JP2005286810A - 無線通信用集積回路、及び無線通信用集積回路の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線通信用ICにACカップリングによるDCOC回路を備える場合に形成するハイパスフィルタの低カットオフ周波数の実現、及び回路の高速動作の実現
【解決手段】制御回路70が、RF信号の受信開始から所定の時定数制御時間が経過するまでの間はDCOC回路30の時定数を小さくする制御を行うと共に、RF信号の受信開始から所定のミュート制御時間が経過するまでの間はミュート回路80にRFアンプ10のミュートを実行させる制御を行う。
【選択図】図1
【解決手段】制御回路70が、RF信号の受信開始から所定の時定数制御時間が経過するまでの間はDCOC回路30の時定数を小さくする制御を行うと共に、RF信号の受信開始から所定のミュート制御時間が経過するまでの間はミュート回路80にRFアンプ10のミュートを実行させる制御を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、特にダイレクトコンバージョン方式による無線データ通信の受信時に発生するDCオフセットを除去可能とする無線通信用集積回路、及び無線通信用集積回路の制御方法に関する。
近年、ノート型のパーソナルコンピュータや携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistance)等のモバイル情報機器における無線データ通信機能や、無線LANでの無線データ通信を実現する無線通信用集積回路(RF(Radio Frequency)IC)の開発が進められている。また、無線通信用集積回路による受信方式として、従来のスーパーヘテロダイン方式に変わり、ダイレクトコンバージョン方式が注目されている。
ダイレクトコンバージョン方式は、スーパーヘテロダイン方式のように搬送波(RF)を中間周波数(IF)に変換することなく、ベースバンド周波数帯域へ直接変換する方式である。このため、スーパーヘテロダイン方式を採用した場合に必要とされるIF処理部がダイレクトコンバージョン方式では不要となるため、回路の小型化、外付け部品点数の削減などといったメリットがある。よって、ダイレクトコンバージョン方式は無線通信用集積回路に採用する受信方式として好適である。
しかし、ダイレクトコンバージョン方式の場合、搬送波の周波数とローカル周波数が一致したときにIF周波数=0Hzとなり、その結果、DCオフセットが発生するといった問題が生じてしまう。また、このDCオフセットは回路のばらつきによっても発生してしまう。そこで、無線通信用集積回路内にDCオフセットキャンセル回路(以下、DCOC回路という)を設けることにより、発生したDCオフセットを除去する必要がある。
ところで、DCオフセットを除去する手法として、抽出した直流電圧成分を帰還するフィードバックループを用い、直流電圧オフセット分を抑圧する方法が知られているが(例えば、特許文献1)、この手法を採用するには回路内にフィードバックループを構成しなくてはならないため、回路構成が複雑になるという欠点がある。
また、他のDCオフセット除去方法として、受信信号をアナログ‐ディジタル変換器によりディジタル信号に変換し、ディジタル回路による演算処理でDCオフセット除去を行うというものもあるが、この場合にもディジタル回路によって演算処理を行うため、動作が複雑で、且つ回路規模の増大を招くといった欠点がある。
これに対し、ミキサの後段にコンデンサを直列に結合してDCオフセットを除去する手法(ACカップリング)によれば、DCOC回路の回路構成が非常にシンプルであるため、他の方式における欠点は解消される。
以上より、ダイレクトコンバージョン方式の無線通信用集積回路に採用するDCOC回路としては、回路の小型化という点を鑑みると、ACカップリングによるものが好適であるといえる。
ここで、ACカップリングによるDCOC回路を設けると、直列にコンデンサを結合する構成となるため、ミキサの後段にハイパスフィルタが形成されることとなるが、通常の変調信号のスペクトラムは0Hz付近まで信号成分が存在するため、このように形成されたハイパスフィルタのカットオフ周波数を可能な限り低くしておかなければならない。
しかしながら、このハイパスフィルタにおいて低いカットオフ周波数を実現するためには容量を大きくすることになるため、時定数の値が大きくなり、その結果、回路が定常状態(所定の電位)になるまで時間がかかってしまうといった問題が生じてしまう。また、DCオフセットが生じた状態では回路のスループットが低下してしまうため、結果的には、この無線通信用集積回路を備えた端末などの性能面にまで影響を及ぼすことになってしまう(例えば、この無線通信用集積回路を備えたトランシーバにおいて、送受信切替え時の高速動作が実現できない、等)。
本発明の目的は、ACカップリングによるDCOC回路を備えるダイレクトコンバージョン方式の無線通信用集積回路において、ACカップリングにより形成されたハイパスフィルタにおける低カットオフ周波数を実現できると共に、回路の高速動作を実現することができる無線通信用集積回路、及び無線通信用集積回路の制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の無線通信用集積回路は、RF信号をダウンコンバートして得られた信号、例えば、ベースバンド帯域周波数の信号に含まれたDCオフセットを除去するDCオフセットキャンセル回路と、前記DCオフセットキャンセル回路の前段部に対しミュート実行あるいはミュート解除の制御を行うミュート回路と、RF信号の受信開始から所定の時定数制御時間が経過するまでの間は前記DCオフセットキャンセル回路の時定数を小さくする制御を行うと共に、RF信号の受信開始から所定のミュート制御時間が経過するまでの間は前記ミュート回路のミュートを実行させる制御を行う制御回路と、を有するものである。
また、本発明の無線通信用集積回路において、DCオフセットキャンセル回路はACカップリングによる回路構成となっているものであり、さらに、時定数制御時間は、ミュート制御時間よりも短く設定されているものである。
また、本発明の無線通信用集積回路におけるDCオフセットキャンセル回路は、複数のコンデンサが配置されると共に、前記複数のコンデンサの合成容量値を変化させるスイッチと、を有する構成であっても良く、例えば、異なる大きさの容量を持つ複数のコンデンサが並列に配置されると共に、前記複数のコンデンサの内の何れか一つを回路に対して直列に結合させるスイッチと、を有する構成とすることができる。あるいは、複数の抵抗と、前記複数の抵抗の合成抵抗値を変化させるスイッチと、を有する構成であっても良く、例えば、異なる大きさの抵抗値を持つ複数の抵抗と、前記複数の抵抗の合成抵抗値を変化させるスイッチと、を有する構成とすることができる。この場合、制御回路が前記スイッチを制御することにより当該DCオフセットキャンセル回路の時定数の制御を行うこととなる。
また、本発明の無線通信用集積回路の制御方法は、RF信号をダウンコンバートして得られた信号、例えば、ベースバンド帯域周波数の信号に含まれたDCオフセットを除去するDCオフセットキャンセル回路を有する無線通信用集積回路の制御方法であって、RF信号の受信開始から所定の時定数制御時間が経過するまでの間は前記DCオフセットキャンセル回路の時定数を小さくし、且つRF信号の受信開始から所定のミュート制御時間が経過するまでの間は前記DCオフセットキャンセル回路の前段部に対しミュートを実行するものである。そして、この方法によって上記目的を達成することができる。
本発明によれば、ダイレクトコンバージョン方式の無線通信用集積回路において、ACカップリングによるDCOC回路を採用した場合にも、ACカップリングにより形成されたハイパスフィルタにおける低カットオフ周波数を実現でき、且つ、回路が定常状態になるまでに要する収束時間の短縮により、回路の高速動作が実現できる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の無線通信用集積回路の受信側の一部の構成を示す図であり、また図2、図3は、それぞれ本発明の無線通信用集積回路においてDCOC回路の時定数を変換する場合のDCOC回路の構成を示す図である。
本実施形態に係る無線通信用集積回路は、図1に示すように、RFアンプ10と、ミキサ20I,20Qと、DCOC回路30と、アンプ40と、局部発振器50と、90度移相器60と、制御回路70と、ミュート回路80と、を有する構成となっている。そして、図1の構成の回路では、受信信号(RF信号)は以下のように処理されることとなる。
まず、アンテナ(図示せず)にて受信したRF信号は、RFアンプ10にて増幅されてからミキサ20I,20Qにそれぞれ入力される。そして、ミキサ20Iでは、RF信号が局部発振器50の局部発振周波数と乗算され、ミキサ20Qでは、RF信号が、90度移相器60により生成された局部発振器50の局部発振周波数の直交成分と乗算される。そして、ベースバンド帯域周波数にダウンコンバートされた互いに直交するベースバンド信号(同相成分I信号及び直交成分Q信号)が各ミキサ20I,20Qからそれぞれ出力される。
次に、各ミキサ20I,20Qから出力された同相成分I信号及び直交成分Q信号は、それぞれDCOC回路30にてDCオフセットの除去が行われ、除去済みの各信号がアンプ40にて増幅された後に、後段のベースバンド処理部(図示せず)で所定のディジタル処理が行われることとなる。
ここで、前記DCOC回路30は、ミキサ20I,20Qの出力信号に含まれるDCオフセットを除去する回路であり、本実施形態では図2、図3のように、各ミキサ20I,20Qの後段にコンデンサが直列に結合されたACカップリングによる回路構成となっている。尚、上述の如く、この回路構成により、ハイパスフィルタが形成された状態となっている。
図2では、異なる大きさの容量を持つコンデンサC1、C2(C1>C2)が並列に配置されると共に、後述の制御回路70からの時定数制御信号に基づいて、コンデンサC1、C2の何れか一方を直列に結合させるスイッチ31が、DCOC回路30の信号受信側に設けられている。この構成により、図2のDCOC回路30によれば、ミキサ20I,20Qの後段に直列に結合されたコンデンサの容量の大きさを変えることができる。図2ではコンデンサC1の容量をコンデンサC2の容量より大としている。また、コンデンサC1は、低いカットオフ周波数を実現可能な程度の大きな容量のものである。
また、図3では、異なる大きさの抵抗値を持つ抵抗R1、R2が直列に配置されると共に、後述の制御回路70からの時定数制御信号に基づいて、抵抗R1、R2の何れか一方(本実施形態では、抵抗R2)を直列に結合させるスイッチ31が、DCOC回路30の信号受信側に設けられている。この構成により、図3のDCOC回路30によれば、ミキサ20I,20Qの後段に直列に結合された抵抗値の大きさを変えることができる。つまり、制御回路70からの時定数制御信号に基づいて、DCOC回路30に形成されたハイパスフィルタの時定数を変えることができる構成となっている。図3のコンデンサCは、低いカットオフ周波数を実現可能な程度の大きな容量のものである。
尚、DCOC回路30は、図2や図3に示される構成に限定されるものではなく、時定数を変えることができる回路構成であれば良く、コンデンサや抵抗も上記個数に限定されるものではない。例えば、本実施の形態では、コンデンサC1、C2を互いに異なる容量値のものとしたが、制御回路70の制御によりコンデンサの選択や組み合わせを変更することによって全体として容量値が変化できる構成であれば良い。また、抵抗R1、R2を互いに異なる抵抗値のものとしたが、制御回路70の制御により抵抗の選択や組み合わせを変更することによって全体として抵抗値が変化できる構成であれば良い。
また、前記制御回路70は、発振器71と、分周器72と、カウンタ73と、比較回路74a,74bと、判定回路75とを有する構成となっている。そして、前記発振器71及び分周器72によって、基準周波数fsの基準クロックが発生する。また、前記カウンタ73は、RF信号の受信によりイネーブル信号がL(ローレベル)になるとイネーブル状態となりカウントを開始し、受信が完了してH(ハイレベル)になるとカウントを終了してカウント数をリセットする構成となっている。尚、カウンタ73については、L(ローレベル)になるとイネーブル状態となりカウント数をリセットしてからカウントを開始し、受信が完了してH(ハイレベル)になるとカウントを終了するようにしても良い。
また、前記カウンタ73は基準周波数fsの基準クロックを計数するものであり、各比較回路74a,74bは、後述の如くカウンタ73の計数値と予め設定された値(設定値)との比較を行う回路である。尚、第一比較回路74aには、時定数を小さくする時間(例えば、受信開始から5μsec)に対応したカウント数が設定され、第二比較回路74bには、ミュートする時間(例えば、受信開始から8μsec)に対応したカウント数が設定されている。また、第一比較回路74aにおける設定値よりも第二比較回路74bにおける設定値が所定数だけ大きくなるように設定されている。換言すれば、時定数制御時間(時定数を小さくする時間)よりもミュート制御時間(ミュートON状態の時間)の方が長時間となるように設定されている。
また、前記判定回路75は、各比較回路74a,74bからの比較結果に基づき、DCOC回路30及びミュート回路80の制御を行う回路である。尚、本実施形態における判定回路75は、RF信号の受信によりイネーブル信号がL(ローレベル)になるとイネーブル状態となり動作を開始するのみならず、DCOC回路30に対して時定数を小さくする(速くする)制御を行うと共に、ミュート回路80に、RFアンプ10をミュートする旨の信号(ミュートON信号)を送信する構成となっている。
また、前記ミュート回路80は、前記制御回路70からの制御信号に基づいて、RFアンプ10のミュートあるいはミュート解除を行う回路である。
本実施形態においては、無線通信用集積回路の受信側の一部を以上のような構成としているが、この構成の無線通信用集積回路による処理動作について、図4及び図5を参照して以下説明する。
まず、本実施形態に係る無線通信用集積回路がRF信号を受信すると、イネーブル信号がL(ローレベル)になり、カウンタ73が基準周波数fsの基準クロックの計数を開始する。また、これと同時に、判定回路75がDCOC回路30に対して時定数を小さくする(速くする)旨の時定数制御信号を送信すると共に、ミュート回路80に対してRFアンプ10をミュートする旨の信号(ミュートON信号)を送信する。
そして、DCOC回路30では時定数が小さくなるような制御が実行される。例えば、DCOC回路30が図2のような構成の場合には、時定数制御信号によりコンデンサC2を直列結合するようにスイッチ31を切り換えることで時定数を小さくする(速くする)ことができ、図3のような構成の場合には、時定数制御信号によりスイッチ31を閉じることにより、抵抗値の減少に伴い時定数を小さくする(速くする)ことができる。また、これと同時に、ミュート回路80はミュートON信号に基づいてRFアンプ10をミュートすることとなる。
次に、各比較回路74a,74bが、カウンタ73の計数値と、各比較回路74a,74bに予め設定された値(設定値)との比較を行う。まず、第一比較回路74aにおいて計数値と設定値とが一致すると、その旨の信号を判定回路75に送り、該信号を受信した判定回路75は、DCOC回路30に対して時定数を大きくする(遅くする)旨の時定数制御信号を送信する。そして、その信号に基づいてDCOC回路30の時定数が大きくなるような制御が実行される。例えば、DCOC回路30が図2のような構成の場合には、時定数制御信号によりコンデンサC1を直列結合するようにスイッチ31を切り換えることで時定数を大きくする(遅くする)ことができ、図3のような構成の場合には、時定数制御信号によりスイッチ31を開くことにより、抵抗値の増加に伴い時定数を大きくする(遅くする)ことができる。
さらに、時定数制御後に一定時間経過すると、第二比較回路74bにおいて計数値と設定値とが一致し、第二比較回路74bからその旨の信号が判定回路75に送信される。そして、該信号を受信した判定回路75は、ミュート回路80に対してRFアンプ10のミュートを解除する旨のミュートOFF信号を送信し、その信号に基づいてミュート回路80がRFアンプ10のミュートを解除することとなる。
以上のように、制御回路70によってDCOC回路30の時定数の制御及びミュート回路80を介したRFアンプ10のミュート制御を行い、時定数が速いときには前段の増幅器をミュートしておき、時定数を遅くした後に一定時間をおいてミュートを解除するという動作を実行することで、図5のように、DCオフセットの発生を回避し、低いカットオフ周波数を実現可能な程度の大きなコンデンサ容量を確保しつつ、DCOC回路30の時定数を変えて回路が定常状態になるまでに要する収束時間の短縮化を図ることができるようになる。例えば、RF信号を対象とした回路では、時定数制御までの時間を10μsec〜1msecとし、時定数制御からミュートを解除するまでの時間をその1/100〜1/2の時間に設定することが好ましい。これにより、確実にDCオフセットの発生を回避できると共に、収束時間の短縮化を図ることができる。また、時定数制御を複数のタイミングにおいて段階的に行う構成とすることも好ましい。尚、図5では、受信開始から100μsec後までの時定数は小さく(速く)、100μsecで時定数を大きく(遅く)し、101μsecでミュートを解除している。
尚、ハイパスフィルタにおける低カットオフ周波数の実現、及び、回路が定常状態になるまでに要する収束時間の短縮化という観点から、ミュート回路80を設けずに単に時定数の制御を行うという手法を採ることも考えられるが、この場合には新たなDCオフセットが発生してしまうといった問題が生じてしまう。例えば、単純にACカップリングの時定数を一時的に小さくしてから(速めてから)一定時間後に時定数を大きくする(遅くする)場合、DCOC回路30にて扱う信号が差動のAC信号であるため、図6のように、時定数を遅らせたタイミングでの差動電位差により新たにDCオフセットが発生してしまい、収束時間が長くなってしまう。尚、図6では、受信開始から100μsec後までの時定数は小さく(速く)、100μsecで時定数を大きく(遅く)している。
よって、本実施形態のようにACカップリングによるDCOC回路30に対しては、時定数の制御のみならず、RFアンプ10のミュート制御も併せて行うことが重要である。
また、本発明の好適な実施形態について説明したが、上記実施形態で説明したのはあくまでその一例に過ぎず、受信開始と同時にACカップリングによるDCOC回路30に対しては、時定数の制御のみならず、前記DCOC回路30の前段部に対するミュート制御も併せて行うという本発明の技術思想を実現可能なものであれば、いかなる回路構成であっても良い。
10 RFアンプ、20I,20Q ミキサ、30 DCオフセットキャンセル(DCOC)回路、31 スイッチ、40 アンプ、50 局部発振器、60 90度移相器、70 制御回路、71 発振器、72 分周器、73 カウンタ、74a 第一比較回路、74b 第二比較回路、75 判定回路、80 ミュート回路。
Claims (6)
- RF信号をダウンコンバートして得られた信号に含まれたDCオフセットを除去するDCオフセットキャンセル回路と、
前記DCオフセットキャンセル回路の前段部に対しミュート実行あるいはミュート解除の制御を行うミュート回路と、
RF信号の受信開始から所定の時定数制御時間が経過するまでの間は前記DCオフセットキャンセル回路の時定数を小さくする制御を行うと共に、RF信号の受信開始から所定のミュート制御時間が経過するまでの間は前記ミュート回路のミュートを実行させる制御を行う制御回路と、
を有することを特徴とする無線通信用集積回路。 - 前記DCオフセットキャンセル回路は、ACカップリングによる回路構成となっていることを特徴とする請求項1に記載の無線通信用集積回路。
- 前記時定数制御時間は、前記ミュート制御時間よりも短く設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信用集積回路。
- 前記DCオフセットキャンセル回路は、複数のコンデンサが配置されると共に、前記複数のコンデンサの合成容量を変化させるスイッチと、を有し、
前記制御回路は、前記スイッチの制御により当該DCオフセットキャンセル回路の時定数の制御を行うことを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載の無線通信用集積回路。 - 前記DCオフセットキャンセル回路は、複数の抵抗と、前記複数の抵抗の合成抵抗値を変化させるスイッチと、を有し、
前記制御回路は、前記スイッチの制御により当該DCオフセットキャンセル回路の時定数の制御を行うことを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載の無線通信用集積回路。 - RF信号をダウンコンバートして得られた信号に含まれたDCオフセットを除去するDCオフセットキャンセル回路を有する無線通信用集積回路の制御方法であって、
RF信号の受信開始から所定の時定数制御時間が経過するまでの間は前記DCオフセットキャンセル回路の時定数を小さくし、且つRF信号の受信開始から所定のミュート制御時間が経過するまでの間は前記DCオフセットキャンセル回路の前段部に対しミュートを実行することを特徴とする無線通信用集積回路の制御方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007288995A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-11-01 | Toa Corp | 電源非接続検出装置及び電子機器の保護装置 |
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US8538364B2 (en) | 2009-08-03 | 2013-09-17 | Renesas Electronics Corporation | Filter circuit and receiver using the same |
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