JP2001520778A - データセットコピー中の書き込み通知を提供するためのシステム - Google Patents

データセットコピー中の書き込み通知を提供するためのシステム

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JP2001520778A JP54614098A JP54614098A JP2001520778A JP 2001520778 A JP2001520778 A JP 2001520778A JP 54614098 A JP54614098 A JP 54614098A JP 54614098 A JP54614098 A JP 54614098A JP 2001520778 A JP2001520778 A JP 2001520778A
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Abstract

(57)【要約】 コピー中の書き込み通知システムが、データプロセッサリソースの消費量を最小限化するような方法で、データプロセッサがディスクデータ記憶サブシステムのデータファイルコピー機能を管理することを可能にするように機能する。このことは、コピー中の書き込み通知システムが、データ記憶サブシステム上ソースのボリューム、データ記憶サブシステム上のターゲットボリュームを決定し、両方の範囲を識別することにより達成される。そしてコピー中の書き込み通知システムは、データをデータ記憶サブシステム上のソース位置からのDASD全トラック、およびデータ記憶サブシステム上のターゲット位置からのDASD全トラックの割当を表すデータ記憶サブシステムへ送信する。コピー中の書き込み通知システムをベースとするデータプロセッサは、その後ECAMチャネルプログラムを用いて、データ記憶サブシステムがデータファイルコピー操作(スナップショットトラックポインタコピー操作を用いる)を実施するように指示する。データ記憶サブシステムによるデータファイルコピー操作の結果のもとに、コピー中の書き込み通知システムは、データファイルコピー操作を終了するために要求されるメタデータをアップデートし、またコピーがソースまたはターゲットに対する任意のコンフリクトする書き込み操作を伴って終了するか、あるいは伴わないで終了するかを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】 データセットコピー中の書き込み通知を提供するためのシステム 発明の分野 本発明は、データ記憶サブシステムに関し、そして詳細には、コピー中(duri ng copy)の書き込み通知システムに関し、これはデータプロセッサにつながれ たデータ記憶サブシステムの複数の仮想データ記憶デバイス間のデータセットの コピーを規制する。コピー中の書き込み通知システムは、ソースの指定および宛 先データ記憶ボリュームを管理し、データ記憶サブシステムのスナップショット コピーリソースを起動し、顕著な量の処理リソースを消費しなければならないデ ータプロセッサを必要とせず、データセットコピー操作を実施する。さらに、コ ピープロセス中のデータセットアップデートの発生が検出され、ユーザはこのイ ベントを警告される。 問題点 コンピュータシステムの分野において、コンピュータシステム内に記憶された データセットのコピーへの変化を効果的に処理し、そしてこれを作成することは 問題である。この問題は、ディスクドライブメモリシステムの場合において特に 重大である。典型的なコンピュータシステムにおいて、データプロセッサは1つ 以上のデータ記憶サブシステム(これはディスクドライブメモリシステムを含む )につながれている。データプロセッサおよびこれらの関連したデータ記憶サブ システムは、データ記憶サブシステムの複数の仮想ボリューム間のデータセット のコピーを、データプロセッサの実施および効率性に悪影響を与えないような方 法で管理しなければならない。 従来のDASDデータ記憶サブシステムにおけるデータファイルのコピーは、 データ記憶サブシステムからデータファイルを取り出すデータプロセッサを伴い 、その後、取り出されたデータファイルを、データ記憶サブシステム内の他の指 定されたデータ記憶位置に書き込む。特に、このプロセスの一部として、DAS D コピーユーティリティまたはOSアクセス方法は、読み出しおよび書き込みチャ ネルプログラムの連続を実行することにより、データファイルまたはボリューム トラックレベルコピーを実施する。これらチャネルプログラムは、データ記憶サ ブシステムからデータプロセッサ上のメモリへとデータを読み出し、その後デー タ記憶サブシステムへ、記録レベルチャネルプログラムの連続として、そのデー タプロセッサメモリから書き込み返す。このシステムは、データファイルコピー 操作を成し遂げるために、データプロセッサが顕著な量のリソース(CPUサイ クル)を消費するようなリソースインテンシブ(resource intensive)である。加 えて、チャネルリソースが、データファイルコピー操作をベースとするデータプ ロセッサを実施するために必要とされる。さらに、データ記憶サブシステムがも つ2つの重大な難点は、データのコピーを作るために必要とされる時間と、およ びそのデータファイルのコピーを作るためにかかる時間中に記憶ファイルの一貫 性を維持する必要性とである。このことは、コピーが大きなグループのデータフ ァイル、またはデータベース(これらは単一もしくは共通のアプリケーションプ ログラムのターゲットである)から作られなければならない場合に、重大な問題 である。データコピーは、典型的にバックアップを目的として作られるが、コピ ーは編集あるいは他の目的として作られ得る。加えて、データファイルの複数コ ピーの作成および維持は、顕著な量の利用可能データ記憶サブシステムスペース を占める。 上記されたデータファイルコピー操作を制御したデータプロセッサに代わるも のは、米国特許第5,410,667号に記載のデータ記憶サブシステムスナッ プショットコピー操作である。このスナップショットコピーシステムは、従来技 術のデータファイルコピーの問題を、データプロセッサがデータ記憶サブシステ ムをコピーするために要求しているデータファイルを参照するために、データ記 憶サブシステム内の仮想トラックディレクトリにおける複製データファイルポイ ンタを単に作成することにより防ぐ。このことは、データプロセッサが、データ ファイルのただ唯一の物理的コピーがデータ記憶サブシステム内に常駐している 間、2つの仮想アドレスを介してデータファイルにアクセスすることを可能にす る。スナップショットコピー操作はデータプロセッサの関与なしに遂行され、こ れはデータ記憶サブシステム内において単独で管理されるためである。しかし、 スナップショットコピー操作は、データプロセッサにより選択され得ないが、デ ータ記憶サブシステムの限界内に単独で存在する。よって、データプロセッサは 、メタデータがアップデートされるまで作られる新しいコピーを理解しない。 従って、現在使用されている2つのデータファイルコピー操作は、相互に排他 的であり、そしてデータプロセッサベース(顕著な量の処理およびチャネルリソ ースを使用する)、あるいはデータ記憶サブシステムベース(データプロセッサ から独立して、そしてデータプロセッサの知識なしで作動する)のどちらかであ る。これら両データファイル操作は、データファイルのコピーを生成する最適な 方法より劣ることを意味する。 解決策 本発明のコピー中の書き込み通知システムにより、上記された問題は解決され 、当該分野における技術的進歩は成し遂げられる。このコピー中の書き込み通知 システムは、データプロセッサリソースの消費量を最小限化するような方法で、 データプロセッサがディスクデータ記憶サブシステムのデータセットコピー機能 を管理することを可能にするように機能し、またコピープロセス中のデータファ イルへのアップデートが検出されることを保証する。このことは、ソースおよび 宛先データ記憶ボリュームを指定するコピー中システムにより達成され、そして その後データ記憶サブシステムのスナップショットコピーリソースを起動し、デ ータプロセッサが操作の実行詳細に関与する必要性なしにデータセットコピー操 作を実施する。 コピー中の書き込み通知システムの実施は、データプロセッサベースであるが 、DASDボリュームデータファイルコピーは、実際のデータファイルの移動を 実施するためのデータプロセッサCPUリソースを使用せずに、実施される。従 って、従来のデータプロセッサメモリの読み出し、およびデータファイル書き込 みチャネルプログラムは、データファイルをソース位置からターゲット位置へコ ピーするためには利用されない。代わりに、コピー中の書き込み通知システムは 、データ記憶サブシステム上のソースボリューム、およびデータ記憶サブシステ ム 上のターゲットボリュームを決定し、両方の範囲を識別する。コピー中の書き込 み通知システムは、その後データをデータ記憶サブシステム上のソース位置から のDASDファイルシステム、およびデータ記憶サブシステム上のターゲット位 置からのDASDファイルシステムの割当を表すデータ記憶サブシステムへ送信 する。コピー中の書き込み通知システムをベースとするデータプロセッサは、そ の後拡張制御および監視(Extended Control and Monitoring)(ECAM)チャ ネルプログラムを用いて、データ記憶サブシステムが、スナップショットトラッ クポインタコピー操作を用いるファイルシステムコピー操作を実施するように指 示する。データ記憶サブシステムによるファイルコピー操作の結果のもとに、コ ピー中の書き込み通知システムは、ファイルコピー操作を終丁するために要求さ れるメタデータをアップデートする。メタデータは、アクセスするためのデータ プロセッサにより要求される支持ボリュームおよびデータファイル構造であり、 スナップショットターゲットステータスを識別し、そして維持する。コピー中の 書き込み通知システムは、ソースおよびターゲット位置のトラック範囲を表示す るデータを維持する。データファイルアップデートがデータファイルコピープロ セス中に開始した場合、識別された、ソースまたはターゲット位置へのデータフ ァイルアップデートのアプリケーションが検出され、そしてユーザはこのコンフ リクトを通知され得る。 図面の簡単な説明 図1は、本発明のコピー中の書き込み通知システムを含むデータシステムの全 体的なアーキテクチャをブロック図形式において図示し、 図2は、区画割当機能(Partition allocation function)を実施するためのコ ピー中の書き込み通知システムにより行われる操作工程をフロー図形式において 図示する。 詳細な説明 コンピュータシステム1は、少なくとも1つのデータプロセッサ11を含み、 少なくとも1つの仮想データ記憶サブシステム(DSS)3がこれにつながり、 この仮想データ記憶サブシステム3は、少なくとも1つの、そしておそらくは複 数のデータ記憶デバイス(データ記憶媒体上にデータを読み出し、書き込むため のもの)を、データプロセッサ11による使用のために含む。複数のデータ記憶 サブシステム3は、動的にマップされた仮想デバイスデータ記憶サブシステムを 備え、このサブシステムは、複数の仮想データ記憶デバイスを実現する。本明細 書中で開示されている発明の好ましい実施形態では、データ記憶サブシステム3 がディスクドライブアレイデータ記憶サブシステムを備えているが、いかなる記 憶技術でもデータ記憶サブシステム3を実行するために使用され得る。記載の簡 略化を目的として、ディスクドライブアレイデータ記憶サブシステム例が本明細 書中で用いられる。動的にマッピングされた仮想デバイスデータ記憶サブシステム 動的にマッピングされた、仮想デバイスデータ記憶サブシステム(例えばDS S3)の根底にある原理は、スナップショットコピーが実行されるという基本原 理を提供する。マッピングは重要なハードウェア問題であり、単一デバイスおよ び複数デバイス上で作動する。DASDサブシステムの仮想トラックマッピング および仮想デバイスの利点を生かすことにより、複数論理トラック表現は、実際 のところ、単一の物理トラックになり得る。マッピングテーブル データ記憶サブシステム3は、3つの抽象層(abstract layers)である仮想、 論理、および物理層の間で動的にマッピングする。仮想層は、従来の大型要因(l arge form factor)ディスクドライブメモリとして機能する。論理層は、複数の 重複グループ(redundancy group)に分類される記憶ユニットのアレイとして機能 する。物理層は、複数の個別小型要因(small form factor)ディスクドライブと して機能する。データ記憶サブシステム3は、これらの抽象層間でデータの動的 マッピングを行い、物理的デバイス上の実際スペースの割当および管理を制御す る。これらのデータ記憶管理機能は、データプロセッサ11には認識されないデ ータ記憶サブシステム3の操作を与えるような方法で実施される。データプロセ ッサ11は、データ記憶サブシステム3の仮想イメージのみを認識する。従って 仮想デバイスは、データプロセッサ制御されたコンテントおよびデータプロセ ッサ管理されたスペース割当を伴うデータプロセッサ11によりアドレス可能な エンティティである。このシステムにおいて、仮想デバイスは、複数の小型要因 ディスクドライブ(これはディスクドライブアレイ内にある少なくとも1つの重 複グループを構成する)上の大型要因ディスクドライブイメージのマッピングか らなる。仮想から物理マッピングは、仮想デバイスを表す仮想デバイステーブル (VDT)エントリの使用により達成される。仮想デバイスの「実現化」は、V DTエントリに関連した仮想トラックディレクトリ(VTD)エントリのセット であり、このそれぞれでVTDエントリが仮想トラックインスタンスを表示する データを含む。仮想トラックインスタンスは、データ記録を含むディスクドライ ブアレイ重複グループ内の物理記憶位置である。データ記憶管理機能は、データ プロセッサ11に認識されないデータ記憶サブシステム3の操作を与えるような 方法で実施される。データファイルスナップショットコピー操作 米国特許第5,410,667号に記載されているように、データ記憶サブシ ステム3は、 「スナップショットコピー」操作と呼ばれるトラックコピー能力 を含む。トラックスナップショットコピー操作は、仮想トラックディレクトリ内 の本来の参照ポインタと同じ物理メモリ位置を参照するための新しいポインタを 単に発生することにより、選択されたトラックの第2インスタンスを即座に作成 する。この様式において、同じ物理メモリスペースを参照する新しいポインタを 単に発生することにより、トラックはコピーされ得る。本来のトラックの物理コ ピーは、所望であれば、バックグラウンドプロセスとして、第2メモリ位置に後 に書き込まれ得る。あるいは、トラックにアクセスし得るプログラムが、任意の 方法においてトラックにデータを書き込む、またはトラックを修正する場合、修 正されたトラックは、新しい物理メモリ位置に書き込まれ、対応するアドレスポ インタは、この再書き込みトラックの新しい位置を反映するように変更される。 従ってこの装置は、トラックをデータプロセッサ11にコピーしなければなら ない時間ペナルティなしで本来のトラックを即座に移動させ、その後トラックを 新しい物理メモリ位置に書き込む。プログラムが、異なる仮想アドレスにおいて トラックに単にアクセスすることを可能にする目的のため、この機構の使用は顕 著な時間的な利点を提供する。この様式において、トラックは新しいメモリポイ ンタを単に作成することにより即座にコピーされ得、トラックの実際の物理コピ ーは、データプロセッサ11の関与なしでバックグラウンドプロセスとして起こ り得る。コピー中の書き込み通知システムの操作 図2は、上記で説明されたシステム環境内で実行される際のコピー中の書き込 み通知システムDCの操作を、フロー図形式において図示する。コピー中の書き 込み通知システムDCは、本明細書中において、データプロセッサ11上に存在 するデータファイル管理プロセスとして図示されているが、他の実行、例えば、 コピー中の書き込み通知システムDCの機能性を他のデータプロセッサ11上で 作動しているソフトウェアへ併合することも可能である。操作において、アプリ ケーションプロセスAP(これはデータプロセッサ11上に存在する)は、現存 するデータファイルのコピーの作成を工程201において要求し、データファイ ルはデータ記憶サブシステム3上の仮想デバイスに記憶される。データファイル コピー要求の受信に応答したコピー中の書き込み通知システムDC(これは選択 された(ソース)データファイルの識別を含む)は、識別されたソースデータフ ァイルを工程202において位置決めする。データファイル位置操作は、識別さ れたソースデータファイルのデータ記憶位置を識別するために、データプロセッ サ11データファイル記憶情報を検索するコピー中の書き込み通知システムDC を備える。コピー中の書き込み通知システムDCは、データプロセッサ11のメ モリ内に記憶されるVTOCCのDSCBエントリを検索し、そしてデータタイ プの照会を実行し、ここでこのことにより、識別されたソースデータファイルの 物理位置および範囲を、データプロセッサ11により指定されるように決定する 。しかし、データ記憶サブシステム3は、仮想ボリューム内にデータプロセッサ 11のデータを記憶し、例えば256論理DASDボリュームのように、複数の このボリュームがデータ記憶サブシステム3内で実行される。従って、コピー中 の書き込み通知システムDCにより得られるデータファイル位置情報は、データ 記憶位置のデータプロセッサビューを含み、このデータ記憶位置の中で選択され たソースデータファイルがデータ記憶サブシステム3上に記憶される。 データファイルコピー要求の受信に応答したコピー中の書き込み通知システム DCは、選択されたソースデータファイルのコピーの記憶のためのターゲット位 置をもまた、工程203において位置決めするか、あるいは割り当てる。コピー 中の書き込み通知システムDCは、データプロセッサ11のメモリ内に記憶され たVTOCのDSCBエントリを検索し、デバイスタイプの照会を実行し、ここ でこのことにより、識別されたソースデータファイルのコピーを記憶するために 十分な範囲の利用可能メモリスペースの物理位置を決定する必要がある。しかし 、データ記憶サブシステム3はデータプロセッサ11用のデータを仮想ボリュー ム内に記憶し、複数のこのボリュームは、データ記憶サブシステム3内で実現さ れ、コピー中の書き込み通知システムDCにより得られたデータファイル位置情 報はデータ記憶位置のデータプロセッサビューを備え、この中で選択されたデー タファイルのコピーは、データ記憶サブシステム3上に記憶される。 一度ソースおよびターゲット位置が識別されると、コピー中の書き込み通知シ ステムDCは、データファイルスナップショットコピープロセスが起動され得る か否かを決定するために、ソースおよびターゲット仮想デバイスの特性を見直さ なければならない。スナップショットコピープロセスがこの操作のために利用可 能であるならば、コピー中の書き込み通知システムDCは、工程204において 、ECAMチャネルプログラムのセットを、識別されたソースデータファイルの コピー、および関連したデータファイルポインタの作成を起動するために築く。 操作中、コピー中の書き込み通知システムDCは、トラック(これらは、識別さ れたソースデータファイル内においてコピーされる)の各範囲用にECAMチャ ネルメッセージを作成する。これらECAMメッセージは、データ記憶サブシス テム3へ、データファイルコピー操作を遂行するために連続的に投入される。特 に、コピー中の書き込み通知システムDCは、ECAMソース定義メッセージを データ記憶サブシステム3へ発行し、ソースおよびターゲット位置、ならびにこ れらの位置の両方のための範囲の両方を定義する。コピー中の書き込み通知シス テムDCは、ECAMソース定義メッセージをデータ記憶サブシステム3へデー タチャネル21(これは周知の様式においてこれら2つのシステムをつなぐ)を 渡って送信する。ECAMソース定義メッセージは、データ記憶サブシステム3 をデ ータファイルスナップショットコピー操作の実行のために準備するために用いら れ、またセキュリティ手段として機能する。プロセスのセキュリティ面は、工程 205においてデータ記憶サブシステム3からコピー中の書き込み通知システム DCへトークンをパスし、受信データをコピー中の書き込み通知システムDCか ら受信する将来の指示と結びつける。ECAMソース定義メッセージの受信に応 答して、データ記憶サブシステム3は、受信したソースおよびターゲット位置デ ータ、ならびに将来の使用のための範囲データを記憶する。 コピー中の書き込み通知システムDCは工程206において、ソースおよびタ ーゲット位置、ならびに先のECAMソース定義メッセージにおいて受信された 範囲データを用いて、ECAMターゲット実行メッセージ(これはデータ記憶サ ブシステム3に、要求されたスナップショットコピー操作を実行するように指示 する)を発生する。このメッセージは、トークン(これは先に実行されたECA Mメッセージ交換においてデータ記憶サブシステム3から受信されたもの)の包 含(inclusion)により先に送信されたECAMソース定義メッセージにつながれ る。データ記憶サブシステム3は、ECAMターゲット実行メッセージに含まれ るトークンを用い、記憶されたソースおよびターゲット位置ならびに範囲データ を識別し、周知の様式においてスナップショットコピー操作を実施する。スナッ プショットコピー操作がデータプロセッサの独立を実施することから、データ記 憶サブシステム3は、工程207において、ポーリングトークンを含むデータフ ァイルコピー承認メッセージを、データプロセッサ11上のコピー中の書き込み 通知システムDCへ返信する。このポーリングトークンは、コピー中の書き込み 通知システムDCがデータ記憶サブシステム3を、データファイルコピープロセ スの終了ステータスを確認するために照会することを可能にする。このプロセス では、上記されたように、物理コピーがバックグラウンドプロセスとして作成さ れる。 データファイルコピー照会は、ステータス照会メッセージを含む、ECAMス テータス照会メッセージの使用を介して実施される。コピー中の書き込み通知シ ステムDCは、ポーリングトークンをECAMステータス照会メッセージ内に、 利得の特定のデータファイルスナップショットコピー操作を識別するために挿入 し、工程208においてメッセージに送信する。データ記憶サブシステム3は、 工程209において、ステータスの終了したスナップショットコピーを示す応答 を返信することにより、受信したECAMステータス照会メッセージに応答する 。コピー中の書き込み通知システムDCは、データ記憶サブシステム3が応答を ECAMステータス照会メッセージ(これはデータファイルスナップショットコ ピー操作の成功した終了を表す)へ送信するまで、必要とされるだけ多くのEC AMステータス照会メッセージを創作し得る。 スナップショットコピー操作中、ソース範囲および/またはターゲット範囲を もたらす進行中の書き込み動作がある場合、アプリケーションプログラムAPは 、データ整合性が維持されることを保証するために、この動作を知らされなけれ ばならない。コピープロセスが、ソースおよびターゲットメモリスペースの排他 的制御のための標準的連続化(Serialization)プロセスを用いている場合でさえ も、データプロセッサ11上に存在する別のプロセス(これは標準的連続化プロ セスに従わない)は、連続化ホルダー(コピープロセス)の知識なしで、ソース 範囲またはターゲット範囲をアップデートし得る。データファイルのコピーが、 指定されたデータファイルの潜在的なアップデートが待ち状態の間に要求される こともまた、珍しくはない。このような動作から生まれたコピーは、本来のデー タファイルの正確なイメージではないことから、ファジーコピーと考えられる。 DASDサブシステム3は、これが制御する全てのデバイスの読み出し/書き込 みステータスを一意的に知ることから、この書き込み動作を問題点として識別し 得る。 従って、データ記憶サブシステム3は、そのようなイベントがコピープロセス 中に生じた際に、アプリケーションプログラムAPに警告する書き込み通知を発 行する。特に、データ記憶サブシステム3は、ソース範囲およびターゲット範囲 の両方のトラック範囲が、コピープロセスおよびデータファイルアップデートプ ロセスの両方について識別されることを要求する。従ってデータ記憶サブシステ ム3は、両プロセスのメモリ範囲内のオーバーラップを識別し、そして工程21 0においてECAMステータスメッセージを発行する。このメッセージは、2つ の動作状態書き込みプロセスのオーバーラップにより引き起こされる整合性妥協 (integrity compromise)を表示する。 一度データファイルスナップショットコピー操作が競合(compete)すると、 コピー中の書き込み通知システムDCは、工程211において、ソースデータフ ァイルおよびターゲットデータファイルに関連するメタデータをアップデートし なければならない。メタデータは、VTOC、ボリュームラベル、VTOC指標 、データプロセッサ11のメモリ内に記憶されるVVDSデータを含む。コピー 中の書き込み通知システムDCは、通常、周知の様式においてこのデータをアッ プデートし、ソースファイル、ならびにデータファイルスナップショットコピー 操作により作成されるデータファイルの両方の位置、および範囲を正確に反映す る。しかし、データファイル整合性の妥協を示すECAMステータスメッセージ の受信は、警告メッセージがアプリケーションプログラムAPに発生されること を引き起こす。従って、アップデートがコピー操作中に起こると、要求者(reque stor)は警告メッセージおよび非ゼロ終了コードにより通知され、いかなる所望 の他の動作がとられ得る。要求者がとり得る可能性ある動作は次の通りである: 1)ジョブを終了させる、2)警告を無視して継続する、および3)書き込み通 知に基づくプロセス実行シーケンスを変える。この重大な局面に当たって、工程 212においてデータファイルスナップショットコピー操作は完了し、そして終 了処理する。要旨 従ってコピー中の書き込み通知システムは、データプロセッサリソースの消費 量を最小限化するような方法で、データプロセッサがディスクデータ記憶サブシ ステムのデータファイルコピー機能を管理することを可能にするように機能する 。このことは、データ記憶サブシステム上のソースボリューム、データ記憶サブ システム上のターゲットボリュームを決定し、両方の範囲を識別するコピー中の 書き込み通知システムにより達成される。そしてコピー中の書き込み通知システ ムは、データをデータ記憶サブシステム上のソース位置からのDASD全トラッ ク、およびデータ記憶サブシステム上のターゲット位置からのDASD全トラッ クの割当を表すデータ記憶サブシステムへ送信する。コピー中の書き込み通知シ ステムをベースとするデータプロセッサは、その後ECAMチャネルプログラム を用いて、データ記憶サブシステムがデータファイルコピー操作(スナップショ ット トラックポインタコピー操作を用いる)を実施するように指示する。このことは 、データプロセッサが、データファイルコピー操作の実行に深く関与する必要性 を排除する。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 ステムは、データファイルコピー操作を終了するために 要求されるメタデータをアップデートし、またコピーが ソースまたはターゲットに対する任意のコンフリクトす る書き込み操作を伴って終了するか、あるいは伴わない で終了するかを表示する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 動的にマッピングされた、再書き込み可能メモリスペースを有する仮想メ モリデータ記憶サブシステム上に記憶されたデータファイルをコピーするための 、データファイルコピー中の書き込み通知装置であって、該データファイルコピ ー中の書き込み通知装置は、該データプロセッサから独立して選択されたデータ ファイルのコピーを即座に作成するように操作可能なデータ記憶サブシステムに つながれた該データプロセッサ上に存在し、該データファイルコピー中の書き込 み通知装置は、 該再書き込み可能メモリスペース上に書き込まれた選択されたデータファイル 、および該選択されたデータファイルのコピーとして、該再書き込み可能メモリ スペース内にメモリを割り当てるための手段と、 制御メッセージを該データ記憶サブシステムへ、該選択されたデータファイル 、および該選択されたデータファイルの該コピー用のメモリスペースを識別する ために送信するための手段と、 該選択されたデータファイルをコピー中に、該選択されたデータファイルへの 無防備なデータファイル書き込みを検出する該データ記憶サブシステムに応答す る手段であって、要求者が何らかの動作をとり得るように、書き込みが起こった ことを該要求者に通知するための手段と、 を含む装置。 2. 制御メッセージを前記データ記憶サブシステムへ、前記選択されたデータ ファイルの前記コピーを開始するために送信するための手段、 をさらに含む、請求項1に記載のデータファイルコピー中の書き込み通知装置。 3. 前記メモリを割り当てるための手段が、 前記選択されたデータファイルの位置および範囲を決定するための手段、 を含む、請求項2に記載のデータファイルコピー中の書き込み通知装置。 4. 前記メモリを割り当てるための手段が、 前記選択されたデータファイルの前記コピーの位置および範囲を決定するため の手段、 を含む、請求項2に記載のデータファイルコピー中の書き込み通知装置。 5. 前記制御メッセージを送信するための手段が、 データを、前記データ記憶サブシステムへ、前記選択されたデータファイルの 位置および範囲、ならびに該選択されたデータファイルの前記コピー用の位置お よび範囲を識別するために送信するための手段、 を含む、請求項1に記載のデータファイルコピー中の書き込み通知装置。 6. 前記制御メッセージを送信するための手段が、 データを、前記データ記憶サブシステムへ、前記データ記憶サブシステム内の 前記選択されたデータファイル上で、スナップショットコピー操作の作動を開始 するために送信するための手段、 をさらに含む、請求項5に記載のデータファイルコピー中の書き込み通知装置。 7. 前記要求者に通知するための手段が、 前記データ記憶サブシステム内に位置づけされ、前記選択されたデータファイ ル用のソースおよびターゲット範囲、ならびに該データ記憶サブシステム上に存 在する他の書き込みプロセスのターゲット範囲を監視するための手段と、 該データ記憶サブシステム内に位置づけされ、該選択されたデータファイルの 範囲、および該データ記憶サブシステム上に存在する該他の書き込みプロセスの 内1つのターゲット範囲が同じメモリスペースを含む場合を検出するための手段 と、 を含む、請求項1に記載のデータファイルコピー中の書き込み通知装置。 8. 前記要求者に通知するための手段が、 前記データ記憶サブシステム内に位置づけされ、前記検出するための手段に応 答し、データを前記データプロセッサへ、前記選択されたデータファイルの範囲 、および該データ記憶サブシステム上に存在する該他の書き込みプロセスの内1 つのターゲット範囲が同じメモリスペースを含む場合に、書き込みコンフリクト を識別するために送信するための手段、 をさらに含む、請求項7に記載のデータファイルコピー中の書き込み通知装置。 9. 前記要求者に通知するための手段が、 前記送信されたデータに応答して、前記選択されたデータファイルと関連した メタデータのアップデートを打ち切るための手段、 をさらに含む、請求項8に記載のデータファイルコピー中の書き込み通知装置。 10. 再書き込み可能メモリスペースを有する、データ記憶サブシステム上に 記憶されたデータファイルをコピーするための、データファイルコピー中の書き 込み通知方法であって、該データファイルコピー方法は、データプロセッサから 独立して選択されたデータファイルのコピーを即座に作成するように操作可能な 該データ記憶サブシステムにつながれた該データプロセッサ上で実行可能であり 、該データファイルコピー方法は、 該再書き込み可能メモリスペース上に書き込まれた選択されたデータファイル 、および該選択されたデータファイルのコピーとして、該再書き込み可能メモリ スペース内にメモリを割り当てる工程と、 制御メッセージを該データ記憶サブシステムへ、該選択されたデータファイル 、および該選択されたデータファイルの該コピー用のメモリスペースを識別する ために送信する工程と、 該選択されたデータファイルをコピー中に、該選択されたデータファイルへの 無防備なデータファイル書き込みを検出する該データ記憶サブシステムに応答し 、該選択されたデータファイルをコピー中に書き込みが起こったことを該要求者 に通知する工程と、 を含む方法。 11. 制御メッセージを前記データ記憶サブシステムへ、前記選択されたデー タファイルの前記コピーを開始するために送信する工程、 をさらに含む、請求項10に記載のデータファイルコピー中の書き込み通知方法 。 12. 前記メモリを割り当てる工程が、 前記選択されたデータファイルの位置および範囲を決定する工程、 を含む、請求項11に記載のデータファイルコピー中の書き込み通知方法。 13. 前記メモリを割り当てる工程が、 前記選択されたデータファイルの前記コピーの位置および範囲を決定する工程 、 を含む、請求項11に記載のデータファイルコピー中の書き込み通知方法。 14. 前記制御メッセージを送信する工程が、 データを、前記データ記憶サブシステムへ、前記選択されたデータファイルの 位置および範囲、ならびに該選択されたデータファイルの前記コピー用の位置お よび範囲を識別するために送信する工程、 を含む、請求項10に記載のデータファイルコピー中の書き込み通知方法。 15. 前記制御メッセージを送信する工程が、 データを、前記データ記憶サブシステムへ、前記データ記憶サブシステム内の 前記選択されたデータファイル上で、スナップショットコピー操作の作動を開始 するために送信する工程、 をさらに含む、請求項14に記載のデータファイルコピー中の書き込み通知方法 。 16. 前記通知する工程が、 前記データ記憶サブシステム内において、前記選択されたデータファイル用の ソースおよびターゲット範囲、ならびに該データ記憶サブシステム上に存在する 他の書き込みプロセスのターゲット範囲を監視する工程と、 該データ記憶サブシステム内において、該選択されたデータファイルの範囲、 および該データ記憶サブシステム上に存在する該他の書き込みプロセスの内1つ のターゲット範囲が同じメモリスペースを含む場合を検出する工程と、 を含む、請求項10に記載のデータファイルコピー中の書き込み通知方法。 17. 前記通知する工程が、 データを、前記記データ記憶サブシステムから前記データプロセッサへ、前記 選択されたデータファイルの範囲、および該データ記憶サブシステム上に存在す る該他の書き込みプロセスの内1つのターゲット範囲が同じメモリスペースを含 む場合に、書き込みコンフリクトを識別するために送信する工程、 をさらに含む、請求項16に記載のデータファイルコピー中の書き込み通知方法 。
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