JP2907663B2 - 動きベクトル検出方法 - Google Patents

動きベクトル検出方法

Info

Publication number
JP2907663B2
JP2907663B2 JP33992792A JP33992792A JP2907663B2 JP 2907663 B2 JP2907663 B2 JP 2907663B2 JP 33992792 A JP33992792 A JP 33992792A JP 33992792 A JP33992792 A JP 33992792A JP 2907663 B2 JP2907663 B2 JP 2907663B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motion vector
color difference
block
luminance signal
difference signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33992792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06189297A (ja
Inventor
昭博 佐藤
卓敏 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP33992792A priority Critical patent/JP2907663B2/ja
Publication of JPH06189297A publication Critical patent/JPH06189297A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2907663B2 publication Critical patent/JP2907663B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像中における各部の
動きの方向および速さを表す動きベクトルを検出する動
きベクトル検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】動画像を符号化する場合によく用いられ
る方法として、動画像の特徴である時間的冗長度を用い
て符号化するフレーム間予測符号化方法がある。しか
し、画像中に動きの程度の大きい部分があるときには、
フレーム間予測符号化の特性がうまく生かされない。そ
こで通常は、フレーム間予測符号化に加えて、画像中の
各部分の動きベクトルを検出して動き補償を行う、動き
補償フレーム間予測符号化方法が用いられている。
【0003】画像信号を符号化する場合、輝度信号
(Y)と色差信号(C)とに分離して処理が行われる。
従来、動きベクトル検出は、輝度信号に対してのみ行
い、色差信号の動きベクトルは、輝度信号で検出された
動きベクトルに対し位置補正を行ったものを用いてい
た。
【0004】従来の動きベクトル検出方法における色差
信号の動きベクトル検出方法の一例を図2に示す。ここ
では、輝度信号Yと2つの色差信号C1 、C2 の標本化
周波数の比が4:1:1の場合を考える。動きベクトル
を検出する場合には、画面をN個(Nは自然数)のブロ
ックに分割して、それぞれのブロックにおいて動きベク
トル検出を行う。輝度信号Yと色差信号C1 、C2 の標
本化周波数の比が4:1:1の場合、輝度信号Yのブロ
ックの大きさを16×16とすると、色差信号C1 、C
2 のブロックの大きさはそれぞれ8×8となる。
【0005】ここで、輝度信号YにおけるブロックA_
Yについて考える。動きベクトル検出を行うには、隣接
フレーム間での相関を求め、最大の相関をもつベクトル
をそのブロックの動きベクトルとする。図2は、1つ前
のフレームとの相関を求め、動きベクトルを検出する場
合の例を示しており、図2において、A_Yは輝度信号
Yにおける現フレームの注目ブロック、A’_Yは輝度
信号Yにおける1つ前のフレームの注目ブロック、A_
1 は色差信号C1 における現フレームの注目ブロッ
ク、A’_C1 は色差信号C1 における1つ前のフレー
ムの注目ブロック、A_C2 は色差信号C2 における現
フレームの注目ブロック、A’_C2 は色差信号C2
おける1つ前のフレームの注目ブロックである。
【0006】ブロックA_Yにおいて検出された動きベ
クトル2が、横方向+4、縦方向+6であったとする。
従来の方法では、輝度信号Yで求まった動きベクトル2
を用いて、色差信号用に位置補正したベクトルを色差信
号C1 、C2 の動きベクトル3としていた。すなわち、
輝度信号YのブロックA_Yに対応する色差信号C1
2 のブロックA_C1 、A_C2 の動きベクトル3
は、横方向、縦方向それぞれ半分の+2、+3としてい
た(たとえば、「Video chapter of ISO 11172 MPEG C
D」ISO/IEC JTC1/SC2/WG11 MPEG 91/090,May,1991)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
従来の動きベクトル検出方法では、色差信号C1 、C2
の動きベクトル3が輝度信号Yの動きベクトル2に依存
してしまっており、色差信号C1 、C2 の動きベクトル
検出が正確に行われていないという問題があった。
【0008】また、色差信号C1 、C2 の動きベクトル
検出を正確に行うには、輝度信号Yと同じ方法を用いて
検出することが考えられるが、ハードウェアの規模を考
えるとあまり実用的ではない。
【0009】本発明は、上記問題を解決し、色差信号の
動きベクトル検出をより正確に行うことができ、かつ輝
度信号と同じ方法を用いて動きベクトル検出を行うのに
比べてハードウェアの規模も少なくてすむ動きベクトル
検出方法を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、色差信号の動きベクトルを求める際に、
色差信号の注目ブロックに対応する輝度信号のブロック
より求めた動きベクトルを用い、前記輝度信号のブロッ
クより求めた動きベクトルを色差信号用に位置補正し、
前記位置補正した動きベクトルを基準動きベクトルとし
て、前記基準動きベクトルの周りの位置に複数個の候補
動きベクトルを設定し、前記基準動きベクトルおよび前
記複数個の候補動きベクトルに対して、隣接フレーム間
での相関を求め、最大の相関をもつ動きベクトルを色差
信号の動きベクトルとするものである。
【0011】
【作用】上記構成によれば、基準動きベクトルおよび複
数個の候補動きベクトルの中で、最大の相関をもつ動き
ベクトルを色差信号の動きベクトルとするようにしたの
で、色差信号の動きベクトル検出をより正確に行うこと
ができ、かつ輝度信号と同じ方法を用いて動きベクトル
検出を行うのに比べてハードウェアの規模も少なくてす
む。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は、本発明の実施例を示す色差信号の動
きベクトル検出方法を説明するための図である。ここで
は、輝度信号Yと2つの色差信号C1 、C2 の標本化周
波数の比が4:1:1の場合を考える。動きベクトルを
検出する場合には、画面をN個(Nは自然数)のブロッ
クに分割して、それぞれのブロックにおいて動きベクト
ル検出を行う。動きベクトルの検出精度は、1画素精度
とする。輝度信号Yと色差信号C1 、C2 の標本化周波
数の比が4:1:1の場合、輝度信号Yのブロックの大
きさを16×16とすると、色差信号C1 、C2 のブロ
ックの大きさはそれぞれ8×8となる。
【0013】ここでは一例として、輝度信号Yにおいて
検出された動きベクトルが、横方向+4、縦方向+6で
あった場合を考える。そうすると図1に示すように、色
差信号C1 、C2 における基準動きベクトル1は、輝度
信号Yで求まった動きベクトルを色差信号用に位置補正
して、横方向、縦方向それぞれ半分の+2、+3とな
る。ここで、色差信号C1 、C2 それぞれにおいて基準
動きベクトル1の周囲近傍(横方向±1、縦方向±1)
計8箇所に候補動きベクトルを設定する。これら、基準
動きベクトル1、および8個の候補動きベクトルについ
て、色差信号C1、C2 それぞれの隣接フレーム間での
相関を求める。その結果、最大の相関をもつ動きベクト
ルが色差信号C1 、C2 のそれぞれの動きベクトルとな
る。
【0014】上記のように、色差信号C1 、C2 の動き
ベクトルを求める際に、色差信号C 1 、C2 の注目ブロ
ックに対応する輝度信号Yのブロックより求めた動きベ
クトルを用い、前記輝度信号Yのブロックより求めた動
きベクトルを色差信号用に位置補正し、前記位置補正し
た動きベクトルを基準動きベクトル1として、この基準
動きベクトル1の周りの位置に複数個の候補動きベクト
ルを設定し、基準動きベクトル1および前記複数個の候
補動きベクトルに対して、隣接フレーム間での相関を求
め、最大の相関をもつ動きベクトルを色差信号C1 、C
2 の動きベクトルとするようにしたので、色差信号
1 、C2 の動きベクトル検出をより正確に行うことが
でき、かつ輝度信号と同じ方法を用いて動きベクトル検
出を行う場合に比べてハードウェアの規模も少なくてす
む。
【0015】なお、本発明は、輝度信号Yと2つの色差
信号C1 、C2 の標本化周波数の比が4:1:1、動き
ベクトルの検出精度が1画素精度、候補動きベクトルの
数8個に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づ
いて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲か
ら排除するものではない。
【0016】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、次のような効果を奏することができる。
【0017】一画面をN個(Nは自然数)のブロックに
分割し、それぞれのブロックに対し隣接フレーム間での
動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法におい
て、色差信号の動きベクトルを求める際に、色差信号の
注目ブロックに対応する輝度信号のブロックより求めた
動きベクトルを用い、前記輝度信号のブロックより求め
た動きベクトルを色差信号用に位置補正し、前記位置補
正した動きベクトルを基準動きベクトルとして、前記基
準動きベクトルの周りの位置に複数個の候補動きベクト
ルを設定し、前記基準動きベクトルおよび前記複数個の
候補動きベクトルに対して、隣接フレーム間での相関を
求め、最大の相関をもつ動きベクトルを色差信号の動き
ベクトルとする様にしたので、色差信号の動きベクトル
検出をより正確に行うことができ、かつ輝度信号と同じ
方法を用いて動きベクトル検出を行うのに比べてハード
ウェアの規模も少なくてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す色差信号の動きベクトル
検出方法の説明をするための図である。
【図2】従来の色差信号における動きベクトル検出方法
の説明をするための図である。
【符号の説明】
1 基準動きベクトル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一画面をN個(Nは自然数)のブロック
    に分割し、それぞれのブロックに対して隣接フレーム間
    での動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法にお
    いて、色差信号の動きベクトルを求める際に、色差信号
    の注目ブロックに対応する輝度信号のブロックより求め
    た動きベクトルを用い、前記輝度信号のブロックより求
    めた動きベクトルを色差信号用に位置補正し、前記位置
    補正した動きベクトルを基準動きベクトルとして、前記
    基準動きベクトルの周りの位置に複数個の候補動きベク
    トルを設定し、前記基準動きベクトルおよび前記複数個
    の候補動きベクトルに対して、隣接フレーム間での相関
    を求め、最大の相関をもつ動きベクトルを色差信号の動
    きベクトルとする動きベクトル検出方法。
JP33992792A 1992-12-21 1992-12-21 動きベクトル検出方法 Expired - Fee Related JP2907663B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33992792A JP2907663B2 (ja) 1992-12-21 1992-12-21 動きベクトル検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33992792A JP2907663B2 (ja) 1992-12-21 1992-12-21 動きベクトル検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06189297A JPH06189297A (ja) 1994-07-08
JP2907663B2 true JP2907663B2 (ja) 1999-06-21

Family

ID=18332080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33992792A Expired - Fee Related JP2907663B2 (ja) 1992-12-21 1992-12-21 動きベクトル検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2907663B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3791922B2 (ja) 2002-09-06 2006-06-28 富士通株式会社 動画像復号化装置及び方法
JP2010035137A (ja) * 2008-07-01 2010-02-12 Sony Corp 画像処理装置および方法、並びにプログラム
JP5234368B2 (ja) 2009-09-30 2013-07-10 ソニー株式会社 画像処理装置および方法
JP6066583B2 (ja) * 2012-05-01 2017-01-25 キヤノン株式会社 動画像符号化装置及び動画像符号化方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06189297A (ja) 1994-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5387947A (en) Motion vector detecting method of a video signal
KR100973429B1 (ko) 배경 움직임 벡터 선택기, 업-변환 유닛, 이미지 처리 장치, 배경 움직임 벡터 선택 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
US20140161185A1 (en) Moving image coding apparatus, method and program
JP2000032494A (ja) 映像信号処理回路および映像信号処理方法
JP2907663B2 (ja) 動きベクトル検出方法
JPS6146685A (ja) 動画像信号の予測符号化装置
JPS62230180A (ja) 動きベクトル検出方法
JP2005051460A (ja) ビデオ信号処理装置及びビデオ信号の処理方法
JPH09182077A (ja) 画像符号化方法および画像符号化装置
JPS62217784A (ja) 動き補正型フレーム数変換方法
JPH0614316A (ja) 動きベクトル検出装置
JPS6225587A (ja) 動きベクトル検出回路
JP2894962B2 (ja) 動きベクトル検出装置
JP3180741B2 (ja) 動き検出回路
JP3022977B2 (ja) テレビジョン信号内挿方式
JP3712906B2 (ja) 動きベクトル検出装置
KR100208984B1 (ko) 물체의 윤곽선을 이용한 움직임 벡터 추정 장치
JP3018021B2 (ja) 動きベクトル抽出方法及び動きベクトル抽出装置
KR100234237B1 (ko) 동화상 움직임 검출장치
JPH07336726A (ja) 動画像検出方法及び装置
JPH03102978A (ja) 動画/静止画変換装置
JPS6225590A (ja) 動きベクトル検出方法
JPS6225588A (ja) 動きベクトル検出装置
JP2743763B2 (ja) 動画像の動き推定方法
JP2600884B2 (ja) テレビジョン受像機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees