JP2003006020A - 複製データベースアクセス装置とそのアクセス方法 - Google Patents

複製データベースアクセス装置とそのアクセス方法

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JP2003006020A
JP2003006020A JP2001192171A JP2001192171A JP2003006020A JP 2003006020 A JP2003006020 A JP 2003006020A JP 2001192171 A JP2001192171 A JP 2001192171A JP 2001192171 A JP2001192171 A JP 2001192171A JP 2003006020 A JP2003006020 A JP 2003006020A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部記憶装置上で多重書き又は複製されたデ
ータベース領域の一方を切り離し、物理的な複製データ
ベースを作成する場合に、トランザクション処理を継続
したまま、複製データベースの一貫性を維持できるよう
にする。また、複製元のデータベースをアクセスしてい
たアプリケーションプログラムを変更せずに、物理的な
複製データベースをアクセス可能とする。 【解決手段】 外部記憶装置上で多重書き又は複製され
たデータベース領域の一方を切り離す際に、データベー
ス管理システムが一貫性のとれた状態のデータを外部記
憶装置に書き出し、複製データベース領域を切り離すタ
イミングをコントロールできる手段を提供する。また、
複製元データベースの物理定義情報を元に複製データベ
ースアクセスのために必要となる新たな物理定義情報を
動的に追加し、複製元データベースをアクセスするか複
製先データベースをアクセスするか選択できる手段を提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大量のデータベース
アクセストランザクションを管理するオンラインデータ
ベース管理システムに関するものである。特にデータベ
ースをSAN(Storage Area Network)配下のストレージ
装置に格納し、24時間連続サービスを行う業務処理に
おける、データベースアクセス方式に関する。
【0002】
【従来の技術】大量のトランザクション処理を行うオン
ライン業務においては、大量データの集計や一括登録等
の日次、週次、月次処理、あるいはデータベースのバッ
クアップや再編性など定期的なバッチ処理が必要とな
る。これら処理はオンラインサービスで使用するデータ
ベースへの一括アクセスを伴うため、オンライン業務処
理への影響が大きく、24時間連続サービス運転の妨げ
となっている。
【0003】その解決策としては、例えば特開平8−1
85346号公報や特開2000−112801号公報
に見られるように、LAN/WAN上に複数のデータベース管
理システムを配置し、オンライン業務で使用するデータ
ベースの更新内容を別のデータベース管理システムにネ
ットワークを通して適時伝送して反映し、オンライン業
務のデータベースの複製を持つ方法が知られている。前
記のようなバッチ処理を複製側データベースで行う事に
より、オンライン業務側への負荷集中を排除でき、バッ
チ処理と並行してオンラインサービスを継続できる。
【0004】近年、磁気ディスク装置など複数のストレ
ージ装置を専用の高速ネットワークで有機的に結合した
SAN(Storage Area Network)構成が普及し始めている。
この構成では任意の論理ボリュームを複数の論理ボリュ
ームに高速コピーする機能、任意の論理ボリュームを正
ボリュームとし、他の複数の論理ボリュームを副ボリュ
ームとしてデータの多重書き込みを行う機能、多重書き
込み状態の論理ボリュームを任意の時点で切り離し、正
・副独立したボリュームとしてアクセスできる機能、任
意の論理ボリュームを正ボリューム、別の論理ボリュー
ムを副ボリュームとし、多重書き込みを再開して双方の
データの差分だけを正ボリュームから副ボリュームに反
映する差分反映機能などをストレージ装置が提供してい
る。また、SAN上に接続された複数のCPU装置から、その
ネットワーク内の任意のストレージ製品に対し、CPU装
置とストレージ装置が直結されている場合と同様に、入
出力を行うことが可能である。
【0005】こうした接続形態におけるデータベースア
クセスの応用例としては、例えば特開2000−347
811号公報に記載されているバックアップ方法があ
る。この方式ではオンライン業務側のデータベースを格
納した論理ボリュームを別の論理ボリュームに高速コピ
ーしてデータベースの複製を作る事が可能となり、これ
をオンライン業務のデータベース障害に備えたバックア
ップにできる。
【0006】一方、こうして作成された複製データベー
スは物理的なコピーであり、これらをデータベースとし
てアクセスするためには、データベース管理システム側
に複製データベースアクセスのための情報が必要にな
る。このため、米国MicrosoftCorporation社のデータベ
ース管理システムであるSQL Server 2000では、オンラ
イン業務側と同一データベース定義情報をもったデータ
ベース管理システムを、複製データベース対応に各々別
々に起動する方法で対処している(日経オープンシステ
ム 2001年6月(no.99)P266)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術ではデータベースを格納している論理ボリュームを
物理的にコピーして作成される複製データベースを用
い、オンライン業務と独立してバッチ業務を並行実行さ
せるための問題を解決することについては記載されてい
ない。このため特にSAN環境において、ストレージ装置
側が持つ高速コピー機能などの付加機能を十分に活用で
きていない。
【0008】すなわち、トランザクション単位に行われ
るデータベース更新の一貫性を保持した状態で、論理ボ
リュームの複製ができなければならない。このために
は、データベース管理システムのトランザクション管理
及び、主記憶装置上のデータキャッシュ管理と同期した
複製作成タイミングが必要である。また、複製された論
理ボリューム上のデータベースを複製元のデータベース
管理システムでも別のデータベース管理システムでも任
意に選択してアクセスできなければならない。さらに、
バッチ処理でアクセスするデータベース群と論理ボリュ
ーム単位に複製させる複製データベース群の集合は必ず
しも一致しない。このため、バッチ処理でアクセスする
データベース群として任意の複製データベース群を一意
に選択できなければならない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータ処理
装置は、主記憶装置上のデータキャッシュ領域にある未
書き出しデータ、及び仕掛かり中の全トランザクション
による更新データを該外部記憶装置に一括して書き出す
と共に、新たに発生したトランザクションによる更新を
一時的に禁止又は待たせるか、その更新をデータキャッ
シュ上にのみ行って、外部記憶への書き出しを遅延させ
る第1のデータ同期化手段と、該第1の同期化手段の状
態にあるデータ更新を再開させる第1のデータ同期化解
除手段を備える。すなわち、データベースを格納した論
理ボリュームを多重書き状態にしてオンライン業務を実
行し、任意の時点で該データベースに対して、データ同
期化手段1を動作させ、これが完了した後、直ちに該論
理ボリュームの多重書き状態を解除する指示をストレー
ジ装置に指示して論理ボリュームを切り離し、切り離し
完了と同時に直ちに第1のデータ同期化解除手段を動作
させる一連の操作が可能となる。これにより、切り離さ
れた論理ボリュームは、第1のデータ同期化手段を動作
させた時点の一貫性のとれたデータベースになる。一般
に論理ボリュームの切り離し動作は、ストレージ装置内
の状態変更だけで短時間に終了するため、第1のデータ
同期化手段作動から第1のデータ同期化解除手段作動ま
での間に発生したトランザクションによるデータ更新の
禁止又は待ち状態も短時間であり、オンライン業務に与
える影響は少ない。また、データ更新をデータキャッシ
ュ上にのみ行い、外部記憶への書き出しを遅延させる場
合、キャッシュ領域の容量が十分にあれば、オンライン
業務からのデータ更新は継続できる。これら新たに発生
したトランザクションの扱いは、第1のデータ同期化手
段の選択オプションであり、オンライン業務の状況に応
じて選択できる。
【0010】次に、本発明によるデータ処理装置は、仕
掛かり中の全トランザクションの完了を待って主記憶装
置上のデータキャッシュ領域にある全データ消去し、そ
の間新たに発生したトランザクションからのアクセスを
一時的に禁止又は待たせる第2のデータ同期化手段と、
該第2の同期化手段の状態にあるデータアクセスを再開
させる第2のデータ同期化解除手段を備える。すなわ
ち、バッチ処理によるデータ更新完了後、該データベー
スの複製元だったオンライン業務側の該データベースに
対して、第2のデータ同期化手段を動作させ、これが完
了した後、直ちにバッチ処理側データベース格納論理ボ
リュームを正状態、オンライン業務側データベース格納
論理ボリュームを副状態とした多重書き状態を設定する
指示をストレージ装置に指示して両論理ボリュームを多
重アクセス状態とし、その完了と同時に直ちにデータ同
期化解除手段2を動作させる一連の操作が可能となる。
これにより、バッチ処理で更新した一貫性のとれたデー
タベースをオンライン業務側に反映でき、オンライン業
務側のデータベースアクセスキャッシュは一旦消去され
るため、データベース実体との整合性が維持できる。ま
た、独立した論理ボリュームに対する多重書き指示はス
トレージ装置内の状態変更のみであり、一般に短時間で
完了する。正ボリュームから副ボリュームへの差分デー
タの反映はオンライン業務を継続しながら、ストレージ
装置内で非同期に実行される。従って、第2のデータ同
期化手段作動から第2のデータ同期化解除手段作動まで
の間に発生したトランザクションのデータベースアクセ
ス禁止又は待ち状態も短時間であり、オンライン業務に
与える影響は少ない。
【0011】さらに、本発明によるデータ処理装置は、
データベースが格納されたストレージ領域アクセスのた
めにデータベース管理システムに登録されている第1の
物理定義情報を元に、該データベースの名称や構造情報
などストレージ領域のアクセスパスに依存しない共通情
報部は複写し、ストレージ領域へのアクセスパス情報部
のみ別の任意のストレージ領域へのアクセス情報に書き
換え、さらに複写元の第1の物理定義情報の名称を記憶
した新たな名称の第2の物理定義情報を動的に追加でき
る物理定義情報動的複写手段と、新たに作成した第2の
物理定義情報を自データベース管理システム内、又は別
のデータベース管理システムに登録できる物理定義情報
動的登録手段と、第2の物理定義情報の中に第1の物理
定義情報の名称が記憶されている場合は、第1の物理定
義情報に従って実行されるアプリケーションプログラム
からのデータベースアクセス要求を第2の物理定義情報
に従って実行するように切り替えるアクセス対象振り分
け手段を備える。これにより、複製された論理ボリュー
ム上のデータベースを複製元のデータベース管理システ
ムでも別のデータベース管理システムでも任意に選択し
てアクセス可能となる。
【0012】さらに、本発明によるデータ処理装置は、
新たに追加した第2の物理定義情報に任意の世代識別子
を付与できる物理定義情報動的複写手段と、一つ以上の
該物理定義情報群を世代識別子又は新たに追加した第2
の物理定義情報の名称によって選択してアクセス対象デ
ータベースを振り分けるアクセス対象振り分け手段と、
データベースをアクセスするクライアント単位に世代識
別子又は新たに追加した物理定義情報名称を指定できる
アクセス対象設定手段と、世代識別子又は新たに追加し
た物理定義情報名称が設定されていないクライアントか
らの全てのアクセス要求を、一律特定の世代識別子が指
定されたものと判断させるカレントアクセス世代設定手
段を備える。これにより、バッチ処理でアクセスするデ
ータベース群として任意の複製データベース群を一意に
選択できるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。まず、図1を用いて本発明の概要につい
て説明する。図1は、本発明のデータ処理装置の本発明
に係る機能構成の一実施例である。該データベース管理
システム101は、データベースアクセス要求を発行す
るクライアント102と103の要求、または管理者に
よる各種運用操作のための命令104を受け付け、デー
タベースに定義されている表・インデクスの情報を記憶
する外部記憶装置上の定義情報ファイル105からアク
セス対象の表・インデクスの領域情報を取得し、主記憶
装置106を介し、SAN(Storage Area Network)10
7上に構築したデータベースをアクセスする。データベ
ース108は、ストレージ装置により、多重化管理され
ている。データベース108は、ストレージ操作111
により複製データベース109と110に切り離した
り、差分反映が可能である。
【0014】該データベース管理システム101のデー
タベース運用操作部112は、ストレージ操作111に
対応し、主記憶装置106上のデータキャッシュ領域に
ある未書き出しデータ、及び仕掛かり中の全トランザク
ションによる更新データを該外部記憶装置107に一括
して書き出すと共に、新たに発生したトランザクション
による更新を一時的に禁止又は待たせるか、その更新を
主記憶装置106上のデータキャッシュ上にのみ行っ
て、外部記憶への書き出しを遅延させるデータ同期化手
段1(113)と、該同期化手段1の状態にあるデータ
更新を再開させるデータ同期化解除手段1と、仕掛かり
中の全トランザクションの完了を待って主記憶装置10
6上のデータキャッシュ領域にある全データ消去し、そ
の間新たに発生したトランザクションからのアクセスを
一時的に禁止又は待たせるデータ同期化手段2(11
4)と、該同期化手段1の状態にあるデータ更新を再開
させるデータ非同期化手段1(115)と、該同期化手
段2の状態にあるデータアクセスを再開させるデータ非
同期化手段2(116)と、複製データベースをアクセ
スするための新しい物理定義情報を、複製元のデータベ
ースの物理定義情報から作成する物理定義情報動的複写
手段117と、作成した物理定義情報を自データベース
の定義情報ファイル109または、物理定義登録情報フ
ァイル118を介して他データベース管理システム11
9の定義情報ファイル120に、新たな物理定義情報名
称で登録する物理定義情報動的登録手段121と、クラ
イアント102、103または管理者104からの複製
データベースの任意の選択を可能にするために、新たに
追加した物理定義情報に世代識別子を付与できる物理定
義世代管理手段122と、世代識別子または、新たに追
加した物理定義情報名称が指定されないクライアントか
らの全てのアクセス要求を、一律特定の世代識別子が指
定されたものと判断させるカレントアクセス世代設定手
段123を含む。
【0015】また、クライアント102と103には、
アクセス目的のデータベースの世代識別子を記述したク
ライアント環境定義ファイル124と125の内容を、
データベース管理システムに連絡するクライアントアク
セス対象設定手段126と127を有し、該データベー
ス管理システム101のデータベースアクセス処理部1
28は、受け付けプログラム毎に、多重化されたデータ
ベースのいづれかをアクセス先として設定するアクセス
対象設定手段129と、データアクセス時に129によ
り設定された情報に従い、ストレージ装置のアクセス先
を振り分けるアクセス対象振り分け手段130を含む。
【0016】第一の実施例 次に第一の実施例について説明する。図2は、本発明の
データ同期化手段及びデータ同期化解除手段を説明する
タイムチャートである。これは、図1に示されるデータ
ベースシステムにおいて、データ同期化手段1(20
1)およびデータ同期化解除手段1(202)が、トラ
ンザクションA(203)、B(204)に対して、ど
のように動作するかについての経時変化を示している。
ある時刻において、データベースシステムにデータ同期
化手段1(201)の要求があると、主記憶装置(20
5)上のデータキャッシュに対して、データ同期化手段
1(201)が実行され、それ以降、主記憶装置(20
5)上の特定のデータキャッシュは、同期化開始状態と
なる。同期化開始状態以前に発生したトランザクション
A(203)は、データベースの同期化開始状態の後
も、任意に主記憶装置(205)へ更新情報を書き出す
ことができ、さらに外部記憶装置(206)への書き込
みも可能である。同期化開始状態後に発生したトランザ
クションB(204)は、データキャッシュが同期化開
始状態であるため、図9に示されるデータキャッシュへ
の書き込み権限に応じて、データキャッシュに対する挙
動が決定され、また、外部記憶装置(206)への書き
込みは禁止された状態となる。トランザクションA(2
03)の完了後、トランザクションA(203)による
主記憶上の更新データ及びデータキャッシュ上に滞留し
ていた未書き出しデータが外部記憶装置(206)に強
制的に書き込まれ、データキャッシュは、同期化開始状
態から同期化中状態となり、データ同期化手段1(20
1)の処理が終了する。また、同期化状態中のトランザ
クションB(204)のデータキャッシュに対する動作
についても、図9に示されている。その後、図8に示さ
れる多重書き機構を有する外部記憶装置C、D(20
6)は、ストレージ領域切り離し要求により、図8に示
される多重書き解除機構とともに、切り離され、外部記
憶装置Dは、外部記憶装置Cに対する整合性のとれた複
製として使用することが即座に可能となる。ストレージ
領域切り離し要求の完了後、データ同期化解除要求(2
02)により、データキャッシュの同期化中状態が解除
される。同期化中状態解除後、トランザクションB(2
04)は、データキャッシュへのアクセスが再開され、
主記憶領域への書き込み、及び外部記憶装置Cへの書き
込みを任意に行うことが可能となる。
【0017】図3は、本発明のデータ同期化手段のフロ
ーチャートである。ステップ301で、主記憶上のデー
タキャッシュを同期化開始状態とする。ステップ302
で、仕掛かり中のトランザクションがあるかどうか判定
する。仕掛かり中のトランザクションがある場合、ステ
ップ303で、仕掛かり中の全トランザクションの完了
を待つ。仕掛かり中のトランザクションがない場合、ス
テップ304で、データキャッシュの全更新データを外
部記憶装置に書き出す。ステップ305で、データキャ
ッシュの同期化開始状態を解除する。ステップ306
で、データキャッシュを同期化中状態に変更し、データ
同期化手段1の処理を終了する。
【0018】図4は、本発明のデータ同期化解除手段の
フローチャートである。ステップ401で、同期化中状
態であるか判定する。同期化中でない場合、データ同期
化解除手段1の処理を終了する。同期化中である場合、
ステップ402で、保留中の仕掛かり中のトランザクシ
ョンがあるかどうか判定する。仕掛かり中のトランザク
ションがある場合、ステップ403で、データキャッシ
ュへの更新データの書き込みを再開させる。仕掛かり中
のトランザクションがない場合は、次の処理に移る。ス
テップ404で、データキャッシュの同期化中状態を解
除し、データ同期化解除手段1の処理を終了する。
【0019】図5は、本発明の他のデータ同期化手段及
びデータ同期化解除手段を説明するタイムチャートであ
る。これは、図1に示されるデータベースシステムにお
いて、データ同期化手段2(501)およびデータ同期
化解除手段2(502)が、トランザクションA(50
3)、B(504)に対して、どのように動作するかに
ついての経時変化を示している。ある時刻において、デ
ータベースシステムにデータ同期化手段2(501)の
要求があると、主記憶装置(505)上の特定のデータ
キャッシュに対して、データ同期化手段2(501)が
実行され、それ以降、主記憶装置(505)上のデータ
キャッシュは、同期化状態となる。同期化状態以前に発
生したトランザクションA(503)は、データベース
の同期化状態の後も、任意に主記憶装置(505)上の
データキャッシュへ更新情報を書き出すことができる、
さらに外部記憶装置(506)への書き込みも可能であ
る。同期化状態後に発生したトランザクションB(50
4)は、データキャッシュが同期化状態であるため、図
9に示されるデータキャッシュへの書き込み権限に応じ
て、データキャッシュに対する挙動が決定され、データ
キャッシュに対するアクセスすらも禁止される。トラン
ザクションA(503)の完了後、主記憶上データキャ
ッシュの全データが消去され、データ同期化手段2(5
01)の処理が終了する。また、トランザクションA
(503)の完了後の同期化状態中のトランザクション
B(504)のデータキャッシュに対する動作は、完了
以前と変化はない。その後、図8に示される多重書き機
構を有する外部記憶装置C、D(506)は、多重書き
状態再開要求により、図8に示される多重書き状態に復
帰し、外部記憶装置Cは、外部記憶装置Dの更新が反映
された整合性のとれた複製として使用することが即座に
可能となる。ストレージ領域多重書き再開要求の完了
後、データ同期化解除手段2(502)により、データ
キャッシュは、同期化状態が解除される。同期化状態解
除後、トランザクションB(504)は、データキャッ
シュへのアクセスが再開され、主記憶領域への書き込
み、及び外部記憶装置Cへの書き込みを任意に行うこと
が可能となる。この時、多重書き状態が再開されている
ため、外部記憶装置Dにも更新データが二重書きされ
る。
【0020】図6は、本発明の他のデータ同期化手段の
フローチャートである。ステップ601で、主記憶上の
データキャッシュを同期化状態とする。ステップ602
で、仕掛かり中のトランザクションがあるかどうか判定
する。仕掛かり中のトランザクションがある場合、ステ
ップ603で、仕掛かり中の全トランザクションの完了
を待つ。仕掛かり中のトランザクションがない場合、ス
テップ604で、主記憶上のデータキャッシュの全デー
タを消去する。ステップ605で、データキャッシュの
同期化状態を解除されるまで維持し、データ同期化手段
2の処理を終了する。
【0021】図7は、本発明の他のデータ同期化解除手
段のフローチャートである。ステップ701で、同期化
状態であるか判定する。同期化状態でない場合、データ
同期化解除手段2の処理を終了する。同期化状態である
場合、ステップ702で、保留中の仕掛かり中のトラン
ザクションがあるかどうか判定する。仕掛かり中のトラ
ンザクションがある場合、ステップ703で、データキ
ャッシュへの更新データの書き込みを再開させる。仕掛
かり中のトランザクションがない場合は、次の処理に移
る。ステップ704で、データキャッシュの同期化状態
を解除し、データ同期化解除手段2の処理を終了する。
【0022】図8(a)は、多重書き機構の装置構成図
である。この装置は、多重書き機構801、多重書き再
開機構802、データ格納領域803から構成される。
多重書き要求があった場合、多重書き機構801によ
り、データ格納領域Cに書き込まれたデータが、データ
格納領域Dに対しても反映される状態となる。また、多
重書き再開要求があった場合、多重書き再開機構802
により、独立にアクセスされていた複数のデータ領域
が、多重書き状態が再開される。
【0023】図8(b)は、多重書き解除機構の装置構
成図である。この装置は、多重書き解除機構(切り離し
機構)804、独立アクセス機構805、データ格納領
域806から構成される。多重書き状態解除要求があっ
た場合、多重書き解除機構804により、ストレージ領
域は、切り離され、データ格納領域Cに書き込まれたデ
ータを、データ格納領域Dに反映する処理を中止し、さ
らに独立アクセス機構805により、それぞれのデータ
格納領域に、独立にデータを書き込むことが可能な状態
となる。
【0024】図9は、本発明のデータキャッシュ領域を
介した外部記憶装置への入出力動作に関するステータス
マトリクスを示している。a〜fまでは、データキャッ
シュの状態を示しており、発生したトランザクションの
属性により、データキャッシュが、そのトランザクショ
ンに対して、どのようなにふるまうかを示している。状
態aは、図2及び図5の通常状態に、状態b、状態c
は、図2の同期化開始状態に、状態dは図2の同期化中
状態に、状態e、状態fは、図5の同期化状態に相当す
る。図中のステータスが許可の場合、トランザクション
は、データキャッシュを介して、外部記憶装置にアクセ
スが可能である。禁止の場合、トランザクションは、デ
ータキャッシュにアクセスできない。保留の場合、トラ
ンザクションは、データキャッシュの状態が遷移した
後、アクセス可能となるまで待ちとなることを示してい
る。
【0025】図10は、本発明のデータキャッシュの状
態遷移図である。a〜fは、それぞれ図9に示すデータ
キャッシュの状態に対応している。また、1〜5は、そ
れぞれ遷移の種類を図している。遷移1の契機は、デー
タ同期化手段1が実行された時である。遷移2の契機
は、仕掛かり中トランザクションが完了し、データキャ
ッシュ上の更新データが外部記憶装置に書き出された時
(b→d、c→d)、もしくは、データ同期化解除手段
1が実行された時(b→a、c→a)である。遷移3の
契機は、同期化解除手段1が実行された時である。遷移
4の契機は、データ同期化手段2が実行された時(a→
e、a→f)である。遷移5の契機は、仕掛かり中のト
ランザクションが完了し、データキャッシュ上の全デー
タが消去され、データ同期化解除手段2が実行された時
である。
【0026】以上で第一実施例の説明を終わるが、最後
にこの効果についてまとめておく。データ同期化手段1
及びデータ同期化解除手段1により、オンライン業務側
のトランザクション処理への影響を最小限に抑えて、一
貫性のとれた複製データベースを作成するタイミングを
作れる。また、データ同期化手段2及びデータ同期化解
除手段2は複製データベースをバッチ処理で更新し、そ
れをオンライン業務側に反映する場合に、オンライン業
務側のトランザクション処理への影響を最小限に抑え
て、バッチ処理で更新したデータベースをオンライン側
に複製できる。以上により、第一実施例では、外部記憶
装置上で多重書き又は複製されたデータベース領域の一
方を切り離し、物理的な複製データベースを作成する場
合に、トランザクション処理を継続したまま、複製デー
タベースの一貫性を維持できる。また、複製されたデー
タベースと複製元データベースを再度多重書き状態に復
帰する場合にも、トランザクション処理を継続したま
ま、データベースの一貫性を維持できる。
【0027】第二の実施例 次に第二の実施例について説明する。本例は、第一の実
施例によって物理的に複製されたデータを、複製元の表
・インデクス定義を使用して複製データベースとしてア
クセスする例である。
【0028】図11は、複製データベースに作成されて
いる表またはインデクスをアクセスするための格納領域
管理情報の定義形式の例を示している。一般にデータベ
ースには複数のデータ格納領域が用意され、表またはイ
ンデクス定義時は、表またはインデクスを作成するデー
タ格納領域名を指定する。表・インデクス名称と領域名
の対応が表・インデクス格納領域管理テーブル(110
1)に登録される。本例では、表Table1(1102)と
Table1に付随するインデクスIdx1(1103)は領域a
に定義されている。データ格納領域をアクセスするため
に必要となる物理情報は、物理定義情報管理テーブル
(1104)に登録されている。領域のデータベース
名、ページサイズやページ数は、物理情報共通部(11
05)に設定されている。データベース管理システム内
で任意に定義されるデータ格納領域名称に対する、実際
のストレージ装置上のアクセスパスの情報は、アクセス
パス情報部(1106)に設定される。複製領域の場
合、アクセスパス情報部に、複製元領域名、複製数、世
代識別子、ステータスを設定する。複製数は、複製の元
となった領域にだけ設定する。世代識別子は、同じ領域
から複製される複数の複製領域を識別するための情報で
ある。ステータスには、カレントとサブの二つの状態が
あり、クライアントから複製領域を選択するための特別
な要求が指定されない場合に、一律にカレント状態の領
域がアクセスされる。本例では、複製元の領域aの複製
領域は二つあり、領域aにカレントのステータスが設定
されている(1107)。領域bは、領域aの複製であ
り、世代識別子は1、ステータスはサブである(110
8)。また、領域cは、領域aの複製であり、世代識別
子は2、ステータスはサブである(1109)。
【0029】図12は、本発明の物理定義情報動的複写
(117)手段と、物理定義情報動的登録手段(12
1)と、物理定義世代管理手段(122)のフローチャ
ートである。ステップ1201で、物理情報複写要求か
登録要求かを判定する。登録要求の場合、新規領域の登
録情報ファイルを入力し(ステップ1202)、物理定
義情報管理テーブル(1104)に登録し(ステップ1
203)、処理を終了する。複写要求の場合、ステップ
1204で、図11の物理定義情報管理テーブル(11
04)から指定された複写元領域をサーチする。指定領
域名が定義されていなければ、エラーを報告する(ステ
ップ1205)。ステップ1206で、指定複写元の物
理定義情報を取得する。ステップ1207で、自データ
ベース内の複写要求か、他データベースへの複写要求か
を判定する。自データベース内の複写要求であれば、ス
テップ1208で、複写元領域に既に複製領域が存在す
るか判定する。指定された複製元領域に複製領域が一つ
もなければ、アクセスパス情報部(1106)の複製領
域情報として、複製元領域名に自領域名、複製数に1、
世代識別子に0、ステータスにカレント状態を設定する
(ステップ1209)。既に複製領域が定義されていれ
ば、複製数をインクリメントするだけである(ステップ
1210)。新たに登録する領域の物理情報共通部(1
105)は、複写元領域の物理定義情報から複写する
(ステップ1211)。アクセスパス情報部(110
6)に、複製元領域名、任意に指定される複製領域の世
代識別子、ステータスにサブ状態、アクセスパス名に指
定される新たなアクセスパス名を設定する(ステップ1
212)。作成した物理定義情報を物理定義情報管理テ
ーブル(1104)に登録し処理を終了する(ステップ
1213)。他データベースへの複写要求の場合、ステ
ップ1213で、他データベース用新規領域の物理領域
登録情報ファイル(118)を作成する。ステップ12
14で、指定された他データベース環境へ登録情報を転
送し、処理を終了する。
【0030】図13は、複製データベースをアクセスす
るプログラムのプログラム実行管理テーブルのデータ形
式の例である。プログラム実行管理テーブル(130
1)は、各プログラム毎に、クライアント単位または管
理者の運用操作命令に指定される、複製データベースの
物理領域アクセスオプション(1302)を保持する
(1303)。領域直接要求の場合、領域直接指定フラ
グにONが設定される。世代アクセス要求の場合、世代
アクセス指定フラグにONが設定され、世代識別子に要
求世代識別子が設定される。
【0031】図14は、複数の複製領域が存在する場
合、図11と図13に示した管理テーブルを使用して、
要求によりアクセス領域を振り分ける方式を示してい
る。データベース108と、108の世代識別子1の複
製データベース109と、108の世代識別子2の複製
データベース110がある場合、クライアント1(10
2)と、クライアント2(103)と、運用操作命令
(104)からのデータベースのアクセス要求が、クラ
イアントアクセス対象設定手段(126、127)、ア
クセス対象設定手段(129)、及びアクセス対象振り
分け手段(130)によって、指定データベースに振り
分けられる例である。
【0032】クライアント1(102)はクライアント
実行環境ファイル(124)に世代アクセス指定をして
いない。このため、クライアント1がアクセスしたい領
域は、カレントの状態の領域である。クライアントアク
セス対象設定手段(126)は、クライアント実行環境
ファイル(124)に世代アクセス指定が無いため、デ
ータベース連絡領域には、複製アクセスのための情報は
何も設定しない。データベースアクセス処理部(12
8)のアクセス対象設定手段(129)では、プログラ
ム実行管理テーブルに、プログラム名UAPSELとプ
ロセス番号0001を設定するが、複製アクセスのため
の情報はないため、直接指定フラグと世代指定フラグは
OFFのままである(1401)。データベースアクセ
ス処理部(128)は、プログラムの要求に従い、表Ta
ble1またはインデクスIdx1のページ位置を決定し、デー
タベースのページアクセスを行う。アクセス対象振り分
け設定手段(130)が行う対象振り分け処理では、表
Table1またはインデクスIdx1の格納領域を表・ンデクス
格納領域情報管理テーブル(1101)からサーチし、
定義領域名aを取得する。該プログラムの実行管理テー
ブルの物理アクセスオプションは何も設定されていない
ため、格納領域aのカレント状態の領域を物理定義情報
テーブル(1104)からサーチする。この結果、アク
セス対象物理領域は領域a(1107)に決定し、複製
元データベース108をアクセスする。
【0033】クライアント2(103)は、クライアン
ト実行環境ファイル(125)に世代アクセス指定とし
て世代識別子1を指定している。クライアントアクセス
対象設定手段(127)は、データベース連絡領域に世
代アクセス要求と、世代識別子1を設定する。データベ
ースアクセス処理部(128)のアクセス対象設定手段
(129)では、プログラム実行管理テーブルに、プロ
グラム名UAPSELとプロセス番号0002を設定
し、世代指定フラグをONにし、指定された世代識別子
1を設定する(1402)。データベースアクセス処理
部(128)は、プログラムの要求に従い、表Table1ま
たはインデクスIdx1のページ位置を決定し、データベー
スのページアクセスを行う。アクセス対象振り分け設定
手段(130)が行う対象振り分け処理では、世代指定
フラグがONであるため、表Table1またはインデクスId
x1の格納領域aの複製領域でかつ、世代識別子が1であ
る領域を物理定義情報テーブル(1104)からサーチ
する。この結果、対象物理領域は領域b(1108)に
決定し、複製世代1の複製データベース109をアクセ
スする。
【0034】運用操作命令(103)は、命令のパラメ
タに対象領域名cを直接指定している。データベースア
クセス処理部(128)のアクセス対象設定手段(12
9)では、プログラム実行管理テーブルに、プログラム
名再編成とプロセス番号0003を設定し、直接指定フ
ラグをONにする(1403)。データベースアクセス
処理部(128)は、命令の要求に従い、表Table1また
はインデクスIdx1のページ位置を決定し、データベース
のページアクセスを行う。アクセス対象振り分け設定手
段(130)が行う対象振り分け処理では、格納領域名
cの物理定義情報を物理定義情報テーブル(1104)
からサーチする。この結果、対象物理領域は領域c(1
109)に決定し、複製世代2の複製データベース11
0をアクセスする。
【0035】また、運用操作命令(103)で、命令の
パラメタに複製アクセス情報を指定しない場合は、カレ
ント領域を、世代識別子を指定した場合は、指定世代の
領域をアクセスできる。
【0036】データベースアクセス処理部(128)で
は、表またはアクセスデータ単位に排他制御を行うが、
排他資源にアクセス対象振り分け設定手段(130)で
決定する実際のアクセス領域名または、アクセス領域の
世代識別子を付与することで、複製データベース間での
排他競合の発生を排除できる。
【0037】図15は、本発明のアクセス対象設定手段
のクライアント環境に係る動作(126,127)のフ
ローチャートである。ステップ1501で、プログラム
の実行環境にクライアント環境定義ファイルが存在する
か判断する。ファイルが存在しなければ処理を終了す
る。ファイルが存在していれば、ステップ1502でク
ライアント環境定義ファイルを入力する。ステップ15
03で、ファイル内に世代アクセス情報が設定されてい
るか判断する。世代アクセス情報が設定されていなけれ
ば、処理を終了する。世代アクセス情報が設定されてい
る場合は、データベース連絡領域に、世代指定アクセス
要求と、世代識別子を設定し、処理を終了する。
【0038】図16は、本発明のアクセス対象設定手段
(129)のデータベース管理システム内の動作に係る
フローチャートである。ステップ1601で、トランザ
クション開始処理か否かを判定する。開始処理でなけれ
ば、処理を終了する。開始処理であれば、プログラム実
行管理テーブル(1301)のエントリを割り当てる。
ステップ1602で、エントリの初期化を行う。ステッ
プ1604で、世代アクセス要求か否かを判定する。世
代アクセス要求でなければ、ステップ1605で、領域
直接指定か否かを判定する。領域直接指定でなければ、
物理領域アクセスオプション情報を設定しないで処理を
終了する。この場合、このプログラムはカレント状態の
物理領域をアクセスする指定となる。ステップ1604
で、世代アクセス要求であれば、物理領域アクセスオプ
ション情報の世代指定フラグをONにし、指定された世
代識別子を設定し、処理を終了する。ステップ1605
で、領域直接指定であれば、物理領域アクセスオプショ
ン情報の領域直接指定フラグをONにし、処理を終了す
る。
【0039】図17は、本発明のアクセス対象振り分け
設定手段(130)のフローチャートである。ステップ
1701で、物理定義情報管理テーブル(1104)か
ら指定された領域名の物理定義情報を取得する。ステッ
プ1702で、該プログラムのプログラム実行管理情報
(1301)の物理領域アクセスオプションが、領域直
接指定か否かを判断する。領域直接指定であれば処理を
終了する。領域直接指定でなければ、ステップ1703
で、該領域の複製数の設定があるか否かを判定する。複
製数の設定がなければ、複製領域はないので処理を終了
する。複製数が設定されている場合は、ステップ170
4で世代アクセス指定か否かを判定する。世代アクセス
指定であれば、ステップ1705で、物理定義情報管理
テーブル(1104)から、指定された領域名が複製元
領域名である物理定義情報を取得する。ステップ170
6で、取得した物理定義情報の世代識別子が、プログラ
ム実行管理情報(1301)の世代識別子と一致するか
否かを判定する。世代識別子が一致する場合は、処理を
終了する。世代識別子が一致しない場合は、ステップ1
707で、物理定義情報管理テーブル(1104)の全
ての物理定義情報をサーチしたか判定する。未判定の物
理定義情報がまだ存在する場合は、次の物理定義情報を
処理する。全ての物理定義情報のサーチが終了している
場合は、指定領域に対し、指定された世代識別子の複製
領域は定義されていない。この場合、ステップ1708
で、物理定義情報管理テーブル(1104)から、指定
された領域名が複製元領域名であり、かつステータス状
態がカレントである物理定義情報を取得し、処理を終了
する。ステップ1704で、世代アクセス指定でない場
合は、カレントアクセスなので、ステップ1708で、
物理情報管理テーブル(1104)から、指定された領
域名が複製元領域名であり、かつステータス状態がカレ
ントである物理定義情報を取得し、処理を終了する。
【0040】図18は、本発明のカレントアクセス世代
設定手段(123)のフローチャートである。ステップ
1801で、物理定義情報管理テーブル(1104)か
ら、指定された領域名が複製元領域名であり、かつステ
ータスがカレント状態である物理定義情報を取得する。
ステップ1802で、指定された領域名が複製元領域名
であり、かつ新しくカレント状態とする複製世代の世代
識別子を持つ物理定義情報をサーチする。ステップ18
03で、新しくカレント状態とする世代の物理定義情報
が存在するか判定する。領域が存在しない場合、ステッ
プ1804でエラー報告を行い処理を終了する。領域が
存在する場合、ステップ1805で、現在のカレント領
域の物理定義情報のステータスをサブ状態に変更する。
ステップ1806で、新しくカレントとなる領域の物理
定義情報のステータスをカレント状態に変更する。ステ
ップ1807で、カレント世代を変更する領域がまだ指
定されているか判定する。変更対象領域がまだ存在する
場合は、次の領域を処理する。指定された全ての領域の
変更処理が終了すると処理を終了する。クライアントの
アクセス対象を複製データベースに対し、一括して変更
できる。
【0041】以上で第二実施例の説明を終わるが、最後
にこの効果についてまとめておく。本実施例の物理定義
情報動的複写手順、物理定義情報動的登録手順では、複
製されたデータベースの物理定義情報を任意の時点で作
成できる。また、アクセス対象振り分け手順により、複
写元か複写先のどちらかの物理定義情報を元にアクセス
対象データベースを振り分ける事ができる。これによ
り、複製された論理ボリューム上のデータベースを複製
元のデータベース管理システムでも別のデータベース管
理システムでも任意に選択してアクセスできる。さら
に、本実施例の物理定義情報動的複写手順、物理定義情
報動的登録手順では、新たに作成した物理定義情報に世
代識別子を付与でき、アクセス対象振り分け手順では該
世代識別子又は物理定義情報の名称によりアクセス対象
データベースを振り分ける事ができる。また、アクセス
対象設定手順では、世代識別子又は新たに作成した物理
定義情報名称により、任意のデータベースを選択でき
る。これにより、バッチ処理でアクセスするデータベー
ス群と論理ボリューム単位に複製させる複製データベー
ス群の集合が一致しない場合でも、アクセスするデータ
ベース群として任意の複製データベース群を一意に選択
できる。
【0042】第三の実施例 次に第三の実施例について説明する。オンライン取引処
理システムでの最新データを使って顧客分析や収益管理
やレポーティングなどを実行する業務において、オンラ
イン取引処理システムからデータを抽出し分析等の業務
目的別システムで利用する場合の運用方式について、以
下、本発明の実施例について説明する。
【0043】まず、従来の運用方式を図19、図20、
図21で説明する。図19は、オンライン取引処理シス
テムと分析等の業務目的別システムとの間をデータレプ
リケーションで接続したシステム全体の構成図である。
システムはオンライン取引入力環境2101とオンライ
ン取引処理環境2102とデータレプリケーション環境
2103とオンライン取引データレプリカ環境2104
と業務目的別データベース作成バッチ処理環境2105
と各種業務実行環境2106から構成される。各環境の
構成は以下のとおりである。
【0044】オンライン取引入力環境2101は、オン
ライン取引を入力する複数のクライアント計算機211
1によって構成される。オンライン取引処理環境210
2は、オンライン取引の要求を受け付け実行するアプリ
ケーション管理用計算機2112と、オンライン取引デ
ータを管理するデータベース管理用計算機2113と、
データベース管理用計算機2113がオンライン取引デ
ータを格納するストレージ装置2114とストレージ装
置2114内のマスタデータベース2115と、データ
ベース管理用計算機2113でのオンライン取引データ
格納処理の更新ログを格納するストレージ装置2116
とストレージ装置2116内の更新ログ2117、によ
って構成される。
【0045】データレプリケーション環境2103は、
更新ログ2117を元にオンライン取引によるマスタデ
ータベースの更新データを抽出し反映側に送信する更新
情報抽出用計算機2118と、更新データを受信しオン
ライン取引データレプリカ環境2104への反映を実行
する更新情報反映用計算機2119、によって構成され
る。
【0046】オンライン取引データレプリカ環境210
4は、更新データを元にオンライン取引データのレプリ
カや取引履歴データを管理するデータベース管理用計算
機2120と、データベース管理用計算機2120がオ
ンライン取引データのレプリカを格納するストレージ装
置2121とストレージ装置2121内のレプリカデー
タベース2122と、データベース管理用計算機212
0がオンライン取引の履歴データを格納するストレージ
装置2123とストレージ装置2123内の履歴データ
ベース2124、によって構成される。
【0047】業務目的別データベース作成バッチ処理環
境2105は、レプリカデータベース2122と履歴デ
ータベース2124を元に、各種業務実行環境2106
で必要な業務目的別の各種データベースを作成するため
のバッチ処理実行用計算機2125と、顧客分析用デー
タベース作成用バッチ2126と収益管理データベース
作成用バッチ2127とレポーティング用データベース
作成用バッチ2128で構成される。
【0048】各種業務実行環境2106は、顧客分析用
データベース2129を使った顧客分析システム213
0と、収益管理用データベース2131を使った収益管
理システム2132と、レポーティング用データベース
2133を使ったレポーティングシステム2134から
構成される。
【0049】図20は、レプリカデータベース212
2、及び履歴データベース2124の作成処理の流れで
ある。ユーザは更新情報抽出用計算機2118に対し、
更新情報抽出開始コマンドを投入する(ステップ220
1)。更新情報抽出用計算機2118は、更新ログ21
17から未反映更新ログの先頭位置を検索し(ステップ
2202)、更新ログ2117に未反映更新ログが存在
するかどうかを判定する(ステップ2203)。未反映
更新ログが存在する場合、更新情報抽出用計算機211
8は更新ログ2117から更新ログの抽出を行なう(ス
テップ2204)。さらに更新情報抽出用計算機211
8は、抽出した更新ログを更新情報反映用計算機211
9に送信する(ステップ2205)。更新情報反映用計
算機2119は、送信されてきた更新ログを受信し(ス
テップ2206)、レプリカデータベース2122の更
新SQL及び、履歴データベース2124への更新履歴
追加SQLを組み立てる(ステップ2207)。次に更
新情報反映用計算機2119は、レプリカデータベース
2122の更新SQLをデータベース管理用計算機21
20に対して実行する(ステップ2208)。最後に更
新情報反映用計算機2119は、履歴データベース21
24への更新履歴追加SQLをデータベース管理用計算
機2120に対して実行する(ステップ2209)。ス
テップ2204からステップ2209の手順を、未反映
更新ログが無くなるまで繰り返す事で、レプリカデータ
ベース2122、及び履歴データベース2124が作成
される。未反映更新ログが存在しない場合(ステップ2
203)、更新情報抽出用計算機2118に対して更新
情報抽出終了コマンドが投入されたかどうかを確認(ス
テップ2210)し、更新情報抽出終了コマンドが投入
されていなければ、また未反映更新ログの確認を行なう
(ステップ2202、2203)。更新情報抽出用計算
機2118に対して更新情報抽出終了コマンドが投入さ
れると(ステップ2210)、一連の処理を終了する。
【0050】図21は、各種業務用データベース作成処
理の流れである。業務目的別データベース作成バッチ2
126、2127、2128の実行中は、データの一貫
性を保証する為、レプリカデータベース2122及び履
歴データベース2124の追加更新処理を停止する必要
がある。先ずユーザは、業務目的別データベース作成バ
ッチ2126、2127、2128の実行前に、更新情
報抽出用計算機2118に対して更新情報抽出終了コマ
ンドを投入し(ステップ2301)、レプリカデータベ
ース2122及び履歴データベース2124の追加更新
処理を停止する。次にユーザは、バッチ処理実行用計算
機に対し、顧客分析用データベース作成バッチ212
6、収益管理用データベース作成バッチ2127、そし
てレポーティング用データベース作成バッチの実行を開
始する(ステップ2302、2303、2304)。こ
れによりレプリカデータベース2122及び履歴データ
ベース2124の一貫性を保証した状態で、各種業務用
データベース2129、2131、2133を作成でき
る。しかし業務目的別データベース作成バッチ212
6、2127、2128全てが終了するまで、更新情報
抽出用計算機2118は、更新ログ2117の抽出を開
始できない為(ステップ2305)、ストレージ装置2
116内の更新ログ2117は蓄積され続ける。ユーザ
は、業務目的別データベース作成バッチ2126、21
27、2128全てが終了した事を確認し、更新情報抽
出用計算機2118に対して更新情報抽出再開コマンド
を投入する(ステップ2306)。
【0051】従来の運用方式の場合、次のような課題が
ある。オンライン取引処理システムからの更新情報抽出
及びオンライン取引データレプリカ環境への更新情報反
映のためにCPUやメモリのリソースを必要とする。イ
ンターネット等を使った24時間サービスで営業時間が
拡大しオンライン取引量が増大すると、図19のマスタ
データベース2115とレプリカデータベース2122
のデータ量が増大し、図19のバッチ処理実行用計算機
2125における、図21の業務目的別バッチ実行ステ
ップ2302、2303、2304の実行時間が長くな
る。これにより、図19の各種業務実行環境2106で
の分析等の業務開始時刻や業務可能時間を制限する。さ
らに、オンライン取引量の拡大は、図19のログ211
7のサイズ増大になり、図21のステップ2305で図
19の業務目的別データベース作成バッチ2126、2
127、2128全てが終了するまで、ログ2117に
は更新情報が蓄積され続けることから、ストレージ装置
2116のリソースを圧迫する。加えて、図19の業務
目的別データベース作成バッチ2126、2127、2
128の実行に順序性がある場合や競合が発生する場合
は、並行したバッチ実行が困難であり、前述の図21の
業務目的別バッチ実行ステップ2302、2303、2
304の実行時間が長くなる問題を大きくする。また、
図19の顧客分析システム2130において顧客分析用
データベース2129がレプリカデータベース2122
の集計結果である場合に、集計結果を元に関連する詳細
データを保持するレプリカデータベース2122にアク
セスするといったドリルスルーを行う場合、レプリカデ
ータベースが集計時点から更新されておりデータの不一
致が起こるといった問題がある。
【0052】次に、本実施例の運用方式を図22、図2
3で説明する。図22はオンライン取引処理システムと
分析等の業務目的別システムとの間をデータ同期化手段
と、物理定義情報動的複写手段と、アクセス対象振り分
け手段と、アクセス対象設定手段を使って連携したシス
テム全体の構成図である。システムはオンライン取引入
力環境2401とオンライン取引処理環境2402と業
務目的別データベース作成バッチ処理環境2405と各
種業務実行環境2406から構成される。各環境の構成
は以下のとおりである。
【0053】オンライン取引入力環境2401は、オン
ライン取引を入力する複数のクライアント計算機241
1によって構成される。オンライン取引処理環境240
2は、オンライン取引の要求を受け付け実行するアプリ
ケーション管理用計算機2412と、オンライン取引デ
ータを管理するデータベース管理用計算機2413と、
ファイバーチャネルなどのネットワーク(例えば、St
orage AreaNetwork)で接続されたス
トレージ装置群で、データベース管理用計算機2413
がオンライン取引データを格納するストレージ装置24
14、2416、2418、2420とストレージ装置
内の論理ボリュームに割当てたマスタデータベース24
15と複製データベース2417、2419、2421
とデータベース管理用計算機2413がオンライン取引
の履歴データを格納するストレージ装置2422、24
24、2426、2428とストレージ装置内の論理ボ
リュームに割当てた履歴データベース2423と複製デ
ータベース2425、2427、2429によって構成
される。ここで、複製データベース2417、241
9、2421はマスタデータベース2415の多重書き
の関係にあり、複製データベース2425、2427、
2429は履歴データベース2423の多重書きの関係
にある。業務目的別データベース作成バッチ処理環境2
405は、複製データベース2417、2419、24
21、2425、2427、2429を元に、各種業務
実行環境2406で必要な業務目的別の各種データベー
スを作成するためのバッチ処理実行用計算機2430
と、顧客分析用データベース作成用バッチ2431と収
益管理データベース作成用バッチ2432とレポーティ
ング用データベース作成用バッチ2433で構成され
る。
【0054】各種業務実行環境2406は、顧客分析用
データベース2434を使った顧客分析システム243
5と、収益管理用データベース2436を使った収益管
理システム2437と、レポーティング用データベース
2438を使ったレポーティングシステム2439から
構成される。各種業務目的別データベース2434、2
436、2438は、ファイバーチャネルなどのネット
ワーク(例えば、Storage Area Netw
ork)で接続されたストレージ装置群でも良い。
【0055】図23はマスタデータベースの複製データ
ベース2417、2419、2421及び、履歴データ
ベースの複製データベース2425、2427、242
9の作成処理の流れである。マスタデータベースの複製
データベース2417、2419、2421は、多重書
きの関係にあるマスタデータベース2415と同じ内容
となっている。また、履歴データベースの複製データベ
ース2425、2427、2429は、多重書きの関係
にある履歴データベース2423と同じ内容となってい
る。まずユーザはデータベース管理用計算機2413に
対し、データ同期化コマンドを投入する(ステップ25
01)。次にデータベース管理用計算機2413に対
し、マスタデータベースの複製データベース2417、
2419、2421との多重書き解除コマンドを投入す
る(ステップ2502、2503、2504)。
【0056】次にデータベース管理用計算機2413に
対し、履歴データベースの複製データベース2425、
2427、2429との多重書き解除コマンドを投入す
る(ステップ2505、2506、2507)。これに
よりマスタデータベースの複製データベース2417、
2419、2421及び履歴データベースの複製データ
ベース2425、2427、2429は一貫性を保証し
た状態で多重書きを解除できる。次にデータベース管理
用計算機2413に対し、データ同期化解除コマンドを
投入する(ステップ2508)。最後にバッチ処理実行
用計算機2430に対し、顧客分析用データベース作成
バッチ2431、収益管理用データベース作成バッチ2
432、そしてレポーティング用データベース作成バッ
チ2433の実行開始コマンドを投入し(ステップ25
09、2510、2511)、各種業務用データベース
2434、2436、2438を作成する。
【0057】以上で第三実施例の説明を終わるが、最後
にこの効果についてまとめておく。本実施例での運用方
式の場合、次のような効果がある。オンライン取引業務
への影響を最小に押えて、業務目的別データベースを作
成するためのオンライン取引データや取引履歴データベ
ースのレプリカを作成するためにCPUリソースを必要
とせず、図19でのデータレプリケーションのためのプ
ログラム実行用のメモリも必要としない。インターネッ
ト等を使った24時間サービスで営業時間が拡大しオン
ライン取引量が増大しても、図23のステップ2501
から2508までのDB同期化と多重化解除を任意の時
刻に実行することができるので、図22の業務目的別デ
ータベース作成バッチ2431、2432、2433も
任意の時刻に実行することができる。また、オンライン
取引データや取引履歴データベースのレプリカを使って
多重化することで、業務目的別データベース作成バッチ
2431、2127、2128の実行で独立性を確保で
きるので競合が発生することはなく、並列に実行するこ
とでバッチ実行時間を短くすることも出来る。また、図
22の顧客分析システム2435において顧客分析用デ
ータベース2434がオンライン取引データのレプリカ
の集計結果である場合に、集計結果を元に関連する詳細
データを保持するマスタデータベースにアクセスすると
いったドリルスルーを行う場合、集計時点でのマスタデ
ータベースの複製を使うことでデータの一貫性を確保で
きる。
【0058】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、データベースを格納している論理ボリュームを物理
的にコピーして作成される複製データベースを用い、オ
ンライン業務と独立してバッチ業務を並行実行させるこ
とができる。特にSAN環境において、ストレージ装置側
が持つ高速コピー機能などの付加機能を活用し、オンラ
イン業務への影響を最小限に抑える事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ処理装置の本発明に係る機能構
成の一実施例である。
【図2】本発明のデータ同期化手段及びデータ同期化解
除手段を説明するタイムチャートである。
【図3】本発明のデータ同期化手段のフローチャートで
ある。
【図4】本発明のデータ同期化解除手段のフローチャー
トである。
【図5】本発明のデータ同期化手段及びデータ同期化解
除手段を説明するタイムチャートである。
【図6】本発明のデータ同期化手段のフローチャートで
ある。
【図7】本発明のデータ同期化解除手段のフローチャー
トである。
【図8】多重書き機構、多重書き解除機構の装置構成図
である。
【図9】本発明のデータキャッシュ領域を介した外部記
憶装置への入出力動作に関するステータスマトリクスで
ある。
【図10】本発明のデータキャッシュの状態遷移図であ
る。
【図11】複製データベースの表・インデクス格納領域
管理情報の定義形式例である。
【図12】本発明の物理定義情報の複写・登録に係る手
段のフローチャートである。
【図13】複製データベースをアクセスするプログラム
の実行管理テーブルのデータ形式例である。
【図14】図11および図12の定義情報に基づき複製
データベースをアクセスする動作の説明図である。
【図15】本発明のアクセス対象設定手段で、クライア
ントに係る動作のフローチャートである。
【図16】本発明のアクセス対象設定手段で、データベ
ース管理システムに係る動作のフローチャートである。
【図17】本発明のアクセス対象振り分け手段のフロー
チャートである。
【図18】本発明のカレントアクセス世代設定手段のフ
ローチャートである。
【図19】オンライン取引処理システムと分析等の業務
目的別システムとの間をデータレプリケーションで接続
したシステム全体の構成図である。
【図20】レプリカデータベース2122、及び履歴デ
ータベース2124の作成処理の流れである。
【図21】各種業務用データベース作成処理の流れであ
る。
【図22】オンライン取引処理システムと分析等の業務
目的別システムとの間をデータ同期化手段と、物理定義
情報動的複写手段と、アクセス対象振り分け手段と、ア
クセス対象設定手段を使って連携したシステム全体の構
成図である。
【図23】マスタデータベースの複製データベース24
17、2419、2421及び、履歴データベースの複
製データベース2425、2427、2429の作成処
理の流れである。
【符号の説明】
101、119 データベース管理システム(DBM
S) 107 SAN(Storage Area Network) 108、109、110、105、120 外部記憶装
置 106 主記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 110 G06F 17/30 110C (72)発明者 山口 浩太 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会 社内 (72)発明者 林 重年 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 (72)発明者 勝又 純子 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会 社内 (72)発明者 石川 太一 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 (72)発明者 山川 洋 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 Fターム(参考) 5B075 KK04 ND23 5B082 DE04 FA12 GB01 GB06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを格納するストレージ領域を多重
    に持ち、同一データを多重書き可能な多重書き機構と、
    多重書きされた領域を任意の時点で切り離して各々別の
    管理領域として独立した読み書きを可能とする多重書き
    解除機構と、各々の領域に格納されているデータを相互
    にコピー可能な物理コピー機構を有する外部記憶装置上
    のデータベース管理システムにおいて、主記憶装置上の
    データキャッシュ領域にある未書き出しデータ、及び仕
    掛かり中の全トランザクションによる更新データを該外
    部記憶装置に一括して書き出すと共に、新たに発生した
    トランザクションによる更新を一時的に禁止又は待たせ
    るか、その更新をデータキャッシュ上にのみ行って、外
    部記憶への書き出しを遅延させる第1のデータ同期化手
    段と、該第1の同期化手段の状態にあるデータ更新を再
    開させる第1のデータ同期化解除手段と、仕掛かり中の
    全トランザクションの完了を待って主記憶装置上のデー
    タキャッシュ領域にある全データ消去し、その間新たに
    発生したトランザクションからのアクセスを一時的に禁
    止又は待たせる第2のデータ同期化手段と、該第2の同
    期化手段の状態にあるデータアクセスを再開させる第2
    のデータ同期化解除手段を有するデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 データを格納するストレージ領域を多重
    に持ち、同一データを多重書き可能な多重書き機構と、
    多重書きされた領域を任意の時点で切り離して各々別の
    管理領域として独立した読み書きを可能とする多重書き
    解除機構と、各々の領域に格納されているデータを相互
    にコピー可能な物理コピー機構を有する外部記憶装置上
    のデータベース管理システムにおいて、トランザクショ
    ンからのデータアクセス要求に対する主記憶装置上のデ
    ータキャッシュ領域を介した外部記憶装置への入出力動
    作について、全トランザクションの参照も更新も可能な
    第1の状態、全トランザクションの参照可能、仕掛かり
    中トランザクションの更新可能、新たに発生したトラン
    ザクションの更新禁止となる第2の状態、全トランザク
    ションの参照可能、仕掛かり中トランザクションの更新
    可能、新たに発生したトランザクションの更新保留とな
    る第3の状態、全トランザクションの参照可能、全トラ
    ンザクションの更新はキャッシュ上に対してのみ可能と
    なる第4の状態、仕掛かり中トランザクションの参照・
    更新可能、新たに発生したトランザクションの参照・更
    新は禁止となる第5の状態、及び仕掛かり中トランザク
    ションの参照・更新可能、新たに発生したトランザクシ
    ョンの参照・更新は保留となる第6の状態を持ち、各々
    の状態について、第1の状態から第2の状態又は第3の
    状態に変更する第1の遷移、第2の状態、第3の状態で
    仕掛かり中の全トランザクションが完了すると、その時
    点でデータキャッシュ上にある全未書き出しデータを該
    外部記憶装置に一括して書き出し、第4の状態又は第1
    の状態に変更する第2の遷移、第4の状態から第1の状
    態に変更する第3の遷移、第1の状態から第5の状態又
    は第6の状態に変更する第4の遷移、及び第5の状態、
    第6の状態で仕掛かり中の全トランザクションが完了す
    ると、その時点でデータキャッシュ上にある全データを
    キャッシュ上から消去し、第1の状態に変更する第5の
    遷移を可能とするデータ同期化手段とその解除手段を備
    えた事を特徴とするデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 データを格納するストレージ領域を多重
    に持ち、同一データを多重書き可能な多重書き機構と、
    多重書きされた領域を任意の時点で切り離して各々別の
    管理領域として独立した読み書きを可能とする多重書き
    解除機構と、各々の領域に格納されているデータを相互
    にコピー可能な物理コピー機構を有する外部記憶装置上
    のデータベース管理システムにおいて、データベースが
    格納されたストレージ領域アクセスのためにデータベー
    ス管理システムに登録されている物理定義情報aを元
    に、該データベースの名称や構造情報などストレージ領
    域のアクセスパスに依存しない共通情報部は複写し、ス
    トレージ領域へのアクセスパス情報部のみ別の任意のス
    トレージ領域へのアクセス情報に書き換え、さらに複写
    元の第1の物理定義情報の名称を記憶した新たな名称の
    第2の物理定義情報を動的に追加できる物理定義情報動
    的複写手段と、新たに作成した第2の物理定義情報を自
    データベース管理システム内、又は別のデータベース管
    理システムに登録できる物理定義情報動的登録手段と、
    第2の物理定義情報の中に第1の物理定義情報の名称が
    記憶されている場合は、第1の物理定義情報に従って実
    行されるアプリケーションプログラムからのデータベー
    スアクセス要求を第2の物理定義情報に従って実行する
    ように切り替えるアクセス対象振り分け手段を備えた事
    を特徴とするデータ処理装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のデータ処理装置におい
    て、新たに追加した第2の物理定義情報に任意の世代識
    別子を付与できる物理定義情報動的複写手段と、一つ以
    上の該物理定義情報群を世代識別子又は新たに追加した
    第2の物理定義情報の名称によって選択してアクセス対
    象データベースを振り分けるアクセス対象振り分け手段
    と、データベースをアクセスするクライアント単位に世
    代識別子又は新たに追加した物理定義情報名称を指定で
    きるアクセス対象設定手段と、世代識別子又は新たに追
    加した物理定義情報名称が設定されていないクライアン
    トからの全てのアクセス要求を、一律特定の世代識別子
    が指定されたものと判断させるカレントアクセス世代設
    定手段を備えた事を特徴とするデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 オンライン業務で使用している一つ以上
    のデータベースから別の業務固有の目的別データベース
    を作成して個々の業務処理を行うデータ処理システムに
    おいて、請求項1から請求項4に記載のデータ処理装置
    をオンライン業務処理装置とし、オンライン業務で使用
    している任意のマスタデータベースから複製データベー
    スを作成する処理ステップと、各複製データベースから
    目的別データベースを作成する処理ステップを組み合わ
    せて一つのバッチ処理とする事を特徴とした複製データ
    ベースアクセス方法。
  6. 【請求項6】 オンライン業務で使用している一つ以上
    のデータベースから別の業務固有の目的別データベース
    を作成して個々の業務処理を行うデータ処理システムに
    おいて、請求項1から請求項4に記載のデータ処理装置
    をオンライン業務処理装置とし、オンライン業務で使用
    している任意のマスタデータベースから複製データベー
    スを作成する処理ステップを持ち、複製データベースを
    使った集計結果を元に関連する詳細データを保持する複
    製データベースにドリルスルーでアクセスするデータ分
    析方法。
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