JP4283621B2 - 偏光分離素子の作製方法、偏光分離素子および光ピックアップ装置 - Google Patents
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この偏光分離素子では、接着剤を用いて有機複屈折膜を透明基板に接着しているが、有機複屈折膜を透明基板へ接着する際に、回折格子を透過する光束に対して格子面内で光路長を一定とするためには、接着剤層の厚さを均一にして有機屈折膜表面を平坦化する必要がある。また、接着剤層に気泡が入ると、入射光束や出射光束が気泡によって散乱されて回折効率が低下するため、気泡を巻きこまないような接着法が必要となる。
以上の点から、透明基板へ有機複屈折膜を接着する方法としては、例えば貼り合せ光ディスクの作製工程で用いられているスピンナー法が適していると考えられる。
まず、図7(a)に示すように、第1の基板51のハブ51Aをスピンテーブル52のセンターピン53にさし込み、スピンテーブル52を回転させながら第1の基板51にディスペンサー54を用いて紫外線硬化型接着剤55を滴下する。
次に図7(b)に示すように、第1の基板51の周辺部まで接着剤55が広がったらスピンテーブル52の回転を停止する。
次に図7(c)に示すように、第2の基板56のハブ56Aをスピンテーブル52のセンターピン53にさし込み、第1の基板51と第2の基板56を接触させる。
次に図7(d)に示すように、スピンテーブル52を回転させ、余分な接着剤を振り切り接着剤層55の厚さを一定にする。
その後、図7(e)に示すように、スピンテーブル52の回転を停止し、紫外線(UV)を照射して接着剤層55を硬化し、貼り合せ光ディスクを完成させる。
また、剛体であるため、第1の基板に載置した後でも第2の基板は平坦性が良く、第1/第2の基板を高速回転させると光ディスクの表面を完全に平坦化することができる。
本発明の目的とする偏光分離素子は透明基板(例えばガラス基板)に薄い有機複屈折膜を接着するものである。そのため有機複屈折膜を剛体として取り扱うことは困難であり、接着剤を塗布したガラス基板に有機複屈折膜を載置しただけで、有機複屈折膜表面にはうねりや凹凸が発生し、前記の貼り合せ光ディスクで用いられているスピンナー法をそのまま有機複屈折膜の接着に用いても、有機複屈折膜の表面を完全に平坦化することは困難であった。
また,有機複屈折膜の接着において、光ディスクと同様に基板中心部に接着剤を塗布しない領域を設けた場合、有機複屈折膜は柔軟であるため接着剤が無い領域ではガラス基板と有機複屈折膜は強い吸着を起こし、ガラス基板を高速回転させても、接着剤が塗布されない基板中心部へは接着剤がしみ込みにくく、有機複屈折膜を全面で接着することが困難になる場合が多かった。その結果、偏光分離素子の製造歩留が低下するといった問題があった。
また、有機複屈折膜の表面を平坦化するために高速回転するとき、有機複屈折膜にずれが発生し、最悪の場合、ガラス基板から弾き飛ばされるという問題があった。
また、本発明は、上記の方法により作製され、従来のプリズムを接着したビームスプリッタよりも小型化が実現でき、波面収差も小さい偏光分離素子を提供することを目的としている。
さらに本発明は、上記の偏光分離素子を用い、従来のプリズムを接着したビームスプリッタを用いた光ピックアップ装置よりも小型化が実現できる光ピックアップ装置を提供することを目的としている。
本発明の第1の手段は、透明基板上に入射光の異なる振動面に対して屈折率が異なる有機複屈折膜を接着する工程と、前記有機複屈折膜上に周期的なマスクパターンを形成し、前記マスクパターンを用いて前記有機複屈折膜をエッチングして周期的な凹凸格子からなる回折格子を形成する工程とを有する偏光分離素子の作製方法において、前記接着工程が、透明基板に第1の回転を与えて透明基板全面に紫外線硬化型接着剤を塗布する工程と、該接着剤上に有機複屈折膜を載置する工程と、透明基板に第2の回転を与えて有機複屈折膜表面を平坦化する工程と、第2の回転前もしくは第2の回転中に紫外線を照射して、前記接着剤の硬化範囲の直径をS、最終デバイスの長辺をLとしたとき、S≦Lの範囲を予備硬化する工程と、紫外線を照射して残りの接着剤を硬化する工程と、複数の最終デバイスを切り出す工程とからなることを特徴としている。
本発明の第3の手段は、第1または第2の手段の偏光分離素子の作製方法において、前記接着剤を硬化する際の第2の回転を、第1の回転の最大回転数より小さい回転数としたことを特徴としている。
本発明の第4の手段は、第1〜第3の手段のいずれか一つの偏光分離素子の作製方法において、前記透明基板に第1の回転を与えて透明基板全面に紫外線硬化型接着剤を塗布する工程において、前記有機複屈折膜の回転中心の接着剤厚みが最も薄いことを特徴としている。
本発明の第5の手段は、第1〜第4の手段のいずれか一つの偏光分離素子の作製方法において、前記接着剤は有機複屈折膜の回転中心を硬化した後に有機複屈折膜の外周を硬化したことを特徴としている。
本発明の第6の手段は、第1〜第5の手段のいずれか一つの偏光分離素子の作製方法において、前記接着剤の硬化時、紫外線を遮光する部材を用いて硬化範囲を規定したことを特徴としている。
本発明の第7の手段は、第1〜第6の手段のいずれか一つの偏光分離素子の作製方法において、前記有機複屈折膜は透明基板と接着する面と対向する面に粘着剤を介して保護膜が付いており、前記の紫外線照射の後に有機複屈折膜から保護膜を剥離することを特徴としている。
また、本発明の第9の手段は、光記録媒体に対して情報の記録、再生または消去を行う光ピックアップ装置において、第8の手段の偏光分離素子を用いたことを特徴としている。
すなわち本発明では、透明基板上に入射光の異なる振動面に対して屈折率が異なる有機複屈折膜を接着する工程と、前記の有機複屈折膜上に周期的なマスクパターンを形成し、前記のマスクパターンを用いて有機複屈折膜をエッチングして周期的な凹凸格子からなる回折格子を形成する工程とを有する偏光分離素子の作製方法において、前記接着工程を、透明基板に第1の回転を与えて透明基板全面に紫外線硬化型接着剤を塗布する工程と、該接着剤上に有機複屈折膜を載置する工程と、透明基板に第2の回転を与えて有機複屈折膜表面を平坦化する工程と、第2の回転前もしくは第2の回転中に紫外線を照射して、前記接着剤の硬化範囲の直径をS、最終デバイスの長辺をLとしたとき、S≦Lの範囲で、有機複屈折膜の回転中心を予備硬化する工程と、紫外線を照射して残りの接着剤を硬化する工程と、複数の最終デバイスを切り出す工程としたことにより、有機複屈折膜のズレを防止して平坦性の良い表面を得ることができ、その後の工程、特に基板の周辺を固定してデバイス加工する装置でのトラブルを防止でき、工程歩留まりが向上し、デバイスの低コスト化を実現することができる。
また、本発明では、有機複屈折膜の透明基板と接着する面と対向する面に粘着剤を介して保護膜を付け、前記の紫外線照射の後に有機複屈折膜から保護膜を剥離することにより、有機複屈折膜を透明基板に接着する際に回折格子を形成する面を保護し、かつ平坦性の良い表面を得ることができる。
さらにまた、本発明では、前記の作製方法で作製した偏光分離素子を用いたことにより、光ピックアップ装置の小型化が可能となる。
まず図1(a)に示すように、直径φ100mm、厚さ1.0mmのショット製光学ガラスBK7からなる透明基板1をスピンテーブル10に載せ、真空吸着によってスピンテーブル10に固定した。その後、スピンテーブル10を10〜50rpmで回転させながら、透明基板1の中央部にディスペンサー11を用いて屈折率1.52のアクリル系紫外線硬化型接着剤2を0.5g滴下し、直径φ20mm程度に広げた。
次に図1(b)に示すように、透明基板1上の直径φ5mm付近にディスペンサー11でアクリル系紫外線硬化型接着剤2を5〜10g塗布した後、図1(c)に示すように、スピンテーブル10を150→400→700rpmで回転(第1の回転)させ、透明基板1の全面に紫外線硬化型接着剤2を広げ、その後、スピンテーブル10の回転を停止した。このように、2段階の接着剤塗布により、接着剤2の厚みは透明基板1の中心が最も薄くなっている。
次に図1(e)に示すように、スピンテーブル10を回転(第2の回転)させ、第1の回転の回転数400rpmより低回転数の300rpmで有機複屈折膜3の回転中心に紫外線照射装置12で紫外線(UV)を照射した。このときの紫外線照射範囲は、接着剤2の硬化範囲の直径をS、最終デバイスの長辺をLとしたとき、S≦Lである。具体的には、最終デバイスを5mm角(5mm×5mm)の方形状とした場合に、ここでは紫外線遮光装置(紫外線遮光板)13を用い、5mm角より小さい、直径φ2mmの範囲のみに波長365nmで強度が20mW/cm2の紫外線を60秒照射し、接着剤2を予備硬化して有機複屈折膜3を透明基板1に接着固定した。
その後、スピンテーブル10を400→700→1000rpmと順次回転を増加させ、未硬化の紫外線硬化型接着剤を振り切り、接着層厚さを基板面内で一定にして有機複屈折膜表面を平坦化した。
次に図1(f)に示すように、スピンテーブル10を1000rpmで回転しながら、紫外線照射装置12として高圧水銀灯を用いて有機複屈折膜側から有機複屈折膜3の全面に強度40mW/cm2の紫外線(UV)を200秒照射し、接着剤2を硬化させた。
ここで、図2(a)は透明基板1上の有機複屈折膜3に回折格子4を形成した状態を模式的に示している。すなわち図2(a)において、有機複屈折膜3の上面には上記の1000周期分の凹凸格子からなる回折格子4が形成されている。
次に図2(c)に示すように、ダイシングソー14を用いて中間完成体100をダイシングして5mm角の大きさの複数の素子(各々の素子が1個の回折格子を有する)を切り出し、複数の偏光分離素子101を完成させた。
また、本実施例では、紫外線遮光装置(紫外線遮光板)13を用いて、直径φ2mmの範囲に紫外線(UV)を照射して接着剤2を硬化したが、装置コストがアップする等の問題がある場合には、紫外線遮光板の代用として光学レンズを用い、紫外光を整形する方法でもよい。
回折格子面内で光路を一定とするためには、有機複屈折膜表面の平面性を概ね1μm以下にすると良いことが本発明者らの検討結果から既に判っており、接着後の平面性を表面粗さ計(タリサーフ)で測定し、5mm角範囲の平面性が1μm未満を○、1μm以上を×として表した。このように、本実施例では、有機複屈折膜の回転中心の接着剤を予備硬化したことで、第2の回転工程中、有機複屈折膜がずれたり、振り飛ばされることなく高速回転が可能となり、平面性のよい接着ができた。
まず図3(a)に示すように、直径φ100mm、厚さ1.0mmのショット製光学ガラスBK7からなる透明基板1をスピンテーブル10に載せ、真空吸着によってスピンテーブル10に固定した。その後、スプレー15を用いて、屈折率1.58のエポキシ系紫外線硬化型接着剤2を透明基板1にスプレーし、図3(b)に示すように、透明基板1の中心の直径φ10mmの範囲の厚さが最も薄く、それ以外の厚みが均一となるように基板全面に接着剤2を塗布した。
次に図3(c)に示すように、有機複屈折膜3の中心をスピンテーブル10の回転中心にほぼ合せながら、載置装置を用いて紫外線硬化型接着剤2の上に直径φ100mm、厚さ100μmの有機複屈折膜3を載せた。
その後、図3(e)に示すように、スピンテーブル10を700rpm程度で回転しながら、有機複屈折膜側から紫外線照射装置12として高圧水銀灯を用いて、有機複屈折膜3の全面に強度80mW/cm2の紫外線(UV)を100秒照射し、接着剤2を硬化させた。
次に実施例1の図2(c)に示したように、ダイシングソー14を用いて中間完成体100をダイシングして5mm角の大きさの複数の素子(各々の素子が1個の回折格子を有する)を切り出し、複数の偏光分離素子101を完成させた。
まず図4(a),(b)に示すように、直径φ100mm、厚さ1.0mmのショット製光学ガラスBK7からなる透明基板1をロールコーターの移動台17上に設置し、移動台17を図中の矢印X方向に移動しながら、溝のないロール16を用いて屈折率1.52のアクリル系紫外線硬化型接着剤2を透明基板1の全面に均一に塗布した。なお、紫外線硬化型接着剤2の塗布膜厚は40〜80μmとした。
その後、スピンテーブル10の回転を停止し、図示しない保護フィルム剥離装置により保護フィルム19を剥離した後、有機複屈折膜3を接着した透明基板(以下基板と略す)をスピンテーブル10から外し、実施例1と同様にリソグラフィーとエッチングによって回折格子を形成した。ここで、図4(e)は透明基板1上の有機複屈折膜3に回折格子4を形成した状態を模式的に示している。すなわち図4(e)において、有機複屈折膜3の上面には実施例1と同様に1000周期分の凹凸格子からなる回折格子4が形成されている。
次に実施例1の図2(c)に示したように、ダイシングソー14を用いて中間完成体100をダイシングして5mm角の大きさの複数の素子(各々の素子が1個の回折格子を有する)を切り出し、複数の偏光分離素子101を完成させた。
このCD系光ディスク用の光ピックアップ装置では、レーザーダイオード111から出射された波長780nmの光は、偏光分離素子112、コリメータレンズ113、対物レンズ114を通ってCD系の光ディスク116を照射する。そしてCD系の光ディスク116の記録面からの反射光は戻り光束となり、偏光分離素子112で回折されフォトダイオード115に導かれ、フォーカス誤差信号、トラック誤差信号、情報信号の検出が行われる。
また、本実施例の光ピックアップ装置では、偏光分離素子112は実施例1〜3のいずれかの作製方法によって有機複屈折膜3を透明基板1に接着して作製しているので、プリズムを接着したビームスプリッタよりも小さく薄型になっており、かつ偏光分離素子にλ/4波長板6も組み込んでいるため、従来の光ピックアップ装置と比較して小型化・薄型化が実現できている。加えて実施例1〜3のいずれかの作製方法によって作製した偏光分離素子は比較的安価に製造できることから、光ピックアップ装置の低コスト化も実現することができる。
このDVD系光ディスク用の光ピックアップ装置では、レーザーダイオード111から出射された波長680nmの光は偏光分離素子112とコリメータレンズ113、λ/4波長板117、対物レンズ114を通った後、DVD系の光ディスク118を照射する。そして,DVD系の光ディスク118の記録面からの反射光は戻り光束となり、偏光分離素子112で回折されフォトダイオード115に導かれ、フォーカス誤差信号、トラック誤差信号、情報信号の検出が行われる。
また、本実施例の光ピックアップ装置では、偏光分離素子112は実施例1〜3のいずれかの作製方法によって有機複屈折膜3を透明基板1に接着した構造をもつので、プリズムを接着したビームスプリッタよりも小さく薄型になっている。その結果、従来の光ピックアップ装置よりも小型化・薄型化が可能となる。さらに実施例1〜3のいずれかの作製方法によって作製した偏光分離素子は比較的安価に製造できることから、光ピックアップ装置をより低コストで作製することが可能となる。
また、本発明の偏光分離素子は、前記の作製方法で作製したことにより、偏光分離素子の波面収差の向上と小型化が可能となり、CD系光ディスクやDVD系光ディスク等の光記録媒体の記録、再生に用いられる光ピックアップ装置に好適に利用することができる。
さらにまた、本発明の光ピックアップ装置は、従来の光ピックアップ装置よりも小型化が可能となるので、小型でポータブルな光ディスクドライブ装置や、携帯用パーソナルコンピュータ等に搭載する光ディスクドライブ装置などに好適に利用することができる。
2:紫外線硬化型接着剤
3:有機複屈折膜
4:回折格子
5:等方性接着剤
6:λ/4波長板
7:粘着剤
8:対向透明基板
10:スピンテーブル
11:ディスペンサー
12:紫外線照射装置
13:紫外線遮光装置(紫外線遮光板)
14:ダイシングソー
15:スプレー
16:ロール(ロールコーター)
17:移動台
18:紫外光照射用ファイバー
19:保護フィルム
101,112:偏光分離素子
111:レーザーダイオード
113:コリメータレンズ
114:対物レンズ
115:フォトダイオード
116:CD系光ディスク(光記録媒体)
118:DVD系光ディスク(光記録媒体)
Claims (9)
- 透明基板上に入射光の異なる振動面に対して屈折率が異なる有機複屈折膜を接着する工程と、前記有機複屈折膜上に周期的なマスクパターンを形成し、前記マスクパターンを用いて前記有機複屈折膜をエッチングして周期的な凹凸格子からなる回折格子を形成する工程とを有する偏光分離素子の作製方法において、
前記接着工程が、透明基板に第1の回転を与えて透明基板全面に紫外線硬化型接着剤を塗布する工程と、該接着剤上に有機複屈折膜を載置する工程と、透明基板に第2の回転を与えて有機複屈折膜表面を平坦化する工程と、第2の回転前もしくは第2の回転中に紫外線を照射して、前記接着剤の硬化範囲の直径をS、最終デバイスの長辺をLとしたとき、S≦Lの範囲を予備硬化する工程と、紫外線を照射して残りの接着剤を硬化する工程と、複数の最終デバイスを切り出す工程とからなることを特徴とする偏光分離素子の作製方法。 - 請求項1記載の偏光分離素子の作製方法において、
前記接着剤を予備硬化する範囲として、第2の回転前もしくは第2の回転中に有機複屈折膜の回転中心を硬化したことを特徴とする偏光分離素子の作製方法。 - 請求項1または2記載の偏光分離素子の作製方法において、
前記接着剤を硬化する際の第2の回転を、第1の回転の最大回転数より小さい回転数としたことを特徴とする偏光分離素子の作製方法。 - 請求項1〜3のいずれか一つに記載の偏光分離素子の作製方法において、
前記透明基板に第1の回転を与えて透明基板全面に紫外線硬化型接着剤を塗布する工程において、前記有機複屈折膜の回転中心の接着剤厚みが最も薄いことを特徴とする偏光分離素子の作製方法。 - 請求項1〜4のいずれか一つに記載の偏光分離素子の作製方法において、
前記接着剤は有機複屈折膜の回転中心を硬化した後に有機複屈折膜の外周を硬化したことを特徴とする偏光分離素子の作製方法。 - 請求項1〜5のいずれか一つに記載の偏光分離素子の作製方法において、
前記接着剤の硬化時、紫外線を遮光する部材を用いて硬化範囲を規定したことを特徴とする偏光分離素子の作製方法。 - 請求項1〜6のいずれか一つに記載の偏光分離素子の作製方法において、
前記有機複屈折膜は透明基板と接着する面と対向する面に粘着剤を介して保護膜が付いており、前記の紫外線照射の後に有機複屈折膜から保護膜を剥離することを特徴とする偏光分離素子の作製方法。 - 透明基板上に、周期的な凹凸格子からなる回折格子を有する構成の偏光分離素子において、
請求項1〜7のいずれか一つに記載の偏光分離素子の作製方法を用いて作製したことを特徴とする偏光分離素子。 - 光記録媒体に対して情報の記録、再生または消去を行う光ピックアップ装置において、
請求項8に記載の偏光分離素子を用いたことを特徴とする光ピックアップ装置。
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