JP2001318833A - ボリューム複製機能を有する記憶装置サブシステム、および、それを用いたコンピュータシステム - Google Patents
ボリューム複製機能を有する記憶装置サブシステム、および、それを用いたコンピュータシステムInfo
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Abstract
テムにおいて、効率良くボリュームを使用しできるよう
にし、ホスト側でのボリュームの管理やホスト間でのボ
リューム利用の調整を不要とする。 【解決手段】前記ホストから複製作成の指示を受領した
ときに、複製を格納するボリュームを選択できるように
する。また、ホストに複製に使用できるボリュームを報
告し、ホスト側で選択させる。
Description
能を有する記憶装置サブシステムに係り、同一記憶装置
サブシステム内で、ホストを介在せずにボリュームの複
製を作成する機能を有する記憶装置サブシステムであっ
て、ボリューム複製時の複製先のボリューム選択に関す
る。
長時間にわたって停止することなく、無矛盾な整合性の
取れたデータをバックアップする技術として、記憶装置
サブシステム内にボリューム内データの複製を作成し
て、その複製先からバックアップする技術が知られてい
る。この方法の利点は、もとのボリュームから複製し
て、それをバックアップの対象とするためオンラインを
停止する必要がなく、バックアップデータの整合性など
も維持しやすいということにある。
ム複製技術について説明する。図25は、ボリューム複
製技術の概要を示す図である。
ユーザは、次の手順をとって、無矛盾な整合性の取れた
データをバックアップする。
を格納するボリューム(このボリュームを「正ボリュー
ム」と呼ぶ)と、データの複製を格納するボリューム
(このボリュームを「副ボリューム」と呼ぶ)を指定
し、記憶装置サブシステムに対して、複製の作成を指示
する。正ボリュームと副ボリュームの組を「ペア」と呼
び、複製を生成することを「ペア形成」と呼ぶ。
憶装置サブシステムは、正ボリュームからデータを読み
出して複製を作成し、副ボリュームに格納する(これを
「形成コピー」と呼ぶ)。また、ホストが正ボリューム
に対して書き込みを行った場合、記憶装置サブシステム
は、正ボリュームへの書き込みデータを副ボリュームに
対しても書き込む(これを「更新コピー」と呼ぶ)。
ーが完了し、かつ、アプリケーションの終了やデータベ
ースの終了などのようなバックアップを取得するのに適
した時刻に達したとき、「ペア分割」要求を記憶装置サ
ブシステムに発行する。「ペア分割」要求を受領する
と、記憶装置サブシステムは、更新コピーを停止する。
この後、正ボリュームに対して書き込みを行っても副ボ
リュームへは反映されないので、副ボリュームは「ペア
分割」要求を受領した時点のデータに凍結される。
を、磁気テープ(MT)などにバックアップする。もち
ろん、この間であっても、アプリケーションやデータベ
ースを動作させて、正ボリューム内のデータを参照/更
新できる。
ら、「ペア解除」要求を記憶装置サブシステムに発行す
る。「ペア解除」要求を受領すると、記憶装置サブシス
テムは正ボリュームと副ボリュームのペアの関係を解除
する。
たボリューム複製技術を使用してバックアップをおこな
ような運用をする場合に、ユーザデータを格納するボリ
ューム毎に副ボリュームとなるボリュームをあらかじめ
割り当てておくのが最も簡単なボリューム管理方法であ
る。しかし、この方法では、副ボリューム用として記憶
装置サブシステム内の半分のボリュームを割り当てる必
要があり、ボリュームの使用効率が悪いという問題点が
ある。
個以上のボリュームを副ボリューム用に準備しておき、
副ボリュームが必要になった時に適当に選択して利用す
るという方法がある。この方法を用いるためには、ホス
トは、準備していたボリュームの内、どれを使っている
のかなどのボリューム利用情報を管理する必要がある。
システムに接続する接続形態が一般的になっている。こ
の接続形態の場合、複数のホストがネットワークなどを
利用して前記ボリューム利用情報を共有し、ボリューム
利用を動的に調整する仕組みが必要となり、OS(オペ
レーティングシステム)にそのような仕組みをもたせな
ければならず、管理が複雑になると言う問題点があっ
た。さらに、前記複数のホスト上では、異なるOSが動
作していることも多く、利用者は、それぞれのOSに対
応した仕組みを準備する必要があり、煩雑になるという
問題点があった。
されたもので、その目的は、従来の技術で説明したボリ
ューム複製技術を使用してバックアップをおこなうよう
な運用をする場合に、効率良くボリュームを使用できる
機能を提供することにある。
複製技術を使用する際に、ホスト側でのボリュームの管
理やホスト間でのボリューム利用の調整が不要となる機
能を提供することにある。
に、本発明のボリューム複製機能を有する記憶装置サブ
システムに係る発明の構成は、ホストに接続され、その
補助記憶装置として運用され、入出力の論理的な管理単
位としてボリュームとしてホストからアクセスされる記
憶装置サブシステムにおいて、前記ボリュームの複製を
おこなう機能を有し、前記ホストから複製作成の指示を
受領したときに、複製を格納するボリュームを選択する
機能を有するようにしたものである。
有する記憶装置サブシステムにおいて、前記ボリューム
を選択するときに、ホストが指定する複製元のボリュー
ムと同じ容量のボリュームを選択するようにしたもので
ある。
有する記憶装置サブシステムにおいて、前記ボリューム
を選択するときに、ホストが指定する複製元のボリュー
ムの容量以上のボリュームを選択するようにしたもので
ある。
を有する記憶装置サブシステムにおいて、前記ボリュー
ムに、そのボリュームを複製に使用する予定であるとい
う属性をもたせ、前記ホストから属性変更の指示をおこ
なうことにより、ボリュームに複製に使用する予定のボ
リュームを変更可能なようにしたものである。
ューム複製機能を有する記憶装置サブシステムを用いた
コンピュータシステムに係る発明の構成は、ホストと、
そのホストに接続され、その補助記憶装置として運用さ
れ、入出力の論理的な管理単位としてボリュームとして
ホストからアクセスされる記憶装置サブシステムとから
なるコンピュータシステムにおいて、この記憶装置サブ
システムは、前記ボリュームの複製をおこなう機能を有
し、前記ホストから要求があったときに、複製を格納す
るのに使用できる一つ以上のボリュームをホストに報告
し、前記ホストは、報告を受けた複製を格納するのに使
用できる一つ以上のボリュームから、複製を格納するボ
リュームを選択して、前記記憶装置サブシステムに、複
製の指示を与える機能を有するようにしたものである。
ューム複製機能を有する記憶装置サブシステムに係る発
明の別の構成は、上記記憶装置サブシステムにおいて、
さらに、前記記憶装置サブシステムは、データを格納す
る記憶領域を物理領域に分割してアクセスする手段と、
前記論理的な管理単位としてのボリュームと、前記物理
的な管理単位としての物理領域と対応付けをする手段と
を有し、前記ホストから複製作成の指示を受領して複製
を格納するボリュームを選択したときに、複製元のボリ
ュームの容量に基づいて、複製先のボリュームの容量を
調整して、複製先のボリュームの物理領域の割当てを変
更するようにしたものである。
ボリューム複製技術を使用するときに、予め副ボリュー
ムとして予約しておいたボリューム群を副ボリュームと
して使用し、複製が不要になったら前記ボリューム群に
戻して、ボリュームを使いまわすことができる。これに
より、記憶装置サブシステム内のボリュームの有効利用
が図れる。
により、ペアを形成する時に記憶装置サブシステム側で
副ボリュームを自動選択し、ホスト側でのボリュームの
管理を不要にする。特に、複数のホストを1台の記憶装
置サブシステムに接続し、それぞれのホストでボリュー
ム複製技術を使用する場合、従来では、ネットワーク等
を使ってホスト間で必要であったボリュームの調整が不
要になる。
により、ペアを形成する時に記憶装置サブシステムに副
ボリュームとして使用可能なボリュームを報告させるこ
とができるので、ホスト側でのボリュームの管理を不要
にする。特に、複数のホストを1台の記憶装置サブシス
テムに接続し、それぞれのホストでボリューム複製技術
を使用する場合、従来では、ネットワーク等を使ってホ
スト間で必要であったボリュームの調整が不要になる。
より、正ボリュームと複製先の副ボリュームの容量に乖
離が合った場合には、ボリューム容量を等しくなるよう
に割当てを調整することによって記憶領域の有効利用を
図ることができる。
を、図1ないし図20を用いて説明する。 〔実施形態1〕以下、本発明に係る第一の実施形態を、
図1ないし図11を用いて説明する。 (I)システム構成 先ず、図1を用いて本実施形態に係るコンピュータシス
テムのシステム構成について説明する。図1は、本発明
の第一の実施形態に係るシステム構成を示すブロック図
である。
ブシステムであるディスクサブシステム101とから構
成されている。
ペレーティングシステム)やアプリケーションを実行さ
せるコンピュータであり、このOSには、入出力装置や
補助記憶装置を制御するモジュールも含まれている。
らの指令を受けて、補助記憶装置である磁気ディスクに
データやプログラムを書き込み、読み出すための装置で
ある。このディスクサブシステム101は、図1に示さ
れる様にホストインタフェース102、制御プロセッサ
107、制御メモリ111、ボリューム113、ボリュ
ーム1ボリュームアクセス機構112により構成されて
いる。
00との情報のやり取りなどを中継するインタフェース
を司る部分である。制御プロセッサ107は、図1に示
される様なさまざまな処理(ペア形成処理103、ペア
解除処理104、ボリューム属性変更処理105、ペア
状態報告処理106など)を実行するためのプロセッサ
である。すなわち、本発明のディスクサブシステム10
1は、かなりのインテリジェンシイを有しておりホスト
と独立に動作することが可能である。制御メモリ111
は、この制御プロセッサ107が処理を実行するために
必要な制御情報(ボリューム情報108、ペア情報10
9など)を格納するためのメモリである。
めの磁気ディスクを論理的な管理単位として呼んだもの
であり、一つのボリュームの中に複数の物理的な磁気デ
ィスクが格納されても良いし、逆に、複数の磁気ディス
クを一つのボリュームとしても良い。ボリューム113
には、各々を識別するための識別子として、ボリューム
番号がついていて、これによりホスト100とディスク
サブシステム101にからアクセスされる。ボリューム
アクセス機構112は、このボリューム113をアクセ
スするための機構であり、制御プロセッサ107の指示
により動作する。
ムに用いられデータ構造について説明する。図2は、第
一の実施形態のボリューム情報を示す模式図である。図
3は、ペア情報を示す模式図である。図4は、ペア形成
コマンドのパラメータを示す模式図である。図5は、ペ
ア解除コマンドのパラメータを示す模式図である。図6
は、ボリューム属性変更コマンドのパラメータを示す模
式図である。
ューム113に関する情報を格納したものであり、ディ
スクサブシステム101の制御メモリ111に保持され
る。このボリューム情報108は、ボリューム番号20
0、容量201、属性202、ペア有無フラグ203か
ら構成される。
3を識別するための識別子である。容量201は、対応
するボリューム113が格納できるデータ量を示してい
る。属性202は、そのボリューム113がユーザデー
タを格納するために使用するものか、副ボリュームとし
て使用するものかを示す情報で、「通常ボリューム」あ
るいは「副ボリューム」のどちらかの値を取る。属性2
02が「通常ボリューム」のときは、当該ボリューム1
13はユーザデータを格納するために使用するものであ
ることを示している。属性202が「副ボリューム」の
ときは、当該ボリューム113は副ボリュームとして使
用中、あるいは、使用する予定のボリューム113であ
ることを示している。ペア有無フラグ203は、そのボ
リューム113がペア形成をおこなっているか否かを示
すフラグであり、「ペア形成中」あるいは「ペア形成
無」のいずれかの値をとる。ペア有無フラグ203が、
「ペア形成中」のとき、当該ボリューム113はペアを
形成していることを示しており、ペア有無フラグ203
が「ペア形成無」のときには、当該ボリューム113は
ペアを形成していないことを示している。
次のことを示している。
ム113は、容量が1000MBで、ユーザデータを格
納するために使用しており、ペアを形成している。
ム113は、容量が1500MBで、副ボリュームとし
て使用する予定にある。ペアは形成していない。
ームのペアを管理するための情報であり、正ボリューム
番号300、副ボリューム番号302、コピーポインタ
303、ペア状態304から構成されている。
ボリュームのボリューム番号を示しており、副ボリュー
ム番号301は、当該ペアの副ボリュームのボリューム
番号を示している。コピーポインタ302は、形成コピ
ーの進捗具合を示す情報であり、0%から100%の百
分率で示される。すなわち、コピーが始まった状態で
は、0%であり、コピーが終った状態で、100%にな
る。
ディスクサブシステム101から制御するための用いる
情報であり、以下の四種類を定義する(図25も参照の
こと)。
態) ペア形成がされ、形成コピーと更新コピーの両者がおこ
なわれているか、おこなわれる可能性がある状態。
みがおこなわれているか、おこなわれる可能性がある状
態。
態では、形成コピーの途中なのでホスト100は、ペア
分割の指令を出すことができず、デュープレックス状態
でペア分割の指令を出すことができるようになることに
注意しておく。
テム101から指令を与えるために送られるコマンドに
ついて説明する。
成をおこなうときにホスト100がディスクサブシステ
ム101に対して発行するコマンドである。ディスクサ
ブシステム101は、このコマンドを受領して、副ボリ
ュームとなるボリューム113を選択して、指定された
正ボリュームとペアを形成する。この処理の詳細は、後
で処理フローを用いて説明する。
ータは、正ボリューム番号400と副ボリューム条件4
01から構成される。正ボリューム番号400は、ペア
の正ボリュームとなるボリューム番号である。副ボリュ
ーム条件401は、副ボリュームとなるボリューム11
3の条件を示し、「同容量」あるいは「条件なし」のい
ずれかの値をとる。正ボリューム番号400で指定する
ボリューム113と同じ容量のボリューム113を副ボ
リュームとすることを指定するときには、ホスト100
は、副ボリューム条件401に「同容量」を設定してコ
マンドを発行する。正ボリューム番号400で指定する
ボリューム113と同じか、あるいは、大きい容量のボ
リューム113を副ボリュームとすることを指定すると
きには、ホスト100は、副ボリューム条件401に
「条件なし」を設定して、コマンドを発行する。
副ボリューム番号が含まれておらず、ペアを形成すると
きに、どの副ボリュームを選択するかは、ディスクサブ
システム101がおこなうことに注意しておく。
れているボリュームに対して、ペアを解除するときに、
ホスト100がディスクサブシステム101に対して発
行するコマンドである。
ンドを受領すると、ペア形成されているペアが切り離さ
れ、ペアの解除がおこなわれる。この処理の詳細は、後
で処理フローを用いて説明する。
ータは、正ボリューム番号500、副ボリューム番号5
01、ペア解除後状態502から構成されている。正ボ
リューム番号500は、正ボリュームのボリューム番号
を示しており、副ボリューム番号501は、副ボリュー
ムのボリューム番号を示している。この正ボリューム番
号500と副ボリューム番号501によって解除すべき
ペアが特定される。この内で副ボリューム番号501
は、ディスクサブシステム101の報告により知ること
ができる。
あとの副ボリュームの属性を指定するものであり、「通
常ボリューム」あるいは「副ボリューム」の値をとる。
「副ボリューム」を指定されたときには、そのボリュー
ムは副ボリュームとして使われることを示しており、そ
れ以外のユーザデータの保持などに使われるときには、
「通常ボリューム」が指定される。
リューム113の属性(通常ボリュームまたは副ボリュ
ーム)を変更するときに、ホスト100がディスクサブ
システム101に対して発行するコマンドである。この
コマンドは、副ボリュームの割り当てが大きすぎて、ユ
ーザデータを格納するボリュームが不足するという事態
が生じたとき、また、その逆の事態が生じたときなどに
発行される。
ンドを受領すると、ボリューム113の属性をそのパラ
メタに従って変更する。この処理の詳細は、後で処理フ
ローを用いて説明する。
ドのパラメータは、ボリューム番号600と変更後属性
601から構成される。ボリューム番号600は、属性
を変更する対象のボリューム113のボリューム番号を
示している。変更後属性601は、設定する属性を示し
ており、「通常ボリューム」あるいは「副ボリューム」
のいずれかの値を取る。
テムの動作について説明する。図7は、本発明の第一の
実施形態において、ホスト100とディスクサブシステ
ム101間でやりとりされるコマンドシーケンスを示す
図である。図8は、本発明の第一の実施形態において、
ペア形成コマンドが発行されたときのディスクサブシス
テム101の処理を示すフローチャートである。図9
は、本発明の第一の実施形態において、ペア解除コマン
ドが発行されたときのディスクサブシステム101の処
理を示すフローチャートである。図10は、本発明の第
一の実施形態において、属性変更コマンドが発行された
ときのディスクサブシステム101の処理を示すフロー
チャートである。図11は、本発明の第一の実施形態に
おいて、ペア状態報告要求コマンドが発行されたときの
ディスクサブシステム101の処理を示すフローチャー
トである。
クサブシステム101でやり取りされるコマンドシーケ
ンスを説明し、システムとしての動作の概要を明らかす
る。
たり、オペレータが端末から手動でバックアップコマン
ドを入力したときなど、バックアップのためにペア形成
をおこなう必要があるため、ホスト100は、ディスク
サブシステム101に対して、ペア形成コマンドを発行
する(sq01)。
を指定して、ベア状態報告要求コマンドを発行する(s
q02)。そして、ディスクサブシステム101は、こ
のコマンドを受けて、ペア状態報告レポートを送信する
(sq03)。これは、図3で示されたペア情報と同じ
ものである。このペア状態報告レポートで、副ボリュー
ム番号が返ってくるので、ホスト側でそれを記憶してお
く。これは、ペア解除をおこなうときに、パラメタで指
定するためである。
状態報告要求コマンドを発行する(sq04)。これ
は、ホスト100がペア解除をするタイミングを知るた
めである。すなわち、ディスクサブシステム101から
のペア状態報告レポートのペア状態が既に説明した「デ
ュープレックス−ペンデング状態」のときには、ホスト
100は、ペア解除コマンドを発行せず、ディスクサブ
システム101からのペア状態報告レポートのペア状態
が「デュープレックス状態」のときに(sq05)、ペ
ア解除コマンドを発行するようにする。
きるようになったときには、既にデスクサブシステム1
01から受け取った副ボリューム番号をパラメタに指定
して、ペア解除コマンドを発行する(sq06)。
て、通常ボリューム属性を持つボリュームが不足するよ
うになったときには、ホスト100は、ディスクサブシ
ステム101に対して、副ボリューム属性を持つボリュ
ームを通常ボリューム属性を持つようにするため、属性
変更コマンドを発行する(sq10)。
ア形成のための副ボリューム属性を持つボリュームが不
足するようになったときには、ホスト100は、ディス
クサブシステム101に対して、通常ボリューム属性を
持つボリュームを副ボリューム属性を持つようにするた
め、属性変更コマンドを発行する(sq11)。
の処理について説明する。
ら、ホスト100がディスクサブシステム101に、ペ
ア形成コマンドを発行したときのディスクサブシステム
101の処理について説明する。
ッサ107は、ホストインタフェース102を介して、
ホスト100からペア形成コマンドを受領すると、ペア
形成処理103を開始する。
ームと同じ容量で、未使用の副ボリュームがあるかを検
索する(S700)。すなわち、ホスト100から受領
したペア形成コマンドのパラメータの正ボリューム番号
400とボリューム情報108から、正ボリュームとな
るボリューム113の容量201を算出する。次に、算
出した容量201と同じ値の容量201をもち、かつ、
属性202が「副ボリューム」で、かつ、ペア形成有無
フラグ203が「ペア形成無」となっているボリューム
113を探し出す。
するボリューム113が見つからない場合には、S70
1に進み、見つかった場合には、その内のどれか1個を
選択して、S704に進む。
つかった場合には、ボリューム情報109と、ペア情報
109を更新して(S704)、形成コピーを実行する
(S705)。このとき、S704でボリューム情報1
09を更新するときには、見つけた副ボリュームのレコ
ードのペア形成フラグ203を、「ペア形成中」に書き
換える。また、ペア情報109のエントリを新しく生成
し、正ボリューム番号300、副ボリューム番号301
に該当のボリューム番号を入れ、かつ、コピーポインタ
を0に初期化し、ペア状態を「デュプレックス−ペンデ
ング状態」にする。
つからない場合には、「正ボリュームと副ボリュームは
同じ容量であること」をホスト100が指定したか否か
をチェックして、次におこなう処理を決定する(S70
1)。すなわち、ホスト100から受領したペア形成コ
マンドのパラメータの副ボリューム条件401を調べ、
副ボリューム条件401が「同容量」の場合、S703
に進み、副ボリューム条件401が「同容量」でない場
合、S702に進むことにする。
401が「同容量」の場合には、該当する副ボリューム
が存在しないことになるので、それをホスト100に通
知する(S703)。
い場合には、正ボリュームよりも大きい容量の副ボリュ
ームを使っても良いので、そのようなボリュームを、制
御メモリ111の中のボリューム情報から探し出す(S
702)。見つからなかった場合には、それをホスト1
00に通知する(S703)。
ーム情報109と、ペア情報109を更新して(S70
4)、形成コピーを実行する(S705)。
サブシステム101に、ペア解除コマンドを発行したと
きのディスクサブシステム101の処理について説明す
る。
ッサ107は、ホストインタフェース102を介して、
ホスト100からペア解除コマンドを受領すると、ペア
解除処理103を開始する。
解除後状態502の値により次に実行する処理を決定す
る(S800)。ペア解除後状態502が「副ボリュー
ム」の場合には、S802に進み、ペア解除後状態50
2が「副ボリューム」でない場合には、S801に進む
ようにする。
が、「副ボリューム」の場合には、パラメータの正ボリ
ューム番号500と副ボリューム番号501で特定され
るペア情報109(正ボリューム番号500と正ボリュ
ーム番号301が同じ値で、かつ、副ボリューム番号5
01と副ボリューム番号302が同じ値であるようなペ
ア情報109)を検索する。そして、検索したペア情報
109のエリアを削除することにより、当該ペア情報1
09の使用中状態を解除する。それと同時に、ボリュー
ム情報108の副ボリュームに対応するペア有無フラグ
203に、「ペア形成無」を設定する(S802)。属
性202は、そのままである。
が、「副ボリューム」でない場合には(すなわち、「通
常ボリューム」のときには)、パラメータの正ボリュー
ム番号500と副ボリューム番号501で特定されるペ
ア情報109を検索する。そして、検索したペア情報1
09のエリアを削除することにより、当該ペア情報10
9の使用中状態を解除する。それと同時に、ボリューム
情報108の副ボリュームに対応するペア有無フラグ2
03に、「ペア形成無」を設定して、かつ、属性202
に「通常ボリューム」を設定して、処理を終了する(S
801)。
クサブシステム101に、属性変更コマンドを発行した
ときのディスクサブシステム101の処理について説明
する。
ェース102を介して、ホスト100からボリューム属
性変更コマンドを受領すると、ボリューム属性変更処理
105を開始する。
リューム番号600に対応するボリューム情報108の
ペア有無フラグ203を参照して、そのボリューム11
3が「ペア形成中」か否かを調べる。ペア有無フラグ2
03が「ペア形成中」の場合には、S901に進み、ペ
ア有無フラグ203が「ペア形成中」でない場合には、
S902に進むことになる。
場合には、指定されたボリューム113の属性を変更で
きないので、その旨をホスト100に通知して、処理を
終了する(S901)。
ない場合には(すなわち、「ペア形成無」のときに
は)、属性変更コマンドのパラメータの変更後属性10
1指定された属性に従って、ボリューム情報108の属
性202を書き換える(S902)。
06について説明する。
パラメータとして、正ボリュームのボリューム番号をデ
ィスクサブシステム101に渡すことにする。
ェース102を介して、ホスト100からペア状態報告
コマンドを受領すると、ペア状態報告処理106を開始
する。
報109を参照し、パラメータとして受領した正ボリュ
ームのボリューム番号と正ボリューム番号301が同じ
値であるペア情報109を検索する。そして、検索した
ペア情報109に格納されている副ボリューム番号30
2、コピーポインタ303、ペア状態304をホスト1
00に報告して、処理を終了する(S1000)。
について簡単に説明する。
パラメータに、副ボリュームとするボリューム113の
条件がついていたが、この値はなくても良い。この場
合、ペア形成処理103では、先ず、正ボリュームとし
て指定されたボリューム113と同じ容量の未使用の副
ボリュームを探し、見つかった場合にはそのボリューム
113とペアを形成し、同じ容量のものが見つからなか
った場合には、より大きい容量の未使用の副ボリューム
を探して、ペアを形成するようにする。
13の属性202をホスト100からのコマンドで変更
するが、ディスクサブシステム1102を操作するため
の操作端末120から変更しても良い。この場合には、
制御プロセッサ107は、操作端末インタフェース12
1を介して、操作端末120から、上記で示したボリュ
ーム属性変更コマンドと同様のコマンドおよびパラメー
タを受領して、ボリューム属性変更処理105を開始す
る。
マンドのパラメータに、副ボリュームとして使用してい
たボリューム113の、ペアを解除した後の属性202
がついているが、この値はなくとも良い。この場合、デ
ィスクサブシステム101は、副ボリュームとして使用
していたボリューム113の、ペアを解除した後の属性
202をどのようにするかを予め定めておき、常に「副
ボリューム」あるいは「通常ボリューム」とすることに
なる。
実施形態を、図12ないし図20を用いて説明する。 (I)システム構成 先ず、図12を用いて本実施形態に係るコンピュータシ
ステムのシステム構成について説明する。図12は、本
発明の第二の実施形態に係るシステム構成を示すブロッ
ク図である。
ディスクサブシステムとから構成されていることは、第
一の実施形態の場合と同様である。このシステムが、第
一の実施形態と異なっていることは、第一の実施形態の
システムが副ボリュームを選択するに際して、ディスク
サブシステム側で選んだのに対して、このシステムで
は、ディスクサブシステム側から副ボリュームに使用で
きるボリュームを報告し、ホストで選択することであ
る。
ム選択処理1101を実行するようになっている。
実施形態と異なっているのは、制御メモリの中にペア情
報を保持しないこと、制御プロセッサの処理として、ペ
ア状態報告処理がなくなって、副ボリューム報告処理1
107が付け加わっている。このような構成になるの
は、本実施形態では、ペア状態の管理は、ディスクサブ
システム1102側ではなく、ホスト1100側でおこ
なおうとするためである。
られデータ構造について説明する。図13は、第二の実
施形態のボリューム情報を示す模式図である。
ーム情報は、第一の実施形態と構成がやや異なってお
り、ボリューム番号1200、属性1201、使用中フ
ラグ1202から構成されている。
識別するための識別子であること、属性1201が、
「通常ボリューム」、「副ボリューム」の値を設定する
ことは、第一の実施形態と同様である。
に示したペア有無フラグ203とは、異なったものであ
る。このように表現が異なるのは、第二の実施形態のデ
ィスクサブシステム1102は、ペア情報を管理しない
という考え方によるものである。この使用中フラグ12
02は、対応するボリューム113が副ボリュームとし
て使用しているかどうかを示すフラグであり、「無
効」、「使用中」、あるいは、「未使用」のいずれかの
値を取る。対象となるボリューム113が「通常ボリュ
ーム」のとき、使用中フラグ1202は「無効」という
値を取る。これは、「通常ボリューム」属性を持ってい
るときには、副ボリュームとして割り当てられることは
ないという意味である。対象となるボリューム113が
「副ボリューム」であって、かつ、ペアを形成している
場合には、使用中フラグ1202は「使用中」という値
を取る。対象となるボリューム113が「副ボリュー
ム」で、かつ、ペアを形成していない場合には、使用中
フラグ1202は「未使用」という値を取る。
ステムの動作について説明する。図14は、本発明の第
二の実施形態において、ホスト1100とディスクサブ
システム1102間でやりとりされるコマンドシーケン
スを示す図である。図15は、本発明の第二の実施形態
において、ペア形成コマンドが発行されたときのディス
クサブシステム1102の処理を示すフローチャートで
ある。図16は、本発明の第二の実施形態において、ペ
ア解除コマンドが発行されたときのディスクサブシステ
ム1102の処理を示すフローチャートである。図17
は、本発明の第二の実施形態において、属性変更コマン
ドが発行されたときのディスクサブシステム1102の
処理を示すフローチャートである。図18は、本発明の
第二の実施形態において、ホスト1101の副ボリュー
ム選択処理を示すフローチャートである。図19は、本
発明の第二の実施形態において、副ボリューム報告要求
コマンドが発行されたときのディスクサブシステム11
02の副ボリューム報告処理を示すフローチャートであ
る。図20は、ホスト1100に表示される未使用副ボ
リュームリストを示す模式図である。
ィスクサブシステム1102でやり取りされるコマンド
シーケンスを説明し、システムとしての動作の概要を明
らかする。
必要が生じたときには、ホスト1100は、未使用の副
ボリューム番号を知る必要があるため、ディスクサブシ
ステム1102に対して、先ず、副ボリューム報告要求
コマンドを発行する(sq20)。
2は、副ボリューム報告レポートにより、未使用の副ボ
リュームを報告する(sq21)。
副ボリューム番号から一つ使用可能なものを選択し、こ
れを保持しておく。この選択の仕方は、オペレータが画
面上から選択するようにしても良いし、プログラムで自
動的に選択されるようにしても良い。
メタとして、ディスクサブシステム1102に対して、
ペア形成コマンドを発行する(sq01)。
である。すなわち、定期的にペア状態報告要求コマンド
を発行し(sq23)。ペア状態報告要求レポートが
「デュープレックス状態」のときに(sq24)、保持
している副ボリューム番号をパラメータとして、ペア解
除コマンドを発行する(sq25)。また、属性変更コ
マンドを発行する契機についても第一の実施形態と同様
である(sq30,sq31)。
スト1101の個々の処理について説明する。
ィスクサブシステム1102に、ペア形成コマンドを発
行したときのディスクサブシステム1102の処理につ
いて説明する。
フェース102を介して、ホスト1101からペア形成
コマンドを受領すると、ペア形成処理1104を開始す
る。
は、ペアの正ボリュームとして使用する正ボリューム番
号と、ペアの副ボリュームとして使用する副ボリューム
番号である。これは、図4に示した第一の実施形態のも
のと同様である。
1108を更新する(S1300)。すなわち、ペア形
成コマンドのパラメータとして受領した副ボリューム番
号に対応するレコードの使用中フラグ1202に「使用
中」を設定する。
して受領したボリューム番号に対応する正ボリュームと
副ボリューム間でペアを形成して、形成コピーを実施す
る。
5について説明する。
ェース102を介して、ホスト1100からペア解除コ
マンドを受領すると、ペア解除処理1105を開始す
る。
ボリュームとして使用されている正ボリューム番号と、
ペアの副ボリュームとして使用されている副ボリューム
番号である。これは、図5に示した第一の実施形態のも
のと比べると、ペア解除後状態502がないことが異な
っている。
と、ペア解除コマンドのパラメータとして受領した副ボ
リューム番号に対応するレコードの使用中フラグ120
2に「未使用」を設定する(S1300)。
がディスクサブシステム1102に、属性変更コマンド
を発行したときのディスクサブシステム1102の処理
について説明する。
フェース102を介して、ホスト1100からボリュー
ム属性変更コマンドを受領すると、ボリューム属性変更
処理1106を開始する。
パラメータは、属性を変更する対象のボリューム113
のボリューム番号と、変更後の属性の値(通常ボリュー
ム、副ボリューム)である。これは、図6に示される第
一の実施形態のものと同様である。
ーム属性変更コマンドのパラメータを参照して、「通常
ボリューム」に変更するのか、「副ボリューム」に変更
するのかを判定する(S1500)。
S1502に進み、「副ボリューム」に変更する場合に
は、S1501に進む。
リューム情報1108を更新する(S1501)。すな
わち、ボリューム属性変更コマンドのパラメータのボリ
ューム番号に対応する属性1201に「副ボリューム」
を設定する。設定を完了すると、ボリューム属性変更処
理は終了である。
指定されたボリュームが使用中か否かをチェックする
(S1502)。これはすでに、副ボリュームとして使
用しているボリューム113の属性を変更を拒否するた
めである。具体的には、ボリューム情報1108を参照
して、パラメータのボリューム番号に対応する使用中フ
ラグ1202が「使用中」になっているか否かを調べ
る。
ている場合には、属性を変更することができないので、
その旨をホスト1100に通知する(S1504)。
場合には、ボリューム情報1108を更新する(S15
03)。すなわち、パラメータのボリューム番号に対応
する属性1201に「副ボリューム」を設定し、使用中
フラグ1202に「未使用」を設定する。設定が完了し
たら、ボリューム属性変更処理1106は終了である。
択は、ホスト1100側でおこなうというのが基本的な
考え方であった。以下の処理は、それに関連するもので
ある。
副ボリュームを選択するための処理を説明する。
にペアを形成するとき、データの複製を格納する副ボリ
ュームを決定しなければならない。そのため、どのボリ
ューム113を副ボリュームとして使用できるかを知る
ために、ディスクサブシステム1102に対して、副ボ
リューム報告要求を発行する(S1800)。
サブシステム1102は、副ボリューム報告レポートと
して、副ボリュームとして使用可能なボリューム11
3、すなわち、未使用の副ボリューム番号をホスト11
00に通知する。
リュームとしてベアを形成する副ボリューム番号を選択
する(S1801)。この選択は、ホスト1100のコ
ンソールに図20に示されるような未使用副ボリューム
番号として表示して、オペレータに選ばさせるようにし
ても良いし、プログラムで自動的に選択するようにして
も良い。
ィスクサブシステム1102に、副ボリューム報告要求
コマンドを発行したときのディスクサブシステム110
2の処理について説明する。
リューム報告要求コマンドを受領すると、ボリューム情
報1108を参照して、使用中フラグ1202が「未使
用」になっているレコードのボリューム番号をリスト構
造に編集して、ホスト1100に通知する(S170
0)。
実施形態を、図21ないし図24を用いて説明する。こ
の第三の実施形態は、第一の実施形態を副ボリュームの
割当てという観点から改良したものである。第一の実施
形態では、ホストからの要求にしたがって、ディスクサ
プシステムがペアを形成する副ボリュームを選択すると
き、正ボリュームと同容量か、より大きな容量を選択す
ることにした。同容量の副ボリュームを選択できる場合
には良いが、より大きな容量の副ボリュームを選択した
場合には、副ボリュームとして選択されたボリュームの
記憶領域のうち、正ボリュームの容量以上の部分は使用
されないことになるので、記憶装置サブシステムが持つ
記憶領域にむだが生じることになる。第三の実施の形態
は、この点を改良して、正ボリュームと同じ容量のボリ
ュームを作成し、副ボリュームとして使用する方法に関
するものである。
ステムのシステム構成について説明する。図21は、本
発明の第三の実施形態に係るシステム構成を示すブロッ
ク図である。
態のシステムと同様に、ホスト100とディスクサブシ
ステム101によって構成されている。ディスクサブシ
ステム101の構成要素であるホストインターフェイス
102、制御プロセッサ107、制御メモリ111は、
第一の実施形態とほぼ同様のものであるが、制御プロセ
ッサの実行する処理であるペア形成処理1900のアル
ゴリズムが異なることと、制御メモリの中にあるボリュ
ーム情報1901の内容が異なること、また未割当領域
情報1902が定義されていることが第一の実施形態と
の違いである。、ここで、本実施形態の記憶階層のモデ
ルについて説明する。
ータを管理するための磁気ディスクを論理的な管理単位
として説明した。本実施形態でも、この論理的な管理単
位としての「ボリューム」を用いることは同様である
が、このボリュームをさらに分割して、論理的な管理単
位として「論理領域」という概念を用いることにする。
さらに、これらの論理的な概念の下位層にある、より物
理的な概念としての記憶領域の管理単位として、「物理
ボリューム」とそれをさらに分割した「物理領域」を定
義することにする。通常、このようなレイヤで記憶領域
を管理するときには、ホストのOSの記憶管理モジュー
ルで論理的な記憶領域を用いて指令をおこない、記憶装
置やディスクサブシステム側でそれを物理的な領域に解
釈しなおしてアクセスするのが一般的である。
し、ボリュームアクセス機構1904からアクセスする
ときに、最終的な物理ボリュームの物理領域としてアク
セスすることにする。ボリューム情報1901は、論理
的な領域と物理的な領域の対応を持つことにする。
ステムに用いられデータ構造について説明する。図22
は、第三の実施形態のボリューム情報を示す模式図であ
る。図23は、未割当領域情報を示す模式図である。
は、ボリューム番号2004、容量201、属性20
2、ペア有無フラグ203、物理領域情報2000から
構成されている。なお、図22では一つのボリューム番
号のボリューム情報のみ示している。
識別するための識別子であること、容量201、属性2
02、ペア有無フラグ203の役割は、第一の実施形態
と同様である。
000であり、これは、このボリューム番号2004を
有する論理的な「ボリューム」に属する論理領域の構成
と、その論理領域がどのような物理ボリューム番号20
02を有する物理ボリュームの物理領域に対応している
かを示している。
領域番号2001が、0、1、…の論理領域を有し、論
理領域番号0の論理領域は、物理ボリューム番号2の物
理ボリュームにおける物理領域番号4の物理領域に対応
していることを示している。すなわち、ホスト100か
ら論理領域番号0の領域からデータを読み出せと指令が
きたときには、ディスクサブシステム101では、この
物理領域情報2000の情報に従い、物理ボリュームに
おける物理領域番号4の物理領域にアクセスに行き、そ
こからデータ読み出しの操作をおこなうことになる。
されるようにすることも可能であるが、本実施形態では
簡単のため、論理領域と物理領域は同容量であるものと
して、一つの論理領域に一つの物理領域が対応するもの
として説明することにする。
の、すなわち、ボリュームに割り当てられていないもの
は、未割当領域情報1902に置かれて管理される。未
割当領域情報1902は、物理ボリューム番号2100
と物理領域番号2101とから構成される。この図の例
では、第一エントリでは、物理ボリューム番号10の物
理ボリュームにおける物理領域番号100の物理領域
が、どのボリュームにも割り当てられていないことを示
している。
について説明する。図24は、本発明の第三の実施形態
において、ペア形成コマンドが発行されたときのディス
クサブシステム101の処理を示すフローチャートであ
る。
な、ペア形成処理についてのみ説明することにする。
ッサ107は、ホストインタフェース102を介して、
ホスト100からペア形成コマンドを受領すると、ペア
形成処理103を開始する。ペア形成コマンドは、実施
形態1の図2で示したものと同様である。
ームと同じ容量で、未使用の副ボリュームがあるかを検
索する(S2200)。すなわち、実施形態1と同様に
ホスト100から受領したペア形成コマンドのパラメー
タの正ボリューム番号400とボリューム情報108か
ら、正ボリュームとなるボリューム113の容量201
を算出して、次に、算出した容量201と同じ値の容量
201をもち、かつ、属性202が「副ボリューム」
で、かつ、ペア形成有無フラグ203が「ペア形成無」
となっているボリューム113を探し出す。
するボリューム113が見つからない場合には、S22
01に進み、見つかった場合には、その内のどれか1個
を選択して、S2204に進む。
つかった場合には、実施形態1と同様に、ボリューム情
報109と、ペア情報109を更新して(S220
4)、形成コピーを実行する(S2205)。
い場合には、正ボリュームと副ボリューム容量の大小に
したがって、次におこなう処理を決定する(S220
1)。
は、図22のボリューム情報1902を参照して、属性
202が「副ボリューム」、ペア有無フラグ203が
「ペア形成無」で、容量201が正ボリュームとして定
義されたボリュームの容量201よりも大きな容量を持
つボリューム113があるか否かを調べる。
は、S2203に行き、そのようなボリューム113が
ない場合、には、S2202に行く。
の容量より、大きな容量の副ボリュームが見つからなか
ったときには(S2202)、ボリューム情報1901
を調べて、属性202が「副ボリューム」、ペア有無フ
ラグ203が「ペア形成無」の適当な副ボリュームを選
択する。次に、その選択したボリュームと正ボリューム
として定義されているボリュームの容量の差、すなわ
ち、どれだけの物理領域の容量が足りないかを計算す
る。そして、足りない領域の物理領域の容量に相当する
物理領域を、未割当領域情報1902より検索し、その
エントリを削除して、選択した副ボリュームの物理領域
情報2000のエントリに追加する。これにより、正ボ
リュームの容量と副ボリュームとして使用するボリュー
ムの容量が等しくなり、コピーがおこなえるようにな
る。
の容量より、大きな容量の副ボリュームが見つかったと
きには(S2203)、そのボリュームを選択する。次
に、その選択したボリュームと正ボリュームとして定義
されているボリュームの容量の差、すなわち、どれだけ
の物理領域の容量が選択したボリュームの方が多いかを
計算する。そして、選択したボリュームの物理領域情報
2000の内で、多い分にあたる物理領域のエントリ、
そのエントリを削除して、未割当領域情報1902にそ
れに相当する物理ボリューム番号2100と物理領域2
101のエントリを追加する。すなわち、選択した副ボ
リュームの不要な領域を解放する。これにより、正ボリ
ュームと副ボリュームの容量が等しくなって、ディスク
領域の有効利用を図ることができる。
新(S2204)と、形成コピーの実行(S2205)
は、どちらの場合も同様になされる。
ボリューム複製技術を使用してバックアップをおこなう
ような運用をする場合に、効率良くボリュームを使用で
きる機能を提供することができる。
複製技術を使用する際に、ホスト側でのボリュームの管
理やホスト間でのボリューム利用の調整が不要となる機
能を提供することができる。
示すブロック図である。
である。
ある。
ある。
す模式図である。
0とディスクサブシステム101間でやりとりされるコ
マンドシーケンスを示す図である。
マンドが発行されたときのディスクサブシステム101
の処理を示すフローチャートである。
マンドが発行されたときのディスクサブシステム101
の処理を示すフローチャートである。
コマンドが発行されたときのディスクサブシステム10
1の処理を示すフローチャートである。
報告要求コマンドが発行されたときのディスクサブシス
テム101の処理を示すフローチャートである。
を示すブロック図である。
図である。
100とディスクサブシステム1102間でやりとりさ
れるコマンドシーケンスを示す図である。
コマンドが発行されたときのディスクサブシステム11
02の処理を示すフローチャートである。
コマンドが発行されたときのディスクサブシステム11
02の処理を示すフローチャートである。
コマンドが発行されたときのディスクサブシステム11
02の処理を示すフローチャートである。
101の副ボリューム選択処理を示すフローチャートで
ある。
ーム報告要求コマンドが発行されたときのディスクサブ
システム1102の副ボリューム報告処理を示すフロー
チャートである。
ームリストを示す模式図である。
を示すブロック図である。
図である。
コマンドが発行されたときのディスクサブシステム10
1の処理を示すフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】 ホストに接続され、その補助記憶装置と
して運用され、入出力の論理的な管理単位としてボリュ
ームとしてホストからアクセスされる記憶装置サブシス
テムにおいて、 前記ボリュームの複製をおこなう機能を有し、 前記ホストから複製作成の指示を受領したときに、複製
を格納するボリュームを選択する機能を有することを特
徴とするボリューム複製機能を有する記憶装置サブシス
テム。 - 【請求項2】 前記ボリュームを選択するときに、ホス
トが指定する複製元のボリュームと同じ容量のボリュー
ムを選択することを特徴とする請求項1記載のボリュー
ム複製機能を有する記憶装置サブシステム。 - 【請求項3】 前記ボリュームを選択するときに、ホス
トが指定する複製元のボリュームの容量以上のボリュー
ムを選択することを特徴とする請求項1記載のボリュー
ム複製機能を有する記憶装置サブシステム。 - 【請求項4】 前記ボリュームに、そのボリュームを複
製に使用する予定であるという属性をもたせ、 前記ホストから属性変更の指示をおこなうことにより、
ボリュームに複製に使用する予定のボリュームを変更可
能なことを特徴とする請求項1記載のボリューム複製機
能を有する記憶装置サブシステム。 - 【請求項5】 ホストと、そのホストに接続され、その
補助記憶装置として運用され、入出力の論理的な管理単
位としてボリュームとしてホストからアクセスされる記
憶装置サブシステムとからなるコンピュータシステムに
おいて、 この記憶装置サブシステムは、前記ボリュームの複製を
おこなう機能を有し、 前記ホストから要求があったときに、複製を格納するの
に使用できる一つ以上のボリュームをホストに報告し、 前記ホストは、報告を受けた複製を格納するのに使用で
きる一つ以上のボリュームから、複製を格納するボリュ
ームを選択して、前記記憶装置サブシステムに、複製の
指示を与える機能を有することを特徴とするコンピュー
タシステム。 - 【請求項6】 さらに、前記記憶装置サブシステムは、
データを格納する記憶領域を物理領域に分割してアクセ
スする手段と、 前記論理的な管理単位としてのボリュームと、前記物理
的な管理単位としての物理領域と対応付けをする手段と
を有し、 前記ホストから複製作成の指示を受領して複製を格納す
るボリュームを選択したときに、 複製元のボリュームの容量に基づいて、複製先のボリュ
ームの容量を調整して、複製先のボリュームの物理領域
の割当てを変更することを特徴とする請求項1記載のボ
リューム複製機能を有する記憶装置サブシステム。
Priority Applications (1)
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JP2000142238A JP2001318833A (ja) | 2000-05-09 | 2000-05-09 | ボリューム複製機能を有する記憶装置サブシステム、および、それを用いたコンピュータシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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