパターンに基づいてクラスを決定し、そのクラスに対応するクラスコードを係数メモリ305に供給する。
【0114】
係数メモリ305は、取得したクラスコードに対応する予測係数を、予測演算部307に供給する。また、コンポジット信号を取得した領域抽出部306は、コンポーネント信号を予測生成するのに必要な画素である予測タップを抽出し、予測演算部307に供給する。
【0115】
予測演算部307は、領域抽出部306により供給された予測タップと、係数メモリ305により供給された予測係数に基づいて、予測演算を行い、コンポーネント信号であるY信号を生成し、S/N比算出部308に供給する。
【0116】
SN比算出部308は、NTSCエンコーダ301に入力したコンポーネント信号のY信号を取得し、そのY信号と、予測演算部307により供給されたY信号とによりS/N比を算出し、評価テーブル309に供給する。評価テーブル309は、SN比算出部308より供給されたS/N比に基づいて、保持している評価テーブルを生成する。
【0117】
評価テーブル309に記憶されている評価テーブルは、図4に示す評価テーブル156に供給されて記憶される。
【0118】
なお、パターン検出部303は、例えば、図4に示すテレビジョン受像機100のクラス分類適応処理回路102において用いられるパターン検出部152に対応しており、パターン検出部152と同様の手法によりパターンを検出する。これにより、評価テーブル309には、パターン検出部152の手法により分類されるクラス毎のS/N比との対応関係が示される評価テーブルが保存される。同様にして、パターン検出部203をパターン検出部153および154に対応させて、パターン検出部153および154に対応する評価テーブルが得られる。
【0119】
すなわち、図8に示す評価テーブル生成装置300のパターン検出部303を、図4に示すパターン検出部152乃至154のそれぞれに対応させて構成してS/N比を算出し、評価テーブル309に記憶させる。従って、評価テーブル309には、図4に示すクラス分類適応処理回路102に用意されるパターン検出部152乃至154が分類するクラスの合計数と同数の、クラスとS/N比との対応関係(評価テーブル)が記憶される。
【0120】
なお、Y信号以外にも、例えば、SN比算出部308がR−Y信号を取得するようにすることにより、上述した評価テーブル生成装置300と同様の構成において、R−Y信号を生成するための評価テーブルを得ることができる。また、B−Y信号等を生成するための評価テーブルについても同様に求めることができる。
【0121】
評価テーブル生成装置300はまた、図示せぬ制御部を有しており、その制御部は、評価テーブル生成装置300の全体を制御する。また、評価テーブル生成装置300には、必要に応じてドライブ320が接続され、磁気ディスク321、光ディスク322、光磁気ディスク323、或いは半導体メモリ324などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて評価テーブル生成装置300が内蔵する制御部(図示せず)が有する記憶部(図示せず)にインストールされる。
【0122】
次に、評価テーブル生成装置300による評価テーブル生成処理について図9のフローチャートを参照して説明する。
【0123】
最初に、ステップS61において、評価テーブル生成装置300の領域抽出部202は、NTSCエンコーダ301によりコンポーネント信号をエンコードして生成されたコンポジット信号よりクラスタップを抽出する。そして、ステップS62において、制御部は、パターンの検出方式を指定する(複数のパターン検出部303の中から、1つを選択する)。
【0124】
選択されたパターン検出部303は、ステップS63において、抽出されたクラスタップよりパターンを検出し、クラスコード決定部304は、ステップS64において、領域抽出部302により検出されたパターンのクラスを決定し、ステップS65において、係数メモリ305は、そのクラスのクラスコードに対応する予測係数を決定する。
【0125】
また、領域抽出部306は、ステップS66において、NTSCエンコーダ301によりコンポーネント信号をエンコードして生成されたコンポジット信号より予測タップを抽出する。そして、ステップS67において、予測演算部307は、領域抽出部306により抽出された予測タップおよび係数メモリ305より読み出された予測係数に基づいて、コンポーネント信号であるY信号を生成する。
【0126】
SN比算出部308は、エンコードする前のコンポーネント信号のY信号(NTSCエンコーダ301に入力される信号)と、ステップS67において予測演算部307により生成されたY信号に基づいて、ステップS68において、S/N比を算出する。そして、ステップS69に進み、評価テーブル309は、算出したS/N比を用いて評価テーブルを生成する。
【0127】
ステップS70において、制御部は、全パターン(複数の全てのパターン検出部303)について評価テーブルを生成したか否かを判定し、未処理の検出方式(パターン検出部303)が存在し、まだ全てのパターンについて評価テーブルを生成していないと判定した場合、制御部は、ステップS71において未処理の検出方式(パターン検出部303)を指定し、ステップS63に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0128】
すなわち、ステップS63乃至ステップS71の処理を繰り返すことにより、クラス分類適応処理回路102に用意される全パターンについて評価テーブルを生成する。
【0129】
そして、ステップS70において、制御部は、全パターンについて評価テーブルを生成したと判定した場合、評価テーブル生成処理を終了する。
【0130】
以上のように、評価テーブル生成装置300を用いて、用意されたパターン検出部303に対応する評価テーブルを生成することにより、図4に示す評価テーブル156は、用意された新たなパターン検出方式に対応する評価テーブルを予め用意することができ、クラス分類適応処理回路102の汎用性および拡張性を広げることができる。
【0131】
すなわち、図4に示すクラス分類適応処理回路102は、以上のように、予測係数算出装置200および評価テーブル生成装置300を使用することにより、様々なクラス分類手法を予め用意しておくことができるので、さまざまな手法の組み合わせによりクラス分類を行うことができる。次に、図4に示すクラス分類適応処理回路102に用意される複数のクラス分類手法の組み合わせについて説明する。
【0132】
図10および図11は、クラス分類適応処理回路102がコンポジット信号よりパターンを検出し、採用するクラスコードを決定する様子を示す図である。
【0133】
領域抽出部151は、クラス分類適応処理回路102に入力されたコンポジット信号に対応する画像401より注目画素を含むクラスタップ402を抽出する。
【0134】
ここで、クラス分類適応処理回路102に用意されたパターン検出部によるクラス分類方式として、同位相1bitADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)によるクラス分類と、簡易YC分離の差分値を閾値判定するクラス分類の組み合わせを用意する。
【0135】
そして、そのクラスタップ402について、クラス分類適応処理回路102に用意された2つのパターン検出部がそれぞれパターンを検出し、同位相1bitADRCによるクラスコードA403と、簡易YC分離の差分値を閾値判定するクラスコードB404としてクラスコード決定部155に供給する。
【0136】
このとき、クラスコード決定部155に、評価テーブル156より図11に示すような2つの評価テーブルが供給される。一方は、同位相1bitADRCによるクラス分類に対応する評価テーブル431であり、他方は、簡易YC分離の差分値によるクラス分類に対応する評価テーブル432である。
【0137】
そして、クラスコード決定部155は、パターン検出部より供給された図10に示すクラスコードA403およびクラスコードB404に対応するS/N比の値を評価テーブル431および432よりそれぞれ求め、両者を比較し、値が大きい方のクラスコードを係数メモリ157に供給する。
【0138】
図10および図11に示す例の場合、クラスコードA403に対応するS/N比431Aの値は「44.29915」であり、クラスコードA404に対応するS/N比432Aの値は「43.82668」であるので、同位相1bitADRCのクラスAが、選択されたクラス433とされ、対応するクラスコードA403が係数メモリ157に供給される。
【0139】
また、図12および図13は、クラス分類適応処理回路102がコンポジット信号よりパターンを検出し、採用するクラスコードを決定する様子の他の例を示す図である。
【0140】
図12において、クラス分類適応処理回路102の領域抽出部151は、コンポジット信号よりクラスタップ抽出する。そして、パターン検出部は、抽出されたクラスタップに対応する画素450を、例えば、1×4ブロック単位で注目ブロック451としてアダマール変換し、各基底成分それぞれに対して1bitADRCを行う。
【0141】
そして、パターン検出部は、得られた基底成分ごとの1bitADRCコード461乃至464をクラスコード決定部155に入力する。クラスコード決定部155は、予め算出された図13に示すような評価テーブル481に基づいて、それらのクラスコード461乃至464の中から、適用するクラスコード482を決定する。
【0142】
図12および図13に示す例の場合、評価テーブル481において、クラスコード461に対応するS/N比の値は、「44.29915」であり、クラスコード462に対応するS/N比の値は、「43.82668」であり、クラスコード463に対応するS/N比の値は、「42.15078」であり、クラスコード464に対応するS/N比の値は、「42.15692」であるので、クラスコード461に対応する第1基底クラス28が適用するクラスコード482として決定される。
【0143】
以上のようにして、クラス分類適応処理回路102は、複数のクラス分類手法を個別に学習し、係数とクラスごとのS/N比を予め算出しておき、次の入力に対して複数のクラス分類手法を適用してクラスコードを求め、算出したS/N比に基づいて、最も大きいS/N比のクラス分類手法を選択する。
【0144】
これにより、例えば、128クラスに分類するクラス分類手法Aと、同じく128クラスに分類するクラス分類手法Bとを単純に組み合わせてクラス分類を行った場合、128×128クラス、すなわち、16384クラスのクラスコードと、それらに対応する予測係数を用意する必要がある。
【0145】
これに対して、図4において説明したようなクラス分類適応処理回路を用いた場合、128+128クラス、すなわち、256クラスのクラスコードと、それらに対応する予測係数を用意すればよいので、用意するデータを大幅に削減することができ、さらに、統計的に最も精度よくマッピングできるクラスを選択することができる。
【0146】
なお、以上において、図2に示すクラス分類適応処理回路102は、コンポジット映像信号から、輝度信号であるY信号、並びに、色差信号であるR−Y信号およびB−Y信号に変換するように説明したが、これに限らず、例えば、図14に示すように、コンポジット映像信号から直接3原色のR信号、G信号、およびB信号に変換するようにしてもよい。
【0147】
図14において、テレビジョン受像機500のクラス分類適応処理回路502は、A/D変換回路501により供給されたデジタル信号のコンポジット映像信号からコンポーネント信号であるR信号、G信号、およびB信号に直接変換し、それらをCRT17に供給する。クラス分類適応処理回路502におけるクラス分類方法は、図2に示すクラス分類適応処理回路102と同様に行われる。
【0148】
図14に示すテレビジョン受像機500は、図1に示すテレビジョン受像機1のY/C分離回路14、クロマ復調回路15、およびマトリクス回路16で構成される信号処理部19の機能を、A/D変換器501およびクラス分類適応処理回路502を用いて実現するものであり、それ以外の構成は、図1に示す場合と同様である。
【0149】
クラス分類適応処理回路502にはまた、必要に応じてドライブ510が接続され、磁気ディスク511、光ディスク512、光磁気ディスク513、或いは半導体メモリ514などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じてクラス分類適応処理回路502が内蔵する記憶部(図示せず)にインストールされる。
【0150】
以上において、映像信号であるコンポジット映像信号をコンポーネント信号に変換するテレビジョン受像機のクラス分類適応処理回路について説明したが、これに限らず、上述したクラス分類適応処理回路は、ハイビジョンテレビジョン受像機等におけるSD−HD(Standard Definition−High Definition)変換回路やMPEG(Moving Picture Experts Group)方式により圧縮された画像情報の歪除去を行う信号処理回路等にも適用できる。また、それら以外の信号処理回路であってもよい。
【0151】
さらに、以上の処理は、ハードウェアにより実行することができるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0152】
この記録媒体は、図2、図6、図8または図14に示すように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク111,221,321、または511(フロッピディスクを含む)、光ディスク112,222,322、または512(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク113,223,323、または513(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ114,224,324、または514などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているクラス分類適応処理回路102若しくは502、予測係数算出装置200、または評価テーブル生成装置300に内蔵されているROMなどで構成される。
【0153】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0154】
【発明の効果】
以上のように、本発明の信号処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムによれば、より好適なクラスを容易に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のテレビジョン受像機の主要部の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した、テレビジョン受像機の主要部の構成例を示すブロック図である。
【図3】クロマ信号の各フィールド間および各画素間の位相の関係の例を示す図である。
【図4】図2に示すクラス分類適応処理回路の内部の構成例を示すブロック図である。
【図5】図2に示すクラス分類適応処理回路において、実行されるY信号抽出処理について説明するフローチャートである。
【図6】本発明を適用した、予測係数算出装置の構成例を示すブロック図である。
【図7】図6の予測係数算出装置による予測係数算出処理について説明するフローチャートである。
【図8】本発明を適用した、評価テーブル生成装置の構成例を示すブロック図である。
【図9】図8の評価テーブル生成装置による評価テーブル生成処理について説明するフローチャートである。
【図10】コンポジット信号よりパターンを検出し、クラスコードを決定する様子の例を示す図である。
【図11】評価テーブルより適用するクラスコードを選択する様子の例を示す図である。
【図12】コンポジット信号よりパターンを検出し、クラスコードを決定する様子の他の例を示す図である。
【図13】評価テーブルより適用するクラスコードを選択する様子の他の例を示す図である。
【図14】本発明を適用した、テレビジョン受像機の他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 テレビジョン受像機, 101 A/D変換器, 102 クラス分類適応処理回路, 151 領域抽出部, 152乃至154 パターン検出部, 155 クラスコード決定部, 156 評価テーブル, 157 係数メモリ, 158 領域抽出部, 159 予測演算部, 200 予測係数算出装置, 201 NTSCエンコーダ, 202 領域抽出部, 203 パターン検出部, 204 クラスコード決定部, 205 領域抽出部, 206 正規方程式, 207 係数決定部, 208 係数メモリ, 300 評価テーブル生成装置, 301 NTSCエンコーダ, 302 領域抽出部, 303 パターン検出部, 304 クラスコード決定部, 305 係数メモリ, 306 領域抽出部, 307 予測演算部, 308 SN比算出部, 309 評価テーブル, 501 A/D変換器, 502 クラス分類適応処理回路

Claims (12)

  1. 入力されたコンポジット映像信号をコンポーネント映像信号に変換して出力する信号処理装置であって、
    前記コンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および前記注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出する第1の領域抽出手段と、
    前記第1の領域抽出手段により抽出される前記クラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC Adaptive Dynamic Range Coding )によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、前記コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出手段と、
    前記パターン検出手段によるパターン検出手法毎に、各クラスとS/N比の対応関係を示す評価テーブルを記憶する評価テーブル記憶手段と、
    前記パターン検出手段により検出される前記パターン、並びに前記評価テーブル記憶手段により記憶されている前記評価テーブルに基づいて、前記パターン検出手法の内、いずれかを選択し、選択された検出手法により検出されるパターンのクラスに対応するクラスコードを決定するクラスコード決定手段と、
    前記クラスコード決定手段により決定される前記クラスコードに基づいて、前記コンポーネント映像信号に対応する予測係数を、予め記憶しているクラス毎の予測係数の中から決定する予測係数決定手段と、
    前記コンポジット映像信号から、前記コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する第2の領域抽出手段と、
    前記予測係数決定手段により決定される前記予測係数、および、前記第2の領域抽出手段により抽出される前記予測タップに基づいて、予測演算を行い、前記コンポーネント映像信号を生成する予測演算手段と
    を備えることを特徴とする信号処理装置。
  2. 入力されたコンポジット映像信号をコンポーネント映像信号に変換して出力する信号処理装置の信号処理方法であって、
    前記コンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および前記注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出するクラスタップ抽出ステップと、
    前記クラスタップ抽出ステップの処理により抽出される前記クラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、前記コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出ステップと、
    前記パターン検出ステップの処理により検出される前記パターン、並びに、前記パターン検出ステップの処理におけるパターン検出手法毎に各クラスとS/N比の対応関係を示す評価テーブルに基づいて、前記パターン検出手法の内、いずれかを選択し、選択された検出手法により検出されるパターンのクラスに対応するクラスコードを決定するクラス決定ステップと、
    前記クラスコード決定ステップの処理により決定された前記クラスコードに基づいて、前記コンポーネント映像信号に対応する予測係数を、予め記憶しているクラス毎の予測係数の中から決定する予測係数決定ステップと、
    前記コンポジット映像信号から、前記コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する予測タップ抽出ステップと、
    前記予測係数決定ステップの処理により決定される前記予測係数、および、前記予測タップ抽出ステップの処理により抽出される前記予測タップに基づいて、予測演算を行い、前記コンポーネント映像信号を生成する映像信号生成ステップと
    を含むことを特徴とする信号処理方法。
  3. 入力されたコンポジット映像信号をコンポーネント映像信号に変換して出力するプログラムであって、
    前記コンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および前記注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出するクラスタップ抽出ステップと、
    前記クラスタップ抽出ステップの処理により抽出される前記クラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、前記コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出ステップと、
    前記パターン検出ステップの処理により検出される前記パターン、並びに、前記パターン検出ステップの処理におけるパターン検出手法毎に各クラスとS/N比の対応関係を示す評価テーブルに基づいて、前記パターン検出手法の内、いずれかを選択し、選択された検出手法により検出されるパターンのクラスに対応するクラスコードを決定するクラス決定ステップと、
    前記クラスコード決定ステップの処理により決定された前記クラスコードに基づいて、前記コンポーネント映像信号に対応する予測係数を、予め記憶しているクラス毎の予測係数の中から決定する予測係数決定ステップと、
    前記コンポジット映像信号から、前記コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する予測タップ抽出ステップと、
    前記予測係数決定ステップの処理により決定される前記予測係数、および、前記予測タップ抽出ステップの処理により抽出される前記予測タップに基づいて、予測演算を行い、前記コンポーネント映像信号を生成する映像信号生成ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  4. 入力されたコンポジット映像信号をコンポーネント映像信号に変換して出力する処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    前記コンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および前記注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出するクラスタップ抽出ステップと、
    前記クラスタップ抽出ステップの処理により抽出される前記クラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、前記コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出ステップと、
    前記パターン検出ステップの処理により検出される前記パターン、並びに、前記パターン検出ステップの処理におけるパターン検出手法毎に各クラスとS/N比の対応関係を示す評価テーブルに基づいて、前記パターン検出手法の内、いずれかを選択し、選択された検出手法により検出されるパターンのクラスに対応するクラスコードを決定するクラス決定ステップと、
    前記クラスコード決定ステップの処理により決定された前記クラスコードに基づいて、前記コンポーネント映像信号に対応する予測係数を、予め記憶しているクラス毎の予測係数の中から決定する予測係数決定ステップと、
    前記コンポジット映像信号から、前記コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する予測タップ抽出ステップと、
    前記予測係数決定ステップの処理により決定される前記予測係数、および、前記予測タップ抽出ステップの処理により抽出される前記予測タップに基づいて、予測演算を行い、前記コンポーネント映像信号を生成する映像信号生成ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  5. クラスとS/N比の対応関係を示す評価テーブルを生成する信号処理装置であって、
    コンポーネント映像信号をエンコードし、コンポジット映像信号を生成するエンコード手段と、
    前記エンコード手段によりエンコードされて生成された前記コンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および前記注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出する第1の領域抽出手段と、
    前記第1の領域抽出手段により抽出された前記クラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、前記コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出手段と、
    前記パターン検出手段により検出された前記パターンに基づいて、前記パターン検出手段によるパターン検出手法毎に、クラスを決定し、前記クラスに対応するクラスコードを決定するクラスコード決定手段と、
    前記クラスコード決定手段により決定された各クラスコードについて、前記コンポーネント映像信号に対応する予測係数を、予め記憶しているクラス毎の予測係数の中から決定する予測係数決定手段と、
    前記コンポジット映像信号から、前記コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する第2の領域抽出手段と、
    前記予測係数決定手段により決定された前記予測係数、および、前記第2の領域抽出手段により抽出される前記予測タップに基づいて、予測演算を行い、前記予測係数毎に前記コンポーネント映像信号を生成する予測演算手段と、
    前記予測演算手段により生成される前記コンポーネント映像信号のそれぞれについて、前記エンコード手段によりエンコードされる前記コンポーネント映像信号とのS/N比を算出するSN比算出手段と、
    前記SN比算出手段により算出された前記S/N比に基づいて前記評価テーブルを生成する評価テーブル生成手段と
    を備えることを特徴とする信号処理装置。
  6. クラスとS/N比の対応関係を示す評価テーブルを生成する信号処理装置の信号処理方法であって、
    コンポーネント映像信号がエンコードされて生成されたコンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および前記注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出するクラスタップ抽出ステップと、
    前記クラスタップ抽出ステップの処理により抽出された前記クラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、前記コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出ステップと、
    前記パターン検出ステップの処理により検出された前記パターンに基づいて、前記パターン検出ステップの処理におけるパターン検出手法毎に、クラスを決定し、前記クラスに対応するクラスコードを決定するクラスコード決定ステップと、
    前記クラスコード決定ステップの処理により決定された各クラスコードについて、前記コンポーネント映像信号に対応する予測係数を、予め記憶しているクラス毎の予測係数の中から決定する予測係数決定ステップと、
    前記コンポジット映像信号から、前記コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する予測タップ抽出ステップと、
    前記予測係数決定ステップの処理により決定された前記予測係数、および、前記予測タップ抽出ステップの処理により抽出される前記予測タップに基づいて、予測演算を行い、前記予測係数毎に前記コンポーネント映像信号を生成する映像信号生成ステップと、
    前記映像信号生成ステップの処理により生成される前記コンポーネント映像信号のそれぞれについて、前記クラスタップ抽出ステップの処理により前記クラスタップが抽出される前記コンポーネント映像信号とのS/N比を算出するSN比算出ステップと、
    前記SN比算出ステップの処理により算出された前記S/N比に基づいて前記評価テーブルを生成する評価テーブル生成ステップと
    を含むことを特徴とする信号処理方法。
  7. クラスとS/N比の対応関係を示す評価テーブルを生成するプログラムであって、
    コンポーネント映像信号がエンコードされて生成されたコンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および前記注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出するクラスタップ抽出ステップと、
    前記クラスタップ抽出ステップの処理により抽出された前記クラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、前記コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出ステップと、
    前記パターン検出ステップの処理により検出された前記パターンに基づいて、前記パターン検出ステップの処理におけるパターン検出手法毎に、クラスを決定し、前記クラスに対応するクラスコードを決定するクラスコード決定ステップと、
    前記クラスコード決定ステップの処理により決定された各クラスコードについて、前記コンポーネント映像信号に対応する予測係数を、予め記憶しているクラス毎の予測係数の中から決定する予測係数決定ステップと、
    前記コンポジット映像信号から、前記コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する予測タップ抽出ステップと、
    前記予測係数決定ステップの処理により決定された前記予測係数、および、前記予測タップ抽出ステップの処理により抽出される前記予測タップに基づいて、予測演算を行い、前記予測係数毎に前記コンポーネント映像信号を生成する映像信号生成ステップと、
    前記映像信号生成ステップの処理により生成される前記コンポーネント映像信号のそれぞれについて、前記クラスタップ抽出ステップの処理により前記クラスタップが抽出される前記コンポーネント映像信号とのS/N比を算出するSN比算出ステップと、
    前記SN比算出ステップの処理により算出された前記S/N比に基づいて前記評価テーブルを生成する評価テーブル生成ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  8. クラスとS/N比の対応関係を示す評価テーブルを生成する処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    コンポーネント映像信号がエンコードされて生成されたコンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および前記注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出するクラスタップ抽出ステップと、
    前記クラスタップ抽出ステップの処理により抽出された前記クラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、前記コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出ステップと、
    前記パターン検出ステップの処理により検出された前記パターンに基づいて、前記パターン検出ステップの処理におけるパターン検出手法毎に、クラスを決定し、前記クラスに対応するクラスコードを決定するクラスコード決定ステップと、
    前記クラスコード決定ステップの処理により決定された各クラスコードについて、前記コンポーネント映像信号に対応する予測係数を、予め記憶しているクラス毎の予測係数の中から決定する予測係数決定ステップと、
    前記コンポジット映像信号から、前記コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する予測タップ抽出ステップと、
    前記予測係数決定ステップの処理により決定された前記予測係数、および、前記予測タップ抽出ステップの処理により抽出される前記予測タップに基づいて、予測演算を行い、前記予測係数毎に前記コンポーネント映像信号を生成する映像信号生成ステップと、
    前記映像信号生成ステップの処理により生成される前記コンポーネント映像信号のそれぞれについて、前記クラスタップ抽出ステップの処理により前記クラスタップが抽出される前記コンポーネント映像信号とのS/N比を算出するSN比算出ステップと、
    前記SN比算出ステップの処理により算出された前記S/N比に基づいて前記評価テーブルを生成する評価テーブル生成ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  9. クラス分類適応処理におけるクラス毎の予測係数を生成する信号処理装置であって、
    コンポーネント映像信号をエンコードし、コンポジット映像信号を生成するエンコード手段と、
    前記エンコード手段によりエンコードされて生成された前記コンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および前記注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出する第1の領域抽出手段と、
    前記第1の領域抽出手段により抽出された前記クラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、前記コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出手段と、
    前記パターン検出手段により検出された前記パターンに基づいて、前記パターン検出手段によるパターン検出手法毎に、クラスを決定し、前記クラスに対応するクラスコードを決定するクラスコード決定手段と、
    前記コンポジット映像信号から、前記コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する第2の領域抽出手段と、
    前記コンポーネント映像信号、前記第2の領域抽出手段により抽出された前記予測タップ、および、前記クラスコード決定手段により決定された前記クラスコードに基づいて、前記クラスコード毎に正規方程式を生成する正規方程式生成手段と、
    前記正規方程式生成手段により生成される前記正規方程式を解き、前記予測係数を算出して決定する係数決定手段と
    を備えることを特徴とする信号処理装置。
  10. クラス分類適応処理におけるクラス毎の予測係数を生成する信号処理装置の信号処理方法であって、
    コンポーネント映像信号がエンコードされて生成されたコンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および前記注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出するクラスタップ抽出ステップと、
    前記クラスタップ抽出ステップの処理により抽出された前記クラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、前記コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出ステップと、
    前記パターン検出ステップの処理により検出された前記パターンに基づいて、前記パターン検出ステップの処理におけるパターン検出手法毎に、クラスを決定し、前記クラスに対応するクラスコードを決定するクラスコード決定ステップと、
    前記コンポジット映像信号から、前記コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する予測タップ抽出ステップと、
    前記コンポーネント映像信号、前記予測タップ抽出ステップの処理により抽出された前記予測タップ、および、前記クラスコード決定ステップの処理により決定された前記クラスコードに基づいて、前記クラスコード毎に正規方程式を生成する正規化方程式生成ステップと、
    前記正規方程式生成ステップの処理により生成される前記正規方程式を解き、前記予測係数を算出して決定する予測係数算出ステップと
    を含むことを特徴とする信号処理方法。
  11. クラス分類適応処理におけるクラス毎の予測係数を生成するプログラムであって、
    コンポーネント映像信号がエンコードされて生成されたコンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および前記注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出するクラスタップ抽出ステップと、
    前記クラスタップ抽出ステップの処理により抽出された前記クラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、前記コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出ステップと、
    前記パターン検出ステップの処理により検出された前記パターンに基づいて、前記パターン検出ステップの処理におけるパターン検出手法毎に、クラスを決定し、前記クラスに対応するクラスコードを決定するクラスコード決定ステップと、
    前記コンポジット映像信号から、前記コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する予測タップ抽出ステップと、
    前記コンポーネント映像信号、前記予測タップ抽出ステップの処理により抽出された前記予測タップ、および、前記クラスコード決定ステップの処理により決定された前記クラスコードに基づいて、前記クラスコード毎に正規方程式を生成する正規化方程式生成ステップと、
    前記正規方程式生成ステップの処理により生成される前記正規方程式を解き、前記予測係数を算出して決定する予測係数算出ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  12. クラス分類適応処理におけるクラス毎の予測係数を生成する処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    コンポーネント映像信号がエンコードされて生成されたコンポジット映像信号からクラス分類を行うために必要な、注目画素および前記注目画素に時間的または空間的に近接する画素であるクラスタップを抽出するクラスタップ抽出ステップと、
    前記クラスタップ抽出ステップの処理により抽出された前記クラスタップに基づいて、同位相1 bitADRC によるクラス分類と、簡易 YC 分離の差分値を閾値判定するクラス分類を行うか、または、注目ブロックをアダマール変換し、基底成分毎に1 bitADRC を行うことにより、前記コンポジット映像信号のパターンを検出するパターン検出ステップと、
    前記パターン検出ステップの処理により検出された前記パターンに基づいて、前記パターン検出ステップの処理におけるパターン検出手法毎に、クラスを決定し、前記クラスに対応するクラスコードを決定するクラスコード決定ステップと、
    前記コンポジット映像信号から、前記コンポーネント映像信号を予測生成するために必要な画素である予測タップを抽出する予測タップ抽出ステップと、
    前記コンポーネント映像信号、前記予測タップ抽出ステップの処理により抽出された前記予測タップ、および、前記クラスコード決定ステップの処理により決定された前記クラスコードに基づいて、前記クラスコード毎に正規方程式を生成する正規化方程式生成ステップと、
    前記正規方程式生成ステップの処理により生成される前記正規方程式を解き、前記予測係数を算出して決定する予測係数算出ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
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