JPH08130744A - テレビジヨン受像装置 - Google Patents

テレビジヨン受像装置

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JPH08130744A
JPH08130744A JP29396394A JP29396394A JPH08130744A JP H08130744 A JPH08130744 A JP H08130744A JP 29396394 A JP29396394 A JP 29396394A JP 29396394 A JP29396394 A JP 29396394A JP H08130744 A JPH08130744 A JP H08130744A
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JP
Japan
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image
prediction coefficient
image signal
class
prediction
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JP29396394A
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English (en)
Inventor
Kunio Kawaguchi
邦雄 川口
Tetsujiro Kondo
哲二郎 近藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】解像度の低い画像信号を受信した場合でも、画
面上に高解像度の画像を表示できるようにする。 【構成】受信した低解像度の画像信号D1を信号レベル
のパターンに応じてクラス分類し、この分類結果に応じ
て、予め予測係数メモリ14に記憶された予測係数D4
を読み出し、予測演算回路15によつて当該予測係数D
4を用いて画像信号D1に対して予測演算処理を施すこ
とにより高解像度の画像信号D5を得、当該画像信号D
5に基づく画像を画像表示手段17に表示するようにし
たことにより、解像度の低い画像信号D1を受信した場
合でも、画面上に高解像度の画像を表示できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図5) 発明が解決しようとする課題(図5) 課題を解決するための手段(図1及び図4) 作用(図1及び図4) 実施例 (1)全体構成(図1) (2)予測係数メモリ及び予測演算回路(図2及び図
3) (3)実施例の動作(図1) (4)実施例の効果(図1) (5)他の実施例(図4) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジヨン受像装置に
関し、特にNTSC等の標準解像度信号を受信して、ハ
イビジヨン等の高解像度信号に変換して表示するテレビ
ジヨン受像装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、標準解像度(以下、SD(standa
rd difinition )と呼ぶ)信号を高解像度(以下、HD
(high difinition )と呼ぶ)信号へアツプコンバート
して表示するテレビジヨン受像装置1は、図5に示すよ
うに構成されている。すなわち、アンテナ回路2で受信
した放送映像信号を受信回路3によつて復調することに
よりSD画像信号を得、当該SD画像信号を画像信号変
換部4に送出する。画像信号変換部4はSD画像信号
を、水平補間フイルタ5によつて水平方向の画素数を2
倍とし、続く垂直補間フイルタ6によつて垂直方向のラ
イン数を2倍とすることによりHD画像信号を生成す
る。このHD画像信号は映像回路7を介してブラウン管
8に送出される。従つてブラウン管8上には見かけ上、
SD画像に対して2倍の画素数でなるHD画像が表示さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる構成
の従来のテレビジヨン受像装置1においては、画像信号
変換部4で単に隣接する画素からの平均補間によつて補
間画素を生成しているに過ぎず、従つて生成されるHD
画像信号の解像度は受信されたSD画像信号と何ら変わ
らなかつた。さらにハードウエア規模の制限から補間フ
イルタ5及び6のタツプ長が短く制限された場合には変
換効率の低さのために却つて解像度が劣化してしまう問
題もあつた。従つてブラウン管8上に表示される画像の
解像度もSD画像と殆ど変わらず、画像の解像度及び精
細度の点で未だ不十分であつた。
【0005】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、解像度の低い画像信号を受信した場合でも、画面上
に高解像度の画像を表示し得るテレビジヨン受像装置を
提案しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、外部より放送あるいは通信手段に
よつて供給される放送信号を画像信号D1に復調する受
信手段2、3と、受信手段2、3により復調された画像
信号D1のレベル分布のパターンを検出し、当該検出パ
ターンに基づいて、画像信号D1が属するクラスを決定
してクラス検出情報D3を出力するクラス検出手段1
2、13と、画像信号D1から画像信号D1に含まれな
い信号画素を推定するための予測係数D4がクラス毎に
記憶され、クラス検出手段12、13からのクラス検出
情報D3に応じて予測係数D4を出力する予測係数記憶
手段14と、予測係数記憶手段14から出力された予測
係数D4を用いて画像信号D1に対して予測演算処理を
施すことにより、画像信号D1に対して高解像度の画像
信号D5を形成する予測演算手段15と、予測演算手段
15から出力される高解像度の画像信号D5に基づく画
像を表示する画像表示手段17(42)とを備えるよう
にする。
【0007】
【作用】受信手段2、3によつて復調された解像度の低
い画像信号D1は、クラス検出手段12、13によつて
レベル分布のパターンが検出され、この検出パターンに
基づいてその画像信号D1が属するクラスが決定され
る。次にこのクラスに応じて予測係数記憶手段14から
予測係数D4が出力され、予測演算手段15によつて当
該予測係数D4を用いて、受信した画像信号D1に対し
て予測演算処理を施すことにより、受信した画像信号D
1に対して高解像度の画像信号D5が形成される。従つ
て予測演算手段15によつて形成された画像信号D5を
画像表示手段17(42)に表示すれば、解像度の低い
画像信号D1を受信した場合でも、高解像度かつ高精細
度の表示画像を得ることができる。
【0008】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0009】(1)全体構成 図1において、10は全体として本発明によるテレビジ
ヨン受像装置を示し、解像度変換部11を内蔵してお
り、当該解像度変換部11によつて低解像度の画像信号
を高解像度の画像信号に変換してブラウン管17に表示
するようになされている。
【0010】テレビジヨン受像装置10はNTSC方式
やPAL方式の放送映像信号S1をアンテナ回路2で受
信し、当該放送映像信号S1を受信回路3に供給する。
受信回路3は、放送映像信号S1を続く解像度変換部1
1の変換処理に適したSD画像データD1に復調する。
【0011】解像度変換部11はADRC(Adaptive D
ynamic Range Coding )回路12、クラスコード発生回
路13、予測係数メモリ14及び予測演算回路15で構
成されており、SD画像データD1をADRC回路12
及び予測演算回路15に入力する。
【0012】ADRC回路12は、SD画像データD1
の所定ブロツク毎にレベル分布のパターンを検出すると
共に、各ブロツク内の画素データを例えば8ビツトのデ
ータから2ビツトのデータに圧縮するように演算してパ
ターン圧縮データD2を形成し、このパターン圧縮デー
タD2をクラスコード発生回路13に供給する。
【0013】実際上、ADRC回路12は、SD画像デ
ータD1における所定ブロツク内のダイナミツクレンジ
をDR、ビツト割当をp、ブロツク内のデータレベルを
L、再量子化コードをQとして、次式
【数1】 によつて、ブロツク内の最大値MAXと最小値MINと
の間を指定されたビツト長で均等に分割して再量子化を
行う。なお(1)式において、[ ]は切り捨て処理を
意味する。
【0014】このようにADRC回路12は画像の持つ
局所的特徴としてブロツク内ダイナミツクレンジを定義
し、主としてレベル方向の冗長性を適応的に除去するこ
とにより、SD画像データD1のレベル分布を少ないビ
ツト数で効率良く表現したパターン圧縮データD2を形
成することができる。
【0015】クラスコード発生回路13は、パターン圧
縮データD2に基づいて、次式
【数2】 の演算を行うことにより、そのブロツクが属するクラス
を検出し、そのクラスを示すクラスコードD3(class
)を出力する。かくしてADRC回路12及びクラス
コード発生回路13によれば、SD画像データD1のブ
ロツク毎のレベル分布パターンを的確にかつ少ないクラ
ス数でなるクラスコードD3で表現できる。
【0016】このクラスコードD3は予測係数メモリ1
4の読出しアドレスとして予測係数メモリ14に与えら
れる。予測係数メモリ14はROM(Read Only Memor
y)構成でなり、SD画像データからHD画像データを
推定するための予測係数がクラス毎に予め学習により求
められて記憶されており、クラスコードD3で表わされ
るクラスに応じた予測係数D4を出力する。
【0017】予測演算回路15は、予測係数メモリ14
から供給された予測係数D4及びSD画像データD1を
用いて後述するような予測演算処理を施すことにより、
高解像度のHD画像データD5を形成する。
【0018】かくして解像度変換部11においては、S
D画像データD1に対応するHD画像データD5を推定
するための予測係数D4を、各クラス毎に予め学習によ
り求めた上で予測係数メモリ14に記憶し、入力される
SD画像データD1及び予測係数メモリ14から読み出
した予測係数D4に基づいて予測演算を行い、入力され
たSD画像データD1に対応するHD画像データD5を
形成することにより、SD画像データD1を単に補間処
理した場合に比較して、実際のデータにより近いHD画
像データD5に変換することができる。
【0019】テレビジヨン受像装置10は、このように
して得たHD画像データD5を、映像回路16によつ
て、輝度信号と色差信号の形式からRGB三原色信号形
式に変換したり、同期信号を付加する等の処理を施すこ
とにより、ブラウン管17での表示に適した映像信号に
変換した後、ブラウン管17に供給する。この結果ブラ
ウン管17には、高解像度かつ高精細度のHD画像が表
示される。
【0020】(2)予測係数メモリ及び予測演算回路 ここで予測係数メモリ14には、以下に説明する学習に
より予め求められた予測係数が記憶される。すなわち予
測係数を学習するためには、先ず既に知られているHD
画像に対応した、当該HD画像よりも画素数の少ないS
D画像を形成しておく。そして、HD画像とSD画像を
用いて、クラス毎に最適な予測係数を最小二乗法などの
手法により求めて予測係数メモリ14に記憶する。
【0021】実際上、予測係数メモリ14への予測係数
の記憶は、図2に示すような予測係数作成回路20によ
つて実現できる。予測係数作成回路20はHD画像デー
タを垂直間引きフイルタ21及び水平間引きフイルタ2
2を介してSD画像データに変換し、当該SD画像デー
タをADRC回路23に送出する。
【0022】ここでADRC回路23は図1について上
述したADRC回路12と同様の構成でなり、従つてA
DRC回路23からはSD画像データの各ブロツク毎の
分布パターンに基づいて圧縮されたパターン圧縮データ
が得られ、当該パターン圧縮データが図1について上述
したクラスコード発生回路13と同様の構成でなるクラ
スコード発生回路24に与えられる。クラスコード発生
回路24は(2)式の演算を施すことによりそのブロツ
クが属するクラスを表わすクラスコードを発生し、当該
クラスコードを係数選定回路25に供給する。
【0023】係数選定回路25は、SD画像データ及び
HD画像データを用いて、クラスコードで表わされる各
クラス毎に、HD画像データに含まれる補間対象画素
(すなわちSD画像データに存在しない画素)の画素値
とその周辺のSD画像データの画素値との相関関係を学
習により求め、この学習結果を予測係数として出力す
る。換言すれば、この相関関係を表わす予測係数を学習
により求めるのである。
【0024】この予測係数選定の原理について説明す
る。係数選定回路25はHD画像に含まれかつSD画像
に含まれない画素を注目画素とし、当該注目画素を、当
該注目画素周辺のSD画像中の画素と予測係数との線形
一次結合式によつて表し、このとき用いた予測係数を各
クラス毎に最小二乗法の演算によつて求める。
【0025】すなわち、先ずHD画像中の注目画素レベ
ルをy、その周辺のSD画像中の画素レベルをx1 、x
2 、……、xn として、次式
【数3】 で表わされる線形一次方程式を生成する。
【0026】ここで、この(3)式における予測係数w
1 、……、wn については、実際の注目画素yと補間処
理結果の誤差が最小になるものを学習により求めれば良
い。学習はクラス毎に複数の学習データに対して行うの
で、データ数がmとすると一般的なm>nである場合に
は予測係数w1 、……、wn は一意に決定できない。そ
こで、誤差ベクトルeの要素を、それぞれの学習データ
k1、……、xkn、yk における予測誤差ek として、
次式
【数4】 のように定義して、次式
【数5】 を最小にする予測係数w1 、……、wn を求める。いわ
ゆる最小二乗法による解法である。
【0027】ここで(5)式のwi による偏微分係数を
求めると、次式
【数6】 となる。(6)式が0になるような各wi を求めればよ
い。そこで次式
【数7】 及び次式
【数8】 のように、Xji、Yi を定義すると、上述した(6)式
は行列を用いて、次式
【数9】 の正規化方程式に書き換えることができる。
【0028】ここで(9)式の正規方程式は未知数がn
個の連立方程式であるから、これにより最確値である各
未定係数w1 、……、wn を求めることができる。具体
的には、一般に(9)式の左辺の行列は正定値対称なの
で、コレスキー法により解くことができる。かくして、
HD画像を用いた学習によつて、各クラス毎の予測係数
組w1 、……、wn を求めることができる。
【0029】予測係数作成回路20は、このようにして
求めた各クラス毎の予測係数組w1、……、wn を、予
測係数メモリ14の各クラスに対応したアドレスに格納
する。かくしてクラスコードD3が入力されたとき、S
D画像中の画素との線形一次結合によりHD画像を得る
ことができるような予測係数組w1 、……、wn を出力
する予測係数メモリ14を作成することができる。
【0030】予測演算回路15は、予測係数メモリ14
から与えられる予測係数D4と、SD画像中の所定ブロ
ツク内の各画素とを線形一次結合することにより、補間
画素値y´を求める。実際上、予測演算回路15は図3
に示すように構成されており、予測係数メモリ14から
クラスコードD3に応じて読み出された予測係数D4
(w1 、……、wn )が、それぞれレジスタ30A1
30An を介して乗算器31A1 〜31An に与えられ
る。また乗算器31A1 〜31An には、時系列変換回
路32により選択されたSD画像データD1が与えられ
る。
【0031】従つて乗算器31A1 〜31An の出力が
加算回路33により加算されることにより、補間画素値
y´(=x1 1 +x2 2 +……+xn n )が得ら
れる。合成回路34は補間画素値y´とSD画像データ
D1とを合成することによりHD画像データD5を得
る。
【0032】(3)実施例の動作 以上の構成において、テレビジヨン受像装置10は、内
蔵した解像度変換部11によつて、解像度の低いSD画
像データD1を解像度の高いHD画像データD5に変換
する。
【0033】このとき解像度変換部11は入力したSD
画像データD1について、所定ブロツク毎に、そのブロ
ツク内のレベル分布パターンを検出し、当該レベル分布
パターンに応じてそのブロツクのクラスを表わすクラス
コードD3を生成する。
【0034】解像度変換部11は予測係数メモリ14か
らそのクラスコードD3に応じた予測係数D4を出力
し、予測演算回路15で当該予測係数D4と上記所定ブ
ロツク内の画素値とを線形一次結合することにより、補
間画素値を求める。この結果解像度変換部11において
は、予め学習により求められた予測係数D4を用いて補
間画素値を生成したことにより、真値に近い補間画素値
を生成することができる。
【0035】解像度変換部11はこのようにして補間画
素値を求める処理を、SD画像データD1から切出すブ
ロツクを順次移動させるようにして全画面に亘つて行う
ことにより、HD画像には含まれてSD画像には含まれ
ないような補間画素値を全て求めるようにする。次に解
像度変換部11は補間画素値とSD画像データD1を合
成することにより、HD画像データD5を形成する。か
くして解像度変換部11は、入力されるSD画像データ
D1を単に補間処理した場合に比較して、実際のデータ
により近いHD画像データD5に変換することができ
る。
【0036】テレビジヨン受像装置10においては、こ
のようにして得られたHD画像データD5に基づく画像
をブラウン管17に表示するようにする。この結果ブラ
ウン管17上には、あたかもHD画像信号を受信して表
示したような高解像度かつ高精細度の画像が表示され
る。
【0037】(4)実施例の効果 以上の構成によれば、解像度変換部11を内蔵し、当該
解像度変換部11によつて、解像度の低い放送映像信号
を解像度の高いHD画像データに変換した後、ブラウン
管17上に表示するようにしたことにより、解像度の低
い放送映像信号を受信した場合でも、高解像度及び高精
細度の表示画像を得ることができるテレビジヨン受像装
置10を実現できる。
【0038】(5)他の実施例 なお上述の実施例においては、解像度変換部11により
変換した高解像度のHD画像データD5をブラウン管1
7に表示する場合について述べたが、図4に示すように
表示手段として液晶表示装置42を用いたテレビジヨン
受像装置40にも本発明を適用し得る。すなわち図1と
の対応部分に同一符号を付して示す図4において、テレ
ビジヨン受像装置40は、解像度変換部11から出力さ
れるHD画像データD5を映像回路41によつて続く液
晶表示回路42に適した映像信号に変換し、当該映像信
号を液晶表示装置42に供給する。この結果液晶表示装
置42には、高解像度かつ高精細度の画像を表示でき
る。
【0039】また上述の実施例においては、解像度の低
い放送映像信号S1をアンテナ回路2で受信し、当該放
送映像信号S1から解像度の高いHD画像データD5を
形成した後ブラウン管17に表示する場合について述べ
たが、本発明は空間伝送された放送映像信号を受信する
場合に限らず、種々の通信手段により伝送された映像信
号を受信して、当該映像信号の解像度を上げて表示する
場合に広く適用できる。
【0040】また上述の実施例においては、ADRCに
よる圧縮符号化の方法を用いて画像データの情報を圧縮
してSD画像データの各ブロツクをクラス分類した場合
について述べたが、圧縮の方法はこれに限らず、画像デ
ータの情報を信号波形のパターンの少ないクラスで表現
できるような圧縮符号化であればどのような方法を用い
るようにしても良く、例えば差分量子化(DPCM)、
ベクトル量子化(VQ)や離散コサイン変換(DCT)
等の種々の方法を適用できる。
【0041】また上述の実施例においては、予測係数メ
モリ14としてROM(Read OnlyMemory)を用いた場
合について述べたが、予測係数メモリ14をRAM(Ra
ndomAccess Memory)により構成するようにしてもよ
い。このようにすれば、解像度を変換する変換信号対象
が変わつた場合、例えば実施例のようにNTSC方式で
なるSD画像信号をHD画像信号に変換して表示するの
ではなく、HD画像信号を受信したときに当該HD画像
信号をより高解像度の画像信号に変換して表示するよう
な場合でも、これに応じてRAMに格納する予測係数の
値を変更するようにすれば容易に対応できる。この際、
例えばフロツピデイスク等の記録媒体に予め種々の変換
信号対象に対応した種々の予測係数を記録しておき、変
換信号対象に応じて、記録媒体に記録された予測係数で
RAMの内容を書き換えるようにすればよい。
【0042】また上述の実施例においては、予測係数メ
モリ14及び予測演算回路15を設け、予め学習により
予測係数メモリ14に記憶された予測係数D4をクラス
コードD3に応じて読出し、読出した予測係数D4とS
D画像データD1を線形一次結合することにより補間画
素値を求めるようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、予測係数メモリ14及び予測演算回路
15に代えて、クラス毎の代表値を格納するメモリを設
け、クラスに応じた代表値を読み出して、この代表値を
補間画素値とするようにしてもよい。
【0043】この場合代表値としては、クラスを検出す
るときに用いたブロツク内の平均値を用いればよい。こ
のとき平均演算に重心法を用いるようにすれば、クラス
毎に誤差の小さい代表値を容易に求めることができる。
【0044】さらに本発明のテレビジヨン受像装置にお
いては、ハイビジヨンあるいはMUSEといつたHD放
送信号を受信した場合には、受信回路3によつて復調し
たHD画像信号を直接映像回路16に供給することによ
り、受信したHD画像をそのまま表示するようにしても
よい。
【0045】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、外部より
放送あるいは通信手段によつて供給される放送信号を画
像信号に復調する受信手段と、受信手段により復調され
た画像信号のレベル分布のパターンを検出し、当該検出
パターンに基づいて、画像信号が属するクラスを決定し
てクラス検出情報を出力するクラス検出手段と、画像信
号から画像信号に含まれない信号画素を推定するための
予測係数がクラス毎に記憶され、クラス検出手段からの
クラス検出情報に応じて予測係数を出力する予測係数記
憶手段と、予測係数記憶手段から出力された予測係数を
用いて画像信号に対して予測演算処理を施すことによ
り、受信した画像信号に対して高解像度の画像信号を形
成する予測演算手段と、予測演算手段から出力される高
解像度の画像信号に基づく画像を表示する画像表示手段
とを設けたことにより、解像度の低い画像信号を受信し
た場合でも、画面上に高解像度の画像を表示し得るテレ
ビジヨン受像装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテレビジヨン受像装置の一実施例
の構成を示すブロツク図である。
【図2】予測係数メモリの作成方法の説明に供するブロ
ツク図である。
【図3】予測演算回路の構成を示すブロツク図である。
【図4】他の実施例のテレビジヨン受像装置の構成を示
すブロツク図である。
【図5】従来のテレビジヨン受像装置の構成を示すブロ
ツク図である。
【符号の説明】
1、10、40……テレビジヨン受像装置、2……アン
テナ回路、3……受信回路、11……解像度変換部、1
2、23……ADRC回路、13、24……クラスコー
ド発生回路、14……予測係数メモリ、15……予測演
算回路、16……映像回路、17……ブラウン管、20
……予測係数作成回路、42……液晶表示装置、D1…
…SD画像データ、D2……パターン圧縮データ、D3
……クラスコード、D4……予測係数、D5……HD画
像データ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部より放送あるいは通信手段によつて供
    給される放送信号を画像信号に復調する受信手段と、 上記受信手段により復調された上記画像信号のレベル分
    布のパターンを検出し、当該検出パターンに基づいて、
    上記画像信号が属するクラスを決定してクラス検出情報
    を出力するクラス検出手段と、 上記画像信号から上記画像信号に含まれない信号画素を
    推定するための予測係数が上記クラス毎に記憶され、上
    記クラス検出手段からのクラス検出情報に応じて上記予
    測係数を出力する予測係数記憶手段と、 上記予測係数記憶手段から出力された予測係数を用いて
    上記画像信号に対して予測演算処理を施すことにより、
    上記画像信号に対して高解像度の画像信号を形成する予
    測演算手段と、 上記予測演算手段から出力される高解像度の画像信号に
    基づく画像を表示する画像表示手段とを具えることを特
    徴とするテレビジヨン受像装置。
  2. 【請求項2】上記画像表示手段は、ブラウン管であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のテレビジヨン受像装
    置。
  3. 【請求項3】上記画像表示手段は、液晶表示装置である
    ことを特徴とする請求項1に記載のテレビジヨン受像装
    置。
  4. 【請求項4】上記クラス検出手段は、適応ダイナミツク
    レンジ符号化手段であることを特徴とする請求項1、請
    求項2又は請求項3に記載のテレビジヨン受像装置。
  5. 【請求項5】上記予測係数記憶手段は、読み出し専用メ
    モリであることを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項3又は請求項4に記載のテレビジヨン受像装置。
  6. 【請求項6】上記予測係数記憶手段は、任意読み書き可
    能メモリであることを特徴とする請求項1、請求項2、
    請求項3又は請求項4に記載のテレビジヨン受像装置。
JP29396394A 1994-11-02 1994-11-02 テレビジヨン受像装置 Pending JPH08130744A (ja)

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