JP2003308954A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

Info

Publication number
JP2003308954A
JP2003308954A JP2002113012A JP2002113012A JP2003308954A JP 2003308954 A JP2003308954 A JP 2003308954A JP 2002113012 A JP2002113012 A JP 2002113012A JP 2002113012 A JP2002113012 A JP 2002113012A JP 2003308954 A JP2003308954 A JP 2003308954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating coil
coil
air
heating
circuit unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002113012A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3966052B2 (ja
Inventor
Kazuichi Okada
和一 岡田
Ryuji Nagata
隆二 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002113012A priority Critical patent/JP3966052B2/ja
Publication of JP2003308954A publication Critical patent/JP2003308954A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3966052B2 publication Critical patent/JP3966052B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大出力のため自己発熱が大きい、ファンユニ
ットから遠い加熱コイルに、ファンユニットの吹出し風
を直接かつ確実に分配送風し、ファンユニットから遠い
側の加熱コイルを容易に冷却する。 【解決手段】 ファンユニット32から遠い側の加熱コ
イル25側に通じるコイル送風路37を備え、ファンユ
ニット32吹出し口の送風を駆動回路ユニット29、3
0側とコイル送風路37入り口側に分割する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱調理器の
構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6、図7に従来の誘導加熱調理器を示
す。
【0003】本体1には2個の加熱コイル2、3と、ラ
ジェントヒータ4と、ロースター5と、ロースター5と
反対側に多層に配した加熱コイル2、3を駆動する駆動
回路ユニット6、7と、その奥方の冷却ファンユニット
8と、吸気口9と、排気口10とを備えるものであっ
た。冷却ファンユニット8は両端面に吸い込み口を設け
た円筒状の多翼のファン11と、モータ12と、ファン
11およびモータ12周囲のケーシング13から成って
いる。
【0004】モータ12は、駆動回路ユニット6、7に
効果的に送風するためファン11を駆動回路ユニット
6、7のほぼ中間の位置に配するためファン11の上側
に配している。
【0005】加熱コイル2、3の定格消費電力は同じ
で、部品ユニットが共用化されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上従来のものにおい
て、2つの駆動回路ユニット6、7を上下2段に配する
のは、スイッチング素子など発熱部品を効果的に冷却す
るためファンユニット8の吹き出し高さを占めるように
配列し、ファン送風の多くが駆動回路ユニット6、7に
送風するためである。このため、特にファンユニット8
から遠い側の加熱コイル3には強く送風することが難し
かった。このため、例えばファンユニット8から遠い側
の加熱コイル3の出力をファンユニット8に近い側より
も大きくすることは、自己発熱が大きくなり加熱コイル
3の温度上昇を抑えることが難しかった。
【0007】また、ファンユニット8から遠い側にはロ
ースター5があり、その上に加熱コイル3が配されてお
り、加熱コイル3がロースター5の輻射熱を受け温度が
高くなりやすかった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、ファ
ンユニットから遠い側の加熱コイルにファンユニットの
吹出し風を直接かつ確実に分配送風し、ファンユニット
から遠い側に配した、自己発熱が大きくなる大出力の加
熱コイルの温度上昇を抑えるものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の誘導加熱調理器は、ファンユニット吹出し口
の送風を加熱コイルの駆動回路ユニット側とコイル送風
路入り口側に分割し、ファンユニットから遠い側の加熱
コイルを他方の加熱コイルより大出力として成すもの
で、ファンユニットの吹出し風をファンユニットから遠
い側の加熱コイルに直接かつ確実に分配送風するもので
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、本体内
に複数の加熱コイルと、複数の加熱コイルの駆動回路ユ
ニットと、ファンユニットから遠い側の加熱コイル側に
通じるコイル送風路とを備え、ファンユニット吹出し口
の送風を駆動回路ユニット側とコイル送風路入り口側に
分割し送風するものである。
【0011】これにより、大出力のため自己発熱が大き
い、ファンユニットから遠い加熱コイルに対し、ファン
ユニットの吹出し風が直接かつ確実に分配送風され、フ
ァンユニットから遠い側の加熱コイルを容易に冷却でき
る。
【0012】請求項2に記載の発明は請求項1におい
て、駆動回路ユニットをファンユニット吹出し口の下端
付近に配し、駆動回路ユニットの動作を制御する制御回
路ユニットを駆動回路ユニットの下方に配し、駆動回路
ユニット上方に配した回路ユニットカバーの排出口か
ら、回路ユニットカバーの上方に配した加熱コイル裏面
に送風するものである。
【0013】これにより、大電流が流れるため自己発熱
が大きい部品を搭載した駆動回路ユニットと、ファンユ
ニットから遠く大出力のため自己発熱が大きい加熱コイ
ルを主に送風でき、自己発熱が大きい部品ユニットを良
好に冷却しながら、駆動回路ユニット上方の加熱コイル
についても、回路ユニットカバーの排出口からの送風で
冷却風を確保できる。従って、主に冷却を要する複数の
加熱コイルと駆動回路ユニットを主とした送風路を形成
し、効果的な冷却を実現できる。
【0014】請求項3に記載の発明は請求項1および請
求項2において、コイル送風路出口の天面高さを加熱コ
イル支持台外周裏面よりも低くし、コイル送風路の吹出
し風を加熱コイル支持台の裏面側に送風するものであ
る。
【0015】これにより、コイル送風路出口先方の加熱
コイルユニットは裏面に主に送風され裏面から主に冷却
されるので、加熱コイル上面側に配された温度センサー
には冷却風が当たりにくく、温度センサーが強く冷却さ
れないので検知感度は低下しない。
【0016】請求項4に記載の発明は請求項3におい
て、加熱コイル支持台外周部を下向きに膨らんだ凹形状
とし、凹部に加熱コイルの漏れ磁界吸収部材あるいは通
電を表示する発光部材を収納するものである。
【0017】これにより、加熱コイル支持台裏面外周の
凹部により狭められた隙間を通過し加熱コイル裏面に達
する送風力が得られ、加熱コイル上面側の温度センサー
が強く冷却されることを避けながら、凹部の影響を無く
す程度まで加熱コイル裏面からの冷却能力を確保でき
る。
【0018】請求項5に記載の発明は請求項3および請
求項4において、加熱コイル支持台下方の空間で外周部
の下向きに膨らんだ凹部の内側に、コイル送風路の吹出
し風に対向する壁面を設けたものである。
【0019】これにより、加熱コイル上面側の温度セン
サーが冷却されることを小さくしつつ、凹部内周側の加
熱コイル裏面に当たる冷却風を強くし、加熱コイルの冷
却性能を向上できる。
【0020】請求項6に記載の発明は請求項4および請
求項5において、凹部に収納した加熱コイルの漏れ磁界
吸収部材の一部を凹部から露出したものである。
【0021】これにより、発光部材を遮光しつつ、発熱
する漏れ磁界吸収部材の放熱を向上し、漏れ磁界吸収部
材と発光部材の温度低減を同時に図る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1〜3を
参照しながら説明する。
【0023】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
における誘導加熱調理器を示すものである。図1のA−
A断面を図2に、B−B断面を図3に示す。図1、図
2、図3において、本体21は外郭22と天板ユニット
23とが一体になり、外郭22の内部に第1の加熱コイ
ル24と、第2の加熱コイル25と、ラジェントヒータ
26と、庫内に電熱ヒータ27を備えたロースター28
とを備えている。ロースター28と反対側空間には、加
熱コイル24、25の駆動回路ユニット29、30を、
その下方には、駆動回路ユニット29、30の動作を制
御する制御回路ユニット31を備えている。
【0024】これら駆動回路ユニット29、30および
制御回路ユニット31の奥方にはファンユニット32
を、天板ユニット23後方には吸気口33と、排気口3
4とを備えている。ファンユニット32と吸気口33と
は通気路35でつながっている。
【0025】また、駆動回路ユニット29、30の上方
にはファンユニット32の送風を駆動回路ユニット2
9、30側に案内する回路ユニットカバー36を備え、
回路ユニットカバー36には、ファンユニット32から
遠い側である第2の加熱コイル25側に通じるダクト状
のコイル送風路37を一体に備えており、ファンユニッ
ト32の送風は吹出し口直後で直接、回路ユニットカバ
ー36の下方空間でコイル送風路37の入り口側と、残
りの部分は駆動回路ユニット29、30側とに分割して
送風される。そして、ファンユニット32から遠い側の
第2の加熱コイル25はファンユニット32に近い側の
第1の加熱コイルより大出力としている。
【0026】また、2個の駆動回路ユニット29、30
位置は、ファンユニット32の吹出し口下端付近に配し
ている。
【0027】また、第1の加熱コイル24および第2の
加熱コイル25は、第1の加熱コイル支持台40および
第2の加熱コイル支持台41に固定され、コイル送風路
37は天面を補強板38で構成し、コイル送風路37出
口の天面39の高さをファンユニット32から遠い側で
ある第2の加熱コイル支持台41の外周裏面42よりも
低くし、コイル送風路37の吹出し風を加熱コイル支持
台41の裏面側に送風している。
【0028】第2の加熱コイル支持台41は外周部に下
向きに膨らんだ凹部43を備え、凹部43の内側に、第
2の加熱コイル25の漏れ磁界吸収部材44とその外方
に通電を表示する発光部材45を収納している。なお、
第1の加熱コイル支持台40についても同様の構成であ
る。
【0029】ファンユニット32の中には、上下両方向
から吸い込み中間に仕切り板46を供えた遠心型のファ
ン47を備え、コイル送風路37の入り口下面48の高
さ位置は仕切り板46付近になっている。
【0030】回路ユニットカバー36には、第1の加熱
コイル24の裏面位置に排出口49を設け、駆動回路ユ
ニット29、30を冷却しながら通過した風は排出口4
9を通り、第1の加熱コイル24を裏面から冷却する。
【0031】以上の構成において、回路ユニットカバー
36と一体に構成されたコイル送風路37の入り口に
は、ファン47の上側吸込みから吐出される送風の大部
分が直接送り込まれ、ファンユニット32から遠い側で
ある第2の加熱コイル25には、ファンユニット32か
ら吹出された直後の温度上昇が小さい冷却風を十分に送
ることができる。
【0032】以上から、第2の加熱コイル25は、ファ
ンユニット32側の第1の加熱コイル24よりも大出力
としているため、自己発熱が大きくなるが、温度上昇が
殆どないファンユニット32の吹出し風を直接かつ確実
に送風でき、ファンユニット32から遠い側である第2
の加熱コイル25の冷却を容易にし、反対側でファンユ
ニット32に近い側の第1の加熱コイル24と同等に温
度上昇を抑えることができる。
【0033】また、第2の加熱コイル25はロースター
28の上であっても、強い冷却風を確保できるので、ロ
ースター28の輻射熱による温度上昇を低減し、大出力
とした第2の加熱コイル25を容易に冷却できる。
【0034】次に、本実施例の第2の作用を述べる。
【0035】駆動回路ユニット29、30の高さ位置を
ファンユニット32吹出し口の下端付近に配し、駆動回
路ユニット29、30の動作を制御する制御回路ユニッ
ト31を駆動回路ユニット29、30の下方に配したも
のである。
【0036】これにより、電気的回路を構成する駆動回
路ユニット29、30と制御回路ユニット31のうち、
大電流が流れるインバータ回路を構成するスイッチング
素子や共振コンデンサなど、自己発熱が大きい部品を搭
載した駆動回路ユニット29、30に主に送風でき、良
好な部品の冷却を実現できる。つまり、自己発熱が大き
い部品を搭載した駆動回路ユニット29、30と、2個
の加熱コイル24、25のうちファンユニット32から
遠い側に配し、他方より高出力とするため自己発熱が大
きい加熱コイル25を主に冷却することができる。
【0037】また、ファンユニット32側の第1の加熱
コイル24は、駆動回路ユニット29、30を通過し、
回路ユニットカバー36に設けた排出口49を通して送
風し、送風量を確保して裏面から冷却される。駆動回路
ユニット29、30を通過し第1の加熱コイル24への
送風温度が上昇していても、第1の加熱コイル24は第
2の加熱コイル25よりも小出力のため自己発熱が小さ
いので、送風量を確保することで十分冷却できる。以上
のように、本体21内で主に冷却を要する部分である駆
動回路ユニット29、30と、第1の加熱コイル24
と、第2の加熱コイル25とに主に送風して、良好な冷
却構成を実現できる。
【0038】次に、本実施例の第3の作用を述べる。
【0039】コイル送風路37出口の天面39高さを、
ファンユニット32から遠い第2の加熱コイル支持台4
1外周裏面42よりも低くし、コイル送風路37の吹出
し風を第2の加熱コイル支持台の裏面側に送風するもの
である。
【0040】これにより、コイル送風路37出口先方の
第2加熱コイル25には裏面に主に送風され、裏面から
主に冷却されるので、第2の加熱コイル25上面側に配
された温度センサー50−aには冷却風が当たりにくく
強く冷却されないので、トッププレート51に載せた鍋
など被加熱物の温度変化に追従しやすく、検知感度の低
下を避けることができる。
【0041】なお、第1の加熱コイル24は、駆動回路
ユニット29、30を通過し、回路ユニットカバー36
に設けた排出口49を通った冷却風により、裏面から冷
却されるので、第1の加熱コイル24上面側に配された
温度センサー50−bにも冷却風が当たりにくく、トッ
ププレート51に載せた鍋など被加熱物の温度変化に追
従しやすく、検知感度の低下を避けることができる。
【0042】次に、本実施例の第4の作用を述べる。
【0043】第2の加熱コイル支持台41外周部42を
下向きに膨らんだ凹部43としてその内部に部品収納空
間を設け、凹部43内にアルミニウムあるいは銅など非
磁性金属を主材料としたリング状の、第2の加熱コイル
25の漏れ磁界吸収部材44と、第2の加熱コイル25
の通電を表示する、光透過性樹脂を主材料とした発光部
材45を収納するを設けたものである。
【0044】これにより、第2の加熱コイル支持台41
裏面外周の凹部43により、ロースター28との仕切り
を成す、支持板52との隙間が図3のDに狭められ、送
風抵抗が増大するが、隙間Dを通過し、第2の加熱コイ
ル25裏面に達する送風力が得られている。つまり、回
路ユニットカバー36と一体の構成されたコイル送風路
37の入り口には、ファン47の上側吸込みから吐出さ
れる送風の大部分が直接送り込まれ、ファンユニット3
2から遠い側である第2の加熱コイル25には、ファン
ユニット32から吹出された直後の温度上昇が小さい冷
却風を、ファン47の送風圧力を伴って十分に送る構成
としている。
【0045】以上のように、第2の加熱コイル支持台4
1外周部42の凹部43内に、漏れ磁界吸収部材44
や、第2の加熱コイル25の通電を表示する発光部材4
5を収納し、漏れ電磁波低減や、通電状態がわかる表示
手段の設置を容易にし、かつ、第2の加熱コイル25上
面側の温度センサー50−aが強く冷却されることを避
けながら、凹部43の送風抵抗にうち勝つ程度まで加熱
コイル裏面からの冷却能力を確保できる。
【0046】なお、第1の加熱コイル支持台40につい
ても同様に、凹部43、漏れ磁界吸収部材、発光部材を
設けてもよい。
【0047】(実施例2)図4は、本発明の第2の実施
例における誘導加熱調理器の断面図を示す。
【0048】図4において、本体21、外郭22、天板
ユニット23、第1の加熱コイル24、第2の加熱コイ
ル25、ラジェントヒータ26、電熱ヒータ27、ロー
スター28、駆動回路ユニット29、30、制御回路ユ
ニット31、ファンユニット32、吸気口33、排気口
34、通気路35、回路ユニットカバー36、コイル送
風路37、補強板38、コイル送風路出口の天面39、
第1の加熱コイル支持台40、第2の加熱コイル支持台
41、第2の加熱コイル支持台41の外周裏面42、凹
部43、漏れ磁界吸収部材44、発光部材45、仕切り
板46、ファン47、コイル送風路37の入り口下面4
8、排出口49、温度センサー50−a、50−b、ト
ッププレート51、支持板52は前記第1の実施例と同
様なものである。
【0049】前記第1の実施例と異なるのは以下であ
る。
【0050】第2の加熱コイル支持台41下方と支持板
52との空間で、凹部43の内側の位置に、支持板52
上にコイル送風路37の吹出し風に対向する壁面53を
設けたものである。
【0051】これにより、コイル送風路37の吹出し風
は、主に第2の加熱コイル支持台41下方と支持板52
との空間に吹き出し、壁面53に当たることで上側すな
わち、第2の加熱コイル25裏面側に寄せられるので、
第2の加熱コイル25裏面を強く冷却する。従って、第
2の加熱コイル25上面側の温度センサー50−aが冷
却されることを小さくしつつ、凹部43内周側になる第
2の加熱コイル支持台41の外周裏面42よりも奥まっ
た位置にある、第2の加熱コイル25裏面に当たる冷却
風を強でき、ファンユニット32から遠い位置にある第
2の加熱コイル25の冷却性能を向上できる。
【0052】(実施例3)図5は、本発明の第2の実施
例における誘導加熱調理器の要部断面図を示す。
【0053】図5において、第2の加熱コイル25、第
2の加熱コイル支持台41、第2の加熱コイル支持台4
1の外周裏面42、凹部43、漏れ磁界吸収部材44、
発光部材45、支持板52は前記第1の実施例と同様な
ものである。
【0054】前記第1の実施例と異なるのは以下であ
る。
【0055】第2の加熱コイル支持台41の外円周に位
置する凹部43の周上に分散して、スリット状の切り欠
き部54を設け、収納した漏れ磁界吸収部材44の一部
を、凹部43から露出した点である。切り欠き部54の
発光部材45側の端面位置55は、発光部材45が露出
しない位置で止められている。
【0056】漏れ磁界吸収部材44の発熱により温度が
高くなると、熱膨張して発光部材45を圧縮することが
あり、磁界吸収部材44は樹脂製なので、温度上昇を低
減する必要がある。以上の構成により、発光部材45の
光漏れを遮光しつつ、第2の加熱コイル25により発熱
する漏れ磁界吸収部材44の放熱を向上できるので、漏
れ磁界吸収部材44と発光部材45の温度低減を同時に
図ることができる。
【0057】また、スリット状の切り欠き部54を第2
の加熱コイル支持台41の外円周に分散して配すること
で、磁界吸収部材44や発光部材45が熱膨張して、第
2の加熱コイル支持台41を圧することがあっても、発
生する応力を吸収できる。
【0058】なお、本実施例ではファンユニット32か
ら遠い第2の加熱コイル25とその周囲構成を記してい
るが、ファンユニット32に近い第1の加熱コイル24
とその周囲構成が同様になっていても同様の効果を得る
ことができる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、大出力
のため自己発熱が大きい、ファンユニットから遠い加熱
コイルに対し、ファンユニットの吹出し風が直接かつ確
実に分配送風され、ファンユニットから遠い側の加熱コ
イルを容易に冷却できる。本発明によれば、大電流が流
れるため自己発熱が大きい部品を搭載した駆動回路ユニ
ットと、複数の加熱コイルとに主に送風でき、自己発熱
が大きい部品ユニットを良好に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における誘導加熱調理器
の分解斜視図
【図2】本発明の第1の実施例における誘導加熱調理器
の(A−A方向)断面図
【図3】本発明の第1の実施例における誘導加熱調理器
の(B−B方向)断面図
【図4】本発明の第2の実施例における誘導加熱調理器
の断面図
【図5】本発明の第3の実施例における誘導加熱調理器
の要部断面図
【図6】従来の誘導加熱調理器の分解斜視図
【図7】従来の誘導加熱調理器の断面図
【符号の説明】
21 本体 24 第1の加熱コイル 25 第2の加熱コイル 29、30 駆動回路ユニット 31 制御回路ユニット 32 ファンユニット 33 吸気口 34 排気口 35 通気路 37 コイル送風路 39 コイル送風路出口の天面 42 第2の加熱コイル支持台の外周裏面 43 凹部 44 漏れ磁界吸収部材 45 発光部材 53 壁面 54 切り欠き部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体外面に配した吸気口と排気口と、本
    体内に配した複数の加熱コイルと、前記複数の加熱コイ
    ルの駆動回路ユニットと、前記吸気口と通気路で繋がっ
    たファンユニットと、前記ファンユニットから遠い側の
    加熱コイル側に通じるコイル送風路とを備え、前記ファ
    ンユニット吹出し口の送風を前記駆動回路ユニット側と
    前記コイル送風路入り口側に分割し送風する誘導加熱調
    理器。
  2. 【請求項2】 駆動回路ユニットをファンユニット吹出
    し口の下端付近に配し、前記駆動回路ユニットの動作を
    制御する制御回路ユニットを前記駆動回路ユニットの下
    方に配し、前記駆動回路ユニット上方に配した回路ユニ
    ットカバーの排出口から、前記回路ユニットカバーの上
    方に配した加熱コイル裏面に送風する請求項1記載の誘
    導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 コイル送風路出口の天面高さを加熱コイ
    ル支持台外周裏面よりも低くして、前記コイル送風路の
    吹出し風を前記加熱コイル支持台の裏面側に送風する請
    求項1または2記載の誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 加熱コイル支持台外周部に下向きに膨ら
    んだ凹部を備え、前記凹部に前記加熱コイルの漏れ磁界
    吸収部材あるいは通電を表示する発光部材を収納する請
    求項3記載の誘導加熱調理器。
  5. 【請求項5】 加熱コイル支持台下方の空間で外周部の
    下向きに膨らんだ凹部の内側に、コイル送風路の吹出し
    風に対向する壁面を設けた請求項3または4記載の誘導
    加熱調理器。
  6. 【請求項6】 凹部に収納した加熱コイルの漏れ磁界吸
    収部材の一部を凹部から露出する請求項4または5記載
    の誘導加熱調理器。
JP2002113012A 2002-04-16 2002-04-16 誘導加熱調理器 Expired - Fee Related JP3966052B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002113012A JP3966052B2 (ja) 2002-04-16 2002-04-16 誘導加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002113012A JP3966052B2 (ja) 2002-04-16 2002-04-16 誘導加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003308954A true JP2003308954A (ja) 2003-10-31
JP3966052B2 JP3966052B2 (ja) 2007-08-29

Family

ID=29395313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002113012A Expired - Fee Related JP3966052B2 (ja) 2002-04-16 2002-04-16 誘導加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3966052B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004039265A (ja) * 2002-06-28 2004-02-05 Tabuchi Electric Co Ltd シールドリングを備えた誘導加熱用のコイル装置
JP2008192443A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Tokyo Electric Power Co Inc:The 空冷装置及び空冷方法
JP2008258048A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器
JP2010113893A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2012094552A (ja) * 2012-02-15 2012-05-17 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2013016516A (ja) * 2012-10-17 2013-01-24 Sharp Corp Ihクッキングヒータ
JP2015043338A (ja) * 2014-10-30 2015-03-05 三菱電機株式会社 誘導加熱調理器
JP2015164138A (ja) * 2015-05-11 2015-09-10 株式会社東芝 加熱調理器
JP2016015334A (ja) * 2015-09-11 2016-01-28 アイリスオーヤマ株式会社 加熱調理器
JP2016066621A (ja) * 2015-12-15 2016-04-28 アイリスオーヤマ株式会社 加熱調理器
JP2016106367A (ja) * 2016-02-08 2016-06-16 アイリスオーヤマ株式会社 加熱調理器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0722170A (ja) * 1993-06-30 1995-01-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器
JPH10302953A (ja) * 1997-04-25 1998-11-13 Sharp Corp 誘導加熱装置
JPH1187038A (ja) * 1997-09-10 1999-03-30 Toshiba Corp 加熱調理器
JPH11339946A (ja) * 1998-05-25 1999-12-10 Toshiba Corp 電磁調理器の冷却構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0722170A (ja) * 1993-06-30 1995-01-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器
JPH10302953A (ja) * 1997-04-25 1998-11-13 Sharp Corp 誘導加熱装置
JPH1187038A (ja) * 1997-09-10 1999-03-30 Toshiba Corp 加熱調理器
JPH11339946A (ja) * 1998-05-25 1999-12-10 Toshiba Corp 電磁調理器の冷却構造

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004039265A (ja) * 2002-06-28 2004-02-05 Tabuchi Electric Co Ltd シールドリングを備えた誘導加熱用のコイル装置
JP2008192443A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Tokyo Electric Power Co Inc:The 空冷装置及び空冷方法
JP2008258048A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器
JP2010113893A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2012094552A (ja) * 2012-02-15 2012-05-17 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2013016516A (ja) * 2012-10-17 2013-01-24 Sharp Corp Ihクッキングヒータ
JP2015043338A (ja) * 2014-10-30 2015-03-05 三菱電機株式会社 誘導加熱調理器
JP2015164138A (ja) * 2015-05-11 2015-09-10 株式会社東芝 加熱調理器
JP2016015334A (ja) * 2015-09-11 2016-01-28 アイリスオーヤマ株式会社 加熱調理器
JP2016066621A (ja) * 2015-12-15 2016-04-28 アイリスオーヤマ株式会社 加熱調理器
JP2016106367A (ja) * 2016-02-08 2016-06-16 アイリスオーヤマ株式会社 加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3966052B2 (ja) 2007-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4525535B2 (ja) 誘導加熱調理器
WO2010137271A1 (ja) 誘導加熱調理器
JP5008375B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP4783244B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP4749356B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2003308954A (ja) 誘導加熱調理器
JP2005302406A (ja) 誘導加熱調理器
JP4783243B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5411828B2 (ja) 電磁誘導加熱調理器
JP5460747B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2006120338A (ja) 誘導加熱調理器
JP5063767B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5295346B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5897194B2 (ja) 加熱調理器
JP5063766B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP6272414B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP3760294B2 (ja) 電磁誘導加熱調理器
JP6840109B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5997304B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP6887395B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5698309B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2021086777A (ja) 誘導加熱調理器
JP4575302B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2021184342A (ja) 加熱調理器および加熱調理器を備えた厨房用什器
JP2016106368A (ja) 加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060901

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070308

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070521

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120608

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130608

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees