JP2003316616A - 計算機システム - Google Patents

計算機システム

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JP2003316616A
JP2003316616A JP2002121631A JP2002121631A JP2003316616A JP 2003316616 A JP2003316616 A JP 2003316616A JP 2002121631 A JP2002121631 A JP 2002121631A JP 2002121631 A JP2002121631 A JP 2002121631A JP 2003316616 A JP2003316616 A JP 2003316616A
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JP2002121631A
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Akihiro Mannen
暁弘 萬年
Yasuyuki Ajimatsu
康行 味松
Takashi Arakawa
敬史 荒川
Naoto Matsunami
直人 松並
Kenji Muraoka
健司 村岡
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/10Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
    • H04L67/1097Protocols in which an application is distributed across nodes in the network for distributed storage of data in networks, e.g. transport arrangements for network file system [NFS], storage area networks [SAN] or network attached storage [NAS]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/30Definitions, standards or architectural aspects of layered protocol stacks
    • H04L69/32Architecture of open systems interconnection [OSI] 7-layer type protocol stacks, e.g. the interfaces between the data link level and the physical level
    • H04L69/322Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions
    • H04L69/329Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions in the application layer [OSI layer 7]

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶領域の仮想化を行う情報処理システムに
おいて、仮想化された記憶領域の複製を作成する方法を
提供する。 【解決手段】 サーバ内で仮想化記憶領域と物理的記憶
領域の対応および記憶装置側で有する機能の情報を管理
し、機能を有する物理的記憶領域に関しては記憶装置側
の機能を利用し、機能を有さない物理的記憶領域に関し
てはサーバでその機能を補うことにより、効率的に仮想
化記憶領域の複製を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仮想化された記憶
領域を取り扱う計算機システムに関する。
【0002】
【従来の技術】銀行や証券会社などが有する計算機シス
テムでは、何らかの異常により計算機システムが有する
データが消失した場合に備え、日常的に計算機システム
が有するデータが複製される(以下、「バックアップ」
と称する)ことが多い。
【0003】特開2000−132343号公報には、
バックアップの一手法として、計算機システムが有する
記憶装置システム内でデータのコピーを作成し(以下、
「スナップショット」と称する)、そのコピーされたデ
ータに基づいて、データのバックアップを行う方法が開
示されている。また、記憶装置システム内ではなく、記
憶装置システム間でデータのコピーを作成する(以下
「リモートコピー」と称する)手法もある。
【0004】一方、計算機システムで使用されるデータ
が膨大になり、記憶装置システムを管理するためにユー
ザが負担するコストが増加してきている。これに対し、
調査会社Morgan Keeganによるリポート"
Virtualizingthe SAN"(July
5,2000)には、システムが有する複数の記憶装
置システムが提供する記憶領域を仮想化して論理的記憶
領域(「仮想化ボリューム」)を作成し、この仮想化ボ
リュームをユーザ(ホストコンピュータ)に提供するこ
とで、システムを使用するユーザが負担する記憶装置の
管理コストを削減するシステムが示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したバーチャリゼ
ーションを実現する計算機システムには、ありとあらゆ
る種類の記憶装置システムが接続される可能性がある。
つまり、上述したスナップショットや、リモートコピー
と言った機能を提供できない記憶装置システムが接続さ
れる場合がある。この場合、仮想化ボリュームの一部を
構成する記憶装置システムがスナップショット等の機能
を提供できないので、バーチャリゼーションを実現して
いる計算機システムにおいて、仮想化ボリューム全体に
ついてスナップショット等の処理を行うことが出来な
い。これでは、計算機システムでバックアップ等を行う
際にうまくスナップショット等の技術を利用することが
出来ない。
【0006】本発明の目的は、スナップショット機能等
の機能を有する記憶装置システムとこれらの機能を有し
ない記憶装置システムが混在する計算機システムにおい
て、仮想化ボリュームの複製等といった、記憶装置シス
テムに不足している機能を補完する計算機システム及び
その方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を実現するた
めに、本発明では、ユーザが使用する計算機に仮想化さ
れた記憶領域を提供する計算機が、計算機システムに接
続されている記憶装置システムの機能、例えば、記憶装
置システム内でデータを複製する機能の有無を確認する
手段と、その確認の結果に基づいて、記憶装置システム
が有する機能の実行を指示するか、該計算機自身で該当
する機能を実行するかを選択して実行する選択実行手段
とを有する構成とする。特に、記憶装置システムの機能
が記憶装置システムにおけるデータの複製の機能である
場合には、該計算機が実行する処理とは、複製すべきデ
ータを記憶装置システムから読み出して、該当する記憶
領域へ転送する処理である。
【0008】また、本発明の好ましい実施態様として、
記憶装置システムの機能には、RAIDを構成する機能
が含まれていても良い。さらに、本発明の好ましい形態
として、記憶装置システムの機能を確認するために、仮
想化された記憶領域を提供する計算機が、計算機システ
ムに接続された各記憶装置システムに対してメッセージ
を送出する手段を有しても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。尚、以下「記憶装置システム」は、ディス
ク装置に代表される単体の記憶装置と、JBODの集合
体やRAIDに代表される複数の記憶装置及びその制御
装置の集合体との双方を含む言葉であるとする。
【0010】図1は、本発明を適用した計算機システム
の一実施形態の構成を示す図である。計算機システム
は、仮想化の情報を管理する計算機(以下「サーバ」)
100、記憶装置を使用する計算機(以下「ホスト」)
200、記憶装置システム300A、300B、バック
アップ記憶装置システム500、及びユーザが計算機シ
ステムを管理するための計算機(以下「管理端末」)8
00を有する。
【0011】管理サーバ100、ホスト200、記憶装
置システム300A、300B、バックアップ記憶装置
500及び管理端末800は、ネットワーク700で接
続されている。ネットワーク700で用いられるプロト
コルおよび規格の例としてはインターネットプロトコル
(IP)があげられる。尚、ネットワーク700で接続
されている各装置は、ネットワーク700と接続するた
めのインターフェース(接続部)を備えている。
【0012】一方、サーバ100、ホスト200、記憶
装置システム300A、300B、バックアップ記憶装
置システム500及び管理端末800は、データ転送用
の転送路であるストレージエリアネットワーク(SA
N)600で接続されている。SAN600で用いられ
るプロトコルおよび規格の例としては、ファイバチャネ
ル(FC)、IP及びInfini Band(登録商
標)がある。尚、SAN600で接続されている各装置
は、SAN600と接続されるためのインターフェース
(接続部)を有する。
【0013】サーバ100は、プロセッサ及びメモリ
(図示しない)を有する。メモリには、仮想化ボリュー
ム情報110、物理的ボリューム情報120、マッピン
グ情報130、及びペア状態情報140が格納される。
マッピング情報130には、記憶装置システム300が
外部の装置に対して提供する記憶領域(以下、「物理的
ボリューム」と称する)と仮想化ボリュームの対応情報
を含む管理情報が格納される。尚、他の情報については
後述する。
【0014】さらにサーバ100は、ボリューム多重化
プログラム150をメモリに有する。ボリューム多重化
プログラム150は、記憶装置システム300が物理的
ボリュームの複製機能を有していない場合に、サーバ1
00の指示によりSAN600を介して記憶装置システ
ム300が提供する物理的ボリュームを複製するために
プロセッサで実行されるプログラムである。
【0015】ホスト200は、プロセッサ及びメモリ
(図示しない)を有する。メモリには、アプリケーショ
ンソフトウェア210、OS220及びアクセス処理ソ
フトウェア230が格納される。アプリケーションソフ
トウェア210には、バックアップソフトウェア、デー
タベース管理ソフトウェア(DBMS)などのミドルウ
ェアも含まれる。また、アクセス処理ソフトウェア23
0には、ファイルシステム、デバイスドライバなどが含
まれる。
【0016】記憶装置システム300は、サーバ100
またはホスト200の要求にしたがって、ホスト200
が使用するデータの記録/再生を行う。記憶装置システ
ム300は、制御部310及びディスク装置350を有
する。また、記憶装置システム300は、記憶装置シス
テムが有するディスク装置350が有する記憶領域を、
物理的ボリューム400として、サーバ100またはホ
スト200に提供する。
【0017】尚、「物理的ボリューム」は、記憶装置シ
ステム300が有するディスク装置の物理的記憶領域と
一対一に対応する場合もあれば、RAIDシステムが有
するLU(Logical Unit)のように、記憶装置システム
300内部で、さらに仮想化されている論理的記憶領域
と一致する場合もある。しかし、以下の説明では、「物
理的ボリューム」が、記憶装置システム300が有する
論理的記憶領域か物理的記憶領域かは特に区別しない。
【0018】記憶装置システム300Aの制御部310
は、メモリ(図示しない)に内部ボリューム多重化プロ
グラム320及び外部ボリューム多重化プログラム33
0を有する。内部ボリューム多重化プログラム320
は、先述したスナップショット機能を実現するためのプ
ログラムである。具体的には、内部ボリューム多重化プ
ログラム320は、サーバ100、ホスト200または
管理端末800からの指示に従って、記憶装置システム
300A内部の物理的ボリュームの複製を、記憶装置シ
ステム300A内部の他の物理的ボリュームに作成する
際に実行される。
【0019】一方、外部ボリューム多重化プログラム3
30は、先述したリモートコピー機能を実現するための
プログラムである。具体的には、外部ボリューム多重化
プログラム330は、サーバ100、ホスト200また
は管理端末800からの指示に従って、記憶装置システ
ム300A内部の物理的ボリュームの複製を、記憶装置
システム300A外部の物理的ボリュームに作成する際
に実行される。また、本実施形態においては、記憶装置
システム300Bは、内部ボリューム多重化プログラム
320及び外部ボリューム多重化プログラム330を有
していないとする。
【0020】バックアップ記憶装置システム500は、
記憶装置システム300A及び300Bに格納されてい
るデータの複製を格納するための記憶装置システムであ
る。バックアップ記憶装置システム500では、テープ
装置、テープライブラリ装置、磁気ディスク装置、又は
光磁気ディスク装置等が記憶媒体として使用される。
【0021】管理端末800は、ユーザが、サーバ10
0が保持する各種情報を取得又は設定するために使用さ
れる。具体的には、ユーザは、管理端末800を用い
て、サーバ100が保持する各種情報をネットワーク7
00またはSAN600を介して設定することができ
る。
【0022】ユーザは、これらの情報を設定すること
で、仮想化ボリュームの作成、設定、削除、仮想化ボリ
ュームと物理的ボリューム400との対応付け、仮想化
ボリュームペアの作成、設定、削除などの指示をサーバ
100に対して行うことができる。
【0023】サーバ100、ホスト200、記憶装置シ
ステム300の制御部310と管理端末800は、ソフ
トウェアやプログラムを実行するCPUやメモリなどを
有するが、本図においては省略する。
【0024】以下の説明においては、本計算機システム
では、記憶装置システム300A、及び300Bが提供
する物理的ボリューム400が、サーバ100で仮想化
されて、ホスト200に仮想化ボリュームとして提供さ
れる環境であるとする。
【0025】図2は、ホスト200が、仮想化ボリュー
ムにアクセス(リード/ライト)する際の手順を示すフ
ローチャートである。ホスト200で実行されるアプリ
ケーションソフトウェア210は、仮想化ボリュームと
仮想化ボリューム上のアクセス範囲を指定したアクセス
要求を、ホスト200で実行されているOS220に送
信する。アクセスがライト要求であった場合には、アク
セス要求には、書き込まれるべきデータも含まれている
(1001)。
【0026】アクセス要求を受領したOS220は、S
AN600を介して、サーバ100が提供する仮想化ボ
リュームにアクセスする。具体的には、ホスト200
は、アクセス要求に含まれる仮想化ボリュームのアクセ
ス範囲を示す情報(仮想化ボリュームのアドレス範囲)
を、SAN600を介して、サーバ100に送信する。
この際、アクセス要求がライト要求であれば、書き込ま
れるべきデータも一緒に送信される(1002)。
【0027】ホスト200からアクセスを受けたサーバ
100は、アクセスに含まれる情報(パラメータ)と仮
想化ボリューム情報110を用いてアクセス対象の仮想
化ボリュームを特定する。具体的には、ホスト100か
らのアクセスには、仮想化ボリュームに対応する、SA
Nに接続された装置のアドレスを示す情報、具体的に
は、World Wide Name(WWN)と論理装置番号(LU
N)が含まれている。サーバ100は、これらの情報に
対応する仮想化ボリュームを仮想化ボリューム情報11
0から検索する。
【0028】尚、仮想化ボリュームに割り当てられてい
るWWN等は、仮想的なアドレスであり、SANに接続
されている物理的な装置とは対応しない。したがって、
実際は、サーバ100が、SAN上に流れているコマン
ドに含まれる仮想的なアドレスを仮想化ボリュームに対
応するアドレスであると判断して、当該コマンドに応答
する(1003)。
【0029】次にサーバ100は、マッピング情報13
0を用いて、アクセスで要求される仮想ボリュームのア
ドレス範囲に対応する物理的ボリューム400の領域を
特定する(1004)。
【0030】その後、サーバ100は、物理的ボリュー
ム情報120を用いて、特定された物理的ボリューム4
00のSAN600上のアドレス、具体的にはWWNと
LUNの組み合わせを特定し(1005)、特定された
物理的ボリューム400の領域を有する記憶装置システ
ム300にSAN600を介してアクセスする(100
6)。ここで、「アクセス」とは、データの読み出し又
は書き込みを意味する。
【0031】特定された物理的ボリューム400を有す
る記憶装置システム300とのアクセスを終了したサー
バ100は、アクセス結果、例えば読み出したデータあ
るいはデータの書き込み完了報告等をホスト200に報
告する(1007)。
【0032】ホスト200で実行されているOS220
は、サーバ100からアクセス結果を受信したら、アク
セスを要求したアプリケーションソフトウェア210に
アクセス結果を報告する(1008)。図2に示した処
理において、アクセスに伴うリードデータまたはライト
データは、ホスト200とサーバ100の間および、サ
ーバ100と記憶装置システム300間を、SAN60
0を介して転送される。
【0033】図3は、ホスト200が、仮想化ボリュー
ムにアクセス(リード/ライト)する際の、図2とは異
なる手順を示すフローチャートである。ホスト200で
実行されるアプリケーションソフトウェア210は、仮
想化ボリュームと仮想化ボリュームのアドレス範囲を含
むアクセス要求をOS220に送信する(1101)。
【0034】アクセス要求を受領したOS220は、ホ
スト200で実行されるサーバアクセス処理ソフトウェ
ア230に、仮想化ボリュームへのアクセスを要求する
(1102)。要求を受けたアクセス処理ソフトウェア
230は、ネットワーク700またはSAN600を介
して、サーバ100に、仮想化ボリュームのアドレス範
囲に対応する物理的ボリュームの範囲、具体的には、仮
想化ボリュームのアドレス範囲に対応する物理的ボリュ
ームを有する記憶装置システム300及びその記憶装置
システム300における物理的ボリュームの位置を問い
合わせる(1103)。
【0035】問い合わせを受けたサーバ100は、問い
合わせに含まれる仮想化ボリュームのアドレス範囲と仮
想化ボリューム情報110を用いて、アクセス対象の仮
想化ボリュームを特定する。特定の方法は、図2におけ
る方法と同一であるので、ここでは説明を省略する(1
104)。その後、サーバ100は、マッピング情報1
30を用いて、問い合わせを受けた仮想化ボリュームの
アドレス範囲に対応する物理的ボリューム400の領
域、具体的には、対応する物理的ボリュームを有する記
憶装置システム300及びその記憶装置システム300
内における物理的ボリュームの位置を特定する(110
5)。さらに、サーバ100は、物理的ボリューム情報
120を用いて、特定された物理的ボリューム400の
SAN600上のアドレスを特定する(1106)。
【0036】その後、サーバ100は、問い合わせ先で
あるホスト200に、ネットワーク700またはSAN
600を介して特定された物理的ボリュームのSAN6
00上のアドレスを送信する(1107)。ホスト20
0で実行されるアクセス処理ソフトウェア230は、サ
ーバ100から送信された物理的ボリュームのSAN6
00上のアドレスを用いて、目的とする物理的ボリュー
ム400を有する記憶装置システム300に、SAN6
00を介してアクセスする。具体的には、ホスト200
は、得られたSAN600上のアドレスに基づいて、特
定の記憶装置システム300へアクセスする(110
8)。
【0037】記憶装置システム300とのアクセスを終
了したアクセス処理ソフトウェア230は、アクセスの
結果、例えば読み出したデータ又は書き込み完了報告を
OS220に報告する(1109)。OS220は、ア
クセスを要求したアプリケーションソフトウェア210
にアクセス結果を報告する(1110)。上記の処理に
おいて、リードデータまたはライトデータは、ホスト2
00と記憶装置300間で、SAN600を介して転送
される。
【0038】図2又は図3に示した処理により、サーバ
100は、記憶装置システム300A、300Bが提供
する物理的ボリューム400を仮想化してホスト200
に仮想化ボリュームを提供する。また、ホスト200
は、計算機システムの物理的ボリュームを考慮せずに、
仮想化ボリュームの情報のみで記憶装置システム300
にアクセスできる。
【0039】尚、上述した処理では、アプリケーション
ソフトウェア210は仮想化ボリュームのアドレス範囲
を指定するとしたが、アプリケーションソフトウェア2
10がアクセス対象のファイル名を指定し、OS220
またはアクセス処理ソフトウェア230が、指定された
ファイル名から仮想化ボリュームのアドレス範囲を求め
てもよい。
【0040】図4は、仮想化ボリューム情報110の一
例を示す図である。仮想化ボリューム情報110には、
仮想化ボリュームと、SAN上で仮想化ボリュームを特
定するための情報、具体的にはWWN及びLUN等との
対応関係を示す情報が格納されている。
【0041】仮想化ボリューム番号は、サーバ100が
提供している仮想化ボリュームを示す番号である。SA
Nアドレスは、仮想化ボリュームに割り振られたSAN
600上のアドレスを示す。SANアドレスの例として
は、WWN及びLUNの組み合わせや、IPアドレスと
MACアドレスの組み合わせ等の、FCやIPやiSC
SIプロトコルでのボリュームを特定する情報がある。
【0042】図5は、物理的ボリューム情報120の一
例を示す図である。物理的ボリューム情報120は、記
憶装置システム300が提供する物理的ボリュームに関
する情報が登録されたテーブルである。
【0043】装置番号は、サーバ100が使用できる記
憶装置システム300A、300Bを示す番号である。
本図においては、0が記憶装置システム300A、1が
記憶装置システム300Bに対応する。物理的ボリュー
ム番号は、サーバ100が使用できる、記憶装置システ
ム300A、300Bが有する物理的ボリューム400
を示す番号である。
【0044】SANアドレスは、物理的ボリューム40
0のSAN600上のアドレスを示す。ベンダ名は記憶
装置システム300を生産したベンダ名を示す。型名
は、記憶装置システム300の型名を示す。製造番号
は、記憶装置システム300に付された製造番号を示
す。バージョン番号は、記憶装置システム300の型名
におけるバージョン番号を示す番号である。
【0045】状態は、物理的ボリューム400の状態を
示す。状態の例としては、「使用中」、「未使用」、
「アクセス禁止」、「障害」等がある。「使用中」は、
対応する物理的ボリュームが、ホスト200が使用する
データを格納しており、サーバ100又はホスト200
からアクセス可能な状態であることを示す。「未使用」
は、対応する物理的ボリュームが、ホスト200が使用
するデータを格納しておらず、仮想化ボリュームに割り
当てることが可能な状態であることを示す。
【0046】「アクセス禁止」は、対応する物理的ボリ
ュームが、サーバ100またはホスト200からのアク
セスが禁止されている状態であることを示す。例えば、
ある物理的ボリュームに格納されているデータを複製す
る処理が実行される際に、一時的にその物理的ボリュー
ムへのアクセスを禁止した状態が、この状態に対応す
る。「障害」は、対応する物理的ボリュームに障害が発
生して使用できない状態であることを示す。
【0047】サーバ100は、各記憶装置システム30
0の制御部310と情報をやり取りする(以下「同期を
取る」と称する)ことで、物理的ボリューム情報120
に登録された各状態の内容を更新する。
【0048】内部ボリューム多重化機能は、対応する物
理的ボリューム400を有する記憶装置システム300
が、内部ボリューム多重化プログラム320を有してい
るかを示す情報である。外部ボリューム多重化機能は、
対応する物理的ボリューム400を有する記憶装置シス
テム300が、外部ボリューム多重化プログラム330
を有しているかを示す情報である。
【0049】図5の例では、装置番号0の記憶装置シス
テム、すなわち記憶装置システム300Aは内部ボリュ
ーム多重化プログラム320及び外部ボリューム多重化
プログラム330を有しており、装置番号1の記憶装置
システム、すなわち記憶装置システム300Bは、内部
ボリューム多重化プログラム及び外部ボリューム多重化
プログラム双方を有していない。
【0050】尚、本実施形態では示さないが、内部ボリ
ューム多重化プログラム320又は外部ボリューム多重
化プログラム330どちらか片方のプログラムのみを有
する記憶装置システム300もありうる。また、記憶装
置システム300が内部ボリューム多重化プログラム3
20等を有していても、その記憶装置システム300が
有する物理的ボリューム400の構成により、それらの
プログラムがこれらの物理的ボリューム400に適用で
きない場合もありうる。そのため、内部ボリューム多重
化プログラム320等の有無(又は適用の可否)は、物
理的ボリューム400ごとに管理される。ただし、これ
らのプログラムの有無は、記憶装置システム300ごと
に管理されても良い。
【0051】サーバ100が記憶装置システム300の
属性を示す情報を記憶装置システム300から取得する
方法としては、SCSIのINQUIRYコマンドやM
ODE SENSEコマンドを用いた情報取得が考えら
れる。
【0052】ただし、本計算機システムでは記憶装置シ
ステム300は1つまたは複数存在しうるが、各々の記
憶装置システム300が同ベンダの同種の同型や同バー
ジョンの装置であるとは限らない。この場合、内部ボリ
ューム多重化プログラム320及び外部ボリューム多重
化プログラム330は、ベンダ毎にばらばらに記憶装置
システム300に実装される。したがって、サーバ10
0は、一つの情報取得の方法で、SAN600に接続さ
れた全ての記憶装置システム300から内部ボリューム
多重化プログラム320等の有無の情報を取得すること
ができない。
【0053】そこで、この場合は、この内部ボリューム
多重化プログラム320等の有無の情報は、管理者が、
ホスト200または管理端末800を介して手動で設定
する。あるいは、ベンダ名、型名、製造番号、バージョ
ン番号により特定される記憶装置システム300が有す
る機能の一覧をあらかじめテーブルとしてサーバ100
が保持する。そして、サーバ100が、INQUIRY
コマンド等で得られた情報とそのテーブルを比較するこ
とにより、内部ボリューム多重化プログラム320等の
有無の情報をサーバ100が自動的に設定することも考
えられる。
【0054】図6は、マッピング情報130の一例を示
す図である。マッピング情報130は、仮想化ボリュー
ムと物理的ボリューム400との対応関係の詳細情報が
登録されたテーブルである。
【0055】仮想化ボリューム番号は、サーバ100が
提供している仮想化ボリュームを示す番号である。この
仮想化ボリューム番号は、仮想化ボリューム情報110
の仮想化ボリューム番号に対応している。仮想化ボリュ
ームサイズは、仮想化ボリュームの大きさを示す。物理
的ボリューム数は、仮想化ボリュームを構成する物理的
ボリューム400の数を示す。
【0056】連結順序は、仮想化ボリュームを構成する
物理的ボリューム400の順序を示す情報である。具体
的には、連結順序は、1から開始し1ずつ増加する番号
であり、物理的ボリューム400の記憶領域は、連結順
序の番号に従って連結され、1つの仮想化ボリュームを
構成する。装置番号は、対応する物理的ボリューム40
0を含む記憶装置システム300を示す番号である。こ
の装置番号は、物理的ボリューム情報120の装置番号
に対応する。
【0057】物理的ボリューム番号は、物理的ボリュー
ム400を示す番号であり、物理的ボリューム情報12
0の物理的ボリューム番号に対応している。物理的ボリ
ューム範囲は、物理的ボリューム400内で、対応する
仮想化ボリュームに割り当てられた範囲を示す。多重化
属性は、対応する仮想化ボリュームが、ボリュームの多
重化に関係しているか否かと、関係している場合の属性
を示す情報である。具体的には、多重化属性には、対応
する仮想化ボリュームが、コピー先の仮想化ボリューム
であるか、コピー元の仮想化ボリュームであるか等の区
別を示す情報が含まれる。
【0058】図7は、ペア状態情報140の一例を示す
図である。ペア状態情報140は、スナップショット等
のデータ複製が実行される際のペア、すなわち複製元の
仮想化ボリュームと複製先の仮想化ボリュームとの関係
を示す情報が登録されるテーブルである。
【0059】ペア番号は、サーバ100が管理するコピ
ー先仮想化ボリュームとコピー元仮想化ボリュームのペ
ア(以下「仮想化ボリュームペア」と称する)を示す番
号である。本図に示すように、コピー元仮想化ボリュー
ムが1つで、コピー先仮想化ボリュームが複数でもかま
わない。コピー元ボリュームは、コピー元仮想化ボリュ
ームの仮想化ボリューム番号を示す。コピー先ボリュー
ムは、コピー先仮想化ボリュームの仮想化ボリューム番
号を示す。
【0060】次に、仮想化ボリュームの複製を形成する
処理について説明する。具体的には、ホスト200等の
指示に基づくサーバ100の指示により複製の対象とし
て指定された仮想化ボリュームに対応する物理的ボリュ
ーム400のうち、記憶装置システム300Aに属する
物理的ボリューム400については、記憶装置システム
300Aの内部ボリューム多重化プログラム320また
は外部ボリューム多重化プログラム330によって物理
的ボリューム400の複製が作成される。一方、記憶装
置システム300Bに属する物理的ボリューム400に
ついては、サーバ100のボリューム多重化プログラム
150の実行によって物理的ボリューム400の複製が
作成される。この例について説明する。尚、以降で説明
する全ての処理は、図2及び図3で説明したシステムの
双方で実行することが出来る処理である。
【0061】図6に示すように、ペア番号0のコピー元
である仮想化ボリューム番号0を持つ仮想化ボリューム
(仮想化ボリューム0)は、記憶装置システム300A
に属する物理的ボリューム番号0を持つ物理的ボリュー
ム(物理的ボリューム0_0)単独で構成されている。
物理的ボリューム0_0を有する記憶装置システム30
0Aは、内部ボリューム多重化プログラム320及び外
部ボリューム多重化プログラム330共に有しており、
物理的ボリューム0_0には、これらのプログラムを適
用することが可能である。
【0062】図7に示すように、ペア番号0のコピー先
ボリュームは、仮想化ボリューム100、仮想化ボリュ
ーム101の二つである。この内、仮想化ボリューム1
00は、記憶装置システム300Aに属する物理的ボリ
ューム0_10で構成されている。つまり、コピー元物
理的ボリューム0_0とコピー先物理的ボリューム0_
10が同じ記憶装置システム300A内にある。したが
って、物理的ボリューム0_0から物理的ボリューム0
_10へのデータのコピー、すなわちスナップショット
は、内部ボリューム多重化プログラム320によって行
われる。
【0063】この場合、サーバ100は、記憶装置シス
テム300Aに対して物理的ボリューム0_0から物理
的ボリューム0_10へのデータのコピーを指示すれば
よい。コピー終了後、記憶装置システム300Aは、サ
ーバ100へコピーの終了を報告する。
【0064】一方、仮想化ボリューム101は、記憶装
置システム300Bに属する物理的ボリューム1_13
で構成されている。つまり、コピー元物理的ボリューム
0_0とコピー先物理的ボリューム1_13は異なる記
憶装置システム300内に存在する。しかし、物理的ボ
リューム0_0には、外部ボリューム多重化プログラム
330が適用できる環境にある。このため、記憶装置シ
ステム300Aは、外部ボリューム多重化プログラム3
30を用いて、物理的ボリューム0_0から物理的ボリ
ューム1_13へのデータのコピー、すなわちリモート
コピーを行う。
【0065】この場合、サーバ100は、記憶装置シス
テム300Aに対して物理的ボリューム0_0から他の
記憶装置システム300Bの物理的ボリューム1_13
へのコピーを指示すればよい。指示を受けた記憶装置シ
ステム300Aは、外部ボリューム多重化プログラム3
30を実行することで、SAN600を経由して、記憶
装置システム300Bへコピーすべきデータ及びコピー
先の物理的ボリュームの情報(アドレス等)を転送す
る。
【0066】コピー先となる記憶装置システム300B
は、記憶装置システム300Aより送信されたコピー先
の物理的ボリュームの情報に基づいて、送信されたデー
タを指定された物理的ボリュームに格納する。
【0067】コピー元の仮想化ボリュームが複数の物理
的ボリュームで構成されていた場合、各々の物理的ボリ
ュームについて、それぞれ内部ボリューム多重化プログ
ラム320、外部ボリューム多重化プログラム330が
適用可能であれば、内部ボリューム多重化プログラム3
20、外部ボリューム多重化プログラム330に基づい
てそれぞれの物理的ボリュームの複製が作成され、その
連結により仮想化ボリュームの複製を形成することがで
きる。
【0068】次に、記憶装置システム300が、内部ボ
リューム多重化プログラム320等を有していない場合
について説明する。図6に示すように、ペア番号1のコ
ピー元である仮想化ボリューム1は、記憶装置システム
300Bに属する物理的ボリューム1_0で構成されて
いる。物理的ボリューム1_0を有する記憶装置システ
ム300Bは、内部ボリューム多重化プログラム320
及び外部ボリューム多重化プログラム330共に有して
いない。
【0069】図7に示すように、ペア番号1のコピー先
ボリュームは仮想化ボリューム102であり、図6によ
ると、仮想化ボリューム102は、記憶装置システム3
00Bが有する物理的ボリューム1_10で構成されて
いる。つまり、コピー元物理的ボリューム1_0からコ
ピー先物理的ボリューム1_10へのデータのコピー
は、記憶装置システム300B自身が行うことができな
い。
【0070】この場合、コピー元物理的ボリューム1_
0からコピー先物理的ボリューム1_10へのデータの
コピーは、サーバ100内のボリューム多重化プログラ
ム150が行う。具体的には、サーバ100がSAN6
00を経由して物理的ボリューム1_0内のデータをサ
ーバ100へ読み出し、SAN600を経由して物理的
ボリューム1_10へ書き込む。
【0071】次に、仮想化ボリュームが複数の記憶装置
システムが提供する物理的ボリュームの連結により構成
されている場合について説明する。図6に示すように、
ペア番号2のコピー元である仮想化ボリューム2は、記
憶装置システム300Aに属する物理的ボリューム0_
2と記憶装置システム300Bに属する物理的ボリュー
ム1_2との連結によって構成されている。
【0072】ここで、図5に示すように、物理的ボリュ
ーム0_2には内部ボリューム多重化プログラム320
を適用可能であるが、物理的ボリューム1_2には内部
ボリューム多重化プログラム320が適用不可能であ
る。また、図7に示すように、ペア番号2のコピー先ボ
リュームは、仮想化ボリューム103である。図6によ
ると、仮想化ボリューム103は、記憶装置システム3
00Aが有する物理的ボリューム0_12と記憶装置シ
ステム300Bが有する物理的ボリューム1_12で構
成されている。
【0073】この場合、物理的ボリューム0_2から物
理的ボリューム0_12へのデータのコピーは、記憶装
置システム300A内の内部ボリューム多重化プログラ
ム320によって行われる。一方、物理的ボリューム1
_2から物理的ボリューム1_12へのデータのコピー
は、サーバ100内のボリューム多重化プログラム15
0によって行われる。双方のデータのコピーが終了する
と、サーバ100は、コピー先物理的ボリュームを連結
し、仮想化ボリューム103を仮想化ボリューム2の複
製として形成を完了する。
【0074】次に、仮想化ボリュームの作成、仮想化ボ
リュームの複製作成(多重化)、仮想化ボリュームのペ
ア状態解消(多重化解除)、仮想化ボリュームの削除に
ついて説明する。
【0075】図8は、サーバ100が仮想化ボリューム
を作成する処理手順を示したフローチャートである。あ
らかじめ、サーバ100は、SCSIのINQUIRY
コマンドやMODESENSEコマンド等により、SA
N600上に存在する記憶装置システム300A、30
0Bの情報および、それらに属する物理的ボリューム4
00の情報を取得し、物理的ボリューム情報120を作
成又は更新する。内部ボリューム多重化プログラム、外
部ボリューム多重化プログラムの有無については前記し
たような方法で設定する(1201)。
【0076】サーバ100は、ホスト200又は管理端
末800から仮想化ボリュームの作成要求と仮想化ボリ
ュームのサイズを受信する(1202)。サーバ100
は、その後、物理的ボリューム情報120から、状態が
「未使用」である物理的ボリュームを抽出する(120
3)。その後、サーバ100は、抽出した物理的ボリュ
ームを要求されたサイズになるように組み合わせて一つ
の仮想化ボリュームを作成する。サーバ100は、その
仮想化ボリュームに関する情報をマッピング情報130
に登録する(1204)。
【0077】サーバ100は、仮想化ボリュームとして
使用する物理的ボリュームの物理的ボリューム情報12
0の状態欄を「使用中」に更新する(1205)。サー
バ100は、仮想化ボリュームにSAN上のアドレスを
割り当てて仮想化ボリューム情報110へ登録し(12
06)、ホスト200あるいは管理端末800へ、割り
当てたSANアドレスを報告する(1207)。
【0078】図9は、サーバ100が仮想化ボリューム
の複製を新規に作成する処理手順を示すフローチャート
である。サーバ100は、ホスト200あるいは管理端
末800から、ある仮想化ボリュームの複製の作成指示
を受ける(1301)。作成指示を受けたサーバ100
は、前述の仮想化ボリューム作成処理を実行して、コピ
ー元と同サイズの仮想化ボリュームを作成する(130
2)。
【0079】その後、サーバ100は、前述した方法に
基づいてコピー元仮想化ボリュームのデータをコピー先
仮想化ボリュームへコピーする。具体的には、コピー元
の記憶装置システム300にコピーの指示を出すか、サ
ーバ100自身が記憶装置システム300内又は記憶装
置システム間のデータの複製を行う(1303)。
【0080】その後、サーバ100は、ペア状態情報1
40へ新規仮想化ボリュームのペアを登録し(130
4)、マッピング情報130の多重化属性を更新する
(1305)。更新が終了すると、サーバ100は、ホ
スト200あるいは管理端末800へ、データのコピー
の終了を報告する(1306)。
【0081】この時点において、ペアとなっている仮想
化ボリュームの内容はまったく同一のものとなる。ま
た、コピー元仮想化ボリュームへホスト200からデー
タの書き込み要求が発生した場合、コピー元仮想化ボリ
ュームに対応するコピー元物理的ボリュームに内部ボリ
ューム多重化プログラム320又は外部ボリューム多重
化プログラム330が適用できる場合は、記憶装置シス
テム300は、その機能を用いて、コピー先物理的ボリ
ュームへデータの更新を反映する。
【0082】一方、上述の機能が使用できない場合は、
サーバ100がサーバ内のボリューム多重化プログラム
150を使用して、コピー先仮想化ボリュームの該当箇
所へも同一のデータの書き込みを行う。これらの処理に
より、サーバ100は、ペア状態である限りペアの仮想
化ボリュームの内容が同一となるようにする。
【0083】具体的には、記憶装置システム300への
データの書き込み指示を受けたサーバ100は、記憶装
置システム300のデータコピー等の機能の有無及び書
き込みを指示された仮想化ボリュームにペアが存在する
かを確認し、サーバ100のボリューム多重化プログラ
ム150を使用する必要があるかどうかを確認する。そ
の後、サーバ100は、サーバ100のボリューム多重
化プログラム150を用いてデータのコピーを実行する
か、記憶装置システム300へデータのコピーの指示を
出すかどちらかの処理を行う。
【0084】図10は、サーバ100が仮想化ボリュー
ムのペア状態を解消する処理手順を示したフローチャー
トである。サーバ100は、ホスト200あるいは管理
端末800から、ある仮想化ボリュームペアに対しての
ペア状態の解消指示を受ける(1401)。解消指示を
受けたサーバ100は、ペア状態情報140から該当す
るペアの情報を削除し(1402)、マッピング情報1
30の多重化属性を更新する(1403)。その後、サ
ーバ100は、ホスト200あるいは管理端末800
へ、ペア状態解消処理の終了を報告する(1404)。
【0085】ここで、コピー先仮想化ボリュームであっ
た仮想化ボリュームは、ペア状態を解消した時点のコピ
ー元仮想化ボリュームの静的イメージコピー(スナップ
ショットコピー)となる。計算機システムは、このスナ
ップショットコピーをバックアップ等に使用することが
できる。
【0086】図11は、サーバ100が仮想化ボリュー
ムを削除する処理手順を示したフローチャートである。
サーバ100は、ホスト200あるいは管理端末800
からある仮想化ボリュームに対しての削除指示を受け取
る(1501)。削除指示を受け取ったサーバ100
は、マッピング情報130から該当する仮想化ボリュー
ムを構成する物理的ボリュームを特定する(150
2)。
【0087】その後、サーバ100は、特定した物理的
ボリュームに対応する物理的ボリューム情報120の状
態を「未使用」に変更し(1503)、マッピング情報
130から該当する仮想化ボリュームの情報を削除する
(1504)。さらにサーバ100は、仮想化ボリュー
ム情報110から該当する仮想化ボリュームの情報を削
除してSANアドレスを開放する(1505)。これら
の処理を終えたサーバ100は、ホスト200又は管理
端末800へ、仮想化ボリューム削除の終了を報告する
(1506)。
【0088】本計算機システムにおいて、仮想化ボリュ
ームのある時点でのバックアップをとる場合には、以下
の手順を取る。まず、計算機システムにおいて、バック
アップを取りたい仮想化ボリュームの複製を作成し、そ
の後、仮想化ボリュームのペア状態解消の処理を行う。
すると、複製されたコピー先仮想化ボリュームが、ペア
状態解消の処理が行われた時点でのコピー元仮想化ボリ
ュームのスナップショットになる。この状態で、計算機
システムは、コピー先であった仮想化ボリュームからバ
ックアップ記憶装置システムへデータのバックアップを
行う。このような処理を行うと、本計算機システムは、
コピー元である仮想化ボリュームの更新等に影響される
こと無くバックアップを行うことができる。
【0089】尚、このバックアップの処理においても、
仮想化ボリュームを構成する物理的ボリュームに外部ボ
リューム多重化プログラム330を適用可能であれば、
その機能が利用され、適用不可能である物理的ボリュー
ムについては、サーバ100内のボリューム多重化プロ
グラム150が実行される。
【0090】本実施形態において、計算機システムでバ
ックアップ取得後に再びペア状態を作成する場合、単純
に仮想化ボリュームの複製作成と同様に全データをコピ
ーしなおすことが考えられる。しかし、その他に、ペア
状態が解消されている期間のコピー元仮想化ボリューム
への更新情報だけを差分データとしてサーバ100で記
録し、再びペア状態を作成する再にその差分データだけ
をコピー先仮想化ボリュームへコピーするという方法も
ある。また、データが更新された場所をビットマップで
表す方法等も利用することができる。
【0091】本実施形態によれば、仮想化ボリュームを
扱うバーチャリゼーション環境を実現する計算機システ
ムにおいて、スナップショット機能およびリモートコピ
ー機能を有する記憶装置と有さない記憶装置が混在する
場合に、仮想化ボリュームを構成する物理的ボリューム
に記憶装置システムのボリューム多重化プログラムを適
用可能であればそれを使用し、適用不可能であれば、サ
ーバ側のボリューム多重化プログラムを使うことによ
り、仮想化ボリュームの複製を効率よく作成することが
可能となる。
【0092】また、上記複製の作成により仮想化ボリュ
ームのスナップショットを効率よく取ることができ、仮
想化ボリュームに格納されているデータのバックアップ
の取得も容易となる。
【0093】なお、本発明においては、コピー先の仮想
化ボリュームは1つであるとは限らず、複数個のコピー
先仮想化ボリュームを持つことが可能である。たとえ
ば、一つのコピー先である仮想化ボリュームのみを作成
する制御を実行する外部ボリューム多重化プログラムを
有する記憶装置システムがあり、コピー先の仮想化ボリ
ュームが複数個設定されたとすると、コピー先仮想化ボ
リュームのうち、一つは記憶装置システムが持つ外部ボ
リューム多重化プログラムを用いて、残りのコピー先仮
想化ボリュームはサーバが有するボリューム多重化プロ
グラムを実行することで、計算機システムは、複数の仮
想化ボリュームのコピーを実行する。このことにより、
記憶装置システムが有する機能を無駄なく使用すること
ができる。
【0094】尚、本実施形態においては、サーバ100
は、仮想化ボリューム番号と仮想化ボリュームに対応す
るSAN上のアドレスを示す情報との対応関係を仮想化
ボリューム情報110として保持し、仮想化ボリューム
と物理的ボリュームとの対応関係を示す情報には、仮想
化ボリューム番号を用いている。しかし、仮想化ボリュ
ーム番号の使用を省略し、仮想化ボリュームと物理的ボ
リュームの対応関係を示す情報に、仮想化ボリュームに
対応するSAN上のアドレスを直接用いても良い。
【0095】本実施形態において、仮想化ボリュームの
ペアは、各ペア同士の記憶領域のサイズが一致していれ
ば良く、仮想化ボリュームを構成する各々の物理的ボリ
ューム同士の記憶領域のサイズが一致してる必要はな
い。
【0096】本実施形態では、サーバ100上にボリュ
ーム多重化プログラム150を設け、同機能を持たない
記憶装置システム300Bの機能を補う形を説明した。
これと同様に、サーバ100がソフトウェアRAIDプ
ログラムを有し、JBODのようなハードウェアRAI
D機能を持たない記憶装置システムがSAN600に接
続されている場合に、サーバ100側のソフトウェアR
AID機能を用いてJBOD内の記憶領域もRAID化
することができる。これによって、サーバ100は、各
種記憶装置システムの機能の差異を隠蔽し、ユーザに単
一の記憶装置システムとして提供することが出来る。
【0097】
【発明の効果】本発明によれば、性能の異なる記憶装置
システムが混在する記憶領域の仮想化を行う計算機シス
テムにおいて、仮想化された記憶領域の複製を行う計算
機システム及び複製の作成方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態での計算機システムの構成
図である。
【図2】ホストが仮想化ボリュームにアクセスする手順
を示すフローチャートである。
【図3】ホストが仮想化ボリュームにアクセスする手順
を示すフローチャートである。
【図4】仮想化ボリューム情報110の一例を示す図で
ある。
【図5】物理ボリューム情報120の一例を示す図であ
る。
【図6】マッピング情報130の一例を示す図である。
【図7】ペア状態情報140の一例を示す図である。
【図8】仮想化ボリュームを作成する手順を示すフロー
チャートである。
【図9】仮想化ボリュームの複製を作成する手順を示す
フローチャートである。
【図10】仮想化ボリュームペア解消の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図11】仮想化ボリュームペア削除の手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
100…サーバ、200…ホスト、300…記憶装置、
400…物理ボリューム、500…バックアップ記憶装
置、600…SAN、700…ネットワーク、800…
管理端末。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/06 540 G06F 3/06 540 (72)発明者 荒川 敬史 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 松並 直人 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 村岡 健司 神奈川県小田原市中里332番地2号 株式 会社日立製作所RAIDシステム事業部内 Fターム(参考) 5B065 BA01 BA03 BA07 CA30 CC02 EA33 5B082 CA18 HA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一の計算機と、 第二の計算機と、 前記第一の計算機及び前記第二の計算機と接続される記
    憶装置システムとを有する計算機システムであって、 前記第一の計算機は、 前記記憶装置システムが有する記憶領域を前記第二の計
    算機に仮想的な記憶領域として提供し、 前記第二の計算機から前記仮想的な記憶領域に対する命
    令を受信し、 前記記憶装置システムの特性に応じて、前記仮想的な記
    憶領域に対応する前記記憶装置システムに前記命令に対
    応する命令を送信するか、前記命令に対応する処理を実
    行するかを選択して実行することを特徴とする計算機シ
    ステム。
  2. 【請求項2】前記命令とは、前記仮想的な記憶領域を複
    写する命令であり、 前記命令に対応する命令とは、前記仮想的な記憶領域に
    対応する前記記憶装置システムに、前記記憶装置システ
    ムが有する記憶領域を他の記憶領域へ複写させる命令で
    あり、 前記命令に対応する処理とは、前記仮想的な記憶領域に
    対応する前記記憶装置システムが有する記憶領域からデ
    ータを読み出し、他の記憶領域へデータを転送する処理
    であることを特徴とする請求項1記載の計算機システ
    ム。
  3. 【請求項3】第一の計算機と、 第二の計算機と、 前記第一の計算機及び前記第二の計算機と接続される記
    憶装置システムとを有する計算機システムであって、 前記第一の計算機は、 前記記憶装置システムが有する記憶領域を前記第二の計
    算機に仮想的な記憶領域として提供し、 前記第二の計算機から前記仮想的な記憶領域を複写する
    命令を受信し、 前記記憶装置システムの特性に応じて、前記仮想的な記
    憶領域に対応する前記記憶装置システムが有する記憶領
    域の複写を前記記憶装置システムに指示するか、前記記
    憶装置システムが有する記憶領域からデータを読み出し
    て前記記憶装置システムが有する別の記憶領域へデータ
    を書き込むかを選択して実行することを特徴とする計算
    機システム。
  4. 【請求項4】前記第一の計算機は、 前記記憶装置システムの特性を記録したテーブルを有
    し、該テーブルに記録された情報に基いて、前記選択実
    行手段を実行することを特徴とする請求項3記載の計算
    機システム。
  5. 【請求項5】前記テーブルには、前記記憶装置システム
    が、該記憶装置システム内に格納されたデータを該記憶
    装置システム内部で複写する機能を有するか否かの情報
    が格納されていることを特徴とする請求項4記載の計算
    機システム。
  6. 【請求項6】前記テーブルには、前記記憶装置システム
    が、該記憶装置システム内に格納されたデータを該記憶
    装置システムと異なる記憶装置システムへ転送する機能
    を有するか否かの情報が格納されていることを特徴とす
    る請求項4及び請求項5のうちいずれか一つに記載され
    た計算機システム。
  7. 【請求項7】前記命令とは、前記仮想的な記憶領域にデ
    ータを書き込む命令であり、 前記命令に対応する命令とは、前記仮想的な記憶領域に
    対応する前記記憶装置システムにデータを書き込ませる
    命令であり、 前記命令に対応する処理とは、前記記憶装置システムを
    RAIDとして操作する処理であることを特徴とする請
    求項1記載の計算機システム。
  8. 【請求項8】第一の計算機及び記憶装置システムと接続
    される計算機であって、 プロセッサ及びメモリを有し、 前記記憶装置システムが有する記憶領域を前記第一の計
    算機に仮想的な記憶領域として提供し、 前記第一の計算機から前記仮想的な記憶領域を複写する
    命令を受信し、 前記記憶装置システムの特性に応じて、前記仮想的な記
    憶領域に対応する前記記憶装置システムが有する記憶領
    域の複写を前記記憶装置システムに指示するか、前記記
    憶装置システムが有する記憶領域からデータを読み出し
    て前記記憶装置システムが有する別の記憶領域へデータ
    を書き込むかを選択して実行することを特徴とする計算
    機。
  9. 【請求項9】前記記憶装置システムから前記記憶装置シ
    ステムの特性に関する情報を収集することを特徴とする
    請求項8記載の計算機。
  10. 【請求項10】第一の計算機と、第二の計算機と、前記
    第一の計算機及び前記第二の計算機と接続される記憶装
    置システムとを有する計算機システムにおけるデータの
    複製方法であって、 前記第一の計算機は、 前記記憶装置システムが、該記憶装置システムが有する
    記憶領域の複製を作成する手段を備えるか否かを判断
    し、 前記判断結果に従って、前記記憶装置システムに前記記
    憶領域の複製の指示を出すか、前記記憶領域からデータ
    を読み出して、所定の記憶領域へ格納するかどちらかを
    選択して実行することを特徴とするデータの複製方法。
  11. 【請求項11】第一の計算機と、 第二の計算機と、 前記第一の計算機及び前記第二の計算機と接続される記
    憶装置システムとを有する計算機システムであって、 前記第一の計算機は、 前記記憶装置システムが有する記憶領域を前記第二の計
    算機に仮想的な記憶領域として提供し、 前記記憶装置システムの特性に応じて、前記仮想的な記
    憶領域に対応する前記記憶装置システムが有する記憶領
    域に対する処理を前記記憶装置システムに指示するか、
    前記記憶装置システムが有する記憶領域に対する処理を
    実行するかを選択して実行することを特徴とする計算機
    システム。
  12. 【請求項12】第一の計算機と、 前記第一の計算機と接続される記憶装置システムとを有
    する計算機システムであって、 前記第一の計算機は、 前記記憶装置システムが有する記憶領域を前記記憶装置
    システムに接続される第二の計算機に仮想的な記憶領域
    として提供し、 前記第二の計算機から前記仮想的な記憶領域に対する命
    令を受信し、 前記記憶装置システムの特性に応じて、前記仮想的な記
    憶領域に対応する前記記憶装置システムに前記命令に対
    応する命令を送信するか、前記命令に対応する処理を実
    行するかを選択して実行することを特徴とする計算機シ
    ステム。
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