JP2003311884A - 延伸多層フィルム - Google Patents

延伸多層フィルム

Info

Publication number
JP2003311884A
JP2003311884A JP2002119647A JP2002119647A JP2003311884A JP 2003311884 A JP2003311884 A JP 2003311884A JP 2002119647 A JP2002119647 A JP 2002119647A JP 2002119647 A JP2002119647 A JP 2002119647A JP 2003311884 A JP2003311884 A JP 2003311884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
ethylene
core layer
multilayer film
stretched multilayer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002119647A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Takanashi
剛 高梨
Hitoshi Sato
斉 佐藤
Yuji Karasawa
勇治 唐沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
JNC Petrochemical Corp
Original Assignee
Chisso Petrochemical Corp
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chisso Petrochemical Corp, Chisso Corp filed Critical Chisso Petrochemical Corp
Priority to JP2002119647A priority Critical patent/JP2003311884A/ja
Publication of JP2003311884A publication Critical patent/JP2003311884A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】優れた伸縮性及び非粘着性を有し、触感や自然
環境適合性にも優れた人に優しい伸縮性フィルムを安価
に提供する。 【解決手段】ポリオレフィンエラストマーを含有する弾
性樹脂組成物(X)からなるコア層と、該コア層の両面
に積層されたポリオレフィン樹脂(Y)からなる2層の
スキン層で構成され、コア層厚さ(Tc)と2層のスキ
ン層の合計厚さ(Ts)との比(Tc/Ts)が2以上
であるフィルム状前駆体(Z')を、伸張破断倍率の6
0〜90%の延伸倍率、且つ10〜60℃の範囲で少な
くとも1方向に延伸し張力緩和を施して得られるスキン
層がヒダ状の凹凸形状となった延伸多層フィルム(Z)
であって、延伸多層フィルム(Z)の300%永久伸び
(Ps300−Z)、フィルム状前駆体の300%永久
伸び(Ps300−Z')、及びコア層単独の300%
永久伸び(Ps300−X)が、特定の条件を満足する
ことを特徴とする延伸多層フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はおむつや生理用品等
の衛材分野、スポーツウェアーや下着等の衣料分野等に
おいて伸縮性を求められる部材に使用される延伸多層フ
ィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】伸縮性を有する素材として多種多様の熱
可塑性エラストマーが提案されている。また、これらの
素材を用いたフィルムやシート(以下、合せてフィルム
と言う)についても同様に多くの提案がされており実際
に商品となっているものもある。しかしながら、熱可塑
性エラストマーを単独でフィルム状に成形しようとする
と特有の粘着性やベタツキにより成形加工時のロールへ
の取られや巻物にしたフィルム同士が粘着して剥離困難
になることが多い。また、それらのフィルムを衛材や衣
料分野の直接皮膚に触れる伸縮部材に使用すると肌触り
が悪かったり、ベタツキ感や違和感を覚えるという問題
があった。
【0003】このような問題を解消するため、特公平6
−94188号公報には、エラストマー層とスキン層か
らなる積層体を延伸することによって得られる微細組織
表面を有する積層体が、摩擦係数が低く触感も良いこと
が開示されている。しかしながら、上述の公報では使用
するエラストマーとしてスチレン/イソプレン、ブタジ
エン、又はエチレン−ブタジエン−スチレン(SIS、
SBS又はSEBS)が特に有用とされており、これら
は何れもポリスチレンエラストマーである。スチレン成
分を含有する樹脂は、立証されていないものの内分泌撹
乱化学物質(環境ホルモン)による人体や自然界への影
響が危惧されている。また、上述の公報には他の有用な
エラストマー組成物としてポリウレタンエラストマー、
更にはエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロ
ピレン共重合体等を包含し得ると記載されている。しか
し、ポリウレタンエラストマーは優れた伸縮性を有する
組成物であるが一般的にかなり高価である。また、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン共重
合体は一般的に上述のポリスチレンエラストマーやポリ
ウレタンエラストマーに比べると伸縮性に乏しく衛材や
衣料用の伸縮部材への利用には難しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、優れた伸縮性及び非粘着性を有し、触感や
自然環境適合性にも優れた人に優しい伸縮性フィルムを
安価に提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の課
題を解決するため鋭意検討した。その結果、ポリオレフ
ィン熱可塑性エラストマーのコア層の両面にポリオレフ
ィン熱可塑性樹脂層を積層したフィルム状前駆体を所定
温度範囲で延伸し張力緩和させて得られるポリオレフィ
ン延伸多層フィルムは、フィルム状前駆体に比べ伸縮性
能が向上することを確認した。すなわち、延伸倍率をあ
る一定範囲内で制御することによって延伸多層フィルム
の伸縮性能がポリオレフィンエラストマー層単独の伸縮
性能に匹敵するまでに改良されることを見出した。ま
た、得られた延伸多層フィルムはスキン層に形成された
ヒダ状の凹凸形状がブロッキング防止に有効で、優れた
触感や風合いをも有することを見出しこれらの知見に基
づいて本発明を完成した。
【0006】本発明は以下からなる。 (1)ポリオレフィン熱可塑性エラストマーを含有する
弾性樹脂組成物(X)からなるコア層と、該コア層の両
面に積層されたポリオレフィン熱可塑性樹脂(Y)から
なる2層のスキン層とから構成され、コア層厚さ(T
c)と2層のスキン層の合計厚さ(Ts)との比(Tc
/Ts)が2以上であるフィルム状前駆体(Z')を、
伸張破断倍率の50〜90%の延伸倍率、且つ10〜6
0℃の延伸温度の範囲で少なくとも1方向に延伸し張力
緩和を施して得られるスキン層がヒダ状の凹凸形状とな
った延伸多層フィルム(Z)であって、延伸多層フィル
ム(Z)の300%永久伸び(Ps300−Z)、フィ
ルム状前駆体(Z')の300%永久伸び(Ps300
−Z')、及びコア層単独の300%永久伸び(Ps3
00−X)が、下記(I)〜(III)の条件を満足する
ことを特徴とする延伸多層フィルム。 (I)(Ps300−Z)≦40% (II)(Ps300−Z)/(Ps300−Z')≦
1.0 (III)(Ps300−Z)/(Ps300−X)≦
1.3
【0007】(2)コア層の弾性樹脂組成物(X)に用
いられるポリオレフィン熱可塑性エラストマーが、エチ
レン−α−オレフィン共重合体、オレフィン結晶−エチ
レンブチレン−オレフィン結晶ブロック共重合体の少な
くとも一種であることを特徴とする前記(1)項記載の
延伸多層フィルム。
【0008】(3)コア層の弾性樹脂組成物(X)に用
いられるポリオレフィン熱可塑性エラストマーであるエ
チレン−α−オレフィン共重合体が、メタロセン触媒を
用いて重合されたエチレン−1−ブテン共重合体である
ことを特徴とする前記(2)項記載の延伸多層フィル
ム。
【0009】(4)スキン層に用いられるポリオレフィ
ン熱可塑性樹脂(Y)が、エチレン、プロピレン及び1
−ブテンから選ばれる1種の単独重合体、エチレン、プ
ロピレン及び1−ブテンから選ばれる2種以上の共重合
体、エチレン、プロピレン及び1−ブテンから選ばれる
1種以上と他のα−オレフィンとの共重合体、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、及びエチレン−(メタ)アクリ
ル酸共重合体からなる群から選ばれる少なくとも1種で
あり、引張降伏点を有するポリオレフィン熱可塑性樹脂
であることを特徴とする前記(1)〜(3)項のいずれ
か1項記載の延伸多層フィルム。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の延伸多層フィルム(Z)
において、コア層に用いられる弾性樹脂組成物(X)は
ポリオレフィン熱可塑性エラストマーを少なくとも1種
類含有する。本発明においては、熱可塑性及びゴム弾性
を示し、且つフィルムに成形可能な任意のポリオレフィ
ン熱可塑性エラストマーが用いられる。中でも、伸縮性
能の面からエチレン−α−オレフィン共重合体エラスト
マー、オレフィン結晶−エチレンブチレン−オレフィン
結晶ブロック共重合体の少なくとも1種を選択するのが
好ましい。更に伸縮性能と経済性のバランスが取れたポ
リオレフィン熱可塑性エラストマーとしてメタロセン触
媒を用いて重合されたエチレン−ブテン−1共重合体を
選択するのが特に好ましい。これらのポリオレフィン熱
可塑性エラストマーは単独もしくは2種以上を併用して
使用できる。
【0011】本発明の延伸多層フィルム(Z)におい
て、コア層に用いる弾性樹脂組成物(X)には延伸多層
フィルム(Z)の強度向上や加工性改良等を目的として
本発明の延伸多層フィルム(Z)の永久伸びを大きく損
なわない範囲でその他の一般的なポリオレフィン熱可塑
性樹脂、例えばエチレン、プロピレン及び1−ブテンか
ら選ばれる1種の単独重合体、プロピレン及び1−ブテ
ンから選ばれる2種以上の共重合体、エチレン、プロピ
レン及び1−ブテンから選ばれる1種以上と他のα−オ
レフィンとの共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、及びエチレン−(メタ)アクリル酸共重合体等を添
加することができる。
【0012】本発明の延伸多層フィルム(Z)におい
て、コア層の両面に形成される2層のスキン層はポリオ
レフィン熱可塑性樹脂(Y)から構成される。ポリオレ
フィン熱可塑性樹脂(Y)としては、一般的なポリオレ
フィン熱可塑性樹脂を使用することができ、例えばエチ
レン、プロピレン及び1−ブテンから選ばれる1種の単
独重合体、プロピレン及び1−ブテンから選ばれる2種
以上の共重合体、エチレン、プロピレン及び1−ブテン
から選ばれる1種以上と他のα−オレフィンとの共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メ
タ)アクリル酸共重合体が例示できる。これらは単独使
用でも2種以上の併用でも構わないが延伸後のヒダ状の
凹凸形状が形成し易いことから伸張降伏点を有するポリ
オレフィン熱可塑性樹脂を選択するのが好ましい。上述
のポリオレフィン熱可塑性樹脂のうち特に延伸加工性、
経済性の観点から、エチレンの単独重合体や共重合体、
プロピレンの単独重合体や共重合体を使用するのが好ま
しい。
【0013】本発明のコア層及びスキン層に用いられる
各種ポリオレフィン熱可塑性エラストマーやポリオレフ
ィン熱可塑性樹脂には本発明の目的を損なわない範囲
で、通常熱可塑性樹脂に使用する公知の酸化防止剤、中
和剤、光安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、金属不活
性剤、可塑剤、充填剤、着色剤等の添加剤を配合するこ
とができる。
【0014】本発明の延伸多層フィルムは、上述のポリ
オレフィン熱可塑性エラストマーやポリオレフィン熱可
塑性樹脂からなるコア層とスキン層から構成されるた
め、自然環境適性に優れ、リサイクル性や廃棄焼却性の
点でも好ましい弾性フィルムとなる。
【0015】本発明の延伸多層フィルム(Z)はスキン
層がヒダ状の凹凸形状を有する。この凹凸形状は、フィ
ルムのブロッキング防止効果による加工性向上に寄与す
るばかりでなく、フィルムの触感、肌触りを良好にする
ため、延伸多層フィルム(Z)は衛材や衣料分野等の伸
縮部材に使用されて直接人体の皮膚に接触しても違和感
が無く好適に使用することが可能である。
【0016】フィルム状前駆体(Z')は、コア層厚さ
(Tc)と2層のスキン層(s1とs2)の合計厚さ
(Ts=Ts1+Ts2)との比(Tc/Ts)が2以上で
ある。フィルム状前駆体(Z')の厚さ構成比が2以上
であれば延伸後のスキン層にヒダ状の凹凸形状を鮮明に
形成させることができる。
【0017】本発明の延伸多層フィルム(Z)は、ポリ
オレフィン熱可塑性エラストマーを少なくとも1種類含
有する弾性樹脂組成物(X)からなるコア層とポリオレ
フィン熱可塑性樹脂(Y)よりなる2層のスキン層から
構成されるフィルム状前駆体(Z')に少なくとも1方
向の延伸と張力緩和とを施して得られる。この時の延伸
倍率はフィルム状前駆体(Z')の伸張破断倍率に対し
50〜90%の範囲である。延伸が2方向、すなわちニ
軸延伸の場合、延伸倍率は各々の方向における伸張破断
倍率に対し50〜90%の範囲である。延伸倍率がこの
範囲内であれば、スキン層にヒダ状の凹凸形状を安定し
て形成させることができ、更に延伸により延伸多層フィ
ルム(Z)のゴム弾性が向上し十分な伸縮性が得られ
る。尚、フィルム状前駆体(Z')の伸張破断倍率とは
JIS K 7127「プラスチックフィルム及びシー
トの引張試験方法」の引張破壊伸びの測定方法にて求め
られ、フィルム状前駆体(Z')を破壊するまで伸ばし
た時の標線間距離を試験片の元の標線間距離で除した値
である。
【0018】フィルム状前駆体(Z')の延伸温度は、
10℃〜60℃、好ましくは20〜50℃である。延伸
温度がこの範囲内であればフィルム前駆体(Z')の破
断を起こすこと無く安定した延伸加工を行うことがで
き、且つ、スキン層のヒダ状凹凸形状を鮮明に発現させ
ることができる。
【0019】本発明の延伸多層フィルム(Z)には、フ
ィルム状前駆体(Z')を上述の条件で延伸した後に、
延伸温度とほぼ同じ温度で張力緩和する事により、スキ
ン層にヒダ状の凹凸形状が形成される。この時、張力緩
和は延伸方向に対して行われ、延伸加工装置にフィード
する前のフィルム状前駆体(Z')にかかっていた張力
と同等のレベルまで緩和される。また、張力緩和はフィ
ルムのシワ発生を防止するため多段的に行うのが好まし
い。
【0020】フィルム状前駆体(Z')を延伸加工する
方法としては公知公用の方法を用いることが可能であ
る。具体的にはシートを一対の延伸ロールでMD(Ma
chine Direction)方向に引き延ばす方
法やテンタークリップでTD(Transverse
Direction)方向に引き延ばす方法、更にこれ
らを組み合わせた逐次二軸延伸や同時二軸延伸でも何ら
問題は無い。
【0021】また、フィルム状前駆体(Z')は公知公
用の多層フィルム製造方法によって得られる。具体的に
は、多層Tダイ押出成形法や多層インフレ押出成形法等
の共押出多層フィルム成形法、更にはスキン層となる熱
可塑性樹脂単層フィルムとコア層となる熱可塑性エラス
トマー単層フィルムを熱もしくは接着剤によってラミネ
ートする方法等を例示できる。生産性の観点から共押出
多層フィルム成形法で製造するのが好ましく、これらの
多層フィルム製造装置の後に前記のフィルム延伸加工装
置、張力緩和ロール、更にはトリミングカッター、定尺
カッター、ガイドロール、ピンチロール、シワ取りロー
ル、巻き取り装置等を付帯させた延伸多層フィルム製造
装置とするのが本発明の延伸多層フィルム(Z)を安価
に製造する上で特に好ましい。
【0022】本発明の延伸多層フィルム(Z)には、印
刷性、接着剤やコート剤の塗装性、金属蒸着性改良等を
目的としてコロナ処理、火炎処理、プラズマ処理等の表
面処理を施すことができる。更に、合成繊維もしくは天
然繊維で製造された織布、不織布、紙等や高分子材料で
製造されたフィルム等と貼り合わせた複合フィルムとす
ることも可能である。
【0023】本発明の延伸多層フィルム(Z)は300
%永久伸び(Ps300−Z)の値が40%以下の特性
を有する。更に、フィルム状前駆体の300%永久伸び
(Ps300−Z')、弾性樹脂組成物(X)よりなる
コア層単独の300%永久伸び(Ps300−X)との
関係が(Ps300−Z)/(Ps300−Z')≦
1.0、(Ps300−Z)/(Ps300−X)≦
1.3を満たすものである。これは本発明の延伸多層フ
ィルム(Z)が延伸によって熱可塑性エラストマー単独
のフィルムに匹敵する優れた伸縮性を有するフィルムに
改質されたことを示すものである。即ち、本発明の延伸
多層フィルム(Z)は衛材、衣料等の各種分野において
伸縮部材として好適に使用することができることを示し
ている。
【0024】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。
【0025】本発明の実施例及び比較例における各試験
は、下記試験法によって測定を行った。 300%永久伸び(単位:%) (株)東洋精機製作所製ストログラフ(商品名)を用い
て、JIS K 6301に記載の試験法に準拠して各
フィルムの300%伸張時の永久伸びを測定した。ま
た、得られた試験値より(Ps300−Z)/(Ps3
00−Z')及び(Ps300−Z)/(Ps300−
X)を求めた。
【0026】伸張破断倍率 (株)東洋精機製作所製ストログラフ(商品名)を用い
て、JIS K 7127記載の引張破壊伸びの試験方
法に準拠して各フィルム状前駆体(Z')の引張破壊時
の試験片標線間距離を求めた。この時の標線間距離を試
験前の元の標線間距離で除した値を伸張破断倍率とし
た。
【0027】触感評価 得られた延伸多層フィルムに触れた時の感触を下記の基
準で評価した。 ○:肌へのなじみが良好でベタツキ感もない。 ×:肌へのなじみが悪いもしくはベタツキ感も感じられ
る。
【0028】実施例1 フィードブロック方式のTダイと3台の押出機からなる
共押出Tダイ装置及びエアナイフ方式のフィルム引取装
置、1対の温調可能なロールからなる延伸装置、複数の
張力緩和ロール、及び巻き取り装置を順次経過する一連
の工程によって延伸多層フィルム(Z)のサンプルを以
下の要領で作成し評価を行った。まず、共押出Tダイ装
置のコア層に対応した押出機にて弾性樹脂組成物(X)
としてポリオレフィン熱可塑性エラストマーである三井
化学(株)製タフマー(商品名)TX611[メタロセ
ン触媒を用いて重合されたエチレン−1−ブテン共重合
体]を、またスキン層に対応した残り2台の押出機にて
ポリオレフィン熱可塑性樹脂(Y)としてチッソ(株)
製チッソポリプロ(商品名)F8577[ポリプロピレ
ン樹脂]を溶融混練し、フィードブロック方式の共押出
Tダイより積層させた状態で押し出し、エアナイフ方式
のフィルム引き取り装置で2m/分の速度で冷却、賦形
を行い厚さ100μmのフィルム状前駆体(Z')を得
た。フィルム状前駆体(Z')をサンプリングした後、
延伸装置へフィードしロール温度30℃、延伸倍率4倍
(延伸ロール速度8m/分)の条件で該前駆体をMD方
向へ延伸した。次いで、この延伸フィルムを複数の張力
緩和ロール間で徐々に張力緩和させ、巻き取り装置にて
フィルムを巻き取り、延伸多層フィルム(Z)を得た。
この後、コア層単独の永久伸びを測定するためのサンプ
ルを以下の要領で製造した。まず上述の延伸多層フィル
ム(Z)を製造する工程にて延伸ロールの速度を2m/
分に落とし、次いで2層のスキン層に対応した押出機を
止め、コア層に対応した押出機の吐出量を調整して厚さ
100μmの弾性樹脂組成物(X)のみからなる未延伸
単層フィルムを得た。上述の延伸多層フィルム(Z)、
フィルム状前駆体(Z')、未延伸単層フィルム(コア
層単独)の300%永久伸びの関係は表1記載の通りで
あった。得られた延伸多層フィルム(Z)は所望の伸縮
性能を有し、ベタツキ感が無く触感も良好であり、各種
伸縮部材として好適に使用できるものだった。
【0029】実施例2〜4 3台の押出機の吐出量を調整してコア層と2層のスキン
層の厚さ構成を表1記載のように変更した以外は実施例
1と同様にしてフィルム状前駆体(Z')及び延伸多層
フィルム(Z)を得た。上述の延伸多層フィルム
(Z)、フィルム状前駆体(Z')、未延伸単層フィル
ム(コア層単独)の300%永久伸びの関係は表1記載
の通りであった。得られた延伸多層フィルム(Z)は所
望の伸縮性能を有し、ベタツキ感が無く触感も良好であ
り、各種伸縮部材として好適に使用できるものだった。
【0030】実施例5 フィルム状前駆体(Z')を延伸する際の延伸倍率を5
倍に変更した以外は実施例1と同様にして延伸多層フィ
ルム(Z)を得た。上述の延伸多層フィルム(Z)、フ
ィルム状前駆体(Z')、未延伸単層フィルム(コア層
単独)の300%永久伸びの関係は表2記載の通りであ
った。得られた延伸多層フィルム(Z)は所望の伸縮性
能を有し、ベタツキ感が無く触感も良好であり、各種伸
縮部材として好適に使用できるものだった。
【0031】実施例6 フィルム状前駆体(Z')を延伸する際の延伸温度を5
0℃に変更した以外は実施例1と同様にして本発明の延
伸多層フィルム(Z)を得た。上述の延伸多層フィルム
(Z)、フィルム状前駆体(Z')、及び未延伸単層フ
ィルム(コア層単独)の300%永久伸びの関係は表2
記載の通りであった。得られた延伸多層フィルム(Z)
は所望の伸縮性能を有し、ベタツキ感が無く触感も良好
であり、各種伸縮部材として好適に使用できるものだっ
た。
【0032】実施例7 コア層に用いた熱可塑性エラストマーをJSR(株)製
EBM3021P(商品名)[バナジウム触媒を用いて
重合されたエチレン−1−ブテン共重合体]に変更した
以外は実施例1と同様にしてフィルム状前駆体(Z')
及び延伸多層フィルム(Z)を得た。また、コア層単独
の永久伸びを測定するためのサンプルを実施例1と同一
の方法で製造した。上述の延伸多層フィルム(Z)、フ
ィルム状前駆体(Z')、及び未延伸単層フィルム(コ
ア層単独)の300%永久伸びの関係は表2記載の通り
であった。得られた延伸多層フィルム(Z)は所望の伸
縮性能を有し、ベタツキ感が無く触感も良好であり、各
種伸縮部材として好適に使用できるものだった。
【0033】実施例8 コア層に用いた熱可塑性エラストマーをJSR(株)製
ダイナロン(商品名)6200P[オレフィン結晶−エ
チレンブチレン−オレフィン結晶ブロック共重合体]に
変更した以外は実施例1と同様にしてフィルム状前駆体
(Z')及び延伸多層フィルム(Z)を得た。また、コ
ア層単独の永久伸びを測定するためのサンプルを実施例
1と同一の方法で製造した。上述の延伸多層フィルム
(Z)、フィルム状前駆体(Z')、及び未延伸単層フ
ィルム(コア層単独)の300%永久伸びの関係は表2
記載の通りであった。得られた延伸多層フィルム(Z)
は所望の伸縮性能を有し、ベタツキ感が無く触感も良好
であり、各種伸縮部材として好適に使用できるものだっ
た。
【0034】実施例9 コア層に用いた弾性樹脂組成物(X)の配合を三井化学
(株)製タフマー(商品名)TX611[メタロセン触
媒を用いて重合されたエチレン−1−ブテン共重合体]
を90wt%に対しチッソ(株)製チッソポリプロ(商
品名)F8577[ポリプロピレン樹脂]を10wt%
添加した組成物に変更した以外は実施例1と同様にして
フィルム状前駆体(Z')及び延伸多層フィルム(Z)
を得た。また、コア層単独の永久伸びを測定するための
サンプルを実施例1と同一の方法で製造した。上述の延
伸多層フィルム(Z)、フィルム状前駆体(Z')、及
び未延伸単層フィルム(コア層単独)の300%永久伸
びの関係は表3記載の通りであった。得られた延伸多層
フィルム(Z)は所望の伸縮性能を有し、ベタツキ感が
無く触感も良好であり、各種伸縮部材として好適に使用
できるものだった。
【0035】実施例10 スキン層に用いた熱可塑性樹脂(Y)を東ソー(株)製
ペトロセン(商品名)190[低密度ポリエチレン樹
脂]に変更した以外は実施例1と同様にしてフィルム状
前駆体(Z')及び延伸多層フィルム(Z)を得た。上
述の延伸多層フィルム(Z)、フィルム状前駆体
(Z')、及び未延伸単層フィルム(コア層単独)の3
00%永久伸びの関係は表3記載の通りであった。得ら
れた延伸多層フィルム(Z)は所望の伸縮性能を有し、
ベタツキ感が無く触感も良好であり、各種伸縮部材とし
て好適に使用できるものだった。
【0036】比較例1 実施例1に記載のフィルム状前駆体(Z')を製造して
いる状態から2層のスキン層に対応した2台の押出機を
停止し、コア層に対応した押出機の吐出量を調整して厚
さ100μmの弾性樹脂組成物(X)のみからなる単層
のフィルム状前駆体(Z')を得た。次いでこの単層の
フィルム状前駆体(Z')を実施例1と同条件で延伸装
置、複数の張力緩和ロール、巻き取り装置を順次経過さ
せて単層の延伸フィルムを得た。得られた延伸単層フィ
ルムは表4記載の通り伸縮性は良好だったが、フィルム
のベタツキが激しく触感が悪かった。
【0037】比較例2 弾性樹脂組成物(X)としてJSR(株)製EP961
NS(商品名)[エチレン−プロピレン共重合体]を使
用した以外は実施例1と同様にしてフィルム状前駆体
(Z')及び延伸多層フィルム(Z)を得た。また、コ
ア層単独の永久伸びを測定するためのサンプルを実施例
1と同一の方法で製造した。上述の延伸多層フィルム
(Z)は300%永久伸びの試験が破断によりできず伸
縮性能に乏しいものだった。更にスキン層のヒダ状の凹
凸形成が不十分で触感もいまひとつであった。
【0038】比較例3 弾性樹脂組成物(X)として東ソー(株)製ウルトラセ
ン(商品名)751[エチレン−酢酸ビニル共重合体]
を使用した以外は実施例1と同様にしてフィルム状前駆
体(Z')及び延伸多層フィルム(Z)を得た。また、
コア層単独の永久伸びを測定するためのサンプルを実施
例1と同一の方法で製造した。上述の延伸多層フィルム
(Z)は300%永久伸びの試験が破断によりできず伸
縮性能に乏しいものだった。更にスキン層のヒダ状の凹
凸形成が不十分で触感もいまひとつであった。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】
【表4】
【0043】
【発明の効果】本発明の延伸多層フィルムは、優れた伸
縮性及び非粘着性を有し、触感や自然環境適合性にも優
れた人に優しい伸縮性フィルムであり、且つ比較的安価
であるため、衛材や衣料分野等に用いられる伸縮部材と
して好適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 7:00 B29L 7:00 9:00 9:00 (72)発明者 唐沢 勇治 千葉県市原市五井海岸5番地の1 チッソ 石油化学株式会社加工品開発研究所内 Fターム(参考) 4F100 AK03A AK03B AK03C AK03J AK04B AK04C AK07B AK07C AK08A AK08J AK09B AK09C AK62A AK62B AK62C AK65A AK66B AK66C AL01B AL01C AL02A AL09A BA03 BA06 BA10B BA10C BA25 EJ37 GB72 JB16A JB16B JB16C JK08 JL08A JL13 YY00 4F210 AA11 AA45D AE10 AF01 AG03 AH66 AR04 AR06 AR12 QA03 QC02 QD13 QD34 QG01 QG15 QG18 QM03 QM15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオレフィン熱可塑性エラストマーを含
    有する弾性樹脂組成物(X)からなるコア層と、該コア
    層の両面に積層されたポリオレフィン熱可塑性樹脂
    (Y)からなる2層のスキン層とから構成され、コア層
    厚さ(Tc)と2層のスキン層の合計厚さ(Ts)との
    比(Tc/Ts)が2以上であるフィルム状前駆体
    (Z')を、伸張破断倍率の50〜90%の延伸倍率、
    且つ10〜60℃の延伸温度の範囲で少なくとも1方向
    に延伸し張力緩和を施して得られるスキン層がヒダ状の
    凹凸形状となった延伸多層フィルム(Z)であって、延
    伸多層フィルム(Z)の300%永久伸び(Ps300
    −Z)、フィルム状前駆体(Z')の300%永久伸び
    (Ps300−Z')、及びコア層単独の300%永久
    伸び(Ps300−X)が、下記(I)〜(III)の条
    件を満足することを特徴とする延伸多層フィルム。 (I)(Ps300−Z)≦40% (II)(Ps300−Z)/(Ps300−Z')≦
    1.0 (III)(Ps300−Z)/(Ps300−X)≦
    1.3
  2. 【請求項2】コア層の弾性樹脂組成物(X)に用いられ
    るポリオレフィン熱可塑性エラストマーが、エチレン−
    α−オレフィン共重合体、オレフィン結晶−エチレンブ
    チレン−オレフィン結晶ブロック共重合体の少なくとも
    一種であることを特徴とする請求項第1項記載の延伸多
    層フィルム。
  3. 【請求項3】コア層の弾性樹脂組成物(X)に用いられ
    るポリオレフィン熱可塑性エラストマーであるエチレン
    −α−オレフィン共重合体が、メタロセン触媒を用いて
    重合されたエチレン−1−ブテン共重合体であることを
    特徴とする請求項2記載の延伸多層フィルム。
  4. 【請求項4】スキン層に用いられるポリオレフィン熱可
    塑性樹脂(Y)が、エチレン、プロピレン及び1−ブテ
    ンから選ばれる1種の単独重合体、エチレン、プロピレ
    ン及び1−ブテンから選ばれる2種以上の共重合体、エ
    チレン、プロピレン及び1−ブテンから選ばれる1種以
    上と他のα−オレフィンとの共重合体、エチレン−酢酸
    ビニル共重合体、及びエチレン−(メタ)アクリル酸共
    重合体からなる群から選ばれる少なくとも1種であり、
    引張降伏点を有するポリオレフィン熱可塑性樹脂である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の延
    伸多層フィルム。
JP2002119647A 2002-04-22 2002-04-22 延伸多層フィルム Pending JP2003311884A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002119647A JP2003311884A (ja) 2002-04-22 2002-04-22 延伸多層フィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002119647A JP2003311884A (ja) 2002-04-22 2002-04-22 延伸多層フィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003311884A true JP2003311884A (ja) 2003-11-06

Family

ID=29536148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002119647A Pending JP2003311884A (ja) 2002-04-22 2002-04-22 延伸多層フィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003311884A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007276483A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Tredegar Film Products Corp 複数の引き伸ばし工程によって調製された弾性フィルム積層体
WO2016013577A1 (ja) * 2014-07-22 2016-01-28 シーアイ化成株式会社 伸縮フィルム
WO2016093302A1 (ja) * 2014-12-12 2016-06-16 日東電工株式会社 伸縮性積層体およびそれを含む物品
WO2016093301A1 (ja) * 2014-12-12 2016-06-16 日東電工株式会社 伸縮性積層体およびそれを含む物品
WO2016093303A1 (ja) * 2014-12-12 2016-06-16 日東電工株式会社 伸縮性積層体、それを含む物品、伸縮性積層体伸長物、および、それを含む物品
CN108138015A (zh) * 2015-10-22 2018-06-08 日东电工株式会社 超小型固定用带和包括其的物品
CN108883612A (zh) * 2016-03-15 2018-11-23 日东电工株式会社 伸缩性层叠体以及包括其的制品

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4668944B2 (ja) * 2006-04-10 2011-04-13 トレデガー フィルム プロダクツ コーポレイション 複数の引き伸ばし工程によって調製された弾性フィルム積層体
US11958279B2 (en) 2006-04-10 2024-04-16 Fitesa Film Products Llc Methods for manufacturing elastic film laminates
JP2007276483A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Tredegar Film Products Corp 複数の引き伸ばし工程によって調製された弾性フィルム積層体
JPWO2016013577A1 (ja) * 2014-07-22 2017-04-27 シーアイ化成株式会社 伸縮フィルム
WO2016013577A1 (ja) * 2014-07-22 2016-01-28 シーアイ化成株式会社 伸縮フィルム
US10919277B2 (en) 2014-07-22 2021-02-16 C.I. Takiron Corporation Stretchable film
CN106536191B (zh) * 2014-07-22 2019-06-28 日本他喜龙希爱株式会社 伸缩薄膜
EP3173228A4 (en) * 2014-07-22 2017-12-20 C. I. Kasei Company, Limited Stretchable film
CN106536191A (zh) * 2014-07-22 2017-03-22 希爱化成株式会社 伸缩薄膜
JP2016112878A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 日東電工株式会社 伸縮性積層体、それを含む物品、伸縮性積層体伸長物、および、それを含む物品
WO2016093303A1 (ja) * 2014-12-12 2016-06-16 日東電工株式会社 伸縮性積層体、それを含む物品、伸縮性積層体伸長物、および、それを含む物品
CN107000392A (zh) * 2014-12-12 2017-08-01 日东电工株式会社 伸缩性层叠体以及包含其的制品
CN107000393A (zh) * 2014-12-12 2017-08-01 日东电工株式会社 伸缩性层叠体以及包含其的制品
JPWO2016093301A1 (ja) * 2014-12-12 2017-09-21 日東電工株式会社 伸縮性積層体およびそれを含む物品
US20170320300A1 (en) * 2014-12-12 2017-11-09 Nitto Denko Corporation Elastic laminate and article containing same
JP2016112877A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 日東電工株式会社 伸縮性積層体およびそれを含む物品
WO2016093302A1 (ja) * 2014-12-12 2016-06-16 日東電工株式会社 伸縮性積層体およびそれを含む物品
EP3231605B1 (en) 2014-12-12 2021-05-12 Nitto Denko Corporation Elastic laminate and article containing same
CN107000391A (zh) * 2014-12-12 2017-08-01 日东电工株式会社 伸缩性层叠体、包含其的制品、伸缩性层叠体伸长物及包含该伸缩性层叠体伸长物的制品
CN107000393B (zh) * 2014-12-12 2020-04-10 日东电工株式会社 伸缩性层叠体以及包含其的制品
CN107000391B (zh) * 2014-12-12 2020-04-14 日东电工株式会社 伸缩性层叠体、包含其的制品、伸缩性层叠体伸长物及包含该伸缩性层叠体伸长物的制品
WO2016093301A1 (ja) * 2014-12-12 2016-06-16 日東電工株式会社 伸縮性積層体およびそれを含む物品
US11141326B2 (en) 2015-10-22 2021-10-12 Nitto Denko Corporation Ultrasmall securing tape and article including same
CN108138015A (zh) * 2015-10-22 2018-06-08 日东电工株式会社 超小型固定用带和包括其的物品
CN108883612A (zh) * 2016-03-15 2018-11-23 日东电工株式会社 伸缩性层叠体以及包括其的制品
CN108883612B (zh) * 2016-03-15 2021-06-15 日东电工株式会社 伸缩性层叠体以及包括其的制品
US11369528B2 (en) 2016-03-15 2022-06-28 Nitto Denko Corporation Stretchable laminate and article comprising same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5885908A (en) Anisotropic elastic films
TWI411528B (zh) 具有脆而不結塊之表層的彈性膜
AU750134B2 (en) Anisotropic film
US20040067382A1 (en) Sealable film for tear-open packaging
JP2017529265A5 (ja)
US20030124309A1 (en) Elastic film laminate
JP2003311884A (ja) 延伸多層フィルム
JPH11320780A (ja) 多層フィルム及びそれを用いた粘着テープ
JP6508383B2 (ja) 自己粘着性表面保護フィルム
AU730493B2 (en) Anisotropic elastic films and webs
JPH11151782A (ja) 伸縮性複合フィルム、弾性ひも及び弾性糸
EP3126140A1 (en) Microtextured multilayered elastic laminates with enhanced strength and elasticity and methods of making thereof
KR102279434B1 (ko) 자기 점착성 표면 보호 필름
KR102034326B1 (ko) 개선된 기계적 특성 및 밀봉 특성을 갖는 폴리프로필렌-기재 필름 및 그의 제조 방법
JP2001323229A (ja) 粘着テープ用基材フィルムおよびそれを用いた粘着テープ
JP2000034450A (ja) 粘着テープ
EP3956135A1 (en) Elastic laminate
JP2013095074A (ja) ストレッチ包装用フィルム
JP2000001654A (ja) 手切れ性に優れた粘着テープ
CN113727852A (zh) 多层共挤出膜和包括该多层共挤出膜的制品
JP6923366B2 (ja) 低弾性フィルム
JPH09173433A (ja) 救急絆創膏用フィルム
JP3437009B2 (ja) 救急絆創膏用フィルム
JP2001061953A (ja) 貼付材用フィルム
JP5749140B2 (ja) ストレッチ包装用フィルム