JPH11120056A - プロジェクトデータの退避復元方法 - Google Patents

プロジェクトデータの退避復元方法

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JPH11120056A
JPH11120056A JP9277000A JP27700097A JPH11120056A JP H11120056 A JPH11120056 A JP H11120056A JP 9277000 A JP9277000 A JP 9277000A JP 27700097 A JP27700097 A JP 27700097A JP H11120056 A JPH11120056 A JP H11120056A
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JP
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project
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file
database
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JP9277000A
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Inventor
Shinichiro Koyama
新一郎 小山
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Fuji Electric Co Ltd
FFC Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
FFC Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データベース管理システム及びファイルシステ
ムで管理されるプロジェクトデータの退避復元を容易に
する。 【解決手段】データベースDB内のプロジェクトP1に
関するプロジェクト管理データ21,プロジェクト共通
管理データ10からなるダンプファイル32,31をフ
ァイルシステムFS上で形成し、オブジェクトファイル
OB,プロジェクトP1の識別用のプロジェクト識別フ
ァイル33と共にプロジェクトP1に関するファイルを
ディレクトリD1下で管理し、ディレクトリD1のファ
イルを磁気テープ3に退避する。復元時には、新たにフ
ァイルシステムFS上に形成したディレクトリD1下に
磁気テープ3のファイルを復元し、さらに、データベー
スDBに、ダンプファイル32からプロジェクト管理デ
ータ21を、ダンプファイル31のプロジェクトP1に
関する情報のみを、プロジェクト共通管理データ10に
複写し、全ての復元を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、計算機を使用し
て所定の処理を実行させるようにしたエンジニアリング
支援システムにおける、処理プログラム或いは処理に必
要なデータ等のエンジニアリングデータの退避・復元方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のデータベースのデータの退避・復
元方法としては、例えばデータベース全体を一括で退避
し復元する方法,或いは管理しているデータのまとまり
毎、つまりアカウント単位にそのアカウントの所有する
テーブル群を退避・復元する方法,或いは、特定のアカ
ウントのテーブル単位に退避・復元する方法等がある。
【0003】これらの退避復元方法は、データベース管
理システムに用意されたユーティリティを用いて実行さ
れる必要がある。つまり、データベースはデータベース
管理システムが管理しているため、データベースのデー
タファイルをOSコマンドで直接複写したのでは、デー
タベース管理システム本体の管理情報に矛盾を生じ、デ
ータを復元することができなくなるためである。
【0004】一方、ファイルシステムで管理する通常の
ファイルの退避・復元方法についていえば、OSコマン
ド,計算機のシステム管理ツール,構成情報管理ツール
等の目的に応じて様々なツールが存在するが、例えば、
ディスクのパーティション単位,ディレクトリ単位,フ
ァイル単位,変更ファイルのみ、変更の差分のみ等、の
単位で退避・復元を行っている。
【0005】ここで、データベースのデータを使用して
複数のプロジェクトについて所定の処理を実行させるよ
うにしたエンジニアリング支援システムにおけるデータ
構成は、例えば図2に示すようになっている。
【0006】つまり、データベースDBのデータは、各
プロジェクトに共通の情報からなるプロジェクト共通管
理データ10,各プロジェクトに固有のプロジェクト管
理データ2n等から構成される。ここで、プロジェクト
共通管理データ10と各プロジェクト管理データ2nと
は、データベース管理システムのアカウントが資源管理
の括りになっている。一方、ファイルシステムFSで
は、プロジェクト単位でディレクトリが構成され、これ
らのディレクトリ下に各プロジェクト毎のドキュメント
ファイルDF或いはオブジェクトファイルOF等が存在
している。
【0007】したがって、データベースDB内のプロジ
ェクト共通管理データ10,プロジェクト管理データ,
ファイルシステムFS管理下の一般ファイルとしてのド
キュメントファイルDF,オブジェクトファイルOF,
データファイル等からなるエンジニアリングデータを、
例えば磁気テープ等の外部記憶媒体に退避するために
は、データベースDB内のデータを、まず、データベー
ス管理システムのユーティリティコマンドを使用して退
避し、次に、ファイルシステムFSで管理するドキュメ
ントファイルDF或いはオブジェクトファイルOF等を
OSコマンド等を使用して退避し、さらに、特定のプロ
ジェクト固有のエンジニアリングデータとプロジェクト
に依存しない管理情報とを退避し、これらを一括して管
理するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
プロジェクト単位でエンジニアリングデータを磁気テー
プ等の外部記憶媒体に退避する場合、或いは特定プロジ
ェクトの管理データ或いは仕様書のファイル,プログラ
ムファイル等のデータを、例えば磁気テープ等の外部記
憶媒体に退避する場合等には、上述のような方法では、
各プロジェクト毎に、データベースDB内のデータを複
写し、また、ファイルシステムFS管理下のファイルを
複写しといった処理を行う必要があるため、データの複
写が煩雑でデータの管理が複雑であるという問題があ
る。また、管理情報の整合を保つのが困難であり、デー
タベース或いは計算機のシステム管理の高い技術が必要
である。
【0009】そこで、この発明は上記従来の未解決の問
題に着目してなされたものであり、データベース管理シ
ステム及びファイルシステムにわたって管理される所定
のプロジェクトに関連するデータを容易に退避復元する
ことの可能なデータの退避復元方法を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るプロジェクトデータの退避
復元方法は、データベースを管理するデータベース管理
手段及びファイル管理を行うファイル管理手段で管理さ
れる複数のプロジェクトに関するプロジェクトデータの
うち、所定の退避プロジェクトに関するプロジェクトデ
ータを所定の記憶領域に退避すると共に復元するプロジ
ェクトデータの退避復元方法であって、前記データベー
ス管理手段で管理される前記退避プロジェクトに関する
プロジェクトデータからなるダンプファイルを前記ファ
イル管理手段の管理下で作成し、当該ダンプファイルと
前記ファイル管理手段で管理される前記退避プロジェク
トに関するファイルとを退避情報としてプロジェクト単
位で管理し、前記退避情報を、当該退避情報単位で前記
記憶領域に退避するようにしたことを特徴としている。
【0011】この請求項1に係る発明では、所定の処理
を実行する複数のプロジェクトのうち、退避プロジェク
トとして指定されたプロジェクトに関するデータであっ
て、データベース管理手段で管理されるデータベース内
の、例えば、ユーザ管理情報,アクセス権管理情報,セ
クション管理情報等のプロジェクトデータからファイル
管理手段の管理下でダンプファイルが作成される。そし
て、ファイル管理手段で管理される、例えば退避プロジ
ェクトの各種ドキュメントファイル,或いはオブジェク
トファイル等、退避プロジェクトに関するファイルと前
記ダンプファイルとが退避情報として一括してファイル
管理手段で管理される。そして、この退避情報単位で所
定の記憶領域に退避され、また、退避情報単位で記憶領
域からファイル管理手段の管理下に復元されて、ダンプ
ファイルからデータベースのデータが復元される。
【0012】したがって、退避プロジェクトに関するデ
ータは退避情報単位で管理され、退避情報単位で記憶領
域に退避され、また復元されるから、データの管理が容
易となり、また、退避手順も容易となる。
【0013】また、請求項2に係るプロジェクトデータ
の退避復元方法は、前記データベース管理手段は、当該
データベース管理手段で管理する複数のプロジェクトに
共通の管理情報からなる共通管理データと、前記プロジ
ェクト毎に固有のプロジェクトデータからなる個別管理
データとに分けて前記データベースを管理する管理手段
であって、前記ダンプファイルを前記共通管理データと
前記退避プロジェクトに対応する前記個別管理データと
から作成し、前記共通管理データのうちの前記退避プロ
ジェクトに対応するプロジェクトデータと前記個別管理
データとを前記データベースに復元するようにしたこと
を特徴としている。
【0014】この請求項2に係る発明では、データベー
ス管理手段では、データベースを、データベース管理手
段で管理する複数のプロジェクトに共通の、例えばユー
ザ管理情報或いはアクセス権管理情報等の共通管理デー
タと、各プロジェクト毎に固有のプロジェクトデータか
らなる個別管理データと、にわけて管理している。そし
て、共通管理データと退避プロジェクトに対応する個別
管理データとからダンプファイルが作成され、これが退
避情報に含まれて退避される。そして、退避情報を復元
させる場合には、個別管理データと、共通管理データの
うちの退避プロジェクトに対応するプロジェクトデータ
のみが復元される。つまり、例えばアクセス権情報の場
合には、退避プロジェクトに関するアクセス権情報のみ
が復元される。
【0015】したがって、退避プロジェクトに関するプ
ロジェクトデータのみを退避させまた復元するようにし
たから、他のプロジェクトに関連するデータに影響を与
えるとなく的確に共通管理データの復元が行われる。
【0016】また、請求項3に係るプロジェクトデータ
の退避復元方法は、前記データベースに復元する共通管
理データは、アクセス権情報及びユーザに関するユーザ
情報であることを特徴としている。
【0017】この請求項3に係る発明では、退避情報と
して退避した共通管理データのうち、データベースには
アクセス権情報とユーザ情報とが復元される。また、請
求項4に係るプロジェクトデータの退避復元方法は、前
記退避情報に、少なくとも前記退避プロジェクトを識別
する識別情報と、バージョン番号と、退避日時方法と、
を付加するようにしたことを特徴としている。
【0018】この請求項4に係る発明では、退避情報
に、少なくとも退避プロジェクトを識別する識別情報,
退避回数情報,退避日時情報等が付加される。したがっ
て、これら情報を参照することによって、どのプロジェ
クトの退避情報であるのかの認識が容易に行われる。
【0019】さらに、請求項5に係るプロジェクトデー
タの退避復元方法は、前記データベース管理手段及びフ
ァイル管理手段を備えたデータベースサーバの退避情報
を、当該データベースサーバと通信回線を介して接続さ
れた退避処理装置の記憶領域に退避し復元するプロジェ
クトデータの退避復元方法であって、退避時には前記退
避処理装置に前記退避情報を転送すると共に前記退避情
報の前記記憶領域への書き込み依頼を行い、復元時には
前記退避処理装置に前記記憶領域からの読み出し及び前
記データベースサーバへの転送依頼を行うようにしたこ
とを特徴としている。
【0020】この請求項5に係る発明では、データベー
ス管理手段とファイル管理手段とを備えたデータベース
サーバと、退避処理装置とが通信回線を介して接続され
ている。そして、データベースサーバに対して例えば他
の処理装置が、退避情報を退避処理装置に渡すように指
示すると共に、退避処理装置に対して退避情報を記憶領
域に書き込みように指示するよう依頼すること等によっ
て、退避情報が退避処理装置に渡され、さらに、退避処
理装置が依頼を受けて退避情報を記憶領域に書き込む。
そして、例えば他の処理装置が、退避処理装置に対して
記憶領域からの読み出し及びデータベースサーバへの転
送を行うよう指示すること等によって、記憶装置の退避
情報が読み出されてこれがデータベースサーバに転送さ
れ、データベースサーバにおいて復元される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。図1は、本発明によるプロジェクトデータの退
避復元方法を適用した第1の実施の形態の構成を示す構
成図である。データベースサーバとしての処理装置1
に、外部記憶装置等に構成されるデータベースDB,デ
ィスク装置2,磁気テープ3が接続されている。そし
て、処理装置1では、データベース管理システム(デー
タベース管理手段)によりデータベースDBを管理する
と共に、データベースDB内のデータを用いてディスク
装置2に格納された各種プロジェクトPn(n=1〜
M)に対応する処理プログラムを実行する。また、ディ
スク装置2に格納された各種ファイルをファイルシステ
ム(ファイル管理手段)FSによって管理する。
【0022】図2は、データベースDBのデータ構成及
びディスク装置2内のファイルシステムFSで管理する
ファイル構成を示したものである。データベースDB
は、プロジェクト共通管理データ10と各プロジェクト
Pn毎のプロジェクト管理データ2n(n=1〜M)か
ら構成されている。プロジェクト共通管理データ10と
しては、例えばユーザ管理情報,セクション管理情報,
プロジェクト管理情報,アクセス権管理情報等、このデ
ータベース管理システムにおいて各プロジェクトで共通
の管理情報が含まれる。
【0023】プロジェクト管理データ2nは、各プロジ
ェクトPn毎に固有の管理情報であり、例えばプロジェ
クトの各種ドキュメントを管理するドキュメント管理情
報,プロジェクトの各種オブジェクトファイルを管理す
るオブジェクト管理情報,各プロジェクトで使用するプ
ログラマブルコントローラに関するPLC関連情報,信
号割り付けデータ等から構成される。
【0024】一方、ファイルシステムFSでは、例えば
プロジェクトディレクトリの下に、各プロジェクトPn
のディレクトリDn(n=1〜M)が形成され、各プロ
ジェクトのディレクトリに、それぞれドキュメントファ
イルDF或いはオブジェクトファイルOF等が格納され
ている。
【0025】そして、データベースDB及びファイルシ
ステムFSで管理されている各プロジェクトに関連する
データのうち、例えばプロジェクトP1に関するデータ
を磁気テープ3に退避する場合には、図3に示すよう
に、まず、プロジェクト共通管理データ10を、データ
ベース管理システムのユーティリティを使用してディス
ク装置2に転送し、これをプロジェクト共通管理情報ダ
ンプファイル31としてファイルシステムFSのプロジ
ェクトP1のディレクトリD1下に形成したExpor
tディレクトリDe下におく。
【0026】同様にして、プロジェクトP1に関する管
理情報であるプロジェクト管理データ21をデータベー
ス管理システムのユーティリティを使用してディスク装
置2に転送し、プロジェクトダンプファイル32とし
て、ExportディレクトリDe下におく。
【0027】さらに、プロジェクト名、つまりプロジェ
クトP1,バージョン番号,ダンプファイル31及び3
2を形成した日時をファイル名としてプロジェクト識別
ファイル33を作成し、これをプロジェクトP1のディ
レクトリD1下におく。
【0028】このプロジェクト識別ファイル33は退避
したデータの管理や復元時にどのプロジェクトに関する
データであるのかの判別を容易にするためのものであ
り、プロジェクト識別ファイル33に替えて、プロジェ
クトディレクトリD1下のファイルをアーカイブして一
つにまとめ、そのファイル名に識別子として、前述のプ
ロジェクト名,バージョン番号,日時を付加するように
してもよい。
【0029】これによって、図3に示すように、ファイ
ルシステムFS内の、プロジェクトP1のディレクトリ
D1下に、ドキュメントファイルDF,オブジェクトフ
ァイルOFと共に、プロジェクト識別ファイル33が形
成され、さらに、ExportディレクトリDe下にプ
ロジェクト共通管理情報ダンプファイル31,プロジェ
クトダンプファイル32が形成される。
【0030】次に、ファイルシステムFSのプロジェク
トディレクトリD1下のファイル(或いはアーカイブし
たファイル)、つまり、図3において、破線で囲んだフ
ァイル全て(退避情報)を、例えばOSコマンドを使用
して磁気テープ3に複写する。
【0031】そして、ファイルシステムFSの、プロジ
ェクト識別ファイル33,プロジェクト共通管理情報ダ
ンプファイル31,プロジェクトダンプファイル32を
削除する。これにより、データベースDB及びファイル
システムFSで管理されるプロジェクトP1に関するデ
ータは全て磁気テープ3に退避されたことになる。
【0032】次に、このようにして磁気テープ3に退避
されたプロジェクトP1に関するデータを復元する場合
には、図4に示すように、まず、ファイルシステムFS
上でプロジェクトP1のディレクトリD1を作成する。
【0033】このとき、すでに、プロジェクトP1のデ
ィレクトリD1が存在し、このディレクトリ下にファイ
ルが存在する場合には、このプロジェクトP1のディレ
クトリ下のファイルを全て削除する。
【0034】次に、磁気テープ3に複写した、プロジェ
クトディレクトリD1下に存在していたファイルを、例
えばOSコマンドを使用してファイルシステムFS下に
新たに形成したプロジェクトディレクトリD1下に再度
記憶する。なお、退避されているファイルがアーカイブ
されている場合には、アーカイブファイルを解凍する。
【0035】これにより、プロジェクトディレクトリD
1の下に、図4に破線で示すように、プロジェクトP1
に関連するファイルが格納される。次に、図4に示すよ
うに、データベースDB内にプロジェクトP1用の空の
アカウント21′を作成し、データベース管理システム
のユーティリティを使用してプロジェクトダンプファイ
ル32をデータベースDB内のプロジェクトP1のアカ
ウント21′に格納する。このとき、データベースDB
内にすでにプロジェクトP1のプロジェクト管理データ
用のアカウントが形成されている場合には、これを全て
削除する。
【0036】同様にして、プロジェクト共通管理情報ダ
ンプファイル31を格納する、復元作業用アカウント1
0′をデータベースDB内に形成し、ここに、データベ
ース管理システムのユーティリティを用いてプロジェク
ト共通管理情報ダンプファイル31をインポートする。
つまり、復元作業用のプロジェクト共通管理情報を格納
する復元作業用アカウント10′には、プロジェクトP
1を磁気テープ3に退避した時点における、システム全
体のプロジェクト共通管理データが格納されることにな
る。
【0037】次に、復元作業用アカウント10′のプロ
ジェクト共通管理情報ダンプファイル31からプロジェ
クト共通管理データ10へ、プロジェクトP1に関連す
るデータを複写する。ここで、複写するデータはプロジ
ェクト共通管理データのうちのプロジェクトP1に関す
る情報,つまり、プロジェクトP1にアクセス権のある
ユーザのユーザ管理情報,アクセス権管理情報,追加し
たユーザの属するセクションに関するセクション管理情
報等の、プロジェクトP1を使用する上で必要な情報の
みを選択して情報を複写する。
【0038】そして、復元作業用アカウント10′に格
納されたプロジェクト共通管理情報ダンプファイル31
をアカウントごとデータベースDBから削除する。ま
た、ファイルシステムFS内のプロジェクト識別ファイ
ル33,プロジェクト共通管理情報ダンプファイル3
1,プロジェクトダンプファイル32を削除する。
【0039】これによって、図4に示すように、データ
ベースDBには、プロジェクト管理データ21が記憶さ
れ、プロジェクト共通管理データ10に、プロジェクト
P1に関連する情報が含まれる。また、ファイルシステ
ムFSには、プロジェクトP1のディレクトリD1が形
成されて、この下にプロジェクトP1のドキュメントフ
ァイルDF,オブジェクトファイルOBが復元され、プ
ロジェクトP1に関連するデータ一式が、データベース
DB内及びファイルシステムFS上に復元されたことに
なり、プロジェクトP1に応じた所定の処理を実行する
ことが可能となる。
【0040】したがって、データベース内のプロジェク
ト共通管理データ10,プロジェクト管理データ2n,
一般ファイルとしてのドキュメントファイルDF,オブ
ジェクトファイル等のエンジニアリングデータをプロジ
ェクト単位で一括して外部記憶媒体、或いは別のパーテ
ィションに退避復元できるから、従来のように、データ
ベースDB内のデータと、ファイルシステムFSの管理
下におけるファイルとを個別に退避復元する必要がな
く、また、これらを一括して管理することができるか
ら、退避復元作業を容易に行うことができる。
【0041】また、このとき、データベースDB内の退
避するデータとしては、指定されたプロジェクトに関連
するプロジェクト管理データと、プロジェクト共通管理
データ10のみを退避するようにし、復元する際には、
プロジェクト管理データと、プロジェクト共通管理デー
タ10のうちの、退避したプロジェクトに関連するデー
タのみを復元するようにしたから、例えばプロジェクト
P1に関連するデータを復元することによって、プロジ
ェクト共通管理データのうちの他のプロジェクトに関連
するデータに対して悪影響を与えることなく、的確に復
元を行うことができる。
【0042】また、プロジェクト識別ファイル33を作
成し、これにプロジェクトを特定する識別情報,或いは
バージョン番号,退避した日付等のファイル名を付加す
るようにしたから、プロジェクト識別ファイル33のフ
ァイル名を参照することによって、退避したデータのプ
ロジェクト名或いはバージョン番号等を容易に認識する
ことができ、また、退避したデータの管理を容易に行う
ことができる。
【0043】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態の
処理装置1で保持する各プロジェクトに関する情報を、
LAN等の通信回線を介して接続された他の処理装置の
磁気テープ等の外部記憶装置に退避するようにしたもの
である。
【0044】図5は、第2の実施の形態におけるシステ
ム構成を示す構成図であって、上記第1の実施の形態に
おける処理装置1と同一の機能構成を有する処理装置A
と、処理装置Aとディスク装置2を共有する処理装置B
及びCと、処理装置1とディスク装置2を共有しない処
理装置Dとが通信回線Lを介して接続されている。ここ
で、処理装置Aがデータベースサーバに対応し、処理装
置Dが退避処理装置に対応している。
【0045】そして、上記第1の実施の形態と同様に、
処理装置AのデータベースDBには、各プロジェクトに
共通のプロジェクト共通管理データ及び各プロジェクト
に固有のプロジェクト管理データが格納され、また、デ
ィスク装置2には、各種プロジェクトのドキュメントフ
ァイル或いはオブジェクトファイル等が格納されてい
る。また、前記処理装置A,B及びDは、それぞれ外部
記憶装置としての磁気テープ3A,3B及び3Dをそれ
ぞれ有している。
【0046】このようなシステム構成において、処理装
置Aで保持するプロジェクトP1に関連するデータを、
磁気テープ3Aに退避する場合には、上記第1の実施の
形態と同様であって、処理装置Aでは、データベース管
理システムのユーティリティを用いて、データベースD
B内のプロジェクト共通管理データ及びプロジェクトP
1のプロジェクト管理データをディスク装置2に取り出
してプロジェクトP1のディレクトリ下にプロジェクト
P1のダンプファイルを形成し、処理装置Aの例えばO
Sコマンドを利用してダンプファイルとプロジェクトP
1に関連するドキュメントファイル或いはオブジェクト
ファイル等、プロジェクトP1のディレクトリ下にある
ファイルを一括して、磁気テープ3Aに退避する。
【0047】そして、復元する際には、処理装置AのO
Sコマンドを使用して磁気テープ3Aのデータをディス
ク装置2Aに読み出し、ダンプファイルをもとにデータ
ベースDBにデータを複写することによって、復元が終
了する。
【0048】次に、処理装置Bの磁気テープ3Bに処理
装置Aで保持するプロジェクトP1に関するデータを退
避する場合には、処理装置Bから、処理装置Aに対し
て、データベース管理システムのユーティリティを使用
して、データベースDB内のデータをディスク装置2A
に取り出すように指示を行う。そして、処理装置Bは、
処理装置Aとディスク装置2Aを共有しているから、処
理装置Bから直接ディスク装置2Aにアクセスすること
ができる。よって、処理装置Bの例えばOSコマンドを
使用して、ダンプファイルを含むディスク装置2Aのプ
ロジェクトP1に関連するデータ、つまり、プロジェク
トP1のディレクトリ下にあるファイルを全て、処理装
置Bに取り込み、これを磁気テープ3Bに記憶する。
【0049】これによって、処理装置Aのプロジェクト
P1のデータが全て、処理装置Bの磁気テープ3Bに退
避されたことになる。次に、処理装置Dの磁気テープ3
Dに処理装置AのプロジェクトP1に関するデータを退
避する場合には、この処理装置Dは、処理装置Aのディ
スク装置2Aとディスクを共有していないから、例えば
処理装置Cから処置装置Aに対して、データベース管理
システムのユーティリティを使用して、データベースD
B内のデータをディスク装置2Aに取り出すように指示
を行い、さらに、例えばOSコマンドを使用して処理装
置Aに対して、ファイル複写コマンドを実行しその実行
結果を処理装置Dで実行する磁気テープ3Dへの書き込
みコマンドの入力として渡すと共に、処理装置Dに対し
て磁気テープ3Dへの書き込みを指示するコマンドを送
信する。つまり、例えば処理装置Aがファイル複写処理
を実行するように指示するコマンドと、処理装置D上で
コマンドインタプリタを起動する指示及び磁気テープ3
Dへの書き込みを行う指示を行うコマンドを使用する。
【0050】これによって、ディスク装置2Aのプロジ
ェクトP1のディレクトリ下に形成されたファイル及び
ダンプファイルが処理装置Dに複写され、処理装置Dに
よって、これが磁気テープ3Dに格納され、処理装置A
のプロジェクトP1に関連するデータが処理装置Dの磁
気テープ3Dに格納されたことになる。
【0051】そして、プロジェクトP1のデータを復元
する場合には、例えば処理装置Cから処理装置Dに対し
て磁気テープ3Dのデータの読み出し及び処理装置Aへ
のデータの転送を依頼することによって、処理装置Dが
磁気テープ3DからプロジェクトP1のデータを読み出
し、これを処理装置Aに転送するから、処理装置Aがこ
れを上記第1の実施の形態と同様にして復元することに
より、データベースDB及びファイルシステムFSにプ
ロジェクトP1に関するデータが復元される。
【0052】したがって、処理装置Aのエンジニアリン
グデータは、ファイルサーバ上で共有されているから、
データベースDBのデータのみに係わらず、通信回線を
介して接続された他の処理装置の磁気テープ3に、エン
ジニアリングデータを退避することができ、また、磁気
テープ3がどの処理装置に接続されていても、磁気テー
プ3が接続されている処理装置を指定して、ファイルシ
ステムFS上のデータの複写を行うことによって、所望
の処理装置に接続された磁気テープへプロジェクトデー
タの退避を行うことができ、また任意の磁気テープから
データベースサーバへのプロジェクトデータの復元を行
うことができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係るプロジェクトデータの退避復元方法によれば、デ
ータベース管理手段で管理されるデータベース内の退避
プロジェクトに関するデータからなるダンプファイル
と、ファイル管理手段で管理される退避プロジェクトに
関するファイルとを退避情報として一括してファイル管
理手段で管理し、退避情報単位で退避復元を行うように
したから、データの退避復元或いは退避情報の管理を容
易に行うことができる。
【0054】また、請求項2に係るプロジェクトデータ
の退避復元方法によれば、データベースで管理される共
通管理データと退避プロジェクトに対応する個別管理デ
ータとからダンプファイルを作成してこれを退避し、復
元時には、個別管理データと、共通管理データのうちの
退避プロジェクトに対応するプロジェクトデータのみを
復元するようにしたから、他のプロジェクトに関連する
データに影響を与えるとなく的確に共通管理データの復
元を行うことができる。
【0055】また、請求項3に係るプロジェクトデータ
の退避復元方法によれば、共通管理データのうち、アク
セス権情報とユーザ情報とを復元するようにしたから、
退避プロジェクトを使用する上で必要な最低の情報のみ
を復元することができる。
【0056】また、請求項4に係るプロジェクトデータ
の退避復元方法によれば、退避情報に、少なくとも退避
プロジェクトを識別する識別情報,退避回数情報,退避
日時情報等が付加するようにしたから、これら情報を参
照することによって、どのプロジェクトの退避情報であ
るのかを容易に認識することができ、また、退避情報の
管理を容易に行うことができる。
【0057】さらに、請求項5に係るプロジェクトデー
タの退避復元方法によれば、退避情報を退避処理装置に
渡し、さらに、退避処理装置に対して退避情報を記憶領
域に書き込むように指示し、また、退避処理装置に対し
て退避情報を読み出し転送するように指示することによ
って、通信回線を介して接続された退避処理装置に記憶
領域に退避情報を退避させることもでき、同様に通信回
線を介して接続された退避処理装置からの退避情報をデ
ータベースサーバに復元することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における処理装置の
構成図である。
【図2】データベース及びファイルシステムのデータ構
造を説明する説明図である。
【図3】データ退避時の説明図である。
【図4】データ復元時の説明図である。である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における処理システ
ムの構成図である。
【符号の説明】
1 処理装置 2 ディスク装置 3 磁気テープ DB データベース FS ファイルシステム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データベースを管理するデータベース管
    理手段及びファイル管理を行うファイル管理手段で管理
    される複数のプロジェクトに関するプロジェクトデータ
    のうち、所定の退避プロジェクトに関するプロジェクト
    データを所定の記憶領域に退避すると共に復元するプロ
    ジェクトデータの退避復元方法であって、 前記データベース管理手段で管理される前記退避プロジ
    ェクトに関するプロジェクトデータからなるダンプファ
    イルを前記ファイル管理手段の管理下で作成し、当該ダ
    ンプファイルと前記ファイル管理手段で管理される前記
    退避プロジェクトに関するファイルとを退避情報として
    プロジェクト単位で管理し、前記退避情報を、当該退避
    情報単位で前記記憶領域に退避するようにしたことを特
    徴とするプロジェクトデータの退避復元方法。
  2. 【請求項2】 前記データベース管理手段は、当該デー
    タベース管理手段で管理する複数のプロジェクトに共通
    の管理情報からなる共通管理データと、前記プロジェク
    ト毎に固有のプロジェクトデータからなる個別管理デー
    タとに分けて前記データベースを管理する管理手段であ
    って、前記ダンプファイルを前記共通管理データと前記
    退避プロジェクトに対応する前記個別管理データとから
    作成し、前記共通管理データのうちの前記退避プロジェ
    クトに対応するプロジェクトデータと前記個別管理デー
    タとを前記データベースに復元するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載のプロジェクトデータの退避復元
    方法。
  3. 【請求項3】 前記データベースに復元する共通管理デ
    ータは、アクセス権情報及びユーザに関するユーザ情報
    であることを特徴とする請求項2記載のプロジェクトデ
    ータの退避復元方法。
  4. 【請求項4】 前記退避情報に、少なくとも前記退避プ
    ロジェクトを識別する識別情報と、バージョン番号と、
    退避日時方法と、を付加するようにしたことを特徴とす
    る請求項2又は3記載のプロジェクトデータの退避復元
    方法。
  5. 【請求項5】 前記データベース管理手段及びファイル
    管理手段を備えたデータベースサーバの退避情報を、当
    該データベースサーバと通信回線を介して接続された退
    避処理装置の記憶領域に退避し復元するプロジェクトデ
    ータの退避復元方法であって、退避時には前記退避処理
    装置に前記退避情報を転送すると共に前記退避情報の前
    記記憶領域への書き込み依頼を行い、復元時には前記退
    避処理装置に前記記憶領域からの読み出し及び前記デー
    タベースサーバへの転送依頼を行うようにしたことを特
    徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のプロジェクト
    データの退避復元方法。
JP9277000A 1997-10-09 1997-10-09 プロジェクトデータの退避復元方法 Pending JPH11120056A (ja)

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JP9277000A JPH11120056A (ja) 1997-10-09 1997-10-09 プロジェクトデータの退避復元方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001175519A (ja) * 1999-12-17 2001-06-29 Nec Corp ファイル管理方法及びファイル管理装置並びにファイル管理用プログラムを記憶した記憶媒体
US8843439B2 (en) 2010-12-27 2014-09-23 Fujitsu Limited Computer product, server, and snapshot collection method
CN109522159A (zh) * 2018-11-26 2019-03-26 广州华商职业学院 一种工程管理信息备份系统及其方法

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