JP2003313165A - 光学活性3−ハロゲノ−2−ピロリジノンの取得方法 - Google Patents

光学活性3−ハロゲノ−2−ピロリジノンの取得方法

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JP2003313165A
JP2003313165A JP2002118091A JP2002118091A JP2003313165A JP 2003313165 A JP2003313165 A JP 2003313165A JP 2002118091 A JP2002118091 A JP 2002118091A JP 2002118091 A JP2002118091 A JP 2002118091A JP 2003313165 A JP2003313165 A JP 2003313165A
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pyrrolidinone
halogeno
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optically active
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Takao Yamaguchi
貴生 山口
Kazuhiko Matsuo
和彦 松尾
Shingo Matsumoto
慎吾 松本
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】医薬品等の中間体として有用な、光学純度の高
い光学活性3−ハロゲノ−ピロリジノンを、簡便かつ効
率的に取得する方法を提供する。 【解決手段】3−ハロゲノ−2−ピロリジノンの光学異
性体混合物を有機溶媒を用いて晶析することにより、3
−ハロゲノ−2−ピロリジノンの光学純度を向上させる
ことを特徴とする光学活性3−ハロゲノ−2−ピロリジ
ノンの取得方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品などの中間
体として有用な化合物である光学活性3−ハロゲノ−2
−ピロリジノンの取得方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学活性3−ハロゲノ−2−ピロ
リジノンの製造法としては、光学活性4−アミノ−2−
ヒドロキシ酪酸を出発原料とし、エステル化後、立体反
転を伴ってハロゲン化し、次いで環化する方法が知られ
ている(WO00/69817)。しかしながら、上記
の方法で得られる光学活性3−ハロゲノ−2−ピロリジ
ノンの光学純度は、医薬品等の中間体として必ずしも満
足のいくものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記現状に
鑑み、簡便かつ効率的に光学純度の高い光学活性3−ハ
ロゲノ−2−ピロリジノンを取得する方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題に
ついて鋭意検討した結果、光学純度の低い3−ハロゲノ
−2−ピロリジノンを有機溶媒を用いて晶析することに
より、光学純度の向上した光学活性3−ハロゲノ−2−
ピロリジノンを取得できることを見出し、本発明を完成
させるに至った。
【0005】すなわち本発明は、下記式(1):
【0006】
【化2】
【0007】(式中、Xはハロゲン原子を示し、*は不
斉炭素原子を示す。)で示される3−ハロゲノ−2−ピ
ロリジノンの光学異性体混合物を有機溶媒を用いて晶析
することにより、3−ハロゲノ−2−ピロリジノンの光
学純度を向上させることを特徴とする、光学活性3−ハ
ロゲノ−2−ピロリジノンの取得方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0009】本発明において前記式(1)におけるXは
ハロゲン原子を示し、例えば塩素原子、臭素原子、ヨウ
素原子、フッ素原子が挙げられ、特に臭素原子又は塩素
原子が好適である。
【0010】本発明における前記式(1)で示される3
−ハロゲノ−2−ピロリジノンの光学異性体混合物は、
R体およびS体の2種の光学異性体の混合物からなるも
のである。各光学異性体の混合比は任意であるが、好ま
しくは、どちらか一方の光学異性体の混合比率が高い方
がよく、例えば光学純度としては50%ee以上が望ま
しい。
【0011】このような混合物は、前述のWO00/6
9817に記載の方法で調製できる。例えば市販されて
いる光学活性4−アミノ−2−ヒドロキシ酪酸をエステ
ル化した後、加熱条件下、塩化チオニルを用いてクロロ
化し、続いて環化させることで3−クロロ−2−ピロリ
ジノンの光学異性体混合物が取得できる。
【0012】本発明で用いる有機溶媒としては、前記式
(1)で示される3−ハロゲノ−2−ピロリジノンの光
学異性体混合物を溶解して均一な溶液を与えるものであ
れば特に制限はないが、例えばペンタン、ヘキサン、ヘ
プタン、シクロヘキサン、石油エーテル等の炭化水素溶
媒;酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸プロピル、プロピオ
ン酸メチル等のエステル系溶媒;トルエン、ベンゼン、
キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒;アセトニトリル、
プロピオニトリル等のニトリル系溶媒;tert−ブチ
ルメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジイソプロピル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル系溶媒;メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、n−プロパノール等のアルコール系溶媒;アセト
ン、エチルメチルケトン等のケトン系溶媒;塩化メチレ
ン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素
溶媒が挙げられる。これら有機溶媒は単独で用いてもよ
く、また、2種以上を混合して用いてもよい。
【0013】なかでも、炭化水素系溶媒、芳香族炭化水
素系溶媒、エステル系溶媒、ニトリル系溶媒、ケトン系
溶媒、アルコール系溶媒又はエーテル系溶媒が好まし
く、特にヘプタン、トルエン、酢酸エチル、アセトニト
リル、メタノール、エタノール、イソプロパノール又は
それらの2種以上を混合した溶媒が好ましい。混合溶媒
を用いる場合、混合割合に特に制限はない。
【0014】なお、上記溶媒は悪影響の無い範囲で水を
含有していてもよく、3−ハロゲノ−2−ピロリジノン
の光学異性体混合物の上記有機溶媒を、晶析に先立ち、
水洗して不純物である無機塩を除去することも好適に実
施できる。
【0015】溶媒の使用量は、用いる溶媒や加熱温度に
よって異なるが、少なくとも使用する溶媒の沸点以下で
一般式(1)で示される3−ハロゲノ−2−ピロリジノ
ンの光学異性体混合物を溶解させるだけの量が必要であ
る。また晶析収率の観点から、溶媒使用量はできるだけ
少ない方が好ましく、溶解させる温度において光学異性
体混合物が飽和溶液となるのに相当する量の1〜1.1
倍の範囲がより好ましい。溶解させる温度において飽和
溶液となるのに相当する溶媒の量は、定法により予め決
定しておけばよい。
【0016】一般式(1)で示される3−ハロゲノ−2
−ピロリジノンの光学異性体混合物を溶媒に完全に溶解
させる温度は通常0℃以上であって、使用溶媒の沸点以
下の範囲で設定すればよいが、晶析収率の観点から25
℃以上で溶解させることが好ましく、特に30℃以上が
好ましい。
【0017】一般式(1)で示される3−ハロゲノ−2
−ピロリジノンの光学異性体混合物を溶媒に溶解させた
後、晶析収率を向上させる観点から、溶液を冷却するこ
とにより結晶化を行うことが好ましい。溶液が冷却によ
り到達する温度(冷却温度)は適宜設定すればよいが、
通常は−80℃〜25℃、好ましくは−40℃〜25
℃、さらに好ましくは−30℃〜10℃の範囲である。
冷却速度は通常、1時間あたり1〜50℃であり、好ま
しくは3〜25℃である。また、冷却速度は一定である
必要はなく、連続的に変化させてもよく、段階的に変化
させても良い。
【0018】本発明においては、3−ハロゲノ−2−ピ
ロリジノンの所望の光学異性体を種晶として添加するこ
とも好ましく実施できる。前記式(1)で示される3−
ハロゲノ−2−ピロリジノンの光学異性体混合物の異性
体混合比がどちらか一方に偏っていない場合、即ち、3
−ハロゲノ−2−ピロリジノンがラセミ体の場合であっ
ても、光学異性体混合物を溶媒に溶解させた後、所望の
光学異性体の種晶を溶液中に添加することにより、当該
光学異性体を優先的に結晶化させることができる。光学
異性体混合物の異性体混合比がどちらかに偏っている場
合には、比率の高い光学異性体が先に結晶化種晶の役割
をするので、特に種晶を添加する必要はないが、結晶化
の速度の観点から、種晶を添加することが好ましい。
【0019】用いる種晶は、析出晶として取得される光
学異性体の光学純度の観点から、光学純度は高い方が好
ましく、例えば97%ee以上が好ましく、98%ee
以上がより好ましい。種晶の添加量としては特に制限は
ないが、通常用いる光学異性体混合物に対して0.00
01重量%以上であり、好ましくは0.0001重量%
以上、0.1重量%以下である。
【0020】光学活性3−ハロゲノ−2−ピロリジノン
の結晶体を種晶として添加する場合、その添加は光学異
性体混合物を溶解させた溶液の冷却前、冷却過程中又は
冷却後等いずれに行ってもよいが、添加した種晶が添加
後に溶液に溶解しないように、光学異性体混合物の飽和
領域又は過飽和領域において添加することが好ましい。
また、析出晶として取得される光学活性体の光学純度の
観点から、析出晶が析出する前に種晶を添加することが
好ましい。
【0021】従って種晶の添加は、冷却開始直前から冷
却停止直後の間のいずれかに行うのが好ましく、中でも
冷却開始から冷却停止時の間に行うことが好ましい。例
えば、一般式(1)で示される3−ハロゲノ−2−ピロ
リジノンの光学活性異性体混合物の溶液を、溶解させた
温度よりも1〜30℃低い温度まで一旦冷却した後に種
晶を添加して、その後さらに溶液を冷却するか、又は添
加時の温度をそのまま保持することにより結晶を析出さ
せることができる。晶析収率の観点から、種晶の添加後
にさらに溶液を冷却させることが好ましい。なお、種晶
の添加は通常1度であるが、必要に応じて2度以上行っ
てもよい。
【0022】このようにして光学活性3−ハロゲノ−2
−ピロリジノンの結晶が析出してくるが、晶析収率の観
点から溶液を暫時冷却温度で保持することが好ましい。
保持時間は特に制限はないが、通常20時間程度以内、
好ましくは30分〜15時間程度である。
【0023】このようにして得られた結晶化物は、例え
ば、濾過操作により濾取することで容易に液中の光学異
性体混合物と分離することができ、光学純度の高い、例
えば光学純度98%ee以上の一般式(1)で示される
3−ハロゲノ−2−ピロリジノンを取得することができ
る。
【0024】
【実施例】以下に実施例を揚げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるも
のではない。なお、光学純度の測定には高速液体クロマ
トグラフィー(HPLC)を用いた。HPLC分析条件 カラム:キラルセル OB-H(0.46cmφ×25cmL)
(ダイセル社製) 移動相:n−ヘキサン/2−プロパノール=90/10
(v/v) 検出波長:210nm カラム温度:40℃ 流速:1.0ml/min. 保持時間:S体13分、R体15分
【0025】(実施例1)3−クロロ−2−ピロリジノ
ン4.70g(R体96.8%ee)を酢酸エチル7
0.3g、トルエン8.10g、水1.79gの混合溶
媒に溶解させ、これを29℃で減圧濃縮した。全量が3
3.45gになるまで濃縮した後、この溶液にn−ヘプ
タン4.20gを加えて2℃まで48℃/hrで降温
し、同温で1時間攪拌した。析出した白色結晶を濾取
し、R−3−クロロ−2−ピロリジノン3.72gを得
た。光学分割カラムにより分析した結果、取得したR−
3−クロロ−2−ピロリジノンは光学純度99.8%e
eであった。
【0026】(実施例2)3−クロロ−2−ピロリジノ
ン4.65g(R体95.9%ee)を酢酸エチル7
0.3g、トルエン5.39g、水2.91gの混合溶
媒に溶解させ、これを30℃で減圧濃縮した。全量が1
2.55gになるまで濃縮した後、この溶液にイソプロ
パノール2.09gを加えて31℃まで50℃/hrで
昇温し、同温で20分間攪拌した。その後、この溶液を
−4℃まで50℃/hrで降温し、同温で1.2時間攪
拌した。析出した白色結晶を濾取し、R−3−クロロ−
2−ピロリジノン3.86gを得た(R体 光学純度9
9.9%ee以上)。
【0027】(実施例3)3−クロロ−2−ピロリジノ
ン4.58g(R体98.5%ee)を酢酸エチル7
0.1g、トルエン3.37g、水2.23gの混合溶
媒に溶解させ、これを30℃で減圧濃縮した。全量が1
2.51gになるまで濃縮した後、この溶液にエタノー
ル0.96gを加えて32℃まで50℃/hrで昇温
し、同温で20分間攪拌した。その後、この溶液を−5
℃まで50℃/hrで降温し、同温で1.2時間攪拌し
た。析出した白色結晶を濾取し、R−3−クロロ−2−
ピロリジノン3.88gを得た(R体 光学純度99.
9%ee以上)。
【0028】(実施例4)3−クロロ−2−ピロリジノ
ン4.52g(R体98.5%ee)を酢酸エチル6
9.2g、トルエン3.33g、水2.20gの混合溶
媒に溶解させ、これを30℃で減圧濃縮した。全量が1
2.53gになるまで濃縮した後、この溶液にメタノー
ル0.66gを加えて31℃まで50℃/hrで昇温
し、同温で20分間攪拌した。その後、この溶液を−5
℃まで50℃/hrで降温し、同温で35分間攪拌し
た。析出した白色結晶を濾取し、R−3−クロロ−2−
ピロリジノン3.82gを得た(R体 光学純度99.
9%ee以上)。
【0029】(実施例5)3−クロロ−2−ピロリジノ
ン4.68g(R体96.9%ee)を酢酸エチル5
3.6g、トルエン4.79gの混合溶媒に溶解させ、
これを30℃で減圧濃縮した。全量が9.61gになる
まで濃縮した後、この溶液にトルエン28.9gを加え
てこれを30℃で減圧濃縮した。溶液の全量が14.9
2gになるまで濃縮した後、さらにこの溶液にトルエン
28.9gを加えてこれを再び30℃で減圧濃縮した。
溶液の全量が19.14gになるまで濃縮した後、この
溶液にメタノール0.70gを加えて30℃まで50℃
/hrで昇温し、同温で20分間攪拌した。その後、こ
の溶液を−5℃まで50℃/hrで降温し、同温で1時
間攪拌した。析出した白色結晶を濾取し、R−3−クロ
ロ−2−ピロリジノン4.05gを得た(R体 光学純
度99.8%ee)。
【0030】(実施例6)3−クロロ−2−ピロリジノ
ン7.76g(R体89.3%ee)を含む酢酸エチル
溶液156gを30℃で全量が37.7gになるまで減
圧濃縮した後、徐々に冷却した。溶液の温度が19℃に
なった時点で種晶10mg(R体99.9%ee以上)
を添加し、更に2時間かけて3℃まで冷却した。析出し
た白色結晶を濾取し、R−3−クロロ−2−ピロリジノ
ン2.49gを得た(R体 光学純度99.9%ee以
上)。
【0031】(実施例7)3−クロロ−2−ピロリジノ
ン6.59g(R体78.6%ee)を含むイソプロパ
ノール溶液55.8gを30℃で全量が22.0gにな
るまで減圧濃縮した後、45℃に加温し、均一溶液にし
た。1時間かけて3℃まで冷却し、更に3℃で2時間撹
拌した。析出した白色結晶を濾取し、R−3−クロロ−
2−ピロリジノン3.85gを得た(R体 光学純度9
9.1%ee)。
【0032】(実施例8)3−クロロ−2−ピロリジノ
ン9.57g(R体79.4%ee)を含むトルエン溶
液200gを30℃で全量が55.6gになるまで減圧
濃縮した後、45℃に加温し、均一溶液にした。徐々に
冷却し、溶液の温度が38℃になった時点で種晶10m
g(R体99.9%ee以上)を添加し、1.5時間か
けて1℃まで冷却した。更に1℃で1時間撹拌した後、
析出した白色結晶を濾取し、R−3−クロロ−2−ピロ
リジノン4.81gを得た(R体 光学純度99.3%
ee)。
【0033】
【発明の効果】本発明の方法によれば、3−ハロゲノ−
2−ピロリジノンの光学異性体混合物から、一段階の工
程で光学活性3−ハロゲノ−2−ピロリジノンを取得す
ることができる。さらに、取得した光学活性3−ハロゲ
ノ−2−ピロリジノンは、光学純度が98%ee以上に
達しうる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07B 57/00 350 C07B 57/00 350 // C07M 7:00 C07M 7:00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1): 【化1】 (式中、Xはハロゲン原子を示し、*は不斉炭素原子を
    示す。)で示される3−ハロゲノ−2−ピロリジノンの
    光学異性体混合物を、有機溶媒を用いて晶析することに
    より、3−ハロゲノ−2−ピロリジノンの光学純度を向
    上させることを特徴とする、光学活性3−ハロゲノ−2
    −ピロリジノンの取得方法。
  2. 【請求項2】有機溶媒が、脂肪族炭化水素系溶媒、芳香
    族炭化水素系溶媒、エステル系溶媒、ニトリル系溶媒、
    ケトン系溶媒、アルコール系溶媒、又は、エーテル系溶
    媒である請求項1記載の取得方法。
  3. 【請求項3】有機溶媒が、ヘプタン、トルエン、酢酸エ
    チル、アセトニトリル、メタノール、エタノール、及
    び、イソプロパノールからなる群より選択される少なく
    とも1種である請求項1記載の取得方法。
  4. 【請求項4】一般式(1)で示される3−ハロゲノ−2
    −ピロリジノンの光学異性体混合物の溶液を、冷却する
    ことにより晶析をおこなう請求項1記載の取得方法。
  5. 【請求項5】晶析に際して、一般式(1)で示される3
    −ハロゲノ−2−ピロリジノンの所望の光学異性体を種
    晶として添加する請求項1記載の取得方法。
  6. 【請求項6】種晶として用いる光学活性3−ハロゲノ−
    2−ピロリジノンは、光学純度が98%ee以上のもの
    である請求項5記載の取得方法。
  7. 【請求項7】光学純度98%ee以上の光学活性3−ハ
    ロゲノ−2−ピロリジノンを取得する請求項1記載の取
    得方法。
  8. 【請求項8】Xが塩素原子であり、光学純度98%ee
    以上の光学活性3−クロロ−2−ピロリジノンを取得す
    る請求項1記載の取得方法。
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