JP4227350B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式のプリンターあるいは複写機など、画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置の一例として、電子写真方式のカラー画像形成装置を図13に示す。以下、図に沿って説明する。
【0003】
この装置では、適数のローラに懸架されて走行する静電転写ベルト16があり、前記静電転写ベルト16の内部及び周囲には、転写帯電器17、吸着ローラ18、除電帯電器19、分離帯電器20を備えている。これらの帯電器のうち転写帯電器たる転写ローラ17は、後述する複数の画像形成部の一部として複数個配備されている。
【0004】
この静電転写ベルト16に対向配置するように、像担持体10y,一次帯電器11y,静電潜像形成の為の画像信号付与手段たるLED露光装置26y,イエロートナーを収納する現像器12y,クリーニング手段たるクリーニングブレード13yと廃トナー容器14y,前記像担持体10yに対向して静電転写ベルト16の反対側に設けた転写ローラ17yからなるイエローの画像形成部(yのサフイックスの付いたもの)がある。イエローの画像形成部と同様に、像担持体,一次帯電器,LED露光装置,各々マゼンタトナー,シアントナー,ブラックトナーを収納する現像器,クリーニングブレードと廃トナー容器,転写ローラからなる3つの画像形成部(各々、m,c,kのサフイックスの付いたもの)が前記静電転写ベルト16の進行方向に対して直列状に配置してある。
【0005】
静電転写ベルト16に対向する吸着ローラ18は、画像形成に先立って給紙ローラ27によって供給される転写材28を静電転写ベルト16上に静電吸着する。各画像形成部は、静電転写ベルト16上に静電吸着した転写材28が走行するにつれて、転写材28上の所定の位置に順次イエロートナー像,マゼンタトナー像,シアントナー像,ブラックトナー像が重なるようにタイミングを合わせて像形成を行う。形成された各トナー像は各々の画像形成部に含まれる転写ローラ17(y,m,c,k)に加えられた転写バイアスによって転写材28上に順次重畳転写されていく。
【0006】
転写を終えた転写材28は、分離帯電器20によって静電転写ベルト16から分離され、定着装置9に至り、ここで加熱,加圧されてトナー像が融解,混色されてカラー画像となり、転写材28に定着固定された後、機外に排出される。静電転写ベルト16上に残ったトナーや紙粉は、静電転写ベルト16に当接されているクリーニング手段たるクリーニングブラシ29によって取り除かれ、さらに静電転写ベルト16を除電帯電器19により除電して、次の画像形成動作に入り得る状態にする。
【0007】
本実施形態は所謂タンデム方式と呼ばれるもので、フルカラー画像形成のスルーブットが速いことを特徴としている。
【0008】
上記のような、画像形成装置(特にフルカラー画像形成装置)では、メンテナンス性の向上のため画像形成に関与する様々な機能別ユニットが消耗部品,半消耗部品として交換できるようになっているものが多い。例えば、現像装置12,感光ドラム10,帯電ローラー11,クリーニングブレード13,廃トナー容器14をトナーの色毎に一体化した画像形成ユニット7(プロセスカートリッジと呼称されることが多い)が容易に交換可能に構成され、静電転写ベルト16とそれに付随する転写ローラ17やその駆動部品の一部を中間転写ユニットとして交換できるように構成される場合がある。
【0009】
以上のような交換可能なユニットを管理し、形成される画像品位を適正に保つには、各々のユニットの消耗度を把握し、その状況に沿った画像形成条件の制御を行ったり、ユニットの寿命を推定し交換を促すメッセージをユーザーに伝えたりする必要がある。例えば、現像装置中のトナー残量や廃トナー容器のトナー量がある水準を超えないようにセンサー等で検知し警告を行うシステムが必要である。また、像担持体の感光層や中間転写ベルトもしくは定着ローラの表面層などの消耗度を推定することで寿命を推定して警告を行ったり、これらの消耗度に合わせて帯電バイアス,転写バイアスなどを制御することによって消耗による画像品位の低下を抑えることができる場合がある。
【0010】
上記の実現のためには、消耗度を計算する手段と、計算された消耗度に応じて画像形成条件を制御する手段と、その計算結果を記憶する手段が必要になる。消耗度の推定計算は、そのユニットの駆動時間,バイアス印加時間,通紙枚数などの積算パラメータを変数にして、ユニット中の主たる消耗部品に固有の消耗度関数を定義して行うことが多い。この関数が積算パラメータの線型関数の場合が多いが、一般的には消耗度関数が非線型関数になること(例えば消耗度に応じて積算パラメータに乗じる定数を変化させるなど)があり、計算結果の消耗度だけでなく、積算パラメータや消耗度関数を記録,保存することが必要な場合もある。画像形成条件の最適化制御のためには、上記の消耗度に関するものの他に、構成部品の製造時のロット毎のバラツキやそれに応じた制御のための変更情報(例えば感光体の感度バラツキと、そのバラツキを抑制するための帯電バイアスの補正値など)や、ユニットの識別コード(以下、IDコードと略称),製造日時などのデータも必要とされる場合がある。
【0011】
前提としてユニットが交換可能(着脱可能)であることを考慮すれば、上記の消耗度やその他のデータは各ユニットに付随して記録,保存されなければならない。ユニットに付随して記録されない場合は、例えば使用途中のユニットが別の画像形成装置に用いられたとき、そのユニットの消耗度を初期値に戻すより他は無く、したがって画像形成条件の最適化制御はできない。よって、各ユニットに不揮発性メモリを搭載してそのユニットに固有の情報を記録し、消耗度などの情報をその都度更新する方式が提案されている。
【0012】
【発明が解決しようとしている課題】
上記に示したような構成では、画像形成動作の前後,もしくは最中に、各ユニットの情報記憶手段と本体の情報制御手段との間で頻繁に情報交換を行う必要がある。特にフルカラー画像形成装置では、ユニットの数が多い分だけ情報量は増大する。このため、以下のような弊害が発生することがあった。
【0013】
1.紙詰まりや他のトラブルで、本体制御装置をリセットする(もしくは本体電源を一旦切る)などの処置を行なわざるを得ない場合には、情報制御手段に読み込まれていた情報が消えることがある。このため、復帰時に各ユニットからの管理情報の再取得や情報処理(消耗度の計算など)のやり直し、さらには動作チェックなど多数の処理を行うことが必要になり、多大な時間を要する。ユニットの出し入れや交換に伴う処理も同様に時間がかかるため、復帰時の時間短縮が望まれている。
【0014】
2.各ユニットの情報記憶手段と本体の情報制御手段との間の情報伝達経路に、ノイズが混入するなどの通信障害が発生した際には、誤った管理情報が本体の情報制御手段に読み込まれるか、もしくは誤った管理情報が各ユニットの情報記憶手段に書き込まれることが想定される。この場合、上記誤情報を基に寿命推定やバイアス制御などが行なわれることになり、画質の低下や本体の汚損を招く可能性がある。ユニットは交換可能であることが前提なので、各ユニットの情報記憶手段と本体の情報制御手段との間には何らかの接続手段(コネクタなど)が存在し、この部分で情報の伝達障害を起こす可能性が避けられない。さらには、このような誤情報通信の確率がユニットの数に応じて増加する。情報伝達経路,情報記憶機能の異常の有無やユニットの使用状況の確認を行なう方策、さらには情報の正誤を判断して修正できる方策が望まれている。
【0015】
3.何れかのユニットの情報記憶手段もしくは情報伝達経路に異常が発生した場合、そのユニット自体が正常であるにもかかわらず、そのユニットを機能不全として取り扱わねばならない事態が起こり得る。寿命の推定ができなくなる程度であれば継続使用は可能であるが、消耗度に合わせて様々な制御を行なっている場合は、画像形成装置全体を機能不全として停止し、該当するユニットの交換を強いるなどの対応を採らざるを得なくなる場合がある。
情報記憶手段もしくは情報伝達経路に異常が発生しても何らかの処置を行なってユニットの継続使用が可能になるように次善の対応ができる方策が望まれている。
【0016】
本発明の目的は、上記のような弊害が発生した場合にも、対応可能な画像形成装置の提供である。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、固有の情報を格納できる情報記憶手段を有する、画像形成のために用いられるユニットを1つもしくは複数着脱可能な画像形成装置であって、前記情報記憶手段に記憶された情報の処理及び更新を行う情報制御手段と、画像形成及び前記ユニットの管理に必要な制御情報のバックアップを行う制御情報記憶手段と、前記情報記憶手段の情報と前記制御情報記憶手段の情報とに基づいて、前記画像形成装置の画像形成動作を制御する画像形成制御手段と、を有し、前記情報記憶手段または前記情報記憶手段に対する情報伝達経路に不具合がある場合、前記情報制御手段が前記制御情報記憶手段に代行記憶領域を設定して、前記制御情報記憶手段にバックアップされた前記ユニットの情報を前記代行記憶領域に複製して、前記情報記憶手段の情報の代行をさせることを特徴とする画像形成装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
「図1」に本発明の第一の実施形態のカラー画像形成装置の制御系統のブロック図を示す。第一の実施形態のカラー画像形成装置の基本的な構成は、従来例の「図13」に示した装置と同様である。よって、共通する構成はすべて従来例の「図13」に示した符号を用いて、画像形成行程の詳細については説明を省略する。また、ほぼ同様の形態・機能のものは同一の符号を用い、区別が必要な場合は英字でサフイックスを付記する。例えば、「図1」中の画像形成ユニット7及びその構成要素については、内包されるトナーの色種により、y(イエロー),m(マゼンタ),c(シアン),k(ブラック)などのサフイックスを、転写ベルトユニット8や定着ユニット9に付随するものについては各々t,fなどのサフイックスを付ける。
【0020】
「図1」に示すように、本実施形態の制御系統は、各ユニットの情報記憶手段4に繋がる情報制御手段たる情報制御回路1と、情報制御回路1で処理された情報に基づいて各ユニットの画像形成条件を制御する画像形成制御手段たる本体制御回路2と、画像形成及び各ユニットの管理に必要な制御情報のバックアップを行う制御情報記憶手段たる不揮発性メモリ(以下、制御情報メモリ3と呼ぶ)を持つ。制御情報メモリ3には、各ユニットに固有の画像形成に必要な管理情報とIDコード(以後バックアップデータと呼ぶ)が各ユニット毎に割り当てられた記憶領域に収められている。本体制御回路2は各種バイアスを各ユニットに供給する高圧電源5、及び各ユニットを駆動する駆動モータ6に繋がっており、これらを制御しつつ通電時間や駆動時間をカウントしている(図中の破線矢印は駆動伝達経路を示す)。このほか、本体制御回路2は図示していない各種検知機構(例えば、定着ユニット9の温度調整機構,画像形成ユニット7のトナーなし検知機構,廃トナー満杯検知機構など)が繋がっており、本体全ての状況確認を行なっている。
【0021】
「図2」は本実施形態の画像形成ユニット7の概略断面図である。画像形成ユニットは、像担持体たる感光ドラム10,一次帯電器たる帯電ローラ11,トナーを収納した現像器12,クリーニング手段たるクリーニングブレード13と廃トナー容器14を一体にして各色毎に構成したもので、外部から駆動及びトナー像形成に必要な帯電,現像バイアスが加えられるようになっており、画像形成装置本体から各色毎に容易に着脱できる。画像形成ユニット7の廃トナー容器背面には、「図3」に示すように、画像形成ユニット7の情報記憶手段たる不揮発性メモリ4とコネクタ15が設置されており、本体装着時にはコネクタ15が本体側のコネクタ(不図示)と嵌合し、これを通じて本体の情報制御回路1と情報通信を行う。
【0022】
「図4」は本実施形態の転写ベルトユニット8の概略断面図で、静電転写ベルト16,転写帯電器たる転写ローラ17,吸着帯電器18,除電用帯電器19,分離帯電器20及び駆動ローラ21,テンションローラ22などを一体にして構成したもので、外部から駆動及び転写バイアス及び紙の吸着,除電,分離のためのバイアスが加えられるようになっている。転写ベルトユニット8の側面には、「図5」に示すように、転写ベルトユニット8の情報記憶手段たる不揮発性メモリ4tとコネクタ15tが設置されており、画像形成ユニット7と同様に、本体装着時に本体側のコネクタ(不図示)と嵌合し、本体の情報制御回路1と情報通信を行う。
【0023】
「図6」は本実施形態の定着ユニット9の概略断面図で、ヒーター23を内蔵した上下ローラ24,25及び駆動系を一体にして構成したもので、外部から駆動及び画質向上のための定着バイアスが加えられるようになっている。定着ユニットの下面には、「図7」に示すように、定着ユニット9の情報記憶手段たる不揮発性メモリ4fとコネクタ15fが設置されており、画像形成ユニット7と同様に、本体装着時に本体側のコネクタ(不図示)と嵌合し、本体の情報制御回路1と情報通信を行う。
【0024】
以下に本実施形態の情報処理の詳細について図8〜図10のシーケンス図を用いて説明する。本実施形態の画像形成装置では、電源を投入されると自動的に本体及び各ユニットの作動チェックが行われる。
【0025】
まず、図8に沿って画像形成可能な待機状態になるまでの起動シーケンスを説明する。
【0026】
Stepl
最初に、ユニットの有無や使用状況を知るために、本体の情報制御回路1は各ユニットのIDコードと消耗度情報(消耗度,積算パラメータ,消耗度関数など)及び異常・警告検知情報を各ユニットの情報記憶手段(以下、ユニットメモリと略称する)4から収集する(後述するが、制御情報メモリ3に代行記憶領域が設定されている場合はそこから収集する)。各ユニットメモリ4に記憶されているデータは、上記データと画像形成に直接的には無関係な情報(例えば製造年月日,構成要素のロットナンバーなど)である。この時収集する消耗度情報は全てではなく照合に必要な一部でよい。なお異常・警告検知情報があるユニットはその時点で警告を表示し、本体を停止させる。警告の方法は、本体に備えられたディスプレイやLED点灯装置、もしくは外部通信手段によって繋がっているコンピュータなどを通じてユーザが認知できるようになっている。
【0027】
Step2
Steplで各ユニットのユニットメモリ4(もしくは代行記憶領域)との通信が可能であったか否かを判別する。通信が可能であればStep3へ、通信できないユニットがある場合はStep5に進む(ユニットが未装着の場合もこれに含まれる)。
【0028】
Step3
通信可能な状況で、とりあえずIDコードと消耗度情報を収集できた場合は、情報制御回路1はその情報内容を制御情報メモリ3に記憶された各ユニット毎のバックアップデータと比較・照合することで、各ユニットの通信状況の異常の有無を判別する。通信内容に問題があると疑われる場合にはStep4に、通信経路やユニットメモリ4などのハードウェアに問題があると疑われる場合にはStep5に、データが完全に一致する場合はStep7に進む。詳細は、後述する。
【0029】
Step4
通信内容に問題があると疑われる場合には、IDコードと消耗度情報を詳細に比較することで使用状況を推定し、誤情報記憶が生じたと推定された場合はこれをより正しいと思われる情報で更新・修正する。異常が無いと判断された場合はStep7に、情報更新・修正が行なわれた揚合は場合はStep6に進む。詳細は、後述する。
【0030】
Step5
通信経路やユニットメモリ4などのハードウェアに問題があると疑われる場合には、制御情報メモリ3に代行記憶領域を設定して該当ユニットメモリ4の代行を行なう処置をとる。ユニットのIDコードの自動認証ができない場合は本体を停止せざるを得ないが、次善の方法としてオフラインでユーザーが手動認証可能な方策を提供する。上記処置が終了した後Step6に進む。詳細は、後述する。
【0031】
Step6
上記過程を経た後、本体制御回路2は各ユニットの動作チェックを始める。具体的には、定着ユニット9の通電及び温度調整機構のチェック,各画像形成ユニット7及び転写ベルトユニット8の駆動や各種バイアスの通電チェックなどを行い、転写ベルト16上に特定の形,濃度の小画像を実際に形成して濃度調整,レジストレーション調整などを実行する。各種バイアスの通電チェックに際しては、印加バイアスを何段階かに変化させて電流,電圧,もしくは形成画像などの濃度情報を参考に最適バイアス値を自動調整する。また、上記の動作チェックに平行して本体制御回路2は各ユニットの駆動時間,各種バイアス印加時間などの積算パラメータのカウントを行なう。さらには、各画像形成ユニット7のトナー残量や廃トナーの回収量などのチェック(トナーなし検知,廃トナー満杯検知など)を行う。当然ながら、駆動系,電気系の異常やトナー残量などが規定値を越えたことが検知された場合は本体制御回路2は異常・警告検知情報を情報制御回路1に送って警告を行う。
【0032】
Step7
照合結果に異常が無い場合、つまり前回使用した条件に何らの変更も無い場合は、画像形成条件に大きな変更はないものとして起動時間短縮のため、必要最小限の省略モードで動作チェックを行なう。例えば前回の最適バイアス値をそのまま用いるか、前回の最適バイアス値を参考に変化させる段階を減らすなどしてバイアス調整時間を短縮する。トナーなし検知,廃トナー満杯検知などに前回異常が無ければこれを省略しても良い。上記と同様に本体制御回路2は各ユニットの駆動時間,各種バイアス印加時間などの積算パラメータのカウントを平行して行なう。異常が検知された場合の処置はStep6と同様である。
【0033】
Step8
Step6もしくはStep7の動作チェックが完了した後に、本体制御回路2はカウントしていた各ユニットの駆動時間,各種バイアス印加時間などの積算パラメータを情報制御回路1に送り、情報制御回路1は先に収集した消耗度情報と上記積算パラメータから各ユニットの消耗度を新たに算出する。
【0034】
Step9
算出した消耗度があらかじめ設定されている規定値(この規定値は、情報制御手段1に記憶させておいても、各ユニットメモリ4に記憶させてそこからから収集しても良い)を越えていた場合には「ユニット寿命」もしくは「ユニット交換」などの警告を行う。
【0035】
Step10
続いで情報制御回路1は、異常・寿命の有無に依らず、制御情報メモリ3に記憶した各ユニットの消耗度情報や異常・警告検知情報,動作チェックで最適化された各種バイアス値などの画像形成に必要な管理情報(=バックアップデータ)を更新する。更に各ユニット毎にバックアップデータと同じ内容の消耗度情報や異常・警告検知情報を各ユニットメモリ4に送って更新する。上記情報更新の後に待機状態となる。
【0036】
Step3及びStep4の詳細を、「図9」のシーケンス図を用いて詳細に説明する。
【0037】
Step3−1
まず、情報制御回路1は制御情報メモリ3のバックアップデータとSteplで収集したデータと照合を行う。照合するデータは、各ユニットのIDコードと消耗度(もしくは消耗度情報の一部)である。データが完全に一致する場合はStep7に進む。通信は行われたがIDコードと消稀度のいずれか一方もしくは両方が一致しない場合はStep3−2に進む。
【0038】
IDコードと消耗度のいずれか一方もしくは両方が一致しない場合は、様々な要因が考えられるが、大きく分類すると以下のいずれかのケースであると考えられる。
A)情報通信経路もしくはユニットメモリ4などのハードウェアの故障。
B)情報の読みの過程で通信に一時的な異常が生じ、誤った情報が伝達・記憶された。
C)ユニットを別のものと交換した。もしくは、ユニットを一旦装置から取り外し、他の同型機で使用した後に再び装着した(以下、持ち出し使用と呼ぶ)。
【0039】
Step3−2
上記でA)のケースを分離するため、情報制御回路1は異常確認信号(以下、確認フラグと略記)を該当するユニットメモリ4に書込む。ユニットメモリ4に記憶されている確認フラグは通常は常にOFF状態(bit「0」)になっているが、これをON(bit「1」)になるように書込む。
【0040】
Step3−3
書込んだ確認フラグを読出す。確認フラグが読み出されるときには、IDコードと消耗度も同時に再収集する。
【0041】
Step3−4
確認フラグのON/OFFを判別する。ONの場合は書込み/読み出し機能は正常であると判断され、最初の情報収集時に上記B),C)のケースが起ったと判別し、Step4に進む。OFFの場合は、ハードウェアの障害が生じ「書込み不能」の状態と判断され、Step5に進む。
【0042】
Step4では、ハードウェアの障害はなく、情報伝達の途上で情報が狂ったか記憶されていた情報自体が誤っているとして、情報の正誤判断と修正を行なう。
【0043】
Step4−1
まず、Step3−3で読み込まれたIDコードを再び制御情報メモリ3のバックアップデータと照合する。再び一致しない場合は、ユニットが交換されたものとみなされStep4−6に進む。一致した場合はStep4−2に進む。
【0044】
Step4−2
Step4−1と同様に、Step3−3で読み込まれた消耗度を再び制御情報メモリ3のバックアップデータと照合する。一致した場合はStep4−3に、再び一致しない場合はStep4−4に進む。
【0045】
Step4−3
前述のB)の障害が発生したが、障害はイレギュラーなもので通信の異常は解消されたと判断し、ユニットメモリ4の確認フラグをOFFに戻した後、Step7へ進む。
【0046】
Step4−4
Step3−3で読み込まれた消耗度が、制御情報メモリ3のバックアップデータに対して進んでいるか、遅れているかを判断する。遅れている場合は該当のユニットメモリ4の情報に誤りがあったとしてStep4−5に進む。進んでいる場合はユニットの持ち出し使用が行われたとしてStep4−6に進む。
【0047】
上記の判別は、必ずしも確定的でない。遅れている場合については該当のユニットメモリ4ではなく制御情報メモリ3のバックアップデータに誤りがある可能性が考えられる。進んでいる場合については、たまたま消耗度が進んだように誤情報が記憶された可能性があり、必ずしも持ち出し使用されたと限定できない。しかしながら、以下の理由から上記のように判別した。
【0048】
1)ユニットメモリ4への情報の書込み/読出しは、通信経路が長くコネクタ15があるためノイズが乗りやすく誤情報の伝達が生じる可能性が高い。また、ユニットが着脱可能になっていることから、ユニットメモリ4は物理的衝撃や静電気の放電ノイズなどを受けやすい。これに対して制御情報メモリ3は上記の障害を受ける可能性がかなり低く、その情報の信頼性は高い。
【0049】
2)消耗度情報が実際の消耗度より遅れている場合には、ユニット寿命を超過しても警告されず、画質の低下や本体の汚損を招く可能性がある。消耗度情報が実際の消耗度より進んでいる場合には、寿命警告が早い段階でなされるが画質の低下や本体の汚損を招く可能性は低い。前者か後者かの判断がつかない場合は、後者と判別した方が安全である。
【0050】
Step4−5
Step4−3での判断から、該当のユニットメモリ4の情報を制御情報メモリ3のバックアップデータて修正する。このとき確認フラグもONからOFFに書き換える。ユニット自体に何らかの異常が無いかを確認するため、次段階の動作チェックは通常モード(Step6)に進む。
【0051】
Step4−6
Step4−1及びStep4−3から、ユニットの履歴が変化していると判断され、制御情報メモリ3のバックアップデータを該当のユニットメモリ4の情報で更新し、確認フラグもONからOFFに書き換える。このとき該当のユニットの情報が、Step5の代行記憶処置で制御情報メモリ3によって代行記憶されていた場合は、代行記憶処置をリセットして(データの入手先を代行記憶領域からユニットメモリ4に戻して)から情報更新を行なう。ユニットの履歴が変化しているため、次段階の動作チェックは通常モード(Step6)に進む。
【0052】
Step5の詳細を、「図10」のシーケンス図を用いて詳細に説明する。
【0053】
この段階では、該当ユニットは通信不能か通信は可能だがユニットメモリ4は書込み不能となっていると判断されている。ユニットが継続使用されているか、消耗度情報の入手が可能かどうかを確認し、制御情報メモリ3に代行記憶領域を設定して該当ユニットメモリ4の代行を行なう処置をとる。
【0054】
Step5−1
まず、ユニットが継続使用されているか否かの確認のため、Steplで収集したもしくはStep3で再収集したIDコードを再び制御情報メモリ3のバックアップデータと照合する。Step2で通信不能と判別されたものは当然ながらユニットの照合はできない。IDコードが一致した場合はユニットの継続使用が確認されたとしてStep5−2に進み、一致しないものはStep5−8に進む。
【0055】
Step5−2
制御情報メモリ3の記憶領域に該当ユニットの代行記憶領域を設定する。
【0056】
Step5−3
ユニットメモリ4の情報が、最新の信頼できる情報か否かを制御情報メモリ3の消耗度情報と照合することで判別する。一致した場合はStep5−4に、一致しない場合はStep5−5に進む。
【0057】
Step5−4
この段階では、ユニットメモリ4の記憶内容が最新の信頼できる情報であると判断され、ユニットメモリ4の全ての情報を、Step5−2で設けた代行記憶領域に複製する。
【0058】
Step5−5
ユニットメモリ4の消耗度情報が、制御情報メモリ3のバックアップデータに対して進んでいるか、遅れているかを判断する。遅れている場合は該当のユニットメモリ4の情報に誤りがあったとしてStep5−6に進む。進んでいる場合はユニットの持ち出し使用が行われたとしてStep5−4に進む。上記の判別は、Step4−4の場合と同様に必ずしも確定的でないが、Step4−4と同じ判断基準で判別した。
【0059】
Step5−6
この段階では、ユニットメモリ4の情報より制御情報メモリ3の記憶内容が信頼できる情報であると判断され、ユニットメモリ4の全ての情報をStep5−2で設けた代行記憶領域に複写して、制御情報メモリ3に記憶されていたバックアップデータで修正する。Step5−10経由のものは、制御情報メモリ3に記憶されていたバックアップデータのみを複写する。
【0060】
Step5−7
情報制御回路1は、Stepl,Step3−1での情報収集やStep3−2の確認フラグに書込みの際に、該当ユニットの消耗度情報の入手先と確認フラグの書込み先を上記該当ユニットの代行記憶領域に変更する。さらに、該当のユニットが通信不全であることを表示して、今後該当のユニットについては継続使用が前提とされる旨(代わりのユニットを使用すると該当のユニットは使用不可になる)を告知する。この後、Step6に進む。
【0061】
Step5−8
通信不能もしくは継続使用が確認できないユニットは、当然ながら履歴が不明のため使用を薦められない。従って、「ユニット通信異常」として該当ユニットの表示を行ない、ユニットの装着状況の確認を促す警告表示を行なう。ユニットが未装着であったりコネクタ15の嵌合が十分でない場合はユニットを装着し直すことで復帰できるが、ユニットメモリ4との通信経路やユニットメモリ4自体の読み出し機能が揖なわれている場合は、基本的には使用不可とする。
【0062】
しかしながら、該当のユニットが制御情報メモリ3にバックアップデータが残されているユニットならば(継続使用しているユニットならば)、IDコードを何らかの方法で確認できれば使用できる。本実施形態では次善の対処方法として、ユニットのIDコードがユニットメモリ4の電子情報以外にもユニット自体にラベルや刻印の形で確認できる場合を想定し、該当のユニットのIDコードを表示してユーザに照合してもらう方法を用意した。
【0063】
Step5−9
Step5−8で表示した該当のユニットのIDコードを、ユーザーが「IDコードが一致しますか?→YeS、No」の問いに答える形の認証を行なう。Yesの場合はStep5−10へ進む。Noの場合は、残念ながら正常なユニット管理は望めないため、ユニットの交換を促す警告表示を行ない本体を停止する。
【0064】
Step5−10
制御情報メモリ3の記憶領域に該当ユニットの代行記憶領域を設定し、Step5−6に進む。
【0065】
次に待機状態から画像形成を完了し再び待機状態になるまでの情報処理の詳細について図11のシーケンス図を用いて説明する。
【0066】
Stepll
画像形成信号を受信すると画像形成動作に入る。
【0067】
Step12
画像形成動作中、本体制御回路2は前述の動作チェックのときと同様に、各ユニットの駆動時間,各種バイアス印加時間などの積算パラメータをカウントする。
【0068】
Step13
前述のStep8と同様に、本体制御回路2はカウントしていた各ユニットの駆動時間,各種バイアス印加時間などの積算パラメータを情報制御回路1に送り、情報制御回路1は先に収集した消耗度情報と上記積算パラメータから各ユニットの消耗度を新たに算出する。
【0069】
Step14
前述のStep9と同様に、算出した消耗度があらかじめ設定されている規定値を越えていた場合には「ユニット寿命」もしくは「ユニット交換」などの警告を行う。
【0070】
Step15
前述のStep10と同様に、情報制御回路1は異常・寿命の有無に依らず、制御情報メモリ3のバックアップデータを更新する。更にバックアップデータと同じ内容の各ユニット毎の情報を各ユニットメモリ4に送って更新する。上記情報更新の後に待機状態となり、画像形成信号を待つ。
【0071】
以後、画像形成信号の受信に応じて、上記のように画像形成動作と制御情報メモリ3と各ユニットメモリ4の情報の更新を繰り返すことにより、常に各ユニットの消耗度に応じた画像形成条件の制御とより正確な寿命推定が可能になる。
【0072】
あるユニットが新品に交換された場合は、SteplからStep2,3を経由してStep4に至り、Step4ではStep4−1からStep4−6に移り、ここで制御情報メモリ3のバックアップデータがこのユニットの内容に更新される。その後、Step6の作動チェックを受け、Step8,9を経てStep10で更にバックアップデータが最新情報で更新され、待機状態となる。
【0073】
上記の待機状態からいったん電源を落として再起動した場合は、Stepl,2を経由してStep3−1でStep7で省略モードの作動チェックを受け、先ほどと同様にStep8,9,10でを経て待機状態となる。作動チェックが省略モードのため、起動から待機状態に至るまでの時間は短縮される。
【0074】
あるユニットのユニットメモリ4の情報が何らかの原因で狂った場合、もしくは情報の伝達中に何らかの異常が起こり誤情報が伝えられた場合は、SteplからStep2,3を経由してStep4に至り、Step4ではStep4−2,Step4−4で情報の正誤を判別して、Step4−5,Step4−6の処理を行なうことで情報の修正を行なう。
【0075】
あるユニットのユニットメモリ4が何らかの原因で書込み不能になった場合は、SteplからStep2,3を経由してStep5に至り、Step5ではStep5−2〜Step5−7の処理により情報の正誤を修正しつつ、制御情報メモリ3に代行記憶領域を設定してユニットの継続使用を可能にした。
【0076】
また、あるユニットのユニットメモリ4との情報通信が不能になった湯合でも、Step5−8〜Step5−10のユーザー認証措置を取ることにより、上記と同じく制御情報メモリ3に代行記憶領域を設定してユニットの継続使用を可能にした。ただし、この措置では起動のたびに上記のユーザー認証を行なわねばならない。
【0077】
以上説明したように、本実施形態では情報制御回路1と制御情報メモリ3を設け、各ユニットの消耗度情報をバックアップすることで、各ユニットの使用状況に応じて動作チェックなどの復帰シーケンスを短縮化したり、様々な要因の誤伝達情報の修正や、ユニットメモリ4への情報記憶の不具合の発生にもに対応できるようにした。
【0078】
(実施形態2)
第一の実施形態では制御情報手段を本体内に設置していたが、特定のユニットのユニットメモリ4を制御情報記憶手段として兼用しても良い。第二の実施形態では、第一の実施形態の画像形成装置で転写ユニットメモリ4tを制御情報メモリとして用いた場合を示す。
【0079】
「図12」は第二の実施形態の制御系統ののブロック図である。本例は、第一の実施形態から制御情報メモリ3を省いて、転写ユニットメモリ4tとして比較的に容量の大きな不揮発性記憶素子を搭載しただけなので、第一の実施形態と機能の共通するものはすべて同一の符号をつけた。画像形成装置及び制御シーケンスは第一の実施形態と同様なので説明を省略する。
【0080】
不揮発性メモリには書込み/読み出し回数に一定の限度があり、制御情報手段として用いている記憶素子がこの限度(すなわち記憶素子の寿命)を超えて障害が発生することが想定される。この書込み/読み出し回数は数十万〜数百万回に達するためほとんど交換する必要はないが、障害が発生した場合の影響は甚大である。また、いつ障害が発生するかの予測が難しい。このため一定の使用回数で交換されることが望ましい。
【0081】
上記使用回数は画像形成に使用された時間にほぼ比例し、この使用時間は消耗度の概念に近いものである。つまり、記憶素子の寿命に見合った交換頻度のユニットに付随するユニットメモリを制御情報手段として用いることで上記問題は解決する。よって、本実施形態では転写ユニット8のユニットメモリ4tを制御情報手段として用いた。
【0082】
転写ユニット8が交換されるとバックアップ情報も一旦消滅するが、他のユニットと転写ユニットを一時に交換しなければ、再び情報を収集することは可能である。本例では転写ユニットメモリ4tを制御情報手段として用いたが、記憶素子の寿命に見合った交換頻度であれば他のユニットメモリを用いても問題はない。例えば、定着ユニットメモリであってもさしつかえはない。
【0083】
以上のように本実施例では、画像形成装置を構成する交換可能なユニットの一部もしくは全部が、そのユニット固有の管理情報を格納できる情報記憶手段をユニット毎に有し、前記情報記憶手段の記憶情報の処理,更新を行う情報制御手段と、前記情報記憶手段の記憶情報に基づいて画像形成の制御を行う画像形成制御手段とを有した画像形成装置において、画像形成及び各ユニットの管理に必要な制御情報のバックアップを行う制御情報記憶手段を有することで、起動時に管理情報の再取得や情報処理、動作チェックなどに要する時間を短縮することのできる画像形成装置の提供できる。
【0084】
また、制御情報記憶手段に記憶された任意のユニットについての情報と、そのユニットの情報記憶手段の情報を比較・判別機能を有することによって、制御情報記憶手段とユニットの情報記憶手段の情報伝達経路や情報記憶機能の異常の有無の確認を行なうことができる。
【0085】
また、制御情報記憶手段の記憶された任意のユニットについての情報と、そのユニットの情報記憶手段の情報を比較・修正機能を有することによって、制御情報記憶手段及びユニットの情報記憶手段の情報の正誤判断や誤情報の修正を行なうことができる。
【0086】
【発明の効果】
以上のように本発明では、情報制御手段が情報記憶手段の情報保持機能に不具合があるユニットの管理情報を、制御情報記憶手段に該当のユニットの管理情報を記憶する代行記憶領域を設定して、該当のユニットの情報記憶手段の代行をさせる代行記録機能を有することによって、情報記憶手段もしくは情報伝達経路に異常が発生しても該当のユニットの継続使用が可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の制御系統のブロック図。
【図2】本発明のカラー画像形成装置の画像形成ユニットの概略断面図。
【図3】本発明のカラー画像形成装置の画像形成ユニットの概観図。
【図4】本発明のカラー画像形成装置の転写ベルトユニットの概略断面図。
【図5】本発明のカラー画像形成装置の転写ベルトユニットの概観図。
【図6】本発明のカラー画像形成装置の定着ユニットの概略断面図。
【図7】従来例のカラー画像形成装置の定着ユニットの概観図。
【図8】本発明のカラー画像形成装置の起動時のシーケンス図。
【図9】本発明のカラー画像形成装置の通信状況比較判断動作及びユニット情報の正誤判断・修正動作のシーケンス図。
【図10】本発明のカラー画像形成装置の代行記憶処置のシーケンス図。
【図11】本発明のカラー画像形成装置の画像形成動作時のシーケンス図。
【図12】本発明の第二のカラー画像形成装置の制御系統のブロック図。
【図13】従来例のカラー画像形成装置の概略断面図。
【符号の説明】
1 情報制御手段
2 本体制御手段
3 制御情報記憶手段
4 ユニット情報記憶手段
7 画像形成ユニット
8 転写ベルトユニット
9 定着ユニット
Claims (1)
- 固有の情報を格納できる情報記憶手段を有する、画像形成のために用いられるユニットを1つもしくは複数着脱可能な画像形成装置であって、
前記情報記憶手段に記憶された情報の処理及び更新を行う情報制御手段と、
画像形成及び前記ユニットの管理に必要な制御情報のバックアップを行う制御情報記憶手段と、
前記情報記憶手段の情報と前記制御情報記憶手段の情報とに基づいて、前記画像形成装置の画像形成動作を制御する画像形成制御手段と、
を有し、
前記情報記憶手段または前記情報記憶手段に対する情報伝達経路に不具合がある場合、前記情報制御手段が前記制御情報記憶手段に代行記憶領域を設定して、前記制御情報記憶手段にバックアップされた前記ユニットの情報を前記代行記憶領域に複製して、前記情報記憶手段の情報の代行をさせることを特徴とする画像形成装置。
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