JP2007226325A - 計算機システム、管理計算機及び記憶領域の管理方法 - Google Patents

計算機システム、管理計算機及び記憶領域の管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】仮想ボリュームの全てのデータを複製することはできない。
【解決手段】管理計算機は、実記憶領域を複製元とする複製要求を取得すると、複数の実記憶領域に対応付けられている仮想記憶領域を複製先の仮想記憶領域に選択し、複製元及び複製先の仮想記憶領域が実記憶領域に割り当てられているか否かを判定し、判定の結果に基づいて、複製元の実記憶領域に格納されているデータを複製先の実記憶領域に複製するよう指示し、データが複製された複製元の実記憶領域と複製先の実記憶領域との複製関係の情報を保持することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、計算機又は記憶装置を用いた計算機システムに関し、特に、記憶装置における記憶領域のデータ複製処理を実行する計算機システムに関する。
企業等で用いられる計算機システムにおいて、データを記憶する記憶領域であるボリュームの数が増加している。この理由としては、記憶装置であるストレージのデータ容量の増加及びデータを保存する期間の長期化等がある。
計算機システムの計算機及びストレージが設定できるボリュームの数は限られている。従って、必要な数のボリュームを提供できない問題点があった。
この問題を解決するために、計算機が認識するボリュームの識別情報(例えば、WWN(World Wide Name)とLUN(Logical Unit Number)は変えず、実際の記憶装置の複数のボリューム又は記憶装置に接続された他の記憶装置の複数のボリュームの割り当てを設定、解除、及び切り替えることによって、ボリュームの利用効率を向上させることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このボリュームの割り当ての技術には、同一の記憶装置の内部の他のボリュームに切り替える方法と記憶装置と接続された他の記憶装置のボリュームに切り替える方法とがある。
後者の方法において記憶装置と接続された他の記憶装置のボリュームを実ボリュームという。また、実ボリュームを実体として割り当てられ、記憶装置内の管理単位となるボリュームを以下仮想ボリュームという。
特開2005−209149号公報
記憶装置内又は記憶装置間でボリュームを複製する場合、例えばデータのバックアップを実行する場合において、従来は、複製元のボリューム及び複製先のボリュームを、ボリュームの識別情報、又はボリュームの複製を実行する記憶装置が当該複製元及び複製先のボリュームを識別するためのボリュームIDによって、指定する操作が必要であった。
通常、仮想ボリュームは、複数の実ボリュームと対応付けられている。実ボリュームが仮想ボリュームに対応付けられているとは、仮想ボリュームと実ボリュームが接続されていて、仮想ボリュームを実ボリュームに割り当て可能であることをいう。
そして、仮想ボリュームを一つの実ボリュームに割り当て、仮想ボリュームは所定の周期で実ボリュームとの割り当ての関係を切り替えながら運用されている。ここで仮想ボリュームと実ボリュームに割り当てられていると、ホストから仮想ボリュームにデータの書き込み要求されたデータを実ボリュームに格納する。
例えば、複製元のボリュームが実ボリュームで、複製先のボリュームが実ボリュームであって、複製元及び複製先のボリュームが識別情報又はボリュームIDによって指定されている場合を考える。この場合、複製先の実ボリュームには、当該指定された実ボリュームのデータのみが複製されて、仮想ボリュームに対応付けられている他の実ボリュームのデータを複製することはできない。即ち、仮想ボリュームの全てのデータを複製することはできなかった。
また、仮想ボリュームの全てのデータを複製する場合には、仮想ボリュームに対応付けられている各実ボリュームに複製操作を設定しなくてはならない。
本発明の代表的な一形態によると、一つ以上の第1ストレージシステムと、第1ストレージシステムに接続され、一つ以上の第2ストレージシステムと、ホスト計算機と、第1ストレージシステム及び第2ストレージシステムを管理する管理計算機と、を備える計算機システムにおいて、第1ストレージシステムは、第2ストレージシステムと接続する第1インタフェースと、第1インタフェースに接続される第1プロセッサと、第2ストレージシステムに備わる仮想記憶領域に書き込み要求されたデータを格納する実記憶領域と、を備え、第2ストレージシステムは、ホスト計算機及び第1ストレージシステムと接続する第2インタフェースと、第2インタフェースに接続される第2プロセッサと、第2プロセッサに接続される第2メモリと、を備え、データの書き込まれる仮想記憶領域をホスト計算機に提供し、仮想記憶領域は、実記憶領域に対応付けられており、実記憶領域は、仮想記憶領域に割り当てられていれば、当該仮想記憶領域に書き込み要求されたデータを格納し、管理計算機は、第1ストレージシステム及び第2ストレージシステムと接続される第3インタフェースと、第3インタフェースに接続される第3メモリと、第3プロセッサと、を備え、第3プロセッサは、実記憶領域を複製元とする複製要求を取得すると、複数の実記憶領域に対応付けられている仮想記憶領域を複製先の仮想記憶領域に選択し、複製元及び複製先の仮想記憶領域が実記憶領域に割り当てられているか否かを判定し、判定の結果に基づいて、複製元の実記憶領域に格納されているデータを、複製先の実記憶領域に複製するよう指示し、データが複製された複製元の実記憶領域と複製先の実記憶領域との複製関係の情報を第3メモリに保持することを特徴とする。
本発明の代表的な一形態によれば、仮想記憶領域に接続された実ボリュームごとに複製処理を実行することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を図1から図9を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の計算機システムを示す構成図である。
計算機システムは、管理計算機100、ホスト計算機110、ストレージ装置120及び外部ストレージ装置130を備える。
管理計算機100、ホスト計算機110、ストレージ装置120及び外部ストレージ装置130は相互に第一接続108によって接続される。例えば、第一接続108においてはIP(Internet Protocol)によって通信が行われる。さらに、ホスト計算機110とストレージ装置120は第二接続118によって接続される。また、ストレージ装置120と外部ストレージ装置130は第三接続128によって接続される。例えば、第二接続118及び第三接続128においてはデータ転送に適したFC(Fibre channel)プロトコルによって通信が行われる。
また、二つのホスト計算機110の間も接続され、二つのストレージ装置120の間も接続される。
なお、第一接続108、第二接続118及び第三接続128は、同一の通信プロトコルによって通信するものでもよく、同じネットワークを用いてもよい。
ストレージ装置120は、コントローラ121、メモリ122、インタフェース(I/F)123及び仮想ボリューム124を備える。
コントローラ121は、メモリ122、I/F123及び仮想ボリューム124に接続される。コントローラ121は、メモリ122に格納される各種プログラムを実行することによって、外部ストレージ装置130との通信や実際にストレージ装置120の制御を行なうコントローラ121とメモリ122を有する。
メモリ122は、接続先実ボリューム切替指示プログラム125、実ボリューム切替プログラム126及びストレージ構成プログラム127を格納する。
接続先実ボリューム切替指示プログラム125は、仮想ボリューム124が複製ペアを構成している場合に、複製ペアを構成する相手方のストレージ装置120に含まれる仮想ボリューム124の実ボリューム134の切り替えを指示する。実ボリューム切替指示プログラム104又は実ボリューム切替指示プログラム116が、複製先の仮想ボリューム124の実ボリューム134を切り替えれば、ストレージ装置120に接続先実ボリューム切替指示プログラム125は必要ない。
実ボリューム切替プログラム126は、仮想ボリューム124の実体となる実ボリューム134が複数存在する場合に、仮想ボリューム124として使用される実ボリューム134を選択して、仮想ボリューム124を当該選択した実ボリューム134に割り当てるプログラムである。
ストレージ構成プログラム127は、ストレージ装置120の構成について管理するプログラムである。また、ストレージ構成プログラム127は、仮想ボリューム124をI/F123経由でホスト計算機110に認識させるための機能、及び仮想ボリューム124に対して実体となる実ボリューム134とを対応付ける機能を有する。
I/F123は、ホスト計算機110からのデータ読み書き要求に関するデータI/Oの送受信、外部ストレージ装置130とデータ転送に関するデータI/Oの送受信、及び、管理計算機100等と通信をする。本実施の形態のストレージ装置120は、複数のI/F123を備える。I/F123は、通信プロトコルの違いによって(例えば、管理計算機100との通信がIP(Internet Protocol)であり、ホスト計算機110とのデータI/OはFC(Fibre Channel)プロトコルである)、別々に配置される。また使用されるプロトコルが同じでも、用途の違いや設定の違いなどから、管理計算機100との通信と、ホスト計算機110、外部ストレージ装置130との通信とで別々なI/F123が配置されてもよい。
なお、これらの装置と同一のプロトコルで接続される場合には、ストレージ装置120は、一つのI/F123を備えればよい。
具体的には、本実施の形態のストレージ装置120は、I/F123として、管理計算機100との通信のための第一接続108のインタフェース、ホスト計算機110との通信のための第二接続118のインタフェース、外部ストレージ装置130との通信のための第三接続128のインタフェース、他のストレージ装置120との通信のためのインタフェースを備える。
仮想ボリューム124は、ホスト計算機110が操作するデータを格納する記憶領域である。この仮想ボリューム124の実態は外部ストレージ装置130にある実ボリューム134である。
ストレージ装置120は、実記憶媒体を備えず、仮想ボリューム124しか持たないストレージ装置でもよい。また、仮想ボリューム124だけでなく、ハードディスクドライブによる記憶媒体を備えてもよい。さらに、ハードディスクドライブを複数備え、RAID構成の論理的なボリュームを提供してもよい。また、バックアップシステムなどで、データのバックアップを取るために、テープやDVDなどのリムーバブルメディアが備わってもよい。すなわち、ストレージ装置120は、外部ストレージ装置130の実ボリューム134と同様のボリュームを含んでもよい。
図2は、本発明の第1の実施の形態の管理計算機100のブロック図である。
管理計算機は、CPU101、メモリ102及びインタフェース(I/F)103を備える。
CPU101は、メモリ102及びI/F103に接続される。CPU101は、メモリ102に格納される各種プログラムを実行する。メモリ102は、実ボリューム切替指示プログラム104、実ボリューム複製指示プログラム105及びストレージ管理情報106を格納する。
実ボリューム切替指示プログラム104は、仮想ボリューム124と実ボリューム134の割り当ての関係を切り替えるプログラムである。実ボリューム複製指示プログラム105は、ペア操作処理を指示するプログラムである。ストレージ管理情報106は、ボリュームテーブル200、実ボリュームテーブル210、ペアボリュームテーブル220及び外部ペアボリュームテーブル230を含む。ストレージ管理情報106は、実ボリューム切替プログラム指示プログラム104及び実ボリューム複製指示プログラム105によって使用される。
I/F103は、ホスト計算機110、ストレージ装置120及び外部ストレージ装置130と管理コマンド及び管理情報を通信する、第一接続108に対するインタフェースである。
次に図1を用いてホスト計算機110を説明する。
ホスト計算機110は、CPU111、メモリ112及びI/F113を備え、ストレージ装置120の仮想ボリューム124にI/F113を介して、データI/Oを送受信して、アプリケーションプログラム114の運用や、アプリケーションプログラム114等で使用するデータを格納、編集する計算機である。
CPU111は、メモリ112及びI/F113に接続される。CPU111は、メモリ112に格納される各種プログラムを実行する。メモリ112は、アプリケーションプログラム114、ペア管理プログラム115及び実ボリューム切替指示プログラム116を格納する。
アプリケーションプログラム114は、ホスト計算機110によって提供される業務を実行するプログラムである。このアプリケーションプログラム114は、仮想ボリューム124のデータを更新及び作成するデータ管理、及びストレージ装置120に格納されたデータを複製するバックアップ管理等を実行するプログラム等がある。
ペア管理プログラム115は、ストレージ装置120のストレージ構成プログラム127及び他のホスト計算機110のペア管理プログラム115と連携して、ボリュームの複製及びボリュームの回復を管理するプログラムである。
実ボリューム切替指示プログラム116は、ホスト計算機110のアプリケーションプログラム114によって使用される仮想ボリューム124の外部ストレージ装置130の実ボリューム134の切り替えを指示するプログラムである。また、実ボリューム切替指示プログラム116は、この仮想ボリューム124が複製ペアを構成している場合には、複製ペアを構成する相手方のストレージ装置に含まれる仮想ボリューム124の実ボリューム134の切り替えを指示する。実ボリューム切替指示プログラム116は、管理計算機100の実ボリューム切替プログラム104と同等の機能を持つ。
I/F113は、データ読み書き要求の送信、データ読み書き要求に関するデータの送受信、及び、管理計算機100等と通信をする。本実施の形態のホスト計算機110は、複数のI/F113を備える。具体的には、本実施の形態のホスト計算機110は、I/F113として、管理計算機100との通信のための第一接続108のTCP/IPプロトコルを用いるインタフェース、ストレージ装置120との通信のための第二接続118のFibre Channelプロトコルを用いるインタフェース、他のホスト計算機110との通信のためのインタフェースを備える。
なお、これらの装置と同一のプロトコルによって接続される場合には、ホスト計算機110は、一つのI/F113を備えればよい。また、同じプロトコルを用いた場合でも、用途の違い等から、管理計算機100との通信と、ホスト計算機110及びストレージ装置120との通信とで異なるインタフェースが設けられることもある。
図3は、本発明の第1の実施の形態の外部ストレージ装置130のブロック図である。
外部ストレージ装置130は、コントローラ131、メモリ132、I/F133及び実ボリューム134を備える。
コントローラ131は、メモリ132、I/F133及び実ボリューム134に接続される。
コントローラ131は、メモリ132に格納される各種プログラムを実行する。メモリ132は、ストレージ構成プログラム135を格納する。
ストレージ構成プログラム135は、外部ストレージ装置130の構成について管理するプログラムである。また、ストレージ構成プログラム135は、実ボリューム134をI/F133経由でホスト計算機110及びストレージ装置120に認識させるための機能を有する。
I/F133は、実ボリューム134に対して読み書きされるデータに関するデータI/Oの送受信、及び、管理計算機100などと通信する。本実施の形態の外部ストレージ装置130は、複数のI/F133を備える。具体的には、本実施の形態の外部ストレージ装置130は、I/F133として、管理計算機100との通信のための第一接続108のTCP/IPプロトコルを用いるインタフェース、ストレージ装置120との通信のための第三接続128のFibre Channelプロトコルを用いるインタフェースを備える。
なお、これらの装置と同一のプロトコルによって接続される場合には、外部ストレージ装置130は、一つのI/F133を備えればよい。また、同じプロトコルを用いた場合でも、用途の違い等から、管理計算機100との通信と、ホスト計算機110及びストレージ装置120との通信とで異なるインタフェースが設けられることもある。
実ボリューム134は、仮想ボリューム124を管理するストレージ装置120において使用されるボリュームと同じボリュームであり、データを管理することによって、ホスト計算機110等で使用されるデータを格納するボリュームとして使用される。また、実ボリューム134は、ホスト計算機110からのデータ格納領域として用いることもできる。
実ボリューム134は、仮想ボリューム124と接続されていて、仮想ボリューム124に割り当て可能であれば、実ボリューム134が仮想ボリューム124に対応付けられているという。
実ボリューム134は、仮想ボリューム124に割り当てられていれば、ホスト計算機110から仮想ボリューム124にデータの書き込み要求されたデータを格納する。
例えば、実ボリューム134は、ハードディスクドライブによって提供される。この場合、外部ストレージ装置130は、ハードディスクを備えたストレージ装置である。また、実ボリューム134は、ハードディスクドライブをRAID構成した論理的なボリュームであってもよい。この場合、外部ストレージ装置130は、RAID装置である。
また、実ボリューム134は、データのバックアップのためのテープ及びDVD等のリムーバブルメディア等によって提供されてもよい。この場合、外部ストレージ装置130は、リムーバブルメディアであるテープを自動的に入れ替える装置であるテープライブラリであったり、DVDを自動的に入れ替える装置であるDVDライブラリであってもよい。
ここで、実ボリューム134が、仮想ボリューム124に「割り当てられている」とは、実ボリューム134と仮想ボリューム124が論理的に接続されていることをいう。実ボリューム134が仮想ボリューム124に割り当てられていなければ、実ボリューム134は、ホスト計算機110から仮想ボリューム124に書き込み要求されたデータを格納することができない。
外部ストレージ装置130は、ストレージ装置120と同じ構成を備えるストレージ装置でもよい。また、ストレージ構成プログラム135が実ボリューム134を使用した仮想ボリューム124の管理機能を備えないストレージ装置でもよい。
図4は、本発明の第1の実施の形態のボリュームテーブル200の構成図である。
ボリュームテーブル200は、ボリュームID201、ストレージID202及びストレージボリュームID203を含む。
ボリュームID201は、ボリューム(仮想ボリューム124と実ボリューム134を含む)の一意な識別子である。ストレージID202は、ストレージ装置(ストレージ装置120と外部ストレージ装置130を含む)を示す一意な識別子である。ストレージボリュームID203は、ストレージ装置のボリュームの一意な識別子である。
なお、ストレージIDが「1」又は「2」のボリューム(VOL1〜VOL4及びVOL13)は、仮想ボリューム124である。ストレージIDが「3」又は「4」のボリューム(VOL5〜VOL12及びVOL14〜VOL17)は、実ボリューム134である。
なお、ボリュームテーブル200は、ホスト計算機110から各I/FのID(WWN等)と、各I/Fに設定したボリューム番号(LUN)と、を含んでもよい。ボリュームテーブル200にI/FのIDとボリューム番号を含めると、ボリュームが複数のI/Fに接続される場合に便利である。
図5は、本発明の第1の実施の形態の実ボリュームテーブル210の構成図である。
実ボリュームテーブル210は、仮想ボリュームID211、実ボリュームID212及び割り当て有無の情報213を含む。
仮想ボリュームID211は、仮想ボリューム124の一意な識別子であり、ボリュームテーブル200のボリュームID201と同じ識別子が格納される。実ボリュームID212は、実ボリューム134の一意な識別子であり、ボリュームテーブル200のボリュームID201と同じ識別子が格納される。割り当て有無の情報213は、仮想ボリューム124に実ボリューム134が割り当てられている場合には、「有り」、仮想ボリューム124に実ボリューム134が割り当てられていない場合には、「無し」である。
例えば、実ボリュームテーブル210を参照すると、VOL1は、実ボリュームVOL5及びVOL6の仮想ボリュームである。すなわち、実ボリュームVOL5及びVOL6は、仮想ボリュームVOL1に対応付けられている。割り当て有無213が「有り」なので、実ボリュームVOL5は、仮想ボリュームVOL1に実際に割り当てられている。すなわち、ホスト計算機110が仮想ボリュームVOL1に要求した書き込み要求のデータは、実ボリュームVOL5に書き込まれる。
一方、VOL1とVOL6は、仮想ボリューム124と実ボリューム134の関係であるが、割り当て有無の情報213が「無し」なので、VOL1とVOL6は、実際に割り当てられておらず、ホスト計算機110が仮想ボリュームVOL1に要求した書き込み要求のデータは、仮想ボリュームVOL1の実ボリュームVOL6に書き込まれない。
VOL1とVOL5が割り当てられていれば、VOL6は実ボリュームとしてVOL1には割り当てられない。即ち、仮想ボリューム124に割り当てられる実ボリューム134は一つのみである。
逆にVOL1とVOL6が割り当てられていれば、VOL1とVOL6に対する割り当て有無213のデータは「有り」になり、VOL1とVOL5に対する割り当て有無213の値は「無し」になる。
図6は、本発明の第1の実施の形態のペアボリュームテーブル220の構成図である。
ペアボリュームテーブル220は、当該複製処理を実行した複製元のボリュームIDと複製先のボリュームIDを格納するテーブルである。ペアボリュームテーブル220は、複製処理終了後に、実ボリューム複製指示プログラム105が、複製元の仮想ボリューム124又は実ボリューム134と複製先の仮想ボリューム124又は実ボリューム134との関係を保持するために用いられる。
ペアボリュームテーブル220は、ペアID221、複製元ボリュームID222及び複製先ボリュームID223を含む。
ペアID221は、複製元ボリュームと複製先ボリュームのペアの関係を示す一意な識別子である。複製元ボリュームID222は、複製元の仮想ボリューム124のボリュームIDを示す。複製先ボリュームID223は、複製先の仮想ボリューム124のボリュームIDを示す。
複製元ボリュームID222と複製先ボリュームID223が示すボリュームIDは、ボリュームテーブル200のボリュームID201と同じ識別子が格納される。なお、複製元ボリューム222及び複製先ボリューム223に格納されるボリュームIDは、仮想ボリューム124のIDであっても実ボリューム134のIDであってもよい。また、仮想ボリューム134と実体を持つ通常のボリュームと間のペアの情報が格納されてもよい。
図6に示す場合は、VOL1とVOL3は複製ペア関係であり、ストレージ装置120やホスト計算機110等によって、VOL1からVOL3へ複製操作が行なわれていることが示されている。
図7は、本発明の第1の実施の形態の外部ペアボリュームテーブル230の構成図である。
外部ペアボリュームテーブル230は、複製処理終了後に、実ボリューム複製指示プログラム105が、複製元の実ボリューム134と複製先の実ボリューム134との関係を示す。すなわち、外部ペアボリュームテーブル230には、この複製処理を実行した複製元の実ボリューム134のボリュームIDと複製先の実ボリューム134のボリュームIDを格納する。
外部ペアボリュームテーブル230は、外部ペアID231、ペアID232、複製元実ボリュームID233、複製先実ボリュームID234、ペア運用中235及び差分管理位置236を含む。
外部ペアID231は、実ボリューム134間の複製ペアの関係の一意な識別子である。ここで複製ペアとは、複製処理を実行する複製元の実ボリューム134と複製先の実ボリューム134とのペアをいう。ペアID232は、外部ペアID231によって規定される複製ペアを実際に運用するための識別子であり、ペアボリュームテーブル220のペアID221と同じ識別子が格納される。
複製元実ボリュームID233は、複製元の実ボリューム134のボリュームIDを示す。複製先実ボリュームID234は、複製先の実ボリューム134のボリュームIDを示す。
ペア運用中235は、複製元の実ボリューム134及び複製先の実ボリューム134が実際にペアとして運用されているか否かを示す。ペア運用中235が「運用中」であれば、複製元の実ボリューム134及び複製先の実ボリューム134がペアとして運用されていることを示す。具体的には、複製元実ボリュームID233及び複製先実ボリュームID234の割り当て有無213が「有り」の場合には、複製元実ボリュームに書き込まれたデータは複製先実ボリュームに複製されている。
一方、ペア運用中235が「停止中」であれば、現在は複製元の実ボリューム134及び複製先の実ボリューム134がペアとして運用されていないことを示す。具体的には、複製元実ボリュームID233及び複製先実ボリュームID234の割り当て有無213が「無し」の場合には、複製元実ボリュームに書き込まれたデータは複製先実ボリュームに複製されない。
差分管理位置236は、複製元の実ボリューム134のデータと複製先の実ボリューム134のデータとの差分である差分情報を格納する領域のポインタである。
差分情報は、複製元のストレージ装置120と複製先のストレージ装置120の、どちらか一方又は両方で管理される。
差分情報が、複製元又は複製先のストレージ装置120のどちらか一方のストレージ装置120によって管理される場合、差分情報を管理するストレージ装置120の差分情報を格納するポインタが差分管理位置236に登録される。
また、差分情報が、複製元及び複製先のストレージ装置120の両方によって管理される場合には、両方のストレージ装置120の差分情報を格納するポインタが差分管理位置236に格納される。
図8は、本発明の第1の実施の形態のペアボリューム指定画面300を示す図である。
ペアボリューム指定画面300は、複製元ボリューム301、複製先ボリューム302、複製元実ボリューム303、複製先実ボリューム304、順番305、複製開始スケジュール306、操作内容307、実行308及びキャンセル309を備える。
複製元ボリューム301は、ユーザが複製元のボリュームを指定する欄である。複製先ボリューム302は、ユーザが複製先のボリュームを指定する欄である。
複製元実ボリューム303は、ユーザが複製元の実ボリューム134を指定する欄である。複製先実ボリューム304は、ユーザが複製先の実ボリューム134を指定する欄である。
順番305は、複製元の実ボリューム134及び複製先の実ボリューム134の複製ペアが複数ある場合において、ペア操作を実行する順番を指定する欄である。仮想ボリューム124に割り当て可能な実ボリュームは一つしかないため、複製を処理する順番を指定することが必要だからである。
複製開始スケジュール306は、複製処理を開始する時間を指定する欄である。順番305によって複製処理の順番を指定するのではなく複製処理が実行される時間を指定するときに入力される、
なお、順番305と複製開始スケジュール306に矛盾がある場合には、エラーを表示するか、また、順番305又は複製開始スケジュール306のどちらか一方の指定を優先して複製処理を実行する。例えば、二つの複製ペアがある場合には、順番305は、一つ目のペアが1番目に複製処理をすることになっているが、複製開始スケジュール306は、二つ目のペアの複製処理開始時間が早い場合には、両者の指定が矛盾するので、エラーを表示するか順番305又は複製開始スケジュール306のどちらか優先して複製処理を実行する。
また、ユーザが順番305を指定したが、複製開始スケジュール306を指定しなかった場合、順番305が早いものから順に複製処理を実行して、その複製処理の終了後すぐに次の順番の複製処理を実行してもよい。
また、ユーザが順番305及び複製開始スケジュール306のどちらも指定しなかった場合には、ペアボリューム指定画面300で上に位置するペアから順番に複製処理を実行してもよい。
操作内容307は、ペア操作の内容を指定する項目である。具体的には、操作内容307には、「作成」、「分割」、「再同期」、「逆再同期」及び「削除」がある。「作成」は、ペアを作成する複製処理である。「分割」は、ペア関係を分割する処理である。「再同期」は、分割したペアボリュームから、複製元のデータを複製先に再同期する処理である。「逆再同期」は、分割したペアボリュームから、複製先のデータを複製元に再同期する処理である。「削除」は、ペア関係を削除する処理である。
実行308は、ペアボリュームの作成操作を実行するボタンである。キャンセル309は、ペアボリュームの作成操作を中止するときのボタンである。
なお、仮想ボリューム124に対応付けられる全ての実ボリューム134に複製ペアを作成する場合には、ユーザは、複製元実ボリューム303及び複製先実ボリューム304の項目を指定しなくてもよい。一方、複製ペアを作成する実ボリューム134を指定する必要があれば、ユーザは、複製元実ボリューム303及び複製先実ボリューム304を指定する。
また、複製元実ボリューム303及び複製先実ボリューム304が指定されていれば、複製元ボリューム301及び複製先ボリュームを指定する必要はない。すなわち、実ボリューム134のペア関係がユーザによって指定されれば、ペア管理プログラム115が、実ボリュームテーブル210を参照して、指定された実ボリューム134に関連する仮想ボリューム124を選択して、複製元ボリューム301及び複製先ボリューム302を自動的に選択する。
また、複製先ボリューム302及び複製先実ボリューム304が指定されない場合には、実ボリューム複製指示プログラム105が、ボリュームテーブル200及び実ボリュームテーブル210を参照して、複製先ボリューム302及び複製先実ボリューム304が自動的に選択される。この場合、複製元の実ボリューム134のデータはすべて複製先の実ボリューム134に複製してもよい。
また、どのストレージ装置のどの外部ストレージ装置かを指定したい場合は、複製先仮想ボリューム302や複製先実ボリューム304に、ボリュームテーブル200に示される、ストレージID、外部ストレージのIDを指定すればよい。
また、ペアボリューム指定画面300にペアID指定欄を設けて、ペア分割、再同期、削除の場合に、ペアボリュームテーブル220のペアID221や、外部ペアボリュームテーブル230の外部ペアID231を指定して、実際に操作するペア情報を指定してもよい。
図9は、本発明の第1の実施の形態の実ボリューム134のペア操作処理のフローチャートである。
このペア操作処理のステップ400〜ステップ406及びステップ409〜ステップ413は、実ボリューム複製指示プログラム105によって実行される。また、ステップ407及びステップ408は、実ボリューム切替指示プログラム104によって実行される。
管理計算機100がユーザからのペア操作要求を受け付ける(ステップ400)。受け付けられたペア操作要求は、ユーザが指定した複製元ボリューム301、複製先ボリューム302、複製元実ボリューム303、複製先実ボリューム304、順番305、複製開始ボリューム306及び操作内容307の情報を含む。ユーザの複製操作要求の指示の方法は、図8に示すペアボリューム指定画面300によるGUI(Graphical User Interface)によるものでも、CLI(Command Line Interface)によるものでもよい。
ペア操作要求で、複製元ボリューム301が指定されていない場合、又は指定された仮想ボリューム124と指定された実ボリューム134とが割り当てることができない場合には、実ボリューム複製指示プログラム105は、当該ペア操作要求をエラーとして終了してもよい。また、ストレージの複製の条件(例えば、複製元の実ボリューム134と複製先の実ボリューム134の容量が同じである等)がある場合、指定された実ボリューム134の状態をストレージ装置120から確認し、当該複製の条件を満たさない場合には、実ボリューム複製指示プログラム105は、当該ペア操作要求をエラーとして終了してもよい。
また、複製元ボリューム301が指定されていて、複製元実ボリューム303が指定されていない場合には、実ボリューム複製指示プログラム105が、当該仮想ボリューム124に対応付けられている実ボリューム134から複製元の実ボリューム134を指定してもよい。
なお、他の仮想ボリューム124と実ボリューム134との対応付けを一旦解除して、複製元ボリュームとして指定された仮想ボリューム124に実ボリューム134対応付けてもよい。従って、複製元ボリューム301が指定されていて、複製元実ボリューム303が指定されていない場合には、当該仮想ボリューム124に対応付けられていない他の実ボリューム134も指定することができる。
次に、実ボリューム複製指示プログラム105は、操作内容が「作成」であるか否かを判定する(ステップ401)。操作内容に「作成」が指定されていれば、ステップ402に進む。一方、操作内容に「作成」が指定されていなければ(操作内容が「分割」、「再同期」、「逆再同期」「削除」であれば)、ステップ411に進む。
次に、実ボリューム複製指示プログラム105は、複製先の仮想ボリューム124又は複製先の実ボリューム134が指定さているか否かを判定する(ステップ402)。具体的には、複製先仮想ボリューム302又は複製先実ボリューム304が指定されるか否かを判定する。
複製先の仮想ボリューム124又は複製先の実ボリューム134が指定されている場合には、ステップ403に進む。一方、複製先の仮想ボリューム124及び実ボリューム134が指定されていない場合には、実際の複製先を定めるためにステップ413に進む。
ステップ413では、実ボリューム複製指示プログラム105は、複製元のボリュームに対応する複製先の仮想ボリュームとこの複製先の仮想ボリュームに対応付けられる実ボリュームを選択する(ステップ413)。複製先のボリュームは、複製元の仮想ボリュームと実ボリュームの構成と同じ仮想ボリュームと実ボリュームを複製先として選択する。
なお、複製先の仮想ボリュームが既存のボリュームから選択できない場合には、複製元の仮想ボリュームに対応する複製先の仮想ボリュームとこの複製先の仮想ボリュームに対応付けられる実ボリュームを作成してもよい。
すなわち、複製先の仮想ボリューム124として、複数の実ボリューム134に対応付けられている仮想ボリューム124を選択できない場合に、仮想ボリューム124を作成し、複製先の仮想ボリューム124とする。
また、既存の仮想ボリューム124に実ボリューム134を新規に追加してもよい。例えば、仮想ボリューム124はすでにあるが、対応する実ボリューム134が全て使用されている場合、又は複製元の実ボリューム134の数と複製先の実ボリューム134の数とが一致しない場合には、複製先のストレージ装置120に実ボリューム134を作成し、仮想ボリューム124に対応付ける。これによって、複製元の仮想ボリューム124に対応した複製先の仮想ボリューム124を提供することができる。
図8にて、複製先ボリュームとしてストレージ装置120と外部ストレージ装置130の情報が指定されていれば、そのストレージ装置120の中でボリュームを作成する。ステップ413の処理が終われば、ステップ404に進む。なお、ステップ413では、複製先の仮想ボリュームとして、既存の仮想ボリューム124を選択してもよい。
次に、実ボリューム複製指示プログラム105は、指定された複製先の仮想ボリューム124が実ボリューム134に割り当てられているか否かを判定する(ステップ403)。複製元ボリュームが、実ボリューム134が割り当てられている仮想ボリューム124であれば、複製先ボリュームも実ボリューム134が割り当てられている仮想ボリューム124を選択することによって、実ボリューム134の複製ペアを作成することができる。ここで、複製元となる実ボリューム134の数と複製先の実ボリューム134の数が同じであるか否かを確認してもよい。
複製元の仮想ボリュームに実ボリューム134が割り当てられており、複製先の仮想ボリューム124に実ボリューム134が割り当てられていなければ、複製元の仮想ボリューム124の実ボリューム134と複製ペアが作成できないので、処理を終了する。一方、複製元の仮想ボリュームに実ボリューム134が割り当てられており、複製先の仮想ボリューム124に実ボリューム134が割り当てられている場合には、ステップ404に進む。
次に、実ボリューム複製指示プログラム105は、複製元の実ボリューム134と複製先の実ボリューム134とを複製ペアとして対応付ける(ステップ404)。すなわち、複製元となる実ボリューム134に対して、複製先となるボリュームを選定する。
具体的には、ステップ400で受け付けたペア操作要求において、複製元実ボリューム303及び複製先実ボリューム304が指定されている場合には、実ボリューム複製指示プログラム105は、当該複製関係が正しいか否かを確認する。また、ペア操作要求で、複製元実ボリューム303と複製先実ボリューム304とが指定されておらず、複製元仮想ボリューム301と複製先仮想ボリューム302とが指定されている場合には、複製元の実ボリューム134と複製先の実ボリューム134を選定する。
例えば、図8に示すペアボリューム指定画面300に複製元ボリューム301が「VOL1」、複製先ボリューム302が「VOL3」と指定されていて、複製元実ボリューム303と複製先実ボリューム304とが指定されていない場合には、実ボリューム複製指示プログラム105は、実ボリュームテーブル210を参照して、複製元ボリューム301である「VOL1」に対応付けられている「VOL5」と「VOL6」とを複製元の実ボリューム134として選定する。また、複製先ボリューム302である「VOL3」に対応付けられている「VOL9」と「VOL10」とを複製先の実ボリューム134として選定する。更に、実ボリューム複製指示プログラム105は、例えば、複製元と複製先のそれぞれ昇順を基準として、「VOL5」と「VOL9」とを複製ペアとして選定して、「VOL6」と「VOL10」とをもう一つの複製ペアとして選定する。
次に、実ボリューム複製指示プログラム105は、複製先の仮想ボリューム124と複製先の仮想ボリューム124とを複製ペアとして対応付ける(ステップ405)。すなわち、実ボリューム複製指示プログラム105は、複製元の実ボリューム134のホスト計算機110からの操作対象となる仮想ボリューム124に対して、複製先の実ボリューム134のホスト計算機110からの操作対象となる仮想ボリューム124を選定する。
ステップ404及びステップ405によって、実ボリューム複製指示プログラム105は、実際のペア操作指示の要求項目を作成する。
次に、実ボリューム複製指示プログラム105は、ステップ404で対応付けた複製元の実ボリューム134を複製先の実ボリューム134に複製する順番を決定する(ステップ406)。
図8に示すペアボリューム指定画面300に順番305又は複製開始スケジュール306が指定されていれば、その順番305又は複製開始スケジュール306に従う。しかし、順番305及び複製開始スケジュール306が指定されていない場合には、例えば、仮想ボリューム124に割り当てられている複製元の実ボリューム134からペア操作を実行する、又は複製元のボリュームID201の昇順でペア操作を実行する等の手順を予め定めておくとよい。
例えば、順番305及び複製開始スケジュール306が指定されていない場合に、複製元の実ボリューム134が「VOL5」と「VOL6」である場合には、実ボリュームテーブル210を参照すると、複製元の実ボリューム134の「VOL5」と「VOL6」の仮想ボリューム124は「VOL2」である。しかし、「VOL5」の割り当て213は「有り」でVOL6の割り当て213は「無し」である。
従って、「VOL5」は、「VOL1」に割り当てられているが、「VOL6」は、「VOL1」に割り当てられていないので、「VOL5」の複製処理を先に実行して、「VOL5」の複製処理を実行後に、「VOL6」の複製処理を実行する。またホスト計算機110のアプリケーションプログラム114と管理計算機100の実ボリューム複製指示プログラム105との連携により自動的にスケジュールを決めてもよい。
次に、実ボリューム切替指示プログラム104は、ステップ406で決定された順番に従って、複製元の実ボリューム134と複製元の仮想ボリューム124の割り当ての関係を切り替える(ステップ407)。
具体的には、実ボリューム切替指示プログラム104は、ペアボリューム指定画面300の順番305又は複製開始スケジュール306の情報に従って、ペア操作を実行している複製ペアの複製元の仮想ボリューム124が実ボリューム134に割り当てられているか否かを判定して、割り当てられていない場合には、当該複製元の実ボリューム134に仮想ボリューム124を割り当てるよう指示する。仮想ボリューム124に割り当てることのできる実ボリューム134は一つであるので、仮想ボリューム124の割り当ての関係を当該複製元の実ボリューム134に切り替える。
例えば、複製元の実ボリュームVOL5のペアを作成するときに、図5の実ボリュームテーブル210を参照すると、VOL5は仮想ボリュームVOL1に割り当てられている。この場合は、仮想ボリュームVOL1に実ボリュームVOL5が割り当てられているので、ステップ408に進む。
なお、図8に示すペアボリューム指定画面300では、複製元実ボリュームVOL6と複製先実ボリュームVOL10のペア操作も指定されているので、ステップ410の処理終了後、ステップ407に戻る。
この場合に、仮想ボリュームVOL1と実ボリュームVOL5との割り当ての関係を仮想ボリュームVOL1と実ボリュームVOL6に切り替える。すなわち、仮想ボリュームVOL1と実ボリュームVOL5との割り当てを無効にして、仮想ボリュームVOL1に実ボリュームVOL6を割り当てる。
また、ステップ407において、実ボリューム切替指示プログラム104が仮想ボリューム124と実ボリューム134との割り当てを切り替える場合には、ステップ405及びステップ406で作成した全ての実ボリューム134の複製ペア情報をストレージ装置120又はホスト計算機110に送信して、実ボリューム134の割り当ての切り替え作業を行なってもよい。
次に、実ボリューム切替指示プログラム104は、ステップ407で指定された複製元に対応する複製先の実ボリューム134と複製先の仮想ボリューム124の割り当ての関係を切り替える(ステップ408)。すなわち、ステップ407において複製元の仮想ボリューム124に対応付けられた実ボリューム134を切り替える順番又は時間、及び複製元の実ボリューム134の切り替えに応じて、複製先の実ボリューム134を切り替える。
実ボリューム切替指示プログラム104は、複製元の実ボリューム134に対応する複製先の仮想ボリューム124が実ボリューム134に割り当てられているか否かを判定して、割り当ての関係が無い場合には、当該複製先の実ボリューム134に仮想ボリューム124を割り当てるよう指示する。
例えば、複製元実ボリュームVOL5と複製先実ボリュームVOL9のペアについてペア操作を実行する場合、図5の実ボリュームテーブル210を参照すると、複製先実ボリュームVOL9は、複製先仮想ボリュームVOL3に割り当てられている。この場合は、仮想ボリュームVOL3に実ボリュームVOL9が割り当てられているので、ステップ409に進む。
なお、図8に示すペアボリューム指定画面300では、複製元実ボリュームVOL6と複製先実ボリュームVOL10のペア操作も指定されているので、ステップ410の処理終了後、ステップ407に戻る。
この場合に、ステップ407で仮想ボリュームVOL1と実ボリュームVOL5との割り当ての関係を仮想ボリュームVOL1と実ボリュームVOL6に切り替えるので、ステップ408では、ステップ407の切替に応じて、仮想ボリュームVOL3と実ボリュームVOL9との割り当ての関係を仮想ボリュームVOL3と実ボリュームVOL10に切り替える。
また、ステップ408は、実ボリューム切替指示プログラム105が、ステップ407で、複製元の実ボリューム134の切り替えの指示をホスト計算機110又はストレージ装置120に送信する際に、複製先の実ボリューム134の切り替えの要求をホスト計算機110又はストレージ装置120に送信してもよい。
実ボリューム切替指示プログラム105がこの要求をストレージ装置120に送信した場合、ストレージ装置120の実ボリューム切替指示プログラム126が、ストレージ装置120間の通信を介して、複製先の仮想ボリューム126のストレージ装置120に複製先の実ボリューム134を切り替えるように指示するようにしてもよい。
切り替える複製先のボリュームの情報は管理計算機と同じ複製先のボリュームの情報を送信すればよい。
例えば、複製処理を実行する複製ペアが複製元の実ボリュームVOL5、複製先の実ボリュームVOL12が指定されている場合、複製先の実ボリュームVOL12は、仮想ボリュームVOL4に割り当てられていないので、実ボリューム切替指示プログラム105は、複製先の実ボリュームVOL12のストレージ装置120の実ボリューム切替指示プログラム126に、仮想ボリュームVOL4に実ボリュームVOL12を割り当てるように指示する。このとき、仮想ボリュームVOL4は、実ボリュームVOL11に割り当てられているので、この割り当ての関係を実ボリュームVOL12に切り替える。
実ボリューム切替指示プログラム116も同様にして、複製先側のホスト経由か、複製元のストレージ経由かで、接続先の実ボリュームの切り替えを指示する。
また、本実施の形態では、ステップ408は、管理計算機100の外部ストレージ切替指示プログラム104によって実行されるが、ステップ407の複製元の仮想ボリューム124と複製元の実ボリューム134との割り当ての切り替えの指示をストレージ装置120又はホスト計算機110に送信する際に、複製元の実ボリューム134に対応する複製先の実ボリューム134を複製先の仮想ボリューム124に割り当てる指示をストレージ装置120又はホスト計算機110に渡してもよい。
複製元及び複製先の割り当ての指示を複製元の仮想ボリューム124のストレージ装置120に送信した場合には、当該ストレージ装置120の接続先実ボリューム切替指示プログラム126が、複製先の仮想ボリューム124のストレージ装置120に、ストレージ装置120間の通信を介して、複製先の実ボリューム134を複製先の仮想ボリューム124に割り当て処理を実行してもよい。なお、切り替える複製先のボリュームの情報は、管理計算機100と同じ複製先のボリュームの情報を送信すればよい。
例えば、複製元実ボリュームVOL8で、複製先実ボリュームVOL12のペア操作を実行する場合には、複製元実ボリュームVOL8を仮想ボリューム2に割り当てる際に、複製実ボリュームVOL12を仮想ボリュームVOL4に割り当てるよう、複製先側のストレージ装置120(ストレージID2)の接続先実ボリューム切替プログラム126に指示する。この場合には、VOL11がすでに仮想ボリュームVOL4に割り当てられており、仮想ボリュームVOL4は一つの実ボリューム134にしか割り当てられないので、割り当ての関係をVOL11からVOL12に切り替える。
一方、複製元及び複製先の割り当ての指示を複製元の仮想ボリューム124のホスト計算機110に送信した場合には、当該ホスト計算機110の実ボリューム切替指示プログラム116も同様にして、複製先のホスト計算機110経由、又は複製元のストレージ装置120経由で、複製先の実ボリューム134の切り替えを指示する。
なお、ステップ407及びステップ408において、実ボリューム切替指示プログラム104は、仮想ボリューム124と実ボリューム134との割り当てを切り替える際に、切り替え先の実ボリューム134が、実際に切り替え可能な状態であるか否かを確認した後に、仮想ボリューム124に切り替え先の実ボリューム134割り当てるようにしてもよい。
次に、実ボリューム複製指示プログラム105は、仮想ボリューム120の定義に従って、ストレージ装置120間でペア操作を実行するよう指示する(ステップ409)。すなわち、複製元及び複製先の実ボリューム134に割り当てられている複製元及び複製先の仮想ボリューム124のボリュームIDに基づいて、ストレージ装置120間でペア操作を実行する。
実ボリューム複製指示プログラム105は、ペア操作を終了すると、ペアボリュームテーブル220及びペア実ボリュームテーブル230に情報を格納する。
なお、ペア実ボリュームテーブル230の差分管理位置236は、複製元の実ボリューム134のデータと複製先の実ボリューム134のデータとが同期していれば、特に設定する必要はない。しかし、ペア操作終了後に、他のペア操作(例えば、ペア分割等)を実行する場合の差分情報を管理する領域として、予約しておいてもよい。この場合、ペア操作を実行するストレージ装置120で設定した差分情報を管理する領域を維持する。そして、差分管理位置236に、各ペアについてその領域のポインタを格納しておく。
なお、ペア操作が中断してしまった場合に備えて、ストレージ装置120は、複製元の実ボリューム134のデータと複製先の実ボリューム134のデータとの差分を差分情報としてストレージ装置120のメモリ122に保存して、差分管理位置236を登録しておいてもよい。これによって、ペア操作を再開する場合には、中断した箇所からペア操作を開始できるので、ペア操作処理を効率的に実行することができる。
次に、実ボリューム複製指示プログラム105は、指定されたボリュームのペア操作を全て実行したか否かを判定する(ステップ410)。指定されたボリュームのペア操作が全て実行されていれば、ペア操作を終了する。指定されたボリュームのペア操作が全て実行されていなければ、ステップ407に戻る。
例えば、図8のペアボリューム指定画面300の場合、VOL5とVOL9の複製ペアの複製を実行した場合、VOL6とVOL10の複製ペアはペア操作を実行していないので、ステップ407に戻る。ただしVOL6とVOL10の複製ペアについて、ステップ409を実行すると、全てのペア操作を実行したとみなし、ペア操作の処理を終了する。
ステップ401において、実ボリューム複製指示プログラム105が、管理計算機100が受け付けたペア操作要求がペア作成要求でないと判定した場合、即ちペア操作要求がペア分割、ペア再同期、ペア逆再同期、又はペア削除である場合には、実ボリューム複製指示プログラム105は、差分情報が必要か否かを判定する(ステップ411)。具体的には、複製元の実ボリューム134のデータと複製先の実ボリューム134のデータとに差分が有るか否か調べ、差分が有る場合には差分情報が必要と判定しステップ412に進み、差分が無い場合には、差分情報が必要無いと判定しステップ406に進む。
次に、実ボリューム複製指示プログラム105は、当該ペア操作において差分情報が使用できるように、ストレージ装置120に指示する(ステップ412)。ストレージ装置120は、複製元の実ボリューム134及び複製先の実ボリューム134との差分情報の関係をペア実ボリュームテーブル230の差分管理位置236を参照して、差分情報を対象ペアで使用できるように設定する。
また、本実施の形態では、二つのストレージ装置120間で、ペア操作を実行したが、三つ以上のストレージ装置が接続され、各ストレージ装置120に各外部ストレージ装置130が接続されている場合においても、一つのペアごとにペア操作を実行することによって、三つ以上の複数のボリュームに跨ってもペア操作できる。
また、本実施の形態では、複製元の仮想ボリューム124に接続された実ボリューム134と複製先の仮想ボリューム124に接続された実ボリューム134とが同じ場合を説明したが、複製元の仮想ボリューム124に接続された実ボリューム134と複製先の仮想ボリューム124に接続された実ボリューム134とが異なる場合についても適用できる。
例えば、複製元と複製先の仮想ボリューム124の実ボリューム134を切り替える周期が異なる場合である。具体的には、複製元の仮想ボリュームVOL2で、複製先の仮想ボリュームVOL13であって、複製元の仮想ボリュームVOL2の実ボリュームVOL7のデータを複製先の仮想ボリュームVOL13の実ボリュームVOL14及びVOL15に複製する場合である。また、複製元の仮想ボリュームVOL2は、2週間ごとに対応付けられている実ボリューム134との割り当ての関係を切り替え、複製先の仮想ボリュームVOL13は、1週間ごとに対応付けられている実ボリューム134との割り当ての関係を切り替える。
複製元の実ボリュームVOL7と複製先の実ボリュームVOL14の複製ペアと、複製元の実ボリュームVOL7と複製先の実ボリュームVOL15の複製ペアと、を1週間ごとに切り替えるようにペアボリューム指定画面300の複製開始スケジュール306にて設定する。
本計算機システムは、この設定に従って、VOL7とVOL14の複製ペアについて複製処理を実行し、1週間後に、実ボリューム切替指示プログラム104は、ステップ407において、複製元の実ボリュームVOL7と複製元の仮想ボリュームVOL2との割り当ての関係は切り替えないが、ステップ408において、複製先の仮想ボリュームVOL13と複製先の実ボリューム134を複製先の実ボリュームをVOL15に割り当て、VOL7とVOL15の複製ペアについて複製処理を実行する。
なお、VOL7とVOL14の複製ペア操作を実行中において、複製先の仮想ボリュームVOL13のストレージ装置120は、実ボリュームVOL14を実ボリュームVOL15に複製する。
これによって、複製ペア操作がVOL7とVOL15に切り替わった際に、複製元の実ボリュームVOL7の全てのデータを複製先の実ボリュームVOL14に複製する必要はなく、複製元の実ボリュームVOL7のデータとVOL14のデータを複製した複製先の実ボリュームVOL15のデータの差分について複製ペア操作を実行するだけでよい。すなわち、複製先の仮想ボリューム124に割り当てられている実ボリューム134を切り替えた後に、差分情報を利用して、切替後の実ボリューム134に格納されているデータと切替前の実ボリューム134に格納されているデータとを整合させる。これによって、複製ペア操作の高速化が図ることができる。
また、本実施の形態では、複製元の仮想ボリューム124は、実際にデータを格納しないボリュームであるが(実際のデータは仮想ボリューム124に割り当てられている実ボリューム134に格納されている)、複製元の仮想ボリューム124に実際にデータが格納されていて、複製先が実ボリューム134のみ指定されている場合であっても、ペア作成要求としてよい。
例えば、仮想ボリュームVOL2が実体を持つボリュームで、複製先の実ボリューム134としてVOL14が指定されている場合には、実ボリューム切替指示プログラム105は、VOL14の仮想ボリュームVOL13をVOL14に割り当て、実ボリューム複製指示プログラム105は、VOL2とVOL13でのペア操作を実行するようストレージ装置120に指示するようにしてもよい。
また、ステップ407で、実ボリューム切替指示プログラム104が複製元の実ボリューム134を切り替える必要がないだけであって、ステップ400からステップ413の処理を実行することにより、複製ペア操作を実行することができる。
なお、この場合、ステップ402で、実ボリューム複製指示プログラム105は、複製先の仮想ボリューム124が指定されていなくとも、ステップ403に進むようにしてもよい。
本実施の形態は、複製元及び複製先の仮想ボリューム124がストレージ装置120の実ボリューム134に割り当てられているか否かを判定し、判定の結果に基づいて、複製元の実ボリューム134に格納されているデータを複製先のボリュームに複製し、データが複製された複製元の実ボリューム134と複製先の実ボリューム134との複製関係の情報をメモリ102に保持するので、実ボリューム134を複数持つ仮想ボリューム124においても、仮想ボリューム124に割り当てた個々の実ボリューム134のデータを複製することできる。
また、ステップ407とステップ408において、複製元又は複製先の実ボリューム134が割り当てられていないと判定すると、ステップ407において、複製元の仮想ボリューム124に対応付けられた他の複製元の実ボリューム134との割り当ての関係を切り替え、ステップ408において、複製元の仮想ボリューム124に対応付けられた他の複製元の実ボリューム134への切り替えに応じて、複製先の仮想ボリューム124に対応付けられた他の複製先の実ボリューム134に切り替え、切替後の複製元の実ボリューム134に格納されているデータを複製先の実ボリュームに複製するので、仮想ボリューム124に割り当てられている複数の実ボリューム134の複製を自動的に実行できる。
また、複製元の仮想ボリューム124が指定されていない場合にも、複製元実ボリューム134と複製先の実ボリューム134とが指定されていれば、実ボリューム複製指示プログラムが複製先の仮想ボリューム124と当該仮想ボリューム124に割り当てられた実ボリューム134を自動的に指定するので、ペア操作が可能である。
また、複製元として、仮想ボリューム124又は実ボリューム134のいずれかが指定されていれば、複製先の仮想ボリューム124と実ボリューム134は、実ボリューム複製指示プログラム105が、複製先の仮想ボリューム124と複製先の実ボリューム134とを作成又は選択するので、複製先の仮想ボリューム124と複製先の実ボリューム134とを自動的に指定することができる。
また、ホスト計算機110間で通信が必要でない場合には、ホスト計算機110間の接続はなくてもよい。
第1の実施の形態の第1の変形例を図10及び図11を用いて説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構成は同じ符号を付与し、説明を省略する。
図10は、本発明の第1の実施の形態の第1の変形例の計算機システムを示す構成図である。
図10に示す第1の実施形態の第1の変形例の計算機システムは、本発明の第1の実施の形態の計算機システムとほぼ同様であるが、外部ストレージ装置130は、他の外部ストレージ装置130と直接通信するためのI/F133を備える点で異なる。
I/F133は、他の外部ストレージ装置130とデータ転送に関するデータI/Oの送受信等をする。
図11は、本発明の第1の実施の形態の第1の変形例の実ボリューム134のペア操作のフローチャートである。
図11において、ステップ606は、第1の実施の形態のペア操作のステップ401〜413と同様の処理である。また、ステップ600〜ステップ605、及びステップ607は、実ボリューム複製指示プログラム105によって実行される。
ステップ600は、第1の実施の形態のステップ400と同様に、管理計算機100の実ボリューム複製指示プログラム105が、ユーザからのペア操作要求を受け付ける(ステップ600)。
実ボリューム複製指示プログラム105は、ペア操作要求で指定された複製元の実ボリューム134又は複製先の実ボリューム134の少なくとも一方が仮想ボリューム124に割り当てられているかを、実ボリュームテーブル210を参照して判定する(ステップ601)。
複製元の実ボリューム134又は複製先の実ボリューム134の少なくとも一方が仮想ボリューム124に割り当てられている場合は、ステップ606に進み、複製元の実ボリューム134及び複製先の仮想ボリューム124が仮想ボリューム124に割り当てられていなければ、ステップ602に進む。
例えば、複製元の実ボリュームがVOL7、複製先の実ボリュームがVOL11である場合に、どちらも仮想ボリューム124に割り当てられているので、ステップ606に進む。
なお、本変形例では、複製元の実ボリュームがVOL7、複製先の実ボリュームがVOL12である場合に、VOL7が仮想ボリューム124に割り当てられており、VOL12は仮想ボリューム124に割り当てられていない場合にも、ステップ606に進むようにしたが、VOL12は複製先の実ボリューム124であるので、運用されている状態でなければ、一旦仮想ボリューム4との接続を解除して、ステップ602に進んでもよい。
次に実ボリューム複製指示プログラム105は、複製元の実ボリューム134と複製先の実ボリューム134間でペア操作を実行できるか否かを判定する(ステップ602)。具体的には、実ボリューム複製指示プログラム105は、ストレージ装置120の複製機能によらず、外部ストレージ装置130に複製機能があるか否か、及び外部ストレージ装置130は、他の外部ストレージ装置130に接続されていて、外部ストレージ装置130のI/F133は互いに通信可能であるか否か等を判定する。
実ボリューム複製指示プログラム105が、外部ストレージ装置130間でペア操作できると判定した場合には、ステップ603に進み、外部ストレージ装置130間でペア操作ができないと判定した場合には、ステップ604に進む。
次に、実ボリューム複製指示プログラム105は、複製元の実ボリューム134と複製先の実ボリューム134間で複製ペアを関連付けて、外部ストレージ装置130間で複製元の実ボリューム134と複製先の実ボリューム134のペア操作を実行するよう指示する(ステップ603)。
このとき、外部ペアボリュームテーブル230に差分情報がある場合には、差分情報を外部ストレージ装置130に引き継いでもよい。
そして、実ボリューム複製指示プログラム105は、複製元の実ボリューム134のIDをペアボリュームテーブル220の複製元ボリュームID222に格納して、複製先の実ボリューム134のIDを複製先ボリュームID223に格納する。同様に、実ボリューム複製指示プログラム105は、複製元の実ボリューム134のIDを外部ペアボリュームテーブル230の複製元実ボリュームID233に格納して、複製先の実ボリューム134のIDを複製先実ボリュームID234に格納する。
外部ストレージ装置130に差分情報を引き継いだ場合に、差分管理位置236には、外部ストレージ装置130の差分管理領域のポインタが格納される。
また、外部ストレージ装置130間でのペア操作終了後、再びストレージ装置120に差分情報を引き継いでもよい。また、外部ストレージ装置130間で実行したペア操作を次にストレージ装置120で実行する際に、外部ストレージ装置130の差分情報がストレージ装置120に引き継がれるようにしてもよい。
これによって、仮想ボリューム124に割り当てられた実ボリューム134の複製処理を実行中に、仮想ボリューム124に割り当てられていない実ボリューム134の複製処理を実行できるので、効率良く複製処理を実行でき、更にストレージ装置120の性能負荷を低減することができる。
実ボリューム複製指示プログラム105は、外部ストレージ装置130間でペア操作ができないと判定した場合には、複製元の実ボリューム134と複製先の実ボリューム134に割り当て可能な別の仮想ボリューム124があるか否かを判定する(ステップ604)。
実ボリュームテーブルを参照すると、全ての実ボリューム134が、仮想ボリューム124に接続されている。従って、別の仮想ボリューム124と実ボリューム134との接続を一旦解除して、別の仮想ボリューム124を複製元の実ボリューム134に接続し、別の仮想ボリューム124を複製元の実ボリューム134に割り当てる。なお、複製先の実ボリューム134についても同様の処理を実行する。
また、どの仮想ボリューム124を複製元の実ボリューム134及び複製先の実ボリューム134に割り当てるかをユーザに選択させるようにしてもよい。
割り当て可能な別の仮想ボリューム124がある場合には、ステップ605に進み、割り当て可能な別の仮想ボリューム124がない場合には、ペア操作を終了する。
なお、複数のペア操作要求がある場合において、割り当て可能な仮想ボリューム124がないと判定した場合には、ペア操作ができない旨をユーザに提示して、ステップ607に進むようにしてもよい。
次に、実ボリューム切替指示プログラム104は、複製元の実ボリューム134を別の仮想ボリューム124に割り当て、複製元の仮想ボリューム124する。また、実ボリューム切替指示プログラム104は、複製先の実ボリューム134を別の仮想ボリューム124に割り当て、複製先の仮想ボリューム124とする。そして、実ボリューム複製指示プログラム105は、複製元の仮想ボリューム124と複製先の仮想ボリューム124の間でペア操作を実行するよう指示する(ステップ605)。
そして、実ボリューム複製指示プログラム105は、ペアボリュームテーブル220と外部ペアボリュームテーブル230に情報を格納する。
また、複製元及び複製先の実ボリューム134と接続する別の仮想ボリューム124を、ペア操作要求時にユーザに指定させてもよい。この場合には、実ボリューム複製指示プログラム105は、ペア操作終了後、実ボリュームテーブルの情報をペア操作終了後の情報に更新する。
また、ペア操作終了後に、別の仮想ボリューム124を使用する指定しない場合には、ペア操作終了後、別の仮想ボリューム124と複製元又は複製先の実ボリューム134の接続を解除して、別の仮想ボリューム124をペア操作前と同じ実ボリューム134に接続して、ペア操作前の状態に戻してもよい。
例えば、複製元実ボリュームVOL8、複製先実ボリュームVOL12と指定されている場合、VOL8の仮想ボリューム134はVOL2で、VOL12の仮想ボリューム134はVOL4である。なお、VOL8及びVOL12は、各々仮想ボリューム124に割り当てられていない。
ここで、VOL8に別の仮想ボリュームVOL20、及びVOL12に別の仮想ボリューム21を割り当て、VOL20とVOL21との間でペア操作を実行する。
ペア操作終了後に、ホスト計算機110が別の仮想ボリュームVOL20及びVOL21を使用する場合には、実ボリュームテーブル210のVOL8とVOL12の仮想ボリュームIDの欄212をVOL20とVOL21に変更する。
なお、ホスト計算機110が別の仮想ボリュームVOL20及びVOL21を使用しない場合には、VOL8とVOL20、及びVOL12とVOL21の割り当ての関係を削除する。なお、VOL20及びVOL21を削除してもよい。
これによって、仮想ボリューム124に割り当てられている複製元及び複製先の実ボリューム134のペア操作と並行して、仮想ボリューム124に割り当てられていなかった複製元及び複製先の実ボリューム134のペア操作を実行できる。
次に、実ボリューム複製指示プログラム105は、ペア操作要求で指定された複製元の仮想ボリューム124と複製先の仮想ボリューム124との間で、ペア操作を実行するよう指示する(ステップ606)。具体的には、第1実施形態のステップ401〜ステップ409を実行する。
次に、実ボリューム複製指示プログラム105は、ペア操作ペア操作要求で指定された全ての複製元の実ボリュームに対して実行されたか否かを判定する(ステップ607)。全ての複製元の実ボリューム134に対して実行されたと判定した場合には、ペア操作処理を終了し、全ての複製元の実ボリューム134に対して実行されていないと判定した場合には、ステップ601に戻る。
ステップ602〜603とステップ604〜605の処理の順番を入れ替えて実行してもよい。
なお、このペア操作は、ステップ602において、実ボリューム134間でペア操作ができないと判定した場合には、ステップ604〜ステップ607のみを実行するので、本発明の第1の実施の形態にも適用可能である。
なお、ステップ602〜603の処理、ステップ604〜605の処理、及びステップ607の処理は、ユーザが選択するものであってもよい。
具体的には、ステップ602において、通常運用の仮想ボリュームを用いるか否かをユーザに選択させてもよい。また、ステップ604〜605において、実ボリューム134のみで操作を行なうか、及び別の仮想ボリューム124を設定して、運用中のボリュームと別の複製ペアに対してペア操作を実行するか否かをユーザに選択させてもよい。これによって、ユーザの要求に応じたペア環境を設定することができる。
また、別の仮想ボリューム124を複製元及び複製先の実ボリューム134に割り当てる場合には、別の仮想ボリューム124をユーザに指定させてもよい。
また、実ボリューム134間でペア操作を実行する場合(ステップ603)、及び別の仮想ボリューム124間でペア操作を実行する場合(ステップ606)には、ステップ409の仮想ボリューム124間で実行されたペア操作の差分情報を用いてステップ603及びステップ606のペア操作を実行してもよい。なお、当該差分情報を引き継ぐことができない場合は、当該差分情報を削除する。
本変形例は、複製元又は複製先いずれかの実ボリューム134が割り当てられていないと判定すると、外部ストレージ装置130の間で直接、複製元の実ボリューム134に格納されているデータを複製先の実ボリューム134に複製し、データが複製された複製元の実ボリューム134と複製先の実ボリューム134との複製関係の情報をメモリ102に保持するので、仮想ボリューム124に割り当てられていない実ボリューム134のペア操作が可能になり、ペア操作を並列的に実行できるので、効率よくペア操作を実行でき、ストレージ装置120の負担も軽減できる。
第1の実施の形態の第2の変形例を図12を用いて説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構成は同じ符号を付与し、説明を省略する。
本発明の第1の実施の形態の第2の変形例を示す計算機システムは、管理計算機100と、ホスト計算機110と、ストレージ装置120と、を備える。
管理計算機100及びホスト計算機110は、第1の実施の形態と同じ構成である。ストレージ装置120は、実ボリューム134を備える。
図12は、本発明の第1の実施の形態の第2の変形例のストレージ装置120のブロック図である。
ストレージ装置120は、コントローラ121に接続される実ボリューム134を備える。
ペア操作処理は、ステップ400〜ステップ413と同じである。ただし、本実施の形態は、ステップ407及びステップ408で、仮想ボリューム124の割り当てを切り替える処理がストレージ装置120内で実行される。
第1の実施の形態の第3の変形例を図13を用いて説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構成は同じ符号を付与し、説明を省略する。
第1の実施の形態の第3の変形例は、一台のストレージ装置120で、仮想ボリューム124のペア操作を実行する。すなわち、複製元の仮想ボリューム124と複製先の仮想ボリューム124は、同一のストレージ装置内に含まれる。
図13は、本発明の第1の実施の形態の第3の変形例を示す計算機システムの構成図である。
管理計算機100、ホスト計算機110、及び外部ストレージ装置130は、第1の実施の形態と同じ構成である。
ストレージ装置120は、二つの仮想ボリューム124を備える点で第1の実施の形態と相違する。なお、一つのストレージ装置120内に備えられる仮想ボリューム124は、二つに限定されるものではなく、複数あってもよい。
ペア操作処理は、ステップ400〜ステップ413と同じである。しかし、本変形例では、仮想ボリューム124はストレージ装置120内に複数備えられているので、ステップ409において、管理計算機100の実ボリューム複製指示プログラム105は、ストレージ装置120内の仮想ボリューム124間でペア操作を実行するよう指示する。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を図14から図22を用いて説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構成は同じ符号を付与し、説明を省略する。
第2の実施の形態は、複製元の実ボリューム124に格納されているデータを、実ボリューム154を介して、複製先の実ボリューム124に複製する。
図14は、本発明の第2の実施の形態の計算機システムを示す構成図である。
本実施形態の計算機システムは、管理計算機100、ホスト計算機110、ストレージ装置120、及び外部ストレージ装置130、バックアップホスト計算機140、及び中間ストレージ装置150を備える。
なお、管理計算機100、ホスト計算機110、ストレージ装置120、及び外部ストレージ装置130は、第1の実施の形態と同様である。
バックアップホスト計算機140は、第一接続108によって、管理計算機100、ホスト計算機110、ストレージ装置120、外部ストレージ装置130、及び中間ストレージ装置150に接続される。また、第二接続118によってストレージ装置120と接続される。また、ホスト計算機110及び中間ストレージ装置150と接続される。
中間ストレージ装置150は、第一接続108によって、管理計算機100、ホスト計算機110、ストレージ装置120、外部ストレージ装置130、及びバックアップホスト計算機140に接続される。また、ストレージ装置120及びバックアップホスト計算機140と接続される。
本実施の形態は、ストレージ装置120と中間ストレージ装置150の仮想ボリューム124と実ボリューム154とのペアと、実ボリューム154からバックアップホスト140を介して、別のストレージ装置120の仮想ボリューム134へ複製することが可能である。
なお、中間ストレージ装置150の代わりに、複製元のストレージ装置120、又は複製先のストレージ装置120が、実ボリューム154を備える構成であってもよい。この場合、実ボリューム154を備えるストレージ装置120内で、複製操作を実行するが、その他の処理は、本実施の形態のペア操作の処理と同様である。
また、実ボリューム154がない場合には、ストレージ装置120の仮想ボリューム124間でペアを作ることなく、バックアップホスト計算機140を介して複製処理を実行してもよい。
図15は、本発明の第2の実施の形態のバックアップホスト計算機140のブロック図である。バックアップホスト計算機140は、ホスト計算機110と同様の構成であるが、メモリ142にバックアッププログラム145を格納する点で異なる。
バックアップホスト計算機140は、CPU141、メモリ142及びI/F143を備える。バックアップホスト計算機140のCPU141、メモリ142、及びI/F143はホスト計算機110のCPU111、メモリ112、及びI/F113と同様でよい。
なお、メモリ142は、ホストペア管理プログラム144とバックアッププログラム145とを格納する。ホストペア管理プログラム144は、ホスト計算機110のアプリケーションプログラム114、ペア管理プログラム115、及び接続先実ボリューム切り替えプログラム116の総称であって、ホスト計算機110のこれらのプログラムと同様のものであってもよい。バックアッププログラム145は、中間ストレージ装置150の実ボリューム154のデータを、ストレージ装置120の仮想ボリューム124を介して、当該仮想ボリューム124に接続する実ボリューム134に、データのバックアップ及び回復を実行するプログラムである。バックアッププログラム145が利用するストレージ装置120と外部ストレージ装置130の構成は、テープライブラリ、又はDVDライブラリ等であってもよい。すなわち、外部ストレージ装置130をテープライブラリ、実ボリューム134をテープとして扱う形式としてみなしてもよい。
本実施の形態のバックアップホスト計算機140は、複数のI/F143を備える。具体的には、本実施の形態のバックアップホスト計算機140は、I/F143として、管理計算機100等との通信のための第1接続108のTCP/IPプロトコルを用いるインタフェース、ストレージ装置120との通信のための第二接続118のFibre Channelプロトコルを用いるインタフェース、他のホスト計算機110との通信のための接続のインタフェース、中間ストレージ装置150との通信のための接続のインタフェースを備える。
図16は、本発明の第2の実施の形態の中間ストレージ装置150のブロック図である。
中間ストレージ装置150は、ストレージ装置120とペア構成が可能であれば、ストレージ装置120や外部ストレージ装置130の構成要素と同等でよい。
中間ストレージ装置150は、コントローラ151、ストレージ構成プログラム155を格納するメモリ152、I/F153、及び実ボリューム154を備える。コントローラ151、メモリ152、実ボリューム154、及びストレージ構成プログラム155は、それぞれ実ボリューム130のコントローラ131、メモリ132、実ボリューム154、及びストレージ構成プログラム135と同様の構成であればよい。
コントローラ151は、I/F153、メモリ152及び実ボリューム154に接続される。
なお、中間ストレージ装置150は、複数のI/F153を備える。本実施の形態の中間ストレージ装置150は、管理計算機100等との通信のための第1接続108のTCP/IPプロトコルを用いるインタフェース、ストレージ装置120との通信のための第二接続118のFibre Channelプロトコルを用いるインタフェース、外部ストレージ装置130との通信のための接続のインタフェースを備える。
例えば、実ボリューム154は、実ボリューム134と同様にハードディスクドライブによって提供される。この場合、中間ストレージ装置150は、ハードディスクを備えたストレージ装置である。また、実ボリューム154は、ハードディスクドライブをRAID構成した論理的なボリュームであってもよい。この場合、中間ストレージ装置150は、RAID装置である。
また、実ボリューム154は、データのバックアップのためのテープ及びDVD等のリムーバブルメディア等によって提供されてもよい。この場合、中間ストレージ装置150は、リムーバブルメディアであるテープを自動的に入れ替える装置であるテープライブラリであったり、DVDを自動的に入れ替える装置であるDVDライブラリであってもよい。
図17は、本発明の第2の実施の形態のボリュームテーブル200の構成図である。
ボリュームテーブル200は、第1の実施の形態のボリュームテーブル200と同様の構成であるが、「VOL13」及び「VOL14」は中間ストレージ装置150の実ボリューム154を示す。
図18は、本発明の第2の実施の形態の実ボリュームテーブル210の構成図である。
実ボリュームテーブル210は、第1の実施の形態の実ボリュームテーブル210と同様の構成である。
図19は、本発明の第2の実施の形態のペアボリュームテーブル220の構成図である。
ペアボリュームテーブル220は、第1の実施の形態のペアボリュームテーブル220と同様の構成であるが、第1の実施の形態のペアボリュームテーブル220は、複製元ボリュームID222と複製先ボリュームID223からなるペアが一つであるのに対して、第2の実施の形態のペアボリュームテーブル220は、当該ペアが複数設定される。これは、実ボリューム154を介して、ペア操作を実行するからである。
図20は、本発明の第2の実施の形態の外部ペアボリュームテーブル230の構成図である。
外部ペアボリュームテーブル230は、第1の実施の形態の外部ペアボリュームテーブル230と同様の構成である。
ペアボリュームテーブル220においてペアが複数設定されるので、ペアID232には、複数のペアIDが格納される。また、差分管理位置236には、複数の差分情報ポインタが格納される。
これによって、複数のペアに跨る実ボリューム134のペアに対してペア操作を実行する場合にも、関連する全てのボリュームのペアの情報に従って、ペアID231のペアを運用できるので、実ボリューム134のペアも運用できる。
図21は、本発明の第2の実施の形態のペアボリューム指定画面300の構成図である。
ペアボリューム指定画面300は、第1の実施の形態のペアボリューム指定画面300と同様の構成であるが、複製元ボリューム301と複製先ボリューム302のペアを複数指定することが可能である。
また、一段目の複製先ボリューム302の欄と二段目の複製元ボリューム301の欄で、実ボリューム154であるVOL13指定されている。
従って、指定されたペア操作は、実ボリュームVOL13を用いてペア操作を実行することを意味する。
複製元実ボリュームVOL5及びVOL6の仮想ボリューム124はVOL1であり、複製先実ボリュームVOL9及びVOL10の仮想ボリューム124はVOL3である。
図22は、本発明の第2の実施の形態の複製ペア操作のフローチャートである。
図22において、ステップ1001〜ステップ1004、及びステップ1006は、実ボリューム複製指示プログラム105によって実行される。
実ボリューム複製指示プログラム105は、ペア操作処理1を実行する(ステップ1000)。ペア操作処理1は、第1の実施の形態のステップ400〜ステップ404の処理、及びステップ401でペア作成要求でないと判定された場合には、ステップ411〜ステップ413と同様の処理である。
受け付けられたペア操作要求は、ユーザが指定した複製元ボリューム301、複製先ボリューム302、複製元実ボリューム303、複製先実ボリューム304、順番305、複製開始ボリューム306及び操作内容307の情報を含む。ユーザの複製操作要求の指示の方法は、図21に示すペアボリューム指定画面300によるGUI(graphical User Interface)によるものでも、CLI(Command Line Interface)によるものでもよい。
ペア操作要求で、複製元ボリューム301が指定されていない場合、又は指定された仮想ボリューム124と指定された実ボリューム134とが割り当てることができない場合には、実ボリューム複製指示プログラム105は、当該ペア操作要求をエラーとして終了してもよい。また、ストレージの複製の条件(例えば、複製元の実ボリューム134と複製先の実ボリューム134の容量が同じである等)がある場合、指定された実ボリューム134の状態をストレージ装置120から確認し、当該複製の条件を満たさない場合には、実ボリューム複製指示プログラム105は、当該ペア操作要求をエラーとして終了してもよい。
次に、実ボリューム複製指示プログラム105は、当該ペア操作は、実ボリューム154を用いるか否かを判定する(ステップ1001)。なお、実ボリューム154は、中間ストレージ装置150の実ボリューム154のことである。
具体的には、実ボリューム複製指示プログラム105は、ペア操作要求に含まれる複製元ボリューム301及び複製先ボリューム302に実ボリューム154が指定されているか否かを判定する。実ボリューム154が存在する場合には、ステップ1002に進み、実ボリューム154が存在しない場合には、第1の実施の形態と同様の処理であるので、ステップ1006に進む。
次に、実ボリューム複製指示プログラム105は、複製元の仮想ボリューム124を実ボリューム154に対応付ける(ステップ1002)。図21に示すペアボリューム指定画面300の指定によれば、複製元ボリュームVOL1とVOL13が対応付けられるペアである。
次に、実ボリューム複製指示プログラム105は、実ボリューム154が複数存在する場合には、実ボリューム154同士を対応付ける(ステップ1003)。なお、実ボリューム154が一つしか存在しない場合には、ステップ1003を実行しない。従って、図21に示すペアボリューム指定画面300の指定によれば、実ボリューム154が一つしか存在しないので、ステップ1003を実行しない。
次に、実ボリューム複製指示プログラム105は、実ボリューム154を複製先の実ボリューム134に対応付ける(ステップ1004)。図21に示すペアボリューム指定画面300の指定によれば、VOL13と複製先ボリュームVOL3が対応付けられるペアである。
次に、実ボリューム複製指示プログラム105は、ペア操作処理2を実行する(ステップ1005)。ペア操作処理2は、第1の実施の形態のステップ406〜ステップ410の処理である。
ただし、第1の実施の形態のステップ409では、実ボリューム複製指示プログラム105は、ステップ1002、ステップ1003、ステップ1004で対応つけたペアを順番にペア操作を実行するよう指示する。
図21に示すペアボリューム指定画面300の指定によれば、ステップ406で、実ボリュームVOL5と実ボリュームVOL9のペアに最初にペア操作を実行することを確認し、ステップ407で、仮想ボリュームVOL1に実ボリュームVOL5が割り当てられていていることを確認し、ステップ408で、仮想ボリュームVOL3に実ボリュームVOL9が割り当てられていていることを確認し、ステップ409で仮想ボリュームVOL1と実ボリュームVOL13にペア操作を実行するよう指示し、次に実ボリュームVOL13と仮想ボリュームVOL3にペア操作を実行するよう指示し、ペアボリュームテーブル220、外部ペアボリュームテーブル230に情報を格納する。
次に、ステップ410で、実ボリュームVOL6と実ボリュームVOL10にペア操作を実行していないので、ステップ407に戻る。ステップ407で、仮想ボリューム1に実ボリュームVOL9を割り当て、ステップ408で、仮想ボリューム3に実ボリュームVOL10を割り当て、ステップ409で、仮想ボリュームVOL1と実ボリュームVOL13にペア操作を実行するよう指示し、次に実ボリュームVOL13と仮想ボリュームVOL3にペア操作を実行するよう指示し、ペアボリュームテーブル220、外部ペアボリュームテーブル230に情報を格納する。ステップ410で、ペア操作を実行するペアはないと判定して、処理を終了する。
本実施の形態は、複製元の実ボリューム134を複製先の実ボリューム134をペア操作するために、複製元の仮想ボリューム124と中間ストレージの実ボリューム154の間、実ボリューム154間、及び実ボリューム154と複製先の仮想ボリューム124の間の順にペア操作を実行する。即ち、実ボリューム134間の複製ペアを、複数のペアを介してペア操作できる。
本発明の第2の実施の形態の変形例を図23を用いて説明する。なお、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同じ構成は同じ符号を付与し、説明を省略する。
本実施の形態は、バックアップホスト計算機140を介さず、複製元の実ボリューム124に格納されているデータを、実ボリューム154を介して、複製先の実ボリューム124に複製する。
図23は、本発明の第2の実施の形態の変形例の計算機システムを示す構成図である。
管理計算機100、ホスト110、ストレージ装置120、外部ストレージ130、中間ストレージ150は第2の実施の形態と同様である。
中間ストレージ装置150は、ホスト計算機110及び双方のストレージ装置120と直接接続される。
本変形例においても、第2の実施の形態と同様に、仮想ボリューム124と実ボリュームのペアをペアボリュームテーブル220で管理し、実ボリューム134のペアをペア実ボリュームテーブル230で管理する。
ペア操作処理については、第2の実施の形態とほぼ同じ構成である。しかし、第3の実施の形態は、バックアッププログラム145によって、仮想ボリューム124と実ボリューム154のペアの情報を、管理計算機100に提供していたが、本実施の形態では、仮想ボリューム124と実ボリューム154のペアの情報を、ストレージ装置120によって、管理計算機100に提供する。
実ボリューム実ボリューム実ボリューム 本発明の代表的な実施の形態は、ボリュームに格納されるデータの複製処理を実行する場合に、複製元の仮想ボリュームとして、実ボリュームに割り当てられている仮想ボリュームが指定されていれば、複製先の仮想ボリュームも、複製先の仮想ボリュームと同様に、実ボリュームに割り当てられている仮想ボリュームを選択又は作成し、この仮想ボリュームを複製先の仮想ボリュームとして選択する。そして、複製元及び複製先の仮想ボリュームが、各々実ボリュームに割り当てられているか否かを確認し、複製元及び複製先の仮想ボリューム間で複製処理を実行することによって、実ボリュームごとの複製が可能となる。
そして、ある実ボリュームの複製処理を実行した後、次の複製元の実ボリュームの複製処理を実行する場合、複製先側の仮想ボリュームも複製先の実ボリュームに割り当てて、複製処理を実行することによって、複製元仮想ボリュームに割り当てられた実ボリュームのデータを各々複製先の実ボリュームに複製することができる。
また、複製元の実ボリュームと複製先の実ボリュームを指定するインタフェースを設け、そのインタフェースによる指定に応じて、仮想ボリュームのストレージでボリューム複製の設定を行なう。
なお、インタフェースは複製元の仮想ボリュームと複製先の仮想ボリュームを指定してもよい。この場合、複製処理を実行していない実ボリュームを選択して複製処理を実行する。1対1のボリュームの複製だけでなく、複数のボリュームにまたがった跨ったデータの複製処理を実行する場合にも、実ボリューム間の複製関係を保持して複製処理を実行する。
また、本発明の代表的な実施の形態によれば、実ボリュームの複製関係を考慮した複製方法を提供することによって、実ボリュームごとの複製を可能にする。また、実ボリュームの複製が終わったあとに、自動的に別の実ボリュームに切り替えて複製するので、仮想ボリュームに割り当てられている複数の実ボリュームの複製を自動的に行なうことが可能となる。
本発明の第1の実施の形態の計算機システムを示す構成図。 本発明の第1の実施の形態の管理計算機のブロック図。 本発明の第1の実施の形態の外部ストレージ装置のブロック図。 本発明の第1の実施の形態のボリュームテーブルの構成図。 本発明の第1の実施の形態の実ボリュームテーブルの構成図。 本発明の第1の実施の形態のペアボリュームテーブルの構成図。 本発明の第1の実施の形態の外部ペアボリュームテーブルの構成図。 本発明の第1の実施の形態のペアボリューム指定画面を示す図。 本発明の第1の実施の形態の実ボリュームのペア操作のフローチャート。 本発明の第1の実施の形態の第1の変形例の計算機システムを示す構成図。 本発明の第1の実施の形態の第1の変形例の実ボリュームのペア操作のフローチャート。 本発明の第1の実施の形態の第2の変形例のストレージ装置のブロック図。 本発明の第1の実施の形態の第3の変形例の計算機システムを示す構成図。 本発明の第2の実施の形態の計算機システムを示す構成図。 本発明の第2の実施の形態のバックアップホスト計算機のブロック図。 本発明の第2の実施の形態の中間ストレージ装置のブロック図。 本発明の第2の実施の形態のボリュームテーブルの構成図。 本発明の第2の実施の形態の実ボリュームテーブルの構成図。 本発明の第2の実施の形態のペアボリュームテーブルの構成図。 本発明の第2の実施の形態の外部ペアボリュームテーブルの構成図。 本発明の第2の実施の形態のペアボリューム指定画面の構成図。 本発明の第2の実施の形態の複製ペア操作のフローチャート。 本発明の第2の実施の形態の変形例の計算機システムを示す構成図。
符号の説明
100 管理計算機
101 CPU
102 メモリ
103 I/F
104 実ボリューム切替指示プログラム
105 実ボリューム複製指示プログラム
106 ストレージ管理情報
110 ホスト計算機
111 CPU
112 メモリ
113 I/F
114 アプリケーションプログラム
115 ペア管理プログラム
116 実ボリューム切替指示プログラム
120 ストレージ装置
121 コントローラ
122 メモリ
123 I/F
124 仮想ボリューム
125 接続先実ボリューム切替指示プログラム
126 実ボリューム切り替えプログラム
127 ストレージ構成プログラム
130 外部ストレージ装置
131 コントローラ
132 メモリ
133 I/F
134 実ボリューム
135 ストレージ構成プログラム
140 バックアップホスト計算機
145 バックアッププログラム
150 中間ストレージ装置
154 実ボリューム

Claims (17)

  1. 一つ以上の第1ストレージシステムと、前記第1ストレージシステムに接続され、一つ以上の第2ストレージシステムと、ホスト計算機と、前記第1ストレージシステム及び前記第2ストレージシステムを管理する管理計算機と、を備える計算機システムにおいて、
    前記第1ストレージシステムは、前記第2ストレージシステムと接続する第1インタフェースと、前記第1インタフェースに接続される第1プロセッサと、前記第2ストレージシステムに備わる仮想記憶領域に書き込み要求されたデータを格納する実記憶領域と、を備え、
    前記第2ストレージシステムは、前記ホスト計算機及び前記第1ストレージシステムと接続する第2インタフェースと、前記第2インタフェースに接続される第2プロセッサと、前記第2プロセッサに接続される第2メモリと、を備え、データの書き込まれる前記仮想記憶領域を前記ホスト計算機に提供し、
    前記仮想記憶領域は、前記実記憶領域に対応付けられており、
    前記実記憶領域は、前記仮想記憶領域に割り当てられていれば、当該仮想記憶領域に書き込み要求されたデータを格納し、
    前記管理計算機は、前記第1ストレージシステム及び前記第2ストレージシステムと接続される第3インタフェースと、前記第3インタフェースに接続される第3メモリと、第3プロセッサと、を備え、
    前記第3プロセッサは、
    前記実記憶領域を複製元とする複製要求を取得すると、
    複数の実記憶領域に対応付けられている前記仮想記憶領域を複製先の仮想記憶領域に選択し、
    前記複製元及び前記複製先の仮想記憶領域が実記憶領域に割り当てられているか否かを判定し、
    前記判定の結果に基づいて、前記複製元の実記憶領域に格納されているデータを前記複製先の実記憶領域に複製するよう指示し、
    前記データが複製された前記複製元の実記憶領域と前記複製先の実記憶領域との複製関係の情報を前記第3メモリに保持することを特徴とする計算機システム。
  2. 前記第3プロセッサは、
    前記いずれかの実記憶領域が割り当てられていないと判定すると、前記第1ストレージシステムの間で直接、前記複製元の実記憶領域に格納されているデータを前記複製先の実記憶領域に複製するよう指示し、
    前記データが複製された前記複製元の実記憶領域と前記複製先の実記憶領域との複製関係の情報を前記第3メモリに保持することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  3. 前記第3プロセッサは、
    前記いずれかの実記憶領域が割り当てられていないと判定すると、
    前記第1ストレージシステムの実記憶領域を前記第2ストレージシステムの別の仮想記憶領域に割り当てることによって、前記複製元の仮想記憶領域とし、
    前記第1ストレージシステムの実記憶領域を前記第2ストレージシステムの別の仮想記憶領域に割り当てることによって、前記複製先の仮想記憶領域とし、
    複製元の仮想記憶領域に格納されているデータを前記複製先の仮想記憶領域に複製するよう指示し、
    前記データが複製された前記複製元の実記憶領域と前記複製先の実記憶領域との複製関係の情報を前記第3メモリに保持することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  4. 前記計算機システムは、前記第1ストレージシステム及び前記第2ストレージシステムに接続され、第3記憶領域を有する第3ストレージシステムをさらに備え、
    前記第3プロセッサは、
    前記判定結果に基づいて、前記複製元の実記憶領域に格納されているデータを、前記第3記憶領域を介して、前記複製先の実記憶領域に複製するよう指示し、
    前記データが複製された前記複製元の実記憶領域と前記複製先の実記憶領域との複製関係の情報を前記第3メモリに保持することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  5. 前記第3プロセッサは、
    前記いずれかの実記憶領域が割り当てられていないと判定すると、前記複製元の仮想記憶領域に対応付けられた他の前記複製元の実記憶領域への切り替えに応じて、前記複製先の仮想記憶領域に対応付けられた他の前記複製先の実記憶領域に切り替え、
    前記切替後の複製元の実記憶領域に格納されているデータを前記複製先の実記憶領域に複製するよう指示し、
    前記データが複製された前記複製元の実記憶領域と前記複製先の実記憶領域との複製関係の情報を前記第3メモリに保持することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  6. 前記第2ストレージシステムは、前記複製元の実記憶領域に格納されているデータと、前記複製先の実記憶領域に格納されているデータの差分情報を保持し、
    前記第3プロセッサは、前記差分情報を利用して、前記複製元の実記憶領域に格納されているデータを、前記複製先の実記憶領域に複製するよう指示することを特徴とする請求項5に記載の計算機システム。
  7. 前記複製元の仮想記憶領域に対応付けられた実記憶領域を切り替える順番又は時間、及び前記複製元の実記憶領域の切り替えに応じて、前記複製先の実記憶領域を切り替えることを特徴とする請求項5に記載の計算機システム。
  8. 前記複製元の仮想記憶領域と、前記複製先の仮想記憶領域は、同一の第2ストレージシステム内に含まれることを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  9. 前記第3プロセッサは、前記複製先の仮想記憶領域として、前記第1ストレージシステムの複数の実記憶領域に対応付けられている仮想記憶領域を選択できない場合に、仮想記憶領域を作成し、複製先の仮想記憶領域とすることを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  10. 一つ以上の第1ストレージシステムと、前記第1ストレージシステムに接続され、一つ以上の第2ストレージシステムと、ホスト計算機とを備える計算機システムを管理する管理計算機において、
    前記第1ストレージシステムは、前記第2ストレージシステムと接続する第1インタフェースと、前記第1インタフェースに接続される第1プロセッサと、前記第2ストレージシステムに備わる仮想記憶領域に書き込み要求されたデータを格納する実記憶領域と、を備え、
    前記第2ストレージシステムは、前記ホスト計算機及び前記第1ストレージシステムと接続する第2インタフェースと、前記第2インタフェースに接続される第2プロセッサと、前記第2プロセッサに接続される第2メモリと、を備え、データの書き込まれる前記仮想記憶領域を前記ホスト計算機に提供し、
    前記仮想記憶領域は、前記実記憶領域に対応付けられており、
    前記実記憶領域は、前記仮想記憶領域に割り当てられていれば、当該仮想記憶領域に書き込み要求されたデータを格納し、
    前記管理計算機は、
    外部に接続される第3インタフェースと、前記第3インタフェースに接続される第3プロセッサと、前記第3プロセッサに接続される第3メモリと、を備え、
    前記第3メモリは、前記実記憶領域が前記仮想記憶領域に割り当てられているか否かを示すストレージ管理情報を保持し、
    前記複製元及び前記複製先の仮想記憶領域が前記実記憶領域に割り当てられているか否かを、前記ストレージ管理情報を参照して、判定し、前記いずれかの実記憶領域が割り当てられていないと判定すると、前記複製元の仮想記憶領域に対応付けられた他の前記複製元の実記憶領域への切り替えに応じて、前記複製先の仮想記憶領域に対応付けられた他の前記複製先の実記憶領域に切り替える切替指示部と、
    前記判定の結果に基づいて、前記複製元の実記憶領域に格納されているデータを前記複製先の実記憶領域に複製するよう指示し、前記データが複製された前記複製元の実記憶領域と前記複製先の実記憶領域との複製関係の情報を前記第3メモリに保持する複製指示部と、を備えることを特徴とする管理計算機。
  11. 前記第2ストレージシステムは、前記複製元の実記憶領域に格納されているデータと、前記複製先の実記憶領域に格納されているデータの差分情報を保持し、
    前記複製指示部は、前記差分情報を利用して、前記複製元の実記憶領域に格納されているデータを前記複製先の実記憶領域に複製するよう指示することを特徴とする請求項10に記載の管理計算機。
  12. 前記切替指示部は、前記複製元の仮想記憶領域に対応付けられた実記憶領域を切り替える順番又は時間、及び前記複製元の実記憶領域の切り替えに応じて、前記複製先の実記憶領域を切り替えることを特徴とする請求項10に記載の管理計算機。
  13. 前記複製指示部は、前記複製先の仮想記憶領域として、前記第1ストレージシステムの複数の実記憶領域に対応付けられている仮想記憶領域を選択できない場合に、仮想記憶領域を作成し、複製先の仮想記憶領域とすることを特徴とする請求項10に記載の管理計算機。
  14. 第1ストレージシステムと、前記第1ストレージシステムに接続される第2ストレージシステムと、ホスト計算機と、前記第1ストレージシステム及び前記第2ストレージシステムを管理する管理計算機と、を備え、
    前記第2ストレージシステムに備わる仮想記憶領域は、前記ホスト計算機からデータが書き込まれる仮想記憶領域を前記ホスト計算機に提供し、
    前記仮想記憶領域は、前記第1ストレージシステムに備わる実記憶領域に対応付けられており、
    前記実記憶領域は、前記仮想記憶領域に割り当てられていれば、当該仮想記憶領域に書き込み要求されたデータを格納する計算機システムにおける記憶領域の管理方法において、
    前記管理計算機は複製要求を取得すると、前記第1ストレージシステムの複数の実記憶領域に対応付けられている前記第2ストレージシステムの前記仮想記憶領域を複製先の仮想記憶領域に選択し、
    前記複製元及び前記複製先の仮想記憶領域が前記第1ストレージシステムの実記憶領域に割り当てられているか否かを判定し、
    前記いずれかの実記憶領域が割り当てられていないと判定すると、前記複製元の仮想記憶領域に対応付けられた他の前記複製元の実記憶領域への切り替えに応じて、前記複製先の仮想記憶領域に対応付けられた他の前記複製先の実記憶領域に切り替え、
    前記複製元の実記憶領域に格納されているデータを前記複製先の実記憶領域に複製するよう指示し、
    前記データが複製された前記複製元の実記憶領域と前記複製先の実記憶領域との複製関係の情報を前記管理計算機のメモリに保持するステップを含むことを特徴とする管理方法。
  15. 前記複製元の実記憶領域に格納されているデータと、前記複製先の実記憶領域に格納されているデータの差分情報を保持し、
    前記複製指示部は、前記差分情報を利用して、前記複製元の実記憶領域に格納されているデータを前記複製先の実記憶領域に複製するよう指示することを特徴とする請求項14に記載の管理方法。
  16. 前記複製元の仮想記憶領域に対応付けられた実記憶領域を切り替える順番又は時間、及び前記複製元の実記憶領域の切り替えに応じて、前記複製先の実記憶領域を切り替えることを特徴とする請求項14に記載の管理方法。
  17. 前記複製先の仮想記憶領域として、前記第1ストレージシステムの複数の実記憶領域に対応付けられている実記憶領域を選択できない場合に、仮想記憶領域を作成し、複製先の仮想記憶領域とすることを特徴とする請求項14に記載の管理方法。
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