JP2003312447A - 車両監視装置 - Google Patents

車両監視装置

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JP2003312447A JP2002126146A JP2002126146A JP2003312447A JP 2003312447 A JP2003312447 A JP 2003312447A JP 2002126146 A JP2002126146 A JP 2002126146A JP 2002126146 A JP2002126146 A JP 2002126146A JP 2003312447 A JP2003312447 A JP 2003312447A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の盗難防止用の監視カメラによる監視の
死角を少なくすると共に、複数のカメラによる多重監視
を可能にする。 【解決手段】 監視用カメラと現在位置検出手段と広域
通信手段と狭域通信手段と制御装置とを備えた車両監視
装置を車両に搭載する。自車搭載カメラで自車を監視す
ると同時に、周辺に駐車中の他の車両に搭載した車両監
視装置のカメラで自車を監視してもらい、異常通報を狭
域通信手段を通じて受ける。異常の発生を車両所有者に
広域通信手段を通じて通報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車中における車
両の盗難や損傷、車上狙いによる盗難等を防止するため
の車両監視技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、駐車中における車両の盗難や損
傷、車上狙いによる盗難は多発の傾向にある。このた
め、従来よりその防止対策として、車両用の盗難防止装
置、監視装置が数多く提案され採用されている。
【0003】このような対策の中心をなしているのは、
車両のドアの鍵である。しかし、ドアの鍵がいくら頑
強、精巧に製作されていても、窓ガラスを破壊しての侵
入や車体の損傷を防ぐことはできない。こうした鍵のみ
に頼る盗難防止対策の欠点を補う手段として、カメラに
よる監視を併用する考えが提案されている。こうした監
視用カメラを使用する盗難防止装置としては、例えば、
車両搭載カメラで監視する方法(例えば、特開平11−
208418号公報、特開平9−193711号公報参
照)、車外に設置した遠隔操作可能なカメラで監視する
装置(例えば、特開平8−244560号公報参照)等
が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、監視用カメラ
には死角が存在する。車両搭載のカメラは勿論、車外に
設置した遠隔操作可能な可動式カメラであっても、死角
を完全に無くすことはできず、その範囲の監視はできな
い。また、監視を一台のカメラのみに頼る監視システム
の場合には、カメラが破壊されると監視システムが機能
不全に陥ってしまう。更に、車両に搭載したカメラで連
続監視しようとすると、車両のバッテリ負荷が大きくな
ることから、長時間に渡るエンジン停止時の監視には問
題が生ずる。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するために案出されたもので、その目的は、車両の
監視を、自車に搭載したカメラのみに頼るのではなく、
自車の周辺に駐車している複数の車両、あるいは駐車
場、電柱などに設置された監視用のカメラと連携し、監
視の死角を少なくして監視範囲を広げる。それと共に、
それらのカメラの協力を得て自車を二重、三重に多重監
視することで、自車のカメラが破壊され、又は故障した
場合でも、自車の監視が停止せずに続行される信頼性の
高い車両監視装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1に記載の車両監視装置は、監視用カメラ
と、自車の現在位置を検出する位置検出手段と、異常通
報用広域通信手段と、周辺に位置する同じ車両監視装置
との間で通信するための狭域通信手段と、制御装置とを
具備させ、制御装置に次のような機能を具備させたもの
である。即ち、 (1)前記監視用カメラが撮影した画像を解析して自車
の異常を検知する機能。 (2)前記位置検出手段により検出した自車の現在位置
情報と自車の通信アドレスを含む自車監視依頼の情報
を、前記狭域通信手段を通して発信する機能。 (3)周辺に位置する同じ車両監視装置からの前記自車
監視依頼の情報を前記狭域通信手段で受信し、依頼を受
けた車両を自車のカメラにて撮影して画像解析し、異常
を検知した場合には、依頼を受けた車両に異常が発生し
た旨を前記狭域通信手段を通して通報する機能。 (4)周辺に位置する同じ車両監視装置から、自車に異
常が発生した旨の通報を前記狭域通信手段を通して受信
する機能。 (5)自車の異常を知得した場合に、前記広域通信手段
により車両所有者等に通報する機能。
【0007】このように構成したことにより、本発明の
車両監視装置によれば、自車の監視が自車のカメラ単独
だけでなく、周辺に位置する他の車両に搭載された本発
明の車両監視装置のカメラ、及び固定場所に設置された
本発明の車両監視装置のカメラによっても行われるの
で、監視の死角が少なくなる。且つ、自車が二重、三重
の多重監視を受けることができるので監視が強化され、
車両の盗難防止等に効果がある。
【0008】請求項2に記載の発明は、位置検出手段と
してGPS受信機を使用するものである。GPS受信機
を使用すれば、監視対象となる自己の現在位置を正確か
つ簡易に把握できる。
【0009】請求項3に記載の発明は、自車監視依頼の
情報を周期的に発信するようにしたものである。このよ
うに周期的に発信すれば、自車が駐車した後に周辺に駐
車した車両によっても、自車の監視を受けることが可能
になる。
【0010】請求項4に記載の発明は、自車に取り付け
たカメラが撮影した画像を解析して自車の異常を検知す
る機能を、自車監視依頼の情報を受信する都度実施する
ようにしたものである。このようにすれば、連続監視す
る場合に比べて車両のバッテリの負担が軽減される。ま
た監視の頻度を監視を依頼する車両側で制御できる利点
がある。
【0011】請求項5に記載の発明は、振動センサを更
に備えたことを特徴とするものである。振動センサを備
えることで、カメラによる監視と合わせて監視の強化を
図ることができる。
【0012】請求項6に記載の発明は、自車に取り付け
たカメラが撮影した画像を解析して自車の異常を検知す
る機能は、振動センサが振動を検知した後から開始する
ようにしたものである。このようにすることで、連続監
視によるバッテリの負担が軽減される。また、振動セン
サが振動を検知した後に集中的に監視を強化することが
可能になる。
【0013】請求項7に記載の発明は、他の車両から監
視依頼を受けてその車両を自車のカメラにて監視し、そ
の車両の異常を検知してその車両に異常通報した場合に
おいて、その他の車両が前記異常通報を受信したことを
確認できない場合には、その車両の所有者等に、異常が
発生した旨を前記広域通信手段を通して直接通報するも
のである。このようにすることで、監視を依頼した車両
のカメラや本発明の車両監視装置が破壊され、あるいは
故障した場合でも、異常の発生をその車両所有者等に通
報することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例にも
とづき図面を参照して説明する。図1は、本発明の車両
監視装置(以下、本装置という)の構成を表す機能ブロ
ック図である。車両監視装置1は、監視用のカメラ2、
制御装置3、センサ4、位置検出手段5、広域通信手段
6、狭域通信手段7を有して構成されている。
【0015】以下、これらの各構成手段について説明す
る。カメラ2は、撮影した画像を電気信号に変換して制
御装置3に送ることが可能なもので、CCD等の固体素
子を使用した小型カメラが適している。カメラ2の取り
付けは、自車を含むできる限り広範囲を監視できる位置
が望ましく、不審者による破壊から免れるために車内に
設置することが好ましい。
【0016】制御装置3は、本装置の処理に必要な各種
の演算及び装置全体の制御をつかさどる部分であり、マ
イクロコンピュータを含んで構成されている。センサ4
は、例えばドアセンサや振動センサであり、不審者の接
近や車内侵入、車両を損傷する衝撃などの異常状態を検
出するためのものである。これは、カメラ2による監視
の補助的機能を果たすもので、必ずしも本装置に必須と
いう訳ではない。
【0017】位置検出手段5は、自車の現在位置を検出
するための手段で、例えばGPS衛星からの信号を受信
して自車の現在位置を検出するGPS受信機がある。自
車の現在位置を把握できさえすればよいので、後述する
広域通信手段6や狭域通信手段7を介して携帯電話網、
VICS等の外部の通信インフラストラクチャから自車
の現在位置情報を取得するものでもよい。
【0018】広域通信手段6は、異常が発生したこと、
あるいは異常の徴候が現れたことを、車両の所有者や監
視センターに通報するための通信手段で、代表的なもの
に携帯電話(PHSを含む)がある。狭域通信手段7
は、自車の周辺に駐車している本装置を備えた車両、又
は固定場所に設置された本装置との間で通信するための
手段で、基地局を介さない狭域無線通信(以下、アドホ
ック通信という)で実現する。アドホック通信手段とし
ては、Bluetooth、無線LAN、PHSのトランシーバ
モードなどがある。記憶装置8は、制御装置3の制御プ
ログラムやカメラ2、センサ4等で取得した情報を記憶
しておく部分である。
【0019】車両監視装置1は、車両に搭載することを
第1の目的とする装置であるが、車両に搭載した本装置
と協調、補完して車両の監視を強めるために、駐車場や
路上の駐車エリア付近、電柱等の固定場所にも別に設置
しておくことが望ましい。
【0020】次に、本装置の監視動作を図2、図3を参
照しながら説明する。図2は、本装置を使用した相互監
視の様子を説明するための図であり、図3は、本装置の
処理フローを説明する図である。
【0021】自車を車両Aと仮定し、自車が図2に示し
た車両Aの位置に駐車した時点からの動作を説明する。
車両の運転者は、車から降りる前に車に搭載されている
本装置の電源を入れると共に、監視動作の開始を指示す
る操作を行う。監視開始操作を受けて、制御装置3は、
監視動作を開始させる。この場合、自車の運転者自身が
不審者と判定されないように、監視開始操作を受けてか
ら運転者が離れるまで、数分の間をおいてから監視動作
を始めるようにしておく。
【0022】監視の処理フローは、図3に示すように
(A)、(B)、(C)の3つの処理ルーチンに分かれ
ている。これら3つの処理ルーチンは、制御装置3によ
り時分割で同時並行処理される。(A)の処理ルーチン
では、監視開始操作を受けて、ステップS1で自車の監
視動作を開始する。この自車の監視とは、自車に取り付
けられている監視カメラにより、自車自身を撮影して異
常を監視する動作をいう。自車の監視カメラは、通常、
車内に前方を向けて取り付けられているため、その監視
可能範囲は、図2に示した車両A監視範囲10に示すよ
うな範囲に限られる。即ち、自車については、自車の前
方部分しか監視できず、それ以外の範囲はカメラの死角
となって、自車のカメラでは監視できない。
【0023】カメラ2による監視動作は、連続して実行
してもよいが、エンジン停止の状態での長時間監視は、
バッテリに大きな負荷となるため、制御装置3内に設け
たタイマでもって、一定時間間隔で間欠的に監視するよ
うにしても良い。また、センサ4が取り付けられている
場合には、センサ4が何か異変を感知した場合、例えば
振動センサが振動を感知した場合にカメラによる監視が
開始されるようにしてもよい。このようにすれば、バッ
テリの負担を軽減することができる。
【0024】続いてステップS2では、カメラが撮った
映像を画像解析して異常の検出を行う。画像解析による
異常検出は、例えば、画像から自車の車の輪郭を抽出
し、その輪郭線上または輪郭線の内側、又は輪郭線外側
近傍に動く物体がないか否かを解析し、あった場合には
異常の発生又は異常の徴候ありと判定することにより行
うことができる。また、前記振動センサが取り付けられ
ている場合には、振動センサによる振動検出と画像解析
による異変とが、同時又は一定時間内に検出された場合
に異常と判定するようにしてもよい。また、カメラ2に
よる異常検出とは別に、振動センサによる振動検出のみ
も、異常又は異常の徴候として取り扱ってもよい。
【0025】このようにして異常又は異常の徴候が発見
された場合には、ステップS3に移行し、異常の発生を
通報する。通報先は、車両の所有者、監視センター等で
ある。この通報は、予め通報先の連絡アドレス、例えば
車両所有者の携帯電話番号を記憶装置8に記憶させてお
き、広域通信手段6を通じて通報する。また、図2に示
したように、携帯電話網とインターネット網の双方を利
用して通報するようにしてもよい。
【0026】自車のカメラによる自車の監視は、前述し
たように自車の前方部分しか監視できず、後方は全くカ
メラの視野から外れて監視できない。本装置は、このよ
うな視野から外れた部分を、自車の周辺に駐車している
他の車両のカメラで監視してもらうことに特徴がある。
図2は、このような相互監視の様子を説明するための図
である。図2において、自車である車両Aは、自車のフ
ロント部分しか自車カメラの視野に入らない。しかし、
図2のように他の車両Bが、自車に向かって前方に駐車
していたとすると、車両Bのカメラは車両A全体を視野
に入れることができ、車両A全体の監視が可能である。
また、更に別の車両Cが図2に示すような位置に駐車し
ていたとすると、車両Cのカメラも車両Aの全体を監視
することができる。
【0027】従って、車両Aは、周辺に駐車している車
両B、車両Cに搭載されたカメラにより自車を監視して
もらうことができれば、自車の監視範囲の死角を無くす
ことができる。図2では、車両Bは、車両Aにより全体
の監視を受けることができる。更に、本装置が駐車場監
視設備の一部として、図2に示すカメラDの位置に設置
してあったとすると、車両Cは、カメラDによる監視を
受けることができる。カメラDが可動式であった場合に
は、カメラDの向きを変えることで、車両B、車両Aも
監視を受けることができる。
【0028】図3に示した処理フローの中の、(B)、
(C)の処理ルーチンは、このような周辺に駐車中の車
両に搭載してある本装置、又は固定場所に設置してある
本装置と連携して、相互に監視しあうことで互いの監視
の死角を少なくする。それと共に自車が二重、三重の多
重監視を受けることで、監視の強化を図るために準備さ
れた処理ルーチンである。
【0029】処理ルーチン(B)では、監視開始操作を
受け、ステップS4において位置検出手段5により、自
車の現在位置を検出する。次いでステップS5に移り、
狭域通信手段7を介して、自車の監視依頼の情報を周辺
に発信する。この監視依頼の情報の中には、自車の現在
位置情報、自車搭載の本装置の通信連絡アドレスを含め
ておく。また、好ましくは、自車の所有者の連絡アドレ
ス、例えば携帯電話番号や監視センターのアドレスも含
めておくとよい。
【0030】監視依頼情報の発信を終えたらステップS
6に移り、異常通報の受信を開始する。即ち、自車に異
常が発生した旨の通報の受信待機状態に入る。ステップ
S7において異常通報を受信した場合には、ステップS
8に移行し、前記ステップS3の場合と同様にして、広
域通信手段6を介して車両の所有者、監視センター等に
通報する。
【0031】このようにして、自車のカメラによる監視
の死角部分で発生した異常を他車から通報して貰うこと
で、自車の監視の強化を図ることができる。また、この
方式の場合、自車のカメラが不審者により破壊された場
合や故障した場合でも、他車により監視を受けられ、監
視が停止することがない効果がある。
【0032】なお、ステップS5における自車の監視依
頼の発信は、1回のみでなく、一定時間間隔で周期的に
発信する。1回のみであると、その発信を終えた後に近
くに駐車した車両には監視依頼が受信されず、それらの
車両による監視を受けられないからである。また、駐車
場のような固定場所に設置する本装置については、自身
を監視して貰う必要はないので、この(B)の処理ルー
チンは不要である。
【0033】次に、図3の中の(C)の処理ルーチン
は、他の車両から依頼を受けてその車両、即ち依頼車の
監視を行い、異常を発見した場合に、その依頼車に通報
するための処理ルーチンである。監視開始操作を受け
て、ステップS9にて周辺の車両からの監視依頼信号の
受信を開始し、ステップS10で監視依頼の待機状態に
入る。
【0034】ステップS10で監視依頼を受信した場合
には、ステップS11に移り、依頼を受けた車両の監視
が可能か否かの判断を行う。この判断は次のように行
う。即ち、受信した依頼情報の中には、依頼車の現在位
置情報が含まれている。自車の現在位置は、位置検出手
段5により判明しているので、その自車の現在位置情報
と依頼車の現在位置情報、それに自車のカメラの向き、
視野、画像解析能力等を総合判断して、依頼車の監視が
可能か否かを判断する。
【0035】その結果、依頼車の監視が可能である判断
した場合には、ステップS12に移り、依頼車の監視を
開始する。この場合も、連続して監視すると前述のよう
なバッテリ負荷の問題があるため、一定時間間隔で間欠
的に監視するとよい。又は、前述のように、依頼車から
は周期的に監視依頼の発信が行われるので、その信号を
受信した都度、所定時間だけ監視を行うようにしてもよ
い。
【0036】そうした監視の結果、ステップS13で異
常を検出した場合には、ステップS14に移り、異常が
発生した旨を依頼車に通報する。依頼車の連絡アドレス
は、受信した依頼情報の中に含まれているので、それを
参照して通報する。この場合、もし依頼車の本装置が不
審者により破壊されていた場合には、依頼車に通報する
ことができない。この場合、依頼情報の中に、依頼車の
所有者の連絡アドレス、監視センターのアドレスが含ま
れていた場合には、その連絡アドレスに直接、通報する
ようにするとよい。
【0037】依頼車の本装置が破壊又は故障したか否か
は、異常を発見した旨を依頼車に通報したときに、通報
を受けた依頼車が、通報を受信した旨の確認を返信する
ようにしておき、その受信確認信号が返ってこなかった
場合には、破壊又は故障と判断するようにしておけばよ
い。依頼車の監視の停止は、例えば、依頼車からの監視
依頼解除の信号を受けて停止する。
【0038】自車の所有者が、自車に戻ってきたとき
に、監視依頼した他車により異常と判断される恐れがあ
る。これを避けるためには、監視依頼を受けた車両は、
監視している車両に異常を発見しても、直ちには通報せ
ずに、例えば30秒間遅れて通報するようにしておく。
そのようにしておいて、車両の所有者は車両に戻る際、
依頼した車両のカメラの視野に入ってから、30秒以内
に自車の本装置を操作して、監視依頼解除の信号を発す
るようにすればよい。このようにすれば、本来の所有者
が不審者と判断されることを回避できる。
【0039】このように本装置によれば、自車の監視を
自車搭載カメラ単独で行うのではなく、周辺に駐車して
いる他の車両に搭載された本装置のカメラ、及び固定場
所に設置してある本装置のカメラと連携して、相互に監
視しあうことが可能になるので、監視の死角を少なくで
きる効果がある。且つ、自車が二重、三重の多重監視を
受けることができるので、監視が強化され、車両の盗難
防止等に効果をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両監視装置の構成を表す機能ブロッ
ク図である。
【図2】本装置を使用した相互監視の様子を表す図であ
る。
【図3】本装置の処理フロー図である。
【符号の説明】
図面中、1は車両監視装置、2はカメラ、3は制御装
置、4はセンサ、5は位置検出手段、6は広域通信手
段、7は狭域通信手段を示す。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C084 AA04 AA07 AA08 AA12 AA13 AA19 BB33 CC02 CC08 CC19 DD12 DD79 EE06 FF02 FF04 FF27 GG03 GG07 GG09 GG13 GG19 GG39 GG45 GG52 GG56 GG57 GG66 GG68 GG78 5C087 BB12 BB20 BB46 BB74 BB75 BB76 CC46 DD05 DD13 EE07 FF01 FF04 FF13 FF17 FF23 GG02 GG08 GG12 GG21 GG23 GG30 GG32 GG37 GG39 GG40 GG46 GG70

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盗難防止用の車両監視装置であって、監
    視用のカメラと、自車の現在位置を検出する位置検出手
    段と、車両の異常を通報するための広域通信手段と、周
    辺に位置する同じ車両監視装置と通信するための狭域通
    信手段と、下記機能を有する制御装置とを具備すること
    を特徴とする車両監視装置。 (1)自車に取り付けた前記カメラが撮影した画像を解
    析して自車の異常を検知する機能。 (2)前記位置検出手段により検出した自車の現在位置
    情報と自車の通信アドレスを含む自車監視依頼の情報を
    前記狭域通信手段を通して発信する機能。 (3)周辺に位置する同じ車両監視装置からの前記自車
    監視依頼の情報を前記狭域通信手段で受信し、依頼を受
    けた車両を自車のカメラにて撮影して画像解析し、異常
    を検知した場合には、依頼を受けた車両に異常が発生し
    た旨を前記狭域通信手段を通して通報する機能。 (4)周辺に位置する同じ車両監視装置から、自車に異
    常が発生した旨の通報を前記狭域通信手段を通して受信
    する機能。 (5)自車の異常を知得した場合に、前記広域通信手段
    により車両所有者等に通報する機能。
  2. 【請求項2】 前記位置検出手段は、GPS受信機であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の車両監視装置。
  3. 【請求項3】 前記自車監視依頼の情報は、周期的に発
    信されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両
    監視装置。
  4. 【請求項4】 自車に取り付けた前記カメラが撮影した
    画像を解析して自車の異常を検知する前記機能は、前記
    自車監視依頼の情報を受信する都度実施することを特徴
    とする請求項1ないし3の何れかに記載の車両監視装
    置。
  5. 【請求項5】 振動センサを更に備えたことを特徴とす
    る請求項1ないし4の何れかに記載の車両監視装置。
  6. 【請求項6】 自車に取り付けた前記カメラが撮影した
    画像を解析して自車の異常を検知する前記機能は、前記
    振動センサが振動を検知した後から開始することを特徴
    とする請求項5に記載の車両監視装置。
  7. 【請求項7】 他の車両から監視依頼を受けて該他の車
    両を自車のカメラにて監視し、該他の車両の異常を検知
    して該他の車両に異常通報した場合において、該他の車
    両が前記異常通報を受信したことを確認できない場合に
    は、該他の車両の所有者等に、異常が発生した旨を前記
    広域通信手段を通して直接通報することを特徴とする請
    求項1ないし6の何れかに記載の車両監視装置。
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