JP2000083224A - 画像情報変換装置 - Google Patents

画像情報変換装置

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JP2000083224A JP10251580A JP25158098A JP2000083224A JP 2000083224 A JP2000083224 A JP 2000083224A JP 10251580 A JP10251580 A JP 10251580A JP 25158098 A JP25158098 A JP 25158098A JP 2000083224 A JP2000083224 A JP 2000083224A
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渉 新妻
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靖 立平
Masashi Uchida
真史 内田
Nobuyuki Asakura
伸幸 朝倉
Takuo Morimura
卓夫 守村
Masaru Inoue
賢 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像情報変換処理において、予測係数データ
を記憶するメモリの総記憶容量を削減する。 【解決手段】 係数メモリ110内に、所定の記憶容量
を有するメモリモジュール1111 〜111n を設け
る。各メモリモジュールにはクラスコードが供給され、
クラスコードに従って、各メモリモジュールが記憶して
いる予測係数データが出力される。これらの予測係数デ
ータは、後段のデコーダ・セレクタ112に供給され
る。デコーダ・セレクタ112は、クラスコードと、入
力画像信号の信号形式と出力画像信号の信号形式との複
数種類の組合わせに係る画像情報変換のモードを示すモ
ード信号とを供給される。そして、クラスコードとモー
ド信号とを参照して、メモリモジュール1111 〜11
n の出力をモードに適合するように予測係数データa
またはbとして選択的に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力画像信号か
らより高い解像度を有する画像信号を生成する機能を有
する画像情報変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】入力画像信号よりも解像度の高い画像信
号を得る等の目的で、入力画像信号とは走査線構造が異
なる出力画像信号を形成する画像情報変換処理が行われ
る。画像情報変換処理として、入力画像信号の信号レベ
ルの3次元(時空間)分布に応じてクラス分割を行い、
それによって得られるクラス値を参照して画素の予測生
成を行う、クラス分類適応処理が提案されている。
【0003】クラス分類適応処理において、予測生成に
係る演算処理は、クラス毎に所定の演算によって決定さ
れる予測係数を用いてなされる。従って、予測係数を表
現する予測係数データを装置内のメモリに記憶しておく
必要がある。
【0004】予測生成されるべき画素の集合体であるラ
インデータは、入力画像信号内の走査線との位置関係の
違い等によって一般に2種類以上がある。ラインデータ
の種類は、入力画像信号の信号形式と出力画像信号の信
号形式との組合わせによって決まる。そして、ラインデ
ータの種類によって、予測生成のために使用される係数
の種類が異なる。従って、予測係数データを記憶するメ
モリには、ラインデータの種類毎に、2種類またはそれ
以上の種類の予測係数データを記憶する必要がある。
【0005】一般に、各々の種類のラインデータに対応
する予測係数データのデータ量は、それぞれ異なる。こ
のため、予測係数データを記憶するメモリ内で、複数種
類のラインデータに対応する予測係数データに対応し
て、複数個の異なる記憶容量を有する領域を割り当てる
必要がある。さらに、上述したように、ラインデータの
種類は、入力画像信号の信号形式と出力画像信号の信号
形式との組合わせによって決まる。このため、入力画像
信号の信号形式と出力画像信号の信号形式との2個以上
の組合わせに係る画像情報変換処理を行うためには、各
組合わせにおいて予測生成する必要があるラインデータ
の各々に係る予測係数データを記憶する必要がある。従
って、メモリ内に、各予測係数データに対応して記憶容
量が可変となる記憶領域を設定する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような記憶領域を
設定するために、メモリ内に、同等の記憶容量を有す
る、ラインデータの種類数に等しい個数の記憶領域を予
め設ける構成が従来から用いられている。この場合、各
記憶領域は、想定される全ての画像情報変換処理におい
て予測生成すべきラインデータに対応する予測係数デー
タの内、最大のデータ量となるものを記憶するために充
分な記憶容量を有する必要がある。
【0007】このため、最大のデータ量となる予測係数
データ以外の予測係数データを記憶する場合には、割り
当てられている領域の一部のみが予測係数データを記憶
するために使用されることになり、使用されない部分に
相当する記憶容量が無駄となる。従って、無駄となる記
憶容量の分だけ、メモリの記憶容量を大きく設定する必
要があった。このことがコストの削減を妨げる要因とな
っていた。
【0008】従って、この発明の目的は、特に入力画像
信号の信号形式と出力画像信号の信号形式との複数種類
の組合わせに係る画像情報変換処理を行うに際して、予
測係数データを記憶するメモリの総記憶容量を削減する
ことができる画像情報変換装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、入力
画像信号から走査線構造の異なる出力画像信号を形成す
るようにした画像情報変換装置において、所定の注目点
に対して所定の位置関係にある近傍画素を、入力画像信
号から選択する第1の画像データ選択手段と、第1の画
像データ選択手段によって選択される画像データから、
レベル分布のパターンを検出し、検出したパターンに基
づいて注目点が属する空間クラスを示す空間クラスコー
ドを決定する空間クラス検出手段と、入力画像信号か
ら、入力画像信号内の複数のフレーム内において、注目
点と所定の位置関係にある近傍画素を選択する第2の画
像データ選択手段と、入力画像信号から、注目点を含
み、注目点に対して所定の位置関係にある近傍画素を選
択する第2の画像データ選択手段と、空間クラス毎に予
め決定された予測係数データを記憶し、空間クラスコー
ドと、入力画像信号の信号形式と出力画像信号の信号形
式との組合わせに応じて決まる情報変換のモードとに従
って予測係数データを選択的に出力する記憶手段と、記
憶手段の出力と、第2の画像データ選択手段によって得
られる画像データとに基づいて、出力画像信号を推定す
るための演算処理を行う演算処理手段とを有し、記憶手
段は、予測係数データを記憶し、記憶した予測係数デー
タをクラスコードに従って出力する、同一の記憶容量を
有する複数個のメモリモジュールと、メモリモジュール
の出力の供給先を、画像情報変換のモードに応じて切換
えるデータ供給先選択手段とを含むことを特徴とする画
像情報変換装置である。
【0010】請求項2の発明は、入力画像信号から走査
線構造の異なる出力画像信号を形成するようにした画像
情報変換装置において、所定の注目点に対して所定の位
置関係にある近傍画素を、入力画像信号から選択する第
1の画像データ選択手段と、第1の画像データ選択手段
によって選択される画像データから、レベル分布のパタ
ーンを検出し、検出したパターンに基づいて注目点が属
する空間クラスを示す空間クラスコードを決定する空間
クラス検出手段と、入力画像信号から、入力画像信号内
の複数のフレーム内において、注目点と所定の位置関係
にある近傍画素を選択する第2の画像データ選択手段
と、第2の画像データ選択手段によって選択される画像
データから、フレーム間差分絶対値の総和を計算し、計
算結果に基づいて動きを表す動きクラスコードを決定す
る動きクラス検出手段と、空間クラスコードと動きクラ
スコードとを合成してクラスコードを生成するクラス合
成手段と、入力画像信号から、注目点を含み、注目点に
対して所定の位置関係にある近傍画素を選択する第3の
画像データ選択手段と、クラス毎に予め決定された予測
係数データを記憶し、クラスコードと、入力画像信号の
信号形式と出力画像信号の信号形式との組合わせに応じ
て決まる情報変換のモードとに従って予測係数データを
選択的に出力する記憶手段と、記憶手段の出力と、第3
の画像データ選択手段によって得られる画像データとに
基づいて、出力画像信号を推定するための演算処理を行
う演算処理手段とを有し、記憶手段は、予測係数データ
を記憶し、記憶した予測係数データをクラスコードに従
って出力する、同一の記憶容量を有する複数個のメモリ
モジュールと、メモリモジュールの出力の供給先を、画
像情報変換のモードに応じて切換えるデータ供給先選択
手段とを有することを特徴とする画像情報変換装置であ
る。
【0011】以上のような発明によれば、予測係数を記
憶するメモリ上で無駄となる記憶容量を削減することが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態についての
説明に先立ち、その前提となる画像情報変換処理につい
て以下に説明する。かかる処理は、入力画像信号であ
る、標準解像度のディジタル画像信号(以下、入力SD
信号と表記する)を高解像度の出力画像信号(HD信号
と称されることがある)に変換するものである。この際
の入力SD信号としては、例えばライン数が525本で
インターレス方式の画像信号(以下、525i信号と表
記する)等が用いられる。また、出力画像信号として
は、ライン数が525本でプログレッシブ方式の画像信
号(以下、525p信号と表記する)、ライン数が10
50本でインターレス方式の画像信号(以下、1050
i信号と表記する)等が用いられる。
【0013】かかる画像情報変換処理においては、本願
出願人の提案に係るクラス分類適応処理によって解像度
を高めようとしている。クラス分類適応処理は、従来の
補間処理によって高解像度信号を形成するものとは異な
る。すなわち、クラス分類適応処理は、入力SD信号の
信号レベルの3次元(時空間)分布に応じてクラス分割
を行い、クラス毎に予め学習によって獲得された予測計
数値を所定の記憶部に格納し、予測式に基づいた演算に
よって最適な推定値を出力する処理である。クラス分類
適応処理によって、入力SD信号の解像度以上の解像度
を得ることが可能となる。
【0014】上述したような画像情報変換処理を行うた
めの一般的な構成の一例を図1に示す。入力SD信号が
タップ選択回路1、6、7に供給される。タップ選択回
路1は、入力SD信号から複数の画素が含まれる領域を
切り出し、切り出した領域から推定予測演算回路4によ
ってなされる演算処理に使用されるSD画素(以下、予
測タップと表記する)を選択する。そして、選択した予
測タップを推定予測演算回路4に供給する。なお、予測
精度を向上させるために、予測タップの選択は、クラス
に対応する予測タップ位置情報を参照してなされる。
【0015】また、推定予測演算回路4は、後述する係
数メモリ11から演算処理に使用される予測係数データ
を供給される。供給される予測係数データには、y1,
y2の予測生成に使用される2種類がある。推定予測演
算回路4、5は、タップ選択回路1から供給される予測
タップ、および係数メモリ11から供給される予測係数
に基づいて、以下の式(1)に従って画素値yを順次予
測生成する。
【0016】 y=w1 ×x1 +w2 ×x2 +‥‥+wn ×xn (1) ここで、x1 ,‥‥,xn が各予測タップであり、
1 ,‥‥,wn が各予測係数である。すなわち、式
(1)は、n個の予測タップを用いて画素値yを予測生
成するための式である。画素値yの列として、出力画像
信号内の2種類のラインデータy1、y2(これらにつ
いては後述する)が予測生成される。
【0017】推定予測演算回路4は、ラインデータy
1、y2を線順序変換回路5に供給する。線順序変換回
路5は、供給されるラインデータy1、y2にライン倍
速処理を施し、高解像度信号を生成する。この高解像度
信号が最終的な出力画像信号とされる。図示しないが、
出力画像信号がCRTディスプレイに供給される。CR
Tディスプレイは、例えば525p信号等の出力画像信
号を表示することが可能であるように、その同期系が構
成されている。また、入力SD信号としては、放送信
号、またはVTR等の再生装置の再生信号が供給され
る。すなわち、この画像情報変換処理系の一例をテレビ
ジョン受像機等に内蔵することができる。
【0018】一方、タップ選択回路6は、入力SD信号
から空間クラスを検出するために必要なSD画素(以
下、空間クラスタップと表記する)を選択する。タップ
選択回路6の出力が空間クラス検出回路8に供給され
る。また、タップ選択回路7は、入力SD信号から動き
クラスを検出するために必要なSD画素(以下、動きク
ラスタップと表記する)を選択する。タップ選択回路7
の出力が動きクラス検出回路9に供給される。空間クラ
ス検出回路8は、供給される空間クラスタップに基づい
て空間クラスコードを検出し、検出した空間クラスコー
ドをクラス合成回路10に供給する。また、動きクラス
検出回路9は、供給される動きクラスタップに基づいて
動きクラスコードを検出し、検出した空間クラスコード
をクラス合成回路10に供給する。
【0019】クラス合成回路10は、空間クラスコード
と動きクラスコードとを合成し、合成されたクラスコー
ドを係数メモリ11に供給する。係数メモリ11は、後
述する学習によって予め決められた予測係数を記憶して
いる。そして、クラス合成回路10から供給される、合
成されたクラスコードによって指定される予測係数デー
タを、推定予測演算回路4に対して出力する。このよう
な出力を行うためには、合成されたクラス情報によって
指定されるアドレスに沿って、係数メモリ11に予測係
数データを記憶しておく等の方法を用いれば良い。
【0020】ここで、空間クラス検出についてより詳細
に説明する。一般に、空間クラス検出回路は、空間クラ
スタップのレベル分布のパターンに基づいて画像データ
のレベル分布の空間的パターンを検出し、検出した空間
的パターンに基づいて空間クラスコードを生成する。こ
の場合、クラス数が膨大になることを防ぐために、各画
素について8ビットの入力画素データをより少ないビッ
ト数のデータに圧縮するような処理を行う。このような
情報圧縮処理の一例として、ADRC(Adaptive Dynami
c Range Coding) を用いることができる。また、情報圧
縮処理として、DPCM(予測符号化)、VQ(ベクト
ル量子化)等を用いることもできる。
【0021】ADRCは、本来、VTR(Video Tape Re
coder)向け高能率符号化用に開発された適応的再量子化
法であるが、信号レベルの局所的なパターンを短い語長
で効率的に表現できるので、この一形態では、ADRC
を空間クラス分類のコード発生に使用している。ADR
Cは、空間クラスタップのダイナミックレンジをDR,
ビット割当をn,空間クラスタップの画素のデータレベ
ルをL,再量子化コードをQとして、以下の式(2)に
より、最大値MAXと最小値MINとの間を指定された
ビット長で均等に分割して再量子化を行う。
【0022】 DR=MAX−MIN+1 Q={(L−MIN+0.5)×2/DR} (2) 但し、{ }は切り捨て処理を意味する。
【0023】次に、動きクラス検出についてより詳細に
説明する。動きクラス検出回路21は、供給される動き
クラスタップに基づいて、以下の式(3)に従ってフレ
ーム間差分絶対値の平均値paramを計算する。そし
て、計算したparamの値に基づいて、動きクラスコ
ードを検出する。
【0024】
【数1】
【0025】式(3)においてnは動きクラスタップ数
であり、例えばn=6と設定することができる。そし
て、paramの値と、予め設定されたしきい値とを比
較することによって動きの指標である動きクラスコード
が決定される。例えば、param≦2の場合には動き
クラスコード0、2<param≦4の場合には動きク
ラスコード1、4<param≦8の場合には動きクラ
スコード2、param>8の場合には動きクラスコー
ド3というように動きクラスコードが生成される。動き
クラスコード0が動きが最小(静止)であり、動きクラ
スコード1、2、3となるに従って動きが大きいものと
判断される。なお、動きベクトルを検出し、検出した動
きベクトルに基づいて動きクラスを検出しても良い。
【0026】次に、予測係数の生成に係る処理について
説明する。図2に、予測係数生成処理系の構成の一例を
示す。出力画像信号と同じ信号形式を有する既知の信号
(例えば525p信号)が間引きフィルタ20、および
正規方程式加算回路27に供給される。間引きフィルタ
51は、水平方向および垂直方向で画素数がそれぞれ1
/2とされ、全体として供給される信号の1/4の画素
数を有するSD信号(例えば525i信号)を生成す
る。
【0027】かかる処理として、例えば、入力する画像
信号について垂直方向の周波数が1/2になるように垂
直間引きフィルタによって画素を間引き、さらに、水平
方向の周波数が1/2になるように水平間引きフィルタ
によって画素を間引く等の処理が行われる。間引きフィ
ルタ51が生成するSD信号がタップ選択回路21、2
2、23に供給される。間引きフィルタ20の特性を変
えることによって学習の特性を変え、それによって、変
換して得られる画像の画質を制御することができる。
【0028】タップ選択回路21は、予測タップを選択
し、選択した予測タップを正規方程式加算回路27に供
給する。また、タップ選択回路22は、予測タップを選
択し、選択した予測タップを空間クラス検出回路24に
供給する。一方、タップ選択回路23は、予測タップを
選択し、選択した予測タップを動きクラス検出回路25
に供給する。空間クラス検出回路24は、供給される空
間クラスタップに基づいて空間クラスコードを検出し、
検出した空間クラスコードをクラス合成回路26に供給
する。また、動きクラス検出回路24は、供給される動
きクラスタップに基づいて動きクラスコードを検出し、
検出した動きクラスコードをクラス合成回路26に供給
する。クラス合成回路26は、供給される空間クラスコ
ードおよび動きクラスコードを合成し、合成したクラス
コードを正規方程式加算回路27に供給する。
【0029】正規方程式加算回路27は、予測係数を解
とする正規方程式を解くための計算処理に使用されるデ
ータを算出する。すなわち、正規方程式加算回路27
は、入力SD信号、タップ選択回路21の出力、および
クラス合成回路26の出力に基づいて加算処理を行うこ
とにより、ラインデータy1,y2の予測生成に使用さ
れる予測係数を解とする正規方程式を解くために必要な
データを算出する。正規方程式加算回路27の出力は、
予測係数決定回路28に供給される。予測係数決定回路
28は、供給されるデータに基づいて正規方程式を解く
ための計算処理を行い、ラインデータy1,y2の予測
生成に使用される予測係数を算出する。算出される予測
係数が係数メモリ29に供給され、記憶される。
【0030】ここで、正規方程式について説明する。上
述したように、n個の予測タップを使用して、ラインデ
ータy1,y2を構成する各画素は、上述の式(1)に
よって順次予測生成される。式(1)において、学習前
は予測係数w1 ,‥‥,wnが未定係数である。学習
は、クラス毎に複数の入力データ(上述したように出力
画像信号と同じ信号形式を有する既知の信号)を入力す
ることによって行う。かかる入力データの総数をmと表
記する場合、式(1)に従って、以下の式(4)が設定
される。
【0031】 yk =w1 ×xk1+w2 ×xk2+‥‥+wn ×xkn (4) (k=1,2,‥‥,m) m>nの場合、予測係数w1 ,‥‥,wn は一意に決ま
らないので、誤差ベクトルeの要素ek を以下の式
(5)で定義して、式(6)によって定義される誤差ベ
クトルeを最小とするように予測係数を定めるようにす
る。すなわち、いわゆる最小2乗法によって予測係数を
一意に定める。
【0032】 ek =yk −{w1 ×xk1+w2 ×xk2+‥‥+wn ×xkn} (5) (k=1,2,‥‥m)
【0033】
【数2】
【0034】式(6)のe2 を最小とする予測係数を求
めるための実際的な計算方法としては、e2 を予測係数
i (i=1,2‥‥)で偏微分し(式(7))、iの各値に
ついて偏微分値が0となるように各予測係数wi を定め
れば良い。
【0035】
【数3】
【0036】式(7)から各予測係数wi を定める具体
的な手順について説明する。式(8)、(9)のように
ji,Yi を定義すると、式(7)は、式(10)の行
列式の形に書くことができる。
【0037】
【数4】
【0038】
【数5】
【0039】
【数6】
【0040】式(10)が一般に正規方程式と呼ばれる
ものである。正規方程式加算回路27は、クラス合成回
路26から供給されたクラス情報、予測タップ選択回路
21から供給される予測タップ、および入力データに基
づいて、正規方程式データ、すなわち、式(8)、
(9)に従うXji,Yi の値を算出する。そして、算出
した正規方程式データを予測係数決定部28に供給す
る。予測係数決定部28は、正規方程式データに基づい
て、掃き出し法等の一般的な行列解法に従って正規方程
式を解くための計算処理を行って予測係数wi を算出す
る。
【0041】このような処理によって得られる画像信号
についてより詳細に説明する。まず、1フィールドの画
像の一部を拡大することによって、入力SD信号として
の525i信号を出力画像信号としての525p信号に
変換する画像情報変換処理における画素の配置の一例を
図3に示す。ここで、大きなドットが525i信号の画
素を示し、また、小さなドットが525p信号の画素を
示す。525i信号のラインと同一位置のラインデータ
y1(黒塗りの小さいドットとして示した)および52
5i信号の上下のラインの中間位置のラインデータy2
(白抜きの小さいドットとして示した)とが形成される
ことによって525p信号が予測生成される。
【0042】なお、図3は、あるフレームの奇数フィー
ルドの画素配置を示している。他のフィールド(偶数フ
ィールド)では、525i信号および525p信号の各
ラインが空間的に0.5ラインずれることになる。図3
から分かるように、525i信号のラインと同一位置の
ラインデータy1(黒塗りの小さいドットとして示し
た)および525i信号の上下のラインの中間位置のラ
インデータy2(白抜きの小さいドットとして示した)
とが形成されることによって525p信号が予測生成さ
れる。
【0043】ここで、y1は525i信号のラインに対
応する位置にあるラインデータであるのに対し、y2は
525i信号のラインに対応しない位置にあるので、新
たに予測することによって生成されるポイントである。
従って、y2を予測生成する方がy1を予測生成するよ
りも困難である。このため、y2を予測生成する場合に
は、y1を予測生成する場合よりも多くのクラス数を割
り当て、それによってよりきめ細かな予測係数が使用で
きるようにする必要がある。従って、係数メモリ11に
おいても、y1の予測生成に係る予測係数を記憶する記
憶領域よりも、y2の予測生成に係る予測係数を記憶す
る記憶領域の方が大きくなるように設定される必要があ
る。
【0044】一方、図4は、1フィールドの画像の一部
を拡大することによって、入力SD信号としての525
i信号を出力画像信号としての1050i信号に変換す
る画像情報変換処理における画素の配置の一例を示す略
線図である。ここで、大きなドットが525i信号の画
素を示し、また、小さなドットが1050i信号の画素
を示す。ここで、実線で示したラインデータy1,y2
は、あるフレームの奇数フィールドの画素配置である。
他のフィールド(偶数フィールド)のラインは、点線で
示すように空間的に0.5ラインずれたものであり、ラ
インデータy1’,y2’の画素が形成される。
【0045】図4においては、ラインデータy1、y2
の各々について、それらを予測生成する際の困難さは同
等である。このため、y1、y2をそれぞれ予測生成す
る場合に割り当てるべきクラス数は両者について同等と
すれば良い。従って、係数メモリ11においても、y
1、y2の予測生成にそれぞれ係る予測係数を記憶する
記憶領域も、互いに同等な大きさを有するように設定さ
れる必要がある。
【0046】図3、図4を参照して上述したことから、
入力SD信号の信号形式と出力画像信号の信号形式との
2種類以上の組合わせに対して画像情報変換を行うため
には、係数メモリ11において、y1、y2の予測生成
にそれぞれ係る予測係数を記憶する記憶領域の大きさの
配分を切換える必要があることがわかる。入力SD信号
の信号形式と出力画像信号の信号形式との2種類以上の
組合わせに応じた、記憶領域の大きさの配分等に係る設
定を、以下の説明においては画像情報変換のモードと称
する。
【0047】また、以下の説明においては、画像情報変
換のモードの例として、入力SD信号としての525i
信号を出力画像信としての525p信号に変換する画像
情報変換のモード(以下、モードAと表記する)、およ
び入力SD信号としての525i信号を出力画像信とし
ての1050i信号に変換する画像情報変換のモード
(以下、モードBと表記する)を用いる。
【0048】まず、図1を参照して上述した一般的な画
像情報変換処理系中の係数メモリ11について、図5を
参照して説明する。係数メモリ11は、y1、y2の予
測生成にそれぞれ係る予測係数を記憶するための2つの
同等な記憶容量を有するメモリモジュール11a,11
bを含み、メモリモジュール11a,11bがそれぞれ
ラインデータy1、y2の予測生成に係る予測係数を記
憶するために割り当てられる。このような構成におい
て、予測係数データの記憶のために、各メモリモジュー
ルが以下のように使用される。
【0049】以下の説明において参照する図面中で、y
1の予測生成に係る係数データを記憶する領域には斜線
を付して示し、また、y2の予測生成に係る係数データ
を記憶する領域には網かけを付して示すことにする。図
5Aには、モードAにおける各メモリモジュールの使用
状況の一例を示す。ここでは、y1の予測生成に係る係
数データを記憶する領域が64バイトであるのに対し、
y2の予測生成に係る係数データを記憶する領域が51
2バイトである。一方、図5Bには、モードBにおける
各メモリモジュールの使用状況の一例を示す。ここで
は、y1,y2の予測生成に係る係数データが共に25
6バイトである。
【0050】従って、モードA,Bにおいてy1または
y2の予測生成に係る予測係数データのデータ量は最大
で512バイトとなる。かかる状況に対応できるよう
に、メモリモジュール11a,11bの記憶容量が51
2バイトに設定される。この場合、係数メモリ11の総
記憶容量は、512×2=1024バイトとなる。
【0051】以上のような構成を有する係数メモリ11
において、モードAを行う場合には、メモリモジュール
11aにおいて512−64=448バイトが無駄とな
る。また、モードBにおいては、図5Bに示すように、
メモリモジュール11aにおいて512−64=448
バイトが無駄となり、全体として512バイトが無駄と
なる。
【0052】このように、一般的な画像情報変換処理系
においては、特に複数個の画像情報変換のモードを行う
場合において、係数メモリ内に無駄となる記憶領域が生
じる。このため、無駄な記憶領域の分だけ、係数メモリ
の総記憶容量を、各モードにおいて記憶する必要がある
予測係数データの総データ量に比して大きく設定する必
要がある。このことが装置のコスト低減を妨げる要因と
なっていた。
【0053】そこで、この発明は、係数メモリ内で無駄
となる記憶領域を削減することにより、係数メモリの総
記憶容量を削減するようにしたものである。以下、この
発明の一実施形態について説明する。
【0054】図6に、この発明の一実施形態における予
測係数生成処理系の構成の一例を示す。ここで、図1等
を参照して上述した一般的な予測係数生成処理系中の構
成要素と同様な構成要素には、同一の符号を付した。図
1中の係数メモリ11の代わりに係数メモリ110が使
用される。なお、予測係数生成処理系としては、例え
ば、図2等を参照して上述した一般的な予測係数生成処
理系と同様な構成を用いることができる。
【0055】係数メモリ110について、図7を参照し
て説明する。係数メモリ110は、同等の記憶容量を有
する複数個のメモリモジュールを有する。説明の都合
上、これらのメモリモジュールをメモリモジュール11
1 ,1112 ,・・・,111n と表記する。メモリ
モジュール1111 ,1112 ,・・・,111n
は、それぞれ、上述したようにしてクラス合成回路10
からクラスコードが供給される。そして、供給されるク
ラスコードに応じて、メモリモジュール1111 〜11
n が記憶している予測係数データをデコーダ・セレク
タ112に供給する。デコーダ・セレクタ112には、
さらに、クラスコードと、モード信号とが供給される。
【0056】ここで、モード信号は、画像情報変換のモ
ードを示す信号である。デコーダ・セレクタ112は、
メモリモジュール1111 〜111n から出力される予
測係数データを、クラスコードとモード信号とに従って
選択的に出力する。かかる選択的な出力について以下に
説明する。この発明の一実施形態では、メモリモジュー
ル1111 〜111n におけるアドレッシングは、y
1、y2に関して共通とされる。このようなアドレッシ
ングを用いる場合には、供給されるクラスコードに対応
してメモリモジュール1111 〜111n の何れかから
クラスコードに従って出力される予測係数データは、ラ
インデータy1,y2の何れを予測生成する演算におい
ても使用されるものである。
【0057】このような予測係数データを供給されるデ
コーダ・セレクタ112は、クラスコードとモード信号
とに従って、各時点において予測生成されるべきライン
データy1,y2に的確に対応づけられるように、予測
係数データaまたは予測係数データbとして選択的に出
力する。すなわち、予測係数データa、予測係数データ
bは、それぞれ、推定予測演算回路4におけるラインデ
ータy1,y2の各々についての予測係数データの入力
部に供給される。
【0058】モードAにおいてラインデータy1,y2
のそれぞれを予測生成するための予測係数データのデー
タ量の割り当て方の一例を図8Aに示す。ここでは、y
1の予測生成に係る係数データを記憶する領域が64バ
イトであるのに対し、y2の予測生成に係る係数データ
を記憶する領域が512バイトである。一方、モードB
において、ラインデータy1,y2のそれぞれを予測生
成するための予測係数データのデータ量の割り当て方の
一例を図8Bに示す。ここでは、y1,y2の予測生成
に係る係数データが共に256バイトである。
【0059】モードA,モードBの両方を行うことがで
きる、係数メモリ110内のメモリモジュールの設置の
仕方の一例を図9に示す。ここでは、64バイトの記憶
容量を有するメモリモジュールを9個有する場合(すな
わち、図7においてn=9である場合)を示す。この場
合、総記憶容量は、64×9=576バイトとなる。モ
ードAにおける記憶容量の割り当て方(図8A参照)に
おいては、1個のメモリモジュール(従って64×1=
64バイト)がy1の予測生成に係る係数データの記憶
に割り当てられ、また、8個のメモリモジュール(従っ
て64×8=512バイト)がy2の予測生成に係る係
数データの記憶に割り当てられる(図9A参照)。一
方、モードBにおける記憶容量の割り当て方(図8B参
照)においては、4個のメモリモジュール(従って64
×4=256バイト)がy1,y2の予測生成に係る係
数データの記憶に割り当てられる(図9B参照)。
【0060】ここで、メモリモジュールの記憶容量64
バイトは、上述した各モードにおいて必要とされる記憶
容量(モードAでは64+512=576バイト、モー
ドBでは128+128=512バイト)の最大公約数
として得られる。より一般的には、使用され得る全ての
画像情報変換のモードにおいて予測係数データを記憶す
るために必要とされる総記憶容量の公約数またはその付
近となるように、メモリモジュールの記憶容量を設定す
れば良い。また、メモリモジュールの記憶容量は、総記
憶容量の公約数に厳密に等しい容量に限定されるもので
は無く、総記憶容量の公約数付近の記憶容量をメモリモ
ジュールの記憶容量として設定しても良い。
【0061】また、メモリモジュールの個数は、予測係
数データを記憶するために必要とされる最大の記憶容量
をメモリモジュールの記憶容量で割ることによって得ら
れる商またはその付近の値とすれば良い。特に、メモリ
モジュールの記憶容量を、各ラインデータの予測生成に
係る予測データを記憶するために使用される記憶容量の
最大公約数とすれば、メモリモジュールの個数を最小と
することができる。
【0062】図9に示すように、この発明の一実施形態
においては、モードAにおいては、記憶容量が無駄とな
ることが無い(図9A参照)。また、モードBにおいて
も、メモリモジュールの1個分、すなわち64バイトの
みが無駄となるに過ぎない(図9B参照)。このよう
に、図5を参照して一般的な画像情報圧縮処理系の場合
に比較して、無駄となる記憶容量を削減することができ
る。また、総記憶容量は、一般的な画像情報圧縮処理系
中の係数メモリにおいて1024バイトであるのに対
し、この発明の一実施形態においては、576バイトで
ある。このように、この発明の一実施形態においては、
一般的な係数メモリに比して、無駄となる記憶容量、お
よび総記憶容量を削減することができる。
【0063】なお、上述したこの発明の一実施形態で
は、メモリモジュール1111 〜111n におけるアド
レッシングがy1、y2について共通とされるが、メモ
リモジュール1111 〜111n におけるアドレッシン
グをy1、y2についてそれぞれ独立としても良い。
【0064】また、この発明の一実施形態は、画像情報
変換のモードとして、上述したモードA,モードBの計
2種類を行うものであるが、画像情報変換のモードとし
て3種類以上を行う場合にも、この発明を適用すること
ができる。
【0065】さらに、この発明の一実施形態において
は、予測生成されるべき出力画像信号中のラインデータ
がy1,y2の2種類である場合について説明したが、
ラインデータの種類は、2種類に限定されるものではな
い。入力SD信号と、出力画像信号の組合わせによって
は予測生成されるべきラインデータの種類が2種類以外
となる場合もあり、そのような場合にもこの発明を適用
することができる。
【0066】
【発明の効果】上述したように、この発明は、クラス分
類適応処理を用いる画像情報変換を行うに際して、予測
係数データを記憶するメモリ内に、同一の記憶容量を有
し、記憶している予測係数データをクラスコードに応じ
て出力する機能を有する複数個のメモリモジュールと、
これら複数個のメモリモジュールの出力の供給先を、画
像情報変換のモードを示す信号に従って選択するデータ
供給先選択回路とを備えるようにしたものである。
【0067】このため、予測係数を記憶するメモリ内で
無駄となる記憶容量を削減することができ、無駄となる
記憶容量の削減分に相当する、メモリの総記憶容量の削
減を実現することができる。
【0068】これにより、メモリについてのコストを低
減することができ、装置全体のコスト削減に寄与するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な画像情報変換処理系の構成の一例を示
すブロック図である。
【図2】一般的な予測係数算出処理系の構成の一例を示
すブロック図である。
【図3】この発明の一実施形態によってなされる画像情
報変換処理における画素の配置の一例を示す略線図であ
る。
【図4】この発明の一実施形態によってなされる画像情
報変換処理における画素の配置の他の例を示す略線図で
ある。
【図5】一般的な画像情報変換処理系の構成の一例にお
ける係数メモリの使用状況の一例を示す略線図である。
【図6】この発明の一実施形態における画像情報変換処
理系の構成の一例を示すブロック図である。
【図7】この発明の一実施形態における画像情報変換処
理系の一部の構成の一例を示すブロック図である。
【図8】この発明の一実施形態における画像情報変換処
理系の構成の一例における係数メモリの使用状況の一例
を示す略線図である。
【図9】この発明の一実施形態における画像情報変換処
理系の構成の一例における係数メモリの使用状況の他の
例を示す略線図である。
【符号の説明】 110・・・係数メモリ、1111 〜111n ・・・メ
モリモジュール、112・・・デコーダ・セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立平 靖 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 内田 真史 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 朝倉 伸幸 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 守村 卓夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 井上 賢 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 安藤 一隆 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C063 AA01 AA06 BA03 BA04 BA12 CA05 CA40

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像信号から走査線構造の異なる出
    力画像信号を形成するようにした画像情報変換装置にお
    いて、 所定の注目点に対して所定の位置関係にある近傍画素
    を、入力画像信号から選択する第1の画像データ選択手
    段と、 上記第1の画像データ選択手段によって選択される画像
    データから、レベル分布のパターンを検出し、検出した
    上記パターンに基づいて上記注目点が属する空間クラス
    を示す空間クラスコードを決定する空間クラス検出手段
    と、 上記入力画像信号から、上記入力画像信号内の複数のフ
    レーム内において、上記注目点と所定の位置関係にある
    近傍画素を選択する第2の画像データ選択手段と、 上記入力画像信号から、上記注目点を含み、上記注目点
    に対して所定の位置関係にある近傍画素を選択する第2
    の画像データ選択手段と、 上記空間クラス毎に予め決定された予測係数データを記
    憶し、上記空間クラスコードと、上記入力画像信号の信
    号形式と出力画像信号の信号形式との組合わせに応じて
    決まる情報変換のモードとに従って上記予測係数データ
    を選択的に出力する記憶手段と、 上記記憶手段の出力と、上記第2の画像データ選択手段
    によって得られる画像データとに基づいて、上記出力画
    像信号を推定するための演算処理を行う演算処理手段と
    を有し、 上記記憶手段は、 上記予測係数データを記憶し、記憶した上記予測係数デ
    ータを上記クラスコードに従って出力する、同一の記憶
    容量を有する複数個のメモリモジュールと、 上記メモリモジュールの出力の供給先を、上記画像情報
    変換のモードに応じて切換えるデータ供給先選択手段と
    を含むことを特徴とする画像情報変換装置。
  2. 【請求項2】 入力画像信号から走査線構造の異なる出
    力画像信号を形成するようにした画像情報変換装置にお
    いて、 所定の注目点に対して所定の位置関係にある近傍画素
    を、入力画像信号から選択する第1の画像データ選択手
    段と、 上記第1の画像データ選択手段によって選択される画像
    データから、レベル分布のパターンを検出し、検出した
    上記パターンに基づいて上記注目点が属する空間クラス
    を示す空間クラスコードを決定する空間クラス検出手段
    と、 上記入力画像信号から、上記入力画像信号内の複数のフ
    レーム内において、上記注目点と所定の位置関係にある
    近傍画素を選択する第2の画像データ選択手段と、 上記第2の画像データ選択手段によって選択される画像
    データから、フレーム間差分絶対値の総和を計算し、計
    算結果に基づいて動きを表す動きクラスコードを決定す
    る動きクラス検出手段と、 上記空間クラスコードと上記動きクラスコードとを合成
    してクラスコードを生成するクラス合成手段と、 上記入力画像信号から、上記注目点を含み、上記注目点
    に対して所定の位置関係にある近傍画素を選択する第3
    の画像データ選択手段と、 上記クラス毎に予め決定された予測係数データを記憶
    し、上記クラスコードと、上記入力画像信号の信号形式
    と出力画像信号の信号形式との組合わせに応じて決まる
    情報変換のモードとに従って上記予測係数データを選択
    的に出力する記憶手段と、 上記記憶手段の出力と、上記第3の画像データ選択手段
    によって得られる画像データとに基づいて、上記出力画
    像信号を推定するための演算処理を行う演算処理手段と
    を有し、 上記記憶手段は、 上記予測係数データを記憶し、記憶した上記予測係数デ
    ータを上記クラスコードに従って出力する、同一の記憶
    容量を有する複数個のメモリモジュールと、 上記メモリモジュールの出力の供給先を、上記画像情報
    変換のモードに応じて切換えるデータ供給先選択手段と
    を有することを特徴とする画像情報変換装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記記憶手段は、 各画像情報変換のモードにおいて、予測係数データを記
    憶するために必要とされる記憶容量の最大値を総記憶容
    量として備えるものであることを特徴とする画像情報変
    換装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記メモリモジュールは、 上記各画像情報変換のモードにおいて上記記憶手段内で
    使用される記憶容量の公約数、またはその付近の値を記
    憶容量として備えるものであることを特徴とする画像情
    報変換装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 上記メモリモジュールは、 上記各画像情報変換のモードにおいて上記記憶手段内で
    使用される記憶容量の最大公約数、またはその付近の値
    を記憶容量として備えるものであることを特徴とする画
    像情報変換装置。
  6. 【請求項6】 請求項2において、 上記画像情報変換のモードは、 入力画像信号としての走査線数が525本のインターレ
    ス画像信号を、出力画像信号としての走査線数が525
    本のプログレッシブ画像信号に変換する処理に係るモー
    ドであることを特徴とする画像情報変換装置。
  7. 【請求項7】 請求項2において、 上記画像情報変換のモードは、 入力画像信号としての走査線数が525本のインターレ
    ス画像信号を、出力画像信号としての走査線数が105
    0本のインターレス画像信号に変換する処理に係るモー
    ドであることを特徴とする画像情報変換装置。
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