JP3617437B2 - データコピー方法およびデータコピー用プログラムを記録したプログラム記録媒体 - Google Patents
データコピー方法およびデータコピー用プログラムを記録したプログラム記録媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、データコピー方法、および、データコピー用プログラムを記録したプログラム記録媒体の改良、特に、磁気ディスク,磁気テープ等のコンピュータ用補助記憶装置(デバイス)間でデータのバックアップや二重化を行う際に必要とされるデータの移送や複製のためのデータコピー方法、および、データコピー用プログラムを記録したプログラム記録媒体の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のデータコピー方法は、例えば、図9に示すような磁気ディスク2から磁気テープ3へのデータのバックアップを例に取ると、一般的にバックアップ処理を制御するホストシステム1はコピー元のデータが格納されている磁気ディスク2からデータを読み出し、このデータをコピー先である磁気テープ3に書き出すことによって実現されている。
【0003】
しかし、この方法ではコピーするデータを一旦ホストシステム1に読み込むため、ホストシステム1に負荷がかかり、データのコピーを実行している間、ホストシステム1に対する他の処理要求が遅延する恐れがある。このようなデータのコピーにおいてはホストシステム1では複製するデータを必要としているわけではなく、単に受け渡しを行っているだけであるにもかかわらず、ホストシステム1に負荷をかけていることになる。
【0004】
そこで、ホストシステムにかかる負荷を軽減するためのデータコピー方法が特開平06−236340で提案されている。これはデータのコピー元とコピー先にデータ転送の相手を指示し、実際のデータの転送は補助記憶装置間で行う方法で、これによりデータをホストシステムに経由させることなく転送し、ホストの負荷を軽減させようというものである。
【0005】
また、近年、ストレージエリアネットワーク(Storage Area Netwark)というコンセプトが浸透し、多くの補助記憶装置を直接あるいはスイッチなどを経由してネットワークに接続し、複数のホストシステムから複数の周辺装置を共有できるような構成を採る方法が広まりつつある。このように、コンピュータのネットワーク化の進展に伴い、ホストシステムにおける他の処理要求の遅延が影響を及ぼす範囲が広くなる一方で、処理するデータ量は増加してきており、データのコピーを行う際のホストシステムの負荷軽減の要求は益々強くなっている。
【0006】
前述の特開平06−236340と同様に、ホストシステムの負荷軽減の要請に応えるため、データコピーを行う場合に、ホストシステムがデータを受け渡さずにコピーを行う命令が既に規格でも提案されている。例えば、SCSI−3規格ではExtended Copyコマンドが規定されている。これは図10に示すように、同一インターフェースにコピー元である磁気ディスク2とコピー先である磁気テープ3が接続されている構成を想定している。しかし、図10の様な構成で磁気ディスク2から磁気テープ3へのバックアップを行う場合には、ホストシステム1が磁気ディスク2からデータを読み出し、このデータを磁気テープ3に書き出すことになり、前述のようにホストシステム1がデータの受け渡しを行うことになるので、ホストシステム1に相当な負荷がかかる。
【0007】
前述したホストシステムがデータを受け渡さずに複製を行う命令は、データのコピー元とコピー先を指示することによって、この命令を発行したホストシステムにはデータを受け渡すことなく、データのコピーを可能にするようになっている。この命令を受けてデータの複製を行う部分をコピーマネージャー(Copy Manager)と称しており、図11に示すようにホストシステム1からの指示により、コピーマネージャー4が、コピー元である磁気ディスク2からデータを読み出し、コピー先である磁気テープ3に書き出す。これによってホストシステム1の負荷を軽減させる方法がバックアップ制御を行うソフトウェアで採用され始めている。
【0008】
図15はコピーマネージャーを利用してデータコピーを実現する場合に必要とされる機能の概略を示したブロック図である。この機能ブロックは、図16に示すような複数の磁気ディスク装置20〜23,磁気テープ装置3,コピーマネージャー4が接続されたインターフェース11に接続されたホストシステム1内に配備されている。
ここで、接続デバイス管理ファイル102は、インターフェース11に接続された磁気ディスク装置などの周辺装置の装置タイプと識別ID(アドレス)を管理するためのテーブルである。
また、コピー指示部104は、データコピー要求の発生元を意味しており、具体的にはバックアップソフトウェアや各種のアプリケーションプログラムである。
【0009】
次に、図17のフローチャートと図15および図16の概念図を参照してコピーマネージャーを利用してデータコピーを行う場合の処理とデータの流れについて説明する。
【0010】
コピー指示部104で生成されたコピー要求は「コピー元デバイス」,「コピー元のデータ領域」,「コピーするデータ長」および「コピー先デバイス」,「コピー先のデータ領域」といったデータをコピーする上で必要な情報を生成した上で、接続デバイス管理ファイル102の情報を元にコピーマネージャー4のアドレスを検索し、コピーマネージャー4に対して前記のコピーをするために必要な情報を送り、データのコピーを指示する。
【0011】
一例として、磁気ディスク20から磁気テープ3へのバックアップを行う場合を考えると、この時の処理の流れは図17のフローチャートのようになる。コピー指示部104で生成されたコピー要求がコピーマネージャー4に発行される(ステップ801/図16の▲1▼)。
コピーマネージャー4はこの指示を解析し、コピー元デバイス(磁気ディスク20)に対してコピー対象領域のデータの読み出し命令を発行する(ステップ802)。同時にコピー先デバイス(磁気テープ3)に対してデータの書き込み命令を発行する(ステップ803)。
続いて、コピーマネージャー4は、磁気ディスク20から送られてくるデータを受け取り(ステップ804/図16の▲2▼)、これを磁気テープ3に転送する(ステップ805/図16の▲3▼)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このようにしてコピーマネージャー4にコピー元とコピー先を指示することによってデータをコピーする方法は、図16に示すように多くの補助記憶装置を直接ネットワークに接続して大量のデータを磁気ディスク,磁気テープ間でコピー,移送する場合にはホストシステムの負荷を軽減することができる。しかし、図11および図16からも明らかなように、データを記憶するための資源(磁気ディスク,磁気テープなど)の他にコピーマネージャー4が必要になり、その分システムのコストアップにつながる。つまり、実質的には、ホストシステムのデータコピーの負荷を肩代わりするための代替システムとして、コピーマネージャー4を同一インターフェースに接続しているに過ぎない。
【0013】
ただし、前述の規格で示されたコピーマネージャー4は、図16のように独立した資源として存在している必要はなく、同一インターフェース上の何処に存在してもよく、また、指定されたコピー元からコピー先へデータを転送する能力を持っていれば、磁気ディスク20〜23,磁気テープ3などの制御装置がコピーマネージャー4の機能を担うことも可能である。
【0014】
しかし、一般に、磁気ディスク20〜23,磁気テープ3などの制御装置は、通常は、図13に示すように配下に位置する磁気ディスク,磁気テープといったホストシステムから直接認識される記憶資源とホストシステムとの間のデータ転送制御を司るものであるのに対して、コピーマネージャーは、図14に示すように、自らを含まない他のデバイス間でのデータ転送制御を行うものである。このように、磁気ディスク20〜23,磁気テープ3などの制御装置とコピーマネージャーの機能は全く異なるものである。従って、たとえコピーマネージャーの機能を磁気ディスク20〜23,磁気テープ3などの制御装置に持たせたとしても、単に、一つの装置に相異なる複数の機能を独立させて組み込むだけのことになり、開発コスト,製品コストの上昇を招く可能性がある。
【0015】
すなわち、独立したコピーマネージャーをインターフェースに接続する場合でも、この機能を磁気ディスク20〜23,磁気テープ3などの制御装置に持たせる場合でも、ホストシステム1の負荷を軽減させるために、これを肩代わりさせる代替システムに相当するものを追加するだけで、ネットワーク上全体での負荷は何ら変わっていないという問題がある。
【0016】
さらに、図10と図11の比較からも分かるように、コピー元からのデータの読み出しやコピー先へのデータの書き出しを実行しているのがホストシステム1であるのかコピーマネージャー4であるのかが相違するだけであり、同じ量のデータをコピーする場合、インターフェース上では読み出しおよび書き込みの各々の工程でデータが転送されるため(図16の▲2▼と▲3▼のデータの流れを参照)、何れの方法でもインターフェースの使用率は全く変わらず、インターフェースの負荷は軽減されないという欠点を含んでいる。
【0017】
前述の特開平06−236340は、特定の記憶資源と他の装置との間のデータ転送制御に限定してデータ転送を行う方式の一つを示したものであるが、この方法はホストシステムに接続される補助記憶装置がある程度制限可能なメインフレームなど大型計算機を使用したシステムでは採用可能であるが、近年増加しているオープンシステムでは、接続される周辺装置が必ずしも周辺装置間でのデータ転送をサポートしているとは限らないため、汎用のバックアップソフトウェアではコピーマネージャーをシステムに含めることを前提とせざるを得ず、その結果インターフェースの使用率の改善もできなかった。
【0018】
【発明の目的】
そこで、本発明の主な目的は、前記従来技術の欠点を解消し、磁気テープ制御装置,磁気ディスク制御装置などの開発負担を増すことなく、また、ホストシステムの負荷を肩代わりさせるための代替システムを追加することなく、データコピーの際のホストシステムの負荷軽減を図ることができ、さらにインターフェースの使用率(ビジー率)も半減させることのできるデータコピー方法、および、このデータコピー方法を実現するためのデータコピー用プログラムを記録したプログラム記録媒体を提供することにある。
【0019】
更に、本発明の他の目的は、オープンシステムなどでコピーマネージャーに相当するものを含める場合でも、周辺装置間でのデータコピーやデータ転送をサポートしている周辺装置が接続されていれば、この機能を有効に活用し、インターフェースの使用率(ビジー率)を低減させることのできるデータコピー方法、および、このデータコピー方法を実現するためのデータコピー用プログラムを記録したプログラム記録媒体を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータコピー方法は、ホストシステムと複数のデバイスとを同一のインターフェースを介して接続し、前記ホストシステム内で生成されたコピー要求に基いて相異なるデバイス間でデータをコピーするデータコピー方法であって、前記目的を達成するため、特に、コピー元となるデバイスまたはコピー先となるデバイスの少なくとも一方に前記ホストシステムを経由せずに自デバイスと他デバイスとの間でデータをコピーするデータコピー機能を配備すると共に、前記ホストシステム内には、前記各デバイスと対応させて前記データコピー機能の有無を記憶した接続デバイス管理ファイルを設け、前記コピー要求に含まれるコピー元デバイスおよびコピー先デバイスの情報と前記接続デバイス管理ファイルに記憶されたデータコピー機能の有無情報とに基いて、前記ホストシステムの内部処理により前記データコピー機能を備えたデバイスを選択して前記コピー要求を発行するようにしたことを特徴とする構成を有する。
【0021】
このような構成によれば、データのコピー対象となる相異なるデバイスのうちデータコピー機能を備えた方のデバイスにコピー要求が発行されることになるので、インターフェース上にコピーマネージャーを装備しなくても簡単にデバイス間でのデータコピーが行えるようになる。
また、コピー対象となるデータは、データのコピー対象となる2つのデバイス間で直に遣り取りが行われるので、ホストシステムに対する負荷が軽減され、しかも、コピー対象となるデータをホストシステムや他のデバイスに読み込ませてから改めて別のデバイスに転送する場合に比べ、インターフェースの使用率(ビジー率)を半減させることができる。
更に、ここで必要とされるデータコピー機能は自デバイスと他デバイスとの間でのデータコピーを達成するだけのものでよく、配下に位置するデバイスと特定の上位デバイスとの間でデータのコピーを行う通常の磁気ディスクや磁気テープの制御装置の機能と大きな違いはないため、このデータコピー機能を磁気ディスクや磁気テープなどのデバイスに一体的に組み込む際の磁気ディスクや磁気テープの制御装置の開発も容易に行うことができる。
【0022】
また、ホストシステムを経由せずにデバイス間でのデータコピーを行うコピーマネージャーをインターフェースに接続し、かつ、前記ホストシステムを経由せずに自デバイスと他デバイスとの間でデータをコピーするデータコピー機能を複数のデバイスの内の幾つかに配備すると共に、前記ホストシステム内には、前記各デバイスと対応させて前記データコピー機能の有無を記憶した接続デバイス管理ファイルを設け、ホストシステム内で生成されたコピー要求に含まれるコピー元デバイスおよびコピー先デバイスの情報と前記接続デバイス管理ファイルに記憶されたデータコピー機能の有無情報とに基いて、前記ホストシステムの内部処理により、前記コピー元デバイスまたはコピー先デバイスの少なくとも一方に前記データコピー機能が備えられていればデータコピー機能を備えたデバイスを選択して前記コピー要求を発行する一方、何れのデバイスにもデータコピー機能が備えられていなければ前記コピーマネージャーを選択して前記コピー要求を発行するように構成してもよい。
【0023】
このような構成によれば、データのコピー対象となる相異なるデバイスのうち少なくともその一方がデータコピー機能を備えていれば、デバイス間での直接的なデータコピーが行われる。また、データのコピー対象となる相異なるデバイスの何れにもデータコピー機能が備えられていなければ、同一のインターフェース上に接続されたコピーマネージャーを使用してデータのコピー対象となる相異なるデバイス間で従来と同様にしてデータコピーが行われることになる。
結果として、コピーマネージャーを使用したコピーが行われる確率が全体として低くなるため、コピーマネージャーの機能のみに依存した従来のデータコピー方法と比べてインターフェースの使用率(ビジー率)を軽減することができ、また、データコピー機能が備えられていないデバイスがコピー元およびコピー先として選択された場合であっても、従来と同様にしてデータのコピーが実行できるといったメリットがある。
【0024】
更に、ホストシステムを経由せずにデバイス間でのデータコピーを行うコピーマネージャーをインターフェースに接続し、かつ、前記ホストシステムを経由せずに自デバイスと他デバイスとの間でデータをコピーするデータコピー機能、または、自デバイスと他デバイスとの間でデータを転送するデータ転送機能を複数のデバイスの内の幾つかに配備すると共に、前記ホストシステム内には、前記各デバイスと対応させて前記データコピー機能の有無と前記データ転送機能の有無を記憶した接続デバイス管理ファイルを設け、ホストシステム内で生成されたコピー要求に含まれるコピー元デバイスおよびコピー先デバイスの情報と前記接続デバイス管理ファイルに記憶されたデータコピー機能およびデータ転送機能の有無情報とに基いて、前記ホストシステムの内部処理により、前記コピー元デバイスまたはコピー先デバイスの少なくとも一方に前記データコピー機能が備えられていればデータコピー機能を備えたデバイスを選択して前記コピー要求を発行する一方、前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスに前記データ転送機能が備えられていれば前記コピー元デバイスに読み出し命令を発行すると共に前記コピー先デバイスに書き込み命令を発行して前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスのデータ転送機能を起動してコピーを行わせ、また、前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスにデータコピー機能もデータ転送機能も備えられていなければ前記コピーマネージャーを選択して前記コピー要求を発行するように構成することも可能である。
【0025】
このような構成によれば、データのコピー対象となる相異なるデバイスのうち少なくともその一方がデータコピー機能を備えていれば、デバイス間での直接的なデータコピーが行われる。また、データのコピー対象となる相異なるデバイスの何れにもデータコピー機能が備えられていず、データ転送機能のみが備えられている場合には、前記コピー元デバイスに読み出し命令が発行されると共に前記コピー先デバイスには書き込み命令が発行され、コピー元デバイスとコピー先デバイスのデータ転送機能によってコピー元デバイスのデータがコピー先デバイスに書き込まれる。更に、前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスにデータコピー機能もデータ転送機能も備えられていなければ、同一のインターフェース上に接続されたコピーマネージャーを使用してデータのコピー対象となる相異なるデバイス間で従来と同様にしてデータコピーが行われることになる。
結果として、コピーマネージャーを使用したコピーが行われる確率が全体として低くなるため、コピーマネージャーの機能のみに依存した従来のデータコピー方法と比べてインターフェースの使用率(ビジー率)を軽減することができ、また、データコピー機能やデータ転送機能が備えられていないデバイスがコピー元およびコピー先として選択された場合であっても、従来と同様にしてデータのコピーが実行できるといったメリットがある。
また、ここで必要とされるデータ転送機能は、データの転送先を他のデバイスに指定する点を除き、配下に位置するデバイスと特定の上位デバイスとの間でデータのコピーを行う通常の磁気ディスクや磁気テープの制御装置の機能と全く同様であるため、このデータ転送機能を磁気ディスクや磁気テープなどのデバイスに一体的に組み込む際の磁気ディスクや磁気テープの制御装置の開発は極めて容易である。
【0026】
本発明のデータコピー用プログラムを記録したプログラム記録媒体は、同一のインターフェースを介して接続されたホストシステムと複数のデバイスとを有し、コピー元となるデバイスまたはコピー先となるデバイスの少なくとも一方に前記ホストシステムを経由せずに自デバイスと他デバイスとの間でデータをコピーするデータコピー機能を配備したシステム環境下において、前記ホストシステム内で生成されたコピー要求に基いて相異なるデバイス間でデータをコピーするためのデータコピー用プログラムを記録したプログラム記録媒体であって、前記データコピー用プログラムが、前記各デバイスと対応させて前記データコピー機能の有無を記憶する接続デバイス管理ファイルを前記ホストシステムのメモリ内に構築する管理ファイル生成プログラムと、前記ホストシステム内で生成されたコピー要求に含まれるコピー元デバイスおよびコピー先デバイスの情報と前記接続デバイス管理ファイルに記憶されたデータコピー機能の有無情報とに基いてデータコピー機能を備えたデバイスをコピー要求の発行先として選択するデバイス選択プログラムと、選択されたデバイスに対してコピー要求を発行するコピー要求発行プログラムとによって構成されていることが特徴である。
【0027】
このプログラム記録媒体をホストシステムにインストールすることにより、管理ファイル生成プログラムが起動し、ホストシステムのメモリ内に接続デバイス管理ファイルが構築される。この接続デバイス管理ファイルに前記インターフェースに接続された各デバイスとそのデバイスのデータコピー機能の有無とを対応させて記憶させる。ホストシステムにインストールされたデバイス選択プログラムは、ホストシステム内で生成されたコピー要求に含まれるコピー元デバイスおよびコピー先デバイスの情報と前記接続デバイス管理ファイルに記憶されたデータコピー機能の有無情報とに基いてデータコピー機能を備えたデバイスをコピー要求の発行先として選択する。また、ホストシステムにインストールされたコピー要求発行プログラムは、デバイス選択プログラムが選択したデバイスに対してコピー要求を発行する。
【0028】
また、同一のインターフェースを介して接続されたホストシステムと複数のデバイスとを有し、前記ホストシステムを経由せずにデバイス間でのデータコピーを行うコピーマネージャーを前記インターフェースに接続し、かつ、前記ホストシステムを経由せずに自デバイスと他デバイスとの間でデータをコピーするデータコピー機能を前記複数のデバイスの内の幾つかに配備したシステム環境下において、前記ホストシステム内で生成されたコピー要求に基いて相異なるデバイス間でデータをコピーする構成の場合、データコピー用プログラムは、前記各デバイスと対応させて前記データコピー機能の有無を記憶する接続デバイス管理ファイルを前記ホストシステムのメモリ内に構築する管理ファイル生成プログラムと、前記ホストシステム内で生成されたコピー要求に含まれるコピー元デバイスおよびコピー先デバイスの情報と前記接続デバイス管理ファイルに記憶されたデータコピー機能の有無情報とに基いて、前記コピー元デバイスまたはコピー先デバイスの少なくとも一方に前記データコピー機能が備えられていればデータコピー機能を備えたデバイスをコピー要求の発行先として選択する一方、何れのデバイスにもデータコピー機能が備えられていなければ前記コピーマネージャーをコピー要求の発行先として選択するデバイス選択プログラムと、選択されたデバイスに対してコピー要求を発行するコピー要求発行プログラムとによって構成される。
【0029】
このプログラム記録媒体をホストシステムにインストールすることにより、管理ファイル生成プログラムが起動し、ホストシステムのメモリ内に接続デバイス管理ファイルが構築される。この接続デバイス管理ファイルに前記インターフェースに接続された各デバイスとそのデバイスのデータコピー機能の有無とを対応させて記憶させる。ホストシステムにインストールされたデバイス選択プログラムは、ホストシステム内で生成されたコピー要求に含まれるコピー元デバイスおよびコピー先デバイスの情報と前記接続デバイス管理ファイルに記憶されたデータコピー機能の有無情報とに基いて、コピー元デバイスまたはコピー先デバイスの少なくとも一方に前記データコピー機能が備えられていればデータコピー機能を備えたデバイスをコピー要求の発行先として選択する一方、何れのデバイスにもデータコピー機能が備えられていなければ前記コピーマネージャーをコピー要求の発行先として選択する。そして、ホストシステムにインストールされたコピー要求発行プログラムは、デバイス選択プログラムが選択したデバイスに対してコピー要求を発行する。
【0030】
更に、同一のインターフェースを介して接続されたホストシステムと複数のデバイスとを有し、前記ホストシステムを経由せずにデバイス間でのデータコピーを行うコピーマネージャーを前記インターフェースに接続し、かつ、前記ホストシステムを経由せずに自デバイスと他デバイスとの間でデータをコピーするデータコピー機能、または、自デバイスと他デバイスとの間でデータを転送するデータ転送機能を前記複数のデバイスの内の幾つかに配備したシステム環境下において、前記ホストシステム内で生成されたコピー要求に基いて相異なるデバイス間でデータをコピーする構成の場合、データコピー用プログラムは、前記各デバイスと対応させて前記データコピー機能の有無と前記データ転送機能の有無を記憶する接続デバイス管理ファイルを前記ホストシステムのメモリ内に構築する管理ファイル生成プログラムと、前記ホストシステム内で生成されたコピー要求に含まれるコピー元デバイスおよびコピー先デバイスの情報と前記接続デバイス管理ファイルに記憶されたデータコピー機能およびデータ転送機能の有無情報とに基いて、前記コピー元デバイスまたはコピー先デバイスの少なくとも一方に前記データコピー機能が備えられていればデータコピー機能を備えたデバイスをコピー要求の発行先として選択する一方、前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスに前記データ転送機能が備えられていれば前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスをコピー要求の発行先として選択し、また、前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスにデータコピー機能もデータ転送機能も備えられていなければ前記コピーマネージャーをコピー要求の発行先として選択するデバイス選択プログラムと、前記選択されたデバイスがデータコピー機能を備えたデバイスあるいはコピーマネージャーである場合にはこのデバイスに対してコピー要求を発行する一方、前記選択されたデバイスがデータ転送機能を備えたデバイスである場合には前記コピー要求に代えてコピー元デバイスに読み出し命令を発行すると共に前記コピー先デバイスには書き込み命令を発行し、前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスのデータ転送機能を起動するコピー要求発行プログラムとによって構成される。
【0031】
このプログラム記録媒体をホストシステムにインストールすることにより、管理ファイル生成プログラムが起動し、ホストシステムのメモリ内に接続デバイス管理ファイルが構築される。この接続デバイス管理ファイルに前記インターフェースに接続された各デバイスとそのデバイスのデータコピー機能の有無およびデータ転送機能の有無を対応させて記憶させる。ホストシステムにインストールされたデバイス選択プログラムは、ホストシステム内で生成されたコピー要求に含まれるコピー元デバイスおよびコピー先デバイスの情報と前記接続デバイス管理ファイルに記憶されたデータコピー機能の有無情報とに基いて、コピー元デバイスまたはコピー先デバイスの少なくとも一方に前記データコピー機能が備えられていればデータコピー機能を備えたデバイスをコピー要求の発行先として選択する一方、前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスに前記データ転送機能が備えられていれば前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスをコピー要求の発行先として選択し、また、前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスにデータコピー機能もデータ転送機能も備えられていなければ前記コピーマネージャーをコピー要求の発行先として選択する。そして、ホストシステムにインストールされたコピー要求発行プログラムは、デバイス選択プログラムが選択したデバイスがデータコピー機能を備えたデバイスあるいはコピーマネージャーである場合にはこのデバイスに対してコピー要求を発行する一方、前記選択されたデバイスがデータ転送機能を備えたデバイスである場合には、前記コピー要求に代えてコピー元デバイスに読み出し命令を発行すると共に前記コピー先デバイスには書き込み命令を発行し、前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスのデータ転送機能を起動する。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の一実施形態としてのデータコピー方法を実現するための機能ブロック図を示す。
【0033】
なお、SCSI−3規格の定義によればコピーマネージャーの機能、すなわち「何れかの装置からデータを読み出して何れかの装置にこのデータを書き込む機能」をサードパーティコピー(Third Party Copy)と称しており、「何れかの装置」とは自装置であっても、他装置であっても構わないことになっている。
しかし、これから述べる実施形態の説明においては、サードパーティコピーという言葉は「自装置と他装置との間でデータをコピーする機能」に限定して使用するものとし、他装置同士のデータコピーの機能は持たなくてもよいものとする。このサードパーティコピーが、特許請求の範囲中で規定されている「データコピー機能」である。
【0034】
図1に示した機能ブロックは、図2に示すような複数の磁気ディスク装置20〜23,磁気テープ装置3が接続されたインターフェース11に接続されたホストシステム1内に配備されている。接続デバイス管理ファイル103はインターフェース11に接続された磁気ディスク装置などの周辺装置の装置タイプと識別ID(アドレス)、および、各デバイスのサードパーティコピー(データコピー機能)の有無など機能に関する情報を管理するためのテーブルである。命令発行先選択部101はコピー指示部104で生成されたコピー指示を発行すべきデバイスを選択するための手段であり、その実体は、ホストシステム1にインストールされたデバイス選択プログラムとコピー要求発行プログラムとによって構成されている。コピー指示部104は、データコピー要求の発生元を意味しており、従来と同様、具体的にはバックアップソフトウェアや各種のアプリケーションプログラムである。本実施形態ではデータコピーの対象となるデバイス、すなわち、コピー元あるいはコピー先のデバイスの何れか一方が必ずサードパーティコピー機能(データコピー機能)を含んでいるものとする。
【0035】
次に、図1,図2の概念図および図3,図4のフローチャートを参照して、本実施形態のデータコピー方法の動作とデータの流れについて説明する。
【0036】
コピー指示部104で生成されたコピー要求は従来例と同様に「コピー元デバイス」,「コピー元のデータ領域」,「コピーするデータ長」および「コピー先デバイス」,「コピー先のデータ領域」といったデータをコピーする上で必要な情報を生成し、これを命令発行先選択部101に発行する(ステップ601)。その際、コピー指示部104は指示の発行先を指定しなくてもいいし、また、従来のコピー方法との互換性を考慮し、仮想的にコピーマネージャーが存在するものとしてコピーマネージャーに発行しても構わない。
【0037】
命令発行先選択部101としてのデバイス選択プログラムは、接続デバイス管理ファイル103の情報を参照し、受け取った情報の内「コピー元デバイス」,「コピー先デバイス」の何れかサードパーティコピー機能(データコピー機能)を持っているデバイスをコピー要求の発行先として選択する(ステップ602)。
コピー要求の発行先の選択に関する判別処理は図4に示す通りであり、コピー元デバイスがサードパーティコピー機能(データコピー機能)を持っていれば、このコピー元デバイスがコピー要求の発行先として選択され、更に、コピー指示部104から受け取った「コピー元デバイス」,「コピー元のデータ領域」,「コピーするデータ長」,「コピー先デバイス」,「コピー先のデータ領域」の情報が「転送すべきデータ領域」,「転送すべきデータ長」,「書き込み先デバイス」,「書き込み先のデータ領域」の情報に置き換えられる(ステップ500,ステップ501)。
【0038】
また、コピー元デバイスがサードパーティコピー機能(データコピー機能)を持っていない場合、つまり、コピー先デバイスがサードパーティコピー機能(データコピー機能)を持っている場合には、このコピー先デバイスがコピー要求の発行先として選択され、更に、コピー指示部104から受け取った「コピー元デバイス」,「コピー元のデータ領域」,「コピーするデータ長」,「コピー先デバイス」,「コピー先のデータ領域」の情報が「読み出し元デバイス」,「読み出し元のデータ領域」,「読み出すデータ長」,「受信データを書き込むデータ領域」の情報に置き換えられる(ステップ500,ステップ502)。
【0039】
次いで、命令発行先選択部101としてのコピー要求発行プログラムは、前述したステップ602の処理で選択されたデバイスがコピー元デバイスであるのかコピー先デバイスであるのかを判定し(ステップ603)、選択された方のデバイスに対してコピー命令を発行する(ステップ604またはステップ607)。
【0040】
例えば、「コピー元デバイス」がコピー命令の発行先として選択された場合、つまり、ステップ603の判別結果が真となった場合には、「コピー元デバイス」に対してコピー命令が発行されることになる(ステップ604,図2の▲1▼)。
【0041】
この場合、コピー命令を受けたコピー元デバイス(磁気ディスク20)は指定された「書き込み先デバイス」に対してWRITE命令を発行し(ステップ605)、「書き込み先のデータ領域」にデータを転送する(ステップ606/図2の▲2▼)。WRITE命令の発行機能はコピー元デバイスのサードパーティコピー機能(データコピー機能)に含まれている。
【0042】
また、「コピー先デバイス」がコピー命令の発行先として選択された場合、つまり、ステップ603の判別結果が偽となった場合には、「コピー先デバイス」に対してコピー命令が発行され(ステップ607)、コピー命令を受けたコピー先デバイスが、指定された「読み出し元デバイス」に対してREAD命令を発行し(ステップ608)、「読み出し元のデータ領域」からデータを読み出してコピー先デバイスにコピーする(ステップ609)。READ命令の発行機能はコピー先デバイスのサードパーティコピー機能(データコピー機能)に含まれている。
【0043】
このように、本実施形態のデータコピー方法では接続デバイス管理ファイル103の情報を参照して命令発行先選択部101がサードパーティコピー機能(データコピー機能)を持ったデバイスを選択してコピー指示を発行するため、同一インターフェース内にコピーマネージャーが存在しなくてもホストシステム1に負荷をかけることなく、データのコピーが可能になる。
【0044】
また、磁気ディスク,磁気テープ等の制御装置に他装置と他装置の間のデータコピー機能を必要とするコピーマネージャーの機能を搭載しなくてもよく、自装置と他装置との間のデータ転送という、通常の補助記憶装置に求められる機能で実現可能なため、システムを構築するために高コストの周辺装置を採用する必要がない。
【0045】
しかも、図16と図2との比較からも明らかなように、図16の従来のデータコピー方法ではインターフェース上を転送されるデータが磁気ディスク20からコピーマネージャー4への転送▲2▼とコピーマネージャー4から磁気テープ3への転送▲3▼の都合2回行われるのに対して、本実施形態のデータコピー方法(図2)では磁気ディスク20から磁気テープ3への転送▲2▼の1回だけで実現されている。このように、インターフェース上を転送するデータの量が半分で済むということは、同じ処理を行ってもインターフェースの使用率(ビジー率)は半分で済むことを意味する。すなわち、同じデータ転送容量のインターフェースであっても2倍の処理能力を持たせることができる。さらに、データ転送回数が半分であるため、転送時に発生する可能性のあるパリティエラー、CRCエラーなどの転送障害も半減させることができるという効果がある。
【0046】
なお、本実施形態ではインターフェースに接続されている周辺装置を磁気ディスク,磁気テープなどの補助記憶装置として扱っているが、データを受け取る側はプリンタ,ディスプレイ装置などの出力,表示を行うデバイスであっても構わない。
【0047】
前述の実施形態ではインターフェース11に接続されている周辺装置の内、コピー元あるいはコピー先のデバイスが必ずサードパーティコピー機能(データコピー機能)を有していることを前提として説明したが、これは、接続される全てのデバイスがサードパーティコピー機能(データコピー機能)を持っていなければならないということを意味するものではない。例えば前述の実施形態の図2の構成で、データのコピーが行われるのが常に磁気ディスク20〜23から磁気テープ3へのデータバックアップ、または、磁気テープ3から磁気ディスク20〜23へのリストアだけしか行われないのであれば、磁気テープ3だけがサードパーティコピー機能(データコピー機能)を持っていれば事足りる。
【0048】
しかし、図2の構成で、仮に、インターフェース11に接続されている磁気ディスク20〜23はサードパーティコピー機能(データコピー機能)を持っておらず、磁気テープ3だけがサードパーティコピー機能(データコピー機能)を持っている場合には、サードパーティコピー機能(データコピー機能)を持たない磁気ディスク20〜23同士のデータコピーはできず、これを行うためには、図16に示した従来の構成例と同様に、他装置同士間でのデータコピーが可能なコピーマネージャー4を含むことが必要になる。
【0049】
次に、第2の実施形態として、図16のようにコピーマネージャー4を含む構成で、本発明のデータコピー方法を適用した場合の動作について説明する。
【0050】
ここでは、磁気ディスク20〜23はサードパーティコピー機能(データコピー機能)を持っておらず、磁気テープ3だけがサードパーティコピー機能(データコピー機能)を持っているものとする。この場合の命令発行先選択部101の動作を図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0051】
コピー指示部104で生成されたコピー要求は最初に述べた実施形態の場合と同様に「コピー元デバイス」,「コピー元のデータ領域」,「コピーするデータ長」および「コピー先デバイス」,「コピー先のデータ領域」といったデータをコピーする上で必要な情報を生成し、これを命令発行先選択部101に発行する。
【0052】
このコピー要求のコピー元デバイスが磁気テープ3で、しかも、コピー先デバイスが磁気ディスク20〜23であった場合、すなわち磁気テープから磁気ディスクへのリストア処理の場合にはステップ700の判断でコピー元デバイスにサードパーティコピー機能(データコピー機能)が含まれているため、コピー指示部104から受け取った「コピー元デバイス」,「コピー元のデータ領域」,「コピーするデータ長」,「コピー先デバイス」,「コピー先のデータ領域」の情報を「転送すべきデータ領域」,「転送すべきデータ長」,「書き込み先デバイス」,「書き込み先のデータ領域」の情報に置き換え(ステップ701)、磁気テープ3に対してコピー命令を発行する。この場合の処理の流れは図3に示すフローチャートの通りになる(ステップ604〜606)。
【0053】
また、コピー指示部104から発行されたコピー要求のコピー元デバイスが磁気ディスク20〜23で、しかも、コピー先デバイスが磁気テープ3であった場合、すなわち磁気ディスクから磁気テープへのセーブ(バックアップ)処理の場合には、ステップ700の判断でコピー元デバイスである磁気ディスク20〜23にはサードパーティコピー機能(データコピー機能)が含まれていないため、コピー先デバイスの判定を行う(ステップ702)。コピー先デバイスである磁気テープ3にはサードパーティコピー機能(データコピー機能)が含まれているため、コピー指示部104から受け取った「コピー元デバイス」,「コピー元のデータ領域」,「コピーするデータ長」,「コピー先デバイス」,「コピー先のデータ領域」の情報を「読み出し元デバイス」,「読み出し元のデータ領域」,「読み出すデータ長」,「受信データを書き込むデータ領域」の情報に置き換え(ステップ703)、磁気テープ3に対してコピー命令を発行する。この場合の処理の流れは図3に示すフローチャートの通りになる(ステップ607〜609)。
【0054】
これに対し、コピー指示部104から発行されたコピー要求のコピー元デバイスおよびコピー先デバイスが共に磁気ディスク20〜23であった場合には、ステップ700,ステップ702の何れの判断でもサードパーティコピー(データコピー)ができないデバイスと判断されるため、命令発行先選択部101としてのデバイス選択プログラムはコピーマネージャー4をコピー命令の発行先として選択し、命令発行先選択部101としてのコピー要求発行プログラムが、コピー指示部104から受け取った情報をそのままコピーマネージャー4に発行する(ステップ704)。
【0055】
本実施形態では、図16と同様、システム構成内にコピーマネージャー4が含まれていることが必要であるが、これに本発明のデータコピー方法の構成要素である命令発行先選択部101(デバイス選択プログラム,コピー要求発行プログラム)と接続デバイス管理ファイル103を加えることにより、コピー先またはコピー元の何れかのデバイスがサードパーティコピー機能(データコピー機能)を持っている場合には、コピーマネージャー4によるコピー処理を行わないため、インターフェース11の使用率を低減させることができるというメリットがある。
【0056】
前述した各実施形態では、コピー先またはコピー元の何れかのデバイスにサードパーティコピー機能(データコピー機能)を含んでいることを前提としている。
【0057】
ここで、一般的に補助記憶装置に最低限求められる機能は自装置内の記憶領域へのデータの書き込み(WRITE)、および、読み出し(READ)である。これらの機能は、
・「上位装置からの命令の受信」
・「上位装置から自装置内記憶領域へのデータ受信」(WRITE)、または、「自装置内記憶領域から上位装置へのデータ送信」(READ)
・「上位装置への終了報告」
の3つの要素で構成されている。
【0058】
これに対し、コピーマネージャーの機能は、
・「上位装置からの命令の受信」
・「他装置からのデータ受信」
・「他装置へのデータ送信」
・「上位装置への終了報告」
の4つの要素で構成されている。
【0059】
両者の機能を比較すると、補助記憶装置の機能ではコピーマネージャーの機能にはない自装置内記憶領域の指定という機能があるのに対し、コピーマネージャーの機能では補助記憶装置の機能にはない他装置からのデータ受信および他装置へのデータ送信といった機能があるといった点で両者の機能が大きく異なり、この結果、補助記憶装置にコピーマネージャーの機能を搭載しようとすると、従来からある補助記憶装置の機能に加え、更に、「他装置からのデータ受信」および「他装置へのデータ送信」という独立した2つの機能を搭載する必要に迫られることになる。
【0060】
しかし、前述した各実施形態でいうサードパーティコピー機能(データコピー機能)とは、上位装置からの命令によって自装置内の記憶領域と指定された他装置の記憶領域との間でデータをコピーする機能である。すなわち、
・「上位装置からの命令の受信」
・「他装置へのREAD命令の発行」(自装置がコピー先の時)、または、「他装置へのWRITE命令の発行」(自装置がコピー元の時)
・「他装置から自装置内記憶領域へのデータ受信」(自装置がコピー先の時)、または、「自装置内記憶領域から他装置へのデータ送信」(自装置がコピー元の時)
・「上位装置への終了報告」
の4つの要素で構成される。
【0061】
これは、補助記憶装置に最低限求められるREAD/WRITE機能と比較して、他装置へのコピー命令の発行という処理が追加されることと、データの転送相手が上位装置ではなく他の補助記憶装置であることが異なるだけで、従来の補助記憶装置の機能とほぼ同等の機能であり、補助記憶装置に搭載するのが困難な機能ではない。
【0062】
前述した各実施形態でとりあげたデータコピー方法は、この補助記憶装置に容易に搭載可能な機能を使用してホストシステムに負荷を掛けることなくデータコピーを実行し、これによって独立したコピーマネージャーの機能なしにデータコピーを実行しようとするものである。
【0063】
さらに、補助記憶装置に容易に搭載可能な機能として、サードパーティ転送(Third Party Transfer)を使用することも可能である。これは、
・「上位装置からの命令の受信」
・「他装置から自装置内記憶領域へのデータ受信」(WRITE)、または、「自装置内記憶領域から他装置へのデータ送信」(READ)
・「上位装置への終了報告」
の3つの要素で構成されている。
【0064】
これは、補助記憶装置に最低限求められるREAD/WRITE機能と比較して、データの転送相手が上位装置ではなく、他の補助記憶装置であることを除き、従来の補助記憶装置の機能と全く同等の機能であり、前述したサードパーティコピー機能(データコピー機能)と比べても、補助記憶装置に搭載するには更に容易な機能である。このサードパーティ転送機能が、特許請求の範囲中で規定されている「データ転送機能」である。
【0065】
次に、第3の実施形態として、このサードパーティ転送の機能を利用した実施形態について説明する。この場合もホストシステム内に必要な構成要素は命令発行先選択部101(デバイス選択プログラム,コピー要求発行プログラム)と接続デバイス管理ファイル103だけであるが、接続デバイス管理ファイル103はインターフェース11に接続されているデバイスの持つ機能としてサードパーティコピー機能(データコピー機能)の他、サードパーティ転送機能(データ転送機能)の有無も管理しているものとする。
【0066】
なお、サードパーティ転送機能(データ転送機能)を使用する場合は、コピー元デバイスおよびコピー先デバイスが共にサードパーティ転送機能(データ転送機能)を持っていることが要求される。
【0067】
ここでは、コピー元デバイスおよびコピー先デバイスの両方がサードパーティコピー機能(データコピー機能)を持っておらず、サードパーティ転送機能(データ転送機能)だけを持っている場合の処理動作について、図6,図7のフローチャートと図8の概念図を参照して説明する。
【0068】
コピー指示部104からのコピー要求を受けた命令発行先選択部101は、コピー要求に含まれるコピー元デバイスとコピー先デバイスの情報に基き、接続デバイス管理ファイル103を参照して、適用すべきデータコピー方法を選択するための処理を行う(図6ステップ1001)。その処理内容の詳細を図7に示す。
【0069】
ここではコピー元デバイスおよびコピー先デバイスはサードパーティ転送機能(データ転送機能)だけを持っていると想定しているためステップ900,902の判断でサードパーティコピー機能(データコピー機能)を持っていないと判断され、ステップ904で両デバイスともサードパーティ転送機能(データ転送機能)を持っているものと判断される(ステップ904)。
【0070】
従って、デバイス選択プログラムおよびコピー要求発行プログラムとしての命令発行先選択部101は、コピー要求の発行先としてコピー元デバイスとコピー先デバイスとを選択した後、更に、コピー指示部104で生成されたデータをコピーする上で必要な情報、つまり、コピー要求に含まれる情報を、コピー元デバイスに対するサードパーティ転送指定のREAD命令(読み出し命令)とコピー先デバイスに対するサードパーティ転送指定のWRITE命令(書き込み命令)とに置き換える(ステップ905)。すなわち、コピー元デバイスに対してはデータを読み出す領域,長さとデータの転送先デバイスを指定してサードパーティ転送を行うREAD命令発行する(ステップ1002/図8の▲1▼)。
【0071】
また、コピー先デバイスに対してはデータを書き込む領域,長さとデータの受信元デバイスを指定してサードパーティ転送を行うWRITE命令発行する(ステップ1003/図8の▲2▼)。これによってコピー先デバイスおよびコピー先デバイスのサードパーティ転送機能(データ転送機能)が起動され、コピー元デバイスとコピー先デバイスとの間でデータ転送が行われてデータがコピーされる(ステップ1004)。
【0072】
本実施形態では、図7のフローチャートで、コピー先デバイスまたはコピー先デバイスにサードパーティコピー機能(データコピー機能)がある場合には、サードパーティコピー機能(データコピー機能)が優先的に使用されることになっているが(ステップ900〜ステップ903)、サードパーティコピー機能(データコピー機能)が使用される場合の処理に関しては第1,第2の実施形態の場合と全く同じであるため、ここでは説明を省略する。
【0073】
また、ここでは、コピー元およびコピー先の両デバイスが共にサードパーティ転送機能(データ転送機能)を持っているという前提で説明したが、サードパーティコピー機能(データコピー機能)およびサードパーティ転送機能(データ転送機能)の何れも持たない場合には、第2の実施形態の場合と同様に、システム内にコピーマネージャー4が含まれる構成に読みかえ、コピーマネージャー4を選択するようにすればよい(ステップ906)。
【0074】
また、ここでは、サードパーティコピー機能(データコピー機能)を何れかのデバイスが持っていれば、この機能を優先して使用するように構成しているが(ステップ900〜ステップ903)、必ずしもサードパーティコピー機能(データコピー機能)を優先的に使用する必要はなく、サードパーティコピー機能(データコピー機能)に代えてサードパーティ転送機能(データ転送機能)を優先的に使用するように構成することも可能である。
【0075】
以上に説明したように、命令発行先選択部101(デバイス選択プログラム,コピー要求発行プログラム)と接続デバイス管理ファイル103を加えることにより、コピー先およびコピー元の両方のデバイスがサードパーティ転送機能(データ転送機能)を持っている場合には、既に述べたサードパーティコピー機能(データコピー機能)を使用した場合と同様に、コピーマネージャー4を使用しなくても、ホストシステム1に負荷を掛けることなくデータをコピーすることができ、インターフェース11の使用率を低減させることができる。
【0076】
以上の実施形態においては、既に、ホストシステム1の内部に、命令発行先選択部101を構成するデバイス選択プログラムとコピー要求発行プログラムがインストールされ、接続デバイス管理ファイル103が構築されている状態で説明したが、これらのプログラムはCD−ROMやフロッピーディスク等をはじめとするプログラム記録媒体からホストシステム1にインストールされたものである。
【0077】
また、接続デバイス管理ファイル103は、デバイス選択プログラムやコピー要求発行プログラムと共にインストールされた管理ファイル生成プログラムの働きによってホストシステム1のメモリ内に生成されたものである。接続デバイス管理ファイル103に対する各デバイスのデバイスタイプや識別IDの登録、および、各デバイス毎のサードパーティコピー機能の有無やサードパーティ転送機能の有無の登録に関しては、ホストシステム1のマン・マシン・インターフェース(具体的にはディスプレイやキーボード)を利用してオペレータが手動で行ってもよく、また、ホストシステム1の起動時に実施される初期化処理等において、インターフェース11に接続されているデバイスをホストシステム1自体がが検索し、サードパーティコピー機能の有無やサードパーティ転送機能の有無を検出して自動的に接続デバイス管理ファイル103に設定するようにしてもよい。
【0078】
インストールされたデバイス選択プログラムやコピー要求発行プログラム(命令発行先選択部101)によって実行される処理の内容、および、その処理によって生じる作用効果に関しては既に述べた通りである。
【0079】
【発明の効果】
本発明のデータコピー方法は、コピー元となるデバイスまたはコピー先となるデバイスの少なくとも一方にホストシステムを経由せずに自デバイスと他デバイスとの間でデータをコピーするデータコピー機能を配備すると共に、ホストシステムの内部には、各デバイスと対応させてデータコピー機能の有無を記憶した接続デバイス管理ファイルを設け、コピー要求に含まれるコピー元デバイスおよびコピー先デバイスの情報と接続デバイス管理ファイルに記憶されたデータコピー機能の有無情報とに基いて、ホストシステムの内部処理によりデータコピー機能を備えたデバイスを選択してコピー要求を発行するようにしたので、インターフェース上にコピーマネージャーを装備しなくても簡単にデバイス間でのデータコピーを行うことができる。
この際、コピー対象となるデータは、データのコピー対象となる2つのデバイス間で直に遣り取りが行われるので、ホストシステムに対する負荷が軽減され、しかも、コピー対象となるデータをホストシステムや他のデバイスに読み込ませてから改めて別のデバイスに転送する場合に比べ、インターフェースの使用率(ビジー率)も半減させることができる。
しかも、ここで必要とされるデータコピー機能は自デバイスと他デバイスとの間でのデータコピーを達成するだけのものでよく、配下に位置するデバイスと特定の上位デバイスとの間でデータのコピーを行う通常の磁気ディスクや磁気テープの制御装置の機能と大きな違いはないため、このデータコピー機能を磁気ディスクや磁気テープなどのデバイスに一体的に組み込む際の磁気ディスクや磁気テープの制御装置の開発も容易に行うことができ、開発コストの上昇や製造コストの上昇を抑制することができる。
【0080】
また、コピーマネジャーを備えたシステム環境下においては、コピーの対象となるコピー元デバイスまたはコピー先デバイスの少なくとも一方にデータコピー機能が備えられていればデータコピー機能を備えたデバイスを選択してコピー要求を発行する一方、何れのデバイスにもデータコピー機能が備えられていない場合にだけコピーマネージャーを選択してコピー要求を発行するようにしたので、コピーマネージャーを使用したコピーが行われる確率を全体として低くすることができ、コピーマネージャーの機能のみに依存した従来のデータコピー方法と比べてインターフェースの使用率(ビジー率)を軽減することができる。また、データコピー機能が備えられていないデバイスがコピー元およびコピー先として選択された場合であっても、従来と同様にしてデータのコピーが実行できるといったメリットがある。
【0081】
更に、自デバイスと他デバイスとの間でデータを転送するデータ転送機能を幾つかのデバイスに配備して、各デバイスに対応させてデータコピー機能の有無とデータ転送機能の有無を記憶した接続デバイス管理ファイルを設け、コピー元デバイスまたはコピー先デバイスの少なくとも一方にデータコピー機能が備えられていればデータコピー機能を備えたデバイスを選択してコピー要求を発行する一方、コピー元デバイスおよびコピー先デバイスにデータ転送機能が備えられていればコピー元デバイスに読み出し命令を発行すると共にコピー先デバイスに書き込み命令を発行してコピー元デバイスおよびコピー先デバイスのデータ転送機能を起動してコピーを行わせ、また、コピー元デバイスおよびコピー先デバイスにデータコピー機能もデータ転送機能も備えられていなければコピーマネージャーを選択してコピー要求を発行するようにしたので、コピーマネージャーを使用したコピーが行われる確率を全体として低くすることができ、コピーマネージャーの機能のみに依存した従来のデータコピー方法と比べてインターフェースの使用率(ビジー率)を軽減することができる。また、データコピー機能やデータ転送機能が備えられていないデバイスがコピー元およびコピー先として選択された場合であっても、従来と同様にしてデータのコピーが実行できる。
しかも、ここで必要とされるデータ転送機能は、データの転送先を他のデバイスに指定する点を除き、配下に位置するデバイスと特定の上位デバイスとの間でデータのコピーを行う通常の磁気ディスクや磁気テープの制御装置の機能と全く同様であるため、このデータ転送機能を磁気ディスクや磁気テープなどのデバイスに一体的に組み込む際の磁気ディスクや磁気テープの制御装置の開発が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】データコピー機能を利用した一実施形態のデータコピー方法を実現するために必要とされる機能の概略を示したブロック図である。
【図2】同実施形態のデータコピー方法を適用した場合のデータの流れついて示した概念図である。
【図3】同実施形態のデータコピー方法を実現するために必要とされる処理の概略について示したフローチャートである。
【図4】同実施形態のデータコピー方法を実現するために必要とされる処理の一部を取り出して示したフローチャートである。
【図5】コピーマネージャーを含む構成下でデータコピー機能を利用したデータコピー方法を適用した第2実施形態の処理の概略について示したフローチャートである。
【図6】コピーマネージャーを含む構成下でデータコピー機能とデータ転送機能を利用したデータコピー方法を適用した第3実施形態の処理の概略について示したフローチャートである。
【図7】同実施形態のデータコピー方法を実現するために必要とされる処理の一部を取り出して示したフローチャートである。
【図8】同実施形態のデータコピー方法を適用した場合のデータの流れついて示した概念図である。
【図9】磁気ディスクと磁気テープを例にとってデータのバックアップを示した概念図である(従来例)。
【図10】SCSI−3規格のExtended Copyコマンドによるデータコピーについて示した概念図である(従来例)。
【図11】コピーマネージャーを配備した場合のデータコピーについて示した概念図である(従来例)。
【図12】コピーマネージャーを配備して多数のデバイス間でデータコピーを行う場合について示した概念図である(従来例)。
【図13】磁気ディスクや磁気テープの制御装置によるデータコピー機能を示した概念図である(従来例)。
【図14】コピーマネージャーの機能について示した概念図である(従来例)。
【図15】コピーマネージャーを利用してデータコピーを実現する場合に必要とされる機能の概略を示したブロック図である(従来例)。
【図16】コピーマネージャーを配備して多数のデバイス間でデータコピーを行う場合について示した概念図である。
【図17】コピーマネージャーを利用してデータコピーを行う場合の処理の概略を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 ホストシステム
2 磁気ディスク
3 磁気テープ
4 コピーマネージャー
11 インターフェース
20〜23 磁気ディスク
101 命令発行先選択部(デバイス選択プログラム,コピー要求発行プログラム)
102 接続デバイス管理ファイル(従来例)
103 接続デバイス管理ファイル
104 コピー指示部
Claims (6)
- ホストシステムと複数のデバイスとを同一のインターフェースを介して接続し、前記ホストシステム内で生成されたコピー要求に基いて相異なるデバイス間でデータをコピーするデータコピー方法であって、
コピー元となるデバイスまたはコピー先となるデバイスの少なくとも一方に前記ホストシステムを経由せずに自デバイスと他デバイスとの間でデータをコピーするデータコピー機能を配備すると共に、前記ホストシステム内には、前記各デバイスと対応させて前記データコピー機能の有無を記憶した接続デバイス管理ファイルを設け、前記コピー要求に含まれるコピー元デバイスおよびコピー先デバイスの情報と前記接続デバイス管理ファイルに記憶されたデータコピー機能の有無情報とに基いて、前記ホストシステムの内部処理により前記データコピー機能を備えたデバイスを選択して前記コピー要求を発行するようにしたことを特徴とするデータコピー方法。 - ホストシステムと複数のデバイスとを同一のインターフェースを介して接続し、前記ホストシステム内で生成されたコピー要求に基いて相異なるデバイス間でデータをコピーするデータコピー方法であって、
前記ホストシステムを経由せずにデバイス間でのデータコピーを行うコピーマネージャーを前記インターフェースに接続し、かつ、前記ホストシステムを経由せずに自デバイスと他デバイスとの間でデータをコピーするデータコピー機能を前記複数のデバイスの内の幾つかに配備すると共に、前記ホストシステム内には、前記各デバイスと対応させて前記データコピー機能の有無を記憶した接続デバイス管理ファイルを設け、前記コピー要求に含まれるコピー元デバイスおよびコピー先デバイスの情報と前記接続デバイス管理ファイルに記憶されたデータコピー機能の有無情報とに基いて、前記ホストシステムの内部処理により、前記コピー元デバイスまたはコピー先デバイスの少なくとも一方に前記データコピー機能が備えられていればデータコピー機能を備えたデバイスを選択して前記コピー要求を発行する一方、何れのデバイスにもデータコピー機能が備えられていなければ前記コピーマネージャーを選択して前記コピー要求を発行するようにしたことを特徴とするデータコピー方法。 - ホストシステムと複数のデバイスとを同一のインターフェースを介して接続し、前記ホストシステム内で生成されたコピー要求に基いて相異なるデバイス間でデータをコピーするデータコピー方法であって、
前記ホストシステムを経由せずにデバイス間でのデータコピーを行うコピーマネージャーを前記インターフェースに接続し、かつ、前記ホストシステムを経由せずに自デバイスと他デバイスとの間でデータをコピーするデータコピー機能、または、自デバイスと他デバイスとの間でデータを転送するデータ転送機能を前記複数のデバイスの内の幾つかに配備すると共に、前記ホストシステム内には、前記各デバイスと対応させて前記データコピー機能の有無と前記データ転送機能の有無を記憶した接続デバイス管理ファイルを設け、前記コピー要求に含まれるコピー元デバイスおよびコピー先デバイスの情報と前記接続デバイス管理ファイルに記憶されたデータコピー機能およびデータ転送機能の有無情報とに基いて、前記ホストシステムの内部処理により、前記コピー元デバイスまたはコピー先デバイスの少なくとも一方に前記データコピー機能が備えられていればデータコピー機能を備えたデバイスを選択して前記コピー要求を発行する一方、前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスに前記データ転送機能が備えられていれば前記コピー元デバイスに読み出し命令を発行すると共に前記コピー先デバイスには書き込み命令を発行して前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスのデータ転送機能を起動してコピーを行わせ、また、前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスにデータコピー機能もデータ転送機能も備えられていなければ前記コピーマネージャーを選択して前記コピー要求を発行するようにしたことを特徴とするデータコピー方法。 - 同一のインターフェースを介して接続されたホストシステムと複数のデバイスとを有し、コピー元となるデバイスまたはコピー先となるデバイスの少なくとも一方に前記ホストシステムを経由せずに自デバイスと他デバイスとの間でデータをコピーするデータコピー機能を配備したシステム環境下において、前記ホストシステム内で生成されたコピー要求に基いて相異なるデバイス間でデータをコピーするためのデータコピー用プログラムを記録したプログラム記録媒体であって、
前記データコピー用プログラムは、前記各デバイスと対応させて前記データコピー機能の有無を記憶する接続デバイス管理ファイルを前記ホストシステムのメモリ内に構築する管理ファイル生成プログラムと、前記ホストシステム内で生成されたコピー要求に含まれるコピー元デバイスおよびコピー先デバイスの情報と前記接続デバイス管理ファイルに記憶されたデータコピー機能の有無情報とに基いてデータコピー機能を備えたデバイスをコピー要求の発行先として選択するデバイス選択プログラムと、選択されたデバイスに対してコピー要求を発行するコピー要求発行プログラムとによって構成されていることを特徴とするプログラム記録媒体。 - 同一のインターフェースを介して接続されたホストシステムと複数のデバイスとを有し、前記ホストシステムを経由せずにデバイス間でのデータコピーを行うコピーマネージャーを前記インターフェースに接続し、かつ、前記ホストシステムを経由せずに自デバイスと他デバイスとの間でデータをコピーするデータコピー機能を前記複数のデバイスの内の幾つかに配備したシステム環境下において、前記ホストシステム内で生成されたコピー要求に基いて相異なるデバイス間でデータをコピーするためのデータコピー用プログラムを記録したプログラム記録媒体であって、
前記データコピー用プログラムは、前記各デバイスと対応させて前記データコピー機能の有無を記憶する接続デバイス管理ファイルを前記ホストシステムのメモリ内に構築する管理ファイル生成プログラムと、前記ホストシステム内で生成されたコピー要求に含まれるコピー元デバイスおよびコピー先デバイスの情報と前記接続デバイス管理ファイルに記憶されたデータコピー機能の有無情報とに基いて、前記コピー元デバイスまたはコピー先デバイスの少なくとも一方に前記データコピー機能が備えられていればデータコピー機能を備えたデバイスをコピー要求の発行先として選択する一方、何れのデバイスにもデータコピー機能が備えられていなければ前記コピーマネージャーをコピー要求の発行先として選択するデバイス選択プログラムと、選択されたデバイスに対してコピー要求を発行するコピー要求発行プログラムとによって構成されていることを特徴とするプログラム記録媒体。 - 同一のインターフェースを介して接続されたホストシステムと複数のデバイスとを有し、前記ホストシステムを経由せずにデバイス間でのデータコピーを行うコピーマネージャーを前記インターフェースに接続し、かつ、前記ホストシステムを経由せずに自デバイスと他デバイスとの間でデータをコピーするデータコピー機能、または、自デバイスと他デバイスとの間でデータを転送するデータ転送機能を前記複数のデバイスの内の幾つかに配備したシステム環境下において、前記ホストシステム内で生成されたコピー要求に基いて相異なるデバイス間でデータをコピーするためのデータコピー用プログラムを記録したプログラム記録媒体であって、
前記データコピー用プログラムは、前記各デバイスと対応させて前記データコピー機能の有無と前記データ転送機能の有無を記憶する接続デバイス管理ファイルを前記ホストシステムのメモリ内に構築する管理ファイル生成プログラムと、前記ホストシステム内で生成されたコピー要求に含まれるコピー元デバイスおよびコピー先デバイスの情報と前記接続デバイス管理ファイルに記憶されたデータコピー機能およびデータ転送機能の有無情報とに基いて、前記コピー元デバイスまたはコピー先デバイスの少なくとも一方に前記データコピー機能が備えられていればデータコピー機能を備えたデバイスをコピー要求の発行先として選択する一方、前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスに前記データ転送機能が備えられていれば前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスをコピー要求の発行先として選択し、また、前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスにデータコピー機能もデータ転送機能も備えられていなければ前記コピーマネージャーをコピー要求の発行先として選択するデバイス選択プログラムと、前記選択されたデバイスがデータコピー機能を備えたデバイスあるいはコピーマネージャーである場合にはこのデバイスに対してコピー要求を発行する一方、前記選択されたデバイスがデータ転送機能を備えたデバイスである場合には前記コピー要求に代えてコピー元デバイスに読み出し命令を発行すると共に前記コピー先デバイスには書き込み命令を発行し、前記コピー元デバイスおよびコピー先デバイスのデータ転送機能を起動するコピー要求発行プログラムとによって構成されていることを特徴とするプログラム記録媒体。
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