JP3390608B2 - ストレージネットワーク制御方法 - Google Patents
ストレージネットワーク制御方法Info
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Description
に係り、ネットワークで相互に接続されたディスク制御
装置のデータ通信制御方法に関する。
サと二次記憶装置から構成されている。主として使用さ
れる二次記憶装置は磁気ディスク装置である。現在、デ
ィスク記憶装置の容量の伸び率は極めて高いが、メカニ
カルな動作を伴う磁気ディスク装置の性能はプロセッサ
性能の伸び率ほど高くない。その課題を解決する方法と
して、以下に示すディスクアレイが提案された。
制御することで性能を向上させる方式である。D.Patte
rson,G.Gibson、and R.H.Kartzらによる“A Case f
orRedundant Arrays of Inexpensive Disks(RAID),in
ACM SIGMOD Conference,Chicago,IL”,PP.109-116
(June 1988)(以下、第1の文献と呼ぶ)では、複数の
ディスクドライブにデータを分散して配置することでデ
ィスク内に格納されたデータへのアクセス時間を短縮
し、かつパリティあるいはECCと呼ばれる冗長データ
を格納することで信頼性も高めるRAIDというディス
クアレイの構成技術が紹介されている。つまり、アレイ
ディスクでは、複数のディスクドライブに対して並列に
入出力を行うので、データの読み出しあるいは書き込み
は高速となり、また、ディスクドライブに障害が発生し
たときでもパリティと障害ディスクドライブ以外のデー
タから、障害ディスクドライブのデータを回復すること
ができる。
ータの格納方法によりRAIDレベルを複数に分類して
いる。そのうち、製品で多く使用されるRAIDレベル
は、RAID1,RAID3,RAID5である。
ディスクに同一データを格納することでディスクの障害
に対する信頼性を高めている。読み出し時には、2台の
ディスクの内どちらか早いほうのディスクから読むこと
で単一ディスクに比べ高速である。RAID3は、単一
データをビットあるいはバイト毎にストライピング(分
割)し、複数のディスクに並列に読み書きすることで、
データ転送性能を向上可能である。RAID5は入出力
ブロックを単位として複数のディスクにストライピング
を行うレベルである。
位でストライピングするのに対し、RAID5はそれよ
りも大きな単位でストライピングを行う。RAID3は
単一ユーザの大規模データ入出力を高速化することが主
な目的であるが、RAID5は多数ユーザの小規模デー
タ入出力を並列に実行することが主な目的である。従っ
て、RAID3は特に大規模なデータ入出力が要求され
るマルチメディアや科学技術計算に用いられる。RAI
D5は多数ユーザのサービスを行うオンライン・トラン
ザクションなどでのデータベース処理に用いられる。
容量の増加に限界が生じる。そのために、ディスクアレ
イをさらに複数設け、並列度をより増やす方法がある。
大容量で低コストのディスクアレイを構築する場合、単
一のディスクアレイコントローラに多数のディスク装置
を接続する構成が考えられるが、ディスクアレイ制御装
置内の制御プロセッサの性能の限界のために容量は増加
するが性能は伸びなくなってしまうという問題が発生す
る。
を解釈実行するために設けられる。制御しなければなら
ないディスク装置の台数に比例した処理性能が要求され
ることから、現状では数台から数10台規模のディスク
アレイがほとんどである。
いは高速なネットワークで制御装置を接続することで拡
張性を高める方法が考えられる。多数のディスクアレイ
を接続する方法は特開平7−44322号公報に述べられてい
る。これは制御装置を階層化することで、各制御装置が
制御しなければならない台数を削減することが目的であ
る。例えば、一つの制御装置で5台のディスク装置を制
御できるとする。この制御装置を単一のバスあるいはネ
ットワークに接続し、ホストプロセッサからはいずれの
制御装置へもアクセスできるようにする。こうすること
で全体で多数台のディスク装置を制御することが可能に
なる。
トプロセッサと接続され、ホストプロセッサからディス
クアレイ制御装置に対して読み込みあるいは書き込みコ
マンドが発行されると、それに対応したデータの読み込
みあるいは書き込みを行い、その実行結果をホストプロ
セッサに返送する。このような使用環境では、通信の形
態は単一のホストプロセッサと複数のディスクアレイ制
御装置との間で行われる。前述の特開平7−44322 号公
報がその例である。
的にバックアップの取得を行うような処理の場合、複数
のディスクアレイ制御装置が接続されたバスあるいはネ
ットワークを介して直接データを転送することになる。
この場合問題となるのは通信方法(通信プロトコル)で
ある。ディスク制御装置がホストプロセッサと通信を行
う場合には、ホストプロセッサのインタフェースに合わ
せた通信プロトコルでデータの送受信を行う。しかし、
ホストプロセッサのインタフェースは汎用である分、性
能は低い。これは、ホストプロセッサが、ソフトウェア
でデータのエラーチェックを行っていることが大きな要
因である。
ロトコルしか有さないディスクアレイ制御装置を使用し
て、前述のディスクアレイ制御装置間のバックアップを
行った場合も同様の理由でバックアップ性能が低下する
ことになる。これは、単一の通信プロトコルしか有して
いないことと、通信プロトコルを切り替えるための手段
を有していないことが理由である。特開平7− 44322 号
公報では、複数のディスクアレイ制御装置を接続する形
態が述べられているが、ディスクアレイ制御装置間で通
信を行うことについては述べられていない。
に、複数のディスク装置を並列に動作させるとともに冗
長データを格納する複数のディスクアレイ制御装置と、
単一あるいは複数のホストプロセッサを接続するストレ
ージネットワークを有するシステムにおいて、前記スト
レージネットワークに接続された装置が、前記ホストプ
ロセッサかディスクアレイ制御装置か、を示すストレー
ジネットワークテーブルを前記ディスクアレイ制御装置
内に設け、前記ディスクアレイ制御装置はデータの送信
時に前記ストレージネットワークテーブルをサーチし、
送信先が前記ホストプロセッサか前記ディスクアレイ制
御装置かを判定し、前記ディスクアレイ制御装置であれ
ば簡略化した通信方法を使用して通信を行う。これによ
り、ホストプロセッサとの通信時は汎用インタフェース
による通信プロトコルを使用し、ディスクアレイ制御装
置間で通信を行う場合には高速な通信プロトコルを使用
することができる。
ワーク制御方法を図面に示し実施例を参照してさらに詳
細に説明する。
ク制御方法を適用するディスク装置のブロック図であ
る。101,102はホストであり、106,107は
ディスクアレイ制御装置であり,105はストレージネ
ットワークである。ホストプロセッサ101,102は
ストレージネットワーク105を介してディスクアレイ
制御装置106,107に相互接続されている。13
0,131はディスク装置であり、それぞれ複数のディ
スクドライブで構成されている。
されたディスクアレイ入出力要求は、ストレージネット
ワーク105を介してディスクアレイ制御装置106,
107に転送され、またディスクアレイ入出力要求に伴う
データもストレージネットワーク105を介して転送さ
れる。従来から存在する主にコンピュータ間のデータ通
信を主な目的とするネットワーク132は、ストレージ
ネットワーク105とは独立に接続されている。ホスト
プロセッサ101,102内には、ストレージネットワ
ーク105の制御を行うストレージネットワークインタ
フェース103,104が設けられる。
は、ネットワークストレージ105を制御するインタフ
ェース制御部106,107,ディスクアレイ制御装置
106,107を制御するCPU110,111とマイクロ
プログラム118,119,ディスク装置130,13
1のデータを一時的に格納するキャッシュ112,11
3,ディスクコマンドを分配するスイッチ116,11
7,ディスク装置130,131との接続を制御するイ
ンタフェース制御120〜124,125〜129,パ
リティ制御114,115から構成されている。
主な機能は、複数のディスクドライブを使用し、性能と
信頼性を向上させるディスクアレイ制御を行うことであ
る。ディスクアレイは、データやパリティの格納方法に
より、いくつかに分類されているが、本実施例では、そ
れらのいずれも使用可能であり、また混在も可能であ
る。それらの主な種類には前述の通り、RAID1,R
AID3,RAID5などがある。
データ格納時に冗長データも同時にディスクに書き込む
ことで信頼性も向上している。具体的には、RAID1
の場合は、同一データを複数のディスクに書き込むこと
で冗長性を持たせている。またRAID3,5では、デ
ータを複数のディスクに分割するが、この時、旧データ
と旧パリティと新データとの排他的論理和を新パリティ
としてディスクに書き込む。こうすることで、いずれか
のディスクが障害を起こしても、RAID1,3,5い
ずれの場合も障害を起こしたディスクのデータを回復す
ることが可能である。
データが格納されているとする。 ディスク1 データ =10101010 ディスク2 データ =11110000 ディスク3 パリティ=01011010 この状態でディスク2が障害を起こし読み書きができな
くなった場合、ディスク1とディスク3の排他的論理和
を演算する。 ディスク1 データ =10101010 ディスク3 パリティ=01011010 論理和 =11110000〔ディスク
2のデータ〕 このように、ディスク2のデータを再現することが可能
である。図1のパリティ制御114,115はパリティ
の生成あるいはデータの回復を行う機構である。
方法に関するが、図2を用いてストレージネットワーク
の特徴の一例を示す。ホストプロセッサ201,202
はストレージネットワーク204を介してディスクアレ
イ制御装置205,206に相互接続されている。20
7,208はディスク装置であり、それぞれ複数のディ
スクドライブで構成されている。図2はディスクアレイ
制御装置205からディスクアレイ制御装置206へデ
ータのバックアップを行う動作を示している。ストレー
ジネットワーク204を設けることで、ディスクアレイ
制御装置205,206間で直接バックアップを取得す
ることが可能となる(209)。
トプロセッサがバックアップ元のディスクアレイ制御装
置からバックアップデータの一部分を読み込み、そのデ
ータをバックアップ先のディスクアレイ制御装置へネッ
トワーク等を介して転送する操作を繰り返し行うことで
処理していた。この従来の方法では、バックアップデー
タのすべてをホストプロセッサが処理しなくてはなら
ず、バックアップ量が膨大になるとホストプロセッサは
バックアップのために相当の能力を使用しなければなら
なくなる。しかし、ストレージネットワーク204を設
けることで、ホストプロセッサはバックアップ要求20
3を一回発行するだけで、バックアップはディスクアレ
イ制御装置205,206間で自動的に取得することが
でき、またホストプロセッサ201,202へ処理負荷
を与えることもなくなる。
ストプロセッサ301,302はストレージネットワー
ク303を介してディスクアレイ制御装置306,30
7に相互接続されている。310,311はディスク装
置であり、それぞれ複数のディスクドライブで構成され
ている。ストレージネットワーク303は、ディスクア
レイ制御装置306,307とホストプロセッサ31
0,302間で通信すること以外に、ディスクアレイ制
御装置306,307間でも通信可能である。
1,302とディスクアレイ制御装置306,307間
で通信する時と、ディスクアレイ制御装置306,30
7間で通信する時の通信プロトコルを自動的に切り替え
ることである。ホストプロセッサ301,302とディ
スクアレイ制御装置306,307間で通信する時には
ネットワークプロトコルを使用し(304)、ディスク
アレイ制御装置306,307間で通信する時は専用高
速プロトコルを使用する(305)。
するための取り決められた通信方法である。通信におけ
るプロトコルは階層分けされている。一般には、物理層
と論理層に分けられる。物理層は、データを運ぶための
ケーブルの電気的特性等が決められている。また論理層
では、ユーザデータを転送するためのソフトウェア的な
通信手順が決められている。階層分けすることで、論理
層が同一であれば物理層だけ異なるメディアを用いても
通信可能となる。
用高速プロトコルは論理層に対応している。ホストプロ
セッサ301,302を使用するユーザにストレージネ
ットワークを意識させる必要がないようにするために、
ユーザは従来のネットワーク132と同一の論理層のプ
ロトコルを用いてストレージネットワークを使用するこ
とができる。これは、後で詳細に説明する。ユーザから
は従来のネットワーク132もストレージネットワーク
303もまったく同じ操作で使用可能である。これは、
前述の論理層のプロトコルを従来のネットワーク132
と同一のプロトコルに合わせたことの利点である。
相互接続性では優れているが、性能面は高くない。これ
は、汎用性を持たせることと相反することであり、ハー
ドウェア依存を少なくして通信できるようにするために
はハードウェアの機能を削減し、代わりにソフトウェア
の機能を高くすることで実現されているためである。具
体的には、ソフトウェアで転送時のエラーチェック機能
を行っていることが性能低下の大きな原因になってい
る。これに対し、専用高速プロトコル305はエラーチ
ェック機能を省略することで高速化が可能となってい
る。従来のネットワークとの互換はなくなるが、ユーザ
に見えない部分での通信であるためユーザへの影響はな
い。
している。ここでは、従来のネットワーク132とスト
レージネットワーク105がどのように共存しているか
を示している。ホストプロセッサ401は、演算装置4
02,メモリ403,ネットワークインタフェース40
8,ストレージネットワークインタフェース409から
構成されている。
読み取り解釈/実行を行う。メモリ403内には、ユー
ザプログラム404,ネットワーク処理プログラム40
5,ネットワークドライバ406,ストレージネットワ
ークドライバ407が格納されている。ユーザプログラ
ム404は、ネットワーク処理プログラムに対して入出
力要求を発行すると、要求内容によってネットワークド
ライバ406あるいはストレージネットワークドライバ
407に処理を切り替えて要求を発行する。それを受け
たネットワークドライバ406あるいはストレージネッ
トワークドライバ407は、異なるハードウェアである
ネットワークインタフェース408とストレージネット
ワークインタフェース407をそれぞれ制御し、接続相
手と通信を行う。ネットワーク処理プログラムは図3で
述べた、論理層のプロトコルを処理する。ユーザは、通
信相手がネットワークかストレージネットワークかを意
識することなくプログラムを開発し使用することが可能
となる。
トワーク制御を行う制御装置の構成を示している。スト
レージネットワーク制御装置501はストレージネット
ワークインタフェース502,CPU503,メモリ5
04,データバッファ505から構成されている。スト
レージネットワークインタフェース502はストレージ
ネットワーク105に接続するための電気的な制御を行
う。CPU503はストレージネットワーク制御装置5
01の全体を制御する。具体的には、メモリ504に格
納されているプログラムを随時読み出し、解釈/実行を
行う。メモリ504内には、プロトコル選択プログラム
506,専用高速受信処理プログラム507,専用高速
送信プログラム508,ネットワーク処理プログラム5
09,ストレージネットワークテーブル510が格納さ
れている。
高速受信/送信処理プログラム507,508かネットワー
ク処理プログラム509かのいずれかを選択し、呼び出
す処理を行う。この処理については後で詳細に説明す
る。専用高速送信/受信処理プログラム507,508
はネットワーク処理プログラム509と比較し汎用性は
ないが、処理が高速であることが特徴である。この処理
については、後で詳細に説明する。
ストレージネットワーク上に接続された装置に関する情
報が格納されている。プロトコル選択プログラム506
は、ストレージネットワークテーブル510の内容か
ら、どの処理プログラムを選択するかを決定する。デー
タバッファは、キャッシュあるいはストレージネットワ
ークから転送されたデータを一時的に格納するために使
用される。また、専用高速送信/受信処理プログラム5
07,508やネットワーク処理プログラム509がデー
タにヘッダを付加するためにも使用される。
続された装置の例と、その場合のストレージネットワー
クテーブル510の例を示している。
のホスト601,602と2台のディスクアレイ制御装
置604,605が接続されている。2台のホスト60
1,602と2台のディスクアレイ制御装置604,6
05はストレージネットワーク603で相互通信が可能
な構成で接続されている。2台のホスト601,602
は、2台のディスクアレイ制御装置604,605のい
ずれからもデータ入出力が可能である。また、ディスク
アレイ制御装置604,605間でもデータ送受信が可
能である。ホスト601,602は、それぞれネットワ
ークストレージ識別子1,2が定義されている。また、
ディスクアレイ制御装置604,605にも同様にネッ
トワークストレージ識別子3,4が定義されている。
ットワークテーブル510内の構造を示している。テー
ブルのカラム701はストレージネットワーク識別子が
格納されている。テーブルのカラム702はストレージ
ネットワーク識別子に対応した装置の種類が格納されて
いる。例えば、ホストであれば0が、ディスクアレイ制
御装置であれば1が格納されている。プロトコル選択プ
ログラム506は、このテーブルの内容から、要求され
たコマンドやデータをどのような装置に転送するのかサ
ーチし、その結果に応じて呼び出すべきプロトコルを切
り替える。具体的には、通信先がホストであれば従来ど
おりネットワーク処理プログラムを実行し、ディスクア
レイ制御装置であれば専用高速送信/受信処理プログラ
ムを実行する。
生成は、システム起動時にストレージネットワークに接
続された装置間で情報の受け渡しを行うことで実現可能
である。具体的には、自システム起動時にストレージネ
ットワークに接続された全ての装置に対し自装置の識別
子を発行する。識別子の転送は識別子転送用のコマンド
を使用する。このコマンドを受けた装置は、自装置内の
ストレージネットワークテーブルに送信された識別子を
追加する。
ローを示している。
要求かを判断する。送信要求であればステップ802に
移り、受信要求であればステップ807に移る。ステッ
プ802では送信先識別子を取得する。これはキャッシ
ュ108,109からデータバッファ505内に転送さ
れたデータにデータと共に格納されている。この詳細は
後で説明する。ステップ803では、図7で説明したス
トレージネットワークテーブルを送信先識別子をキーと
してサーチする。
チした結果を参照し、送信先がホストであればステップ
805に移り、送信先がディスクアレイ制御装置であれ
ばステップ806に移る。ステップ805では、ホスト
内のネットワーク処理プログラム405と同様の処理を
行う。ステップ806では、専用高速送信処理プログラ
ムの呼び出しを行う。この処理は後で詳細フローを示
す。ステップ807は受信処理時に実行され、データに
付加された情報からプロトコルを取得する。本実施例で
は、ホストから転送された場合は0が、ディスクアレイ
から転送された場合には1が格納されている。データ構
造は後で詳細に説明する。
うか判断する。この判断では、ステップ807で取得し
たプロトコルから判断可能である。ホストから転送され
た場合にはステップ809に移り、ディスクアレイ制御
装置から転送された場合にはステップ810に移る。ス
テップ809では、ホスト内のネットワーク処理プログ
ラム405と同様の処理を行う。ステップ810では、
専用高速受信処理プログラムの呼び出しを行う。この処
理は後で詳細フローを示す。このプロトコル選択プログ
ラムにより、汎用インタフェースを要求する場合には、
従来のネットワーク処理を行い、性能を要求する場合に
は専用高速送信/受信に切り替えることができる。
タ形式を示している。本データ構造は、ホストとディス
クアレイ制御装置との間で通信を行う際に、ストレージ
ネットワークを流れるデータの構造を示している。ホス
トからディスクアレイ制御装置に転送されたデータや、
ディスクアレイ制御装置がホストに対してデータを送信
する場合には図9のようなデータ形式で通信を行う。
あり、ストレージネットワーク専用の制御情報が先頭に
付加される。907はネットワークヘッダであり、ホス
ト内のネットワーク処理プログラム405が認識可能な
データのヘッダが付加される。912はユーザのコマン
ドあるいはデータである。ネットワークでは、図9に示
すように階層を渡る毎にヘッダが付加される。送信側で
は、ネットワーク処理プログラムがまずネットワークヘ
ッダ907を付加し、ストレージネットワークを通過す
る際ストレージネットワークヘッダ901を付加する。
受信側では、まずストレージネットワークヘッダ901
が取り除かれ、次にネットワーク処理プログラムでネッ
トワークヘッダ907が取り除かれ、ユーザプログラム
に渡される。これはカプセル化と呼ばれており、各ヘッ
ダを付加するために処理オーバヘッドがかかるが、ユー
ザプログラムを変更する必要がないことから一般的に採
用されている方法である。
ーザデータ長、909は送り元ネットワーク識別子、9
10は送り元ネットワーク識別子、911はエラーチェ
ックコードが格納されている。908から910はデー
タを処理する上で必要な情報であるが、エラーチェック
コード911はデータが正しく転送されたかどうかをチ
ェックするために送信側でコードが計算され格納され
る。受信側では、送信側と同じようにエラーチェックコ
ードを生成し転送されたエラーチェックコードと比較す
る。その結果、値が等しければデータは正しく転送され
たと判断し、値が異なっていればデータの再送を送信側
に要求する。
があるが、一般的に用いられるのはチェックサムと呼ば
れる方法で、送信するデータの内容を数バイト単位に区
切り、和をとる方法である。この方法は、エラーチェッ
ク方法の中でも処理が簡単ではあるが、エラーチェック
コードを生成するのにユーザデータ長に比例した時間が
かかるため大きなオーバヘッドとなる。
ダ901内の902はプロトコル識別子、903はネッ
トワークヘッダ907とユーザデータ&コマンド912
の長さの合計、904は送り元識別子、905は送り先
識別子、906はエラーチェックコードが格納されてい
る。プロトコル識別子902は、ストレージネットワー
クヘッダ901の後に続くデータがどのようなプロトコ
ルで転送されたかを示す識別子で、ネットワーク処理に
使用される場合には0が格納される。エラーチェックコ
ード906は、ネットワークヘッダ907で述べたエラ
ーチェックコード911と同様である。機能としてはネ
ットワークヘッダ907のエラーチェックと同様であ
り、2重のエラーチェックで信頼性を向上させる効果は
あるが、処理の上ではオーバヘッドが大きくなり転送性
能は低下する。従来のネットワークもストレージネット
ワークも共に規格化されたプロトコルであり、またユー
ザインタフェースを変えない場合にこのようなオーバヘ
ッドが生じる。
タ構造を示している。1001はストレージネットワー
クヘッダであり、1007はユーザデータ&コマンドで
ある。ストレージネットワークヘッダ1001内の10
02はプロトコル識別子、1003はユーザデータ&コ
マンド1007の長さの合計、1004は送り元識別
子、1005は送り先識別子、1006はエラーチェッ
クコードが格納されている。
ネットワークヘッダ1001の後に続くデータがどのよ
うなプロトコルで転送されたかを示す識別子で、専用高
速送信/受信の場合は1が格納される。これは受信した
データが、ホストから転送されたのかディスクアレイ制
御装置から転送されたのかを判断するのに用いられる。
専用高速送信/受信の場合は、図9の場合と異なりネッ
トワークヘッダ907がない。ネットワーク形式のデー
タ構造ではないため、この形式ではホストと通信するこ
とはできないが、エラーチェックコードを2重に生成す
る必要がないため処理を高速化できる。
データバッファ505に転送されたデータの構造を示し
ている。1101はキャッシュヘッダ、1104はユー
ザデータ&コマンドが格納されている。このデータはマ
イクロプログラム118,119により生成される。キ
ャッシュヘッダ1101内の1102は送り先識別子、
1103はオプションにより付加されることもされない
こともあるが、通常データ長等が格納されている。送り
先識別子1102を参照することで、プロトコル選択プ
ログラム(図8)内のステップ803で、どこにデータ
やコマンドを送信するのかを判断することができる。
ローを示している。ステップ1201ではエラーチェックコ
ードの確認を行う。これは、受信したデータのエラーチ
ェックコードを生成し、図10のエラーチェックコード
1006と比較することで実現可能である。ステップ1
202ではエラーが発生したかどうかを判断する。エラ
ーが発生していた場合、ステップ1207に移り、送信
元に対し再送を要求し処理を終了する。エラーがなかっ
た場合、ステップ1203に移る。ステップ1203で
は、送り元識別子を取り出す。ステップ1204では、
ストレージネットワークヘッダを削除し、代わりにネッ
トワークヘッダを付加する。ステップ1205では、キ
ャッシュヘッダ内の送り先識別子1102にステップ1
203で取り出した送り先識別子を格納する。これは処
理終了後、ユーザへデータやコマンドを返送する際に使
用される。ステップ1206では、ステップ1205で
生成したデータをキャッシュへ転送する。ディスクアレ
イ制御装置は、キャッシュにデータが転送されると転送
された内容を解釈し実行する。
処理と異なり、エラーチェックコードチェック回数を削
減することができるため処理を高速化できる。
理フローを示している。ステップ1301では、キャッ
シュヘッダから送り先識別子の取り出しを行う。ステッ
プ1302では、ストレージネットワークヘッダ内のプ
ロトコル識別子を1に設定する。これは、専用高速送信
データであることを受信側に知らせる意味を持つ。ステ
ップ1303では、ストレージネットワークヘッダにデ
ータ長を格納する。ステップ1304では、ストレージ
ネットワークヘッダに送り先識別子を格納する。これは
ステップ1301でキャッシュヘッダから取得した識別
子である。ステップ1305では、送り元識別子を格納
する。ステップ1306ではエラーチェックコードを生
成し、ストレージネットワークヘッダに格納する。この
ように専用高速送信は、ネットワーク処理と異なり、エ
ラーチェックコードチェック回数を削減することができ
るため処理を高速化できる。
間でデータを高速に送受信することができるようにな
る。また、ユーザはこれらの切り替えは意識する必要が
ない。
プのトポロジの意味が強いが、本発明はトポロジには依
存しない。そのため、スイッチを使用したスター形式の
トポロジでも発明の効果は得られる。
装置をネットワークで接続した形態のストレージシステ
ムにおいて、ホストとディスクアレイ制御装置間におけ
る通信プロトコルと、ディスクアレイ制御装置間におけ
る通信プロトコルを切り替える機構を設けることによ
り、ホストとは汎用インタフェースを保ちつつ、ディス
クアレイ制御装置間は高速に通信を行うことができる。
ジのブロック図。
ク図。
ロック図。
ク制御装置のブロック図。
クのブロック図。
クテーブルを示す説明図。
ラムの処理のフローチャート。
ル転送時のデータ構造を示す説明図。
プロトコル転送時のデータ構造を示す説明図。
構造を示す説明図。
ラムのフローチャート。
ラムのフローチャート。
ディスクアレイ制御装置、105…ストレージネットワ
ーク、108,109…ストレージネットワーク制御装
置、506…プロトコル選択プログラム、507…専用
高速受信処理プログラム、508…専用高速送信処理プ
ログラム、510…ストレージネットワークテーブル。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のディスク装置を並列に動作させる複
数のディスクアレイ制御装置と、 単一あるいは複数のホストプロセッサと、 上記ディスクアレイ制御装置とホストプロセッサを接続
するストレージネットワークを有するシステムにおい
て、 上記ディスクアレイ制御装置とホストプロセッサ間の通
信は、第1のエラーチェックコードと第2のエラーチェ
ックコードを用いる第1のプロトコルを使用し、 上記ディスクアレイ制御装置同士の通信は、第1のエラ
ーチェックコードを用い、第2のエラーチェックコード
を用いない第2のプロトコルを使用することを特徴とす
るストレージネットワーク制御方法。 - 【請求項2】 送信側では、上記ディスクアレイ制御装置
とホストプロセッサ間の通信か、上記ディスクアレイ制
御装置同士の通信かを示す、プロトコル識別子を送信デ
ータに付して送信し、 受信側では、上記プロトコル識別子に基づいて、送信デ
ータを処理するプログラムを変えて送信データを処理す
ることを特徴とする請求項1記載のストレージネットワ
ーク制御方法。
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---|---|---|---|
JP22640196A JP3390608B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | ストレージネットワーク制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22640196A JP3390608B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | ストレージネットワーク制御方法 |
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JPH1069357A JPH1069357A (ja) | 1998-03-10 |
JP3390608B2 true JP3390608B2 (ja) | 2003-03-24 |
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ID=16844551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP22640196A Expired - Fee Related JP3390608B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | ストレージネットワーク制御方法 |
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-
1996
- 1996-08-28 JP JP22640196A patent/JP3390608B2/ja not_active Expired - Fee Related
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