JP2003307975A - 画像形成装置及び情報記憶手段を有する交換可能なユニット - Google Patents

画像形成装置及び情報記憶手段を有する交換可能なユニット

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JP2003307975A JP2002112073A JP2002112073A JP2003307975A JP 2003307975 A JP2003307975 A JP 2003307975A JP 2002112073 A JP2002112073 A JP 2002112073A JP 2002112073 A JP2002112073 A JP 2002112073A JP 2003307975 A JP2003307975 A JP 2003307975A
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磨佐基 尾島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ付きの交換可能なユニット(カートリ
ッジも含む)で、情報伝達経路の異常の確認、記憶内容
の正誤判断、情報修正を行う。情報の伝達に不具合が生
じても、本体の継続使用が可能な手立てを提供する。 【解決手段】 複数のユニットのメモリの内容をバック
アップする手段を複数設け、この記憶手段の情報とカー
トリッジメモリの情報を比較する情報制御手段を持つ。
バックアップ記憶手段を複数設けたことにより、情報の
正誤判断機能や、代行記憶情報の安全性を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のプ
リンターあるいは複写機など、画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像経営装置の一例として、電子
写真方式のカラー画像形成装置を図19に示す。以下、
図に沿って説明する。
【0003】像担持体である感光ドラム12は不図示の
駆動手段により図中矢印方向に駆動され、一次帯電器
(帯電ローラー)13により一様に帯電される。次い
で、露光装置(レーザースキャナ)47よりイエローの
画像パターンにしたがったレーザー光が感光ドラム12
に照射され感光ドラム12上に潜像が形成される。
【0004】感光ドラム12上に形成された潜像は、感
光ドラム12の回転に伴い、あらかじめ感光ドラム12
に対向されているイエロートナーの入った現像装置9y
により現像される。現像装置9y,9m,9c,9kは
回転支持体(ロータリードラム)48に支持され、現像
に先立って所定の現像装置9がドラムに対向する位置に
回転移動される。
【0005】現像により可視化された像(トナー像)
は、感光ドラム12と略同速で矢印方向に回転している
中間転写ベルト18上に、一次転写ローラ19に印加さ
れる一次転写バイアスによって転写される。感光ドラム
12上に残った転写残トナーは、ブレードによるクリー
ニング手段14によって除かれる。
【0006】上記の帯電、露光、現像、一次転写の工程
を、イエローに引き続いてマゼンタ、シアン、ブラック
の各色で行い、中間転写ベルト18上に重ねて複数色の
トナーからなるトナー像を形成する。
【0007】中間転写ベルト18上に形成された多色ト
ナー像は、搬送手段(ピックアップローラー)49によ
って所定のタイミングで送られてくる転写材53上に、
二次転写ローラ50に印加される二次転写バイアスによ
って転写される。
【0008】多色トナー像が転写された転写材53は、
搬送ベルト51によって定着装置11に送られる。多色
トナー像は、定着装置11により熱および圧を加えられ
て転写材53に溶融固着され、最終的なカラー画像とな
る。
【0009】「図20」は第二の例を示すカラー画像形
成装置の概略断面図である。この装置では、適数のロー
ラに懸架されて走行する静電転写ベルト40があり、前
記静電転写ベルト40の内部及び周囲には、転写帯電器
41、吸着ローラ42、除電帯電器43、分離帯電器4
4を備えている。これらの帯電器のうち転写ローラ41
は、後述する複数の画像形成部の一部として複数個配備
されている。
【0010】この静電転写ベルト40に対向位置するよ
うに、像担持体34y、一次帯電器35y、静電潜像形
成の為の画像信号付与手段たるLED露光装置52y、
イエロートナーを収納する現像装置36y、クリーニン
グ手段たるクリーニングブレード37yと廃トナー容器
38y、前記像担持体34yに対向して静電転写ベルト
40の反対側に設けた転写ローラ41yからなるイエロ
ーの画像形成部(yのサフィックスの付いたもの)があ
る。イエローの画像形成部と同様に、像担持体、一次帯
電器、LED露光装置、各々マゼンタトナー、シアント
ナー、ブラックトナーを収納する現像装置36、クリー
ニングブレード37と廃トナー容器38、転写ローラ4
1からなる3つの画像形成部(各々、m,c,kのサフ
ィックスのついたもの)が前記静電転写ベルト40の進
行方向に対して直列状に配置してある。
【0011】静電転写ベルト40に対向する吸着ローラ
4には、画像形成に先立って給紙ローラ49によって供
給される転写材53を静電転写ベルト40上に静電吸着
する。各画像形成部は、静電転写ベルト40上に静電吸
着した転写材53が走行するにつれて、転写材53上の
所定の位置に順次イエロートナー像、マゼンタトナー
像、シアントナー象、ブラックトナー像が重なるように
タイミングを合わせて像形成を行う。形成された各トナ
ー像は各々画像形成部に含まれる転写ローラ41(y,
m,c,k)に加えられた転写バイアスによって転写材
53上に順次重畳転写されていく。
【0012】転写を終えた転写材53は、分離帯電器4
4によって静電転写ベルト40から分離され、定着装置
11に至り、ここで加熱、加圧されてトナー像が融解、
混色されてカラー画像となり、転写材53に定着固定さ
れた後、機外に排出される。静電転写ベルト40上に残
ったトナーや紙粉は、静電転写ベルト40に当接されて
いるクリーニング手段たるクリーニングブラシ54によ
って取り除かれ、さらに静電転写ベルト40を除電帯電
器43により除電して、次の画像形成動作に入り得る状
態にする。
【0013】本実施形態は所謂タンデム方式と呼ばれる
もので、第一の例のように4色を中間転写体上に順次重
ねていくものに比べて、フルカラー画像形成のスルーブ
ットが速いことを特徴としている。
【0014】上記のような、画像形成装置(特にフルカ
ラー画像形成装置)では、メンテナンス性の向上のため
画像形成に関与する様々な機能別ユニットが消耗部品、
半消耗部品として交換できるようになっているものが多
い。例えば第一の例では、各々の現像装置9y,9m,
9c,9kの一つ一つが現像ユニットとして,感光ドラ
ム12、帯電ローラー13に廃トナー容器14を一体化
したものを感光体ユニット8として容易に交換可能に構
成される場合があり、さらには定着装置11が定着ユニ
ットとして、中間転写ベルト40とその駆動部品の一部
が中間転写ユニット10として交換できるようになって
いるものもある。第二の例では、現像装置36、感光ド
ラム34、帯電ローラクリーニングブレード37、廃ト
ナー容器38をトナーの色毎に一体化した画像形成ユニ
ット32(プロセスカートリッジと呼称されることが多
い)が容易に交換可能に構成され、第一の例のように静
電転写ベルト40とそれに付随する転写ローラ41や各
種帯電装置とその駆動部品の一部を中間転写ユニット3
3として交換できるように構成される場合がある。いず
れも交換時には安全のため本体電源がOFFになる。
【0015】以上のような交換可能なユニットを管理
し、形成される画像品位を適正に保つには、各々のユニ
ットの消耗度を把握し、その状況に沿った画像形成条件
の制御を行ったり、ユニットの寿命を推定し交換を促す
メッセージをユーザーに伝えたりする必要がある。例え
ば、現像装置中のトナー残量や廃トナー容器のトナー量
がある水準を超えないようにセンサー等で検知し警告を
行うシステムが必要である。また、像担自体の感光層や
中間転写ベルトもしくは定着ローラの表面層などの消耗
度を推定することで寿命を推定して警告を行ったり、こ
れらの消耗度に合わせて帯電バイアス、転写バイアスな
どを制御することによって消耗による画像品位の低下を
抑えることができる場合がある。
【0016】上記の実現のためには、消耗度を計算する
手段と、計算された消耗度に応じて画像形成条件を制御
する手段と、その計算結果を記憶する手段が必要にな
る。消耗度の推定計算は、そのユニットの駆動時間、バ
イアス印加時間、通紙枚数などの積算パラメータを変数
にして、ユニット中の主たる消耗部品に固有の消耗度関
数を定義して行うことが多い。この関数が積算パラメー
タの線型関数の場合が多いが、一般的には消耗度関数が
非線型関数になること(例えば消耗度に応じて積算パラ
メータに乗じる定数を変化させるなど)があり、計算結
果の消耗度だけでなく、積算パラメータや消耗度関数を
記録、保存することが必要な場合もある。画像形成条件
の最適化制御のためには、上記の消耗度に関するものの
他に、構成部品の製造時のロット毎のバラツキやそれに
応じた制御のための変更情報(例えば感光体の感度バラ
ツキと、そのバラツキを抑制するための帯電バイアスの
補正値など)や、ユニットの識別コード(以下、IDコ
ードと略記)、製造日時などのデータも必要とされる場
合がある。
【0017】前提としてユニットが交換可能(着脱可
能)であることを考慮すれば、上記の消耗度やその他の
データは各ユニットに付随して記録、保存されなければ
ならない。ユニットに付随して記録されない場合は、例
えば使用途中のユニットが別の画像形成装置に用いられ
たとき、そのユニットの消耗度を初期値に戻すより他は
無く、したがって画像形成条件の最適化制御はできな
い。よって、各ユニットに不揮発性メモリを搭載してそ
のユニットに固有の情報を記録紙、消耗度などの情報を
動作後にその都度更新する方式が提案されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記に示したような構
成では、画像形成動作の前後、もしくは最中に、各ユニ
ットの情報記憶手段と本体の情報制御手段との間で頻繁
に情報交換を行う必要がある。特にフルカラー画像形成
装置では、ユニットの数が多い分だけ情報量は増大す
る。このため、以下のような弊害が発生することがあっ
た。
【0019】1.復帰時に各ユニットからの管理情報の
再取得や情報処理(消耗度の計算など)のやり直し、さ
らには動作チェックなど多数の処理に多大な時間を要す
る。ユニットの出し入れや交換に伴う処理も同様に時間
がかかる。このため、復帰時の時間短縮が望まれてい
る。
【0020】2.各ユニットの情報記憶手段と本体の情
報制御手段との間の情報伝達経路に、通信障害が発生し
た際には、誤った管理情報が本体の情報制御手段に読み
込まれるか、もしくは誤った管理情報が各ユニットの情
報記憶手段に書き込まれることが想定される。情報伝達
経路、情報記憶機能の異常の有無やユニットの使用状況
の確認の行う方策、さらには情報の正誤を判断して修正
できる方策が望まれている。
【0021】3.何れかのユニットの情報記憶手段もし
くは情報伝達経路に異常が発生した場合、そのユニット
自体が正常であるにもかかわらず、そのユニットを機能
不全として取り扱わねばならない事態が起こり得る。情
報記憶手段もしくは情報伝達経路に異常が発生しても何
らかの処置を行なってユニットの継続使用が可能になる
ように次善の対応ができる方策が望まれている。
【0022】特に各ユニットの精密な消耗度や寿命推定
が必要とされる場合は、より正確な情報伝達や情報の正
誤を判断して修正できる方策が必要とされている。
【0023】本発明の目的は、上記のような弊害が発生
した場合にも、対応可能な画像形成装置及びその交換可
能なユニットの提供である。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、画像形成装置を構成する交換可能なユニ
ットの一部もしくは全部が、そのユニット固有の管理情
報を格納できる情報記憶手段をユニット毎に有し、前記
情報記憶手段の記憶情報の処理、更新を行う情報制御手
段と、前記情報記憶手段の記憶情報に基づいて画像形成
の制御を行う画像形成制御手段とを有した画像形成装置
において、画像形成及び各ユニットの管理に必要な制御
情報のバックアップを行う複数の制御情報記憶手段を有
することを特徴とする画像形成装置(1)、または、上
記(1)の複数の制御情報記憶手段の一つとして、いず
れか任意のユニットの情報記憶手段を用いることを特徴
とする画像形成装置(2)及び情報記憶手段を有する交
換可能なユニット(2’)、または、上記(1)及び
(2)において、情報制御手段が少なくとも2つの制御
情報記憶手段に記憶された任意のユニットについての情
報と、そのユニットの情報記憶手段の情報を比較して、
制御情報記憶手段及びユニットの情報記憶手段の正誤判
断や語情報の修正を行う比較・修正機能を有することを
特徴とする画像形成装置(3)、または、上記(1)〜
(3)において、情報制御手段が情報記憶手段の情報保
持機能に不具合があるユニットの管理情報を、制御情報
記憶手段もしくは他のユニットの情報記憶手段に前記ユ
ニットの管理情報を記憶する記憶領域を設定して、前記
ユニットの情報記憶手段の代行をさせる代行記録機能を
有することを特徴とする画像形成装置(4)及び情報記
憶手段を有する交換可能なユニット(4’)、または、
上記(1)〜(3)において、情報制御手段が特定のユ
ニットの情報記憶手段と情報制御手段の通信に構成上、
制御上の制約がある場合に、制御情報記憶手段もしくは
他のユニットの情報記憶手段上に前記ユニットの管理情
報を記憶する記憶領域を設定して、一時的に前記のユニ
ットの情報記憶手段の代行をさせる代行記録機能を有す
ることを特徴とする画像形成装置(5)及び情報記憶手
段を有する交換可能なユニット(5’)。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)「図1」に本
発明の第一の実施形態のカラー画像形成装置の制御系統
のブロック図を示す。第一の実施形態のカラー画像形成
装置の基本的な構成は、従来例の「図19」に示した装
置と同様である。よって、共通する構成はすべて従来例
の「図19」に示した符合を用いて、画像形成行程の詳
細については説明を省略する。また、ほぼ同様の形態・
機能のものは同一の符合を用い、区別が必要な場合は英
字でサフィックスを付記する。例えば、「図12」中の
感光体ユニット8及びその構成要素についてはd、現像
ユニット9については、内包されるトナーの色種によ
り、y,m,c,k、転写ベルトユニット10、定着ユ
ニット11、ロータリードラム48に付随するものにつ
いては各々t,f,rのサフィックスを付けた。
【0026】「図1」に示した本実施形態の制御系統
は、各ユニットの情報記憶手段(以下、ユニットメモリ
と略記する)5に繋がる情報制御手段たる情報制御回路
1と、情報制御回路1で処理された情報に基づいて各ユ
ニットの画像形成条件を制御する画像形成制御手段たる
本体制御回路2と、画像形成及び各ユニットの管理に必
要な制御情報のバックアップを行う制御情報記憶手段た
る不揮発性メモリ(以下、制御情報メモリ3と呼ぶ)を
持つ。制御情報メモリ3には、各ユニットに固有の画像
形成に必要な管理情報とIDコード(以後バックアップ
データと呼ぶ)が各ユニット毎に割り当てられた記憶領
域に収められている。さらに第二の制御情報記憶手段と
して補助制御情報メモリ(以下、補助メモリ)4を本体
内に設ける。本実施形態で、補助メモリ4は、各ユニッ
トの認証に必要な最小限のデータ保管と、後述するよう
に機構上情報の伝達のしにくい現像装置9のユニットメ
モリ(以下、現像ユニットメモリ)5(y,m,c,
k)の代行を行なう。本体制御回路2は各種バイアスを
各ユニットに供給する高圧電源6、及び各ユニットを駆
動する駆動モータ7に繋がっており、これらを制御しつ
つ通電時間や駆動時間をカウントしている(図中の破線
矢印は駆動伝達経路を示す)。このほか、本体制御回路
2は図示していない各種検知機構(例えば、定着ユニッ
ト11の温度調整機構、現像ユニット9のトナーなし検
知機構、感光体ユニット8廃トナー満杯見地機構など)
が繋がっており、本体全ての状況確認を行なっている。
【0027】「図2」は本実施形態の感光体ユニット8
の概略断面図で、像担持体たる感光ドラム12、一次帯
電器たる帯電ローラ13、クリーニング手段たるクリー
ニングブレード14と廃トナー容器15を一体にして構
成したもので、外部から駆動及び帯電バイアスが加えら
れるようになっており、画像形成装置本体から容易に着
脱できる。感光体ユニットの側面には、「図3」に示す
ように、感光体ユニットのユニットメモリ(以下、感光
体ユニットメモリ)5dとコネクタ16dが設置されて
おり、本体装着時にはコネクタ16dが本体側のコネク
タ(不図示)と嵌合し、これを通じて本体の情報制御回
路1と情報通信を行う。
【0028】「図4」は本実施形態の現像ユニット9の
概略断面図で、トナーを収納した現像器そのものを各色
毎に交換可能なユニットに構成したもので、ロータリー
ドラム48を介して外部から駆動及び現像バイアスが加
えられるようになっている。現像ユニット9のトナー容
器上部には、「図5」に示すように、現像ユニット9
(y,m,c,k)の各々に、現像ユニットメモリ5
(y,m,c,k)と赤外光送受信器17(y,m,
c,k)が設置されており、現像ユニット9が特定の位
置(図19のyのサフィックスを付けた現像ユニットの
位置)に来たとき、本体側に設置してある不図示の赤外
光送受信器を通じて本体の制御回路1と情報通信を行
う。
【0029】「図6」は本実施形態の転写ベルトユニッ
ト10の概略断面図で、中間転写ベルト18、一次転写
ローラ19及び駆動ローラ20、テンションローラ2
1、二次転写用バックアップローラ22などを一体にし
て構成したもので、外部から駆動及び一次転写バイアス
が加えられるようになっている。転写ベルトユニット1
0の側面には、「図7」に示すように、転写ベルトユニ
ットのユニットメモリ(以下、転写ユニットメモリ)5
tとコネクタ16tが設置されており本体装着時に本体
側のコネクタ(不図示)と嵌合し、本体の情報制御回路
1と情報通信を行う。
【0030】「図8」は本実施形態の定着ユニット11
の概略断面図で、ヒーター23を内蔵した上下ローラ2
4、25及び駆動系を一体にして構成したもので、外部
から駆動及び画質向上のための定着バイアスが加えられ
るようになっている。定着ユニットの下面には、「図
9」に示すように、定着ユニット11の情報記憶手段た
る不揮発性メモリ5fとコネクタ16fが設置されてお
り、本体装着時に本体側のコネクタ(不図示)と嵌合
し、本体の情報制御回路1と情報通信を行う。
【0031】以下に本実施形態の情報処理の詳細につい
て図10〜13のシーケンス図を用いて説明する。
【0032】まず、図10に沿って画像形成可能な待機
状態になるまでの起動シーケンスを説明する。
【0033】Step1 最初に、ユニットの有無や使用状況を知るために、本体
の情報制御回路1は各ユニットのIDコードと消耗度情
報(消耗度、積算パラメータ、消耗度関数など)及び異
常・警告検知情報を収集する。この時収集する消耗度情
報は全てではなく照合に必要な一部(例えば計算された
消耗度のみ)でよい。
【0034】本実施形態の初期設定では、各ユニットの
IDコードの入出力先は各々のユニットの付属するユニ
ットメモリ5に指定されている。消耗度情報と異常・警
告検知情報の入出力先は、現像ユニット9(y,m,
c,k)が補助メモリ4上に割り当てられた代行記憶領
域、他のユニットは各々のユニットメモリ5になってい
る。現像ユニット9の入出力先が異なる理由については
後述する。
【0035】上記代行記憶領域には、各現像ユニット9
(y,m,c,k)固有の画像形成に必要とされるデー
タ(消耗度情報、構成部品のロット固有の補正値など)
とIDコードが、各現像ユニットメモリ5(y,m,
c,k)から複製される。なお、各ユニットメモリ5に
記憶されているデータは、上記データと画像形成に直接
的には無関係な情報(例えば製造年月日、構成要素のロ
ットナンバーなど)である。
【0036】後述するが、現像ユニット9以外にも代行
記憶領域が設置されているユニットがある。このユニッ
トの情報の入出力先は、上記の現像ユニットと同様に、
IDコードについては該当ユニットのユニットメモリ
5、消耗度情報と異常・警告検知情報については補助メ
モリ4上に設置された代行記憶領域である。
【0037】収集したユニットに異常・警告検知情報が
ある場合は、これを確認した時点で警告を表示し、本体
を停止させる。警告の方法は、本体に備えられたディス
プレイやLED点灯装置、もしくは外部通信手段によっ
て繋がっているコンピュータなどを通じてユーザが認知
できるようになっている。
【0038】Step2 Step1で各ユニットのユニットメモリ5(もしくは
代行記憶領域)との通信が可能であったか否かを判別す
る。通信が可能であればStep3へ、通信できないユ
ニットがある場合はStep5に進む(ユニットが未装
着の場合もこれに含まれる)。
【0039】Step3 通信可能な状況で、とりあえずIDコードと消耗度情報
を収集できた場合は、情報制御回路1はその情報内容を
制御情報メモリ3及び補助メモリ4に記憶された各ユニ
ット毎のバックアップデータと比較・照合することで、
各ユニットの通信状況の異常の有無を判別する。通信内
容に問題があると疑われる場合にはStep4に、通信
経路やユニットメモリ5自身などのハードウェアに問題
があると疑われる場合にはStep5に、データが完全
に一致する場合はStep7に進む。詳細は、後述す
る。
【0040】Step4 通信内容に問題があると疑われる場合には、IDコード
と消耗度情報を詳細に比較することで使用状況を推定
し、誤情報記憶が生じたとき推定された場合はこれをよ
り正しいと思われる情報で更新・修正する。異常が無い
と判断された場合はStep7に、情報更新・修正が行
なわれた場合はStep6に進む。詳細は、後述する。
【0041】Step5 通信経路やユニットメモリ5などのハードウェアに問題
があると疑われる場合には、補助メモリ4に代行記憶領
域を設定して該当ユニットメモリ5の代行を行なう処置
をとる。ユニットのIDコードの自動認証できない場合
は本体を停止せざるを得ないが、次善の方法としてオフ
ラインでユーザーが手動認証可能な方策を提供する。上
記処置が終了した後Step6に進む。詳細は、後述す
る。
【0042】Step6 上記過程を経た後、本体制御回路2は各ユニットの動作
チェックを始める。具体的には、定着ユニット11の通
電及び温度調整機構のチェック、現像ユニット9及び転
写ベルトユニット10の駆動や各種バイアスの通電チェ
ックなどを行い、転写ベルト18上に特定の形、濃度の
小画像を実際に形成して濃度調整、レジストレーション
調整などを実行する。各種バイアスの通電チェックに際
しては、印加バイアスを何段階かに変化させて電流、電
圧、もしくは形成画像などの能度情報を参考に最適バイ
アス値を自動調整する。また、上記の動作チェックに平
行して本体制御回路2は各ユニットの駆動時間、各種バ
イアスの印加時間などの積算パラメーラのカウントを行
なう。さらには、現像ユニット9のトナー残量や廃トナ
ー回収量などのチェック(トナーなし検知、廃トナー満
杯検知など)を行う。当然ながら、駆動系、電気系の異
常やトナー残量などが規定値を超えたことが検知された
場合は本体制御回路2は異常・警告検知情報を情報制御
回路1に送って警告を行う。
【0043】Step7 照合結果に異常が無い場合、つまり前回使用した条件に
何らの変更も無い場合は、画像形成条件に大きな変更は
ないものとして起動時間短縮のため、必要最小限の省略
モードで動作チェックを行なう。例えば前回の最適バイ
アス値をそのまま用いるか、前回の最適バイアス値を参
考に変化させる段階を減らすなどしてバイアス調整時間
を短縮する。トナーなし検知、廃トナー満杯検知駆動時
間、各種バイアス印加時間などの積算パラメータのカウ
ントを平行して行なう。異常が検知された場合の処置は
Step6と同様である。
【0044】Step8 Step6もしくはStep7の動作チェックが完了し
た後に、本体制御回路2はカウントしていた各ユニット
の駆動時間、各種バイアス印加時間などの積算パラメー
タを情報制御回路1に送り、情報制御回路1は先に収集
した消耗度情報と上記積算パラメータから各ユニットの
消耗度を新たに算出する。
【0045】Step9 算出した消耗度があらかじめ設定されている規定値(こ
の規定値は、情報制御手段1に記憶させておいても、各
ユニットメモリ5に記憶させてそこから収集しても良
い)を超えていた場合には「ユニット寿命」もしくは
「ユニット交換」などの警告を行う。
【0046】Step10 続いて情報制御回路は、異常・寿命の有無に依らず、制
御情報メモリ3に記憶した各ユニットの消耗度情報や異
常・警告検知情報、動作チェックで最適化された各種バ
イアス値などの画像形成に必要な管理情報(すなわち、
バックアップデータ)を更新する。次いで、補助メモリ
4には各ユニット毎のIDコードと上記消耗度データの
みを記憶・更新させる。更に各ユニット毎にバックアッ
プデータと同じ内容の情報を、現像ユニット9について
は補助メモリ4の代行記憶領域へ、現像ユニット9以外
については各ユニットメモリ5に送って更新する。上記
情報更新の後に待機状態となる。
【0047】Step3およびStep4の詳細を、
「図11」のシーケンス図を用いて詳細に説明する。
【0048】Step3−1 まず、情報制御回路1は制御情報メモリ3のバックアッ
プデータとStep1で収集したデータと照合を行う。
照合するデータは、各ユニットのIDコードと消耗度
(もしくは消耗度情報の一部)である。データが完全に
一致する場合はStep7に進む。通信は行われたがI
Dコードと消耗度のいずれか一方もしくは両方が一致し
ない場合はStep3−2に進む。
【0049】IDコードと消耗度のいずれか一方もしく
は両方が一致しない場合は、様々な要因が考えられる
が、大きく分類すると以下のいずれかのケースであると
考えられる。
【0050】A)情報通信経路もしくはユニットメモリ
5などのハードウェアの故障。
【0051】B)情報の読み出しの過程で通信に一時的
な異常が生じ、誤った情報が伝達・記憶された。
【0052】C)ユニットを別のものと交換した。もし
くは、ユニットを一旦装置から取り外し、他の同型機で
使用した後に再び装着した(以下、持ち出し使用と呼
ぶ)。
【0053】Step3−2 上記でA)のケースを分離するため、情報制御回路1は
異常確認信号(以下、確認フラグと略記)を該当するユ
ニットメモリ5(もしくは補助メモリ4の代行記憶領
域)に書込む。ユニットメモリ5(もしくは補助メモリ
4の代行記憶領域)に記憶されている確認フラグは通常
は常にOFF状態(bit「0」)になっているが、こ
れをON(bit「1」)になるように書込む。
【0054】Step3−3 書込んだ確認フラグをユニットメモリ5(もしくは補助
メモリ4の代行記憶領域)から読み出す。確認フラグが
読み出されるときには、再びIDコードと消耗度も再収
集する。さらに、補助メモリ4に記憶されている該当ユ
ニットのIDコードと消耗度も読み出す。
【0055】Step3−4 確認フラグのON/OFFを判別する。ONの場合は書
込み/読み出し機能は正常であると判断され、最初の情
報収集時に上記B),C)のケースが起ったと判別し、
Step4に進む。OFFの場合は、ハードウェアの障
害が生じ「書込み不能」の状態と判断され、Step5
に進む。
【0056】Step4では,ハードウェアの障害はな
く、情報伝達の途上で情報が狂ったか記憶されていた情
報自体が誤っているとして、情報の正誤判断と修正を行
なう。
【0057】Step4−1 Step3−3で読み込まれた該当のユニットメモリ5
のIDコードと制御情報メモリ3のバックアップデータ
のIDコードの比較を行なう。一致した場合はStep
4−2に進む。また一致しない場合は、ユニットが交換
されたか、制御情報メモリ3のバックアップデータに誤
情報が記憶されたものとみなされStep4−7に進
む。
【0058】Step4−2 Step4−1と同様に、Step3−3で読み込まれ
た該当のユニットメモリ5の消耗度を制御情報メモリ3
のバックアップデータと照合する。一致した場合はSt
ep4−3に、一致しない場合はStep4−4に進
む。
【0059】Step4−3 前述のB)の障害が発生したが、障害はイレギュラーな
もので通信の異常は解消されたと判断し、ユニットメモ
リ5の確認フラグをOFFに戻した後、Step7へ進
む。
【0060】Step4−4 Step4−2と同様に、Step3−3で読み込まれ
た該当のユニットメモリ5の消耗度と補助メモリ4に記
憶されていた該当のユニットの消耗度とを照合する。一
致した場合は制御情報メモリ3のバックアップデータに
誤情報が記憶されたものと判断されたStep4−7
に、一致しない場合はStep4−5に進む。
【0061】Step4−5 該当のユニットメモリ5の消耗度が制御情報メモリ3の
バックアップデータに対して進んでいるか、遅れている
かを判断する。遅れている場合は該当のユニットメモリ
5の情報に誤りがあったとしてStep4−6に、進ん
でいる場合はユニットの持ち出し使用が行われたとして
Step4−7に進む。
【0062】上記の判別は、必ずしも確定的でない。進
んでいる場合については、たまたま消耗度が進んだよう
に誤情報が記憶されていた可能性があり、必ずしも持ち
出し使用されたと限定できない。しかしながら、消耗度
情報が実際の消耗度より遅れている場合には、ユニット
寿命を超過しても警告されず、画質の低下や本体の汚損
を招く可能性が懸念されるが、進んでいる場合には特に
大きな障害は起りにくいため、前者か後者かの判断がつ
かない場合は後者と判別している。
【0063】Step4−6 Step4−5での判断から、該当のユニットメモリ5
の情報を制御情報メモリ3のバックアップデータで修正
する。このとき確認フラグもONからOFFに書き換え
る。ユニット自体に何らかの異常が無いかを確認するた
め、次段階の動作チェックは通常モード(Step6)
に進む。
【0064】Step4−7 ユニットの履歴が変化している(ユニット交換か持ち出
し使用)か、制御情報メモリ3のバックアップデータに
誤情報が記憶されていたと判断され、制御情報メモリ3
のバックアップデータを該当のユニットメモリ5の情報
で更新し、確認フラグもONからOFFに書き換える。
このとき該当のユニットの情報が、Step5の代行記
憶処置で補助メモリ4によって代行記憶されていた場合
は、代行記憶処置をリセットして(データの入手先を代
行記憶領域からユニットメモリ5に戻して)から情報更
新を行なう。ユニットの履歴が変化しているため、次段
階の動作チェックは通常モード(Step6)に進む。
【0065】Step5の詳細を、「図12」のシーケ
ンス図を用いて詳細に説明する。
【0066】この段階では、該当ユニットは通信不能か
通信は可能だがユニットメモリ5は書込み不能となって
いると判断されている。ユニットが継続使用されている
か、消耗度情報の入手が可能かどうかを確認し、補助メ
モリ4に代行記憶領域を設定して該当ユニットメモリ5
の代行を行なう処置をとる。
【0067】Step5−1 まず、ユニットが継続使用されているか否かの確認のた
め、Step1で収集したもしくはStep3で再収集
したIDコードを再び制御情報メモリ3のバックアップ
データと照合する。Step2で通信不能と判別された
ものは当然ながらユニットの照合はできない。IDコー
ドが一致した場合はユニットの継続使用が確認されたと
してStep5−2に進み、一致しないものはStep
5−8に進む。
【0068】Step5−2 補助メモリ4の記憶領域に該当ユニットの代行記憶領域
を設定する。
【0069】Step5−3 該当のユニットメモリ5の情報が、最新の信頼できる情
報か否かを制御情報メモリ3の消耗度情報と照合するこ
とで判別する。一致した場合はStep5−4に、一致
しない場合はStep5−5に進む。
【0070】Step5−4 この段階では、ユニットメモリ5の記憶内容が信頼でき
る情報であると判断され、ユニットメモリ5の全ての情
報を、Step5−2で設けた代行記憶領域に複製す
る。
【0071】Step5−5 該当のユニットメモリ5の消耗度と補助メモリ4に記憶
されていた該当のユニットの消耗度とを照合する。一致
した場合は制御情報メモリ3のバックアップデータに誤
情報が記憶されたものと判断されStep5−4に、一
致しない場合はStep5−6に進む。
【0072】Step5−6 ユニットメモリ5の消耗度情報が、制御情報メモリ3の
バックアップデータに対して進んでいるか、遅れている
かを判断する。遅れている場合は該当のユニットメモリ
5の情報に誤りがあったとしてStep5−7に進む。
進んでいる場合はユニットの持ち出し使用が行われたと
してStep5−4に進む。上記の判別は、Step4
−5の場合と同様に必ずしも確定的でないが、Step
4−5と同じ判断基準で判別する。
【0073】Step5−7 この段階では、ユニットメモリ5の情報より制御情報メ
モリ3の記憶内容が信頼できる情報であると判断され、
ユニットメモリ5の全ての情報をStep5−2で設け
た補助メモリ4の代行記憶領域に複写して、制御情報メ
モリ3に記憶されていたバックアップデータで修正す
る。Step5−11経由のものは、制御情報メモリ3
に記憶されていたバックアップデータのみを複写する。
【0074】Step5−8 情報制御回路1は、Step1、Step3−1での情
報収集やStep3−2の確認フラグに書込みの際に、
該当ユニットの消耗度情報の入手先と確認フラグの書込
み先を上記該当ユニットの代行記憶霊異記に変更する。
さらに、該当のユニットが通信不全であることを表示し
て、今後該当のユニットについては継続使用が前提とさ
れる旨(代わりのユニットを使用すると該当のユニット
は使用不可になる)を告知する。この後、Step6に
進む。
【0075】Step5−9 通信不能もしくは継続使用が確認できないユニットは、
当然ながら履歴が不明のため使用を薦められない。従っ
て、「ユニット通信異常」として該当ユニットの表示を
行ない、ユニットの装着状況の確認を促す警告表示を行
なう。ユニットが未装着であったりコネクタ15の嵌合
が十分でない場合はユニットを装着し直すことで復帰で
きるが、ユニットメモリ5との通信経路やユニットメモ
リ5自体の読み出し機能が損なわれている場合は、基本
的には使用不可とする。
【0076】しかしながら、該当のユニットが制御情報
メモリ3にバックアップデータが残されているユニット
ならば(継続使用しているユニットならば)、IDコー
ドを何らかの方法で確認できれば使用できる。本実施形
態では次善の対処方法として、ユニットのIDコードが
ユニットメモリ5の電子情報以外にもユニット自体にラ
ベルや刻印の形で確認できる場合を想定し、該当のID
コードを表示してユーザに照合してもらう方法を用意し
た。
【0077】Step5−10 Step5−9で表示した該当のユニットのIDコード
を、ユーザーが「IDコードが一致しますか?→Ye
s、No」の問いに答える形の認証を行なう。Yesの
場合はStep5−11へ進む。Noの場合は、残念な
がら正常なユニット管理は望めないため、ユニットの交
換を促す警告表示を行ない本体を停止する。
【0078】Step5−11 補助メモリ4の記憶領域に該当ユニットの代行記憶領域
を設定し、Step5−7に進む。
【0079】次に待機状態から画像形成を完了し再び待
機状態になるまでの情報処理の詳細について図13のシ
ーケンス図を用いて説明する。
【0080】Step11 画像形成信号得を受信すると画像形成動作に入る。
【0081】Step12 画像形成動作中、本体制御回路2は前述の動作チェック
のときと同様に、各ユニットの駆動時間、各種バイアス
印加時間などの積算パラメータをカウントする。
【0082】Step13 画像形成動作終了後、前述のStep8と同様に、本体
制御回路2はカウントしていた各ユニットの駆動時間、
各種バイアス印加時間などの積算パラメータを情報制御
回路1に送り、情報制御回路1は先に収集した消耗度情
報と上記積算パラメータから各ユニットの消耗度を新た
に算出する。
【0083】Step14 前述のStep9と同様に、算出した消耗度があらかじ
め設定されている規定値を越えていた場合には「ユニッ
ト寿命」もしくは「ユニット交換」などの警告を行う。
【0084】Step15 前述のStep10と同様に、情報制御回路1は異常・
寿命の有無に依らず、制御情報メモリ3のバックアップ
データを更新する。次いで、補助メモリ4には各ユニッ
ト毎のIDコードと上記消耗度データのみを記憶・更新
させる。さらに各ユニット毎にバックアップデータと同
じ内容の情報を、現像ユニット9については補助メモリ
4の代行記憶領域へ、現像ユニット9以外については各
ユニットメモリ5に送って更新する。上記情報更新の後
に再び待機状態となる。
【0085】以後、画像形成信号の受信に応じて、上記
のように画像形成動作と制御情報メモリ3と補助メモリ
4及び各ユニットメモリ5の情報の更新を繰り返すこと
により、常に各ユニットの消耗度に応じた画像形成条件
の制御となり正確な寿命推定が可能になる。
【0086】本実施形態の現像ユニット9への情報伝達
は、ロータリードラム48を回転させ1つずつ行う必要
がある。詳述すれば、図19に示す現像ユニット9y
(y,m,c,k)のいずれかを停止させる。ここで
は、図の通り現像ユニット9yを停止させたとして、現
像ユニット9yに付属の赤外光送受信器17yと本体側
に設置してある不図示の赤外光送受信器を通じて本体の
情報制御回路1と情報通信を行う。赤外光による通信は
コネクタを通じての通信より信頼度が劣るため、本実施
形態では特に現像ユニットメモリ5yに情報を書込む場
合は、書込んだ情報を送り返して照合するなどの処置を
採っており、現像ユニット9以外の他のユニットの通信
時間より多くの時間を要する。更に、上記を4色分繰り
返さなければならない。作動チェックや画像形成終了後
毎に現像ユニット9(y,m,c,k)と情報のやり取
りを行なうことはあまりに効率が悪いので、補助メモリ
4に各色毎に代行記憶領域を設置して、消耗度等の履歴
を一時的に保存する方式を採った。
【0087】また、本実施形態では、補助メモリ4に保
存された現像ユニット9の情報を、一定時間、もしくは
一定の通紙枚数を超過した後の待機状態に入ると、ID
コードを確認した上、自動的に現像ユニットメモリ5
(y,m,c,k)に書込むシーケンスを用意した。ま
た、電源スイッチをOFFにすると、本体電源を落とす
までの間に、上記と同様に補助メモリ4に保存された現
像ユニット9の情報を現像ユニットメモリ5(y,m,
c,k)に書込まれるようなシーケンスを用意した。
【0088】上記から、あるユニットが新品に交換され
た場合は、Step1からStep2,3を経由してS
tep4に至り、Step4ではStep4−1からS
tep4−7に移り、ここで制御情報メモリ3のバック
アップデータがこのユニットの内容に更新される。その
後、Step6の作動チェックを受け、Step8,9
を経てStep10で更にバックアップデータが最新情
報で更新され、情報の一部が補助メモリ4に記録されて
待機状態となる。
【0089】上記の待機状態からいったん電源を落とし
て再起動した場合は、Step1,2を経由してSte
p3−1からStep7に移り、省略モードの作動チェ
ックを受け、先ほどと同様にStep8,9,10を経
て待機状態となる。作動チェックが省略モードのため、
起動から待機状態に至るまでの時間は短縮される。
【0090】あるユニットのユニットメモリ5の情報が
何らかの原因で狂った場合、もしくは情報の伝達中に何
らかの異常が起こり誤情報が伝えられた場合は、Ste
p1からStep2,3を経由してStep4に至り、
Step4ではStep4−2,Step4−4,St
ep4−5で情報の正誤を判別して,Step4−6も
しくはStep4−7の処理を行うことで情報の修正を
行なう。補助メモリ4は、現像ユニット9の代行記憶以
外にも、制御情報メモリ3の誤情報記録の有無の判別に
用い、情報の修正能力の向上を図っている。
【0091】あるユニットのユニットメモリ5が何らか
の原因で書込み不能になった場合は、Step1からS
tep2,3を経由してStep5に至り、Step5
ではStep5−2〜Step5−8の処理により情報
の正誤を修正しつつ、補助メモリ4に代行記憶領域を設
定してユニットの継続使用を可能にした。
【0092】また、あるユニットのユニットメモリ5と
の情報通信が不能になった場合でも、Step5−9〜
Step5−11のユーザー認証措置を取ることによ
り、上記と同じく補助メモリ4に代行記憶領域を設定し
てユニットの継続使用を可能にした。ただし、この措置
では起動のたびに上記のユーザー認証を行なわねばなら
ず、一度でも他のユニットを本体に装着すると使用不能
になる。あくまでも、ユニット交換を前提とした任命措
置である。
【0093】以上説明したように、本実施形態では情報
制御回路1と制御情報メモリ3、補助メモリ4を設け、
各ユニットの消耗度情報をバックアップすることで、各
ユニットの使用状況に応じて動作チェックなどの復帰シ
ーケンスを短縮化したり、様々な要因の誤伝達情報の修
正や、ユニットメモリ5への情報記憶の不具合の発生に
も対応できるようにした。
【0094】(第2の実施形態)「図14」に本発明の
第一の実施形態のカラー画像形成装置の制御系統のブロ
ック図を示す。第一の実施形態のカラー画像形成装置の
基本的な構成は、従来例の「図20」に示した装置と同
様である。よって、共通する構成は全て従来例の「図2
0」に示した符合を用いて、画像形成行程の詳細につい
ては説明を省略する。また、ほぼ同様の形態・機能のも
のは、第一の実施形態と同じく、同一の符合を用い、区
別が必要な場合は英字でサフィックスを付記する。
【0095】「図14」に示すように、本実施形態の制
御系統は、第一の実施形態と同様に、各ユニットの情報
記憶手段たるユニットメモリ29に繋がる情報制御回路
26と9、情報制御回路26で処理された情報に基づい
て各ユニットの画像形成条件を制御する本体制御回路2
7と、画像形成及び各ユニットの管理に必要な制御情報
のバックアップを行う制御情報メモリ28を持つ。本体
制御回路28は、第一の実施形態と同様に、各種バイア
スを各ユニットに供給する高圧電源30、及び各ユニッ
トを駆動する駆動モータ31に繋がっており、これらを
制御しつつ通電時間や駆動時間をカウントし、図示して
いない各種検知機構を通じて本体全ての状況確認を行な
っている。本実施形態の情報制御回路26にクロックを
内蔵しており、制御情報メモリ3及び各ユニットのユニ
ットメモリ29の情報を更新するときに、その更新時間
(日付、時間)を情報として記憶させることができる
(以下、更新時間情報と呼ぶ)。
【0096】本実施形態では、第一の実施形態の補助メ
モリ4の代わりに、画像形成ユニット32のユニットメ
モリ29を補助的なバックアップ手段として兼用させ
る。本実施形態では、画像形成ユニット32のユニット
メモリ29(y,m,c,k)は、自身以外の他の画像
形成ユニット32のバックアップデータ(画像形成に必
要な管理情報とIDコード、及び更新時間情報)と、転
写ベルトユニット33、定着ユニット11の認証に必要
な最小限のデータ(IDコード、消耗度、及び更新時間
情報)を記憶する。
【0097】「図15」は本実施形態の画像形成ユニッ
ト32の概略断面図である。画像形成ユニット32は、
像担持体たる感光ドラム34、一次帯電器たる帯電ロー
ラ35、トナーを収納した現像器36、クリーニング手
段たるクリーニングブレード37と廃トナー容器38を
一体にして各色毎に構成したもので、外部から駆動及び
トナー像形成に必要な帯電、現像バイアスが加えられる
ようになっており、画像形成装置本体から各色毎に容易
に着脱できる。画像形成ユニット32の廃トナー容器3
8の背面には、「図16」に示すように、画像形成ユニ
ット32の情報記憶手段たる不揮発性メモリ(以下、画
像ユニットメモリと略器)29とコネクタ39が設置さ
れており、本体装着時にはコネクタ39が本体側のコネ
クタ(不図示)と嵌合し、これを通じて本体の情報制御
回路1と情報通信を行う。
【0098】「図17」は本実施形態の転写ベルトユニ
ット33の概略断面図で、静電転写ベルト40、各画像
形成ユニットに対応して設置されている転写帯電器たる
転写ローラ41、吸着帯電器42、除電用帯電器43、
分離帯電器44及び駆動ローラ45、テンションローラ
46などを一体にして構成したもので、外部から駆動及
び転写バイアス及び紙の吸着、除電、分離のためのバイ
アスが加えられるようになっている。転写ベルトユニッ
ト33の側面には、「図18」に示すように、転写ベル
トユニット33の情報記憶手段たる不揮発性メモリ(以
下、転写ユニットメモリと略器)29tとコネクタ39
tが設置されており、画像形成ユニット7と同様に、本
体装着時に本体側のコネクタ(不図示)と嵌合し、本体
の情報制御回路1と情報通信を行う。
【0099】本実施形態の定着ユニット11は、「図
6」に示した第一の実施形態のものとほぼ同様であるた
め、以下「図6」と符合を同一にして説明を省略する。
【0100】本実施形態の情報処理のシーケンスは、基
本的に第一の実施形態で示した図10〜13と同様なの
で、これを用いて説明する。まず、図10に沿って画像
形成可能な待機状態になるまでの起動シーケンスを説明
する。
【0101】Step1 最初に、ユニットの有無や使用状況を知るために、本体
の情報制御回路26は各ユニットのIDコードと消耗度
情報及び異常・警告検知情報を収集する。本実施形態の
初期設定では、各ユニットのIDコード、消耗度情報、
異常・警告検知情報の入出力先は各々のユニットの付属
するユニットメモリ29に指定されている。収集したユ
ニットに異常・警告検知情報がある場合は、これを確認
した時点で警告を表示し、本体を停止させる。
【0102】なお、情報の記録・通信に何らかの不具合
のあるユニットについては代行記憶領域を設置している
場合があり、このときの情報の入出力先は、第一の実施
形態と同じく、IDコードについては該当ユニットのユ
ニットメモリ29に、消耗度情報と異常・警告検知情報
については設置した代行記憶領域となる。本実施形態の
代行記憶領域の設置場所は、後に詳述するが、全ての画
像ユニットメモリ29(y,m,c,k)となる。
【0103】Step2 Step1で各ユニットのメモリ29(もしくは代行記
憶領域)との通信が可能であったか否かを判別する。通
信が可能であればStep3へ、通信できないユニット
がある場合はStep5に進む。
【0104】Step3 通信可能な状況で、とりあえずIDコードと消耗度情報
を収集できた場合は、情報制御回路26はその情報内容
を主に制御情報メモリ28に記憶された各ユニット毎の
バックアップデータと比較・照合することで、各ユニッ
トの通信状況の異常の有無を判別する。通信内容に問題
があると疑われる場合にはStep4に、通信経路やユ
ニットメモリ29自身などのハードウェアに問題がある
と疑われる場合にはStep5に、データが完全に一致
する場合はStep7に進む。詳細は、後述する。
【0105】Step4 通信内容に問題があると疑われる場合には、IDコード
と消耗度情報を詳細に比較することで使用状況を推定
し、誤情報記憶が生じたと推定された場合はこれをより
正しいと思われる情報で更新・修正する。異常が無いと
判断された場合はStep7に、情報更新・修正が行な
われた場合はStep6に進む。詳細は、後述する。
【0106】Step5 通信経路やユニットメモリ29などのハードウェアに問
題があると疑われる場合には、画像ユニットメモリ29
(y,m,c,k)のいずれかに代行記憶領域を設定し
て該当ユニットメモリ29の代行を行なう処置をとる。
ユニットのIDコードの自動認証ができない場合は本体
を停止せざるを得ないが、次善の方法としてオフライン
でユーザーが手動認証可能な方策を提供する。上記処置
が終了した後Step6に進む。詳細は、後述する。
【0107】Step6 上記過程を経た後、本体制御回路27は各ユニットの動
作チェックを始める。温度調整機構のチェック、各ユニ
ットの駆動機構のチェック、濃度調整・レジストレーシ
ョン調整、各種バイアスの通電チェックや最適化などを
行なう。また、上記の動作チェックに平行して本体制御
回路2は各ユニットの駆動時間、各種バイアス印加時間
などの積算パラメータのカウントやトナーなし検知、廃
トナー満杯検知などを行う。当然ながら、駆動系、電気
系の異常やトナー残量などが規定値を越えたことが検知
された場合は警告を行う。
【0108】Step7 照合結果に異常が無い場合、つまり前回使用した条件に
何らの変更も無い場合は、画像形成条件に大きな変更は
ないものとして起動時間短縮のため、必要最小限の省略
モードで動作チェックを行なう。上記と同様に本体制御
回路27は積算パラメータのカウントを平行して行な
う。異常が検知された場合の処置はStep6と同様で
ある。
【0109】Step8 Step6もしくはStep7の動作チェックが完了し
た後に、本体制御回路27はカウントしていた積算パラ
メータを情報制御回路26に送り、情報制御回路26は
先に収集した消耗度情報と上記積算パラメータから各ユ
ニットの消耗度を新たに算出する。
【0110】Step9 算出した消耗度があらかじめ設定されている規定値を越
えていた場合には「ユニット寿命」もしくは「ユニット
交換」などの警告を行う。
【0111】Step10 情報制御回路26は、異常・寿命の有無に依らず、制御
情報メモリ28のバックアップデータをStep8で算
出した内容で更新する。同時に各ユニット毎の情報を各
ユニットメモリ29に送って更新すると共に、更新時間
情報も記憶させる。
【0112】画像形成ユニット32については、自身以
外の他の画像形成ユニット32のバックアップデータ
と、転写ベルトユニット33、定着ユニット11のID
コード、消耗度、及び更新時間情報(代行記憶が設定さ
れた場合はバックアップデータ)を記憶する。
【0113】本実施形態のStep3及びStep4の
詳細を、「図11」のシーケンス図を用いて詳細に説明
する。
【0114】Step3−1 まず、情報制御回路26は制御情報メモリ28のバック
アップデータとStep1で収集したデータと照合を行
う。データが完全に一致する場合はStep7に進む。
通信は行われたがIDコードと消耗度のいずれか一方も
しくは両方が一致しない場合はStep3−2に進む。
【0115】Step3−2 情報通信経路もしくはハードウェアの故障のケースを分
離するため、情報制御回路26は確認フラグを該当する
ユニットメモリ29(もしくは代行記憶領域)に書込
む。
【0116】Step3−3 書込んだ確認フラグをユニットメモリ29(もしくは代
行記憶領域)から読み出す。確認フラグが読み出される
ときには、再びIDコードと消耗度に加えて更新時間情
報も同時に収集する。さらに、該当のユニット以外のい
ずれか正常な画像ユニットメモリ29に記憶されている
該当ユニットのIDコードと消耗度を読み出す。全ての
画像ユニットメモリ29でIDコードか消耗度が異なっ
ていた場合は、ゼロ値を情報制御回路26に読み込ませ
る(Step4−4で比較する情報をリセット状態にす
る)。
【0117】Step3−4 確認フラグのON/OFFを判別する。ONの場合は書
込み/読み出し機能は正常であると判断されてStep
4に、OFFの場合はハードウェアの障害が生じ「書込
み不能」の状態と判断されてStep5に進む。
【0118】Step4−1 Step3−3で読み込まれた該当のユニットメモリ2
9のIDコードと制御情報メモリ28のバックアップデ
ータのIDコードの比較を行なう。一致した場合はSt
ep4−2に進む。また一致しない場合は、ユニットが
交換されたか、制御情報メモリ28のバックアップデー
タに誤情報が記憶されたものとみなされStep4−7
に進む。
【0119】Step4−2 Step4−1と同様に、Step3−3で読み込まれ
た該当のユニットメモリ29の消耗度を制御情報メモリ
28のバックアップデータと照合する。一致した場合は
Step4−3に、一致しない場合はStep4−4に
進む。
【0120】Step4−3 通信上の障害が発生したが、障害がイレギュラーなもの
で異常は解消されたと判断し、ユニットメモリ29の確
認フラグをOFFに戻した後、Step7へ進む。
【0121】Step4−4 Step4−2と同様に、Step3−3で読み込まれ
た該当のユニットメモリ29の消耗度と正常な画像ユニ
ットメモリ29に記憶されていた該当のユニットの消耗
度とを照合する。一致した場合は制御情報メモリ28の
バックアップデータに誤情報が記憶されたものと判断さ
れStep4−7に、一致しない場合(正常と思われる
画像ユニットメモリ29が無い場合も含む)はStep
4−6に進む。
【0122】Step4−5 該当のユニットメモリ29の更新時間情報が制御情報メ
モリ28の更新時間情報に対して進んでいるか、遅れい
るかを判断する。遅れている場合は該当のユニットメモ
リ29の情報に誤りがあったとしてStep4−6に、
進んでいる場合はユニットの持ち出し使用が行われたと
してStep4−7に進む。
【0123】Step4−6 Step4−3での判断から、該当のユニットメモリ2
9の情報を制御情報メモリ28のバックアップデータで
修正する。このとき確認フラグもONからOFFに書き
換える。ユニット自体に何らかの異常が無いかを確認す
るため、次段階の動作チェックは通常モード(Step
6)に進む。
【0124】Step4−7 ユニットの履歴が変化している(ユニット交換か持ち出
し使用)か、制御情報メモリ28のバックアップデータ
に誤情報が記憶されていたと判断され、制御情報メモリ
28のバックアップデータを該当のユニットメモリ29
の情報で更新し、確認フラグもONからOFFに書き換
える。このとき該当のユニットの情報が、Step5の
代行記憶処置で画像ユニットメモリ29によって代行記
憶されていた場合は、データの入手先を代行記憶領域か
ら該当のユニットメモリ29に戻して、情報更新を行な
う。ユニットの履歴が変化しているため、次段階の動作
チェックは通常モード(Step6)に進む。
【0125】Step5の詳細を、「図12」のシーケ
ンス図を用いて詳細に説明する。
【0126】Step5−1 まず、ユニットが継続使用されているか否かの確認のた
め、Step1で収集したもしくはStep3で再収集
したIDコードを再び制御情報メモリ28のバックアッ
プデータと照合する。Step2で通信不能と判別され
たものは当然ながらユニットの照合はできない。IDコ
ードが一致した場合はユニットの継続使用が確認された
としてStep5−2に進み、一致しないものはSte
p5−8に進む。
【0127】Step5−2 該当ユニットの代行記憶領域を、いずれか任意のハード
ウェア上の障害の無い画像ユニットメモリ29上に設定
する。該当ユニットが転写ベルトユニットか定着ユニッ
トであった場合は、いずれかの画像ユニットメモリ29
上に新たに代行記憶領域を設定する。該当ユニットが画
像形成ユニット32であった場合は、代行記憶領域を新
設すること無く、他の任意の画像ユニットメモリ29の
該当の画像形成ユニット32のバックアップデータの記
憶領域を指定する。
【0128】本実施形態では、4つの画像ユニットメモ
リ29(y,m,c,k)に、29y→29m→29c
→29kの順に序列を付け、上位の画像ユニットメモリ
29を一時的な代行記憶領域の設定場所にする。例え
ば、画像ユニットメモリ29cに何らかの障害があった
場合は、序列の最初の画像ユニットメモリ29yの画像
形成ユニット32mのバックアップデータの記憶領域を
代行記憶領域として指定する。他の例としては、画像ユ
ニットメモリ29yにすでに障害があるところに、定着
ユニットメモリ5fの障害が起った場合は、画像ユニッ
トメモリ29m上に定着ユニットメモリ5fの代行記憶
領域を新設する。
【0129】Step5−3 該当のユニットメモリ29の情報が、最新の信頼できる
情報か否か制御情報メモリ3の消耗度情報がと照合する
ことで判別する。一致した場合はStep5−4に、一
致しない場合はStep5−5に進む。
【0130】Step5−4 この段階では、ユニットメモリ29の記憶内容が信頼で
きる情報であると判断され、ユニットメモリ29の全て
の情報を、Step5−2で設けた代行記憶領域に複製
する。該当ユニットが画像形成ユニット32であった場
合は、該当の画像形成ユニット32のバックアップデー
タの記憶領域に情報を上書きする。
【0131】Step5−5 該当のユニットメモリ29の消耗度とStep3−3で
読み込まれた画像ユニットメモリ29の該当のユニット
の消耗度とを照合する。一致した場合は制御情報メモリ
28のバックアップデータに誤情報が記憶されていたも
のと判断されStep5−4に、一致しない場合はSt
ep5−6に進む。
【0132】Step5−6 該当のユニットメモリ29の更新時間情報が制御情報メ
モリ28の更新時間情報に対して進んでいるか、遅れて
いるかを判断する。遅れている場合は該当のユニットメ
モリ29の情報に誤りがあったとしてStep5−7に
進む。進んでいる場合はユニットの持ち出し使用が行わ
れたとしてStep5−4に進む。
【0133】Step5−7 この段階では、該当のユニットメモリ29の情報より制
御情報メモリ28の記憶内容が信頼できる情報であると
判断され、該当のユニットメモリ29の全ての情報をS
tep5−2で設けた画像ユニットメモリ29の代行記
憶領域に複写して、制御情報メモリ28に記憶されてい
たバックアップデータで修正する。Step5−11経
由のものは、制御情報メモリ28に記憶されていたバッ
クアップデータのみを複写する。
【0134】Step5−8 情報制御回路1は、Step1、Step3−1での情
報収集やStep3−2の確認フラグに書込みの際に、
該当ユニットの消耗度情報の入手先と確認フラグの書込
み先を上記該当ユニットの代行記憶領域に変更する。さ
らに、該当のユニットが通信不全であることを表示し
て、今後該当のユニットについては継続使用が前提とさ
れる旨(代わりのユニットを使用すると該当のユニット
は使用不可になる)を告知する。この後、Step6に
進む。
【0135】Step5−9 通信不能もしくは継続使用が確認できないユニットは、
「ユニット通信異常」として該当ユニットの表示を行な
い、ユニットの装着状況の確認を促す警告表示を行な
う。ユニットメモリ29の通信機能やユニットメモリ2
9自体の読み出し機能が損なわれている場合は、基本的
には使用不可とする。
【0136】該当のユニットが制御情報メモリ28にバ
ックアップデータが残されているユニットならば、ID
コードを何らかの方法で確認できれば使用できるため、
該当のユニットのIDコードを表示してユーザに照合し
てもらう方法を用意した。
【0137】Step5−10 Step5−9で表示した該当のユニットのIDコード
を、ユーザーが「IDコードが一致しますか?→Ye
s、No」の問いに答える形の認証を行なう。Yesの
場合はStep5−11へ進む。Noの場合は、残念な
がら正常なユニット管理は望めないため、ユニットの交
換を促す警告表示を行ない本体を停止する。
【0138】Step5−11 Step5−2に準じて、該当ユニットの代行記憶領域
を、いずれか任意のハードウェア上の障害の無い画像ユ
ニットメモリ29上に設定し、Step5−7に進む。
【0139】待機状態から画像形成を完了し再び待機状
態になるまでの情報処理の詳細について図13のシーケ
ンス図を用いて説明する。
【0140】Step11 画像形成信号を受信すると画像形成動作に入る。
【0141】Step12 画像形成動作中、本体制御回路27は前述の動作チェッ
クのときと同様に、各ユニットの駆動時間、各種バイア
ス印加時間などの積算パラメータをカウントする。
【0142】Step13 画像形成動作終了後、前述のStep8と同様に、本体
制御回路27はカウントしていた各ユニットの駆動時
間、各種バイアス印加時間などの積算パラメータを情報
制御回路26に送り、情報制御回路26は先に収集した
消耗度情報と上記積算パラメータから各ユニットの消耗
度を新たに算出する。
【0143】Step14 前述のStep9と同様に、算出した消耗度があらかじ
め設定されている規定値を越えていた場合には「ユニッ
ト寿命」もしくは「ユニット交換」などの警告を行う。
【0144】Step15 前述のStep10と同様に、情報制御回路26は、異
常・寿命の有無に依らず、制御情報メモリ28のバック
アップデータをStep8で算出した内容で更新する。
同時に各ユニット毎の情報を各ユニットメモリ29に送
って更新すると共に、更新時間情報も記憶させる。上記
情報更新の後に再び待機状態となる。以後、画像形成信
号の受信に応じて、上記のように画像形成動作と制御情
報メモリ28と各ユニットメモリ29の情報の更新を繰
り返す。
【0145】本実施形態では、第一の実施形態の補助メ
モリ4と同様に、画像ユニットメモリ29(y,m,
c,k)は制御情報メモリ28の誤情報記録の有無の判
別や、代行記憶領域の設定場所にしているが、4つのメ
モリ29(y,m,c,k)に、画像形成のたびに同じ
情報を書込ませるのは効率が悪いので、制御情報メモリ
28に保存された画像ユニットメモリ29(y,m,
c,k)のバックアップデータと転写ベルトユニットか
定着ユニットのIDコード、消耗度を、一定時間、もし
くは一定の通紙枚数を超過した後の待機状態に入ると、
IDコードを確認の上、自動的に全ての画像ユニットメ
モリ29(y,m,c,k)に書込むシーケンスを用意
した。もちろん更新時間情報も記憶する。また、電源ス
イッチをOFFにすると、本体電源を落とすまでの間
に、上記と同じ情報を制御情報メモリ28から全ての画
像ユニットメモリ29(y,m,c,k)に書込むシー
ケンスを用意した。
【0146】本実施形態では、第一の実施形態の補助メ
モリ4と同様な機能を、複数の画像ユニットメモリ29
(y,m,c,k)に持たせることで、情報の保持機能
の向上を図った。例えば、第一の実施形態で補助メモリ
4のデータが不慮の事故で狂うもしくは失われてしまっ
た場合、代行記憶の続行が不可能になるケースがあっ
た。
【0147】また、本実施形態のような、タンデム型の
カラー画像形成装置では、頻繁に画像形成ユニット32
の交換や持ち出し使用が行なわれることが多く、画像ユ
ニットメモリ29の通信不良や誤情報記憶の頻度も多
い。このため、あらかじめ代行記憶が発生しやすい画像
形成ユニット32の情報を、全ての画像形成ユニット3
2が互いのバックアップデータを共有できる状態にし、
不慮の事態が起きても情報の入出力先の変更だけで対応
できるようにした。
【0148】また、制御情報メモリ28に異常が発生し
た場合には、上記の画像ユニットメモリ29でその機能
を代用できる(但し、全ての画像形成ユニット32を一
度に交換できなくなる)。
【0149】
【発明の効果】以上のように本発明では、画像形成装置
を構成する交換可能なユニットの一部もしくは全部が、
そのユニット固有の管理情報を格納できる情報記憶手段
をユニット毎に有し、前記情報記憶手段の記憶情報の処
理、更新を行う情報制御手段と、前記情報記憶手段の記
憶情報に基づいて画像形成の制御を行う画像形成制御手
段とを有した画像形成装置において、画像形成及び各ユ
ニットの管理に必要な制御情報のバックアップを行う複
数の制御情報記憶手段を有することで、起動時に管理情
報の再取得や情報処理、動作チェックなどに要する時間
を短縮できる画像形成装置を提供できる。
【0150】また、制御情報記憶手段の一つとして、い
ずれか任意のユニットの情報記憶手段を兼用すること
で、制御情報記憶手段の設置個数を不要に増やす必要が
無くなる。
【0151】また、複数の制御情報記憶手段に記憶され
た任意のユニットについての情報と、そのユニットの情
報記憶手段の情報の比較・判別機能、比較・修正機能を
有することによって、制御情報記憶手段とユニットの情
報記憶手段の情報伝達経路や情報記憶機能の異常の有無
の確認や情報の正誤判断や誤情報の修正をより正確に行
なうことができる。
【0152】さらに、複数の情報制御手段が情報記憶手
段の情報保持機能に不具合があったり、通信に構成上、
制御上の制約があるユニットの管理情報を制御情報記憶
手段に該当のユニットの管理情報を記憶する記憶領域を
設定して、該当のユニットの情報記憶手段の代行をさせ
る代行記録機能を有することによって、制御情報記憶手
段もしくは情報伝達経路に異常が発生しても該当のユニ
ットの継続使用が安定して可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一のカラー画像形成装置の制御系統
のブロック図。
【図2】本発明の第一のカラー画像形成装置の感光体ユ
ニットの概略断面図。
【図3】本発明の第一のカラー画像形成装置の感光体ユ
ニットの概観図。
【図4】本発明の第一のカラー画像形成装置の現像ユニ
ットの概略断面図。
【図5】本発明の第一のカラー画像形成装置の現像ユニ
ットの概観図。
【図6】本発明の第一のカラー画像形成装置の転写ベル
トユニットの概略断面図。
【図7】本発明の第一のカラー画像形成装置の転写ベル
トユニットの概観図。
【図8】本発明の第一のカラー画像形成装置の定着ユニ
ットの概略断面図。
【図9】本発明の第一のカラー画像形成装置の定着ユニ
ットの概観図。
【図10】本発明の第一のカラー画像形成装置の起動時
のシーケンス図。
【図11】本発明の第一のカラー画像形成装置の通信状
況比較判断動作及びユニット情報の正誤判断・修正動作
のシーケンス図。
【図12】本発明の第一のカラー画像形成装置の代行記
憶処置のシーケンス図。
【図13】本発明の第一のカラー画像形成装置の画像形
成動作時のシーケンス図。
【図14】本発明の第二のカラー画像形成装置の制御系
統のブロック図。
【図15】本発明の第二のカラー画像形成装置の画像形
成ユニットの概略断面図。
【図16】本発明の第二のカラー画像形成装置の画像形
成ユニットの概観図。
【図17】従来例の第二のカラー画像形成装置の転写ベ
ルトユニットの概略断面図。
【図18】本発明の第二のカラー画像形成装置の転写ベ
ルトユニットの概観図。
【図19】従来例の第一のカラー画像形成装置の概略断
面図。
【図20】従来例の第二のカラー画像形成装置の概略断
面図。
【符号の説明】
1 情報制御手段 2 本体制御手段 3 制御情報記憶手段 4 ユニット情報記憶手段 8 感光体ユニット 9 現像ユニット 10 転写ベルトユニット 11 定着ユニット 26 情報制御手段 27 本体制御手段 28 制御情報記憶手段 29 ユニット情報記憶手段 32 画像形成ユニット 33 転写ベルトユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置を構成する交換可能なユニ
    ットの一部もしくは全部が、そのユニット固有の管理情
    報を格納できる情報記憶手段をユニット毎に有し、前記
    情報記憶手段の記憶情報の処理、更新を行う情報制御手
    段と、前記情報記憶手段の記憶情報に基づいて画像形成
    の制御を行う画像形成制御手段とを有した画像形成装置
    において、 画像形成及び各ユニットの管理に必要な制御情報のバッ
    クアップを行う複数の制御情報記憶手段を有することを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の複数の制御情報記憶手段の一
    つとして、いずれか任意のユニットの情報記憶手段を用
    いることを特徴とする画像形成装置及び情報記憶手段を
    有する交換可能なユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは請求項2において、情
    報制御手段が少なくとも2つの制御情報記憶手段に記憶
    された任意のユニットについての情報と、そのユニット
    の情報記憶手段の情報を比較して、制御情報記憶手段及
    びユニットの情報記憶手段の情報の正誤判断や語情報の
    修正を行う比較・修正機能を有することを特徴とする画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3において、情報制御
    手段が情報記憶手段の情報入出力機能に不具合があるユ
    ニットの管理情報を、制御情報記憶手段もしくは他のユ
    ニットの情報記憶手段の前記ユニットの管理情報を記憶
    する記憶領域を設定して、前記ユニットの情報記憶手段
    の代行をさせる代行記録機能を有することを特徴とする
    画像形成装置及び情報記憶手段を有する交換可能なユニ
    ット。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項3において、情報制御
    手段が特定のユニットの情報記憶手段と情報制御手段の
    通信に構成上、制御上の制約がある場合に、制御情報記
    憶手段もしくは他のユニットの情報記憶手段上に前記ユ
    ニットの管理情報を記憶する記憶領域を設定して、一時
    的に前記のユニットの情報記憶手段の代行をさせる代行
    記録機能を有することを特徴とする画像形成装置及び情
    報記憶手段を有する交換可能なユニット。
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