JP2016058852A - 撮像装置、撮像方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】撮像装置100であって、撮像部3により動画像を撮像しているか静止画像を撮像しているかを判定する撮像形式判定部6aと、撮像部による動画像の撮像の際に、撮像画角内にヒトの顔を検出したか否かを判定する顔検出判定部6bと、動画像を撮像していると判定され、且つ、撮像画角内にヒトの顔を検出したと判定された場合に、相対的に低減させた発光強度で発光部5を継続的に発光させる第1制御部6cと、を備えている。
【選択図】図1
Description
撮像手段と、継続的に発光可能な発光手段と、前記撮像手段により動画像を撮像しているか静止画像を撮像しているかを判定する第1判定手段と、前記撮像手段による動画像の撮像の際に、撮像画角内にヒトの顔を検出したか否かを判定する第2判定手段と、前記第1判定手段により前記動画像を撮像していると判定され、且つ、前記第2判定手段によりヒトの顔を検出したと判定された場合に、相対的に低減させた発光強度で前記発光手段を継続的に発光させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
撮像手段と、継続的に発光可能な発光手段と、を備える撮像装置を用いた撮像方法であって、前記撮像手段により動画像を撮像しているか静止画像を撮像しているかを判定する処理と、前記撮像手段による動画像の撮像の際に、撮像画角内にヒトの顔を検出したか否かを判定する処理と、前記動画像を撮像していると判定され、且つ、撮像画角内にヒトの顔を検出したと判定された場合に、相対的に低減させた発光強度で前記発光手段を継続的に発光させる処理と、を含むことを特徴としている。
撮像手段と、継続的に発光可能な発光手段と、を備える撮像装置が有するコンピュータを、前記撮像手段により動画像を撮像しているか静止画像を撮像しているかを判定する第1判定手段、前記撮像手段による動画像の撮像の際に、撮像画角内にヒトの顔を検出したか否かを判定する第2判定手段、前記第1判定手段により前記動画像を撮像していると判定され、且つ、前記第2判定手段によりヒトの顔を検出したと判定された場合に、相対的に低減させた発光強度で前記発光手段を継続的に発光させる制御手段、として機能させることを特徴としている。
図1は、本発明を適用した実施形態1の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態1の撮像装置100は、具体的には、中央制御部1と、メモリ2と、撮像部3と、画像処理部4と、発光部5と、動作制御部6と、画像記録部7と、表示部8と、操作入力部9とを備えている。
また、中央制御部1、メモリ2、撮像部3、画像処理部4、発光部5、動作制御部6、画像記録部7及び表示部8は、バスライン10を介して接続されている。
電子撮像部3bは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等のイメージセンサ(撮像素子)から構成されている。そして、電子撮像部3bは、レンズ部3aの各種レンズを通過した光学像を二次元の画像信号に変換する。
即ち、撮像制御部3cは、図示は省略するが、タイミング発生器、ドライバなどを備えている。そして、撮像制御部3cは、タイミング発生器、ドライバにより電子撮像部3bを走査駆動して、レンズ部3aを通過した光学像を電子撮像部3bにより所定周期毎に二次元の画像信号に変換させ、当該電子撮像部3bの撮像領域から1画面分ずつフレーム画像を読み出して画像処理部4に出力させる。
また、撮像制御部3cは、AF(自動合焦処理)、AE(自動露出処理)、AWB(自動ホワイトバランス)等の被写体を撮像する際の条件の調整制御を行う。
また、カラープロセス回路から出力される輝度信号Y及び色差信号Cb,Crは、図示しないDMAコントローラを介して、バッファメモリとして使用されるメモリ2にDMA転送される。
すなわち、顔検出部4aは、画像処理部4により生成されたライブビュー画像の画像データに対して所定のアルゴリズムを用いた顔検出処理を行って、ライブビュー画像から顔が含まれる顔領域を検出する。
なお、顔検出処理は、公知の技術であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
すなわち、発光部5は、継続的に発光可能な発光手段を構成している。例えば、撮像モードが動画像撮像モードの場合に、発光部5は、動作制御部6の第1制御部6c(後述)の制御下にて、所定の発光強度(発光輝度)で継続的に発光する。なお、LEDの発光強度を制御する方法については後述する。
また、例えば、撮像モードが静止画像撮像モードの場合に、発光部5は、ユーザによる操作入力部9のシャッタボタンの所定操作に基づいて所定の発光強度で発光する。
なお、動作制御部6の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
すなわち、撮像形式判定部(第1判定手段)6aは、撮像部3により動画像を撮像しているか静止画像を撮像しているかを判定する。具体的には、撮像形式判定部6aは、例えば、ユーザによる操作入力部9の所定操作に基づいて指定された撮像モード(例えば、動画像撮像モードや静止画像撮像モード等)に応じて、撮像部3により動画像を撮像しているか静止画像を撮像しているかを判定する。
すなわち、顔検出判定部(第2判定手段)6bは、撮像部3による動画像の撮像の際に、撮像画角内にヒトの顔を検出したか否かを判定する。具体的には、顔検出判定部6bは、撮像部3による動画像の撮像開始時に、例えば、画像処理部4の顔検出部4aによる直近のフレーム画像(例えば、ライブビュー画像)に対する顔検出処理の結果に基づいて、当該フレーム画像からヒトの顔を検出したか否かを判定する。
すなわち、第1制御部(制御手段)6cは、撮像形式判定部6aにより動画像を撮像していると判定され、且つ、顔検出判定部6bによりヒトの顔を検出したと判定された場合に、相対的に低減させた発光強度(発光輝度)で発光部5のLEDを継続的に発光させる。
ここで、LEDの発光強度を制御する方法としては、例えば、PWM(Pulse Width Modulation)方式や抵抗値を切り替えて通電量を変化させるアナログ方式等が挙げられる。そして、第1制御部6cは、例えば、PWM方式やアナログ方式等に従って発光部5のLEDの発光強度を、被写体の明るさに応じて最適な輝度の最適発光強度、被写体としてのヒトが眩しくない程度に輝度を低減させたヒト用発光強度、ライブビュー画像の撮像に適した輝度のライブビュー用発光強度等に制御する。
具体的には、第1制御部6cは、撮像形式判定部6aにより動画像を撮像していると判定され、且つ、顔検出判定部6bによりヒトの顔を検出したと判定された場合に、撮像部3による動画像の撮像開始時に、発光部5のLEDの発光強度として最適発光強度に対して相対的に低減させた発光強度(例えば、ヒト用発光強度)を決定する。そして、第1制御部6cは、決定された発光強度に基づいて動画像の撮像中に発光部5のLEDを継続的に発光させる。例えば、第1制御部6cは、撮像部3による動画像の撮像中は、動画像の撮像開始時に決定された発光強度に固定して発光部5のLEDを継続的に発光させる。
なお、LEDの発光強度を制御する方法として、PWM方式やアナログ方式等を例示したが、一例であってこれらに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
なお、画像記録部7は、例えば、記録媒体(図示略)が着脱自在に構成され、装着された記録媒体からのデータの読み出しや記録媒体に対するデータの書き込みを制御する構成であっても良い。
表示パネル8aは、表示画面内に画像を表示する。なお、表示パネル8aとしては、例えば、液晶表示パネルや有機EL(Electro-Luminescence)表示パネルなどが挙げられるが、一例であってこれらに限られるものではない。
次に、撮像装置100によるメイン処理について、図2及び図3を参照して説明する。
図2は、メイン処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
ここで、撮像モードが設定されていると判定されると(ステップS1;YES)、撮像部3は、被写体のライブビュー画像を撮像する処理を開始して、表示部8は、画像処理部4により生成された表示用の画像データに基づいて、ライブビュー画像を表示パネル8aに表示する(ステップS2)。
ここで、常時点灯モードが設定されていると判定されると(ステップS3;YES)、第1制御部6cは、発光部5のLEDの発光強度をライブビュー画像の撮像に適した輝度のライブビュー用発光強度に設定してLEDを継続的に発光させる(ステップS4)。一方、常時点灯モードが設定されていないと判定されると(ステップS3;NO)、第1制御部6cは、既に発光部5のLEDが発光している状態であれば消灯させ、また、発光部5のLEDが消灯している状態であればこの状態を維持させる(ステップS5)。
なお、ステップS6における顔検出処理は、例えば、ステップS3〜S5の処理の前に行われても良いし、ステップS3〜S5の各処理の途中で行われても良い。
ここで、撮像モードとして動画像撮像モードが設定されていると判定されると(ステップS7;YES)、中央制御部1のCPUは、動画像撮像処理(図3参照)を実行する(ステップS8;詳細後述)。一方、撮像モードとして動画像撮像モードが設定されていないと判定されると(ステップS7;NO)、中央制御部1のCPUは、ユーザによる操作入力部9の所定操作に基づいて静止画像を撮像する静止画像撮像処理を実行する(ステップS9)。
なお、ステップS1にて、撮像モードが設定されていないと判定されると(ステップS1;NO)、中央制御部1のCPUは、例えば、再生処理等のその他の各種処理の実行を制御する(ステップS10)。
次に、撮像装置100による動画像撮像処理について、図3を参照して説明する。
図3は、動画像撮像処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
ここで、録画開始指示が入力されていないと判定されると(ステップS21;NO)、中央制御部1のCPUは、録画開始指示が入力されたか否かを判定する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
このとき、撮像制御部3は、例えば、画像処理部4の顔検出部4aによる直近のフレーム画像(例えば、ライブビュー画像)の画像データに対する顔検出処理の結果を利用して、顔領域の明るさを被写体の明るさとして測定しても良い。
ここで、ヒトの顔を検出したと判定されると(ステップS23;YES)、動作制御部6の第1制御部6cは、発光部5のLEDの発光強度を被写体としてのヒトが眩しくない程度に輝度を低減させたヒト用発光強度に設定してLEDを継続的に発光させる(ステップS24)。
一方、ヒトの顔を検出していないと判定されると(ステップS23;NO)、第1制御部6cは、発光部5のLEDの発光強度を被写体の明るさに応じて最適な輝度の最適発光強度に設定してLEDを継続的に発光させる(ステップS25)。
そして、中央制御部1のCPUは、被写体の動画像の録画を開始させる(ステップS27)。具体的には、画像処理部4は、撮像部3による被写体の動画像の撮像により生成された各フレーム画像の画像データを所定の記録手段(例えば、メモリ2や画像記録部7等)に転送して記録させる。
ここで、録画終了指示が入力されていないと判定されると(ステップS28;NO)、中央制御部1のCPUは、録画終了指示が入力されたか否かを判定する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
これにより、動画像撮像処理を終了する。
具体的には、撮像部3による動画像の撮像中は、動画像の撮像開始時に決定された発光強度に固定して発光部5を継続的に発光させるので、例えば、動画像の撮像中に撮像画角内におけるヒトの顔の検出結果が変化しても、発光部5の発光強度が動画像の撮像開始時に決定された発光強度に固定しておくことで、各種の露出条件を相対的に大きく変化させる必要がなくなって、動画像の画質の変動を効果的に抑制することができる。すなわち、例えば、発光部5の発光強度が変化すると、動画像の明るさが相対的に大きく変化する虞があり、これに伴って、絞り値やシャッタースピードや画像の信号増幅率等の各種の露出条件を変更すると、被写体や背景のボケ度が相対的に大きく変化したり画質の悪化を招く虞がある。従って、動画像の撮像中に撮像画角内におけるヒトの顔の検出結果が変化した場合であっても、動画像の画質の変動を効果的に抑制することができる。
図4は、本発明を適用した実施形態2の撮像装置200の概略構成を示すブロック図である。
図4に示すように、実施形態2の撮像装置200は、動作制御部206の構成が異なる以外の点は、上記実施形態1の撮像装置100と略同様であり、具体的な説明は省略する。
なお、撮像形式判定部6a及び顔検出判定部6bの構成及び機能は、上記実施形態1の撮像装置100と略同様であり、具体的な説明は省略する。
具体的には、モード判定部6dは、例えば、ユーザによる操作入力部9の所定操作に基づいて撮像モードとして自分撮りモードが指定されているか否かを判定する。また、例えば、表示部8の表示パネル8aがレンズ部3aの露出面と同じ側となるように回動自在に構成されている場合には、モード判定部6dは、表示パネル8aの回動位置に応じて撮像モードが自分撮りモードであるか否かを判定する。
なお、上記した自分撮りモードであるか否かを判定する方法は、一例であってこれらに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
すなわち、第2制御部(制御手段)6eは、撮像形式判定部6aにより動画像を撮像していると判定され、且つ、顔検出判定部6bによりヒトの顔を検出したと判定されるとともに、モード判定部6dにより撮像モードが自分撮りモードであると判定された場合に、相対的に低減させた発光強度で発光部5のLEDを継続的に発光させる。
また、第2制御部6eは、例えば、PWM方式やアナログ方式等に従って発光部5のLEDの発光強度を、被写体の明るさに応じて最適な輝度の最適発光強度、被写体としてのヒトが眩しくない程度に輝度を低減させたヒト用発光強度、ライブビュー画像の撮像に適した輝度のライブビュー用発光強度に加えて、自分撮りしているユーザ自身が眩しくない程度に輝度を低減させた自分撮り用発光強度等に制御する。ここで、自分撮り用発光強度は、例えば、ユーザ自身が腕を伸ばした状態で自分撮りをしていると仮定すると、ユーザの顔と撮像装置200との間の距離が50〜70cm程度となることから、この限られた範囲でLEDをユーザ自身が眩しくないと感じる程度に予め設定されている。つまり、自分撮り用発光強度は、ヒト用発光強度よりも輝度を低減させた発光強度である。
次に、撮像装置200による動画像撮像処理について、図5を参照して説明する。
図5は、動画像撮像処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
ここで、録画開始指示が入力されていないと判定されると(ステップS31;NO)、中央制御部1のCPUは、録画開始指示が入力されたか否かを判定する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
ここで、ヒトの顔を検出したと判定されると(ステップS33;YES)、動作制御部206のモード判定部6dは、撮像モードが自分撮りモードであるか否かを判定する(ステップS34)。具体的には、モード判定部6dは、例えば、ユーザによる操作入力部9の所定操作に基づいて撮像モードとして自分撮りモードが指定されているか否かを判定する。
一方、撮像モードが自分撮りモードでないと判定されると(ステップS34;NO)、第2制御部6eは、発光部5のLEDの発光強度を被写体としてのヒトが眩しくない程度に輝度を低減させたヒト用発光強度に設定してLEDを継続的に発光させる(ステップS36)。すなわち、自分撮りでない場合は、ヒトがいる場合であっても、ヒトの顔までの撮影距離にばらつきがあると予測できるので、眩しくない程度に輝度を低減させたヒト用発光強度は、ヒトがいない場合に決められる被写体の明るさに応じた最適発光強度に対して、所定値だけ輝度を低減した値であっても良い。
図6は、本発明を適用した実施形態3の撮像装置300の概略構成を示すブロック図である。
図6に示すように、実施形態3の撮像装置300は、動作制御部306の構成が異なる以外の点は、上記実施形態1の撮像装置100と略同様であり、具体的な説明は省略する。
なお、撮像形式判定部6a及び顔検出判定部6bの構成及び機能は、上記実施形態1の撮像装置100と略同様であり、具体的な説明は省略する。
すなわち、第3制御部(制御手段)6fは、撮像部3により動画像の撮像を開始させる際に、当該動画像の撮像開始時に決定された発光強度で発光部5のLEDを発光させるとともに、動画像の撮像中は、顔検出判定部6bによる撮像画角内におけるヒトの顔の検出結果に応じて、LEDの発光強度の変化度合が所定以下となるように発光強度を変化させつつLEDを継続的に発光させる。
具体的には、第3制御部6fは、動画像の撮像開始時に、発光部5のLEDの発光強度として被写体の明るさに応じた最適な輝度の最適発光強度を決定し、顔検出判定部6bにより撮像画角内にヒトの顔が検出されていない場合には、決定された最適発光強度でLEDを継続的に発光させる。そして、動画像の撮像中に、顔検出判定部6bにより撮像画角内にヒトの顔が検出されると、第3制御部6fは、発光部5のLEDの発光強度としてヒトが眩しくない程度に輝度を低減させたヒト用発光強度を決定してLEDを継続的に発光させる。このとき、第3制御部6fは、変更前の最適発光強度から変更後のヒト用発光強度への変化度合(単位時間あたりの変化量)が所定以下となるように段階的或いはリニアに変化させてLEDを継続的に発光させる。
その一方で、動画像の撮像開始時に、顔検出判定部6bにより撮像画角内にヒトの顔が検出されている場合には、第3制御部6fは、発光部5のLEDの発光強度としてヒトが眩しくない程度に輝度を低減させたヒト用発光強度を決定してLEDを継続的に発光させる。そして、動画像の撮像中に、顔検出判定部6bにより撮像画角内にヒトの顔が検出されなくなると、第3制御部6fは、発光部5のLEDの発光強度として被写体の明るさに応じた最適な輝度の最適発光強度を決定してLEDを継続的に発光させる。なお、このときも同様に、第3制御部6fは、変更前のヒト用発光強度から変更後の最適発光強度への変化度合(単位時間あたりの変化量)が所定以下となるように段階的或いはリニアに変化させてLEDを継続的に発光させても良い。
次に、撮像装置300による動画像撮像処理について、図7を参照して説明する。
図7は、動画像撮像処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
ここで、録画開始指示が入力されていないと判定されると(ステップS41;NO)、中央制御部1のCPUは、録画開始指示が入力されたか否かを判定する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
そして、撮像制御部3cは、画像処理部4により生成された直近のフレーム画像(例えば、ライブビュー画像)の画像データの輝度値を取得して、所定の測光方式(例えば、中央重点測光方式等)に従って被写体の明るさを測定する(ステップS43)。続けて、動作制御部306の第3制御部6fは、発光部5のLEDの発光強度として被写体の明るさに応じた最適な輝度の最適発光強度を決定するとともに、撮像制御部3cは、被写体の明るさに応じて、例えば、絞り値やシャッタースピードや画像の信号増幅率等の各種の露出条件を決定する(ステップS44)。
ここで、ヒトの顔を検出していないと判定されると(ステップS45;NO)、第3制御部6fは、ステップS44にて決定された最適発光強度で発光部5のLEDを継続的に発光させるとともに、撮像制御部3cは、同様にステップS44にて決定された各種の露出条件(補正なしの露出条件)を各部に設定する(ステップS46)。
ここで、録画終了指示が入力されていないと判定されると(ステップS47;NO)、中央制御部1のCPUは、処理をステップS43に戻し、それ以降の各処理を逐次繰り返し実行する。
LEDの発光強度の変化制限がない場合(ステップS49;制限なし)、第3制御部6fは、ステップS48にて決定されたヒト用発光強度で発光部5のLEDを継続的に発光させるとともに、撮像制御部3cは、補正後の各種の露出条件を各部に設定する(ステップS50)。
その後、中央制御部1のCPUは、処理をステップS47に移行し、録画終了指示が入力されたか否かを判定する(ステップS47)。
LEDの発光強度の変化度合が所定以下となるような変化制限がある場合(ステップS49;緩やかに変化)、第3制御部6fは、変更前の最適発光強度から変更後のヒト用発光強度への変化度合が所定以下となるように段階的或いはリニアに変化させてLEDを継続的に発光させるとともに、撮像制御部3cは、変更前の露出条件から変更後の露出条件への変化度合が所定以下となるように段階的或いはリニアに変化させて各種の露出条件を各部に設定する(ステップS51)。
その後、中央制御部1のCPUは、処理をステップS47に移行し、録画終了指示が入力されたか否かを判定する(ステップS47)。
LEDの発光強度を変化させない変化制限がある場合(ステップS49;固定)、中央制御部1のCPUは、処理をステップS46に移行し、第3制御部6fは、ステップS44にて決定された最適発光強度で発光部5のLEDを継続的に発光させるとともに、撮像制御部3cは、同様にステップS44にて決定された各種の露出条件(補正なしの露出条件)を各部に設定する(ステップS46)。
その後、中央制御部1のCPUは、処理をステップS47に移行し、録画終了指示が入力されたか否かを判定する(ステップS47)。
これにより、動画像撮像処理を終了する。
また、撮像部3による動画像の撮像開始時に、相対的に低減させた発光部5の発光強度(ヒト用発光強度)を決定し、決定された発光強度に基づいて動画像の撮像中に発光部5を継続的に発光させることができる。具体的には、撮像部3により動画像の撮像を開始させる際に、当該動画像の撮像開始時に決定された発光強度で発光部5を発光させるとともに、動画像の撮像中は、撮像画角内におけるヒトの顔の検出結果に応じて、発光部5の発光強度の変化度合が所定以下となるように発光強度を変化させつつ発光部5を継続的に発光させるので、動画像の撮像中におけるヒトの顔の検出結果に応じて発光部5のLEDの発光強度を切り替えることができるだけでなく、発光部5の発光強度の変化度合が所定以下となるように発光強度を変化させることで、各種の露出条件が相対的に大きく変化することがなくなって、動画像の画質の変動を効果的に抑制することができる。
すなわち、例えば、発光部5の発光強度が相対的に大きく変化すると、動画像の明るさが相対的に大きく変化する虞があり、これに伴って、絞り値やシャッタースピードや画像の信号増幅率等の各種の露出条件が即座に相対的に大きく変更されてしまい、被写体や背景のボケ度が相対的に大きく変化したり画質の悪化を招く虞がある。従って、動画像の撮像中に撮像画角内におけるヒトの顔の検出結果が変化した場合であっても、発光部5の発光強度の変化度合が所定以下となるように発光強度を変化させることで、動画像の画質の変動を効果的に抑制することができる。
例えば、上記実施形態1〜3にあっては、発光手段として、LEDを例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、継続的に発光可能な構成であれば適宜任意に変更可能である。
即ち、プログラムメモリ(図示略)に、第1判定処理ルーチン、第2判定処理ルーチン、制御処理ルーチンを含むプログラムを記録しておく。そして、第1判定処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、撮像部3により動画像を撮像しているか静止画像を撮像しているかを判定する手段として機能させるようにしても良い。また、第2判定処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、撮像部3による動画像の撮像の際に、撮像画角内にヒトの顔を検出したか否かを判定する手段として機能させるようにしても良い。また、制御処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、動画像を撮像していると判定され、且つ、撮像画角内にヒトの顔を検出したと判定された場合に、相対的に低減させた発光強度で発光部5を継続的に発光させる手段として機能させるようにしても良い。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
撮像手段と、
継続的に発光可能な発光手段と、
前記撮像手段により動画像を撮像しているか静止画像を撮像しているかを判定する第1判定手段と、
前記撮像手段による動画像の撮像の際に、撮像画角内にヒトの顔を検出したか否かを判定する第2判定手段と、
前記第1判定手段により前記動画像を撮像していると判定され、且つ、前記第2判定手段によりヒトの顔を検出したと判定された場合に、相対的に低減させた発光強度で前記発光手段を継続的に発光させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
<請求項2>
前記第2判定手段は、更に、前記撮像手段による前記動画像の撮像開始時に、撮像画角内にヒトの顔を検出したか否かを判定し、
前記制御手段は、前記第1判定手段により前記動画像を撮像していると判定され、且つ、前記第2判定手段によりヒトの顔を検出したと判定された場合に、前記撮像手段による前記動画像の撮像開始時に、相対的に低減させた前記発光手段の発光強度を決定し、決定された発光強度に基づいて前記動画像の撮像中に前記発光手段を継続的に発光させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
<請求項3>
前記制御手段は、更に、前記動画像の撮像中は、前記撮像手段による前記動画像の撮像開始時に決定された発光強度に固定して前記発光手段を継続的に発光させることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
<請求項4>
前記制御手段は、更に、前記撮像手段により前記動画像の撮像を開始させる際に、当該動画像の撮像開始時に決定された発光強度で前記発光手段を発光させるとともに、前記動画像の撮像中は、前記第2判定手段による撮像画角内におけるヒトの顔の検出結果に応じて、前記発光手段の発光強度の変化度合が所定以下となるように発光強度を変化させつつ前記発光手段を継続的に発光させることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
<請求項5>
撮像モードが自分撮りモードであるか否かを判定する第3判定手段を更に備え、
前記制御手段は、前記第1判定手段により前記動画像を撮像していると判定され、且つ、前記第2判定手段によりヒトの顔を検出したと判定されるとともに、前記第3判定手段により前記自分撮りモードであると判定された場合に、相対的に低減させた発光強度で前記発光手段を継続的に発光させることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の撮像装置。
<請求項6>
撮像手段と、継続的に発光可能な発光手段と、を備える撮像装置を用いた撮像方法であって、
前記撮像手段により動画像を撮像しているか静止画像を撮像しているかを判定する処理と、
前記撮像手段による動画像の撮像の際に、撮像画角内にヒトの顔を検出したか否かを判定する処理と、
前記動画像を撮像していると判定され、且つ、撮像画角内にヒトの顔を検出したと判定された場合に、相対的に低減させた発光強度で前記発光手段を継続的に発光させる処理と、
を含むことを特徴とする撮像方法。
<請求項7>
撮像手段と、継続的に発光可能な発光手段と、を備える撮像装置が有するコンピュータを、
前記撮像手段により動画像を撮像しているか静止画像を撮像しているかを判定する第1判定手段、
前記撮像手段による動画像の撮像の際に、撮像画角内にヒトの顔を検出したか否かを判定する第2判定手段、
前記第1判定手段により前記動画像を撮像していると判定され、且つ、前記第2判定手段によりヒトの顔を検出したと判定された場合に、相対的に低減させた発光強度で前記発光手段を継続的に発光させる制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
1 中央制御部
2 メモリ
3 撮像部
4 撮像制御部
5 発光部
6、206、306 動作制御部
6a 撮像形式判定部
6b 顔検出判定部
6c 第1制御部
6d モード判定部
6e 第2制御部
6f 第3制御部
Claims (7)
- 撮像手段と、
継続的に発光可能な発光手段と、
前記撮像手段により動画像を撮像しているか静止画像を撮像しているかを判定する第1判定手段と、
前記撮像手段による動画像の撮像の際に、撮像画角内にヒトの顔を検出したか否かを判定する第2判定手段と、
前記第1判定手段により前記動画像を撮像していると判定され、且つ、前記第2判定手段によりヒトの顔を検出したと判定された場合に、相対的に低減させた発光強度で前記発光手段を継続的に発光させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記第2判定手段は、更に、前記撮像手段による前記動画像の撮像開始時に、撮像画角内にヒトの顔を検出したか否かを判定し、
前記制御手段は、前記第1判定手段により前記動画像を撮像していると判定され、且つ、前記第2判定手段によりヒトの顔を検出したと判定された場合に、前記撮像手段による前記動画像の撮像開始時に、相対的に低減させた前記発光手段の発光強度を決定し、決定された発光強度に基づいて前記動画像の撮像中に前記発光手段を継続的に発光させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記制御手段は、更に、前記動画像の撮像中は、前記撮像手段による前記動画像の撮像開始時に決定された発光強度に固定して前記発光手段を継続的に発光させることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、更に、前記撮像手段により前記動画像の撮像を開始させる際に、当該動画像の撮像開始時に決定された発光強度で前記発光手段を発光させるとともに、前記動画像の撮像中は、前記第2判定手段による撮像画角内におけるヒトの顔の検出結果に応じて、前記発光手段の発光強度の変化度合が所定以下となるように発光強度を変化させつつ前記発光手段を継続的に発光させることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 撮像モードが自分撮りモードであるか否かを判定する第3判定手段を更に備え、
前記制御手段は、前記第1判定手段により前記動画像を撮像していると判定され、且つ、前記第2判定手段によりヒトの顔を検出したと判定されるとともに、前記第3判定手段により前記自分撮りモードであると判定された場合に、相対的に低減させた発光強度で前記発光手段を継続的に発光させることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の撮像装置。 - 撮像手段と、継続的に発光可能な発光手段と、を備える撮像装置を用いた撮像方法であって、
前記撮像手段により動画像を撮像しているか静止画像を撮像しているかを判定する処理と、
前記撮像手段による動画像の撮像の際に、撮像画角内にヒトの顔を検出したか否かを判定する処理と、
前記動画像を撮像していると判定され、且つ、撮像画角内にヒトの顔を検出したと判定された場合に、相対的に低減させた発光強度で前記発光手段を継続的に発光させる処理と、
を含むことを特徴とする撮像方法。 - 撮像手段と、継続的に発光可能な発光手段と、を備える撮像装置が有するコンピュータを、
前記撮像手段により動画像を撮像しているか静止画像を撮像しているかを判定する第1判定手段、
前記撮像手段による動画像の撮像の際に、撮像画角内にヒトの顔を検出したか否かを判定する第2判定手段、
前記第1判定手段により前記動画像を撮像していると判定され、且つ、前記第2判定手段によりヒトの顔を検出したと判定された場合に、相対的に低減させた発光強度で前記発光手段を継続的に発光させる制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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