JP2003318997A - 二値化回路、無線通信装置および二値化方法 - Google Patents
二値化回路、無線通信装置および二値化方法Info
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Abstract
一定であっても正確に二値化する二値化回路、それを備
えた無線通信装置および二値化方法を提供する。 【解決手段】 二値化回路11は、復調信号Iから生成
される生成信号Kと0レベルとを比較してデータスライ
サ出力Jを出力するコンパレータ13と、生成信号Kの
直流レベルを検出して、その直流レベルを反転させた信
号をフィードバック出力Mとして出力するフィードバッ
ク回路14と、フィードバック出力Mと復調信号Iとを
加算して生成信号Kを出力する加算回路12とを備えて
いる。フィードバック回路14のオフセットキャンセラ
15は、生成信号Kが所定の範囲内である場合には0を
積分回路16に出力するので、復調信号Iが一定のレベ
ルを保ってもそれに追随せずに、ノイズによる誤りを防
止できる。
Description
して出力する二値化回路、無線通信装置および二値化方
法に関するものであり、より詳細には、例えば受信信号
を復調して得られる復調信号を二値化する二値化回路、
無線周波数を用いて無線通信を行う上記二値化回路を備
えた無線通信装置、および復調信号を二値化する二値化
方法に関するものである。
装置においては、所定の構成によって受信信号をアナロ
グの復調信号に変換し、この復調信号を二値化回路を用
いて二値化することによって、送信された無線信号を復
元するようになっていた。
を、図10に基づいて説明する。
レータ43とを備えている。
じて、その時間変化の傾きレベルに応じた値を出力する
ものである。
号レベルの大小関係を判別し、その結果に応じた所定の
信号を出力するものである。このコンパレータ43は、
入力される微分回路42の出力を図示しない0Vの信号
と比較して、微分回路42の出力の正負に応じた値を出
力する。
の一例を図11に基づいて説明する。
側における、元々の二値化データ(元データ)Rを参考
のために示す。
変調して送信した無線信号を、受信して復調した復調器
44の出力である復調信号Qを示す。
42およびコンパレータ43によって処理された、二値
化回路41の出力信号であるデータスライサ出力Uを示
す。
1に対して、図示しないアンテナなどから得られる受信
信号Nが、復調器44において復調信号Qに変換され
て、微分回路42に入力される。この微分回路42の出
力はコンパレータ43に入力される。コンパレータ43
は、入力される微分回路42の出力信号の正負に応じて
二値化を行い、データスライサ出力Uを出力する。
て、復調信号Qを二値化してデータスライサ出力Uを得
ることができる。
て、図12に基づいて説明する。
働きをする部材については、同じ符号を用いて参照し、
説明は省略する。
ローパスフィルタ(低域フィルタ:low-pass filter:L
PF)46とコンパレータ47とを備えている。
における所定のカットオフ周波数以上の成分を除去し
て、カットオフ周波数以下で振動する成分のみを出力す
るものである。
波数以上の成分を交流(alternatingcurrent)成分と呼
び、その所定の周波数以下で振動する成分を直流(direc
t current)成分と呼ぶ場合には、ローパスフィルタ46
は、入力される信号の交流成分を除去して直流成分を出
力する。
号レベルの大小関係を判別し、その結果に応じた所定の
信号を出力するものである。コンパレータ47は、復調
器44の出力である復調信号Qをローパスフィルタ46
の出力であるスライスレベルSと比較して、その大小関
係に応じた値を出力する。
の例を図13および図14に基づいて説明する。
レベルSとの時間変化を示す。図13の下段には、デー
タスライサ出力Uを示す。
ライスレベルSとを示す。図14の下段には、データス
ライサ出力Uを示す。
5に対して、図示しないアンテナなどから得られる受信
信号Nが復調器44において復調信号Qに変換される。
この復調信号Qは、ローパスフィルタ46およびコンパ
レータ47に入力される。
流成分を取り出して、スライスレベルSとして出力す
る。
スレベルSとを比較して、その結果に応じた所定の値を
データスライサ出力Uとして出力する。
て、復調信号Qのレベルに応じて変化するスライスレベ
ルSを用いて復調信号Qを二値化してデータスライサ出
力Uを得ることができる。
について、図15に基づいて説明する。
スライスレベル検出回路49とコンパレータ50とを備
えている。
Qの最大ホールド値MAX、最小ホールド値MINを利
用してスライスレベルSを生成して出力する回路であ
り、詳細については後述する。
号レベルの大小関係を判別し、その結果に応じた所定の
値を出力するものである。コンパレータ50は、復調信
号QをスライスレベルSと比較して、その大小関係に応
じた値を出力する。
9の詳細について説明する。
出回路51、最小値検出回路52、加算回路53、およ
びアンプ54を備えている。
最大ピーク値を検出し保持して、最大ホールド値MAX
として出力する。最小値検出回路52は、入力される信
号の最小ピーク値を検出し保持して、最小ホールド値M
INとして出力する。加算回路53は、入力される信号
を加算して出力する。アンプ54は、入力される信号の
レベルを(1/2)倍して出力する。
について、図16に基づいて説明する。
における、元々の二値化データ(元データ)Rを参考の
ため示す。
して送信した無線信号を、受信して復調した復調器44
の出力を復調信号Qとして示す。
出回路51の出力である最大ホールド値MAX、最小値
検出回路52の出力である最小ホールド値MIN、およ
びスライスレベル検出回路49の出力であるスライスレ
ベルSをも示す。
イスレベルSを用いて、コンパレータ50によって得ら
れるデータスライサ出力Uを示す。
8に対して、図示しないアンテナなどから得られる受信
信号Nが復調器44において復調信号Qに変換され、ス
ライスレベル検出回路49とコンパレータ50とに入力
される。
最大値検出回路51と最小値検出回路52とが、それぞ
れ復調信号Qの最大値ホールド値MAXまたは最小ホー
ルド値MINを出力する。
ド値MAXおよび最小ホールド値MINを加算して、出
力する。アンプ54は、入力される最大値ホールド値M
AXおよび最小ホールド値MINの和を、(1/2)倍し
て、スライスレベルSとして出力する。
スレベル検出回路49は、(MAX+MIN)/2の値
をスライスレベルSとして出力する。
レベルSと復調信号Qとを比較して、その結果に応じた
所定の値を出力する。
て、復調信号Qを二値化してデータスライサ出力Uを得
ることができる。
の構成として、日本国の公開特許公報「特開平3−14
3012号公報(公開日:1991年6月18日)」に
記載された構成について、図17に基づいて説明する。
極大点検出部および極小点検出部56、極大値保持部5
7、極小値保持部58、中間レベル生成部59、および
比較器60を備えている。
大値保持部57と極小値保持部58とを備えていること
が、上述の二値化回路48と異なっている。
て、比較器60は上述のコンパレータ50に、極大点検
出部および極小点検出部56は、上述の最大値検出回路
51および最小値検出回路52に、中間レベル生成部5
9は上述の加算回路53とアンプ54とに対応してい
る。
8とは、それぞれ、極大点検出部および極小点検出部5
6とは異なるタイムスケールを設定することによって、
より正確に最大ホールド値および最小ホールド値を求め
て、より正確に二値化を行うためのものである。
えば図16に示す二値化回路48と同様の動作によっ
て、二値化を行うようになっている。
て、復調信号Qを二値化してデータスライサ出力Uを得
ることができる。
いては、所定のタイムスケールよりも長い時間に渡って
復調信号のレベルがほぼ一定となると、スライスレベル
がその一定レベルに追随してしまうので、そのレベルで
ノイズが生じると誤りを検出してしまう虞れがある。
動作の一例を示す図11においては、以下のような問題
を生じる虞れがある。
ノイズのため、復調信号Qに、タイミングP1において
ノイズを生じている。このため、タイミングP1におい
てデータスライサ出力Uに誤りの反転が生じている。
である場合にノイズを検出すると、これによってデータ
スライサ出力Uに誤りを生じてしまう虞れがある。
は、時間変化の傾きが発散を生じるような形状となって
いる。このため、タイミングP1において反転したデー
タスライサ出力Uは、値が元に復帰しなくなっている。
号が反転するまで、タイミングP1ないしP2におい
て、データスライサ出力Uに誤りが生じてしまう。
回路41は、ノイズに敏感に反応して誤りを生じてしま
うという虞れがある。また、誤りが発生した場合に、そ
の誤りが維持されて、結局ビット誤り率(bit error rat
e:BER)が悪化する虞れもある。
ては、図13および図14に示すように、以下のような
問題を生じる虞れがある。
3からP5のように、二値化するための復調信号Qは、
図示しない送信信号のレベルに応じて、所定の間、一定
のレベルを保つことがある。
ルタ46の出力であって、復調信号Qの直流レベルを示
すものである。
のように二値化するための復調信号Qが所定の時間以上
に一定のレベルを保つ場合には、タイミングP4からP
5までに示すようにスライスレベルSはその一定のレベ
ルに追随してしまう。
うにカットオフ周波数以下で振動する成分を出力するも
のであるので、例えばこのカットオフ周波数における一
周期分の時間にわたって復調信号が一定のレベルを保つ
と、スライスレベルSが復調信号Qに追随することにな
る。すなわち、上記の一周期分の時間は、スライスレベ
ルSが復調信号Qに追随するタイムスケールに相当す
る。
からP5までに示すように、スライスレベルSが復調信
号Qとほぼ同じレベルとなるので、復調信号Qにおける
小さなノイズを検出して、仮想線で示すデータスライサ
出力Uのように誤りを生じてしまう虞れがある。
の構成として、例えばローパスフィルタ46におけるカ
ットオフ周波数を小さくして、このカットオフ周波数に
おける一周期分の時間を大きくしたローパスフィルタ4
6を用いる構成においても、以下のような問題を生じる
虞れがある。
ベルSが復調信号Qに追随するための時間を大きくして
いるので、例えば図14のタイミングP6ないしP7に
おいて示すように、スライスレベルSが復調信号Qに追
随しないことも生じ得る。この場合には、図14に示す
ように、データスライサ出力Uの誤りを生じてしまう。
路によれば、ローパスフィルタ46における追随のタイ
ムスケールがあるため、このタイムスケールを短くした
場合には図13に示すようにノイズを検出することによ
る誤りを生じやすくなり、またこのタイムスケールを長
くした場合には図14に示すように復調信号に追随しな
いことによる誤りを生じやすくなるという問題がある。
通信装置に備えられる場合には、以下のような問題も生
じ得る。すなわち、無線通信装置においては、通常、例
えば無線信号の受け待ちの待機時間のような、受信信号
がない時間帯が存在する。したがって、例えば長い待機
時間の後に無線信号を受信し始める場合には、待機時間
における偽の信号レベルに対してスライスレベルが追随
し、その後に受信を開始した受信信号から得られた復調
信号のレベルに正しく追随するまでの長い時間にわたっ
て誤りを生じる虞れもある。
ては、図16に示すように、以下のような問題を生じる
虞れがある。
データRに示すように、タイミングP8までは、送信ま
たは受信を行わない待機状態に相当する。そして、タイ
ミングP8以降は、送信データまたは受信データのパケ
ットヘッダ部に相当する。
の待機状態においては、ノイズまたは妨害電波などの受
信によって得られる復調信号にスライスレベルが追随す
るため、データ受信開始直後のタイミングP8ないしP
9において、データスライサ出力には誤りが生じてい
る。
出回路52において得られる最大ホールド値MAXおよ
び最小ホールド値MINについても、タイミングP8ま
での待機状態においては、ノイズまたは妨害電波などの
受信によって得られる復調信号Qに追随してしまうこと
によって、誤りを生じる虞れがある。
最大ホールド値MAXが待機状態における偽の最大ホー
ルド値を記憶しているため、タイミングP10以降にお
いてデータスライサ出力Uに誤りが生じている。
においても、二値化回路48と同様に、何らかのタイム
スケールを設定することには変わりがないので、例えば
受信の待機時間に偽の値に追随し、受信開始後に誤りを
生じる可能性がある。
5・48・55の構成においては、例えば無線信号とし
てビット0の連続した信号が送信された場合、または無
線通信装置における待機状態の場合において、望ましく
ないレベルにスライスレベルが追随して維持され、誤差
を生じてしまう。
ものであり、その目的は、長い時間にわたって入力信号
のレベルがほぼ一定であっても正確に二値化する二値化
回路、無線通信装置、および二値化方法を提供すること
にある。
は、上記課題を解決するために、所定の直流レベルを中
心として振動する入力信号を二値化した出力信号を出力
する二値化回路において、上記入力信号から生成された
生成信号と所定のレベル電圧とを比較して上記出力信号
を出力するコンパレータと、上記生成信号の上記直流レ
ベルを検出して、上記直流レベルを反転させた信号をフ
ィードバック出力として出力するフィードバック回路
と、上記フィードバック出力と上記入力信号とを加算し
て得た上記生成信号を出力する加算器とを備えているこ
とを特徴としている。
動する入力信号に対して、入力信号の直流レベルを検出
してそれを反転させたフィードバック出力を加算するの
で、直流レベルがキャンセルされ、得られる生成信号は
0を中心として振動する信号となる。
生成信号の振動の中心レベルである0レベルに相当す
る。
中心レベルを基準として二値化するので、適切に二値化
できる。
すような構成によって、適切なフィードバック出力が得
られるようにすれば、長い時間にわたって入力信号のレ
ベルがほぼ一定であっても正確に二値化することができ
る。
す出力抑制回路を用いて、上記コンパレータに入力する
信号値を確実に一定の範囲内に収めて、より正確に二値
化することができる。
割多元接続(Time Division Multiple Access:TDMA)やス
ペクトル拡散方式の周波数ホッピング(Frequency Hoppi
ng:FH)方式等、送受信が時分割されているような方式で
の無線信号の送受信のように、信号レベルの直流レベル
が急激に変化することがあっても、正確に二値化して、
送信された無線信号を復元できる二値化回路を提供する
ことができる。また、その他パケット交換による無線通
信において、二値化を行うためのプリアンブルが少ない
無線規格による無線通信であっても、正確に二値化し
て、送信された無線信号を復元できる二値化回路を提供
することができる。
決するために、上記構成において、上記フィードバック
回路は、上記生成信号の入力値と、所定の閾値範囲を定
める最大制限値及び最小制限値とに応じて、上記入力値
が上記閾値範囲内である場合には0を出力値として出力
し、上記入力値が上記最大制限値よりも大きい場合には
上記入力値と上記最大制限値との差を反転させた値を出
力値として出力し、上記入力値が上記最小制限値よりも
小さい場合には上記入力値と上記最小制限値との差を反
転させた値を出力値として出力するオフセットキャンセ
ラ回路と、上記出力値を積分した値を上記フィードバッ
ク出力として出力する積分回路とを含んでいることを特
徴としている。
セラ回路の出力を、オフセットキャンセラ出力と呼ぶ。
このオフセットキャンセラ出力は、上述した従来のスラ
イスレベルを用いて二値化する構成におけるスライスレ
ベルを反転させた量に相当する。そして、オフセットキ
ャンセラ出力と入力信号との和である生成信号は、入力
信号とスライスレベルとの差を表す信号に相当する。
を積分して出力するものである。この場合の出力は、入
力される信号の時間変化の傾きをなまらせて出力するこ
とに相当する。したがって、この積分回路は、いわゆる
ローパスフィルタ(低域フィルタ:low-pass filter)で
あってもよい。このローパスフィルタは、入力される信
号における所定の周波数以上の成分を除去して、その所
定の周波数以下で振動する成分のみを出力するものであ
る。
下のように動作する。ここで、簡単のために、生成信号
の値に応じて場合分けをして動作を説明する。
値が、上記最大制限値よりも大きい場合を考える。
として、入力値と最大制限値との差を反転させた値とし
て、負の値が出力される。オフセットキャンセラ出力は
積分回路によって積分され、その後にフィードバック出
力として出力される。そして、このフィードバック出力
が入力信号と加算されて生成信号となる。したがって、
負のオフセットキャンセラ出力が、積分回路により積分
されて、入力信号に加算されるので、生成される生成信
号の値は減少する。
限値に近づくようにされる。
イスレベルを用いて説明すると、入力信号とスライスレ
ベルとの差としての生成信号が減少するということは、
最大制限値よりも大きな値の入力値に対して追随するよ
うにスライスレベルが増加することに相当する。
が急激に変化した場合であっても、適切に追随して、正
しく二値化することができる。
値が、上記最小制限値よりも小さい場合も、同様であ
る。
ンセラ出力として、入力値と最小制限値との差を反転さ
せた値として、正の値が出力される。したがって、生成
される生成信号の値は増加して、最小制限値に近づくよ
うにされる。
号の直流レベルが急激に変化した場合であっても、適切
に追随して、正しく二値化することができる。
値が最大制限値と最小制限値との間の閾値範囲にある場
合には、オフセットキャンセラ出力として0が出力され
る。
によって積分され、入力信号に加算される。ここで、オ
フセットキャンセラ出力は0なので、積分回路によるフ
ィードバック出力は変化しない。
は、入力信号の変化量と同じだけ変化する。すなわち、
例えば入力信号が変化しない時は生成信号も変化しな
い。
に所定の時間にわたって維持されたとしても、生成信号
は入力信号の変化量と同じだけしか変化しないので、入
力信号のレベルに無駄に追随させない。
が維持される場合であっても、安定した出力を得ること
ができる。これにより、ビット誤り率(bit error rate:
BER)を低く維持して、入力信号を復元することができ
る。
明に係る二値化回路における一手段としての各部材は、
所定の機能を実現する構成であればよく、例えば所定の
回路素子を組み合わせて実現するものであってもよい
し、または所定のプログラム可能な回路素子におけるプ
ログラムによって機能ブロックとして実現するものであ
ってもよい。
限値及び上記最小制限値は、入力信号の特性に応じて予
め定めておく構成であってもよいし、または例えば以下
に説明するように入力信号の特性に応じて適切な値に変
化可能とする構成であってもよい。
のレベルがほぼ一定であっても正確に二値化する二値化
回路を提供することができる。
決するために、上記構成において、上記オフセットキャ
ンセラ回路は、上記入力値と上記最大制限値とを比較
し、または上記入力値と上記最小制限値とを比較した結
果に応じた選択出力を行う比較回路と、上記最大制限値
と上記入力値との差分、または上記最小制限値と上記入
力値との差分を計算して出力する演算回路と、上記選択
出力に応じて、上記演算回路の上記差分を選択して、上
記出力値として出力するスイッチング回路とを含んでい
ることを特徴としている。
オフセットキャンセラ回路は、以下のように動作する。
回路と演算回路とに入力される。
し、または入力値と最小制限値とを比較した結果に応じ
た選択出力をスイッチング回路に出力する。この選択出
力の値は、比較した結果が互いに区別できるものであれ
ばどのような値でもよい。
分、または最小制限値と入力値との差分を計算して、ス
イッチング回路に出力する。
出力に応じて、演算回路から入力される差分を選択し
て、上述のオフセットキャンセラ出力として出力する。
回路を、簡単な構成で実現することができる。
決するために、上記構成において、上記オフセットキャ
ンセラ回路の上記最大制限値および上記最小制限値を変
化させる制限値変化回路を備えていることを特徴として
いる。
用いて、上記オフセットキャンセラ回路の上記最大制限
値および上記最小制限値を適切に変化させると、さらに
正確で追随性のよい二値化回路を実現することができ
る。
は、例えば入力値が最大制限値よりも大きい場合および
入力値が最小制限値よりも小さい場合には、入力信号の
直流レベルが急激に変化した場合であっても、適切に追
随して、正しく二値化することができる。
の間の閾値範囲にある場合には、入力信号において同じ
レベルが維持される場合であっても、追随せずに、安定
した出力を得ることができる。
またはそれに対応する入力信号の値に応じて、またはそ
の他の理由によって、最大制限値および最小制限値を適
切に変化させれば、上述の効果を確実に得ることができ
る。
が入力され始める直後において、入力値が最大制限値よ
りも大きいか又は入力値が最小制限値よりも小さくなる
ように、最大制限値および最小制限値を変化させる構成
であってもよい。
める直後において、生成信号の値を入力信号の値に素早
く追随させることができる。
信号が入力され始めてから所定の時間経過後には、入力
値が最大制限値と最小制限値との間の閾値範囲にあるよ
うに、最大制限値および最小制限値を変化させる構成で
あってもよい。
めてから所定の時間経過後において、入力信号において
同じレベルが維持される場合であっても、生成信号の値
を入力信号の値に追随させずに、安定した出力を得るこ
とができる。
決するために、上記構成において、上記積分回路の時定
数を変化させる時定数変化回路を備えていることを特徴
としている。
間変化の傾きをなまらせて出力するものであり、例え
ば、入力される信号の成分のうち、所定の時定数に対応
する周波数以上の成分を除去して、その所定の周波数以
下で振動する成分のみを出力するものである。
用いて、上記積分回路の時定数を適切に変化させると、
より正確で追随性のよい二値化回路を実現することがで
きる。
が入力され始める直後において、通常入力信号が変化す
る時間スケールよりも、上記時定数を小さくする構成で
あってもよい。
める直後において、生成信号の値を入力信号の値に素早
く追随させることができる。
信号が入力され始めてから所定の時間経過後には、通常
入力信号が変化する時間スケールよりも、上記時定数を
大きくする構成であってもよい。
めてから所定の時間経過後において、入力信号において
同じレベルが維持される場合であっても、生成信号の値
を入力信号の値に追随させずに、安定した出力を得るこ
とができる。
決するために、上記構成において、上記加算器から入力
される上記生成信号である生成値と、出力を抑制するた
めの抑制度と、所定の抑制範囲を定める最大抑制値およ
び最小抑制値とに応じて、上記生成値が上記抑制範囲内
である場合には上記生成値を抑制出力値として出力し、
上記生成値が上記最大抑制値よりも大きい場合には上記
生成値と上記最大抑制値との差に上記抑制度を掛けた値
に上記最大抑制値を加えた値を抑制出力値として出力
し、上記生成値が上記最小抑制値よりも小さい場合には
上記生成値と上記最小抑制値との差に上記抑制度を掛け
た値に上記最小抑制値を加えた値を抑制出力値として出
力する出力抑制回路を備え、上記抑制出力値は、上記コ
ンパレータおよび上記フィードバック回路に入力される
ことを特徴としている。
満となるように設定される。
上記加算器から上記生成信号である生成値が入力される
と、抑制度、最大抑制値、および最小抑制値の値に応じ
て、以下のように動作する。
とで定められる抑制範囲内にある場合には、その生成値
をコンパレータおよびフィードバック回路に出力する。
場合には、生成値と最大抑制値との差に抑制度を掛けた
値に、最大抑制値を加えた値をコンパレータおよびフィ
ードバック回路に出力する。
合には、生成値と最小生成値との差に抑制度を掛けた値
に最小抑制値を加えた値をコンパレータおよびフィード
バック回路に出力する。
きい場合であってもその振幅を小さくすることができ
る。
生成信号の振幅を適切に小さくして出力すれば、誤りを
減らしてより正確に二値化することもできる。
波数に応じて典型的な振幅が異なることもある。例え
ば、二値化回路が無線通信装置に備えられる場合におい
て、復調信号を得るためのフィルタの特性や、送信側に
おける送信スプリアス出力(spurious output)抑制のた
めのフィルタの特性によって、周波数ごとに復調信号の
振幅が異なる場合がある。この場合に、単に振幅の大き
な周波数の場合に合わせて設定を行うと、この周波数に
おける振幅の大きな振動に合わせて二値化が行われるこ
とになり、誤りを生じる虞れもある。
される生成値の振幅が大きい場合であってもその振幅を
小さくして、確実に正確な二値化を行うことができる。
決するために、上記構成において、上記出力抑制回路
は、上記生成値と上記最大抑制値とを比較し、または上
記生成値と上記最小抑制値とを比較した結果に応じた比
較出力を行う比較回路と、上記生成値と上記最大抑制値
との差に上記抑制度を掛けた値に上記最大抑制値を加え
た値を計算して設定値として出力するか、または上記生
成値と上記最小抑制値との差に上記抑制度を掛けた値に
上記最小抑制値を加えた値を計算して設定値として出力
する演算回路と、上記比較出力に応じて、上記演算回路
の上記設定値を選択して、上記抑制出力値として出力す
るスイッチング回路とを含んでいることを特徴としてい
る。
出力抑制回路は、以下のように動作する。
ある生成値は、比較回路と演算回路とに入力される。
し、または生成値と最小抑制値とを比較した結果に応じ
た比較出力をスイッチング回路に出力する。この比較出
力の値は、比較した結果が互いに区別できるものであれ
ばどのような値でもよい。
抑制度を掛けた値に最大抑制値を加えた値を計算して設
定値としてスイッチング回路に出力するか、または生成
値と最小抑制値との差に抑制度を掛けた値に最小抑制値
を加えた値を計算して設定値としてスイッチング回路に
出力する。
出力に応じて、演算回路から入力される設定値を選択し
て、上述の抑制出力値として出力する。
回路を、簡単な構成で実現することができる。
決するために、上記構成において、上記出力抑制回路の
上記最大抑制値および上記最小抑制値を変化させる抑制
値変化回路を備えていることを特徴としている。
用いて、上記出力抑制回路の上記最大抑制値および上記
最小抑制値を適切に変化させると、さらに正確で追随性
のよい二値化回路を実現することができる。
て、またはそれに対応する入力信号の値に応じて、また
はその他の理由によって、最大抑制値および最小抑制値
を適切に変化させれば、上述の効果を確実に得ることが
できる。
が入力され始める直後において、生成値が最大抑制値よ
りも大きいか又は生成値が最小抑制値よりも小さくなる
ように、最大抑制値および最小抑制値を変化させる構成
であってもよい。
める直後において、最大抑制値および最小抑制値の絶対
値を小さな値に設定して、生成信号の値を入力信号の値
に素早く追随させることができる。
信号が入力され始めてから所定の時間経過後には、生成
値が最大抑制値と最小抑制値との間の抑制範囲にあるよ
うに、最大抑制値および最小抑制値を変化させる構成で
あってもよい。
めてから所定の時間経過後において、最大抑制値および
最小抑制値の絶対値を大きな値に設定して、入力信号に
おいて同じレベルが維持される場合であっても、生成信
号の値を入力信号の値に追随させずに、安定した出力を
得ることができる。
決するために、上記構成において、上記出力抑制回路の
上記抑制度を変化させる抑制度変化回路を備えているこ
とを特徴としている。
用いて、上記出力抑制回路の上記抑制度を適切に変化さ
せると、さらに正確で追随性のよい二値化回路を実現す
ることができる。
て、またはそれに対応する入力信号の値に応じて、また
はその他の理由によって、抑制度を適切に変化させれ
ば、上述の効果を確実に得ることができる。
が入力され始める直後において、抑制度を小さい値に変
化させる構成であってもよい。
める直後において、抑制度を小さな値に設定して、生成
信号の値を入力信号の値に素早く追随させることができ
る。
信号が入力され始めてから所定の時間経過後には、抑制
度を大きな値に変化させる構成であってもよい。
めてから所定の時間経過後において、抑制度を大きな値
に設定して、入力信号において同じレベルが維持される
場合であっても、生成信号の値を入力信号の値に追随さ
せずに、安定した出力を得ることができる。
決するために、上記構成において、上記生成信号である
生成値と、所定の遮断範囲を定める最大遮断値および最
小遮断値とに応じて、上記生成値が上記遮断範囲内であ
る場合には上記生成値を遮断出力値として出力し、上記
生成値が上記最大遮断値よりも大きい場合には上記最大
遮断値を遮断出力値として出力し、上記生成値が上記最
小遮断値よりも小さい場合には上記最小遮断値を遮断出
力値として出力する出力ホールド回路を備え、上記遮断
出力値は、上記コンパレータおよび上記フィードバック
回路に入力されることを特徴としている。
は、上記加算器から上記生成信号である生成値が入力さ
れると、最大遮断値および最小遮断値の値に応じて、以
下のように動作する。
とで定められる遮断範囲内にある場合には、その生成値
をコンパレータおよびフィードバック回路に出力する。
合には、最大遮断値をコンパレータおよびフィードバッ
ク回路に出力する。
合には、最小遮断値をコンパレータおよびフィードバッ
ク回路に出力する。
備えた二値化回路は、上述の出力抑制回路を備えた二値
化回路において、抑制度を0とし、最大抑制値を最大遮
断値とし、最小抑制値を最小遮断値とした場合に相当す
る。
きい場合であっても、その振幅を確実に上述の遮断範囲
内にして、小さくすることができる。
成信号の振幅を適切に小さくして出力すれば、上述と同
様に、誤りを減らしてより正確に二値化することもでき
る。
決するために、上記構成において、上記出力ホールド回
路は、上記生成値と上記最大遮断値とを比較し、または
上記生成値と上記最小遮断値とを比較した結果に応じた
比較出力を行う比較回路と、上記最大遮断値を設定値と
して出力するか、または上記最小遮断値を設定値として
出力する演算回路と、上記比較出力に応じて、上記演算
回路の上記設定値を選択して、上記遮断出力値として出
力するスイッチング回路とを含んでいることを特徴とし
ている。
出力ホールド回路は、以下のように動作する。
ある生成値は、比較回路と演算回路とに入力される。
し、または生成値と最小遮断値とを比較した結果に応じ
た比較出力をスイッチング回路に出力する。この比較出
力の値は、比較した結果が互いに区別できるものであれ
ばどのような値でもよい。
イッチング回路に出力するか、または最小遮断値を設定
値としてスイッチング回路に出力する。
出力に応じて、演算回路から入力される設定値を選択し
て、上述の遮断出力値として出力する。
回路を、簡単な構成で実現することができる。
決するために、上記構成において、上記出力ホールド回
路の上記最大遮断値および上記最小遮断値を変化させる
遮断値変化回路を備えていることを特徴としている。
用いて、上記出力ホールド回路の上記最大遮断値および
上記最小遮断値を適切に変化させると、より正確で追随
性のよい二値化回路を実現することができる。
て、またはそれに対応する入力信号の値に応じて、また
はその他の理由によって、最大遮断値および最小遮断値
を適切に変化させれば、上述の効果を確実に得ることが
できる。
が入力され始める直後において、生成値が最大遮断値よ
りも大きいか又は生成値が最小遮断値よりも小さくなる
ように、最大遮断値および最小遮断値を変化させる構成
であってもよい。
める直後において、最大遮断値および最小遮断値の絶対
値を小さな値に設定して、生成信号の値を入力信号の値
に素早く追随させることができる。
信号が入力され始めてから所定の時間経過後には、生成
値が最大遮断値と最小遮断値との間の遮断範囲にあるよ
うに、最大遮断値および最小遮断値を変化させる構成で
あってもよい。
めてから所定の時間経過後において、最大遮断値および
最小遮断値の絶対値を大きな値に設定して、入力信号に
おいて同じレベルが維持される場合であっても、生成信
号の値を入力信号の値に追随させずに、安定した出力を
得ることができる。
決するために、所定の直流レベルを中心として振動する
入力信号の上記直流レベルを検出して出力するローパス
フィルタと、上記入力信号と上記直流レベルとを比較す
ることによって得られる出力信号を出力するコンパレー
タとを備える二値化回路において、上記入力信号と上記
直流レベルとのレベル差、および所定の閾値範囲を定め
る最大制限値と最小制限値とに応じて、上記レベル差が
上記閾値範囲内である場合には0を出力値として出力
し、上記レベル差が上記最大制限値よりも大きい場合に
は上記レベル差と上記最大制限値との差を出力値として
出力し、上記レベル差が上記最小制限値よりも小さい場
合には上記レベル差と上記最小制限値との差を出力値と
して出力するオフセット生成部を含んでおり、上記ロー
パスフィルタは、上記出力値を用いて検出した上記直流
レベルを上記コンパレータおよび上記オフセット生成部
に出力することを特徴としている。
下のように動作する。
レベル差が、上記最大制限値よりも大きい場合を考え
る。
して、レベル差と最大制限値との差が正の出力値として
出力される。この出力値から、ローパスフィルタによっ
て直流レベルが検出され、コンパレータおよびオフセッ
ト生成部に出力される。
で、ローパスフィルタによって検出される直流レベルは
増加する。
セット生成部に入力される。ここで、入力信号が変化し
ないとすると、直流レベルが増加することによってレベ
ル差は減少する。
させて、入力信号の変化に対して追随するように、オフ
セット生成部の出力が変化する。
が急激に変化した場合であっても、適切に追随して、正
しく二値化することができる。
レベル差が、上記最小制限値よりも小さい場合も、同様
である。
部の出力として、レベル差と最小制限値との差が負の出
力値として出力される。したがって、直流レベルは減少
して、レベル差が最小制限値に近づくようにされる。
号の直流レベルが急激に変化した場合であっても、適切
に追随して、正しく二値化することができる。
レベル差が、最大制限値と最小制限値との間の閾値範囲
にある場合には、オフセット生成部の出力として0が出
力される。
れにより、入力信号がほぼ一定のレベルに所定の時間に
わたって維持されたとしても、入力信号のレベルに無駄
に追随させない。
が維持される場合であっても、安定した出力を得ること
ができる。
解決するために、本発明に係る二値化回路のいずれか一
つを備えていることを特徴としている。
は、長い時間にわたって入力信号のレベルがほぼ一定で
あっても正確に二値化することのできる二値化回路であ
る。したがって、上記無線通信装置は、上記二値化回路
を用いて、入力信号のレベルがほぼ一定であっても正確
に二値化して、安定した無線通信を実現することができ
る。
解決するために、上記構成において、スペクトル拡散方
式による無線通信を行うことを特徴としている。
無線通信の際に、安定した無線通信を行う無線通信装置
を実現することができる。
決するために、所定の直流レベルを中心として振動する
入力信号を二値化して出力信号を出力する二値化方法に
おいて、上記入力信号から生成された生成信号を用いて
上記直流レベルを検出して、上記直流レベルを反転させ
た信号をフィードバック出力として出力する工程と、上
記入力信号とフィードバック出力とを加算して生成信号
として出力する工程と、上記生成信号と所定のレベル電
圧とを比較することによって得られる上記出力信号を出
力する工程とを含んでいることを特徴としている。
動作と同様の動作によって、振動の中心レベルを基準と
して二値化するので、適切に二値化できる。
すような構成によって、適切なフィードバック出力が得
られるようにすれば、長い時間にわたって入力信号のレ
ベルがほぼ一定であっても正確に二値化することができ
る。
決するために、上記構成において、上記フィードバック
出力として出力する工程は、上記生成信号の入力値と、
所定の閾値範囲を定める最大制限値及び最小制限値とに
応じて、上記入力値が上記閾値範囲内である場合には0
を出力値として出力し、上記入力値が上記最大制限値よ
りも大きい場合には上記入力値と上記最大制限値との差
を反転させた値を出力値として出力し、上記入力値が上
記最小制限値よりも小さい場合には上記入力値と上記最
小制限値との差を反転させた値を出力値として出力する
工程と、上記出力値を用いて上記直流レベルを反転させ
た信号を検出して出力する工程とを含んでいることを特
徴としている。
同様の動作によって、同様の効果を得ることができる。
限値と最小制限値との間の閾値範囲にある場合には0を
出力し、それを用いて検出して出力するので、フィード
バック出力は変化しない。
化しない時は生成信号も変化させずに、入力信号がほぼ
一定のレベルに所定の時間にわたって維持されたとして
も入力信号のレベルに無駄に追随させない。したがっ
て、入力信号において同じレベルが維持される場合であ
っても、安定した出力を得ることができる。
決するために、所定の直流レベルを中心として振動する
入力信号の上記直流レベルを検出し、上記入力信号と上
記直流レベルとを比較することによって得られる出力信
号を出力する二値化方法において、検出した上記直流レ
ベルと上記入力信号とのレベル差を計測する工程と、上
記入力信号と前回の上記直流レベルとのレベル差、およ
び所定の閾値範囲を定める最大制限値と最小制限値とに
応じて、上記レベル差が上記閾値範囲内である場合には
0を出力値として出力し、上記レベル差が上記最大制限
値よりも大きい場合には上記レベル差と上記最大制限値
との差を出力値として出力し、上記レベル差が上記最小
制限値よりも小さい場合には上記レベル差と上記最小制
限値との差を出力値として出力する工程と、上記出力値
を用いて上記直流レベルを検出する工程とを含んでいる
ことを特徴としている。
同様の動作によって、同様の効果を得ることができる。
とのレベル差が、最大制限値と最小制限値との間の閾値
範囲にある場合には、0を出力値として、それを用いて
直流レベルを検出するので、入力信号がほぼ一定のレベ
ルに所定の時間にわたって維持されたとしても、直流レ
ベルを変化させず、安定した出力を得ることができる。
決するために、入力信号と上記入力信号から検出した直
流レベルとの差分に応じて二値化を行う二値化方法にお
いて、上記入力信号と前に検出した上記直流レベルとの
差分を変換してオフセットとして出力する工程と、上記
オフセットから上記入力信号の直流レベルを検出する工
程とを含んでいることを特徴としている。
力信号と前に検出した直流レベルとの差分を変換してオ
フセットとして出力し、オフセットから入力信号の直流
レベルを検出し、入力信号と検出した直流レベルとの差
分に応じて二値化を行う。これを繰り返すことによっ
て、入力信号を二値化して出力するようになっている。
た直流レベルとの差分を適切に変換してオフセットとし
て出力すれば、長い時間にわたって入力信号のレベルが
ほぼ一定であっても、オフセットから検出する直流レベ
ルを変化させることなく、正確に二値化することができ
る。
は、上述のように、差分が所定の制限範囲内であれば0
を出力する変換ならば、上述の効果を得ることができ
る。
定の制限範囲内の差分に対して0でない所定量を出力す
るような差分の変換であっても、例えば入力信号のレベ
ルがほぼ一定となる時間の上限が分かっている場合に
は、出力する所定量の大きさを調節して、オフセットか
ら検出する直流レベルの変化を所定の範囲内に収めて、
正しく二値化することもできる。
した直流レベルとの差分に応じて二値化を行う際には、
例えば上述のように、直流レベルを反転させた信号と入
力信号とを加算した生成信号と所定のレベル電圧として
の0レベルとを比較することによって二値化する構成で
あってもよい。この場合には、上述のように、例えば差
分を反転した量をオフセットとして出力し、そのオフセ
ットから入力信号の直流レベルを反転した量を検出する
構成であってもよい。または、例えば差分からオフセッ
トを出力し、オフセットから得た直流レベルを反転して
出力する構成であってもよい。
号と直流レベルとを比較することによって二値化する構
成であってもよい。
の形態について図1ないし図3に基づいて説明すると以
下の通りである。
変調(frequency shift keying:FSK)などの変調方式の無
線信号(無線周波数信号(radio frequency signal:RF信
号))を受信して復号するためのものである。上記無線通
信装置は、例えばBluetooth(商標)のような無線信号
の送受信を行うことができる。また、上記無線通信装置
は、スペクトル拡散方式による無線通信を行うことがで
きる。
回路を含んでいる。また、上記二値化回路は、入力信号
と入力信号から検出した直流レベルとの差分に応じて二
値化を行う二値化回路である。
る所定の周波数以上の成分を交流(alternating curren
t)成分と呼び、その所定の周波数以下で振動する成分を
直流(direct current)成分と呼ぶ場合には、上記二値化
回路は、入力信号から直流成分を検出し、入力信号と直
流成分とを比較して二値化を行う。
ように、入力信号とその入力信号から前に検出した直流
レベル(直流成分)との差分を、所定の方式で変換して
オフセットとして出力し、このオフセットから入力信号
の直流レベルを検出するようになっている。
に基づいて説明する。
のみの概略を示しており、得られたデータスライサ出力
が例えば図示しないバス配線を介して所定のクロック周
波数で所望の制御装置、メモリ装置などに送信されるよ
うになっている。これら図示しない制御装置などに関す
る構成は従来と同様である。
幅器(low noise amplifier:LNA)3、ミキサ4、局部発
振器5、帯域フィルタ(band-pass filter:BPF)6、自動
利得制御(automatic gain control:AGC)回路7、移相回
路8、ミキサ9、ローパスフィルタ(low-pass filter:L
PF)10、および二値化回路11を備えている。
受信するためのものである。
信された無線信号を増幅するものである。
局部発振器5からの出力とをミキシングして出力する。
信号を生成するためのものである。
シングされた信号のうち、所望の周波数成分の信号のみ
を取り出して出力する。
一定として出力するものである。なお、AGC回路7の
代わりに例えばリミッタアンプを用いる構成であっても
よい。
0°回転させた信号を出力する。
路8の出力とをミキシングして出力する。
の高周波成分を除去して復調信号(入力信号)Iとして
出力する。
を、以下に説明するように二値化して、データスライサ
出力(出力信号)Jとして出力する。なお、図2におい
ては、二値化回路11をデータスライサ(data slicer:D
S)として示している。
受信すると、以下の動作によって復調して二値化する。
は、低雑音増幅器3によって増幅される。
波数のローカル信号が生成され、ミキサ4においてRF
信号とローカル信号とがミキシングされて、中間周波数
(intermediate frequency:IF)信号に変換される。
望波以外の周波数成分が減衰される。
は、AGC回路7にて出力振幅を一定にされ、出力され
る。
のミキサ9に入力される。もう1つは移相回路8に入力
される。移相回路8は、90°位相を回転させた信号を
出力する。移相回路8の出力とAGC回路7の出力と
を、ミキサ9に入力し乗算することによって、アナログ
の復調信号が出力される。
生する高周波信号やキャリア成分はローパスフィルタ1
0にて除去される。このローパスフィルタ10のアナロ
グ復調出力としての復調信号Iが二値化回路11に出力
される。
調信号Iを二値化したデータスライサ出力Jを出力す
る。
ついて、図1に基づいて説明する。
レータ13、およびフィードバック回路14を備えてい
る。
フィードバック回路14のフィードバック出力Mとの加
算を行うものである。この加算回路12の出力としての
生成信号Kは、コンパレータ13とフィードバック回路
14とに入力される。
Kと所定のレベル電圧としての図示しない0Vの信号と
を比較して、二値化した出力信号としてのデータスライ
サ出力Jを出力する。
成信号Kを変換してフィードバック出力Mを生成するも
のである。
ャンセラ(オフセットキャンセラ回路)15と積分回路
16とを備えている。
7・18、比較回路19、およびスイッチング回路20
を備えている。
は、オフセットキャンセラ15の演算回路17・18お
よび比較回路19に入力される。
19は、入力信号としての生成信号Kに応じて所定の値
を出力するものである。
ンセラ15は、入力信号が所定の閾値範囲としての最大
制限値Aないし最小制限値−Aに含まれるか否かによっ
て、以下のように出力を生成する。
生成信号Kを引いた値を出力する。逆にいうと、生成信
号Kを反転させた値に所定の制限値Aを加えたものを出
力する。このため、演算回路17は、生成信号Kを反転
させる反転回路、および反転回路により極性の反転した
生成信号Kと制限値Aとを加算する加算器とを備えてい
てもよい。
ら生成信号−Kを引いた値を出力する。逆にいうと、生
成信号Kを反転させた値に所定の制限値−Aを加えたも
のを出力する。このため、演算回路18は、生成信号K
を反転させる反転回路、および反転回路により極性の反
転した生成信号Kと制限値−Aとを加算する加算器とを
備えていてもよい。
よりも小さくかつ最小制限値−Aよりも大きい場合は所
定の値Xを、入力信号が最大制限値Aよりも大きい場合
は所定の値Yを、入力信号が最小制限値−Aよりも小さ
い場合は所定のZをそれぞれ出力する。
らの入力に応じて各選択回路17・18または0電位の
入力のうちからいずれか一つを選択して出力する。
較回路19からの入力がXの時には0を、比較回路19
からの入力がYの時は演算回路17からの入力を、比較
回路19からの入力がZの時は演算回路18からの入力
を、それぞれ出力するようになっている。
入出力動作は下記のようになる。ここで、オフセットキ
ャンセラ15の入力信号をIN、出力信号をOUTで表
すことにすると、A<INの時にはOUT=−IN+
A、−A≦IN≦Aの時にはOUT=0、IN<−Aの
時にはOUT=−IN−Aとなる。
力信号をオフセットキャンセラ出力Lとすると、A<K
の時にはL=−K+A、−A≦K≦Aの時にはL=0、
K<−Aの時にはL=−K−Aとなる。
ットキャンセラ出力Lを積分して、フィードバック出力
Mを出力するものである。
Mと復調信号Iとを加算して、生成信号Kを生成する。
ャンセル信号としてのオフセットキャンセラ出力Lを積
分したものであるので、復調信号Iの直流成分を打ち消
して、復調信号Iを0レベルを中心として振動する生成
信号Kに変換する。
においては、生成信号Kが正か又は負かに応じて、正な
らば1を、負ならば0を、データスライサ出力Jとして
出力する。
作について、図3に基づいて説明する。
れる復調信号Iに加えて、コンパレータ13に入力され
る生成信号K、オフセットキャンセラ15の出力である
オフセットキャンセラ出力L、フィードバック回路14
の出力であるフィードバック出力Mを示す。
してのデータスライサ出力Jを示す。
信装置1における、信号の受信待ちの待機状態に相当す
る。
信号Iが大きく変化する場合には、それに応じてフィー
ドバック出力Mも大きく変化して、復調信号Iの変化に
対して容易に追随するようになっている。
うに、復調信号Iが所定の時間にわたって一定のレベル
を保つ場合であっても、オフセットキャンセラ出力Lは
0を出力し、それに対応してフィードバック出力Mは変
化しないので、生成信号Kのレベルを追随させずに、正
しく二値化することができる。
路11は、復調信号Iから生成された生成信号Kと0レ
ベルとを比較してデータスライサ出力Jを出力するコン
パレータ13と、入力される生成信号Kの直流レベルを
検出して、直流レベルを反転させた信号をフィードバッ
ク出力Mとして出力するフィードバック回路14と、入
力されるフィードバック出力Mと復調信号Iとを加算し
て得た生成信号Kを出力する加算器12とを備えている
構成である。
述のように、入力される生成信号Kと、所定の閾値範囲
を定める最大制限値A及び最小制限値−Aとに応じて、
生成信号Kが閾値範囲内である場合には0をオフセット
キャンセラ出力Lとして出力し、生成信号Kが最大制限
値Aよりも大きい場合には生成信号Kと最大制限値Aと
の差を反転させた値をオフセットキャンセラ出力Lとし
て出力し、生成信号Kが最小制限値−Aよりも小さい場
合には生成信号Kと最小制限値−Aとの差を反転させた
値をオフセットキャンセラ出力Lとして出力するオフセ
ットキャンセラ15と、入力されるオフセットキャンセ
ラ出力Lを積分した値をフィードバック出力Mとして出
力する積分回路16とを含んでいる構成である。
たって入力信号としての復調信号Iのレベルがほぼ一定
であっても正確に二値化することができる。
について図4に基づいて説明すると以下の通りである。
二値化回路11の構成に加えて、制限値変化回路21と
時定数変化回路22とを備えている。
働きをする部材については、同じ符号を用いて参照し、
説明は省略する。
4aは、オフセットキャンセラ15aと積分回路16a
とを備えている。
セラ15aにおける閾値範囲を定める最大制限値Aおよ
び最小制限値−Aを変化させるためのものである。
1は、二値化回路11aへの入力信号としての復調信号
Iが入力され始める直後において、入力信号の値が最大
制限値Aよりも大きいか又は入力信号の値が最小制限値
−Aよりも小さくなるように、最大制限値Aおよび最小
制限値−Aを変化させるようになっている。
回路21は、二値化回路11aへの入力信号が入力され
始めてから所定の時間経過後には、入力信号の値が最大
制限値Aと最小制限値−Aとの間の閾値範囲にあるよう
に、最大制限値Aおよび最小制限値−Aを変化させるよ
うになっている。
ローパスフィルタとしての機能における時定数を変化さ
せるためのものである。
信号を積分して出力するものである。この場合の出力
は、入力される信号の時間変化の傾きをなまらせて出力
することに相当する。したがって、この積分回路16a
は、いわゆるローパスフィルタ(低域フィルタ:low-pas
s filter)としての機能を有する。ローパスフィルタ
は、入力される信号における所定の周波数以上の成分を
除去して、その所定の周波数以下で振動する成分のみを
出力するものであり、この所定の周波数に応じた時定数
を有している。
2は、二値化回路11aへの入力信号が入力され始める
直後において、入力信号の値が変化する通常の時間スケ
ールよりも、時定数を小さくするようになっている。
回路22は、二値化回路11aへの入力信号が入力され
始めてから所定の時間経過後には、入力信号が変化する
通常の時間スケールよりも、時定数を大きくするように
なっている。
7a・18aおよび比較回路19aは、入力信号として
の生成信号Kに応じて所定の値を出力するものである。
ンセラ15aは、制限値変化回路21によって設定され
る最大制限値Aおよび最小制限値−Aに応じて、以下の
ように所定の値を出力する。
Aから生成信号Kを引いた値を出力する。逆にいうと、
生成信号Kを反転させた値に最大制限値Aを加えたもの
を出力する。
−Aから生成信号−Kを引いた値を出力する。逆にいう
と、生成信号Kを反転させた値に最小制限値−Aを加え
たものを出力する。
Aよりも小さくかつ最小制限値−Aよりも大きい場合は
所定の値Xを、入力信号が最大制限値Aよりも大きい場
合は所定の値Yを、入力信号が最小制限値−Aよりも小
さい場合は所定のZをそれぞれ出力する。
aからの入力に応じて各選択回路17a・18aまたは
0電位の入力のうちからいずれか一つを選択して出力す
る。
比較回路19aからの入力がXの時には0を、比較回路
19aからの入力がYの時は演算回路17aからの入力
を、比較回路19aからの入力がZの時は演算回路18
aからの入力を、それぞれ出力するようになっている。
よって設定される時定数によって、入力信号としてのオ
フセットキャンセラ出力Lを積分して、フィードバック
出力Mを出力するものである。
の二値化回路11と同様である。
によれば、例えば制限値変化回路21が最大制限値Aお
よび最小制限値−Aを定数とし、時定数変化回路22が
時定数を定数とすれば、上述の二値化回路11と同様に
二値化を行うことができる。
は、最大制限値Aおよび最小制限値−Aを変化させる制
限値変化回路21を備えているので、最大制限値Aおよ
び最小制限値−Aを適切に変化させて、より正確に二値
化できる。
21が、二値化回路11aに入力信号が入力され始める
直後において、入力信号の値が最大制限値Aよりも大き
いか又は入力信号の値が最小制限値−Aよりも小さくな
るように、最大制限値Aおよび最小制限値−Aを変化さ
せれば、入力信号としての復調信号Iの変化に対して生
成信号Kの値を素早く追随させることができる。
が、二値化回路11aに入力信号が入力され始めてから
所定の時間経過後に、入力信号の値が最大制限値Aと最
小制限値−Aとの間の閾値範囲にあるように、最大制限
値Aおよび最小制限値−Aを変化させれば、入力信号と
しての復調信号Iにおいて同じレベルが維持される場合
であっても、生成信号Kの値を復調信号Iの値に追随さ
せずに、安定した出力を得ることができる。
aの時定数を変化させる時定数変化回路22を備えてい
るので、時定数を適切に変化させて、より正確に二値化
できる。
22が、入力信号としての復調信号Iが入力され始める
直後において、入力信号が変化する時間スケールより
も、時定数を小さくすれば、入力信号の値の変化に対し
て生成信号Kの値を素早く追随させることができる。こ
れにより、データスライサ出力Jを適切に変化させるこ
とができる。
が、入力信号が入力され始めてから所定の時間経過後
に、入力信号が変化する時間スケールよりも、時定数を
大きくすれば、入力信号において同じレベルが維持され
る場合であっても、生成信号Kの値を追随させずに、安
定した出力信号としてのデータスライサ出力Jを得るこ
とができる。
について図5に基づいて説明すると以下の通りである。
二値化回路11の構成に加えて、出力抑制回路23を備
えている。
働きをする部材については、同じ符号を用いて参照し、
説明は省略する。
復調信号Iから生成された生成信号Kが入力される。こ
の生成信号Kの値を生成値と呼ぶ。出力抑制回路23
は、この生成信号Kの振幅を減少させるためのものであ
る。より詳細には、後述の抑制度、最大抑制値および最
小抑制値を設定して、これに応じて生成信号Kの振幅を
減少させて、抑制出力値Fとして出力するようになって
いる。
5、比較回路26およびスイッチング回路27を備えて
いる。
抑制値Dを引き、抑制度Bを掛けて、最大抑制値Dを加
えた値を出力する。
ら最小抑制値−Dを引き、抑制度Bを掛けて、最小抑制
値−Dを加えた値を出力する。
制値Dよりも小さくかつ最小抑制値−Dよりも大きい場
合はXを、生成信号Kの値が最大抑制値Dよりも大きい
場合はYを、生成信号Kの値が最小抑制値−Dよりも小
さい場合はZをそれぞれ出力する。
出力がXの時は加算回路12の出力を、比較回路26の
出力がYの時は演算回路24の出力を、比較回路26の
出力がZの時は演算回路25の出力をそれぞれ出力す
る。
回路23の入出力動作は、以下のようになる。出力抑制
回路23への入力信号をIN、出力抑制回路23からの
出力信号をOUTで表すことにすると、D<INの時に
はOUT=B・(IN−D)+D、−D≦IN≦Dの時
にはOUT=IN、IN<−Dの時にはOUT=B・
(IN+D)−Dとなる。
の二値化回路11と同様である。
によれば、例えば上述の抑制度Bを1に設定すれば出力
抑制回路23の入力と出力とが等しくなるので、上述の
二値化回路11と同様に二値化を行うことができる。
以下の値に設定すれば、出力抑制回路23からの出力で
ある出力抑制値Fの絶対値を、出力抑制回路23への入
力である生成信号Kの絶対値よりも小さくできるので、
出力抑制回路23への入力信号である生成信号Kの振幅
を小さくして出力することができる。
力される信号の振幅を適切に小さくして出力すれば、誤
りを減らしてより正確に二値化することもできる。
波数に応じて典型的な振幅が異なることもある。この場
合に、単に振幅の大きな周波数の場合に合わせて設定を
行うと、この周波数における振幅の大きな振動に合わせ
て二値化が行われることになり、誤りを生じる虞れもあ
る。
入力される生成値の振幅が大きい場合にその振幅を小さ
くすれば、確実に正確な二値化を行うことができる。
について図6に基づいて説明すると以下の通りである。
構成に加えて、抑制値変化回路28と抑制度変化回路2
9とを備えている。
働きをする部材については、同じ符号を用いて参照し、
説明は省略する。
Dおよび最小抑制値−Dを変化させるためのものであ
る。
8は、二値化回路11cに入力信号としての復調信号I
が入力され始める直後において、生成信号Kの値である
生成値が最大抑制値Dよりも大きいか又は生成値が最小
抑制値−Dよりも小さくなるように、最大抑制値Dおよ
び最小抑制値−Dを変化させるようになっている。
回路28は、入力信号が入力され始めてから所定の時間
経過後には、生成値が最大抑制値Dと最小抑制値−Dと
の間の抑制範囲にあるように、最大抑制値Dおよび最小
抑制値−Dを変化させるようになっている。
変化させるためのものである。
9は、二値化回路11cに入力信号としての復調信号I
が入力され始める直後において、抑制度を小さい値に変
化させるようになっている。
路29は、入力信号が入力され始めてから所定の時間経
過後に、抑制度を大きな値に変化させるようになってい
る。
は、上述のように最大抑制値Dおよび最小抑制値−Dを
変化させて、この値を出力抑制回路23cの演算回路2
4c・25c、および比較回路26cに出力する。
に抑制度Bを変化させて、演算回路24cおよび演算回
路25cに出力する。
び最小抑制値−Dが入力され、抑制度変化回路29から
抑制度Bが入力される演算回路24c・25cは、それ
ぞれ設定に応じた値を、例えば図5に示す演算回路24
・25と同様に計算して出力する。
Dおよび最小抑制値−Dが入力される比較回路26c
は、それぞれ設定に応じた値を、図5の比較回路26と
同様に計算して出力する。
回路11cと同様である。
によれば、例えば抑制値変化回路28によって最大抑制
値Dおよび最小抑制値−Dを定数に設定し、また抑制度
変化回路29によって抑制度Bを定数に設定して例えば
B=1とすれば、上述の二値化回路11bと同様に二値
化を行うことができる。
変化回路28によって最大抑制値Dおよび最小抑制値−
Dを適切に変化させ、または抑制度変化回路29によっ
て抑制度Bを適切に変化させれば、より正確に二値化す
ることができる。
号としての復調信号Iが二値化回路11cに入力され始
める直後において、生成信号Kの値である生成値が最大
抑制値Dよりも大きいか又は生成値が最小抑制値−Dよ
りも小さくなるように、最大抑制値Dおよび最小抑制値
−Dを変化させるので、入力信号の値の変化に対して、
出力する出力抑制値Fを素早く変化させ、これにより生
成信号Kの値をも変化させることができる。したがっ
て、データスライサ出力Jを適切に変化させることがで
きる。
入力され始めてから所定の時間経過後に、生成値が最大
抑制値Dと最小抑制値−Dとの間の抑制範囲にあるよう
に、最大抑制値Dおよび最小抑制値−Dを変化させるの
で、入力信号において同じレベルが維持される場合であ
っても、出力抑制値Fを追随させずに、生成信号Kも変
化させず、安定したデータスライサ出力Jを得ることが
できる。
入力され始める直後において、抑制度Bを小さい値に変
化させるので、出力抑制値F、生成信号Kおよびデータ
スライサ出力Jを入力信号の変化に適切に追随させるこ
とができる。
入力され始めてから所定の時間経過後に、抑制度Bを大
きな値に変化させるので、出力抑制値F、生成信号Kを
変化させずに、安定したデータスライサ出力Jを得るこ
とができる。
について図7に基づいて説明すると以下の通りである。
図1に示す二値化回路11の構成に加えて、出力ホール
ド回路30を備えている。
働きをする部材については、同じ符号を用いて参照し、
説明は省略する。
ら生成される生成信号Kの振幅を、確実に所定の遮断範
囲内に減少させて、遮断出力値Fとして出力するもので
ある。ここで、上記遮断範囲は、最大遮断値Cと最小遮
断値−Cとによって定められる。
ド回路30は、上述の出力抑制回路23・23cにおい
て抑制度B=0としたものに対応する。
よびスイッチング回路32を備えている。
よりも小さくかつ最小遮断値−Cよりも大きい場合はX
を、入力信号が最大遮断値Cよりも大きい場合はYを、
入力信号が最小遮断値−Cよりも小さい場合はZをそれ
ぞれ出力する。
出力がXの時は加算回路12の出力を、比較回路31の
出力がYの時はCを、比較回路31の出力がZの時は−
Cをそれぞれ出力する。
ルド回路30の入出力動作は、以下のようになる。出力
ホールド回路30への入力信号をIN、出力ホールド回
路30からの出力信号をOUTで表すことにすると、C
<INの時にはOUT=C、−C≦IN≦Cの時にはO
UT=IN、IN<−Cの時にはOUT=−Cとなる。
上述の出力抑制回路23・23cにおいて、抑制度Bを
0と設定したものに相当する。
によれば、上述の二値化回路11b・11cと同様に二
値化できる。
出力ホールド回路30から出力される遮断出力値Fの振
幅を、確実に最大遮断値Cと最小遮断値−Cとによって
定められる遮断範囲内に収めることができる。したがっ
て、復調信号Iの振幅が変動する場合であっても、確実
に正確に二値化できる。
について図8に基づいて説明すると以下の通りである。
構成に加えて、遮断値変化回路33を備えている。
働きをする部材については、同じ符号を用いて参照し、
説明は省略する。
30eの最大遮断値Cおよび最小遮断値−Cを変化させ
るためのものである。
化回路11eに入力信号が入力され始める直後におい
て、遮断値変化回路33に入力される生成信号Kの値で
ある生成値が最大遮断値Cよりも大きいか又は生成値が
最小遮断値−Cよりも小さくなるように、最大遮断値C
および最小遮断値−Cを変化させるようになっている。
入力信号が入力され始めてから所定の時間経過後に、生
成値が最大遮断値Cと最小遮断値−Cとの間の遮断範囲
にあるように、最大遮断値Cおよび最小遮断値−Cを変
化させるようになっている。。
遮断値Cおよび最小遮断値−Cを変化させて、この値を
出力ホールド回路30eのスイッチング回路32eへの
入力値、および比較回路31eに出力する。
2eは、設定された最大遮断値Cおよび最小遮断値−C
に応じて、上述の比較回路31およびスイッチング回路
32と同様に動作するものである。
作は、図7に示す二値化回路11dと同様である。
によれば、例えば遮断値変化回路33によって最大遮断
値Cおよび最小遮断値−Cを定数に設定すれば、上述の
二値化回路11dと同様に二値化を行うことができる。
変化回路33によって最大遮断値Cおよび最小遮断値−
Cを適切に変化させれば、さらに正確に二値化すること
ができる。
回路11eに入力信号が入力され始める直後において、
生成値が最大遮断値Cよりも大きいか又は生成値が最小
遮断値−Cよりも小さくなるように、最大遮断値Cおよ
び最小遮断値−Cを変化させるので、出力ホールド回路
30eの遮断出力値F、これより生成される生成信号K
を入力信号の変化に対して適切に追随させて、適切なデ
ータスライサ出力Jを得ることができる。
入力され始めてから所定の時間経過後に、生成値が最大
遮断値Cと最小遮断値−Cとの間の遮断範囲にあるよう
に、最大遮断値Cおよび最小遮断値−Cを変化させるの
で、遮断出力値Fおよび生成信号Kの値を変化させず
に、安定したデータスライサ出力Jを得ることができ
る。
について図9に基づいて説明すると以下の通りである。
構成とは異なり、加算器を用いずに減算器を用いる構成
である。
復調信号Iの直流レベルを得て、これをスライスレベル
(直流レベル)Gとして用いて、二値化をするようにな
っている。すなわち、オフセットとしての直流レベルを
生成するようになっている。
ように、入力信号とその入力信号から前に検出した直流
レベルとの差分を、所定の方式で変換してオフセットと
して出力し、このオフセットから入力信号の直流レベル
を検出するようになっている。
コンパレータ34、オフセット生成部35、およびロー
パスフィルタ36を備えている。
5と比較して分かるように、二値化回路11fはオフセ
ット生成部35を備えている点が二値化回路45と異な
っている。
説明する。
算回路38a・38b、比較回路39、およびスイッチ
ング回路40を備えている。
るものである。減算器37には、復調信号Iと、ローパ
スフィルタ36からのスライスレベルGとが入力され
る。減算器37は、復調信号IとスライスレベルGとの
差のI−Gを出力する。
部35は、入力信号が所定の閾値範囲としての最大制限
値Aないし最小制限値−Aに含まれるか否かによって、
以下のように出力を生成する。
所定の最大制限値Aを引いた値を出力する。
所定の最小制限値−Aを引いた値を出力する。
限値Aよりも小さくかつ最小制限値−Aよりも大きい場
合は所定の値Xを、入力信号I−Gが最大制限値Aより
も大きい場合は所定の値Yを、入力信号I−Gが最小制
限値−Aよりも小さい場合は所定のZをそれぞれ出力す
る。
らの入力に応じて各選択回路38a・38bまたは0電
位の入力のうちからいずれか一つを選択して出力する。
較回路39からの入力がXの時には0を、比較回路39
からの入力がYの時は演算回路38aからの入力を、比
較回路39からの入力がZの時は演算回路38bからの
入力を、それぞれ出力するようになっている。
力動作は下記のようになる。ここで、オフセット生成部
35の入力信号をIN、出力信号をOUTで表すことに
すると、A<INの時にはOUT=IN−A、−A≦I
N≦Aの時にはOUT=0、IN<−Aの時にはOUT
=IN+Aとなる。
力され、例えば積分される。得られたスライスレベルG
が出力され、オフセット生成部35およびコンパレータ
34に入力される。
1fは、前に生成したスライスレベルGと入力信号とし
ての復調信号Iとの差分に応じて、直流レベルとしての
オフセットを生成して出力するオフセット生成部35を
備えている構成である。
1に示すように、復調信号Iに対して、前に生成したフ
ィードバック出力Mから生成された生成信号Kを用い
て、上述のオフセットに対応するレベルを得て、このオ
フセットを反転させてフィードバック出力Mとして出力
するようになっている。
に、フィードバック出力MとスライスレベルGとは、互
いに値が反転した逆極性の対応量とみなすことができ
る。
値化回路11と同様の効果を得ることができる。
れば、上述の他の実施の形態において示したように、例
えば出力を抑制する出力制限回路23などを備えること
ができる。
ものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能
であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手
段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても、本
発明の技術的範囲に含まれる。
あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであ
って、本発明はそのような具体例にのみ限定して狭義に
解釈されるべきものではなく、特許請求の範囲に示した
範囲で種々の変更が可能であり、変更した形態も本発明
の技術的範囲に含まれる。
に、入力信号から生成された生成信号と所定のレベル電
圧とを比較して出力信号を出力するコンパレータと、上
記生成信号の直流レベルを検出して、上記直流レベルを
反転させた信号をフィードバック出力として出力するフ
ィードバック回路と、上記フィードバック出力と上記入
力信号とを加算して得た上記生成信号を出力する加算器
とを備えている構成である。
心レベルを基準として二値化するので、適切に二値化で
きるという効果を奏する。
構成によって、適切なフィードバック出力が得られるよ
うにすれば、長い時間にわたって入力信号のレベルがほ
ぼ一定であっても正確に二値化することができるという
効果を奏する。
に、上記構成において、上記フィードバック回路は、上
記生成信号の入力値と、所定の閾値範囲を定める最大制
限値及び最小制限値とに応じて、上記入力値が上記閾値
範囲内である場合には0を出力値として出力し、上記入
力値が上記最大制限値よりも大きい場合には上記入力値
と上記最大制限値との差を反転させた値を出力値として
出力し、上記入力値が上記最小制限値よりも小さい場合
には上記入力値と上記最小制限値との差を反転させた値
を出力値として出力するオフセットキャンセラ回路と、
上記出力値を積分した値を上記フィードバック出力とし
て出力する積分回路とを含んでいる構成である。
限値と最小制限値との間の閾値範囲にある場合に、オフ
セットキャンセラ出力として0を出力して、積分回路に
よるフィードバック出力を変化させないので、入力信号
がほぼ一定のレベルに所定の時間にわたって維持された
としても、生成信号を入力信号の変化量と同じだけしか
変化させず、入力信号のレベルに無駄に追随させないと
いう効果を奏する。
に、上記構成において、上記オフセットキャンセラ回路
は、上記入力値と上記最大制限値とを比較し、または上
記入力値と上記最小制限値とを比較した結果に応じた選
択出力を行う比較回路と、上記最大制限値と上記入力値
との差分、または上記最小制限値と上記入力値との差分
を計算して出力する演算回路と、上記選択出力に応じ
て、上記演算回路の上記差分を選択して、上記出力値と
して出力するスイッチング回路とを含んでいる構成であ
る。
を、簡単な構成で実現することができるという効果を奏
する。
に、上記構成において、上記オフセットキャンセラ回路
の上記最大制限値および上記最小制限値を変化させる制
限値変化回路を備えている構成である。
上記オフセットキャンセラ回路の上記最大制限値および
上記最小制限値を適切に変化させて、さらに正確で追随
のよい二値化回路を実現することができるという効果を
奏する。
に、上記構成において、上記積分回路の時定数を変化さ
せる時定数変化回路を備えている構成である。
上記積分回路の時定数を適切に変化させて、より正確で
追随性のよい二値化回路を実現することができるという
効果を奏する。
に、上記構成において、上記加算器から入力される上記
生成信号である生成値と、出力を抑制するための抑制度
と、所定の抑制範囲を定める最大抑制値および最小抑制
値とに応じて、上記生成値が上記抑制範囲内である場合
には上記生成値を抑制出力値として出力し、上記生成値
が上記最大抑制値よりも大きい場合には上記生成値と上
記最大抑制値との差に上記抑制度を掛けた値に上記最大
抑制値を加えた値を抑制出力値として出力し、上記生成
値が上記最小抑制値よりも小さい場合には上記生成値と
上記最小抑制値との差に上記抑制度を掛けた値に上記最
小抑制値を加えた値を抑制出力値として出力する出力抑
制回路を備え、上記抑制出力値は、上記コンパレータお
よび上記フィードバック回路に入力される構成である。
れる生成値の振幅が大きい場合であってもその振幅を小
さくして、確実に正確な二値化を行うことができるとい
う効果を奏する。
に、上記構成において、上記出力抑制回路は、上記生成
値と上記最大抑制値とを比較し、または上記生成値と上
記最小抑制値とを比較した結果に応じた比較出力を行う
比較回路と、上記生成値と上記最大抑制値との差に上記
抑制度を掛けた値に上記最大抑制値を加えた値を計算し
て設定値として出力するか、または上記生成値と上記最
小抑制値との差に上記抑制度を掛けた値に上記最小抑制
値を加えた値を計算して設定値として出力する演算回路
と、上記比較出力に応じて、上記演算回路の上記設定値
を選択して、上記抑制出力値として出力するスイッチン
グ回路とを含んでいる構成である。
単な構成で実現することができるという効果を奏する。
に、上記構成において、上記出力抑制回路の上記最大抑
制値および上記最小抑制値を変化させる抑制値変化回路
を備えている構成である。
上記出力抑制回路の上記最大抑制値および上記最小抑制
値を適切に変化させて、さらに正確で追随性のよい二値
化回路を実現することができるという効果を奏する。
に、上記構成において、上記出力抑制回路の上記抑制度
を変化させる抑制度変化回路を備えている構成である。
上記出力抑制回路の上記抑制度を適切に変化させて、さ
らに正確で追随性のよい二値化回路を実現することがで
きるという効果を奏する。
に、上記構成において、上記生成信号である生成値と、
所定の遮断範囲を定める最大遮断値および最小遮断値と
に応じて、上記生成値が上記遮断範囲内である場合には
上記生成値を遮断出力値として出力し、上記生成値が上
記最大遮断値よりも大きい場合には上記最大遮断値を遮
断出力値として出力し、上記生成値が上記最小遮断値よ
りも小さい場合には上記最小遮断値を遮断出力値として
出力する出力ホールド回路を備え、上記遮断出力値は、
上記コンパレータおよび上記フィードバック回路に入力
される構成である。
い場合であっても、その振幅を確実に上述の遮断範囲内
に小さくして、誤りを減らしてより正確に二値化するこ
とができるという効果を奏する。
に、上記構成において、上記出力ホールド回路は、上記
生成値と上記最大遮断値とを比較し、または上記生成値
と上記最小遮断値とを比較した結果に応じた比較出力を
行う比較回路と、上記最大遮断値を設定値として出力す
るか、または上記最小遮断値を設定値として出力する演
算回路と、上記比較出力に応じて、上記演算回路の上記
設定値を選択して、上記遮断出力値として出力するスイ
ッチング回路とを含んでいる構成である。
単な構成で実現することができるという効果を奏する。
に、上記構成において、上記出力ホールド回路の上記最
大遮断値および上記最小遮断値を変化させる遮断値変化
回路を備えている構成である。
上記出力ホールド回路の上記最大遮断値および上記最小
遮断値を適切に変化させると、より正確で追随性のよい
二値化回路を実現することができるという効果を奏す
る。
に、入力信号と直流レベルとのレベル差、および所定の
閾値範囲を定める最大制限値と最小制限値とに応じて、
上記レベル差が上記閾値範囲内である場合には0を出力
値として出力し、上記レベル差が上記最大制限値よりも
大きい場合には上記レベル差と上記最大制限値との差を
出力値として出力し、上記レベル差が上記最小制限値よ
りも小さい場合には上記レベル差と上記最小制限値との
差を出力値として出力するオフセット生成部を含んでお
り、上記ローパスフィルタは、上記出力値を用いて検出
した上記直流レベルをコンパレータおよび上記オフセッ
ト生成部に出力する構成である。
ル差が最大制限値と最小制限値との間の閾値範囲にある
場合には、オフセット生成部の出力として0を出力する
ので、直流レベルを変化させず、入力信号がほぼ一定の
レベルに所定の時間にわたって維持されたとしても、入
力信号のレベルに無駄に追随させないという効果を奏す
る。
に、本発明に係る二値化回路のいずれか一つを備えてい
る構成である。
信号のレベルがほぼ一定であっても正確に二値化して、
安定した無線通信を実現することができるという効果を
奏する。
に、上記構成において、スペクトル拡散方式による無線
通信を行う構成である。
の際に、安定した無線通信を行う無線通信装置を実現す
ることができるという効果を奏する。
に、入力信号から生成された生成信号を用いて直流レベ
ルを検出して、上記直流レベルを反転させた信号をフィ
ードバック出力として出力する工程と、上記入力信号と
フィードバック出力とを加算して生成信号として出力す
る工程と、上記生成信号と所定のレベル電圧とを比較す
ることによって得られる出力信号を出力する工程とを含
んでいる構成である。
様の動作によって、同様の効果を得ることができる。
に、上記構成において、上記フィードバック出力として
出力する工程は、上記生成信号の入力値と、所定の閾値
範囲を定める最大制限値及び最小制限値とに応じて、上
記入力値が上記閾値範囲内である場合には0を出力値と
して出力し、上記入力値が上記最大制限値よりも大きい
場合には上記入力値と上記最大制限値との差を反転させ
た値を出力値として出力し、上記入力値が上記最小制限
値よりも小さい場合には上記入力値と上記最小制限値と
の差を反転させた値を出力値として出力する工程と、上
記出力値を用いて上記直流レベルを反転させた信号を検
出して出力する工程とを含んでいる構成である。
様の動作によって、同様の効果を得ることができる。
に、検出した直流レベルと入力信号とのレベル差を計測
する工程と、上記入力信号と前回の上記直流レベルとの
レベル差、および所定の閾値範囲を定める最大制限値と
最小制限値とに応じて、上記レベル差が上記閾値範囲内
である場合には0を出力値として出力し、上記レベル差
が上記最大制限値よりも大きい場合には上記レベル差と
上記最大制限値との差を出力値として出力し、上記レベ
ル差が上記最小制限値よりも小さい場合には上記レベル
差と上記最小制限値との差を出力値として出力する工程
と、上記出力値を用いて上記直流レベルを検出する工程
とを含んでいる構成である。
様の動作によって、同様の効果を得ることができる。
に、入力信号と上記入力信号から検出した直流レベルと
の差分に応じて二値化を行う二値化方法において、上記
入力信号と前に検出した上記直流レベルとの差分を変換
してオフセットとして出力する工程と、上記オフセット
から上記入力信号の直流レベルを検出する工程とを含ん
でいる構成である。
ベルとの差分を変換してオフセットとして出力する際
に、上述のように、例えば差分が所定の制限範囲内なら
オフセットを0として出力して、上述と同様の効果を得
ることができる。
ロック図である。
装置の一例を示すブロック図である。
チャートである。
すブロック図である。
態を示すブロック図である。
態を示すブロック図である。
態を示すブロック図である。
態を示すブロック図である。
態を示すブロック図である。
ある。
グチャートである。
図である。
グチャートである。
ングチャートである。
ロック図である。
グチャートである。
ロック図である。
(オフセットキャンセラ回路) 16、16a 積分回路 17、17a、18、18a 演算回路 19、19a 比較回路 20、20a スイッチング回路 21 制限値変化回路 22 時定数変化回路 23、23c 出力抑制回路 24、24c、25、25c 演算回路 26、26c 比較回路 27、27c スイッチング回路 28 抑制値変化回路 29 抑制度変化回路 30、30e 出力ホールド回路 31、31e 比較回路 32、32e スイッチング回路 33 遮断値変化回路 34 コンパレータ 35 オフセット生成部 36 ローパスフィルタ A 最大制限値 −A 最小制限値 B 抑制度 C 最大遮断値 −C 最小遮断値 D 最大抑制値 −D 最小抑制値 F 抑制出力値、遮断出力値 G スライスレベル(直流レ
ベル) I 復調信号(入力信号) J データスライサ出力(出
力信号) K 生成信号 L オフセットキャンセラ出
力 M フィードバック出力
Claims (19)
- 【請求項1】所定の直流レベルを中心として振動する入
力信号を二値化した出力信号を出力する二値化回路にお
いて、 上記入力信号から生成された生成信号と所定のレベル電
圧とを比較して上記出力信号を出力するコンパレータ
と、上記生成信号の上記直流レベルを検出して、上記直
流レベルを反転させた信号 をフィードバック出力として出力するフィードバック回
路と、 上記フィードバック出力と上記入力信号とを加算して得
た上記生成信号を出力する加算器とを備えていることを
特徴とする二値化回路。 - 【請求項2】上記フィードバック回路は、上記生成信号
の入力値と、所定の閾値範囲を定める最大制限値及び最
小制限値とに応じて、上記入力値が上記閾値範囲内であ
る場合には0を出力値として出力し、上記入力値が上記
最大制限値よりも大きい場合には上記入力値と上記最大
制限値との差を反転させた値を出力値として出力し、上
記入力値が上記最小制限値よりも小さい場合には上記入
力値と上記最小制限値との差を反転させた値を出力値と
して出力するオフセットキャンセラ回路と、 上記出力値を積分した値を上記フィードバック出力とし
て出力する積分回路とを含んでいることを特徴とする請
求項1に記載の二値化回路。 - 【請求項3】上記オフセットキャンセラ回路は、 上記入力値と上記最大制限値とを比較し、または上記入
力値と上記最小制限値とを比較した結果に応じた選択出
力を行う比較回路と、 上記最大制限値と上記入力値との差分、または上記最小
制限値と上記入力値との差分を計算して出力する演算回
路と、 上記選択出力に応じて、上記演算回路の上記差分を選択
して、上記出力値として出力するスイッチング回路とを
含んでいることを特徴とする請求項2に記載の二値化回
路。 - 【請求項4】上記オフセットキャンセラ回路の上記最大
制限値および上記最小制限値を変化させる制限値変化回
路を備えていることを特徴とする請求項2または3に記
載の二値化回路。 - 【請求項5】上記積分回路の時定数を変化させる時定数
変化回路を備えていることを特徴とする請求項2ないし
4のいずれか1項に記載の二値化回路。 - 【請求項6】上記加算器から入力される上記生成信号で
ある生成値と、出力を抑制するための抑制度と、所定の
抑制範囲を定める最大抑制値および最小抑制値とに応じ
て、上記生成値が上記抑制範囲内である場合には上記生
成値を抑制出力値として出力し、上記生成値が上記最大
抑制値よりも大きい場合には上記生成値と上記最大抑制
値との差に上記抑制度を掛けた値に上記最大抑制値を加
えた値を抑制出力値として出力し、上記生成値が上記最
小抑制値よりも小さい場合には上記生成値と上記最小抑
制値との差に上記抑制度を掛けた値に上記最小抑制値を
加えた値を抑制出力値として出力する出力抑制回路を備
え、 上記抑制出力値は、上記コンパレータおよび上記フィー
ドバック回路に入力されることを特徴とする請求項1な
いし5のいずれか1項に記載の二値化回路。 - 【請求項7】上記出力抑制回路は、上記生成値と上記最
大抑制値とを比較し、または上記生成値と上記最小抑制
値とを比較した結果に応じた比較出力を行う比較回路
と、 上記生成値と上記最大抑制値との差に上記抑制度を掛け
た値に上記最大抑制値を加えた値を計算して設定値とし
て出力するか、または上記生成値と上記最小抑制値との
差に上記抑制度を掛けた値に上記最小抑制値を加えた値
を計算して設定値として出力する演算回路と、 上記比較出力に応じて、上記演算回路の上記設定値を選
択して、上記抑制出力値として出力するスイッチング回
路とを含んでいることを特徴とする請求項6に記載の二
値化回路。 - 【請求項8】上記出力抑制回路の上記最大抑制値および
上記最小抑制値を変化させる抑制値変化回路を備えてい
ることを特徴とする請求項6または7に記載の二値化回
路。 - 【請求項9】上記出力抑制回路の上記抑制度を変化させ
る抑制度変化回路を備えていることを特徴とする請求項
6ないし8のいずれか1項に記載の二値化回路。 - 【請求項10】上記生成信号である生成値と、所定の遮
断範囲を定める最大遮断値および最小遮断値とに応じ
て、上記生成値が上記遮断範囲内である場合には上記生
成値を遮断出力値として出力し、上記生成値が上記最大
遮断値よりも大きい場合には上記最大遮断値を遮断出力
値として出力し、上記生成値が上記最小遮断値よりも小
さい場合には上記最小遮断値を遮断出力値として出力す
る出力ホールド回路を備え、上記遮断出力値は、上記コ
ンパレータおよび上記フィードバック回路に入力される
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記
載の二値化回路。 - 【請求項11】上記出力ホールド回路は、上記生成値と
上記最大遮断値とを比較し、または上記生成値と上記最
小遮断値とを比較した結果に応じた比較出力を行う比較
回路と、 上記最大遮断値を設定値として出力するか、または上記
最小遮断値を設定値として出力する演算回路と、 上記比較出力に応じて、上記演算回路の上記設定値を選
択して、上記遮断出力値として出力するスイッチング回
路とを含んでいることを特徴とする請求項10記載の二
値化回路。 - 【請求項12】上記出力ホールド回路の上記最大遮断値
および上記最小遮断値を変化させる遮断値変化回路を備
えていることを特徴とする請求項10または11記載の
二値化回路。 - 【請求項13】所定の直流レベルを中心として振動する
入力信号の上記直流レベルを検出して出力するローパス
フィルタと、上記入力信号と上記直流レベルとを比較す
ることによって得られる出力信号を出力するコンパレー
タとを備える二値化回路において、 上記入力信号と上記直流レベルとのレベル差、および所
定の閾値範囲を定める最大制限値と最小制限値とに応じ
て、上記レベル差が上記閾値範囲内である場合には0を
出力値として出力し、上記レベル差が上記最大制限値よ
りも大きい場合には上記レベル差と上記最大制限値との
差を出力値として出力し、上記レベル差が上記最小制限
値よりも小さい場合には上記レベル差と上記最小制限値
との差を出力値として出力するオフセット生成部を含ん
でおり、 上記ローパスフィルタは、上記出力値を用いて検出した
上記直流レベルを上記コンパレータおよび上記オフセッ
ト生成部に出力することを特徴とする二値化回路。 - 【請求項14】請求項1ないし13のいずれか1項に記
載の二値化回路を備えていることを特徴とする無線通信
装置。 - 【請求項15】スペクトル拡散方式による無線通信を行
うことを特徴とする請求項14に記載の無線通信装置。 - 【請求項16】所定の直流レベルを中心として振動する
入力信号を二値化して出力信号を出力する二値化方法に
おいて、 上記入力信号から生成された生成信号を用いて上記直流
レベルを検出して、上記直流レベルを反転させた信号を
フィードバック出力として出力する工程と、 上記入力信号とフィードバック出力とを加算して生成信
号として出力する工程と、 上記生成信号と所定のレベル電圧とを比較することによ
って得られる上記出力信号を出力する工程とを含んでい
ることを特徴とする二値化方法。 - 【請求項17】上記フィードバック出力として出力する
工程は、 上記生成信号の入力値と、所定の閾値範囲を定める最大
制限値及び最小制限値とに応じて、上記入力値が上記閾
値範囲内である場合には0を出力値として出力し、上記
入力値が上記最大制限値よりも大きい場合には上記入力
値と上記最大制限値との差を反転させた値を出力値とし
て出力し、上記入力値が上記最小制限値よりも小さい場
合には上記入力値と上記最小制限値との差を反転させた
値を出力値として出力する工程と、 上記出力値を用いて上記直流レベルを反転させた信号を
検出して出力する工程とを含んでいることを特徴とする
請求項16に記載の二値化方法。 - 【請求項18】所定の直流レベルを中心として振動する
入力信号の上記直流レベルを検出し、上記入力信号と上
記直流レベルとを比較することによって得られる出力信
号を出力する二値化方法において、 検出した上記直流レベルと上記入力信号とのレベル差を
計測する工程と、 上記入力信号と前回の上記直流レベルとのレベル差、お
よび所定の閾値範囲を定める最大制限値と最小制限値と
に応じて、上記レベル差が上記閾値範囲内である場合に
は0を出力値として出力し、上記レベル差が上記最大制
限値よりも大きい場合には上記レベル差と上記最大制限
値との差を出力値として出力し、上記レベル差が上記最
小制限値よりも小さい場合には上記レベル差と上記最小
制限値との差を出力値として出力する工程と、 上記出力値を用いて上記直流レベルを検出する工程とを
含んでいることを特徴とする二値化方法。 - 【請求項19】入力信号と上記入力信号から検出した直
流レベルとの差分に応じて二値化を行う二値化方法にお
いて、 上記入力信号と前に検出した上記直流レベルとの差分を
変換してオフセットとして出力する工程と、 上記オフセットから上記入力信号の直流レベルを検出す
る工程とを含んでいることを特徴とする二値化方法。
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