JP2003307771A - カメラの発光装置及び半導体発光素子 - Google Patents

カメラの発光装置及び半導体発光素子

Info

Publication number
JP2003307771A
JP2003307771A JP2003009360A JP2003009360A JP2003307771A JP 2003307771 A JP2003307771 A JP 2003307771A JP 2003009360 A JP2003009360 A JP 2003009360A JP 2003009360 A JP2003009360 A JP 2003009360A JP 2003307771 A JP2003307771 A JP 2003307771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
current
light
semiconductor light
camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003009360A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4144029B2 (ja
JP2003307771A5 (ja
Inventor
Kazukuni Kawakami
千国 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2003009360A priority Critical patent/JP4144029B2/ja
Publication of JP2003307771A publication Critical patent/JP2003307771A/ja
Publication of JP2003307771A5 publication Critical patent/JP2003307771A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4144029B2 publication Critical patent/JP4144029B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体発光素子の発光特性を有効に利用し、該
半導体発光素子の潜在能力を十分に発揮させることがで
きるとともに、静止画撮影及び動画撮影時の補助光とし
て使用できるようにする。 【解決手段】静止画の補助光撮影時には、電力が連続的
に供給されて発光する際の許容発光電流として電流I1
に規定されているLEDに対して該電流I1 よりも大き
な電流I2 を流し、LEDから静止画撮影時の補助光に
適した強い光を発光させる。これは、静止画撮影時の補
助光(瞬間発光)のように短時間であれば、LEDの発
熱量が少なく、前記許容発光電流I1 よりも多くの電流
を流してもLEDが破損することがないからである。一
方、動画の補助光撮影時には前記電流I1 をLEDに連
続的に流し、低輝度長時間発光させるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラの発光装置及
び半導体発光素子に係り、特にカメラでの撮影時の補助
光として使用するカメラの発光装置及び半導体発光素子
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から被写体輝度が不足している場合
や日中シンクロ撮影を行う場合に、被写体に対して補助
光を照射することによって、光量不足を補うことが可能
な発光装置(フラッシュ等の閃光装置)が用いられてい
る。
【0003】また近年では、発光輝度が暗いという不具
合はあるものの、白色のLEDやR、G、B各色のLE
Dといった半導体発光素子が実用化されつつある(例え
ば、特許文献1、2)。
【0004】
【特許文献1】特開2002−43633
【0005】
【特許文献2】特開平8−125229号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この種の半導体発光素
子は、キセノン管に比べて発光輝度が低いために、現在
の閃光を発するストロボ装置に置き換えて使用するに
は、発光光量が不足するという不具合を生じていた。
【0007】また、従来のLEDは連続で発光すること
を目的として設計されていたために、カメラにおけるス
トロボ装置のようにほぼ瞬間発光する際の発光輝度向上
対策がなされておらず、カメラのストロボ装置として使
用する場合にはLED素子が本来持っている潜在的能力
を十分に発揮することができなかった。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、半導体発光素子の発光特性を有効に利用し、該
半導体発光素子の潜在能力を十分に発揮させることがで
きるとともに、静止画撮影及び動画撮影時の補助光とし
て使用することができるカメラの発光装置を提供するこ
とを目的としている。
【0009】また本発明は、静止画撮影時の補助光(瞬
間発光)のように短時間に強い光を発光させるのに適し
た半導体発光素子を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に係る発明は、発光ダイオード等の半導体発
光素子を備えたカメラの発光装置において、電力が連続
的に供給されて発光する際の許容発光電流として第1の
電流に規定されている前記半導体発光素子と、前記カメ
ラでの静止画の補助光撮影時に前記第1の電流よりも大
きな第2の電流を前記半導体発光素子に流し、該半導体
発光素子を高輝度発光させる発光制御手段と、を備えた
ことを特徴としている。
【0011】一般に、LED等の半導体発光素子は表示
装置に使用されるもので、通常の使用形態では連続的に
発光している。従って、半導体発光素子に流すことがで
きる許容発光電流は、半導体発光素子を連続的に発光す
ることを前提に規定されている。しかしながら、カメラ
の静止画撮影時の補助光(瞬間発光)のように短時間で
あれば、半導体発光素子の発熱量が少なく、前記許容発
光電流よりも多くの電流を流しても半導体発光素子が破
損することがないことが確認された。
【0012】そこで、請求項1に係る発明では、静止画
の補助光撮影時には、前記許容発光電流(第1の電流)
よりも大きな電流(第2の電流)を半導体発光素子に流
し、半導体発光素子から静止画撮影時の補助光に適した
強い光を発光させるようにしている。
【0013】請求項2に示すように前記発光制御手段
は、前記第1の電流の2倍以上の第2の電流を流すこと
を特徴としている。尚、前記第2の電流は、第1の電流
の4倍程度まで可能である。
【0014】請求項3に示すように前記カメラは、静止
画撮影と動画撮影とが可能なデジタルカメラであり、前
記発光制御手段は、静止画の補助光撮影時に前記第2の
電流を前記半導体発光素子に短時間だけ流して前記半導
体発光素子を高輝度短時間発光させ、動画の補助光撮影
時に前記第1の電流以下の電流を前記半導体発光素子に
連続的に流して前記半導体発光素子を低輝度長時間発光
させることを特徴としている。
【0015】即ち、静止画の補助光撮影時と動画の補助
光撮影時とで前記半導体発光素子に流す電流を異なら
せ、静止画の補助光撮影時には、瞬間発光でよいため前
記許容発光電流(第1の電流)よりも大きな電流(第2
の電流)を半導体発光素子に流し、動画の補助光撮影時
には、連続発光させる必要があるため、前記第1の電流
以下の電流を半導体素子に流すようにしている。
【0016】請求項4に示すように前記発光制御手段
は、前記動画の補助光撮影時に前記デジタルカメラの撮
像手段での露光時間だけ前記第1の電流以下の電流を前
記半導体発光素子に間欠的に流すことを特徴としてい
る。これにより、動画撮影時の省電力化を図っている。
【0017】請求項5に示すように静止画の補助光撮影
と動画の補助光撮影とを切り替える補助光切替手段を有
し、前記発光制御手段は前記補助光切替手段での切替操
作に応じて前記半導体発光素子に流す電流を変えること
を特徴としている。
【0018】請求項6に係る発明は、発光ダイオード等
の半導体発光素子を備えたカメラの発光装置において、
電力が連続的に供給されて発光する際の許容発光電流と
して第1の電流に規定されている前記半導体発光素子
と、前記第1の電流よりも大きな第2の電流であって、
予め取得している露光時間に応じて該露光時間が短くな
るにしたがって大きくなる第2の電流を算出する電流算
出手段と、前記カメラでの静止画の補助光撮影時に前記
第2の電流を前記半導体発光素子に流し、該半導体発光
素子を高輝度発光させる発光制御手段と、を備えたこと
を特徴としている。
【0019】例えば、日中シンクロ撮影のようにシャッ
タースピードが速い場合には、短時間に強い光を発光さ
せる必要があるが、スローシンクロ撮影のようにシャッ
タースピードが遅い場合には発光輝度は低くてもよいた
め、シャッタースピードに応じて発光輝度を変えるよう
にしている。尚、発光時間を長くすることで、動いてい
る被写体をリアルに(動いているように)撮影すること
ができる。
【0020】請求項7に示すように前記発光制御手段
は、前記露光時間が最短時に前記半導体発光素子に供給
可能な第3の電流をパルス幅制御し、パルス幅制御され
た第3の電流の平均電流が前記第2の電流になるように
制御することを特徴としている。
【0021】請求項8に示すように前記半導体発光素子
は、光を発する半導体発光部と、前記半導体発光部に接
触して設けられ、前記半導体発光素子が発する熱を一時
的に吸収し、該半導体発光部の発熱を抑制する蓄熱部と
を有することを特徴としている。即ち、蓄熱部により半
導体発光部から発する熱を吸収することで、半導体発光
部の温度上昇を抑制し、半導体発光部に大きな電流を長
く流せるようにしている。
【0022】請求項9に係る発明は、発光ダイオード等
の半導体発光素子において、光を発する半導体発光部
と、前記半導体発光部に接触して設けられ、前記半導体
発光素子が発する熱を一時的に吸収し、該半導体発光部
の発熱を抑制する蓄熱部と、を備えたことを特徴として
いる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るカメラの発光装置及び半導体発光素子の好ましい実施
の形態について詳説する。
【0024】図1は本発明に係る発光装置付きカメラの
信号処理系ブロック図である。
【0025】撮影レンズ110及びシャッタ・絞り11
2を介して固体撮像素子(CCD)114の受光面に結
像された被写体像は、光の入射光量に応じた量の信号電
荷に変換される。CCD114内に所定の露光時間蓄積
された画像信号の電荷は、CCD駆動回路116から加
えられるリードゲートパルスによってシフトレジスタに
出力され、レジスタ転送パルスによって信号電荷に応じ
た電圧信号として順次出力される。尚、このCCD11
4は、蓄積した信号電荷をシャッタゲートパルスによっ
て掃き出すことができ、これにより電荷の蓄積時間(露
光時間)を制御する、いわゆる電子シャッタ機能を有し
ていてもよい。
【0026】CCD114から順次読み出された画像の
電圧信号は、相関二重サンプリング回路(CDS回路)
118に加えられ、ここで各画素ごとのR、G、B信号
がサンプリングホールドされ、A/D変換器120に加
えられる。A/D変換器120は、相関二重サンプリン
グ回路118から順次加えられるR、G、B信号をデジ
タルのR、G、B信号に変換して出力する。尚、CCD
駆動回路116、相関二重サンプリング回路118及び
A/D変換器120は、タイミング発生回路122から
加えられるタイミング信号によって同期して駆動される
ようになっている。
【0027】前記A/D変換器120から出力された
R、G、B信号は、一旦メモリ124に格納され、その
後、メモリ124に格納されたR、G、B信号は、デジ
タル信号処理回路126に加えられる。デジタル信号処
理回路126は、同時化回路128、ホワイトバランス
調整回路130、ガンマ補正回路132、YC信号作成
回路134、及びメモリ136等から構成されている。
【0028】同時化回路128は、メモリ124から読
み出された点順次のR、G、B信号を同時式に変換し、
R、G、B信号を同時にホワイトバランス調整回路13
0に出力する。ホワイトバランス調整回路130は、
R、G、B信号のデジタル値をそれぞれ増減するための
乗算器130R、130G、130Bから構成されてお
り、R、G、B信号は、それぞれ乗算器130R、13
0G、130Bに加えられる。
【0029】乗算器130R、130G、130Bの他
の入力には、中央処理装置(CPU)138からホワイ
トバランス制御するためのホワイトバランス補正値(ゲ
イン値)が加えられており、乗算器130R、130
G、130Bはそれぞれ2入力を乗算し、この乗算によ
ってホワイトバランス調整されたR’、G’、B’信号
をガンマ補正回路132に出力する。
【0030】ガンマ補正回路132は、ホワイトバラン
ス調整されたR’、G’、B’信号が所望のガンマ特性
となるように入出力特性を変更し、YC信号作成回路1
34に出力する。YC信号作成回路134は、ガンマ補
正されたR、G、B信号から輝度信号Yとクロマ信号C
r、Cbとを作成する。これらの輝度信号Yとクロマ信
号Cr、Cb(YC信号)は、メモリ124と同じメモ
リ空間のメモリ136に格納される。
【0031】ここで、メモリ136内のYC信号を読み
出し、液晶モニタ152に出力することによって、スル
ー画像や撮像された静止画等を液晶モニタ152に表示
させることができる。
【0032】また、撮像後のYC信号は、圧縮/伸長回
路154によって所定のフォーマットに圧縮されたの
ち、記録部156にてメモリカードなどの記録媒体に記
録される。更に、再生モード時にはメモリカードなどに
記録されている画像データが圧縮/伸長回路154によ
って伸長処理された後、液晶モニタ152に出力され、
液晶モニタ152に再生画像が表示されるようになって
いる。
【0033】CPU138は、静止画撮影モード、動画
撮影モード、再生モード等のモードを選択するためのモ
ードダイヤル、シャッターレリーズボタン102、十字
キー等を含むカメラ操作部140からの入力情報に基づ
いて各回路を統括制御するとともに、オートフォーカス
(AF)、自動露光制御(AE)、ホワイトバランス等
の制御を行う。このAF制御は、例えばG信号の高周波
成分が最大になるように撮影レンズ110を移動させる
コントラストAFであり、シャッターレリーズボタン1
02の半押し時にG信号の高周波成分が最大になるよう
に駆動部142を介して撮影レンズ110を合焦位置に
移動させる。
【0034】前記自動露光制御は、R、G、B信号を取
り込み、これらのR、G、B信号を積算した積算値に基
づいて被写体輝度(撮像EV値)を求め、この撮像EV
値に基づいて撮像時の絞り値とシャッタスピードを決定
する。
【0035】利用者からカメラ操作部140を介して絞
り優先、又はシャッタースピード優先その他の撮像条件
が入力されている場合には、その入力した指示に基づい
た絞り値とシャッタースピードで撮像を実施する。ま
た、被写体の光量が不足している場合や、カメラ操作部
140を介して発光装置146の発光が指示されている
場合には、適宜利用者からの指示に基づいて発光装置1
46から補助光を発光する旨の指示を出力する。
【0036】利用者がシャッターレリーズボタン102
の全押しの操作を実施すると、カメラ100は撮像を実
施するモードに入る。撮像時には、CPU138は前記
決定した絞り値になるように絞り駆動部144を介して
シャッタ・絞り112のうちの絞り部分を駆動し、ま
た、決定した露光時間(シャッタスピード)となるよう
に電子シャッタによって電荷の蓄積時間を制御して1コ
マ分の画像データを取り込み、所定の信号処理をした
後、記録媒体に記録する。
【0037】発光装置146が発光する補助光の光量
は、被写体の明るさや、その被写体までの距離に応じて
適宜調節する必要がある。この調節処理を利用者に強要
するのは酷なことであるので、カメラ100側で測定し
た被写体の明るさや被写体までの距離と露光時間とに応
じて必要な発光輝度を算出し、その結果に対して利用者
による画像の味付けとしてカメラ操作部140を介して
入力した光量情報に基づいて調節した発光輝度を、発光
装置146から発光するように指示する構成としてもよ
い。
【0038】CPU138は、シャッターレリーズのタ
イミング情報、主要被写体までの距離情報(AF時の合
焦位置情報)、被写体の明るさ情報、補助光の発光輝度
情報、補助光の発光光量情報その他の各種情報を、シリ
アル通信の通信手段やI/Oを介して発光装置146に
送信することが可能となっている。また、上記の説明で
はカメラ100を電子カメラとした実施例で説明した
が、本発明は電子カメラに限定されるものではなく、銀
塩フイルムに被写体像を露光する銀塩カメラであっても
本発明の目的を達成することが可能である。
【0039】次に、上記発光装置146の光源として使
用される本発明に係る半導体発光素子(この実施の形態
では、発光ダイオード(LED))の特性について説明
する。
【0040】図2はLEDの発光時間と許容発光電流と
の関係の一例を示すグラフである。
【0041】同図の実線に示すように、発光時間が1/
100秒以上の場合には、電流I1(50mA)が許容
発光電流であり、発光時間が1/1000秒以下の場合
には、電流I2 (200mA)が許容発光電流である。
また、発光時間が1/100秒〜1/1000秒の許容
発光電流は、その発光時間に比例して前記電流I1 と電
流I2 との間でリニアに変化している。
【0042】このように発光時間に応じて許容発光電流
が変化している理由は、発光時間に応じてLEDが発熱
し、その発熱によって破損するからである。即ち、発光
時間が1/100秒以上の場合には、LEDに流せる電
流は電流I1 以下であるが、発光時間が1/100秒よ
りも短くなると、LEDに流せる電流は電流I1 よりも
多くなり最大で電流I2 (電流I1 の4倍)まで流すこ
とが可能になる。
【0043】ところで、LEDは一般に表示装置に使用
されるため、連続的に発光する場合の許容発光電流I1
以下で使用されるのが普通である。
【0044】本発明では、発光装置146の光源として
LEDを使用するため、静止画の補助光撮影時のように
発光時間が短い場合には、前記電流I1 よりも大きい電
流をLEDに流し、短時間に強い光の発光を可能にして
いる。尚、発光装置146のLEDに流す電流制御の詳
細については後述する。
【0045】一般にカメラにおいて補助光を発光して撮
像を実施する場合には、シャッタースピードが速い場合
には発光手段が発する発光輝度は高く明るくなければな
らないが、シャッタースピードが遅い場合には発光手段
が発する発光輝度は低くて(暗くて)よい。
【0046】図2の実線に示す許容発光電流の特性は、
写真撮像時に必要な補助光の発光光量とシャッタースピ
ードとの関係と酷似しているため、LEDはカメラの発
光装置に使用するのに適していると言うことができる。
【0047】また、本発明に係る半導体発光素子は、後
述するように発熱量を蓄積する蓄熱部を備えることによ
って、半導体発光部が発する熱を短時間蓄熱することを
可能とし、これにより図2の破線に示すように電流I2
を流すことができる発光時間を長く(1/100秒)で
きるように構成されている。尚、LEDにより多くの電
流を流すことによって多くの発光光量を得ることがで
き、これにより発光装置146に設けるLEDの数量を
少なくすることが可能となり、発光装置やカメラ100
を小型化することが可能となる。
【0048】図3は本発明に係る半導体発光素子を含む
発光装置146の光源部36の構造を示す断面図であ
る。
【0049】同図に示すように光源部36は、反射傘3
7と、R、G、B等のLED38と、配線基板39とか
ら構成されている。また、LED38は、発光部60
と、発光部60に設けられている電極とボンディングさ
れている外部接続用の端子62と、発光部60の他の電
極を兼ねるとともに銅などの熱容量の大きな素材で形成
されている蓄熱部64(ヒートシンクの機能を備えてい
てもよい)と、端子62や蓄熱部64を連結する樹脂6
6とから構成されている。
【0050】蓄熱部64は、熱容量(HC)を大きくす
るために設けられているので、LED38の発光部60
が発した熱を吸収し、一時的に蓄積することが可能とな
る。したがって、カメラ100の露光時に発光部60が
一瞬発熱する熱量を直ちに蓄熱部64が蓄積するので、
LEDに対してより長い時間、多くの電流を流すことが
可能となる(図2の破線のグラフ参照)。
【0051】尚、当然のことながら、熱抵抗(HR等)
を少なくする工夫を施しても良いが、半導体では熱抵抗
(HR等)を少なくする構造よりも熱容量(HC)を大
きくする構造の方がはるかに容易であり、低価格で実施
することが可能となる。このように、発光装置146の
光源として本発明に係る半導体発光素子を用いることに
よって、従来のキセノン管を用いた閃光装置と比較して
発光用の電荷を蓄積するメインコンデンサが不要となる
とともに、メインコンデンサ充電用の高電圧発生回路等
も不要となるので、発光装置146を小型かつ携行容易
にすることが可能となる。
【0052】図4は、本発明に係る半導体発光手段の他
の構成例である。
【0053】同図に示すように、LED38Aは、R、
G、B、Gの4つのLEDから構成されたチップであ
る。R、G、B各原色の発光部60Aは、蓄熱部64A
上に設けられており、発光部60Aが発光時に発した熱
を一時蓄積することが可能となっている。尚、同図では
蓄熱部64Aをそれぞれの発光部60Aに対して独立し
て設けた実施例を示してあるが、1つの蓄熱部64A上
に複数の発光部60Aを設けても本発明の目的を達成す
ることが可能である。この場合には、1つの蓄熱部64
A上に設けられた複数の発光部60Aを同時に点灯せず
に、時間をずらして交互に点灯するようにして、発光部
60Aが同時に多くの熱量を発しないように制御しても
よい。
【0054】蓄熱部64Aは、配線基板39A上に配置
されており、各発光部60Aの一方の電極は配線基板3
9A上の各端子にボンディングされている。また、発光
部60Aの他方の電極は共通端子として配線基板39A
上の共通端子に接続されている。
【0055】次に、本発明に係る発光装置146の制御
方法について説明する。
【0056】図5は上記カメラ100に内蔵されている
発光装置146の信号処理系ブロック図である。
【0057】発光装置146には、シャッタスピードに
対応した発光時間や発光光量、発光輝度、指定された発
光色温度に対応する発光時間、被写体までの距離に応じ
た発光光量や発光輝度等の情報を記録するROM25
と、発光光量を調節する調光用の受光センサ34と、電
池40と、LED38の発光輝度を調節する電圧を出力
する電圧可変回路42(LED38に供給する電流を調
節する発光制御手段の機能を備えていてもよい)と、L
ED38の発光輝度の調節指令と発光タイミングを出力
するシステムコントローラ52とが設けられている。
【0058】システムコントローラ52は発光装置14
6を統括制御するもので、電圧可変回路42に対してL
ED38が発光する補助光の色、並びに発光する補助光
の輝度、LED38に供給する電流値を調節する指令を
出力することが可能となっている。
【0059】また、システムコントローラ52は、LE
D38が光を発光すべきタイミングに関する発光情報、
カメラの露光時間、LED38が発すべき発光光量を、
通信又はI/Oを介してカメラのCPU138等から取
得することが可能となっている。
【0060】また、ステムコントローラ52は、カメラ
のCPU138等から取得した露光時間と発光光量とに
基づいてLED38に供給する電流値を算出することが
可能となっており、発光情報を取得すると、前記算出し
た電流値に基づいた発光指示を電圧可変回路42又は制
御回路(図5に示す例ではトランジスタ)に対して出力
することが可能となっている。
【0061】更に、システムコントローラ52は、取得
した露光時間が長い場合には発光輝度を暗くする電流値
を算出し、取得した露光時間が短い場合には発光輝度を
明るくする電流値を算出することが可能となっている。
【0062】また、システムコントローラ52は、LE
D38に対して発光のタイミング、発光のデューティ、
発光時間及び発光輝度又は発光光量等の発光光量情報を
指示することが可能となっている。LED38は、電流
を供給すると直ちに発光を開始するので、カメラのシャ
ッタータイミングに同期して発光と発光の停止を実施す
ることが可能である。
【0063】尚、上記の実施の形態では、CPU138
とシステムコントローラ52とを独立して設けた実施の
形態で説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、CPU138にシステムコントローラが実施する
機能を包含しても本発明の目的を達成することが可能で
ある。
【0064】LED38の発光光量が環境温度とLED
の物性とによって変動する場合には、LED38の近傍
に周囲温度を検出する温度センサ56を設けておき、シ
ステムコントローラ52は、この温度センサ56によっ
て検出された周囲温度に基づいてその周囲温度にかかわ
らず所要の発光光量が得られるようにLED38の発光
光量や発光輝度を調節することが可能となっている。
【0065】利用者が撮像するためにシャッターレリー
ズボタン102を半押しすると、システムコントローラ
52は当該発光装置146のガイドナンバーなどの、発
光光量や発光輝度を決定するための情報をROM25か
ら読み込む処理を行う。補助光発光のモードがオートモ
ードに設定されている場合には、受光センサ34から被
写体の明るさを読み取って補助光の発光光量を制御す
る。補助光の発光モードがマニュアルモードに設定され
ている場合には、利用者がカメラ操作部140を介して
入力設定した露光時間、絞り開度、発光光量又は発光輝
度等の発光に関する設定情報をCPU138から読み込
む。また、補助光の発光がカメラ100の制御下に置か
れている場合にも、CPU138から露光時間、絞り開
度、発光光量、発光輝度等の発光に関する設定情報を読
み込む。
【0066】システムコントローラ52は、前記読み込
んだ露光時間情報や明るさ情報、露出情報、発光光量、
発光輝度等の発光に関する設定情報に基づいて所定の発
光光量又は発光輝度を得るための調整用の情報(R、
G、B各LEDに供給する電流情報等)を電圧可変回路
42に出力する。
【0067】次に、利用者がシャッターレリーズボタン
102を全押して撮像の指示を入力すると、カメラ10
0ではCPU138の指示に基づいてシャッターが開い
て撮像を開始する。CPU138は、システムコントロ
ーラ52に対してシャッターが開いたタイミングに同期
した発光情報(LEDの発光を指示する情報)を出力す
る。発光情報を取得したシステムコントローラ52は、
それぞれのLEDの制御回路(図5に示す例ではトラン
ジスタ)に対して発光指示信号を出力する。これにより
LED38から設定された輝度及び光量の補助光が発光
される。
【0068】尚、上記の説明では発光装置146がカメ
ラ100に内蔵されている実施例で示したが、本発明は
これに限定されるものではなく、カメラとは別体の独立
した発光装置であっても本発明の目的を達成することが
可能となる。その場合には、カメラに設けられているC
PUと、別体の発光装置に設けられているシステムコン
トローラとの間における情報の伝達は、多くのカメラに
設けられているアクセサリーシューの接点端子を介して
実施するとよい。また、専用の通信ケーブルを介して伝
達しても本発明の目的を達成することが可能である。
【0069】次に、補助光撮影時のLEDの発光制御に
ついて、図6に示すフローチャートを参照しながら説明
する。
【0070】図6に示すように、まず静止画の補助光撮
影モード( 第1の補助光撮影モード)か動画の補助光撮
影モード(第2の補助光撮影モード)かを判別する(ス
テップS10)。この判別は、第1の補助光撮影モード
と第2の補助光撮影モードとを選択する専用のスイッチ
の切替出力に基づいて行うことができる。また、カメラ
操作部140のモードダイヤルで静止画撮影モードと動
画撮影モードのいずれのモードが選択されているか等に
よって判別することができる。
【0071】ここで、静止画の補助光撮影モードが選択
されている場合には、シャッターレリーズボタン102
が半押し(スイッチS1がON)されているか否かを判
別し(ステップS12)、スイッチS1がONされてい
る場合には、ステップS14に進み、自動露光制御(A
E)により絞り値及びシャッタースピードが決定される
とともに、自動焦点調節(AF)が行われる。尚、被写
体輝度が所定の明るさ以下(例えば、日中シンクロ撮影
と判定される明るさよりも暗い所定の明るさ)の場合に
は、絞りやシャッタースピードは固定値にし、例えば絞
りを開放にするとともに、シャッタースピードを1/1
00秒とする。
【0072】続いて、シャッターレリーズボタン102
が全押し(スイッチS2がON)されたか否かを判別し
(ステップS16)、スイッチS1がONされた場合に
は、ステップS14で決定した絞り値及びシャッタース
ピード(露光時間)にて露出制御が行われるとともに、
LED38に電流I2 (図2参照)を流して高輝度で発
光させる。尚、このときのLED38は、図2の破線で
示すように発光時間が1/100秒以内であれば、許容
発光電流I2 を流すことができるものが使用されてい
る。
【0073】LED38の発光開始後、被写体から調光
用の受光センサ34に入射した光量が所定の光量に達し
たか否かが判別される(ステップS20)。即ち、調光
回路54からLED38の発光OFFの信号が発せられ
たか否かを判別する。調光回路54からLED38の発
光OFFの信号(調光OK)が発せられると、LED3
8への電流I2 の供給が停止され、LED38の発光が
停止される(ステップS22)。
【0074】一方、調光OKでない場合には、LED3
8の発光後、露光時間又は1/100秒が経過したか否
かが判別される(ステップS24)。そして、調光完了
前に露光時間又は1/100秒が経過した場合もLED
38の発光が停止される。
【0075】尚、ステップS24の判断でLED38の
発光を停止させる理由は、LED38を露光時間を超え
て発光させるのは無駄であり、また、1/100秒を超
えて電流I2 を流すと、LED38が破損するおそれが
あるからである。
【0076】上記のようにしてLED38の発光を制御
することにより、静止画の補助光撮影時には、LED3
8に電流I2 を最大で1/100秒間流すことができ
る。
【0077】一方、ステップS10で動画の補助光撮影
モードであることが判別されると、スイッチS2がON
されたか否かが判別される(ステップS26)。スイッ
チS2がONされると、録画スタンバイ状態から録画が
開始されるとともに、LED38に電流I1 を流して低
輝度で発光させる。尚、図2に示すようにLED38に
許容発光電流I1 を流す場合には、その発光時間の制限
を受けず、従って、動画撮影のように長時間連続撮影す
る場合に適する。
【0078】その後、再びスイッチS2がONされたか
否かが判別され(ステップS30)、スイッチS2が再
びONされると、録画状態から録画スタンバイ状態に戻
り、かつLED38への電流I1 の供給が停止され、L
ED38の発光が停止される(ステップS22)。
【0079】上記実施の形態では、動画の補助光撮影モ
ードの場合には、図7(A)に示すように電流I1 を連
続的にLED38に流すようにしたが、これに限らず、
図7(B)に示すように電流I1 の4倍の電流I2 をデ
ューティ比が1:3となるように流し、そのパルス電流
の時間平均電流が電流I1 となるようにしてもよい。ま
た、動画の補助光撮影モード時には、CCD114での
電荷蓄積時間のみLED38に電流を流すようにしても
よく、これにより、消費電力の無駄を省くことができ
る。
【0080】また、上記実施の形態では、静止画の補助
光撮影モード時にオートストロボによりLED38の発
光光量を制御するようにしたが、被写体輝度及びじ被写
体距離によって事前に発光光量を決定し、その決定した
発光光量が露光時間(シャッタースピードの時間)内に
発光されるようにLED38の発光輝度を決定して発光
させるようにしてもよい。
【0081】図8はスローシャッター撮像を実施した場
合におけるカメラの露光輝度と発光装置が発する発光輝
度との関係を示す図である。
【0082】利用者がスローシャッター撮像を指示する
と、時刻T0からシャッターが開き始めて、時刻T1か
らLEDが露光輝度に合わせて発光時間Tfの間発光を
開始する。尚、露光時間TsはT0からT4までと定義
し、発光時間TfはT1からT3までと定義する。同図
では、T0とT1及びT4とT5とは異なる時刻に設定
してあるが、本発明はこの実施の形態に限定されるもの
ではなく、T0とT1及びT4とT5とが同一の時刻で
あっても本発明の目的を達成することが可能となる。ま
た、T0とT2、T1とT2、T3とT4、T3とT5
とがそれぞれ同一の時刻であってもよい。いずれにせ
よ、シャッタースピードと同等の時間、補助光の発光を
実施することが可能となっている。
【0083】図9はハイスピードシャッター撮像を実施
した場合におけるカメラの露光輝度と発光装置が発する
発光輝度との関係を示す図である。
【0084】利用者がハイスピードシャッター撮像を指
示すると、時刻T10からシャッターが開き始めて、時
刻T11からLEDが露光輝度に合わせて発光時間Tf
1の間発光を開始する。尚、露光時間Ts1は図8の場
合と同様に、T10からT14までと定義し、発光時間
Tf1はT11からT13までと定義する。同図では、
T10とT11及びT14とT15とは異なる時刻に設
定してあるが、本発明はこの実施の形態に限定されるも
のではなく、T10とT11及びT14とT15とが同
一の時刻であっても本発明の目的を達成することが可能
となる。また、T10とT12、T11とT12、T1
3とT14、T13とT15とがそれぞれ同一の時刻で
あってもよい。
【0085】このように、LED特有の発光時間とその
ときの許容発光電流との関係に基づいて算出した電流
値、又は供給する電流のデューティ比にてLEDを発光
することによってLEDの発光特性を有効に利用するこ
とが可能となる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
の発光装置によれば、半導体発光素子の発光特性を有効
に利用し、静止画撮影時の補助光(瞬間発光)のように
発光時間が短い場合に、連続発光させる場合の許容発光
電流と比較して大きな電流を流すようにしたため、半導
体発光素子の潜在能力を十分に発揮させ、短時間に強い
光を発光させることができる。また、動画撮影のように
連続的に補助光を発光させる必要がある場合には、連続
発光させる場合の許容発光電流を流すように電流値を切
り換えるようにしたため、動画撮影時の補助光の発光も
可能となる。
【0087】また、本発明に係る半導体発光素子によれ
ば、半導体発光部に接触して該半導体発光素子が発する
熱を一時的に吸収する蓄熱部を設けるようにしたため、
半導体発光部の温度上昇を抑制することができ、半導体
発光部に大きな電流をより長く流すことができるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発光装置付きカメラの信号処理系
ブロック図
【図2】半導体発光手段の発光時間とそのときの許容発
光電流との関係を示す図
【図3】本発明に係る半導体発光手段の蓄熱構造を示す
【図4】本発明に係る半導体発光手段の他の構成例を示
す図
【図5】カメラに内蔵されている発光装置の信号処理系
ブロック図
【図6】補助光撮影時のLEDの発光制御を説明するた
めに用いたフローチャート
【図7】動画の補助光撮影時にLEDに流す電流値の一
例を示す図
【図8】スローシャッター撮像を実施した場合における
カメラの露光輝度と発光装置が発する発光輝度との関係
を示す図
【図9】ハイスピードシャッター撮像を実施した場合に
おけるカメラの露光輝度と発光装置が発する発光輝度と
の関係を示す図
【符号の説明】
25…ROM、34…受光センサ、36…光源部、37
…反射傘、38…LED、39…配線基板、40…電
池、42…電圧可変回路、52…システムコントロー
ラ、54…調光回路、56…温度センサ、60…発光
部、62…端子、64…蓄熱部、100…カメラ、11
0…撮影レンズ、112…シャッタ・絞り、114…固
体撮像素子(CCD)、126…デジタル信号処理回
路、138…中央処理装置(CPU)、140…カメラ
操作部、146…発光装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光ダイオード等の半導体発光素子を備
    えたカメラの発光装置において、 電力が連続的に供給されて発光する際の許容発光電流と
    して第1の電流に規定されている前記半導体発光素子
    と、 前記カメラでの静止画の補助光撮影時に前記第1の電流
    よりも大きな第2の電流を前記半導体発光素子に流し、
    該半導体発光素子を高輝度発光させる発光制御手段と、 を備えたことを特徴とするカメラの発光装置。
  2. 【請求項2】 前記発光制御手段は、前記第1の電流の
    2倍以上の第2の電流を流すことを特徴とする請求項1
    のカメラの発光装置。
  3. 【請求項3】 前記カメラは、静止画撮影と動画撮影と
    が可能なデジタルカメラであり、前記発光制御手段は、
    静止画の補助光撮影時に前記第2の電流を前記半導体発
    光素子に短時間だけ流して前記半導体発光素子を高輝度
    短時間発光させ、動画の補助光撮影時に前記第1の電流
    以下の電流を前記半導体発光素子に連続的に流して前記
    半導体発光素子を低輝度長時間発光させることを特徴と
    する請求項1又は2のカメラの発光装置。
  4. 【請求項4】 前記発光制御手段は、前記動画の補助光
    撮影時に前記デジタルカメラの撮像手段での露光時間だ
    け前記第1の電流を前記半導体発光素子に間欠的に流す
    ことを特徴とする請求項3のカメラの発光装置。
  5. 【請求項5】 静止画の補助光撮影と動画の補助光撮影
    とを切り替える補助光切替手段を有し、前記発光制御手
    段は前記補助光切替手段での切替操作に応じて前記半導
    体発光素子に流す電流を変えることを特徴とする請求項
    3のカメラの発光装置。
  6. 【請求項6】 発光ダイオード等の半導体発光素子を備
    えたカメラの発光装置において、 電力が連続的に供給されて発光する際の許容発光電流と
    して第1の電流に規定されている前記半導体発光素子
    と、 前記第1の電流よりも大きな第2の電流であって、予め
    取得している露光時間に応じて該露光時間が短くなるに
    したがって大きくなる第2の電流を算出する電流算出手
    段と、 前記カメラでの静止画の補助光撮影時に前記第2の電流
    を前記半導体発光素子に流し、該半導体発光素子を高輝
    度発光させる発光制御手段と、 を備えたことを特徴とするカメラの発光装置。
  7. 【請求項7】 前記発光制御手段は、前記露光時間が最
    短時に前記半導体発光素子に供給可能な第3の電流をパ
    ルス幅制御し、パルス幅制御された第3の電流の平均電
    流が前記第2の電流になるように制御することを特徴と
    する請求項6のカメラの発光装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体発光素子は、光を発する半導
    体発光部と、前記半導体発光部に接触して設けられ、前
    記半導体発光素子が発する熱を一時的に吸収し、該半導
    体発光部の発熱を抑制する蓄熱部とを有することを特徴
    とする請求項1又は6のカメラの発光装置。
  9. 【請求項9】 発光ダイオード等の半導体発光素子にお
    いて、 光を発する半導体発光部と、 前記半導体発光部に接触して設けられ、前記半導体発光
    素子が発する熱を一時的に吸収し、該半導体発光部の発
    熱を抑制する蓄熱部と、 を備えたことを特徴とする半導体発光素子。
JP2003009360A 2002-02-15 2003-01-17 カメラの発光装置 Expired - Fee Related JP4144029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003009360A JP4144029B2 (ja) 2002-02-15 2003-01-17 カメラの発光装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002-37622 2002-02-15
JP2002037622 2002-02-15
JP2003009360A JP4144029B2 (ja) 2002-02-15 2003-01-17 カメラの発光装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003307771A true JP2003307771A (ja) 2003-10-31
JP2003307771A5 JP2003307771A5 (ja) 2007-05-31
JP4144029B2 JP4144029B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=29405178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003009360A Expired - Fee Related JP4144029B2 (ja) 2002-02-15 2003-01-17 カメラの発光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4144029B2 (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005165204A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Nikon Corp 撮影用照明装置、カメラシステムおよびカメラ
JP2005181793A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Pentax Corp 照明制御装置
JP2005346027A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Samsung Electro Mech Co Ltd カメラフラッシュ用led制御装置
JP2006071786A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 写真撮影用照明装置
JP2007049572A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Fujifilm Corp 撮影装置
JP2007101689A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Fujifilm Corp 発光装置及び撮影装置
JP2007187855A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Fujifilm Corp 撮影装置
US7378630B2 (en) 2004-02-02 2008-05-27 Fujinon Corporation Light emitting unit and imaging apparatus
US7510289B2 (en) 2004-09-01 2009-03-31 Avago Technologies Ecbu Ip (Singapore) Pte. Ltd. Light emitting diode and light emitting control system using same
JP2010040802A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Citizen Electronics Co Ltd 発光装置
JP2010128374A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Nikon Corp 照明装置および撮像装置
WO2010090342A1 (ja) * 2009-02-09 2010-08-12 日本電気株式会社 カメラ機能付き携帯端末、フラッシュライト制御方法およびフラッシュライト制御プログラム
JP2011160083A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Omron Corp 照明制御装置およびそれを含む照明装置
WO2012096077A1 (ja) * 2011-01-13 2012-07-19 日本エー・シー・ピー株式会社 医療用光源装置
CN103312966A (zh) * 2012-03-06 2013-09-18 三星电子株式会社 发光装置以及包括所述发光装置的拍摄系统
JP2016018967A (ja) * 2014-07-11 2016-02-01 キヤノンマシナリー株式会社 照明用電源装置およびオーバードライブ電流算出方法
JP2016018959A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 キヤノンマシナリー株式会社 照明用電源装置およびオーバードライブ電流算出方法
JP2016058852A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 カシオ計算機株式会社 撮像装置、撮像方法及びプログラム
US9425012B2 (en) 2011-08-29 2016-08-23 Mitsubishi Electric Corporation Electromagnetic operation device for vacuum circuit breaker
JP2018013675A (ja) * 2016-07-22 2018-01-25 キヤノン株式会社 光学機器
JP2020068158A (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 シーシーエス株式会社 Oled駆動装置およびoled駆動方法ならびにoled駆動システム

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8314880B2 (en) 2003-12-05 2012-11-20 Nikon Corporation Photographic illumination device, image-capturing system, camera system and camera
JP2005165204A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Nikon Corp 撮影用照明装置、カメラシステムおよびカメラ
JP4495448B2 (ja) * 2003-12-22 2010-07-07 Hoya株式会社 照明制御装置
JP2005181793A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Pentax Corp 照明制御装置
US7378630B2 (en) 2004-02-02 2008-05-27 Fujinon Corporation Light emitting unit and imaging apparatus
JP2005346027A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Samsung Electro Mech Co Ltd カメラフラッシュ用led制御装置
US7236697B2 (en) 2004-05-31 2007-06-26 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Device for driving light emitting diode for flash of camera
JP2006071786A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 写真撮影用照明装置
US7510289B2 (en) 2004-09-01 2009-03-31 Avago Technologies Ecbu Ip (Singapore) Pte. Ltd. Light emitting diode and light emitting control system using same
JP2007049572A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Fujifilm Corp 撮影装置
JP4551295B2 (ja) * 2005-08-11 2010-09-22 富士フイルム株式会社 撮影装置
JP4586211B2 (ja) * 2005-09-30 2010-11-24 富士フイルム株式会社 撮影装置
JP2007101689A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Fujifilm Corp 発光装置及び撮影装置
JP2007187855A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Fujifilm Corp 撮影装置
JP2010040802A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Citizen Electronics Co Ltd 発光装置
JP2010128374A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Nikon Corp 照明装置および撮像装置
WO2010090342A1 (ja) * 2009-02-09 2010-08-12 日本電気株式会社 カメラ機能付き携帯端末、フラッシュライト制御方法およびフラッシュライト制御プログラム
EP2395393A4 (en) * 2009-02-09 2013-06-05 Nec Corp PORTABLE DEVICE WITH CAMERA FUNCTION, FLASH CONTROL METHOD AND FLASHLIGHT CONTROL PROGRAM
EP2395393A1 (en) * 2009-02-09 2011-12-14 Nec Corporation Portable terminal with camera function, flashlight control method and flashlight control program
CN102308255B (zh) * 2009-02-09 2014-11-26 日本电气株式会社 带有相机功能的便携式终端、闪光灯控制方法和闪光灯控制程序
JP2011160083A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Omron Corp 照明制御装置およびそれを含む照明装置
WO2012096077A1 (ja) * 2011-01-13 2012-07-19 日本エー・シー・ピー株式会社 医療用光源装置
US9215782B2 (en) 2011-01-13 2015-12-15 Acp Japan Co., Ltd. Medical light source device
US9425012B2 (en) 2011-08-29 2016-08-23 Mitsubishi Electric Corporation Electromagnetic operation device for vacuum circuit breaker
CN103312966A (zh) * 2012-03-06 2013-09-18 三星电子株式会社 发光装置以及包括所述发光装置的拍摄系统
CN103312966B (zh) * 2012-03-06 2018-07-24 三星电子株式会社 发光装置以及包括所述发光装置的拍摄系统
JP2016018959A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 キヤノンマシナリー株式会社 照明用電源装置およびオーバードライブ電流算出方法
JP2016018967A (ja) * 2014-07-11 2016-02-01 キヤノンマシナリー株式会社 照明用電源装置およびオーバードライブ電流算出方法
JP2016058852A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 カシオ計算機株式会社 撮像装置、撮像方法及びプログラム
JP2018013675A (ja) * 2016-07-22 2018-01-25 キヤノン株式会社 光学機器
JP2020068158A (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 シーシーエス株式会社 Oled駆動装置およびoled駆動方法ならびにoled駆動システム
JP7141910B2 (ja) 2018-10-26 2022-09-26 シーシーエス株式会社 Oled駆動装置およびoled駆動方法ならびにoled駆動システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4144029B2 (ja) 2008-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4144029B2 (ja) カメラの発光装置
JP3473552B2 (ja) デジタルスチルカメラ
US7924343B2 (en) Photographing apparatus and exposure control method
KR20070081456A (ko) 디지털 카메라
JP2000078462A (ja) 電子カメラ
JP2011055308A (ja) 撮像装置
US20080037976A1 (en) Camera with af auxiliary illumination
JP2008151975A (ja) 撮影装置及びそのプログラム
JP2003244530A (ja) デジタルスチルカメラ、及びプログラム
JP2004157417A (ja) デジタルカメラ及びそのaf制御時の露出設定方法
JP2009169282A (ja) 撮像装置及びそのプログラム
JP5109659B2 (ja) カメラ
JP2001320626A (ja) 電子カメラ
JP4384836B2 (ja) カメラ
JP3797136B2 (ja) 閃光装置の設定方法
JP4000413B2 (ja) 電子カメラ
JP4374863B2 (ja) 撮像装置
JP2006119264A (ja) 撮影装置
JP3171163B2 (ja) 電子スチルカメラ及び電子スチルカメラの撮像方法
JP4869801B2 (ja) 撮影装置
JP2008046654A (ja) カメラ及びカメラの撮影方法
JP2011114992A (ja) 電子機器、及び電源回路制御方法
JP2003333400A (ja) デジタルカメラ
JP2005167465A (ja) デジタルカメラ及びデジタルカメラの撮像方法
JP2001272710A (ja) デジタルカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050329

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080430

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080526

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4144029

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees