JP2003315523A - 回折光学素子およびその製造方法および光ピックアップ装置および光ディスクドライブ装置 - Google Patents

回折光学素子およびその製造方法および光ピックアップ装置および光ディスクドライブ装置

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JP2003315523A
JP2003315523A JP2002124029A JP2002124029A JP2003315523A JP 2003315523 A JP2003315523 A JP 2003315523A JP 2002124029 A JP2002124029 A JP 2002124029A JP 2002124029 A JP2002124029 A JP 2002124029A JP 2003315523 A JP2003315523 A JP 2003315523A
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mask
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Takeshi Suzudo
剛 鈴土
Tetsuji Mori
哲司 守
Akishige Murakami
明繁 村上
Yasuhiro Azuma
康弘 東
Shuichi Hikiji
秀一 曳地
Koji Mori
孝二 森
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】有機材料膜を用いた回折光学素子の製造工程を
簡略化し、回折光学素子の低コスト化を図る。 【解決手段】透明基板1A上に設けられた有機材料膜3
の表面に矩形状の凹凸による回折格子を形成した回折素
子を有する回折光学素子を製造する方法であって、有機
材料膜3上にエッチングマスク材料によるマスク用膜4
を形成する工程と、フォトリソ工程によりマスク用膜4
上に加工用のマスクパターンに応じたレジストパターン
5を形成する工程と、液体中におけるウエットエッチン
グにより、マスク用膜4をパターニングして加工用のマ
スクパターン4Mを形成する工程と、マスクパターン形
成後、レジストパターン5を剥離することなく有機材料
膜3に対するエッチング加工を行って、回折格子7の形
成を行う工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回折光学素子お
よびその製造方法および光ピックアップ装置および光デ
ィスクドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回折光学素子は「光に所望の回折現象を
生じさせる光学素子」であり、分光や光の偏向等を行わ
せる素子として広く使用されている。
【0003】回折光学素子は従来から種々のものが知ら
れているが、新たな回折光学素子として「光学的に透明
な基板の上に有機膜や高分子膜を形成し、これら膜の表
面に凹凸による所望の回折格子を形成したもの」が提案
されている(特開2000−221325号公報、特開
2000―75130号公報、特開平11−17422
6号公報等)。
【0004】上記公報に記載されている回折光学素子
は、膜が複屈折性を持つ「偏光ホログラム素子」であ
り、例えば、光ピックアップ装置において「光源側から
の光束の光路と光ディスクからの戻り光束の光路とを光
路分離する」のに好適に使用され得る。
【0005】光ピックアップ装置の小型化や、上記偏光
ホログラム素子を光源である半導体レーザとユニット化
した「ホログラムレーザユニット」の小型化のために
は、回折角を十分に大きく取るために「偏光ホログラム
素子の狭ピッチ化」が要請されているが、これに応える
には「回折格子を精度良く加工する加工方法」が必要で
ある。また、このような偏光ホログラム素子の低コスト
化のためには「工程の簡略化」が必要である。
【0006】回折格子を有機材料膜の表面にドライエッ
チングで加工形成すると、有機材料膜は加工が容易で加
工速度も速い利点を有するが、反面、加工速度が速いた
めに「形状制御」が難しい。
【0007】また、有機材料膜は一般に熱に弱く、フォ
トリソ工程におけるプリベークやポストベークなどで行
われる加熱により表面状態が変化したり、有機材料膜を
保持する基板が、有機材料膜の熱収縮により変形するこ
ともある。
【0008】これを避けるには、低温のフォトリソ工程
(低温プロセス)を実行すれば良いが、低温プロセスに
よるエッチングマスクは、ドライエッチングに対して耐
性がない。
【0009】また、フォトリソ工程で形成されたレジス
トパターンをマスクとして、ウエットエッチングにより
「金属膜などによるエッチング用のマスクパターン」を
形成する場合においても、低温プロセスに起因するフォ
トレジストの硬化不足により、正確なマスクパターンを
作製できない。低温プロセスではフォトレジストと金属
膜の密着性が不充分でサイドエッチング量が大きく、ウ
エットエッチングによっては寸法精度が取れないためで
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、有機材料
膜を用いた回折光学素子の製造工程を簡略化でき、回折
光学素子の低コスト化を図ることのできる回折光学素子
の製造方法の実現、かかる製造方法の実施による低コス
ト且つ高品質の回折光学素子、かかる回折光学素子を用
いる光ピックアップ装置、光ディスクドライブ装置の実
現を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の製造方法は
「透明基板上に設けられた有機材料膜の表面に矩形状の
凹凸による回折格子を形成した回折素子を有する回折光
学素子」を製造する方法であって、マスク用膜形成工程
と、レジストパターン形成工程と、マスクパターン形成
工程と、回折格子形成工程とを有する。
【0012】「マスク用膜形成工程」は、透明基板上に
設けられた有機材料膜上にエッチングマスク材料による
マスク用膜を形成する工程である。「レジストパターン
形成工程」は、フォトリソ工程により、マスク用膜上に
加工用のマスクパターンに応じたレジストパターンを形
成する工程である。「マスクパターン形成工程」は、液
体中におけるウエットエッチングにより、マスク用膜を
パターニングして加工用のマスクパターンを形成する工
程である。
【0013】「回折格子形成工程」は、マスクパターン
形成工程後、有機材料膜に対するエッチング加工を行っ
て回折格子の形成を行う工程であるが、この回折格子形
成工程は「マスクパターン形成工程後のマスクパターン
上に残っているレジストパターンを剥離する」ことなく
実行される。
【0014】このように、請求項1記載の製造方法で
は、レジスパターンをマスクパターン上に残したまま次
工程の「回折格子形成工程」に進むので、レジストパタ
ーン剥離に伴なう諸処理が省略されて製造工程が簡略化
され、回折光学素子の製造コストの低減が可能となる。
【0015】請求項1記載の回折光学素子の製造方法に
おけるパターン形成工程は「フォトリソ工程における熱
処理を低温で行い、パターニングされたレジストパター
ンにおけるレジスト材料の表面のみを硬化もしくは架橋
させる」ことが好ましい(請求項2)。
【0016】上記レジスト材料の表面のみを硬化若しく
は架橋させるのは、パターニングされたレジストパター
ンに「紫外光を照射」して行うこともできるし(請求項
3)、「赤外光を照射」して行うこともできる(請求項
4)。
【0017】上記請求項2または3または4記載の回折
光学素子の製造方法において、レジストパターン形成工
程は「真空中」において行うことが好ましい(請求項
5)。上記「真空」は、通常の「真空装置を用いたドラ
イプロセス」が行われる程度の真空、例えば、10−3
Torr以下の真空である。
【0018】請求項1〜5の任意の1に記載の回折光学
素子の製造方法において、マスク用膜の材料としては
「金属材料(請求項6)」あるいは「酸化物材料(請求
項7)」を好適に用いることができる。
【0019】上記請求項1〜7の任意の1に記載の製造
方法により回折素子を形成したのち、回折素子における
矩形状の回折格子の凹部に「光学的に透明な材料」を充
填してオーバコート層とすることができる(請求項
8)。この場合、光学的に透明な材料は、有機材料膜と
異なる屈折率を持つものが用いられる。
【0020】請求項1〜7の任意の1に記載の製造方法
において、有機材料膜を「有機複屈折膜」とし、回折素
子を形成したのち、回折素子における矩形状の回折格子
の凹部に、光学的に透明で、その屈折率が「有機複屈折
膜における常光線もしくは異常光線に対する屈折率」に
実質的に等しい等方性光学材料を充填して、オーバコー
ト層とすることができる(請求項9)。「有機複屈折
膜」は、例えば、有機材料膜を延伸することにより複屈
折を発現させたものを用いることができる。
【0021】上記請求項8記載の回折光学素子の製造方
法において「オーバコート層上に、透明な基板を一体化
する」ことが好ましい(請求項10)。また、請求項9
記載の回折光学素子の製造方法において「オーバコート
層上に、透明な基板を一体化する」ことが好ましい(請
求項11)。
【0022】請求項12記載の回折光学素子は「請求項
1〜10の任意の1に記載の回折光学素子の製造方法」
により製造されるものである。このような回折光学素子
は、分光や光の偏向等を行わせる光学素子として好適に
使用できる。
【0023】請求項13記載の回折光学素子は「請求項
11記載の回折光学素子の製造方法により製造」される
ものである。このような回折光学素子は「偏光ホログラ
ム素子」として使用することが可能である。
【0024】この発明の光ピックアップ装置は、請求項
13記載の回折光学素子を「光源側からの光束の光路
と、光ディスクからの戻り光束の光路とを光路分離する
偏光ホログラム素子」として用いたことを特徴とする
(請求項14)。
【0025】この発明の光ディスクドライブ装置は「光
ディスクに対し、光ピックアップ装置を用いて、情報の
記録・再生・消去の1以上を行う光ディスクドライブ装
置」であって、光ピックアップ装置として請求項14記
載のものを用いたことを特徴とする(請求項15)。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を説明する。図
1は、この発明の回折光学素子の製造方法を説明するた
めの図である。図1(a)は、透明基板1A上に有機材
料膜3を、接着剤層2により接着した状態を示してい
る。
【0027】図1(b)に示すように、有機材料膜3の
上に「エッチングマスク材料」によるマスク用膜4を形
成する(マスク用膜形成工程)。
【0028】続いて、図1(c)に示すように、フォト
リソ工程により、マスク用膜4上に加工用のマスクパタ
ーンに応じたレジストパターン5を形成する(レジスト
パターン形成工程)。
【0029】このようにしてレジストパターン5が形成
されたら、液体中におけるウエットエッチングにより、
マスク用膜4をパターニングして加工用のマスクパター
ン4Mを形成する(マスクパターン形成工程)。
【0030】即ち、図1(d)に示すように、レジスト
パターン5がウエットエッチングに対するマスクとな
り、マスク用膜4の「露呈していた部分」がエッチング
されて除去される。
【0031】このマスクパターン形成工程後、マスクパ
ターン4M上のレジストパターン5を剥離することな
く、有機材料膜3に対するエッチング加工を行って、回
折格子の形成を行う(回折格子形成工程)。このエッチ
ング加工の際、マスクパターン5上のレジストパターン
5もエッチングされて除去され、図1(e)に示すよう
に、有機材料膜の表面には矩形状の凹凸による回折格子
7が形成され、この回折格子7の凸部にマスクパターン
5が残っている。
【0032】図1(f)は、図1(e)の状態から、回
折格子7上に残っていたマスクパターン5をリフトオフ
して除去した状態を示している。この状態のものが回折
素子8である。即ち、回折素子8は、透明基板1上に設
けられた有機材料膜3の表面に矩形状の凹凸による回折
格子7を形成したものである。
【0033】回折素子8は、それ自体で「回折光学素子
としての機能(透過光を回折させる機能)」を有するの
で、これをそのまま回折光学素子として使用することも
できるが、回折格子の形成された有機材料膜は必ずしも
十分な「物理的強度」を持つ訳ではないので、このまま
使用するよりは、図1(g)に示すように、回折素子に
おける矩形状の回折格子の凹部に「光学的に透明な材
料」を充填してオーバコート層9とし、且つ、このオー
バコート層9上に透明な基板1Bを一体化することが好
ましい。
【0034】このようにして、回折光学素子10が得ら
れる。この場合、有機材料膜3が複屈折性を持たず、オ
ーバコート層9が「有機材料膜3と異なる屈折率」を持
つものであれば、回折光学素子10は請求項10記載の
回折光学素子である。
【0035】また、有機材料膜3を「有機複屈折膜」と
し、オーバコート層9として「有機複屈折膜における常
光線もしくは異常光線に対する屈折率に実質的に等しい
屈折率」を持つ等方性光学材料を用いれば、回折光学素
子10は請求項11記載の回折光学素子である。
【0036】取り扱いに幾分慎重を期するならば、図1
(g)の状態から透明な基板1Bを除去し、オーバコー
ト層9を「保護膜を兼ねた表面層」とすることもでき
る。このような回折光学素子は、請求項8または9記載
の製造方法により製造される回折光学素子である。
【0037】図1(c)に示した「レジストパターン形
成工程」において、フォトリソ工程における熱処理を低
温で行い、パターニングされたレジストパターンにおけ
るレジスト材料の表面のみを硬化もしくは架橋させるこ
とが好ましい。このようにすると、以下の如き効果が得
られる。
【0038】図2(a)は、フォトリソ工程直後の状態
(微小部分)を模型化して示している。符号23は「有
機材料膜」、符号22は「マスク用膜」、符号21は
「レジストパターンを構成するフォトレジスト(レジス
ト材料)」を示している。
【0039】フォトリソ工程における熱処理を低温(2
0℃〜70℃)で行うと、マスク用膜23とフォトレジ
スト21の密着性が弱くなり易い。密着性が弱いと、液
体中におけるウエットエッチングにより「マスクパター
ン形成工程」を行う際に、符号20で示す部分からエッ
チング溶液がマスク用膜22とフォトレジスト21との
間に入り込み、図2(b)に示すようにマスク用膜22
の「サイドエッチング」が進行してしまう(図2(b)
において、フォトレジスト21の左側下部がエッチング
されて除去されている)。
【0040】このようになると、次工程の「回折格子形
成工程」におけるエッチングに対するマスクパターンの
形状が不正確になり、十分な形状精度を持った回折格子
をエッチングにより形成することができなくなる。
【0041】上記レジストパターン形成工程で低温処理
によるフォトリソ工程後、フォトレジスト21に紫外光
や赤外光を照射して、図2(c)に示すように、フォト
レジスト21の表面部分に「硬化・架橋」した部分24
を形成すると、符号20で示す部分におけるフォトレジ
スト21とマスク用膜22との密着性が向上し、ウエッ
トエッチングの際にエッチング溶液が「フォトレジスト
21とマスク用膜22との間」に入り込まなくなる。
【0042】従って、ウエットエッチングにより正確な
マスクパターンが形成され、十分な形状精度を持った回
折格子の形成が可能となる。
【0043】図3は、この発明の光ピックアップ装置の
実施の1形態を示す図である。この光ピックアップ装置
は、光源30から放射される光を、対物レンズ37によ
り光ディスク40の記録面上に光スポットとして集光
し、記録面により反射された戻り光束を、対物レンズ3
7を介して光検出部39へ導きつつ、光ディスク40に
対し、情報の記録・再生・消去の1以上を行う光ピック
アップ装置であり、光源と対物レンズとの間に回折光学
素子31が配置されている。
【0044】回折光学素子31は、図1(g)に即して
説明した如きもの(図1(g)における回折光学素子1
0)である。
【0045】図3の光ピックアップ装置では、光源30
である半導体レーザからの光が回折光学素子31を透過
する。回折光学素子31は「偏光ホログラム素子」とし
て用いられており、光源側からの光はそのまま回折光学
素子31を透過し、コリメータレンズ33により平行光
束化される。
【0046】平行光束化された光は1/4波長板35を
透過し、対物レンズ37の作用により、光ディスク40
の記録面上に光スポットとして集光する。記録面により
反射された光は「戻り光束」となって対物レンズ37、
1/4波長板35を透過し、偏光面が当初の方向から9
0度旋回した直線偏光となり、回折光学素子31に入射
し、回折光学素子31による回折作用を受けて光検出部
39へ向けて偏向される。このとき、戻り光束には回折
光学素子31により、例えば、非点収差が与えられ、こ
の光束は光検出部39で受光され、非点収差法によるフ
ォーカシング信号、プッシュプル法によるトラッキング
信号や再生信号を発生させる。
【0047】図4は、光ディスクドライブ装置の実施の
1形態を示す図である。この光ディスクドライブ装置
は、光ディスク40に対し、光ピックアップ装置41を
用いて情報の記録・再生・消去の1以上を行う装置であ
る。光ディスク40は保持部47に保持され、「駆動手
段」としてのモータMで回転駆動される。
【0048】セットされた光ディスク40に対し光ピッ
クアップ装置41が、変位駆動手段43により光ディス
ク40の半径方向へ変位駆動されて、記録・再生・消去
の1以上を行う。制御手段45は、光ピックアップ装置
41からの信号に基づく各種制御や再生信号の出力を制
御するほか、装置全体の制御を行う。
【0049】若干、説明を補足する。図1(g)に示す
回折光学素子10は、上記のごとき光ピックアップ装置
に用いられるものでは、サイズが「数ミリ四方程度」
で、これを単品づつ別個に製造するわけではなく、一度
に数百のものが製造される。
【0050】即ち、透明基板1A、1Bとしては、直径
数10mm〜数100mmのサイズのもの、例えば直
径:100あるいは160mmのものが用いられ、透明
基板1Aの上に接着剤層2が形成される。接着剤層2の
形成には種々の方法があるが、1例としてスピンコータ
を用いて「スピンコート」する方法は好適である。
【0051】このようにして形成された接着剤層2の上
に、基板サイズより一回り小さい有機材料膜を載せ、接
着剤層2により透明基板1Aに接着固定する。この場
合、接着剤として光硬化性のもの、例えば紫外線硬化型
樹脂を用いると、固化前の接着剤層上に有機材料膜を載
せ、有機材料膜を介して紫外線照射を行い、接着剤層2
を固化して接着を行うことができる。
【0052】このとき「以後の製造工程において、有機
材料膜3と透明基板1Aとが剥離したりしない」ように
接着力を強化するのに、有機材料膜3の接着剤層側面を
「粗面化処理」するのが好ましい。粗面化処理は「プラ
ズマ処理」を用いて行うこともできるし、コロナ放電や
サンドブラスト処理で行うこともできる。粗面化処理に
より有機材料膜面に形成される凹凸が大きいと光を散乱
させるので、形成される凹凸は、使用波長:λに対しλ
/10以下の大きさで、なおかつ接着力強化に有効な大
きさである必要がある。
【0053】上に説明した「回折格子7の形成」は、透
明基板1Aに接着された有機材料膜3表面上の複数の素
子に対応して1度に行われる。前述の如く、プリベーク
は60度以下の低温で行うことが好ましい。このとき、
真空中でプリベークする(請求項5)と、20℃程度の
低音でも溶剤を有効に除去でき、短時間でプリベークを
実現できる。
【0054】回折格子7の形成後、オーバコート層9を
形成し、その上から透明基板1Bを載置してオーバコー
ト層9による接着で全体を一体化する。例えば、このと
きもオーバコート層材料として紫外線硬化型樹脂を用い
れば、樹脂の塗布後に透明基板1Bを載置して、透明基
板1B越しに紫外線の照射を行うことにより接着固化を
行うことができる。有機材料膜3のオーバコート層9に
接する側の面にも、前記と同様の「粗面化処理」を施す
ことが好ましい。
【0055】このようにして透明基板1Bを接着した
ら、ダイシングソーを用いて切断を行い、個々の回折光
学素子を得ることができる。
【0056】
【実施例】以下、具体的な実施例を説明する。なお、各
実施例の説明にあたっては図1を参照し、図1の符号を
用いる。
【0057】実施例1 図1(a)において、透明基板1Aとして、厚さ:1m
mのBK7の平行平板を用い、その上に接着剤層2とし
てのエポキシ系接着剤の層を厚さ:50μmに形成し、
この接着剤層2を介して、ポリエステル系材料のフィル
ムを延伸して複屈折性を発現させた厚さ:100μmの
有機複屈折膜3を接着した。
【0058】次ぎに、図1(b)に示すように、有機複
屈折膜3の表面に、マスク用膜としてAl金属膜4をス
パッタリング法によって厚み:略50nmに形成した。
【0059】次で、図1(c)に示すように、Al金属
膜4上にフォトリソ工程を用いて、厚み:約1.0μm
のレジストパターン5を形成した。フォトリソ工程を行
うに際しては、有機複屈折膜3の熱変形(熱収縮)を押
さえるため、プリベークを低温(約60度)かつ真空中
で行い、ポストベークは行なわない(低温処理)。
【0060】また、フォトレジストとしては「通常のポ
ジレジスト」を使用した。
【0061】フォトリソ工程で形成されたレジストパタ
ーン5をなすフォトレジスト層に、真空中において紫外
光を約100mW/cmの強度で約10分間照射し、
レジストパターンをなすフォトレジスト表面の硬化・架
橋を進行させ、表面のみを硬化させた。
【0062】次に、図1(d)に示すように、ウエット
エッチングによりAl金属膜4のパターニングを行っ
た。エッチング液として「リン酸」を用い、室温(約2
3度)で処理した。Al金属膜4の膜厚が薄いため、室
温での処理を行うことでエッチング速度の低減を図っ
た。このようにしてAl金属膜によるマスクパターン4
Mが形成された。
【0063】続いて、図1(e)に示すように、マスク
パターン4Mの上にフォトレジストを残したまま、酸素
ガスをエッチングガスとするドライエッチング加工を行
い、有機複屈折膜3に矩形形状の凹凸による回折格子7
を形成した。即ち、このときAl金属膜4Mとフォトレ
ジストとがマスクとなっている。
【0064】エッチングガスとして酸素ガスを用いたた
め、エッチング終了時にはマスクパターン4M上のフォ
トレジストはアッシングされて除去されている。
【0065】次に、図1(f)に示すように、再度「リ
ン酸によるウエットエッチング」を行い、格子上に残存
したAl金属膜4Mをリフトオフして除去した。
【0066】最後に図1(g)に示すように、上記回折
格子の凹部に「等方性光学材料」としてエポキシ系の等
方性光学樹脂(等方性光学材料)を充填してオーバコー
ト層9とし、その上面に光学的に透明な透明基板1B
(透明基板1Aと同じもの)を(オーバコート層9を接
着剤として)接着した。
【0067】有機複屈折膜3の屈折率は各軸に対して
1.58と1.67であり、これに合わせ、接着剤層2
の屈折率を1.58、オーバコート層9の屈折率も1.
58とした。矩形形状の凹凸による回折格子7は、深
さ:4.0μm、ピッチ:2μmとした。
【0068】このようにして得られた回折光学素子10
にレーザ光を透過させた。P偏光(有機複屈折膜3の屈
折率:1.58方向)に対しては、レーザ光に対する屈
折率:1.58が同一なので透過率:略98%を示し、
S偏光(有機複屈折膜の屈折率:1.67方向)に対し
ては、オーバコート層9と有機複屈折膜3の屈折率が異
なるため、1次回折効率:略40%が得られた。
【0069】また、エッチングマスク4Mに金属材料
(Al)を使用することにより、被エッチング材料であ
る有機複屈折膜3との選択比を十分取れ、エッチング時
のマスク後退などによる形状制御性の悪さが改善されて
形状制御性が向上した。即ち、この方法で、形状制御性
よく、性能の安定した偏光ホログラム素子を歩留まり良
く得ることができ、低コスト化が可能になった。
【0070】実施例2 図1(a)において、透明基板1Aとして、厚さ:1m
mのBK7の平行平板を用い、その上に接着剤層2とし
てのエポキシ系接着剤の層を厚さ:50μmに形成し、
この接着剤層2を介して、ポリエステル系材料のフィル
ムを延伸して複屈折性を発現させた厚さ:100μmの
有機複屈折膜3を接着した。
【0071】次に、図1(b)に示すように、有機複屈
折膜3の表面に、マスク用膜として酸化クロム膜4をス
パッタリング法により厚さ:約50nmに形成する。次
いで、図1(c)に示すように、酸化クロム膜4上にフ
ォトリソ工程を用いて、厚み:約1.0μmのフォトレ
ジストによるレジストパターン5を形成する。その際、
有機複屈折膜3の熱変形を押さえるため、プリベークを
低温(約60度)且つ真空中で行い、ポストベークは行
わない(低温処理)。フォトレジストとしては通常のポ
ジレジストを使用した。
【0072】さらに、真空中において赤外光を強度:約
50mW/cmで約10分間照射し、フォトレジスト
表面の硬化・架橋を進行させ、表面のみ硬化させた。
【0073】次に、図1(d)に示すように、ウエット
エッチングにより酸化クロム膜4のパターニングを行っ
た。エッチング液として「硝酸系のエッチング液」を用
い、室温(約23度)で処理した。酸化クロム膜4の膜
厚が薄いため、室温での処理を行うことでエッチング速
度の低減を図った。このようにして酸化クロム膜4によ
るマスクパターン4Mが形成された。
【0074】続いて、図1(e)に示すように、マスク
パターン4Mの上にフォトレジストを残したまま酸素ガ
スをエッチングガスとするドライエッチング加工を行
い、有機複屈折膜3に矩形形状の凹凸による回折格子7
を形成した。即ち、このとき酸化クロム膜4Mとフォト
レジストとがマスクとなっている。
【0075】エッチングガスとして酸素ガスを用いたた
め、エッチング終了時にはマスクパターン4M上のフォ
トレジストはアッシングされて除去されている。
【0076】次に、図1(f)に示すように、再度「硝
酸系のエッチング液」によるウエットエッチングを行
い、格子上に残存した酸化クロム膜4Mを除去した。
【0077】最後に、図1(g)に示すように、回折格
子の凹部に「等方性光学材料」としてエポキシ系の等方
性光学樹脂(等方性光学樹脂)を充填してオーバコート
層9とし、その上面に光学的に透明な基板1Bを接着し
た。
【0078】有機複屈折膜3の屈折率は各軸に対して
1.58と1.67であり、これに合わせ、接着剤層2
の屈折率は1.58、オーバコート層9の屈折率も1.
58とした。矩形形状の凹凸による回折格子7は、深
さ:4.0μm、ピッチ:2μmとした。
【0079】このようにして得られた回折光学素子10
にレーザ光を透過させた。P偏光(有機複屈折膜3の屈
折率:1.58方向)に対しては、レーザ光に対する屈
折率:1.58が同一なので透過率:約98%を示し、
S偏光(有機複屈折膜の屈折率:1.67方向)に対し
ては、オーバコート層9と有機複屈折膜3の屈折率が異
なるため、1次回折効率:約40%が得られた。
【0080】また、エッチングマスク4Mに酸化物材料
(酸化クロム)を使用することにより、被エッチング材
料である有機複屈折膜3との選択比を十分取れ、エッチ
ング時のマスク後退などによる形状制御性の悪さが改善
され形状制御性が向上した。即ち、この方法で、形状制
御性よく、性能の安定した偏光ホログラム素子を歩留ま
り良く得ることができ、低コスト化が可能になった。
【0081】即ち、実施例1、2の製造方法は、透明基
板1A上に設けられた有機材料膜3の表面に矩形状の凹
凸による回折格子を形成した回折素子8を有する回折光
学素子を製造する方法であって、透明基板1A上に設け
られた有機材料膜3上にエッチングマスク材料によるマ
スク用膜4を形成するマスク用膜形成工程と、フォトリ
ソ工程により、マスク用膜4上に加工用のマスクパター
ンに応じたレジストパターン5を形成するレジストパタ
ーン形成工程と、液体中におけるウエットエッチングに
より、マスク用膜4をパターニングして加工用のマスク
パターン4Mを形成するマスクパターン形成工程と、こ
のマスクパターン形成工程後、レジストパターン5を剥
離することなく、有機材料膜3に対するエッチング加工
を行って、回折格子の形成を行う回折格子形成工程とを
有する(請求項1)。
【0082】また、パターン形成工程において、フォト
リソ工程における熱処理を低温で行い、パターニングさ
れたレジストパターン5におけるレジスト材料の表面の
みを硬化もしくは架橋させる(請求項2)。レジスト材
料の表面のみを硬化もしくは架橋させるのに、実施例1
では「紫外光」を照射し(請求項3)、実施例2では
「赤外光」を照射する(請求項4)。
【0083】レジストパターン形成工程は、実施例1、
2の方法とも「真空中」において行われ(請求項5)、
マスク用膜4の材料として、実施例1では金属材料(A
l)が用いられ(請求項6)、実施例2では酸化物材料
(酸化クロム)が用いられている(請求項7)。
【0084】また、実施例1、2の方法とも、有機材料
膜3は「有機複屈折膜」であり、回折素子形成後、回折
素子における矩形状の回折格子の凹部に、光学的に透明
で、その屈折率が有機複屈折膜3における常光線もしく
は異常光線に対する屈折率に実質的に等しい等方性材料
を充填してオーバコート層9とし(請求項9)、オーバ
コート層9上に、透明な基板1Bを一体化している(請
求項11)。
【0085】従って、実施例1、2で製造された回折光
学素子は、請求項13記載のものである。
【0086】上記実施例1、2の回折光学素子の、入・
射出面と空気層の界面に波長:660nmの光に対する
無反射コートを施し、このようにして得られた回折光学
素子を偏光ホログラム素子として、図3に示す如き光ピ
ックアップ装置を作製し、これを図4の如く光ディスク
ドライブ装置に組込み、光ディスク40としてのDVD
(デジタルビデオディスク)に対して、情報の再生を行
ったところ極めて良好な再生画像が得られた。
【0087】
【発明の効果】以上に説明した如く、この発明によれば
新規な回折光学素子およびその製造方法、上記回折光学
素子を用いる光ピックアップ装置および光ディスクドラ
イブ装置を実現できる。
【0088】この発明の製造方法では、マスク用膜のウ
エットエッチングの際にマスクとして用いられたレジス
トパターンのフォトレジストを除去せずに次工程の回折
格子形成工程を行うので、回折光学素子の製造工程が簡
略化され、低コストで回折光学素子を製造することが出
来る。また、エッチングマスク材料にレジスト材料を使
用せず「選択比の高い材料」を使用できるため、回折格
子形成における形状等の制御性が向上し、安定な特性を
もつ回折光学素子を実現できる。
【0089】また、請求項2〜8に記載の発明では、ウ
エットエッチングによるマスクパターンのパターニング
に先立ち、レジストパターンの表面を硬化・架橋するの
で、エッチングマスク材料とフォトレジストの密着性が
向上し、ウエットエッチングの際のサイドエッチングが
有効に防止され、エッチングマスク材料によるマスクパ
ターンの精度が向上し、形状制御性の向上とそれによる
性能安定化が可能になり、歩留りがよく、簡便な工程を
採用することにより、より安定に、低コストで、回折光
学素子を製造できる。
【0090】請求項9〜12に記載の発明では、製造さ
れた回折光学素子の回折格子が直接に露呈しないので、
回折格子の保護性に優れた回折光学素子を製造できる。
【0091】この発明の回折格子素子は、上記の如く低
コストで製造でき、光ピックアップ装置ひいては光ディ
スクドライブ装置を低コスト・コンパクトに実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】回折光学素子の製造方法の実施の1形態を説明
するための図である。
【図2】請求項2記載の発明の効果を説明するための図
である。
【図3】光ピックアップ装置の実施の1形態を説明する
ための図である。
【図4】光ディスクドライブ装置の実施の1形態を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 透明基板 2 接着剤層 3 有機材料膜 4 マスク用膜 5 レジストパターン 7 回折格子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 明繁 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 東 康弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 曳地 秀一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 森 孝二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H049 AA25 AA33 AA37 AA43 AA48 AA57 5D119 AA01 AA32 AA38 AA40 AA43 BA01 BB01 BB02 BB03 DA01 DA05 EA02 EA03 EC07 FA05 FA30 JA02 JA12 JA14 JA32 JA43 JA64 NA05 5D789 AA01 AA32 AA38 AA40 AA43 BA01 BB01 BB02 BB03 DA01 DA05 EA02 EA03 EC07 FA05 FA30 JA02 JA12 JA14 JA32 JA43 JA64 NA05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板上に設けられた有機材料膜の表面
    に矩形状の凹凸による回折格子を形成した回折素子を有
    する回折光学素子を製造する方法であって、 透明基板上に設けられた有機材料膜上にエッチングマス
    ク材料によるマスク用膜を形成するマスク用膜形成工程
    と、 フォトリソ工程により、上記マスク用膜上に加工用のマ
    スクパターンに応じたレジストパターンを形成するレジ
    ストパターン形成工程と、 液体中におけるウエットエッチングにより、上記マスク
    用膜をパターニングして加工用のマスクパターンを形成
    するマスクパターン形成工程と、 このマスクパターン形成工程後、上記レジストパターン
    を剥離することなく、上記有機材料膜に対するエッチン
    グ加工を行って、回折格子の形成を行う回折格子形成工
    程とを有することを特徴とする回折光学素子の製造方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の回折光学素子の製造方法に
    おいて、 レジストパターン形成工程において、フォトリソ工程に
    おける熱処理を低温で行い、パターニングされたレジス
    トパターンにおけるレジスト材料の表面のみを硬化もし
    くは架橋させることを特徴とする回折光学素子の製造方
    法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の回折光学素子の製造方法に
    おいて、 パターニングされたレジストパターンに紫外光を照射し
    て、レジスト材料の表面のみを硬化もしくは架橋させる
    ことを特徴とする回折光学素子の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項2記載の回折光学素子の製造方法に
    おいて、 パターニングされたレジストパターンに赤外光を照射し
    て、レジスト材料の表面のみを硬化もしくは架橋させる
    ことを特徴とする回折光学素子の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項2または3または4記載の回折光学
    素子の製造方法において、 レジストパターン形成工程を真空中において行うことを
    特徴とする回折光学素子の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の任意の1に記載の回折光学
    素子の製造方法において、 マスク用膜の材料として金属材料を用いることを特徴と
    する回折光学素子の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜5の任意の1に記載の回折光学
    素子の製造方法において、 マスク用膜の材料として酸化物材料を用いることを特徴
    とする回折光学素子の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項1〜7の任意の1に記載の製造方法
    により回折素子を形成したのち、回折素子における矩形
    状の回折格子の凹部に、光学的に透明な材料を充填し
    て、オーバコート層とすることを特徴とする回折光学素
    子の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項1〜7の任意の1に記載の製造方法
    において、 有機材料膜を有機複屈折膜とし、 回折素子を形成したのち、回折素子における矩形状の凹
    凸による回折格子の凹部に、光学的に透明で、その屈折
    率が上記有機複屈折膜における常光線もしくは異常光線
    に対する屈折率に実質的に等しい等方性光学材料を充填
    して、オーバコート層とすることを特徴とする回折光学
    素子の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項8記載の回折光学素子の製造方法
    において、 オーバコート層上に、透明な基板を一体化することを特
    徴とする回折光学素子の製造方法。
  11. 【請求項11】請求項9記載の回折光学素子の製造方法
    において、 オーバコート層上に、透明な基板を一体化することを特
    徴とする回折光学素子の製造方法。
  12. 【請求項12】請求項1〜10の任意の1に記載の回折
    光学素子の製造方法により製造される回折光学素子。
  13. 【請求項13】請求項11記載の回折光学素子の製造方
    法により製造される回折光学素子。
  14. 【請求項14】請求項13記載の回折光学素子を、光源
    側からの光束の光路と、光ディスクからの戻り光束の光
    路とを光路分離する偏光ホログラム素子として用いたこ
    とを特徴とする光ピックアップ装置。
  15. 【請求項15】光ディスクに対し、光ピックアップ装置
    を用いて情報の記録・再生・消去の1以上を行う光ディ
    スクドライブ装置において、 光ピックアップ装置として、請求項14記載のものを用
    いたことを特徴とする光ディスクドライブ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006093113A (ja) * 2004-08-23 2006-04-06 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 電子デバイスおよびその作製方法
US8324016B2 (en) 2004-08-23 2012-12-04 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device and manufacturing method thereof

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